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第十五話「アキラ君の思い」 作:イクス
第十五話「アキラ君の思い」
見事カリンに勝ち、Aブロックの決勝まで勝ち残った遊太。このブロック予選では、ベスト4に残ればそれだけで本戦出場が確定するのだが、遊太にとっては今やどうでも良いことであった。
何故なら、遊太はもう既に本戦出場を決め、次にデュエルする相手は、前々からデュエルをしてみたいと思っていた相手、八神アキラだからだ。
「前、アキラ君は言っていた。自分とデュエルするなら、相応しい場所があると。その場所は、もしかしたらこの大会のことだったのかも。何にせよ、デュエルができることは良いことだ! よし、行こう!」
そう意気込み、デュエルリングへと向かった遊太。しかし、デュエルリングにアキラは。
「え、アキラ君まだ来ていないんですか!?」
「そうなんです。試合開始5分前だって言うのに、アキラ君が来てないのですよね」
「どうしてですか?」
「棄権したいという意志は、アキラ君から聞いていませんし……何か用事があって、遅れているのかもしれません。あ、対戦相手である君に言うのもアレかもしれませんが、もしよろしければ遊太君、アキラ君を探しに行ってくれませんか?」
「別に良いですよ、アキラ君とはデュエルしたいと思っていましたし……じゃ、行ってきます!」
「頼んだよ~」
「やれやれ、予選通過決定していると言っても、決勝だって言うのに、どこ行ったんだろう?」
ブロック予選の会場となったスペースを、くまなく捜索する遊太。しかし、アキラは見つからない。
「アキラ君、失格になっても良いのかな? まあ、流石にアキラ君も、そこまでは良しとしていないと思うけど……あっ、いた!」
遊太は会場の隅っこ、誰もいないような所で佇むアキラも見つけた。
「おーい、アキラ君! そろそろ行かないと、審判さんが失格にするって……アレ? なんだろう?」
話しかけようとした時、遊太はアキラが携帯電話で電話をしているのが見えた。
「ああ、父さん? 心配無いって、今日の大会は必ず優勝するよ。もちろん、誰にも負けない。父さんは、俺が優勝するのを待っていれば、それで問題ないさ……それよりも父さん、具合の方はどう? 大分良くなってはいるんでしょ? ……俺のことより、父さんは自分のことを心配していてよ。治ったばかりなんだから」
(……父さん? 病気? 治ったばかり? 一体、何の話をしているんだ? でも……なんか、アキラ君には大変なことなんじゃ……)
物陰から、こっそり会話の内容を聞いている遊太だったが、会話の内容を聞いて、少し不安になる。
「大丈夫、大会で俺に勝てるのは、一人もいません。だから、この大会を最後に……俺、デュエル辞めて父さんの跡を継ぐからさ……俺の優勝、待っていてよ。父さん。それじゃ」
(え、デュエルを辞める!?)
デュエルを辞める、そんなパワーワードが聞こえた。遊太は思わず驚くも、遊太は物音を立てないようにしていた。
すると、アキラは電話の電源を切って、遊太の所に近づいてきた。
「おい、人の電話に聞き耳を立てるとは、良い趣味をしているじゃあないか」
「あ、ゴメン。審判さんが、君を探してくれって言ったから……電話の最中だったし、途切れさせるのもなんか悪いと思って……」
「で、聞いたと」
「あ……うん……ちょっとだけ。お父さんがどうとか、聞いちゃったけど……」
「あっそ、何にせよ、お前には関係ないことだ。さ、決勝戦しに行くぞ」
「で、でも……デュエルを辞めるとか、お父さんのこととか……そんなこと抱えながらのデュエルなんて――」
「言っただろ、お前には関係ない。それは俺の問題だ」
「……そうお? なら、良いんだけど……」
「なら、さっさと予選決勝を始めに行くぞ」
そう言って、アキラは先に試合会場へと走って行った。それを見た遊太は、ある考えが頭をよぎる。
「ひょっとして……あの時アキラ君を見て感じた、やらなきゃいけないからデュエルしているような感じは……彼のお父さんが関係しているって言うの……?」
そんなことを思い、Aブロック予選へと戻って来た遊太。既にアキラは、デュエルリングに到着していた。
「六道遊太選手、八神アキラ選手、共に揃いましたね。それでは、Aブロック予選決勝戦を始めたいと思います! 両者、リングに上がって!」
審判の言葉によって、遊太とアキラは両方デュエルリングに上がる。
上がったのと同時に、遊太はアキラに問いかける。
「ねえ、アキラ君。君は、お父さんとの間に何かがあったの?」
「言っただろ。そのことは、お前に何も関係ない」
「でもロベルトさんは、この大会は楽しむことが趣旨だって。そんな、やらなきゃいけないような感じでやるなんて……本当にそれで良いの?」
「うるさい! お前には関係ないと言っただろ! そんなことより、デュエルするぞ!」
「アキラ君……」
問いかけても、突っぱねて返された遊太。かくしてデュエルは始まる。
「それでは、Aブロック決勝戦! 六道遊太選手対八神アキラ選手のデュエルを始めます!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は、アキラ選手です!」
1・アキラのターン
「俺のターン。俺は手札から、『ブラッド・ヴォルス』を攻撃表示で召喚! さらに、リバースカードを2枚伏せて、ターンエンド」(アキラ手札5→2)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『ブラッド・ヴォルス』(攻撃表示・攻撃力1900・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
(アキラ君……やらなきゃいけない、そんな感じでデュエルするなんて……なんか、辛いと思わない? 実際、さっきのやり取りから見ても……そんな感じがした。だから……君とは楽しくデュエルしたかった!)
