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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第82話:集う決闘者

第82話:集う決闘者 作:光芒



第82話(番外編第1話):集う決闘者



 綾香が帰ってきてから数日が経過した。夏休みのアカデミアはほとんどの生徒が帰省し、残るのは完全に寮を実家としているわずかな生徒だけだった。入学の際に住んでいたマンションを引き払った遊希もそのうちの一人であり、同じくロシアから留学してきたため寮に住んでいるエヴァなどと一緒に過ごしているため決して人恋しさを感じるレベルではないのだが、それでも夏休みに入って遊希は暇を持て余しつつあった。
 そんな彼女が竜司に呼び出されたのはうだるような暑さの真夏日だった。テレビの天気予報で気象予報士が熱中症に注意するように、と何度も繰り返し呼びかける日だったこともあって、遊希は白のノースリーブにデニムのショートパンツという非常にラフな格好で校長室へとやってきた。

「何ですか? 突然呼び出して……厄介ごとは勘弁願いたいんですけど」
「残念ながら厄介ごとに感じるかもしれないね。実はちょっと遊希君に協力して欲しいことがあるんだ」

 竜司が申し出た協力して欲しいこと、それは来週開かれるアカデミア主催の小中学生向けのデュエル講習だった。
 I2社や海馬コーポレーション、藤堂グループのような日本を代表する企業はもちろん、海外からも協賛者が出るなどそのイベントの反響は凄まじく、何より元プロデュエリストである竜司が参加するということだけあって結構な規模のイベントになると新聞記事やデュエル雑誌で遊希は目にしていた。

「……で、私に何をしろと?」
「君にもいち講師として参加してほしいんだ」
「ええ……」

 竜司の依頼に目に見えて嫌そうな顔をする遊希。今でこそだいぶ打ち解けてはいるが、それも綾香たちのような同年代の少女たちだったり竜司のように幼少期から付き合いのある人物相手だからこそ気軽に喋れるのであって、出身も性格もバラバラの少年少女たち相手に遊希が普段通り振る舞える保証はない。

「頼む! 君の人気は若年層からはもの凄くてね……」
「つまり私は客寄せパンダ、というやつですか」
「言い方は悪いがそうなるかな……」

 苦笑いしながらばつの悪そうな笑みを浮かべる竜司。遊希はそれには答えない代わりに敢えて大きくため息をついた。もし竜司が縁もゆかりもない人物ならこの申し出は突っぱねていただろう。

「……正直私一人では気が引けます。綾香たちに声をかけてみてもいいでしょうか? みんなが行くなら私も参加します」

 遊希は竜司にそう告げると、校長室を出てエヴァの部屋へと向かった。ロシア生まれのエヴァはやはり日本の暑さに慣れておらず、遊希同様ラフな格好をしながら部屋で暑さに苦しむホッキョクグマのようにぐでーん、となっていた。
 もちろんそんな事態を予想していた遊希はエヴァの部屋に向かう途中にあった自動販売機でスポーツドリンクを買っていき、エヴァにプレゼントとして渡す。エヴァは「ありがとうございマス!」と満面の笑みを浮かべてそのスポーツドリンクを飲み、結果いつもの明るく天真爛漫なエヴァに戻ることができた。

「しかし、日本の暑さは予想以上ですネ……」
「湿気があるからね。だから熱中症に倒れる人が多いのよ。その分山間部はジメジメしてなくてカラっとした暑さだからそんなに苦はないんだけど」
「そうなんですカ? 今度行ってみたいですネ」
「……あら、それだったらいい話があるんだけど」

 遊希は校長室で竜司から話されたイベントの内容をエヴァに洗いざらい話した。そのイベントは日本で一番標高の高い山の周辺にある湖の畔にあるロッジ群で行われ、デュエルを学ぶと共に自然とも触れ合えるというのが売りであり、たった今エヴァが行ってみたいと希望した山間部での催しである。
 エヴァは時間ができたら日本観光がしたいと常々思っており、一度間近で見て見たかった景色が見れるということに喜びを隠せない様子であった。そして何よりプロデュエリストになるくらいデュエルが大好きな彼女は二つ返事で参加を了承した。エヴァのその様子を見た遊希は携帯電話の通信アプリで綾香たちにも同じ内容のことを書いて送ったところ、5分もしないうちに全員から「出たい」という返信が来た。
 遊希はやっぱりね、と思いつつ竜司に対して自分も参加する旨を伝えたのであった。





















