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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第135話:涙の誓い

第135話:涙の誓い 作:光芒




―――綾香。
「……スターダスト?」

 眼が覚めた綾香はスターダストの住まう世界にいた。デュエルが終わった後に綾香は意識を失って倒れてしまっていたのだ。
 それは入学式直後の遊希と綾香のデュエルの時と同じであり、当時まだFA・フォトン・ドラゴンを制御できていなかった遊希はデュエルの後に精神と身体の過度な疲労により保健室に運ばれた。その時のことはそのデュエルの相手だった綾香もよく覚えており、その時看病したことがきっかけで遊希と綾香は無二の親友となったのである。

「あの時の遊希もこんな気持ちだったのかな……」
―――綾香……その遊希って子のこと大好きなんだね。
「はあっ!? べっ、別にそんな関係じゃないし……あっ、でも好きか嫌いかというと大好き……あああ」

 スターダストの何でもない質問に勝手に紅潮しては勝手に混乱する綾香。その様を見てスターダストは口元を手で押さえながらクスクスと笑う。しなやかながらも厳ついドラゴンの姿をしているスターダストであるが、スカーライト同様人間の世界で生まれた精霊であることから所作の所々が何処か人間染みたものになっていた。

―――私はまだその遊希という子に会ったことが無いわ。
「……そりゃあ、あの子が攫われてから目覚めたんだもの。あんたが知ってるはずないじゃない」
―――でも……綾香が好きってことは……凄くいい子なんだと思う。

 まだ見ぬ遊希のことを好意的に捉えるスターダスト。自分のことについて喋っているわけでもないのに綾香は何故かくすぐったくなってくる。

―――だから……早く助けようね。
「スターダスト……うん」

 綾香が目覚めたのはエヴァとのデュエルが終わった翌日だった。あのデュエルの後丸一日を眠って過ごしたのである。起き抜けの身体はどうにも気怠く、起きてすぐ綾香は動くことができなかった。
 しかし、だからといっていつまでもベッドに横になっているわけにはいかない。身体の自由は完全に利くわけではないが、まるで寝たきりの病人がリハビリをするかのように少しずつ身体を慣らしていく。

「はぁ……遊希やエヴァちゃんも最初はこんな感じだったのかな……」
「エヴァはそんな様子見られなかったけど、遊希はどうだったのかしらね。子どものころから精霊と一緒にいたからだいぶ身体が慣れていたとか?」
「それでも気を失ったり目に見えて疲れていましたから……綾香さんも動けなくなるのは仕方ないことかと」

 千夏や詩織はフォローしてくれたが、綾香自身は納得がいっていなかった。確かに綾香は目覚めさせたその日にスターダストを一段階進化させるなど、遊希やエヴァにはない精霊使いの才能の一端をのぞかせたかもしれない。
 それでも精霊を使うたびにこうして倒れてしまっては元も子もないため、遊希を助ける前にまずは自分が精霊使いとしてスターダスト同様さらなる進化をしなければいけないということを実感させられることとなった。

「取り敢えず少しずつ身体を慣らしていきましょう。デュエルを通して耐性をつけられるなら私たちも協力しますので……」
「困ったことがあったら隠さずなんでも相談すること! いいわね! 親友なんだから!」

 改めてこの2人と親友になれてよかった、と綾香は心の底から思った。











 スターダストが精霊として覚醒したのは世間一般的に言えばハロウィンの時期だった。そして街には徐々に12月、クリスマスや年の瀬の雰囲気が流れ始める時期となった。
 綾香の才能が本格的に目覚めたのか、それともスターダストの成長力が凄かったのか、11月の2週目ぐらいには綾香はすっかりスターダストの運用を難なくこなせるようになっていた。それでもアクセルシンクロでスターダスト・クロニクルをシンクロ召喚した場合はかなりの体力を持っていかれてしまうのだが。

