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HOME > 遊戯王SS一覧 > 47Turn 精霊世界 マースの森で

47Turn 精霊世界 マースの森で 作:ジェム貯めナイト

 「――到着した。目を開けよ」


 もう一人の遊無に促され、遊陽とマノン、サバスは目を開けると、視界に飛び込
んできたのは鬱蒼とした原生林であった。


 「ここが精霊世界――」

 「今儂らがいるのは、四層で分けられたこの世界の最下層――“マースの森”じ
ゃ。中心部に隆起した第三層の大地――“マナウィダンの集落”には精霊達が住み
、その上に“ブランウェンの城下町”と“プイスの王宮”が重なっておる」


 ドーム状の空を見上げたイーサは、木々の合間から微かに見える第三層の大地を
指差し精霊世界の構造を解説すると、それまで佇んでいたもう一人の遊無はフラフ
ラとおぼつかない足取りで、近くの木の根元に座り込む。


 「もう一人の遊無……?」

 「――吾が次元を超える際の負担を受け持った。後は老人と遊無に任せる……」


 疲労を滲ませたもう一人の遊無はその場で目を閉じると、遊陽達が心配して彼女
の顔を覗き込む中、目を開けた遊無は元の日没後の夜空のような青味がかった瞳で
空を見上げた。


 「……もう一人の私なら大丈夫です。ここが精霊世界――」


 そして遊無が立ち上がるとともに、一行のいる開けた場所へと、原生林の奥から
3人の人影が遊陽達の元へ歩いてくる。

 そしてその中の1人――ヨリマシが、遊陽の元へと真っすぐに駆け出してきた。


 「……!? ヨリ――」

 「遊陽! ……ようやく触れられた――」


 遊陽へと抱き着いたヨリマシは、遊陽の胸ほどの高さの身体で彼へと必死にしが
み付く。


 「ああ――こうしてお前と触れ合えて、来たかいがあった……」


 遊陽もこれまでともに過ごしてきたヨリマシと初めて触れられたことに、彼を抱
きしめ返すことで喜びを伝える。


 「遊陽様。こちらではお初にお目にかかります――」


 ヨリマシと離れた遊陽へと、文様が入った紫の袴を身に着け、烏帽子を被った青
年が歩み寄ると、ヨリマシが彼の元へ駆け出すとともに、青年は遊陽へと自己紹介
をする。


 「その姿――ワッショイ・グージか!?」

 「左様でございます。貴方様のデュエルにおいて、これほど長く愛用して頂きましたことは、恐悦至極に存じます」


 グージは彼ら“ワッショイ”の氏子達を愛用し続けた遊陽へと、感謝を表すかの
ようにうやうやしくお辞儀し伝えるとともに、2人とともに遊陽達の元へ訪れた深
編笠で頭を覆う男は、彼らへと背を向けて歩き出した。


 「……? ヨリマシ、あの人は……?」


 狩衣と袴を身に纏い、腰には帯刀した侍風の男が立ち去るのを眺める遊陽がヨリ
マシへと問いかけると、彼に代わってグージが深編笠の男について話しだす。


 「あの方はいつからか、この森に現れるようになった精霊です。集落でも彼の正
体を知る者はおらず、その素性は謎のまま――」

 「――待って……!」


 立ち去ろうとする深編笠の男へと、突如遊無が湧き上がる涙をこぼしながら彼を
呼び止めた。


 「――この感じ、私は貴方の事を知っている。……気がします――」


 遊無の呼び掛けに気付いた深編笠の男は、足を止めゆっくりと遊無へ振り返る。


 「――貴女様は、某(それがし)の知る“あの方”ではない――」

 「……あの方――」

 「今はまだ――某の名を明かすべきではないと、卜占が告げている」

 「――ボクセン? サバス、ボクセンって何……?」


 2人のやり取りを聞いていたマノンが卜占の意味をサバスに問うと、サバスはし
ばし考えこんだのち、遊陽へと向き直る。


 「ユーヒ、ボクセンとは何だ? 何を意味している……?」

 「卜占は占いのことだ。しかし何故この精霊が……?」


 3人揃って深編笠の男の素性を怪しむも、遊無と深編笠の男はしばらくの間見つ
め合ったのち、遊無が頷くとともに再び深編笠の男は彼女に背を向け、原生林へと
消えていった。


