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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第十話「驚きの予選会」

第十話「驚きの予選会」 作:イクス

第十話「驚きの予選会」


プラクサスシティで、小学生向けにデュエルモンスターズの大会が行われる。その大会に向けて、プラクサスの小学生デュエリスト達は必死で特訓していた。日数も大分過ぎ、大会の予選会は、もう翌日に迫っている。
ここは、ゲームショップ烏間の裏口。ここでは、大会に参加する予定の六道遊太と、謎のデュエリスト大鴉が、デュエルの特訓をしていたのであった。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
「おめでとう、遊太君。少なくとも、大会でもマトモに戦えるだけの実力を身に着けたよ」
「ふーっ……ど、どうもありがとうございました。僕の特訓にここまで付き合ってくれて」
「別に、他ならぬロベ……烏間からの頼みだし」
「えっ、ロベ……とかって今言いませんでしたか?」
「別に、君が気にすることじゃあない」
「……」
「それよりも、明日はもう大会の予選だろ? 今日はもう休んで、明日に備えると良い」
確かに、明日はもう大会の予選である。十分な実力を身に着けた今、明日に備えて休んだ方が良いと、遊太も考えた。
しかし、遊太にはどうしても気になることが一つあった。
「あの……一つ聞いても良いですか? 大鴉さんは、ロベルトさん、そして烏間さんとは知り合いなんですよね?」
「そうだけど? それが何か?」
「だとしたら、どうしてあなたはこんなにも僕にデュエルの特訓をしてくれたのですか? それこそよっぽどの事情がないと、これぐらいできないと思うのですが……それに、わざわざ正体を隠す理由も、教えていただきたいのですが」
その質問に対し、大鴉は少し黙った後、こう答える。
「少なくとも、私が正体を見せて君とデュエル特訓をしたら、子供達から不公平だと言われるだろう。少なくとも、私の正体はそんな人間だ」
「子供達から、不公平……?」
「まあ、私のことは、デュエルを特訓してくれた親切な人ということにしておけ。それが一番良い」
「……はい、わかりました」
それを聞いて、あまり深く聞いてはいけないことだと考えた遊太。だが、今言うべきことは何なのかは、しっかりわかっている。
「あの……大鴉さん、今日まで、デュエルの特訓に付き合っていただき、ありがとうございました。お陰で、デュエルの腕がこんなにも上がったことに、感謝しています」
「いいよ別に、頼まれたことだし。そんなにかしこまっていうことじゃあないよ」
「でも、お礼くらいは言わせてください。デュエルのあてが無かった僕としては、本当にありがたいことだったんですから。本当に、ありがとうございました!」
「……そう言ってくれただけでも、来た甲斐があったというものだ。じゃあ、明日からはもう来ないから。明日の予選会、頑張りなよ」
「……わかりました」
そう言って、大鴉は去って行った。2つのデュエルディスクを持ちながら、何も言わずにただ去って行った。


翌日。
遊太は今、自分の部屋にいた。自分のデッキを、何度も何度も確認し、寸分の狂いが無いかを確認していた。そして、こう呟く。
「元々……これはロベルトさんから貰ったものなんだよな……それを、遊戯王を始めてからこのデッキにあったカードと、違うカードを織り交ぜて、いつ間にか自分のデッキに、なっているのかなあ……?」
そう呟くと同時に、デッキを握りしめる。
「いや……なっていなくても、デッキを自分のものにする。やってみせる! この『ロードナイト』達を……自分のものに……」
「そして、ロベルトさんから聞く。ロベルトさんが、僕に『ロードナイト』を渡した理由を……何故僕なんかに『ロードナイト』を渡したのかはわからない……ロベルトさんはあの時、僕が大会で良いデュエルをしたら教えてくれると言った。だから……良いデュエルをしてみせる!」
「よし、行こう!」
デッキをケースに入れて、家を出る遊太。目的地は、大会の予選会が行われる場所だ。


