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第八十四話「二次予選開始!」 作:イクス
第八十四話「二次予選開始!」
日本ナンバー1、才羽亮とアメリカチャンピオンのラルセイ・ドリーマーという、両国最高峰のデュエリストのエキシビションマッチを受けて、会場にいたデュエリストたちの熱気は最高潮になっていた。
先ほどデュエルをした才羽は、いつの間にかデュエリストの雑踏の中に紛れていた。
「相変わらず、とんでもないデュエルしやがるぜ。1位さん」
「キャッハハ! カッコイー!」
「無駄口を叩くのはその辺にしておけ、余興をいつまでも引きずっている時間は無い。戦いが始まれば、あんなものなど簡単に吹き飛ぶ」
「はいはい~、相変わらずお堅いことで」
1位の才羽に対し、2位の千歳と3位の美里が茶化せば、
「プロは相変わらずえげつないことしよるのぉ、トップクラスは」
「ああ、ド派手でカッチョイーデュエルだったな!」
「でも、あたしはもう少し楽しくデュエルをやりたいかも~」
「ですが、プロクラスともなるとそれが常なのでしょうね」
J4の連中も素直に感想を述べ、
「ヤロー! レベルの違いを見せつけるじゃねえかよ! あれがデュエルの頂点ってか!?」
「なんか……俺たちとは違うって感じがするじゃん」
「あれが、プロの誇りなんでしょうね」
「なんか、えもいわれぬような強さ……心の強さ、デュエルの腕だけではない、普通の人とは違う何かを持っているわ……あの人たちは」
「ユイ? どうしたの?」
「故に、あの人たちは戦いの中で己を見失わず、自己を確立できる。どんな険しい戦いの中でも……」
「ゆ、ユイ?」
「あっ、ハイ? なんデショウ?」
(まただ……ユイの心の中に眠っている何かの意思……それが、またなんか表に出てる?)
「……」
「……」
遊太といつもの連中は、レベルの違いを実感しながらも戦う意思を見せていた。アキラとカリンも。
今まで感じたことのない、巨大な大会の熱。それを直に感じながら、揺らがない戦う意思。
「はぁーい! 会場が良い感じに盛り上がったところで、そろそろ二次予選行ってみよー!」
そうして挟まったリトルバードの2人による進行。それによって、全デュエリストの視線はステージに釘付けになる。
「さて、二次予選の最初の内容は……これです!」
ステージにデカデカと映った文字。その内容は……。
「デッキメイク……デュエル?」
「そーです! この場でディスクにセットされているデッキ以外のデッキを作って、デュエルを行ってもらいます!」
スクリーンの文字を全員が確認した時、黒服の男たちがデュエリスト一人一人に電子端末を渡す。
「その電子端末を使って、どんなデッキを組んでも良いから、とにかくメイン40~60枚、エクストラ制限15枚のデッキを作ること。そして勝てば次へと進み、負ければさっさとおうちへゴーホーム。負ければそこで終わりの予選。デッキ作りは慎重にね。だけど……負けても自分のデッキじゃなかったからって言わないでね~。この予選は、いきなり自分のじゃないデッキを使っても、それを理解し使いこなせる技量を測るものです!」
「デッキを組む時間は……ざっと45分ってとこかな。時間になったら、端末が自動的に対戦相手を選出するから。デッキが組めなかった人は、大会が用意したデッキを強制的に使ってもらうから、あんまし粘るのは勘弁ね」
「それじゃ……デッキメイク、スタート!」
ステージのスクリーンに、45分のタイマーが映ってカウントダウンが始まる。それにより、焦るデュエリストたち。
「うおー! 急いでデッキ作んねえと!」
「いきなり言われても、どうしたらいいのか……!」
「カード効果把握してねえよ~!」
といった具合に、焦るデュエリストたち。だが、トップ3、J4の連中は特に焦る様子もなく組んでいく。
菊姫たちも、ある程度とはいえデッキを組み立てていく。
「アタシのデッキは……これだ……! 歯車!」
「ま、俺は前組んでたデッキ使えば良いじゃん?」
「僕は、前に見たことのあるデッキを……!」
「え、えっと……コレデスか?」
菊姫は『ガジェット』デッキを組み、知多は以前の『スター・ドラゴン』に回帰。真薄は『ヴェンデット』を組む。ユイも、『機械族シンクロ』を組み始める。
アキラやカリンも、デッキを組み始めるが、遊太だけは唯一デッキを組めずにいた。
(ど、どうしよう……! 今まで『ロードナイト』以外のデッキに触ったこと無いから、どうしたらいいのかわかんない……!)
そう、遊太は今までロベルトからもらった『ロードナイト』以外を使ったことがなかったのだ。それ故、どうしたら良いのかわからない。ロベルトからもらった『ロードナイト』に、使えそうなカードをいろいろ入れ替えたりしているぐらいで、デッキビルドはまだやったことがなかった。
(『ロードナイト』縛りじゃなかったら……どうすれば良いんだ? カード1枚だけじゃ、デッキはできないよ?)
端末を動かしながら、カードを検索する。だが、みんなのデッキを使おうにも、みんなのデッキが真にどんなものなのかわからない。
(どうしよう……!)
デッキを作ろうにも、カードがなければ……。そう思い『ロードナイト』以外の、自分が他の人からもらったカードを見てみる。だが。
(もらったのは、剣太郎君からもらったこの融合モンスターと、ロベルトさんからもらった『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』? これだけじゃこれ1枚じゃデッキは作れないよ……!)
観念しかける遊太。すると。
(ん? 『ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン』……?)
一瞬の直感。何かを感じた。
(このカード……!)
開いたページ。ふと見えたカード1枚1枚。
(そうだ、これなら……! あっ、後15分、時間が無い……! なら使えるカードは……全部使ってみせる! デッキメイク時間は遅いけど……時間ギリギリまで粘ってみせる!)
端末を動かし、『エクシーズ・ドラゴン』に相応しいカードを揃えていく。だけど、時間が無いため効果はほぼ流し読みに近い。だが、直感を信じデッキを組み立てていく。
(大丈夫……僕ならやれるさ!)
カウントダウンが迫る。他のみんながもうすでにデッキをくみ上げている中、遊太だけがまだデッキを組み立てている。
(おいおい、口では言えねえが、大丈夫かよ遊太……! どう考えたって、大会で用意したのはダメっぽいから……ちゃんとやれよ……!)
菊姫も心配する。
後5分……4分……3……2……1……。
(できた!)