 「……あの者はおそらく、本来の私に仕えていた精霊。私と同じ所縁の精霊の力
を色濃く有していました」

 「もう一人の遊無のパートナーだったってことか」

 「――あの者とはまた会うこととなるでしょう。所縁の精霊の力によって結ばれ
た者同士なら――」


 深編笠の男が立ち去った方角を見つめながら遊無が呟くと、それまで黙っていた
イーサが咳払いするとともに、一同はイーサへと振り向く。


 「それでは、儂は精霊長の元へ向かうこととする」

 「イーサ様、お一人で行かれるおつもりですか……?」

 「この世界の精霊達は、人間を脅威とみなしておる。儂なら大丈夫じゃ。これま
でも両世界間の移動は無事行えたからの」


 イーサは遊陽達へとこの場で待機するよう言い残し、深編笠の男の後を追うようにその場を立ち去った。


 「――行ってしまったな」

 「あの方が戻ってこられるまで時間がございます。どうでしょう? ここは一つ
ワタクシと手合わせでもいかがでしょうか……?」


 グージが遊陽達のいる開けた場所の中央へと移動するとともに、彼がデッキを取
り出すことで地面から太い切り株が生えてくると、グージは切り株の平らな断面へ
とデッキを置いた。


 「すごーい! 何それ!?」

 「我々精霊達は、デュエルの際自らの力でフィールドを用意できるのですよ」

 「だったら俺が! グージとデュエルするぜ……!」


 遊陽がデッキをD・フェースにセットし、デッキがシャッフルされるとともに5
枚のカードを引いたことで、互いにデュエルの準備を整えた。


 「貴方様とのデュエル――手加減は致しません!」


 『デュエル――』


 Turn1 遊陽LP4000。手札5 グージLP4000。手札5


 「俺の先行だ! 手札から速攻魔法《結占御籤》を発動……!」


 デュエル開始早々に、遊陽の場に巨大なくじ箱が現れると、ガラガラと音を立て
てくじ箱は3つの星が記されたくじ棒を排出する。


 「サイコロを1回振り、3が出たためデッキの上3枚の中から“ワッショイ”モ
ンスターを特殊召喚する! ……来たか。俺が呼ぶのは《ワッショイ・ヨリマシ》
だ……!」


 遊陽がくじ棒を掴み取ることで、彼の元にいる狩衣に袴を身に着けた氏神が宿り
し依巫が場へ移動すると、排出されたくじ棒の星の数だけLPから対価が支払われ
た。


 遊陽LP4000→3700。ヨリマシ守備力200。


 「こうしてグージさんと対峙するとはね――」

 「遊陽様と所縁の精霊の力で結ばれたヨリマシ――お二人の絆、しかと見届けさ
せていただきます」

 「――更に俺はヨリマシをリリース! 政を為すは人にあり、氏神の名の下に祭
りを“賑やか”せ!」


 そしてヨリマシは光に包まれ、その姿は対戦するグージと同じ紫の袴に烏帽子を
被った青年へと変化していく。


 「“アドバンス召喚”! 《ワッショイ・グージ》……!」


 グージ攻撃力2300。


 「ワタクシにはアドバンス召喚した際、デッキの上3枚の中から新たな“氏子”
を呼び寄せる効果がある」

 「グージの効果発動! 俺が呼び出すのは賽銭を漁る不届き者……《ワッショイ
・オフィリタリー・ラプトル》だ……!」


 祭りの神職者が光の魔法陣を描き出すことで、その中へと闇夜に紛れ賽銭を掠め
取る俊敏な身のこなしの恐竜の姿が浮かび上がり、召喚とともにその姿を白日の下
へと晒した。


 ワッショイ・オフィリタリー・ラプトル
 効果モンスター
 /闇/レベル4/恐竜/攻撃力1800。
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分・相手の墓地の闇属性モン
 スターを1体ずつ対象に発動できる。このカードを特殊召喚し、対象のモンスタ
 ーを除外する。


