交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠
種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング
レベル1最強モンスター
レベル2最強モンスター
レベル3最強モンスター
レベル4最強モンスター
レベル5最強モンスター
レベル6最強モンスター
レベル7最強モンスター
レベル8最強モンスター
レベル9最強モンスター
レベル10最強モンスター
レベル11最強モンスター
レベル12最強モンスター
デッキランキング
第十八話「知多と遊太」 作:イクス
第十八話「知多と遊太」
プラクサスジュニアデュエル大会。遊太はこの大会に参加し、見事本戦へと出場した。
そして、その本戦で最初の対戦相手となったのは、遊太がプラクサス大会で最初に知り合った友人、知多泉!
友人同士の戦いとなったこのデュエル、勝つのはどっちだ!?
そして、そんな遊太を応援する、観客席に新たに増えた人物二人はというと。
「へぇ~、君達が菊姫ちゃんと真薄君かぁ~。遊太といつも仲良くしてくれて、ありがとうな」
「い、いいやこちらこそ……まさか、遊太のお父さんお母さんがここに来るとはなあ……」
「そうですね、菊姫さん」
「ところで菊姫ちゃん、学校では遊太とどのように過ごしているのかしら? こそっと教えてくれない?」
「あ、ああ……遊太とはデュエルしたり、カードについて語り合ったりしていますね。それ以外には、一緒にいろんなことを語り合ったりしています。あ、それと……もうすぐ、遊太の試合が始まりますよ」
「ほー、もうすぐ遊太がデュエルをするのかい? どれ、遊太がやるデュエルとやらを、ちょっと拝見させてもらおうかな」
「楽しみねえ……あの子、一体何をやるのかしら」
「ま、見てればわかるんじゃないんですか?」
「そうか。ところで菊姫君、齢10歳にして取り巻きがいるとは……君ひょっとして、デュエルじゃ中々強いんじゃあないかい?」
「ふーん? やり手デュエリストの父は、中々見る目があるものなんすね」
「ハハハ、そうかな?」
「全く、お父さんったら……。ちょっと褒められると図に乗るんですから」
そして、デュエルリング上の遊太と知多のデュエルは、もう既に始まっていた。
「先攻は、知多君からです!」
1・知多のターン
「オレのターン! オイラは手札から、魔法カード『苦渋の決断』を発動! このカードは、デッキからレベル4以下の通常モンスターを1体、墓地へ送る。その後、墓地へ送ったモンスターをデッキから手札に加える。レベル1の『ガードオブ・フレムベル』を墓地へ送り、同じカードを手札に加える」(知多墓地0→2)
「更に俺は、『サファイア・ドラゴン』を、攻撃表示で召喚!」(知多手札5→4)
召喚されたのは、サファイアのごとき体を持つドラゴン。攻撃力は1900と、レベル4としては高い。
「更に、俺はリバースカードを2枚伏せて、ターンエンド」(知多手札4→2)
(まずは、小手調べと行くじゃん?)
知多
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『サファイア・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1900・レベル4・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターがいない時、このモンスターは手札から特殊召喚できる! 『ロードナイト・ディスタ』を、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札6→5)
「更に、自分フィールド上に『ロードナイト』がいる時、手札から『ロードナイト・ジュリアス』は特殊召喚できる! ジュリアスを守備表示で特殊召喚!」(遊太手札5→4)
「そして、手札から『ロードナイト・テラ』を攻撃表示で召喚! さらに、手札から永続魔法『英雄騎士の連合軍』を発動! これにより、僕のフィールドの『ロードナイト』の攻撃力は、僕のフィールドの『ロードナイト』の数×300ポイントアップする! これにより、僕のフィールドの『ロードナイト』の攻撃力は、900ポイントアップする! これにより、ディスタの攻撃力は2900になり、テラの攻撃力は2400になる!」(遊太手札4→2)
「……なーる、流石大量展開から攻めの姿勢を出せる遊太の『ロードナイト』だけあるじゃん?」
「利点が分かっているね。じゃあ行くよ、ディスタで『サファイア・ドラゴン』を攻撃!」
「そうはいかないじゃん! 罠カード『ジャスティブレイク』を発動! これは、俺の場に存在する通常モンスターが攻撃宣言を受けた時、フィールドに攻撃表示で存在する通常モンスター以外のモンスターを、全て破壊する! これで、お前のモンスターは全て破壊されるじゃん! よっしゃあ!」(知多墓地2→3)
罠カードより出た、雷によって遊太の場のモンスターは全て破壊される。と、思いきや……。
「あ、アレ……な、なんで、モンスターが遊太のフィールドに……?」
遊太のフィールドには、『ジャスティブレイク』を喰らったにも関わらず、黄金に輝く鎧を身に着けた騎士が存在していた。攻撃力は1500。
「危ない危ない……まさかそうこられるとはね。だけど、僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動させた。これにより、光属性のディスタをリリースして、『イクスロードナイト・マグナ』へと進化させたのさ! そして、マグナは戦闘と効果では破壊されない。よって、『ジャスティブレイク』の効果を免れたのさ!」(遊太手札2→1)(遊太墓地0→4)
「くーっ、流石に簡単にはやられないじゃん……」
「そして、破壊されたテラはデッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、デッキから『ロードナイト・ネクロ』を特殊召喚する。更に、ネクロは特殊召喚された時、墓地から『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕は、これによって墓地の『英雄騎士への覚醒』を手札に加える。更に! 永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果で、自分フィールドの『ロードナイト』が破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキより、『ロードナイト・ファイリー』を特殊召喚!」(遊太手札1→2)(遊太墓地4→3)
「うーん、やるう。マジにピンチって奴じゃん?」
「じゃあ、もう一回行くよ。僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! これにより、ネクロをリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する!」(遊太手札2→1)(遊太墓地3→5)
再び現れたのは、遊太がエースモンスターとする、黒き魔導の騎士! 攻撃力は2500。しかし、永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果で、攻撃力は3100となる。
「ありゃ~、新しくモンスターを出されて……こりゃ紛れもないピンチじゃん?」
「僕は、『イクスロードナイト・マグナ』で『サファイア・ドラゴン』を攻撃! マグナは永続魔法の効果で、攻撃力が600アップしている!」
「リバースカード、オープン! カウンター罠『攻撃の無力化』! 相手モンスターの攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させる!」(知多墓地3→4)
「そっちも、簡単にはいかないね。僕はファイリーのモンスター効果発動! ファイリーは自身をリリースすることで、相手に1000のダメージを与える!」(遊太墓地5→6)
「バトルダメージが無理なら、バーンダメージってか?」(知多ライフ8000→7000)
「その後、僕はアルファのモンスター効果で、墓地のディスタをデッキに戻して、デッキから魔法カード『英雄騎士交代』を手札に加える。そして、リバースカードを2枚セットして、ターンエンド」(遊太手札1→2→0)(遊太墓地6→5)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・マグナ』(攻撃表示・攻撃力2100・レベル8・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚
3・知多のターン
「オレのターン、ドロー!」(知多手札2→3)
(すげえじゃん、遊太。周りから見るだけじゃわからない、オレが何回展開しても、たった一つのカードで逆転されそうな凄味があるじゃん?)
(それが遊太の良い所だけど、だからってされるがままってのは、デュエリストとして、嫌じゃん!?)
