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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第112話:ドラグーン

第112話:ドラグーン 作:光芒




 プールを出た4人はシャワーを浴びて着替えると、昼食を取った後にライディングデュエルが行われるサーキットへと足を運んだ。
 そこはスタジアムのように四方を客席で囲まれており、その外周を楕円形のオンロードのコースが設けられている。レースゲームのコースのように複雑なカーブやバンクなどはなく、あくまでスタジアムの外周をぐるぐると回るだけのシンプルなコースのようだった。これならばよほどのことが起きない限り事故の心配はないだろう、とほっと遊希以外の3人は胸を撫で下ろす。最も遊希は「万が一が起こるのがデュエル」と用心しているようではあったが。
 サーキットを見学した4人は遊希の控室へと入った。控室にはDホイールのキーとレーシングスーツ、そしてヘルメットが既に置かれていた。Dホイールもデュエルを行うためのものとはいえ、平たく言えばバイクである。安全および体調に最大限の考慮が必要になるのだ。

「へえ、これを着るのね……」
「……ちょっと身体の線が出るから抵抗あるんだけど」

 綾香はレーシングスーツを身に纏った遊希の姿を想像した。眉目秀麗な遊希が着るのだからレーシングスーツも様にはなっているのだが、身体の線が出るそのスーツを身につけた姿を想像して何故か綾香の顔が赤くなったのは言うまでもない。

「ところで、ライディングデュエルと普通のデュエルにはバイクを運転する以外に違いがあったりするんですか?」
「普通のフィールド魔法とは違って別のフィールド魔法が常時発動するみたいよ。確か……ああ、これ。“スピード・ワールド”っていうフィールド魔法よ」

 遊希はDホイールのキーの下に置かれていたそのカードを3人に見せた。ライディングデュエルには専用のフィールド魔法が存在し、このカードが常に発動され続けるのだ。



※スピード・ワールド(オリジナルカード)
フィールド魔法
(1):このカードはカードの効果では破壊されず、他のカードの効果によって墓地には送られない。
(2):お互いのプレイヤーはお互いのスタンバイフェイズ時に1度、自分用スピードカウンターをこのカードの上に1つ置く(最大12個まで)。 1ターンに1度、自分用スピードカウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を発動する。
●4個:自分のデッキからカードを1枚ドローする。
●7個:フィールドに存在するカード1枚を破壊する。
●10個:相手のカードの発動を無効にして破壊する。



「“スピードカウンター”?」

 聞き慣れない単語に千夏は首を傾げる。だが無理もない、スピード・ワールドおよびスピードカウンターについてはあくまでライディングデュエル専用のカードおよび効果なのだから。

「お互いのスタンバイフェイズごとにカウンターがそれぞれのスピード・ワールドに乗るの。そのカウンターを取り除くことで様々な効果が発動できるわ」
「1枚ドローに対象を取らない破壊にカード発動無効かぁ……この効果、使いどころが大事そうね」
「そうね。最後の効果を発動するためにはスピードカウンターを10個、つまりスタンバイフェイズを10回迎えないといけないわけだから……ちなみにこのカードは特殊なフィールド魔法でこのカード以外にも1枚だけフィールド魔法をいつものデュエルと同じように発動できるみたい。だから【ドラグニティ】とか【暗黒界】みたいなフィールド魔法に依存するデッキも問題なく使えるそうよ」
「そうしないと不公平ですからね……」

 今後I2社および海馬コーポレーションはこのスピード・ワールドやそれに付随したライディングデュエル専用のカードを展開していくという。最もまだライディングデュエルというデュエル自体始まっていないため、それが実現するのはいつになるのか、という次元の話なのだが。
 そんな時、遊希たちの詰める控え室のドアがノックされる。遊希が「どうぞ」と言うと中に入ってきたのは作業着姿の若い男性だった。

「天都 遊希さんですね、今回あなたのDホイールを整備させて頂きますメカニックの宮下と申します」
「ああ……これはご丁寧に。ちょうどこれからご挨拶に伺おうと思っていたところでした」

 メカニックの宮下、と名乗った若い男性はそう言って油か何かで黒ずんだキャップを取って頭を下げる。キャップを取ったことで露わになった彼の左右の頭髪はまるで蟹のハサミのようにぴょこん、と跳ね上がっていた。作業着中が真っ黒になっていたことから宮下はずっと遊希の乗るDホイールの点検をしていたのだろう。それこそ髪に癖がついてしまうほど熱心に。
 本当にそんな事情があったかどうかはわからないが、きっとそうなんだろうな、と思った遊希は恭しく頭を下げ返す。Dホイールは運転するドライバーもさることながら、整備を行うメカニックの腕およびドライバーとメカニックの信頼関係も大事になってくるのだ。

