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61Turn 目覚める記憶 作:ジェム貯めナイト
常盤家の修行道場で繰り広げられている遊無とマノンのデュエルは、絶対零度の心
を持つ雪娘の儀式召喚によって、戦局が傾きつつあった。
Turn4メインフェイズ時点
マノン手札0
フィールド:スネグーラチカ攻撃力2800。
魔法・罠:
遊無手札0
フィールド:天邪鬼攻撃力1200。海彦守備力200。姫魚守備力100。酒呑童子攻撃力2500。
魔法・罠:伏せ1
「スネグーラチカ……まるで今のマノンさんを象徴するかのようなモンスター――
」
感情の機微すら感じられない――無機物じみた表情をする雪の妖精を目の当たりに
した遊無は、このモンスターこそ今のマノンの心情を表していると察知する。
「サバスはユーメイを倒すためなら、全てを捨てるって言ったよね? ――セ フォ
ー(それは違う)……だってサバスは、“力”だけは疑わなかった!」
ユーメイを倒すにあたり、サバスが唯一信じた物――それは秘号(エンクレーブ)
を倒す程の強大な力だとマノンは力説する。
「だからアタシも力だけ信じる! 今よりもっと強くなれば、サバスだってきっと
――」
「マノンさん――」
「そのためにもユーム、貴女にだって勝ってみせる! “C・S・Ë”儀式モンスターが
場に現れたため、墓地のフルドフォルクの効果発動! スネグーラチカに装備する
……!」
白い髪に透き通るような肌をした雪娘へと妖精の加護が与えられ、光輪を得た事で
、修行道場内に薄っすらとした雪が降り始めた。
フルドフォルク
(2):このカードが墓地に存在する状態で、「C・S・Ë」儀式モンスターの儀式召喚
に成功した場合に発動できる。
墓地のこのカードを攻撃力500アップの装備魔法カード扱いとしてそのモンスタ
ーに装備する。
スネグーラチカ攻撃力2800→3300。フルドフォルクを装備。
「ラ バタイユ(バトル)。アタシはスネグーラチカで酒呑童子を攻撃――」
「その攻撃は通さない! 速攻魔法《神出鬼没》を発動! 私の墓地から《凍幽鬼
雪女》を蘇らせます!」
マノンからの攻撃に備えて伏せていたカードが反転し、その効果によって天候を操
り雪景色を見せる着物姿の妖が再び場に現れ、吹雪を起こして対抗する。
神出鬼没
(1):自分の墓地のレベル4以下の「幽鬼」モンスター1体を対象として発動でき
る。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主のデッキの一番下に
戻る。
雪女
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、フィールドの表側攻撃表示モンスタ
ー1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にする。
「雪女が場に現れたことで効果発動! スネグーラチカを凍り付かせます!」
「凍えるのは貴女の方だよ。墓地のユールラッズを除外してスネグーラチカの効果
発動!」
猛吹雪を起こし、急速に道場を冷やしていく雪娘を止めようとした雪女だったが、
吹きすさぶ吹雪は仇となり、より強力な氷の力を宿す雪娘の影響下に下った。
そして雪女は自らが放った猛吹雪に襲われ、過ぎ去るとともに全身を氷漬けにされ
ていた。
「雪女の方が、逆に凍らされちゃった……!」
「ジュ ヌ コネ パ ラムール――雪娘は“愛を知らない”の。そして除外したモンスター
の攻撃力分、ユームの場の酒呑童子を選んで攻撃力を下げるよ」
続けざまに雪娘が発した冷気は、道場の空間を急激に冷やしていき、酒飲みの鬼も
氷漬けにした。
C・S・Ë(クリスノーエル) スネグーラチカ
儀式、効果モンスター
/光/レベル8/天使攻撃力2800。
「C・S・Ë ナティビティ」により降臨。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターが効果を発動した場合、自分の墓地の「C・S・Ë」モ
ンスター1体を除外して発動できる。その効果を無効にする。
その後、相手モンスター1体を選び、この効果で除外したモンスターの攻撃力分攻
撃力をダウンさせる。
酒呑童子攻撃力2500→200。
「戦闘続行だよ。アタシはスネグーラチカで酒呑童子を攻撃――デジェル デュ ヤ
リーロ……!」
そして雪娘は暁光を背に、その姿を薄っすらと消失させていくと、降り注ぐ太陽光
が無数の光線となり、氷漬けとなった酒飲みの鬼を一瞬で蒸発させた。
「くっ――ああっ……!?」
そして降り注ぐ光線は、遊無を吹き飛ばす。
遊無LP5200→2100。
『遊無(さん)……!?』
遊陽達は大ダメージを受けた遊無が宙を舞い、道場の床に叩きつけられるまでの一
瞬の間、呆然とその姿を目に映していた。
「アタシはターン終了。……ユーム?」
ターンを終えたマノンは、床に伏したままの遊無の異変に気付く。
「うっ――また……っ!?」
再び記憶の流入による頭痛が遊無を襲う。
しかし今回は、薄っすらとぼやけた景色を見せる今までとは違い、過去に起きた出
来事が鮮明に浮かび上がって来た。
――此度は常盤家において、新たな当主となりました末那(まな)様の就任を祝い
申し上げます――。
再び訪れた記憶の世界では、常盤家の仏座の御前にて親族一同が揃い、家柄を担う
新たな当主の就任を静観して見守っていた。
――皆御苦労。麿(まろ)こそが前当主より常盤を受け継いだ者――常盤 末那(
ときわ まな)である!
仏座の正面に立つ新調された袍を纏った青年――末那は、一斉に頭を垂れる親族一
同に対して腕を突き出し、面を上げるよう指示した。
――さて、正式に当主となった麿であるが、早速我ら常盤家の威光をより輝かせる
べく、施策を講じようと思う――。
――ほう、それは如何程な施策で御座いましょうか……?
若き当主が掲げようとする施策に、老中と思わしき老人がその意義を問いかけた。
すると末那は仏座の前を一往復し、再び一同の前を向くと、両手を掲げて再び組み
合わせる。
――簡単なことです。常盤の名を盤石とし、朝廷への務めを万全に果たすには、ま
ず家柄を“洗練”せねばなりません――。
――洗練とな……?
末那の発言に、親族一同はザワザワと戸惑いを露わにする。
予想を超えた親族の反応に、末那は一瞬言葉を詰まらせるが、彼を見守る前当主の
父――身が腕を組んだまま向ける視線に気付くと、冷静さを取り戻した末那は再び自
らの施策を語り始めた。
――……左様。此度当主を譲り受けた麿ではあるが、その道のりは酷くなだらかで
あった。何故ならば麿を除き、高等な指南を受けし礼節を弁えた者はおらぬからだ―
―。
末那は病床に就きがちな父を心配させまいと、早期に御家を継いだ者に寄せられる
期待に応えるべく、これまでの研鑽を思い出しながらも親族へと語り続けた。
――麿と並べる“家柄”と“資質”を兼ね備えた者は居らず、世襲による就任を続けては、いずれ常盤家は停滞し、未来は無かろう。そこで麿は提唱する――。
末那は親族の中でも特に自らと近い者達に一瞬視線を向けつつ、自らの考えを表明
した。
――これからは“氏族”外である名家――更には“朝廷”との結びつきを強める必要性
があるだろう――。
末那の考えた施策を聞いた親族一同はますます困惑し、遂には怒号まで飛んできた
。
――傲慢が過ぎますぞ! 朝廷を利用しようとはなんと不遜な――。
――これは“未来”を見据えた施策なのです! 身内のみで回していれば、いずれ
破綻いたしましょう……!
