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HOME > 遊戯王SS一覧 > 40Turn 所縁が結ぶ絆

40Turn 所縁が結ぶ絆 作:ジェム貯めナイト

 遊陽と遊無が完全に心を折られたことで、2体の秘号(エンクレーブ)――パズ
ズとトモカヅキは笑うのを止めると、突然優しげな口調で2人へと語りかけ始めた



 『なぁ……ここまでよく頑張ったと言ってやるぜぇ。今諦めたところで誰も責め
やしねぇ――』

 『パズズの言う通りですわ。水からに立ち向かった勇気を称え、せめて痛みを感
じることなく葬り去ってあげますわ』


 2体の秘号は、それぞれ大顎と牙が目立つ裂けた口を動かし、互いに顔を見合わ
せると遊陽と遊無に通告する。


 『さあ、サレンダーし遊明の力を渡せば、今すぐにでも楽にしてやるぜぇ……?


 『苦しみを感じさせず、安らかな死をもたらしてあげますわ……!』


 悪魔の誘惑ともとれる2体の言動とともに、トモカヅキの周囲に現れた深海魚が遊無へと迫り、遊陽の腕へと更なるイナゴが噛み付き食い込む。


 『俺は(私は)……』


 顔を上げ、2人は口を開こうとする。

 その時だった。顔を上げたヨリマシが身に纏った竜の闘気で深海魚を追い払い、
遊陽の腕に張り付いたイナゴ数匹を消し飛ばす。


 『ヨリマシ(君)――』

 ――おいらのこうげき――憑神命(ツキガミノミコト)……!


 ヨリマシが自らに宿す能力――祭神を依り付かせることで、彼の身体を借りた祭
りの竜が顕現し、秘号の使い魔を追い払ったことで2人は驚愕を顔に浮かべる。


 ――おいらだけ、ただみているだけはいやだ。おねがい! ふたりとも、たたか
って……!

 「ヨリマシ――お前……」

 ――おもいだして! おいらたちはひとりでたたかってきたわけじゃない! “
みんなのちから”をあわせてこんなんにたちむかってきたってことを――。


 ヨリマシの励ましを受け、彼の言葉に一度は諦めた2人の目には、再び闘志が宿
り始めた。


 「……みんなの力。――そうだな。まだできることはある筈――」


 ヨリマシの言葉を受け、2人の顔を交互に見た遊陽は、その時ある考えを思いつ
く。


 「――遊陽、私達が初めて出会った時も、秘号を相手に力を合わせて勝利を収め
た……」

 「……そうだ。――俺と遊無、もう一人の遊無と遊壱――ヨリマシは、所縁の精
霊の力で結ばれた者同士――」


 遊陽は意識を集中させて目を閉じると、以前に日吾の力で遊無の精神世界を訪れ
た時のように、ゆっくりと呼吸を繰り返す。


 「みんな――日吾の力で遊無の精神世界へ訪れた時の事を思い出せ」


 遊陽に促されるまま、遊無とヨリマシは目を閉じて、遊無の精神世界へと再び旅
立とうとする。


 「俺達は“所縁の精霊の力”をもう一人の遊無から与えられた者同士。あの時の
ようにできるはずだ――」


 それぞれが自らに宿る所縁の精霊の力を意識するとともに、力が高まった2人と
ヨリマシは、立ったまま自らの意識を遊無の精神世界へと向かわせる。





 ――ヨリマシ、いるか……?


 再び訪れた精神世界では、遊陽は以前とは異なり暗闇で覆われた水中の中を手探
りで進み始める。


 ――マスター!