「僕は手札から、『ロードナイト・クリスティ』を召喚する! そして、クリスティの効果発動。召喚・特殊召喚された時、手札から『ロードナイト』を1体特殊召喚できる。僕は、手札から『ロードナイト・スター』を特殊召喚する!」(遊太手札6→4)
「スターのモンスター効果、特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を1体特殊召喚できる。僕は、『ロードナイト・ニードラー』を特殊召喚する。そして、ニードラーの効果で、僕は『ロードナイト・グロウ』を墓地へ送る」(遊太墓地0→1)
「そして、僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕のフィールドに存在する『ロードナイト』モンスター1体をリリースすることで、エクストラデッキから『イクスロードナイト』モンスターを特殊召喚する! 僕は、闇属性のニードラーをリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する!」(遊太手札4→3)(遊太墓地1→3)
開始のターンで、遊太はすぐにエースモンスターを特殊召喚する。しかし、アキラはそれを許さない。
「俺は場から、罠カード『闇の閃光』を発動! 自分フィールドの、攻撃力1500以上の闇属性モンスターをリリースすることで、このターン特殊召喚された、フィールド上のモンスターを全て破壊する! 俺は攻撃力1900の『ブラッド・ヴォルス』をリリースして、お前のフィールドに存在する特殊召喚モンスターを破壊する!」(アキラ墓地0→2)
「何……ということは、クリスティ以外の僕のモンスターは全て……くっ」(遊太墓地3→5)
(……やっぱり、アキラ君は強い。僕の『ロードナイト』の対策も、バッチリと言う訳か。大量展開を抑制してくるとは……やるう。でも、僕だって)
「僕は手札から、カードを1枚伏せてターンエンド!」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『ロードナイト・クリスティ』(攻撃表示・攻撃力1400・レベル3・水属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚
3・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札2→3)
「リバースカード、オープン! 罠カード『戦線復帰』! 自分の墓地からモンスターを1体、守備表示で特殊召喚する。俺は『ブラッド・ヴォルス』を特殊召喚!」
「そして俺は、『ブラッド・ヴォルス』をリリースして、モンスターをアドバンス召喚する! 来い、レベル6『クリスタル・ドラゴン』!」(アキラ手札3→2)(アキラ墓地2→3)
現れ出たのは、クリスタルのごとき体を持つドラゴン! 攻撃力は2500と、十分高い。
「行くぞ、俺は『クリスタル・ドラゴン』で、クリスティを攻撃! クリスタル・レイン!」
『クリスタル・ドラゴン』は羽根を広げ、攻撃力1300のクリスティに攻撃をする! だが、黙ってやられる遊太ではない。
「ここで僕は、罠カード『ガード・ブロック』を発動! この戦闘で僕が受けるダメージを0にして、デッキからカードを1枚ドローする!」(遊太手札2→3)(遊太墓地5→7)
「そう来るか、そっちがドローするなら、こっちもモンスター効果を発動させる。『クリスタル・ドラゴン』は、戦闘を行ったバトルフェイズに、デッキからレベル8のドラゴン族モンスターを1体手札に加える」(アキラ手札2→3)
(その効果で手札に加えたカード……僕の予測では、間違いなく、アキラ君のエースモンスター『青眼の白龍』……! 次のターン、何かをするつもりかな……)
「そして俺は手札から、リバースカードを1枚セットしてターンエンド」(アキラ手札3→2)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『クリスタル・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル6・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札3→4)
(よし、まだやれるぞ。さっきの罠カード、『闇の閃光』によるモンスター破壊は痛かったけど……大丈夫。これならまだやれる!)