「あの人がDホイールを整備しているのね」
「まあマシンが調子悪いとどうしようもないですからね……事故の元にもなってしまいますし」
(あんな風に外面のいい遊希初めて見た……でも)

 顔見知りの前では比較的カラっとした様子の遊希であるが、目上の人間だったりお世話になっている人に対してはこうして礼儀正しく振る舞うことができる。そこは元プロデュエリストということも影響しており、幼い時から多種多様な大人たちに紛れて過ごしていたことの経験が活きている。
 それでもそんな彼女が素の自分を見せるのは綾香たち親友および心を許した竜司たち一部の大人だけ。そう思うと綾香はそれとなく嬉しかった。

「実は天都さんの乗るDホイールのメンテナンスが終わりましたのでご報告にあがりました。もし宜しければ1回ピットに来て見てもらいたいのですが宜しいですか?」
「はい、わかりました。あの、もし可能であれば試乗もしたいのですが……」
「試乗ですか? それなら大丈夫ですよ、では試乗をしてもらった上で不備などありましたらまたこちらでメンテナンスをさせて貰いますね」
「お願いします。今からライダースーツに着替えるので、先に戻っていて貰ってもいいですか?」
「わかりました、ではお待ちしております」

 そう言って宮下は遊希たちの控え室を後にする。遊希は控え室の奥にある衣装棚に掛けられていたライダースーツを手に取った。
 そのライダースーツは青を基調にしたカラーリングになっており、まるで光子竜の身体を思わせるような鮮やかな輝きを放ったものだった。仮にこれを着てサーキットを走った場合、夜空を彩る月と星、さらにスタジアムの照明に照らされることとなり、遊希のその姿はまさにサファイアのような美しい輝きを放つだろう。

(……やっぱりちょっと派手よね)

 最もその派手さを遊希はあまり好んでいなかったのだが。











「まあ、こんなものかな」

 遊希はなんだかんだ言ってそのライダースーツを身に纏うと、長髪を耳の後ろで2つにまとめる。Dホイールに乗るにあたってヘルメットは当然被らなければならないのだが、長髪が風に揺れてぐちゃぐちゃになるのはできれば避けたかった。そのため少し子どもっぽいかもしれないが生まれて初めてツインテールという髪型を体験した。

「着替え終わったー?」
「うん」

 ライダースーツを着た遊希は3人の前でくるりと一回転してみる。青いスーツに白い肌、美しい黒髪のツインテールが風に棚引く。

「ツインテールも似合っていますよ」
「ちょっと子どもっぽいけど……仕方ないわ」
「しかしさぁ……ほんとデカいわねあんた」
「ジロジロ見ないでよ、もう」

 意味深な言葉を言いながらジロジロと見てくる綾香と千夏にもう少し大きなサイズを着るべきだったか、と軽く後悔する遊希。しかしただでさえ慣れないライダースーツの着替えで時間をかけてしまったために宮下を待たせてしまっているため、そんなことを一々気に留めている場合ではなかった。
 遊希は自分のデッキが入ったポーチを腰につけると、Dホイールのキーとスピード・ワールドのカードを持って綾香たちと共に宮下の待つピットへと向かった。ピットでは宮下をはじめとした3人のメカニックが遊希の乗るDホイールの調整を行っている最中だった。

「浅沼、こんな感じでどうだ?」

 宮下が浅沼というもう1人のメカニックにDホイールの状態を見せる。オレンジ色の髪をオールバックにしているその男性メカニックはエンジン部分を開くと手にしていたスパナでネジを締まりを確認する。

「ああ、これで大丈夫だな! しかしこいつも幸せもんだよな? だって俺たちに整備してもらえるんだからよ!」
「当然だ、何故なら米国一のデザイナーであるこの俺が設計したのだからな! しかしさすがに疲れたぞ、おいコーヒーを持ってこい! インスタントのではないぞ、1杯3000円のブルーアイズ・マウンテンだ!」
「何が米国一、だ! お前さっきからコーヒー飲んでばっかでなんもしてねーだろ! 少しはこっちに協力しやがれ!」

 金髪で長身の外国人に食って掛かる浅沼。それが彼らの日常の光景なのか、宮下はその2人の言い争いには全く関与しようとはしなかった。工具を片手に汗を拭っていた彼は遊希たちが来ていることに気が付く。