 すぐそばに現れたヨリマシが自らの所縁の精霊の力に意識を集中させ、もう一人
の遊無の気配を探り取ると、遊陽の先を進み始めた。


 ――もう一人の遊無――。


 そして遊陽とヨリマシは、力の逆流によって意識を失い、暗闇の中を漂っている
もう一人の遊無の元へと進んで行く。


 ――大丈夫か! もう一人の遊無――。


 遊陽が彼女の腕を掴み、顔を覗き込むと、もう一人の遊無は意識を取り戻し薄っ
すらと目を開け、目の前の遊陽に気付いた。


 ――遊陽。自力でここまで――。

 ――お前の頑張り、遊無から聞いた。まだ終わっちゃいない――。

 ――吾は失敗した。力不足だった。最早勝ち目など――。


 遊陽の腕の中で弱気に呟くもう一人の遊無へと、遊陽は決心して彼女の手を握り
しめる。


 ――1人で背負うなよ。俺達は初めて出会った時から、お前や遊無――それにヨ
リマシと力を合わせて、困難を乗り越えたじゃないか――。


 繋いだもう一人の遊無の手に力を込めた遊陽は、意識を集中させるとともに、日
吾がこの世界に旅立たせた時のようにもう一人の遊無へと自らの精霊の力を受け渡
そうとする。


 ――遊陽、これは……!?

 ――ヨリマシと遊無のおかげで気付いたんだ。俺達4人の力を合わせれば、今度こそ成功するって――。


 懸命に精霊の力を送ろうとする遊陽を眺めつつ、もう一人の遊無は自身へと流れ込む所縁の精霊の力を感じ、遊陽の手を握り返した。


 ――吾が発現し、遊壱達に受け継がれた人と人との縁を繋ぐ力――その本質は、
力宿す者同士の絆が深まることで豊かさをもたらす――。


 その性質こそ、もう一人の遊無が唯一“遊明の力”の器となれた要因だと、ヨリマシと薄っすらと現れた遊無も加わって、全員がそれぞれに自らの心を開いていく。


 ――これは……!? 阿……それがお前の――」

 ――遊陽、そして吾が友よ! 今こそ互いを信じ、心を開けば――。


 断片的にそれぞれの記憶が脳裏に流れる中、遊陽は自らが秘めた精霊の力の高ま
りを覚えるとともに、もう一人の遊無の本名――その一部をはっきりと耳にする。


 ――もう一人の遊無……うおぉぉっ……!


 より意識を集中させ、力を流し込もうとする遊陽の身体が、突如として輝き始め
る。


 ――マスター!?

 ――遂に目覚めたか――遊陽……!


 もう一人の遊無と分かり合えたことで、遊陽と遊無、もう一人の遊無とヨリマシ
間の繋がりが深まったと、もう一人の遊無は覚醒した遊陽から伝わる力から察する



 ――吾が分け与えた所縁の力持つ者同士の繋がりは、更なる高みへと達した!


 3人から十分に力を受け取ったもう一人の遊無は、遊陽とヨリマシを元の世界へ
と押し返す。

 そして浮上していく2人は、離れていくもう一人の遊無が再び遊明の力を行使す
る様を目の当たりにする。


 ――もう一人の遊無……!

 ――っ! 遊無に遊壱、そして遊陽! これなら……!


 暗闇の中に現れた巨大な光の球に腕を突っ込んだもう一人の遊無が、全員分の力
を遊明の力の源である光の球に注ぎ込むと、球から眩い輝きが放たれるとともに、
遊陽とヨリマシは現実世界へと引き戻されていく。





 『馬鹿な……!?』

 『一体なんですの!? この力は――』


 再び意識を取り戻した遊陽と遊無は、狼狽えるパズズとトモカヅキの様子を捉えるとともに、デッキの上のカードが輝き始めた事に気付く。


 ――受け取れ遊陽! そして遊無……!


 もう一人の遊無の声が脳裏に木霊すると、2人は促されるままデッキの上のカードに手を掛けた。


 「俺の――」

 「私の――」

 『ターン……!』


 カードを引くとともに、場のヨリマシと玉藻前は全身を光に包まれていく。


 ――妖、この力を受け吾に仕えよ……!

 ――仕方あるまい。秘号の元鞘に収まらぬならば……!


 最早秘号との対立は避けられないことを悟った玉藻前は、渋々といった様子でも
う一人の遊無が放った遊明の力を受け、その姿を変えていく。


 「……このカードなら、貴女達を倒せるわ」

 「ここからが俺達の反撃開始だ! 俺は《ワッショイ・ヨリマシ》を召喚する…
…!」


 遊陽が光り輝くヨリマシのカードを液晶盤へと置くとともに、場に現れたヨリマ
シは光を纏いつつ全身を成長させていく。


 「これは――」

 ――力が漲ってきた! 勝つよ、遊陽……!