「ヤッホー!!」

 湖の湖畔から望む日本一の霊峰の美しさは計り知れない。写真でしかその姿を見ることができなかったエヴァはまるで子供のようにはしゃいでいた。

「いやエヴァ。山彦はこんなところからじゃ帰ってこないから」
「知ってマス。でもなんか叫びたくなりませんカ?」

 目をキラキラさせながら山を指さすエヴァ。プロデュエリストとしてデュエルに臨む彼女のイメージをいい意味で崩す。そんな感覚だ。

「でも日本人である私たちもこんな間近で見ることはありませんでしたからね……エヴァさんの気持ちもわかります」
「さすが日本一の山、世界遺産! 私のようにビックな存在ね!」
「……寝言は寝て言いなさい」
「ちょっとそれどういう意味よ!」

 ここまで来るのに遊希たちは電車を利用したのだが、朝早くの出発ということもあってまだまだ眠い中、テンションの上がった千夏とエヴァが電車内で騒ぐため、遊希と綾香はあまり眠れず少々不機嫌な様子だった。
 最も電車内で眠ろうと画策する辺り、遊希と綾香もまるで明日の遠足を心待ちにし興奮して眠れなかった小学生のようなものなのであるが。

「ま、まあこんなところまで来て喧嘩はやめましょうよ」
「そうですヨ。もうすぐ参加者の子供たちも来るみたいですシ」

 運営側の人間である遊希たちアカデミアの生徒はは少し早めに現地に集合するように言われている。もっとも宿泊用ロッジの手配は竜司たち大人の仕事であり、講師として参加する学生たちはもっぱらどんなデュエルを見せるか、とかデッキの調整などに追われていた。

「しかし、参加者かなり多いのによく全員が入るロッジがあったわね」
「なんでも複数人で一つのグループを組んで3日間共同生活するみたいね。そういうイベントができるからこの湖畔のロッジ村を場所にしたんだって」
「私たち5人でひとグループ、ということは指導する参加者も含めて最低10人は入れるくらいの場所じゃないといけないわね。まあ男子ならともかく私たちは女だからそんなに場所取らないだろうけど」

 そうこうしているうちにやがて続々と参加者が現地入りする。竜司の名前だけでもそれなりに注目されていたものの、そこに遊希とエヴァの名が加わるのである。参加希望者は予想以上に殺到し、本来行う予定の無かった抽選が行われる始末となっていた。
 厳正な抽選の結果参加できる小中学生は70~80人前後まで絞られたものの、とそれでもかなり多い。集合時間を迎え、目の前に整列した小中学生の数を見て遊希は思わず絶句するほどであった。

「えー、本日は遠路はるばるご足労頂きありがとうございます。今回のイベントの主催者兼責任者の星乃 竜司と申します」

 スピーチをする竜司の姿は中々様になっていた。思えば入学式のころは少し頬を紅潮させ、汗を拭いながら喋るなど見ている方が不安に思うようなレベルであったが、だいぶ喋り慣れたようで滞りなく開会式が進んでいく。
 竜司の挨拶が終わった後、協賛者として現地入りしている人々のスピーチが続く。その中には国外からの協賛者の姿もあり、一人の少女がマイクを握る。その少女はまるでファッションモデルのようにすらりとしたスタイルを持っており、その服装からいかにも良家のお嬢様といった印象を受ける。

「ボンジュール。私はフランスから来ました、“ベアトリス・オルレアン”と申します。この度はこんな素晴らしいイベントに協賛させて頂きありがとうございます。私はデュエルも好きですが、この豊かな自然も大好きです。普段皆さんは文明の利器に囲まれてあまり自然に触れる機会がないかもしれませんが、今回の催しを通して自然の中で人としてデュエリストとして成長できることを願っています。皆さんよろしくお願いします」

 ベアトリス、と名乗った少女はフランス人ながら日本語はとても達者であった。同じ外国人でも未だに片言気味なエヴァとはえらい違いである。そんなことをこっそり隣で話を聞いている綾香に伝えれば「その片言が可愛いのよ」と返される。そういうものなのだろうか、と遊希は笑いを噛み潰す。

「それでは、以上で開会式を終わります。参加者の皆様は係員から指示を受けて下さい」

 司会者の言葉で開会式が終わる。遊希たちは改めて今回のイベントのルール、ならびに段取りを確認する。



・イベントは2泊3日で執り行われる
・アカデミアの学生1人に原則1人の参加者がついてデュエルを学ぶ
・アカデミアの学生たちは3~5人程度の人数でグループを組み、ロッジ一棟に宿泊
・デュエルのライフは4000でシングルデュエル
・ルールはマスタールール3
・指導をするアカデミアの学生は年長者として小中学生の模範となるように振る舞う



