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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第160話:限界を超えて

第160話:限界を超えて 作:光芒




☆TURN09


「私のターン、ドロー!!」

 遊希がドラコニスの代役と呼んだモンスター、神竜騎士フェルグラントであるが、フェルグラントは破壊以外のカードの効果からも対象のモンスター1体を守ることが可能であり、ドラコニスよりそこは勝っている。
 一方ドラコニスはドラコニスで1回の発動で自身のみならずフィールドの「玻星光」モンスター全てを破壊から守ることができるため、互いに一長一短であり状況に応じて使い分けることが求められるのだ。
 最も2体とも戦闘破壊に対する耐性は持っておらず、それが欠点でもあるのだが、共に攻撃力は2800と最上級モンスターの基準を満たしているため、相手をする側としては非常に厄介なことには変わりないのだが。

(このカードは……)

 そのため綾香はフェルグラントの効果をすり抜けつつ強力な除去効果を持つラードーンを撃破して遊希にダメージを与えなければいけない。しかし、ドローしたカードを見て綾香は少しその動きを止めた。
 身体の動きこそ止まっているが、その分脳はフル回転していると言っていいだろう。以前エヴァとデュエルをした時に引いた“星堕つる地に立つ閃珖”のような未知のカードではないにしても、このカードの使い方がデュエルの行く末を分けかねないカードだった。

―――綾香、どうしたの? ドローカードを見たまま固まっちゃって。
(スターダスト……このデュエル。私勝てるかも)
―――えっ?

 スターダストはこの時想像もつかなかった。綾香の頭の中では今のドローカードを起点にカードとカードが線を描いて繋がり、1つの道筋を描いていったのを。そしてその起点の先には自身の勝利という結末が待ち受けていたことを。

「遊希。これがこのデュエル、最後のターンになるわ!」
「……ドウイウ意味? 私、下手ナ冗談ハ好キジャナイ」
「冗談じゃないわ! まずは死者蘇生を発動! 墓地の閃珖竜 スターダストを蘇らせるわ!」

 今ドローしたカード、死者蘇生の効果で綾香は墓地のスターダストを特殊召喚する。シュンゲイなどの竜星をシンクロ素材にしていないため、付随効果は何もなく、ステータスも元のままだ。
 仮に戦闘時に自身の効果を発動すればスターダストと攻撃力が同じラードーンを一方的に破壊できるが、その効果にフェルグラントの効果をチェーン発動されてしまえば相討ちとなり、スターダストは破壊されてしまうだろう。だが、当然スターダストをそのまま攻撃させるような真似はしない。

「そして手札からジャンク・シンクロンを召喚! 召喚成功時に墓地のレベル2以下のモンスター1体を蘇生するわ! フェルグラントの効果は使う?」
「……少シ考エテイイ?」
「ええ、いいわよ」

 ジャンク・シンクロンの効果をフェルグラントで止めてしまえば、通常召喚権を消費しているため綾香はこれ以上の展開はできなくなる。しかし、ここで安易にフェルグラントの効果をジャンク・シンクロンに使用してしまっていいのだろうか、と遊希は押し留まった。
 フェルグラントにオーバーレイユニットがある以上、綾香が効果を発動するリスクはわかっているはず。それに仮にジャンク・シンクロンの効果がフェルグラントで無効化されても綾香のフィールドにはシュンゲイとホロウが存在するため更なるシンクロ召喚に繋げられてしまう恐れがあった。

「決メタ。フェルグラントノ効果ハ使ワナイ。ジャンク・シンクロンノ効果ハ通スヨ」
「そう? じゃあ効果処理に移るわね。ジャンク・シンクロンの効果で墓地のレベル1モンスター、光竜星-リフンをフィールドに特殊召喚するわ」

 ジャンク・シンクロンの効果でリフンが特殊召喚されたことにより、綾香のフィールドにはスターダストを中心に5体のモンスターがフィールドを埋め尽くす形となる。非チューナーモンスターが2体にチューナーモンスターが2体と様々なレベルのシンクロ召喚が可能になるフィールドだった。

「行くわ、これが次の手よ! 私はレベル4の炎竜星-シュンゲイにレベル3のチューナーモンスター、ジャンク・シンクロンをチューニング! 星瞬く空に輝く光よ、今一度結集し再び邪竜となって咆哮せよ! もう一度お願い! 邪竜星-ガイザー!」

