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第五十四話「帝国の終焉」 作:イクス
第五十四話「帝国の終焉」
決闘者の帝国、闇の王と遊太のデュエル。遊太は見事闇の王の鉄壁の布陣を崩したが、何者かの横槍によって、闇の王がパワーアップしてしまった。
『神帝ラグナログ』によって、遊太は完全に逆転されてしまった。そして、遊太は闇のデュエルのダメージを受け、デュエル中に倒れてしまった……。
遊太は、ここからどうなってしまうのか!?
デュエルランドにそびえたつ、竜魂の城。その中で行われている、闇の王と遊太のデュエル。しかし、遊太は闇のデュエルダメージにより、指一本すら動かせない状況にある。
それをうけて、勝利を確信する闇の王。その高笑いが、城の中に響き渡っていた。
それを感じ取ったのか、城の外にいるカリンは、不穏な表情を浮かべていた。その表情を見て、アキラ以外の他の人物は慌てる。
「か、カリンちゃん! 何かあったのですか!?」
「黙ってねーで、教えろカリン! 何があったんだよ!? 遊太に何かあったんだろ!?」
「教えてくれじゃ~ん!」
知多、真薄、菊姫がカリンをもみくちゃにするも、カリンはワナワナと体を振るわせるだけで、何も言わない。アキラは壁に寄りかかったまま城の方を見るだけ、菊姫の取り巻きである岩ノ井と鏡山は、ただただ慌てふためくだけである。
そうされて、カリンはようやく口を開く。
「遊太君が……大変な目に……!」
「な、なにい!?」
「遊太君がですか!?」
「具体的に教えてくれじゃん!」
「遊太君は……闇の王とのデュエルで重症を負って、立ち上がることすらできません……!」
「な、なんだとーっ!?」
「……遊太」
遊太の状況を知り、驚く一堂。アキラも表情こそ変えていないものの、動揺しているようだ。
「な、なんでそんなことになっちまったんだよ!? 教えてくれ、オイ!」
「菊姫さん、恐らくそれは、闇のデュエルによるダメージによるものだと思います」
「な、なにい!? それはなんだ!?」
「ああ、菊姫は経験していなかったから、わからないのか……。闇のデュエル、それはデュエルのダメージが現実になるという、とても危険なものじゃん!」
「なにーっ!」
「ですから、よっぽど大きなダメージを受けたんでしょう……。倒れる程なんて、殆ど負けかけの状態です……!」
「な、なんてこったい……!」
菊姫は、その事実に震えた。自分が想像もしえない、恐ろしい状況に。それを受けて、カリンはまた言葉を発する。
「サフィラが、伝えています……。遊太君は今、のっぴきならない状況に陥っています……!」
「ええ、その通りよ……」
その言葉と同時に、カリンの側から現れたつ精霊、『竜姫神サフィラ』。それによって、真薄のデッキからグレイマターも現れる。
「闇の力によって、今遊太君は危機的状況……。それを打開しない限り、勝機はありません……」
「そこまで感じるのかい、君は……」
「だ、だが、負けたって訳じゃないんだろ!? そうなんだろ!?」
「ええ。彼はまだ、負けていません。ですが、デュエルを続行するには彼の傷が、妨げとなっています。このままでは、デュエルに負けることなく彼は……」
「オイオイ、冗談だろ……!? 負けることなく負けるのか……!? 冗談じゃねえ! こんなことが……こんなことが……」
菊姫は、黙ってしまう。負けずして負ける、そんな認めたくないことを、認めざるをえないからだ。それは、知多や真薄、カリンとアキラでさえ認めたくないことだ。しかし、自分達がその場にいない以上、勝負に対しどうすることもできない。ただただ、歯がゆい。
「……チクショウ! アイツは苦しんでいるっていうのに……アタシらはこうして待っていることしかできねえっていうのかよ! アタシらは、結局託しただけだ……アイツに、遊太に何もしてやれてねえ……。ただ、アイツを待つことしか……」
菊姫の言葉に、ただうなずくことしかできない一堂。それほどまでに、無念の感情は深かった。
全員、こうして諦めるしかないのか……。そう思っていた時だった。
「いいえ、まだ終わる時ではありません!」
「!?」
「この、声……あの時の……!」
アキラの側から聞こえたのは、見慣れぬ声。グレイマターとも、サフィラとも違う声。アキラは知っている。この麗しい女性の声は、あの時プレイヤーキラーを倒すための手がかりとなった声……。