「綾香サン、準備は良いデスカ?」
「ええ。大丈夫よ」

 綾香とエヴァはぎゅっと手を繋ぐ。目の前の机には遊希が遺していった銀河眼の光子竜と遊希のギャラクシーデッキが置いてあった。

「精神を集中して……無心に……」
「うん……」

 遊希が攫われていった精霊界、そこへ向かう時がついに来たのである。千夏や詩織、竜司たちが見守る中、その精霊界へ行くために必要な精霊の力を得るために綾香とエヴァは自らの意識をシンクロさせていく。



「ここが光子竜のいる世界……」

 綾香とエヴァの姿は精霊の住まう空間にあった。いくら精霊使いといえども精霊の住まう世界にいきなり踏み込めるなどそうは易しいものではない。そのため綾香とエヴァは事前にスカーライトの住む灼熱の世界やスターダストの住む風吹く高原の世界を互いに行き来することで精霊界に対する耐性をつけるようにしていたのだ。

―――よし、じゃあ光子竜のところに案内するわよ。ついてきなさい!

 互いの精霊世界を行き来するうちの綾香はスカーライトとはすっかり懇意になっていた。最初こそデュエルディスクもなしにスカーライトが目の前にいるのだから面食らってはいたが、いざ話してみるとスターダスト同様その見た目にそぐわない本人の性格も相まってすぐに仲良くなることができた。

「スカーライトは光子竜の世界には結構行ったり来たりしてるの?」
―――いや、そう毎日行ってるわけじゃないわ。でも時折覗いてるけど……あたしの力じゃやっぱり起きてくれないわ。
―――でも……今回は……
―――そっ、綾香とスターダストがいるからね。2人にはいっぱい働いてもらうから!
―――うん……がんばる。

 そしてスカーライトとスターダストはモンスターとしての効果自体は相反するものであるが、共に人間世界で生まれ、同じドラゴン族モンスターということもあってすっかり打ち解けていた。
 明るく快活なスカーライトと無口で大人しいスターダストであるが、性格が似ていないからこそ逆に仲良くなれたのかもしれない。綾香とエヴァはそんなスターダストとスカーライトの背中に乗って光子竜の住まう精霊世界を飛んでいた。

「星が綺麗ね……こんなの私たちの世界で見られるのかしら」
「ロシアの星は綺麗デスヨ。まあ寒いから乾燥していているというのもありマスガ」
「伊達に銀河眼の名前は名乗っていないってことなのかもね」

 ドラゴンの背中に乗って夜空を駆ける、という現実ではまず味わえない経験をしながら空を飛んでいた綾香とエヴァの目の前にはやがて巨大な水晶体のようなものが見えてきた。
 その水晶体こそ力を失った光子竜がその身体を閉じ込めているものであり、この水晶体から光子竜を解放しなければ綾香たちの目的は果たせないのだ。そしてここから光子竜を解放するために綾香はスターダストを精霊として覚醒させたのだから。

「これが……銀河眼の光子竜……」

 綾香は眠りにつく銀河眼の光子竜の姿を見て言葉を失った。デュエルでは何度も見掛けている光子竜であるが、いざ自分の眼でカードから現れたモンスターではなく、精霊である光子竜を見ると普段とは違うオーラのようなものが感じ取れたからだった。今自分の目の前にいるのはカードに描かれたイラストではなく、自分と同じように呼吸をし、心臓が脈を打っている。まさに生きている銀河眼の光子竜そのものなのだ。

「綾香サン、手を」
「……うん」

 綾香とエヴァはぎゅっと互いの手を握った。こうしていれば精霊使いである2人の内に秘められた力が増幅するような気がしたから。

―――スターダスト、行くよ。
―――うん。

 綾香とエヴァが精神を統一するのに合わせてスカーライトとスターダストの身体がそれぞれ赤と白にうっすらと輝き始める。そして彼女たちもまたその手を光子竜の眠る水晶体へとあてがった。
 スカーライトとスターダスト。2体の精霊の力を光子竜に送り込むことで、力を失った光子竜にエネルギーを送り、光子竜を目覚めさせる。それが今回この世界にやってきた目的である。スカーライトのみの力では光子竜に送るエネルギーが足りず、光子竜を目覚めさせるには至らなかった。
 しかし、そこにスターダストが加わったことで状況は好転しつつあるのがわかった。何故なら2体の力を受けた光子竜の身体には青い光が灯り始めたからである。光子竜はデュエルの時もそうだが、力を失うと身体の輝きもそれに合わせて失われてしまい、黒くくすんだ身体になってしまうのだ。そうなってしまうと光子竜は己が力を完全に発揮できているとは言えないのである。