邪竜星-ガイザー ATK2600/DEF2100→ATK3100/DEF2600

「攻撃力3100……デモガイザートスターダストダケデハ私ノライフハマダ残ル!」
「誰がガイザーで攻撃するって言ったのよ! ガイザーの効果を発動! 自分フィールド上の「竜星」モンスター1体と相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊するわ! 私はガイザーとフェルグラント自身を選択する!」
「サセナイ! ガイザーノ効果ニチェーンシテフェルグラントノ効果ヲ発動! フェルグラント自身ニ効果ヲ適用シ、他ノカードノ効果ヲ受ケ付ケ無クスル!!」

チェーン2(遊希):神竜騎士フェルグラント→神竜騎士フェルグラント
チェーン1(綾香):邪竜星-ガイザー→邪竜星-ガイザー・神竜騎士フェルグラント

「フェルグラントハガイザーノ効果ヲ受ケナイ!」
「だから破壊されるのはガイザーだけ、ってことよね」

 ガイザーは自身の持つ力でその身を滅ぼしてしまった。それでもガイザーのその命を懸けた捨て身の効果は決して無意味なものではなかった。

「でも破壊されたガイザー、そして竜星の具象化の効果が発動するわ!」

チェーン2(綾香):竜星の具象化
チェーン1(綾香):邪竜星-ガイザー

「竜星の具象化の効果でデッキから水竜星-ビシキを、ガイザーの効果でデッキから闇竜星-ジョクトを特殊召喚するわ!」
「マタ、チューナート非チューナーガ……」
「次! レベル2の水竜星-ビシキにレベル2のチューナーモンスター、闇竜星-ジョクトをチューニング!“天空に輝く星々の光、今1つになりて彼の者に全てを砕く力を与えよ!” シンクロ召喚! 起動しなさい、アームズ・エイド!」

 アームズ・エイドはシンクロモンスターながらユニオンモンスターのように他のモンスターの装備カードとなることができるモンスターだ。アームズ・エイドを装備したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、更に戦闘で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与えることができるようになる。

「アームズ・エイドの効果! このカードを装備カード扱いとしてスターダストに装備するわ!」

閃珖竜 スターダスト→装備:アームズ・エイド

閃珖竜 スターダスト ATK2500→3500

「ドレダケシンクロ召喚ヲ……」
「長すぎたかしら? ごめんなさい、これで最後だから! レベル1の風竜星-ホロウにレベル1の光竜星-リフンをチューニング! “天空に輝く星々の光よ。集いし願いを胸に秘め、見果てぬ道を切り拓け!”シンクロ召喚!! 希望の力、シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロン!!」

 シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロン。このカードのシンクロ召喚に成功した綾香はその効果でデッキからカードを1枚ドローする。
 シンクロチューナーであり、相手ターンでのシンクロ召喚を可能にするチューナーモンスターであることを除けば何の戦力にもならないモンスターである。しかし、そんなモンスターを見て遊希は記憶の奥底に眠っていたある過去を思い出していた。

「フォーミュラ・シンクロン……ソノカードハ……」
「覚えててくれた? このフォーミュラ・シンクロンはあんたが前にくれたカードよ。あの時貰ったこのカードを私は使いこなせるようになった!」
「……デモ、ソノカードヲシンクロ召喚シテ何ニナルノ?」
「言ったでしょ? 私はこのカードを使いこなせるようになったのよ! それを見せてあげる! バトル! 閃珖竜 スターダストで神竜騎士フェルグラントを攻撃!“流星閃撃”!!」

閃珖竜 スターダスト(アームズ・エイド装備)ATK3500 VS 神竜騎士フェルグラント ATK2800

遊希 LP4100→3400

「アームズ・エイドの効果発動! 破壊したフェルグラントの攻撃力分……2800のダメージを遊希のライフに与えるわ!!」

遊希 LP3400→600

「グッ……デモ、コレデ……!」
「リバースカードオープン!!」
「リバースカード!?」

 綾香が発動したのはずっとセットされていたカードであり、それもまた遊希が見たことのないカードであった。

「速攻魔法―――“リミットオーバー・ドライブ”!!」


※リミットオーバー・ドライブ
速攻魔法
「リミットオーバー・ドライブ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのSモンスターのチューナー1体とチューナー以外のSモンスター1体をエクストラデッキに戻して発動できる。そのモンスター2体のレベルの合計と同じレベルのSモンスター1体を、召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。


