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第十六話「楽しむ心、やるべき心」 作:イクス
第十六話「楽しむ心、やるべき心」
プラクサスデュエル大会、Aブロック予選決勝戦。遊太はそのトーナメントを勝ち上がり、決勝戦を迎えた。
しかし、遊太と決勝戦で対戦することになった相手、八神アキラは、何か父と訳アリのようであり、それに追い詰められるかのように、彼はデュエルをしていた。
だが、遊太はそれで良いのかと、一人思い悩むのであった。
「ほら、急げお前ら! 早くしねえと、Aブロックのデュエルが終わってるかもしれねえぞ!」
「はい、アネゴ~!」
「走るッス~!」
菊姫は、自身の取り巻きである岩ノ井、鏡山を連れて、遊太がデュエルをしているAブロック会場へと向かっていた。
「けれど、アネゴも大概ですよ~。いの一番にブロック予選を優勝するなんて、並のデュエリストじゃあできないですよ~」
「そんなに気になるッスか? 遊太のこと」
「当たり前だろ、アイツはアタシに勝ちやがったデュエリストなんだぜ? それくらい当たり前だっつーの」
「はあ……そうですか?」
「お、見えたぜ!」
Aブロック会場に辿り着いた菊姫達。すると、デュエルリングでデュエルをしている、遊太の姿が見えた。そして、アキラの『青眼の究極竜』の姿も。
「げえっ! アキラの奴、あんなモンスターを出しやがったのか!? 『青眼の究極竜』なんて……」
「アネゴ、これって……」
「ああ、アレはアキラの……究極のモンスター。名前に究極とついてるだけあってな。それを、アキラから出させるなんて……遊太はそれ程ってことか……!」
「あーっ! 遊太が負けてるじゃーん!」
菊姫の後ろから、間の抜けた声が聞こえた。すると、顔にそばかすのある少年と、ヘアバンドを巻いた小さい少年がいた。知多と真薄である。
「遊太君が4400。アキラ君が8000……ということは、遊太君、まだアキラ君に1ダメージも与えられてないってことですかあ!?」
「当たり前だろ。なんせ、あのアキラが出している『青眼の究極竜』は、文字通り究極のモンスターだからな。アタシだって、あのモンスターに負けたんだからな」
「え~っ! 菊姫も、あのモンスターに負けたのかじゃん!?」
「ああ、前で大会でやり合った時、アイツには苦戦してな……アタシの切り札だけじゃなく、とっておきのモンスターまで出す羽目になっちまった。まあ、結局負けちまったけどな」
「はあ……それ程、アキラ君は強いってことですか? 菊姫さん」
「まあ、並の相手なら『青眼の究極竜』を出さずともアイツは勝てるような奴なんだが……それ程ってことか、遊太の奴は……!」
「ええ、遊太君は、ただのデュエリストではありませんわ。皆さん」
「そ、その声は……カリン!? お前もこのAブロックに来ていたのか!」
「ええ、Aブロックで遊太君とも戦いましたし、そして負けましたわ」
「ほう……お前も遊太と戦ったのか。強かった……だろう?」
「ええ、でも強いだけではありませんね。普通の人には無い、何かも持っていそうですわ」
「それって何じゃん?」
「まあ、見ましょうよ」
デュエルリングの盤面に戻る。アキラと遊太がリング上でにらみ合っている。アキラは先程、遊太に自分のやるべきことを語った。
しかし、遊太はそれに対し疑問を持つ。そんな風に、何かに追い立てられるようにデュエルをするのは、どこか間違っているような気がしているのだ。
それを言いたいが、遊太が何を言ってもアキラは聞く耳持たなさそうな上に、第一今はアキラのターンなので黙ることにした。
9・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札0→1)
「魔法カード、『命削りの宝札』を発動! このカードは、手札が3枚になるようにドローする。そのリスクとして、このターン俺の特殊召喚は封じられ、与えるダメージも0となる。そしてエンドフェイズには、手札を全て捨てなければならない!」(アキラ手札1→0→3)(アキラ墓地12→13)
3枚ドローしたカードを見て、アキラはニヤリとする。それは、余りにも良すぎる引きだったからだ。
「フン……俺はカードを3枚セットして、ターンエンドだな」(アキラ手札3→0)
(次のターン、このリバースカードで)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
10・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
(さて、良いカードをドローしたけど……アキラ君のフィールドには、圧倒的攻撃力、4500を持つ『青眼の究極竜』がいる。幸い効果は持っていないようだけど……あのカードを守るカードを伏せているはず。ここは守りに徹するべきだ!)
「魔法カード『貪欲な壺』を発動! 自分の墓地から、モンスターを5体デッキに戻して、2枚ドローする。僕は、ボルカ、ニードラー、テラ、クリスティ、ヒータをデッキに戻して、2枚ドローする」(遊太手札0→2)(遊太墓地12→7→8)
「そして僕は、手札から『ロードナイト・ジュリアス』を守備表示で特殊召喚! リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札2→0)
遊太
ライフポイント4400
手札枚数0枚
モンスター2体
『ロードナイト・クレス』(守備表示・守備力1000・レベル4・地属性)
『ロードナイト・ジュリアス』(守備表示・守備力2000・レベル4・水属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
11・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札0→1)
「遊太、お前が守備を固めて来ることは、予想できた。お前の逃げ場を、これで無くしてやる! リバースカード、オープン! 永続罠『最終突撃命令』!」
「『最終突撃命令』!?」
「この永続罠は、フィールドに表側表示で存在するモンスターを、全て攻撃表示にする! そして、攻撃表示となったモンスターは、それ以降表示形式を変更できない!」
「そ、そんな馬鹿な!」
強制的に攻撃表示となる、遊太のモンスター。クレスの攻撃力1800は良いとして、ジュリアスの攻撃力はたったの500。これでは格好の的になるだけだ!