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士の緊急招集』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、自分の手札・デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキから……」
「この瞬間! 俺の『クリスタル・ドラゴン』を対象に、永続罠発動! 『竜の束縛』!」
「『竜の束縛』!?」
「俺のフィールドに存在する、攻撃力・守備力共に2500以下のドラゴン族モンスターを対象に発動する。この永続罠が俺の場に存在する限り、お互い対象となったモンスター以下の攻撃力を持つモンスターを、特殊召喚できない!」
「な、何!?」
「これにより、『クリスタル・ドラゴン』の攻撃力2500以下のモンスターを特殊召喚する、『英雄騎士の緊急招集』の効果は無効となる」
「むう……」(遊太手札4→3)(遊太墓地7→8)
(ここで……僕のカードにメタを張るようなカードを使うなんて……やっぱり、アキラ君はデュエルの腕がスゴイよなあ)
(だけど、今のアキラ君の顔は、どことなく張りつめているような……凄味というか、怖さを感じるような顔になっているよ……デュエルを、楽しんでいない)
(それで良いのかな、アキラ君……)
「僕は手札から、モンスターをリバースでセット。そして、手札からカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→1)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
5・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札2→3)
「俺は手札から、『スピア・ドラゴン』を攻撃表示で召喚! そして攻撃、ドラゴン・スクリュー! そして、『スピア・ドラゴン』は守備表示モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与えることができる!」(アキラ手札3→2)
この時、裏守備モンスターが裏返る。裏返ったモンスターは、岩のような体を持った『ロードナイト』。
「くっ、『ロードナイト・クレス』のモンスター効果。クレスは戦闘では破壊されない。けれど、貫通ダメージは受けるのか……。『スピア・ドラゴン』の攻撃力は1900、クレスの守備力は1000、ぐっ!」(遊太ライフ8000→7100)
「『スピア・ドラゴン』のモンスター効果、このカードが攻撃した時、守備表示になる。そして俺は、『クリスタル・ドラゴン』で、クレスを攻撃する! クリスタル・レイン! ダメージは与えられないが、『クリスタル・ドラゴン』の効果。デッキからレベル8・ドラゴン族モンスターを1体手札に加える」(アキラ手札2→3)
(また……サーチしたのは『青眼の白龍』だろう。けれど、そんなに手札に『青眼の白龍』を溜めて、何をしようって言うんだ……?)
「俺は、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(アキラ手札3→2)
(後1枚……俺の手札には既に、『青眼の白龍』が2枚ある。後1枚、揃いさえすれば……)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『クリスタル・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル6・光属性)
『スピア・ドラゴン』(守備表示・守備力0・レベル4・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『竜の束縛』(永続罠)
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
(アキラ君の場にある永続罠『竜の束縛』……アレがある限り、僕は『ロードナイト』の特殊召喚ができない。だったら……直接取り除いてやる!)
「僕は手札から、魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』1体と、『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える。僕は『ロードナイト・ニードラー』と『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札2→1→3)(遊太墓地8→6→7)
「そして、僕は手札から『ロードナイト・ヒータ』を、攻撃表示で召喚! これは、召喚であって特殊召喚じゃあないので、永続罠『竜の束縛』の効果は受けない」(遊太手札3→2)
「更に、僕は速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕は炎属性のボルカをリリースして、炎属性の『イクスロードナイト・デューク』を、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札2→1)(遊太墓地7→9)
現れたのは、深紅のマントと炎に似た槍を持つ騎士、攻撃力は2800。そしてこの状況を打開できるモンスター。
「行くよ。僕はデュークで、守備表示の『スピア・ドラゴン』を攻撃! フレムベル・セイバー! 更に、デュークのモンスター効果、デュークは守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が上回った分だけ、相手に戦闘ダメージを与える!」
「『スピア・ドラゴン』は、守備力0……ということは、デュークの攻撃力、2800のダメージが来る。悪いがそうはさせねえ。俺は速攻魔法『コマンド・サイレンサー』を発動! 相手の攻撃宣言時、バトルフェイズを終了させる。その後、俺はデッキからカードを1枚ドローする」(アキラ手札2→3)(アキラ墓地3→4)
「くそ……戦闘耐性も十二分か……! 僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札1→0)
遊太
ライフポイント7100
手札枚数0枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・デューク』(攻撃表示・攻撃力2800・レベル8・炎属性)
『ロードナイト・クレス』(守備表示・守備力1000・レベル4・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
7・アキラのターン
「俺のターン……」
(俺の手札には既に、2枚の『青眼の白龍』がある。このターン、アレを引ければ……俺の勝利は盤石になる)
「ドロー!」(アキラ手札3→4)
「俺は2体のモンスターをリリースして、手札の『青眼の白龍』をアドバンス召喚!」(アキラ手札4→3)(アキラ墓地4→6)
現れ出でたのは、白き体に青き瞳を持つドラゴン! アキラがエースとする、最上級ドラゴン! 攻撃力は3000と、圧倒的である。そこから、アキラは次の一手を。
「そして、手札から速攻魔法『アドバンス・フォース』を発動! この速攻魔法は、モンスター2体をリリースしてアドバンス召喚した時、発動可能な速攻魔法。デッキから2枚ドローする!」(アキラ手札3→2→4)(アキラ墓地6→7)
ドローしたカードを、チラ見するアキラ。すると、遊太に向き直る。
「遊太、お前に見せてやる。俺のエースモンスター、『青眼の白龍』の真の姿を……!」
「何だって!?」
「俺は手札から、魔法カード『融合』を発動! フィールドと手札に存在する、3体の『青眼の白龍』を融合素材として……現れろ、白き竜の力を束ねし究極の竜よ! 融合召喚! レベル12『青眼の究極竜』!」(アキラ手札4→1)(アキラ墓地7→11)
融合召喚によって現れたのは、『青眼の白龍』を3体連ねた、三つ首のドラゴン! 攻撃力は、脅威の4500!
