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Report#29「背反の魔女」 作:ランペル
ピー
「先行は裏野様、後攻は有栖川様になります。」
[ターン1]
「(有栖川…?アリス…有栖川…)」
アナウンスされた名前と、アリスさんの名前との類似点がある事に気づく。酷似した見た目、似た名前…とても赤の他人とは思えない。
考えを巡らせていると、追加でアナウンスが流れた。
ピー
「カスタム《初期手札増強》により有栖川様の初期手札は6枚となります。」
手札:6枚
合計で6枚のカードを手札にへと引き込むアリスさん。
「なるほど…フロアカスタムですか。でも、手札が1枚多いぐらいでは負けませんよ!」
「うるさい…お前の先行だ。さっさとターンをあたしに回して殺されろ!」
「殺しも、殺されもしません!
私のターン、魔法カード《闇の誘惑》を発動します!デッキから2枚ドローして、手札の闇属性1体を除外します」
手札:5枚→5枚
デッキから2枚のカードを引き、手札の《ゴーストリック・イエティ》を目の前に現れた闇の中へと放る。
「私はモンスターとカードを1枚ずつセットして、フィールド魔法《ゴーストリック・パレード》を発動します!」
手札:5枚→2枚
梨沙の背後にゴーストリックのお屋敷とたくさんの風船が現れる。フロアの青い照明に照らされ怪しくそびえ立つ。
「パレードがある限り、私がアリスさんへ与えるすべてのダメージが0になります」
「は?ダメージが0…?」
「言いましたよね。私はアリスさんを傷つけるつもりはありません。その上で、デュエルに勝ちます!」
「なに…何が狙いだ…ダメージを与えずに勝つ…?あたしを見た事もない奇想天外な方法でいたぶるつもりか…?
ふざ、ふざけ…ふざけるなよ!!!嬲り殺されてたまるか!?」
女性は意図の分からない梨沙のフィールド魔法の発動に唇を震わせ怯えている。
「殺しませんってば!パレードがあることで、互いのモンスターが相手フィールドに裏側守備表示モンスターしかいない場合には、モンスターの攻撃が直接攻撃になります。私はこれでターンエンドです」
梨沙-LP:8000
手札:2枚
[ターン2]
「あたしはお前と後ろの奴を殺して、平穏を取り戻すんだ…。
あたしのターン、ドロー」
手札:6枚→7枚
デッキからカードを引くと、迷わず手札の1枚を左腕に装着したデュエルディスクへと叩きつける。
「メイン1開始時に《強欲で金満な壺》発動。EXデッキからランダムに6枚を裏側に除外してカードを2枚ドローする」
手札:7枚→8枚
「手札が8枚に…」
「《儀式の準備》発動。デッキよりレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。あたしは、レベル7の《魔神儀-カリスライム》を手札へ加える」
手札:8枚→8枚
「(デビリチャル…?この前のデュエルでは見なかったカードだけど、儀式デッキなのは変わってないはず)」
「《魔神儀-ブックストーン》効果発動。手札からこのカードと儀式魔法《魔神儀の祝誕》を相手に見せる事で、手札のブックストーンとデッキの魔神儀1体を特殊召喚する。あたしはデッキから《魔神儀-タリスマンドラ》を特殊召喚」[守0][守0]
手札:8枚→7枚
手足の生えた一冊の本がフィールドへ降って来る。立ち上がったその本は自身のページをぱらぱらと見開き、水色の微笑む石が掛けられたページで止まる。
さらに、首からお守りを提げたマンドラゴラがフィールドへ走り込んでくる。
「可愛らしいモンスターですね!