 やがてヨリマシは、稚児の姿から成長した少年の姿へと変わり、遊陽へと振り返ると同時に自らの変化について話す。


 ワッショイ・ヨリマシ攻撃力300。


 ――遊陽がようやく所縁の精霊の力を覚醒させたから、僕もこの姿になったんだ
――。

 「新たな姿――頼むぞ、相棒! 俺の場にレベル1の“ワッショイ”魔法使い族がいることで、墓地の《ワッショイ・昇竜鯉》は端午の空へと舞い上がり、俺の手札へと加わるぜ」


 墓地から手にしたカードをパズズに見せると、前のターン引き当てた魔法カード
を発動させるとともに、手札の空を泳ぐ鯉が描かれたカードを墓地へと送る。


 「そして魔法カード《祭場巡行》の発動によって、俺は手札の昇竜鯉を墓地へ送
ることで送った枚数分カードをドロー! そして昇竜鯉とは属性が異なるワッショ
イフェスタを再び呼び寄せるぜ……!」


 賑やかな囃子に掛け声が響くとともに、巨大な山車を引く氏子のモンスター達に
応え、再び金色の鱗を輝かせて祭りの竜は遊陽の場に降臨する。


 祭場巡行 通常魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分の手札・フィールド(表側表示)の「ワッショイ」モンスターを任意
 の数だけ墓地へ送って発動できる。(同じ属性は1体まで)。この効果で捨てた
 枚数分カードをドローする。
 その後捨てたモンスターとは異なる属性の「ワッショイ」モンスター1体を手札
 から特殊召喚できる。


 ワッショイフェスタ攻撃力2500。


 『またしても風肖(ふしょう)らに立ちはだかるかぁ……』

 「俺はワッショイフェスタの効果発動――リバイタライズ・カーニバル! 俺の
墓地にいるモンスターの属性の数だけ攻撃力を500アップし、種族の数だけ相手
のレベル5以上のモンスターの攻撃力を200ダウンさせる……!」


 ワッショイフェスタ効果(地 風 闇) (機械 昆虫 植物 悪魔 海竜)
 ワッショイフェスタ攻撃力2500→4000。ファーゼストレス攻撃力3000→2000。
カイト攻撃力2300→1300。 カイト攻撃力3800→2800。


 『ちぃ……これが遊明の力注がれし竜――』

 「そしてヨリマシと、ワッショイフェスタは進化する! 俺はレベル1魔法使い
族のヨリマシと、幻竜族のワッショイフェスタをリリース!」


 場に並んだヨリマシと、祭りの竜は眩い光に包まれながら消滅していくと、氏神
と心身ともに1つに合わさった“神を降ろした依巫”へと進化していく。


 「……私も遊陽に続く! 私は烏天狗をリリース! 風雨を巻き起こし、嵐をも
たらす隻眼の竜――」


 遊無は手札を持ち替えると、新たに妖を召喚するとともに、山伏姿の妖は逆巻く
風に包まれ消滅していく。


 「“アドバンス召喚”――《嵐幽鬼 一目連》……!」


 やがて巻き起こった竜巻が天と地を繋ぐと、竜巻の中から長い胴体をしならせた
隻眼の竜が現れ、遊無の頭上で咆哮を上げた。


 嵐幽鬼 一目連
 効果モンスター
 /闇/レベル6/アンデット/攻撃力2000。
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードをアドバンス召喚した時、このカード以外の自分フィールドの
 表側表示のカード1枚を対象に発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻し、
 戻したカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の、相手フィールドの表側表
 示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
 このターン、この効果で手札に戻したカード及びそれらの同名カードの効果は発
 動できない。
 (2):相手ターンのエンドフェイズに発動できる。このカードをデッキの一番下
 に戻す。その後墓地からレベル4以下の「幽鬼」モンスター2体を特殊召喚する
 。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


 『何が来ようとも、秘号の中で最も強固な守りを発揮する水からを超えられやし
ませんわ……!』

 「一目連が現れた事で、効果発動! 墓地より蘇った鎌鼬を手札の代わりにデッ
キの下へと戻し、戻したのがモンスターなためルッセリィを“選んで”手札へと戻
す……!」


 2体の深海魚が互いに攻撃、効果を引き寄せ合うことで、攻撃、効果を封じる能力。

 しかし対象を取らずに除去する方法には無力だと、遊無が自らの場の妖をデッキ
の一番下へと戻すとともに、ゆったりと泳ぐ赤いヒレに銀色の体色をした深海魚は
消滅してトモカヅキの手札に加わった。