 「ハレの場に相応しくないコソ泥ですか……」

 「悪党の手口から学ぶのも、警護を遂行し祭りを“賑やか”す秘訣だ。俺はこれ
でターン終了」


 遊陽がターンを終えると同時に、グージは遊陽の場で佇む己自身を眺めたのち、
デッキからカードをドローした。


 Turn2 グージ手札6


 「参ります! ワタクシは場にモンスターがいないことで魔法カード《袴着儀礼
》を発動! デッキより《ワッショイ・チゴ》を呼び出します……!」


 グージの発動したカードはあどけない祭りの稚児を呼び寄せ、現れたばかりの稚
児が消滅することで新たなモンスターを切り株へと置き、場に呼び出す。


 「早速現れるか……!」

 「ワタクシはチゴをリリース、政を為すは人にあり、氏神の名の下に祭りを“賑
やか”せ! 《ワッショイ・グージ》の“アドバンス召喚”……!」


 そしてグージの場には、自らと同じ出で立ちのモンスターが現れるともに、彼自
身の秘める効果が発動する。


 「“氏子”をアドバンス召喚したことにより、墓地の《袴着儀礼》を除外し効果
発動。更にグージの効果発動。デッキの上3枚の中から《ワッショイ・カンナギ》
を特殊召喚……!」


 場に存在するグージによって、天より光が差し込み彼の元へ白衣に緋袴の巫女服
を着用した巫女が光の柱から現れ、再び祭りの稚児が墓地から舞い戻った。


 ワッショイ・カンナギ
 効果モンスター
 /光/レベル3/魔法使い/攻撃力1000。
 このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
 (1):このカード以外の「ワッショイ」魔法使い族モンスターが召喚・特殊召喚
 に成功した場合に発動できる。「ワッショイ」魔法使い族モンスター1体の召喚
 を行う。この効果を発動するターン、自分は「ワッショイ」魔法使い族モンスタ
 ー以外のモンスターを召喚・特殊召喚できない。


 「チゴが現れた事によるカンナギの効果発動。これによりワタクシはチゴをリリ
ース! 政を為すは人にあり、氏神の名の下に祭りを執り行わん! “アドバンス
召喚”――《ワッショイ・リッシ》……!」


 ワッショイ・リッシ
 効果モンスター
 /風/レベル6/魔法使い/攻撃力2300。
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードがアドバンス召喚した時、墓地の「ワッショイ」モンスター1
 体を対象に発動できる。そのモンスターの同名カードを自分の手札・デッキから
 2枚まで選んで除外する。
 (2):このカードの攻撃力は除外されている魔法使い族モンスターの数×200
 アップする。


 「リッシ――グージのデッキは魔法使い族主体の構築か」

 「ワタクシの同胞が、祭り客をおもてなしいたします。リッシがアドバンス召喚
したことにより、墓地のチゴの同名モンスター2体をデッキより除外。更にカンナ
ギの効果は1ターンに2度まで使えるため、このカンナギをリリース!」


 このターン3度目となるアドバンス召喚に一同が目を見張る中、グージが掲げた
モンスターを場に置くことで、彼の場には合わせて3体の神職に従事する氏子が姿
を現した。


 「政を為すは人にあり、氏神の名の下に祭りを締め括れ! “アドバンス召喚”
――《ワッショイ・ソーズ》……! 更に墓地のカンナギに対してソーズの効果発
動。デッキから同名モンスター2体を永続魔法としてセッティング……!」


 3体目の神職者の青年が現れた事で、グージがデッキから選び出した2体の巫女
を魔法&罠ゾーンの両端へと置くことで、巫女が人身御供となり変異した鳥居が建
てられるとともに、それぞれの神職者達が自らの効果で攻撃力を上昇させる。


 ワッショイ・ソーズ
 効果モンスター
 /地/レベル6/魔法使い/攻撃力2300。
 (1):このカードがアドバンス召喚した時、墓地の「ワッショイ」モンスター1
 体を対象に発動できる。そのモンスターの同名カードを自分の手札・デッキから
 2枚まで選んで永続魔法扱いで自分の魔法&トラップゾーンに置く。
 (2):このカードの攻撃力は、自分の魔法&罠ゾーンの永続魔法カードの数×2
 00アップする。


