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第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 作:イクス
第七十三話「最強デュエリストのいとこ」
知多が、イモータルとしての正体を明かしたシェリルと出会ってから、三日が経った。なぜ知多だったのかという疑問は残るものの、それ以上に疑問を残すものが遊太たちの周りに出てきた。
「ねえねえ、近々すごいデュエル大会があるらしいよ?」
「なんでも、日本中だけじゃなく、世界各国から強豪デュエリストが来るらしいよ?」
「へー、世界規模なの?」
といった噂が、プラクサス中に流れていた。ロベルトに聞いても、詳しいことは教えられないと語るのみであり、遊太たちは気になっていた。
「なんなんだろうね、一体それ」
「アタシたちも出られるのかねえ」
そんなことを考えながら、遊太たちは学校を後にした。
翌日、プラクサスの中央駅にて、一人の少年が電車から降りた。
「ホッホー! ついに来たぞプラクサス! ここにボクが求めているデュエリストがいるぞー!」
大荷物を抱えて、駅から駆け足で目当ての場所へと向かうのであった。
「よーし、今日もデュエルするぞー!」
といって、家を出てゲームショップ烏間へとやってきた遊太。すると、人だかりができていた。
「あれ? なんだろう」
その人だかりの中心には、遊太よりも小さい黒髪の男の子がいた。その子は、周りの子供たちにこう言っていた。
「この町で一番強いデュエリストが、ここにいるって話だぞ! ソイツは僕のいとこなんだぞ! 僕の所に連れてくるんだぞ!」
「……?」
「あー、遊太君。ちょっとこっちに来てよ」
「烏間さん……?」
烏間に連れられ、近くに来させられる遊太。
「あの子、あなたのいとこなんでしょ? 早く行ってあげてちょうだい」
「えっ!? 僕知らないよ!? いとこが来るなんて、お父さんやお母さんからも聞いてない!」
「えー? 遊太おまえ、プラクサスで一番強いデュエリストでしょ? それなら行ってあげたら?」
「いや、そうかもしれないけど……そしたらもっと別の人なんじゃない? アキラ君とか、カリンちゃんとか」
「あの二人に、あんないとこがいると思う?」
「あの二人はお金持ちだよ? あんな子いないよ」
「じゃあ誰だっていうの? 最強デュエリストのいとこって」
「それは……」
遊太が言葉に詰まっている中、客が店に入ってきた。
「よーっす。カード買いに来たぞー、烏間さん」
「来たッスよ~」
「来たぜ!」
入ってきたのは菊姫。その菊姫が入ってきたのを、人だかりの中にいる男の子は見逃さなかった。
「あーっ! お姉ちゃん!」
そう声を上げれば、人をかき分け菊姫の元へと走って行った。
「お姉ちゃーん!」
「お、お前、コジローか!? ハハハ! よく来たなー!」
「「お姉ちゃん!?」」
互いに抱き合い、くるくる回るコジローと菊姫。その様子を、ただ黙って見る烏間と遊太たち。
「最強デュエリストが、菊姫?」
「ああ、紹介するぜ。コイツは向日(むかひ)コジロー。アタシのいとこで、北のホッカイシティに暮らしているんだ」
「しっかしまあ、菊姫にいとこがいるなんて、知らなかったなあ」
「そういや、言ってなかったな。ところでコジロー、お前いつ来た?」
「ついさっき! ボク明日から夏休みだから、夏休み中はずっとお姉ちゃんのとこで過ごすんだぞ!」
「ほーう、そりゃあ良かったなあ」
「ところで、さっきそのコジロー君が言っていたことだけど、最強デュエリストって……」
「あ、ああ、これは……」
「お姉ちゃんはすごいんだぞ! プラクサスの大会で何度も優勝して、決闘者の帝国でも良いとこまで言ったんだぞ!」
「ああ、いやな、コジロー……」
「特に、帽子のヤツには負けて無いんだって!」
その言葉を聞いて、遊太たちは目を細める。
「菊姫……」
「アネゴ……」
「あー、そのな、これには理由が……」
「へー、いつの間にかそんなことになってたとはなあ」
「!?」
菊姫が後ろを振り向くと、そこには知多と真薄がいた。そしてその後ろに、アキラがいた。
「あ、いやー……ひょっとしたらアキラ君のいとこだと思って、連れてきたじゃん」
「そしたら、そのことが……」
「あ、これはな……」
「菊姫、お前ディスクあるか?」
「いや、持ってない……」
「そうか、ならお前、デスクにつけ」
「え」
「俺に負けてないんだろ? 証明してみせろ」
デスクにつき、デュエルの用意をするアキラ。それを見て、コジローは喜ぶ。
「わぁ! お姉ちゃんのデュエルが見られるぞ! お姉ちゃん、やってほしいんだぞ!」
「お、おう! やってやんよ!」
コジローの期待の眼差しを受けて、デッキを取り出しデュエルの準備をする菊姫。それを見て、遊太たちは。
「大丈夫かな……」
と、心配するのであった。
「行くぜ、アキラ!」
「来なよ」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先手は、アタシからやらせてもらうぜ!」
1・菊姫のターン
「アタシのターン! アタシは手札からカードを2枚セット。そして、手札より『ゴールド・ガジェット』を召喚! 効果発動、手札からレベル4の機械族モンスターを1体特殊召喚できる。アタシは手札から『古代の機械飛竜』を特殊召喚する! 特殊召喚された飛竜の効果」も発動だ。デッキから『アンティーク・ギア』カード1枚を手札に加える。アタシが手札に加えるのは、『古代の機械巨人』」(菊姫手札5→3→1→2)
「更に、自分フィールドに機械族モンスターが2体のみの場合、手札から魔法カード『アイアンドロー』を発動! このターン、特殊召喚を1回しか行えなくなる代わりに、2枚ドローできる!」(菊姫手札2→3)(菊姫墓地0→1)
「アタシは機械族レベル4モンスター2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4『ギアギガントX』!」
「Xの効果発動。エクシーズ素材を1つ取り除き、効果発動。デッキからレベル4以下の機械族モンスター1体を手札に加えるアタシはレベル4の『工作列車シグナル・レッド』を手札に加える。これでターンエンドだ!」(菊姫手札3→4)(菊姫墓地1→2)
菊姫
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『ギアギガントX』(攻撃表示・攻撃力2300・地属性・ランク4・X素材1つ)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
「へえ、まずは地ならしってところか。だけど、そんなんじゃあやれないぜ、俺は」
2・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札5→6)
「俺は手札から、魔法カード『調和の宝札』を発動。手札の攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーを墓地へ送り、2枚ドローする。手札の『伝説の白石』を墓地へ送り、2枚ドロー」(アキラ墓地0→2)
「ここで、墓地に送られた『伝説の白石』の効果発動。デッキから『青眼の白龍』を1体手札に加える」(アキラ手札6→7)