――それ程までに儂等が信じられませんか! 当主様!
――否! 諸君らを信じているからこそ、新しい風を家内に招き入れようと申し上
げているのです……!
1人の老中と言い合いになった末那は激しい口調で応じながらも、淡々と投げられ
た質疑に応答している。
――…………――。
本来の遊無は座布団の上で正座したまま、末那の施策を発端に荒れ始めた常盤家の
者達を傍観している。
――前任である父上……身(しん)様は、身分を問わず多くの者を常盤家に引き入
れていた。しかし闇雲に親族を増やしたところで、その全てを御家に順応させると言
うのもまた、夢物語に過ぎません――。
――ではどうするというのだ……?
――家内統率のため、常盤の指南方式にそぐわない者、政(まつりごと)を執り行
う能力に欠ける者を領地への奉公とし、我らへの忠誠を育ませ威信高揚へと活用致し
ましょう――。
そして末那は親族を見回したのち、本来の遊無へと目を付け彼女を指差した。
――其方! 当主である麿直々に布告を与えよう――。
――何卒お申し付けください――。
――其方には“境階の地”での守護を任ずる。かの地を“繁栄”させ、常盤への忠誠を
以って御家の力となるのだ――。
末那から下された布告を聞き、本来の遊無は遂にこの時が来たのだと、末那から命
じられた事実上の“左遷”を甘んじて受け入れた。
――この者ですか。確かにこの者の異様なまでの力は、常盤の方向性を狂わせるこ
とになるでしょうな――。
――そう言うでない。これは栄転である。其方の神霊の力は麿も一理置いている故
、必ずや“境階の地”に常盤の威光を響かせるであろう――。
そして末那は後の手続きは任せたとばかりに、側に付く老中に本来の遊無の手引き
を命ずると、本来の遊無は親族との討論に応じる末那の後姿を、心を乱すことなく見
送ったのであった。
「――っ!? 今の記憶は……」
再び意識を取り戻した遊無は、辺りを見回したのち再び立ち上がると、D・フェー
スを構え直した。
「また記憶を見てたのか……?」
「はい――遊陽が見た私の記憶の人物――7代目当主は、彼なりに常盤家の存続を
考えた結果、私を追い出したと知りました」
自らとは異なり、精霊の力が未熟なままの末那だったが、足りない力を影の努力と
御家の結び付き――更には父の助言もあって補ったのだと遊無は知る。
考えは異なるものの、現代まで常盤家が存立していたのは末那の施策によるところ
も大きいと理解した遊無は、心の中で遥か昔の人物である末那への感謝を抱いた。
「デュエルを続けていいんだよね? アタシはターン終了」
マノンがターンを渡すとともに、遊無は額を押さえて浅く呼吸を吐いた。
ターン終了時、神出鬼没の効果終了。雪女はデッキの一番下に戻る。
「――よりはっきり見えます。……私の“過去の記憶”が……」
彼女の青い瞳が輝き始めるとともに、対戦するマノンの姿も薄れ、揺り起こされた
新たな記憶が遊無の視界へと広がり始めた。
――御家に置いて頂き、誠にありがとうございました――。
末那の布告により、本来の遊無が常盤家を去り、“境階の地”へ旅立つ日が訪れた
。
風呂敷に私物を包み、背中に括り付けた本来の遊無は、前当主である袍を纏った中
年の男――常盤 身(ときわ しん)と最後の挨拶を交わしていた。
――済まなかったな。麿は其方を末那の補佐とする案も考えていた。本当だ――。
一時は本来の遊無の補佐の下、息子に7代目当主を務めさせることも検討したもの
の、末那の意思を尊重し出した結論だと、身は本来の遊無に謝意を見せる。
――皆まで言わずとも承知しております。当主様達が決めたのですから、吾に不満
などございません――。
――済まぬ。決して其方を軽んじた訳ではない。其方は常盤家において、大変良く
学び、知識や礼節だけでなく、その身に宿りし“神霊の力”を見事なまでに操ること
ができた――。
身は常盤家の者すらも及ばない――本来の遊無の神霊の力は御家に置く価値があっ
たと、奉公へと向かう彼女を大変惜しそうに眺める。
――身様のご指導の賜物です。吾はそう大層な者ではございませぬ故――。
――謙遜なさらずともよい。阿頼耶(あらや)様の直系たる麿には分かるのだ。
其方の“神霊の力”は阿頼耶様にも匹敵すると――。
そして前当主は咳き込みながらもなんとか立ち上がり、ゆっくりと座敷の障子を開
けて本来の遊無を誘う。
――ともに来てくれぬか? せめて其方へ餞別を送りたい――。
――身様! お身体の方は――。
――今日は調子が良いのだ。さあ、どうか――。
彼の身を案じる本来の遊無に、心配は無用と身は静かにほほ笑んだ。
そして身は本来の遊無とともに屋敷を出ると、歴代当主の収蔵物が納められている
蔵へと彼女を案内する。
――ここは……?
薄暗い蔵の中で収蔵物を探す前当主の後姿を追いながら、本来の遊無は静かに呟く
。
――見つかった。……“所縁の神霊の力”宿す常盤の者よ。貴殿の前途を祝してこ
の剣を授ける――。
蔵の中から白い木箱を発見した前当主は、改まるとともに本来の遊無へとその箱か
ら鞘に収まった剣を取り出し、本来の遊無へと贈呈する。
――これは……?