…っ!?」
どこかコミカルなモンスター達に率直な感想を述べると、走り込んできたマンドラゴラの胸元のお守りが突如奇声を発する。突然の奇声に、思わず耳を塞ぐ。同時にお守りを首に下げるマンドラゴラも耳を塞いでいるような素振りを見せる。
「嫌な声する…」
後ろで見守る穂香ちゃんも顔を歪める。
「タリスマンドラがデッキからの特殊召喚成功時、デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。デッキから《ロード・オブ・ザ・レッド》を手札へ加える」
手札:7枚→8枚
アリスさんは奇声の中淡々とデッキから目当てのカードを手札へ加える。
そして、手札から1枚の儀式魔法カードをこちらへとかざす。
「儀式魔法《魔神儀の祝誕》発動。
レベルが儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように手札、フィールドから魔神儀を生贄に捧げる…レベル5の《魔神儀-ブックストーン》に手札のレベル7の《魔神儀-カリスライム》を生贄に降臨しろ。
儀式召喚。
来な、《ロード・オブ・ザ・レッド》」[攻2400]
手札:8枚→5枚
地面へ現れた円陣へ2体のモンスターがレベル分の炎となって浮かび上がる。炎が巻き起こると、フィールドへドラゴンを模した鎧を身に着けた戦士が降り立ち、勇ましく構えた。
「炎の儀式モンスターですか…(前の時には見た事がない…)」
最初にデュエルした時のアリスさんのデッキは光属性をメインに据えた儀式デッキだった。しかし、今のデュエルで見せる彼女のデッキは最初の時とは構築が異なっている様だ。
「フィールドのタリスマンドラを墓地へと送り、墓地から《魔神儀の祝誕》の効果を発動。さらに、効果の発動にチェーンして《ロード・オブ・ザ・レッド》効果を発動。自身以外の効果が発動した時に、フィールドの魔法か罠カード1枚を対象に破壊する。あたしは、お前のフィールド魔法を対象に破壊させてもらう」
「魔法、罠の破壊効果ですか。なら、私も罠発動《ゴーストリック・リフォーム》!
ゴーストリックフィールド魔法、《ゴーストリック・パレード》を対象にフィールド魔法をリフォームします!」
《ロード・オブ・ザ・レッド》が右手に炎をため込み、その右手を梨沙の背後に向けて振るう。右手に宿った炎が屋敷に着火する寸前、上空からカラフルな幕が降ろされる。放たれた炎は幕に燃え移り、幕が焼かれていく。
「何を…」
「リフォーム完了です!」
幕が燃えていくにつれ、そこから眩い光が漏れ出し、フロア内の青い照明を遮るように明るい空間がフロアを覆い尽くした。
「うが…眩し…」
「リフォームの効果で、対象の《ゴーストリック・パレード》を手札へと戻し、それとは別のフィールド魔法《ゼアル・フィールド》を発動しました!これで、《ロード・オブ・ザ・レッド》の破壊効果は不発に終わります!」
手札:2枚→3枚
「ちっ…最初に発動した祝誕の効果。デッキから魔神儀1体を特殊召喚し、このカードを手札に加える。
デッキより《魔神儀-ペンシルベル》を特殊召喚して、祝誕を回収」[守0]
手札:5枚→6枚
フィールドに羽とペン先両方に顔のついた羽ペンのモンスターが地面へとぐにゃぐにゃと落書きしながらフィールドへ現れる。
「ペンシルベルがデッキから特殊召喚成功時、墓地の儀式モンスター《魔神儀-カリスライム》を手札にへと加える」
手札:6枚→7枚
先程落書きされた床のぐにゃぐにゃは実体化し、緑のスライムが怒った顔の聖杯を地面から引っ張り上げながらアリスの頭上で1枚のカードとなり、手札に加わった。
「お前らはいつもそうだ…。そうやって自分らが明るくて眩しい表舞台に居るってことを強調する…。そうやって見せつけてるんだよな!?自分らがどれだけ恵まれている存在かって、そしてあたしがどれだけ卑しい存在なのかって自覚させようとしてるんだろ!!?