「こ、これじゃあ……!」
「ぶっ飛びな、俺は『青眼の究極竜』で、ジュリアスを攻撃! アルティメット・バァーストォ!」
三つ首のブルーアイズから放たれた、強烈なバーストストリームがジュリアスに襲い掛かる! この強烈な攻撃には、成す術はないと思われたが……。
「リバースカード、オープン! 永続罠『英雄騎士の防衛戦』! 僕のフィールドに『ロードナイト』モンスターがいる時、僕が受ける全てのダメージは……半分になる!」
「何!? そう来るかよ……!」
「更に、罠カード『捨て身の宝札』を発動! 僕の場に攻撃表示で存在する、2体以上のモンスターの攻撃力の合計が、相手フィールドで一番攻撃力の低いモンスターより低い場合、2枚ドローできる! ……ぐっ!」(遊太ライフ4400→2400)(遊太手札0→2)(遊太墓地8→9)
「チッ、あれを耐えるかよ……まあいい。俺のフィールドに、究極竜がいる限りお前は勝てねえ。俺はリバースカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」(アキラ手札1→0)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』(永続罠)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
12・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
(あの永続罠がある限り、僕のモンスターは攻撃表示になってしまう。いくらクレスが戦闘破壊できないとはいえ、このままでは恒久的にダメージを受けて……僕はどっちみち負ける。守りができないなら、攻めに行くだけだ!)
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕は地属性のクレスをリリースして……」
(ここで僕が呼び出すのは、『イクスロードナイト・ウェイカー』! このモンスターなら、究極竜を破壊することが……)
「させるか! 俺は罠カード『破壊輪』を発動! 相手のライフ以下の攻撃力を持つ、相手モンスターを対象に発動! そのモンスターを破壊して、俺はそのモンスターの攻撃力分ダメージを受けて、俺が受けたダメージの分だけ、お前にダメージを与える!」
「クレスの攻撃力は1800! ということは!」
「そうだ、1800のダメージのダメージをお前に与える! ぐわっ!」(アキラライフ8000→6200)(アキラ墓地12→13)
「ぐうっ! これで……対象となるモンスターがいなくなり、僕の『英雄騎士への覚醒』は無効になった……!」(遊太ライフ2400→600)(遊太手札3→2)(遊太墓地9→11)
「そして、ライフももはや風前の灯火……更に、お前のモンスターもいなくなった。もはや何をやっても無駄になった!」
(キーカードは、発動できなかった。それに、守備も封じられている……! いわば、チェスや将棋で言う詰みの段階まで来てしまった……!)
(でも、まだやられるやられる訳にはいかない!)
「僕は手札から、モンスターとリバースカードをセットして、ターンエンド」(遊太手札2→0)
遊太
ライフポイント600
手札枚数0枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の防衛戦』(永続罠)
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
13・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札0→1)
「遊太、お前が何をしようとも、俺はお前に勝つ。そして俺は、この大会で優勝する。それまで、誰にも負けるわけにはいかない」
「アキラ君……君はそう言っているけど、僕には君が苦しんでいるように見えるよ。まるで、何かに追い立てられるかのようにデュエルをしているように見えて……なんか可哀想」
「か、可愛そうだと……!? フッ、俺の心配なんかするより、自分の心配をすることだな。永続罠『最終突撃命令』は、ダメージステップで表側表示となったモンスターにも影響する! つまり、お前にはどっちみち勝機なんて無い! 俺は『青眼の究極竜』で、モンスターを攻撃! アルティメット・バァーストォォォ!」
ダメージステップで、モンスターが裏返ると同時に『ロードナイト・サイレ』が攻撃表示になる。攻撃力は、なんと0! しかし、遊太は!
「この攻撃宣言が、この罠カードのトリガー! 罠カード『聖なるバリア-ミラーフォース-』! これによって、相手モンスターの攻撃表示を全て破壊する! これにより、究極竜は破壊される!」
聖なるバリアによって、バーストストリームが反射される。それによって、バーストストリームが究極竜に直撃するかと思いきや。
「ほう、そう来るか! だが俺も、そう簡単にはやられはしねえ! 罠カード発動! 『亜空間物質転送装置』! 俺のモンスター1体を、エンドフェイズまで除外する! これにより、ミラーフォースによる破壊は免れる!」(アキラ墓地12→13)(アキラ除外0→1)
『亜空間物質転送装置』によって、究極竜は亜空間に除外され、ミラーフォースによる攻撃を免れた。
「く、くそう……失敗か!」(遊太墓地11→12)
「だから言ったろ、俺が勝つってな。だが、『亜空間物質転送装置』によって俺は究極竜を除外したため、このターン攻撃はできない」
「……結果的には、攻撃を防いだことになるな」
「だが、1ターンだけだ。これ以上、俺の攻撃を防げると思うなよ。ターンエンド。このエンドフェイズに、究極竜は戻ってくる!」(アキラ除外1→0)
アキラ
ライフポイント6200
手札枚数1枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』(永続罠)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
遊太が防戦一方なのを、菊姫達は固唾を飲んで見守っていた。
「遊太の奴……なんとか逆転しようと頑張っているみたいだが、流石にこれはもう、打つ手なしか?」
「でも、なんか俺にはアキラ君が焦っているように見えるじゃん? さっきから究極竜で、ただひたすらにゴリ押ししているように見 えるじゃん?」
「そういう意味では、ある意味押しているのは遊太君なのかもしれませんわ。押しているというのに、全然手ごたえが無いということは、流れが遊太君に傾いているのかもしれませんわ」
「遊太君が、それ程までにやっているってことですか? だとしたら、遊太君が勝てるかもしれないってことですか!?」
「遊太君が、逆転の一手となるカードを引ければ……ですが」
「心配すんな、遊太ならこんな時、なんとかするはずさ。アタシと戦った時だって、ふいにあんなカードをドローされて負けたんだからな。つーか……何とかしやがれ!」
「そうです、遊太くーん!」
「遊太ぁー!」
遊太に対し、応援をしている三人と、見守る一人。
しかし、遊太は致命的状況により、応援は聞こえていないようであった。
(まだ……まだ僕は負けちゃいないぞ。ここまで何とか凌げているんだ。だったら……更に凌いで、反撃のチャンスを待つんだ!)
