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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第85話:歩み始めた決闘者

第85話:歩み始めた決闘者 作:光芒




第85話(番外編第4話):歩み始めた決闘者






 意を決して詩織が向かったのはイベント運営の本部だった。本部のドアの前に立った詩織は自分を落ち着かせるために数回深呼吸をする。
 竜司とは普段綾香を通してよく会っているため、決して知らない仲ではないのだが、それも遊希や綾香のように深い関係にある親友を通してのものであり、自分1人で対峙する、というのは初めてのことだった。よし、と決意を新たに詩織はドアをノックする。中からは竜司の声で「どうぞ」と返ってきたため、一拍置いて「失礼します」と運営本部に詩織は足を踏み入れた。

「おや、月宮くん? どうしたんだい?」

 竜司は机に座ってコーヒーを片手に資料とにらめっこしている最中だった。そこには開会式の時に挨拶をしたベアトリスら他の協賛者もいたため、詩織の背中には緊張で嫌な汗が流れる。

「校長先生、お願いしたいことがあるんです」
「お願いしたいこと?」

 そう切り出した詩織は今回事前にアカデミアの学生たちに配られたイベント用のパンフレットを取り出すと、そこに書いてある規則のページを開いて見せた。

「ここにある“アカデミアの学生1人に原則1人の参加者がついてデュエルを学ぶ”というところなのですが……」
「ああ。ここは書いてある通りだね」

 このルールを定めたのは竜司たち教師陣である。いくらアカデミアの学生と言えども所詮は10代の高校生であり、教員たちのように指導に必要な技術や知識を十分に学んでいない。
 そんな状態で1人で何人もの参加者がついてしまえば、ろくに指導できずに参加者同士に格差が生まれてしまう。また、指導する学生側にも負担となってしまうケースも考えられる。これらのリスクを踏まえた上で竜司たちはこのルールを制定したのだ。

「実は……」

 詩織はこれまでの経緯を竜司に包み隠さず話した。内気で中々指導してくれる学生を見つけられない心のこと、心を詩織に紹介した凛のこと、凛と心のデュエルのこと、そして詩織が凛と心の2人の面倒を”自分1人で見たい”、ということを。

「そうか、確かにみんながみんな自分でパートナーを見つけられるとは限らないからね。誰か1人が浮いてしまうという事態も十分に起こり得ることだ。そこは我々の見通しが甘かったと言わざるを得ないね」
「それでは……」

 ほっ、と安堵の表情を見せかけた詩織に竜司はあくまで真剣な顔で返す。この時は娘に甘い父親ではなく、いち教育者としての顔を見せていた。

「しかし、問題は君だ。君が1人で2人の中学生を見るとなると君にかかる負担は大きくなってしまうのではないだろうか?」
「それは認めます。正直私も中々パートナーを見つけられずにいましたから。でも、ここで彼女たちどちらか1人を切ることになってしまえば……私が一番後悔するんです」

 お願いします! という言葉と共に竜司に対して詩織は何と彼に対して深々と頭を下げたのだ。それを見ていたベアトリスら他の運営関係者らは皆一様に驚いた様子を見せる。
 今日出会ったばかりの赤の他人である凛と心のためにここまでできるものなのか。それだけこの詩織という少女は強い覚悟をもって臨んでいるということなのか。そんな彼女の様を見たベアトリスの中にはとある感情が浮かぶ。

(日本人は恥を重んじると聞きましたが……このイベントはそれだけの物なのでしょうか)

 頭を下げたままその場を動かない詩織に対して、やれやれといった様子の竜司は頭を上げるように促す。

「……わかった。その少女たち2人は月宮くん、君に任せるよ」
「ほ、本当ですか?」
「ああ。第一に“原則”だからね。例外もある。それに、君には綾香をはじめ頼れる仲間がいるだろう? 彼女たちは皆君のことを大事に想っている。辛い時や厳しい時は彼女たちに助けを求めていいんだからね?」
「はい……」
「ほら、その報告を今にも待っている子たちもそこにいるし」

 そう言われて振り返った詩織が見たものは入口のドアの隙間からこっそりとこちらを覗いている凛と心の姿だった。バレてない、と思っていたのかドアを開けすぎたのが運の尽き。詩織が振り返った瞬間に足をもつれさせて転んでしまった。

「あ、あなたたち……もしかしてずっと見てたんですか?」
「ごめんなさい、ボクたちどうしても気になっちゃって」
「でも……全部見てました。私たちのためにそこまでしてくれるなんて……私、嬉しいです……」
「もう、待ってて下さいって言ったのに……恥ずかしいじゃないですか。でも、良かったです」