いい、別にいい。そうやって見せつけてもお前はあたしに殺される。言いなりになる訳ないだろ…」
《ゼアル・フィールド》により明るく照らされたフロアは、彼女の顔色まではっきりと映す。改めて彼女の顔を明るい場所で見たが、それは間違いなくアリスさん本人だ。顔色の悪い彼女の口から発せられるのは誇張された被害妄想。収まる事のない彼女の恐怖感は、ありとあらゆるものを拒絶している。
「アリスさん…いったい何があったんですか…。
どうしてそんな…」
「お前ぇ!!????今見たな!?あたしを憐みの目で見たな?何があった?どうしてそんなことに!?お前のせいだろうが!!!お前がここに来たことが、それが全部!?それ以外にない、お前ら二人がさっさと死んで消えてくれればあたしは平穏のままいられたんだよ!!!」
彼女の身に降りかかった、恐怖の根幹。それが何かと疑問に思って不意に口から洩れた言葉を彼女は聞き逃さず敏感に反応した。すべては自分たちがここへ来たから。そう言う彼女の目に宿るのは敵意と殺意。
「(でも…そんな人が、私を助けにわざわざ外に出てきてくれる訳ないですよ…)」
「お前をここで殺して次は後ろの奴だ…ガキだろうが何だろうが関係ない。あたしを見たやつは全員死ななきゃならない…もう怯えて過ごすのはまっぴらだ。
《魔神儀の祝誕》発動。レベル3の《魔神儀-ペンシルベル》に手札のレベル7の《魔神儀-カリスライム》を生贄に降臨しろ。
儀式召喚。
来な、《ブルー・アイズ・カオス・MAX・ドラゴン》!」[攻4000]
手札:7枚→4枚
フロア内に紫の稲妻が迸り、円陣より青白く輝く巨竜が咆哮と共に姿を現わした。
「攻撃力4000…(直撃だけは避けないと…)」
「ライフ0まで耐えられるか?耐えなくていい。さっさと死 ね!
バトルフェイズ!」
バトルフェイズへの移行を宣言すると突然何もない虚空に向かってしゃべり始めた。
「うるさい!知らない!いつも喋らない癖に黙れ!
あたしを襲いに来たんだろ!?お前の言う事なんか信じられない!
お前じゃダメだ。あたしが全部消して平穏を作らないといけない」
一通り喋り終えた彼女はすぐさまこちらへと向き直りモンスターへ攻撃を指示する。
「カオス・MAXでセットモンスターを攻撃!」
青白いドラゴンの体とその巨大な翼が青白く発光を始める。
「先に4000のモンスターでセットモンスターを攻撃…?」
梨沙の怪訝な表情を察したのか、彼女はその攻撃の意図を説明し始める。
「意味無い訳ないよな!?カオス・MAXが守備表示モンスターを攻撃する時、2倍の貫通ダメージをお前に与えるんだよ!!!」
「なっ…!?2倍!?」
突如訪れるであろう巨大なダメージに、どうしても死がチラついてしまう。
「(《ゴーストリックの人形》の守備は1200……2倍は…5600…!?)」
セットされた人形の守備力と計算し導かれたダメージ量は5600。ライフを半分以上減るダメージを受けるのはここに来てから始めてになる。現実へ反映されるダメージ量が想像しきれず、自然と体が恐怖で震えだす。
「(攻撃を止める術はない…受けるしか…)」
「お姉ちゃん…」
後ろから穂香ちゃんの心配そうな声が聞こえた。先ほどから、自分の次は穂香ちゃんを殺すとアリスさんが宣言している。この子が受ける不安も相当な物だろう…。
「(これ以上…心配させちゃ…)」
梨沙は後ろを振り返り、穂香へ優しく微笑むと静かに伝えた。
「大丈夫。私は負けないよ。
ちょっと痛がるかもしれないけど、大丈夫だからね」
大きな瞳で自分を見る少女は静かにうなずく。
それを見て、今から来る衝撃に備えるべく正面を向き直る。
「焼き尽くせカオス・MAX!何も残すな!一片も!!!」
「まだ私のライフは残ります!ここで死 ねません!」
カオス・MAXが雄叫びをあげると青白いレーザーがセットされた人形を焼き尽くす。
表となり、フィールドへ現れた人形は青い炎でその身を焼かれる。
