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第十九話「僕のヒーロー」 作:イクス
第十九話「僕のヒーロー」
一回戦を見事に勝利した遊太は今、観客席からデュエルを見届けた、両親の所にいた。
「遊太、いきなりこっちに引っ越してきてから、このプラクサスに馴染めるか心配だったんだけど……どうやら大丈夫だったようだな。友達がこんなにいるじゃあないか、家で話すような友達が現実で」
「家で話すようなって……お父さん、流石に友達を創作するようなことはしないよ。どれだけ心配してるのさ」
「ええ、本当は大会に来る予定は無かったんだけど、お父さんがどうしてもって聞かないから……来ちゃったのよね~」
「どうしてもって、お父さんそこまで……?」
「当たり前だ! デュエルや大会と聞いて、どこか危ないものを感じてだな……危険なことに巻き込まれていないか、とても心配になっちゃって……だから来ちゃったんだ」
「もう……お父さんったら、僕は大丈夫なのに、そこまで心配するものなの?」
「心配するさ!」
「もう……」
父親にちょっと意外な形で心配されている遊太を見て、少し辟易する菊姫。
「やれやれ……ここまで遊太を心配するたあ、相当の親バカだねえこりゃ。逆に、あそこまで心配されるとは、嬉しいだろうな。遊太の奴」
遊太はその後も、父親に色々説明したり、母親に色々説明したりするなど、中々楽しそうであった。
それを、遠巻きから眺める人間がいた。
「ん? アレはアキラ……? 確かにデュエルは、まだまだ先だが……なんでこんなとこにいるんだ? なんか遊太のこと、羨ましそうに見て……アレ、どっか行きやがった……なんだったんだ? アイツ」
なぜ遊太のことを、遠巻きに見ていたのか気になる菊姫だったが……。そんな考えも、アナウンスによってかき消された。
「え~、第一回戦八試合目、一条寺菊姫選手対倉山健斗選手のデュエルを、もうすぐ行います。選手は、至急デュエルリングまで来てください」
「お、アタシのデュエルの時間か、とりあえず……遊太は両親と話をしているから、そのまんまで良いか。じゃあアタシは行くとするか」
両親につきっきりな遊太を置いて、菊姫は自身のデュエルへと行ってしまった。
アキラが、どんな気持ちで遊太のことを見ていたのか知らないで。
遊太を遠巻きに見ていたアキラは、会場の中を一人歩いていた。だが、その表情はどこか憂いに満ちた表情であった。
(良いよな……来てくれる親がいる奴はよ……こっちは父さんとの約束を果たすために、必死でやっているっていうのによ……良いよな、楽しそうだよな……俺は……父さんの為にデュエルをして、父さんとの約束を果たして、それで……デュエルを止めて……)
(それは結局、父さんと俺の……なんだっていうんだ……?)
アキラは一人悩みながら、会場を歩いていた。
そうして、一回戦が終了するのであった。
「第一回戦、全ての試合が終了しました! これより、二回戦を始めたいと思います!」
「第二回戦の第一試合は、六道遊太選手対広野真薄選手からの試合からです!」
「おっと……もう行かなきゃ! それじゃあ、お父さんお母さん、僕もう試合に行くから!」
「頑張ってね、遊太」
「いかのおすしだぞ、遊太!」
「いや、それ今は必要ないから。じゃ、僕はもう行くからね! んじゃ!」
「ゆ、遊太! 友達とはいえ、ちゃんと相手とは粗相のないようにやるんだぞ!」
「もう、心配しすぎだよお父さん!」
父幸市の心配を振り切り、リングへと向かって行く遊太。そして、やっとの思いでリングへと来たのであった。
遊太はやっとの思い出デュエルリングに来たが、リングには真薄が既に来ていた。
「遅いですよ、遊太君」
「ごめんよ、真薄君。お父さんがいろいろ五月蠅くてねえ……捕まっちゃっていた」
「まあいいですよね、遊太君、お父さんと中が良いというのは、良いことですから」
「あ、そうお? じゃあ……そろそろ」
「両選手集まりましたね? それでは、第二回戦第一試合を、始めたいと思います!」
遊太と真薄は、デュエルリングへと上がって行く。そして、二人が対面した時、真薄が遊太に語り掛ける。
「遊太君……僕、前々からリベンジしたいと思っていたのです」
「リベンジ? ああ、最初デュエルした時、その時僕が勝ったよね? それのリベンジ?」
「それに……色々と伝えたいこともありますし、それに遊太君には憧れて……」
「え、なんだって?」
「うーん、なんでもありません!」
「それでは、第二回戦第一試合を始めます! 両者、スタンバイ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は、遊太選手です!」
1・遊太のターン
「僕のターン! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士の緊急招集』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、『ロードナイト・スター』を特殊召喚する。更に、スターは特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、デッキから『ロードナイト・テラ』を特殊召喚する! それにより、テラの効果発動! テラは特殊召喚された時、デッキから『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える」(遊太墓地0→1)
「そして、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』モンスター1体をリリースして、エクストラデッキからリリースしたモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』を特殊召喚する! 僕は、光属性のスターをリリースして、光属性の『イクスロードナイト・マグナ』を、守備表示で特殊召喚! 来い、マグナ!」(遊太手札5→4)(遊太墓地1→3)