 『水からのルッセリィロックが……!?』

 「更に罠カード《黒塚神楽》! このカードによって私はレベル7の玉藻前と、
貴女の場にいるルッセリィをリリースすることでこのカードを召喚するわ……!」


 光に包まれた玉藻前と、もう1体の深海魚は瞬く間に消滅していき、遊無は遊明
の力を行使し誕生した“新たな玉藻前”を自らの場に呼び寄せる。


 黒塚神楽 通常罠
 (1):自分の手札からレベル8以上の「幽鬼」モンスター1体を見せて発動でき
 る。このターン、自分が見せたモンスターをアドバンス召喚する場合に1度だけ
 、自分フィールドのレベル7「幽鬼」モンスター1体と相手フィールドのモンス
 ター1体を代わりにリリースできる。


 「現れろ――氏神を使役せし宿り子! 《ワッショイフェスタ・ヨリマシポゼス
ト》……!」

 「発動中の《現界の丑寅門》で得た追加の召喚権を行使し、“アドバンス召喚”――《式役幽鬼 玉藻前》……!」


 そして2人の場には、氏神を自らの力として使役できる力量を得た“氏神宿りし
稚児”と、巫女の衣装を身に纏い、遊無に仕えし式神となった玉藻前が現れた。


 ヨリマシポゼスト レベル8 攻撃力2500。 式役幽鬼 玉藻前 レベル8
攻撃力2600。


 『くそっ……! なんつー力だ!?』

 『落ち着きましてよパズズ! 何を呼び出そうと、レベル8以下である限り秘号
を滅ぼすことなど叶いませんわ……!』


 2人が得た新たな力にパズズとトモカヅキは一瞬取り乱すも、再びD・フェース
を構えて遊陽と遊無に向き合った。


 「新たな姿となった俺達の切り札が! お前達の悪意を打ち砕く……! ヨリマ
シポゼストは現れたターン、攻撃力を2500アップする……!」


 氏神をその身に乗り移らせたことで、額からは後頭部へと流れる竜の角を2本生
やし、瞳孔が竜のように細くなったヨリマシは腕を振り上げ、全身から闘気を立ち昇
らせる。


 ヨリマシポゼスト攻撃力2500→5000。


 「チューティラリィ・ブレス! バトルだ!」


 遊陽はバトルフェイズへの移行を宣言し、竜人化したヨリマシでパズズの分身で
ある秘号――ファーゼストレスへと攻撃を仕掛ける。


 「私に仕える玉藻前が現れた時、効果が発動するわ! 私のデッキの上から5枚
をめくり、その中の“幽鬼”全てを墓地へ送りその枚数だけ私のデッキの上からカ
ードを除外する」


 巫女服を纏った狐の耳を生やす麗しき美女は、自らの周りに5体の白い狐を従え
ると、それぞれが鳴き声を上げるとともに1枚のカードへと変化させていく。


 式役幽鬼 玉藻前の効果(仙狸 影女 天邪鬼 兵主部 鬼童丸)
 除外枚数:5枚


 「霊狐不滅……! そして玉藻前の攻撃力は、墓地の“幽鬼”1体に付き300
アップする! 私の墓地に幽鬼は9体――」


 式役幽鬼 玉藻前
 効果モンスター
 /光/レベル8/幻想魔/攻撃力2600。
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードがアドバンス召喚した場合に発動できる。自分のデッキの上か
 らカードを5枚めくり、その中の「幽鬼」モンスターを全て墓地に送る。
 残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
 その後墓地に送った「幽鬼」モンスターと同じ枚数、自分のデッキの上からカー
 ドを除外する。
 (2):このカードの攻撃力は、自分の墓地の「幽鬼」モンスターの種類×300
 アップする。


 遊無の墓地 (雷獣 唐傘小僧 朧車 玉藻前 仙狸 影女 天邪鬼 兵主部 
鬼童丸)


