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第二十八話「カリンと遊太」 作:イクス
第二十八話「カリンと遊太」
ロベルトから、ロードナイト達の話を聞いた翌日。プラクサス小学校5年B組の教室では、遊太が一人カードと話をしていた。『イクスロードナイト・デュナス』と。
「なあ遊太、この世界の人間って奴は、なんで学校に通うんだろうな……」
「そっちの世界には、学校ってものないの?」
「ああ、デュエルアカデミアというデュエルを学ぶ学校があった」
「そういや、そっちじゃデュエルで物事きめるんだったよね」
「流石に等価交換ぐらいするが、デュエルは絶対だからな。こんなにちまちまとやりはしない」
「そうなんだ……」
その話をしている間、菊姫達が話しかけてきた。
「おーい、遊太。今日はゲームショップ烏間で色々やらないか? シールドデュエル大会ってのを、烏間さんが開催するんだと」
「シールドデュエルって言うのは、カードが40枚になるようにパックを開けて、そのパックでデュエルすることを言うじゃん? 既にあるデッキじゃなく、ランダムに出たカードを使うから、色々楽しいじゃん?」
「たまには、自分のデッキから離れてデュエルをするのも良い物ですよ」
「あ、うん。わかった。それじゃあ、一緒に行こうか」
そう言って、遊太は菊姫達と一緒に学校を出た。その時、遊太達が目にしたものは。
「な、なんだあこりゃあ!?」
なんと、学校の前に、多くの少年少女達がいたのであった。
「一体なんなのさ、ウチの小学校に人が大勢来るなんて……」
「……まー、心当たりは一つあるじゃん?」
「え? 何さ?」
「まあ、行こうじゃん?」
そう言って、遊太が菊姫たち友達一堂と共に校門の前に出た時だった。
「おい、いたぞ! 六道遊太だ!」
「プラクサス大会で優勝した、六道遊太だ!」
遊太を見かけた途端、集まっていた子供達が雪崩のように襲い掛かって来た。その手には、皆デッキを持っている。
「チャンプ! 俺とデュエルしろ!」
「いーや、遊太とデュエルするのは俺だぁ!」
「実力もない奴は黙ってな! 俺がデュエルする!」
といった具合に、遊太と同じくらいの少年少女達が遊太の所に駆けつけそうになるのを、菊姫たちや菊姫の取り巻きが精一杯抑える。
「き、菊姫! これって一体どういうこと!?」
「恐らくだが……このプラクサスシティで不動のチャンピオンだったアキラが、無名のお前にいきなり倒されたことで、ソイツを倒せば俺が新しいチャンピオンになれる……といった所だろうか?」
「え~……そんな無茶苦茶な……」
「無茶もクソもねえよ。遊太、お前はなし崩しとはいえ、このプラクサスじゃ一番強い奴になった。だから……今後はこういう輩に付き纏われる可能性もある」
「だから、ここはアタシらに任せて、お前はさっさと家に帰りな! 裏門なら、人はいないと思うぜ!」
「で、でも……それじゃあ菊姫達が……」
「だいじょーぶ! 俺だって、伊達にお前とデュエルしてあそこまで追い詰めてないじゃん?」
「そうですよ。実力だけなら、僕も負けていません!」
「身の程知らずには、キツーイお灸を据えてやらんとなあ。行くよ、岩ノ井、鏡山!」
「は、ハイッス!」
「アネゴの頼みなら……」
「よし、知多、真薄! いっせーので、突っ切るぞ! そして、奴らの前に出るんだ! 遊太は裏門!」
「おうっ!」
「はい!」
菊姫、真薄、知多、取り巻き二人組が、スクラムを組んで突進し、人の波を突っ切る。そして、大勢の人の前に出る!
「やいテメエら! 少々待ちやがれ!」
「なんだ、お前は!」
「俺達はチャンピオンとデュエルしに来たんだぞ!」
「それなのに、チャンプは勝ち逃げするって言うの!?」
「テメエら、何か勘違いしてねえか? 確かに、遊太はプラクサスでナンバーワンになった。しかーし! お前らの大半は、あの大会で本戦にすら出場できていない!」
「つまりどういうことだ!?」
「そんなお前らが、遊太とデュエルするなんて、片腹痛いわ!」
「だが、アタシとて鬼じゃあない。それにより、ベスト4に出場したこの一条寺菊姫と、本戦に出場した知多泉と広野真薄が、お前らをテストしてやるぜ! ついてきな!」
「おう、やってやらあ!」
「よっしゃあ! ゲームショップ烏間に来いやあ!」
「相手になるじゃ~ん!」
「受けて立ちますよ!」
そして、ゲームショップ烏間では。
「『お注射天使リリー』で、ダイレクトアタック! そして、ライフを2000支払い、攻撃力を3000アップする! 検診のお時間だあ!」
「罠カード『魔法の筒』! モンスターの攻撃を無効にして、その分ダメージを与えるじゃん!」
「『デュミナイ・エルフ』と『サファイア・ドラゴン』をリリースして、『合成魔獣ガーゼット』をアドバンス召喚! 魔獣毒毒攻撃!」
「くっ、でも、それで終了ですね。僕のターン! 僕は手札から、『融合』を発動! 手札のヒートとスワンプを素材として、『C・HERO ヒートブラスト』を攻撃表示で融合召喚! そして、墓地からモンスターを除外して、その攻撃力をヒートブラストに加える! 攻撃、ヒートブラスト!」
「アタシは『古代の機械究極巨人』で、伏せ守備モンスターを攻撃! ギガント・パウンド!」
といった具合に、寄せ来る敵にひたすら対応している遊太の友人一堂なのであった。
それを見ている、ゲームショップ烏間の店長、烏間雛姫はというと。
「はーい、皆さん。既存のカードで勝てないなら、こっちでカード買ってね~」
(全く、アイツの見立て通り、遊太君がチャンピオンになったらこれだものねえ。アイツが認めるのもわかる気がするわ)
一方、チャレンジャー達の追跡から逃れた遊太はというと。
「はぁ……チャンピオンっていうのも、楽じゃあないなあ……」
「ふむ。確かに遊太殿の実力は高いが、あれだけの人数を相手をするのは、少々骨が折れる也」
「ウェイカーの言う通りだよ……あんなに大人数やっていたら、本当に倒れちゃうよ……」
しかし、チャンピオンとなった以上、そんなに休ませてはくれないようで……。
「あっ、チャンピオン六道遊太がいたぞ!」
「チャンピオーン! 俺とデュエルしろお!」
「あっ、ヤバい……とにかく逃げろー!」
自称チャレンジャー達に見つかったのを見て、走り出そうとする遊太。すると、いきなり遊太の前にピンク色の高級車が止まる。
「こ、今度はなんだよお!?」
すると、ドアが開く。開いたドアの先には、見慣れた顔があった。
「大丈夫ですか? 遊太君」
「あっ、君は……カリンちゃん!」
「追われているようですね。さあ、私の車に乗ってくださいませ」
「うん、ありがとう」
そのまま、車に乗り込んで逃走する遊太。隣には、カリンも添えて。流石にチャレンジャー達も、徒歩では追いつけないようだった。
車の中では、遊太とカリンが会話をしていた。
「ふぅ~……助かったよ。デュエルで優勝するのって、良いことばかりじゃないんだなあ」
「ええ、今まではアキラ君が不動の一位を保ってくれていましたので、チャレンジャーというとのはそうそういませんでした。しかし、無名の遊太君がいきなり優勝してしまったので、下剋上を狙うなら今がチャンスだと、皆が思いまして……」
「それはさっき聞いた」
「では、精霊の話でもしましょうか。知っての通り、ロベルトさんは、こっちの世界に、デュエルモンスターズ……とよく似た生き物達が来てしまったことを、あなたに教えましたよね」
「うん、聞いたよ」