 詩織が手を差し伸べ、凛と心がゆっくりと立ち上がる。そして満面の笑みを見せた2人は詩織の前に整列する。

「じゃあ改めて自己紹介しますね。ボク、早川 凛です! これで正式にパートナーですね!」
「わ、私は一 心です……爬虫類が好きな変わり者ですけど……宜しくお願いします!」
「お二人とも、ご丁寧にありがとうございます。私は月宮 詩織と申します。これから3日間、一緒に頑張りましょう!」











(最初出会った時は少々不安だったが……彼女も変わったものだ)

 竜司は春先のことを思い返していた。新学期始まって早々にルームメイトになった3人を綾香が竜司に紹介したのである。遊希に関しては綾香と同じくらい竜司と過ごしているため問題ないものの、他の2人はやはり日本を代表するプロデュエリストだった竜司を前にして緊張の色を隠せないようだった。
 それでも千夏はあの明るさがあるため、緊張しながらもすぐに竜司と打ち解けることはできた。しかし、詩織は千夏とは性格が180度異なるため、最初は竜司の目を見て話すことすらできなかった。今でこそだいぶ慣れたとはいえ、少なからず対人能力に劣る点があるところは否めない。しかし、そんな彼女が意を決して竜司に自分の意志を訴えかけたのだ。

(月宮くんのあの時の目からは強い決意が感じられた。こうやって生徒の成長を肌で感じられるとは、教育者冥利に尽きるというものだ)

 竜司が安心したような笑みを見せると、後ろの方で何やら言い争うような声が聞こえた。竜司が振り返るとベアトリスと彼女の両親が何やら言い争いをしているようだった。

「……何かあったのですか?」
「ああ、星乃さん。星乃さんからもこの子に言ってあげてください」

 ベアトリスの母が困った様子を見せる。その原因は先ほどの詩織であったのだ。

「私もこのイベントに参加したいんです! 今からでは遅いでしょうか?」
「い、今からですか?」
「はい、突然このようなことを申し出ることが非常識であることは理解しています。ですが、私も未熟ながらひとりのデュエリストです。異国のこの地で、フランスにはないこの環境で自分をより高めたいんです!」

 そう訴えかけるベアトリスの目は真剣そのものだった。彼女は本来ゲストであり、参加者ではない。それでもデッキもデュエルディスクもフランスからしっかりと持参している以上、彼女もデュエリストである。同じデュエリストとして、竜司は彼女の向上心に水を差す真似はできなかった。

「……私は別に構いませんが……」
「ほら! いいでしょう、お母さま!」
「ですが……」

 それでもなお渋るベアトリスの母。中々結論が出ないとき、助け船を出したのはベアトリスの父であった。

「わかった、ベアトリス。お前はお前のやりたいようにしなさい」
「あなた!」
「……“可愛い子には旅をさせよ”って言葉もあるだろう? このイベントで君が人として、デュエリストとして成長してくれることを願っているよ。ベアトリス?」
「お父さま……!」
「ただし!」
「ただし?」
「怪我だけはしないように。あと他の人のことを考えて行動するんだぞ。それからそれから……」

 国籍に関係なく、父親は娘に甘いんだな、と自分を見つめなおす竜司であった。





















「ついに私のデュエリストとしての道が拓かれるのですね!」

 特別に参加者として名乗り出たベアトリス。しかし、彼女の服装は朝あいさつした時のものとは大きく変わっていた。
 朝の時点ではまさに高家の娘、お嬢様といった様子のベアトリスであったが、今の彼女は地方の農場で野良仕事をする農家の娘、という出で立ちだった。フランスを代表する大地主の娘であるベアトリスは何よりも自然と共に生きてきた少女である。自分の立場上、立派な身なりをしなければならない、というのは理解しているが、やはり彼女は土を弄ったり花の手入れをする時に着るこの白のツナギが一番落ち着くのである。

「まずはパートナーを見つけましょう」

 そう言って意気込むベアトリスであるが、時すでに遅し。もうほとんどの学生と参加者がパートナーを組み、ベアトリスが組める相手はほとんど残っていなかったのである。
 ベアトリスは肩を落としながら、周囲の自然を散策する。嫌なことがあった時は自然に触れて慰める。それが彼女の気分転換の方法なのだ。事前に用意していたガイドブックによると、この湖の周辺には日本原産の貴重な花が群生している箇所があるという。
 しかし、そんな誰も知らなそうなスポットには先客がいた。しゃがんで花を眺めている銀髪の少女。花の美しさに見とれているのか、少女の銀髪がゆらゆらと揺れるばかりでベアトリスには気づいていないようだった。