「シンクロモンスターのチューナーであるフォーミュラ・シンクロンと、チューナー以外のシンクロモンスター、閃珖竜 スターダストをエクストラデッキに戻して発動! エクストラデッキからこのカードの効果で戻したモンスターのレベルの合計と同じレベルのシンクロモンスター1体を召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚するわ!!」
「スターダストノレベルハ8、フォーミュラ・シンクロンノレベルハ2……レベル10ノシンクロモンスター……?」
「そうよ! 今限界を超えて更なる進化を遂げなさい!! リミットオーバー・ドライブ! 真閃珖竜 スターダスト・クロニクル!!」

 白く美しい身体を持つスターダストの身体には黄金に輝く鎧のようなものが纏われていく。彼女の中に眠る内なる力が解き放たれ、その姿はまさに“クロニクル”と言う名、新たなる歴史を築くに相応しいものとなっていた。

「スターダスト・クロニクル……」
「まだ私のバトルフェイズ! これで終わりよ!! スターダスト・クロニクルで真玻星光 ラードーンを攻撃!!」

真閃珖竜 スターダスト・クロニクル ATK3000 VS 真玻星光 ラードーン ATK2500

「マダ、マダ終ワラナイワ! ライフガ1デモ残ッテイレバ……」
「手札からラードーンを対象に速攻魔法、禁じられた聖槍を発動!」

 遊希の言う通り体調不良などデュエル以外の原因がない限り、デュエルにおいてはライフが1でも残っていれば負けることは無い。しかし、勝負を分けたのは綾香がフォーミュラ・シンクロンの効果でドローした1枚のカードであった。

「!?」

真玻星光 ラードーン ATK2500→1700


「行きなさい、スターダスト・クロニクル! ―――“流星煌閃撃”!!」


真閃珖竜 スターダスト・クロニクル ATK3000 VS 真玻星光 ラードーン ATK1700

遊希 LP600→0











「遊希!!」

 デュエルは綾香の勝利に終わった。意識を取り戻したばかりかつ本来のデッキではないとはいえ、持てる力を互いに出しつくせたのだから両者ともに悔いはない。負けたとはいえ綾香といいデュエルができたことに満足がしたのか、充実した様子の遊希はその場に電池の切れたおもちゃのようにぱたりと倒れた。

「遊希、しっかりして! 大丈夫!?」
「ア…ヤカ……ウン、大丈夫ダカラ……少シ……寝ルね……」

 そう言って遊希はまた目を閉じた。最も綾香の腕の中で小さく寝息を立てているため、これまでのようにいつ目覚めるかどうかわからない眠りに落ちるということはないだろう。それだけでも綾香たちにとっては救いだった。

「遊希、ゆっくりお休み」
「綾香サン、遊希サンは……」
「大丈夫よエヴァちゃん。眠っているだけだから」
「そうデスカ……」

 小さくため息をついて安堵の表情を浮かべるエヴァ。彼女にとっても遊希に久しぶりに会えたことが嬉しいのか、綾香の腕の中で子どものように身体を丸めて眠る遊希の頭を優しく撫で続けていた。
 それを見て綾香は遊希をエヴァに任せて立ち上がる。親友との再会を喜ぶことも大事にしたいのだが、綾香にはまだやるべきことが残っていた。

「……まさか、あなたがお姉さまにデュエルで勝つなんて……」
「私もそれだけ修練を積んだってことだよ。あなたに無力って言われたことが悔しかったからね」
「精霊を宿しただけではなく、その精霊をさらに進化させる。あなたも紛れもなく精霊使いなのでしょう。無力と言ったことは詫びます」

 そう言って遊望はペコリと頭を下げた。元々の性根が礼儀正しい彼女はその辺りの謝罪はできるのだろう。それを見て綾香は一縷の望みに賭けることにした。

「私の力を認めてくれるのね。じゃあさ……あなたも私たちと一緒に人間の世界で暮らさない?」
「……私が人間界に?」
「今あなたは精霊になっているけど、元々は人間だし人間としても過ごすことができる。だったら……」
「そうですか……あなたはとても、優しいのですね」

 そう言って微笑んだ遊望の笑顔は先ほどのデュエルの時に遊希が見せたそれと同じように愛らしい笑顔だった。今は精霊となってしまったが、彼女も元々は人間の少女である。精霊として新しい命を得たとしても、人の姿をしているのだから人間世界でも暮らせないわけがない。仮に何か不都合が生じたとしても、遊希はもちろん自分たちだって遊望のことは守ることができるからだ。
 遊望の笑顔を見た綾香は彼女の心の奥に眠っていた人間だったころの優しい心が目覚めたのだと確信した。そして右手を遊望に向けて差し出したのである。