初手に現れたのは、黄金の鎧を身に着けた騎士! その鎧は、どこか盾をイメージしたものである。守備力は3300。
「マグナは戦闘・効果では破壊されず、このモンスターの戦闘による戦闘ダメージも0になる。更に、自身の守備力を1000下げることで、同じ効果を僕の『ロードナイト』に与えることもできる!」
「なるほど……そう来ましたか。ということは、破壊以外の除去でなければ、状況を突破できない……と」
「その通り! 僕はその後、手札から『ロードナイト・ニードラー』を召喚し、その効果でデッキから『ロードナイト・ビーク』を墓地に送る」(遊太手札4→3)(遊太墓地3→4)
「カードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札3→2)
(この罠カード、最初からはちょっと真薄君に酷だったかな……?)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・マグナ』(守備表示・守備力3300・レベル8・光属性)
『ロードナイト・テラ』(守備表示・守備力1500・レベル4・光属性)
『ロードナイト・ニードラー』(攻撃表示・攻撃力1700・レベル4・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
「僕のターン、ドローです!」(真薄手札5→6)
「行きますよ、遊太君! 僕の『C・HERO』デッキの凄さを! 僕は手札より、『C・HERO グレイ』のモンスター効果発動! グレイを手札から捨てることによって、デッキから『融合』を1枚手札に加える」(真薄墓地0→1)
「これにより、僕は魔法カード『融合』を、発動します! 手札の『C・HERO アクセル』と、風属性の『C・HERO フライ』を融合させ、風属性の『C・HERO アクセラレート』を、融合召喚します! 来い、アクセラレート!」(真薄手札6→3)(真薄墓地1→4)
足が車輪になったヒーローと、ちっちゃなハエのようなモンスターが融合すると、流線形のアーマーと、ボールのような足を持ったヒーローが現れる! 攻撃力は2400。
「そのモンスター……真薄君貸してもらった、カードヒーローのDVDで見た事あるよ。すっごい速いモンスターだったね」
「ええ、アクセラレートは『C・HERO』の中では最速のヒーローですよ。それに、今の状況も問題なく突破できます」
「何!? それは本当かい!?」
「確かに、マグナによる絶対防御は有効ですが、その耐性とダメージ0は、あくまでモンスターのみに適用される! アクセラレートなら、それにはひっかからない!」
「どういうこと?」
「言ったでしょう。アクセラレートは、仲間の中では最も速いスピードを持つヒーロー、そのスピードは音速をも越える。故に、最初会った時、銃愛は苦労しました」
「あ、あの~、アニメの話は、今ここでは――」
「その超スピード故に、敵に気づかれず攻撃をできるっていうことは、知っていましたかね?」
「はっ、そう言えば! 貸してもらったDVDにあったぞ! 全く気づかれず敵を倒していた!」
「そうです、例え絶対防御のマグナがいても、アクセラレートはそれを通り抜けていく! 故に、アクセラレートは、相手に直接攻撃が可能! 行け、アクセラレート! ライトニング・アクセル!」
アクセラレートはバイザーを顔に装着すると、そのまま凄いスピードで相手に向かって行った! そして、マグナや他のモンスター達はそれを視認できなかった。しかし、彼の通った跡は、まるで青い稲妻が走ったかのようだった。
このまま遊太に直接攻撃――と行きたかったのであろうが、遊太も負けてはいない。
「ここままやらせはしない! リバースカード、オープン! 罠カード『聖なるバリアーミラーフォースー』! 相手の攻撃宣言時、相手の攻撃表示モンスターを、全て破壊する!」(遊太墓地4→5)
遊太の場に聖なるバリアが展開される。それにぶち当たれば、攻撃は拡散されて破壊される。が。
「甘いですよ、遊太君。アクセラレートの2つ目の効果、発動!」
シュンッと、アクセラレートは消えてしまう。バリアにぶつかる直前に。
「き、消えた!?」
「アクセラレートの話をちゃんと見ておくことですね、アクセラレートは、音速を越えることで一時的とはいえ、次元すらも越えることができます。それにより、除外ゾーンへと移動しました」(真薄除外0→1)
「うむむ……さては、その話のDVD、まだ貸してくれてないね!?」
「ええ、69話での出来事ですもの。遊太君が見ていたのは、47話までですものね」
「くそ~、それを知っていればなあ……」
「そして、効果処理を行います。除外されたアクセラレートは、自分の墓地から仲間を連れ戻す。次元を越えて!」
「これにより、僕は墓地から『C・HERO グレイ』を手札に加えます」(真薄手札3→4)(真薄墓地4→3)
「ダメージは与えられなかったけど、破壊もされなかった。これで、イーブンか……」
「グレイは、1ターンに1度しか『融合』を持ってくる効果を使えません。僕はリバースカードを2枚セットして、ターンエンドです。そして、このエンドフェイズにアクセラレートは戻ってきます!」(真薄手札4→2)(真薄除外1→0)
シュンッと音を立てて、残像を残しながらアクセラレートを戻って来たのだった。
真薄
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『C・HERO アクセラレート』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
3・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
(さっきは上手く防がれてしまった。それに、アクセラレートの効果! 多分除外効果は、相手ターンでも発動する効果……おまけにダイレクトアタックまでついているとなると……厄介だ)
(だから、ここからは攻めに転じる!)
