第83話：小さくたって決闘者　作：光芒

第83話（番外編第2話）：小さくたって決闘者（デュエリスト）




　時は遊希が結衣とデュエルを始める少し前に遡る。遊希たちと分かれた綾香は自分が指導すべきデュエリストを探して会場中を彷徨い歩いていた。幸い自分が星乃 竜司の娘であるということは公には知られていないため、遊希やエヴァのように高嶺の花として見られることなく会場を移動できる。
　それでも綾香の周りでは次々とアカデミアの学生と参加者のパートナー関係が成立しているため、彼女としては早めに相手を見つけたいところだった。

（さーて、どんな子とパートナーを組もうかな）

　綾香は竜司の娘である。そんな綾香の父である竜司は教育者として経験が少ないながらもアカデミアの校長として立派に勤めを果たしていると言ってもいい。
　そのため、彼女からしてみれば竜司はデュエリストとしても教育者としても尊敬していると共に目標としている存在である。そのため、ここで経験の少ない若いデュエリストにアドバイスをすることで、父の領域にできるだけ早く辿り着きたい。それが綾香のこのイベントに参加する理由だった。
　最も今回のイベントにおいてアカデミアの生徒たちはデュエルについて教える側であるが、同時に自分たちより年少のデュエリストと接することで生徒たちの自覚を促すという目的も同時に担っているのだ。

（できれば可愛いくてちっちゃい女の子とかがいいけど……この際男の子でもいいかなぁ）

　しかし、そんな本来の目的はどこにやら。可愛いもの好きな綾香の心中はできれば可愛くてちっちゃい女の子と組みたい！というなんとも邪な気持ちが渦巻いていた。そんな雑念だらけの綾香が歩いていると、突然腰の辺りに「ドン」といった感じの衝撃が走る。
　何が起きたのか、と驚く綾香の横では薄いピンクのワンピースを着た少女が膝を抱えて蹲っていた。どうやら綾香にぶつかってきたこの少女はその時に転んで膝を擦りむいてしまったようである。

「ちょっと、あなた大丈夫？」

　綾香が声をかけると、目に涙を溜めた少女が綾香の顔を見る。シュシュで結った茶色のサイドアップに赤い瞳が特徴的な少女であった。

「ふええ……ひざ、いたいよぉ……」
（……かっ……可愛いいい！！）

　思わず本音が声に出そうになるが、今はそれどころではない。膝を擦りむいて動けない様子の少女を綾香はおんぶすると、運営本部が置かれている管理室へと向かった。自然の中で行われるイベントなので、転んだり虫に刺されたりなどして怪我をしてしまった者を治療するための設備がそこには設けられているのだ。綾香は痛々しく擦りむかれた少女の膝を庇うようにその場所へと向かった。

「あっ、あの……ありがとうございましゅ」

　患部を水で洗った後、同行していた保健教師の治療を受けた少女はすっかり一人で歩けるようになっていた。この年代の子供は外で走り回り、膝小僧を擦りむくのが当たり前と思っていた綾香だったが、この少女はそんな様子など全く見られない。それも時代の変化なのだろうか、と考えていると少女が綾香の方を見つめて小さな声でお礼の言葉を言っていることに気が付いた。

「えっ？ いやいや……私もボーっとしてたからね」
「おねえちゃんのようなやさしいひとにたすけてもらってうれしいでしゅ」

　顔を紅潮させながら必死に言葉を捻り出す少女。恥ずかしがり屋なのか、それとも対人関係を構築するのが苦手なのか言葉の端々で噛んでしまっている。しかし、その様子がますます綾香の庇護欲を掻き立てていた。

「あうう……またかんじゃったよぉ……へんな子っておもわれちゃったらどうしよう……」
（やばいやばい。超かわいいんだけど。この子、天使？妖精？）
「ああ大丈夫よ、言いたいことはちゃんと伝わってるから。そう言えばここにいるってことはあなたも参加者なの？」
「はっ、はい。わたしは諏訪部 歩美（すわべ あゆみ）っていいます！ 小学2年生の7歳でしゅ！」

　歩美の年齢と学年を聞いた綾香は自分の小学生時代を思い返す。綾香の小学生時代ははっきりとは覚えていないが、今よりずっとお転婆で男子とも泥まみれになって遊んでいた記憶がある。
　それならば自分と歩美ではどれだけの差があるのか、と少し変な気分になる。最も歩美の風貌からして自分とは違う高家の人間であることは容易に想像できたのだが。