「オレはレベル1チューナーモンスター、『ウィンドスター・ドライ』を攻撃表示で召喚!」(知多手札3→2)
「更に、ドライのモンスター効果発動! ドライは召喚された時、手札からレベル4以下の風属性モンスターを特殊召喚できる! 俺は手札から、レベル2の『ウィンドスター・エアーズ』を特殊召喚する!」(知多手札2→1)
知多の場に、チューナーモンスターとそれ以外のモンスターが並んだ。これにより、遊太は確信する。
「チューナーとそれ以外のモンスター……まさか、シンクロ召喚か!」
「その通りじゃん! オレはレベル4の『サファイア・ドラゴン』と、レベル2のエアーズに、レベル1のドライをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『ウィンドスター・ドラゴン』!」(知多墓地2→5)
現れたのは、流線形の体と、刃のような羽根を持つ風を擬人化したようなドラゴン! 攻撃力は2500。
「これが……知多君のシンクロモンスター……!」
「行くぜ! 『ウィンドスター・ドラゴン』、効果発動じゃん! ウィンドスターはシンクロ召喚された時、フィールドのカード1枚を持ち主の手札に戻す! 『イクスロードナイト・アルファ』を、エクストラデッキに戻せ!」
「そうはさせない! 僕は速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! フィールドの『イクスロードナイト』1体をエクストラデッキに戻し、エクストラデッキから『英雄騎士への覚醒』の効果として、『イクスロードナイト』を1体特殊召喚できる! 僕は『イクスロードナイト・ウェイカー』を特殊召喚する!」(遊太墓地5→6)
アルファがバトンタッチして現れたのは、巨体を持つ鉄球の騎士攻撃力は2700と、中々高い。
「これで、『ウィンドスター・ドラゴン』の効果は対象を失い、無効となる!」
「うーむ……中々やるじゃん? だけど、それくらいさっきのサーチで読めているじゃん! オレはエアーズのモンスター効果を発動。エアーズが風属性シンクロモンスターのシンクロ素材となった時、デッキから1枚ドローできる!」(知多手札1→2)
「更に、俺は手札から魔法カード『シンクロキャンセル』を発動! フィールドのシンクロモンスター1体を対象に発動し、ソイツをエクストラデッキに戻す。オレは自分の『ウィンドスター・ドラゴン』を、オレのエクストラデッキに戻す!」
「じ、自分のモンスターを、エクストラに戻すだって?」
「ふふん、本命はこっちなんだぜ。『シンクロキャンセル』で戻したシンクロモンスターの素材が、自分墓地に存在する時、それを特殊召喚できるじゃん! オレはそれらを特殊召喚するじゃん!」(知多手札2→1)(知多墓地5→2→3)
墓地から、知多がシンクロに使用した『サファイア・ドラゴン』、『ウィンドスター・エアーズ』、『ウィンドスター・ドライ』が再び現れる。これを見て、遊太は良からぬ想像をしてしまう。
「ま、まさか……知多君!」
「その通り、俺はもう一回シンクロ召喚を行う! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『ウィンドスター・ドラゴン』!」(知多墓地3→6)
「やはり、もう一回か……でも、ウェイカーのモンスター効果は、破壊効果と『ロードナイト』モンスターを相手効果の対象にはできなくする効果! これで、『ウィンドスター・ドラゴン』の対象には……!」
「俺はウィンドスターの効果で、永続魔法『英雄騎士への連合軍』をお前の手札に戻す! さらに、『ウィンドスター・ドラゴン』のシンクロ素材としたモンスターが、全て風属性だったとき、追加でフィールドのカードを手札に戻せる! この追加効果は、対象には取らない効果じゃん!」
「な、何!?」(遊太手札0→1)
「オレは更に、マグナとウェイカーを手札……じゃなかった、エクストラデッキに戻し、ウィンドスターのモンスター効果発動! 『ウィンドスター・ドラゴン』は、自身の効果でフィールドのカードを手札に戻した時、その戻したカードの種類によって、様々な効果を得る! 効果で手札に戻したのは、魔法カード! よって魔法カードを戻した効果を得るぜ! さらに……エアーズの効果で、1枚ドロー! 行くぜ、『ウィンドスター・ドラゴン』で、ダイレクトアタックするじゃん!」(知多手札1→2)
(2500のダメージ……でも、僕には伏せておいた罠カード『聖なるバリアーミラーフォースー』がある! これでウィンドスターを破壊だ!)
「罠カードはつど……」
「無駄じゃん! ウィンドスターが魔法を手札に戻した時、ウィンドスターの攻撃宣言時、相手は魔法・罠を発動することはできない!」
「う、嘘でしょ!? ぐわっ!」(遊太ライフ8000→5500)
「フン、ウェイカーがエクストラじゃなく、手札に戻っていたら、ウェイカーの攻撃力が加算されて大きなダメージを負っていたじゃん? んじゃ、オレはカードを1枚伏せて、ターンエンドじゃん?」(知多手札2→1)
知多
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体
『ウィンドスター・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル7・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
デュエルのこの状況を見て、観客席の遊太の両親達は驚くのであった。
「ほおおう……これはこれは、カードとカードの応酬というか、一手一手に駆け引きがあるようなものだな。カード1枚で、何を起こすのかわからないものだな」
「ええ、これがカードゲームの楽しさなのかしら。あの子が……遊太が夢中になるのもわかる気がするわ」
「ついでに……お父さんには新しいネタが出来たようなものだな」
「ネタ? 新しいネタなんて、幸市さん何を職業にしているんですか?」
「お父さんは作家よ。今日も締め切りに追われたりなんかして、お陰で大会に来るのが遅れちゃったの」
「し、仕方ないだろう。色々大変なんだぞ? 締め切りはあるものだし、オマケに発売延期なんかあったりして……色々大変なんだよ……今回だって、新しい雑誌の編集部に無理矢理異動させられたせいで、ここに引っ越しすることになって……」
「ふーん、遊太が引っ越して来たのも、それが理由なのかあ」
「それにしても、両親が大会見に来ること、遊太は知っているのか?」
「いや、全く。あの子には内緒で来ちゃったの」
「……ったく遊太の奴、いくらなんでも親くらい大会に呼んでも良いじゃねえかよ」
「だって、あの子ったら大会があるってしか言ってなかったもの」
「あ、そーなんですか……」
場面は変わって、遊太と知多のデュエル。先手を取られた遊太は、これからどうするか考えていた。
(さて、どうするかな? 伏せたミラーフォースは、『ウィンドスター・ドラゴン』の魔法・罠封じによって、ほぼ役立たず。オマケに手札は1枚のみ。早くもピンチだよ)
(……とにかく、今はドローフェイズでドローしてから、物事を考えるか!)