「一緒に……行きましょう?」
「……はい」

 綾香の差しだした手を遊望が手に取ろうとした瞬間だった。

「―――綾香!! 危ない!!」

 カードから再び実体化したスターダストが綾香の身体を抱き抱えて後方に飛びずさったのは。そして何が起きたかわからない綾香の眼に映ったのは握手をしようとしていなかった片方の手に握られていた槍を振るう遊望の姿だった。
 銀河眼を模した装飾がついた槍を振るう遊望の眼はいつにもなく冷酷であり、そしていつにもなく憐れみを帯びていた。

「な、なにを……」
「うふふっ、あなたは本当に優しいのですね。優しくて……そして悲しいほど愚かです。精霊を使いこなせるのだから少しは成長したのかと思いきや、まさか前より頭が弱くなっているとは……」

 そう言って高笑いをあげる遊望。綾香は遊望を説得すればこれ以上誰も傷つくことなく人間の世界に変えれるのではないか、と思っていた。
 しかし、そんな綾香の思惑は遊望からしてみればあまりにも甘かったのである。そもそも綾香の提案に応じるくらいなら綾香たちを洗脳して遊希を襲わせたり、遊希を精霊界へと連れ去るといったことなど初めからするわけがなかった。

「精霊になった私でも人間の世界でこれまでのように生きていける? 楽天的にもほどがあります。何も知らない愚かなあなただからこそ思いつくお花畑のような策ですね」
「そんな……綾香はあなたのことを考えて……」
「効いた風な口を利かないで貰えますか? 私の覚悟を……私のことなど何も知らないくせに……!! 星乃 綾香、お前は絶対に許さない……!!」
「綾香サン、逃げて下サイ!」

 鬼気迫る表情を浮かべ激昂する遊望。そこには子どものような笑顔を浮かべていた少女はもういない。今綾香の目の前にいるのは彼女に対する強い敵意を全く隠そうとしない精霊であり、そして何故彼女がそこまで怒りを露わにするのかが綾香にはわからなかった。
 綾香が混乱する一方でこうなってしまってはもう話し合いはできないだろう、そう判断したスターダストは綾香を後ろに下げて遊望から守らなければ、と動こうとするが、そんなスターダストの動きを妨害せんとばかりに時空竜が前に躍り出た。

「時空竜様! 何をされるのですか!!」
「動くな。下手に動けば星乃 綾香の命はない」
「くっ……」

 遊希をエヴァに任せ、スターダストとスターダストをサポートしようとしたラグナ・ゼロが時空竜と対峙する。数の上から見れば1対2で有利であるが、綾香と遊希を遊望から守りつつ対峙しなければならないためスターダストとラグナ・ゼロには数のアドバンテージなど無いようなものであった。
 スターダストとラグナ・ゼロが時空竜に阻まれて動けない間、後ずさりする綾香に槍を構えた遊望がじりじりと詰め寄っていく。彼女の身長以上に大きな槍は軽く触れただけで人間の、少女の柔肌など容易に傷つけられるだろう。それこそ綾香の心臓を一突きにしたり、首を刎ねることすらも。

「ねえ、さっき言った覚悟って何? あなたは何の目的があってこんなことを……」
「お前に話す必要などない……お前を殺し、エヴァ・ジムリアを殺し……お姉さまは私と一緒に永遠にこの世界で暮らす。そうしなければ、お姉さまは……!!」
「遊希が何?……ねえ、教えて。遊希がどうなっちゃうのよ!」
「問答無用!!」

 遊望が槍を振り上げる。綾香が身をかがめ、目を閉じた時である。何かに気付いた遊望は後方へと飛び去った。

「ちっ……このタイミングで……」
「……えっ?」

 悔しそうに舌打ちをする遊望を見て、綾香は後ろを振り返る。そこには離れ離れになっていた仲間の姿があった。

「ようやく追いついたと思ったら、何事だこれは?」

 空中で腕を組みながら、光子竜は首を傾げた。時空竜、スターダスト、そして半精霊と化しつつあった遊希の波動を追ってスカーライトと共に駆けつけた光子竜であるが、いざ綾香たちの姿を見つけてみれば綾香は遊望に槍を向けられ、スターダストと見も知らぬ精霊が時空竜に動きを止められており、そして倒れている遊希をエヴァが抱きしめていたのだから。状況は不可解であるが、何にしても綾香たちと再会でき、そして遊希の無事が確認できたことは光子竜にとっては朗報であると言ってよかった。

