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第四話「大会にて」 作:イクス
第四話「大会にて」
気がつくと、僕の目の前には、大勢のモンスターがいる。それは、数なんて数えられるものじゃあなくて、突撃でもされたらそれこそ僕なんか圧倒言う間に潰されてしまう程には。
それを見て、僕は怖気づいているんじゃない。ただただ冷静に、そのまま立っている。
腕に取り付けられている機械を起動させ、そこにカードを置くと、モンスターが実体化した。そして、実体化した12人の騎士に、僕は命じる。
「行け! 歴戦のイクスロードナイト達よ!」
そう言った時、開戦の火ぶたは切られた。12人対大勢。勝てる見込みなんてさらさらないが、戦っていた。
「うわっ! ……なんだ、夢か」
ベッドの上で、遊太は目を覚ました。パジャマを着て、毛布をそこら中にぶちまけてしまっている。
「あーあ……変な夢、見ちゃった」
ベッドから半身を起こして、そのまま呆ける遊太。そしてパジャマを脱ぎ捨てると、机に置いてあったカードを拾う。
「なんか、このカードを貰ってから周りで変なことが起こるような気がする……」
カードを広げて、じっくりと見てみる。けれど、特に変わった様子も無いようだった。
「別に……何ともないよね。ま、考えすぎだよね。カードが喋るなんてありえないし……あっ、そうだ! 今日は知多君や真薄君と一緒にゲームショップ烏間で行われるデュエル大会に出るんだった! 先着16名しか出れないし、もう行かなきゃ!」
カードを懐に入れた後、ゲームショップ烏間へと駆け抜けて行った。
ゲームショップ烏間へと駆けつけた遊太。しかし、知多と真薄がデュエルに加わっていない。
「お、遊太か。残念ながら、遊太は大会に出れなかったみたいじゃん?」
「あー、大会には間に合わなかったのか……」
「けれど、僕と知多さんもも間に合わなかったみたいでして……もう先着16名全員が決まってしまったみたいです」
「あー、残念……ということは、ここで観戦するしかないみたいだね」
「そうみたいじゃん?」
そう諦めて、遊太、知多、真薄は観戦を決め込んだ。すると。
「チクショウ、遅かったか!」
ドアをバン! と開けて入って来たのは、この間遊太と一緒にデュエルをして、遊太に負けた菊姫。ついでにお供の二人もいた。
「あ~、チクショウ。大会に参加できなかったぜチクショウ……!」
「残念でしたね、アネゴ」
「凄く、残念でしたッス」
「あ、菊姫。ひょっとして、君もこのデュエル大会に出る予定だったの?」
「そういうお前は遊太……お前もこの大会に参加するつもりだったみたいだな。なんだ、お前の友達も参加できなかったのか?」
「残念だけど、そうみたい。まあ、今日は観戦と決め込もうか」
そうして、皆で一緒に観戦をすることにした遊太達。大会は、もうまもなく始まろうとしていた。司会の烏間店長が、合図を送る。
「さあ皆、大会を始めるよ! 準備は良い?」
「おーっ!」
「それじゃあ皆……デュエル開始ィィィ!」
掛け声と同時に、大量に設置されたデュエルデスクでデュエルが始まる。
「俺は『終焉の王 デミス』の効果発動!ライフを2000支払ってフィールドのこのカード以外のカードを破壊する!」
「場から『神の通告』を発動!ライフを1500支払いモンスター効果を無効にして、破壊する!」
「魔法カード『死者蘇生』を発動! 相手墓地の『ストロングウィンド・ドラゴン』を選ぶ!」
「永続罠『虚無空間』を発動!お互いに特殊召喚を封じる!」
「速攻魔法『ツインツイスター』を発動!手札を1枚捨てて魔法・罠を2枚破壊!」
「『大革命返し』を発動!フィールドのカードを2枚以上破壊する効果を無効にする!」
1ターン1ターンが非常に長いはずなのに、何故か短く感じる遊太達。それだけデュエルが白熱しているということだ。
「にしても凄いデュエルタクティクスの連発だね! ゲームショップのデュエルだって言うのに、こんなに高いレベルのデュエルが!」
「だろ遊太? ここでデュエルする奴は中々レベルの高い奴らばかりだからな、参考にできるじゃん?」
知多がこういうことを言った時、いつの間にか遊太と知多の側にいた菊姫のお供、岩ノ井が語った。
「アネゴもこういう大会じゃ、優勝候補ッスからねえ」
「合ってるが今言う事か岩ノ井?」
そう言いながらゴチンと岩ノ井の頭にゲンコツをかます菊姫なのであった。
「全くお喋りがすぎるぜ岩ノ井は、仮にもいつ対戦するかわからんデュエリストに、アタシのタクティクスレベルをベラベラと喋りやがって……」
「え、菊姫ってこの大会で優勝候補になっていたの!? それに勝っちゃった僕って……」
「うるせいやい」
そう言って、この場から離れようとした菊姫だったが。
「どこ行くの菊姫? 一緒に見ようよ」
「う、でもお前にはそっちの二人がいるじゃねえか。別にアタシ達なんかいなくても……」
「良いじゃん、減るもんじゃないし。それに、一緒に見ている方が楽しいよ。だって、僕達もう友達になっているし」
「はぁ? いつから友達に?」
「あの時、デュエルした時から」
「……どういうことだ?」
「ロベルト・フランシスさんから言われたんだ。デュエルをしたら、皆友達だって」
「言われたって……どういうことだ?」
「ロベルトさんから直接言われたんだもん」
「え、お前まさか、ロベルトさんと直に会ったのか!?」
「うん、そうだけど?」
「はー!?」
いきなり大声を立てた菊姫の所に、知多と真薄も近づいて来た。
「お前、あのロベルトさんと会ったのか!? しかも、直接お褒めの言葉を貰ったのか!? というか、あの時使ったカード、見たこと無い奴だなーって思っていたが、まさかあのロベルトさんからもらったカードなのか!? 答えろ遊太!」
「え、そんなに? ロベルトさんって、そんなに凄い人だったりするの?」
「凄いってレベルじゃないじゃん! あの人の作るカードは 大ヒットを何個も出しているし、それにあの人が作るカードには、命が宿るって噂もあるくらいの凄い人じゃん!」
「カードヒーローのアニメも、あの人の進言で初めて許可が降りたという話もあるんですよ! 凄い人なんですよ!」
菊姫、知多、真薄にもみくちゃにされ、訳がわからなくなった遊太。すると。
「おおっと!? ここで一回戦を一番早く勝ち上がった選手がいるわね? その名は……八神アキラ選手! そのアキラ選手にインタビュー! 一回戦は強かったですか?」
「別に、語ることはないぜ」
「う、うーん、これはちょっと返答に困る言葉ねえ……」
「まあ、優勝するのはこの俺だ、どのみち決まってることさ」
緑のキャップを被った男の子は、そう言い残してどっかりと椅子に座った。
「なるほど~自信たっぷりって感じね? じゃ、次行ってみよー!」
「ほう……アキラの奴、この 大会でも中々やるじゃあないか」
「え、菊姫ってアキラのこと知っているのかじゃん?」
「ああ、大会でやりあった経験がある。ここ最近大会を総なめにする実力があって、アタシが負けるくらいだ。かなり強いぞ」
「そうなんですか……」
「はっきり言って、近々行われる大会でも上位入賞は硬いと思っているな」
菊姫、真薄、知多がデュエルの内容に釘付けになったたため、やっとの思いで解放された遊太。しかし、遊太はある疑問も抱いていた。
(ロベルトさんって、デュエルモンスターズじゃ意外に凄い人だったんだな……だけど、そんな凄い人がなんでデュエルを知らない僕にあのカードを?)