「エヴァちゃん、これなら……」
「ハイ! スカーライト、もう少しデス!」

 もう少し、もう少しで……綾香がそこに希望を見出した瞬間である。バチィッ!という何かが弾ける音がした瞬間、スカーライトとスターダストが光子竜の眠る水晶体によって弾き飛ばされてしまったのだ。

―――いたっ!
―――っ……

「スカーライト!?」
―――いてて……もう少しだったんだけどなぁ……
「どういうこと?」
―――あと……ほんの少しだけ……力が足りないみたい。
「そんな……」

 スカーライトとスターダスト、2体の精霊の力を合わせてもまだ光子竜を復活させるには至らなかった。光子竜は精霊の世界で生まれ、かつスカーライトやスターダストよりも長い年月を生きているため、精霊としての個の力が2体より上であることが悪い方向で作用してしまっていた。
 突き付けられた現実にエヴァはがっくしと肩を落とす。このまま光子竜を復活させられなければもう一生遊希と会うことが叶わなくなってしまう。ならばこのまま諦めてしまっていいのか。綾香の出した答えは当然違う。

「スターダスト……また、あの力を―――!」
―――綾香……でもまだ綾香は……
「他に手はないわ!!」

 綾香はデュエルディスクを装着すると、普段通りのデュエルをするかのようにデッキからカードを5枚ドローする。

「魔法カード、おろかな埋葬を発動! 私はデッキからチューナーモンスター、ジェット・シンクロンを墓地に送る。そして地竜星-ヘイカンを召喚! そして手札1枚をコストに墓地のジェット・シンクロンを特殊召喚! そしてレベル3の地竜星-ヘイカンに、レベル1のチューナーモンスター、ジェット・シンクロンをチューニング! “大地の力を持つ竜よ、炎の力を得て今新たなる命の鼓動を響かせよ!”シンクロ召喚! シンクロチューナー、“波動竜フォノン・ドラゴン”!!」


※波動竜フォノン・ドラゴン
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。このカードのレベルは宣言したレベルになる。
この効果を発動したターン、自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。


「シンクロ召喚に成功した波動竜フォノン・ドラゴンの効果を発動! このカードのレベルを宣言したレベルに変更する! フォノン・ドラゴンのレベルを4から2へ!」

波動竜フォノン・ドラゴン 星4→2

「レベル2のシンクロチューナー……綾香サン、まさか」
「……そのまさかよ!」
「そんな、綾香サンはまだ完全にあの力をコントロールは……」
「そうだけど……だけど! 私が……手をこまねいている間……遊希は……遊希はもっと苦しんでいる! だから私がここで力を使わなきゃいけないのよ!!」

 決意を秘めた綾香の眼を見たエヴァは深く頷いた。

「わかりました……お願いシマス」
「スターダスト!!」
―――……うん!
「私はレベル8のシンクロモンスター、閃珖竜スターダストにレベル2のシンクロチューナー、波動竜フォノン・ドラゴンをチューニング!! “光満ちる天空に紡がれるは友への想い。光り輝く星の竜よ、希望の未来へと紡ぐ道の魁となれ!!”アクセルシンクロ!! 今一度飛来せよ! 真閃珖竜スターダスト・クロニクル!!」

 スターダスト・クロニクルのアクセルシンクロに成功した瞬間、綾香の身体には前と同じようにとてつもない疲労感が走る。意識は遠のき、今にも倒れてしまいたいと思えるほどのものだった。しかしその弱い心を綾香はより強い心で律して踏ん張った。

(ダメ! ここで私が倒れるわけには行かない!!)
「スターダスト・クロニクル!!」
―――次……こそは!!