「あら、ライフは4000制なのね」
「なんでも小中学生までは基本ライフ4000でやるらしいわ。それこそ遊希やエヴァちゃんのようにプロとして活躍する人なら別だけど」
「まあ小学生の子に8000制は少々きついかもしれませんからね……」
「どんな子が来るのかしら、楽しみね!」
「集合時間はどうしますカ? 今は朝の9時デス」
「じゃあ12時に一旦私たちのロッジに集合ね。もしその時までに指導する子が決まってたら連れてくる感じで」

 そうして遊希たちは分かれて自分についてくれる参加者を探すことにした。さすがに100人もいるだけあって自分のところに誰も来ない、などということはないだろう。それに自分は曲がりなりにも元プロデュエリスト。きっと向こうから人が寄ってくるはず……と思っていた遊希。しかし、その見通しは甘かった。


(……誰からも話しかけらない)
―――そりゃそうだろう。お前は若手デュエリストの間では伝説と化している。そんな伝説的な存在に気軽に声をかけれる者がそういるわけがない。
(やっぱり自分から話しかけないとダメ?)
―――ああ。コミュニケーション障害のお前には難題だと思うが、これも自分を鍛えるためだ。がんばれ。

 事実とはいえ、随分とはっきり言う光子竜。今回遊希は普段使っている【ギャラクシー】デッキではなく、以前綾瀬をカードショップに連れて行った時に買ったカードで作った【表サイバー】メインのデッキを使うことにしていた。
 ギャラクシーデッキを使ってもいいのだが、普段使っているデッキ以外のデッキも使えるようにならなければならない。そう考えてデッキを組んだのはいいが、光子竜はそのデッキには入っていない。そのためデュエルに参加できない光子竜は腹いせとばかりに饒舌になっていた。

―――ん? あっちで参加者同士がデュエルをしているようだが。
(そりゃデュエリストだからね)
―――あの中から指導するデュエリストを探すのはどうだ? そこそこ力のあるデュエリストの方が教え甲斐もあるだろう。

 光子竜の言うことは悔しくももっともだ、と思った遊希は野次馬の後ろからデュエルの様子を見る。デュエルを行っていたのは二人の少女のようであるが、戦況は一方的と言ってよかった。

「“水精鱗-メガロアビス”でダイレクトアタック!!」

 黒髪のストレートヘアーに青い瞳が特徴的な少女が操るメガロアビスの攻撃が決まり、相手の少女のライフが0になる。
 あの少女は何者か、と思った遊希は近くにいた少年たちに話を聞くことにした。遊希の顔を見た少年たちは最初はかなり驚いた様子であるが、少年たちはあの少女のデュエルを1戦目から見ていたため彼女のデュエルを事細かに教えてくれた。
 水精鱗を使っている少女は3戦して3勝と圧倒的な強さを見せており、1ターン目から水精鱗と海皇のコンボでフィールドを制圧してはメガロアビスの2回攻撃で相手モンスターを破壊しつつ相手ライフを大幅に削って反撃の隙を与えなかったという。

―――【海皇水精鱗】は大会でも実績を残しているデッキだ。ちゃんと扱えれば小中学生など相手にならないだろうな。
(そうかもね……でもなんでそんなデッキを使う子が初心者向けのイベントに参加しているのかしら?)

 遊希が疑問に思っていると、徐々に遊希の周りが慌ただしくなっているのに気付いた。何だろうと思って周囲を見渡すと、それまで少女のデュエルを見ていた野次馬が一斉に遊希に気付いたのである。
 間近で見る遊希の姿に戸惑う者や目をキラキラと輝かせる者からひそひそ話をしている者までその反応は三者三様といった形だった。そんな時、それまでデュエルをしていた海皇水精鱗使いの少女が遊希の元へと近づいてくる。

「あの……あなたは天都 遊希さんですよね?」
「ええ。そうだけど」
「そうですか……あなたが……」

 少女は顎に手を当てて考え込み、そして遊希の目をまっすぐに見つめて言った。

「天都 遊希さん。私とデュエルをしてください」
「……私と?」
「はい。私はもっと自分を高めたいんです。ですが、ここにいるのはみんなそれほど力のないデュエリストばかり……あなたのような実力のあるデュエリストとデュエルをしてこそ本当に実力を確かめることができるんです」