――其方程の者なら托せられる。これは阿頼耶様がその功績により、朝廷より賜れ
た“精霊宿りし”七星剣――加えて其方に真の常盤家の一員としての名――無(むい)
を授けたい――。
本来の遊無は前当主が差し出した剣を受け取ると、賜った剣を静かに見下ろし、本
来の名に加え、常盤家の者として賜った名の意味を深く心に刻んだ。
――これ程の物を頂戴致しまして、大変感服にございます。……しかし、無の名を
授かるにあたって、今の吾には身分不相応な故……辞退させて頂く存じます――。
――そう謙遜するでない。この剣も“無の名”も、この先の常盤家に其方より相応し
い者は現れぬだろう。其方が阿頼耶様と並ぶ者となると確信している故にだ。
この“探知の神霊の力”もそう申している――。
本来の遊無は前当主から立ち昇る神霊の力を見て、それが単なるお世辞でないと阿
頼耶から脈々と受け継がれし神霊の力を察知し、彼の強い意志を承諾する。
――貴方様の御用命とあらば、確かにこの剣と無(むい)の名、有難く頂戴致しま
す――。
本来の遊無は身が差し出した剣を掴み、蔵の中で高々と掲げる。
すると辺りが眩く輝き、七星剣が消滅していくとともに、深緑色の狩衣と白の袴を
纏う青年が蔵の中へと現れた。
――まさか……!? 彼の剣が求めに応じるなど……――。
目の前で起きつつある変化に、身は改めて確信する。
本来の遊無は必ずや、その神霊の力で“繁栄”をもたらすと、神霊の力を通じてそ
の予見を確信し、信じるのであった。
「――そう。遊無の名の真の意味は! 遊明により肉体を得た無(むい)なのだと
……!」
自らの名の意味――その核心たる重要な記憶を思い出した遊無は、本名に次ぐ名で
ある遊無の由来に関わる記憶だと、その場にいる全員に説明した。
「まさか……遊無さんの名が6代目当主直々に与えられた名だったとは――」
日吾と一嘉は驚愕を顔に浮かべて顔を見合わせると、彼女が常盤家の一員として名
を賜れた名誉に感服し、改めて遊無を見据える。
そして遊無は、授けられたこの名を背負いし自らがユーメイを止め、平穏を守り抜
くのだと決意を新たにした。
「続けましょう。……このターン私が引くカードは、前のターン姫魚の効果でトッ
プに持ってきたカード! ドロー!」
そしてカードを引くとともに、遊無からこれまで以上の所縁の精霊の力が発せられ
ると、お互いの精霊の力の衝突を感じ、その差を察したマノンは気後れする。
マノン手札0
フィールド:スネグーラチカ攻撃力3300。
魔法・罠:フルドフォルク(装備状態)
フィールド:天邪鬼攻撃力1200。海彦守備力200。姫魚守備力100。
魔法・罠:
Turn5 遊無手札1
「やっぱり来たね――“玉藻前”……!」
「私の為すべきことがよりハッキリと見えました。このターンで勝利をもぎ取って
見せます!」
遊無が引き当てた自らの切り札――《妖幽鬼 玉藻前》を開示すると、マノンが警
戒を深める中、遊無はこのターンで決めると彼女へ宣言した。
「まずは海彦の効果発動! 私のLPを場にいる姫魚のレベル×100回復させま
す! 退疫の魚拓……!」
再び予言獣が宙でのたうち回るとともに、注がれし光が遊無のLPを回復させる。
姫魚レベル1 遊無LP2100→2200。
「そして“このカード”です! 私は海彦と姫魚をリリース、妖の妙技で敵を惑わし
、襲い来る者を薙ぎ払え!」
2体の妖は闇の瘴気に包まれて消滅し、遊無がD・フェースにそのカードを置くと
ともに、遊無の場には上質で色鮮やかな着物を身に纏った“斜国の妖狐”が現れ、主
の元へと馳せ参じた。
「“アドバンス召喚”! 《妖幽鬼 玉藻前》……!」
玉藻前攻撃力2400。
「来たわ! 遊無ちゃんの切り札……!」
「続けてアドバンス召喚した玉藻前の効果発動! 数多の都は滅亡へと至る――斜
狐転生……!」
留音が遊無の切り札の出現に沸くと、その玉藻前は自らの妖力で複数の人魂を出現
させる。
「させない! 再び墓地のキャロット ル ネを除外してスネグーラチカの効果――
ジュ ヌ コネ パ ラムール!」
だが雪娘が発生させた猛吹雪が一瞬で視界を覆っていき、やがて晴れると玉藻前は
周囲に出現させた人魂ごと、氷の中に閉じ込められた。
キャロット ル ネ攻撃力1800。 玉藻前攻撃力2400→600。
「効果が封じられちまった!」
「まだです! 更に“幽鬼”がアドバンス召喚したため、墓地の《豹幽鬼 仙狸》を
蘇らせます!」
しかし遊無も負けじと、効果により再び異空間へ通じる炎の輪を発生させ、その中
から山猫の妖を呼び出した。
仙狸攻撃力100。
「これでユームの場にモンスターは3体――でも攻撃力じゃスネグーラチカには敵
わないよ」
マノンの言う通り、彼女が操る冷然の雪娘を前に、既にいる妖だけでは力不足に思
えた。
「それはどうでしょうか? バトル! まずは天邪鬼でスネグーラチカを攻撃……
!」
遊無は場の小鬼に攻撃を命じるが、明らかに攻撃力が届いていないことをマノンは
訝しむ。
「スネグーラチカ! デジェル デュ ヤリーロ……!」
それでも遊無の狙いを探るため、冷然の雪娘で反撃に転じ、陽の光の光線を小鬼へ
照射した。
「天邪鬼の攻撃時に効果発動! 攻撃するモンスターの効果を無効にし、更に!
私の場の“幽鬼”に掛けられた弱体化を反転させる……!」
飛び掛かる小鬼が太陽光の照射で浄化される前に放った妖の火は、氷塊を溶かし幽
閉された玉藻前を解放するに至った。
天邪鬼
(1):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
ダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの効果を無効にし、自分
フィールドの「幽鬼」モンスターの攻撃力・守備力は元々の数値となる。
遊無LP2200→100。 玉藻前攻撃力600→2400。
「ダメージを負ってでも攻撃力ダウンを戻したか!」
「更に私がダメージを受けたため、玉藻前に対して仙狸の効果発動! 私の痛みを
力に変えて……!」
そして山猫の妖による妖力の増大も合わせ、力を増した玉藻前は雪娘の攻撃力を1
200も上回り、マノンのLPを削り切るのに丁度足りたのであった。
仙狸
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合、自分フィールドの「幽鬼」モン
スター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで自分が受けたダメージの数値分アップ
する。
玉藻前攻撃力2400→4500。
「この攻撃で……負ける……?」
益々精霊の力が増大しつつある遊無を目の当たりにして、マノンは押し潰されそう
な程の重圧を感じて全身を震わせる。
「――また……っ……!? 私は玉藻前でスネグーラチカを攻撃――!」
力の高まりに応じて再び目の前の景色が揺らぎ、過去の記憶がフラッシュバックす
るも、遊無は間に合えとばかりに攻撃宣言をする。
『殺生吐附子(せっしょうとぶし)……! ぅぁああぁっ……!?』
振り絞るように声を上げて攻撃名を宣言すると、場の玉藻前が生み出した猛毒は巨
大な狐の顔面となり、放たれるとともに冷然の雪娘を飲み込み、溶解させていくので
あった。
そして遊無はその場で膝をつき、やがて仰向けに倒れて両手で頭を押さえる。
「――っ!? 負け……た……」
マノンLP1200→0。
『遊無(ちゃん)……!?』
遊陽達は容体が急変した遊無の元へと駆け寄ろうとする。
「うぅっ……そうで……した――これが吾(わたし)の――」
やがて皆が駆け寄る姿を目に映した遊無は、その記憶から得た情報に安堵したのち
、苦し気に目を閉じて気を失ったのだった。
「遊無!?」
遊陽は自らの“所縁の精霊の力”を通じ、遊無の身に起きたことを瞬時に察する。
遂に“本当の名前”を思い出したのだと察した遊陽は、真っ先に遊無に触れようと
する。その時だった。
『遊陽……!?』
『ぐっ……!?』
突然飛んできた猛毒を間一髪で交わした遊陽は、自らと倒れた遊無の間に割って入
った者を見て驚愕する。