「それで、あなたの『イクスロードナイト』達には、その生き物達が宿っている。それに……私の『竜姫神サフィラ』のカードにも、それは宿っている」
懐からサフィラのカードを出すと、あの時『イクスロードナイト』が自分の前に現れたのと同じく、半透明なサフィラが遊太の前に現れた。
「こんにちは、遊太君。そして……久方ぶりですね、ディアナさん」
「ええ、久しぶりね」
サフィラの声に呼応してか、ディアナがカードから現れる。
「え、サフィラとディアナって、友達?」
「ええ、私とサフィラはお茶のみ友達よ。あの事件が起こるまでは、デュエルしながらお茶を飲むのが楽しみだったくらい」
「で、話を戻しますが、私がカリンちゃんの所に来たのは、3か月くらい前。活力を無くしていた私が、やっと依り代を見つけたことです。そして、姿を見せて話してくれたら、意外にも信じてくれて……」
「そのまま、なし崩し的にカリンちゃんと一緒にいるようになった訳か」
「ええ、有意義で楽しかったですが、いずれは元の世界に戻らないといけませんから……ロベルトさんと協力して、なんとか私達の世界の住人達を、戻さないといけませんから。後それと……謎の白い軍団との対抗策も、見つけないといけません。恐らくですが……いずれあなた達の世界に来るかもしれませんから」
「嘘でしょ……」
「恐らくの可能性です。無いとは言い切れません」
「ええ~……」
「単なる可能性ではありますがね」
「さて、辛気臭い話はこれくらいにして、今日は何処へ行きましょうか? 遊太君」
「そうだなあ、チャレンジャーのいない所がいいかな」
「じゃあ、私が通っている学校へ行きませんか? きっとゆっくりできますよ」
「うん、じゃあそこへ」
「決まりですわね。じゃあ、私の学校、花園学園へ!」
こうして、カリンの学校へと行く事になった遊太だったが、その学校を見て、愕然とすることになる遊太なのであった。
目の前にそびえたつのは、まるでお城を現代風にそのまま現したかのような、学校らしき建物。
そして、周りに広がる広大な土地は、まさに自分が通っている学校とは、天と地の差はおろか、次元の違いを明確にしていた。
それを見て、あんぐりと口を開け、ただただ呆然とする遊太。なんとか口を開けて、発した言葉は。
「こ、ここっ……これ、本当に学校なの?」
「ええ、学校ですよ。野球場が150個は入るんじゃありませんか?」
「150個!?」
余りのスケールのデカさに、思わず言葉を失う遊太。そして、カリンは続ける。
「ここ花園学園は、私達のようなお金持ちが通う学校として、かなり有名です。私の榊原財閥も、かなりの財閥として有名なんですよ」
「ほ、ほえ~……」
「さあ、中に入りましょうか」
そうして、学園の中へと入って行ったカリンと遊太だったが……。
「あちらが、学園の創始者である金成さんで、この小中高一貫校であるこの学校を、お金持ちの皆さまの為に作った日本一の金持ちとして……」
「……」
煌びやかな内装と、スケールの違いに、ただただ黙ることしかできない遊太なのであった。
その上……。
「アイツ誰?」
「少なくとも、ウチの生徒じゃあないよな」
「あんなみすぼらしい格好で、よくもまあウチのマドンナカリンちゃんの隣に……」
(……何だろう、場違い感だけじゃなく、痛い視線も向けられているような気がする……少なくとも、自分がここにいてはいけないような何かが、この学園にはある!)
「そして、この創始者は、死後は全財産を寄付して、死の直前は無一文だったと言われて……どうしたんですか遊太君?」
「い、いやあ……思わぬスケールのデカさで、本当にここにいていい物なのか……」
「そりゃあそうだろ、お前のような一般人とは、天と地ほどの差があるからなあ」
「そりゃあ、そうだよね……って、君は!」
「よう、また会ったな」
遊太の後ろに、いきなりアキラが現れていたのだった。
「アキラ君! どうして君がここに……あっ、ICP社の社長の息子だから、当然か……」
「まさか、お前がここに来ているとは思わなかったな。なんだ? カリンの奴が引っ張ってきたのか?」
「実は、大体そんなもので……」
「ま、ここで会ったのも何かの縁だ。実はお前に言いたいことがある」
「何だい?」
「その……先日はありがとうな。俺の目を覚まさせてくれて」
「ああ、大会の件か」
「デュエルの楽しさ、身の丈に合わないことはするな……色んな意味であの時は目が曇っていたとはいえ、あん時は俺の負けだ」
「アキラ君……」
「だが、俺はいつかお前に勝つぞ。そのための……ライバルなんだからよ。次は、俺のブルーアイズが勝つぞ」
「アキラ君、君はそこまで……」
「んじゃ、またな」
そう言い残して、アキラは去って行った。すると、アキラの後ろで何かが光ったような気がした。
「アレは、ブルーアイズ?」
「やはり……アキラ君にも……さあ、続き行きましょうか」
「ああ、うん」
そう歩いて行こうとした、その時。
「痛っ!」
「気をつけろ……って、お前は、六道遊太!」
「あら、あなたは……」
「アニキ、コイツが六道遊太ですぜ!」
誰かとぶつかった遊太の前には、二人組の白い方と、黒い方がいた。
「とうとう会えたな、六道遊太! この花園学園一のデュエリスト、釧路ジン様がお前にデュエルを申し込むぜ!」
「アニキにデュエルを挑まれること、光栄に思うんですぜ!」
「……カリンちゃん、コイツ誰?」
「アキラ君にデュエルを挑んでは、しょっちゅう返り討ちに会っている子ですわ。ちなみに、大会も予選すら通過できなかったようで……」
「ええ、100回目のチャレンジで、ようやくアニキはアキラに勝てないってことを理解した次第ですぜ!」
「い、言うんじゃねーっ!」
「ははあ、ということは、僕がアキラ君を倒したのを見て、僕に標的を変えた……ってことで」
「フ、フン! アキラだって大したこと無いのさ。全く無名のお前に倒されるぐらいなんだ。アキラが全く無名のお前に倒されたってのを聞いて、心底スカッとしたのと、目標が楽になって助かったぜ!」
「……!」
「アキラだって、本当は大した事無いのにあそこまでやれたからな。お前を倒せば、自動的に俺がチャンピオンになれる。そして、俺がプラクサス一だあ!」
ジンの暴言を聞いた遊太は、ジンに語る。
「あのねえ、僕が感じた限りじゃ、アキラ君は強かった。そう簡単に勝てる相手じゃあないんだ。僕を侮辱するのは良いけど、アキラ君を侮辱するのは許さない! アキラ君と戦った身として、言わせてもらうよ!」
「なにい……負けた方をかばうとは……」
「アキラ君は強いよ、真面目に戦った僕ならわかる! そんな間違った考え、僕のデュエルで思い知らせてやる!」
「ほう、デュエルを受けるのか……! だったら、花園学園デュエルリングに来い!」
「見せてやる!」
「あらあら……これはちょっと、大変な事になりましたね……」
そして、デュエルリングへとやって来た遊太とジン。なんで学校にデュエルリングがあるのかは、今の遊太にはどうでも良いことだった。
「行くぞ! デュエルだ!」
「デュエル!」
それに伴い、遊太の『イクスロードナイト』も遊太に話しかける。
「やはり、相手を侮辱されるのはデュエリストとして、許しがたいことのようだな、遊太」
「その通りさデューク。デュエルする相手には、ちゃんと敬意を持つことが大事さ!」
「ふむ……互いにデュエルする身として、敬意は大事か……」
「そうだよ」
「何を一人で喋ってやがる! 先攻後攻はどっちだ遊太!?」
「僕の先攻だ、それで良いね」
「ああ、良いぜ」
「遊太君……」
「アニキ、やっちまってください!」