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「……よし、行けるぞ! 僕は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターがいない時、デッキから2枚ドローできる! ……。くっ」(遊太手札2→1→3)(遊太墓地5→6)
ドローしたカードを見てみるも、イマイチな引きであったことに悔しがる遊太。
(……ここは耐えるしかない)
「僕は、モンスターを1体リバースでセットして、永続魔法『英雄騎士の連合軍』を再び発動し、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札3→0)
遊太
ライフポイント5500
手札枚数0枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
5・知多のターン
「オレのターン、ドロー!」(知多手札1→2)
「オレは手札から、魔法カード『竜の霊廟』を発動! 自分のデッキから、ドラゴン族モンスターを墓地へ送る。俺は『ラブラドライドラゴン』を墓地へ送り……『竜の霊廟』のもう一つの効果発動! 墓地へ送ったモンスターが通常モンスターだった時、もう1枚ドラゴン族を墓地へ送れる。オレは『ファイヤスター・ドライド』を、墓地へ送る」(知多手札2→1)(知多墓地6→9)
「そして、オレは『ウィンドスター・ドラゴン』で、リバースモンスターを攻撃! ウィンドミル!」
遊太のリバースモンスターが、またしても破壊される。しかし、この程度でやられる遊太ではない。
「『ロードナイト・ディスフェンス』の、リバース効果発動! このモンスターがリバースした時、デッキから『ロードナイト』1体を特殊召喚できる! 僕はデッキより、『ロードナイト・フレイン』を守備表示で特殊召喚!」(遊太墓地6→7)
「ふーん、やるじゃん? こりゃあ……押したのはオレかもしれないけど、ひょっとしたら……ターンエンド」
知多
ライフポイント7000
手札枚数1枚
モンスター1体
『ウィンドスター・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル7・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
(来た! これなら、このピンチも乗り越えられる!)
「僕は手札から、魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』モンスターを3体選んでデッキに戻した後、2枚ドローする。しかし、このカードの発動時、手札が0枚だった時、デッキから3枚ドローできる!」(遊太手札0→3)(遊太墓地7→4→5)
「リバースカード、オープン! 罠カード『英雄騎士の魂』! 自分の墓地から、『ロードナイト』1体を特殊召喚する! 僕は、墓地からネクロを特殊召喚する! そして、ネクロのモンスター効果発動! 自分の墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を、手札に加える。僕は墓地より、『英雄騎士交代』を手札に加える」(遊太手札3→4)(遊太墓地5→4)
「さあ行くよ! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕はフィールドのフレインをリリースして、同じ炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地4→6)
「な、なんか……ヤバ気な雰囲気じゃん?」
「デュナスのモンスター効果、発動! ライフを1000支払うことによって、フィールドのモンスターを全て破壊する!」(遊太ライフ5500→4500)
「ほ、ほらやっぱり~!」
デュナスが放った火球によって、フィールドの全てのモンスターが破壊されてしまう。知多のモンスターはおろか、遊太のモンスターまで。(遊太墓地6→7)(知多墓地9→10)
「そして、この効果でモンスターが破壊された時、破壊したモンスターの中で、一番攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを、君に与える! 破壊した中で、一番攻撃力が高かったのは『ウィンドスター・ドラゴン』の2500! よって、2500のダメージを君に与える!」
「うむむむ……やっぱりこうなるじゃん?」(知多ライフ7000→4500)
「そして、永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果、『ロードナイト』が破壊された時、デッキから『ロードナイト』を特殊召喚する! 僕はデッキより、『ロードナイト・ビット』を特殊召喚する! そして、フレインは破壊された時、相手に1000ダメージを与えられる!」
「ぐっ」(知多ライフ4500→3500)
「更に、速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! 自分フィールドの『イクスロードナイト』を1体エクストラデッキに戻した後、新たな『イクスロードナイト』を『英雄騎士への覚醒』の効果扱いとして、特殊召喚する! デュナスは効果を使ったターン、直接攻撃できない。だけど、交代すれば、直接攻撃できる! 僕はデュナスをエクストラデッキに戻して、『イクスロードナイト・アポロ』を特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地7→8)
「そして、アポロのモンスター効果発動! ライフを2000まで支払うことによって、その分だけ、相手ターンまで攻撃力を上げる! 僕は1000ライフを支払って、攻撃力を1000アップさせる! 行くよ、アポロで知多君に、ダイレクトアタック! マグヒート・ブレイジング!」(遊太ライフ4500→3500)
「流石に、もうダメージは受けられないじゃ~ん! 罠カード発動! 『ガード・ブロック』! 戦闘ダメージを0にして、1枚ドローするじゃん!」(知多手札1→2)(知多墓地10→11)
「流石に、そう簡単には決めさせてくれないか……僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札2→1)
遊太
ライフポイント3500
手札枚数1枚
モンスター1体
『イクスロードナイト・アポロ』(攻撃表示・攻撃力3500・レベル8・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
『聖なるバリアーミラーフォースー』
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
7・知多のターン
「オレのターン、ドロー!」(知多手札2→3)
(……よくよく考えてみたらオレ、遊太の奴にはちょっと嫉妬しているじゃん? デュエル歴はオレの方が圧倒的に長いのに、アイツの方がタクティクスも引きも良い。……先輩なオレが、全く敵わないと思っているし、実はちょっと羨ましいなあって思っているじゃん……)
(けれど、オレはそんな遊太が好きで、ちょっぴり憧れているじゃん? あんなものを持っていながら、全然自慢なんかしたりしないし、逆にデュエルを思いっきり楽しむ姿に、オレは憧れている。良い奴じゃん、楽しい奴じゃん!)
(だから……オレは勝ちたい! 勝ちたいじゃん! 絶対に!)
「オレは手札から、魔法カード『竜の交感』を発動! 手札のドラゴン族モンスターを相手に見せることで、デッキから同じレベルのドラゴン族モンスターを1体手札に加える! その後、デッキに最初に見せたモンスターを戻す! オレは手札の『ガード・オブ・フレムベル』を見せて、同じレベルの『ファイアスター・ドラッド』を手札に加える。そして、『ガード・オブ・フレムベル』をデッキに戻す」(知多手札3→2)(知多墓地11→12)
「オレは手札から、レベル1チューナーモンスター『ファイアスター・ドラッド』を、攻撃表示で召喚! そして、モンスター効果発動。ドラッドは召喚された時、墓地からレベル4以下の炎属性モンスターを、効果を無効にして特殊召喚できる! オレはレベル3の『ファイアスター・ドライド』を、墓地から特殊召喚!」(知多手札2→1)(知多墓地12→11)
「更に、炎属性モンスターが場にいることによって、手札から『ファイアスター・ドレッド』を特殊召喚できる!」(知多手札1→0)
(また、シンクロ召喚をする気なのか。だけど、今度は炎属性……まさか!)
「オレはレベル3のドライドと、レベル3のドレッドに、レベル1のドラッドをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『ファイアスター・ドラゴン』!」(知多墓地11→14)
シンクロ召喚によって現れた、マグマの体と炎のような翼を持つドラゴン! 攻撃力は2500と、『ウィンドスター・ドラゴン』と同じだ。
「ファイアスターはシンクロ召喚に成功した時、相手のカード1枚を破壊できる。更に、シンクロ素材としたモンスターが全て炎属性だった時、シンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの数だけ、追加で相手カードを破壊できる! そして、破壊したカードの種類によって、追加効果を生み出す! オレは遊太、お前のフィールドのカード3枚全てを破壊する!」
「……くっ!」(遊太墓地8→11)
「モンスターを破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分ダメージを相手に与え、魔法を破壊した時、ファイアスターが戦闘で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える効果を得る。罠を破壊した時は、ファイアスターが効果で破壊された時に、ファイアスターの攻撃力相手にダメージを与える!」
「な、なんて効果を……!」
「行け! ファイアスターで、アポロ、永続魔法、伏せカードを破壊じゃん!」
『ファイアスター・ドラゴン』の効果によって、遊太のフィールドのカードは全て破壊されてしまう。アポロ、永続魔法、伏せカードのミラーフォース。それにより、モンスターの攻撃力分のダメージが襲い掛かる!