「……綺麗な花デス。花はいいですネー……」
―――ちょっと、エヴァ。あんたいつまでそうしてるつもり? もうすぐお昼よ?
「だってみんな私と組んでくれないんですモン」

 遊希と同じ悩みをエヴァも抱えていた。彼女も遊希同様プロの世界で勇名を馳せたデュエリストであるが、既にプロを辞めている遊希とは違って学業に専念しているとはいえ、彼女はまだ現役のプロデュエリストなのだ。
 現役のプロデュエリストと組むというハードルは参加者の中ではとても高く、握手やサイン攻めには遭うものの、コンビを組むまでには至らない。そんな有様だったのだ。

「お花サンお花サン、どうしてアナタはお花サンなのですカ?」
―――ダメだこの子……早くなんとかしないと……
「お花が好きなんですか?」
「そうなんで……ってうわっ!?」

 花をぼーっと眺めていたエヴァは後ろから声をかけられたことに驚いて飛び上がる。振り返るとそこには自分と同じ異国の人間が不思議そうな顔をして立っていた。

「アナタは……何処かで見たようナ」
―――この子はアレよ。朝挨拶してた女の子よ!

 スカーライトに言われてエヴァはベアトリスのことを思い出した。開会式の時、エヴァは次々と登壇する偉い人たちの挨拶に退屈して今日がどんな日になるか楽しみで仕方がなく、開会式の時は上の空であった。

「あっ、思い出しまシタ! 今回のイベントの協賛者の方ですネ!」
「はい。ベアトリス・オルレアンと申します。そういうあなたはエヴァ・ジムリアさんですね? プロデュエリストとしての日々の活躍、フランスでも大いに讃えられてますよ」
「アハハ……照れるデス。ところでそのベアトリスサンがどうしたこんなところに? あとなんか格好が凄いことになってマス!」

 そう言ってベアトリスの服装を指さすエヴァ。ベアトリスは嬉しそうに腕を広げてくるりと一回転する。身長が高く、ファッションモデルとしても通用するレベルの美少女であるベアトリスならどんな服もそれなりに着こなせてしまうのだ。

「この服の方が落ち着くんです。実は私、星乃 竜司さんから許可を貰ってこのイベントに途中から参加することになったのですが……生憎組んでくれる相手が見つからなくて……」
「私もデス! プロデュエリストだからって敬遠されてしまって……独りぼっちは寂しいデス!」
「……そ、それでしたら私と組んで頂きませんか? 同じ外国人同士ですし、それに日本には“残り物には福がある”という言葉もあるようですよ」
「あんまり嬉しくないデスネ、その言葉……でも大歓迎デス!」

 エヴァとベアトリス。ここに超局地的ではあるが露仏同盟が成立した。

「ただ組むのはいいですガ、少し知っておきたいことがありマス!」
「なんでしょうか?」
「アナタはデュエリスト。それならデュエリストの一番の武器であるデッキ……それを知らないと教えようがありまセン。なのでここでデュエルをしまショウ!」
「わ、私がですか? 構いませんが……実を言うとそんなにデュエルには自信がないんです……」
「このイベントはそんな人のために開かれたものデス! だから気にしないで大丈夫ですよ? その代わり私も全力で行きマス!」
「えっ」
「アカデミアの生徒たるもの、デュエルにおいて手を抜くのは失礼なのデス!」


ベアトリス LP4000 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0
エヴァ LP4000 手札5枚
デッキ:41 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN01


「先攻は私ですね。私は手札の“エッジインプ・シザー”を捨てて“THE トリッキー”を特殊召喚します!」


※THE トリッキー
効果モンスター
星5/風属性/魔法使い族/攻2000/守1200
(1):このカードは手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚できる。


「そしてさらにチューナーモンスター“ジェネクス・コントローラー”を召喚します!」


※ジェネクス・コントローラー
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


「チューナーとチューナー以外のモンスターが揃った……シンクロ召喚ですネ!」
「はい。私はレベル5・風属性のTHE トリッキーに、レベル3の「ジェネクス」チューナー、ジェネクス・コントローラーをチューニング! “美しき星を覆う大気よ、今文明の技術と一つとなり青き空を駆けよ!” シンクロ召喚! 発進せよ! “レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト”!!」


※レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/機械族/攻2400/守1000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、デッキから「ジェネクス」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。


「レアル・ジェネクス・ヴィンディカイトですカ……」
―――攻撃対象に選択できないモンスターね。先攻で出すにはいいチョイスなんじゃないの?
「私はカードを2枚セットしてターンエンドです!」


ベアトリス LP4000 手札0枚
デッキ:35 モンスター:1(レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト)魔法・罠:2 墓地:3 除外:0
エヴァ LP4000 手札5枚
デッキ:41 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN02