1・遊太のターン
「僕のターン! 僕は手札を1枚捨てることで、手札から『ロードナイト・ナイトメア』を特殊召喚!」(遊太手札5→3)(遊太墓地0→1)
「そして、手札より速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』をリリースすることで、エクストラデッキからリリースしたモンスターと同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を、特殊召喚する! リリースしたナイトメアは、闇属性。よって闇属性の『イクスロードナイト』、『イクスロードナイト・アルファ』を、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札3→2)(遊太墓地1→3)
早速現れた、遊太のエースモンスター。そのモンスターには、魔導の力が宿る。
「ナイトメアは『英雄騎士』魔法・罠の効果で墓地へ送られた時、墓地から『英雄騎士』魔法・罠を手札に1枚加えられる。僕は墓地から、『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札2→3)(遊太墓地3→2)
「更に、手札より『ロードナイト・スカイ』を攻撃表示で召喚! さらに、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 『ロードナイト』をリリースして、エクストラデッキから再び『イクスロードナイト』を特殊召喚! スカイは風属性。これにより、『イクスロードナイト・ローズ』を特殊召喚!」(遊太手札3→2→1)(遊太墓地2→4)
現れたのは、ピンクの鎧と右手の薔薇を持つ騎士。
「ローズは、手札を1枚捨てることで、2つの効果を使える。フィールドのカードを2枚手札に戻すか、デッキから『ロードナイト』を2枚手札に加える。僕は、ビートとファイターを手札に加える」(遊太手札1→0→2)(遊太墓地4→5)
「更に、自分の墓地から『ロードナイト』をデッキに戻すことで、自分のデッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カードを手札に加えられる。僕は墓地から、スカイをデッキに戻し、『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札2→3)(遊太墓地5→4→3)
「先攻は、攻撃できない。僕はカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル8・闇属性)
『イクスロードナイト・ローズ』(攻撃表示・攻撃力2600・レベル8・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数5枚
除外されているカード1枚
2・ジンのターン
「俺のターン、ドロー!」(ジン手札5→6)
「俺は手札から悪魔族モンスターを捨てることで、手札から『マリスボラス・フォーク』を守備表示で特殊召喚する!」(ジン手札6→4)(ジン墓地0→1)
フォークを持った、悪魔が召喚される。守備力は400。
「更に、手札から『マリスボラス・ナイフ』を召喚! ナイフは召喚された時、自分の墓地から『マリスボラス』モンスターを特殊召喚する! 俺は、墓地から『マリスボラス・スプーン』を特殊召喚!」(ジン手札4→3)(ジン墓地1→0)
ナイフ・スプーン・フォークと、まるで食欲に飢えたような悪魔が現れる。そのモンスターの、レベルは全て2で統一されている。
「レベル2のモンスターが3体……ということは!」
「その通り! 俺はレベル2のモンスター3体で、エクシーズ召喚! 現れろ!『No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター』!」
操り人形のような、黒きモンスター。その攻撃力は0と貧弱だが……。
「俺は手札から、魔法カード『ハンマーシュート』を発動。フィールドの最も攻撃力が高いモンスターを破壊し……」(ジン手札3→2)
「僕はフィールドから、アルファの効果発動! 相手が魔法カードを発動した時、手札を1枚捨てることで、発動を無効にして、破壊する! 僕は、手札からビートを捨てることで、その効果を無効!」(遊太手札3→2)(遊太墓地5→6)
「むむう……だが俺は、魔法カード『プロトコル・ヒール』を発動! 相手フィールドのモンスター1体の攻撃力分、自分のライフを回復する! 俺はアルファの攻撃力分、2500ライフを回復する」(ジン墓地0→1→2)(ジン手札2→1)(ジンライフ8000→10500)
「ライフを回復……? 何をする気なんだ?」
「この時、マリオネッターの効果発動! 俺のライフが回復した時、その数値分コイツの攻撃力を上げ、そのポイント分お前にダメージを与える!」
「何……ライフを回復すると同時に、その分だけ僕にダメージを与えるだって……!?」(遊太手札8000→5500)
「俺はカードを2枚セットして、ターンエンド」
ジン
ライフポイント10500
手札枚数0枚
モンスター1体
『No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター』(攻撃表示・攻撃力2500・ランク2・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
3・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「僕はアルファの効果を発動して、墓地のナイトメアをデッキに戻して、デッキより『英雄騎士』魔法カード『英雄騎士交代』を手札に加える」(遊太手札2→3)(遊太墓地3→2)
「ここで、俺は永続罠『女神の加護』を発動! この罠カードの発動により、俺は3000ライフを回復する! これにより、マリオネッターの効果で自身は攻撃力を3000アップさせ、3000ダメージを与える!」(ジンライフ10500→13500)
「くっ……」(遊太ライフ5500→2500)
「どうだ! これでマリオネッターは攻撃力5500。この攻撃力を越えられるなら、越えて見せろ!」
「確かに、攻撃力じゃあ敵わない。けれど、攻撃力を越える必要が無いとしたら?」
「な、何を……!?」
「僕は、手札を1枚捨てて、ローズの効果発動。フィールドのカードを2枚、持ち主の手札に戻す! 僕は、君のマリオネッターと『女神の加護』を対象に、そのカードを手札に戻す」(遊太手札3→2)(遊太墓地2→3)
「その効果にチェーンして、罠カード『ブレイク・スルースキル』を発動! そのモンスター効果を無効にする!」(ジン墓地1→2)
「その効果は読めていたよ、リバースカード、オープン! 速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 風属性のローズをリリースして、同じ風属性のシルフィーを、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太墓地2→3)
薔薇の騎士が生まれ変わって現れたのは、風車のごとき刃を持つ騎士。
「シルフィーは1ターンに1度、フィールドの魔法・罠を全て破壊できる! ヴァイパー・ヘビーストーム!」
フィールドに巻き起こった大嵐によって、『女神の加護』は瞬く間に破壊され、代償が伴う!