「……いるんだろ? なら出て来いよ。もったいぶってねえで」
「ええ、最初は声すら届かせることすらできなくて、姿だけしか見せられなかった……。けれど、皆さんや彼の助力もあって、やっと見せることができそうです……」
アキラの側に現れたのは、白く長い髪の毛を持ち、青き瞳を持つ麗しい女性であった。
「これがアキラの精霊か……? モンスターじゃなくて、人間みてーだな」
「こ、これは……凄く、綺麗な女性じゃん!? アキラめ、こんなのが側にいたのかじゃん!?」
「わー……とても綺麗ですね……」
三人がその女性に対し色々感じているのに対し、カリンの隣にいるサフィラは、驚いたような表情を見せていた。
「どうしたんですか? サフィラ」
「あなた……まさかキサラ!? こんな所で再会できるなんて……!?」
「あら、お久しぶりですわね。サフィラさん」
「久しぶり、じゃないわよ! あなた、私があの時からどれだけ心配したっていうのかわからないの!? 本っ当に、心配したんだから!」
自分達を置いてけぼりにして、会話が始まったことについていけない菊姫たち。すると、真薄の肩に乗っているグレイマターが語る。
「白き霊竜使い、キサラかぁ……。あんなことになって助からないんじゃないかと思ってたのに、こんな風にして会えるとはね……」
「知っているんですか? グレイマター」
「ああ、僕達の世界で彼女を知らない奴がおかしいくらいさ。彼女は、白き霊竜を扱うドラゴン使い……。その強靭なドラゴンは、女神イクス様も認める程さ。しかし、あの時の襲撃で最後まで戦っていたから、彼女はもうダメかと思ってたのに……」
「まあ、結構キツかったですけどね。奴らも強くて、皆さんを逃がすのが精一杯でした……そのせいで、私も霊竜と共にキツイダメージを受けて、長らく霊竜としての姿しか現せなかった……」
「で、どういう訳か俺の元にやってきたと」
「ええ、確かにアキラ君と出会ったのはアキラ君が5歳の時……。当時は、ちょっと霊竜としての私を姿を見せたら、とても喜んでくれていて……あの時自分の責務に押しつぶされそうになっていた時も、私はそこにいたのよ?」
「……そうかい、あの時見えたブルーアイズも、お前だったってことか……」
「……そんなことより! 今はどうしたらいんだよ!? 遊太を、遊太を助けるにはどうしたらいいんだよ!」
菊姫の言葉に、キサラは答える。
「貴方たちの、力が必要です。貴方たちの声と共に、力を託すのです。私とサフィラの力によって、力を送り届けます。助けたい気があるのなら、私達に力を貸してください!」
「……わかった。直接行けないのは心苦しいが……それしか方法がねーっていうのなら、やるしかねえよな! お前らも、当然やるよな!」
菊姫の言葉に、同調する全員。
「もっちろん! 俺達は、喜んで遊太に力を貸すじゃん!」
「僕も、遊太君のために力を貸します。だって、遊太君は僕のヒーローだから……」
「私も、遊太君には結構助けらていましたわ……今日は、私があなたを助ける番ですわ……!」
「ま、こうするしかねえよな。手を貸してやるぜ、俺の好敵手、遊太よぉ」
「あ、あの~、俺達もやって良いッスか?」
「俺達も、遊太には色々助けられたから……」
「キサラ、反対する奴なんか一人もいねえ。岩ノ井や鏡山でさえこうなんだ、やるしかねえよなあ?」
「……わかりました、サフィラ!」
「ええ、もちろんですわ」
手を取り合う『青き眼の乙女』と、『竜姫神サフィラ』。それを見て、真薄のグレイマターも……。
「あのさあ、僕も何かできることないかな?」
「じゃあ、今遊太君がどこにいるか、計算して?」
「わかった、5分で済ませるからその間にチャージしていて」
そう言うと、グレイマターは真薄の肩から降りて地面に何か書き始める。その数式? のような幾何学模様はどんどん増えていく。そして、5分も経てば地面は数式で埋め尽くされ、完成したようだ。
「あそこだね。あそこに向かって放てば、きっと問題なくやれるはずさ」
「では……行きます!」
両手を合わせ、グレイマターが示した方向へとエネルギーを放つ。菊姫達の、思いを乗せて。
一方遊太は、未だに倒れていた。どうすることもできず、遠のく意識の中、思った。
(皆……ゴメン……!)