 玉藻前攻撃力2600→5300。


 「更に墓地の《六道能化》を除外して効果発動! 玉藻前の攻撃力の半分以下と
なる烏天狗をデッキから再び墓地へと送り、その攻撃力分私のLPを回復するわ」


 遊無LP600→2200。 玉藻前攻撃力5300→5600。


 「更に“幽鬼”をアドバンス召喚したターン、墓地の下級“幽鬼”は自身の効果
で蘇生することができる。現れて――仙狸、兵主部、烏天狗……!」


 仙狸攻撃力100。 兵主部攻撃力1100。 烏天狗攻撃力1600。
 玉藻前攻撃力5600→4700。


 『ズラリと並べて来ましたわね……』

 「蘇った烏天狗の効果発動。私のデッキの上から3枚を墓地へ送り、玉藻前の攻
撃力は再び上昇するわ……!」


 烏天狗墓地送り(大嶽丸 咽びの鬼哭 招魂霊樹) 玉藻前攻撃力4700→5000。


 「そして式役幽鬼の玉藻前に対して、兵主部の効果発動! このターン玉藻前は
2回の攻撃を可能とする……!」


 河童の頭の皿から噴出した水が、玉藻前の姿を写し取った分身を生み出し、準備
を整えた遊無はトモカヅキへと攻撃を宣言しようとする。


 『そうはさせませんわ! 2枚目の《スレッドフローティング》の発動により、墓地のルッセリィを蘇らせますわ!』


 トモカヅキが3枚伏せた罠カードのうち、《ツインダイナリー・アンカー》の
隣となる右端の罠を発動させ、深くへと沈んだ赤いヒレに銀色の体色をした深海魚
を再び場へと浮上させる。


 ツインダイナリー・アンカー 通常罠
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):相手がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合に発動できる。
 相手は自身の手札・フィールドのカードが合わせて3枚になるように墓地へ送ら
 なければならない。


 ルッセリィ守備力200。


 「でしたら兵主部でルッセリィを攻撃――」

 『残念――折角向けた牙も、水熟(みじゅく)過ぎて水からには届きませんわ!
 アドミンプテロイスの効果発動! アイピー・ディスクロージャー……!』


 指先に生み出した水の弾丸を発射する河童の妖だったが、大きくヒレを広げた管
理者のカサゴが水の弾丸を打ち消すとともに、迎撃体制へと移行する。


 『アドミンプテロイス以外の水からの場にいるサイバースが攻撃、効果を受けた
時、その攻撃か効果を無効にして場のカード1枚を破壊しますわ!』

 「だったら――私の“幽鬼”が破壊される場合、代わりに墓地の影女をデッキの
一番下に戻す――」


 全身へと警告を知らせるかのような赤い光が点滅するとともに、管理者のカサゴ
のヒレ先から伸びてきた触手は玉藻前を目指すも、巧みに宙を駆ける玉藻前に次々
といなされ、仕上げに影の中から伸びてきた妖の腕が最後の触手を掴み取る。


 玉藻前攻撃力5000→4700。


 「続けて烏天狗でルッセリィを攻撃するわ……!」


 攻撃を無効にされつつも、続けて山伏姿の妖が団扇を仰ぎ、暴風によって赤いヒ
レの深海魚を場から吹き飛ばす。


 『水も滴るサイバースが破壊されたため、ワード・ウェブ・ウェーブの効果で5
00の中傷ですわ! そしてルッセリィは次の板に――』

 「貴女――画面に張りつくのもいい加減にしなさい。一目連が戻したルッセリィ
の同名カードの効果は、このターン発動できないわ」


 発動されている電子板からのダメージを受けつつも、遊無は板を移り変わらせる
“ディスカウンティ”の効果を断ち切ったと告げることで、トモカヅキはデッキを
触る手を止めて悔しげに叫んだ。


 遊無LP2200→1700。


 『板の移り変わりが――貴様ああぁぁっ……!』

 「随分と醜い本性ね。所詮貴女は何もかも上っ面だけ……続けて一目連でアドミ
ンプテロイスを攻撃するわ……!」


 上空で待機する隻眼の竜に命じることで、暴風を巻き起こした竜が管理者のカサ
ゴに迫るも、再び赤い発光を伴ってヒレの先端から伸びてきた触手が隻眼の竜を捉
えて消滅させる。