「ああ、天都さん。こちらがあなたのDホイールですよ」

 宮下がメンテナンスの終わったばかりの遊希が乗るDホイールに手を向けた。そのDホイールは全身が白く塗られており、ライトやハンドルが設置されているフロント部分が横から見るとまるで竜の顔のように見える流線形の機体だった。
 前輪および後輪は竜の顎と尻尾に見える部分で守られている。また座席からマフラーにあたる部分は鱗と翼をモチーフにしたのか、足をかける部分から車体の後部まで斜めに長く伸びていた。

「これが……教習用のDホイールとはだいぶ異なるんですね」
「教習用のものはあくまで練習用のものでしかありませんからね、性能は控えめにセッティングされているんです。こちらは我々が海馬コーポレーションおよび星乃 竜司さんから依頼されて作り上げた特注品なので、性能は自分で言うのもなんですが、折り紙付きと言っていいでしょう」

 竜司はこんなところにまで手を回していたのか、と呆れつつも遊希は内心感謝をするのであった。しかし、外見やカタログスペックは凄いものなのかもしれないが、それだけでこの機体を値踏みするわけには行かない。
 数時間後には遊希はこのDホイールを駆ってライディングデュエルをするのだから、本当にこの機体が遊希の身体に合うのかどうかを直接確かめなければならない。そのためにこのピットまで足を運んだのだ。

「あの、早速試運転をしてみたいのですが……」
「はい。燃料も満タンにしてあるのでいつでも走れますよ。ああ、今ガレージを開けますね」

 宮下がガレージを開けると、陽の光とともにどこか潮の匂いがする風がピットに吹き込んでくる。遊希たちの眼前に広がったのは誰もいない客席と誰もいないサーキット場だった。
 後にここが世界で初めて行われる形式の全く新しいデュエル・ライディングデュエルの舞台となるのだ。嵐の前の静けさ、この空間が不気味なまでに静かに感じるのはやはりここがデュエルモンスターズの歴史を変える舞台になるということを知っているからなのかもしれない。
 遊希はヘルメットを被り、Dホイールのスタンドを足で蹴りあげた。そしてその機体をゆっくりとサーキットの方へと押していく。Dホイールといえども基本は普通のオートバイと同じであり、教習では押し方や倒れた時の起き上がらせ方を習っている。しかし、あちらは宮下も言っていた通り教習用のDホイールであり、性能が抑えられているどころか機体の重量も軽い。
 そのため女性の遊希でも教習用Dホイールなら無理なく自分の力で動かすことができた。しかし、これはレース用の本格Dホイールであり、あちらと比べると重量もかなり重く、そして性能も桁違い。そのため慎重に扱わなければ搭乗者に牙を剥く恐れもあったのだ。遊希は喉をゴクリ、と鳴らすとDホイールを外に出してはその機体に跨った。

「キーを刺す箇所はここです。ここに刺して右に回して下さい、エンジンが掛かりますので」
「はい」

 宮下に言われた箇所にキーを刺した遊希は一度深く深呼吸をすると、そのキーを右に回した。



「―――っ!!」



 その瞬間である、閑静なサーキットにまるで竜が雄叫びを上げたかのような轟音が響き渡ったのは。シートを通じて遊希の身体には生き物における心臓の鼓動にあたるDホイールのエンジンから生じる振動が伝わってくる。これが本物のDホイールの力。想像以上の力に戸惑う遊希であったが、彼女の心には戸惑いからなる焦りともう1つの感情が迸っていた。

(……すごい! 動かしたい……この子を……!!)
「天都さん、アクセルとブレーキはここです。ここを適宜操作してくれれば問題なく起動します。最も今はデュエルモードではないので運転はマニュアルになります。そこはお気をつけて」
「……はい。では、行ってきます」

 遊希はハンドルをしっかりと握り、アクセルとなっているハンドルグリップを少しずつ回していく。Dホイールはそれに呼応して少しずつゆっくりと進んでいき、遊希がアクセルを奥に回せば回すほどスピードを上げていく。

「遊希!!」
「……すごいです」
「迫力たっぷりね……!」

 綾香たちはピットから無人のサーキットをDホイールで駆ける遊希をじっと見つめていた。バイク特有の排気音を響かせながら楕円形のサーキットを周回する遊希の姿はそのDホイールの形状も相まって、まさに竜を駆る姫騎士と言わんばかりの独特な激しさと美しさをこれでもかと見せつけていた。
 コーナーの回り方やインの取り方、サーキットでのスピードの調整などを兼ねた遊希のドライブは10分ほどで終了した。しかし、見ている側および乗っていた遊希は時計を見ても10分しか経っていないとはとても思えなかった。