「更に魔法カード『トレード・イン』を発動させる。手札のレベル8モンスター1体を捨て、2枚ドローするレベル8『巨神竜フェルグラント』を墓地へ送り、2枚ドロー」(アキラ墓地2→4)
「更に手札を1枚捨て、魔法カード『ドラゴン目醒めの旋律』を発動。デッキから攻撃力3000以上で守備力2500以下のドラゴン族2体をデッキから手札に加える。俺が手札に加えるのは『青眼の白龍』と『青眼の亜白竜』」(アキラ墓地4→6)
「へ、へえ、いきなり手札交換の嵐かい! せいぜい事故を起こした手札の解消に務めるんだな!」
(やべえよ……アド損ほとんどなしで高速回転してるじゃねえか……)
「手札の『聖刻龍-トフェニドラゴン』は、相手フィールド上にのみモンスターがいる時、手札から特殊召喚できる。そしてトフェニドラゴン1体をリリースし、手札の『聖刻龍-シユウドラゴン』を特殊召喚!」(アキラ手札7→6→5)(アキラ墓地6→7)
このカードの使用により、ギャラリーは驚く。
「『聖刻』だって!?」
「あのデッキ、今までのアキラ君のデッキとは違うのか!?」
「ああ、新しいデッキだ。近々すごい大会がある。そのために作った、新しいブルーアイズデッキだ」
「やっぱり、大会があるっていうんですか!?」
「さて、リリースされた、トフェニドラゴンの効果発動。手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を特殊召喚する。俺はデッキからレベル6の『ラブラドライドラゴン』を特殊召喚。この効果で特殊召喚されたモンスターの攻守は0となる」
この効果を見て、真薄たちは理解する。
「そうか、ブルーアイズはドラゴン族・通常モンスター。『聖刻』は、相性が良いんだ!」
「俺はレベル6のドラゴン族モンスター2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク6『聖刻龍王-アトゥムス』!」
「アトゥムスの素材を1つ取り除き、効果発動。デッキから、ドラゴン族モンスター1体を攻守0にして特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、レベル8『白き霊龍』」(アキラ墓地7→8)
「特殊召喚された霊龍は、相手の魔法・罠1枚を対象として除外できる。お前の伏せカード、右のを除外させてもらおうか」
「チッ……」(菊姫除外0→1)
「そして俺は、手札の『青眼の白龍』を公開し、手札の『青眼の亜白龍』を特殊召喚する。そして特殊召喚された亜白龍の効果で、相手モンスター1体を破壊する。当然、破壊するのは『ギアギガントX』」(アキラ手札5→4)
「ぐっ」(菊姫墓地2→4)
「そして俺は、フィールドのレベル8モンスター2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク8『聖刻神龍-エネアード』!」
「エネアードのモンスター効果、エクシーズ素材を1つ取り除き、手札・フィールドのモンスターを任意の数だけリリースし、その数だけフィールドのカードを破壊する。俺は手札の『青眼の白龍』1体をリリースし、お前の伏せカード1枚を破壊する!」(アキラ手札4→3)(アキラ墓地8→10)
「……チェーン発動! 永続罠『古代の機械蘇生』。自分フィールドにモンスターがいない時、墓地から『古代の機械』モンスター1体を特殊召喚する。アタシは墓地から飛竜を守備表示で特殊召喚し、効果でデッキから『古代の機械要塞』を手札に加える」(菊姫墓地4→3)(菊姫手札4→5)
「だが、破壊はされるぜ?」
「ううっ」(菊姫墓地3→4)
「バトルフェイズ! エネアードで、飛竜を攻撃!」
「相手の攻撃宣言時、このカードは特殊召喚できる! 『工作列車シグナル・レッド』! そして攻撃対象をこのモンスターに移し替え、戦闘では破壊されない!」(菊姫手札5→4)
「なら俺は、アトゥムスで飛竜を攻撃する」
「ぐっ」(菊姫墓地4→5)
「メインフェイズ2で、リバースカードを2枚伏せ、ターンエンド。ここで速攻魔法『超再生能力』を発動。このターンの終了時に、このターンリリース・捨てられたドラゴン族モンスターの数までドローできる。俺が捨てたのは6体のドラゴン。よって、6枚ドローし、手札を1枚捨てる」(アキラ手札3→1→7→6)(アキラ墓地10→11)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数6枚
モンスター2体
『聖刻龍王-アトゥムス』(攻撃表示・攻撃力2400・光属性・ランク6・X素材1つ)
『聖刻神龍-エネアード』(攻撃表示・攻撃力3000・光属性・ランク8・X素材1つ)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
3・菊姫のターン
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札4→5)
「永続魔法『古代の機械要塞』を発動させる! このカードは――」(菊姫手札5→4)
「説明は不要だ! 『アンティーク・ギア』は召喚されたターンに耐性を得て、効果に対しチェーンできなくさせるカードだろ。そのカードは取り除かせてもらう! 罠カード『砂塵の大竜巻』! このカードは相手の魔法・罠を1枚破壊できる。お前の要塞を破壊!」(アキラ墓地11→12)
「ぐっ。だが、破壊された要塞は、手札・墓地から『アンティーク・ギア』を特殊召喚できる! アタシは手札から、レベル8の『古代の機械熱核竜』を特殊召喚する!」(菊姫手札4→3)(菊姫墓地5→6)
「こちらも『砂塵の大竜巻』の効果だ。手札から魔法・罠を1枚セットできる」(アキラ手札6→5)
「手札から、フィールド魔法『歯車街』を発動させる!」(菊姫手札3→2)
菊姫のフィールドが、歯車がむき出しの鉄の町となる。これは菊姫にとって、非常に有利なフィールド。
「このフィールドが展開されている限り、アタシは『アンティーク・ギア』モンスターのアドバンス召喚に必要なモンスターのリリースを1体少なくできる。これにより、シグナル・レッドをリリースして、手札のレベル8モンスター『古代の機械巨人』をアドバンス召喚する!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地6→7)
菊姫のフィールドに、エースモンスターの『古代の機械巨人』が現れる。攻撃力は3000と、熱核竜と同じ。
「へえ、そうやって出してくるとはな。だけど、お前のソレはちょっと厄介だからな。早々に退場してもらうぜ。罠カード『破壊輪』! 相手のモンスター1体を破壊し、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。その後受けたダメージを、お前に与える。巨人を対象とし、破壊! ぐわっ!」(アキラライフ8000→5000)(アキラ墓地12→13)
「ぐうっ!」(菊姫ライフ8000→5000)(菊姫墓地8→9)
「どうだ? 予想が狂ったろ?」
「まだ熱核竜がいる! バトルフェイズ! 熱核竜で、アトゥムスを攻撃!」
「……」(アキラライフ5000→4400)(アキラ墓地13→15)
「このカードが攻撃したダメージステップ終了時、熱核竜の効果が発動する。フィールドの魔法・罠を1枚破壊できるアタシが破壊するのは……」
(さっき伏せられたカード……何かやばそうだが、あのエネアードをそのままにしていたら……!)