「こ、攻撃力4500!? アキラ君の奴、こんなモンスターを隠し持っていたのか……! 凄いじゃあないか!」
「そう言っていられるのも今のうちだぜ、『青眼の究極竜』で、デュークに攻撃! アルティメット・バーストォォォ!」
三つの首から放たれた、強力無比なバーストストリームがデュークを襲う! その攻撃には、デュークも耐えられない。
「うぐぅっ! こ、コイツは強力だ! で、でも……『竜の束縛』の対象となったモンスターが離れたことで、僕はこのカードを発動できる! 罠カード『英雄騎士出撃』! 僕のモンスターが破壊された時、手札・デッキから、レベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、デッキから『ロードナイト・テラ』を特殊召喚する! そして、テラの効果でデッキから、『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕は、『英雄騎士への覚醒』を手札に加える。更に、戦闘ダメージを受けたことで、罠カード『運命の発掘』を発動する。これで僕は、更に1枚ドローする」(遊太ライフ7100→5400)(遊太手札0→1→2)(遊太墓地9→10→11→12)
「フン、ロックが解けた所で、お前の不利には変わりない。俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(アキラ手札1→0)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
8・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 今度は、光属性のテラをリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト・ディアナ』を、攻撃表示で特殊召喚する! 来い、ディアナ!」(遊太手札3→2)
「更に、僕はディアナのモンスター効果を発動! 僕のライフを1000支払うことで、相手モンスター1体の攻撃力を0にする!」(遊太ライフ5400→4400)
「ほう……?」
「そして僕は、手札から装備魔法『英雄騎士の応急処置』を発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』モンスターを1体選択、特殊召喚してこのカードを装備する! 僕は『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する!」(遊太墓地12→11)
「そして僕は、アルファのモンスター効果発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』を1体デッキに戻す事で、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を、手札に加える。僕はボルカをデッキに戻して、『英雄騎士の剣』を、手札に加える。そして、ディアナに装備!」(遊太墓地11→10)
「ふぅん……」
「行くよ、僕は『イクスロードナイト・ディアナ』で、攻撃力0となっている『青眼の究極竜』を攻撃! ミッドナイト・クレッセントムーン!」
『英雄騎士の剣』を装備したディアナによって、攻撃力0となっている究極竜は攻撃される! そのままでは、究極竜は破壊されることになるが……。
「罠カード発動! 『神風のバリア-エア・フォース-』! 相手の攻撃宣言時、相手の攻撃表示モンスターを全て相手の手札に戻す!」(アキラ墓地11→12)
「な、何ぃっ!?」
竜巻のバリアによって、ディアナとアルファは吹っ飛ばされてエクストラデッキに戻ってしまう。(遊太墓地10→12)
(くっ、この除去は破壊ではないから、ディアナの効果である破壊された時、自身の攻撃力分僕のライフを回復する効果を発動できない……!)
「僕は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(遊太手札1→0)
遊太
ライフポイント4400
手札枚数0枚
モンスター1体
『ロードナイト・クレス』(守備表示・守備力1000・レベル4・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
遊太のターンを終えて、アキラは遊太に言う。
「遊太、お前は俺に言ったよな。俺と父さんの間に何かがあったのかと」
「うん、確かに言ったよ」
「だけどな、これは俺の問題だ。お前がどうこういうことじゃねえ。それに、俺はこの大会を優勝するということで、その問題を解決する」
「え、そ、そうなの!?」
「だから、俺はここに宣言する! 俺はこの大会で優勝する! この大会の、全てのデュエリストを倒してな!」
遊太に、そう高々と宣言するアキラ。アキラは自信満々に言ったものの、遊太はそれを見て、どこか不安に思う。
(アキラ君……なんか、僕には君がそうやって宣言することで、自分自身に言い聞かせているような気がするよ……。せっかくこんな所で、君のような強いデュエリストとデュエルができるのに、君自身が楽しんでいないなんて……もったいないことだと思うよ)
(一体、一体何が君を、そうさせるんだ……)
デュエルは、まだ続いている。
第十五話。終わり。
見事カリンに勝ち、Aブロックの決勝まで勝ち残った遊太。このブロック予選では、ベスト4に残ればそれだけで本戦出場が確定するのだが、遊太にとっては今やどうでも良いことであった。