「《ゴーストリックの人形》のリバース効果です。リバースしたターンの終わりにフィールドのモンスターを全て裏側にして、裏側にしたモンスターの数以下のレベルのゴーストリックをデッキから特殊召喚できます!」[守1200]
「知るか!死 ねぇえええ!!」
アリスは髪を振り乱しながら、大声で梨沙の死を叫ぶ。
カオス・MAXのレーザーが人形を超えて自分に向かって来る。
目を閉じ、両腕で顔を守る様にして衝撃に備える。
「あっ…い…ぃゃぁあああああああぁぁぁっっ…ぁ……!!!」
カオス・MAXの放った灼熱の光線は梨沙の体を無慈悲に照射する。
熱が体を包み込む。沸騰したやかんに素手で触ってしまった様な感覚が全身を巡る。熱さに反応し、反射で体をのけ反らせるが、その熱から逃れる事は叶わなかった。
「っっ…!?…!」
梨沙LP8000→2400
皮膚が熱せられ、内側の肉にまで火が通っている。そんな痛みでは表現しきれない刺激を外部から受け続ける。いつまでも終わらないように感じられたが、時間にしてみればほんの一瞬だったのだろう。
「ぅぁ…い!?ぃ…いた…い………」
攻撃が終わり、何とか顔だけは守ることが出来たが、体に与えられた痛みは消えない。それだけではなく、空気が肌に触れるだけでひりひりと痛む。その痛みはどんどんと激しさを増して行く。
「お姉ちゃん…!」
穂香の声に釣られてゆっくりと目を開く。
自分の体を見るとデュエルディスクで多少防がれていた右腕を除く、左腕と両足の皮膚は真っ赤にただれている。赤くなった箇所はものすごい痛みを発し火照る。
「い…いたい……うぅ……」
立っているだけでひりひりと体中が痛む。終わらない痛みで自然と目からは涙が流れる。その流れ落ちた涙が火傷箇所に触れると再び激痛が走る。
「ぐっ…!!?」
「危なかった、あと少し守備が高ければ殺せなかった。
だがこれで終わりだ。その弱った体でこのダメージを耐えられやしない!死 ね!
《ロード・オブ・ザ・レッド》でダイレクトアタック!」
ドラゴンを模した鎧に身を包んだ戦士が、炎を巻き上げながらこちらへと突っ込んでくる。
「死 ねません…よ…。
手札から…っ!?」
あまりの痛みで手が震える。手札を取り損ね、1枚のカードが梨沙の手から滑り落ち地面へと落ちてしまう。
「(しまった…!?早く発動しないと…)」
慌てて落ちたカードを拾おうとする。しかし、体を一気に動かすと体中の火傷した箇所が悲鳴を上げる。
「あああ!!!ぐっ…!」
何とか痛みに耐え足を屈め、カードを拾おうとするが、痛みで体をうまく支える事が出来なかった。バランスを崩し、床にへと倒れ込んでしまう。ただれた皮膚が固い地面へと衝突する。
「…!??ぃぁああああ!!!」
痛みで転げまわる。しかし、転がるほどに地面へと熱傷部を擦ってしまい痛みが増すばかりだ。
「(痛いって言ってる場合じゃ…)」
なんとかフィールドへ顔を向けると、《ロード・オブ・ザ・レッド》は既に目の前へまで来ていた。巻き上げた炎と力のこもった拳…。
その一撃がもし通るような事があれば…。
空気が肌を撫でるだけで痛みに変換される。体へと走る危険信号は、体の動きを無理やりにでも止めようとしてくる。だが、今動かなければもう二度とこの体を動かす事は叶わない…。
「(はやく…カードを……)」
「死 ね…!死 ね…!
死んであたしに安堵をもたらせぇぇえええ!!!」
背反の魔女は梨沙の死を心から願う。
「先行は裏野様、後攻は有栖川様になります。」
[ターン1]
「(有栖川…?アリス…有栖川…)」
アナウンスされた名前と、アリスさんの名前との類似点がある事に気づく。酷似した見た目、似た名前…とても赤の他人とは思えない。
考えを巡らせていると、追加でアナウンスが流れた。
ピー
「カスタム《初期手札増強》により有栖川様の初期手札は6枚となります。」
手札:6枚
合計で6枚のカードを手札にへと引き込むアリスさん。
「なるほど…フロアカスタムですか。でも、手札が1枚多いぐらいでは負けませんよ!」
「うるさい…お前の先行だ。さっさとターンをあたしに回して殺されろ!」
「殺しも、殺されもしません!