そんな疑問を感じながらも、遊太はデュエルを眺めていた。更に、こんな疑問も抱く。
(あのアキラっていう子……なんか普通じゃない気がするよ。なんかこう……わかんないけど何か違うような気が……それでいて僕とは違う何かがあるような気がするよ……)
その後、大会は滞りなく進行していった。そうこうしているうちに、大会はいよいよ決勝戦になってしまった。
「さあいよいよ決勝戦の時間よ! 決勝戦に残ったのは……この大会優勝候補筆頭の二人! 八神アキラ選手と石崎洋太選手! アキラ選手は、登場してから出場した大会で未だ負け0の凄腕! かたや石崎選手はデータ重視で戦術を重んじる実力者! さあ、このデュエルはどちらが勝つのか!? いざ、デュエル開始ィィィ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
デュエルが始まり、会場は異様な雰囲気に包まれる。そんな中、遊太はなぜか、アキラただ一人にだけ注目していた。
(ここまで未だ無敗らしい八神アキラ君……一体、どんなデュエルをするんだろう……?)
異様な雰囲気の中、立ち上がらずにアキラの動向をひたすらチェックしていた。
「さあて先攻は、アキラ選手よ! その雄姿を見せてくれー!」
そして舞台は、デュエルリングに移る。デュエルが本格的に始まる前、石崎とアキラはこんな会話を交わしていた。
「いやあ残念だねえアキラ君、今日君は僕によってその無敗記録を打ち破られてしまうんだ。悔しいだろう?」
「……何が言いたいんだよ」
「つまりだ、今日日この日までに君の打ち立てた無敗記録は無残にも僕の手で打ち破られ、これからは僕が無敗記録を打ち立てるのさ!」
「だったらやってみろよ。御託並べる暇があるなら、さっさと俺を倒してみろよ」
「言われなくてもやってやるさ! お望み通りな!」
1・アキラのターン
「俺のターン、俺は手札から『カイザー・シーホース』を召喚」(アキラ手札5→4)
召喚されたのは、大きな槍を持つ海竜兵。攻撃力は1700と、そこそこ。
「そして俺は、カードを2枚セットしてターンエンド」(アキラ手札4→2)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体『カイザー・シーホース』(攻撃表示 攻撃力1700)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数枚
除外されているカード0枚
2・石崎のターン
「僕のターン、ドロー!」(石崎手札5→6)
そのドローしたカードを見て、石崎は不敵に微笑む。
「どうやら君は、このターンで僕の恐ろしさを知ってしまうようだね…何故なら、今ここにある僕の手札は、君を次のターンで葬ることが出来る手札だからだ!」
「ふーん? じゃあ見せてもらおうじゃないか」
「ああ遠慮せず見せてやるさ!僕は魔法カード『トレード・イン』を発動!」
「このカードの効果で、手札からレベル8のモンスターを墓地へ送って2枚ドローする!」(石崎墓地0→2)
「更にもう一度『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のモンスターを1枚墓地へ送り、2枚ドローする!」(石崎墓地2→4)
「そしてもう一度『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のモンスターを墓地へ送り、2枚ドロー!」(石崎墓地4→6)
『トレード・イン』三連発を驚いた顔で見つめる観客達。だが、遊太はアキラだけを見つめる。
しかし、対戦相手のアキラも腕組みをした態勢を崩さずそれを見ている。
「更に僕は『魔法石の採掘』を発動! 手札のカードを2枚捨てて、墓地にある魔法カードを手札に戻す! 僕は『トレード・イン』を墓地から手札に加える!」(石崎手札6→3→4)(石崎墓地6→9→8)
「そしてもう一度『トレード・イン』を発動! 手札からレベル8モンスターを捨てて、2枚ドロー!」(石崎墓地8→10)
まだ石崎のメインフェイズ1。それなのにこれだけのソリティアを行い、石崎は既に勝ち誇った顔をしている。
「……お前、何勝ち誇った顔してるんだよ?」
「ふん、僕の墓地にはモンスターが5体いる、これはどういうことかわかるかい?」
「……わからないな、というか早くお前のターンを進めろよ、俺のターンが来る前に明日になっちまうぜ?」
「随分と余裕だね、だがその余裕も、このカード一発で吹き飛ぶ!」
「へぇ?」
「僕は魔法カード『ソウル・チャージ』を発動! このターンバトルを放棄する代わりに、自分の墓地のモンスターを任意の数だけ選択して、それを可能な限り特殊召喚する! もっとも特殊召喚した分だけライフを失うんだけど……瞬殺すれば関係無い!」
「出ろ! 僕の最強モンスター5体!」
ドオッと会場が沸き立つ!このターンで一気に5体特殊召喚して、その後一気に勝負を決めようという石崎の戦略が見えて勝負が一気に決まると思ったからだ!