「僕は手札から、魔法カード『アドバンスドロー』を発動! 自分フィールドのレベル8以上のモンスターをリリースして、2枚ドローする。僕はレベル8のマグナをリリースして、2枚ドロー!」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地5→7)
「僕は永続魔法『英雄騎士の防衛拠点』を発動!」(遊太手札4→3)
その永続魔法が発動された途端、遊太の場に塹壕が生まれる。どうやらこれが、防衛拠点らしい。
「『英雄騎士の防衛拠点』は、僕の『ロードナイト』の守備力を『ロードナイト』の数×300ポイントアップさせる効果を持つ。だけど、本当の効果は他にある。それは、1ターンに1度、手札から『ロードナイト』を守備表示で特殊召喚できる効果! ただし、攻撃宣言と表示形式の変更は封じられるけどね。僕は手札から、『ロードナイト・ネクロ』を特殊召喚する!」(遊太手札3→2)
「ネクロのモンスター効果、自分の墓地から、『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える。僕が手札に加えるのは、もちろん『英雄騎士への覚醒』!」(遊太墓地7→6)(遊太手札2→3)
「そしてこれを、ネクロを対象に発動! 闇属性のネクロをリリースしたことで、同じ闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地5→7)
遊太のエースモンスターと言える、黒き魔導の騎士! 攻撃力は2500と、中々に高い。しかし、重要なのはその攻撃力ではない。
「アルファのモンスター効果、発動! 自分の墓地から『ロードナイト』モンスターをデッキに戻すことで、自分のデッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を、手札に加えられる! 僕は、墓地のスターをデッキに戻す事で、デッキから『英雄騎士交代』を手札に加える」(遊太墓地7→6)(遊太手札2→3)
「行くよ、バトル! 僕はアルファで、アクセラレートを攻撃! ブラック・ロードソード!」
アルファが魔法陣から取り出した、魔法の剣がアクセラレートを直撃……は、しない。
「アクセラレートは、相手ターンにも除外が可能です! 除外して、自分墓地のフライを手札に加えます」(真薄除外0→1)(真薄墓地3→2)(真薄手札2→3)
「でも、アクセラレートがいなくなったことで、バトルステップの巻き戻しが行われる! 僕はアルファで、ダイレクトアタック!」
「罠カード発動! 『トゥルース・リインフォース』を発動! このターン、バトルをしない代わりにデッキから、レベル2以下の戦士族を、特殊召喚できます! 僕はデッキより、『ヒーロー・キッズ』を特殊召喚します!」(真薄墓地2→3)
スーツを身に纏った子どもが、現れて守備体勢を取る。すると、デッキより仲間と思われる同名カードが2体現れた。
「なに……同名モンスターが特殊召喚されただって?」
「『ヒーロー・キッズ』は、文字通りヒーロー見習いの子供達です。一人一人では未熟ですが、3人よればなんとやら……です。僕は『ヒーロー・キッズ』を2体、守備表示で特殊召喚しました」
「でも、攻撃は続行する。アルファで『ヒーロー・キッズ』を攻撃! そして、ニードラーでも攻撃!」
「くっ、でも、モンスターは1体残ります」(真薄墓地3→5)
「防がれたけど……問題はない、リバースカードを2枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→1)
「このターンのエンドフェイズ、アクセラレートは、僕のフィールドに戻ります!」(真薄除外1→0)
(……本当なら、交代使ってデュークを出せば、大ダメージを叩き出せるんだけど……真薄君のデッキスタイルは『融合』。だから、魔法封じができるアルファはこのままにしておく!)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル8・闇属性)
『ロードナイト・ニードラー』(攻撃表示・攻撃力1700・レベル4・闇属性)
『ロードナイト・テラ』(守備表示・守備力2400・レベル4・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の防衛拠点』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
4・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札3→4)
「罠カードを発動します! 『融合準備』! エクストラデッキより、『C・HERO ゴーストフリーク』を遊太君に見せて、その融合素材として名称のある『C・HERO ゴースト』を、デッキから手札に加えます! その後、墓地から『融合』を1枚、手札に加えられます」(真薄手札4→6)(真薄墓地5→4→5)
「魔法カード『融合』を発動します! 僕は、手札のゴーストと、闇属性の『モンスター・アイ』を墓地へ送って――」
「そうはさせない! アルファは手札を1枚捨てることによって、相手の魔法カードの発動を無効にできる!」(遊太手札1→0)(遊太墓地6→7)
「やはり、読まれていましたか……でも、この程度、支障はありません!」(真薄手札6→5)(真薄墓地5→6)
「僕は手札から、『モンスター・アイ』を攻撃表示で召喚します! そして、ライフを1000支払って効果発動! 自分の墓地にある、『融合』を1枚手札に加えます」(真薄手札5→4→5)(真薄墓地6→5)(真薄ライフ8000→7000)
「そして、魔法カード『融合』を発動します! 手札の『C・HERO ゴースト』と、フィールドの闇属性モンスター、『モンスター・アイ』を融合素材として、エクストラデッキから『C・HERO ゴーストフリーク』を攻撃表示で融合召喚します!」(真薄手札5→3)(真薄墓地5→8)
今度現れたのは、なんと幽霊のような姿をしたHEROであった。
「……DVDでも見たけど、ヒーローに似つかわしくない姿だね」
「ええ、だって彼は一時期敵側のモンスターですもの。最初こそ仲間のように振る舞っていましたが、正体を現してからは、おちょくるように銃愛を傷つけました。そして、その後は……」
「ああ~っ、待って! まだその先見ていないからネタバレしないで!」
「あっ、すいません。つい癖でして……とりあえず、見ているなら分かっていますよね? ゴーストフリークは霊体生命体故に、並大抵の攻撃は引っ掛かりません。更に相手だってすり抜けられます!」
「効果・攻撃の対象とはならず、直接攻撃もできるのか! いやらしい効果だ……!」
「行きますよ、ゴーストフリークで、ダイレクトアタック! スクリーム・バインド!」
ゴーストフリークが突然消えた……かと思えば、いきなり遊太の目の前に現れ、腹を割って(比喩にあらず)中から触手を伸ばしてきた! 触手攻撃には耐え切れず、ダメージを受けてしまう。
「ぐっ、痛い……けれど、そっちがそう来るなら、こっちはこうだ! 罠カード『閃光弾』を発動!」(遊太ライフ8000→5600)
ダメージを受けたと同時に、ボールのような物が投げられる。すると、それを鋭い光を発した!