14・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
ドローしたカードを見る遊太。それを見て、遊太は一安心する。
「よし……行けるぞ。僕は手札から、魔法カード『光の護封剣』を発動! これにより、相手の攻撃を相手ターンで数えて3ターン後のエンドフェイズまで封じる!」(遊太手札1→0)
光の剣が、大量に現れてアキラのモンスターの動きを封じる。これにより、アキラのモンスターの攻撃は封じられてしまった。
「フン、時間稼ぎのカードじゃあねえか。そんなもん、俺が除去形のカードを使えば一瞬で終わっちまうぜ?」
「なんとでも言えばいいさ。僕はこれで、ターンエンド」
遊太
ライフポイント600
手札枚数0枚
モンスター1体
『ロードナイト・サイレ』(攻撃表示・攻撃力0・レベル1・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚
『英雄騎士の防衛戦』(永続罠)
『光の護封剣』(通常魔法)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
15・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札1→2)
(ふむ……『ブレイドナイト』か、だが今は……攻撃は封じられているから出してもうま味はないな。ここは止めとくか……)
「俺はこれで、ターンエンド」
アキラ
ライフポイント6200
手札枚数2枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』(永続罠)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
16・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
(……! このカード、上手く使えば一気に逆転できる! 究極竜を倒して、更に勝利できる!)
(けれど、このカードを使うには、コストが足りない……まだ使えない。だから……まだ『光の護封剣』が切れないことを祈って……)
「僕は……これでターンエンド」
遊太
ライフポイント600
手札枚数1枚
モンスター1体
『ロードナイト・サイレ』(攻撃表示・攻撃力0・レベル1・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚
『英雄騎士の防衛戦』(永続罠)
『光の護封剣』(通常魔法)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
17・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札2→3)
(来た……! これで、俺の勝ちだ!)
「俺は手札から、速攻魔法『ツインツイスター』を発動! 手札を1枚捨てることで、フィールドの魔法・罠を2枚破壊する! 俺は手札の『ブレイドナイト』を捨てて、お前の『光の護封剣』と、『英雄騎士の防衛戦』を破壊する!」(アキラ手札3→1)(アキラ墓地12→14)
(やはり来たか!)
アキラの場より放たれた、二つの竜巻が遊太の魔法・罠を破壊する! これにより、究極竜の封印は解けてしまった。
「くっ……」(遊太墓地12→14)
「これで、『光の護封剣』による攻撃封印は解かれた! 覚悟を決めるんだな!」
「でも、僕は破壊された永続罠『英雄騎士の防衛戦』の効果を発動! このカードが破壊された時、デッキから『ロードナイト』を1体特殊召喚できる! 僕はデッキから、『ロードナイト・スピーダー』を特殊召喚する! さらに、スピーダーのモンスター効果発動! 特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕は、『ロードナイト・ビート』を手札に加える」(遊太手札1→2)
「フン、今更どんなモンスターを手札に加えた所で、究極竜の攻撃は耐えられない! 行くぞ! 『青眼の究極竜』で、サイレを攻撃! アルティメット・バーストォ!」
攻撃力が0のサイレに対し、4500というオーバーキルな攻撃が襲い掛かる! これには、観客席の菊姫達も。
「ゆ、遊太ァーッ!」
「遊太くーん!」
究極竜の攻撃が、サイレに直撃する! サイレは無残にも、粉々に破壊されてしまった……。
「ゆ、遊太……」
「遊太君……」
デュエルリングのアキラは。
「勝ったっ……!」
勝ち誇り、ガッツポーズを取ったのだが。
「それは、どうかな!」
「何!」
爆炎が上がった中、遊太のライフが見える。遊太のライフは、600のまま動いていない。
「ライフが……減っていない!?」
「僕は手札から、このモンスターの効果を発動させたんだ。さっき手札に加えた、『ロードナイト・ビート』の効果さ。このカードは、僕が戦闘ダメージを受ける時、手札から捨てることで戦闘ダメージを1度だけ0にする! これにより、僕は敗北を免れたのさ!」(遊太手札2→1)(遊太手札14→15)
「なんだと……クソッ、俺はこれで、ターンエンドだ……」
(クソッ、あと少しでお前をぶっ倒して……試合を決められた筈なのに……!)
「……アキラ君、君やっぱり、追い詰められて焦っているよね? だから、僕の手札に加えられたビートに気づかなかった。だから……」
「黙れ! 俺はそんなことない! 防ぐカードが無かっただけだ!」
「アキラ君……」
アキラ
ライフポイント6200
手札枚数1枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』
墓地の枚数14枚
除外されているカード0枚
18・遊太のターン
「僕のターン……」
(ここが、ここがこのデュエルの分かれ目……ここでキーカードとなるこの手札のカード、このカードを発動できるカードを引ければ……)
(なんとなく、見ていてわかったけど、今のアキラ君は勝つって思いが先行しすぎてて、怖いくらいの迫力があるよ……)
(でも、個人的にはこんなデュエルでも、楽しいって思える自分がいる……! あれだけ強力なモンスターを、なんとかして凌げている今、このキーカードを生かせるカードを引けるか!)
(このギリギリの緊張感! モンスターとサポートカードによる、凌ぎ合い! やってみせるぞ! やってやるぞ!)
「ドロー!」(遊太手札1→2)
「……よっしゃあ! やれるぞ!」
「……何を引いたんだ?」
「僕は手札から、魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 自分の墓地から『ロードナイト』モンスターを3体選び、デッキに戻す。そして、デッキから2枚ドローする! 僕はクレス・ビート・グロウをデッキに戻して、2枚ドローする!」(遊太手札1→3)(遊太15→12→13)
(……このカード! 『英雄騎士への覚醒』! そして……モンスター! いける、行けるぞ!)
「僕は手札から、『ロードナイト・ネクロ』を攻撃表示で召喚! さらに、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 闇属性のネクロをリリースして、エクストラデッキから、闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札3→1)(遊太墓地13→15)
再び現れ出でた、遊太のエースモンスター! しかし、遊太の狙いはそこではない。
「そして……これが僕の逆転への一手だ! 魔法カード発動! 『ミニマム・ガッツ』!」
「『ミニマム・ガッツ』?」
「スピーダーをリリースして、効果発動! 君の『青眼の究極竜』の攻撃力を、0にする!」(遊太手札1→0)(遊太墓地15→17)(青眼の究極竜攻撃力4500→0)
「だ、だが……それだけでは俺に勝つことは……!」
「更に、『ミニマム・ガッツ』で攻撃力が0になったモンスターが戦闘で破壊された時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを、君に与える!」
「な、なにい!?」
「これで……僕は究極竜を破壊する=勝利となる! 行け、アルファ! アルファで『青眼の究極竜』を攻撃! ブラック・ロードソード!」
『青眼の究極竜』に、『イクスロードナイト・アルファ』の剣が襲い掛かる。一部始終を見ていた、遊太の友達一堂は。
「やったぜ! これで遊太の勝ちだ!」
「Aブロック優勝は、遊太君で決まりですね!」
「じゃ~ん!」
といった具合に、浮かれていた。しかし、隣で見ていたカリンはというと。
(いや……アキラ君はここに罠を張っています……!)