「アタシのフィールド魔法『歯車街』を破壊し、効果発動。手札・デッキ・墓地より『古代の機械』モンスターを特殊召喚できる。デッキよりレベル8の『古代の機械巨竜』を攻撃表示で特殊召喚する!」(菊姫墓地9→10)
「そして、巨竜でエネアードを攻撃! 相打ち!」(菊姫墓地10→11)
「へえ、やるじゃん」(アキラ墓地15→17)
「カードを1枚伏せて、ターンエンド」(菊姫手札1→0)
菊姫
ライフポイント5000
手札枚数0枚
モンスター1体
『古代の機械熱核竜』(攻撃表示・攻撃力3000・地属性・レベル9)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
4・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札6→7)
「手札より魔法カード『復活の福音』を発動。自分墓地からレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、さっき墓地へ送ったレベル8『巨神竜フェルグラント』だ」(アキラ手札7→6)
「そして、墓地より特殊召喚されたフェルグラントは、相手フィールドのモンスター1体を対象とし、除外できる。当然、お前の熱核竜を除外させてもらう」
「チッ……」(菊姫除外0→1)
「更に、フェルグラントは除外したモンスターのレベルまたはランク×100ポイント攻守をアップさせる。除外したのはレベル9の熱核竜。よって900アップだ」(フェルグラント攻撃力・守備力2800→3700)
「速攻魔法『銀龍の轟砲』を発動。墓地のドラゴン族・通常モンスター1体を特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、当然ブルーアイズ」(アキラ手札6→5)
「リバースカード、オープン。永続罠『リビングデッドの呼び声』このカードは墓地からモンスターを1体、攻撃表示で特殊召喚できる。俺が特殊召喚するのは、レベル8『白き霊龍』! このカードの効果は知っているな! 相手の魔法・罠を除外できる! その伏せカードを除外させてもらう!」(アキラ墓地17→16)
「チェーン発動! 罠カード『威嚇する咆哮』! このターン、相手の攻撃宣言を封じる!」(菊姫除外1→2)
「あっそ、粘るな。じゃあ好きなだけやらせてもらおうか」
「俺はレベル8の霊龍とフェルグラント2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろランク8『神竜騎士フェルグラント』!」
そして現れたエクシーズの竜の騎士。攻撃力は2800。
「墓地から光属性モンスター『伝説の白石』を除外し、手札から『暗黒竜 コラプサーペント』を特殊召喚する」(アキラ手札5→4)(アキラ墓地16→15)(アキラ除外0→1)
「そして手札よりレベル3チューナー『デルタフライ』を召喚し、効果発動。フィールドの自身以外のモンスターレベルを1上げる。コラプサーペントのレベル1上げ、5に」(アキラ手札4→3)(コラプサーペントレベル4→5)
「レベル5となっているコラプサーペントに、レベル3『デルタフライ』をチューニング! シンクロ召喚! 現れろレベル8『混沌魔龍 カオス・ルーラー』!」(アキラ墓地15→17)
今度はシンクロによって現れた漆黒のドラゴン。攻撃力はまたしても3000。
「カオス・ルーラーの効果。デッキからカードを5枚めくり、その中に光属性か闇属性モンスターがいれば、手札に加えられる。残りは全て墓地へ! 俺は、デッキから『パンデミック・ドラゴン』を手札に加え、残りは墓地へ。そしてフィールドから墓地へ送られたコラプサーペントの効果を発動させ、デッキから『輝白竜 ワイバスター』を手札に加える」(アキラ手札3→5)(アキラ墓地17→21)
「カードを2枚伏せ、ターンエンド。一応いっておくが、神龍騎士は効果を無効化する代わりにカード効果を受けなくさせる効果を持ち、カオス・ルーラーは墓地にいても光属性と闇属性モンスターを1体ずつ除外することで特殊召喚できる。どうだ? これでもまだ、自分が上だと言うか?」(アキラ手札5→3)
アキラ
ライフポイント5000
手札枚数3枚
モンスター3体
『神竜騎士フェルグラント』(攻撃表示・攻撃力2800・光属性・ランク8・X素材2つ)
『混沌魔龍 カオス・ルーラー』(攻撃表示・攻撃力3000・闇属性・レベル8)
『青眼の白龍』(攻撃表示・攻撃力3000・光属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『リビングデッドの呼び声』(永続罠)
墓地の枚数21枚
除外されているカード1枚
圧倒的に絶望的な状況。これを見て、ギャラリーも静まりかえる。
「おいおい、圧倒的レベルアップしてるじゃん。アキラのヤツ……」
「この間見た時よりも、ずっと強くなっていますね!」
「すごい……! アキラ君、大分力をつけてきたねえ!」
「妨害札1枚は確定していて、しかも伏せカード2枚……かなりキツイわよこれ……」
遊太たちが盛り上がる中、コジローは慌てていた。
「お、お姉ちゃん……」
本当は自分にウソをついていたのではないか、そう考えると、慌てずにはいられないのだ。
「コジロー……大丈夫だ! お姉ちゃんは絶対に勝ってみせるぞ!」
「お姉ちゃん……!」
(とは言ってみせたものの……この状況を上手くまくる方法は、あんまりねえ! さっきも烏間さんが言った通り、モンスター効果無効化と、伏せカード2枚……それに、X素材となっているモンスターは、特殊召喚によって相手の盤面を崩せる効果を持つ……! はっきり言って、かなりやべえ!)