「くっ……」(遊太ライフ3500→1000)
「そして、ファイアスターでダイレクトアタック! ブレイズ・シュート!」
マグマのようなレーザーが発射され、遊太に直接攻撃が加えられる! これを喰らえば、遊太のライフは0になってしまう!
遊太は。
「手札から、モンスター効果発動! 『ロードナイト・ビート』! モンスターの攻撃によって戦闘ダメージを受ける時、手札からこのモンスターを捨てることによって、自分が受ける戦闘ダメージを0にする!」(遊太手札1→2)(遊太墓地11→12)
「あちゃ~、良いカードを潰せたと思っていたら、それで防ぐのかあ……手札も0になっちゃったし……。ま、オレはこれでターンエンドじゃん? さあ遊太、この状況をどうやって覆すのか、やってみろって感じじゃん? どうするじゃん?」
「……へ~面白いね、知多君。やってみろってその感じ、良い、凄く良い。やってみたくなるじゃあないか! この状況を覆すのを!」
「さあ、オレは改めてターンエンドじゃん!? さあさあさあ! やってみろじゃん!」
知多
ライフポイント3500
手札枚数0枚
モンスター1体
『ファイアスター・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル7・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数14枚
除外されているカード0枚
先程の会話を、聞こえてはいないにしても見ていた遊太の両親。それと、隣にいる菊姫と真薄。
「なんか、さっきの会話をしていた限りじゃ……さっきの遊太、なんか楽しそうだったな。デュエルに関してはさっぱりな自分だが、アレを見る限り、遊太にとってデュエルとは、とても楽しいものだというのがわかるなあ」
「ええ、それに……相手の知多君もなんか、同じような表情だったわ、凄く楽しそう」
「遊太の奴、アタシとデュエルしたその日からデュエルに夢中なんだ。デュエルは楽しいものだと、そう認識しているからさ」
「なんでか知らないけど……遊太君とデュエルすると、皆変わるような気がするんです、楽しくなるんです」
「そうなのか……なんか、遊太にとってデュエルとは、それ程のものなのかもしれないな……」
「さあ、遊太がどうするのか、これから見ようか」
8・遊太のターン
「僕の、ターン! ドロー!」(遊太手札0→1)
「……よし、行けるぞ。このカード……行けるぞ!」
「行くよ、知多君! 僕は手札から、魔法カード『死者蘇生』を、発動! 自分・相手の墓地からモンスターカードを1体特殊召喚する!」
「なにっ!? ここでそんな有能なカード引いちゃうのかじゃん?」
「僕が墓地から特殊召喚するのは……『ファイアスター・ドラゴン』によって破壊された、『イクスロードナイト・アポロ』!」
「……そのモンスターの今の攻撃力じゃ、オレのファイアスターの相打ちにしかならないじゃん?」
「うん。一応アポロはライフを2000まで支払うことで、攻撃力をあげられるんだけど……次のターン、除去や攻撃を喰らったら、その場で負けちゃう。決めるなら……ここだね! 行くよ! 『イクスロードナイト・アポロ』で、『ファイアスター・ドラゴン』を攻撃!」
「そのままだと、相打ち……一体何をしてくるじゃん!?」
「これをするのさ! 罠カード、発動! 『魂の一撃』! 自分ライフポイントが4000以下の時、僕のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、ライフを半分支払って発動! アポロの攻撃力を、相手エンドフェイズまで、ライフポイントが4000を下回っている分だけ、アポロの攻撃力を上げる!」(遊太ライフ1000→500)
「ライフが4000より下回っている分……ライフを半分支払ったから、遊太のライフは500……!」
「攻撃力は、3500ポイントアップする! アポロとファイアスターの攻撃力は互角! 3500の戦闘ダメージが、君に与えられる!」
「という、ことは……オレのライフは……!」
「君のライフを、丁度0に出来る! 行け、アポロ! ソウルエナジー・アタック!」
遊太のライフを受け継いだ、アポロのパンチがファイアスターを、一撃で粉砕する! そして、3500のダメージが、知多に加わったのであった……。
「オレの……負けじゃん……」(知多ライフ3500→0)
「知多選手、ライフ0! このデュエル、遊太選手の勝利となります!」
「んん~っ! よっしゃー!」
遊太が勝利したのを見て、遊太の父幸市と母幸子は歓喜の声を上げるのであった。
「やったぞ、見たか! 遊太が勝ったぞ!」
「ええ、本当に、何が起こっているかわからなかったけれど……遊太が勝ったのね!」
「ああ、何をやっているのかわからなかったが、熱い戦いだったな! おーい、遊太ー! お父さん見ていたぞー!」
「お父さん、やめてください! あんまり目立つようなことをしたら、遊太が恥ずかしくなるじゃあないですか!」
「おやおや……結構な親バカじゃねえか、遊太のお父さんはよお」
「ははは……」
観客席から乗り出して騒ぐ幸市を、必死で抑える幸子。それを見て、菊姫達は生暖かい眼で見つめるのであった。
そして、リングからそれを見ていた遊太はというと。
「ははは……知多君の言っていた通り、本当にお父さんお母さんが来ていたのか……」
「見る限り、随分遊太のこと可愛がっているみたいじゃん? そんなことより、遊太! 今回のデュエルは、凄く楽しかったじゃん! 前々から、こういった所でデュエルしたかったなあとは思っていたけれど、やっぱり遊太とデュエルすると楽しいじゃん! オレ、こういうデュエルがしたかったじゃん!」
「そう言われて……悪い気はしないね」
「んじゃ、オレは一回戦で負けちゃったけど、二回戦以降頑張れじゃん。二回戦は恐らく……真薄が来ると思うから、覚悟しておけじゃん? ほいじゃ、オレは観客席に戻るじゃん」
知多はそう言って、観客席に戻って行った。遊太も、自分の場所へと戻って行く。
「さて……次も頑張ろうっと!」
そして、遊太の両親と、菊姫真薄以外で知多と遊太のデュエルを見ていた人物が一人いた。それは、遊太とこの大会で約束をしていた、ロベルト・フランシスである。
「第一関門、突破だね。さて、第二関門、第三関門と続くけど、最終的に『良いデュエル』は、遊太君に出来るかな? できると思うかい? アストログラフ……」
第十八話。終わり。
プラクサスジュニアデュエル大会。遊太はこの大会に参加し、見事本戦へと出場した。
そして、その本戦で最初の対戦相手となったのは、遊太がプラクサス大会で最初に知り合った友人、知多泉!
友人同士の戦いとなったこのデュエル、勝つのはどっちだ!?