私のターン、魔法カード《闇の誘惑》を発動します!デッキから2枚ドローして、手札の闇属性1体を除外します」
手札:5枚→5枚
デッキから2枚のカードを引き、手札の《ゴーストリック・イエティ》を目の前に現れた闇の中へと放る。
「私はモンスターとカードを1枚ずつセットして、フィールド魔法《ゴーストリック・パレード》を発動します!」
手札:5枚→2枚
梨沙の背後にゴーストリックのお屋敷とたくさんの風船が現れる。フロアの青い照明に照らされ怪しくそびえ立つ。
「パレードがある限り、私がアリスさんへ与えるすべてのダメージが0になります」
「は?ダメージが0…?」
「言いましたよね。私はアリスさんを傷つけるつもりはありません。その上で、デュエルに勝ちます!」
「なに…何が狙いだ…ダメージを与えずに勝つ…?あたしを見た事もない奇想天外な方法でいたぶるつもりか…?
ふざ、ふざけ…ふざけるなよ!!!嬲り殺されてたまるか!?」
女性は意図の分からない梨沙のフィールド魔法の発動に唇を震わせ怯えている。
「殺しませんってば!パレードがあることで、互いのモンスターが相手フィールドに裏側守備表示モンスターしかいない場合には、モンスターの攻撃が直接攻撃になります。私はこれでターンエンドです」
梨沙-LP:8000
手札:2枚
[ターン2]
「あたしはお前と後ろの奴を殺して、平穏を取り戻すんだ…。
あたしのターン、ドロー」
手札:6枚→7枚
デッキからカードを引くと、迷わず手札の1枚を左腕に装着したデュエルディスクへと叩きつける。
「メイン1開始時に《強欲で金満な壺》発動。EXデッキからランダムに6枚を裏側に除外してカードを2枚ドローする」
手札:7枚→8枚
「手札が8枚に…」
「《儀式の準備》発動。デッキよりレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。あたしは、レベル7の《魔神儀-カリスライム》を手札へ加える」
手札:8枚→8枚
「(デビリチャル…?この前のデュエルでは見なかったカードだけど、儀式デッキなのは変わってないはず)」
「《魔神儀-ブックストーン》効果発動。手札からこのカードと儀式魔法《魔神儀の祝誕》を相手に見せる事で、手札のブックストーンとデッキの魔神儀1体を特殊召喚する。あたしはデッキから《魔神儀-タリスマンドラ》を特殊召喚」[守0][守0]
手札:8枚→7枚
手足の生えた一冊の本がフィールドへ降って来る。立ち上がったその本は自身のページをぱらぱらと見開き、水色の微笑む石が掛けられたページで止まる。
さらに、首からお守りを提げたマンドラゴラがフィールドへ走り込んでくる。
「可愛らしいモンスターですね!
…っ!?」
どこかコミカルなモンスター達に率直な感想を述べると、走り込んできたマンドラゴラの胸元のお守りが突如奇声を発する。突然の奇声に、思わず耳を塞ぐ。同時にお守りを首に下げるマンドラゴラも耳を塞いでいるような素振りを見せる。
「嫌な声する…」
後ろで見守る穂香ちゃんも顔を歪める。
「タリスマンドラがデッキからの特殊召喚成功時、デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。デッキから《ロード・オブ・ザ・レッド》を手札へ加える」
手札:7枚→8枚
アリスさんは奇声の中淡々とデッキから目当てのカードを手札へ加える。
そして、手札から1枚の儀式魔法カードをこちらへとかざす。
「儀式魔法《魔神儀の祝誕》発動。
レベルが儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように手札、フィールドから魔神儀を生贄に捧げる…レベル5の《魔神儀-ブックストーン》に手札のレベル7の《魔神儀-カリスライム》を生贄に降臨しろ。
儀式召喚。
来な、《ロード・オブ・ザ・レッド》」[攻2400]
手札:8枚→5枚
地面へ現れた円陣へ2体のモンスターがレベル分の炎となって浮かび上がる。炎が巻き起こると、フィールドへドラゴンを模した鎧を身に着けた戦士が降り立ち、勇ましく構えた。
「炎の儀式モンスターですか…(前の時には見た事がない…)」
最初にデュエルした時のアリスさんのデッキは光属性をメインに据えた儀式デッキだった。しかし、今のデュエルで見せる彼女のデッキは最初の時とは構築が異なっている様だ。
「フィールドのタリスマンドラを墓地へと送り、墓地から《魔神儀の祝誕》の効果を発動。さらに、効果の発動にチェーンして《ロード・オブ・ザ・レッド》効果を発動。自身以外の効果が発動した時に、フィールドの魔法か罠カード1枚を対象に破壊する。あたしは、お前のフィールド魔法を対象に破壊させてもらう」
「魔法、罠の破壊効果ですか。なら、私も罠発動《ゴーストリック・リフォーム》!