「『青氷の白夜龍』! 『闇の侯爵ベリアル』! 『ブリザード・プリンセス』!『異次元エスパー・スター・ロビン』! 『コスモクイーン』! 特殊召喚っ!」(石崎手札4→3)(石崎墓地10→5→6)(石崎ライフ8000→3000)
これには観客もハイテンションになってしまう。
「これは何というデュエルタクティクス! なんといきなり5体のモンスターを召喚だー! しかも召喚したのは全て最上級モンスター!」
「このターンはバトルフェイズは行えない、しかし、これを喰らってしまったら1ターンでアキラ選手は負けてしまう!」
「更に! 『闇の侯爵ベリアル』の効果でアキラ選手はベリアル以外を攻撃出来ない! その上魔法・罠の対象にも出来ない!」
「更に更に! 『青氷の白夜龍』の効果で罠カード等を場に出せば攻撃したとしても白夜竜に攻撃が誘導される!」
「そしてベリアルを消し去っても同じ対象誘導効果を持つ『異次元エスパー・スター・ロビン』がいる!」
「アキラ選手はこの布陣をどうやって掻い潜るのだろうか!?」
このタクティクスを見て遊太達も唸る。
「……一気に5体のモンスターを召喚した……!」
「やるねえ、奴は頭脳派らしいが、伊達に頭脳派を名乗っていないな」
そして、デュエルリング。
「このターンバトルは行えない、けどバーンカードで相手ライフを削ることは出来る……僕は手札から魔法カード『デス・メテオ』を発動! 1000のダメージを受けて貰う!」(石崎手札4→3)(石崎墓地6→7)
石崎の場から炎を纏った隕石がアキラに襲い掛かり、アキラは1000のダメージを受けてしまう。(アキラライフ8000→7000)
「更に僕は手札から『ミスフォーチュン』を発動! このカードは相手モンスター一体を選択して、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える! 『カイザー・シーホース』の攻撃力の半分、850のダメージを相手に与える!」(石崎手札3→2)(石崎墓地7→8)
カードからシルクハットにマントの男が出現すると、手から波動を出してアキラに攻撃する。(アキラライフ7000→6150)
「おおーっと、攻撃出来ないことを逆手に取って『ミスフォーチュン』のデメリットを回避した! 攻撃出来なくても相手にダメージを与える! これは凄いぞ!」
「更に僕はカードを2枚伏せてターンエンド」(石崎手札2→0)
「実況の私が推測するに……あの伏せカードは相手を妨害するカードでしょう! そうに違いありません!」
伏せたカードを実況に完璧に推測された石崎は更に勝ち誇った顔をする。
(フフフ……僕の伏せたこの2枚のカードは、カウンター罠『時空の落とし穴』と『昇天の黒角笛』……奴が不穏な動きを見せたなら、この二つを発動して妨害してやる……)
「我ながらまさに惚れ惚れする程の鉄壁の布陣だ!」
「……フッ……」
「な、何がおかしい!?」
「いやさ、そんな程度で鉄壁の布陣だなんて言うお前に笑ってるのさ。ライフを5000を無駄にしてそんなチンケなコンボで勝った気になってるお前に、笑いが出てるのさ」
「ふん、君こそこの超絶望的な状況で強がりを言える君の根性だけは大したものだね、ターンエンドだよ」
石崎とアキラの舌戦の応酬が続いているが、実況は冷静に状況を判断する。
「流石に石崎洋太だけあって、完璧な布陣を作り上げました! それに対し笑っているアキラ選手ですが……流石にこの状況は辛いんじゃあねえか!?」
石崎
ライフポイント3000
手札枚数0枚
モンスター5体(青氷の白夜龍)(闇の侯爵ベリアル)(ブリザード・プリンセス)(異次元エスパー・スター・ロビン)(コスモクイーン)
魔法・罠ゾーンのカード2枚(時空の落とし穴)(昇天の黒角笛)
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
3・アキラのターン
「俺のターン、ドロー……」(アキラ手札2→3)
「このデュエルの前に言ったよな石崎?」
「ああ、君が酷い負け方するって言った君の発言だろう? 残念ながら酷い負け方をするのは避けられなさそうだ」
「フン、だからお前は何も分かっていない……」
「何……?」
「わかってないならそれでいいや。俺は、2枚の伏せカードと、これから出すモンスターだけでお前を倒す……こう言っておくぜ」
「な、何……? それだけで僕を倒すだと……? やってみろ!」
「じゃあ、やってやるよ。俺は『カイザー・シーホース』の効果を適用する。『カイザー・シーホース』は、光属性モンスターのアドバンス召喚に利用される時、1体で2体分のリリースとなれる! これにより、光属性かつレベル8の『青眼の白龍』を召喚する! 出ろ……『青眼の白龍』!」
(アキラ手札3→2)(アキラ墓地0→1)
召喚されたのは、青き瞳と白き体を持つ、麗しきドラゴン! 攻撃力は3000と、トップクラスだ! そのカードを見て、遊太は何かを感じる。
(あのモンスター……何だろう、何かわかんないけど、普通のモンスターとは違う何かを感じるよ……)
「そして俺は手札から、速攻魔法『エネミーコントローラー』を発動する。これによって、お前のベリアルを守備表示に変更する!」
(アキラ手札2→1)(アキラ墓地1→2)
「守備表示にしたって何も意味はないぜ!」
「意味はあるんだよ。罠カード発動『ミクロ光線』。モンスター1体の守備力を0にする。ベリアルの守備力は0になる」
「だから、何をするって言うんだ!?」
「こうするんだよ、俺はさらに永続罠『竜の逆鱗』を発動! 俺のフィールドにいるドラゴン族モンスターは貫通効果を得ることができる! これ、わかってるよな?」
「と、ということは……! 君の『青眼の白龍』の攻撃力そのまんまのダメージが、僕に……!?」