そして、そんな遊太を応援する、観客席に新たに増えた人物二人はというと。
「へぇ~、君達が菊姫ちゃんと真薄君かぁ~。遊太といつも仲良くしてくれて、ありがとうな」
「い、いいやこちらこそ……まさか、遊太のお父さんお母さんがここに来るとはなあ……」
「そうですね、菊姫さん」
「ところで菊姫ちゃん、学校では遊太とどのように過ごしているのかしら? こそっと教えてくれない?」
「あ、ああ……遊太とはデュエルしたり、カードについて語り合ったりしていますね。それ以外には、一緒にいろんなことを語り合ったりしています。あ、それと……もうすぐ、遊太の試合が始まりますよ」
「ほー、もうすぐ遊太がデュエルをするのかい? どれ、遊太がやるデュエルとやらを、ちょっと拝見させてもらおうかな」
「楽しみねえ……あの子、一体何をやるのかしら」
「ま、見てればわかるんじゃないんですか?」
「そうか。ところで菊姫君、齢10歳にして取り巻きがいるとは……君ひょっとして、デュエルじゃ中々強いんじゃあないかい?」
「ふーん? やり手デュエリストの父は、中々見る目があるものなんすね」
「ハハハ、そうかな?」
「全く、お父さんったら……。ちょっと褒められると図に乗るんですから」
そして、デュエルリング上の遊太と知多のデュエルは、もう既に始まっていた。
「先攻は、知多君からです!」
1・知多のターン
「オレのターン! オイラは手札から、魔法カード『苦渋の決断』を発動! このカードは、デッキからレベル4以下の通常モンスターを1体、墓地へ送る。その後、墓地へ送ったモンスターをデッキから手札に加える。レベル1の『ガードオブ・フレムベル』を墓地へ送り、同じカードを手札に加える」(知多墓地0→2)
「更に俺は、『サファイア・ドラゴン』を、攻撃表示で召喚!」(知多手札5→4)
召喚されたのは、サファイアのごとき体を持つドラゴン。攻撃力は1900と、レベル4としては高い。
「更に、俺はリバースカードを2枚伏せて、ターンエンド」(知多手札4→2)
(まずは、小手調べと行くじゃん?)
知多
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『サファイア・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1900・レベル4・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターがいない時、このモンスターは手札から特殊召喚できる! 『ロードナイト・ディスタ』を、攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札6→5)
「更に、自分フィールド上に『ロードナイト』がいる時、手札から『ロードナイト・ジュリアス』は特殊召喚できる! ジュリアスを守備表示で特殊召喚!」(遊太手札5→4)
「そして、手札から『ロードナイト・テラ』を攻撃表示で召喚! さらに、手札から永続魔法『英雄騎士の連合軍』を発動! これにより、僕のフィールドの『ロードナイト』の攻撃力は、僕のフィールドの『ロードナイト』の数×300ポイントアップする! これにより、僕のフィールドの『ロードナイト』の攻撃力は、900ポイントアップする! これにより、ディスタの攻撃力は2900になり、テラの攻撃力は2400になる!」(遊太手札4→2)
「……なーる、流石大量展開から攻めの姿勢を出せる遊太の『ロードナイト』だけあるじゃん?」
「利点が分かっているね。じゃあ行くよ、ディスタで『サファイア・ドラゴン』を攻撃!」
「そうはいかないじゃん! 罠カード『ジャスティブレイク』を発動! これは、俺の場に存在する通常モンスターが攻撃宣言を受けた時、フィールドに攻撃表示で存在する通常モンスター以外のモンスターを、全て破壊する! これで、お前のモンスターは全て破壊されるじゃん! よっしゃあ!」(知多墓地2→3)
罠カードより出た、雷によって遊太の場のモンスターは全て破壊される。と、思いきや……。
「あ、アレ……な、なんで、モンスターが遊太のフィールドに……?」
遊太のフィールドには、『ジャスティブレイク』を喰らったにも関わらず、黄金に輝く鎧を身に着けた騎士が存在していた。攻撃力は1500。
「危ない危ない……まさかそうこられるとはね。だけど、僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動させた。これにより、光属性のディスタをリリースして、『イクスロードナイト・マグナ』へと進化させたのさ! そして、マグナは戦闘と効果では破壊されない。よって、『ジャスティブレイク』の効果を免れたのさ!」(遊太手札2→1)(遊太墓地0→4)
「くーっ、流石に簡単にはやられないじゃん……」
「そして、破壊されたテラはデッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、デッキから『ロードナイト・ネクロ』を特殊召喚する。更に、ネクロは特殊召喚された時、墓地から『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕は、これによって墓地の『英雄騎士への覚醒』を手札に加える。更に! 永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果で、自分フィールドの『ロードナイト』が破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキより、『ロードナイト・ファイリー』を特殊召喚!」(遊太手札1→2)(遊太墓地4→3)
「うーん、やるう。マジにピンチって奴じゃん?」
「じゃあ、もう一回行くよ。僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! これにより、ネクロをリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する!」(遊太手札2→1)(遊太墓地3→5)
再び現れたのは、遊太がエースモンスターとする、黒き魔導の騎士! 攻撃力は2500。しかし、永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果で、攻撃力は3100となる。
「ありゃ~、新しくモンスターを出されて……こりゃ紛れもないピンチじゃん?」
「僕は、『イクスロードナイト・マグナ』で『サファイア・ドラゴン』を攻撃! マグナは永続魔法の効果で、攻撃力が600アップしている!」
「リバースカード、オープン! カウンター罠『攻撃の無力化』! 相手モンスターの攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させる!」(知多墓地3→4)
「そっちも、簡単にはいかないね。僕はファイリーのモンスター効果発動! ファイリーは自身をリリースすることで、相手に1000のダメージを与える!」(遊太墓地5→6)
「バトルダメージが無理なら、バーンダメージってか?」(知多ライフ8000→7000)
「その後、僕はアルファのモンスター効果で、墓地のディスタをデッキに戻して、デッキから魔法カード『英雄騎士交代』を手札に加える。そして、リバースカードを2枚セットして、ターンエンド」(遊太手札1→2→0)(遊太墓地6→5)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・マグナ』(攻撃表示・攻撃力2100・レベル8・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚
3・知多のターン
「オレのターン、ドロー!」(知多手札2→3)
(すげえじゃん、遊太。周りから見るだけじゃわからない、オレが何回展開しても、たった一つのカードで逆転されそうな凄味があるじゃん?)
(それが遊太の良い所だけど、だからってされるがままってのは、デュエリストとして、嫌じゃん!?)