そして盤面のアキラ。アルファの攻撃が入れば、自分は負ける。その事実に対し。
(俺は……この大会で優勝する! それまで誰にも負けないと、父さんに誓った……! だから!)
「この瞬間、融合モンスター2体が戦闘を行う時、罠カード発動!」
「しまった、罠カードか!」
「『決戦融合-ファイナル・フュージョン』! これにより、お前の攻撃を無効にする! そしてその後、バトルを行った俺とお前の融合モンスターの攻撃力分、お互いにダメージを受ける! 究極竜と、お前のアルファの攻撃力の合計、7000のダメージをだぁぁぁっ!」
「な、なにぃっ!?」
アルファと究極竜の体が、眩い光を放つ。そして、強力な爆風が、フィールドを襲った!
「うわあっ!」
「ハァ……ハァ……俺は、負けねえ!」(遊太ライフ600→0)(アキラライフ6200→0)
「ひ……引き分け?」
お互い同時にダメージを受けた結果、ライフは同時に0になる。これにより、引き分けが成立したのであった。
「六道遊太選手、八神アキラ選手、同時にライフ0! よって、このデュエルは引き分けとなります!」
引き分けによって、遊太とアキラの勝敗つかず。デュエルリングから降りたアキラは、遊太に背を向ける。
「あ、アキラ君!」
「……」
「アキラ君……君はどうして、そんなにも……」
「別に関係ねえ、今回は引き分けだ。だが……どっちみち優勝するのは俺だ。これだけは確定事項だ」
「だから、何が君を突き詰めさせるの? 何故そんなに、無敗で優勝することにこだわるの?」
「関係ねえって言っただろ! 勝負は本戦からだ! いいか、勝負は本戦からだからな!」
そう言って、アキラは去ってしまった。それを見て、遊太は少し物悲しくなるのであった。
「この大会は、ロベルトさんが楽しむためにデュエルをする大会だって言ったのに、そんなにも……何をさせるの?」
遊太がそう思った時、場内アナウンスが鳴る。スピーカーから流れて来たのは、ロベルトさんの声だった。
「全てのブロック予選が、終了しました! ブロックを勝ち上がり、本戦出場者が全て出揃いましたので、皆さん本戦会場となる、プラクサスアリーナへと戻って来てください!」
ロベルトさんのアナウンスによって、遊太は我に返る。遊太は早速Aブロック会場を出て、本戦が行われる会場へと向かう。
その途中、遊太は菊姫達と出会う。
「おい遊太、決勝戦は残念だったが……本戦出場おめでとうな!」
「あ、菊姫。それに、真薄君も知多君も!」
「及ばせながら、僕も本戦出場しました。残念ながら、ベスト4にギリギリ出場できた具合ですが……」
「俺もギリギリ、ベスト4へは残れたからな。見事本戦出場者じゃん!」
「知多君も、真薄君も本戦出場したの? 凄いじゃん! ということは、菊姫も……」
「あたぼうよ、知多や真薄と違って、アタシは優勝で勝ち上がったけどな……」
「いよっ、アネゴ!」
「流石ッス、アネゴ!」
取り巻き二人のよいしょも特に気にせず、菊姫は遊太に話を続ける。
「そういや、カリンの奴も本戦出場決めたんだろ? お前がカリンを負かしてだけどな」
「あ、そうだけど……これからお互い本戦に出るんだ、手加減なんかしたら、容赦しねーからな!」
「僕も、全力で戦いますから。本戦でやりあいましょう!」
「俺も、お前と戦うまで絶対に負けないからな! じゃん!」
「さて、ここからは敵同士だな。トーナメントで当たるからには、お互い面と向かってデュエルしなきゃな! じゃ、先に行ってるぜ!」
そう言って、菊姫、知多、真薄は先に本戦会場へと向かって行ったのであった。
一人残された遊太も、「僕も、もう行かなきゃ!」と言った後、本戦会場へと足を進めるのであった。
そして、本戦会場の前までやって来た遊太。すると、会場の目の前に、ロベルト・フランシスがいるのが見えた。当然、遊太は話しかける。
「ロベルトさあん! ロベルトさあん!」
「遊太君か。Aブロック決勝戦は惜しかったね」
「あ、見ていたんですか?」
「全てのブロック予選を、同時に見ていたからね。君のAブロックも見ていたよ」
「で……どうでしたか? 良いデュエルは……できていましたか?」
「うーん、駄目だね。あれじゃあまだまだダメだ、だから……本戦で頑張ってくれ」
「はい、わかりました。本戦で良いデュエルを、必ずやってみせます!」
「その意気込みや良し! さあ、本戦がもうすぐ始まるから、もう行きなよ」
「あっ、はい。わかりました! それでは!」
そう言って、遊太は本戦会場へと向かって走って行った。すると、ロベルトの後ろから、カリンが出てきた。
「カリンちゃん、見ていたのか」
「ええ、ちょっとだけですわ」
「ということは……遊太君に渡したデッキのことも……わかっているようだね」
「ええ、ちょっと前に話をしました。遊太君はイマイチ信じていませんが、いずれその身に体感させますよ」
「ああ、そうか……でも、遊太君が良いデュエルをするのは、そう遠くないと思いますよ」
「……そうか、やはりそうなのか……君もそう思うのか……」
「じゃあ、私もこれから本戦がありますので……それでは、また会いましょう。ロベルトさん」
そうしてカリンも去って行った。一人残されたロベルトはというと。
「さて……私も本戦会場へ行くとするか。遊太君のデュエルを、ちゃんと見届けなきゃね」
第十六話。終わり。
プラクサスデュエル大会、Aブロック予選決勝戦。遊太はそのトーナメントを勝ち上がり、決勝戦を迎えた。
しかし、遊太と決勝戦で対戦することになった相手、八神アキラは、何か父と訳アリのようであり、それに追い詰められるかのように、彼はデュエルをしていた。
だが、遊太はそれで良いのかと、一人思い悩むのであった。
「ほら、急げお前ら! 早くしねえと、Aブロックのデュエルが終わってるかもしれねえぞ!」
「はい、アネゴ~!」
「走るッス~!」
菊姫は、自身の取り巻きである岩ノ井、鏡山を連れて、遊太がデュエルをしているAブロック会場へと向かっていた。
「けれど、アネゴも大概ですよ~。いの一番にブロック予選を優勝するなんて、並のデュエリストじゃあできないですよ~」
「そんなに気になるッスか? 遊太のこと」
「当たり前だろ、アイツはアタシに勝ちやがったデュエリストなんだぜ? それくらい当たり前だっつーの」
「はあ……そうですか?」
「お、見えたぜ!」
Aブロック会場に辿り着いた菊姫達。すると、デュエルリングでデュエルをしている、遊太の姿が見えた。そして、アキラの『青眼の究極竜』の姿も。
「げえっ! アキラの奴、あんなモンスターを出しやがったのか!? 『青眼の究極竜』なんて……」
「アネゴ、これって……」