 真の力を解放したスターダストとスカーライトの2体が改めて光子竜へと力を送り込む。2体の力は共に共鳴し合い、さらなる相乗効果を生み出した。そしてその力は確実に光子竜の下へと届いていた。

「綾香サン、水晶にヒビが……!」
「もう少し! 頑張って、スターダスト!!」
「スカーライト! お願いシマス!!」

―――綾香……
―――エヴァがあんなに必死に頼ってんだもん。あたしたちがやってやんなきゃね!!
―――そうだね。私たち精霊と綾香たち人間の力……届け!!


 閑静な世界にピシッ、という音が響いたその次の瞬間、光子竜を閉じ込めていた水晶体が粉々に砕け散った。


「やった!!」


 解き放たれた光子竜の身体には青く美しい輝きが戻り、天に向かって高らかに雄叫びをあげた。光子竜を目覚めさせることができたことに喜んだ綾香とエヴァは笑顔でハイタッチをした。

「やりましたネ! 綾香サン!」
「ええ! これで遊希を取り戻せる!!」

 喜びにくれる2人だったが、その傍らに立つスカーライトとスターダストの2体はその身体を低くいつでも攻撃できるように身構えていた。彼女たちは気づいていたのである。目覚めた光子竜の様子がおかしかったのを。

―――グオオオッッッ!!

 目覚めた光子竜が牙と爪を閃かせて2体に襲い掛かったのはその直後であった。スカーライトとスターダストは間一髪でその攻撃を回避して上空へと舞い上がる。

「っ!?」
―――やばい。光子竜のやつ、正気じゃない! なんか錯乱してるっぽいよ!!

 銀河眼の光子竜という名前を持つだけあって、普段の光子竜の眼には常に雄大な銀河を思わせる光が渦巻いていた。しかし、今の光子竜の眼は血のような赤に染まっており、文字通り周りが見えていない状態であった。
 面識のないスターダストに攻撃するならいざ知らず、スカーライトにも同様に襲い掛かったのだからまず間違いなく正常ではないことがわかる。しかし、何故そのような状態に陥ってしまっているのかはスカーライトにはわからなかった。

―――ちょっと! あたし、スカーライトよ! わかるでしょ!? ダメだ! こいつ聞く耳持たない!! こうなったら一発……
「待って! 攻撃しちゃダメ!!」

 スカーライトはなんとか光子竜を正気に戻そうと呼びかけるも、光子竜は地鳴りのような咆哮をあげて殴りかかってくるだけであった。拳には拳、とばかりにスカーライトは殴り合いも辞さない態度に出ようとするが、それを綾香が止めに入った。確証こそないのだが、綾香は光子竜が正気を失っている理由がわかるような気がしていたのである。

「綾香サン……」
「スターダスト、協力して」
―――うん。

 スターダストは暴れる光子竜をその力で包み込もうとする。北風と太陽、とはよく言ったものでスカーライトのように錯乱する光子竜を力で抑えつけるのではなく、守護の力を持つスターダストの力によって光子竜の心を宥めて平静を取り戻させようという試みであった。
 当然光子竜はそんなスターダストを払い除けようと抵抗するも、スターダスト・クロニクルとなってからは攻撃力は同じ3000であるためそう易々とは突破されない。スターダストは全身が傷だらけになりながらも、光子竜の動きを止めるためにその力を出し続ける。

(私はスターダストともスカーライトとも通じることができた……それなら光子竜とだって分かり合える。お願い、私の身体。遊希を助けるため……もう少しだけ頑張って)











 綾香が眼を開けると、そこは光のない暗闇だった。まるで遊希が攫われた次の日に自分が見たあの悪夢と同じような。

―――遊希……すまない。私は……お前を……
「光子竜?」
―――お前は……綾香? 何故綾香が私の心の中に?