遊太の意識は、そこで途切れた。それにより、闇の王は高笑いを止める。
「どうやら、終わったようだな。デュエルの勝敗は、貴様の負けということになるな……。どれ、『イクスロードナイト』のカードと共に。貴様のソウルも頂いておこうか。人間のソウルの回収も、私達の目的だ。後は、外に残っている奴らを仕留めれば、それでこの計画は完了する……!」
倒れている遊太に向かって、歩き出す闇の王。そして、遊太の目の前で立ち止まると、手をかざす。
「終わりだ」
が、次の瞬間! 遊太の背中に光が刺す。そして、その光は遊太の中へと入っていく。
「な、なんだ!?」
遊太は、光に包まれていった。
遊太が目覚めると、白い光で覆われた場所に立っていた。
「こ、ここは……?」
「眼が覚めたか、遊太」
「あっ、アルファ……! それに、他の『イクスロードナイト』達も!」
遊太の目の前には、アルファを始めとした『イクスロードナイト』達が目の前に立っていた。
「皆……僕……ゴメン。せっかくあそこまでいったのに、こんなことになって……!」
「いや、我々もお前を守れなくてすまない……。だが、お前の心はまだ死んではいないようだな」
「でも、体が動かないんだ。デュエルを続けられない。立つこともできなくて、指一本も動かせないのに、デュエルを続けるなんて……これじゃあ、託してくれた皆も……浮かばれないよ」
眼から涙を流しながら、うつむく遊太。時々服で涙をふくが、涙は止まらない。
が、アルファはというと。
「……そうでもないようだ。遊太、君が思っている以上に、彼らの思いは大きいようだぞ?」
「え?」
すると、遊太の後ろから光が漏れる。そっちの方に振り向くと……。
「み、皆……!?」
光の先には、友達である菊姫、真薄、知多、そして菊姫の取り巻きである岩ノ井と鏡山、そして遊太と何度も相まみえ、様々なことを経験させてくれたカリンとアキラがいた。
「み、皆……」
「遊太。お前ずっと一人で戦っていたんだな、目の前で大切な人が奪われて、それを取り戻す為に……とても大きな重荷を背負っていたんだな。でも、アタシ達はお前に託すだけじゃダメだって気づいたんだ。だから、アタシらもお前に力を貸すぜ! これからは一人だけで抱え込まずに、どしどしアタシらを巻き込んでくれ! これは……アタシらが背負わせちまった分を還元するやつだ、受け取ってくれ!」
「俺達も大した力は持ってないけど、こういう時くらいは俺達を頼ってくれてもいいじゃん! 俺達、友達じゃん? だから、受け取って欲しいじゃん!」
「一目見た時から、遊太君に憧れていました。ですから、遊太君の力になりたいと常々思っていました。今が、その時なんです! ですから、受け取ってください!」
「『イクスロードナイト』達を惹きつけるあなたですわ、きっとあなたは特別な存在なのかもしれません。ですから、こんなことになったのかもしれませんわ。けれど、そうなってもあなたは一人ではありません。私達はこうして、あなたの側にいます。だからこそ、力を受け取ってください」
「遊太、お前まだアイツ倒していなかったのか? 折角俺に勝ったのに、それじゃあ示しがつかねえよな。ま、今回はのっぴきならない状況だったが故のピンチだ。お前の実力じゃねえ。こんな状況だからこそ、俺の助けが必要なんじゃないか? ま、受け取れよ」
「俺達も」
「一緒に力を送るッスよ~!」
「皆……!」
遊太の友達一堂が、それぞれ遊太に力を送る。それを受けてか、遊太の体の傷はどんどん治っていく。
「遊太、君はここまで幾人もの者達から託されて来た。けれど、それだけではない。そのもの達が自らの力で、お前を助けるのだ。私達は、デュエルでしかお前の力になれていないが、それでもこんなに人々が力を貸してくれるのだ。お前は、一人じゃあないとな」
「皆……」
「さあ、今こそ立ち上がろう! そして、皆の思いを現実にするのだ!」
「うん……! わかったよ!」
光の夢は、ここに完結した。
遊太の目が覚める。するとそこは、城の中。闇の王と戦っていた、玉座の間。
「こ、コイツ……!」
「生憎、まだ倒れる訳にはいかないのさ。皆が、力を貸してくれた皆が待っているから!」
遊太は立ち上がり、闇の王に目線を合わせる。ディスクを構え、臨戦態勢を取る!