 思わぬデュエルの申し出だが、デュエルを断る理由は遊希にはない。ただ、遊希はこの少女がどこか他者を見下したような目をしているのが気になった。

「いいわ、私で良ければ。えっと……」
「私は白幡 結衣(しらはた ゆい)と言います。私のデュエル、元プロデュエリストのあなたに見せてあげます」



遊希 LP4000 手札:5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0
結衣 LP4000 手札:5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN01


「私のターンよ」

 コンピューターにより、先攻後攻の決定権を得たのは遊希だった。遊希はいつも違っているデッキと異なるため、取り敢えず先攻を選択する。

「私は手札から“ライオウ”を召喚」


※ライオウ
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。


「カードを2枚セットしてターンエンドよ」

 遊希の初手はモンスター1体召喚、カードを2枚セットという極めて無難なものに終わった。それでもサーチと特殊召喚に対して圧力をかけられ、かつ攻撃力もレベル4の中では高い方に位置するライオウ。決して悪い初手とは言えなかった。


遊希 LP4000 手札:2枚
デッキ:35 モンスター:1(ライオウ)魔法・罠:2 墓地:0 除外:0
結衣 LP4000 手札:5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN02


「……私のターンです、ドロー。私は手札から“深海のディーヴァ”を召喚します」


※深海のディーヴァ
チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/水属性/海竜族/攻200/守400
このカードが召喚に成功した時、デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚できる。


(深海のディーヴァ……なるほど)
「ディーヴァの召喚時に効果が発動します。デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚できます。私が特殊召喚するのはレベル1の“海皇子ネプトアビス”です!」

 フィールドに現れた深海のディーヴァが歌を歌い始める。その歌に誘われて海竜族1体がデッキから特殊召喚される。普通ならそうなのだが、ディーヴァの効果でもモンスターが特殊召喚されることはなかった。

「えっ、なんで……? なんでモンスターが特殊召喚できないの……?」
「悪いけど、このリバースカードの効果よ。永続罠“虚無空間(ヴァニティー・スペース)”」


※虚無空間(ヴァニティー・スペース)
永続罠(制限カード)
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
(2):デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に発動する。このカードを破壊する。


「虚無……空間……」
「ディーヴァの効果にチェーンして発動したからディーヴァの効果でモンスターを特殊召喚することはできないわ」
「えっ……嘘……どうしよう……」

 結衣がさっきまで醸し出していたクールな印象はすっかり形を潜めてしまっていた。今の彼女はまるで猛獣の檻に入れられた子犬のように目を泳がせている。その姿はとても弱々しく、対峙している遊希も不安に思うほどだった。

(……大丈夫かしら)
「……わ、私はカードを1枚セットしてターンエンドです」
「そう。じゃあエンドフェイズにもう1枚のリバースカードを発動するわ。速攻魔法、ツインツイスター。手札のサイバー・ドラゴン・コアを捨てて、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで破壊する。破壊するのはあなたのセットしたカードと私の虚無空間」
「えっ……どうして……」

 ツインツイスターによって虚無空間と結衣のセットした“アビスフィアー”が破壊される。最も虚無空間がある以上アビスフィアーは腐ってしまっていたのだが。


遊希 LP4000 手札:1枚
デッキ:35 モンスター:1(ライオウ)魔法・罠:0 墓地:3 除外:0
結衣 LP4000 手札:3枚
デッキ:34 モンスター:1(深海のディーヴァ)魔法・罠:0 墓地:1 除外:0


☆TURN03


「私のターン、ドローよ」
―――遊希。
(ええ。何処か彼女の様子がおかしい)
―――いったい何があったんだろうな?
(わからない。でもこのデュエルはもう終わらせる)
「私は手札から魔法カード、簡易融合を発動。ライフを1000支払い、エクストラデッキからレベル5の重装機甲パンツァー・ドラゴンを特殊召喚するわ」

遊希 LP4000→3000

「そして手札からサイバー・ドラゴン・ドライを召喚。このカードの召喚に成功した時、自分フィールドに存在する「サイバー・ドラゴン」のレベルを5にするわ」

サイバー・ドラゴン・ドライ レベル4→5

「レベル5のモンスターが2体……」
「私はレベル5のサイバー・ドラゴン・ドライと重装機甲パンツァー・ドラゴンでオーバーレイ。2体の機械族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚! 現れなさい、サイバー・ドラゴン・ノヴァ!」

 サイバーの名を持つエクシーズモンスター、サイバー・ドラゴン・ノヴァがエクシーズ召喚される。普段遊希はこのカードをさらに素材にしてサイバー・ドラゴン・インフィニティをエクシーズ召喚している。しかし、このデュエルにおいて遊希はサイバー・ドラゴン・インフィニティをわざわざエクシーズ召喚する意義を感じていなかった。