(この状況を崩すには……相手を一撃で粉砕する攻撃。あれしかない! だけど……引けるか? いや、引くんだろ、奇跡は必ず起きる。アタシの引きで、起こしてみせる!)
5・菊姫のターン
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札0→1)
「魔法カード『逆転の宝札』を発動! このカードは自分フィールドにカードがなく、手札がこのカードのみの場合発動できる。相手フィールドの表側表示カードの数だけ、ドローする。今お前のフィールドには表側表示カードが4枚。よって、アタシは4枚ドローする!」(菊姫手札0→4)(菊姫墓地11→12)
「よし、手札から魔法カード『局所的ハリケーン』を発動! フィールドのセットされたカードを全て手札に戻す! お前の伏せカード2枚を、全て手札に戻す!」(菊姫手札4→3)
「罠カード『重力解除』を発動。フィールドの全てのモンスターの表示形式を変更する。これで、俺のフィールドのモンスターは全て守備となる。更に罠カード『ガード・タクティクス』を発動。俺の守備表示モンスターは戦闘・効果で破壊されない」(アキラ墓地21→23)
「くっ……やはりそう来たか……」
(甘いな、そう簡単にはやらせねえぜ)
「だが、これで伏せカードは使い切った! 手札から速攻魔法『禁じられた聖杯』を発動! フェルグラントの攻撃力を400アップさせ、効果を無効化する!」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地12→13)
「なに……来るか!?」
「行くぜ! 手札より速攻魔法『サイバネティック・フュージョン・サポート』を発動! ライフを半分支払い、効果発動! このターン、機械族融合モンスターを融合召喚する際に一度だけ、手札フィールドからだけではなく、墓地から除外することでも素材を調達することができる!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地13→14)(菊姫ライフ5000→2500)
「墓地からも、融合召喚できるだと!?」
(ここで、決める! たとえ何があろうとも!)
「魔法カード『パワー・ボンド』を発動! このカードは機械族融合モンスター専用の融合魔法だ! そして、フュージョン・サポートによって墓地から素材を調達! 墓地から『古代の機械巨人』と、2体の『古代の機械』モンスターを除外! 現れろ、アタシの最強モンスター! レベル10『古代の機械究極巨人』!」(菊姫手札1→0)(菊姫墓地14→12)(菊姫除外2→5)
ケンタウロス型の、『古代の機械巨人』が進化したモンスター。攻撃力は4400と、それだけで高いのに……!
「この瞬間、魔法カード『パワー・ボンド』の効果が適用される! このカードを使って融合召喚したモンスターの攻撃力は、2倍になる!」(究極巨人攻撃力4400→8800)
これにはギャラリーの遊太たちも驚く。
「えーっ!? 2倍ですか!?」
「強すぎるだろ! しかも究極巨人は攻撃する時、魔法・罠封殺できるんだろ!? モンスター効果以外、ほぼ安心して攻撃できる!」
「これはいけるか!?」
「さすがお姉ちゃんだぞ!」
周りの期待は高まっているが、菊姫には少々不安材料があった。
(さっきカオス・ルーラーの効果でモンスターを手札に加えていた。あれが『オネスト』とかみたいなモンスターだったら……それに、最初に手札から墓地へ送られたドラゴン族モンスター……なんかありそうだ。だがどっちみち、迎撃効果があったとしても、『パワー・ボンド』の効果でエンドフェイズの負けは確定している! 行くぜ!)
「バトルフェイズ! 究極巨人で、フェルグラントに攻撃! ギガント・パウンド! 究極巨人は、守備モンスターを攻撃した時、攻撃力が守備力を上回った分だけ、戦闘ダメージを与えることができる!」
(この攻撃、通るか!?)