「ああ、アレはアキラの……究極のモンスター。名前に究極とついてるだけあってな。それを、アキラから出させるなんて……遊太はそれ程ってことか……!」
「あーっ! 遊太が負けてるじゃーん!」
菊姫の後ろから、間の抜けた声が聞こえた。すると、顔にそばかすのある少年と、ヘアバンドを巻いた小さい少年がいた。知多と真薄である。
「遊太君が4400。アキラ君が8000……ということは、遊太君、まだアキラ君に1ダメージも与えられてないってことですかあ!?」
「当たり前だろ。なんせ、あのアキラが出している『青眼の究極竜』は、文字通り究極のモンスターだからな。アタシだって、あのモンスターに負けたんだからな」
「え~っ! 菊姫も、あのモンスターに負けたのかじゃん!?」
「ああ、前で大会でやり合った時、アイツには苦戦してな……アタシの切り札だけじゃなく、とっておきのモンスターまで出す羽目になっちまった。まあ、結局負けちまったけどな」
「はあ……それ程、アキラ君は強いってことですか? 菊姫さん」
「まあ、並の相手なら『青眼の究極竜』を出さずともアイツは勝てるような奴なんだが……それ程ってことか、遊太の奴は……!」
「ええ、遊太君は、ただのデュエリストではありませんわ。皆さん」
「そ、その声は……カリン!? お前もこのAブロックに来ていたのか!」
「ええ、Aブロックで遊太君とも戦いましたし、そして負けましたわ」
「ほう……お前も遊太と戦ったのか。強かった……だろう?」
「ええ、でも強いだけではありませんね。普通の人には無い、何かも持っていそうですわ」
「それって何じゃん?」
「まあ、見ましょうよ」
デュエルリングの盤面に戻る。アキラと遊太がリング上でにらみ合っている。アキラは先程、遊太に自分のやるべきことを語った。
しかし、遊太はそれに対し疑問を持つ。そんな風に、何かに追い立てられるようにデュエルをするのは、どこか間違っているような気がしているのだ。
それを言いたいが、遊太が何を言ってもアキラは聞く耳持たなさそうな上に、第一今はアキラのターンなので黙ることにした。
9・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札0→1)
「魔法カード、『命削りの宝札』を発動! このカードは、手札が3枚になるようにドローする。そのリスクとして、このターン俺の特殊召喚は封じられ、与えるダメージも0となる。そしてエンドフェイズには、手札を全て捨てなければならない!」(アキラ手札1→0→3)(アキラ墓地12→13)
3枚ドローしたカードを見て、アキラはニヤリとする。それは、余りにも良すぎる引きだったからだ。
「フン……俺はカードを3枚セットして、ターンエンドだな」(アキラ手札3→0)
(次のターン、このリバースカードで)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
10・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
(さて、良いカードをドローしたけど……アキラ君のフィールドには、圧倒的攻撃力、4500を持つ『青眼の究極竜』がいる。幸い効果は持っていないようだけど……あのカードを守るカードを伏せているはず。ここは守りに徹するべきだ!)
「魔法カード『貪欲な壺』を発動! 自分の墓地から、モンスターを5体デッキに戻して、2枚ドローする。僕は、ボルカ、ニードラー、テラ、クリスティ、ヒータをデッキに戻して、2枚ドローする」(遊太手札0→2)(遊太墓地12→7→8)
「そして僕は、手札から『ロードナイト・ジュリアス』を守備表示で特殊召喚! リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札2→0)
遊太
ライフポイント4400
手札枚数0枚
モンスター2体
『ロードナイト・クレス』(守備表示・守備力1000・レベル4・地属性)
『ロードナイト・ジュリアス』(守備表示・守備力2000・レベル4・水属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
11・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札0→1)
「遊太、お前が守備を固めて来ることは、予想できた。お前の逃げ場を、これで無くしてやる! リバースカード、オープン! 永続罠『最終突撃命令』!」
「『最終突撃命令』!?」
「この永続罠は、フィールドに表側表示で存在するモンスターを、全て攻撃表示にする! そして、攻撃表示となったモンスターは、それ以降表示形式を変更できない!」
「そ、そんな馬鹿な!」
強制的に攻撃表示となる、遊太のモンスター。クレスの攻撃力1800は良いとして、ジュリアスの攻撃力はたったの500。これでは格好の的になるだけだ!
「こ、これじゃあ……!」
「ぶっ飛びな、俺は『青眼の究極竜』で、ジュリアスを攻撃! アルティメット・バァーストォ!」
三つ首のブルーアイズから放たれた、強烈なバーストストリームがジュリアスに襲い掛かる! この強烈な攻撃には、成す術はないと思われたが……。
「リバースカード、オープン! 永続罠『英雄騎士の防衛戦』! 僕のフィールドに『ロードナイト』モンスターがいる時、僕が受ける全てのダメージは……半分になる!」
「何!? そう来るかよ……!」
「更に、罠カード『捨て身の宝札』を発動! 僕の場に攻撃表示で存在する、2体以上のモンスターの攻撃力の合計が、相手フィールドで一番攻撃力の低いモンスターより低い場合、2枚ドローできる! ……ぐっ!」(遊太ライフ4400→2400)(遊太手札0→2)(遊太墓地8→9)
「チッ、あれを耐えるかよ……まあいい。俺のフィールドに、究極竜がいる限りお前は勝てねえ。俺はリバースカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」(アキラ手札1→0)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』(永続罠)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
12・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
(あの永続罠がある限り、僕のモンスターは攻撃表示になってしまう。いくらクレスが戦闘破壊できないとはいえ、このままでは恒久的にダメージを受けて……僕はどっちみち負ける。守りができないなら、攻めに行くだけだ!)