何故なら、遊太はもう既に本戦出場を決め、次にデュエルする相手は、前々からデュエルをしてみたいと思っていた相手、八神アキラだからだ。
「前、アキラ君は言っていた。自分とデュエルするなら、相応しい場所があると。その場所は、もしかしたらこの大会のことだったのかも。何にせよ、デュエルができることは良いことだ! よし、行こう!」
そう意気込み、デュエルリングへと向かった遊太。しかし、デュエルリングにアキラは。
「え、アキラ君まだ来ていないんですか!?」
「そうなんです。試合開始5分前だって言うのに、アキラ君が来てないのですよね」
「どうしてですか?」
「棄権したいという意志は、アキラ君から聞いていませんし……何か用事があって、遅れているのかもしれません。あ、対戦相手である君に言うのもアレかもしれませんが、もしよろしければ遊太君、アキラ君を探しに行ってくれませんか?」
「別に良いですよ、アキラ君とはデュエルしたいと思っていましたし……じゃ、行ってきます!」
「頼んだよ~」
「やれやれ、予選通過決定していると言っても、決勝だって言うのに、どこ行ったんだろう?」
ブロック予選の会場となったスペースを、くまなく捜索する遊太。しかし、アキラは見つからない。
「アキラ君、失格になっても良いのかな? まあ、流石にアキラ君も、そこまでは良しとしていないと思うけど……あっ、いた!」
遊太は会場の隅っこ、誰もいないような所で佇むアキラも見つけた。
「おーい、アキラ君! そろそろ行かないと、審判さんが失格にするって……アレ? なんだろう?」
話しかけようとした時、遊太はアキラが携帯電話で電話をしているのが見えた。
「ああ、父さん? 心配無いって、今日の大会は必ず優勝するよ。もちろん、誰にも負けない。父さんは、俺が優勝するのを待っていれば、それで問題ないさ……それよりも父さん、具合の方はどう? 大分良くなってはいるんでしょ? ……俺のことより、父さんは自分のことを心配していてよ。治ったばかりなんだから」
(……父さん? 病気? 治ったばかり? 一体、何の話をしているんだ? でも……なんか、アキラ君には大変なことなんじゃ……)
物陰から、こっそり会話の内容を聞いている遊太だったが、会話の内容を聞いて、少し不安になる。
「大丈夫、大会で俺に勝てるのは、一人もいません。だから、この大会を最後に……俺、デュエル辞めて父さんの跡を継ぐからさ……俺の優勝、待っていてよ。父さん。それじゃ」
(え、デュエルを辞める!?)
デュエルを辞める、そんなパワーワードが聞こえた。遊太は思わず驚くも、遊太は物音を立てないようにしていた。
すると、アキラは電話の電源を切って、遊太の所に近づいてきた。
「おい、人の電話に聞き耳を立てるとは、良い趣味をしているじゃあないか」
「あ、ゴメン。審判さんが、君を探してくれって言ったから……電話の最中だったし、途切れさせるのもなんか悪いと思って……」
「で、聞いたと」
「あ……うん……ちょっとだけ。お父さんがどうとか、聞いちゃったけど……」
「あっそ、何にせよ、お前には関係ないことだ。さ、決勝戦しに行くぞ」
「で、でも……デュエルを辞めるとか、お父さんのこととか……そんなこと抱えながらのデュエルなんて――」
「言っただろ、お前には関係ない。それは俺の問題だ」
「……そうお? なら、良いんだけど……」
「なら、さっさと予選決勝を始めに行くぞ」
そう言って、アキラは先に試合会場へと走って行った。それを見た遊太は、ある考えが頭をよぎる。
「ひょっとして……あの時アキラ君を見て感じた、やらなきゃいけないからデュエルしているような感じは……彼のお父さんが関係しているって言うの……?」
そんなことを思い、Aブロック予選へと戻って来た遊太。既にアキラは、デュエルリングに到着していた。
「六道遊太選手、八神アキラ選手、共に揃いましたね。それでは、Aブロック予選決勝戦を始めたいと思います! 両者、リングに上がって!」
審判の言葉によって、遊太とアキラは両方デュエルリングに上がる。
上がったのと同時に、遊太はアキラに問いかける。
「ねえ、アキラ君。君は、お父さんとの間に何かがあったの?」
「言っただろ。そのことは、お前に何も関係ない」
「でもロベルトさんは、この大会は楽しむことが趣旨だって。そんな、やらなきゃいけないような感じでやるなんて……本当にそれで良いの?」
「うるさい! お前には関係ないと言っただろ! そんなことより、デュエルするぞ!」
「アキラ君……」
問いかけても、突っぱねて返された遊太。かくしてデュエルは始まる。
「それでは、Aブロック決勝戦! 六道遊太選手対八神アキラ選手のデュエルを始めます!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は、アキラ選手です!」
1・アキラのターン
「俺のターン。俺は手札から、『ブラッド・ヴォルス』を攻撃表示で召喚! さらに、リバースカードを2枚伏せて、ターンエンド」(アキラ手札5→2)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『ブラッド・ヴォルス』(攻撃表示・攻撃力1900・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
(アキラ君……やらなきゃいけない、そんな感じでデュエルするなんて……なんか、辛いと思わない? 実際、さっきのやり取りから見ても……そんな感じがした。だから……君とは楽しくデュエルしたかった!)