カウントダウン終了30秒前に、見事遊太のデッキは完成した。
「はい、しゅーうりょーう! みんな、デッキはできたかな? それでは、対戦相手をセットします!」
ランダムなセットで、対戦相手が組まれる。そして、端末にセットされた対戦相手が出る。
遊太の対戦相手は……。
「石崎洋太……? あっ、前プラクサスの大会で対戦したデュエリストか」
「……まさかこっちも、お前と2度目の対戦があるなんて思ってなかったよ」
石崎洋太が、遊太の前に現れる。他のデュエリストが端末をじっと見ているのに対し、彼だけが遊太の前に現れた。
「あの時の対戦からずいぶん経ったが……幾分差がつきすぎたな」
「あはは……なんかごめんね?」
「楽しむデュエルもまた尚良しってか? いろいろ教えられたからな。故に今の俺は復讐に燃えるファイターじゃない。チャンピオンに挑むチャレンジャーだ! 一人のチャレンジャーとして、お前に挑ませてもらうぞ! 楽しんでな」
「……そうこなくっちゃね!」
リトルバードの二人が、確認しデュエルをスクリーンに映す。
「さあみんな! 用意は良いかな~? デュエル、スタート!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
全員のかけ声で、デュエルが開始された!
先攻後攻は、端末で遊太が先攻を取った!
「行くよ、石崎君!」
「行くのはこっちだよ!」
1・遊太のターン
「僕のターン。カードを4枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札5→1)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
「おやおや、ずいぶん慎重なターンじゃないか。前の俺みたくバーンでもしようって言うのか?」
「これが僕の即興デッキさ」
だが、遊太は一抹の不安を感じる。
(なんか石崎君のデッキ……多くない? メインデッキ制限ギリギリの、60枚あるんじゃない?)
2・石崎のターン
「僕のターン、ドロー!」(石崎手札5→6)
「手札から魔法カード『異次元な埋葬』を発動! デッキから、モンスター1体を除外する。僕がデッキから除外するのは、レベル4『ネクロフェイス』!」(石崎手札6→5)(石崎墓地0→1)(石崎除外0→1)
「デッキからモンスターを除外するだけのカードだって……? 墓地へ送るならまだしも」
「ま、ここが狙い目さ。除外された『ネクロフェイス』は、互いのプレイヤーのデッキの上から、カードを5枚除外しなくてはならない!」
「カードを5枚も除外……!?」
「さ、除外してくれよ。俺も除外するから」(石崎除外1→6)
「厳しいな……」(遊太除外0→5)
「更に手札から、『酒呑童子』を召喚! 効果発動。このモンスターは除外されたアンデット族をデッキトップに戻すことができる! これで『ネクロフェイス』をデッキの上に」
(石崎手札5→4)(石崎除外6→5)
「更に手札から、魔法カード『闇の誘惑』を発動。デッキから2枚ドローし、手札から闇属性モンスターを1体除外する。僕が除外するのは、さっきデッキに戻した『ネクロフェイス』! 更に5枚除外だ」(石崎墓地1→2)(石崎除外5→6→11)
「更にデッキを……」(遊太除外5→10)
「おっと、『ネクロフェイス』の効果で『ネクロフェイス』が除外されたから、またカードを5枚除外だな!」(石崎除外11→16)
「ちょっ……!」(遊太除外10→15)
「おっと、除外された『ジャイアント・レックス』の効果。このモンスターを特殊召喚する!」(石崎除外16→15)
「手札から魔法カード『手札抹殺』を発動。互いのプレイヤーは手札を全て捨てて、デッキから捨てた数だけドローする」(石崎手札4→3)(石崎墓地2→6)(遊太墓地0→1)
「速攻魔法『異次元からの埋葬』。除外されたモンスターを3体まで墓地に戻す。俺は除外された『ネクロフェイス』2体と『妖精伝記-シラユキ』を墓地へ」(石崎手札3→2)(石崎除外15→12)(石崎墓地6→9)
この石崎の戦術から、遊太は感づく。
「これはもしや……デッキ破壊!? 除外されたらデッキからカードを除外する『ネクロフェイス』を使い回して、デッキを除外して僕を破壊してしまうのか!」
「そう! 俺はロックバーンから除外デッキ破壊戦術へと変更したんだ! これならどんな相手でも勝ち上がれる!」
「くっ、デッキを新たに組むというスタイルを、こう生かしてくるとは……!」
「ヘッ、まだまだやるぞ! 墓地のカードを7枚除外して、墓地のシラユキの効果発動! このカードを特殊召喚する!」(石崎墓地9→1)(石崎除外12→19)
「これで除外された『ネクロフェイス』2体の効果が発動して、デッキからカードを除外! 2体だから……10枚だね!」
「じゅ、10枚……!?」
(ヤバイ! こっちのデッキは40枚……手札を除けば、今除外されたカードは15枚、ここから更に10枚って……!)
「フフフ……いけるかな?」(石崎除外19→29)
「くっ……」(遊太除外15→25)
(僕のデッキは、後10枚……)
「おっと、また『ネクロフェイス』が除外されたから、更に5枚除外!」(石崎除外29→34)
「ええっ!」(遊太除外25→30)
(後5枚……! また『ネクロフェイス』でカードが除外されたら、次にドローするカードが無くなって……僕の負け……!)
「魔法カード『貧欲な壺』を発動! 除外されているモンスター5体をデッキに戻し、2枚ドローする! 僕は『ネクロフェイス』3体と『異次元の偵察機』2体をデッキに戻し、2枚ドロー!」(石崎除外34→29)(石崎墓地1→2)(石崎手札1→3)
(マズイ! 『ネクロフェイス』が、またデッキに……! 除外されたら、今度こそ……!)
「……俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」(石崎手札3→1)
(……デッキ破壊が止まった?)
「ふぅ~、危ない危ない。危うく1ターンでデッキが破壊されるところだった……」
石崎
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター3体
『酒呑童子』(攻撃表示・攻撃力1500・闇属性・レベル4)
『妖精伝姫-シラユキ』(守備表示・守備力1000・光属性・レベル4)
『ジャイアント・レックス』(守備領事・守備力1200・地属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード34枚
3・遊太のターン
「君のデッキ破壊は、そこで打ち止めみたいだね! なら、反撃開始だ!」
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「反撃開始って時に悪いけど、お前の反撃の芽は摘み取らせてもらうよ! 罠カード発動! 『D.D.ダイナマイト』を発動! 相手の除外されているカード1枚につき、300ポイントのダメージを与える!」
「えっ。今除外されている僕のカードは……30枚。ってことは、9000のダメージ!?」
「デッキ破壊が失敗した時の二の矢を用意しているなんて、当たり前だろ? デッキ除外で相手のリソースを潰し、破壊できずとも除外を利用するカードで戦線をつなぐ。これぞデッキ破壊とのコンボ攻撃! さあ、9000のダメージを受けて、終わりだ!」(石崎墓地1→2)
(直撃を食らえば、一瞬で終わってしまう……! だけど、こんなところで終わるわけにはいかない!)