ゴーストリックフィールド魔法、《ゴーストリック・パレード》を対象にフィールド魔法をリフォームします!」
《ロード・オブ・ザ・レッド》が右手に炎をため込み、その右手を梨沙の背後に向けて振るう。右手に宿った炎が屋敷に着火する寸前、上空からカラフルな幕が降ろされる。放たれた炎は幕に燃え移り、幕が焼かれていく。
「何を…」
「リフォーム完了です!」
幕が燃えていくにつれ、そこから眩い光が漏れ出し、フロア内の青い照明を遮るように明るい空間がフロアを覆い尽くした。
「うが…眩し…」
「リフォームの効果で、対象の《ゴーストリック・パレード》を手札へと戻し、それとは別のフィールド魔法《ゼアル・フィールド》を発動しました!これで、《ロード・オブ・ザ・レッド》の破壊効果は不発に終わります!」
手札:2枚→3枚
「ちっ…最初に発動した祝誕の効果。デッキから魔神儀1体を特殊召喚し、このカードを手札に加える。
デッキより《魔神儀-ペンシルベル》を特殊召喚して、祝誕を回収」[守0]
手札:5枚→6枚
フィールドに羽とペン先両方に顔のついた羽ペンのモンスターが地面へとぐにゃぐにゃと落書きしながらフィールドへ現れる。
「ペンシルベルがデッキから特殊召喚成功時、墓地の儀式モンスター《魔神儀-カリスライム》を手札にへと加える」
手札:6枚→7枚
先程落書きされた床のぐにゃぐにゃは実体化し、緑のスライムが怒った顔の聖杯を地面から引っ張り上げながらアリスの頭上で1枚のカードとなり、手札に加わった。
「お前らはいつもそうだ…。そうやって自分らが明るくて眩しい表舞台に居るってことを強調する…。そうやって見せつけてるんだよな!?自分らがどれだけ恵まれている存在かって、そしてあたしがどれだけ卑しい存在なのかって自覚させようとしてるんだろ!!?
いい、別にいい。そうやって見せつけてもお前はあたしに殺される。言いなりになる訳ないだろ…」
《ゼアル・フィールド》により明るく照らされたフロアは、彼女の顔色まではっきりと映す。改めて彼女の顔を明るい場所で見たが、それは間違いなくアリスさん本人だ。顔色の悪い彼女の口から発せられるのは誇張された被害妄想。収まる事のない彼女の恐怖感は、ありとあらゆるものを拒絶している。
「アリスさん…いったい何があったんですか…。
どうしてそんな…」
「お前ぇ!!????今見たな!?あたしを憐みの目で見たな?何があった?どうしてそんなことに!?お前のせいだろうが!!!お前がここに来たことが、それが全部!?それ以外にない、お前ら二人がさっさと死んで消えてくれればあたしは平穏のままいられたんだよ!!!」
彼女の身に降りかかった、恐怖の根幹。それが何かと疑問に思って不意に口から洩れた言葉を彼女は聞き逃さず敏感に反応した。すべては自分たちがここへ来たから。そう言う彼女の目に宿るのは敵意と殺意。
「(でも…そんな人が、私を助けにわざわざ外に出てきてくれる訳ないですよ…)」
「お前をここで殺して次は後ろの奴だ…ガキだろうが何だろうが関係ない。あたしを見たやつは全員死ななきゃならない…もう怯えて過ごすのはまっぴらだ。
《魔神儀の祝誕》発動。レベル3の《魔神儀-ペンシルベル》に手札のレベル7の《魔神儀-カリスライム》を生贄に降臨しろ。
儀式召喚。
来な、《ブルー・アイズ・カオス・MAX・ドラゴン》!」[攻4000]
手札:7枚→4枚
フロア内に紫の稲妻が迸り、円陣より青白く輝く巨竜が咆哮と共に姿を現わした。
「攻撃力4000…(直撃だけは避けないと…)」
「ライフ0まで耐えられるか?耐えなくていい。さっさと死 ね!