「『女神の加護』は、フィールドを離れた時、3000ポイントのダメージを受けるデメリットがあったよね!」
「くっ、 その通りだぜ……」(ジンライフ13500→10500)(ジン墓地2→3)
「更に、手札より速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! この効果で、フィールドの『イクスロードナイト』1体を僕のエクストラデッキに戻し、違う『イクスロードナイト』を特殊召喚する! 僕は、アルファをデッキに戻し、エクストラデッキから『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札2→1)(遊太墓地3→4)
「デュナスのモンスター効果、ライフを1000支払うことで、フィールドのモンスターを全て破壊する!」(遊太ライフ2500→1500)
「な、なにいっ!?」
「ビッグバン・バーストインパクト!」
デュナスがフィールドで大爆発を起こさせ、フィールドを焼け野原にしてしまう。後に残ったのは、デュナスただ一人。
「そ、そんな……」(ジン墓地3→4)
「更に、この効果で破壊したモンスターの中で、一番攻撃力の高いモンスターの攻撃力分のダメージを、相手にあたえる! さっきの中で一番攻撃力が高かったのは、攻撃力5500のマリオネッター! その分のダメージを、君に与える!」(遊太墓地3→4)
「や、やろう……!」(ジンライフ10500→5000)
「そして、これがフィニッシュ。再び『英雄騎士交代』を発動! これにより、エクストラデッキにデュナスを戻し、エクストラデッキから『イクスロードナイト・アルス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札1→0)(遊太墓地4→5)
「アルスは『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚された時、自分の墓地から『ロードナイト』を特殊召喚できる。『英雄騎士交代』は、『英雄騎士への覚醒』扱いで特殊召喚する効果を持つ。よって、墓地からローズを特殊召喚する!」(遊太墓地4→3)
「な、に……」
「そしてアルスは、自分以外のモンスターの攻撃を放棄することで、自分フィールドの『ロードナイト』の数だけ攻撃できる! アルスの攻撃力は2800。そして、2回攻撃の権利を得た。後は、わかるね?」
「ということは……俺の、負けェ!?」
「その通り。んじゃ、受けてもらうよ、ブリザードスピア・ダブル!」
「そ、そんな~!」(ジンライフ5000→2200→0)
わずか3ターンでデュエルが終わり、ジンはというと。
「ひ~ん! これが遊太の実力かよ~!」
「どうやら、間違いに気づいたようだね。どう? まだやるかい?」
「お、おい、逃げるぞ!」
「はい、アニキィ!」
そう言って、ジンとその取り巻きは逃げて行った。
「やりましたね、遊太君」
「うん。あれくらいなら、アキラ君だって余裕で倒せるよ」
「左様。あの程度、我が知略と智謀を巡らす必要も無し……」
「ほら、ドゥフトもこう言ってる」
「全く、人騒がせな噂ですわね」
そして、逃げたジンともう一人はというと。
「チ、チクショウ! アイツ、あんなに強かったのか!? しかし、次こそはメタを張って……」
その時、目の前に誰かが現れた。
「おい」
「お、お前は! ア、アキラ!」
「お前……俺のいない所で、俺のこと好き放題言ってくれたようだな……」
「あ、アレはな……!」
「まあ、確かに先日の大会で、準優勝に終わったのはきっと、俺の腕が落ちたからかもしれねえな~……と言う訳で、それを証明するために……向こうのリングが空いているんだ。ちょっと……デュエルしようか?」
「ヒィィィッ!」
そして、学園の外に出る遊太とカリン。
「すっかり、夕方になっちゃったね」
「それにしても、今日は楽しかったですわね。遊太君」
「うん。今日は一日、すっかりお邪魔しちゃって……」
「いえ、良いんですよ。それに、精霊のことも……ありますしね」
「ああ、そうだったね。で、君もサフィラも……お互いのことを知れたし」
「ええ私も、遊太君と同じ気持ちですわ」
カリンのカードから、サフィラが現れる。そして、遊太にそっと手を差し伸べる。
「本日は、遊太君も『イクスロードナイト』も……知ることができました。とても……有意義な時間でしたわ」
「こちらこそ、ありがとうサフィラ。さて、もう帰らなきゃな……」
「送って行きますよ」
「ありがとう、恩に着るよ」
こうして、遊太はカリンと共に、家へと帰って行った。
一方、菊姫たちはというと。
「あ~……やっと終わった……」
「連戦にも……程ってものがあるじゃん……?」
「流石に200戦連続デュエルは……疲れましたねえ……」
チャレンジャー達の相手だけで、夕方まで過ごしていたのであった。そんなくたびれた様子を、烏間はしっかりと見ていた。
「やれやれ……大変だったわね……菊姫ちゃん、真薄君、知多君……」
第二十八話。終わり。
ロベルトから、ロードナイト達の話を聞いた翌日。プラクサス小学校5年B組の教室では、遊太が一人カードと話をしていた。『イクスロードナイト・デュナス』と。
「なあ遊太、この世界の人間って奴は、なんで学校に通うんだろうな……」
「そっちの世界には、学校ってものないの?」
「ああ、デュエルアカデミアというデュエルを学ぶ学校があった」
「そういや、そっちじゃデュエルで物事きめるんだったよね」
「流石に等価交換ぐらいするが、デュエルは絶対だからな。こんなにちまちまとやりはしない」
「そうなんだ……」
その話をしている間、菊姫達が話しかけてきた。
「おーい、遊太。今日はゲームショップ烏間で色々やらないか? シールドデュエル大会ってのを、烏間さんが開催するんだと」
「シールドデュエルって言うのは、カードが40枚になるようにパックを開けて、そのパックでデュエルすることを言うじゃん? 既にあるデッキじゃなく、ランダムに出たカードを使うから、色々楽しいじゃん?」
「たまには、自分のデッキから離れてデュエルをするのも良い物ですよ」
「あ、うん。わかった。それじゃあ、一緒に行こうか」
そう言って、遊太は菊姫達と一緒に学校を出た。その時、遊太達が目にしたものは。
「な、なんだあこりゃあ!?」
なんと、学校の前に、多くの少年少女達がいたのであった。
「一体なんなのさ、ウチの小学校に人が大勢来るなんて……」
「……まー、心当たりは一つあるじゃん?」
「え? 何さ?」
「まあ、行こうじゃん?」
そう言って、遊太が菊姫たち友達一堂と共に校門の前に出た時だった。
「おい、いたぞ! 六道遊太だ!」
「プラクサス大会で優勝した、六道遊太だ!」
遊太を見かけた途端、集まっていた子供達が雪崩のように襲い掛かって来た。その手には、皆デッキを持っている。