「私のターン、ドローデス!」

 後攻のエヴァがデッキからカードをドローする。エヴァの信条はデュエル前にも言った通り「どんな相手であってもデュエルにおいては全力を出す」というものである。その信条に従い、練習のデュエルとは言えども勝つことを第一に考えていた。

(レアル・ジェネクス・ヴィンディカイトは攻撃対象にならない、という効果がありマス。それなら先攻が攻撃できないことと効果を無効化されたことを考えて守備表示で出すべきですガ……あのセットカードはコンバットトリックか何かなのでしょうカ。だったらその芽は早めに摘みマス!)
「私は手札を1枚捨てて速攻魔法、ツインツイスターを発動しマス! 破壊するのはベアトリスサンのセットカード2枚デス!」

 ツインツイスターによってベアトリスがセットしていた“リミッター解除”と“くず鉄のかかし”が破壊される。やはりベアトリスはコンバットトリックを仕掛けていた。

「あっ……」
「リミッター解除。事前に対処しておいて良かったデス。私は手札から闇氷竜 ヒュドラーを召喚しマス。そしてヒュドラーの効果でデッキから闇氷竜チューナー1体を墓地に送りマス。墓地に送るのは闇氷竜 ウロボロス。そしてウロボロスは闇氷カードの効果で墓地に送られた時、墓地から特殊召喚できマス!」

 先攻1ターン目でチューナーとチューナー以外のモンスターを揃えたベアトリスであったが、それにおいてもプロデュエリストであるエヴァの手にかかれば造作もないことだった。エヴァのフィールドにも同じようにレベルの合計が8のチューナーとチューナー以外のモンスターが揃う。

「これは私と組んでくれたお礼デス! 全力デス! 私はレベル4のチューナーモンスター、闇氷竜 ウロボロスをレベル4の闇氷竜 ヒュドラーにチューニング! “王者の咆哮、今天地を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻みなさい!” シンクロ召喚! レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!!」

 傷だらけの真紅の龍が舞い上がる。ジェームズとのデュエル以降、スカーライトはすっかりエヴァのモンスターとなっていた。それが影響しているのか、少しばかりスカーライトの身体の赤は鮮やかになっている。

「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト……!! これがエヴァ・ジムリアのエースモンスター……」
「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの効果発動デス! 1ターンに1度、このカード以外のこのカード以下の攻撃力を持つ特殊召喚された効果モンスターを全て破壊し、その数×500ポイントのダメージを相手ライフに与えマス! “アブソリュート・パワー・フレイム”!!」

 レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの放った炎が引火したレアル・ジェネクス・ヴィンディカイトは火の塊となって地上に落下し、爆発四散してしまった。

ベアトリス LP4000→3500

「キャッ!」
「これでアナタのフィールドはがら空きデス! バトル! レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトでダイレクトアタックデス! “灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング”!!」

レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト ATK3000

ベアトリス LP3500→500

「ううっ……」
「私はカードを2枚セットしてターンエンドデス!」


ベアトリス LP500 手札0枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:6 除外:0
エヴァ LP4000 手札3枚
デッキ:39 モンスター:1(レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト)魔法・罠:2 墓地:2 除外:0


☆TURN03


「私のターン、ドローです!!」

 渾身、とばかりに気合を入れてドローをするベアトリス。ドローしたカードを見て手札に加えると、何かを悟ったかのような表情を浮かべて無言でデッキの上に手を置いた。

「ごめんなさい、サレンダーです。この状況を変えられるカードを引くことはできませんでした」
「……わかりまシタ。サレンダーを認めマス」

 サレンダーが認められたことにより、このデュエルはエヴァの勝利で終わった。敗北こそしたものの、ベアトリスの顔には一点の曇りも無かった。

「ありがとうございます。レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト……やっぱりすごいカードですね」
「何せ私の相棒ですカラ!」
「今回のデュエルでは私は負けてしまいました。ですが嬉しかったです。あのエヴァ・ジムリアが未熟な私とのデュエルでエースモンスターを出してくれたんですから。それだけこのデュエルに真摯に取り組んでくれたってことですよね?」
「えーと……まああの場面ではスカーライトがベターなモンスターでしたからネ。でも最後のドローの時まで諦める様子を見せなかったのは私的にはすごく嬉しいデス。その姿勢があるならば、アナタはきっとデュエリストとして成長できる、と思いマス。だから……」