「僕は手札から、『ロードナイト・クリスティ』を召喚する! そして、クリスティの効果発動。召喚・特殊召喚された時、手札から『ロードナイト』を1体特殊召喚できる。僕は、手札から『ロードナイト・スター』を特殊召喚する!」(遊太手札6→4)
「スターのモンスター効果、特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を1体特殊召喚できる。僕は、『ロードナイト・ニードラー』を特殊召喚する。そして、ニードラーの効果で、僕は『ロードナイト・グロウ』を墓地へ送る」(遊太墓地0→1)
「そして、僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕のフィールドに存在する『ロードナイト』モンスター1体をリリースすることで、エクストラデッキから『イクスロードナイト』モンスターを特殊召喚する! 僕は、闇属性のニードラーをリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する!」(遊太手札4→3)(遊太墓地1→3)
開始のターンで、遊太はすぐにエースモンスターを特殊召喚する。しかし、アキラはそれを許さない。
「俺は場から、罠カード『闇の閃光』を発動! 自分フィールドの、攻撃力1500以上の闇属性モンスターをリリースすることで、このターン特殊召喚された、フィールド上のモンスターを全て破壊する! 俺は攻撃力1900の『ブラッド・ヴォルス』をリリースして、お前のフィールドに存在する特殊召喚モンスターを破壊する!」(アキラ墓地0→2)
「何……ということは、クリスティ以外の僕のモンスターは全て……くっ」(遊太墓地3→5)
(……やっぱり、アキラ君は強い。僕の『ロードナイト』の対策も、バッチリと言う訳か。大量展開を抑制してくるとは……やるう。でも、僕だって)
「僕は手札から、カードを1枚伏せてターンエンド!」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『ロードナイト・クリスティ』(攻撃表示・攻撃力1400・レベル3・水属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚
3・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札2→3)
「リバースカード、オープン! 罠カード『戦線復帰』! 自分の墓地からモンスターを1体、守備表示で特殊召喚する。俺は『ブラッド・ヴォルス』を特殊召喚!」
「そして俺は、『ブラッド・ヴォルス』をリリースして、モンスターをアドバンス召喚する! 来い、レベル6『クリスタル・ドラゴン』!」(アキラ手札3→2)(アキラ墓地2→3)
現れ出たのは、クリスタルのごとき体を持つドラゴン! 攻撃力は2500と、十分高い。
「行くぞ、俺は『クリスタル・ドラゴン』で、クリスティを攻撃! クリスタル・レイン!」
『クリスタル・ドラゴン』は羽根を広げ、攻撃力1300のクリスティに攻撃をする! だが、黙ってやられる遊太ではない。
「ここで僕は、罠カード『ガード・ブロック』を発動! この戦闘で僕が受けるダメージを0にして、デッキからカードを1枚ドローする!」(遊太手札2→3)(遊太墓地5→7)
「そう来るか、そっちがドローするなら、こっちもモンスター効果を発動させる。『クリスタル・ドラゴン』は、戦闘を行ったバトルフェイズに、デッキからレベル8のドラゴン族モンスターを1体手札に加える」(アキラ手札2→3)
(その効果で手札に加えたカード……僕の予測では、間違いなく、アキラ君のエースモンスター『青眼の白龍』……! 次のターン、何かをするつもりかな……)
「そして俺は手札から、リバースカードを1枚セットしてターンエンド」(アキラ手札3→2)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『クリスタル・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル6・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札3→4)
(よし、まだやれるぞ。さっきの罠カード、『闇の閃光』によるモンスター破壊は痛かったけど……大丈夫。これならまだやれる!)
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士の緊急招集』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、自分の手札・デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキから……」
「この瞬間! 俺の『クリスタル・ドラゴン』を対象に、永続罠発動! 『竜の束縛』!」
「『竜の束縛』!?」
「俺のフィールドに存在する、攻撃力・守備力共に2500以下のドラゴン族モンスターを対象に発動する。この永続罠が俺の場に存在する限り、お互い対象となったモンスター以下の攻撃力を持つモンスターを、特殊召喚できない!」
「な、何!?」
「これにより、『クリスタル・ドラゴン』の攻撃力2500以下のモンスターを特殊召喚する、『英雄騎士の緊急招集』の効果は無効となる」
「むう……」(遊太手札4→3)(遊太墓地7→8)
(ここで……僕のカードにメタを張るようなカードを使うなんて……やっぱり、アキラ君はデュエルの腕がスゴイよなあ)
(だけど、今のアキラ君の顔は、どことなく張りつめているような……凄味というか、怖さを感じるような顔になっているよ……デュエルを、楽しんでいない)
(それで良いのかな、アキラ君……)
「僕は手札から、モンスターをリバースでセット。そして、手札からカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→1)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
5・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札2→3)
「俺は手札から、『スピア・ドラゴン』を攻撃表示で召喚! そして攻撃、ドラゴン・スクリュー! そして、『スピア・ドラゴン』は守備表示モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与えることができる!」(アキラ手札3→2)
この時、裏守備モンスターが裏返る。裏返ったモンスターは、岩のような体を持った『ロードナイト』。
「くっ、『ロードナイト・クレス』のモンスター効果。クレスは戦闘では破壊されない。けれど、貫通ダメージは受けるのか……。『スピア・ドラゴン』の攻撃力は1900、クレスの守備力は1000、ぐっ!」(遊太ライフ8000→7100)
「『スピア・ドラゴン』のモンスター効果、このカードが攻撃した時、守備表示になる。そして俺は、『クリスタル・ドラゴン』で、クレスを攻撃する! クリスタル・レイン! ダメージは与えられないが、『クリスタル・ドラゴン』の効果。デッキからレベル8・ドラゴン族モンスターを1体手札に加える」(アキラ手札2→3)
(また……サーチしたのは『青眼の白龍』だろう。けれど、そんなに手札に『青眼の白龍』を溜めて、何をしようって言うんだ……?)