ジュニアユースプラクサス大会。プラクサスシティに住む小学生を対象とした、デュエルモンスターズの大会。小学生でデュエルモンスターズができるなら、誰でも参加可能な大会である。その予選大会が、このプラクサスアリーナ二番館で行われている。
そのアリーナに、やっと辿り着いた遊太。遊太の周りには、今でも少年少女達が、大会の予選会へ向けて足を運んでいた。
「やっと、ついた……まだ、予選会はやっているよね……?」
アリーナの中へと入って行った遊太。アリーナの入り口には、受付の人間が多数配置されていた。
「良かった……まだやっていたみたい」
遊太は早速、受付に登録をするのであった。
「登録番号、489番か……呼ばれるまで、結構時間があるな……」
「おっ、遊太じゃねえか。お前、予選会に大分遅れてきたみたいだな?」
遊太の後ろから話しかけてきたのは、菊姫であった。その隣には、知多と真薄がおり、後ろには菊姫の取り巻き達がいた。
「遊太、お前何していたじゃん? あれだけ大会にかける意気込みが凄かったのに」
「ホントに心配しましたよ。遊太君が予選会開始から1時間半経っても来ないものですから、菊姫さんも知多君も、皆心配していたのですよ?」
「ああゴメン、ついついデッキの構築に手間取っちゃって……」
「全く、そういうのは程々にしておけよ。危うく大会に参加できなくなる所だったぞ?」
「うん、気をつける。それよりも、予選会は今どうなっているの?」
「見ればわかるじゃん? ささ、会場に行こうじゃん?」
知多達に連れられ、予選会の会場に入って行った遊太。すると、会場には大会への出場を目指す少年少女達でごった返していた。アリーナのあちこちにデュエルデスクが設置されており、デュエルが行われていた。
「わあ……こんなにも多く……」
「予選会は絶賛開催中だぜ? ほれ、見てみろ」
菊姫が指差して見せた先には、予選会の試験官と思しき人物と、少年がデュエルをしていた様子があった。少年は、どうにも試験官に押されているようであり、ライフ差は圧倒的であった。
「『終焉の王 デミス』によって、ダイレクトアタック! よって、君のライフは0だ!」
「ぐあああっ! く、クソッ……俺は、大会に参加することもできないというのか……」
「な、予選会で試験官に勝てなかった奴は、そのまま門前払いってわけさ。試験官の奴、やたら強くてこれまで多くの少年少女達を大会に参加させまいとしているのさ。まあ、アタシは勝って予選会を見事通過したけどな」
「ついでに、俺も予選会を突破して、見事本戦に行けるようになったじゃん?」
「僕も、何とか予選を突破できました。結構、ギリギリでしたけど……」
「へえ~、皆、予選突破できたんだ!」
「まあ、アタシだったらこれくらいの予選なんて訳ないけどな!」
「さすが、菊姫のアネゴ!」
「俺達にできないことを、当たり前のようにやりまよねえ!」
取り巻きの二人によいしょされながらも、不敵な笑みを浮かべるアネゴこと菊姫。その後ろには、自信満々な表情の知多と真薄もいる。
「ということは、次は僕の番だ!」
「そうだな、まだ定員の128人にはなっていねえ。お前が勝てば入れるかもな」
「ふーん、そうなの。ところで菊姫、今何人予選突破しているの?」
「119人だ」
「嘘っ、もうそんなになっていたの!? これは……僕もうかうかしていられないぞ!」
「ハハハ、頑張れば良いじゃん? 遊太」
知多が笑いながら肩に手を置くと、会場の中から人々が、どわああっと歓声をあげた。
「なんだなんだ?」
「行ってみよう!」
遊太達が来たデュエルデスクの場所には、多くの少年少女達がいた。そして、デュエルデスクでデュエルをしていたのは……。
「アレは……アキラ君!?」
「どうやら、試験官相手に無双しているみたいだな」
盤面では、アキラのフィールドに『青眼の白龍』が3体も存在しており、相手の試験官を圧倒しているようであった。
「こ、これ程までの……実力とは……!」
「行くぜ、3体の『青眼の白龍』で、ダイレクトアタック! 滅びの三爆裂疾風弾!」
『青眼の白龍』の三連攻撃によって、あっという間に試験官のライフを0にしたアキラ。それによって、アキラは見事予選を通過したのだった。しかも、アキラのライフは殆ど削られていない。
これには、歓声を挙げざるにはいられないだろう。
「すげえ! 流石アキラと言うべきか……今まで何人も挑戦者を葬って来た試験官相手に、ここまでやるなんてよ!」
「やはり、コイツはこの大会でも上位入賞行っちゃうのか~!?」
しかし、そんな歓声とは裏腹に、アキラの表情は優れなかった。
(ここは、ただの通過点。こんな所でつまづく余裕なんてねえ。俺は一気に、優勝まで行く! こんな所で負けはしない)
そんな内なる思いを秘めながら、面白くなさそうにデスクを後にするアキラ。
それを、遊太は見逃さなかった。
(アキラ君……君は一体何を……? 何をそんなに、何が君をそうさせるの……?)
遊太がそう思っているのも知らず、アキラはさっさとデュエルを行う所から去ってしまった。