 エヴァは屈託のない笑顔を浮かべてベアトリスに手を差し出す。

「一緒に、強くなりまショウ!」
「……はいっ!」

 二人が固い握手を交わした瞬間、時計の鐘が鳴った。正午を知らせる鐘である。

「あっ、もう正午デス! 実は正午にみんなで一度ロッジに集合の予定なのデス!」
「じゃあ急ぎましょうか」
「ハイ!」











「皆サン、遅れてしまって申し訳ないデス! エヴァ・ジムリア、ただい戻りマシ……」

 集合時間から遅れること10分。エヴァがベアトリスを連れて宿泊予定のロッジに戻ると、エヴァは言葉を失った。

「エヴァさん? どうかしたの……」

 硬直したエヴァの後ろからロッジの中を見たベアトリスもまた言葉を失った。何故ならロッジの中では腕を組んでまさに怒髪天を衝く、と言った表情をした綾香が遊希を正座させていたからだ。






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光芒
第85話(番外編第4話):歩み始めた決闘者

を投稿させて頂きました。

今回の話では凛と心の2人が正式に詩織とパートナーを組むというところと、2人のために規則を破ってまで竜司に掛け合った詩織に影響されたイベントに参加したベアトリスがエヴァと組む、というところまでを描かせて頂きました。

次回はいよいよ主要メンバーおよび募集キャラクターが全員集合します!
ただまだ原稿が完成していないため、投稿は明日以降となるのでそれまでお待ち頂ければ幸いです。 (2016-03-08 10:17)
ター坊
全力全開で挑む姿勢でぶつかり合うエヴァとベアトリス、二人とも外国人ということで絵になります。
さて、遊希は何をやらかしたのか? (2016-03-08 10:48)
クトゥルフ大好きな人
こっそり付いてくる凛ちゃんと心ちゃん(*´ω`*)可愛すぎる!有無を言わさず抱きしめt …ん?
ゴヨウプレデタ-「 やぁ、またせたね。」
いよいよ全員集合ですか、一体どんな展開になっていくのか(*¯艸¯)楽しみです (2016-03-08 11:03)
Ales(from SP)
そうか、ゴヨウさんに魔宮の賄賂を渡したらお持ち帰り出来るのか!(なおモンスターなので渡せない模様)
みんなかわいいよぅ。なんでうちの美夏はあんな性格になったんだ……
遊希ちゃん……君は悪くないんやでぇ。でも、トラブルはつき物とは言え反省はしないとね(あれ?) (2016-03-08 14:51)
名無し
まさか、綾香に胸を揉まれた遊希がつい、言ってはいけない事を言っちゃったとか・・・? (2016-03-08 16:58)
名無しのゴーレム
スカ―ライトさんやっぱり強い。さすがはキングの魂……あ、250円さんは座っててください。それにしてもライフ4000制で見るとスカ―ライトの除去効果ってとんでもない脅威ですよね……
遊希さん何やったんすか! ……いや、マジで何やったんすか。心当たりは、あるようなないような…… (2016-03-08 19:29)
栗大好き
ベアトリスに、クリフォートデッキを使わせたいですね(意味深) (2016-03-08 21:17)
光芒
>ター坊さん
熱いデュエリストのデュエルは国籍の壁も越えますね。
遊希が何をやらかしたのか……は実は番外編第1話に伏線があったり。

>クトゥルフ大好きな人さん
ベタですけど付いてきちゃダメ→こっそり付いていく、という流れは可愛いですよね。
でも中学生に変に手を出すともれなくデュエルチェイサーに地下送りにされる運命なのでお気をつけて……

>Alesさん
魔宮の賄賂で無効にできるのは魔法・罠ですからねー、そんなん出してもゴヨウされることに変わりはないですから;
皆が皆こんな性格だとメリハリがつかないので、美夏のようなキャラが必要になるんですよ。
一応参加者6人の中では一番しっかりしてそうですし(え

>名無しさん
一旦胸から離れましょう。
胸ネタはまた後でやりますから!(笑)

>名無しのゴーレムさん
ARC-Vでもダリベルーンアイズ2体破壊→ダイレクトで遊矢を粉砕しましたからね。
えん魔竜シリーズもいるため250円の本家がますます可哀想なことに……