「俺は、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(アキラ手札3→2)
(後1枚……俺の手札には既に、『青眼の白龍』が2枚ある。後1枚、揃いさえすれば……)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『クリスタル・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル6・光属性)
『スピア・ドラゴン』(守備表示・守備力0・レベル4・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『竜の束縛』(永続罠)
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
(アキラ君の場にある永続罠『竜の束縛』……アレがある限り、僕は『ロードナイト』の特殊召喚ができない。だったら……直接取り除いてやる!)
「僕は手札から、魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』1体と、『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える。僕は『ロードナイト・ニードラー』と『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札2→1→3)(遊太墓地8→6→7)
「そして、僕は手札から『ロードナイト・ヒータ』を、攻撃表示で召喚! これは、召喚であって特殊召喚じゃあないので、永続罠『竜の束縛』の効果は受けない」(遊太手札3→2)
「更に、僕は速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕は炎属性のボルカをリリースして、炎属性の『イクスロードナイト・デューク』を、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札2→1)(遊太墓地7→9)
現れたのは、深紅のマントと炎に似た槍を持つ騎士、攻撃力は2800。そしてこの状況を打開できるモンスター。
「行くよ。僕はデュークで、守備表示の『スピア・ドラゴン』を攻撃! フレムベル・セイバー! 更に、デュークのモンスター効果、デュークは守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が上回った分だけ、相手に戦闘ダメージを与える!」
「『スピア・ドラゴン』は、守備力0……ということは、デュークの攻撃力、2800のダメージが来る。悪いがそうはさせねえ。俺は速攻魔法『コマンド・サイレンサー』を発動! 相手の攻撃宣言時、バトルフェイズを終了させる。その後、俺はデッキからカードを1枚ドローする」(アキラ手札2→3)(アキラ墓地3→4)
「くそ……戦闘耐性も十二分か……! 僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札1→0)
遊太
ライフポイント7100
手札枚数0枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・デューク』(攻撃表示・攻撃力2800・レベル8・炎属性)
『ロードナイト・クレス』(守備表示・守備力1000・レベル4・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
7・アキラのターン
「俺のターン……」
(俺の手札には既に、2枚の『青眼の白龍』がある。このターン、アレを引ければ……俺の勝利は盤石になる)
「ドロー!」(アキラ手札3→4)
「俺は2体のモンスターをリリースして、手札の『青眼の白龍』をアドバンス召喚!」(アキラ手札4→3)(アキラ墓地4→6)
現れ出でたのは、白き体に青き瞳を持つドラゴン! アキラがエースとする、最上級ドラゴン! 攻撃力は3000と、圧倒的である。そこから、アキラは次の一手を。
「そして、手札から速攻魔法『アドバンス・フォース』を発動! この速攻魔法は、モンスター2体をリリースしてアドバンス召喚した時、発動可能な速攻魔法。デッキから2枚ドローする!」(アキラ手札3→2→4)(アキラ墓地6→7)
ドローしたカードを、チラ見するアキラ。すると、遊太に向き直る。
「遊太、お前に見せてやる。俺のエースモンスター、『青眼の白龍』の真の姿を……!」
「何だって!?」
「俺は手札から、魔法カード『融合』を発動! フィールドと手札に存在する、3体の『青眼の白龍』を融合素材として……現れろ、白き竜の力を束ねし究極の竜よ! 融合召喚! レベル12『青眼の究極竜』!」(アキラ手札4→1)(アキラ墓地7→11)
融合召喚によって現れたのは、『青眼の白龍』を3体連ねた、三つ首のドラゴン! 攻撃力は、脅威の4500!