「うわっ!? なんですかこれは!?」
よく見れば、モンスター達が目を抑えてうずくまっている。特にゴーストフリークは、『ギャアアーッ!』と悲鳴を挙げながらである。
「どうやらかなり効いたみたいだ……罠カード『閃光弾』は、相手から直接攻撃でダメージを受けた時、発動可能なカード。このターンのエンドフェイズとなる!」(遊太墓地6→7)
「むう……やりますね……ターンエンドとなってしまいました……」
真薄
ライフポイント7000
手札枚数3枚
モンスター3体
『C・HERO アクセラレート』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・風属性)
『C・HERO ゴーストフリーク』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・闇属性)
『ヒーロー・キッズ』(守備表示・守備力600・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
遊太に良いようにやられたことによって、真薄は遊太をまじまじと見つめる。
(……やっぱり、遊太君は違う。普通のデュエリストとは、違う。菊姫さんとも、知多君とも)
(……実を言えば、僕はあの時まで、デュエルを実戦でやったことはなかった。遊太君と出会う時まで……)
真薄は思い出す。遊太と出会うまで日々を。
(思えばずっと……僕は一人ぼっちだった気がする。生まれつき、人とコミュニケーションを取るのが苦手で……学校でも外でも上手く話ができなかった)
(その時だ、カードヒーロー・デュエルモンスターズと出会ったのは。テレビに映る遊戯銃愛君が、何よりも眩しくて、カッコよかった。夢中になって、カードも集めたけど……けれどそれは、どこか逃避的なものだったのかもしれない)
(カードを集めても、デュエルをする友達がいなかった。テレビに映る彼が、『一緒にデュエルしようぜ!』って言っても、一緒にデュエルができる訳じゃあない。デュエルは1対1のゲーム、相手がいなきゃ、できるはずもない。僕は一人だから……デュエルはできない)
(だから……思い切ってデュエルをしようとゲームショップに行った……けれど、元来の人と話せない性分のせいで、デュエルはできなかった……)
(結局いつも通りなのかな……と思った矢先、あのデュエルが見えた、そう、遊太君のデュエルだ!)
(初めて見た彼のデュエルは、凄かった! まるでアニメの彼のように、凄いデュエルをした! アニメじゃなくても、彼じゃなくても、凄いデュエルができる! デュエルにはそれが……リアルにあった)
(そして遊太君! 思い切って話しかけてみたら、遊太君はきさくに返してくれたじゃあないか! 嬉しかった……とっても嬉しかった。僕みたいな子にも、遊太君は普通にしてくれた。それだけでも……嬉しかった)
(それに、遊太君はデュエルも上手い。あの時、遊太君は遊戯銃愛に似ているって言ったの……アレは嘘、遊太君は彼よりも……凄く魅力的で、カッコよかった! 遊太君は……遊太君は僕の……ヒーローだ!)
(そんな遊太君と、デュエルが出来るのは凄く楽しいことだ! でも、ただ楽しいだけじゃあダメだ。今は大会、遊太君に勝たなきゃダメだ! 残念だけど……僕は君に勝って、僕は君を乗り越える! 僕のヒーローに……勝って上へと進む!)
ひとしきり思うと、真薄は遊太に話しかける。
「遊太君、今回は勝たせてもらいますよ」
「え、いきなり何言いだすの? まさか……あの時圧勝ちゃったの根に持っているの?」
「根に持ってなんていませんよ……むしろ、感謝したいくらいです」
「え」
「感謝したい……どゆこと?」
「だって、遊太君。あの時君が、僕を受け入れてくれたから……あのデュエルを受け入れてくれたから、僕は今……ここにいるんですよ」
「ええ~? そんな大層なものなの?」
「遊太君にとっては普通のことでも、僕にはかなり重要なことなんですよ! 見知らぬ人に話しかけるのって……結構大変なんですよ?」
「え……そうなの?」
「ええっ、真薄君、君って……そんな子だったの?」
「まあ、今の僕を知っている遊太君からすれば……ですけどね? 遊太君、君は気づいてないことかもしれませんが……遊太君とデュエルした子は、皆変わるんです。気づかないことかもしれませんけど……」
「ふ、ふーん?」
「だから、僕はこのデュエル、遊太君に勝ちます。僕が変わったお礼にと……」
「……なんだかわかんないけど、真薄君、君が僕に勝つって言うのなら、僕だって君に勝つよ。僕だって、この大会で成し遂げたいことがあるから!」
「ええ、僕も全力です!」
第十九話。終わり。
一回戦を見事に勝利した遊太は今、観客席からデュエルを見届けた、両親の所にいた。
「遊太、いきなりこっちに引っ越してきてから、このプラクサスに馴染めるか心配だったんだけど……どうやら大丈夫だったようだな。友達がこんなにいるじゃあないか、家で話すような友達が現実で」
「家で話すようなって……お父さん、流石に友達を創作するようなことはしないよ。どれだけ心配してるのさ」
「ええ、本当は大会に来る予定は無かったんだけど、お父さんがどうしてもって聞かないから……来ちゃったのよね~」
「どうしてもって、お父さんそこまで……?」
「当たり前だ! デュエルや大会と聞いて、どこか危ないものを感じてだな……危険なことに巻き込まれていないか、とても心配になっちゃって……だから来ちゃったんだ」