「墓地の『幻影騎士団トゥーム・シールド』を除外して、効果発動! 自分ターンに墓地のこのカードを除外して、相手の罠を無効化する!」(遊太墓地1→0)(遊太除外30→31)
「くっ、防がれたか……」
(だが、二の矢が防がれても、三の矢があるんだよな~、これが)
(石崎君のあの表情……次のターンになれば確実に僕を仕留められるっていう顔だ……でも、今のカードじゃ太刀打ちできない。除外のせいでまだ……まだ足りない)
「僕も手札から、同じく『貧欲な壺』を発動し、除外されているモンスター5体をデッキに戻して、2枚ドローするよ!」(遊太除外31→26)(遊太墓地0→1)(遊太手札1→3)
「……! カードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード5枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード26枚
4・石崎のターン
「俺のターン、ドロー!」(石崎手札1→2)
(また伏せカードだけ……? 一体何を考えているんだ? 攻める気が無いんだったら……こっちが攻めさせてもらうぜ! 伏せカードは怖いが……)
「俺は手札から『紅蓮魔獣 ダ・イーザ』を召喚! ダ・イーザの効果、このカードの攻守は除外されている僕のカード×400アップする! ということは~?」(石崎手札2→1)
「今君の除外されたカードは、34枚。ということは、えっと……13600!?」
「そう! これがこのデッキ三の矢! 自らも除外することで、攻撃力を高めるモンスター! 直撃を食らえば、ひとたまりもあるまい!」
「更に罠カード『竜嵐還帰』を発動! 除外されている自分・相手モンスターを特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは……2体目のダ・イーザ!」(石崎墓地2→3)(石崎除外34→33)
(……! 『ネクロフェイス』で除外されていたな……!)
「シラユキと『ジャイアント・レックス』を攻撃表示にして、バトルフェイズ! 行くぞ! ダ・イーザで、ダイレクトアタック! これで終わりだ!」
「直撃を通す訳にはいかない! 罠カード発動! 『幻影騎士団ウロング・マグネリング』! 相手の攻撃宣言時、攻撃を無効化する。そして、このカードは効果モンスターとなって攻撃表示で特殊召喚される!」
遊太の罠ゾーンから、リングに取り憑いた霊体のようなモンスターが現れる。だが、攻撃力は0だ。
「やっと、デッキが見えてきたな……攻撃は無効。だが、2体目のダ・イーザでそのモンスターを攻撃する!」
「そこも通さない! 罠カード『幻影霧剣』! フィールドの効果モンスター1体を対象とし、そのモンスターの攻撃をと効果を封じて、攻撃対象にもさせなくする。これでそのモンスターの攻撃は無効!」
霧のような剣がダ・イーザを突き刺し、効果を無効化する。これで攻撃力は0になってしまった。
「……まだ攻撃は残ってるぞ! 『酒呑童子』で、罠カード扱いのマグネリングを攻撃!」
「それもまた、2枚目のマグネリングで防ぐ!」
「また防ぐか……! なら『酒呑童子』で……!」
「罠カード発動! 『ワンダー・エクシーズ』! このカードはエクシーズ召喚を行うカードだ! 僕はこの2体でエクシーズ召喚を行う! レベル2のモンスター扱いとなっている罠カード2枚で、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク2『幻影騎士団カースド・ジャベリン』!」(遊太墓地1→2)
そうして現れたのは、ドクロの意匠を持つ槍と盾を持った霊騎士。攻撃力は1600。
「こっちのターンでエクシーズかよ……だけど、そんぐらいならなんとかなる! 『ジャイアント・レックス』で、カースド・ジャベリンを攻撃!」
「永続罠『幻影剣』を発動! このカードはフィールドの表側表示モンスター1体の装備カードとなり、攻撃力を800アップさせる。カースド・ジャベリンに装備させて、攻撃力800アップだ!」(カースド・ジャベリン攻撃力1600→2400)
「か、返り討ちかよ!」(石崎ライフ8000→7600)(石崎墓地3→4)
(残りのモンスターで攻撃しようにも、こうされちゃあ……)
「……1枚カードを伏せて、ターンエンド。このターン、『竜嵐還帰』の効果で特殊召喚されたダ・イーザは手札に戻る」
石崎
ライフポイント7600
手札枚数1枚
モンスター4体
『紅蓮魔獣ダ・イーザ』(攻撃表示・攻撃力0・炎属性・レベル3)
『妖精伝姫-シラユキ』(攻撃表示・攻撃力1850・光属性・レベル4)
『酒呑童子』(攻撃表示・攻撃力1500・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード33枚
「どうやら、そこで打ち止めみたいだね。さっきのアレはやばかったけど、もう大丈夫。勝てるよ!」
「まだ勝負はついていない! ライフかデッキが0になるまでは、負けるか!」
「……なんとなくだけど、風向きが変わってきた。これならいける!」
「……?」
(俺の伏せカードは2枚目の『D.D.ダイナマイト』。これで相手を飛ばしきるには、除外されているカードが足りない……! 後2枚、カードを除外できれば……!)
5・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「魔法カード『マジック・プランター』を発動! フィールドの永続罠1枚を墓地へ送って、2枚ドローする。僕は『幻影霧剣』を墓地へ送って、2枚ドローする!」(遊太手札2→4)(遊太墓地2→4)
「なにっ!? 効果を無効化するカードを無くして、ダ・イーザの効果を復活させるだと!?」(ダ・イーザ攻撃力0→13200)
(アイツ……何を考えている?)
「手札から『幻影騎士団ティアースケイル』を召喚! 効果発動。手札を1枚捨てて、デッキからティアースケイル以外の『幻影騎士団』モンスターか『ファントム』魔法・罠を墓地へ送る。デッキから『幻影騎士団ラギッドグローブ』を墓地へ」(遊太手札4→2)(遊太墓地4→6)
「そして墓地の『幻影霧剣』を除外して、効果発動!」(遊太除外26→27)
(ん? カードを除外した……? だがこれで……!)