「そういうこと。じゃ、喰らってくたばれ! 滅びの爆裂疾風弾!」
「そ、そんなああああ!」(石崎ライフ3000→0)
そうなって、アキラの優勝で大会は終わったのだった。
烏間は、大会主催者としてアキラにインタビューをすることになった。
「優勝おめでとう、アキラ君。無敗記録をさらに伸ばした感想は、どうかな?」
「まあ、ぼちぼちすね」
「これで連続優勝は10回目だけど、それはどう考えているのかな?」
「別に、どうってことないぜ」
こうして、大会はアキラの優勝で終わったのであった。アキラはトロフィーを貰ったり、インタビューを受けていたものの、イマイチ芳しくない反応であった。
それを、遊太は見逃さなかった。
(なんか……デュエルして勝ったのに、嬉しくも楽しくもなさそう。優勝だってしてるのに、なんかこう……当たり前というか、やらなきゃいけないからやっているような感じがする……)
アキラ君をじっと見つめながら、そんなことを考える遊太。それを感じ取ってか、大会を終えた烏間は、遊太に話しかける。
「ねえ、アキラ君が気になるの? 遊太君、そんなに気になるなら、アキラ君にデュエルでも申し込んでみたらどう?」
「え、なんで?」
「デュエルは心と心の繋がり合い。デュエルすれば、アキラ君が思ってることが、なんかわかるかもしれないわよ? これ、ロベルトさんの言ったことだけどね」
「うん……わかった。やってみるよ」
アキラはその後も観客の連中に絡まれていたが、それらを気にせずさっさと会場から出て行った。それを見た遊太は、早速アキラに話しかける。
「あ、あの、アキラ君!」
「ん? 誰だお前?」
「僕は六道遊太、突然だけど……僕とデュエルしてもらいたいんだ!」
「へえ……俺とデュエルをするつもりなのかよ。俺のさっきの活躍、見ていなかったのか?」
「うん、見ていたよ。だからこそ……デュエルがしたいんだ」
そう言われて、しばらく押し黙るアキラ。しかし、フッと笑って遊太に背を向ける。
「まあ残念だけど、今回は無理だな……」
「え、今回はって……」
「この大会で俺が勝利しても驚かないっていうことは、お前だって相当な実力持っているんだろ? それだったら、わざわざここでやる必要なんかねえ。もっとふさわしい場所があると思うぜ」
「えっ……?」
「なんだ、知らねえのか? このプラクサスで、近々大きな大会があるんだ。かなりデカい大会で……全国からも指折りの奴が来るらしい」
「そ、そうなの!?」
「俺とやるんだったら、野良試合なんかよりそっちの方が良いと思うぜ……。最も、俺と出会う前に負けなかったらな」
そう言って、アキラは去って行った。それをただ眺める遊太の後ろから、烏間が現れる。
「どーだった?」
「全然駄目。俺とやるんだったら、近々行われる大会で、って言われちゃった」
「まあそうでしょうね。ま、その近々行われる大会の情報を、待ってみなさいよ」
そう言って、烏間は自分のゲームショップに戻って行った。
(……大会か……)
そう思った時、遊太の前に。
「あら、もう大会は終わってしまったのですか?」
女の子が現れた。ツインテールの女の子で、肌は白い。
「アレ……君、大会に出る予定だったの?」
「ええ、この大会に、八神アキラ君が出ると聞いて出ようと思ったのですが……もう終わってしまったようで」
「それはそうなんだけど……君、アキラ君に用事があったの?」
「ええ、アキラ君にちょっと用事があったんですが……それは叶わなかったようでして」
「うん、アキラ君ならさっき帰って行っちゃったよ」
「そうですか……でも、私のもう一つ目的は達成されましたから、問題ありません」
「え?」
「六道遊太君ですね? ちょっと、お話があるのですが、よろしいですか?」
「うん、良いけど……君は一体誰?」
「申し遅れました、私、榊原夏鈴(カリン)と申します。今日は、六道遊太君にも用があって来ました」
「えっ、ええ?」
「ここでは何ですから……ちょっと話せる所に行きませんか? 近くの公園に」
「うん、行こうか」
その様子を、遠くから眺める人がいた。知多と真薄と、菊姫である。
「どうしたんじゃん? 遊太の奴、いきなりあんな女の子に声かけられて……」
「何かあったのでしょうか?」
「ほー、遊太の奴、凄いじゃねえか」
「何が凄いのですか?」
「アイツはアタシも知っている奴だ。まあ、ちょっと後つけてみようか」
第四話、終わり。
気がつくと、僕の目の前には、大勢のモンスターがいる。それは、数なんて数えられるものじゃあなくて、突撃でもされたらそれこそ僕なんか圧倒言う間に潰されてしまう程には。
それを見て、僕は怖気づいているんじゃない。ただただ冷静に、そのまま立っている。
腕に取り付けられている機械を起動させ、そこにカードを置くと、モンスターが実体化した。そして、実体化した12人の騎士に、僕は命じる。
「行け! 歴戦のイクスロードナイト達よ!」
そう言った時、開戦の火ぶたは切られた。12人対大勢。勝てる見込みなんてさらさらないが、戦っていた。
「うわっ! ……なんだ、夢か」
ベッドの上で、遊太は目を覚ました。パジャマを着て、毛布をそこら中にぶちまけてしまっている。
「あーあ……変な夢、見ちゃった」
ベッドから半身を起こして、そのまま呆ける遊太。そしてパジャマを脱ぎ捨てると、机に置いてあったカードを拾う。
「なんか、このカードを貰ってから周りで変なことが起こるような気がする……」
カードを広げて、じっくりと見てみる。けれど、特に変わった様子も無いようだった。
「別に……何ともないよね。ま、考えすぎだよね。カードが喋るなんてありえないし……あっ、そうだ! 今日は知多君や真薄君と一緒にゲームショップ烏間で行われるデュエル大会に出るんだった! 先着16名しか出れないし、もう行かなきゃ!」
カードを懐に入れた後、ゲームショップ烏間へと駆け抜けて行った。