バトルフェイズ!」
バトルフェイズへの移行を宣言すると突然何もない虚空に向かってしゃべり始めた。
「うるさい!知らない!いつも喋らない癖に黙れ!
あたしを襲いに来たんだろ!?お前の言う事なんか信じられない!
お前じゃダメだ。あたしが全部消して平穏を作らないといけない」
一通り喋り終えた彼女はすぐさまこちらへと向き直りモンスターへ攻撃を指示する。
「カオス・MAXでセットモンスターを攻撃!」
青白いドラゴンの体とその巨大な翼が青白く発光を始める。
「先に4000のモンスターでセットモンスターを攻撃…?」
梨沙の怪訝な表情を察したのか、彼女はその攻撃の意図を説明し始める。
「意味無い訳ないよな!?カオス・MAXが守備表示モンスターを攻撃する時、2倍の貫通ダメージをお前に与えるんだよ!!!」
「なっ…!?2倍!?」
突如訪れるであろう巨大なダメージに、どうしても死がチラついてしまう。
「(《ゴーストリックの人形》の守備は1200……2倍は…5600…!?)」
セットされた人形の守備力と計算し導かれたダメージ量は5600。ライフを半分以上減るダメージを受けるのはここに来てから始めてになる。現実へ反映されるダメージ量が想像しきれず、自然と体が恐怖で震えだす。
「(攻撃を止める術はない…受けるしか…)」
「お姉ちゃん…」
後ろから穂香ちゃんの心配そうな声が聞こえた。先ほどから、自分の次は穂香ちゃんを殺すとアリスさんが宣言している。この子が受ける不安も相当な物だろう…。
「(これ以上…心配させちゃ…)」
梨沙は後ろを振り返り、穂香へ優しく微笑むと静かに伝えた。
「大丈夫。私は負けないよ。
ちょっと痛がるかもしれないけど、大丈夫だからね」
大きな瞳で自分を見る少女は静かにうなずく。
それを見て、今から来る衝撃に備えるべく正面を向き直る。
「焼き尽くせカオス・MAX!何も残すな!一片も!!!」
「まだ私のライフは残ります!ここで死 ねません!」
カオス・MAXが雄叫びをあげると青白いレーザーがセットされた人形を焼き尽くす。
表となり、フィールドへ現れた人形は青い炎でその身を焼かれる。
「《ゴーストリックの人形》のリバース効果です。リバースしたターンの終わりにフィールドのモンスターを全て裏側にして、裏側にしたモンスターの数以下のレベルのゴーストリックをデッキから特殊召喚できます!」[守1200]
「知るか!死 ねぇえええ!!」
アリスは髪を振り乱しながら、大声で梨沙の死を叫ぶ。
カオス・MAXのレーザーが人形を超えて自分に向かって来る。
目を閉じ、両腕で顔を守る様にして衝撃に備える。
「あっ…い…ぃゃぁあああああああぁぁぁっっ…ぁ……!!!」
カオス・MAXの放った灼熱の光線は梨沙の体を無慈悲に照射する。
熱が体を包み込む。沸騰したやかんに素手で触ってしまった様な感覚が全身を巡る。熱さに反応し、反射で体をのけ反らせるが、その熱から逃れる事は叶わなかった。
「っっ…!?…!」
梨沙LP8000→2400
皮膚が熱せられ、内側の肉にまで火が通っている。そんな痛みでは表現しきれない刺激を外部から受け続ける。いつまでも終わらないように感じられたが、時間にしてみればほんの一瞬だったのだろう。
「ぅぁ…い!?ぃ…いた…い………」
攻撃が終わり、何とか顔だけは守ることが出来たが、体に与えられた痛みは消えない。それだけではなく、空気が肌に触れるだけでひりひりと痛む。その痛みはどんどんと激しさを増して行く。
「お姉ちゃん…!」
穂香の声に釣られてゆっくりと目を開く。