 光子竜の言葉から綾香は光子竜の心の中に意識を通わせることに成功したようである。分の悪い賭けであったが、スターダストの頑張りがそれを押し通したのだ。

「私はあなたを助けに来たの。あなたの力を借りたいから」
―――私の力だと……? すまないが、今の私はお前たちの力にはなれない……
「……どういうこと?」
―――私は敗れてしまった。同じ銀河眼という名を持つ銀河眼の時空竜という精霊に。そして……遊希を奪われた。私はあの時からあいつを守ると誓ったのに……!!

 光子竜の言う「あの時」とは恐らく遊希が家族を失った時だろう。あの時遊希は自ら他者との交流を断ったのだが、そんな時でも彼女の傍には光子竜がおり、光子竜が常に寄り添っていたからこそ遊希はデュエリストとして改めて止まっていた一歩を踏み出すことができた。
 そしてアカデミアで綾香と、千夏と、詩織と、エヴァに出会ったのだ。言うなれば光子竜もまた遊希と自分たちを引き合わせてくれた、親友になるためのきっかけをくれた存在なのである。遊希をずっと支えると誓った。それだけに光子竜の嘆きは相当な重みを感じられた。

―――守ると誓ったものを守れずに何が精霊だ。馬鹿も休み休み言え!

 遊希を守れなかったのは自分が無力だからだ、自嘲の言葉をこれでもかと並べ立てる光子竜。しかし、そんな彼の言葉を綾香が遮った。

「……けないでよ」
―――?
「ふざけないでよ! 何よ、そんな図体して強い力も持ってるくせに1回の過ちでごちゃごちゃと……!! みっともないったらありゃしないわ!!」
―――なっ……!

 光子竜は目に見えて動揺していた。これまで出会ってきた、というか親密になった人間といえば遊希のように感情をさほど露わにしなかったりエヴァのように優しく穏やかな人間ばかりであったが、綾香のように感情を露わにしつつはっきりと物を言う人間は初めてだったのである。

「ねえ光子竜。今の遊希があなたを見たらなんて思う? きっと物凄く呆れて物凄く怒ると思うわ。らしくないわね、って馬鹿にされてもおかしくない! そのままでいいの!?」
―――……。
「そう嘆きたくなるのもわかるよ。だって私も遊希を守ることができなかったんだから……でもね、だからこそ1つでも解決の糸口に繋がる道が残されているのであれば……私はその道を進む。そして遊希を取り返す!! 光子竜、あなたは遊希を守ることができなかったことに罪の意識を感じているんでしょう!? だったらあなたの力を私たちに貸して。遊希を―――取り戻すんだから!!」











「いたっ!」

 身体が強く打ち付けられるような感じの衝撃が綾香の身体に走った。光子竜の心に直接話しかけることで残っていた微かな体力を使い切った彼女はその場に大の字になって倒れていた。

「綾香サン!」
―――綾香。
「あっ……エヴァちゃん……スターダスト……ごめん。光子竜は……」

 覚えている限りでは光子竜を完全に説き伏せることはできていなかった。そのため光子竜の心に直接語り掛けるという作戦は失敗に終わってしまった―――と綾香は思っていた。
 エヴァは少しばかり嬉しそうな顔をして首を横に振る。どうしたのだろうか、と思った綾香はエヴァの助けを借りてゆっくりと起き上がると、そこには親指を立ててサムズアップをするスカーライトと穏やかな笑みを浮かべるスターダスト。そして銀河のように輝く眼から宝石のような涙をぼろぼろと流す光子竜の姿があった。


―――遊希……!! 辛い思いをさせてしまってすまない……すぐにでも……助けに行くぞ!!