「サイバー・ドラゴン・ノヴァの効果を発動。1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、自分の墓地に存在する「サイバー・ドラゴン」1体を特殊召喚する。特殊召喚するのはサイバー・ドラゴン・コアよ」
「え、エクシーズチェンジしないんですか……?」
「エクシーズチェンジしなければいけないルールなんてないわ。バトルフェイズに移行。まずはライオウで深海のディーヴァを攻撃」

ライオウ ATK1900 VS 深海のディーヴァ ATK200

結衣 LP4000→2300

「うっ……!!」
「続いてサイバー・ドラゴン・ノヴァでダイレクトアタック! “エヴォリューション・ノヴァ・バースト”!」

サイバー・ドラゴン・ノヴァ ATK2100

「この瞬間! サイバー・ドラゴン・ノヴァの効果発動! 自分フィールドの「サイバー・ドラゴン」1体をゲームから除外することで攻撃力を2倍にする!!」
「!?」

サイバー・ドラゴン・ノヴァ ATK2100→4200

結衣 LP2300→0





「私の勝ちね。デュエルをして色々とわかったんだけど……」

 デュエル終了後、遊希が結衣に手を差し伸べようとするが、結衣はその手を叩く。遊希が驚いた様子を見せると、結衣は目に涙を溜めて何も言わずに走り去ってしまった。

(……私、なんか酷いことしちゃったかしら)
―――いや、お前は何も悪いことをしていないと思うが。

 小さく首を傾げる遊希、デュエルディスクを収納して別の場所に行こうとした時、近くにいた少女たちがクスクスと意地の悪い笑みを浮かべているのに気が付いた。少女たちはいずれも結衣にデュエルで敗れた者たちである。はっきりとは聞こえなかったが、彼女たちは遊希に惨敗した結衣の悪口を言っていたように聞こえた。

(まさか……)
「ねえ、ちょっといい?」

 遊希は事情を知ると思われる少女たちに声をかけた。一度デュエルをしただけではあるが、何故か結衣のことが気になって仕方無かったのである。






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光芒
10000アクセス突破記念として企画した番外編ですが、思いの外執筆が進んでいるため、少し予定を早めて投稿させていただきました。

今回の82話(番外編第1話)ではえまれーどさんに応募して頂いた“ベアトリス・オルレアン”と名無しのゴーレムさんに応募して頂いた“白幡 結衣”の2名くを登場させていただきました。ベアトリスに関しては顔見せ程度の登場でしたが、本格登場はしばらく後となります。
一方結衣は自分の実力を見せつけるため遊希にデュエルを挑みますが、敢え無く惨敗という役回りでした。今回はあまり見せ場はありませんでしたが、後々再登場して活躍してくれるので、その時をお待ちいただきますでしょうか?

次回の更新は3/5~3/6の間に行えれば、と思っております。
次回の話ではター坊さんに応募して頂いた“諏訪部 歩美”とAlesさんに応募して頂いた“星崎 美夏”の両名が登場。歩美においてはまだですが、美夏は千夏とデュエルをすることになるのでそちらもお楽しみに。
(2016-03-04 17:03)
ター坊
遊希ちゃんは天然のスパルタ式の教え方なのか。派手にはやり過ぎた感があります。けれどこんな風に動かせるとは、私の歩美ちゃんの登場が今から楽しみです。 (2016-03-04 17:39)
Ales(from SP)
ライオウに虚無空間……悪夢やわぁ。
次回早速美夏ちゃんのデュエルですと!?ヤッター!
LP4000だと、色々(バジリコック)出る前に終わりそう……(KONAMI感)
さて、こちらでは別のデッキとはいえクリフォートをフルボッコした美夏がどう負けるか、心待ちにしております(殴 (2016-03-04 18:12)
名無しのゴーレム
うわぁ……結果は見えていたとはいえ、まさかここまで酷く圧殺されるとは。リアルでやられても結構キツイ気がします。でもこれを機に成長できるのなら……今後に期待、ですかね。
次は美夏のデュエルですか……掲示板のあらすじからして半喧嘩状態っぽいですが、(デッキの内容は)ガチ気味の美夏が千夏にどこまで食らいつくのか、今から次回の更新が待ちきれないです。 (2016-03-04 18:14)
クトゥルフ大好きな人
う、うわぁ(´・ω・`)海皇水精鱗って個人的にトラウマのあるデッキだけど出だしからここまで完封するなんて(これはこれで結衣ちゃんにトラウマが残りそう)
やばい、続きが気になって気になって仕方ない(﹡ˆ﹀ˆ﹡)
(2016-03-04 20:06)
光芒
>ター坊さん
遊希は意識してスパルタ、にしているわけではないですね。彼女にとっては普通に接しているつもりでも口下手かつデュエルが強いだけに辛辣に見えてしまうのかもしれませんね;
ちなみに他の4人ともよほどの初心者相手でもない限り「わざと負ける」的なことはしません。わざと負ける、というのは真剣勝負を否定することになってしまいますので……
歩美ちゃんはとにかく萌えというか庇護欲を掻き立てられるようにできれば、と思います。