「こ、攻撃力4500!? アキラ君の奴、こんなモンスターを隠し持っていたのか……! 凄いじゃあないか!」
「そう言っていられるのも今のうちだぜ、『青眼の究極竜』で、デュークに攻撃! アルティメット・バーストォォォ!」
三つの首から放たれた、強力無比なバーストストリームがデュークを襲う! その攻撃には、デュークも耐えられない。
「うぐぅっ! こ、コイツは強力だ! で、でも……『竜の束縛』の対象となったモンスターが離れたことで、僕はこのカードを発動できる! 罠カード『英雄騎士出撃』! 僕のモンスターが破壊された時、手札・デッキから、レベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、デッキから『ロードナイト・テラ』を特殊召喚する! そして、テラの効果でデッキから、『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕は、『英雄騎士への覚醒』を手札に加える。更に、戦闘ダメージを受けたことで、罠カード『運命の発掘』を発動する。これで僕は、更に1枚ドローする」(遊太ライフ7100→5400)(遊太手札0→1→2)(遊太墓地9→10→11→12)
「フン、ロックが解けた所で、お前の不利には変わりない。俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(アキラ手札1→0)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体
『青眼の究極竜』(攻撃表示・攻撃力4500・レベル12・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
8・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 今度は、光属性のテラをリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト・ディアナ』を、攻撃表示で特殊召喚する! 来い、ディアナ!」(遊太手札3→2)
「更に、僕はディアナのモンスター効果を発動! 僕のライフを1000支払うことで、相手モンスター1体の攻撃力を0にする!」(遊太ライフ5400→4400)
「ほう……?」
「そして僕は、手札から装備魔法『英雄騎士の応急処置』を発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』モンスターを1体選択、特殊召喚してこのカードを装備する! 僕は『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する!」(遊太墓地12→11)
「そして僕は、アルファのモンスター効果発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』を1体デッキに戻す事で、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を、手札に加える。僕はボルカをデッキに戻して、『英雄騎士の剣』を、手札に加える。そして、ディアナに装備!」(遊太墓地11→10)
「ふぅん……」
「行くよ、僕は『イクスロードナイト・ディアナ』で、攻撃力0となっている『青眼の究極竜』を攻撃! ミッドナイト・クレッセントムーン!」
『英雄騎士の剣』を装備したディアナによって、攻撃力0となっている究極竜は攻撃される! そのままでは、究極竜は破壊されることになるが……。
「罠カード発動! 『神風のバリア-エア・フォース-』! 相手の攻撃宣言時、相手の攻撃表示モンスターを全て相手の手札に戻す!」(アキラ墓地11→12)
「な、何ぃっ!?」
竜巻のバリアによって、ディアナとアルファは吹っ飛ばされてエクストラデッキに戻ってしまう。(遊太墓地10→12)
(くっ、この除去は破壊ではないから、ディアナの効果である破壊された時、自身の攻撃力分僕のライフを回復する効果を発動できない……!)
「僕は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(遊太手札1→0)
遊太
ライフポイント4400
手札枚数0枚
モンスター1体
『ロードナイト・クレス』(守備表示・守備力1000・レベル4・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
遊太のターンを終えて、アキラは遊太に言う。
「遊太、お前は俺に言ったよな。俺と父さんの間に何かがあったのかと」
「うん、確かに言ったよ」
「だけどな、これは俺の問題だ。お前がどうこういうことじゃねえ。それに、俺はこの大会を優勝するということで、その問題を解決する」
「え、そ、そうなの!?」
「だから、俺はここに宣言する! 俺はこの大会で優勝する! この大会の、全てのデュエリストを倒してな!」
遊太に、そう高々と宣言するアキラ。アキラは自信満々に言ったものの、遊太はそれを見て、どこか不安に思う。
(アキラ君……なんか、僕には君がそうやって宣言することで、自分自身に言い聞かせているような気がするよ……。せっかくこんな所で、君のような強いデュエリストとデュエルができるのに、君自身が楽しんでいないなんて……もったいないことだと思うよ)
(一体、一体何が君を、そうさせるんだ……)
デュエルは、まだ続いている。
第十五話。終わり。
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1894 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1532 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1410 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1230 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1021 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1138 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1044 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1135 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1000 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1057 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1162 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1062 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1158 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1181 | 2 | 2018-03-29 | - | |
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86 | 第十七話「本戦開始!」 | 963 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 980 | 0 | 2018-04-13 | - | |
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148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1043 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1133 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 977 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 999 | 2 | 2018-05-09 | - | |
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144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1056 | 2 | 2018-05-18 | - | |
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97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 951 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 985 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 833 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 973 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1422 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 942 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 918 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1058 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1002 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 940 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1044 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 855 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 927 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 936 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 999 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 955 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 836 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1018 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 969 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 945 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 987 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 994 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 825 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 780 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 947 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 743 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 763 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 836 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 791 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 732 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 492 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 783 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 695 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 718 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 758 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 728 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 670 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 636 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 750 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 605 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 666 | 0 | 2020-08-15 | - | |
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68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 623 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 663 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 745 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 735 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 479 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 433 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 587 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 501 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 451 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 582 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 425 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 460 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 551 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 465 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 563 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 514 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 373 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 461 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 337 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 553 | 0 | 2022-11-27 | - |
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- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:18 一言 深淵が禁止は個人的に悲し過ぎますわ…。デスサイズが制限止まりで果た…
- 12/22 19:24 掲示板 オリカコンテスト投票所
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苦しいデュエルと楽しいデュエル、軍配はどちらに上がるのか。後、ちょっと重苦しいのは、いつもの遊戯王がちょっと顔を出したってことで。
(2018-03-29 14:20)