「はぁっ……はぁっ……」

 戻ってきてDホイールから降りる遊希。ヘルメットを取った彼女の頭からは汗が滝のように流れ出ており、数分の試運転でもその身体にかかる負担は相当なものであることが伺われた。
 疲弊しきっている様子の遊希を見て心配に思った綾香が駆け寄ろうとするが、遊希はそれを何も言わず手で制した。綾香もまたそんな遊希の表情を見て彼女が何を感じているのかを悟った。
 遊希の顔はひどく紅潮しているものの、それは疲れや焦りによるものではない。本格的なDホイールを駆ってサーキットを駆け抜けたことによる興奮そして歓び。エンジンを掛けた時の振動が、Dホイールという生き物の鼓動が伝わったことによる恍惚からなるものだったのだ。

「天都さん、お見事です。あなたのような方に運転してもらえてこいつも喜んでいるでしょう」
「……宮下さん、こちらこそお礼を申し上げなければなりません。皆さんがメンテナンスをしてくれたからこそこの子……えーと」
「ふん、この2人もメンテナンスもさることながらこの俺。米国を代表するデザイナーであるスター・フィールドが設計したDホイール“ドラグーン”だ、このくらいできて当然だ!」
「ドラグーン?」

 スター・フィールドと名乗ったアメリカ人が遊希の乗ったDホイールの設計者を自称する。自分の口では米国を代表するデザイナー、と大言壮語するものの実際のところはまだまだ駆け出しの若手デザイナーに過ぎないのだが。それでもその尊大さに見合った才能はあるようであり、実際遊希は彼が設計したこのDホイールに乗ってみてとても気持ちよく走ることができたのは言うまでもない。

「ドラグーン、とは龍騎兵。すなわり銃火器を持って戦場を駆ける騎士のことを指す。最も俺の言うドラグーンとはその意味ではない」
「じゃあどういう意味だってんだよ」
「お前にはわからぬのか!? 彼女がそのDホイールを駆って走る様、まさに竜を駆る姫と呼ぶに相応しいではないか!! 馬ではなく竜を駆る。故にドラグーンと名付けたのだ!」

 そんな大声で恥ずかしいこと言わないで、と思いつつも遊希はこのDホイールをドラグーンと名付けることにした。遊希の命運を分けるライディングデュエルのその時は刻一刻と迫ってきていた。











 遊希が関係者に言って取ってもらった綾香たちの席はスタート地点から最も近いセクションの最前席だった。そのためオペラグラスなどを使わずとも肉眼で遊希のデュエルを観戦することが可能であり、もし仮にこの席を何の伝手もなく購入するとなれば数万円の出費が必要と思われる特等席であった。
 そんな彼女たちの周りには如何にも大企業の幹部といった出で立ちの中年男性や報道関係者と思われるカメラを構えた若い女性が腰掛ける。最も綾香たちの席は特別とあって、周囲の座席3席分誰も座ることができないようにはなっているのだが。

「開始間近とはいえ、凄い熱気ですね……」
「まああの黒田 真九郎がデュエルするんだもん。昔のファンは駆けつけるでしょ」

 一般客が入る席を見ると自分たちと同年代の少女から母親世代の女性まで幅広い層の女性客が詰めかけていた。真九郎はレーサーとして人気もそうだが、元々はアイドルからここまでのし上がった人間である。その時からの根強い女性ファンは今もなお彼の出場するレースやイベントに駆けつけているのだ。

「遊希からしてみればアウェーよね」
「まあどっちのホームっていうわけじゃないからね、ホームもアウェーもないでしょ……あっ、そろそろ時間ね」

 時計はデュエル開始の時刻である午後6時を指す。その瞬間、サーキットおよびスタジアムの照明が落とされて周囲を闇が包み込む。スタジアムの中心部にあるオーロラビジョンに先ほどプールで綾香と千夏が見たライディングデュエルの宣伝映像が流れると、スタジアムからは大歓声が沸いた。
 その歓声に押されるような形でサーキットの中心に現れたのはラジオやテレビのスポーツ中継で人気の実況アナウンサーだった。その端正なルックスと恵まれた美声で俳優および声優としても活躍する彼がマイクを持ち、スタジアム中の観客を煽り始める。