 『愚かな――攻撃力で劣る一目連で攻撃など、血迷ったのかしら……?』


 一目連攻撃力2000。 アドミンプテロイス攻撃力3000。 遊無LP1700→700。


 「っ……! でも1ターンに1度私がダメージを受けた事で、仙狸の効果発動! 玉藻前を対象に私が受けたダメージ分攻撃力をアップさせる……!」


 あえてLPを削ってでも、自らが操る玉藻前に力を与えた事により、玉藻前は更
なる妖力を纏い、その力を増していく。


 玉藻前攻撃力4700→5000→6000。


 「行くわ。玉藻前でアドミンプテロイスを攻撃――」

 『アドミンプテロイスはレベル8以下のモンスターによって、破壊されることは
ありませんわ!』


 宙へと浮かび上がった玉藻前は、背中から白い狐の尾を生やすとともに両腕を上
げ、白い毛並みの霊狐を呼び寄せると管理者のカサゴに突撃させる。


 「呪祓訶利訶(ジュフツキリカク)……!」


 襲い掛かる触手をかわし、霊狐はその牙を管理者のカサゴへと突き立てた。

 発生した衝撃がトモカヅキを襲い、玉藻前の元へと霊狐は舞い戻ると、河童が生
み出した玉藻前を模した水の分身が再び管理者のカサゴへと迫る。


 トモカヅキLP5500→2500。


 「俺はヨリマシポゼストで、ファーゼストレスを攻撃――」


 攻撃宣言とともにヨリマシはその身に宿らせた祭りの竜を具現化させ、命じるこ
とで顕現した祭りの竜は口元に光の粒子を収束させていく。


 『ファーゼストレスは凡庸な力の持ち主にぃ! 消滅されることはねぇ……!』

 ――準備完了。遊陽! いつでも行けるよ――。

 「行け! 興盛のプロスペリティ・ブレイザー……!」


 そして祭りの竜の口元より放たれたエネルギー波が流線型の紙飛行機へと迫り、
直撃したことでその余波にパズズは巻き込まれる。


 『ぐうぅぅっっ……!?』


 パズズLP4500→1500。


 「そしてヨリマシポゼストと戦闘したモンスターと同じ種族・属性のモンスター
が存在することで、効果発動! ヨリマシポゼストはこのターン攻撃力を2500
アップさせ連続攻撃できる……!」


 ワッショイフェスタ・ヨリマシポゼスト
 効果モンスター
 /光/レベル8/幻竜/攻撃力2500。
 このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分フィールドの「ワッショイ」幻竜族モンスターとレベル1「ワッショ
 イ」魔法使い族モンスターを1体ずつリリースして発動できる。
 手札のこのカードを特殊召喚する。
 (2):このカードが(1)の効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 このカードの攻撃力はターン終了時まで2500アップする。
 (3):このカードが攻撃を行ったダメージステップ終了時に、相手フィールドに
 戦闘を行ったモンスターと同じ属性・種族のモンスターが存在する場合に発動で
 きる。このカードの攻撃力はターン終了時まで2500アップし、相手モンスタ
 ーに続けて攻撃できる。


 ヨリマシポゼスト攻撃力5000→7500。


 「兵主部の効果を受けた玉藻前は、もう一度攻撃できる。これで決まりね」

 「新たなヨリマシが、この攻撃でお前を倒す……! 追撃だ!」


 再びヨリマシと玉藻前は身に宿る遊明の力を行使し、霊狐と祭りの竜を呼び出し
たところで、学園の玄関にはカズ達や自我を取り戻した生徒が駆け付けた。


 「遊陽……!」


 カズが遊陽に呼び掛けると同時に、水の分身が生成した霊狐と竜の口から放たれ
たエネルギー波が2体の秘号へと迫っていく。


 『くそぉぉっ! 風肖が負けるなどっ……!』

 『パズズ! “あれ”を使いましてよ……!』


 先にトモカヅキが場に残していた最後のカードを見下ろし、やむを得ないといっ
た様子で発動させるとともに、パズズも場に残していた最後の罠に手を伸ばす。


 『ここでやられるわけには……! 罠発動――』

 『罠カード――《マリシャス・ディラック》……!』


 パズズとトモカヅキが伏せていた同じ罠を発動させるとともに、あらゆるものを
地の底まで飲み込む巨大な裂け目が地面へと生じて、ヨリマシと玉藻前が放った攻
撃は2体へと届く直前に霧散する。