デュエルを終えて、観客席へ向かう廊下を歩いているアキラ。すると、歩いている途中で、ある人物がいることに気がついた。
「……? あなたは……」
「やあ、アキラ君……だったかな? さっきのデュエル、試験官相手に圧勝したそうじゃないか」
「あなた……ロベルトさん、ですよね? なんだってこんな所に?」
ロベルト・フランシスである。黒縁メガネをかけた、いかにも優しそうな雰囲気を醸し出している、皆が良く知るカードデザイナーだ。
「君のデュエルをちょっと見ていたんだけど……どうにも君はちょっと焦りすぎだというか、勝ちを急いでいるような気がするんだよね。それじゃあ、折角君がエースカードとしている『青眼の白龍』は、輝かないんじゃあないのかな?」
「……何が言いたいんですか?」
「要は、もっと楽しんでやった方が良いってことさ。君の『青眼の白龍』は、普通じゃない。君の持つそれだけしかないオリジナリティがある。カードが言う声に耳を傾けて、共に楽しんでデュエルすれば、もっと強くなれると思うんだけどなあ」
「……」
優しく語り掛けたロベルトに対し、しばらく黙るアキラ。しかし、返しは冷たい言葉であった。
「どちらにせよ、俺はもうこれ以上強くなっても、意味なんか無いのさ。この大会で優勝したら、デュエルを辞めるつもりでいるから」
「なんだって!? それは本当かい!?」
デュエルを辞める。その言葉を聞いて、酷く取り乱すロベルト。
「君は、デュエルの才能を持っているんだ。それに、前々から思っていたんだけど、君の『青眼の白龍』には、他ならぬ命が宿っているんだと、私は感じている。そんな彼を置いてけぼりにして、デュエルを辞めるなんて……」
「……確かに、俺の『青眼の白龍』は、他とは違う何かがあると、俺自身そう思っているよ。けれど……アイツの声は、俺にはもう聞こえてない。それに、俺にはデュエルを辞めてでも、やらなきゃいけないことが出来たんだ。やりたいことだけじゃ、世の中渡って行くことなんかできやしねえよ」
そう言って、ロベルトの前から立ち去ろうとしたアキラ。しかし、そんなアキラに対し、ロベルトは。
「確かに、そうかもしれないね。けれど、子供のうちから、本当にやりたいことを無視して、自分の思いを我慢するのって……それで、本当に良いのかな?」
ロベルトが言ったその言葉に対し、アキラは……。
「子供だとしても、俺にはやらなきゃいけないことがある。それをやらなきゃ、ダメだってことだ」
「確かに、そうかもしれないね……」
ロベルトは少し押し黙るも、アキラにこう返す。
「確かに、やらなきゃいけないことはやらなきゃいけないけれど……せめて辞める前に、僕が認めたデュエリストと戦うのも、悪くないんじゃないのかな……?」
「なんだって……!? ロベルトさんが認めた、デュエリスト!?」
「ああ、僕が小学生の中から、たった一人だけが認めたデュエリストさ」
「何……そんなデュエリストが……」
「まあ、大会で当たったら楽しみなよ。彼とのデュエルをね」
そう言い残して、ロベルトは去って行った。それを見て、アキラは思う節があった。
「ということは……ソイツに勝てなきゃ、優勝はねえっていうことかよ……父さん……」