「今、この瞬間! デュエルは新たな時代を迎える!! 今日ここに集った君たちはその歴史の目撃者となる!! そして……この歴史を紡ぐ2人の選ばれし決闘者をご覧に入れよう! 諸君、盛大な拍手と歓声で迎えるのだ!!」

 まず最初に映し出されたのは10代の時にアイドルとしてデビューした真九郎の若き日の映像。アイドルグループの一員としてCDセールスの売り上げ年間トップを達成し、数多の賞を獲得したかつての少年は長い時を経て1人のデュエリストとして戦場に立つ。
 黒田 真九郎の名がコールされると同時に真九郎は遊希とはまた別のピットから彼専用のDホイールを駆って飛び出した。真九郎のDホイールはその名前が表わす通り漆黒のDホイールであり、先端はまるで鳥の嘴を彷彿とさせるような鋭利なものとなっていた。歓声に応えながら真九郎はDホイールをスタート地点に停めると、手招きする実況アナウンサーの横に立つ。黄色い声援および女性の声での「真九郎!」コールが鳴り響く中、次にオーロラビジョンに映し出されたのはあどけない1人の少女だった。

「あれ……遊希?」
「流れ的にはそうでしょうね……プロデュエリストだったころですからまだ小学校中学年から高学年の頃の遊希さんでしょうか?」

 映し出された映像には1人の美少女がデュエルで自分より1周り2周り年上のプロデュエリストを次から次へとなぎ倒していく光景だった。
 姿かたちこそ幼く、愛らしさを振りまくものの、デュエルの様子を見る限りやはり遊希のデュエルスタイルは変わっていない。世界で遊希のみが持つ【ギャラクシー】のカードたちで相手を圧倒しては鮮やかに勝利する。映像の中の少女はまさに銀河竜を駆る少女、と言わんばかりにキラキラと輝いていた。

「突然の引退からはや5年……あの伝説の少女が帰ってきた! 天都 遊希!!」

 白い竜を模したDホイール・ドラグーンを駆って遊希が姿を現わした。真九郎の時と比べてやはり歓声よりもどよめきの方が大きいがそんなことを今更気に留める様子もなく遊希はドラグーンをスタート地点に停めると、真九郎と同じように実況アナウンサーの脇に立った。遊希と真九郎、2人のデュエルの歴史の1ページに新たな1文字を加える2人が勢揃いした瞬間である。





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ター坊
ライダースーツごちです!
いつもの皆との絡みからドラグーンに興奮する遊希まで可愛いもかっこいいも揃った回になりました。
ドラグーンを得て新たなステージに立つ遊希。歴史的な一戦が始まる! (2016-05-01 14:22)
クトゥルフ大好きな人
コーヒーばっかり飲んでる整備士が「カウルは俺が塗った」とか言いそうですな(´・ω・`)
やっぱりDホイールは負担がある分、それを乗りこなしてる5Dsの世界の人達って凄いんだなと改めて思わされたり(シンクロ次元?知らない世界ですね)

ライタースーツが似合う遊希さん(*´ω`*)いいっわぁ
スタイルの良さと言えば詩織さんも素晴らしい訳だしライダースーツが似合…ゴヨウ「はいそのデジカメ没収ね」ソンナー (2016-05-01 16:57)
白金 将
バイクもスーツも揃って遊希ちゃんがカッコよく映えますねぇ……
ライディングデュエルということでどのようなバトルが展開されるか楽しみなのです。
スピードワールドというフィールドもどのように影響を与えて来るのか期待ですねぇ(`・ω・´)
そして遊希ちゃんのおっぱ(ゴヨウ「アウトー」(アイエエエエ (2016-05-01 17:49)
名無しのゴーレム
5Dsで猛威を振るったバーン効果はなくなっちゃいましたか……WRGPで何度も言及された「セーフティライン」の存在が個人的に面白かったんですよね。その代わりに増えた万能カウンターがデュエルにどう影響するのか、楽しみですね。
(2016-05-01 18:27)
から揚げ
5Dsのキャラの中の人の名字のキャラが出るとは、良いファンサービスですね!遊希のライダースーツは最高だぜ!巨乳とピチピチなライダースーツの相性は、バツグンですね!詩織ちゃんには、これでもかと言う位にピチピチで体のラインが強調されたライダースーツを泣きながら着てほしいですね(ゲス顔) (2016-05-01 19:09)
光芒
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、作中に登場した2人のメカニックおよびDホイールの設計者は5D’sに登場した遊星・ジャック・クロウをモチーフにしており、名前は声優さんの苗字をもじっています。決して遊星たち本人と言うわけではないのであしからず……