「もう……お父さんったら、僕は大丈夫なのに、そこまで心配するものなの?」
「心配するさ!」
「もう……」
父親にちょっと意外な形で心配されている遊太を見て、少し辟易する菊姫。
「やれやれ……ここまで遊太を心配するたあ、相当の親バカだねえこりゃ。逆に、あそこまで心配されるとは、嬉しいだろうな。遊太の奴」
遊太はその後も、父親に色々説明したり、母親に色々説明したりするなど、中々楽しそうであった。
それを、遠巻きから眺める人間がいた。
「ん? アレはアキラ……? 確かにデュエルは、まだまだ先だが……なんでこんなとこにいるんだ? なんか遊太のこと、羨ましそうに見て……アレ、どっか行きやがった……なんだったんだ? アイツ」
なぜ遊太のことを、遠巻きに見ていたのか気になる菊姫だったが……。そんな考えも、アナウンスによってかき消された。
「え~、第一回戦八試合目、一条寺菊姫選手対倉山健斗選手のデュエルを、もうすぐ行います。選手は、至急デュエルリングまで来てください」
「お、アタシのデュエルの時間か、とりあえず……遊太は両親と話をしているから、そのまんまで良いか。じゃあアタシは行くとするか」
両親につきっきりな遊太を置いて、菊姫は自身のデュエルへと行ってしまった。
アキラが、どんな気持ちで遊太のことを見ていたのか知らないで。
遊太を遠巻きに見ていたアキラは、会場の中を一人歩いていた。だが、その表情はどこか憂いに満ちた表情であった。
(良いよな……来てくれる親がいる奴はよ……こっちは父さんとの約束を果たすために、必死でやっているっていうのによ……良いよな、楽しそうだよな……俺は……父さんの為にデュエルをして、父さんとの約束を果たして、それで……デュエルを止めて……)
(それは結局、父さんと俺の……なんだっていうんだ……?)
アキラは一人悩みながら、会場を歩いていた。
そうして、一回戦が終了するのであった。
「第一回戦、全ての試合が終了しました! これより、二回戦を始めたいと思います!」
「第二回戦の第一試合は、六道遊太選手対広野真薄選手からの試合からです!」
「おっと……もう行かなきゃ! それじゃあ、お父さんお母さん、僕もう試合に行くから!」
「頑張ってね、遊太」
「いかのおすしだぞ、遊太!」
「いや、それ今は必要ないから。じゃ、僕はもう行くからね! んじゃ!」
「ゆ、遊太! 友達とはいえ、ちゃんと相手とは粗相のないようにやるんだぞ!」
「もう、心配しすぎだよお父さん!」
父幸市の心配を振り切り、リングへと向かって行く遊太。そして、やっとの思いでリングへと来たのであった。
遊太はやっとの思い出デュエルリングに来たが、リングには真薄が既に来ていた。
「遅いですよ、遊太君」
「ごめんよ、真薄君。お父さんがいろいろ五月蠅くてねえ……捕まっちゃっていた」
「まあいいですよね、遊太君、お父さんと中が良いというのは、良いことですから」
「あ、そうお? じゃあ……そろそろ」
「両選手集まりましたね? それでは、第二回戦第一試合を、始めたいと思います!」
遊太と真薄は、デュエルリングへと上がって行く。そして、二人が対面した時、真薄が遊太に語り掛ける。
「遊太君……僕、前々からリベンジしたいと思っていたのです」
「リベンジ? ああ、最初デュエルした時、その時僕が勝ったよね? それのリベンジ?」
「それに……色々と伝えたいこともありますし、それに遊太君には憧れて……」
「え、なんだって?」
「うーん、なんでもありません!」
「それでは、第二回戦第一試合を始めます! 両者、スタンバイ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は、遊太選手です!」
1・遊太のターン
「僕のターン! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士の緊急招集』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、『ロードナイト・スター』を特殊召喚する。更に、スターは特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、デッキから『ロードナイト・テラ』を特殊召喚する! それにより、テラの効果発動! テラは特殊召喚された時、デッキから『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える」(遊太墓地0→1)
「そして、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』モンスター1体をリリースして、エクストラデッキからリリースしたモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』を特殊召喚する! 僕は、光属性のスターをリリースして、光属性の『イクスロードナイト・マグナ』を、守備表示で特殊召喚! 来い、マグナ!」(遊太手札5→4)(遊太墓地1→3)
初手に現れたのは、黄金の鎧を身に着けた騎士! その鎧は、どこか盾をイメージしたものである。守備力は3300。
「マグナは戦闘・効果では破壊されず、このモンスターの戦闘による戦闘ダメージも0になる。更に、自身の守備力を1000下げることで、同じ効果を僕の『ロードナイト』に与えることもできる!」
「なるほど……そう来ましたか。ということは、破壊以外の除去でなければ、状況を突破できない……と」