「エヴァ!!」
「ス、スカーライト……よかった、会えて……よかったデス……」
「ちょ、泣くんじゃないわよあんた! そんな泣かれたらあたしだって……」

 泣きながら抱き合って再会を喜ぶエヴァとスカーライト。一時離れ離れにはなったが、彼女たちは心の底から互いのことを思い合っていたため、わずかな別れであっても再会できたことの喜びはひとしおであった。
 光子竜はそんなスカーライトにちらっと目配せをする。スカーライトは光子竜の方を見上げながら何も言わず頷いた。スカーライトは任されたのだ。エヴァを、遊希を、皆を守るということを。そしてそれは光子竜がスカーライトをそれだけの大役を任される存在であると認識したことを表わしていた。

「さて、天都 遊望よ。貴様が何を思っているのかは知らんが、この私がいる限り綾香には手を出させん。わかったのであればその物騒な得物を置くのだな。我らにはもっとふさわしい戦い方があるだろう?」
「……随分と大言を放つものね。一度私と時空竜に敗れているくせに」
「むしろ一度敗れているからこそこのようなことが言えるのかもな。一度敗れ、お前たちの持てる力を知った。故に私に次がないということもな」
「ふふっ、そうですか。面白い。その話乗りましょう」

 遊望は微笑を見せると、手に持っていた槍を字面に突き刺して立てる。それは遊望による得物を使わない、という意思表示である。そして槍を手放した自らの左腕に先ほど遊希が作り出したのと同じような竜を模したデュエルディスクを生成した。
 それに合わせて時空竜はカードへと姿を変え、デュエルディスクの中にあるエクストラデッキ収納スペースへとその身を移した。光子竜の言った「ふさわしい戦い方」とは紛れもなくデュエルであった。対してデュエルでの決着ならば大歓迎、と言うばかりに綾香もデュエルディスクを展開する。しかし、綾香は何処か身体が重いように感じてならなかった。

「っ……」
「綾香、どうした?」
「綾香は……さっきまで遊希とデュエルを……」
「何? 遊希とデュエルだと?」

 スターダストはついさっきまで行われていた綾香と遊希のデュエルの内容について話した。遊希が意識を取り戻したばかりであったこともあって綾香が遊希に勝利したこと、遊希の身体に精霊のような特徴が現れ始めたこと、遊希が【ギャラクシー】ではない未知のデッキ【玻星光】というカードを自ら生成して戦ったということも。

(遊希が自分でカードを作り出した? 何故そのようなことが……)
「綾香、デュエルを持ちかけておいて聞くのもおかしな話だが、デュエルはできるか?」
「……正直ちょっと体がだるいかな。でも、ここで倒れてはいられないわ。遊望を倒さなければ、結局遊希は助けられないもの。光子竜、あなたの力も貸して」
「……わかった」

 そう言って光子竜の姿もカードの中へと戻っていく。竜星と銀河眼の光子竜は全くシナジーがないと言ってもいいし、デッキに入っても事故要員になりかねない。それでも百戦錬磨の彼の力には綾香を支えるという大きな役割があった。

「うふふ、まさかまたあなたとデュエルをする時が来ようとは。今度は、ワンキルされないでくださいよ?」

 綾香の脳裏にはかつて遊望のブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴンによってワンショットキルを食らった過去がフラッシュバックする。あの時の負けほど自分の力の無さを感じたことは無かった。しかし、あの負けがあったからこそ今の自分がある。心の奥底に生じ始めたネガティブな気持ちを綾香は噛み潰した。

「確かにあの時は負けたよ。手も足も出なかった……でも、あの時と今の私は違う! それを思い知らせてあげるわ」
「そうですか……今度はもっと、足掻いてくださいね?」
「「デュエル!!」」


遊望 LP8000 手札5枚
デッキ:37 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0
綾香 LP8000 手札5枚
デッキ:38 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0