それを見て、闇の王は後ずさりし、玉座に戻る。
「き、貴様……!」
「さあ、デュエルを続けようじゃないか!」
「ぐぬぬ……! だが、貴様のライフは残り100、我のフィールドにはモンスターが3体もいる! そしてお前のフィールドはがら空きで手札も0! しかも、我のザボルグによって、エクストラのカードも全て墓地へ送られている! この状況で逆転の一手を打つことなど、不可能だ!」
「それはどうかな……。まだ僕はドローすらしていないんだから……!」
17・遊太のターン
(皆の為にも、『イクスロードナイト』や他の精霊の為にも、そして、ロベルトさんや烏間さんの為にも! 僕は、勝つ!)
「……ドロー!」(遊太手札0→1)
引いたカードを、チラリと見る遊太。それは、今まで見た事のないカードだった。
(これは……!)
(遊太、このカードが意味するものは、皆の力を一つにしろという言葉の現れだ。皆から受け取った、力を……)
「うん、わかったよ。勿論使うさ、このカードを!」
「僕は手札より、速攻魔法『英雄騎士融合』を発動! フィールド・墓地から『ロードナイト』融合モンスターによって決められたモンスターを除外して、『ロードナイト』融合モンスター1体を特殊召喚する!」(遊太手札1→0)
「何!? この土壇場で、そんなカードを引くだと!?」
「僕は墓地より、闇属性のドゥフト・光属性のディアナ・炎属性のデュナス・水属性のアルス・風属性のシルフィー・地属性のウェイカーを除外する!」(遊太墓地33→27)(遊太除外2→8)
「英雄の騎士達よ、今こそ全ての力を一つにして、世界を照らす光となれ! 融合召喚! 現れろレベル10! 『イクスロードナイト・デイライトオメガ』!」(遊太墓地27→28)
現れたのは、白き鎧に身を包み、右手に巨大な白き大剣を、左手に金色の盾を持つ、白マントの騎士! 攻撃力はなんと、破格の4000。
「な、なんだと……! この状況で、我がラグナログにも並ぶモンスターを……召喚しただと!? だが、墓地の『帝王の再誕』の効果発動! このカードを除外することで、墓地に存在する『帝王』魔法・罠を即座に発動できる! 我は永続魔法『進撃の帝王』を墓地から発動させる!」(闇の王墓地20→18)(闇の王除外4→5)
「これで、貴様が何をしてこようと無意味だ! この永続魔法により、我のアドバンス召喚されたモンスターは対象に取れず効果破壊もされない!」
「……それは、どうかな! オメガは融合素材としたモンスターの属性により、様々な効果を得る! まず、光属性を素材としたことにより、相手フィールドの表側表示カードの効果は全て無効化される!」
「何っ!」
オメガの光により照らされた闇の王のフィールドは、その光により力を失ってしまう。オメガと同じ攻撃力を持つラグナログも無効化されてしまう。ついでに、永続魔法『進撃の帝王』も。
「バカな……効果が無効化されるだと!?」
「更に、闇属性を素材としたことにより、1ターンに1度、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法・罠1枚を手札に加えられる! 僕はデッキより、装備魔法『英雄騎士の剣』を手札に加える! そして装備! これで、攻撃力を800ポイント上げる!」(オメガ攻撃力4000→4800)
「更に! 1ターンに1度、フィールドのカードを2枚まで破壊することにより、オメガの攻撃回数を通常攻撃に加えて、破壊した数だけ増やす! 僕はメビウスとザボルグを破壊して、攻撃回数を3回にする!」
「ぐぬうぅぅ!」(闇の王墓地18→20)
「そして! 風属性を融合素材としたことで、1ターンに1度、相手フィールドと墓地の魔法・罠を全てデッキに戻す!」
「なっ……!」(闇の王墓地20→10)
「更に、水属性を素材としたことによって、オメガは相手の魔法・罠を受け付けず、地属性を素材としたことで、戦闘・効果で破壊されない!」
「なんだと……!?」
「行くぞ! これが最後の攻撃だ! デイライトオメガで、ラグナログを攻撃! オメガストリーム・グランソード!」
オメガの巨大な剣が、ラグナログに降り降ろされる! ラグナログは迎撃体勢を取るが、そんなの関係ないと言わんばかりに剣は降り降ろされ、ラグナログは真っ二つにされた!