遊希は結構綾香にこんな感じで怒られるんですよね……心当たりが多すぎて多すぎて

>栗大好きさん
コメントありがとうございます。
ベアトリスに何故クリフォート?まあペンデュラムはまだ一般流通してないので持たせることはできませんがwww

(2016-03-09 01:28)
栗大好き
光芒さん
返信ありがとうございます!何故クリフォートデッキなのかと言いますと、ヒント:ベアフォート ・・・後はお察しください。 (2016-03-09 12:27)
えま
とてもコメント遅くなってすみません汗
せっかくキャラを採用して下さったのに本編キャラがわからないではと一気に読ませて頂きました(今更)
感想は尽きないのですが、あえて一言で言うなら話の構成力がすごいと感じました。軽いシーンだけでなくシリアスなシーンも丁寧に書ききっていて、キャラに奥深さが生まれていく過程がすっきり描かれている、しかし読みごたえのある作品だと思います!
改めて、自分のキャラを採用して頂きありがとうございました^^
今後の更新も楽しみにしてます! (2016-03-12 11:39)
光芒
>えまさん
えまれーどさんで宜しいでしょうか?
このたびはベアトリスを提供していただきありがとうございました。

本編は2014年の夏からやってるだけあってかなり長いですね。それなのに一気読みしていただきありがとうございます。そうですね、軽いシーンもシリアスシーンもどうせ書くなら丁寧に書いた方が話に盛り上がりが出るかな、と思って取り敢えず全力でやっています。
ベアトリスに関しても、エヴァがパートナーとだけあって出番をしっかり作れれば、と思っております。 (2016-03-12 18:50)
えま
光芒さん
はい、キャラ応募させて頂いたえまれーどで合っています。
コメントの時にHN省略するクセが・・・混乱させてしまい申し訳ないです汗 (2016-03-12 18:56)
光芒
>えまさん
やはりえまれーどさんでしたか、了解いたしました。
特に混乱などはしませんでしたので、投稿の際は「えま」のHNで利用されるならそのままでも構いませんよ! (2016-03-12 19:04)