「その通り! 僕はその後、手札から『ロードナイト・ニードラー』を召喚し、その効果でデッキから『ロードナイト・ビーク』を墓地に送る」(遊太手札4→3)(遊太墓地3→4)
「カードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札3→2)
(この罠カード、最初からはちょっと真薄君に酷だったかな……?)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・マグナ』(守備表示・守備力3300・レベル8・光属性)
『ロードナイト・テラ』(守備表示・守備力1500・レベル4・光属性)
『ロードナイト・ニードラー』(攻撃表示・攻撃力1700・レベル4・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
「僕のターン、ドローです!」(真薄手札5→6)
「行きますよ、遊太君! 僕の『C・HERO』デッキの凄さを! 僕は手札より、『C・HERO グレイ』のモンスター効果発動! グレイを手札から捨てることによって、デッキから『融合』を1枚手札に加える」(真薄墓地0→1)
「これにより、僕は魔法カード『融合』を、発動します! 手札の『C・HERO アクセル』と、風属性の『C・HERO フライ』を融合させ、風属性の『C・HERO アクセラレート』を、融合召喚します! 来い、アクセラレート!」(真薄手札6→3)(真薄墓地1→4)
足が車輪になったヒーローと、ちっちゃなハエのようなモンスターが融合すると、流線形のアーマーと、ボールのような足を持ったヒーローが現れる! 攻撃力は2400。
「そのモンスター……真薄君貸してもらった、カードヒーローのDVDで見た事あるよ。すっごい速いモンスターだったね」
「ええ、アクセラレートは『C・HERO』の中では最速のヒーローですよ。それに、今の状況も問題なく突破できます」
「何!? それは本当かい!?」
「確かに、マグナによる絶対防御は有効ですが、その耐性とダメージ0は、あくまでモンスターのみに適用される! アクセラレートなら、それにはひっかからない!」
「どういうこと?」
「言ったでしょう。アクセラレートは、仲間の中では最も速いスピードを持つヒーロー、そのスピードは音速をも越える。故に、最初会った時、銃愛は苦労しました」
「あ、あの~、アニメの話は、今ここでは――」
「その超スピード故に、敵に気づかれず攻撃をできるっていうことは、知っていましたかね?」
「はっ、そう言えば! 貸してもらったDVDにあったぞ! 全く気づかれず敵を倒していた!」
「そうです、例え絶対防御のマグナがいても、アクセラレートはそれを通り抜けていく! 故に、アクセラレートは、相手に直接攻撃が可能! 行け、アクセラレート! ライトニング・アクセル!」
アクセラレートはバイザーを顔に装着すると、そのまま凄いスピードで相手に向かって行った! そして、マグナや他のモンスター達はそれを視認できなかった。しかし、彼の通った跡は、まるで青い稲妻が走ったかのようだった。
このまま遊太に直接攻撃――と行きたかったのであろうが、遊太も負けてはいない。
「ここままやらせはしない! リバースカード、オープン! 罠カード『聖なるバリアーミラーフォースー』! 相手の攻撃宣言時、相手の攻撃表示モンスターを、全て破壊する!」(遊太墓地4→5)
遊太の場に聖なるバリアが展開される。それにぶち当たれば、攻撃は拡散されて破壊される。が。
「甘いですよ、遊太君。アクセラレートの2つ目の効果、発動!」
シュンッと、アクセラレートは消えてしまう。バリアにぶつかる直前に。
「き、消えた!?」
「アクセラレートの話をちゃんと見ておくことですね、アクセラレートは、音速を越えることで一時的とはいえ、次元すらも越えることができます。それにより、除外ゾーンへと移動しました」(真薄除外0→1)
「うむむ……さては、その話のDVD、まだ貸してくれてないね!?」
「ええ、69話での出来事ですもの。遊太君が見ていたのは、47話までですものね」
「くそ~、それを知っていればなあ……」
「そして、効果処理を行います。除外されたアクセラレートは、自分の墓地から仲間を連れ戻す。次元を越えて!」
「これにより、僕は墓地から『C・HERO グレイ』を手札に加えます」(真薄手札3→4)(真薄墓地4→3)
「ダメージは与えられなかったけど、破壊もされなかった。これで、イーブンか……」
「グレイは、1ターンに1度しか『融合』を持ってくる効果を使えません。僕はリバースカードを2枚セットして、ターンエンドです。そして、このエンドフェイズにアクセラレートは戻ってきます!」(真薄手札4→2)(真薄除外1→0)
シュンッと音を立てて、残像を残しながらアクセラレートを戻って来たのだった。
真薄
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『C・HERO アクセラレート』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
3・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
(さっきは上手く防がれてしまった。それに、アクセラレートの効果! 多分除外効果は、相手ターンでも発動する効果……おまけにダイレクトアタックまでついているとなると……厄介だ)
(だから、ここからは攻めに転じる!)