>Alesさん
実を言うと自分がリアルで海皇水精鱗を使っていた時にメタビ相手にライオウ+虚無空間をやられてフルボッコにされた経験があったりします。
話数の関係上LP4000ですが、千夏VS美夏は話をまたぐ予定です。バジリコックの出番は……あるのでしょうかね(悪い顔

>名無しのゴーレムさん
せっかく応募して頂いたキャラなのにいきなり可哀想な目に遭わせてしまい申し訳ありません。ただ最初がアレな分後々お釣りをつけて返ってこれるようにできれば、と思います。
次回では予告通り千夏VS美夏のデュエルとなります。美夏のデッキは比較的まとまっており、コンセプトもしっかりしているのでデッキの完成度は高いですね。ただ千夏のデッキもリアルで存在したら5人の中では一番強いHEROデッキ、という……

>クトゥルフ大好きな人さん
自分も海皇水精鱗は発売当初から使っていたデッキだけに使う強さも使われる強さも知っています。現在はディーヴァ制限でだいぶ大人しくはなりましたが……ただこれを契機に結衣がどう変わるか、というところには着目して頂ければ、と思います。 (2016-03-05 00:22)

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72 第53話:綾瀬の正体 1549 2 2015-12-19 -
57 第54話:精霊と精霊 1379 4 2015-12-22 -
81 第55話:真剣勝負 1352 2 2015-12-25 -
54 第56話:反攻の遊希 1312 2 2015-12-27 -
115 第57話:満身創痍のふたり 1394 3 2015-12-30 -
131 第58話:幻惑、水の銀河眼 1630 3 2016-01-04 -
111 第59話:未知の敵 1720 4 2016-01-07 -
78 第60話:猛攻! スピードロイド 1506 2 2016-01-10 -
104 第61話:親友 1507 5 2016-01-12 -
73 第62話:死闘の果てに 1580 6 2016-01-15 -
98 第63話:二人の少女、そしてライバル 1520 2 2016-01-18 -
60 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1456 3 2016-01-21 -
120 第65話:光の導き 1369 2 2016-01-24 -
111 第66話:立ち上がる時 1431 4 2016-01-27 -
96 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1458 2 2016-01-30 -
136 第68話:不可解なこと 1511 2 2016-02-02 -
84 第69話:千夏との誓い 1345 3 2016-02-05 -
79 第70話:あの日、あの時 1417 4 2016-02-08 -
131 第71話:黒幕との接触 1614 3 2016-02-10 -
160 第72話:決別の時 1777 3 2016-02-12 -
122 第73話:思いを一つに 1431 3 2016-02-15 -
109 第74話:邪なる同調 1556 2 2016-02-17 -
55 第75話:精霊の奇跡 1448 4 2016-02-19 -
118 第76話:星天の再会 1432 2 2016-02-22 -
119 第77話:ペンデュラムの脅威! 1472 4 2016-02-24 -
127 第78話:渾身のドロー 1702 2 2016-02-26 -
112 1万アクセス突破記念企画開催! 1882 0 2016-02-26 -
63 第79話:覇王黒竜の目覚め 1455 4 2016-02-28 -
53 第80話:進化する銀河龍 1537 2 2016-03-01 -
137 第81話:変わらぬ友情 1507 7 2016-03-03 -
117 第82話:集う決闘者 1755 6 2016-03-04 -
139 第83話:小さくたって決闘者 1738 7 2016-03-05 -
109 第84話:決意を秘めた決闘者 1474 9 2016-03-07 -
80 第85話:歩み始めた決闘者 1555 13 2016-03-08 -
127 第86話:真意を告げた決闘者 1638 7 2016-03-09 -
114 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1659 7 2016-03-10 -
74 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1576 10 2016-03-11 -
101 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1578 8 2016-03-13 -
99 第90話:五人五色な決闘者 1483 6 2016-03-14 -
136 遊希たちが4月改訂を語るようです 1513 8 2016-03-16 -
81 第91話:夕刻迎えし決闘者 1418 6 2016-03-16 -
95 第92話:解き放たれた決闘者 1651 6 2016-03-18 -
78 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1780 7 2016-03-20 -
73 第94話:一計案じる決闘者 1298 8 2016-03-22 -
83 第95話:絆深める決闘者 1471 10 2016-03-23 -
81 第96話:矛を交える決闘者・1 1429 9 2016-03-25 -
127 第97話:矛を交える決闘者・2 1358 6 2016-03-27 -
123 第98話:矛を交える決闘者・3 1476 7 2016-03-29 -
79 第99話:矛を交える決闘者・4 1441 7 2016-03-31 -
93 第100話:熱戦の決闘者・1 1411 6 2016-04-02 -
130 第101話:熱戦の決闘者・2 1448 10 2016-04-05 -
87 第102話:熱戦の決闘者・3 1473 11 2016-04-07 -
80 第103話:熱戦の決闘者・4 1415 6 2016-04-09 -
115 第104話:熱戦の決闘者・5 1555 6 2016-04-11 -
102 第105話:熱戦の決闘者・6 1479 6 2016-04-13 -