「あっ、あのぉ……おねえちゃんは？」
「そう言えば自己紹介がまだだったわね。私は星乃 綾香。アカデミアの1年生よ」

　星乃、という名前を聞いて歩美は少し考え込む。開会式で挨拶していた偉い人の中に星乃という名前があったことを歩美は覚えていた。

「もしかして星乃って……」
「ああ、主催者でアカデミアの校長先生。実は私のパパなのよ」
「そ、そうなんだぁ……おねえちゃんすごいなぁ……あっ、あの……」
「あら、何かしら？」
「おねえちゃん……わたし以外に教えている子はいますか？ もしだれもいなかったら……わたし、綾香おねえちゃんにデュエルを教わりたいでしゅ！！」





＊





「なになに、何の騒ぎよ！」

　参加者同士が喧嘩をしている―――それを聞いて駆けつけた千夏が見たのは自分よりも背の低い少女が10センチ以上背の高い男子中学生3人相手に大立ち回りを見せている様だった。
　ゆるふわヘアーの茶髪に長袖のシャツを腰に巻いた様子の小柄な少女は男子相手にも一歩も引く様子はない。千夏は少女に対して背が低いのに凄い、と思いつつもだからと言ってこのまま放っておくわけにはいかない。元々お節介焼きのきらいがある千夏はその少女と男子中学生の間に割って入っていった。

「こらーっ！ 喧嘩はやめなさい！！」

　突然大声で叱りつけられた少女と男子中学生はいったい誰が叱りつけたのか、と周囲を見渡す。千夏が「ここよ！」と怒りを露わにして言ってようやく千夏の存在に気付いたようである。

「ここはみんなの親睦を図る場所よ！ 喧嘩だったら余所でやりなさいよ！」
「だ、だってこいつが……」
「こいつ？ 言っておくけどあたしには星崎 美夏（ほしざき みか）って名前があるんだけど」

　千夏よりも小柄な美夏という少女がフン、と両手を腰に当てて自分の名を名乗る。千夏は自分よりも小柄ながら男子中学生3人相手に全く引こうとしない美夏に何処か親近感を抱いた。それでも事の詳細次第ではこの美夏についても弾劾しなければならない。

「それでこの美夏って子がどうしたの？」
「俺たちは他の女の子に一緒にパートナーを探さないか、って声かけてただけだ。別に怒られるようなことなんて」
「嘘、こいつらさっきからめっちゃしつこく絡んでたよ。だから嫌そうにしてた女の子を助けようと思って割って入ったのよ。そしたら手を出してくるは背のことをバカにするわで……」

　当然ながら双方の言い分は食い違う。千夏は周囲にいた他の参加者に話を聞いて回るも、双方の言い分ともアリバイが取れた。男子中学生たちが嫌がる少女に無理やり迫っていたのも事実であり、そんな少女を助けるために美夏が割って入ったのもまた事実であった。
　千夏は美夏に男子中学生たちに絡まれていた少女のことを聞くと、4人にそこで待つように伝える。何をするかと思えば、少年たちが絡んでいた少女をその場に連れてきたのだ。

「こほん。えーと、そこの男の子たちはさっき絡んだこの女の子に謝って。そしてあなたは手を出したこの男の子たちに謝る！ これ喧嘩両成敗！」
「えっ……」

　予想だにしなかった千夏の行動に美夏も男子中学生たちも呆気にとられた様子であった。第三者である千夏は双方に負があったため、どちらの味方もせず、あくまで双方に反省を促したのである。
　背丈こそ小さくとも、その大人顔負けの行動力の前に4人は素直に従わずにいられず、結局千夏の言うがままに互いに自らの非を認めて謝罪をするのであった。これで全部丸く収まった、と満足気な千夏の後を付いてくる者がいた。他ならぬ美夏である。

「あ、あのさ」
「あれ、さっきの子じゃない？ どうしたの？」
「仲裁してくれてありがとね。あたしちょっと周りが見えなくなることがあってさ……親友にもその辺気を付けるように言われてるんだ」
「別に大丈夫よ。私だって後先考えず行動しちゃうことだってあるし。でも今日はそういう場所じゃないでしょ？ みんなで楽しむ時なんだから」
「あんた偉いのね……同じ中学生とは思えないわ」

　美夏に褒められて気を良くした千夏はエッヘン、と得意気になる。だが、すぐに違和感を覚えた。

「ちょっと！ 私は高・校・生！ アカデミアの生徒！！」
「えっ？ だってそんなに背低いのに……」
「身長が低いことに関してあんたに言われたくないわよ！！ あんただって私より小さいじゃない！！」
「いや、ほら。あたしはまだ中1だし。まだまだ発展途上だし」
「私だって発展途上よ！ これからもーっと伸びるんだから！！ ねえ、ところで今時間ある？」