「チャンプ! 俺とデュエルしろ!」
「いーや、遊太とデュエルするのは俺だぁ!」
「実力もない奴は黙ってな! 俺がデュエルする!」
といった具合に、遊太と同じくらいの少年少女達が遊太の所に駆けつけそうになるのを、菊姫たちや菊姫の取り巻きが精一杯抑える。
「き、菊姫! これって一体どういうこと!?」
「恐らくだが……このプラクサスシティで不動のチャンピオンだったアキラが、無名のお前にいきなり倒されたことで、ソイツを倒せば俺が新しいチャンピオンになれる……といった所だろうか?」
「え~……そんな無茶苦茶な……」
「無茶もクソもねえよ。遊太、お前はなし崩しとはいえ、このプラクサスじゃ一番強い奴になった。だから……今後はこういう輩に付き纏われる可能性もある」
「だから、ここはアタシらに任せて、お前はさっさと家に帰りな! 裏門なら、人はいないと思うぜ!」
「で、でも……それじゃあ菊姫達が……」
「だいじょーぶ! 俺だって、伊達にお前とデュエルしてあそこまで追い詰めてないじゃん?」
「そうですよ。実力だけなら、僕も負けていません!」
「身の程知らずには、キツーイお灸を据えてやらんとなあ。行くよ、岩ノ井、鏡山!」
「は、ハイッス!」
「アネゴの頼みなら……」
「よし、知多、真薄! いっせーので、突っ切るぞ! そして、奴らの前に出るんだ! 遊太は裏門!」
「おうっ!」
「はい!」
菊姫、真薄、知多、取り巻き二人組が、スクラムを組んで突進し、人の波を突っ切る。そして、大勢の人の前に出る!
「やいテメエら! 少々待ちやがれ!」
「なんだ、お前は!」
「俺達はチャンピオンとデュエルしに来たんだぞ!」
「それなのに、チャンプは勝ち逃げするって言うの!?」
「テメエら、何か勘違いしてねえか? 確かに、遊太はプラクサスでナンバーワンになった。しかーし! お前らの大半は、あの大会で本戦にすら出場できていない!」
「つまりどういうことだ!?」
「そんなお前らが、遊太とデュエルするなんて、片腹痛いわ!」
「だが、アタシとて鬼じゃあない。それにより、ベスト4に出場したこの一条寺菊姫と、本戦に出場した知多泉と広野真薄が、お前らをテストしてやるぜ! ついてきな!」
「おう、やってやらあ!」
「よっしゃあ! ゲームショップ烏間に来いやあ!」
「相手になるじゃ~ん!」
「受けて立ちますよ!」
そして、ゲームショップ烏間では。
「『お注射天使リリー』で、ダイレクトアタック! そして、ライフを2000支払い、攻撃力を3000アップする! 検診のお時間だあ!」
「罠カード『魔法の筒』! モンスターの攻撃を無効にして、その分ダメージを与えるじゃん!」
「『デュミナイ・エルフ』と『サファイア・ドラゴン』をリリースして、『合成魔獣ガーゼット』をアドバンス召喚! 魔獣毒毒攻撃!」
「くっ、でも、それで終了ですね。僕のターン! 僕は手札から、『融合』を発動! 手札のヒートとスワンプを素材として、『C・HERO ヒートブラスト』を攻撃表示で融合召喚! そして、墓地からモンスターを除外して、その攻撃力をヒートブラストに加える! 攻撃、ヒートブラスト!」
「アタシは『古代の機械究極巨人』で、伏せ守備モンスターを攻撃! ギガント・パウンド!」
といった具合に、寄せ来る敵にひたすら対応している遊太の友人一堂なのであった。
それを見ている、ゲームショップ烏間の店長、烏間雛姫はというと。
「はーい、皆さん。既存のカードで勝てないなら、こっちでカード買ってね~」
(全く、アイツの見立て通り、遊太君がチャンピオンになったらこれだものねえ。アイツが認めるのもわかる気がするわ)
一方、チャレンジャー達の追跡から逃れた遊太はというと。
「はぁ……チャンピオンっていうのも、楽じゃあないなあ……」
「ふむ。確かに遊太殿の実力は高いが、あれだけの人数を相手をするのは、少々骨が折れる也」
「ウェイカーの言う通りだよ……あんなに大人数やっていたら、本当に倒れちゃうよ……」
しかし、チャンピオンとなった以上、そんなに休ませてはくれないようで……。
「あっ、チャンピオン六道遊太がいたぞ!」
「チャンピオーン! 俺とデュエルしろお!」
「あっ、ヤバい……とにかく逃げろー!」
自称チャレンジャー達に見つかったのを見て、走り出そうとする遊太。すると、いきなり遊太の前にピンク色の高級車が止まる。
「こ、今度はなんだよお!?」
すると、ドアが開く。開いたドアの先には、見慣れた顔があった。
「大丈夫ですか? 遊太君」
「あっ、君は……カリンちゃん!」
「追われているようですね。さあ、私の車に乗ってくださいませ」
「うん、ありがとう」
そのまま、車に乗り込んで逃走する遊太。隣には、カリンも添えて。流石にチャレンジャー達も、徒歩では追いつけないようだった。
車の中では、遊太とカリンが会話をしていた。
「ふぅ~……助かったよ。デュエルで優勝するのって、良いことばかりじゃないんだなあ」
「ええ、今まではアキラ君が不動の一位を保ってくれていましたので、チャレンジャーというとのはそうそういませんでした。しかし、無名の遊太君がいきなり優勝してしまったので、下剋上を狙うなら今がチャンスだと、皆が思いまして……」
「それはさっき聞いた」
「では、精霊の話でもしましょうか。知っての通り、ロベルトさんは、こっちの世界に、デュエルモンスターズ……とよく似た生き物達が来てしまったことを、あなたに教えましたよね」
「うん、聞いたよ」
「それで、あなたの『イクスロードナイト』達には、その生き物達が宿っている。それに……私の『竜姫神サフィラ』のカードにも、それは宿っている」
懐からサフィラのカードを出すと、あの時『イクスロードナイト』が自分の前に現れたのと同じく、半透明なサフィラが遊太の前に現れた。
「こんにちは、遊太君。そして……久方ぶりですね、ディアナさん」
「ええ、久しぶりね」
サフィラの声に呼応してか、ディアナがカードから現れる。
「え、サフィラとディアナって、友達?」
「ええ、私とサフィラはお茶のみ友達よ。あの事件が起こるまでは、デュエルしながらお茶を飲むのが楽しみだったくらい」
「で、話を戻しますが、私がカリンちゃんの所に来たのは、3か月くらい前。活力を無くしていた私が、やっと依り代を見つけたことです。そして、姿を見せて話してくれたら、意外にも信じてくれて……」
「そのまま、なし崩し的にカリンちゃんと一緒にいるようになった訳か」
「ええ、有意義で楽しかったですが、いずれは元の世界に戻らないといけませんから……ロベルトさんと協力して、なんとか私達の世界の住人達を、戻さないといけませんから。後それと……謎の白い軍団との対抗策も、見つけないといけません。恐らくですが……いずれあなた達の世界に来るかもしれませんから」
「嘘でしょ……」
「恐らくの可能性です。無いとは言い切れません」