 『ここで罠……!?』

 『《マリシャス・ディラック》はぁ! 風肖らが3000以上のダメージを受け
たターンに発動できるぅぅっ……!』

 『このターン水かららが受けたダメージは、そちらのお嬢様方にも味わっていた
だきますわぁぁっ……!』


 攻撃が途切れたことで遊陽と遊無は動揺を浮かべ、ヨリマシと玉藻前が後退する
中、地の底より湧き出る黒い量子はデュエルを行う4人へと襲い来る。


 マリシャス・ディラック 通常罠
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分が3000以上の戦闘ダメージを受けたターンに発動できる。
 このターン自分が受けたダメージと同じダメージをお互いに受ける。


 「遊陽――っ!?」

 「遊無っっ……!?」

 『へへぇ――ぐおぉっっ……!?』


 やがて4人は吹き飛ばされ、遊陽の腕に食らいついたイナゴたちが剥がれて消滅
する中、パズズとトモカヅキも敗北を回避したことで薄ら笑いを浮かべながら地面
を転がり、遊陽と遊無は地面へと叩きつけられる。


 遊陽LP500→0。 遊無LP700→0。 パズズLP1500→0。 
 トモカヅキLP2500→0。


 『そんな――相打ち……!?』


 予想だにしなかった決着に、駆け付けたばかりのカズ達も戸惑う中、倒れたまま
身動き一つとれないほど衰弱した遊陽と遊無の元に、再び起き上がったパズズとト
モカヅキがにじみ寄る。


 『ハハァ――風肖らをここまで手こずらせるとはなぁ……!』

 『改めてデュエルを申し込みますわ! ……最も、お二人にデュエルするほどの
余力が残っていれば――の話ですけど……』


 決着を着けようと歩み寄る秘号に対し、気力を使い果たしたのか遊陽と遊無は起
き上がるそぶりを見せず、倒れたままお互いの顔を見合わせる。


 「遊陽――」

 「ここまでか――」


 2人の様子を眺めるカズ達も、催眠された生徒とのデュエルで大きく消耗してい
る。

 2体の秘号と渡り合える者などおらず、万事休す――と思われたその時だった。


 「秘号(エンクレーブ)……!」


 プロペラが回転する音が響き渡るとともに、東の方角からサバス達が搭乗するヘ
リが学園を目指して接近してきた。


 『パズズ!』

 『漂う気配――精霊の力持つ奴らか……!』


 ヘリから身を乗り出したサバスに気付いたパズズとトモカヅキは、瞬時に自らの
眷属である大量の牙持つ深海魚とイナゴを周囲へと呼び出し、ヘリを襲撃する。


 「サバスさん! 前方に――」

 「構わねぇ! そのまま突っ込め……!」


 ヘリを操縦するマルチェッロへと、歩みを止めるな――。と告げたサバスは、搭
乗している全員に合図を送り、待ち受ける大量のイナゴと深海魚めがけてヘリを突
っ込ませる。