>ター坊さん
そうですね、日常回のノリからライディングデュエルに至るまでの高揚感を描きたかったためこのような流れとなりました。実際にバイクに乗ったことは無いのですが、バイク乗りが初めてバイクに乗った場合はどんなふうに思うのかな、と想像して書いたらこうなりました。この世界および遊希にとって意義のある1戦にしなければ、と思います。

>クトゥルフ大好きな人さん
まあ遊戯王の登場人物はたいていの人が強化人間と化してますからね……あれくらいどうってことないんでしょう。宇宙まで行くレベルですし;
遊希と詩織のライダースーツの破壊力は凄いでしょうね。今やってる某バイクアニメのキャラを想像して頂ければわかりやすいと思いますよ(ゴヨウされながら

>白金 将さん
ライディングデュエルにおいてバイクは馬、ライダースーツは鎧のようなものですからね。それらが全て揃えば例え華奢な女の子であっても様になるものですね。
スピードワールドやスピードカウンターなど普通のデュエルにない要素を取り入れなければならないので、普通のデュエル以上に処理が難しいですね。その分斬新さはありますが、ミスのないように頑張ります。遊希のおっPを頭に浮かべてゲヘヘあれゴヨウさんこんにちはどうしたんですかこんな時間に(ry

>名無しのゴーレムさん
あのバーンはWRGPがチーム戦というのもありましたからね。もし遊希たちがチームで出場していたらあのバーン効果も残っていたとは思います。最もARC-Vでそれらの要素が全て取っ払われてしまったのですが。スピードスペルは実質OCG化不可能ですし。
カウンターの効果は比較的汎用性が上がったものとなっているのでそれらを上手く活かしながらするデュエルにしたいですよね。

>から揚げさん
あの3人は個性があって動かしやすいですからね……モブとはいえ存在感抜群だったりします。
巨乳美女とライダースーツの親和性は峰不二子で立証済み……まあさすがにあそこまで抜群のスタイルとは言えませんが。
(2016-05-02 09:37)