「させん……此奴はわらわの獲物じゃ」
玉藻前がデュエルが終わっても消滅せず、実体を得たまま両手に生み出した猛毒を
放って遊陽を妨害したのだと、日吾達は道場の床の一部が溶けて崩れ落ちたのを見て
察した。
「何故実体化したまま――」
「何のつもりだ……!? 俺達と敵対する意味なんて無いはずだ……!」
遊陽と日吾は即座に臨戦態勢を取り、それぞれパートナーの精霊であるヨリマシと
ムチャリンダの名を叫ぶ。
2人の呼びかけに応じて現れた祭神の宿り子と、定の境地に住まう白蛇も玉藻前に
敵意を向け威嚇する中、玉藻前は両手に生み出した猛毒で2頭の狐を生み出し、ヨリ
マシとムチャリンダにそれぞれ差し向ける。
「忘れたとは言わせん。この戦いで小娘の記憶は確かに戻ったようじゃのう。今こ
そ契約に基づき、此奴の魂はわらわが喰らわせて貰おう」
遊無が“幽鬼”達の所有権を得る時結んだ条件――それが達成されたことでその魂を
奪おうと、妖を纏める大妖怪の精霊が遂に牙を剥いたのだった。
「何故そんなことを――」
「ああ……忌々しき常盤の小僧、貴様は知らなんだな――」
玉藻前は疑問を口にした日吾に対し、改めて自らと遊無が結んだ“契約”を明らか
にする。
「わらわ達幽鬼が小娘に力を貸すための条件――それは本来の記憶を取り戻す目的
の達成後、その魂をわらわ達に捧げること。此奴はそれを了承した。わらわ達の取り
決めに貴様らが介入する余地などありゃせん」
倒れた遊無を指差し、彼女をせせら笑う玉藻前を前に、遊陽は怒り、自らの“所縁
の精霊の力”を立ち昇らせた。
「ああ――遂にこの時が来たようだ。だが玉藻前! お前はこの俺が倒す……!」
D・フェースをデュエルモードに変形させ、遊陽は玉藻前へと宣戦布告した。
遊無を巡る遊陽と玉藻前の対立――日吾達仲間がその行く末を見守る中、遊無の魂
を賭した戦いが今、幕を開けようとしていたのであった。
「僕、日吾と遊陽君が送る――」
『ビナリウス回顧録!』
遊陽「マノンが呼び出した冷たい心の雪娘――新たな切り札スネグーラチカにも臆せ
ず、遊無は真っ向からそれを撃ち破り、勝利を収めた」
日吾「過去の記憶を辿ったことで、精霊の力を増した遊無さんの全力――あのマノン
さんを超えてくるとはね」
遊陽「あれが“所縁の精霊の力”に目覚めた者の力――」
日吾「……しかし勝利もつかの間、全ての記憶を取り戻すと遊無さんは意識を失い、
彼女に付き従っていたカードの精霊は反乱を起こしてしまった
遊陽「玉藻前に遊無を差し出すわけにはいかない。そう考えた俺は玉藻前へとデュエ
ルを挑む――」
『次回! 遊戯王Binarius(ビナリウス) -三大妖幽行-』
遊陽「遊無を賭けた戦いが始まる。お前達に遊無を傷つけさせはしない。デュエルだ
玉藻前! 必ずお前を平伏させてやる……!」
を持つ雪娘の儀式召喚によって、戦局が傾きつつあった。
Turn4メインフェイズ時点
マノン手札0
フィールド:スネグーラチカ攻撃力2800。
魔法・罠:
遊無手札0
フィールド:天邪鬼攻撃力1200。海彦守備力200。姫魚守備力100。酒呑童子攻撃力2500。
魔法・罠:伏せ1
「スネグーラチカ……まるで今のマノンさんを象徴するかのようなモンスター――
」
感情の機微すら感じられない――無機物じみた表情をする雪の妖精を目の当たりに
した遊無は、このモンスターこそ今のマノンの心情を表していると察知する。
「サバスはユーメイを倒すためなら、全てを捨てるって言ったよね? ――セ フォ
ー(それは違う)……だってサバスは、“力”だけは疑わなかった!」
ユーメイを倒すにあたり、サバスが唯一信じた物――それは秘号(エンクレーブ)
を倒す程の強大な力だとマノンは力説する。
「だからアタシも力だけ信じる! 今よりもっと強くなれば、サバスだってきっと
――」
「マノンさん――」
「そのためにもユーム、貴女にだって勝ってみせる! “C・S・Ë”儀式モンスターが
場に現れたため、墓地のフルドフォルクの効果発動! スネグーラチカに装備する
……!」
白い髪に透き通るような肌をした雪娘へと妖精の加護が与えられ、光輪を得た事で
、修行道場内に薄っすらとした雪が降り始めた。
フルドフォルク
(2):このカードが墓地に存在する状態で、「C・S・Ë」儀式モンスターの儀式召喚
に成功した場合に発動できる。
墓地のこのカードを攻撃力500アップの装備魔法カード扱いとしてそのモンスタ
ーに装備する。
スネグーラチカ攻撃力2800→3300。フルドフォルクを装備。
「ラ バタイユ(バトル)。アタシはスネグーラチカで酒呑童子を攻撃――」
「その攻撃は通さない! 速攻魔法《神出鬼没》を発動! 私の墓地から《凍幽鬼
雪女》を蘇らせます!」
マノンからの攻撃に備えて伏せていたカードが反転し、その効果によって天候を操
り雪景色を見せる着物姿の妖が再び場に現れ、吹雪を起こして対抗する。
神出鬼没
(1):自分の墓地のレベル4以下の「幽鬼」モンスター1体を対象として発動でき
る。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主のデッキの一番下に
戻る。
雪女
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、フィールドの表側攻撃表示モンスタ
ー1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にする。
「雪女が場に現れたことで効果発動! スネグーラチカを凍り付かせます!」
「凍えるのは貴女の方だよ。墓地のユールラッズを除外してスネグーラチカの効果
発動!」
猛吹雪を起こし、急速に道場を冷やしていく雪娘を止めようとした雪女だったが、
吹きすさぶ吹雪は仇となり、より強力な氷の力を宿す雪娘の影響下に下った。
そして雪女は自らが放った猛吹雪に襲われ、過ぎ去るとともに全身を氷漬けにされ
ていた。
「雪女の方が、逆に凍らされちゃった……!」
「ジュ ヌ コネ パ ラムール――雪娘は“愛を知らない”の。そして除外したモンスター
の攻撃力分、ユームの場の酒呑童子を選んで攻撃力を下げるよ」
続けざまに雪娘が発した冷気は、道場の空間を急激に冷やしていき、酒飲みの鬼も
氷漬けにした。
C・S・Ë(クリスノーエル) スネグーラチカ
儀式、効果モンスター
/光/レベル8/天使攻撃力2800。
「C・S・Ë ナティビティ」により降臨。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターが効果を発動した場合、自分の墓地の「C・S・Ë」モ
ンスター1体を除外して発動できる。その効果を無効にする。
その後、相手モンスター1体を選び、この効果で除外したモンスターの攻撃力分攻
撃力をダウンさせる。
酒呑童子攻撃力2500→200。
「戦闘続行だよ。アタシはスネグーラチカで酒呑童子を攻撃――デジェル デュ ヤ
リーロ……!」
そして雪娘は暁光を背に、その姿を薄っすらと消失させていくと、降り注ぐ太陽光
が無数の光線となり、氷漬けとなった酒飲みの鬼を一瞬で蒸発させた。
「くっ――ああっ……!?」
そして降り注ぐ光線は、遊無を吹き飛ばす。
遊無LP5200→2100。
『遊無(さん)……!?』
遊陽達は大ダメージを受けた遊無が宙を舞い、道場の床に叩きつけられるまでの一
瞬の間、呆然とその姿を目に映していた。
「アタシはターン終了。……ユーム?」
ターンを終えたマノンは、床に伏したままの遊無の異変に気付く。
「うっ――また……っ!?」
再び記憶の流入による頭痛が遊無を襲う。
しかし今回は、薄っすらとぼやけた景色を見せる今までとは違い、過去に起きた出
来事が鮮明に浮かび上がって来た。
――此度は常盤家において、新たな当主となりました末那(まな)様の就任を祝い
申し上げます――。
再び訪れた記憶の世界では、常盤家の仏座の御前にて親族一同が揃い、家柄を担う
新たな当主の就任を静観して見守っていた。
――皆御苦労。麿(まろ)こそが前当主より常盤を受け継いだ者――常盤 末那(
ときわ まな)である!