「罠カード『D.D.ダイナマイト』発動! 相手の除外されているカード1枚につき、300ポイントのダメージを与える! 今除外されているのは27枚。8100ポイントのダメージを与える!」(石崎墓地4→5)
「やっぱり来たか! でも、もう問題ないよ! 罠カード『幻影騎士団ミストクロウズ』発動! 除外されている『幻影騎士団』モンスターを手札に加える。僕は除外されている『幻影騎士団サイレントブーツ』を手札に加えて、除外枚数を1枚減らす! これでダメージは、1枚減って7800に!」(遊太墓地6→7)(遊太除外27→26)(遊太手札2→3)
「なんだって!?」
「ぐぅっ!」(遊太ライフ8000→200)
「くっ……一撃必殺の手が……!」
「『幻影霧剣』の効果を続けて、墓地の『幻影騎士団ラギッドグローブ』を特殊召喚!」(遊太墓地7→5)
「ここからが『幻影騎士団』の反撃だ! フィールドに『幻影騎士団』がいる時、手札から『幻影騎士団サイレントブーツ』は特殊召喚できる」(遊太手札3→2)
「フィールドに、レベル3のモンスターが並んだ……またしても!」
「レベル3のモンスター、ティアースケイルとサイレントブーツ2体を素材に、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク3! 『幻影騎士団ブレイクソード』!」
現れたのは、鉄の馬に乗った首無しの霊騎士。攻撃力は2000。
「ここで来たか、新たなエクシーズモンスター!」
「ブレイクソード、効果発動! 1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除き、自分フィールドと相手フィールドのカードを1枚ずつ対象とする。そのカードを破壊する!」(遊太墓地5→6)
「破壊……ということは、俺のダ・イーザを破壊するつもりか!」
(だが、墓地のあのカードを使えば……)
「破壊するのは、ダ・イーザじゃないよ。『酒呑童子』とブレイクソード自身を破壊する!」
「は!?」
ブレイクソードの剣から放たれた衝撃波が、『酒呑童子』とブレイクソードを破壊する。
「なんで、攻撃力の高いダ・イーザじゃなくて『酒呑童子』を……?」(遊太墓地6→8)(石崎墓地5→6)
「こうするためさ。エクシーズ召喚されたブレイクソードが破壊された時、墓地の『幻影騎士団』2体を対象に、特殊召喚する! ラギッドグローブと、サイレントブーツを特殊召喚! そして、この効果で特殊召喚された2体は、レベルが1つ上がる」(遊太墓地8→6)
「今度は、レベル4のモンスターが2体……」
(ロベルトさん、使わせてもらいます!)
「僕はレベル4モンスター2体で、エクシーズ召喚! 漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う叛逆の牙! 今、降臨せよ! ランク4『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!」
現れ出たのは、漆黒の体を持つ強靱な牙のドラゴン。攻撃力は2500。
「闇属性のモンスターのエクシーズ素材となったラギッドグローブの効果、エクシーズモンスターのモンスターの攻撃力を1000アップさせる」(ダーク・リベリオン攻撃力2500→3500)
「ダーク・リベリオンの効果、エクシーズ素材を2つ取り除き、相手モンスター1体を対象として発動! そのモンスターの攻撃力を半分にして、その半分の攻撃力をダーク・リベリオンに加える! トリーズン・ディスチャージ! これでダ・イーザの攻撃力は半分に!」(遊太墓地6→8)
ダ・イーザの1万を超える攻撃力も、ダーク・リベリオンによって半減させられてしまう。
「くっ……!」(ダ・イーザ攻撃力13200→6600)
「これで、ダーク・リベリオンの攻撃力は10100に!」(ダーク・リベリオン攻撃力3500→10100)
(だが、その攻撃力ではただ3500のダメージを受けるだけ……! まだ……!)
「悪いけど石崎君。このデュエル、ここで終わらせるよ!」
「なっ……!」
「カースド・ジャベリンの効果発動! このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手モンスター1体を対象として効果発動! そのモンスターの攻撃力を0にして、効果を無効化する! ダ・イーザの攻撃力を0に!」(遊太墓地8→9)
「なんだって!?」
カースド・ジャベリンの放った槍が、ダ・イーザの体を貫き弱体化させる。石崎は今後起こることを予想し、青ざめる。
「まさか、ダ・イーザをあの時破壊しなかったのは、このため……!?」
「そう。ここで確実に倒すために、ダ・イーザの攻撃力を利用させてもらったよ。行くよバトルフェイズ! ダーク・リベリオンで、ダ・イーザを攻撃! 叛逆の、ライトニング・ディスオベイ!」
「ぐあーっ!」(石崎ライフ7400→0)
1万ものダメージが石崎に直撃し、ライフは瞬く間に0になってしまう。これで、遊太の勝ちが決定した。
こうして遊太は、二次予選のステージ1をクリアした。
「いやあ負けたよ。まさか除外デッキ破壊の切り札を両方とも超えられるなんて」
「石崎君のデッキも、この予選のために組んだデッキで、かなり強かったよ。はっきり言って、あのままデッキを破壊されちゃうんじゃないかと思って……」
「ま、そこらへんのたらればを仕方ないさ。少なくとも、僕は楽しめたからいいかな。次のステージ、頑張れよ!」
「うん!」
会場から去って行く、石崎洋太。ここで多くのデュエリストたちが、去って行くのと同時に。
(……頂点に立つには、一回も落としちゃいけないんだ。だからこそ、敗者の思いを背負って……進んで行くしかない。でも、今回は……ロベルトさんからもらった『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』に、救われた感じだな……)
そう物思いにふけっていると、ステージのリトルバードが残ったデュエリストたちに声をかける。
「さあ皆さん! 二次予選第2ステージが始まりますよ~」
残っている中には、プロトップ3、J4、遊太の仲間たちもいた。
(今はただ……進むしかない! 大丈夫、僕ならできるさ! でも……大会が終わったら今度『幻影騎士団』を使ってみるのも、良いかも)
第八十四話。終わり。
日本ナンバー1、才羽亮とアメリカチャンピオンのラルセイ・ドリーマーという、両国最高峰のデュエリストのエキシビションマッチを受けて、会場にいたデュエリストたちの熱気は最高潮になっていた。
先ほどデュエルをした才羽は、いつの間にかデュエリストの雑踏の中に紛れていた。
「相変わらず、とんでもないデュエルしやがるぜ。1位さん」
「キャッハハ! カッコイー!」
「無駄口を叩くのはその辺にしておけ、余興をいつまでも引きずっている時間は無い。戦いが始まれば、あんなものなど簡単に吹き飛ぶ」
「はいはい~、相変わらずお堅いことで」
1位の才羽に対し、2位の千歳と3位の美里が茶化せば、
「プロは相変わらずえげつないことしよるのぉ、トップクラスは」
「ああ、ド派手でカッチョイーデュエルだったな!」
「でも、あたしはもう少し楽しくデュエルをやりたいかも~」
「ですが、プロクラスともなるとそれが常なのでしょうね」
J4の連中も素直に感想を述べ、
「ヤロー! レベルの違いを見せつけるじゃねえかよ! あれがデュエルの頂点ってか!?」
「なんか……俺たちとは違うって感じがするじゃん」
「あれが、プロの誇りなんでしょうね」
「なんか、えもいわれぬような強さ……心の強さ、デュエルの腕だけではない、普通の人とは違う何かを持っているわ……あの人たちは」
「ユイ? どうしたの?」
「故に、あの人たちは戦いの中で己を見失わず、自己を確立できる。どんな険しい戦いの中でも……」
「ゆ、ユイ?」
「あっ、ハイ? なんデショウ?」
(まただ……ユイの心の中に眠っている何かの意思……それが、またなんか表に出てる?)