ゲームショップ烏間へと駆けつけた遊太。しかし、知多と真薄がデュエルに加わっていない。
「お、遊太か。残念ながら、遊太は大会に出れなかったみたいじゃん?」
「あー、大会には間に合わなかったのか……」
「けれど、僕と知多さんもも間に合わなかったみたいでして……もう先着16名全員が決まってしまったみたいです」
「あー、残念……ということは、ここで観戦するしかないみたいだね」
「そうみたいじゃん?」
そう諦めて、遊太、知多、真薄は観戦を決め込んだ。すると。
「チクショウ、遅かったか!」
ドアをバン! と開けて入って来たのは、この間遊太と一緒にデュエルをして、遊太に負けた菊姫。ついでにお供の二人もいた。
「あ~、チクショウ。大会に参加できなかったぜチクショウ……!」
「残念でしたね、アネゴ」
「凄く、残念でしたッス」
「あ、菊姫。ひょっとして、君もこのデュエル大会に出る予定だったの?」
「そういうお前は遊太……お前もこの大会に参加するつもりだったみたいだな。なんだ、お前の友達も参加できなかったのか?」
「残念だけど、そうみたい。まあ、今日は観戦と決め込もうか」
そうして、皆で一緒に観戦をすることにした遊太達。大会は、もうまもなく始まろうとしていた。司会の烏間店長が、合図を送る。
「さあ皆、大会を始めるよ! 準備は良い?」
「おーっ!」
「それじゃあ皆……デュエル開始ィィィ!」
掛け声と同時に、大量に設置されたデュエルデスクでデュエルが始まる。
「俺は『終焉の王 デミス』の効果発動!ライフを2000支払ってフィールドのこのカード以外のカードを破壊する!」
「場から『神の通告』を発動!ライフを1500支払いモンスター効果を無効にして、破壊する!」
「魔法カード『死者蘇生』を発動! 相手墓地の『ストロングウィンド・ドラゴン』を選ぶ!」
「永続罠『虚無空間』を発動!お互いに特殊召喚を封じる!」
「速攻魔法『ツインツイスター』を発動!手札を1枚捨てて魔法・罠を2枚破壊!」
「『大革命返し』を発動!フィールドのカードを2枚以上破壊する効果を無効にする!」
1ターン1ターンが非常に長いはずなのに、何故か短く感じる遊太達。それだけデュエルが白熱しているということだ。
「にしても凄いデュエルタクティクスの連発だね! ゲームショップのデュエルだって言うのに、こんなに高いレベルのデュエルが!」
「だろ遊太? ここでデュエルする奴は中々レベルの高い奴らばかりだからな、参考にできるじゃん?」
知多がこういうことを言った時、いつの間にか遊太と知多の側にいた菊姫のお供、岩ノ井が語った。
「アネゴもこういう大会じゃ、優勝候補ッスからねえ」
「合ってるが今言う事か岩ノ井?」
そう言いながらゴチンと岩ノ井の頭にゲンコツをかます菊姫なのであった。
「全くお喋りがすぎるぜ岩ノ井は、仮にもいつ対戦するかわからんデュエリストに、アタシのタクティクスレベルをベラベラと喋りやがって……」
「え、菊姫ってこの大会で優勝候補になっていたの!? それに勝っちゃった僕って……」
「うるせいやい」
そう言って、この場から離れようとした菊姫だったが。
「どこ行くの菊姫? 一緒に見ようよ」
「う、でもお前にはそっちの二人がいるじゃねえか。別にアタシ達なんかいなくても……」
「良いじゃん、減るもんじゃないし。それに、一緒に見ている方が楽しいよ。だって、僕達もう友達になっているし」
「はぁ? いつから友達に?」
「あの時、デュエルした時から」
「……どういうことだ?」
「ロベルト・フランシスさんから言われたんだ。デュエルをしたら、皆友達だって」
「言われたって……どういうことだ?」
「ロベルトさんから直接言われたんだもん」
「え、お前まさか、ロベルトさんと直に会ったのか!?」
「うん、そうだけど?」
「はー!?」
いきなり大声を立てた菊姫の所に、知多と真薄も近づいて来た。
「お前、あのロベルトさんと会ったのか!? しかも、直接お褒めの言葉を貰ったのか!? というか、あの時使ったカード、見たこと無い奴だなーって思っていたが、まさかあのロベルトさんからもらったカードなのか!? 答えろ遊太!」
「え、そんなに? ロベルトさんって、そんなに凄い人だったりするの?」
「凄いってレベルじゃないじゃん! あの人の作るカードは 大ヒットを何個も出しているし、それにあの人が作るカードには、命が宿るって噂もあるくらいの凄い人じゃん!」
「カードヒーローのアニメも、あの人の進言で初めて許可が降りたという話もあるんですよ! 凄い人なんですよ!」
菊姫、知多、真薄にもみくちゃにされ、訳がわからなくなった遊太。すると。
「おおっと!? ここで一回戦を一番早く勝ち上がった選手がいるわね? その名は……八神アキラ選手! そのアキラ選手にインタビュー! 一回戦は強かったですか?」
「別に、語ることはないぜ」
「う、うーん、これはちょっと返答に困る言葉ねえ……」
「まあ、優勝するのはこの俺だ、どのみち決まってることさ」
緑のキャップを被った男の子は、そう言い残してどっかりと椅子に座った。
「なるほど~自信たっぷりって感じね? じゃ、次行ってみよー!」
「ほう……アキラの奴、この 大会でも中々やるじゃあないか」
「え、菊姫ってアキラのこと知っているのかじゃん?」
「ああ、大会でやりあった経験がある。ここ最近大会を総なめにする実力があって、アタシが負けるくらいだ。かなり強いぞ」
「そうなんですか……」
「はっきり言って、近々行われる大会でも上位入賞は硬いと思っているな」
菊姫、真薄、知多がデュエルの内容に釘付けになったたため、やっとの思いで解放された遊太。しかし、遊太はある疑問も抱いていた。
(ロベルトさんって、デュエルモンスターズじゃ意外に凄い人だったんだな……だけど、そんな凄い人がなんでデュエルを知らない僕にあのカードを?)