仏座の正面に立つ新調された袍を纏った青年――末那は、一斉に頭を垂れる親族一
同に対して腕を突き出し、面を上げるよう指示した。
――さて、正式に当主となった麿であるが、早速我ら常盤家の威光をより輝かせる
べく、施策を講じようと思う――。
――ほう、それは如何程な施策で御座いましょうか……?
若き当主が掲げようとする施策に、老中と思わしき老人がその意義を問いかけた。
すると末那は仏座の前を一往復し、再び一同の前を向くと、両手を掲げて再び組み
合わせる。
――簡単なことです。常盤の名を盤石とし、朝廷への務めを万全に果たすには、ま
ず家柄を“洗練”せねばなりません――。
――洗練とな……?
末那の発言に、親族一同はザワザワと戸惑いを露わにする。
予想を超えた親族の反応に、末那は一瞬言葉を詰まらせるが、彼を見守る前当主の
父――身が腕を組んだまま向ける視線に気付くと、冷静さを取り戻した末那は再び自
らの施策を語り始めた。
――……左様。此度当主を譲り受けた麿ではあるが、その道のりは酷くなだらかで
あった。何故ならば麿を除き、高等な指南を受けし礼節を弁えた者はおらぬからだ―
―。
末那は病床に就きがちな父を心配させまいと、早期に御家を継いだ者に寄せられる
期待に応えるべく、これまでの研鑽を思い出しながらも親族へと語り続けた。
――麿と並べる“家柄”と“資質”を兼ね備えた者は居らず、世襲による就任を続けては、いずれ常盤家は停滞し、未来は無かろう。そこで麿は提唱する――。
末那は親族の中でも特に自らと近い者達に一瞬視線を向けつつ、自らの考えを表明
した。
――これからは“氏族”外である名家――更には“朝廷”との結びつきを強める必要性
があるだろう――。
末那の考えた施策を聞いた親族一同はますます困惑し、遂には怒号まで飛んできた
。
――傲慢が過ぎますぞ! 朝廷を利用しようとはなんと不遜な――。
――これは“未来”を見据えた施策なのです! 身内のみで回していれば、いずれ
破綻いたしましょう……!
――それ程までに儂等が信じられませんか! 当主様!
――否! 諸君らを信じているからこそ、新しい風を家内に招き入れようと申し上
げているのです……!
1人の老中と言い合いになった末那は激しい口調で応じながらも、淡々と投げられ
た質疑に応答している。
――…………――。
本来の遊無は座布団の上で正座したまま、末那の施策を発端に荒れ始めた常盤家の
者達を傍観している。
――前任である父上……身(しん)様は、身分を問わず多くの者を常盤家に引き入
れていた。しかし闇雲に親族を増やしたところで、その全てを御家に順応させると言
うのもまた、夢物語に過ぎません――。
――ではどうするというのだ……?
――家内統率のため、常盤の指南方式にそぐわない者、政(まつりごと)を執り行
う能力に欠ける者を領地への奉公とし、我らへの忠誠を育ませ威信高揚へと活用致し
ましょう――。
そして末那は親族を見回したのち、本来の遊無へと目を付け彼女を指差した。
――其方! 当主である麿直々に布告を与えよう――。
――何卒お申し付けください――。
――其方には“境階の地”での守護を任ずる。かの地を“繁栄”させ、常盤への忠誠を
以って御家の力となるのだ――。
末那から下された布告を聞き、本来の遊無は遂にこの時が来たのだと、末那から命
じられた事実上の“左遷”を甘んじて受け入れた。
――この者ですか。確かにこの者の異様なまでの力は、常盤の方向性を狂わせるこ
とになるでしょうな――。
――そう言うでない。これは栄転である。其方の神霊の力は麿も一理置いている故
、必ずや“境階の地”に常盤の威光を響かせるであろう――。
そして末那は後の手続きは任せたとばかりに、側に付く老中に本来の遊無の手引き
を命ずると、本来の遊無は親族との討論に応じる末那の後姿を、心を乱すことなく見
送ったのであった。
「――っ!? 今の記憶は……」
再び意識を取り戻した遊無は、辺りを見回したのち再び立ち上がると、D・フェー
スを構え直した。
「また記憶を見てたのか……?」
「はい――遊陽が見た私の記憶の人物――7代目当主は、彼なりに常盤家の存続を
考えた結果、私を追い出したと知りました」
自らとは異なり、精霊の力が未熟なままの末那だったが、足りない力を影の努力と
御家の結び付き――更には父の助言もあって補ったのだと遊無は知る。
考えは異なるものの、現代まで常盤家が存立していたのは末那の施策によるところ
も大きいと理解した遊無は、心の中で遥か昔の人物である末那への感謝を抱いた。
「デュエルを続けていいんだよね? アタシはターン終了」
マノンがターンを渡すとともに、遊無は額を押さえて浅く呼吸を吐いた。
ターン終了時、神出鬼没の効果終了。雪女はデッキの一番下に戻る。
「――よりはっきり見えます。……私の“過去の記憶”が……」
彼女の青い瞳が輝き始めるとともに、対戦するマノンの姿も薄れ、揺り起こされた
新たな記憶が遊無の視界へと広がり始めた。
――御家に置いて頂き、誠にありがとうございました――。
末那の布告により、本来の遊無が常盤家を去り、“境階の地”へ旅立つ日が訪れた
。
風呂敷に私物を包み、背中に括り付けた本来の遊無は、前当主である袍を纏った中
年の男――常盤 身(ときわ しん)と最後の挨拶を交わしていた。
――済まなかったな。麿は其方を末那の補佐とする案も考えていた。本当だ――。
一時は本来の遊無の補佐の下、息子に7代目当主を務めさせることも検討したもの
の、末那の意思を尊重し出した結論だと、身は本来の遊無に謝意を見せる。
――皆まで言わずとも承知しております。当主様達が決めたのですから、吾に不満
などございません――。
――済まぬ。決して其方を軽んじた訳ではない。其方は常盤家において、大変良く
学び、知識や礼節だけでなく、その身に宿りし“神霊の力”を見事なまでに操ること
ができた――。
身は常盤家の者すらも及ばない――本来の遊無の神霊の力は御家に置く価値があっ
たと、奉公へと向かう彼女を大変惜しそうに眺める。
――身様のご指導の賜物です。吾はそう大層な者ではございませぬ故――。
――謙遜なさらずともよい。阿頼耶(あらや)様の直系たる麿には分かるのだ。
其方の“神霊の力”は阿頼耶様にも匹敵すると――。
そして前当主は咳き込みながらもなんとか立ち上がり、ゆっくりと座敷の障子を開
けて本来の遊無を誘う。
――ともに来てくれぬか? せめて其方へ餞別を送りたい――。
――身様! お身体の方は――。
――今日は調子が良いのだ。さあ、どうか――。
彼の身を案じる本来の遊無に、心配は無用と身は静かにほほ笑んだ。
そして身は本来の遊無とともに屋敷を出ると、歴代当主の収蔵物が納められている
蔵へと彼女を案内する。
――ここは……?