「オレはレベル1チューナーモンスター、『ウィンドスター・ドライ』を攻撃表示で召喚!」(知多手札3→2)
「更に、ドライのモンスター効果発動! ドライは召喚された時、手札からレベル4以下の風属性モンスターを特殊召喚できる! 俺は手札から、レベル2の『ウィンドスター・エアーズ』を特殊召喚する!」(知多手札2→1)
知多の場に、チューナーモンスターとそれ以外のモンスターが並んだ。これにより、遊太は確信する。
「チューナーとそれ以外のモンスター……まさか、シンクロ召喚か!」
「その通りじゃん! オレはレベル4の『サファイア・ドラゴン』と、レベル2のエアーズに、レベル1のドライをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『ウィンドスター・ドラゴン』!」(知多墓地2→5)
現れたのは、流線形の体と、刃のような羽根を持つ風を擬人化したようなドラゴン! 攻撃力は2500。
「これが……知多君のシンクロモンスター……!」
「行くぜ! 『ウィンドスター・ドラゴン』、効果発動じゃん! ウィンドスターはシンクロ召喚された時、フィールドのカード1枚を持ち主の手札に戻す! 『イクスロードナイト・アルファ』を、エクストラデッキに戻せ!」
「そうはさせない! 僕は速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! フィールドの『イクスロードナイト』1体をエクストラデッキに戻し、エクストラデッキから『英雄騎士への覚醒』の効果として、『イクスロードナイト』を1体特殊召喚できる! 僕は『イクスロードナイト・ウェイカー』を特殊召喚する!」(遊太墓地5→6)
アルファがバトンタッチして現れたのは、巨体を持つ鉄球の騎士攻撃力は2700と、中々高い。
「これで、『ウィンドスター・ドラゴン』の効果は対象を失い、無効となる!」
「うーむ……中々やるじゃん? だけど、それくらいさっきのサーチで読めているじゃん! オレはエアーズのモンスター効果を発動。エアーズが風属性シンクロモンスターのシンクロ素材となった時、デッキから1枚ドローできる!」(知多手札1→2)
「更に、俺は手札から魔法カード『シンクロキャンセル』を発動! フィールドのシンクロモンスター1体を対象に発動し、ソイツをエクストラデッキに戻す。オレは自分の『ウィンドスター・ドラゴン』を、オレのエクストラデッキに戻す!」
「じ、自分のモンスターを、エクストラに戻すだって?」
「ふふん、本命はこっちなんだぜ。『シンクロキャンセル』で戻したシンクロモンスターの素材が、自分墓地に存在する時、それを特殊召喚できるじゃん! オレはそれらを特殊召喚するじゃん!」(知多手札2→1)(知多墓地5→2→3)
墓地から、知多がシンクロに使用した『サファイア・ドラゴン』、『ウィンドスター・エアーズ』、『ウィンドスター・ドライ』が再び現れる。これを見て、遊太は良からぬ想像をしてしまう。
「ま、まさか……知多君!」
「その通り、俺はもう一回シンクロ召喚を行う! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『ウィンドスター・ドラゴン』!」(知多墓地3→6)
「やはり、もう一回か……でも、ウェイカーのモンスター効果は、破壊効果と『ロードナイト』モンスターを相手効果の対象にはできなくする効果! これで、『ウィンドスター・ドラゴン』の対象には……!」
「俺はウィンドスターの効果で、永続魔法『英雄騎士への連合軍』をお前の手札に戻す! さらに、『ウィンドスター・ドラゴン』のシンクロ素材としたモンスターが、全て風属性だったとき、追加でフィールドのカードを手札に戻せる! この追加効果は、対象には取らない効果じゃん!」
「な、何!?」(遊太手札0→1)
「オレは更に、マグナとウェイカーを手札……じゃなかった、エクストラデッキに戻し、ウィンドスターのモンスター効果発動! 『ウィンドスター・ドラゴン』は、自身の効果でフィールドのカードを手札に戻した時、その戻したカードの種類によって、様々な効果を得る! 効果で手札に戻したのは、魔法カード! よって魔法カードを戻した効果を得るぜ! さらに……エアーズの効果で、1枚ドロー! 行くぜ、『ウィンドスター・ドラゴン』で、ダイレクトアタックするじゃん!」(知多手札1→2)
(2500のダメージ……でも、僕には伏せておいた罠カード『聖なるバリアーミラーフォースー』がある! これでウィンドスターを破壊だ!)
「罠カードはつど……」
「無駄じゃん! ウィンドスターが魔法を手札に戻した時、ウィンドスターの攻撃宣言時、相手は魔法・罠を発動することはできない!」
「う、嘘でしょ!? ぐわっ!」(遊太ライフ8000→5500)
「フン、ウェイカーがエクストラじゃなく、手札に戻っていたら、ウェイカーの攻撃力が加算されて大きなダメージを負っていたじゃん? んじゃ、オレはカードを1枚伏せて、ターンエンドじゃん?」(知多手札2→1)
知多
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体
『ウィンドスター・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル7・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
デュエルのこの状況を見て、観客席の遊太の両親達は驚くのであった。
「ほおおう……これはこれは、カードとカードの応酬というか、一手一手に駆け引きがあるようなものだな。カード1枚で、何を起こすのかわからないものだな」
「ええ、これがカードゲームの楽しさなのかしら。あの子が……遊太が夢中になるのもわかる気がするわ」
「ついでに……お父さんには新しいネタが出来たようなものだな」
「ネタ? 新しいネタなんて、幸市さん何を職業にしているんですか?」
「お父さんは作家よ。今日も締め切りに追われたりなんかして、お陰で大会に来るのが遅れちゃったの」
「し、仕方ないだろう。色々大変なんだぞ? 締め切りはあるものだし、オマケに発売延期なんかあったりして……色々大変なんだよ……今回だって、新しい雑誌の編集部に無理矢理異動させられたせいで、ここに引っ越しすることになって……」
「ふーん、遊太が引っ越して来たのも、それが理由なのかあ」
「それにしても、両親が大会見に来ること、遊太は知っているのか?」
「いや、全く。あの子には内緒で来ちゃったの」
「……ったく遊太の奴、いくらなんでも親くらい大会に呼んでも良いじゃねえかよ」
「だって、あの子ったら大会があるってしか言ってなかったもの」
「あ、そーなんですか……」
場面は変わって、遊太と知多のデュエル。先手を取られた遊太は、これからどうするか考えていた。
(さて、どうするかな? 伏せたミラーフォースは、『ウィンドスター・ドラゴン』の魔法・罠封じによって、ほぼ役立たず。オマケに手札は1枚のみ。早くもピンチだよ)
(……とにかく、今はドローフェイズでドローしてから、物事を考えるか!)
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「……よし、行けるぞ! 僕は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターがいない時、デッキから2枚ドローできる! ……。くっ」(遊太手札2→1→3)(遊太墓地5→6)
ドローしたカードを見てみるも、イマイチな引きであったことに悔しがる遊太。
(……ここは耐えるしかない)
「僕は、モンスターを1体リバースでセットして、永続魔法『英雄騎士の連合軍』を再び発動し、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札3→0)
遊太
ライフポイント5500
手札枚数0枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
5・知多のターン
「オレのターン、ドロー!」(知多手札1→2)
「オレは手札から、魔法カード『竜の霊廟』を発動! 自分のデッキから、ドラゴン族モンスターを墓地へ送る。俺は『ラブラドライドラゴン』を墓地へ送り……『竜の霊廟』のもう一つの効果発動! 墓地へ送ったモンスターが通常モンスターだった時、もう1枚ドラゴン族を墓地へ送れる。オレは『ファイヤスター・ドライド』を、墓地へ送る」(知多手札2→1)(知多墓地6→9)
「そして、オレは『ウィンドスター・ドラゴン』で、リバースモンスターを攻撃! ウィンドミル!」
遊太のリバースモンスターが、またしても破壊される。しかし、この程度でやられる遊太ではない。
「『ロードナイト・ディスフェンス』の、リバース効果発動! このモンスターがリバースした時、デッキから『ロードナイト』1体を特殊召喚できる! 僕はデッキより、『ロードナイト・フレイン』を守備表示で特殊召喚!」(遊太墓地6→7)
「ふーん、やるじゃん? こりゃあ……押したのはオレかもしれないけど、ひょっとしたら……ターンエンド」
知多
ライフポイント7000
手札枚数1枚
モンスター1体
『ウィンドスター・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル7・風属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
(来た! これなら、このピンチも乗り越えられる!)