　身長のことで弄られるのはともかく、高校生なのに中学生と間違えられるのは我慢ならない。千夏は折りたたんでいたデュエルディスクを展開する。デュエリスト同士が互いを理解し合う方法としてもっとも手っ取り早い方法、それがデュエルなのだ。

「いいわ、相手になる。もし高校生ならあたしなんて楽勝で倒せるんでしょうね？」
「それはどうかしら？ でも勝ち負けに関係なく私のプレイングを見せてあげる！」


千夏　LP4000 手札：5枚
デッキ：35　モンスター：0　魔法・罠：0　墓地：0　除外：0
美夏　LP4000 手札：5枚
デッキ：35　モンスター：0　魔法・罠：0　墓地：0　除外：0


☆TURN01


「私は手札から召喚僧サモンプリーストを召喚するわ！」

　先攻を取った千夏は手札からサモンプリーストを通常召喚する。召喚に成功したサモンプリーストは自身の効果で守備表示になる。

「サモンプリーストの効果を発動。手札の魔法カード1枚を捨ててデッキからレベル4のモンスター1体を特殊召喚するわ！ 私が特殊召喚するのはE・HERO エアーマンよ！」
（エアーマン。ということは【HERO】デッキ……面倒そうだなぁ）
「特殊召喚に成功したエアーマンの効果でデッキからE・HERO シャドー・ミストを手札に加えるわ」

　千夏のフィールドにはサモンプリーストとエアーマンの2体のレベル4モンスターが存在する。美夏はエクシーズ召喚で高攻撃力のランク4エクシーズを召喚してフィールドを整えると予想する。しかし、千夏はここで予想外の行動に出た。

「えーと、私はカードを2枚セットしてターンエンドよ」
（……？ エクシーズ召喚しない？）


千夏　LP4000 手札：2枚
デッキ：33　モンスター：2（E・HERO エアーマン、召喚僧サモンプリースト）魔法・罠：2　墓地：1　除外：0
美夏　LP4000 手札：5枚
デッキ：35　モンスター：0　魔法・罠：0　墓地：0　除外：0


☆TURN02


　後攻の美夏のターンとなる。美夏は返しのこのターンで高攻撃力のモンスターを出してフィールドの制圧を狙っていた。
　忘れたのか意図的なのかはわからないが、千夏はランク4のエクシーズモンスターをエクシーズ召喚しなかった。それならば相手フィールドのモンスターが貧弱なうちに自分はフィールドを整えるまでである。

（あの子にアドバイスを貰って作ったデッキ。そう簡単に負けるわけがないんだから）
「あたしのターン、ドロー」
「待って。このドローフェイズにリバースカードを発動させてもらうわ！！」

　しかし、そう思惑通りにいかないのがデュエルというものである。

「えっ……？ このタイミングで……」
「速攻魔法！“マスク・チェンジ・セカンド”！！」


※マスク・チェンジ・セカンド
速攻魔法
「マスク・チェンジ・セカンド」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1)：手札を1枚捨て、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターよりレベルが高く同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を、「マスク・チェンジ」による特殊召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。


「手札のシャドー・ミストを捨ててサモンプリーストを対象にして発動！ 対象としたモンスターを墓地に送り、そのモンスターよりレベルが高く、同じ属性の「M・HERO」1体をエクストラデッキから特殊召喚するわ」
「サモンプリーストは闇属性……まさか」
「そのまさかよ！“新たなる生命を生み出す僧侶よ、仮面の力で全てを律する闇の番人として生まれ変われ！！”変身召喚！！ 現れなさい！“M・HERO ダーク・ロウ”！！」


※M・HERO ダーク・ロウ
融合・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2400/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
(2)：1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。


「墓地に行ったシャドー・ミストの効果でデッキからE・HERO ブレイズマンを手札に加えるわ。わかっているとは思うけど、ダーク・ロウがいる限り相手の墓地に送られるカードはゲームから除外される」
「んー……」
（ダーク・ロウ……あたしのこのデッキなら突破できなくはない……）

　美夏がこのデッキを使い始めた時、勝ち筋として立てていた戦術があった。それはとあるエクシーズモンスターをオーバーレイユニットを4つ以上付けた状態で出し、そのモンスターでフィールドを制圧するというものであり、それが決まれば格上のデッキ使いの相手にも勝つことができていた。
　しかし、そのモンスターを召喚するためにはどうしても墓地を利用しなければならず、ダーク・ロウで墓地利用を封じられた今そのモンスターを出すことは非常に難しいのだ。一つの戦術が使えないならばまた別の戦術を用いて活路を見出す。それを試みるのがデュエリストだ。