 グージ攻撃力2300→2700。リッシ攻撃力2300→2700。
 ソーズ攻撃力2300→2700。


 「3体の上級魔法使い族モンスター!?」

 「これがワタクシの戦い方です。バトル!」


 バトルフェイズを宣言したグージにより、3体のモンスターは遊陽へと総攻撃を
仕掛ける。

 3体のうち、グージの傍らに並び立つ2人の神職者が笏を差し向け、迸る光線が
遊陽のグージと掠奪者の恐竜を焼き払った。


 「ぐっ――」  遊陽LP3700→3300→2400。


 「続けてワタクシ自身による直接攻撃……!」

 「その前に! 俺の“ワッショイ”が破壊されたため、手札の《ワッショイ・セ
ピアペインター》を守備表示で特殊召喚だ……!」

 「構いません。そのまま攻撃です……!」


 残るグージが笏から光線を放出させることで、遊陽の場に流れ着いた水墨でわび
さびの世界を描くイカが焼き払われ消滅する。


 「防がれましたが、遊陽様ならこの攻撃を凌げると予測済みです。ワタクシはカ
ード2枚を伏せターンを終えます」


 3体の祭りを執行する神職者を従えたグージがターンを終えると、すぐさまカー
ドをドローした遊陽はこの状況を打開すべく動き出した。


 Turn3 遊陽手札3


 「俺のターンだ! 相手の場にモンスターがいて、同じ種族のモンスターが俺の
場にいないため、手札の《ワッショイ・ハヤシフルート》は特殊召喚できる!」


 繊細な指使いで篠笛の穴を塞ぎ、澄んだ音色をかき鳴らす篠笛奏者の少女が場に
現れるともに、続けて遊陽が発動させた魔法カードによって、雨乞いを祈願する囃
子を演奏し始めた。


 「そして《祈雨垢離》の発動だ! このカードが水属性“ワッショイ”モンスタ
ーの呼び水となって、俺の手札から《ワッショイ・スクーピングフィッシュ》を場
に招致する……!」


 降り続ける雨に誘われ、円状の尾に薄い膜を張った祭りの金魚が宙を泳いで場に
辿り着くと同時に、遊陽はカードを1枚引いた。


 祈雨垢離 通常魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分の手札から「ワッショイ」水属性モンスター1体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターのレベルが4以下の場合、さらにカードを1
 枚ドローする。


 スクーピングフィッシュ守備力200。


 「遊陽様が発動した雨乞い祈願のカードは、呼び出したのが下級モンスターなら
1枚のドローが許される」

 「――来た! 更にスクーピングフィッシュが現れた事で、墓地からレベル3以
下のヨリマシを掬い上げる……!」


 円状の尾で地面を一掬いしたことで、墓地で眠っていたヨリマシが再び地上へと
放り出され遊陽の下に舞い戻る。


 「俺はハヤシフルートをリリース! 身に着けた武技による神頭の矢で、時代を
切り開く嚆矢となれ! “アドバンス召喚”! 《ワッショイ・騎射三物 流鏑馬
》……!」


 篠笛奏者が消滅するとともに、蹄を打ち鳴らし、騎馬に跨った神事を行う弓士が
笛の音色とともに弓を構え、助走しながら遊陽の元へと到着した。


 騎射三物 流鏑馬攻撃力2200→2700。


 「神事を執り行う騎手の御出ましですか」

 「騎射三物 流鏑馬の攻撃力は、他の風属性モンスター1体に付き500アップ
! 更にハヤシフルートがリリースされたことで効果発動! 俺の風属性“ワッシ
ョイ”達は、場のモンスターが持つ属性の数だけ攻撃力を500アップする……!


 「場の属性は……光、風、地、そして水の4種類――」


 騎射三物 流鏑馬攻撃力2700→4700。


 「ならばワタクシも罠発動――《回向読誦》を私自身を対象に発動することで、
デッキから“祭りの神職者”を場に導きます……!」


 罠が発動されるとともに、3体の祭りの神職者達が声を揃えて経文を読み上げる
ことで、中心となり読み上げたグージの力で新たな祭りの神職者が場に招致された



 回向読誦 通常罠
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分フィールドのレベル6「ワッショイ」魔法使いモンスター1体を対象
 として発動できる。自分のデッキからレベル6「ワッショイ」魔法使いモンスタ
 ー1体を選び、対象のモンスターのカード名によって以下の効果を適用する。
 ●「ワッショイ・グージ」そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
 ●「ワッショイ・ソウジョー」そのモンスターを墓地に送る。
 ●「ワッショイ・ソーズ」そのモンスターを除外する。
 ●「ワッショイ・リッシ」そのモンスターを永続魔法扱いで自分の魔法&罠ゾー
 ンに置く。