 欠けていたパズルのピースが、完全に埋まった瞬間であった。





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ター坊
遊希が大好きと言って勝手にあたふたする綾香可愛い(ノルマ達成
また、自信をなくした光子竜を奮い立たせてマジストロング。なんだか超主人公してる。 (2016-07-06 11:57)
白金 将
ついに光子竜が覚醒(`・ω・´)
綾香も精霊の力を大分使いこなせるようになったみたいですね。
大分時間が経ってしまっているけど遊希は大丈夫なのか……? (2016-07-06 17:42)
名無しのゴーレム
綾香の主人公力が鰻上り。なるほど、もう主人公とヒロインは交代してあったのか(違う)
それにしても、スカ―ライトが姉御、光子竜が父親だとすればスターダストはどんな立ち位置になるんだろう……優しいお姉ちゃん? (2016-07-06 23:40)
光芒
>ター坊さん
遊希に対する質問で自爆する綾香はもはや恒例行事と化してますね。
そしてストロング綾香といい自分で作ったキャラに言うのもなんですが彼女は本当に色々な役をこなしてくれる良いキャラだと思います。

>白金 将さん
綾香の成長速度は遊希やエヴァを考えると異常なほど早かったりします。成長度は高くても元の能力では2人にはまだまだ及ばないのですが。

囚われの遊希……についてはいずれ描写します(考えてなかったのは内緒)
まあ曲がりなりにも姉なので遊望が手荒に扱うということはないと思います。

>名無しのゴーレムさん
今までは
遊希=主人公 綾香=ヒロインでしたが今となっては
綾香=主人公 遊希=ヒロインとなっていますね。女の子ばっかりの小説だとこれが成立するからいいですね。

>それにしても、スカ―ライトが姉御、光子竜が父親だとすればスターダストはどんな立ち位置になるんだろう……優しいお姉ちゃん?

個人的には
光子竜=真面目でしっかり者の長男
レモン=明るく元気なムードメーカー長女
スタダ=無口で大人しいけど優しい二女
こんな感じでしょうかね。光子竜は老けて見えるんでしょうか(殴 (2016-07-07 10:31)