「ええ~……」
「単なる可能性ではありますがね」
「さて、辛気臭い話はこれくらいにして、今日は何処へ行きましょうか? 遊太君」
「そうだなあ、チャレンジャーのいない所がいいかな」
「じゃあ、私が通っている学校へ行きませんか? きっとゆっくりできますよ」
「うん、じゃあそこへ」
「決まりですわね。じゃあ、私の学校、花園学園へ!」
こうして、カリンの学校へと行く事になった遊太だったが、その学校を見て、愕然とすることになる遊太なのであった。
目の前にそびえたつのは、まるでお城を現代風にそのまま現したかのような、学校らしき建物。
そして、周りに広がる広大な土地は、まさに自分が通っている学校とは、天と地の差はおろか、次元の違いを明確にしていた。
それを見て、あんぐりと口を開け、ただただ呆然とする遊太。なんとか口を開けて、発した言葉は。
「こ、ここっ……これ、本当に学校なの?」
「ええ、学校ですよ。野球場が150個は入るんじゃありませんか?」
「150個!?」
余りのスケールのデカさに、思わず言葉を失う遊太。そして、カリンは続ける。
「ここ花園学園は、私達のようなお金持ちが通う学校として、かなり有名です。私の榊原財閥も、かなりの財閥として有名なんですよ」
「ほ、ほえ~……」
「さあ、中に入りましょうか」
そうして、学園の中へと入って行ったカリンと遊太だったが……。
「あちらが、学園の創始者である金成さんで、この小中高一貫校であるこの学校を、お金持ちの皆さまの為に作った日本一の金持ちとして……」
「……」
煌びやかな内装と、スケールの違いに、ただただ黙ることしかできない遊太なのであった。
その上……。
「アイツ誰?」
「少なくとも、ウチの生徒じゃあないよな」
「あんなみすぼらしい格好で、よくもまあウチのマドンナカリンちゃんの隣に……」
(……何だろう、場違い感だけじゃなく、痛い視線も向けられているような気がする……少なくとも、自分がここにいてはいけないような何かが、この学園にはある!)
「そして、この創始者は、死後は全財産を寄付して、死の直前は無一文だったと言われて……どうしたんですか遊太君?」
「い、いやあ……思わぬスケールのデカさで、本当にここにいていい物なのか……」
「そりゃあそうだろ、お前のような一般人とは、天と地ほどの差があるからなあ」
「そりゃあ、そうだよね……って、君は!」
「よう、また会ったな」
遊太の後ろに、いきなりアキラが現れていたのだった。
「アキラ君! どうして君がここに……あっ、ICP社の社長の息子だから、当然か……」
「まさか、お前がここに来ているとは思わなかったな。なんだ? カリンの奴が引っ張ってきたのか?」
「実は、大体そんなもので……」
「ま、ここで会ったのも何かの縁だ。実はお前に言いたいことがある」
「何だい?」
「その……先日はありがとうな。俺の目を覚まさせてくれて」
「ああ、大会の件か」
「デュエルの楽しさ、身の丈に合わないことはするな……色んな意味であの時は目が曇っていたとはいえ、あん時は俺の負けだ」
「アキラ君……」
「だが、俺はいつかお前に勝つぞ。そのための……ライバルなんだからよ。次は、俺のブルーアイズが勝つぞ」
「アキラ君、君はそこまで……」
「んじゃ、またな」
そう言い残して、アキラは去って行った。すると、アキラの後ろで何かが光ったような気がした。
「アレは、ブルーアイズ?」
「やはり……アキラ君にも……さあ、続き行きましょうか」
「ああ、うん」
そう歩いて行こうとした、その時。
「痛っ!」
「気をつけろ……って、お前は、六道遊太!」
「あら、あなたは……」
「アニキ、コイツが六道遊太ですぜ!」
誰かとぶつかった遊太の前には、二人組の白い方と、黒い方がいた。
「とうとう会えたな、六道遊太! この花園学園一のデュエリスト、釧路ジン様がお前にデュエルを申し込むぜ!」
「アニキにデュエルを挑まれること、光栄に思うんですぜ!」
「……カリンちゃん、コイツ誰?」
「アキラ君にデュエルを挑んでは、しょっちゅう返り討ちに会っている子ですわ。ちなみに、大会も予選すら通過できなかったようで……」
「ええ、100回目のチャレンジで、ようやくアニキはアキラに勝てないってことを理解した次第ですぜ!」
「い、言うんじゃねーっ!」
「ははあ、ということは、僕がアキラ君を倒したのを見て、僕に標的を変えた……ってことで」
「フ、フン! アキラだって大したこと無いのさ。全く無名のお前に倒されるぐらいなんだ。アキラが全く無名のお前に倒されたってのを聞いて、心底スカッとしたのと、目標が楽になって助かったぜ!」
「……!」
「アキラだって、本当は大した事無いのにあそこまでやれたからな。お前を倒せば、自動的に俺がチャンピオンになれる。そして、俺がプラクサス一だあ!」
ジンの暴言を聞いた遊太は、ジンに語る。
「あのねえ、僕が感じた限りじゃ、アキラ君は強かった。そう簡単に勝てる相手じゃあないんだ。僕を侮辱するのは良いけど、アキラ君を侮辱するのは許さない! アキラ君と戦った身として、言わせてもらうよ!」
「なにい……負けた方をかばうとは……」
「アキラ君は強いよ、真面目に戦った僕ならわかる! そんな間違った考え、僕のデュエルで思い知らせてやる!」
「ほう、デュエルを受けるのか……! だったら、花園学園デュエルリングに来い!」
「見せてやる!」
「あらあら……これはちょっと、大変な事になりましたね……」
そして、デュエルリングへとやって来た遊太とジン。なんで学校にデュエルリングがあるのかは、今の遊太にはどうでも良いことだった。
「行くぞ! デュエルだ!」
「デュエル!」
それに伴い、遊太の『イクスロードナイト』も遊太に話しかける。
「やはり、相手を侮辱されるのはデュエリストとして、許しがたいことのようだな、遊太」
「その通りさデューク。デュエルする相手には、ちゃんと敬意を持つことが大事さ!」
「ふむ……互いにデュエルする身として、敬意は大事か……」
「そうだよ」
「何を一人で喋ってやがる! 先攻後攻はどっちだ遊太!?」
「僕の先攻だ、それで良いね」
「ああ、良いぜ」
「遊太君……」
「アニキ、やっちまってください!」
1・遊太のターン
「僕のターン! 僕は手札を1枚捨てることで、手札から『ロードナイト・ナイトメア』を特殊召喚!」(遊太手札5→3)(遊太墓地0→1)
「そして、手札より速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』をリリースすることで、エクストラデッキからリリースしたモンスターと同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を、特殊召喚する! リリースしたナイトメアは、闇属性。よって闇属性の『イクスロードナイト』、『イクスロードナイト・アルファ』を、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札3→2)(遊太墓地1→3)