「……」
「……」
遊太といつもの連中は、レベルの違いを実感しながらも戦う意思を見せていた。アキラとカリンも。
今まで感じたことのない、巨大な大会の熱。それを直に感じながら、揺らがない戦う意思。
「はぁーい! 会場が良い感じに盛り上がったところで、そろそろ二次予選行ってみよー!」
そうして挟まったリトルバードの2人による進行。それによって、全デュエリストの視線はステージに釘付けになる。
「さて、二次予選の最初の内容は……これです!」
ステージにデカデカと映った文字。その内容は……。
「デッキメイク……デュエル?」
「そーです! この場でディスクにセットされているデッキ以外のデッキを作って、デュエルを行ってもらいます!」
スクリーンの文字を全員が確認した時、黒服の男たちがデュエリスト一人一人に電子端末を渡す。
「その電子端末を使って、どんなデッキを組んでも良いから、とにかくメイン40~60枚、エクストラ制限15枚のデッキを作ること。そして勝てば次へと進み、負ければさっさとおうちへゴーホーム。負ければそこで終わりの予選。デッキ作りは慎重にね。だけど……負けても自分のデッキじゃなかったからって言わないでね~。この予選は、いきなり自分のじゃないデッキを使っても、それを理解し使いこなせる技量を測るものです!」
「デッキを組む時間は……ざっと45分ってとこかな。時間になったら、端末が自動的に対戦相手を選出するから。デッキが組めなかった人は、大会が用意したデッキを強制的に使ってもらうから、あんまし粘るのは勘弁ね」
「それじゃ……デッキメイク、スタート!」
ステージのスクリーンに、45分のタイマーが映ってカウントダウンが始まる。それにより、焦るデュエリストたち。
「うおー! 急いでデッキ作んねえと!」
「いきなり言われても、どうしたらいいのか……!」
「カード効果把握してねえよ~!」
といった具合に、焦るデュエリストたち。だが、トップ3、J4の連中は特に焦る様子もなく組んでいく。
菊姫たちも、ある程度とはいえデッキを組み立てていく。
「アタシのデッキは……これだ……! 歯車!」
「ま、俺は前組んでたデッキ使えば良いじゃん?」
「僕は、前に見たことのあるデッキを……!」
「え、えっと……コレデスか?」
菊姫は『ガジェット』デッキを組み、知多は以前の『スター・ドラゴン』に回帰。真薄は『ヴェンデット』を組む。ユイも、『機械族シンクロ』を組み始める。
アキラやカリンも、デッキを組み始めるが、遊太だけは唯一デッキを組めずにいた。
(ど、どうしよう……! 今まで『ロードナイト』以外のデッキに触ったこと無いから、どうしたらいいのかわかんない……!)
そう、遊太は今までロベルトからもらった『ロードナイト』以外を使ったことがなかったのだ。それ故、どうしたら良いのかわからない。ロベルトからもらった『ロードナイト』に、使えそうなカードをいろいろ入れ替えたりしているぐらいで、デッキビルドはまだやったことがなかった。
(『ロードナイト』縛りじゃなかったら……どうすれば良いんだ? カード1枚だけじゃ、デッキはできないよ?)
端末を動かしながら、カードを検索する。だが、みんなのデッキを使おうにも、みんなのデッキが真にどんなものなのかわからない。
(どうしよう……!)
デッキを作ろうにも、カードがなければ……。そう思い『ロードナイト』以外の、自分が他の人からもらったカードを見てみる。だが。
(もらったのは、剣太郎君からもらったこの融合モンスターと、ロベルトさんからもらった『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』? これだけじゃこれ1枚じゃデッキは作れないよ……!)
観念しかける遊太。すると。
(ん? 『ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン』……?)
一瞬の直感。何かを感じた。
(このカード……!)
開いたページ。ふと見えたカード1枚1枚。
(そうだ、これなら……! あっ、後15分、時間が無い……! なら使えるカードは……全部使ってみせる! デッキメイク時間は遅いけど……時間ギリギリまで粘ってみせる!)
端末を動かし、『エクシーズ・ドラゴン』に相応しいカードを揃えていく。だけど、時間が無いため効果はほぼ流し読みに近い。だが、直感を信じデッキを組み立てていく。
(大丈夫……僕ならやれるさ!)
カウントダウンが迫る。他のみんながもうすでにデッキをくみ上げている中、遊太だけがまだデッキを組み立てている。
(おいおい、口では言えねえが、大丈夫かよ遊太……! どう考えたって、大会で用意したのはダメっぽいから……ちゃんとやれよ……!)
菊姫も心配する。
後5分……4分……3……2……1……。
(できた!)