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103 第61話:親友 1504 5 2016-01-12 -
73 第62話:死闘の果てに 1579 6 2016-01-15 -
98 第63話:二人の少女、そしてライバル 1515 2 2016-01-18 -
60 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1455 3 2016-01-21 -
119 第65話:光の導き 1365 2 2016-01-24 -
111 第66話:立ち上がる時 1430 4 2016-01-27 -
96 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1458 2 2016-01-30 -
135 第68話:不可解なこと 1508 2 2016-02-02 -
84 第69話:千夏との誓い 1345 3 2016-02-05 -
79 第70話:あの日、あの時 1416 4 2016-02-08 -
131 第71話:黒幕との接触 1612 3 2016-02-10 -
160 第72話:決別の時 1775 3 2016-02-12 -
121 第73話:思いを一つに 1429 3 2016-02-15 -
108 第74話:邪なる同調 1553 2 2016-02-17 -
55 第75話:精霊の奇跡 1446 4 2016-02-19 -
117 第76話:星天の再会 1430 2 2016-02-22 -
119 第77話:ペンデュラムの脅威! 1471 4 2016-02-24 -
126 第78話:渾身のドロー 1699 2 2016-02-26 -
111 1万アクセス突破記念企画開催! 1880 0 2016-02-26 -
63 第79話:覇王黒竜の目覚め 1454 4 2016-02-28 -
53 第80話:進化する銀河龍 1536 2 2016-03-01 -
137 第81話:変わらぬ友情 1504 7 2016-03-03 -
117 第82話:集う決闘者 1755 6 2016-03-04 -
138 第83話:小さくたって決闘者 1736 7 2016-03-05 -
108 第84話:決意を秘めた決闘者 1472 9 2016-03-07 -
79 第85話:歩み始めた決闘者 1553 13 2016-03-08 -
127 第86話:真意を告げた決闘者 1637 7 2016-03-09 -
113 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1655 7 2016-03-10 -
73 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1573 10 2016-03-11 -
100 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1575 8 2016-03-13 -
98 第90話:五人五色な決闘者 1479 6 2016-03-14 -
135 遊希たちが4月改訂を語るようです 1512 8 2016-03-16 -
81 第91話:夕刻迎えし決闘者 1417 6 2016-03-16 -
95 第92話:解き放たれた決闘者 1651 6 2016-03-18 -
78 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1780 7 2016-03-20 -
72 第94話:一計案じる決闘者 1295 8 2016-03-22 -
83 第95話:絆深める決闘者 1471 10 2016-03-23 -
81 第96話:矛を交える決闘者・1 1428 9 2016-03-25 -
126 第97話:矛を交える決闘者・2 1355 6 2016-03-27 -
123 第98話:矛を交える決闘者・3 1476 7 2016-03-29 -
79 第99話:矛を交える決闘者・4 1441 7 2016-03-31 -
93 第100話:熱戦の決闘者・1 1411 6 2016-04-02 -
130 第101話:熱戦の決闘者・2 1447 10 2016-04-05 -
87 第102話:熱戦の決闘者・3 1472 11 2016-04-07 -
79 第103話:熱戦の決闘者・4 1414 6 2016-04-09 -
115 第104話:熱戦の決闘者・5 1553 6 2016-04-11 -
101 第105話:熱戦の決闘者・6 1478 6 2016-04-13 -
70 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1435 6 2016-04-15 -
130 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1500 11 2016-04-18 -
85 第108話:別れの時を迎える決闘者 1490 10 2016-04-20 -
75 番外編前編について遊希たちが語るようです 1510 6 2016-04-21 -
109 第109話:2通の手紙 1615 11 2016-04-23 -
98 第110話:青き眼のアトラクション 1518 6 2016-04-25 -
129 第111話:新時代のデュエル 1465 6 2016-04-27 -
91 第112話:ドラグーン 1387 6 2016-05-01 -
111 第113話:アクセラレーション! 1478 7 2016-05-03 -
118 第114話:熱気溢れしサーキット 1286 6 2016-05-06 -
141 第115話:新たなるブラックフェザー 1339 5 2016-05-10 -
135 第116話:疾走の果てに 1543 7 2016-05-12 -
57 第117話:ノンストップ・ガールズ 1562 6 2016-05-14 -
80 第118話:夏の終わり 1498 9 2016-05-16 -
122 第119話:謎の美少女 1553 4 2016-05-19 -
90 第120話:真・究極 1424 8 2016-05-21 -
64 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1386 4 2016-05-23 -
70 第122話:聖夜の悲劇 1342 6 2016-05-25 -
60 30000アクセス記念企画を少々。 1244 5 2016-05-27 -
83 第123話:姉として 1363 3 2016-05-29 -
73 第124話:対峙する竜と龍 1419 3 2016-06-01 -
63 第125話:顕現せし遊望の精霊 1479 5 2016-06-03 -
66 第126話:No.(ナンバーズ) 1481 4 2016-06-06 -
109 第127話:届かぬ言葉 1460 7 2016-06-08 -
78 30000アクセス記念企画 1668 4 2016-06-10 -
71 第128話:白紙のカード 1399 6 2016-06-14 -
125 第129話:青空の下で 1284 3 2016-06-17 -
135 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1558 4 2016-06-20 -
77 第131話:試練のデュエル 1396 4 2016-06-23 -
70 第132話:第四の精霊 1341 5 2016-06-26 -
115 第133話:舞い降りる閃珖竜 1453 4 2016-06-29 -
71 第134話:親友に託された力 1372 3 2016-07-02 -
105 第135話:涙の誓い 1366 4 2016-07-06 -
106 第136話:次元転送装置 1318 3 2016-07-09 -
101 第137話:新たなる竜星 1466 5 2016-07-12 -
63 第138話:綾香の忘れたもの 1402 4 2016-07-15 -
137 第139話:決闘者たちの選択 1259 5 2016-07-19 -
110 第140話:2人の真意 1328 7 2016-07-24 -
73 第141話:精霊界への旅立ち 1356 4 2016-07-28 -
73 第142話:黒き魔術師と弟子 1305 3 2016-08-02 -
124 第143話:七星将軍の襲撃 1359 3 2016-08-05 -
94 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1386 0 2016-08-07 -
77 第144話:英雄と炎拳・1 1328 5 2016-08-10 -