そんな疑問を感じながらも、遊太はデュエルを眺めていた。更に、こんな疑問も抱く。
(あのアキラっていう子……なんか普通じゃない気がするよ。なんかこう……わかんないけど何か違うような気が……それでいて僕とは違う何かがあるような気がするよ……)
その後、大会は滞りなく進行していった。そうこうしているうちに、大会はいよいよ決勝戦になってしまった。
「さあいよいよ決勝戦の時間よ! 決勝戦に残ったのは……この大会優勝候補筆頭の二人! 八神アキラ選手と石崎洋太選手! アキラ選手は、登場してから出場した大会で未だ負け0の凄腕! かたや石崎選手はデータ重視で戦術を重んじる実力者! さあ、このデュエルはどちらが勝つのか!? いざ、デュエル開始ィィィ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
デュエルが始まり、会場は異様な雰囲気に包まれる。そんな中、遊太はなぜか、アキラただ一人にだけ注目していた。
(ここまで未だ無敗らしい八神アキラ君……一体、どんなデュエルをするんだろう……?)
異様な雰囲気の中、立ち上がらずにアキラの動向をひたすらチェックしていた。
「さあて先攻は、アキラ選手よ! その雄姿を見せてくれー!」
そして舞台は、デュエルリングに移る。デュエルが本格的に始まる前、石崎とアキラはこんな会話を交わしていた。
「いやあ残念だねえアキラ君、今日君は僕によってその無敗記録を打ち破られてしまうんだ。悔しいだろう?」
「……何が言いたいんだよ」
「つまりだ、今日日この日までに君の打ち立てた無敗記録は無残にも僕の手で打ち破られ、これからは僕が無敗記録を打ち立てるのさ!」
「だったらやってみろよ。御託並べる暇があるなら、さっさと俺を倒してみろよ」
「言われなくてもやってやるさ! お望み通りな!」
1・アキラのターン
「俺のターン、俺は手札から『カイザー・シーホース』を召喚」(アキラ手札5→4)
召喚されたのは、大きな槍を持つ海竜兵。攻撃力は1700と、そこそこ。
「そして俺は、カードを2枚セットしてターンエンド」(アキラ手札4→2)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体『カイザー・シーホース』(攻撃表示 攻撃力1700)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数枚
除外されているカード0枚
2・石崎のターン
「僕のターン、ドロー!」(石崎手札5→6)
そのドローしたカードを見て、石崎は不敵に微笑む。
「どうやら君は、このターンで僕の恐ろしさを知ってしまうようだね…何故なら、今ここにある僕の手札は、君を次のターンで葬ることが出来る手札だからだ!」
「ふーん? じゃあ見せてもらおうじゃないか」
「ああ遠慮せず見せてやるさ!僕は魔法カード『トレード・イン』を発動!」
「このカードの効果で、手札からレベル8のモンスターを墓地へ送って2枚ドローする!」(石崎墓地0→2)
「更にもう一度『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のモンスターを1枚墓地へ送り、2枚ドローする!」(石崎墓地2→4)
「そしてもう一度『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のモンスターを墓地へ送り、2枚ドロー!」(石崎墓地4→6)
『トレード・イン』三連発を驚いた顔で見つめる観客達。だが、遊太はアキラだけを見つめる。
しかし、対戦相手のアキラも腕組みをした態勢を崩さずそれを見ている。
「更に僕は『魔法石の採掘』を発動! 手札のカードを2枚捨てて、墓地にある魔法カードを手札に戻す! 僕は『トレード・イン』を墓地から手札に加える!」(石崎手札6→3→4)(石崎墓地6→9→8)
「そしてもう一度『トレード・イン』を発動! 手札からレベル8モンスターを捨てて、2枚ドロー!」(石崎墓地8→10)
まだ石崎のメインフェイズ1。それなのにこれだけのソリティアを行い、石崎は既に勝ち誇った顔をしている。
「……お前、何勝ち誇った顔してるんだよ?」
「ふん、僕の墓地にはモンスターが5体いる、これはどういうことかわかるかい?」
「……わからないな、というか早くお前のターンを進めろよ、俺のターンが来る前に明日になっちまうぜ?」
「随分と余裕だね、だがその余裕も、このカード一発で吹き飛ぶ!」
「へぇ?」
「僕は魔法カード『ソウル・チャージ』を発動! このターンバトルを放棄する代わりに、自分の墓地のモンスターを任意の数だけ選択して、それを可能な限り特殊召喚する! もっとも特殊召喚した分だけライフを失うんだけど……瞬殺すれば関係無い!」
「出ろ! 僕の最強モンスター5体!」
ドオッと会場が沸き立つ!このターンで一気に5体特殊召喚して、その後一気に勝負を決めようという石崎の戦略が見えて勝負が一気に決まると思ったからだ!