アキラは動きを見せる。
「えっ!?」
「墓地の『リフレクト・ドラゴン』の効果発動! このカードはモンスターの攻撃宣言時、墓地から除外することで俺が受けるダメージを1回だけ相手が受けるようにする。これで、戦闘ダメージはそっくりお前に返る!」(アキラ墓地23→22)(アキラ除外1→2)
「ああっ! これは!」
「ぐあああ! またこのパターンかよおおおお!」(菊姫ライフ2500→0)
菊姫はデュエルに負けた。しかも、攻撃力を高めて攻撃したのにあっさり防御で負けるという、最もかっこ悪い負け方で……。
これにはコジローも……。
「…………」
真顔で押し黙る。
「お、おい、コジロー?」
菊姫の声に、プルプル震えながら吐き出した声は。
「お姉ちゃんのバカー!」
と言いながら、走って店を出て行った。
「ちょっ、ちょまちょまちょっと待てコジロー! これには理由がー!」
菊姫もコジローを追って店を出る。これを見て「あ~あ」という表情になる、遊太一同。
「やっぱこーなったか……」
「ウソをつくからですよ……」
「ま、俺は本気でやっただけだからな。後はお前らでなんとかしろ」
「あ、うん。そうだね」
そう言い残し、アキラは立ち去っていった。残された遊太も。
「やれやれ、だね……」
その後、菊姫がコジローを説得するのは、3時間かかったという……。
第七十三話。終わり。
知多が、イモータルとしての正体を明かしたシェリルと出会ってから、三日が経った。なぜ知多だったのかという疑問は残るものの、それ以上に疑問を残すものが遊太たちの周りに出てきた。
「ねえねえ、近々すごいデュエル大会があるらしいよ?」
「なんでも、日本中だけじゃなく、世界各国から強豪デュエリストが来るらしいよ?」
「へー、世界規模なの?」
といった噂が、プラクサス中に流れていた。ロベルトに聞いても、詳しいことは教えられないと語るのみであり、遊太たちは気になっていた。
「なんなんだろうね、一体それ」
「アタシたちも出られるのかねえ」
そんなことを考えながら、遊太たちは学校を後にした。
翌日、プラクサスの中央駅にて、一人の少年が電車から降りた。
「ホッホー! ついに来たぞプラクサス! ここにボクが求めているデュエリストがいるぞー!」
大荷物を抱えて、駅から駆け足で目当ての場所へと向かうのであった。
「よーし、今日もデュエルするぞー!」
といって、家を出てゲームショップ烏間へとやってきた遊太。すると、人だかりができていた。
「あれ? なんだろう」
その人だかりの中心には、遊太よりも小さい黒髪の男の子がいた。その子は、周りの子供たちにこう言っていた。
「この町で一番強いデュエリストが、ここにいるって話だぞ! ソイツは僕のいとこなんだぞ! 僕の所に連れてくるんだぞ!」
「……?」
「あー、遊太君。ちょっとこっちに来てよ」
「烏間さん……?」
烏間に連れられ、近くに来させられる遊太。
「あの子、あなたのいとこなんでしょ? 早く行ってあげてちょうだい」
「えっ!? 僕知らないよ!? いとこが来るなんて、お父さんやお母さんからも聞いてない!」
「えー? 遊太おまえ、プラクサスで一番強いデュエリストでしょ? それなら行ってあげたら?」
「いや、そうかもしれないけど……そしたらもっと別の人なんじゃない? アキラ君とか、カリンちゃんとか」
「あの二人に、あんないとこがいると思う?」
「あの二人はお金持ちだよ? あんな子いないよ」
「じゃあ誰だっていうの? 最強デュエリストのいとこって」
「それは……」
遊太が言葉に詰まっている中、客が店に入ってきた。
「よーっす。カード買いに来たぞー、烏間さん」
「来たッスよ~」
「来たぜ!」
入ってきたのは菊姫。その菊姫が入ってきたのを、人だかりの中にいる男の子は見逃さなかった。
「あーっ! お姉ちゃん!」
そう声を上げれば、人をかき分け菊姫の元へと走って行った。
「お姉ちゃーん!」
「お、お前、コジローか!? ハハハ! よく来たなー!」
「「お姉ちゃん!?」」
互いに抱き合い、くるくる回るコジローと菊姫。その様子を、ただ黙って見る烏間と遊太たち。
「最強デュエリストが、菊姫?」
「ああ、紹介するぜ。コイツは向日(むかひ)コジロー。アタシのいとこで、北のホッカイシティに暮らしているんだ」
「しっかしまあ、菊姫にいとこがいるなんて、知らなかったなあ」
「そういや、言ってなかったな。ところでコジロー、お前いつ来た?」
「ついさっき! ボク明日から夏休みだから、夏休み中はずっとお姉ちゃんのとこで過ごすんだぞ!」
「ほーう、そりゃあ良かったなあ」
「ところで、さっきそのコジロー君が言っていたことだけど、最強デュエリストって……」
「あ、ああ、これは……」
「お姉ちゃんはすごいんだぞ! プラクサスの大会で何度も優勝して、決闘者の帝国でも良いとこまで言ったんだぞ!」
「ああ、いやな、コジロー……」
「特に、帽子のヤツには負けて無いんだって!」
その言葉を聞いて、遊太たちは目を細める。
「菊姫……」
「アネゴ……」
「あー、そのな、これには理由が……」
「へー、いつの間にかそんなことになってたとはなあ」
「!?」
菊姫が後ろを振り向くと、そこには知多と真薄がいた。そしてその後ろに、アキラがいた。
「あ、いやー……ひょっとしたらアキラ君のいとこだと思って、連れてきたじゃん」
「そしたら、そのことが……」
「あ、これはな……」
「菊姫、お前ディスクあるか?」
「いや、持ってない……」
「そうか、ならお前、デスクにつけ」
「え」
「俺に負けてないんだろ? 証明してみせろ」
デスクにつき、デュエルの用意をするアキラ。それを見て、コジローは喜ぶ。
「わぁ! お姉ちゃんのデュエルが見られるぞ! お姉ちゃん、やってほしいんだぞ!」
「お、おう! やってやんよ!」
コジローの期待の眼差しを受けて、デッキを取り出しデュエルの準備をする菊姫。それを見て、遊太たちは。
「大丈夫かな……」
と、心配するのであった。
「行くぜ、アキラ!」
「来なよ」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先手は、アタシからやらせてもらうぜ!」
1・菊姫のターン
「アタシのターン! アタシは手札からカードを2枚セット。そして、手札より『ゴールド・ガジェット』を召喚! 効果発動、手札からレベル4の機械族モンスターを1体特殊召喚できる。アタシは手札から『古代の機械飛竜』を特殊召喚する! 特殊召喚された飛竜の効果」も発動だ。デッキから『アンティーク・ギア』カード1枚を手札に加える。アタシが手札に加えるのは、『古代の機械巨人』」(菊姫手札5→3→1→2)
「更に、自分フィールドに機械族モンスターが2体のみの場合、手札から魔法カード『アイアンドロー』を発動! このターン、特殊召喚を1回しか行えなくなる代わりに、2枚ドローできる!」(菊姫手札2→3)(菊姫墓地0→1)
「アタシは機械族レベル4モンスター2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4『ギアギガントX』!」
「Xの効果発動。エクシーズ素材を1つ取り除き、効果発動。デッキからレベル4以下の機械族モンスター1体を手札に加えるアタシはレベル4の『工作列車シグナル・レッド』を手札に加える。これでターンエンドだ!」(菊姫手札3→4)(菊姫墓地1→2)
菊姫
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『ギアギガントX』(攻撃表示・攻撃力2300・地属性・ランク4・X素材1つ)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
「へえ、まずは地ならしってところか。だけど、そんなんじゃあやれないぜ、俺は」
2・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札5→6)