77 第145話:英雄と炎拳・2 1273 4 2016-08-14 -
72 第146話:騎士王の覚醒 1271 6 2016-08-17 -
88 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1449 3 2016-08-21 -
81 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1303 2 2016-08-23 -
54 第149話:過去への鎮魂歌 1344 7 2016-08-26 -
96 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1357 3 2016-08-28 -
91 第150話:機械の身体に宿る心 1178 0 2016-08-31 -
63 第151話:空を超えて 1147 0 2016-09-03 -
124 第152話:竜と機械の大会戦 1233 0 2016-09-08 -
63 第153話:竜領域のナンバーズ 1292 0 2016-09-13 -
87 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1530 7 2016-09-17 -
109 遊希たちが10月改訂を語るようです 1319 4 2016-09-19 -
88 第154話:望まぬ戦い 1218 2 2016-09-23 -
73 第155話:正しさと過ち 1192 4 2016-09-27 -
66 第156話:少女の決意 1310 2 2016-10-01 -
125 第157話:遊希に起きた異変 1437 4 2016-10-05 -
119 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1369 3 2016-10-08 -
122 第159話:玻璃の如く純粋に 1335 2 2016-10-12 -
113 第160話:限界を超えて 1298 3 2016-10-15 -
137 第161話:決戦 1313 3 2016-10-18 -
105 第162話:精神の成長 1286 2 2016-10-21 -
57 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1323 4 2016-10-24 -
51 第164話:絆が紡いだ道 1433 6 2016-10-27 -
74 第165話:戦いの終わり 1352 4 2016-10-30 -
68 番外編 Trick or Treat 1229 5 2016-10-31 -
121 第166話:終わりの始まり 1464 9 2016-11-04 -
113 第167話:最期のワガママ 1491 4 2016-11-07 -
128 第168話:声なき再会の誓い 1357 4 2016-11-10 -
99 番外編:11月11日 1245 5 2016-11-11 -
79 第169話:七皇激突 1179 3 2016-11-15 -
57 第170話:怒りに生まれし竜 1164 3 2016-11-17 -
141 第171話:紅き新星竜 1505 5 2016-11-19 -
86 第172話:未来を賭けた戦い・1 1365 4 2016-11-22 -
127 第173話:未来を賭けた戦い・2 1287 3 2016-11-24 -
134 第174話:未来を賭けた戦い・3 1268 4 2016-11-28 -
140 第175話:神の目覚め(修正済) 1262 5 2016-11-30 -
156 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1684 5 2016-12-02 -
109 第177話:次元を越える想い 1525 4 2016-12-05 -
146 第178話:天地創造の龍 1502 3 2016-12-07 -
114 第179話:希望への道 1390 3 2016-12-09 -
140 第180話:別れの時 1291 4 2016-12-11 -
112 第181話:少女たちの帰還 1255 5 2016-12-13 -
67 遊希たちが1月改訂を語るようです 1200 7 2016-12-15 -
130 第182話:バースデイ 1455 3 2016-12-17 -
103 第183話:星龍皇覚醒・1 1284 3 2016-12-19 -
120 第184話:星龍皇覚醒・2 1311 4 2016-12-21 -
88 第185話:星龍皇覚醒・3 1162 4 2016-12-22 -
107 番外編:一番のプレゼント 1254 5 2016-12-25 -
126 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1369 3 2016-12-26 -
108 星龍皇 設定・カード紹介 1399 0 2016-12-29 -
72 第187話:星龍皇覚醒・5 1264 4 2016-12-30 -
111 番外編:新年 1254 4 2017-01-01 -
86 第188話:星龍皇覚醒・6 1140 2 2017-01-04 -
123 第189話:星龍皇覚醒・7 1262 3 2017-01-07 -
66 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1455 3 2017-01-09 -
136 エピローグ:未来 1714 10 2017-01-13 -
102 番外編:2月3日 1261 4 2017-02-03 -
97 番外編:愛と友情のチョコレート 1065 4 2017-02-14 -
89 番外編:桃(色)の節句 1141 4 2017-03-04 -
133 感謝とお知らせ 1289 2 2017-05-04 -
91 番外編:Gift 1158 2 2017-12-25 -
149 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1137 2 2018-01-14 -
121 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1798 2 2018-05-24 -
90 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 1031 2 2018-05-28 -
102 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 950 2 2018-05-30 -
132 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1123 2 2018-06-03 -
121 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1121 4 2018-06-06 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 880 2 2018-08-14 -
73 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 882 3 2018-08-20 -
113 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 909 3 2018-08-23 -
75 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 923 2 2018-08-25 -
46 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 808 3 2018-08-30 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 942 2 2018-09-01 -
211 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1057 3 2018-09-07 -
105 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 784 0 2018-09-09 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 886 3 2018-09-12 -
126 番外編:願う幸福 1493 2 2018-12-25 -

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