70 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1436 6 2016-04-15 -
130 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1501 11 2016-04-18 -
85 第108話:別れの時を迎える決闘者 1492 10 2016-04-20 -
76 番外編前編について遊希たちが語るようです 1519 6 2016-04-21 -
110 第109話:2通の手紙 1617 11 2016-04-23 -
98 第110話:青き眼のアトラクション 1519 6 2016-04-25 -
129 第111話:新時代のデュエル 1466 6 2016-04-27 -
92 第112話:ドラグーン 1390 6 2016-05-01 -
111 第113話:アクセラレーション! 1480 7 2016-05-03 -
119 第114話:熱気溢れしサーキット 1288 6 2016-05-06 -
141 第115話:新たなるブラックフェザー 1339 5 2016-05-10 -
136 第116話:疾走の果てに 1545 7 2016-05-12 -
57 第117話:ノンストップ・ガールズ 1563 6 2016-05-14 -
81 第118話:夏の終わり 1500 9 2016-05-16 -
122 第119話:謎の美少女 1553 4 2016-05-19 -
90 第120話:真・究極 1425 8 2016-05-21 -
65 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1388 4 2016-05-23 -
71 第122話:聖夜の悲劇 1345 6 2016-05-25 -
61 30000アクセス記念企画を少々。 1247 5 2016-05-27 -
83 第123話:姉として 1364 3 2016-05-29 -
74 第124話:対峙する竜と龍 1421 3 2016-06-01 -
63 第125話:顕現せし遊望の精霊 1480 5 2016-06-03 -
66 第126話:No.(ナンバーズ) 1483 4 2016-06-06 -
109 第127話:届かぬ言葉 1460 7 2016-06-08 -
78 30000アクセス記念企画 1668 4 2016-06-10 -
72 第128話:白紙のカード 1401 6 2016-06-14 -
125 第129話:青空の下で 1285 3 2016-06-17 -
135 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1561 4 2016-06-20 -
78 第131話:試練のデュエル 1397 4 2016-06-23 -
70 第132話:第四の精霊 1342 5 2016-06-26 -
115 第133話:舞い降りる閃珖竜 1454 4 2016-06-29 -
72 第134話:親友に託された力 1378 3 2016-07-02 -
105 第135話:涙の誓い 1366 4 2016-07-06 -
107 第136話:次元転送装置 1320 3 2016-07-09 -
102 第137話:新たなる竜星 1468 5 2016-07-12 -
63 第138話:綾香の忘れたもの 1403 4 2016-07-15 -
137 第139話:決闘者たちの選択 1260 5 2016-07-19 -
111 第140話:2人の真意 1331 7 2016-07-24 -
73 第141話:精霊界への旅立ち 1357 4 2016-07-28 -
74 第142話:黒き魔術師と弟子 1310 3 2016-08-02 -
125 第143話:七星将軍の襲撃 1361 3 2016-08-05 -
94 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1387 0 2016-08-07 -
77 第144話:英雄と炎拳・1 1328 5 2016-08-10 -
77 第145話:英雄と炎拳・2 1274 4 2016-08-14 -
72 第146話:騎士王の覚醒 1272 6 2016-08-17 -
89 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1455 3 2016-08-21 -
81 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1303 2 2016-08-23 -
54 第149話:過去への鎮魂歌 1346 7 2016-08-26 -
96 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1358 3 2016-08-28 -
91 第150話:機械の身体に宿る心 1179 0 2016-08-31 -
63 第151話:空を超えて 1149 0 2016-09-03 -
125 第152話:竜と機械の大会戦 1235 0 2016-09-08 -
64 第153話:竜領域のナンバーズ 1295 0 2016-09-13 -
88 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1532 7 2016-09-17 -
110 遊希たちが10月改訂を語るようです 1321 4 2016-09-19 -
88 第154話:望まぬ戦い 1218 2 2016-09-23 -
73 第155話:正しさと過ち 1195 4 2016-09-27 -
66 第156話:少女の決意 1310 2 2016-10-01 -
125 第157話:遊希に起きた異変 1439 4 2016-10-05 -
119 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1369 3 2016-10-08 -
123 第159話:玻璃の如く純粋に 1339 2 2016-10-12 -
113 第160話:限界を超えて 1299 3 2016-10-15 -
137 第161話:決戦 1314 3 2016-10-18 -
106 第162話:精神の成長 1289 2 2016-10-21 -