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕は地属性のクレスをリリースして……」
(ここで僕が呼び出すのは、『イクスロードナイト・ウェイカー』! このモンスターなら、究極竜を破壊することが……)
「させるか! 俺は罠カード『破壊輪』を発動! 相手のライフ以下の攻撃力を持つ、相手モンスターを対象に発動! そのモンスターを破壊して、俺はそのモンスターの攻撃力分ダメージを受けて、俺が受けたダメージの分だけ、お前にダメージを与える!」
「クレスの攻撃力は1800! ということは!」
「そうだ、1800のダメージのダメージをお前に与える! ぐわっ!」(アキラライフ8000→6200)(アキラ墓地12→13)
「ぐうっ! これで……対象となるモンスターがいなくなり、僕の『英雄騎士への覚醒』は無効になった……!」(遊太ライフ2400→600)(遊太手札3→2)(遊太墓地9→11)
「そして、ライフももはや風前の灯火……更に、お前のモンスターもいなくなった。もはや何をやっても無駄になった!」
(キーカードは、発動できなかった。それに、守備も封じられている……! いわば、チェスや将棋で言う詰みの段階まで来てしまった……!)
(でも、まだやられるやられる訳にはいかない!)
「僕は手札から、モンスターとリバースカードをセットして、ターンエンド」(遊太手札2→0)
遊太
ライフポイント600
手札枚数0枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の防衛戦』(永続罠)
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
13・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札0→1)
「遊太、お前が何をしようとも、俺はお前に勝つ。そして俺は、この大会で優勝する。それまで、誰にも負けるわけにはいかない」
「アキラ君……君はそう言っているけど、僕には君が苦しんでいるように見えるよ。まるで、何かに追い立てられるかのようにデュエルをしているように見えて……なんか可哀想」
「か、可愛そうだと……!? フッ、俺の心配なんかするより、自分の心配をすることだな。永続罠『最終突撃命令』は、ダメージステップで表側表示となったモンスターにも影響する! つまり、お前にはどっちみち勝機なんて無い! 俺は『青眼の究極竜』で、モンスターを攻撃! アルティメット・バァーストォォォ!」
ダメージステップで、モンスターが裏返ると同時に『ロードナイト・サイレ』が攻撃表示になる。攻撃力は、なんと0! しかし、遊太は!
「この攻撃宣言が、この罠カードのトリガー! 罠カード『聖なるバリア-ミラーフォース-』! これによって、相手モンスターの攻撃表示を全て破壊する! これにより、究極竜は破壊される!」
聖なるバリアによって、バーストストリームが反射される。それによって、バーストストリームが究極竜に直撃するかと思いきや。
「ほう、そう来るか! だが俺も、そう簡単にはやられはしねえ! 罠カード発動! 『亜空間物質転送装置』! 俺のモンスター1体を、エンドフェイズまで除外する! これにより、ミラーフォースによる破壊は免れる!」(アキラ墓地12→13)(アキラ除外0→1)
『亜空間物質転送装置』によって、究極竜は亜空間に除外され、ミラーフォースによる攻撃を免れた。
「く、くそう……失敗か!」(遊太墓地11→12)
「だから言ったろ、俺が勝つってな。だが、『亜空間物質転送装置』によって俺は究極竜を除外したため、このターン攻撃はできない」
「……結果的には、攻撃を防いだことになるな」
「だが、1ターンだけだ。これ以上、俺の攻撃を防げると思うなよ。ターンエンド。このエンドフェイズに、究極竜は戻ってくる!」(アキラ除外1→0)
アキラ
ライフポイント6200
手札枚数1枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』(永続罠)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
遊太が防戦一方なのを、菊姫達は固唾を飲んで見守っていた。
「遊太の奴……なんとか逆転しようと頑張っているみたいだが、流石にこれはもう、打つ手なしか?」
「でも、なんか俺にはアキラ君が焦っているように見えるじゃん? さっきから究極竜で、ただひたすらにゴリ押ししているように見 えるじゃん?」
「そういう意味では、ある意味押しているのは遊太君なのかもしれませんわ。押しているというのに、全然手ごたえが無いということは、流れが遊太君に傾いているのかもしれませんわ」
「遊太君が、それ程までにやっているってことですか? だとしたら、遊太君が勝てるかもしれないってことですか!?」
「遊太君が、逆転の一手となるカードを引ければ……ですが」
「心配すんな、遊太ならこんな時、なんとかするはずさ。アタシと戦った時だって、ふいにあんなカードをドローされて負けたんだからな。つーか……何とかしやがれ!」
「そうです、遊太くーん!」
「遊太ぁー!」
遊太に対し、応援をしている三人と、見守る一人。
しかし、遊太は致命的状況により、応援は聞こえていないようであった。
(まだ……まだ僕は負けちゃいないぞ。ここまで何とか凌げているんだ。だったら……更に凌いで、反撃のチャンスを待つんだ!)
14・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
ドローしたカードを見る遊太。それを見て、遊太は一安心する。
「よし……行けるぞ。僕は手札から、魔法カード『光の護封剣』を発動! これにより、相手の攻撃を相手ターンで数えて3ターン後のエンドフェイズまで封じる!」(遊太手札1→0)
光の剣が、大量に現れてアキラのモンスターの動きを封じる。これにより、アキラのモンスターの攻撃は封じられてしまった。
「フン、時間稼ぎのカードじゃあねえか。そんなもん、俺が除去形のカードを使えば一瞬で終わっちまうぜ?」
「なんとでも言えばいいさ。僕はこれで、ターンエンド」
遊太
ライフポイント600
手札枚数0枚
モンスター1体
『ロードナイト・サイレ』(攻撃表示・攻撃力0・レベル1・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚
『英雄騎士の防衛戦』(永続罠)
『光の護封剣』(通常魔法)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
15・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札1→2)
(ふむ……『ブレイドナイト』か、だが今は……攻撃は封じられているから出してもうま味はないな。ここは止めとくか……)
「俺はこれで、ターンエンド」
アキラ
ライフポイント6200
手札枚数2枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』(永続罠)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
16・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
(……! このカード、上手く使えば一気に逆転できる! 究極竜を倒して、更に勝利できる!)