「僕は手札から、魔法カード『アドバンスドロー』を発動! 自分フィールドのレベル8以上のモンスターをリリースして、2枚ドローする。僕はレベル8のマグナをリリースして、2枚ドロー!」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地5→7)
「僕は永続魔法『英雄騎士の防衛拠点』を発動!」(遊太手札4→3)
その永続魔法が発動された途端、遊太の場に塹壕が生まれる。どうやらこれが、防衛拠点らしい。
「『英雄騎士の防衛拠点』は、僕の『ロードナイト』の守備力を『ロードナイト』の数×300ポイントアップさせる効果を持つ。だけど、本当の効果は他にある。それは、1ターンに1度、手札から『ロードナイト』を守備表示で特殊召喚できる効果! ただし、攻撃宣言と表示形式の変更は封じられるけどね。僕は手札から、『ロードナイト・ネクロ』を特殊召喚する!」(遊太手札3→2)
「ネクロのモンスター効果、自分の墓地から、『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える。僕が手札に加えるのは、もちろん『英雄騎士への覚醒』!」(遊太墓地7→6)(遊太手札2→3)
「そしてこれを、ネクロを対象に発動! 闇属性のネクロをリリースしたことで、同じ闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地5→7)
遊太のエースモンスターと言える、黒き魔導の騎士! 攻撃力は2500と、中々に高い。しかし、重要なのはその攻撃力ではない。
「アルファのモンスター効果、発動! 自分の墓地から『ロードナイト』モンスターをデッキに戻すことで、自分のデッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を、手札に加えられる! 僕は、墓地のスターをデッキに戻す事で、デッキから『英雄騎士交代』を手札に加える」(遊太墓地7→6)(遊太手札2→3)
「行くよ、バトル! 僕はアルファで、アクセラレートを攻撃! ブラック・ロードソード!」
アルファが魔法陣から取り出した、魔法の剣がアクセラレートを直撃……は、しない。
「アクセラレートは、相手ターンにも除外が可能です! 除外して、自分墓地のフライを手札に加えます」(真薄除外0→1)(真薄墓地3→2)(真薄手札2→3)
「でも、アクセラレートがいなくなったことで、バトルステップの巻き戻しが行われる! 僕はアルファで、ダイレクトアタック!」
「罠カード発動! 『トゥルース・リインフォース』を発動! このターン、バトルをしない代わりにデッキから、レベル2以下の戦士族を、特殊召喚できます! 僕はデッキより、『ヒーロー・キッズ』を特殊召喚します!」(真薄墓地2→3)
スーツを身に纏った子どもが、現れて守備体勢を取る。すると、デッキより仲間と思われる同名カードが2体現れた。
「なに……同名モンスターが特殊召喚されただって?」
「『ヒーロー・キッズ』は、文字通りヒーロー見習いの子供達です。一人一人では未熟ですが、3人よればなんとやら……です。僕は『ヒーロー・キッズ』を2体、守備表示で特殊召喚しました」
「でも、攻撃は続行する。アルファで『ヒーロー・キッズ』を攻撃! そして、ニードラーでも攻撃!」
「くっ、でも、モンスターは1体残ります」(真薄墓地3→5)
「防がれたけど……問題はない、リバースカードを2枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→1)
「このターンのエンドフェイズ、アクセラレートは、僕のフィールドに戻ります!」(真薄除外1→0)
(……本当なら、交代使ってデュークを出せば、大ダメージを叩き出せるんだけど……真薄君のデッキスタイルは『融合』。だから、魔法封じができるアルファはこのままにしておく!)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル8・闇属性)
『ロードナイト・ニードラー』(攻撃表示・攻撃力1700・レベル4・闇属性)
『ロードナイト・テラ』(守備表示・守備力2400・レベル4・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の防衛拠点』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
4・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札3→4)
「罠カードを発動します! 『融合準備』! エクストラデッキより、『C・HERO ゴーストフリーク』を遊太君に見せて、その融合素材として名称のある『C・HERO ゴースト』を、デッキから手札に加えます! その後、墓地から『融合』を1枚、手札に加えられます」(真薄手札4→6)(真薄墓地5→4→5)
「魔法カード『融合』を発動します! 僕は、手札のゴーストと、闇属性の『モンスター・アイ』を墓地へ送って――」
「そうはさせない! アルファは手札を1枚捨てることによって、相手の魔法カードの発動を無効にできる!」(遊太手札1→0)(遊太墓地6→7)
「やはり、読まれていましたか……でも、この程度、支障はありません!」(真薄手札6→5)(真薄墓地5→6)
「僕は手札から、『モンスター・アイ』を攻撃表示で召喚します! そして、ライフを1000支払って効果発動! 自分の墓地にある、『融合』を1枚手札に加えます」(真薄手札5→4→5)(真薄墓地6→5)(真薄ライフ8000→7000)
「そして、魔法カード『融合』を発動します! 手札の『C・HERO ゴースト』と、フィールドの闇属性モンスター、『モンスター・アイ』を融合素材として、エクストラデッキから『C・HERO ゴーストフリーク』を攻撃表示で融合召喚します!」(真薄手札5→3)(真薄墓地5→8)
今度現れたのは、なんと幽霊のような姿をしたHEROであった。
「……DVDでも見たけど、ヒーローに似つかわしくない姿だね」
「ええ、だって彼は一時期敵側のモンスターですもの。最初こそ仲間のように振る舞っていましたが、正体を現してからは、おちょくるように銃愛を傷つけました。そして、その後は……」
「ああ~っ、待って! まだその先見ていないからネタバレしないで!」
「あっ、すいません。つい癖でして……とりあえず、見ているなら分かっていますよね? ゴーストフリークは霊体生命体故に、並大抵の攻撃は引っ掛かりません。更に相手だってすり抜けられます!」
「効果・攻撃の対象とはならず、直接攻撃もできるのか! いやらしい効果だ……!」
「行きますよ、ゴーストフリークで、ダイレクトアタック! スクリーム・バインド!」
ゴーストフリークが突然消えた……かと思えば、いきなり遊太の目の前に現れ、腹を割って(比喩にあらず)中から触手を伸ばしてきた! 触手攻撃には耐え切れず、ダメージを受けてしまう。
「ぐっ、痛い……けれど、そっちがそう来るなら、こっちはこうだ! 罠カード『閃光弾』を発動!」(遊太ライフ8000→5600)
ダメージを受けたと同時に、ボールのような物が投げられる。すると、それを鋭い光を発した!