薄暗い蔵の中で収蔵物を探す前当主の後姿を追いながら、本来の遊無は静かに呟く
。
――見つかった。……“所縁の神霊の力”宿す常盤の者よ。貴殿の前途を祝してこ
の剣を授ける――。
蔵の中から白い木箱を発見した前当主は、改まるとともに本来の遊無へとその箱か
ら鞘に収まった剣を取り出し、本来の遊無へと贈呈する。
――これは……?
――其方程の者なら托せられる。これは阿頼耶様がその功績により、朝廷より賜れ
た“精霊宿りし”七星剣――加えて其方に真の常盤家の一員としての名――無(むい)
を授けたい――。
本来の遊無は前当主が差し出した剣を受け取ると、賜った剣を静かに見下ろし、本
来の名に加え、常盤家の者として賜った名の意味を深く心に刻んだ。
――これ程の物を頂戴致しまして、大変感服にございます。……しかし、無の名を
授かるにあたって、今の吾には身分不相応な故……辞退させて頂く存じます――。
――そう謙遜するでない。この剣も“無の名”も、この先の常盤家に其方より相応し
い者は現れぬだろう。其方が阿頼耶様と並ぶ者となると確信している故にだ。
この“探知の神霊の力”もそう申している――。
本来の遊無は前当主から立ち昇る神霊の力を見て、それが単なるお世辞でないと阿
頼耶から脈々と受け継がれし神霊の力を察知し、彼の強い意志を承諾する。
――貴方様の御用命とあらば、確かにこの剣と無(むい)の名、有難く頂戴致しま
す――。
本来の遊無は身が差し出した剣を掴み、蔵の中で高々と掲げる。
すると辺りが眩く輝き、七星剣が消滅していくとともに、深緑色の狩衣と白の袴を
纏う青年が蔵の中へと現れた。
――まさか……!? 彼の剣が求めに応じるなど……――。
目の前で起きつつある変化に、身は改めて確信する。
本来の遊無は必ずや、その神霊の力で“繁栄”をもたらすと、神霊の力を通じてそ
の予見を確信し、信じるのであった。
「――そう。遊無の名の真の意味は! 遊明により肉体を得た無(むい)なのだと
……!」
自らの名の意味――その核心たる重要な記憶を思い出した遊無は、本名に次ぐ名で
ある遊無の由来に関わる記憶だと、その場にいる全員に説明した。
「まさか……遊無さんの名が6代目当主直々に与えられた名だったとは――」
日吾と一嘉は驚愕を顔に浮かべて顔を見合わせると、彼女が常盤家の一員として名
を賜れた名誉に感服し、改めて遊無を見据える。
そして遊無は、授けられたこの名を背負いし自らがユーメイを止め、平穏を守り抜
くのだと決意を新たにした。
「続けましょう。……このターン私が引くカードは、前のターン姫魚の効果でトッ
プに持ってきたカード! ドロー!」
そしてカードを引くとともに、遊無からこれまで以上の所縁の精霊の力が発せられ
ると、お互いの精霊の力の衝突を感じ、その差を察したマノンは気後れする。
マノン手札0
フィールド:スネグーラチカ攻撃力3300。
魔法・罠:フルドフォルク(装備状態)
フィールド:天邪鬼攻撃力1200。海彦守備力200。姫魚守備力100。
魔法・罠:
Turn5 遊無手札1
「やっぱり来たね――“玉藻前”……!」
「私の為すべきことがよりハッキリと見えました。このターンで勝利をもぎ取って
見せます!」
遊無が引き当てた自らの切り札――《妖幽鬼 玉藻前》を開示すると、マノンが警
戒を深める中、遊無はこのターンで決めると彼女へ宣言した。
「まずは海彦の効果発動! 私のLPを場にいる姫魚のレベル×100回復させま
す! 退疫の魚拓……!」
再び予言獣が宙でのたうち回るとともに、注がれし光が遊無のLPを回復させる。
姫魚レベル1 遊無LP2100→2200。
「そして“このカード”です! 私は海彦と姫魚をリリース、妖の妙技で敵を惑わし
、襲い来る者を薙ぎ払え!」
2体の妖は闇の瘴気に包まれて消滅し、遊無がD・フェースにそのカードを置くと
ともに、遊無の場には上質で色鮮やかな着物を身に纏った“斜国の妖狐”が現れ、主
の元へと馳せ参じた。
「“アドバンス召喚”! 《妖幽鬼 玉藻前》……!」
玉藻前攻撃力2400。
「来たわ! 遊無ちゃんの切り札……!」
「続けてアドバンス召喚した玉藻前の効果発動! 数多の都は滅亡へと至る――斜
狐転生……!」
留音が遊無の切り札の出現に沸くと、その玉藻前は自らの妖力で複数の人魂を出現
させる。
「させない! 再び墓地のキャロット ル ネを除外してスネグーラチカの効果――
ジュ ヌ コネ パ ラムール!」
だが雪娘が発生させた猛吹雪が一瞬で視界を覆っていき、やがて晴れると玉藻前は
周囲に出現させた人魂ごと、氷の中に閉じ込められた。
キャロット ル ネ攻撃力1800。 玉藻前攻撃力2400→600。
「効果が封じられちまった!」
「まだです! 更に“幽鬼”がアドバンス召喚したため、墓地の《豹幽鬼 仙狸》を
蘇らせます!」
しかし遊無も負けじと、効果により再び異空間へ通じる炎の輪を発生させ、その中
から山猫の妖を呼び出した。
仙狸攻撃力100。
「これでユームの場にモンスターは3体――でも攻撃力じゃスネグーラチカには敵
わないよ」
マノンの言う通り、彼女が操る冷然の雪娘を前に、既にいる妖だけでは力不足に思
えた。
「それはどうでしょうか? バトル! まずは天邪鬼でスネグーラチカを攻撃……
!」
遊無は場の小鬼に攻撃を命じるが、明らかに攻撃力が届いていないことをマノンは
訝しむ。
「スネグーラチカ! デジェル デュ ヤリーロ……!」
それでも遊無の狙いを探るため、冷然の雪娘で反撃に転じ、陽の光の光線を小鬼へ
照射した。
「天邪鬼の攻撃時に効果発動! 攻撃するモンスターの効果を無効にし、更に!