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131 第71話:黒幕との接触 1612 3 2016-02-10 -
160 第72話:決別の時 1775 3 2016-02-12 -
121 第73話:思いを一つに 1429 3 2016-02-15 -
108 第74話:邪なる同調 1553 2 2016-02-17 -
55 第75話:精霊の奇跡 1446 4 2016-02-19 -
117 第76話:星天の再会 1430 2 2016-02-22 -
119 第77話:ペンデュラムの脅威! 1471 4 2016-02-24 -
126 第78話:渾身のドロー 1699 2 2016-02-26 -
111 1万アクセス突破記念企画開催! 1880 0 2016-02-26 -
63 第79話:覇王黒竜の目覚め 1454 4 2016-02-28 -
53 第80話:進化する銀河龍 1536 2 2016-03-01 -
137 第81話:変わらぬ友情 1504 7 2016-03-03 -
117 第82話:集う決闘者 1755 6 2016-03-04 -
138 第83話:小さくたって決闘者 1736 7 2016-03-05 -
108 第84話:決意を秘めた決闘者 1472 9 2016-03-07 -
79 第85話:歩み始めた決闘者 1553 13 2016-03-08 -
127 第86話:真意を告げた決闘者 1637 7 2016-03-09 -
113 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1655 7 2016-03-10 -
73 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1573 10 2016-03-11 -
100 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1575 8 2016-03-13 -
98 第90話:五人五色な決闘者 1479 6 2016-03-14 -
135 遊希たちが4月改訂を語るようです 1512 8 2016-03-16 -
81 第91話:夕刻迎えし決闘者 1417 6 2016-03-16 -
95 第92話:解き放たれた決闘者 1651 6 2016-03-18 -
78 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1780 7 2016-03-20 -
72 第94話:一計案じる決闘者 1295 8 2016-03-22 -
83 第95話:絆深める決闘者 1471 10 2016-03-23 -
81 第96話:矛を交える決闘者・1 1428 9 2016-03-25 -
126 第97話:矛を交える決闘者・2 1355 6 2016-03-27 -
123 第98話:矛を交える決闘者・3 1476 7 2016-03-29 -
79 第99話:矛を交える決闘者・4 1441 7 2016-03-31 -
93 第100話:熱戦の決闘者・1 1411 6 2016-04-02 -
130 第101話:熱戦の決闘者・2 1447 10 2016-04-05 -
87 第102話:熱戦の決闘者・3 1472 11 2016-04-07 -
79 第103話:熱戦の決闘者・4 1413 6 2016-04-09 -
115 第104話:熱戦の決闘者・5 1553 6 2016-04-11 -
101 第105話:熱戦の決闘者・6 1477 6 2016-04-13 -
70 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1435 6 2016-04-15 -
130 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1500 11 2016-04-18 -
85 第108話:別れの時を迎える決闘者 1490 10 2016-04-20 -
75 番外編前編について遊希たちが語るようです 1510 6 2016-04-21 -
109 第109話:2通の手紙 1615 11 2016-04-23 -
98 第110話:青き眼のアトラクション 1518 6 2016-04-25 -
129 第111話:新時代のデュエル 1465 6 2016-04-27 -
91 第112話:ドラグーン 1387 6 2016-05-01 -
111 第113話:アクセラレーション! 1478 7 2016-05-03 -
118 第114話:熱気溢れしサーキット 1286 6 2016-05-06 -
141 第115話:新たなるブラックフェザー 1339 5 2016-05-10 -
135 第116話:疾走の果てに 1543 7 2016-05-12 -
57 第117話:ノンストップ・ガールズ 1562 6 2016-05-14 -
80 第118話:夏の終わり 1498 9 2016-05-16 -
122 第119話:謎の美少女 1553 4 2016-05-19 -
90 第120話:真・究極 1424 8 2016-05-21 -
64 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1386 4 2016-05-23 -
70 第122話:聖夜の悲劇 1342 6 2016-05-25 -
60 30000アクセス記念企画を少々。 1244 5 2016-05-27 -
83 第123話:姉として 1363 3 2016-05-29 -
73 第124話:対峙する竜と龍 1418 3 2016-06-01 -
63 第125話:顕現せし遊望の精霊 1479 5 2016-06-03 -
66 第126話:No.(ナンバーズ) 1481 4 2016-06-06 -
109 第127話:届かぬ言葉 1459 7 2016-06-08 -
78 30000アクセス記念企画 1668 4 2016-06-10 -
71 第128話:白紙のカード 1398 6 2016-06-14 -
125 第129話:青空の下で 1284 3 2016-06-17 -
135 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1558 4 2016-06-20 -
77 第131話:試練のデュエル 1396 4 2016-06-23 -
70 第132話:第四の精霊 1341 5 2016-06-26 -
115 第133話:舞い降りる閃珖竜 1453 4 2016-06-29 -
71 第134話:親友に託された力 1372 3 2016-07-02 -
105 第135話:涙の誓い 1365 4 2016-07-06 -
106 第136話:次元転送装置 1318 3 2016-07-09 -
101 第137話:新たなる竜星 1466 5 2016-07-12 -
63 第138話:綾香の忘れたもの 1402 4 2016-07-15 -
137 第139話:決闘者たちの選択 1259 5 2016-07-19 -
110 第140話:2人の真意 1328 7 2016-07-24 -
73 第141話:精霊界への旅立ち 1356 4 2016-07-28 -
73 第142話:黒き魔術師と弟子 1305 3 2016-08-02 -
124 第143話:七星将軍の襲撃 1358 3 2016-08-05 -
94 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1386 0 2016-08-07 -
77 第144話:英雄と炎拳・1 1328 5 2016-08-10 -
77 第145話:英雄と炎拳・2 1273 4 2016-08-14 -
72 第146話:騎士王の覚醒 1271 6 2016-08-17 -
88 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1449 3 2016-08-21 -
81 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1303 2 2016-08-23 -