「僕は手札から、魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 自分の墓地から、『ロードナイト』モンスターを3体選んでデッキに戻した後、2枚ドローする。しかし、このカードの発動時、手札が0枚だった時、デッキから3枚ドローできる!」(遊太手札0→3)(遊太墓地7→4→5)
「リバースカード、オープン! 罠カード『英雄騎士の魂』! 自分の墓地から、『ロードナイト』1体を特殊召喚する! 僕は、墓地からネクロを特殊召喚する! そして、ネクロのモンスター効果発動! 自分の墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を、手札に加える。僕は墓地より、『英雄騎士交代』を手札に加える」(遊太手札3→4)(遊太墓地5→4)
「さあ行くよ! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕はフィールドのフレインをリリースして、同じ炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地4→6)
「な、なんか……ヤバ気な雰囲気じゃん?」
「デュナスのモンスター効果、発動! ライフを1000支払うことによって、フィールドのモンスターを全て破壊する!」(遊太ライフ5500→4500)
「ほ、ほらやっぱり~!」
デュナスが放った火球によって、フィールドの全てのモンスターが破壊されてしまう。知多のモンスターはおろか、遊太のモンスターまで。(遊太墓地6→7)(知多墓地9→10)
「そして、この効果でモンスターが破壊された時、破壊したモンスターの中で、一番攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを、君に与える! 破壊した中で、一番攻撃力が高かったのは『ウィンドスター・ドラゴン』の2500! よって、2500のダメージを君に与える!」
「うむむむ……やっぱりこうなるじゃん?」(知多ライフ7000→4500)
「そして、永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果、『ロードナイト』が破壊された時、デッキから『ロードナイト』を特殊召喚する! 僕はデッキより、『ロードナイト・ビット』を特殊召喚する! そして、フレインは破壊された時、相手に1000ダメージを与えられる!」
「ぐっ」(知多ライフ4500→3500)
「更に、速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! 自分フィールドの『イクスロードナイト』を1体エクストラデッキに戻した後、新たな『イクスロードナイト』を『英雄騎士への覚醒』の効果扱いとして、特殊召喚する! デュナスは効果を使ったターン、直接攻撃できない。だけど、交代すれば、直接攻撃できる! 僕はデュナスをエクストラデッキに戻して、『イクスロードナイト・アポロ』を特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地7→8)
「そして、アポロのモンスター効果発動! ライフを2000まで支払うことによって、その分だけ、相手ターンまで攻撃力を上げる! 僕は1000ライフを支払って、攻撃力を1000アップさせる! 行くよ、アポロで知多君に、ダイレクトアタック! マグヒート・ブレイジング!」(遊太ライフ4500→3500)
「流石に、もうダメージは受けられないじゃ~ん! 罠カード発動! 『ガード・ブロック』! 戦闘ダメージを0にして、1枚ドローするじゃん!」(知多手札1→2)(知多墓地10→11)
「流石に、そう簡単には決めさせてくれないか……僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札2→1)
遊太
ライフポイント3500
手札枚数1枚
モンスター1体
『イクスロードナイト・アポロ』(攻撃表示・攻撃力3500・レベル8・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
『聖なるバリアーミラーフォースー』
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
7・知多のターン
「オレのターン、ドロー!」(知多手札2→3)
(……よくよく考えてみたらオレ、遊太の奴にはちょっと嫉妬しているじゃん? デュエル歴はオレの方が圧倒的に長いのに、アイツの方がタクティクスも引きも良い。……先輩なオレが、全く敵わないと思っているし、実はちょっと羨ましいなあって思っているじゃん……)
(けれど、オレはそんな遊太が好きで、ちょっぴり憧れているじゃん? あんなものを持っていながら、全然自慢なんかしたりしないし、逆にデュエルを思いっきり楽しむ姿に、オレは憧れている。良い奴じゃん、楽しい奴じゃん!)
(だから……オレは勝ちたい! 勝ちたいじゃん! 絶対に!)
「オレは手札から、魔法カード『竜の交感』を発動! 手札のドラゴン族モンスターを相手に見せることで、デッキから同じレベルのドラゴン族モンスターを1体手札に加える! その後、デッキに最初に見せたモンスターを戻す! オレは手札の『ガード・オブ・フレムベル』を見せて、同じレベルの『ファイアスター・ドラッド』を手札に加える。そして、『ガード・オブ・フレムベル』をデッキに戻す」(知多手札3→2)(知多墓地11→12)
「オレは手札から、レベル1チューナーモンスター『ファイアスター・ドラッド』を、攻撃表示で召喚! そして、モンスター効果発動。ドラッドは召喚された時、墓地からレベル4以下の炎属性モンスターを、効果を無効にして特殊召喚できる! オレはレベル3の『ファイアスター・ドライド』を、墓地から特殊召喚!」(知多手札2→1)(知多墓地12→11)
「更に、炎属性モンスターが場にいることによって、手札から『ファイアスター・ドレッド』を特殊召喚できる!」(知多手札1→0)
(また、シンクロ召喚をする気なのか。だけど、今度は炎属性……まさか!)
「オレはレベル3のドライドと、レベル3のドレッドに、レベル1のドラッドをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『ファイアスター・ドラゴン』!」(知多墓地11→14)
シンクロ召喚によって現れた、マグマの体と炎のような翼を持つドラゴン! 攻撃力は2500と、『ウィンドスター・ドラゴン』と同じだ。
「ファイアスターはシンクロ召喚に成功した時、相手のカード1枚を破壊できる。更に、シンクロ素材としたモンスターが全て炎属性だった時、シンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの数だけ、追加で相手カードを破壊できる! そして、破壊したカードの種類によって、追加効果を生み出す! オレは遊太、お前のフィールドのカード3枚全てを破壊する!」
「……くっ!」(遊太墓地8→11)
「モンスターを破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分ダメージを相手に与え、魔法を破壊した時、ファイアスターが戦闘で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える効果を得る。罠を破壊した時は、ファイアスターが効果で破壊された時に、ファイアスターの攻撃力相手にダメージを与える!」
「な、なんて効果を……!」
「行け! ファイアスターで、アポロ、永続魔法、伏せカードを破壊じゃん!」
『ファイアスター・ドラゴン』の効果によって、遊太のフィールドのカードは全て破壊されてしまう。アポロ、永続魔法、伏せカードのミラーフォース。それにより、モンスターの攻撃力分のダメージが襲い掛かる!
「くっ……」(遊太ライフ3500→1000)
「そして、ファイアスターでダイレクトアタック! ブレイズ・シュート!」
マグマのようなレーザーが発射され、遊太に直接攻撃が加えられる! これを喰らえば、遊太のライフは0になってしまう!