「『青氷の白夜龍』! 『闇の侯爵ベリアル』! 『ブリザード・プリンセス』!『異次元エスパー・スター・ロビン』! 『コスモクイーン』! 特殊召喚っ!」(石崎手札4→3)(石崎墓地10→5→6)(石崎ライフ8000→3000)
これには観客もハイテンションになってしまう。
「これは何というデュエルタクティクス! なんといきなり5体のモンスターを召喚だー! しかも召喚したのは全て最上級モンスター!」
「このターンはバトルフェイズは行えない、しかし、これを喰らってしまったら1ターンでアキラ選手は負けてしまう!」
「更に! 『闇の侯爵ベリアル』の効果でアキラ選手はベリアル以外を攻撃出来ない! その上魔法・罠の対象にも出来ない!」
「更に更に! 『青氷の白夜龍』の効果で罠カード等を場に出せば攻撃したとしても白夜竜に攻撃が誘導される!」
「そしてベリアルを消し去っても同じ対象誘導効果を持つ『異次元エスパー・スター・ロビン』がいる!」
「アキラ選手はこの布陣をどうやって掻い潜るのだろうか!?」
このタクティクスを見て遊太達も唸る。
「……一気に5体のモンスターを召喚した……!」
「やるねえ、奴は頭脳派らしいが、伊達に頭脳派を名乗っていないな」
そして、デュエルリング。
「このターンバトルは行えない、けどバーンカードで相手ライフを削ることは出来る……僕は手札から魔法カード『デス・メテオ』を発動! 1000のダメージを受けて貰う!」(石崎手札4→3)(石崎墓地6→7)
石崎の場から炎を纏った隕石がアキラに襲い掛かり、アキラは1000のダメージを受けてしまう。(アキラライフ8000→7000)
「更に僕は手札から『ミスフォーチュン』を発動! このカードは相手モンスター一体を選択して、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える! 『カイザー・シーホース』の攻撃力の半分、850のダメージを相手に与える!」(石崎手札3→2)(石崎墓地7→8)
カードからシルクハットにマントの男が出現すると、手から波動を出してアキラに攻撃する。(アキラライフ7000→6150)
「おおーっと、攻撃出来ないことを逆手に取って『ミスフォーチュン』のデメリットを回避した! 攻撃出来なくても相手にダメージを与える! これは凄いぞ!」
「更に僕はカードを2枚伏せてターンエンド」(石崎手札2→0)
「実況の私が推測するに……あの伏せカードは相手を妨害するカードでしょう! そうに違いありません!」
伏せたカードを実況に完璧に推測された石崎は更に勝ち誇った顔をする。
(フフフ……僕の伏せたこの2枚のカードは、カウンター罠『時空の落とし穴』と『昇天の黒角笛』……奴が不穏な動きを見せたなら、この二つを発動して妨害してやる……)
「我ながらまさに惚れ惚れする程の鉄壁の布陣だ!」
「……フッ……」
「な、何がおかしい!?」
「いやさ、そんな程度で鉄壁の布陣だなんて言うお前に笑ってるのさ。ライフを5000を無駄にしてそんなチンケなコンボで勝った気になってるお前に、笑いが出てるのさ」
「ふん、君こそこの超絶望的な状況で強がりを言える君の根性だけは大したものだね、ターンエンドだよ」
石崎とアキラの舌戦の応酬が続いているが、実況は冷静に状況を判断する。
「流石に石崎洋太だけあって、完璧な布陣を作り上げました! それに対し笑っているアキラ選手ですが……流石にこの状況は辛いんじゃあねえか!?」
石崎
ライフポイント3000
手札枚数0枚
モンスター5体(青氷の白夜龍)(闇の侯爵ベリアル)(ブリザード・プリンセス)(異次元エスパー・スター・ロビン)(コスモクイーン)
魔法・罠ゾーンのカード2枚(時空の落とし穴)(昇天の黒角笛)
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
3・アキラのターン
「俺のターン、ドロー……」(アキラ手札2→3)
「このデュエルの前に言ったよな石崎?」
「ああ、君が酷い負け方するって言った君の発言だろう? 残念ながら酷い負け方をするのは避けられなさそうだ」
「フン、だからお前は何も分かっていない……」
「何……?」
「わかってないならそれでいいや。俺は、2枚の伏せカードと、これから出すモンスターだけでお前を倒す……こう言っておくぜ」
「な、何……? それだけで僕を倒すだと……? やってみろ!」
「じゃあ、やってやるよ。俺は『カイザー・シーホース』の効果を適用する。『カイザー・シーホース』は、光属性モンスターのアドバンス召喚に利用される時、1体で2体分のリリースとなれる! これにより、光属性かつレベル8の『青眼の白龍』を召喚する! 出ろ……『青眼の白龍』!」
(アキラ手札3→2)(アキラ墓地0→1)
召喚されたのは、青き瞳と白き体を持つ、麗しきドラゴン! 攻撃力は3000と、トップクラスだ! そのカードを見て、遊太は何かを感じる。
(あのモンスター……何だろう、何かわかんないけど、普通のモンスターとは違う何かを感じるよ……)
「そして俺は手札から、速攻魔法『エネミーコントローラー』を発動する。これによって、お前のベリアルを守備表示に変更する!」
(アキラ手札2→1)(アキラ墓地1→2)
「守備表示にしたって何も意味はないぜ!」
「意味はあるんだよ。罠カード発動『ミクロ光線』。モンスター1体の守備力を0にする。ベリアルの守備力は0になる」
「だから、何をするって言うんだ!?」
「こうするんだよ、俺はさらに永続罠『竜の逆鱗』を発動! 俺のフィールドにいるドラゴン族モンスターは貫通効果を得ることができる! これ、わかってるよな?」
「と、ということは……! 君の『青眼の白龍』の攻撃力そのまんまのダメージが、僕に……!?」
「そういうこと。じゃ、喰らってくたばれ! 滅びの爆裂疾風弾!」
「そ、そんなああああ!」(石崎ライフ3000→0)
そうなって、アキラの優勝で大会は終わったのだった。
烏間は、大会主催者としてアキラにインタビューをすることになった。
「優勝おめでとう、アキラ君。無敗記録をさらに伸ばした感想は、どうかな?」
「まあ、ぼちぼちすね」
「これで連続優勝は10回目だけど、それはどう考えているのかな?」
「別に、どうってことないぜ」
こうして、大会はアキラの優勝で終わったのであった。アキラはトロフィーを貰ったり、インタビューを受けていたものの、イマイチ芳しくない反応であった。
それを、遊太は見逃さなかった。
(なんか……デュエルして勝ったのに、嬉しくも楽しくもなさそう。優勝だってしてるのに、なんかこう……当たり前というか、やらなきゃいけないからやっているような感じがする……)
アキラ君をじっと見つめながら、そんなことを考える遊太。それを感じ取ってか、大会を終えた烏間は、遊太に話しかける。
「ねえ、アキラ君が気になるの? 遊太君、そんなに気になるなら、アキラ君にデュエルでも申し込んでみたらどう?」
「え、なんで?」
「デュエルは心と心の繋がり合い。デュエルすれば、アキラ君が思ってることが、なんかわかるかもしれないわよ? これ、ロベルトさんの言ったことだけどね」
「うん……わかった。やってみるよ」
アキラはその後も観客の連中に絡まれていたが、それらを気にせずさっさと会場から出て行った。それを見た遊太は、早速アキラに話しかける。
「あ、あの、アキラ君!」
「ん? 誰だお前?」
「僕は六道遊太、突然だけど……僕とデュエルしてもらいたいんだ!」
「へえ……俺とデュエルをするつもりなのかよ。俺のさっきの活躍、見ていなかったのか?」
「うん、見ていたよ。だからこそ……デュエルがしたいんだ」
そう言われて、しばらく押し黙るアキラ。しかし、フッと笑って遊太に背を向ける。
「まあ残念だけど、今回は無理だな……」
「え、今回はって……」
「この大会で俺が勝利しても驚かないっていうことは、お前だって相当な実力持っているんだろ? それだったら、わざわざここでやる必要なんかねえ。もっとふさわしい場所があると思うぜ」
「えっ……?」
「なんだ、知らねえのか? このプラクサスで、近々大きな大会があるんだ。かなりデカい大会で……全国からも指折りの奴が来るらしい」
「そ、そうなの!?」
「俺とやるんだったら、野良試合なんかよりそっちの方が良いと思うぜ……。最も、俺と出会う前に負けなかったらな」
そう言って、アキラは去って行った。それをただ眺める遊太の後ろから、烏間が現れる。
「どーだった?」
「全然駄目。俺とやるんだったら、近々行われる大会で、って言われちゃった」
「まあそうでしょうね。ま、その近々行われる大会の情報を、待ってみなさいよ」
そう言って、烏間は自分のゲームショップに戻って行った。
(……大会か……)
そう思った時、遊太の前に。
「あら、もう大会は終わってしまったのですか?」
女の子が現れた。ツインテールの女の子で、肌は白い。
「アレ……君、大会に出る予定だったの?」
「ええ、この大会に、八神アキラ君が出ると聞いて出ようと思ったのですが……もう終わってしまったようで」
「それはそうなんだけど……君、アキラ君に用事があったの?」
「ええ、アキラ君にちょっと用事があったんですが……それは叶わなかったようでして」
「うん、アキラ君ならさっき帰って行っちゃったよ」
「そうですか……でも、私のもう一つ目的は達成されましたから、問題ありません」
「え?」
「六道遊太君ですね? ちょっと、お話があるのですが、よろしいですか?」
「うん、良いけど……君は一体誰?」
「申し遅れました、私、榊原夏鈴(カリン)と申します。今日は、六道遊太君にも用があって来ました」
「えっ、ええ?」
「ここでは何ですから……ちょっと話せる所に行きませんか? 近くの公園に」
「うん、行こうか」
その様子を、遠くから眺める人がいた。知多と真薄と、菊姫である。
「どうしたんじゃん? 遊太の奴、いきなりあんな女の子に声かけられて……」
「何かあったのでしょうか?」
「ほー、遊太の奴、凄いじゃねえか」
「何が凄いのですか?」
「アイツはアタシも知っている奴だ。まあ、ちょっと後つけてみようか」