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光芒
今まで触れてきませんでしたが、精霊界において実体化しているデュエルモンスターズの精霊たち(光子竜・スカーライト・スターダスト・時空竜など)はデュエルの時になるとカードの中に戻り、モンスターとして召喚されることで改めて実体化する、という設定になっています。
※精霊自体がデュエリストになった場合(セスタス、ジャイアント・ハンド)はその精霊の分身としてカード化したそのモンスターが登場するという形になりますね。

そのためデュエル中は普通に会話するのではなく、今まで遊希と光子竜が会話してきたようなテレパシーで会話をしています。
普通に会話している場合は台詞が「」で閉じられますが、精霊によるテレパシーの場合は―――から始まる「会話文」になります。モンスターの召喚や必殺技などを放つときに使う―――はテレパシーではなく、強調するために目立たせるものなのでさほど意味はなかったり……
また、()で閉じられたのはそのキャラの内心のことなので会話ではありません。

(2016-10-15 01:35)
tres(トレス)
カードもその使い手も本来のあるべき姿ではないとはいえ、あの遊希に綾香は勝利を収めることができました。スターダスト・クロニクルでの決着は、これまでの綾香の成長を最も感じた一瞬でした。
玻星光はギャラクシーらしさを継承したテラナイトのようなカテゴリですね。宇宙同士、それぞれ相性も良さそうです。
光子竜たちも合流し、いよいよ最終決戦となりそうですね。 (2019-11-30 23:47)
光芒
tresさん
仰る通り、このデュエルは本来の遊希ではないとはいえ、綾香が彼女に勝つことができた=綾香の成長を表わす一戦でもありました。精霊のカードである閃珖竜を進化させての勝利というのも深い意味を持っております。

>玻星光はギャラクシーらしさを継承したテラナイトのようなカテゴリですね。
確かにSを加えている点を除けばテラナイトに近いデッキだと思います。
(2019-12-15 22:08)