「うわっ!? なんですかこれは!?」
よく見れば、モンスター達が目を抑えてうずくまっている。特にゴーストフリークは、『ギャアアーッ!』と悲鳴を挙げながらである。
「どうやらかなり効いたみたいだ……罠カード『閃光弾』は、相手から直接攻撃でダメージを受けた時、発動可能なカード。このターンのエンドフェイズとなる!」(遊太墓地6→7)
「むう……やりますね……ターンエンドとなってしまいました……」
真薄
ライフポイント7000
手札枚数3枚
モンスター3体
『C・HERO アクセラレート』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・風属性)
『C・HERO ゴーストフリーク』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・闇属性)
『ヒーロー・キッズ』(守備表示・守備力600・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
遊太に良いようにやられたことによって、真薄は遊太をまじまじと見つめる。
(……やっぱり、遊太君は違う。普通のデュエリストとは、違う。菊姫さんとも、知多君とも)
(……実を言えば、僕はあの時まで、デュエルを実戦でやったことはなかった。遊太君と出会う時まで……)
真薄は思い出す。遊太と出会うまで日々を。
(思えばずっと……僕は一人ぼっちだった気がする。生まれつき、人とコミュニケーションを取るのが苦手で……学校でも外でも上手く話ができなかった)
(その時だ、カードヒーロー・デュエルモンスターズと出会ったのは。テレビに映る遊戯銃愛君が、何よりも眩しくて、カッコよかった。夢中になって、カードも集めたけど……けれどそれは、どこか逃避的なものだったのかもしれない)
(カードを集めても、デュエルをする友達がいなかった。テレビに映る彼が、『一緒にデュエルしようぜ!』って言っても、一緒にデュエルができる訳じゃあない。デュエルは1対1のゲーム、相手がいなきゃ、できるはずもない。僕は一人だから……デュエルはできない)
(だから……思い切ってデュエルをしようとゲームショップに行った……けれど、元来の人と話せない性分のせいで、デュエルはできなかった……)
(結局いつも通りなのかな……と思った矢先、あのデュエルが見えた、そう、遊太君のデュエルだ!)
(初めて見た彼のデュエルは、凄かった! まるでアニメの彼のように、凄いデュエルをした! アニメじゃなくても、彼じゃなくても、凄いデュエルができる! デュエルにはそれが……リアルにあった)
(そして遊太君! 思い切って話しかけてみたら、遊太君はきさくに返してくれたじゃあないか! 嬉しかった……とっても嬉しかった。僕みたいな子にも、遊太君は普通にしてくれた。それだけでも……嬉しかった)
(それに、遊太君はデュエルも上手い。あの時、遊太君は遊戯銃愛に似ているって言ったの……アレは嘘、遊太君は彼よりも……凄く魅力的で、カッコよかった! 遊太君は……遊太君は僕の……ヒーローだ!)
(そんな遊太君と、デュエルが出来るのは凄く楽しいことだ! でも、ただ楽しいだけじゃあダメだ。今は大会、遊太君に勝たなきゃダメだ! 残念だけど……僕は君に勝って、僕は君を乗り越える! 僕のヒーローに……勝って上へと進む!)
ひとしきり思うと、真薄は遊太に話しかける。
「遊太君、今回は勝たせてもらいますよ」
「え、いきなり何言いだすの? まさか……あの時圧勝ちゃったの根に持っているの?」
「根に持ってなんていませんよ……むしろ、感謝したいくらいです」
「え」
「感謝したい……どゆこと?」
「だって、遊太君。あの時君が、僕を受け入れてくれたから……あのデュエルを受け入れてくれたから、僕は今……ここにいるんですよ」
「ええ~? そんな大層なものなの?」
「遊太君にとっては普通のことでも、僕にはかなり重要なことなんですよ! 見知らぬ人に話しかけるのって……結構大変なんですよ?」
「え……そうなの?」
「ええっ、真薄君、君って……そんな子だったの?」
「まあ、今の僕を知っている遊太君からすれば……ですけどね? 遊太君、君は気づいてないことかもしれませんが……遊太君とデュエルした子は、皆変わるんです。気づかないことかもしれませんけど……」
「ふ、ふーん?」
「だから、僕はこのデュエル、遊太君に勝ちます。僕が変わったお礼にと……」
「……なんだかわかんないけど、真薄君、君が僕に勝つって言うのなら、僕だって君に勝つよ。僕だって、この大会で成し遂げたいことがあるから!」
「ええ、僕も全力です!」
第十九話。終わり。
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176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
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136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
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220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
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183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
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84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
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133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1059 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 941 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
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119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 624 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 664 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 680 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 736 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 522 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 480 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 434 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 452 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 426 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 645 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 461 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 552 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 487 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 564 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 670 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 515 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 515 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 374 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 554 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 12/24 00:02 コンプリート評価 asdさん ⭐LEGACY OF DESTRUCTION⭐
- 12/23 23:27 ボケ 炎斬機マグマの新規ボケ。ガンダムのおっちゃん「大阪万博に展示される…
- 12/23 23:10 デッキ 坂巻馨容疑者の企み?襲撃のクローラー!
- 12/23 23:01 ボケ No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンドの新規ボケ。マリオ64の「あっ…
- 12/23 16:00 評価 5点 《百鬼羅刹大重畳》「自分の場にXモンスターがいること前提の罠。 …
- 12/23 15:41 評価 8点 《蛇眼の大炎魔》「主に《蛇眼神殿スネークアイ》で永続魔法扱いで…
- 12/23 14:52 SS 第二十三話・1
- 12/23 12:18 デッキ マハ速の復活?マハー・ヴァイロのパワー!
- 12/23 10:36 評価 10点 《早すぎた埋葬》「無条件で蘇生可能な装備魔法 《聖騎士の追…
- 12/23 09:15 デッキ 炎の剣士
- 12/23 08:49 SS 第40話:詰み
- 12/23 00:41 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:19 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:07 評価 9点 《鎖付き真紅眼牙》「 《天球の聖刻印》とは相性がよく、出した攻…
- 12/23 00:03 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 22:00 評価 10点 《深淵に潜む者》「バグースカの身代わりで禁止。墓地封殺がフリ…
- 12/22 21:54 デッキ 俺の真の最強のライゼオル
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:18 一言 深淵が禁止は個人的に悲し過ぎますわ…。デスサイズが制限止まりで果た…
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