自分の体を見るとデュエルディスクで多少防がれていた右腕を除く、左腕と両足の皮膚は真っ赤にただれている。赤くなった箇所はものすごい痛みを発し火照る。
「い…いたい……うぅ……」
立っているだけでひりひりと体中が痛む。終わらない痛みで自然と目からは涙が流れる。その流れ落ちた涙が火傷箇所に触れると再び激痛が走る。
「ぐっ…!!?」
「危なかった、あと少し守備が高ければ殺せなかった。
だがこれで終わりだ。その弱った体でこのダメージを耐えられやしない!死 ね!
《ロード・オブ・ザ・レッド》でダイレクトアタック!」
ドラゴンを模した鎧に身を包んだ戦士が、炎を巻き上げながらこちらへと突っ込んでくる。
「死 ねません…よ…。
手札から…っ!?」
あまりの痛みで手が震える。手札を取り損ね、1枚のカードが梨沙の手から滑り落ち地面へと落ちてしまう。
「(しまった…!?早く発動しないと…)」
慌てて落ちたカードを拾おうとする。しかし、体を一気に動かすと体中の火傷した箇所が悲鳴を上げる。
「あああ!!!ぐっ…!」
何とか痛みに耐え足を屈め、カードを拾おうとするが、痛みで体をうまく支える事が出来なかった。バランスを崩し、床にへと倒れ込んでしまう。ただれた皮膚が固い地面へと衝突する。
「…!??ぃぁああああ!!!」
痛みで転げまわる。しかし、転がるほどに地面へと熱傷部を擦ってしまい痛みが増すばかりだ。
「(痛いって言ってる場合じゃ…)」
なんとかフィールドへ顔を向けると、《ロード・オブ・ザ・レッド》は既に目の前へまで来ていた。巻き上げた炎と力のこもった拳…。
その一撃がもし通るような事があれば…。
空気が肌を撫でるだけで痛みに変換される。体へと走る危険信号は、体の動きを無理やりにでも止めようとしてくる。だが、今動かなければもう二度とこの体を動かす事は叶わない…。
「(はやく…カードを……)」
「死 ね…!死 ね…!
死んであたしに安堵をもたらせぇぇえええ!!!」
背反の魔女は梨沙の死を心から願う。
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23 | Report#72「勝者の在り方」 | 112 | 2 | 2024-10-05 | - | |
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21 | Report#75「喪失」 | 88 | 2 | 2024-11-05 | - | |
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
しかし彼女の発言も、死の拒絶だったり恐怖だったりが垣間見えていて、そこを不殺のデュエルで救ってあげられれば良いのですが…次の攻撃、受けると確実にマズいですよね。表現だったり描写からの迫力がすごくて、毎回ハラハラしながら読ませていただいてます。更新がんばってください!
(2023-10-07 01:07)
性格だけでなくデッキまでも攻撃的に様変わりしております。貫通倍加と言う他のカードに比べてもかなり殺意の高いカオス・MAXを使ってることからも,
その殺意の高さが伺えます…。
彼女の根幹に宿る恐怖心を何とかしない限り、和解は難しいでしょうね。仰るように不殺のデュエルで何とか心を開きたい梨沙ですが、人を信じられない彼女からは猛攻が待っています。
梨沙達の感じるハラハラ感を少しでもお伝えできていれば幸いです!今後も頑張っていきたいと思いますので、次回以降もお楽しみに! (2023-10-07 21:04)