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124 第44話:最後の最後まで 1656 4 2015-11-17 -
115 第45話:シンクロVSエクシーズ! 1619 3 2015-11-20 -
105 第46話:娘たちの意地 1499 3 2015-11-25 -
116 第47話:乗り越えるべき存在 1450 3 2015-11-28 -
124 第48話:不格好な絆 1613 3 2015-12-01 -
151 第49話:束の間の休息 1685 2 2015-12-05 -
123 第50話:誇りを賭けた戦い 1557 5 2015-12-08 -
47 第51話:昔からの相棒 1553 3 2015-12-11 -
123 第52話:超戦士降臨 1609 4 2015-12-15 -
71 第53話:綾瀬の正体 1547 2 2015-12-19 -
57 第54話:精霊と精霊 1379 4 2015-12-22 -
80 第55話:真剣勝負 1349 2 2015-12-25 -
53 第56話:反攻の遊希 1308 2 2015-12-27 -
115 第57話:満身創痍のふたり 1393 3 2015-12-30 -
131 第58話:幻惑、水の銀河眼 1629 3 2016-01-04 -
111 第59話:未知の敵 1718 4 2016-01-07 -
78 第60話:猛攻! スピードロイド 1506 2 2016-01-10 -
103 第61話:親友 1504 5 2016-01-12 -
73 第62話:死闘の果てに 1579 6 2016-01-15 -
98 第63話:二人の少女、そしてライバル 1515 2 2016-01-18 -
60 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1455 3 2016-01-21 -
119 第65話:光の導き 1365 2 2016-01-24 -
111 第66話:立ち上がる時 1430 4 2016-01-27 -
96 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1458 2 2016-01-30 -
135 第68話:不可解なこと 1508 2 2016-02-02 -
84 第69話:千夏との誓い 1345 3 2016-02-05 -
79 第70話:あの日、あの時 1416 4 2016-02-08 -
131 第71話:黒幕との接触 1612 3 2016-02-10 -
160 第72話:決別の時 1775 3 2016-02-12 -
121 第73話:思いを一つに 1429 3 2016-02-15 -
108 第74話:邪なる同調 1553 2 2016-02-17 -
55 第75話:精霊の奇跡 1446 4 2016-02-19 -
117 第76話:星天の再会 1429 2 2016-02-22 -
119 第77話:ペンデュラムの脅威! 1471 4 2016-02-24 -
126 第78話:渾身のドロー 1699 2 2016-02-26 -
111 1万アクセス突破記念企画開催! 1880 0 2016-02-26 -
63 第79話:覇王黒竜の目覚め 1454 4 2016-02-28 -
53 第80話:進化する銀河龍 1536 2 2016-03-01 -
137 第81話:変わらぬ友情 1504 7 2016-03-03 -
117 第82話:集う決闘者 1755 6 2016-03-04 -
138 第83話:小さくたって決闘者 1736 7 2016-03-05 -
108 第84話:決意を秘めた決闘者 1472 9 2016-03-07 -
79 第85話:歩み始めた決闘者 1552 13 2016-03-08 -
127 第86話:真意を告げた決闘者 1637 7 2016-03-09 -
113 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1655 7 2016-03-10 -
73 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1573 10 2016-03-11 -
100 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1575 8 2016-03-13 -
98 第90話:五人五色な決闘者 1479 6 2016-03-14 -
135 遊希たちが4月改訂を語るようです 1511 8 2016-03-16 -
81 第91話:夕刻迎えし決闘者 1417 6 2016-03-16 -
95 第92話:解き放たれた決闘者 1651 6 2016-03-18 -
78 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1780 7 2016-03-20 -
72 第94話:一計案じる決闘者 1295 8 2016-03-22 -
83 第95話:絆深める決闘者 1471 10 2016-03-23 -
81 第96話:矛を交える決闘者・1 1428 9 2016-03-25 -
126 第97話:矛を交える決闘者・2 1355 6 2016-03-27 -
123 第98話:矛を交える決闘者・3 1476 7 2016-03-29 -
79 第99話:矛を交える決闘者・4 1441 7 2016-03-31 -
93 第100話:熱戦の決闘者・1 1411 6 2016-04-02 -
130 第101話:熱戦の決闘者・2 1447 10 2016-04-05 -
87 第102話:熱戦の決闘者・3 1472 11 2016-04-07 -
79 第103話:熱戦の決闘者・4 1413 6 2016-04-09 -
115 第104話:熱戦の決闘者・5 1553 6 2016-04-11 -
101 第105話:熱戦の決闘者・6 1477 6 2016-04-13 -
70 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1435 6 2016-04-15 -
130 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1500 11 2016-04-18 -
85 第108話:別れの時を迎える決闘者 1490 10 2016-04-20 -
75 番外編前編について遊希たちが語るようです 1510 6 2016-04-21 -
109 第109話:2通の手紙 1614 11 2016-04-23 -
98 第110話:青き眼のアトラクション 1518 6 2016-04-25 -
129 第111話:新時代のデュエル 1465 6 2016-04-27 -
91 第112話:ドラグーン 1387 6 2016-05-01 -
111 第113話:アクセラレーション! 1478 7 2016-05-03 -
118 第114話:熱気溢れしサーキット 1285 6 2016-05-06 -
141 第115話:新たなるブラックフェザー 1339 5 2016-05-10 -
135 第116話:疾走の果てに 1542 7 2016-05-12 -
57 第117話:ノンストップ・ガールズ 1562 6 2016-05-14 -
80 第118話:夏の終わり 1497 9 2016-05-16 -
122 第119話:謎の美少女 1553 4 2016-05-19 -
90 第120話:真・究極 1424 8 2016-05-21 -
64 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1386 4 2016-05-23 -
70 第122話:聖夜の悲劇 1342 6 2016-05-25 -
60 30000アクセス記念企画を少々。 1244 5 2016-05-27 -
83 第123話:姉として 1363 3 2016-05-29 -
73 第124話:対峙する竜と龍 1418 3 2016-06-01 -
63 第125話:顕現せし遊望の精霊 1479 5 2016-06-03 -
66 第126話:No.(ナンバーズ) 1481 4 2016-06-06 -
109 第127話:届かぬ言葉 1459 7 2016-06-08 -
78 30000アクセス記念企画 1668 4 2016-06-10 -
71 第128話:白紙のカード 1398 6 2016-06-14 -
125 第129話:青空の下で 1284 3 2016-06-17 -
135 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1558 4 2016-06-20 -
77 第131話:試練のデュエル 1395 4 2016-06-23 -
70 第132話:第四の精霊 1341 5 2016-06-26 -
115 第133話:舞い降りる閃珖竜 1453 4 2016-06-29 -
71 第134話:親友に託された力 1371 3 2016-07-02 -
105 第135話:涙の誓い 1365 4 2016-07-06 -
106 第136話:次元転送装置 1317 3 2016-07-09 -
101 第137話:新たなる竜星 1466 5 2016-07-12 -