私の場の“幽鬼”に掛けられた弱体化を反転させる……!」
飛び掛かる小鬼が太陽光の照射で浄化される前に放った妖の火は、氷塊を溶かし幽
閉された玉藻前を解放するに至った。
天邪鬼
(1):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
ダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの効果を無効にし、自分
フィールドの「幽鬼」モンスターの攻撃力・守備力は元々の数値となる。
遊無LP2200→100。 玉藻前攻撃力600→2400。
「ダメージを負ってでも攻撃力ダウンを戻したか!」
「更に私がダメージを受けたため、玉藻前に対して仙狸の効果発動! 私の痛みを
力に変えて……!」
そして山猫の妖による妖力の増大も合わせ、力を増した玉藻前は雪娘の攻撃力を1
200も上回り、マノンのLPを削り切るのに丁度足りたのであった。
仙狸
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合、自分フィールドの「幽鬼」モン
スター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで自分が受けたダメージの数値分アップ
する。
玉藻前攻撃力2400→4500。
「この攻撃で……負ける……?」
益々精霊の力が増大しつつある遊無を目の当たりにして、マノンは押し潰されそう
な程の重圧を感じて全身を震わせる。
「――また……っ……!? 私は玉藻前でスネグーラチカを攻撃――!」
力の高まりに応じて再び目の前の景色が揺らぎ、過去の記憶がフラッシュバックす
るも、遊無は間に合えとばかりに攻撃宣言をする。
『殺生吐附子(せっしょうとぶし)……! ぅぁああぁっ……!?』
振り絞るように声を上げて攻撃名を宣言すると、場の玉藻前が生み出した猛毒は巨
大な狐の顔面となり、放たれるとともに冷然の雪娘を飲み込み、溶解させていくので
あった。
そして遊無はその場で膝をつき、やがて仰向けに倒れて両手で頭を押さえる。
「――っ!? 負け……た……」
マノンLP1200→0。
『遊無(ちゃん)……!?』
遊陽達は容体が急変した遊無の元へと駆け寄ろうとする。
「うぅっ……そうで……した――これが吾(わたし)の――」
やがて皆が駆け寄る姿を目に映した遊無は、その記憶から得た情報に安堵したのち
、苦し気に目を閉じて気を失ったのだった。
「遊無!?」
遊陽は自らの“所縁の精霊の力”を通じ、遊無の身に起きたことを瞬時に察する。
遂に“本当の名前”を思い出したのだと察した遊陽は、真っ先に遊無に触れようと
する。その時だった。
『遊陽……!?』
『ぐっ……!?』
突然飛んできた猛毒を間一髪で交わした遊陽は、自らと倒れた遊無の間に割って入
った者を見て驚愕する。
「させん……此奴はわらわの獲物じゃ」
玉藻前がデュエルが終わっても消滅せず、実体を得たまま両手に生み出した猛毒を
放って遊陽を妨害したのだと、日吾達は道場の床の一部が溶けて崩れ落ちたのを見て
察した。
「何故実体化したまま――」
「何のつもりだ……!? 俺達と敵対する意味なんて無いはずだ……!」
遊陽と日吾は即座に臨戦態勢を取り、それぞれパートナーの精霊であるヨリマシと
ムチャリンダの名を叫ぶ。
2人の呼びかけに応じて現れた祭神の宿り子と、定の境地に住まう白蛇も玉藻前に
敵意を向け威嚇する中、玉藻前は両手に生み出した猛毒で2頭の狐を生み出し、ヨリ
マシとムチャリンダにそれぞれ差し向ける。
「忘れたとは言わせん。この戦いで小娘の記憶は確かに戻ったようじゃのう。今こ
そ契約に基づき、此奴の魂はわらわが喰らわせて貰おう」
遊無が“幽鬼”達の所有権を得る時結んだ条件――それが達成されたことでその魂を
奪おうと、妖を纏める大妖怪の精霊が遂に牙を剥いたのだった。
「何故そんなことを――」
「ああ……忌々しき常盤の小僧、貴様は知らなんだな――」
玉藻前は疑問を口にした日吾に対し、改めて自らと遊無が結んだ“契約”を明らか
にする。
「わらわ達幽鬼が小娘に力を貸すための条件――それは本来の記憶を取り戻す目的
の達成後、その魂をわらわ達に捧げること。此奴はそれを了承した。わらわ達の取り
決めに貴様らが介入する余地などありゃせん」
倒れた遊無を指差し、彼女をせせら笑う玉藻前を前に、遊陽は怒り、自らの“所縁
の精霊の力”を立ち昇らせた。
「ああ――遂にこの時が来たようだ。だが玉藻前! お前はこの俺が倒す……!」
D・フェースをデュエルモードに変形させ、遊陽は玉藻前へと宣戦布告した。
遊無を巡る遊陽と玉藻前の対立――日吾達仲間がその行く末を見守る中、遊無の魂
を賭した戦いが今、幕を開けようとしていたのであった。
「僕、日吾と遊陽君が送る――」
『ビナリウス回顧録!』
遊陽「マノンが呼び出した冷たい心の雪娘――新たな切り札スネグーラチカにも臆せ
ず、遊無は真っ向からそれを撃ち破り、勝利を収めた」
日吾「過去の記憶を辿ったことで、精霊の力を増した遊無さんの全力――あのマノン
さんを超えてくるとはね」
遊陽「あれが“所縁の精霊の力”に目覚めた者の力――」
日吾「……しかし勝利もつかの間、全ての記憶を取り戻すと遊無さんは意識を失い、
彼女に付き従っていたカードの精霊は反乱を起こしてしまった
遊陽「玉藻前に遊無を差し出すわけにはいかない。そう考えた俺は玉藻前へとデュエ
ルを挑む――」
『次回! 遊戯王Binarius(ビナリウス) -三大妖幽行-』
遊陽「遊無を賭けた戦いが始まる。お前達に遊無を傷つけさせはしない。デュエルだ
玉藻前! 必ずお前を平伏させてやる……!」
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| 102 | 10Turn 花形役者と斜国の悪狐 | 618 | 0 | 2022-12-04 | - | |
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| 105 | 12Turn 特別への自覚 | 547 | 0 | 2022-12-10 | - | |
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| 87 | 14Turn 命育む赤き血汐 | 603 | 0 | 2022-12-17 | - | |
| 103 | 幕間 遊無 落第の瀬戸際 | 585 | 1 | 2022-12-24 | - | |
| 95 | 15Turn 供養と円寂の儀 | 614 | 0 | 2023-01-14 | - | |
| 118 | 16Turn 石の塔が崩れる時 | 530 | 0 | 2023-01-27 | - | |
| 104 | 17Turn 盤上のアーティスト | 697 | 0 | 2023-02-12 | - | |
| 78 | 18Turn 夜空に咲く“賑やか”なる華 | 607 | 0 | 2023-02-21 | - | |
| 91 | 19Turn タッグデュエル大会 開幕! | 677 | 0 | 2023-03-09 | - | |
| 83 | 20Turn ウフトカビラ&サギラ | 640 | 1 | 2023-03-15 | - | |
| 102 | 21Turn 岡と浪花 花よりたい焼き | 554 | 0 | 2023-03-21 | - | |
| 99 | 22Turn 徹頭徹尾の覚悟 | 669 | 1 | 2023-03-24 | - | |
| 89 | 23Turn ビナリウス対バウンティフル | 561 | 0 | 2023-04-12 | - | |
| 100 | 24Turn 決着と新たな予兆 | 598 | 1 | 2023-04-13 | - | |
| 112 | 今までの話が丸分かり! 第一章のあらすじ | 642 | 0 | 2023-04-14 | - | |
| 86 | 25Turn 異国からの訪問者 | 513 | 0 | 2023-05-26 | - | |
| 82 | 26Turn 天上の採火 | 518 | 0 | 2023-06-02 | - | |
| 97 | 幕間 3人の交流生 | 529 | 0 | 2023-06-04 | - | |
| 118 | 27Turn 魘夢の魔族 | 543 | 0 | 2023-06-10 | - | |
| 83 | 28Turn 羅漢の竜王 | 548 | 0 | 2023-06-21 | - | |
| 84 | 29Turn 聖夜のマノン | 512 | 0 | 2023-06-25 | - | |
| 85 | 幕間 もう一人の遊無 | 479 | 2 | 2023-06-28 | - | |
| 85 | 第二章 キャラクター紹介 | 513 | 1 | 2023-07-01 | - | |