「ぐっ、ぐおおおおっ! そ、そんな、バカな……! 神にも等しいこの帝王を、倒しただとおっ!」(闇の王ライフ900→100)(闇の王墓地10→11)
「神は倒れた。そして、ここからが真髄。装備魔法『英雄騎士の剣』の効果、装備モンスターが戦闘で破壊したモンスターの、元々の攻撃力分のダメージを、相手に与える!」
「何……! ということは、ラグナログの元々の攻撃力、4000ものダメージが、我に……!」
「そういうことさ。皆に与えた痛み、精霊を苦しめた悲劇、それらを全部全部こめて、散れ!」
「ぐおおおおっ! こ、こんなことが……これ程の力を持ったというのに、負ける!? この、私が……!」(闇の王ライフ100→0)
「僕の勝ちだ! 闇の王!」
「まさか……この私が、自ら闇のデュエルの罰を受けるだと!? そんな……ここまで達成しながら、負ける!?」
闇のデュエルの対価か、体がチリとなって消えていく闇の王。そして、体が全てチリとなりかけた時。
「お許しください、キーラ様ァァァァ!」
そう断末魔を上げた後、闇の王はチリとなって消えてしまった……。それと同時に、城のあちこちから光が漏れる。そして、そのその光は帝国のエリアへと飛び散っていった。
「ああ……終わったんだ……! やっと、皆は救われたんだ!」
「ああ、我々の勝利なのだ!」
この光景を、外の菊姫達も見ていた。
「オイ、見ろよ。どうやら遊太の奴、とうとうやり遂げたみたいだな!」
「全く、やりやがったなあアイツ」
「よかったじゃん!」
「やりましたね!」
「遊太君……!」
そうして、帝国のあちらこちらでデュエリスト達が目覚める。
「アレ……俺、なんでこんな所で寝ているんだ?」
「俺は……どうしたんだっけ?」
そして、大鴉こと烏間雛姫も……。
「う……遊太君?」
「烏間さん! 眼が醒めたんですね!」
「奴は……闇の王は一体どうなったの……?」
「僕が倒しました! 皆の力添えや、烏間さん、ロベルトさんの力を借りて!」
「そうなの……! そうだ! ロベルトは……!」
「あっ、そうだった! 確か、地下に捕えられているって……」
烏間はそう聞くと、一目散に階段めがけて走り、階段を降りていった。
しばらく経つと、烏間は戻って来た。その隣には、遊太がこの帝国で、最も求めていた人物がいた。
「ああっ……! ロベルトさん!」
「随分、心配をかけてすまない。それに、沢山の苦労も与えて……」
「ロベルトさあん!」
流石に、格好はそのままだが、その顔にはもうドクロの仮面はなかった。それを見て、一目散にロベルトに駆け寄り、そして抱き着く。
「ロベルトさん……僕、頑張ったよ。友達の助けや、烏間さんの教え、それに……帝国で出会った皆。皆の助けがあって、ようやく達成できたんだ!」
「よかった……本当に……! 遊太君、君のお陰で私は闇の王の呪縛から解かれた。本当にありがとう、遊太君……!」
「ロベルトさん……! あっ、そうだ! コレ!」
遊太はデッキから1枚のカードを取り出すと、ロベルトに渡す。
「コレ……『アストログラフ・マジシャン』のカード……! やっと、ロベルトさんに返せるよ……!」
「ありがとう……! ところで、雛姫。君は、その格好を持ち出して来るくらい、僕のことを心配してくれていたのかい?」
「え、ええ……。残念ながら、負けちゃったけどね……。でも、遊太君がやってくれたから、結果オーライかもね」
「さて、もうこの帝国はお開きだ。一応大会だし、終わりの宣言はしとかないとね」
「うんっ!」
外に出ると、城の前には沢山の人々がいた。スターポイントを無くした彼らは、一応集まっていたようだ。