遊太は。
「手札から、モンスター効果発動! 『ロードナイト・ビート』! モンスターの攻撃によって戦闘ダメージを受ける時、手札からこのモンスターを捨てることによって、自分が受ける戦闘ダメージを0にする!」(遊太手札1→2)(遊太墓地11→12)
「あちゃ~、良いカードを潰せたと思っていたら、それで防ぐのかあ……手札も0になっちゃったし……。ま、オレはこれでターンエンドじゃん? さあ遊太、この状況をどうやって覆すのか、やってみろって感じじゃん? どうするじゃん?」
「……へ~面白いね、知多君。やってみろってその感じ、良い、凄く良い。やってみたくなるじゃあないか! この状況を覆すのを!」
「さあ、オレは改めてターンエンドじゃん!? さあさあさあ! やってみろじゃん!」
知多
ライフポイント3500
手札枚数0枚
モンスター1体
『ファイアスター・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル7・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数14枚
除外されているカード0枚
先程の会話を、聞こえてはいないにしても見ていた遊太の両親。それと、隣にいる菊姫と真薄。
「なんか、さっきの会話をしていた限りじゃ……さっきの遊太、なんか楽しそうだったな。デュエルに関してはさっぱりな自分だが、アレを見る限り、遊太にとってデュエルとは、とても楽しいものだというのがわかるなあ」
「ええ、それに……相手の知多君もなんか、同じような表情だったわ、凄く楽しそう」
「遊太の奴、アタシとデュエルしたその日からデュエルに夢中なんだ。デュエルは楽しいものだと、そう認識しているからさ」
「なんでか知らないけど……遊太君とデュエルすると、皆変わるような気がするんです、楽しくなるんです」
「そうなのか……なんか、遊太にとってデュエルとは、それ程のものなのかもしれないな……」
「さあ、遊太がどうするのか、これから見ようか」
8・遊太のターン
「僕の、ターン! ドロー!」(遊太手札0→1)
「……よし、行けるぞ。このカード……行けるぞ!」
「行くよ、知多君! 僕は手札から、魔法カード『死者蘇生』を、発動! 自分・相手の墓地からモンスターカードを1体特殊召喚する!」
「なにっ!? ここでそんな有能なカード引いちゃうのかじゃん?」
「僕が墓地から特殊召喚するのは……『ファイアスター・ドラゴン』によって破壊された、『イクスロードナイト・アポロ』!」
「……そのモンスターの今の攻撃力じゃ、オレのファイアスターの相打ちにしかならないじゃん?」
「うん。一応アポロはライフを2000まで支払うことで、攻撃力をあげられるんだけど……次のターン、除去や攻撃を喰らったら、その場で負けちゃう。決めるなら……ここだね! 行くよ! 『イクスロードナイト・アポロ』で、『ファイアスター・ドラゴン』を攻撃!」
「そのままだと、相打ち……一体何をしてくるじゃん!?」
「これをするのさ! 罠カード、発動! 『魂の一撃』! 自分ライフポイントが4000以下の時、僕のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、ライフを半分支払って発動! アポロの攻撃力を、相手エンドフェイズまで、ライフポイントが4000を下回っている分だけ、アポロの攻撃力を上げる!」(遊太ライフ1000→500)
「ライフが4000より下回っている分……ライフを半分支払ったから、遊太のライフは500……!」
「攻撃力は、3500ポイントアップする! アポロとファイアスターの攻撃力は互角! 3500の戦闘ダメージが、君に与えられる!」
「という、ことは……オレのライフは……!」
「君のライフを、丁度0に出来る! 行け、アポロ! ソウルエナジー・アタック!」
遊太のライフを受け継いだ、アポロのパンチがファイアスターを、一撃で粉砕する! そして、3500のダメージが、知多に加わったのであった……。
「オレの……負けじゃん……」(知多ライフ3500→0)
「知多選手、ライフ0! このデュエル、遊太選手の勝利となります!」
「んん~っ! よっしゃー!」
遊太が勝利したのを見て、遊太の父幸市と母幸子は歓喜の声を上げるのであった。
「やったぞ、見たか! 遊太が勝ったぞ!」
「ええ、本当に、何が起こっているかわからなかったけれど……遊太が勝ったのね!」
「ああ、何をやっているのかわからなかったが、熱い戦いだったな! おーい、遊太ー! お父さん見ていたぞー!」
「お父さん、やめてください! あんまり目立つようなことをしたら、遊太が恥ずかしくなるじゃあないですか!」
「おやおや……結構な親バカじゃねえか、遊太のお父さんはよお」
「ははは……」
観客席から乗り出して騒ぐ幸市を、必死で抑える幸子。それを見て、菊姫達は生暖かい眼で見つめるのであった。
そして、リングからそれを見ていた遊太はというと。
「ははは……知多君の言っていた通り、本当にお父さんお母さんが来ていたのか……」
「見る限り、随分遊太のこと可愛がっているみたいじゃん? そんなことより、遊太! 今回のデュエルは、凄く楽しかったじゃん! 前々から、こういった所でデュエルしたかったなあとは思っていたけれど、やっぱり遊太とデュエルすると楽しいじゃん! オレ、こういうデュエルがしたかったじゃん!」
「そう言われて……悪い気はしないね」
「んじゃ、オレは一回戦で負けちゃったけど、二回戦以降頑張れじゃん。二回戦は恐らく……真薄が来ると思うから、覚悟しておけじゃん? ほいじゃ、オレは観客席に戻るじゃん」
知多はそう言って、観客席に戻って行った。遊太も、自分の場所へと戻って行く。
「さて……次も頑張ろうっと!」
そして、遊太の両親と、菊姫真薄以外で知多と遊太のデュエルを見ていた人物が一人いた。それは、遊太とこの大会で約束をしていた、ロベルト・フランシスである。
「第一関門、突破だね。さて、第二関門、第三関門と続くけど、最終的に『良いデュエル』は、遊太君に出来るかな? できると思うかい? アストログラフ……」
第十八話。終わり。
現在のイイネ数 | 143 |
---|
↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1894 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1230 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1021 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1044 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1062 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1182 | 2 | 2018-03-29 | - | |
76 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 970 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 963 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 980 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1074 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1044 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1133 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 978 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 999 | 2 | 2018-05-09 | - | |
145 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1026 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1056 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1027 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1008 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 951 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 974 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 943 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 918 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1058 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1002 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 941 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 927 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 936 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 999 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 955 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 837 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1019 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 970 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 946 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 995 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 852 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 744 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 790 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 837 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 791 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 844 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 784 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 758 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 729 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 675 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 775 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 606 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 667 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 600 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 683 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 641 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 623 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 705 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 664 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 736 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 480 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 434 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 502 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 452 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 455 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 426 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 461 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 552 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 563 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 515 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 374 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 461 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 338 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 554 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 12/24 00:02 コンプリート評価 asdさん ⭐LEGACY OF DESTRUCTION⭐
- 12/23 23:27 ボケ 炎斬機マグマの新規ボケ。ガンダムのおっちゃん「大阪万博に展示される…
- 12/23 23:10 デッキ 坂巻馨容疑者の企み?襲撃のクローラー!
- 12/23 23:01 ボケ No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンドの新規ボケ。マリオ64の「あっ…
- 12/23 16:00 評価 5点 《百鬼羅刹大重畳》「自分の場にXモンスターがいること前提の罠。 …
- 12/23 15:41 評価 8点 《蛇眼の大炎魔》「主に《蛇眼神殿スネークアイ》で永続魔法扱いで…
- 12/23 14:52 SS 第二十三話・1
- 12/23 12:18 デッキ マハ速の復活?マハー・ヴァイロのパワー!
- 12/23 10:36 評価 10点 《早すぎた埋葬》「無条件で蘇生可能な装備魔法 《聖騎士の追…
- 12/23 09:15 デッキ 炎の剣士
- 12/23 08:49 SS 第40話:詰み
- 12/23 00:41 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:19 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 12/23 00:07 評価 9点 《鎖付き真紅眼牙》「 《天球の聖刻印》とは相性がよく、出した攻…
- 12/23 00:03 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 22:00 評価 10点 《深淵に潜む者》「バグースカの身代わりで禁止。墓地封殺がフリ…
- 12/22 21:54 デッキ 俺の真の最強のライゼオル
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 12/22 21:18 一言 深淵が禁止は個人的に悲し過ぎますわ…。デスサイズが制限止まりで果た…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。