| 115 | 幕間 闘諍の予兆 | 581 | 0 | 2023-07-06 | - | |
| 93 | 30Turn 狂課金(ミダース) | 488 | 0 | 2023-07-10 | - | |
| 106 | 31Turn 舞い上がる不死鳥の輪舞 | 631 | 0 | 2023-07-14 | - | |
| 109 | 32Turn 巻き上げる関捩 | 574 | 1 | 2023-07-17 | - | |
| 92 | 33Turn 夢に堕ちる仲間 | 636 | 0 | 2023-07-22 | - | |
| 83 | 34Turn 友を取り戻せ! | 480 | 0 | 2023-07-30 | - | |
| 80 | 35Turn 堕ちた雷と涙雨の天河 | 499 | 0 | 2023-08-03 | - | |
| 83 | 36Turn 伝えたい言葉 | 495 | 1 | 2023-08-11 | - | |
| 80 | 37Turn 夢を喰らう獏 | 500 | 0 | 2023-08-26 | - | |
| 78 | 38Turn 深淵のトモカヅキ | 434 | 0 | 2023-09-03 | - | |
| 127 | 39Turn 最遠のパズズ | 506 | 0 | 2023-09-11 | - | |
| 76 | 40Turn 所縁が結ぶ絆 | 428 | 0 | 2023-09-18 | - | |
| 68 | 41Turn 活火激発の鍛人(かぬち) | 421 | 0 | 2023-09-22 | - | |
| 70 | 42Turn 巣林一枝のブルーバード | 397 | 0 | 2023-09-23 | - | |
| 76 | 今までの話が丸分かり! 第二章のあらすじ | 458 | 1 | 2023-09-24 | - | |
| 67 | 43Turn 次の関係(ステップ)へ | 424 | 0 | 2023-10-20 | - | |
| 71 | 44Turn 竜の駒 大洋を統べる | 490 | 0 | 2023-10-22 | - | |
| 79 | 45Turn マグナ ヌメンへの往訪 | 394 | 0 | 2023-10-26 | - | |
| 75 | 46Turn 跳躍-精霊世界へ | 433 | 0 | 2023-10-29 | - | |
| 78 | 幕間 強化訓練と異界の住人 | 411 | 0 | 2023-11-02 | - | |
| 79 | 47Turn 精霊世界 マースの森で | 407 | 0 | 2023-11-05 | - | |
| 90 | 祝一周年! 今後の展望など | 564 | 0 | 2023-11-11 | - | |
| 78 | 48Turn 精霊長アラウン | 400 | 0 | 2023-11-15 | - | |
| 74 | 第三章 キャラクター紹介 | 435 | 1 | 2023-11-16 | - | |
| 72 | 49Turn 下される審判 | 396 | 0 | 2023-11-20 | - | |
| 69 | 50Turn 猟犬従えし灰の王 | 436 | 0 | 2023-11-28 | - | |
| 71 | 幕間 精霊世界の平生 | 454 | 0 | 2023-12-07 | - | |
| 63 | 51Turn 最善の選択 | 370 | 0 | 2023-12-18 | - | |
| 64 | 52Turn 立ちはだかる使者達 | 406 | 0 | 2023-12-28 | - | |
| 74 | 53Turn 怨嗟積り秘号と成す | 388 | 0 | 2023-12-30 | - | |
| 65 | 54Turn 遊明の力 | 398 | 0 | 2024-01-02 | - | |
| 74 | 今までの話が丸分かり! 第三章のあらすじ | 467 | 0 | 2024-01-03 | - | |
| 53 | お久しぶりです。 | 344 | 0 | 2024-11-10 | - | |
| 44 | お知らせ。 | 355 | 0 | 2024-11-20 | - | |
| 64 | 55Turn 史都洛皇 霊祖常盤家 | 242 | 0 | 2024-12-20 | - | |
| 50 | 56Turn 定の竜 風生の虎 | 319 | 0 | 2025-01-11 | - | |
| 38 | 57Turn 審判を下す司直の竜 | 288 | 1 | 2025-03-28 | - | |
| 48 | 58Turn 連携するレプトメイド | 381 | 0 | 2025-05-10 | - | |
| 39 | 幕間 イーサ教会の政変 | 171 | 0 | 2025-10-12 | - | |
| 38 | 幕間 朝廷を導く常盤一族 | 190 | 0 | 2025-10-26 | - | |
| 24 | 59Turn 繁栄の竜 定の竜 | 122 | 0 | 2025-11-02 | - | |
| 30 | 60Turn 冷然の雪娘 | 112 | 0 | 2025-11-28 | - | |
| 26 | 61Turn 目覚める記憶 | 110 | 0 | 2025-11-29 | - |
更新情報 - NEW -
- 2025/11/22 新商品 TERMINAL WORLD 3 カードリスト追加。
- 12/12 09:50 ボケ 天地晦冥の新規ボケ。誉は浜で死にました、ハーンの首を獲るために!
- 12/12 09:42 評価 7点 《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》「敵味方問わず盤上を荒し回る…
- 12/12 09:35 評価 10点 《青き眼の精霊》「ベリル初動でこいつを経由して青眼+穿光の妨害…
- 12/12 09:04 評価 10点 《捕食植物セラセニアント》「《捕食植物》が誇る最後の安全弁に…
- 12/12 08:54 評価 8点 《ヴェンデット・スカヴェンジャー》「《ラヴェナス・ヴェンデット…
- 12/12 08:50 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/12 08:38 評価 10点 《リヴェンデット・ボーン》「《リヴェンデット・スレイヤー》が…
- 12/12 08:35 ボケ The Fallen & The Virtuousの新規ボケ。「もうダ…
- 12/12 02:54 評価 6点 《E・HERO フレア・ネオス》「 カブトムシとのコンタクト融…
- 12/12 00:33 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/12 00:08 評価 5点 《罪宝合戦》「いろんなデッキを見てきたがこのカードを3積みする…
- 12/12 00:01 コンプリート評価 ねこーらさん ⭐デュエリストフェスティバル2016 プロモーション…
- 12/11 21:48 デッキ 【OCG】聖詩・焔聖騎士
- 12/11 21:41 評価 6点 《X-セイバー ソウザ》「《X-セイバー》の創設者にして荒くれ…
- 12/11 20:13 評価 7点 《リヴェンデット・エグゼクター》「確か《リヴェンデット・スレイ…
- 12/11 19:18 評価 5点 《マイルド・ターキー》「総合評価:《炎王妃ウルカニクス》でサー…
- 12/11 18:44 評価 3点 《ゴースト・ビーフ》「総合評価:目立った強みがなく、獣族という…
- 12/11 18:34 評価 6点 《輝神鳥ヴェーヌ》「総合評価:粛声や電子族で使えるかも程度。 …
- 12/11 16:57 評価 10点 《アドヴェンデット・セイヴァー》「《リヴェンデット・スレイヤ…
- 12/11 16:52 ボケ アドバンス・ディボーターの新規ボケ。土管のおじさんじゃないから!
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
遊☆戯☆王OCGストラクチャーズ 11巻


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ストラクチャーデッキ-パワー・オブ・フェローズ-
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TACTICAL-TRY PACK - 黒魔導・HERO・御巫 -
TACTICAL-TRY DECK 退魔天使エクソシスター
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