 ワッショイ・ソウジョー
 効果モンスター
 /闇/レベル6/魔法使い/攻撃力2300。
 (1):このカードがアドバンス召喚した時発動できる。自分のデッキの上からカ
 ードを3枚めくり、その中から「ワッショイ」モンスター1体を墓地に送る。
 (2):このカードの攻撃力は自分の墓地の魔法使い族モンスターの数×200ア
 ップする。


 ソウジョー攻撃力2300→2700。


 「だが闇属性のソウジョーが増えた事で、ハヤシフルートの効果で騎射三物 流
鏑馬の攻撃力は更にアップ……!」


 騎射三物 流鏑馬攻撃力4700→5200。


 「バトル! 騎射三物 流鏑馬はバトル開始時に、他のモンスターの種族だけ攻
撃回数を増加する……!」

 「……遊陽の場には、魔法使い族のヨリマシ君に、魚族の祭りの金魚――」


 神弓の弓士を除くモンスターの種族は2体――2回の攻撃権が与えられた弓士は
背中の矢筒から2本の矢を取り出し、弓につがえて祭りの神職者へと狙いを定めた



 「俺は騎射三物 流鏑馬でソウジョーを攻撃だ……!」

 「この瞬間、罠カード《神輿奉戴》によって攻撃対象となったソウジョーへの攻
撃は無効――」

 「しかし2射目は確実に射貫く! 鏑矢一筋……!」


 馬上の弓士が連続して放った矢は、見事高位の神職者の眉間を射貫き、祭りの神
職者が倒れるとともに、グージは衝撃に表情を歪ませる。


 「ぐっ――」 グージLP4000→1500。


 「ユーヒの攻撃は、あの精霊を着実に追い詰めているな……」

 「俺はこれでターン終了。……とはいえ、グージの場に祭りの神職者は健在だ」


 次のターンには確実にモンスターがやられる。掛けられた効力が切れ攻撃力が元
に戻った神事を行う弓士をチラ見しつつ、遊陽はグージが繰り出す次なる手を観察
し見極めようとする。


 騎射三物 流鏑馬攻撃力5200→2700。


 Turn4 グージ手札1


 「ワタクシのターン。……どうやら、氏神様の加護は我々を見捨てなかったよう
です」


 引いたカードを見た途端、明らかに余裕が生まれた表情のグージを見て、遊陽を
筆頭に観戦する遊無達も警戒を強める。


 「ワタクシはグージ、リッシ、ソーズをリリース! 符水より生まれし使婢(つ
かわしめ)よ! 於上不葺御門(うへふかずのみかど)より神意を示せ……!」


 グージの場に並んだ3体の祭りの神職者がその身を捧げ消滅していく光景に、遊
陽達が呆気にとられる中、鳥居を潜りグージの場には全身を白い鱗で覆った神使の
大蛇が姿を現した。


 「3体のリリースだと……!?」

 「“アドバンス召喚”! 賜福をもたらせ――《ワッショイカイウン・ハクダ》
……!」


 ワッショイカイウン・ハクダ
 効果モンスター
 /光/レベル8/爬虫類/攻撃力0。
 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
 (1):このカードは自分フィールドの「ワッショイ」モンスター3体をリリース
 して召喚する事もできる。
 (2):アドバンス召喚したこのカードの攻撃力は、自分の墓地のレベル6「ワッ
 ショイ」魔法使い族モンスターの数×1000アップする。
 (3):このカードが(1)の方法で召喚に成功した場合に発動できる。自分はこのカ
 ードを召喚するためリリースしたモンスターの数と同じ枚数カードをドローする
 。


 「ハクダの攻撃力は、墓地の“祭りの神職者”1体に付き1000アップします



 ハクダ攻撃力0→4000。 騎射三物 流鏑馬攻撃力2700→2200。


 「攻撃力が一気に上昇した……!」

 「更に3体のモンスターを捧げ現れたハクダは効果を発揮できます! これによ
りリリースした3体と同じ3枚をドロー!」


 手札を増強したグージは、早速バトルを宣言するとともに、手札より新たな祭り
の巫女を場に導く。


 「このバトル開始時に、手札の《ワッショイ・フジョ》は特殊召喚できます。更
にこの効果で現れたフジョの効果により、遊陽様のモンスターの攻撃力はフジョ1
体と同じ500ダウンする――」