(けれど、このカードを使うには、コストが足りない……まだ使えない。だから……まだ『光の護封剣』が切れないことを祈って……)
「僕は……これでターンエンド」
遊太
ライフポイント600
手札枚数1枚
モンスター1体
『ロードナイト・サイレ』(攻撃表示・攻撃力0・レベル1・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚
『英雄騎士の防衛戦』(永続罠)
『光の護封剣』(通常魔法)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
17・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札2→3)
(来た……! これで、俺の勝ちだ!)
「俺は手札から、速攻魔法『ツインツイスター』を発動! 手札を1枚捨てることで、フィールドの魔法・罠を2枚破壊する! 俺は手札の『ブレイドナイト』を捨てて、お前の『光の護封剣』と、『英雄騎士の防衛戦』を破壊する!」(アキラ手札3→1)(アキラ墓地12→14)
(やはり来たか!)
アキラの場より放たれた、二つの竜巻が遊太の魔法・罠を破壊する! これにより、究極竜の封印は解けてしまった。
「くっ……」(遊太墓地12→14)
「これで、『光の護封剣』による攻撃封印は解かれた! 覚悟を決めるんだな!」
「でも、僕は破壊された永続罠『英雄騎士の防衛戦』の効果を発動! このカードが破壊された時、デッキから『ロードナイト』を1体特殊召喚できる! 僕はデッキから、『ロードナイト・スピーダー』を特殊召喚する! さらに、スピーダーのモンスター効果発動! 特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕は、『ロードナイト・ビート』を手札に加える」(遊太手札1→2)
「フン、今更どんなモンスターを手札に加えた所で、究極竜の攻撃は耐えられない! 行くぞ! 『青眼の究極竜』で、サイレを攻撃! アルティメット・バーストォ!」
攻撃力が0のサイレに対し、4500というオーバーキルな攻撃が襲い掛かる! これには、観客席の菊姫達も。
「ゆ、遊太ァーッ!」
「遊太くーん!」
究極竜の攻撃が、サイレに直撃する! サイレは無残にも、粉々に破壊されてしまった……。
「ゆ、遊太……」
「遊太君……」
デュエルリングのアキラは。
「勝ったっ……!」
勝ち誇り、ガッツポーズを取ったのだが。
「それは、どうかな!」
「何!」
爆炎が上がった中、遊太のライフが見える。遊太のライフは、600のまま動いていない。
「ライフが……減っていない!?」
「僕は手札から、このモンスターの効果を発動させたんだ。さっき手札に加えた、『ロードナイト・ビート』の効果さ。このカードは、僕が戦闘ダメージを受ける時、手札から捨てることで戦闘ダメージを1度だけ0にする! これにより、僕は敗北を免れたのさ!」(遊太手札2→1)(遊太手札14→15)
「なんだと……クソッ、俺はこれで、ターンエンドだ……」
(クソッ、あと少しでお前をぶっ倒して……試合を決められた筈なのに……!)
「……アキラ君、君やっぱり、追い詰められて焦っているよね? だから、僕の手札に加えられたビートに気づかなかった。だから……」
「黙れ! 俺はそんなことない! 防ぐカードが無かっただけだ!」
「アキラ君……」
アキラ
ライフポイント6200
手札枚数1枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『最終突撃命令』
墓地の枚数14枚
除外されているカード0枚
18・遊太のターン
「僕のターン……」
(ここが、ここがこのデュエルの分かれ目……ここでキーカードとなるこの手札のカード、このカードを発動できるカードを引ければ……)
(なんとなく、見ていてわかったけど、今のアキラ君は勝つって思いが先行しすぎてて、怖いくらいの迫力があるよ……)
(でも、個人的にはこんなデュエルでも、楽しいって思える自分がいる……! あれだけ強力なモンスターを、なんとかして凌げている今、このキーカードを生かせるカードを引けるか!)
(このギリギリの緊張感! モンスターとサポートカードによる、凌ぎ合い! やってみせるぞ! やってやるぞ!)
「ドロー!」(遊太手札1→2)
「……よっしゃあ! やれるぞ!」
「……何を引いたんだ?」
「僕は手札から、魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 自分の墓地から『ロードナイト』モンスターを3体選び、デッキに戻す。そして、デッキから2枚ドローする! 僕はクレス・ビート・グロウをデッキに戻して、2枚ドローする!」(遊太手札1→3)(遊太15→12→13)
(……このカード! 『英雄騎士への覚醒』! そして……モンスター! いける、行けるぞ!)
「僕は手札から、『ロードナイト・ネクロ』を攻撃表示で召喚! さらに、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 闇属性のネクロをリリースして、エクストラデッキから、闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札3→1)(遊太墓地13→15)
再び現れ出でた、遊太のエースモンスター! しかし、遊太の狙いはそこではない。
「そして……これが僕の逆転への一手だ! 魔法カード発動! 『ミニマム・ガッツ』!」
「『ミニマム・ガッツ』?」
「スピーダーをリリースして、効果発動! 君の『青眼の究極竜』の攻撃力を、0にする!」(遊太手札1→0)(遊太墓地15→17)(青眼の究極竜攻撃力4500→0)
「だ、だが……それだけでは俺に勝つことは……!」
「更に、『ミニマム・ガッツ』で攻撃力が0になったモンスターが戦闘で破壊された時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを、君に与える!」
「な、なにい!?」
「これで……僕は究極竜を破壊する=勝利となる! 行け、アルファ! アルファで『青眼の究極竜』を攻撃! ブラック・ロードソード!」
『青眼の究極竜』に、『イクスロードナイト・アルファ』の剣が襲い掛かる。一部始終を見ていた、遊太の友達一堂は。
「やったぜ! これで遊太の勝ちだ!」
「Aブロック優勝は、遊太君で決まりですね!」
「じゃ~ん!」
といった具合に、浮かれていた。しかし、隣で見ていたカリンはというと。
(いや……アキラ君はここに罠を張っています……!)
そして盤面のアキラ。アルファの攻撃が入れば、自分は負ける。その事実に対し。
(俺は……この大会で優勝する! それまで誰にも負けないと、父さんに誓った……! だから!)