そして、こちらは遊太。観客席で試験官達と大会出場を目指すデュエリスト達のデュエルを眺めながら、自分の番がいつ来るか待っていた。
しかし、かなりおっかなびっくりで待っているようで……。
「おお~っ! 予選通過者がまた出たぞ!」
「これで予選通過者は127名……あと1人で全ての予選通過者が決まるぞ!?」
「最後の予選通過者は、一体誰になるんだ~!?」
「ヤバい……後1人……僕がデュエルする前に、予選通過者が出ないことを祈るしかない……」
「大丈夫か遊太? お前の番号まだ呼ばれていねーぞ」
「き、菊姫……焦らせないでよ。確かにちょっと焦ってはいるけど……流石に僕がデュエルする前に予選通過者全員揃ったりしないよね?」
「……」
「しない……よね?」
「……大丈夫だろ……たぶん」
「たぶんって言ったよね? 今たぶんって……言ったよね?」
「じゃかーしい! とりあえず、お前が呼ばれるまで待っていろ!」
「あ……うん、わかった」
菊姫に怒鳴られた遊太は、少ししょぼんとした。それを、「やれやれ」といった具合に見つめる知多と真薄であった。
そして、予定の時は訪れるのであった。
「登録番号489番、六道遊太君。デュエルデスクへおいでください、デュエルの時間です」
「あ、僕が呼ばれた!」
「ほら、呼ばれただろ? ならさっさと行って来い」
「あ、うん、わかった。それじゃあ、行ってくるよ!」
「頑張るじゃん? 遊太!」
「うん、頑張ってください。遊太君!」
「わかった、頑張って来るよ!」
観客席を出て、デュエルデスクのある下のエリアへと足を進める遊太。
しかし、そこで遊太は、思いもよらないことに遭遇するのであった。


「さて、行かなきゃ。大会出場者枠は後一人しかいないんだ。早くデュエルしなきゃ!」
と言いながら、会場への廊下を走る遊太。すると、廊下の壁にもたれかかっている人物が目に入る。それは、遊太がよく知る人物で、この大会に出場する目的である、あの人物。
「ろ、ロベルトさん!?」
「大会主催者の一人として、デュエルする子供達のことをよく見るのは、当然のことだろう?」
「あ、そうなんですか。それで……僕とした、この間の約束、覚えていますよね?」
「ああ、もちろん覚えているとも。何故君に『ロードナイト』を渡したのか……についてだったよね」
「あ、はい。それが聞けるのは、この大会で良いデュエルをしたらって話ですが」
「ああ、君は今、挑戦しているんだよね……ほら、早くデュエルしに行かないと、挑戦前に終わってしまうよ?」
「あ、そうだった! 早く行かないと……予選通過者が埋まっちゃう!」
「それなら、この私ロベルトに任せてくれ。デュエルの会場に案内するよ。さあ、来てくれ」
「あ、ありがとうございます!」
ロベルトに連れられて、デュエル会場へと足を運ぶことになった遊太。
しかし、ついていっても遊太がデュエルを行うデスクは見当たらない。
「あの……僕がデュエルを行うデュエルデスクは何処ですか?」
「心配しないで、君のテストはもうすぐ始まるよ」
不安になっても言われるがままについていく遊太。
するといつの間にか、デュエルデスクではなくデュエルリングの前へ来ていた。
「え……ロベルトさん、これデュエルデスクじゃなくてデュエルリングじゃあないですか!」
「さあ、デュエルの用意をするんだ遊太君、リングに上がるんだ」
「えっ……あっ、はい……」
言われるままにリングに上がる遊太。
デュエルリングという物は、デュエルデスクを更に大掛かりにしたものであり、通常のデスクと違って大迫力のソリッドビジョンが楽しめる物である。
デュエルデスクは、映るモンスターのビジョンが小さく、動きが少しぎこちない事が多いが、デュエルリングのモンスターはよく動き、魔法エフェクトも派手に演出される、素晴らしいデュエルマシーンなのである。
「なんで試験にこんな大掛かりにやらなきゃいけないんだ? それこそ誰かに見せつけるような……」
「選考会に来ているデュエリストの皆さん!デュエルリングにご注目ください!」
「!?」
ロベルトが急にそんなことを言ったため、非常に驚く遊太。
「あ、あの……ロベルトさん!?」
「これから、エントリーナンバー478番の六道遊太君と、この僕、ロベルト・フランシスがデュエルを行います!」
「おおーっ!」
会場が異常に沸き立つ。しかし、殆ど誰も遊太については考えていない。殆どの人物は…。
「ウソだろ!? あのロベルトさんの生デュエルが見れるのか!?」
「おお、これは凄い! あのロベルトさんのデュエルだってさ!」
「あの子には悪いけど、ロベルトさんのデュエルは凄い楽しみだ!」
といった具合であった。
一方遊太は、何がどうだかわからず、ただ立ち尽くすだけだった。
そして、アキラはというと……。
「あのロベルトさんが直々にデュエルする相手が…あの遊太だと!? まさか、ロベルトさんが認めたデュエリストとは……アイツか!?」
これには菊姫達も唖然としていた。
「う、ウソだろ……!?」
「遊太君が」
「あのロベルトさんと」
「直々に」
「デュエルだってぇ~!?」
「コレ、何の間違いじゃん? ドッキリじゃん?」
「……何はともあれ、あのロベルトさんとデュエルが出来るんだ! 遊太ァ! 悔いのないようにやれよ!」
「僕の分まで、頑張ってくださーい!」
「き、菊姫達……そんなこと言われても…!」
そう言われても、遊太は現状が理解出来ない。
現状が理解出来ない遊太に、ロベルトが言う。
「遊太君、僕と君はデュエルをしなければいけない、僕に勝たなければ、君はプラクサス大会への出場資格は得られない」
しばらく考え込んだ末、遊太はとある考えに行きつく。
「最初は訳が分からなかったけれど……ロベルトさん、あなたとデュエルできるなんて、凄くワクワクする! あのロベルトさんとデュエル出来るなんて!」
「そうか、なら良いんだ。さあ、リングにデッキをセットするんだ!」
「はい!」
お互いにデッキをセットし、デュエルへの用意を万端にする遊太とロベルト。
「さあ、見せてもらおう、君の『ロードナイト』を!」
「こっちだって、全力で行かせてもらいます!」
「どうやら準備万端のようだな……なら、そろそろ始めようか!」
「はい!」