 ワッショイ・フジョ
 効果モンスター
 /光/レベル3/魔法使い/攻撃力500。
 (1):自分・相手ターンのバトルフェイズ開始時に発動できる。手札のこのカー
 ドを特殊召喚する。
 (2):このカードが(1)の効果で特殊召喚した場合に発動できる。ターン終了時ま
 で相手フィールドのモンスターの攻撃力を自分フィールドの「ワッショイ」魔法
 使い族モンスターの数×500ダウンする。


 フジョ守備力1500。 騎射三物 流鏑馬攻撃力2200→1700。


 「くっ――」

 「ワタクシはこのハクダで騎射三物 流鏑馬を攻撃です! 含哺鼓腹……!」


 グージの指示を受け、白い大蛇は逃走する騎馬に跨った弓士を蛇行しながら追い
かけ、狙いを定め飛び掛かるとともに馬ごと弓士を飲み込み、遊陽の眼前で土煙を
上げて転がった。


 「ぐあっ……!?」 遊陽LP2400→100。


 「何とか首の皮一枚繋がったけど――」

 「ワタクシはカード1枚を伏せターン終了。このハクダを従えたワタクシを前に
、流石の遊陽様もお手上げでしょうか……?」


 再びグージの傍らでとぐろを巻く白い大蛇に、遊陽は残されたヨリマシと祭りの
金魚を交互に見つめると、次のドローに全てを託しデッキに手を置いた。


 「――確かに強力なモンスターだ。だが俺はこのモンスター達とともに最後まで
抗うぜ! あのカードさえ来れば……!」


 Turn5 遊陽手札1


 「これに託す! 墓地のオフィリタリー・ラプトルの効果発動! こいつはお互
いの墓地から闇属性モンスターを除外することで、墓地から復活できる……!」


 遊陽の墓地から水墨画家のイカ――更にグージの墓地からソウジョーが除外され
たことで再び掠奪者の恐竜は蘇り、白い大蛇は墓地の“祭りの神職者”が減ったこ
とで攻撃力を減少させる。


 オフィリタリー・ラプトル攻撃力1800。 ハクダ攻撃力4000→3000。


 「遊陽はモンスターの展開と、攻撃力ダウンを同時にこなした」

 「更にオフィリタリー・ラプトルにスクーピングフィッシュ、そしてヨリマシを
墓地へ送り魔法カード《祭場巡行》を発動! 属性の異なる3体の“ワッショイ”
を墓地へ送ったから3枚をドロー!」


 ヨリマシ達モンスターからの了承を得て発動したカードによって、遊陽は場のモ
ンスター全てと引き換えに3枚のカードをドローすると、引いたカードを見てパッ
と目を輝かせそのうちの1枚を液晶盤へと置いた。


 祭場巡行の効果 ヨリマシ(光) スクーピングフィッシュ(水) オフィリタ
リー・ラプトル(闇)


 「更に墓地へ送ってない属性の“ワッショイ”1体を特殊召喚する! 現れろ―
―《ワッショイ関捩・筆繰人形》……!」


 そして遊陽の場には、墨汁で浸した筆を持つ新たな関捩人形が、動力となる歯車
を稼働させ、ぎこちなくも腕を動かす。


 ワッショイ関捩・筆操人形
 効果モンスター
 /地/レベル1/機械/攻撃力200。
 (1):このカードの表示形式が変更された場合、自分の墓地の「ワッショイ」モ
 ンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時までこのカードの種族・属
 性は対象としたモンスターと同じ種族・属性になる。
 (2):装備モンスターが表示形式を変更した場合、フィールドのモンスター1体
 を対象として発動できる。装備モンスターはターン終了時までそのモンスターと
 同じ種族・属性になる。


 筆繰人形守備力200。


 「更に装備魔法《関捩櫛比》を筆繰人形に装備。このカードにより筆繰人形が円
滑に関捩を回すことで、複雑化した動きはやがて“関捩全旋”を創り出す……!」


 遊陽が装備魔法の効果によってデッキから加えたカードを見せるとともに、液晶
盤へと置くことで場には氷塊を摩り下ろす大掛かりな関捩仕掛けが搬入され、筆を
持つ関捩人形はその動力部に接続された。