「俺は手札から、魔法カード『調和の宝札』を発動。手札の攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーを墓地へ送り、2枚ドローする。手札の『伝説の白石』を墓地へ送り、2枚ドロー」(アキラ墓地0→2)
「ここで、墓地に送られた『伝説の白石』の効果発動。デッキから『青眼の白龍』を1体手札に加える」(アキラ手札6→7)
「更に魔法カード『トレード・イン』を発動させる。手札のレベル8モンスター1体を捨て、2枚ドローするレベル8『巨神竜フェルグラント』を墓地へ送り、2枚ドロー」(アキラ墓地2→4)
「更に手札を1枚捨て、魔法カード『ドラゴン目醒めの旋律』を発動。デッキから攻撃力3000以上で守備力2500以下のドラゴン族2体をデッキから手札に加える。俺が手札に加えるのは『青眼の白龍』と『青眼の亜白竜』」(アキラ墓地4→6)
「へ、へえ、いきなり手札交換の嵐かい! せいぜい事故を起こした手札の解消に務めるんだな!」
(やべえよ……アド損ほとんどなしで高速回転してるじゃねえか……)
「手札の『聖刻龍-トフェニドラゴン』は、相手フィールド上にのみモンスターがいる時、手札から特殊召喚できる。そしてトフェニドラゴン1体をリリースし、手札の『聖刻龍-シユウドラゴン』を特殊召喚!」(アキラ手札7→6→5)(アキラ墓地6→7)
このカードの使用により、ギャラリーは驚く。
「『聖刻』だって!?」
「あのデッキ、今までのアキラ君のデッキとは違うのか!?」
「ああ、新しいデッキだ。近々すごい大会がある。そのために作った、新しいブルーアイズデッキだ」
「やっぱり、大会があるっていうんですか!?」
「さて、リリースされた、トフェニドラゴンの効果発動。手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を特殊召喚する。俺はデッキからレベル6の『ラブラドライドラゴン』を特殊召喚。この効果で特殊召喚されたモンスターの攻守は0となる」
この効果を見て、真薄たちは理解する。
「そうか、ブルーアイズはドラゴン族・通常モンスター。『聖刻』は、相性が良いんだ!」
「俺はレベル6のドラゴン族モンスター2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク6『聖刻龍王-アトゥムス』!」
「アトゥムスの素材を1つ取り除き、効果発動。デッキから、ドラゴン族モンスター1体を攻守0にして特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、レベル8『白き霊龍』」(アキラ墓地7→8)
「特殊召喚された霊龍は、相手の魔法・罠1枚を対象として除外できる。お前の伏せカード、右のを除外させてもらおうか」
「チッ……」(菊姫除外0→1)
「そして俺は、手札の『青眼の白龍』を公開し、手札の『青眼の亜白龍』を特殊召喚する。そして特殊召喚された亜白龍の効果で、相手モンスター1体を破壊する。当然、破壊するのは『ギアギガントX』」(アキラ手札5→4)
「ぐっ」(菊姫墓地2→4)
「そして俺は、フィールドのレベル8モンスター2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク8『聖刻神龍-エネアード』!」
「エネアードのモンスター効果、エクシーズ素材を1つ取り除き、手札・フィールドのモンスターを任意の数だけリリースし、その数だけフィールドのカードを破壊する。俺は手札の『青眼の白龍』1体をリリースし、お前の伏せカード1枚を破壊する!」(アキラ手札4→3)(アキラ墓地8→10)
「……チェーン発動! 永続罠『古代の機械蘇生』。自分フィールドにモンスターがいない時、墓地から『古代の機械』モンスター1体を特殊召喚する。アタシは墓地から飛竜を守備表示で特殊召喚し、効果でデッキから『古代の機械要塞』を手札に加える」(菊姫墓地4→3)(菊姫手札4→5)
「だが、破壊はされるぜ?」
「ううっ」(菊姫墓地3→4)
「バトルフェイズ! エネアードで、飛竜を攻撃!」
「相手の攻撃宣言時、このカードは特殊召喚できる! 『工作列車シグナル・レッド』! そして攻撃対象をこのモンスターに移し替え、戦闘では破壊されない!」(菊姫手札5→4)
「なら俺は、アトゥムスで飛竜を攻撃する」
「ぐっ」(菊姫墓地4→5)
「メインフェイズ2で、リバースカードを2枚伏せ、ターンエンド。ここで速攻魔法『超再生能力』を発動。このターンの終了時に、このターンリリース・捨てられたドラゴン族モンスターの数までドローできる。俺が捨てたのは6体のドラゴン。よって、6枚ドローし、手札を1枚捨てる」(アキラ手札3→1→7→6)(アキラ墓地10→11)
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数6枚
モンスター2体
『聖刻龍王-アトゥムス』(攻撃表示・攻撃力2400・光属性・ランク6・X素材1つ)
『聖刻神龍-エネアード』(攻撃表示・攻撃力3000・光属性・ランク8・X素材1つ)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
3・菊姫のターン
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札4→5)
「永続魔法『古代の機械要塞』を発動させる! このカードは――」(菊姫手札5→4)
「説明は不要だ! 『アンティーク・ギア』は召喚されたターンに耐性を得て、効果に対しチェーンできなくさせるカードだろ。そのカードは取り除かせてもらう! 罠カード『砂塵の大竜巻』! このカードは相手の魔法・罠を1枚破壊できる。お前の要塞を破壊!」(アキラ墓地11→12)
「ぐっ。だが、破壊された要塞は、手札・墓地から『アンティーク・ギア』を特殊召喚できる! アタシは手札から、レベル8の『古代の機械熱核竜』を特殊召喚する!」(菊姫手札4→3)(菊姫墓地5→6)
「こちらも『砂塵の大竜巻』の効果だ。手札から魔法・罠を1枚セットできる」(アキラ手札6→5)
「手札から、フィールド魔法『歯車街』を発動させる!」(菊姫手札3→2)
菊姫のフィールドが、歯車がむき出しの鉄の町となる。これは菊姫にとって、非常に有利なフィールド。
「このフィールドが展開されている限り、アタシは『アンティーク・ギア』モンスターのアドバンス召喚に必要なモンスターのリリースを1体少なくできる。これにより、シグナル・レッドをリリースして、手札のレベル8モンスター『古代の機械巨人』をアドバンス召喚する!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地6→7)
菊姫のフィールドに、エースモンスターの『古代の機械巨人』が現れる。攻撃力は3000と、熱核竜と同じ。
「へえ、そうやって出してくるとはな。だけど、お前のソレはちょっと厄介だからな。早々に退場してもらうぜ。罠カード『破壊輪』! 相手のモンスター1体を破壊し、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。その後受けたダメージを、お前に与える。巨人を対象とし、破壊! ぐわっ!」(アキラライフ8000→5000)(アキラ墓地12→13)
「ぐうっ!」(菊姫ライフ8000→5000)(菊姫墓地8→9)
「どうだ? 予想が狂ったろ?」
「まだ熱核竜がいる! バトルフェイズ! 熱核竜で、アトゥムスを攻撃!」
「……」(アキラライフ5000→4400)(アキラ墓地13→15)
「このカードが攻撃したダメージステップ終了時、熱核竜の効果が発動する。フィールドの魔法・罠を1枚破壊できるアタシが破壊するのは……」
(さっき伏せられたカード……何かやばそうだが、あのエネアードをそのままにしていたら……!)