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54 第56話:反攻の遊希 1312 2 2015-12-27 -
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131 第58話:幻惑、水の銀河眼 1630 3 2016-01-04 -
111 第59話:未知の敵 1721 4 2016-01-07 -
78 第60話:猛攻! スピードロイド 1506 2 2016-01-10 -
104 第61話:親友 1507 5 2016-01-12 -
73 第62話:死闘の果てに 1580 6 2016-01-15 -
98 第63話:二人の少女、そしてライバル 1520 2 2016-01-18 -
60 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1457 3 2016-01-21 -
120 第65話:光の導き 1369 2 2016-01-24 -
111 第66話:立ち上がる時 1431 4 2016-01-27 -
96 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1458 2 2016-01-30 -
136 第68話:不可解なこと 1511 2 2016-02-02 -
84 第69話:千夏との誓い 1345 3 2016-02-05 -
79 第70話:あの日、あの時 1418 4 2016-02-08 -
131 第71話:黒幕との接触 1614 3 2016-02-10 -
160 第72話:決別の時 1777 3 2016-02-12 -
122 第73話:思いを一つに 1431 3 2016-02-15 -
109 第74話:邪なる同調 1556 2 2016-02-17 -
55 第75話:精霊の奇跡 1448 4 2016-02-19 -
118 第76話:星天の再会 1432 2 2016-02-22 -
119 第77話:ペンデュラムの脅威! 1472 4 2016-02-24 -
127 第78話:渾身のドロー 1702 2 2016-02-26 -
112 1万アクセス突破記念企画開催! 1882 0 2016-02-26 -
63 第79話:覇王黒竜の目覚め 1455 4 2016-02-28 -
53 第80話:進化する銀河龍 1538 2 2016-03-01 -
137 第81話:変わらぬ友情 1507 7 2016-03-03 -
117 第82話:集う決闘者 1756 6 2016-03-04 -
139 第83話:小さくたって決闘者 1738 7 2016-03-05 -
109 第84話:決意を秘めた決闘者 1474 9 2016-03-07 -
80 第85話:歩み始めた決闘者 1555 13 2016-03-08 -
127 第86話:真意を告げた決闘者 1638 7 2016-03-09 -
114 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1659 7 2016-03-10 -
74 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1576 10 2016-03-11 -
101 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1578 8 2016-03-13 -
99 第90話:五人五色な決闘者 1483 6 2016-03-14 -
136 遊希たちが4月改訂を語るようです 1513 8 2016-03-16 -
81 第91話:夕刻迎えし決闘者 1418 6 2016-03-16 -
95 第92話:解き放たれた決闘者 1652 6 2016-03-18 -
78 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1780 7 2016-03-20 -
73 第94話:一計案じる決闘者 1298 8 2016-03-22 -
83 第95話:絆深める決闘者 1472 10 2016-03-23 -
81 第96話:矛を交える決闘者・1 1429 9 2016-03-25 -
127 第97話:矛を交える決闘者・2 1358 6 2016-03-27 -
123 第98話:矛を交える決闘者・3 1477 7 2016-03-29 -
79 第99話:矛を交える決闘者・4 1441 7 2016-03-31 -
93 第100話:熱戦の決闘者・1 1412 6 2016-04-02 -
130 第101話:熱戦の決闘者・2 1448 10 2016-04-05 -
87 第102話:熱戦の決闘者・3 1473 11 2016-04-07 -
80 第103話:熱戦の決闘者・4 1415 6 2016-04-09 -
115 第104話:熱戦の決闘者・5 1555 6 2016-04-11 -
102 第105話:熱戦の決闘者・6 1479 6 2016-04-13 -
70 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1436 6 2016-04-15 -
130 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1501 11 2016-04-18 -
85 第108話:別れの時を迎える決闘者 1492 10 2016-04-20 -
76 番外編前編について遊希たちが語るようです 1519 6 2016-04-21 -
110 第109話:2通の手紙 1617 11 2016-04-23 -
98 第110話:青き眼のアトラクション 1519 6 2016-04-25 -
129 第111話:新時代のデュエル 1466 6 2016-04-27 -
92 第112話:ドラグーン 1390 6 2016-05-01 -
111 第113話:アクセラレーション! 1480 7 2016-05-03 -
119 第114話:熱気溢れしサーキット 1288 6 2016-05-06 -
141 第115話:新たなるブラックフェザー 1339 5 2016-05-10 -
136 第116話:疾走の果てに 1545 7 2016-05-12 -
57 第117話:ノンストップ・ガールズ 1563 6 2016-05-14 -
81 第118話:夏の終わり 1500 9 2016-05-16 -
122 第119話:謎の美少女 1553 4 2016-05-19 -
90 第120話:真・究極 1425 8 2016-05-21 -
65 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1388 4 2016-05-23 -
71 第122話:聖夜の悲劇 1345 6 2016-05-25 -
61 30000アクセス記念企画を少々。 1247 5 2016-05-27 -
83 第123話:姉として 1364 3 2016-05-29 -
74 第124話:対峙する竜と龍 1421 3 2016-06-01 -
63 第125話:顕現せし遊望の精霊 1480 5 2016-06-03 -
66 第126話:No.(ナンバーズ) 1483 4 2016-06-06 -
109 第127話:届かぬ言葉 1460 7 2016-06-08 -
78 30000アクセス記念企画 1669 4 2016-06-10 -
72 第128話:白紙のカード 1401 6 2016-06-14 -
125 第129話:青空の下で 1285 3 2016-06-17 -
135 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1561 4 2016-06-20 -
78 第131話:試練のデュエル 1397 4 2016-06-23 -
70 第132話:第四の精霊 1342 5 2016-06-26 -
115 第133話:舞い降りる閃珖竜 1454 4 2016-06-29 -
72 第134話:親友に託された力 1378 3 2016-07-02 -
105 第135話:涙の誓い 1366 4 2016-07-06 -
107 第136話:次元転送装置 1320 3 2016-07-09 -
102 第137話:新たなる竜星 1468 5 2016-07-12 -
63 第138話:綾香の忘れたもの 1403 4 2016-07-15 -
137 第139話:決闘者たちの選択 1260 5 2016-07-19 -
111 第140話:2人の真意 1331 7 2016-07-24 -
73 第141話:精霊界への旅立ち 1357 4 2016-07-28 -
74 第142話:黒き魔術師と弟子 1310 3 2016-08-02 -
125 第143話:七星将軍の襲撃 1361 3 2016-08-05 -