54 第149話:過去への鎮魂歌 1344 7 2016-08-26 -
96 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1357 3 2016-08-28 -
91 第150話:機械の身体に宿る心 1178 0 2016-08-31 -
63 第151話:空を超えて 1147 0 2016-09-03 -
124 第152話:竜と機械の大会戦 1233 0 2016-09-08 -
63 第153話:竜領域のナンバーズ 1292 0 2016-09-13 -
87 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1530 7 2016-09-17 -
109 遊希たちが10月改訂を語るようです 1319 4 2016-09-19 -
88 第154話:望まぬ戦い 1218 2 2016-09-23 -
73 第155話:正しさと過ち 1192 4 2016-09-27 -
66 第156話:少女の決意 1310 2 2016-10-01 -
125 第157話:遊希に起きた異変 1437 4 2016-10-05 -
119 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1369 3 2016-10-08 -
122 第159話:玻璃の如く純粋に 1335 2 2016-10-12 -
113 第160話:限界を超えて 1298 3 2016-10-15 -
137 第161話:決戦 1313 3 2016-10-18 -
105 第162話:精神の成長 1286 2 2016-10-21 -
57 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1323 4 2016-10-24 -
51 第164話:絆が紡いだ道 1433 6 2016-10-27 -
74 第165話:戦いの終わり 1352 4 2016-10-30 -
68 番外編 Trick or Treat 1229 5 2016-10-31 -
121 第166話:終わりの始まり 1464 9 2016-11-04 -
113 第167話:最期のワガママ 1491 4 2016-11-07 -
128 第168話:声なき再会の誓い 1357 4 2016-11-10 -
99 番外編:11月11日 1245 5 2016-11-11 -
79 第169話:七皇激突 1179 3 2016-11-15 -
57 第170話:怒りに生まれし竜 1164 3 2016-11-17 -
141 第171話:紅き新星竜 1505 5 2016-11-19 -
86 第172話:未来を賭けた戦い・1 1365 4 2016-11-22 -
127 第173話:未来を賭けた戦い・2 1287 3 2016-11-24 -
134 第174話:未来を賭けた戦い・3 1268 4 2016-11-28 -
140 第175話:神の目覚め(修正済) 1262 5 2016-11-30 -
156 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1684 5 2016-12-02 -
109 第177話:次元を越える想い 1525 4 2016-12-05 -
146 第178話:天地創造の龍 1502 3 2016-12-07 -
114 第179話:希望への道 1390 3 2016-12-09 -
140 第180話:別れの時 1291 4 2016-12-11 -
112 第181話:少女たちの帰還 1254 5 2016-12-13 -
67 遊希たちが1月改訂を語るようです 1200 7 2016-12-15 -
130 第182話:バースデイ 1455 3 2016-12-17 -
103 第183話:星龍皇覚醒・1 1284 3 2016-12-19 -
120 第184話:星龍皇覚醒・2 1311 4 2016-12-21 -
88 第185話:星龍皇覚醒・3 1162 4 2016-12-22 -
107 番外編:一番のプレゼント 1254 5 2016-12-25 -
126 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1369 3 2016-12-26 -
108 星龍皇 設定・カード紹介 1399 0 2016-12-29 -
72 第187話:星龍皇覚醒・5 1264 4 2016-12-30 -
111 番外編:新年 1254 4 2017-01-01 -
86 第188話:星龍皇覚醒・6 1140 2 2017-01-04 -
123 第189話:星龍皇覚醒・7 1262 3 2017-01-07 -
66 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1455 3 2017-01-09 -
136 エピローグ:未来 1714 10 2017-01-13 -
102 番外編:2月3日 1261 4 2017-02-03 -
97 番外編:愛と友情のチョコレート 1065 4 2017-02-14 -
89 番外編:桃(色)の節句 1141 4 2017-03-04 -
133 感謝とお知らせ 1289 2 2017-05-04 -
91 番外編:Gift 1158 2 2017-12-25 -
149 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1137 2 2018-01-14 -
121 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1798 2 2018-05-24 -
90 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 1031 2 2018-05-28 -
102 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 950 2 2018-05-30 -
132 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1123 2 2018-06-03 -
121 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1121 4 2018-06-06 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 880 2 2018-08-14 -
73 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 882 3 2018-08-20 -
113 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 909 3 2018-08-23 -
75 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 923 2 2018-08-25 -
46 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 808 3 2018-08-30 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 942 2 2018-09-01 -
211 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1056 3 2018-09-07 -
105 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 784 0 2018-09-09 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 886 3 2018-09-12 -
126 番外編:願う幸福 1493 2 2018-12-25 -

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