63 第138話:綾香の忘れたもの 1402 4 2016-07-15 -
137 第139話:決闘者たちの選択 1259 5 2016-07-19 -
110 第140話:2人の真意 1328 7 2016-07-24 -
73 第141話:精霊界への旅立ち 1356 4 2016-07-28 -
73 第142話:黒き魔術師と弟子 1305 3 2016-08-02 -
124 第143話:七星将軍の襲撃 1358 3 2016-08-05 -
94 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1385 0 2016-08-07 -
77 第144話:英雄と炎拳・1 1328 5 2016-08-10 -
77 第145話:英雄と炎拳・2 1273 4 2016-08-14 -
72 第146話:騎士王の覚醒 1271 6 2016-08-17 -
88 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1449 3 2016-08-21 -
81 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1303 2 2016-08-23 -
54 第149話:過去への鎮魂歌 1344 7 2016-08-26 -
96 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1357 3 2016-08-28 -
91 第150話:機械の身体に宿る心 1178 0 2016-08-31 -
63 第151話:空を超えて 1147 0 2016-09-03 -
124 第152話:竜と機械の大会戦 1232 0 2016-09-08 -
63 第153話:竜領域のナンバーズ 1292 0 2016-09-13 -
87 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1530 7 2016-09-17 -
109 遊希たちが10月改訂を語るようです 1318 4 2016-09-19 -
88 第154話:望まぬ戦い 1218 2 2016-09-23 -
73 第155話:正しさと過ち 1192 4 2016-09-27 -
66 第156話:少女の決意 1310 2 2016-10-01 -
125 第157話:遊希に起きた異変 1437 4 2016-10-05 -
119 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1369 3 2016-10-08 -
122 第159話:玻璃の如く純粋に 1335 2 2016-10-12 -
113 第160話:限界を超えて 1298 3 2016-10-15 -
137 第161話:決戦 1313 3 2016-10-18 -
105 第162話:精神の成長 1286 2 2016-10-21 -
57 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1323 4 2016-10-24 -
51 第164話:絆が紡いだ道 1433 6 2016-10-27 -
74 第165話:戦いの終わり 1352 4 2016-10-30 -
68 番外編 Trick or Treat 1229 5 2016-10-31 -
121 第166話:終わりの始まり 1464 9 2016-11-04 -
113 第167話:最期のワガママ 1491 4 2016-11-07 -
128 第168話:声なき再会の誓い 1356 4 2016-11-10 -
99 番外編:11月11日 1245 5 2016-11-11 -
79 第169話:七皇激突 1179 3 2016-11-15 -
57 第170話:怒りに生まれし竜 1164 3 2016-11-17 -
141 第171話:紅き新星竜 1504 5 2016-11-19 -
86 第172話:未来を賭けた戦い・1 1364 4 2016-11-22 -
127 第173話:未来を賭けた戦い・2 1287 3 2016-11-24 -
134 第174話:未来を賭けた戦い・3 1268 4 2016-11-28 -
140 第175話:神の目覚め(修正済) 1262 5 2016-11-30 -
156 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1684 5 2016-12-02 -
109 第177話:次元を越える想い 1525 4 2016-12-05 -
146 第178話:天地創造の龍 1501 3 2016-12-07 -
114 第179話:希望への道 1390 3 2016-12-09 -
140 第180話:別れの時 1291 4 2016-12-11 -
112 第181話:少女たちの帰還 1254 5 2016-12-13 -
67 遊希たちが1月改訂を語るようです 1200 7 2016-12-15 -
130 第182話:バースデイ 1455 3 2016-12-17 -
103 第183話:星龍皇覚醒・1 1284 3 2016-12-19 -
120 第184話:星龍皇覚醒・2 1311 4 2016-12-21 -
88 第185話:星龍皇覚醒・3 1162 4 2016-12-22 -
107 番外編:一番のプレゼント 1254 5 2016-12-25 -
126 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1369 3 2016-12-26 -
108 星龍皇 設定・カード紹介 1399 0 2016-12-29 -
72 第187話:星龍皇覚醒・5 1264 4 2016-12-30 -
111 番外編:新年 1254 4 2017-01-01 -
86 第188話:星龍皇覚醒・6 1140 2 2017-01-04 -
123 第189話:星龍皇覚醒・7 1262 3 2017-01-07 -
66 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1455 3 2017-01-09 -
136 エピローグ:未来 1714 10 2017-01-13 -
102 番外編:2月3日 1261 4 2017-02-03 -
97 番外編:愛と友情のチョコレート 1065 4 2017-02-14 -
89 番外編:桃(色)の節句 1141 4 2017-03-04 -
133 感謝とお知らせ 1289 2 2017-05-04 -
91 番外編:Gift 1158 2 2017-12-25 -
149 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1137 2 2018-01-14 -
121 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1798 2 2018-05-24 -
90 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 1031 2 2018-05-28 -
102 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 950 2 2018-05-30 -
132 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1123 2 2018-06-03 -
121 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1121 4 2018-06-06 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 880 2 2018-08-14 -
73 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 881 3 2018-08-20 -
113 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 909 3 2018-08-23 -
75 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 923 2 2018-08-25 -
46 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 808 3 2018-08-30 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 942 2 2018-09-01 -
211 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1056 3 2018-09-07 -
105 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 784 0 2018-09-09 -
71 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 886 3 2018-09-12 -
126 番外編:願う幸福 1493 2 2018-12-25 -

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