「アタシのフィールド魔法『歯車街』を破壊し、効果発動。手札・デッキ・墓地より『古代の機械』モンスターを特殊召喚できる。デッキよりレベル8の『古代の機械巨竜』を攻撃表示で特殊召喚する!」(菊姫墓地9→10)
「そして、巨竜でエネアードを攻撃! 相打ち!」(菊姫墓地10→11)
「へえ、やるじゃん」(アキラ墓地15→17)
「カードを1枚伏せて、ターンエンド」(菊姫手札1→0)
菊姫
ライフポイント5000
手札枚数0枚
モンスター1体
『古代の機械熱核竜』(攻撃表示・攻撃力3000・地属性・レベル9)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
4・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札6→7)
「手札より魔法カード『復活の福音』を発動。自分墓地からレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、さっき墓地へ送ったレベル8『巨神竜フェルグラント』だ」(アキラ手札7→6)
「そして、墓地より特殊召喚されたフェルグラントは、相手フィールドのモンスター1体を対象とし、除外できる。当然、お前の熱核竜を除外させてもらう」
「チッ……」(菊姫除外0→1)
「更に、フェルグラントは除外したモンスターのレベルまたはランク×100ポイント攻守をアップさせる。除外したのはレベル9の熱核竜。よって900アップだ」(フェルグラント攻撃力・守備力2800→3700)
「速攻魔法『銀龍の轟砲』を発動。墓地のドラゴン族・通常モンスター1体を特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、当然ブルーアイズ」(アキラ手札6→5)
「リバースカード、オープン。永続罠『リビングデッドの呼び声』このカードは墓地からモンスターを1体、攻撃表示で特殊召喚できる。俺が特殊召喚するのは、レベル8『白き霊龍』! このカードの効果は知っているな! 相手の魔法・罠を除外できる! その伏せカードを除外させてもらう!」(アキラ墓地17→16)
「チェーン発動! 罠カード『威嚇する咆哮』! このターン、相手の攻撃宣言を封じる!」(菊姫除外1→2)
「あっそ、粘るな。じゃあ好きなだけやらせてもらおうか」
「俺はレベル8の霊龍とフェルグラント2体を素材とし、エクシーズ召喚! 現れろランク8『神竜騎士フェルグラント』!」
そして現れたエクシーズの竜の騎士。攻撃力は2800。
「墓地から光属性モンスター『伝説の白石』を除外し、手札から『暗黒竜 コラプサーペント』を特殊召喚する」(アキラ手札5→4)(アキラ墓地16→15)(アキラ除外0→1)
「そして手札よりレベル3チューナー『デルタフライ』を召喚し、効果発動。フィールドの自身以外のモンスターレベルを1上げる。コラプサーペントのレベル1上げ、5に」(アキラ手札4→3)(コラプサーペントレベル4→5)
「レベル5となっているコラプサーペントに、レベル3『デルタフライ』をチューニング! シンクロ召喚! 現れろレベル8『混沌魔龍 カオス・ルーラー』!」(アキラ墓地15→17)
今度はシンクロによって現れた漆黒のドラゴン。攻撃力はまたしても3000。
「カオス・ルーラーの効果。デッキからカードを5枚めくり、その中に光属性か闇属性モンスターがいれば、手札に加えられる。残りは全て墓地へ! 俺は、デッキから『パンデミック・ドラゴン』を手札に加え、残りは墓地へ。そしてフィールドから墓地へ送られたコラプサーペントの効果を発動させ、デッキから『輝白竜 ワイバスター』を手札に加える」(アキラ手札3→5)(アキラ墓地17→21)
「カードを2枚伏せ、ターンエンド。一応いっておくが、神龍騎士は効果を無効化する代わりにカード効果を受けなくさせる効果を持ち、カオス・ルーラーは墓地にいても光属性と闇属性モンスターを1体ずつ除外することで特殊召喚できる。どうだ? これでもまだ、自分が上だと言うか?」(アキラ手札5→3)
アキラ
ライフポイント5000
手札枚数3枚
モンスター3体
『神竜騎士フェルグラント』(攻撃表示・攻撃力2800・光属性・ランク8・X素材2つ)
『混沌魔龍 カオス・ルーラー』(攻撃表示・攻撃力3000・闇属性・レベル8)
『青眼の白龍』(攻撃表示・攻撃力3000・光属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『リビングデッドの呼び声』(永続罠)
墓地の枚数21枚
除外されているカード1枚
圧倒的に絶望的な状況。これを見て、ギャラリーも静まりかえる。
「おいおい、圧倒的レベルアップしてるじゃん。アキラのヤツ……」
「この間見た時よりも、ずっと強くなっていますね!」
「すごい……! アキラ君、大分力をつけてきたねえ!」
「妨害札1枚は確定していて、しかも伏せカード2枚……かなりキツイわよこれ……」
遊太たちが盛り上がる中、コジローは慌てていた。
「お、お姉ちゃん……」
本当は自分にウソをついていたのではないか、そう考えると、慌てずにはいられないのだ。
「コジロー……大丈夫だ! お姉ちゃんは絶対に勝ってみせるぞ!」
「お姉ちゃん……!」
(とは言ってみせたものの……この状況を上手くまくる方法は、あんまりねえ! さっきも烏間さんが言った通り、モンスター効果無効化と、伏せカード2枚……それに、X素材となっているモンスターは、特殊召喚によって相手の盤面を崩せる効果を持つ……! はっきり言って、かなりやべえ!)