第四話、終わり。
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同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1894 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1230 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1021 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1044 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1062 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1182 | 2 | 2018-03-29 | - | |
76 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 970 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 963 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1074 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1044 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1133 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 978 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 999 | 2 | 2018-05-09 | - | |
145 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1026 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1056 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1027 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1008 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 951 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 974 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1058 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 941 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 927 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 936 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 999 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 955 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 837 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1019 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 970 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 946 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 995 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 744 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 837 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 784 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 729 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 606 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 667 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 600 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 683 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 642 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
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73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 664 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 736 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 480 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 434 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 452 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 426 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 461 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 552 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 564 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 515 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 374 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 554 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 12/24 00:02 コンプリート評価 asdさん ⭐LEGACY OF DESTRUCTION⭐
- 12/23 23:27 ボケ 炎斬機マグマの新規ボケ。ガンダムのおっちゃん「大阪万博に展示される…
- 12/23 23:10 デッキ 坂巻馨容疑者の企み?襲撃のクローラー!
- 12/23 23:01 ボケ No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンドの新規ボケ。マリオ64の「あっ…
- 12/23 16:00 評価 5点 《百鬼羅刹大重畳》「自分の場にXモンスターがいること前提の罠。 …
- 12/23 15:41 評価 8点 《蛇眼の大炎魔》「主に《蛇眼神殿スネークアイ》で永続魔法扱いで…
- 12/23 14:52 SS 第二十三話・1
- 12/23 12:18 デッキ マハ速の復活?マハー・ヴァイロのパワー!
- 12/23 10:36 評価 10点 《早すぎた埋葬》「無条件で蘇生可能な装備魔法 《聖騎士の追…
- 12/23 09:15 デッキ 炎の剣士
- 12/23 08:49 SS 第40話:詰み
- 12/23 00:41 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:19 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:07 評価 9点 《鎖付き真紅眼牙》「 《天球の聖刻印》とは相性がよく、出した攻…
- 12/23 00:03 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 22:00 評価 10点 《深淵に潜む者》「バグースカの身代わりで禁止。墓地封殺がフリ…
- 12/22 21:54 デッキ 俺の真の最強のライゼオル
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:18 一言 深淵が禁止は個人的に悲し過ぎますわ…。デスサイズが制限止まりで果た…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
アキラは傲慢といいブルーアイズといい、我らが社長を思わせるキャラですね。そして前回の意味深な少女も登場…菊姫知り合い多いな。 (2018-02-11 22:56)