早速現れた、遊太のエースモンスター。そのモンスターには、魔導の力が宿る。
「ナイトメアは『英雄騎士』魔法・罠の効果で墓地へ送られた時、墓地から『英雄騎士』魔法・罠を手札に1枚加えられる。僕は墓地から、『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札2→3)(遊太墓地3→2)
「更に、手札より『ロードナイト・スカイ』を攻撃表示で召喚! さらに、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 『ロードナイト』をリリースして、エクストラデッキから再び『イクスロードナイト』を特殊召喚! スカイは風属性。これにより、『イクスロードナイト・ローズ』を特殊召喚!」(遊太手札3→2→1)(遊太墓地2→4)
現れたのは、ピンクの鎧と右手の薔薇を持つ騎士。
「ローズは、手札を1枚捨てることで、2つの効果を使える。フィールドのカードを2枚手札に戻すか、デッキから『ロードナイト』を2枚手札に加える。僕は、ビートとファイターを手札に加える」(遊太手札1→0→2)(遊太墓地4→5)
「更に、自分の墓地から『ロードナイト』をデッキに戻すことで、自分のデッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カードを手札に加えられる。僕は墓地から、スカイをデッキに戻し、『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札2→3)(遊太墓地5→4→3)
「先攻は、攻撃できない。僕はカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル8・闇属性)
『イクスロードナイト・ローズ』(攻撃表示・攻撃力2600・レベル8・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数5枚
除外されているカード1枚
2・ジンのターン
「俺のターン、ドロー!」(ジン手札5→6)
「俺は手札から悪魔族モンスターを捨てることで、手札から『マリスボラス・フォーク』を守備表示で特殊召喚する!」(ジン手札6→4)(ジン墓地0→1)
フォークを持った、悪魔が召喚される。守備力は400。
「更に、手札から『マリスボラス・ナイフ』を召喚! ナイフは召喚された時、自分の墓地から『マリスボラス』モンスターを特殊召喚する! 俺は、墓地から『マリスボラス・スプーン』を特殊召喚!」(ジン手札4→3)(ジン墓地1→0)
ナイフ・スプーン・フォークと、まるで食欲に飢えたような悪魔が現れる。そのモンスターの、レベルは全て2で統一されている。
「レベル2のモンスターが3体……ということは!」
「その通り! 俺はレベル2のモンスター3体で、エクシーズ召喚! 現れろ!『No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター』!」
操り人形のような、黒きモンスター。その攻撃力は0と貧弱だが……。
「俺は手札から、魔法カード『ハンマーシュート』を発動。フィールドの最も攻撃力が高いモンスターを破壊し……」(ジン手札3→2)
「僕はフィールドから、アルファの効果発動! 相手が魔法カードを発動した時、手札を1枚捨てることで、発動を無効にして、破壊する! 僕は、手札からビートを捨てることで、その効果を無効!」(遊太手札3→2)(遊太墓地5→6)
「むむう……だが俺は、魔法カード『プロトコル・ヒール』を発動! 相手フィールドのモンスター1体の攻撃力分、自分のライフを回復する! 俺はアルファの攻撃力分、2500ライフを回復する」(ジン墓地0→1→2)(ジン手札2→1)(ジンライフ8000→10500)
「ライフを回復……? 何をする気なんだ?」
「この時、マリオネッターの効果発動! 俺のライフが回復した時、その数値分コイツの攻撃力を上げ、そのポイント分お前にダメージを与える!」
「何……ライフを回復すると同時に、その分だけ僕にダメージを与えるだって……!?」(遊太手札8000→5500)
「俺はカードを2枚セットして、ターンエンド」
ジン
ライフポイント10500
手札枚数0枚
モンスター1体
『No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター』(攻撃表示・攻撃力2500・ランク2・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
3・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「僕はアルファの効果を発動して、墓地のナイトメアをデッキに戻して、デッキより『英雄騎士』魔法カード『英雄騎士交代』を手札に加える」(遊太手札2→3)(遊太墓地3→2)
「ここで、俺は永続罠『女神の加護』を発動! この罠カードの発動により、俺は3000ライフを回復する! これにより、マリオネッターの効果で自身は攻撃力を3000アップさせ、3000ダメージを与える!」(ジンライフ10500→13500)
「くっ……」(遊太ライフ5500→2500)
「どうだ! これでマリオネッターは攻撃力5500。この攻撃力を越えられるなら、越えて見せろ!」
「確かに、攻撃力じゃあ敵わない。けれど、攻撃力を越える必要が無いとしたら?」
「な、何を……!?」
「僕は、手札を1枚捨てて、ローズの効果発動。フィールドのカードを2枚、持ち主の手札に戻す! 僕は、君のマリオネッターと『女神の加護』を対象に、そのカードを手札に戻す」(遊太手札3→2)(遊太墓地2→3)
「その効果にチェーンして、罠カード『ブレイク・スルースキル』を発動! そのモンスター効果を無効にする!」(ジン墓地1→2)
「その効果は読めていたよ、リバースカード、オープン! 速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 風属性のローズをリリースして、同じ風属性のシルフィーを、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太墓地2→3)
薔薇の騎士が生まれ変わって現れたのは、風車のごとき刃を持つ騎士。
「シルフィーは1ターンに1度、フィールドの魔法・罠を全て破壊できる! ヴァイパー・ヘビーストーム!」
フィールドに巻き起こった大嵐によって、『女神の加護』は瞬く間に破壊され、代償が伴う!