カウントダウン終了30秒前に、見事遊太のデッキは完成した。
「はい、しゅーうりょーう! みんな、デッキはできたかな? それでは、対戦相手をセットします!」
ランダムなセットで、対戦相手が組まれる。そして、端末にセットされた対戦相手が出る。
遊太の対戦相手は……。
「石崎洋太……? あっ、前プラクサスの大会で対戦したデュエリストか」
「……まさかこっちも、お前と2度目の対戦があるなんて思ってなかったよ」
石崎洋太が、遊太の前に現れる。他のデュエリストが端末をじっと見ているのに対し、彼だけが遊太の前に現れた。
「あの時の対戦からずいぶん経ったが……幾分差がつきすぎたな」
「あはは……なんかごめんね?」
「楽しむデュエルもまた尚良しってか? いろいろ教えられたからな。故に今の俺は復讐に燃えるファイターじゃない。チャンピオンに挑むチャレンジャーだ! 一人のチャレンジャーとして、お前に挑ませてもらうぞ! 楽しんでな」
「……そうこなくっちゃね!」
リトルバードの二人が、確認しデュエルをスクリーンに映す。
「さあみんな! 用意は良いかな~? デュエル、スタート!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
全員のかけ声で、デュエルが開始された!
先攻後攻は、端末で遊太が先攻を取った!
「行くよ、石崎君!」
「行くのはこっちだよ!」
1・遊太のターン
「僕のターン。カードを4枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札5→1)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
「おやおや、ずいぶん慎重なターンじゃないか。前の俺みたくバーンでもしようって言うのか?」
「これが僕の即興デッキさ」
だが、遊太は一抹の不安を感じる。
(なんか石崎君のデッキ……多くない? メインデッキ制限ギリギリの、60枚あるんじゃない?)
2・石崎のターン
「僕のターン、ドロー!」(石崎手札5→6)
「手札から魔法カード『異次元な埋葬』を発動! デッキから、モンスター1体を除外する。僕がデッキから除外するのは、レベル4『ネクロフェイス』!」(石崎手札6→5)(石崎墓地0→1)(石崎除外0→1)
「デッキからモンスターを除外するだけのカードだって……? 墓地へ送るならまだしも」
「ま、ここが狙い目さ。除外された『ネクロフェイス』は、互いのプレイヤーのデッキの上から、カードを5枚除外しなくてはならない!」
「カードを5枚も除外……!?」
「さ、除外してくれよ。俺も除外するから」(石崎除外1→6)
「厳しいな……」(遊太除外0→5)
「更に手札から、『酒呑童子』を召喚! 効果発動。このモンスターは除外されたアンデット族をデッキトップに戻すことができる! これで『ネクロフェイス』をデッキの上に」
(石崎手札5→4)(石崎除外6→5)
「更に手札から、魔法カード『闇の誘惑』を発動。デッキから2枚ドローし、手札から闇属性モンスターを1体除外する。僕が除外するのは、さっきデッキに戻した『ネクロフェイス』! 更に5枚除外だ」(石崎墓地1→2)(石崎除外5→6→11)
「更にデッキを……」(遊太除外5→10)
「おっと、『ネクロフェイス』の効果で『ネクロフェイス』が除外されたから、またカードを5枚除外だな!」(石崎除外11→16)
「ちょっ……!」(遊太除外10→15)
「おっと、除外された『ジャイアント・レックス』の効果。このモンスターを特殊召喚する!」(石崎除外16→15)
「手札から魔法カード『手札抹殺』を発動。互いのプレイヤーは手札を全て捨てて、デッキから捨てた数だけドローする」(石崎手札4→3)(石崎墓地2→6)(遊太墓地0→1)
「速攻魔法『異次元からの埋葬』。除外されたモンスターを3体まで墓地に戻す。俺は除外された『ネクロフェイス』2体と『妖精伝記-シラユキ』を墓地へ」(石崎手札3→2)(石崎除外15→12)(石崎墓地6→9)
この石崎の戦術から、遊太は感づく。
「これはもしや……デッキ破壊!? 除外されたらデッキからカードを除外する『ネクロフェイス』を使い回して、デッキを除外して僕を破壊してしまうのか!」
「そう! 俺はロックバーンから除外デッキ破壊戦術へと変更したんだ! これならどんな相手でも勝ち上がれる!」
「くっ、デッキを新たに組むというスタイルを、こう生かしてくるとは……!」
「ヘッ、まだまだやるぞ! 墓地のカードを7枚除外して、墓地のシラユキの効果発動! このカードを特殊召喚する!」(石崎墓地9→1)(石崎除外12→19)
「これで除外された『ネクロフェイス』2体の効果が発動して、デッキからカードを除外! 2体だから……10枚だね!」
「じゅ、10枚……!?」
(ヤバイ! こっちのデッキは40枚……手札を除けば、今除外されたカードは15枚、ここから更に10枚って……!)
「フフフ……いけるかな?」(石崎除外19→29)
「くっ……」(遊太除外15→25)
(僕のデッキは、後10枚……)
「おっと、また『ネクロフェイス』が除外されたから、更に5枚除外!」(石崎除外29→34)
「ええっ!」(遊太除外25→30)
(後5枚……! また『ネクロフェイス』でカードが除外されたら、次にドローするカードが無くなって……僕の負け……!)
「魔法カード『貧欲な壺』を発動! 除外されているモンスター5体をデッキに戻し、2枚ドローする! 僕は『ネクロフェイス』3体と『異次元の偵察機』2体をデッキに戻し、2枚ドロー!」(石崎除外34→29)(石崎墓地1→2)(石崎手札1→3)
(マズイ! 『ネクロフェイス』が、またデッキに……! 除外されたら、今度こそ……!)
「……俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」(石崎手札3→1)
(……デッキ破壊が止まった?)
「ふぅ~、危ない危ない。危うく1ターンでデッキが破壊されるところだった……」
石崎
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター3体
『酒呑童子』(攻撃表示・攻撃力1500・闇属性・レベル4)
『妖精伝姫-シラユキ』(守備表示・守備力1000・光属性・レベル4)
『ジャイアント・レックス』(守備領事・守備力1200・地属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード34枚
3・遊太のターン
「君のデッキ破壊は、そこで打ち止めみたいだね! なら、反撃開始だ!」
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「反撃開始って時に悪いけど、お前の反撃の芽は摘み取らせてもらうよ! 罠カード発動! 『D.D.ダイナマイト』を発動! 相手の除外されているカード1枚につき、300ポイントのダメージを与える!」
「えっ。今除外されている僕のカードは……30枚。ってことは、9000のダメージ!?」
「デッキ破壊が失敗した時の二の矢を用意しているなんて、当たり前だろ? デッキ除外で相手のリソースを潰し、破壊できずとも除外を利用するカードで戦線をつなぐ。これぞデッキ破壊とのコンボ攻撃! さあ、9000のダメージを受けて、終わりだ!」(石崎墓地1→2)
(直撃を食らえば、一瞬で終わってしまう……! だけど、こんなところで終わるわけにはいかない!)