 「今だ――イーサ様、我らに力を……!」


 衝突直前にサバス達はヘリから一斉に飛び降り、校庭へと受け身を取りながら
着地すると、乗っていたヘリはイナゴ達に覆われたまま校庭へと垂直に落下する。


 『伏せろおおぉぉっ……!』


 無事に着地したサバス達が頭を押さえてうずくまる中、校庭の中心へと墜落した
ヘリは大破炎上し、剥がれた破片が校舎一階の窓へと降りかかる。


 「くっ――全員無事か!?」


 すぐさま立ち上がったサバスは問いかけると、炎上するヘリを背に立ち上がった
マルチェッロ達の無事を確認し、安堵の表情を浮かべる。


 『てめぇぇ……!? なんつう非常識な奴らだ……!』


 身体に突き刺さった破片を力を込めることで弾き飛ばしたパズズが、4本の腕全
ての人差し指でサバスを指差しながら苛立ちをぶつける。


 「サバスさん……」

 「遅くなった。……俺達が駆け付けるまでの間――よく無事でいてくれた」


 倒れた遊陽へと振り返ったサバスは、続けて遊無に視線を移し、最後に屋上から
手を振りサバスへと呼びかける日吾を見上げた。


 「サバスさん! 何人かの生徒が操られたものの、全員無事です!」

 「そうか――後はこいつらを倒せばいいって訳だな……?」


 日吾に答えたサバスが手のひらを合わせて指を鳴らすとともに、マノンを残して
マルチェッロ達は校舎の中へと移動し始める。


 「あっしらは怪我人の手当てに向かうっスよ」

 「任せた! マノン! もう1戦戦えるか……?」


 サバスからの呼びかけに、遊無の元へと駆け寄っていたマノンは即座に顔を上げ
ると、身を起こしてゆっくりとトモカヅキの方に向かって行く。


 「ジュ ヴェ フェール ドゥ モン ミィユー(頑張ります) ……待たせたねユ
ーム、後はアタシ達に任せちゃって」


 到着するまでの休息で力を取り戻したと、マノンは腕を伸ばして伸びをしつつ、
自らのD・フェースにデッキをセットして、トモカヅキへと戦いの意志を見せる。


 「……という訳だ。2人に代わってオレとマノンが! お前さんらを討伐してや
る!」


 マノンと同様にD・フェースを構えたサバスを巨大な複眼に映したパズズは、背
中から生えた薄い翅を羽ばたかせつつ、ギィギィと不快な鳴き声を上げた。


 『いいぜぇ……どのみちてめぇらイーサの奴らは滅ぼせと、ユーメイ様より伝え
られてるからなぁ……!』


 再びD・フェースを構えたパズズは、トモカヅキとともにサバスとマノンを葬り
去ろうとデュエルを開始する。

 カズ達の元まで何とか辿り着いた遊陽は、イナゴに噛みつかれた腕を消毒し包帯
を巻かれつつ、隣で留音から水を手渡されている遊無とともに、2人のデュエルへ
と意識を向けた。


 『いきますわよ? パズズ――』

 『ああ――てめぇらには風肖が吹かせる死の風で、この世に肉片すら残さず喰い
尽くしてやるよぉ……!』





 「遊陽と――」

 「遊無の――」

 『二人はビナリウス!』


遊陽「俺達の精霊の力が合わさり、新たに生まれたカードで一気に巻き返したよう
に思えたが……」

遊無「残念ながら残されたカードにより、引き分けへと持ち込まれてしまいました」

遊陽「進化したヨリマシ達でも通用しないほど、奴らは手強い。しかし気持ちを切り替えて、発現した遊明の力を受け強化されたヨリマシと玉藻前について教えよう」

遊陽「氏神である祭りの竜――ワッショイフェスタの宿り子となったヨリマシポゼ
ストは、外見も竜に近付きその身に余りある神力を宿すことに成功した」

遊無「現れると同時にその身へと氏神の加護を纏わせるチューティラリィ・ブレス
によって、そのターン中は攻撃力を2500アップさせます」

遊陽「そして攻撃後に戦闘したモンスターと種族と属性が同じモンスターが相手の
場にいれば、攻撃力を2500アップして連続攻撃できる。秘号の分身であるモン
スターに対する切り札だ」

遊無「そして完全に私へと仕える式神へと変貌した玉藻前は、新たにカードの除外
を行う能力に目覚めました」

遊陽「式役幽鬼は除外に関連する効果を得た幽鬼という訳か。更に墓地の“幽鬼”
の数だけ攻撃力を強化し、霊狐を襲わせる攻撃――呪祓訶利訶(ジュフツキリカク
)が、邪な存在を滅ぼすぜ」

遊無「サバスさん達が駆け付け、夢枕さんや秘号(エンクレーブ)との衝突が繰り
広げられた第二章も終わりが近づいてきました」

遊陽「次回! -活火激発の鍛人(かぬち)- サバスさんとマノンなら、俺と遊
無に代わッて今度こそ打ち倒してくれる! ……そしてサバスさんのマノンの過去
が次回、語られることとなる――」
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