「『女神の加護』は、フィールドを離れた時、3000ポイントのダメージを受けるデメリットがあったよね!」
「くっ、 その通りだぜ……」(ジンライフ13500→10500)(ジン墓地2→3)
「更に、手札より速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! この効果で、フィールドの『イクスロードナイト』1体を僕のエクストラデッキに戻し、違う『イクスロードナイト』を特殊召喚する! 僕は、アルファをデッキに戻し、エクストラデッキから『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札2→1)(遊太墓地3→4)
「デュナスのモンスター効果、ライフを1000支払うことで、フィールドのモンスターを全て破壊する!」(遊太ライフ2500→1500)
「な、なにいっ!?」
「ビッグバン・バーストインパクト!」
デュナスがフィールドで大爆発を起こさせ、フィールドを焼け野原にしてしまう。後に残ったのは、デュナスただ一人。
「そ、そんな……」(ジン墓地3→4)
「更に、この効果で破壊したモンスターの中で、一番攻撃力の高いモンスターの攻撃力分のダメージを、相手にあたえる! さっきの中で一番攻撃力が高かったのは、攻撃力5500のマリオネッター! その分のダメージを、君に与える!」(遊太墓地3→4)
「や、やろう……!」(ジンライフ10500→5000)
「そして、これがフィニッシュ。再び『英雄騎士交代』を発動! これにより、エクストラデッキにデュナスを戻し、エクストラデッキから『イクスロードナイト・アルス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札1→0)(遊太墓地4→5)
「アルスは『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚された時、自分の墓地から『ロードナイト』を特殊召喚できる。『英雄騎士交代』は、『英雄騎士への覚醒』扱いで特殊召喚する効果を持つ。よって、墓地からローズを特殊召喚する!」(遊太墓地4→3)
「な、に……」
「そしてアルスは、自分以外のモンスターの攻撃を放棄することで、自分フィールドの『ロードナイト』の数だけ攻撃できる! アルスの攻撃力は2800。そして、2回攻撃の権利を得た。後は、わかるね?」
「ということは……俺の、負けェ!?」
「その通り。んじゃ、受けてもらうよ、ブリザードスピア・ダブル!」
「そ、そんな~!」(ジンライフ5000→2200→0)
わずか3ターンでデュエルが終わり、ジンはというと。
「ひ~ん! これが遊太の実力かよ~!」
「どうやら、間違いに気づいたようだね。どう? まだやるかい?」
「お、おい、逃げるぞ!」
「はい、アニキィ!」
そう言って、ジンとその取り巻きは逃げて行った。
「やりましたね、遊太君」
「うん。あれくらいなら、アキラ君だって余裕で倒せるよ」
「左様。あの程度、我が知略と智謀を巡らす必要も無し……」
「ほら、ドゥフトもこう言ってる」
「全く、人騒がせな噂ですわね」
そして、逃げたジンともう一人はというと。
「チ、チクショウ! アイツ、あんなに強かったのか!? しかし、次こそはメタを張って……」
その時、目の前に誰かが現れた。
「おい」
「お、お前は! ア、アキラ!」
「お前……俺のいない所で、俺のこと好き放題言ってくれたようだな……」
「あ、アレはな……!」
「まあ、確かに先日の大会で、準優勝に終わったのはきっと、俺の腕が落ちたからかもしれねえな~……と言う訳で、それを証明するために……向こうのリングが空いているんだ。ちょっと……デュエルしようか?」
「ヒィィィッ!」
そして、学園の外に出る遊太とカリン。
「すっかり、夕方になっちゃったね」
「それにしても、今日は楽しかったですわね。遊太君」
「うん。今日は一日、すっかりお邪魔しちゃって……」
「いえ、良いんですよ。それに、精霊のことも……ありますしね」
「ああ、そうだったね。で、君もサフィラも……お互いのことを知れたし」
「ええ私も、遊太君と同じ気持ちですわ」
カリンのカードから、サフィラが現れる。そして、遊太にそっと手を差し伸べる。
「本日は、遊太君も『イクスロードナイト』も……知ることができました。とても……有意義な時間でしたわ」
「こちらこそ、ありがとうサフィラ。さて、もう帰らなきゃな……」
「送って行きますよ」
「ありがとう、恩に着るよ」
こうして、遊太はカリンと共に、家へと帰って行った。
一方、菊姫たちはというと。
「あ~……やっと終わった……」
「連戦にも……程ってものがあるじゃん……?」
「流石に200戦連続デュエルは……疲れましたねえ……」
チャレンジャー達の相手だけで、夕方まで過ごしていたのであった。そんなくたびれた様子を、烏間はしっかりと見ていた。
「やれやれ……大変だったわね……菊姫ちゃん、真薄君、知多君……」
第二十八話。終わり。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1895 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1022 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1063 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1182 | 2 | 2018-03-29 | - | |
76 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 970 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1044 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 978 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
145 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1026 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1057 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1028 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1008 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 974 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1059 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 941 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 936 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 999 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 956 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 837 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1019 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 970 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 946 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 995 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 892 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 910 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 744 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 837 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 727 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 779 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 784 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 853 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 729 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 606 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 683 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 667 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 601 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 684 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 642 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 624 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 664 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 680 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 736 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 522 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 480 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 434 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 452 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 426 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 645 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 461 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 552 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 487 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 564 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 670 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 515 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 425 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 515 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 374 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 554 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 12/24 00:02 コンプリート評価 asdさん ⭐LEGACY OF DESTRUCTION⭐
- 12/23 23:27 ボケ 炎斬機マグマの新規ボケ。ガンダムのおっちゃん「大阪万博に展示される…
- 12/23 23:10 デッキ 坂巻馨容疑者の企み?襲撃のクローラー!
- 12/23 23:01 ボケ No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンドの新規ボケ。マリオ64の「あっ…
- 12/23 16:00 評価 5点 《百鬼羅刹大重畳》「自分の場にXモンスターがいること前提の罠。 …
- 12/23 15:41 評価 8点 《蛇眼の大炎魔》「主に《蛇眼神殿スネークアイ》で永続魔法扱いで…
- 12/23 14:52 SS 第二十三話・1
- 12/23 12:18 デッキ マハ速の復活?マハー・ヴァイロのパワー!
- 12/23 10:36 評価 10点 《早すぎた埋葬》「無条件で蘇生可能な装備魔法 《聖騎士の追…
- 12/23 09:15 デッキ 炎の剣士
- 12/23 08:49 SS 第40話:詰み
- 12/23 00:41 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:19 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:07 評価 9点 《鎖付き真紅眼牙》「 《天球の聖刻印》とは相性がよく、出した攻…
- 12/23 00:03 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 22:00 評価 10点 《深淵に潜む者》「バグースカの身代わりで禁止。墓地封殺がフリ…
- 12/22 21:54 デッキ 俺の真の最強のライゼオル
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:18 一言 深淵が禁止は個人的に悲し過ぎますわ…。デスサイズが制限止まりで果た…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
チャンピオンになると下剋上は常。目標を目指すから目標にされる側に回って苦労ですね。 (2018-05-30 17:00)
そして、なし崩し的にチャンピオンになった遊太君の苦労、実は、遊太君はチャンピオンになろうとしてなったのではなく、ロベルトさんとの約束を果たすために、知らぬ間にチャンピオンになってしまったのです。 (2018-05-30 19:51)