「墓地の『幻影騎士団トゥーム・シールド』を除外して、効果発動! 自分ターンに墓地のこのカードを除外して、相手の罠を無効化する!」(遊太墓地1→0)(遊太除外30→31)
「くっ、防がれたか……」
(だが、二の矢が防がれても、三の矢があるんだよな~、これが)
(石崎君のあの表情……次のターンになれば確実に僕を仕留められるっていう顔だ……でも、今のカードじゃ太刀打ちできない。除外のせいでまだ……まだ足りない)
「僕も手札から、同じく『貧欲な壺』を発動し、除外されているモンスター5体をデッキに戻して、2枚ドローするよ!」(遊太除外31→26)(遊太墓地0→1)(遊太手札1→3)
「……! カードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード5枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード26枚
4・石崎のターン
「俺のターン、ドロー!」(石崎手札1→2)
(また伏せカードだけ……? 一体何を考えているんだ? 攻める気が無いんだったら……こっちが攻めさせてもらうぜ! 伏せカードは怖いが……)
「俺は手札から『紅蓮魔獣 ダ・イーザ』を召喚! ダ・イーザの効果、このカードの攻守は除外されている僕のカード×400アップする! ということは~?」(石崎手札2→1)
「今君の除外されたカードは、34枚。ということは、えっと……13600!?」
「そう! これがこのデッキ三の矢! 自らも除外することで、攻撃力を高めるモンスター! 直撃を食らえば、ひとたまりもあるまい!」
「更に罠カード『竜嵐還帰』を発動! 除外されている自分・相手モンスターを特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは……2体目のダ・イーザ!」(石崎墓地2→3)(石崎除外34→33)
(……! 『ネクロフェイス』で除外されていたな……!)
「シラユキと『ジャイアント・レックス』を攻撃表示にして、バトルフェイズ! 行くぞ! ダ・イーザで、ダイレクトアタック! これで終わりだ!」
「直撃を通す訳にはいかない! 罠カード発動! 『幻影騎士団ウロング・マグネリング』! 相手の攻撃宣言時、攻撃を無効化する。そして、このカードは効果モンスターとなって攻撃表示で特殊召喚される!」
遊太の罠ゾーンから、リングに取り憑いた霊体のようなモンスターが現れる。だが、攻撃力は0だ。
「やっと、デッキが見えてきたな……攻撃は無効。だが、2体目のダ・イーザでそのモンスターを攻撃する!」
「そこも通さない! 罠カード『幻影霧剣』! フィールドの効果モンスター1体を対象とし、そのモンスターの攻撃をと効果を封じて、攻撃対象にもさせなくする。これでそのモンスターの攻撃は無効!」
霧のような剣がダ・イーザを突き刺し、効果を無効化する。これで攻撃力は0になってしまった。
「……まだ攻撃は残ってるぞ! 『酒呑童子』で、罠カード扱いのマグネリングを攻撃!」
「それもまた、2枚目のマグネリングで防ぐ!」
「また防ぐか……! なら『酒呑童子』で……!」
「罠カード発動! 『ワンダー・エクシーズ』! このカードはエクシーズ召喚を行うカードだ! 僕はこの2体でエクシーズ召喚を行う! レベル2のモンスター扱いとなっている罠カード2枚で、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク2『幻影騎士団カースド・ジャベリン』!」(遊太墓地1→2)
そうして現れたのは、ドクロの意匠を持つ槍と盾を持った霊騎士。攻撃力は1600。
「こっちのターンでエクシーズかよ……だけど、そんぐらいならなんとかなる! 『ジャイアント・レックス』で、カースド・ジャベリンを攻撃!」
「永続罠『幻影剣』を発動! このカードはフィールドの表側表示モンスター1体の装備カードとなり、攻撃力を800アップさせる。カースド・ジャベリンに装備させて、攻撃力800アップだ!」(カースド・ジャベリン攻撃力1600→2400)
「か、返り討ちかよ!」(石崎ライフ8000→7600)(石崎墓地3→4)
(残りのモンスターで攻撃しようにも、こうされちゃあ……)
「……1枚カードを伏せて、ターンエンド。このターン、『竜嵐還帰』の効果で特殊召喚されたダ・イーザは手札に戻る」
石崎
ライフポイント7600
手札枚数1枚
モンスター4体
『紅蓮魔獣ダ・イーザ』(攻撃表示・攻撃力0・炎属性・レベル3)
『妖精伝姫-シラユキ』(攻撃表示・攻撃力1850・光属性・レベル4)
『酒呑童子』(攻撃表示・攻撃力1500・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード33枚
「どうやら、そこで打ち止めみたいだね。さっきのアレはやばかったけど、もう大丈夫。勝てるよ!」
「まだ勝負はついていない! ライフかデッキが0になるまでは、負けるか!」
「……なんとなくだけど、風向きが変わってきた。これならいける!」
「……?」
(俺の伏せカードは2枚目の『D.D.ダイナマイト』。これで相手を飛ばしきるには、除外されているカードが足りない……! 後2枚、カードを除外できれば……!)
5・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「魔法カード『マジック・プランター』を発動! フィールドの永続罠1枚を墓地へ送って、2枚ドローする。僕は『幻影霧剣』を墓地へ送って、2枚ドローする!」(遊太手札2→4)(遊太墓地2→4)
「なにっ!? 効果を無効化するカードを無くして、ダ・イーザの効果を復活させるだと!?」(ダ・イーザ攻撃力0→13200)
(アイツ……何を考えている?)
「手札から『幻影騎士団ティアースケイル』を召喚! 効果発動。手札を1枚捨てて、デッキからティアースケイル以外の『幻影騎士団』モンスターか『ファントム』魔法・罠を墓地へ送る。デッキから『幻影騎士団ラギッドグローブ』を墓地へ」(遊太手札4→2)(遊太墓地4→6)
「そして墓地の『幻影霧剣』を除外して、効果発動!」(遊太除外26→27)
(ん? カードを除外した……? だがこれで……!)