(この状況を崩すには……相手を一撃で粉砕する攻撃。あれしかない! だけど……引けるか? いや、引くんだろ、奇跡は必ず起きる。アタシの引きで、起こしてみせる!)
5・菊姫のターン
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札0→1)
「魔法カード『逆転の宝札』を発動! このカードは自分フィールドにカードがなく、手札がこのカードのみの場合発動できる。相手フィールドの表側表示カードの数だけ、ドローする。今お前のフィールドには表側表示カードが4枚。よって、アタシは4枚ドローする!」(菊姫手札0→4)(菊姫墓地11→12)
「よし、手札から魔法カード『局所的ハリケーン』を発動! フィールドのセットされたカードを全て手札に戻す! お前の伏せカード2枚を、全て手札に戻す!」(菊姫手札4→3)
「罠カード『重力解除』を発動。フィールドの全てのモンスターの表示形式を変更する。これで、俺のフィールドのモンスターは全て守備となる。更に罠カード『ガード・タクティクス』を発動。俺の守備表示モンスターは戦闘・効果で破壊されない」(アキラ墓地21→23)
「くっ……やはりそう来たか……」
(甘いな、そう簡単にはやらせねえぜ)
「だが、これで伏せカードは使い切った! 手札から速攻魔法『禁じられた聖杯』を発動! フェルグラントの攻撃力を400アップさせ、効果を無効化する!」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地12→13)
「なに……来るか!?」
「行くぜ! 手札より速攻魔法『サイバネティック・フュージョン・サポート』を発動! ライフを半分支払い、効果発動! このターン、機械族融合モンスターを融合召喚する際に一度だけ、手札フィールドからだけではなく、墓地から除外することでも素材を調達することができる!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地13→14)(菊姫ライフ5000→2500)
「墓地からも、融合召喚できるだと!?」
(ここで、決める! たとえ何があろうとも!)
「魔法カード『パワー・ボンド』を発動! このカードは機械族融合モンスター専用の融合魔法だ! そして、フュージョン・サポートによって墓地から素材を調達! 墓地から『古代の機械巨人』と、2体の『古代の機械』モンスターを除外! 現れろ、アタシの最強モンスター! レベル10『古代の機械究極巨人』!」(菊姫手札1→0)(菊姫墓地14→12)(菊姫除外2→5)
ケンタウロス型の、『古代の機械巨人』が進化したモンスター。攻撃力は4400と、それだけで高いのに……!
「この瞬間、魔法カード『パワー・ボンド』の効果が適用される! このカードを使って融合召喚したモンスターの攻撃力は、2倍になる!」(究極巨人攻撃力4400→8800)
これにはギャラリーの遊太たちも驚く。
「えーっ!? 2倍ですか!?」
「強すぎるだろ! しかも究極巨人は攻撃する時、魔法・罠封殺できるんだろ!? モンスター効果以外、ほぼ安心して攻撃できる!」
「これはいけるか!?」
「さすがお姉ちゃんだぞ!」
周りの期待は高まっているが、菊姫には少々不安材料があった。
(さっきカオス・ルーラーの効果でモンスターを手札に加えていた。あれが『オネスト』とかみたいなモンスターだったら……それに、最初に手札から墓地へ送られたドラゴン族モンスター……なんかありそうだ。だがどっちみち、迎撃効果があったとしても、『パワー・ボンド』の効果でエンドフェイズの負けは確定している! 行くぜ!)
「バトルフェイズ! 究極巨人で、フェルグラントに攻撃! ギガント・パウンド! 究極巨人は、守備モンスターを攻撃した時、攻撃力が守備力を上回った分だけ、戦闘ダメージを与えることができる!」
(この攻撃、通るか!?)
アキラは動きを見せる。
「えっ!?」
「墓地の『リフレクト・ドラゴン』の効果発動! このカードはモンスターの攻撃宣言時、墓地から除外することで俺が受けるダメージを1回だけ相手が受けるようにする。これで、戦闘ダメージはそっくりお前に返る!」(アキラ墓地23→22)(アキラ除外1→2)
「ああっ! これは!」
「ぐあああ! またこのパターンかよおおおお!」(菊姫ライフ2500→0)
菊姫はデュエルに負けた。しかも、攻撃力を高めて攻撃したのにあっさり防御で負けるという、最もかっこ悪い負け方で……。
これにはコジローも……。
「…………」
真顔で押し黙る。
「お、おい、コジロー?」
菊姫の声に、プルプル震えながら吐き出した声は。
「お姉ちゃんのバカー!」
と言いながら、走って店を出て行った。
「ちょっ、ちょまちょまちょっと待てコジロー! これには理由がー!」
菊姫もコジローを追って店を出る。これを見て「あ~あ」という表情になる、遊太一同。
「やっぱこーなったか……」
「ウソをつくからですよ……」
「ま、俺は本気でやっただけだからな。後はお前らでなんとかしろ」
「あ、うん。そうだね」
そう言い残し、アキラは立ち去っていった。残された遊太も。
「やれやれ、だね……」
その後、菊姫がコジローを説得するのは、3時間かかったという……。
第七十三話。終わり。
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133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 918 | 2 | 2018-07-22 | - | |
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149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 987 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 994 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 825 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 780 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 947 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 743 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 763 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 836 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 791 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 732 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 492 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 783 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 695 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 718 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 758 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 728 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 670 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 636 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 750 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 605 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 666 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 600 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 683 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 641 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 624 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 623 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 663 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 745 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 735 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 479 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 433 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 587 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 451 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 582 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 425 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 460 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 551 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 465 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 563 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 514 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 373 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 461 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 553 | 0 | 2022-11-27 | - |
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- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
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- 12/22 19:24 掲示板 オリカコンテスト投票所
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