「「ルールはマスタールール3!ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」

「ワーッ!」
デュエルの掛け声と同時に、会場がデュエリストの声で大きく振動する。それ程このデュエルへの期待が高いようだ。
「遊太君、このデュエルは、皆が見ている……」
「はい」
「なら、最高のデュエルを見せるのが筋というものだ! 行くよ!」
「はいっ!」
「先攻は君だ!遊太君!」
「はいぃぃっ!」
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ター坊
ラスボス候補がまさかの序盤最大の障壁になるとは。一体、どんなデッキを使って遊太を苦しめるのか? (2018-03-06 09:59)

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68 第八十一話「高き壁」 666 0 2020-11-22 -
76 第八十二話「強き者」 746 0 2020-12-05 -
59 第八十三話「エキシビションマッチ」 682 0 2021-01-01 -
78 第八十四話「二次予選開始!」 738 0 2021-01-11 -
59 第八十五話「タッグメイクデュエル」 524 0 2021-02-20 -
66 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 482 0 2021-04-04 -
70 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 436 0 2021-04-25 -
71 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 590 0 2021-05-04 -
54 第八十九話「チーム結成!」 503 0 2021-05-08 -
62 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 454 0 2021-06-02 -
61 第九十一話「超弩級のパワー」 585 0 2021-06-12 -
78 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 457 0 2021-07-08 -
69 第九十三話「雷と未来」 428 0 2021-07-18 -
66 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 647 0 2021-09-04 -
59 作者からお知らせ4 463 0 2021-09-17 -
75 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 554 2 2021-10-17 -
60 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 489 0 2021-12-18 -
65 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 468 0 2022-01-04 -
70 第九十七話『最終予選3 約束のために』 566 0 2022-01-10 -
62 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 672 0 2022-02-01 -
54 第九十九話「異変」 517 0 2022-02-27 -
73 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 415 0 2022-04-09 -
75 第百一話「プロの実力」 427 0 2022-05-07 -
63 第百二話「デストーイ・デコレーション」 518 0 2022-06-04 -
46 第百三話「アマゾネスの首領」 376 0 2022-07-10 -
41 第百四話「プロ辞めます!」 462 0 2022-08-28 -
40 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 340 0 2022-10-16 -
49 第百六話「鉄屑と星屑」 556 0 2022-11-27 -

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