 関捩櫛比 装備魔法
 「ワッショイ」機械族モンスターにのみ装備可能。
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが装備されている場合に発動できる。デッキから通常召喚でき
 ない「ワッショイ」機械族モンスター1体を手札に加える。その後、このカード
 を破壊する。
 (2):自分フィールドに「ワッショイ」機械族モンスターが特殊召喚した場合、
 墓地のこのカードを除外して発動できる。そのモンスターの表示形式を変更する
 。


 「歯車が嚙み合い、筆繰人形の姿が変形していく……!」

 「筆繰人形を対象に、装備させることで現れろ――《関捩全旋・ワッショイアイ
スバーグ・シェーバー》……!」


 アイスバーグ・シェーバー攻撃力2300。


 「そして使用された《関捩櫛比》を除外することで、アイスバーグ・シェーバー
は守備表示となるが、この時フジョに対して装備された筆繰人形の効果発動! よ
ってアイスバーグ・シェーバーはフジョと同じ光属性・魔法使い族となる……!」


 筆繰人形の前へと1枚のピンと張りつめた和紙が用意され、たっぷりと墨汁で浸
された筆を振るうことで祭りの巫女が宿す属性と種族が書き記されていく。


 アイスバーグ・シェーバー (地→光 機械→魔法使い)


 「これでワタクシの僕と同じ光属性・魔法使い族となった」

 「それも全ては、このデュエルに終止符を打つため! 俺はレベル6魔法使い族となったアイスバーグ・シェーバーをリリースすることで、魔法カード発動! 《吟詠剣舞》……!」

 「な――何ですと……!?」


 氷塊を摩り下ろす関捩仕掛けが消滅していく光景に、グージは自らも投入する“
あのカード”の存在を思い浮かべて驚愕する。

 そして遊陽がデッキから選び出したカードを液晶盤に置くことで、叙事詩に伝わ
る伝説の剣士が彼の場に現れた。


 「遊陽の狙いは、剣舞を執り行う資格を得た剣士を再現すること――」

 「綴られし物語とともに剣戟を奏でよ! 《祭舞踏剣士-ワッショイ・パラディ
ン》……!」


 吟詠剣舞 通常魔法
 (1):自分フィールドのレベル6「ワッショイ」魔法使い族モンスター1体をリ
 リースして発動できる。手札・デッキから「祭舞踏剣士-ワッショイ・パラディ
 ン」1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、相
 手のカード効果では破壊されない。


 祭舞踏剣士-ワッショイ・パラディン
 効果モンスター
 /光/レベル7/魔法使い/攻撃力2600。
 (1):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
 (2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードの攻撃力
 はターン終了時までお互いの墓地の戦士族、魔法使い族モンスターの数×400
 アップする。


 「お見事です。ワタクシの予測を超えるとは――それでこそ我々“氏子”の主に
相応しい……」

 「ワッショイ・パラディンが特殊召喚したことで効果発動! このターンに限り
お互いの墓地の戦士族・魔法使い族を合わせた数だけ攻撃力が400アップ……!



 場に現れた神事の剣士は、舞いの際に振るう剣を掲げることで2人の墓地に眠る
モンスター達から力を得る。


 遊陽の墓地(グージ 騎射三物 流鏑馬 ヨリマシ) グージの墓地(チゴ カ
ンナギ グージ リッシ ソーズ) 攻撃力2600→5800。


 「ですがワタクシも、易々と勝たせなどさせません! 再び手札の《ワッショイ
・フジョ》を守備表示で特殊召喚……!」


 グージもバトル開始の宣言とともに、残る手札の祭りの巫女を呼び出し遊陽の攻
撃に抵抗する。


 ワッショイ・パラディン攻撃力5800→4800。


 「ワッショイ・パラディンは相手モンスター全てに攻撃できる! まずは2体の
フジョに攻撃……!」

 「その攻撃宣言時、罠カード《調伏の鐘-リンギング・ベル-》が発動されます
! ワタクシの巫女が打ち鳴らす鐘の音が、悪しき者を浄化させるのです……!」


 2体の巫女が梵鐘を撞くことで鳴り響く鐘の音が、音波となり波及するが、神事
の剣士は鳴り響く音波を物ともせず、2体の巫女を切り裂く。


 調伏の鐘-リンギング・ベル- 通常罠
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):相手モンスターの攻撃宣言時に、自分フィールドに「ワッショイ」魔法使
 い族モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。相手フィールドの攻撃表
 示モンスターを全て破壊して除外する。