94 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1387 0 2016-08-07 -
77 第144話:英雄と炎拳・1 1329 5 2016-08-10 -
77 第145話:英雄と炎拳・2 1274 4 2016-08-14 -
72 第146話:騎士王の覚醒 1272 6 2016-08-17 -
89 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1455 3 2016-08-21 -
81 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1303 2 2016-08-23 -
54 第149話:過去への鎮魂歌 1346 7 2016-08-26 -
96 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1358 3 2016-08-28 -
91 第150話:機械の身体に宿る心 1179 0 2016-08-31 -
63 第151話:空を超えて 1149 0 2016-09-03 -
125 第152話:竜と機械の大会戦 1235 0 2016-09-08 -
64 第153話:竜領域のナンバーズ 1295 0 2016-09-13 -
88 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1532 7 2016-09-17 -
110 遊希たちが10月改訂を語るようです 1321 4 2016-09-19 -
88 第154話:望まぬ戦い 1218 2 2016-09-23 -
73 第155話:正しさと過ち 1195 4 2016-09-27 -
66 第156話:少女の決意 1311 2 2016-10-01 -
125 第157話:遊希に起きた異変 1439 4 2016-10-05 -
119 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1369 3 2016-10-08 -
123 第159話:玻璃の如く純粋に 1339 2 2016-10-12 -
113 第160話:限界を超えて 1299 3 2016-10-15 -
137 第161話:決戦 1314 3 2016-10-18 -
106 第162話:精神の成長 1289 2 2016-10-21 -
57 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1324 4 2016-10-24 -
51 第164話:絆が紡いだ道 1434 6 2016-10-27 -
74 第165話:戦いの終わり 1353 4 2016-10-30 -
68 番外編 Trick or Treat 1230 5 2016-10-31 -
121 第166話:終わりの始まり 1465 9 2016-11-04 -
113 第167話:最期のワガママ 1492 4 2016-11-07 -
128 第168話:声なき再会の誓い 1357 4 2016-11-10 -
100 番外編:11月11日 1248 5 2016-11-11 -
80 第169話:七皇激突 1182 3 2016-11-15 -
57 第170話:怒りに生まれし竜 1165 3 2016-11-17 -
142 第171話:紅き新星竜 1508 5 2016-11-19 -
87 第172話:未来を賭けた戦い・1 1367 4 2016-11-22 -
127 第173話:未来を賭けた戦い・2 1289 3 2016-11-24 -
134 第174話:未来を賭けた戦い・3 1270 4 2016-11-28 -
141 第175話:神の目覚め(修正済) 1265 5 2016-11-30 -
157 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1691 5 2016-12-02 -
110 第177話:次元を越える想い 1528 4 2016-12-05 -
146 第178話:天地創造の龍 1502 3 2016-12-07 -
114 第179話:希望への道 1390 3 2016-12-09 -
140 第180話:別れの時 1291 4 2016-12-11 -
113 第181話:少女たちの帰還 1257 5 2016-12-13 -
67 遊希たちが1月改訂を語るようです 1201 7 2016-12-15 -
130 第182話:バースデイ 1455 3 2016-12-17 -
104 第183話:星龍皇覚醒・1 1286 3 2016-12-19 -
120 第184話:星龍皇覚醒・2 1313 4 2016-12-21 -
88 第185話:星龍皇覚醒・3 1164 4 2016-12-22 -
107 番外編:一番のプレゼント 1255 5 2016-12-25 -
126 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1369 3 2016-12-26 -
108 星龍皇 設定・カード紹介 1400 0 2016-12-29 -
73 第187話:星龍皇覚醒・5 1267 4 2016-12-30 -
111 番外編:新年 1254 4 2017-01-01 -
87 第188話:星龍皇覚醒・6 1143 2 2017-01-04 -
123 第189話:星龍皇覚醒・7 1263 3 2017-01-07 -
66 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1456 3 2017-01-09 -
136 エピローグ:未来 1715 10 2017-01-13 -
102 番外編:2月3日 1265 4 2017-02-03 -
98 番外編:愛と友情のチョコレート 1068 4 2017-02-14 -
89 番外編:桃(色)の節句 1143 4 2017-03-04 -
133 感謝とお知らせ 1289 2 2017-05-04 -
92 番外編:Gift 1161 2 2017-12-25 -
149 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1138 2 2018-01-14 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1801 2 2018-05-24 -
90 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 1032 2 2018-05-28 -
103 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 953 2 2018-05-30 -
132 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1124 2 2018-06-03 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1125 4 2018-06-06 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 881 2 2018-08-14 -
74 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 884 3 2018-08-20 -
114 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 913 3 2018-08-23 -
75 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 925 2 2018-08-25 -
46 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 808 3 2018-08-30 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 943 2 2018-09-01 -
212 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1059 3 2018-09-07 -
105 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 785 0 2018-09-09 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 886 3 2018-09-12 -
126 番外編:願う幸福 1493 2 2018-12-25 -

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