（ちょっと不安だけど、このモンスターでダーク・ロウを突破するっきゃない。それだけね）
「あたしは手札から魔法カード、炎王の急襲を発動するわ」

　炎王の急襲は相手フィールドにのみモンスターが存在する時、デッキから炎属性で獣族・獣戦士族・鳥獣族のモンスター1体を特殊召喚できるというカードだ。千夏は【炎王】デッキ使いである孝輔とのデュエルでその強さをこれでもか、と見せつけられていた。そのためこのカードで召喚されることの多いガルドニクスを警戒して身構える。

「あたしはデッキから“陽炎獣 サーベラス”を特殊召喚するよ」

　しかし、特殊召喚されたのはガルドニクスではなかった。三つの首と竜のような尻尾を持つ巨大な狼のようなモンスターである。
　美夏のデッキは【陽炎獣】（ヘイズビースト）。全てのモンスターがレベル6・炎属性で構築されており、共通効果として「表側表示で存在する限り相手のカードの効果の対象にならない」というものを持っているテーマである。


※陽炎獣 サーベラス
効果モンスター
星6/炎属性/獣族/攻2000/守200
このカードはリリースなしで召喚できる。この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、このカードが破壊され墓地へ送られた時、デッキから「ヘイズ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。


「【陽炎獣】……なるほど、それがあんたのデッキなのね」
「さっき話した親友にアドバイスを貰って作ったデッキよ。ダーク・ロウ1体出されたくらいで簡単に負けるデッキじゃないから。私は更に手札から永続魔法“陽炎柱（ヘイズピラー）”を発動」


※陽炎柱（ヘイズピラー）
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、自分は「陽炎獣」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくする事ができる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。自分の手札・フィールド上の「陽炎獣」と名のついたモンスター1体を、選択したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。


「このカードが召喚する限りあたしは陽炎獣を召喚する場合に必要なリリースを1つ減らすことができるわ」
「陽炎獣は全部レベル6だったわよね。じゃあ実質全てのモンスターがリリースなしで召喚できるってことよね？」
「そうよ。あたしは手札から“陽炎獣 ヒュドラー”をリリースなしで召喚」


※陽炎獣 ヒュドラー
効果モンスター
星6/炎属性/恐竜族/攻2300/守200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできず、自分は炎属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
また、このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、自分の墓地から「陽炎獣」と名のついたモンスター1体を選択し、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。


「そしてあたしはレベル6の陽炎獣 サーベラスと陽炎獣 ヒュドラーでオーバーレイ。2体の炎属性モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚！“揺らめく陽炎の中より生まれるは万物を滅する魔獣！ 灼熱の炎噴き上げ咆哮せよ！！”現れなさい、ランク6。“陽炎獣 バジリコック”！」


※陽炎獣 バジリコック
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/炎属性/炎族/攻2500/守1800
炎属性レベル6モンスター×2体以上（最大5体まで）
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手のフィールド上・墓地のモンスター１体を選択してゲームから除外する。
また、このカードが持っているエクシーズ素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●3つ以上：このカードの攻撃力・守備力は、このカードのエクシーズ素材の数×200ポイントアップする。
●4つ以上：このカードは相手のカードの効果の対象にならない。
●5つ：このカードはカードの効果では破壊されない。


「陽炎獣 バジリコックの効果を発動するわ。このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除き、相手フィールド・墓地に存在するモンスター1体を選択してゲームから除外する。除外するのはもちろんダーク・ロウね」

　バジリコックの瞳が怪しく輝いた瞬間、ダーク・ロウの身体は灼熱の炎に包まれて消滅する。これで美夏を悩ませていた墓地除外という縛りが消えてなくなったが、それでもこのターンでの展開はここまでだ。

「メインフェイズ1を終えてバトルフェイズ。陽炎獣 バジリコックでE・HERO エアーマンを攻撃！“ヘイズ・ミラージュ・フレア”！」

陽炎獣 バジリコック ATK2500 VS E・HERO エアーマン ATK1800

千夏 LP4000→3300

「……っ、やるじゃない！ ダーク・ロウを突破するだけじゃなくてフィールドのモンスターまで全滅させるなんて！」
「へへっ、まあこれくらいわね。バトルフェイズを終えてメインフェイズ2に移行。あたしはカードを1枚セットしてターンエンドよ」


千夏　LP4000 手札：2枚
デッキ：33　モンスター：0　魔法・罠：1　墓地：4　除外：1
美夏　LP4000 手札：2枚
デッキ：33　モンスター：1（陽炎獣 バジリコック ORU:1）魔法・罠：2（陽炎柱）墓地：0　除外：2