 「だが《吟詠剣舞》により現れたワッショイ・パラディンは、このターン効果で
破壊されない」

 「存じております。これがワタクシにできる最後の抵抗にございますね……」


 ワッショイ・パラディン攻撃力4800→5600。


 「これが最後! ワッショイ・パラディンでハクダを攻撃――祭・舞・踏 照・
魔・斬……!」


 神事の剣士が舞い踊りながらも白い大蛇へと迫り、剣を振り下ろし大蛇の頭部を
切り落とすことで爆発が生じ、グージは後方へと吹き飛んだ。


 「ぐっ……!?」


 グージLP1500→0。


 「遊陽が勝った――」

 「――お見事です。遊陽様、誠に有意義なデュエルでございました」


 決着とともに戻ったヨリマシや、遊無達が遊陽の勝利に喜ぶ中、再び立ち上がっ
たグージが遊陽の元まで歩み寄ろうとする。


 「――っ!? 遊陽……!」


 その時だった。接近する気配に真っ先に気付いた遊無が叫ぶとともに、原生林の
奥から数頭の精霊犬が飛び出して、グージを守るように取り巻くと遊陽を睨み、け
たたましく吠えた。


 「見つけたわ。あんた達がフンドから聞いた不審者ね……!」


 犬達が飛び出して来た方向から、武装した2人の精霊を引き連れ現れたのは、頭
頂部から生えた犬耳に軍服風のワンピースを着こなす獣人の少女だった。


 「ま――待て!」

 「将軍様!? お待ちください! この方は敵ではございません……!」


 唸り声をあげジリジリと間合いを詰める犬達に、遊陽は手を上げ無抵抗を示し、
グージは獣人の少女へと弁明しようとする。


 ――姉ちゃん。イーサ様はラフラフ34が見つけたよ――。


 獣人の少女が傍らに従える犬から、少年の声が響きイーサの発見が知らされると
ともに、獣人の少女は2人の精霊に命じて遊陽達を連行しようとする。


 「……オレ達をどうするつもりだ?」

 「人間がクイネ達の世界に踏み入ることは許されない。あんた達は抵抗せず、ク
イネ達とともに来なさい! しかるのちに裁きが下されるわ」


 精霊の兵士達が手にする長槍を一行へと向け、うなだれる遊陽達を引き連れたまま、来た道を引き返す。

 ヨリマシとグージが心配そうに護送されていく遊陽達を眺める中、途中でイーサ
とその傍らの精霊犬とも合流し、クイネと名乗った獣人の少女は上層にある牢まで
遊陽達を連行していくのであった。





 「俺と遊無――」

 「そしてアタシ、マノンが送る――」


 『ビナリウス回顧録!』


遊無「遂に精霊世界へ辿り着いた私達。そこで出会ったのは遊陽が使い続けた2体
の祭りの氏子に、おそらく元の私がパートナーとした武士の精霊――」

マノン「あれがもう一人のユームの精霊かぁ……剣術の他に、占いまでできちゃう
んだね」

遊陽「爺さんが戻るまで時間がかかる。それまで俺はグージとデュエルを行ってい
たが、あいつのデッキは父さんと同じ魔法使い族軸だったか」

遊無「花火の“華景”やからくりの“関捩”を含め、多数の種族で混成された遊陽
の“ワッショイ”とのミラーマッチでは、神職者を中核として切り札の使婢である
白蛇に繋げてきました」

遊陽「だが俺も投入していたワッショイ・パラディンで、グージの扱う魔法使い族
を利用し逆転に成功したぜ。しかし俺達は将軍と呼ばれた犬耳の女の子に連行され、王宮の牢に閉じ込められてしまった――」


 『次回! 遊戯王Binarius(ビナリウス) -精霊長アラウン-』


遊無「私達と対面する精霊長――どうしてそこまで人間を憎むのでしょう。そして
私達はこの世界で暮らす者達との出会いを果たします。クイネさん、案内よろしく
お願いしますね」
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