57 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1324 4 2016-10-24 -
51 第164話:絆が紡いだ道 1433 6 2016-10-27 -
74 第165話:戦いの終わり 1353 4 2016-10-30 -
68 番外編 Trick or Treat 1230 5 2016-10-31 -
121 第166話:終わりの始まり 1465 9 2016-11-04 -
113 第167話:最期のワガママ 1492 4 2016-11-07 -
128 第168話:声なき再会の誓い 1357 4 2016-11-10 -
100 番外編:11月11日 1248 5 2016-11-11 -
80 第169話:七皇激突 1182 3 2016-11-15 -
57 第170話:怒りに生まれし竜 1165 3 2016-11-17 -
142 第171話:紅き新星竜 1508 5 2016-11-19 -
87 第172話:未来を賭けた戦い・1 1367 4 2016-11-22 -
127 第173話:未来を賭けた戦い・2 1288 3 2016-11-24 -
134 第174話:未来を賭けた戦い・3 1270 4 2016-11-28 -
141 第175話:神の目覚め(修正済) 1265 5 2016-11-30 -
157 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1691 5 2016-12-02 -
110 第177話:次元を越える想い 1528 4 2016-12-05 -
146 第178話:天地創造の龍 1502 3 2016-12-07 -
114 第179話:希望への道 1390 3 2016-12-09 -
140 第180話:別れの時 1291 4 2016-12-11 -
113 第181話:少女たちの帰還 1257 5 2016-12-13 -
67 遊希たちが1月改訂を語るようです 1200 7 2016-12-15 -
130 第182話:バースデイ 1455 3 2016-12-17 -
104 第183話:星龍皇覚醒・1 1286 3 2016-12-19 -
120 第184話:星龍皇覚醒・2 1313 4 2016-12-21 -
88 第185話:星龍皇覚醒・3 1164 4 2016-12-22 -
107 番外編:一番のプレゼント 1255 5 2016-12-25 -
126 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1369 3 2016-12-26 -
108 星龍皇 設定・カード紹介 1400 0 2016-12-29 -
73 第187話:星龍皇覚醒・5 1267 4 2016-12-30 -
111 番外編:新年 1254 4 2017-01-01 -
87 第188話:星龍皇覚醒・6 1143 2 2017-01-04 -
123 第189話:星龍皇覚醒・7 1262 3 2017-01-07 -
66 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1456 3 2017-01-09 -
136 エピローグ:未来 1715 10 2017-01-13 -
102 番外編:2月3日 1265 4 2017-02-03 -
98 番外編:愛と友情のチョコレート 1068 4 2017-02-14 -
89 番外編:桃(色)の節句 1143 4 2017-03-04 -
133 感謝とお知らせ 1289 2 2017-05-04 -
92 番外編:Gift 1161 2 2017-12-25 -
149 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1137 2 2018-01-14 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1801 2 2018-05-24 -
90 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 1032 2 2018-05-28 -
103 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 953 2 2018-05-30 -
132 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1123 2 2018-06-03 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1125 4 2018-06-06 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 881 2 2018-08-14 -
74 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 884 3 2018-08-20 -
114 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 913 3 2018-08-23 -
75 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 924 2 2018-08-25 -
46 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 808 3 2018-08-30 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 942 2 2018-09-01 -
212 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1059 3 2018-09-07 -
105 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 785 0 2018-09-09 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 886 3 2018-09-12 -
126 番外編:願う幸福 1493 2 2018-12-25 -

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