「罠カード『D.D.ダイナマイト』発動! 相手の除外されているカード1枚につき、300ポイントのダメージを与える! 今除外されているのは27枚。8100ポイントのダメージを与える!」(石崎墓地4→5)
「やっぱり来たか! でも、もう問題ないよ! 罠カード『幻影騎士団ミストクロウズ』発動! 除外されている『幻影騎士団』モンスターを手札に加える。僕は除外されている『幻影騎士団サイレントブーツ』を手札に加えて、除外枚数を1枚減らす! これでダメージは、1枚減って7800に!」(遊太墓地6→7)(遊太除外27→26)(遊太手札2→3)
「なんだって!?」
「ぐぅっ!」(遊太ライフ8000→200)
「くっ……一撃必殺の手が……!」
「『幻影霧剣』の効果を続けて、墓地の『幻影騎士団ラギッドグローブ』を特殊召喚!」(遊太墓地7→5)
「ここからが『幻影騎士団』の反撃だ! フィールドに『幻影騎士団』がいる時、手札から『幻影騎士団サイレントブーツ』は特殊召喚できる」(遊太手札3→2)
「フィールドに、レベル3のモンスターが並んだ……またしても!」
「レベル3のモンスター、ティアースケイルとサイレントブーツ2体を素材に、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク3! 『幻影騎士団ブレイクソード』!」
現れたのは、鉄の馬に乗った首無しの霊騎士。攻撃力は2000。
「ここで来たか、新たなエクシーズモンスター!」
「ブレイクソード、効果発動! 1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除き、自分フィールドと相手フィールドのカードを1枚ずつ対象とする。そのカードを破壊する!」(遊太墓地5→6)
「破壊……ということは、俺のダ・イーザを破壊するつもりか!」
(だが、墓地のあのカードを使えば……)
「破壊するのは、ダ・イーザじゃないよ。『酒呑童子』とブレイクソード自身を破壊する!」
「は!?」
ブレイクソードの剣から放たれた衝撃波が、『酒呑童子』とブレイクソードを破壊する。
「なんで、攻撃力の高いダ・イーザじゃなくて『酒呑童子』を……?」(遊太墓地6→8)(石崎墓地5→6)
「こうするためさ。エクシーズ召喚されたブレイクソードが破壊された時、墓地の『幻影騎士団』2体を対象に、特殊召喚する! ラギッドグローブと、サイレントブーツを特殊召喚! そして、この効果で特殊召喚された2体は、レベルが1つ上がる」(遊太墓地8→6)
「今度は、レベル4のモンスターが2体……」
(ロベルトさん、使わせてもらいます!)
「僕はレベル4モンスター2体で、エクシーズ召喚! 漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う叛逆の牙! 今、降臨せよ! ランク4『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!」
現れ出たのは、漆黒の体を持つ強靱な牙のドラゴン。攻撃力は2500。
「闇属性のモンスターのエクシーズ素材となったラギッドグローブの効果、エクシーズモンスターのモンスターの攻撃力を1000アップさせる」(ダーク・リベリオン攻撃力2500→3500)
「ダーク・リベリオンの効果、エクシーズ素材を2つ取り除き、相手モンスター1体を対象として発動! そのモンスターの攻撃力を半分にして、その半分の攻撃力をダーク・リベリオンに加える! トリーズン・ディスチャージ! これでダ・イーザの攻撃力は半分に!」(遊太墓地6→8)
ダ・イーザの1万を超える攻撃力も、ダーク・リベリオンによって半減させられてしまう。
「くっ……!」(ダ・イーザ攻撃力13200→6600)
「これで、ダーク・リベリオンの攻撃力は10100に!」(ダーク・リベリオン攻撃力3500→10100)
(だが、その攻撃力ではただ3500のダメージを受けるだけ……! まだ……!)
「悪いけど石崎君。このデュエル、ここで終わらせるよ!」
「なっ……!」
「カースド・ジャベリンの効果発動! このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手モンスター1体を対象として効果発動! そのモンスターの攻撃力を0にして、効果を無効化する! ダ・イーザの攻撃力を0に!」(遊太墓地8→9)
「なんだって!?」
カースド・ジャベリンの放った槍が、ダ・イーザの体を貫き弱体化させる。石崎は今後起こることを予想し、青ざめる。
「まさか、ダ・イーザをあの時破壊しなかったのは、このため……!?」
「そう。ここで確実に倒すために、ダ・イーザの攻撃力を利用させてもらったよ。行くよバトルフェイズ! ダーク・リベリオンで、ダ・イーザを攻撃! 叛逆の、ライトニング・ディスオベイ!」
「ぐあーっ!」(石崎ライフ7400→0)
1万ものダメージが石崎に直撃し、ライフは瞬く間に0になってしまう。これで、遊太の勝ちが決定した。
こうして遊太は、二次予選のステージ1をクリアした。
「いやあ負けたよ。まさか除外デッキ破壊の切り札を両方とも超えられるなんて」
「石崎君のデッキも、この予選のために組んだデッキで、かなり強かったよ。はっきり言って、あのままデッキを破壊されちゃうんじゃないかと思って……」
「ま、そこらへんのたらればを仕方ないさ。少なくとも、僕は楽しめたからいいかな。次のステージ、頑張れよ!」
「うん!」
会場から去って行く、石崎洋太。ここで多くのデュエリストたちが、去って行くのと同時に。
(……頂点に立つには、一回も落としちゃいけないんだ。だからこそ、敗者の思いを背負って……進んで行くしかない。でも、今回は……ロベルトさんからもらった『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』に、救われた感じだな……)
そう物思いにふけっていると、ステージのリトルバードが残ったデュエリストたちに声をかける。
「さあ皆さん! 二次予選第2ステージが始まりますよ~」
残っている中には、プロトップ3、J4、遊太の仲間たちもいた。
(今はただ……進むしかない! 大丈夫、僕ならできるさ! でも……大会が終わったら今度『幻影騎士団』を使ってみるのも、良いかも)
第八十四話。終わり。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1894 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1532 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1230 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1021 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1138 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1044 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1135 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1000 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1162 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1062 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1158 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1182 | 2 | 2018-03-29 | - | |
76 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 970 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 963 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 980 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1074 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1043 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1133 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 977 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 999 | 2 | 2018-05-09 | - | |
145 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1026 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1046 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1056 | 2 | 2018-05-18 | - | |
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97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 951 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 985 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
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236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 918 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1058 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1002 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 941 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1044 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 927 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 936 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 999 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 955 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 836 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1019 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 970 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 945 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 994 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 825 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 780 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 947 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 743 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 836 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 791 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 732 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 492 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 784 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 695 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 718 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 758 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 728 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 636 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 605 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 666 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 600 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 683 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 641 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 623 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 663 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 745 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 735 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 479 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 434 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 587 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 451 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 582 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 425 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 460 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 552 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 465 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 563 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 514 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 374 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 461 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 553 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
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