「この瞬間、融合モンスター2体が戦闘を行う時、罠カード発動!」
「しまった、罠カードか!」
「『決戦融合-ファイナル・フュージョン』! これにより、お前の攻撃を無効にする! そしてその後、バトルを行った俺とお前の融合モンスターの攻撃力分、お互いにダメージを受ける! 究極竜と、お前のアルファの攻撃力の合計、7000のダメージをだぁぁぁっ!」
「な、なにぃっ!?」
アルファと究極竜の体が、眩い光を放つ。そして、強力な爆風が、フィールドを襲った!
「うわあっ!」
「ハァ……ハァ……俺は、負けねえ!」(遊太ライフ600→0)(アキラライフ6200→0)
「ひ……引き分け?」
お互い同時にダメージを受けた結果、ライフは同時に0になる。これにより、引き分けが成立したのであった。
「六道遊太選手、八神アキラ選手、同時にライフ0! よって、このデュエルは引き分けとなります!」
引き分けによって、遊太とアキラの勝敗つかず。デュエルリングから降りたアキラは、遊太に背を向ける。
「あ、アキラ君!」
「……」
「アキラ君……君はどうして、そんなにも……」
「別に関係ねえ、今回は引き分けだ。だが……どっちみち優勝するのは俺だ。これだけは確定事項だ」
「だから、何が君を突き詰めさせるの? 何故そんなに、無敗で優勝することにこだわるの?」
「関係ねえって言っただろ! 勝負は本戦からだ! いいか、勝負は本戦からだからな!」
そう言って、アキラは去ってしまった。それを見て、遊太は少し物悲しくなるのであった。
「この大会は、ロベルトさんが楽しむためにデュエルをする大会だって言ったのに、そんなにも……何をさせるの?」
遊太がそう思った時、場内アナウンスが鳴る。スピーカーから流れて来たのは、ロベルトさんの声だった。
「全てのブロック予選が、終了しました! ブロックを勝ち上がり、本戦出場者が全て出揃いましたので、皆さん本戦会場となる、プラクサスアリーナへと戻って来てください!」
ロベルトさんのアナウンスによって、遊太は我に返る。遊太は早速Aブロック会場を出て、本戦が行われる会場へと向かう。
その途中、遊太は菊姫達と出会う。
「おい遊太、決勝戦は残念だったが……本戦出場おめでとうな!」
「あ、菊姫。それに、真薄君も知多君も!」
「及ばせながら、僕も本戦出場しました。残念ながら、ベスト4にギリギリ出場できた具合ですが……」
「俺もギリギリ、ベスト4へは残れたからな。見事本戦出場者じゃん!」
「知多君も、真薄君も本戦出場したの? 凄いじゃん! ということは、菊姫も……」
「あたぼうよ、知多や真薄と違って、アタシは優勝で勝ち上がったけどな……」
「いよっ、アネゴ!」
「流石ッス、アネゴ!」
取り巻き二人のよいしょも特に気にせず、菊姫は遊太に話を続ける。
「そういや、カリンの奴も本戦出場決めたんだろ? お前がカリンを負かしてだけどな」
「あ、そうだけど……これからお互い本戦に出るんだ、手加減なんかしたら、容赦しねーからな!」
「僕も、全力で戦いますから。本戦でやりあいましょう!」
「俺も、お前と戦うまで絶対に負けないからな! じゃん!」
「さて、ここからは敵同士だな。トーナメントで当たるからには、お互い面と向かってデュエルしなきゃな! じゃ、先に行ってるぜ!」
そう言って、菊姫、知多、真薄は先に本戦会場へと向かって行ったのであった。
一人残された遊太も、「僕も、もう行かなきゃ!」と言った後、本戦会場へと足を進めるのであった。
そして、本戦会場の前までやって来た遊太。すると、会場の目の前に、ロベルト・フランシスがいるのが見えた。当然、遊太は話しかける。
「ロベルトさあん! ロベルトさあん!」
「遊太君か。Aブロック決勝戦は惜しかったね」
「あ、見ていたんですか?」
「全てのブロック予選を、同時に見ていたからね。君のAブロックも見ていたよ」
「で……どうでしたか? 良いデュエルは……できていましたか?」
「うーん、駄目だね。あれじゃあまだまだダメだ、だから……本戦で頑張ってくれ」
「はい、わかりました。本戦で良いデュエルを、必ずやってみせます!」
「その意気込みや良し! さあ、本戦がもうすぐ始まるから、もう行きなよ」
「あっ、はい。わかりました! それでは!」
そう言って、遊太は本戦会場へと向かって走って行った。すると、ロベルトの後ろから、カリンが出てきた。
「カリンちゃん、見ていたのか」
「ええ、ちょっとだけですわ」
「ということは……遊太君に渡したデッキのことも……わかっているようだね」
「ええ、ちょっと前に話をしました。遊太君はイマイチ信じていませんが、いずれその身に体感させますよ」
「ああ、そうか……でも、遊太君が良いデュエルをするのは、そう遠くないと思いますよ」
「……そうか、やはりそうなのか……君もそう思うのか……」
「じゃあ、私もこれから本戦がありますので……それでは、また会いましょう。ロベルトさん」
そうしてカリンも去って行った。一人残されたロベルトはというと。
「さて……私も本戦会場へ行くとするか。遊太君のデュエルを、ちゃんと見届けなきゃね」
第十六話。終わり。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1894 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1532 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1230 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1021 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1138 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1044 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1135 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1000 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1162 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1062 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1158 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1182 | 2 | 2018-03-29 | - | |
76 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 969 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 963 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 980 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1074 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1043 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1133 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 977 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 999 | 2 | 2018-05-09 | - | |
145 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1026 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1046 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1056 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1027 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1008 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 951 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 985 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 833 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 973 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 918 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1058 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1002 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 941 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1044 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 927 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 936 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 999 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 955 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 836 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1019 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 970 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 945 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 987 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 994 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 825 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 780 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 947 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 743 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 836 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 791 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 732 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 492 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 784 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 695 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 718 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 758 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 728 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 636 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 750 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 605 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 666 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 600 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 683 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 641 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 624 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 623 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 663 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 745 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 735 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 479 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 433 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 587 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 451 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 582 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 425 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 460 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 552 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 465 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 563 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 514 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 373 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 461 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 553 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
Aブロックはちゃんと通過できましたが、問題はここからです。アキラ君と真の決着をつけるのは、本戦までお待ちください。
(2018-04-03 22:43)