そして、ロベルトは全員の前に出て、こう宣言する。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。決闘者の帝国は、これにて終了でございます。その激戦を勝ち抜き、栄えある優勝に輝いたのは……六道遊太君です! 皆さん、拍手をお願いします!」
その言葉で、ワァーッと大歓声が上がる。その群衆の中には、菊姫、真薄、知多、カリン、アキラ、岩ノ井・鏡山といった友人達や、慶次、江崎といった具合に、帝国で戦った人達が何人もいた。決して完全勝利とは言えないものの、それでも帝国を征したのは遊太であった。
ここに、六道遊太の新たな伝説が刻まれた。決闘者の帝国はこれにて終焉を迎えたのであった。
帝国が終わってより、数日後。デュエリスト達が気絶していた云々は、ちょっとした罰ゲームということで納得してもらえ、闇の王が集めていた精霊のカードは、そのままロベルトの元へと回収された。それにより、大体違った形であったものの、決闘者の帝国はおおむね成功であったと言える内容であった。
帝国を征した遊太は、ある場所へと向かっていた。それは、皆と過ごすいつもの場所、ゲームショップ烏間であった。
「お待たせー、皆!」
「全く、遅いですよ遊太君」
「せっかく決着つけるのに、それじゃ締まらないじゃん?」
「ま、何はともあれ用意はできているんだ。ホレ、さっさとやりな?」
「全く、決着をつけるんだからもう少し時間にきっちりしな」
「遊太君も、この日を何日も楽しみに待っていましたわ。まあ問題は無いでしょう」
「ようやく来たわね。それじゃあ、遊太君対アキラ君のデュエルを、ここに始めるわ! 両者位置について!」
「それじゃあ行くよ、アキラ君!」
「望むところだ、遊太!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
……ここは、世界のどこか。名も知れぬ深淵の底。そこで彼らは話をしていた。
「そうか、闇の王がやられたか」
「元々奴になど期待していない、所詮は残党狩りもロクにこなせぬ者だ、これくらいは当然だったであろう」
「だがどうする? 人間はおろか奴らのソウルも取れなかったのだぞ。これでは我々の侵略事業もあがったりだ」
「そのことについては心配するな。代わりを用意してある。だから、時期に良い結果は出るだろう、じきにな……!」
第二章『決闘者の帝国』編、完。
次回、第三章『ダークネスカード』編、近日開始!
その前に、特別編もよろしくね。
決闘者の帝国、闇の王と遊太のデュエル。遊太は見事闇の王の鉄壁の布陣を崩したが、何者かの横槍によって、闇の王がパワーアップしてしまった。
『神帝ラグナログ』によって、遊太は完全に逆転されてしまった。そして、遊太は闇のデュエルのダメージを受け、デュエル中に倒れてしまった……。
遊太は、ここからどうなってしまうのか!?
デュエルランドにそびえたつ、竜魂の城。その中で行われている、闇の王と遊太のデュエル。しかし、遊太は闇のデュエルダメージにより、指一本すら動かせない状況にある。
それをうけて、勝利を確信する闇の王。その高笑いが、城の中に響き渡っていた。
それを感じ取ったのか、城の外にいるカリンは、不穏な表情を浮かべていた。その表情を見て、アキラ以外の他の人物は慌てる。
「か、カリンちゃん! 何かあったのですか!?」
「黙ってねーで、教えろカリン! 何があったんだよ!? 遊太に何かあったんだろ!?」
「教えてくれじゃ~ん!」
知多、真薄、菊姫がカリンをもみくちゃにするも、カリンはワナワナと体を振るわせるだけで、何も言わない。アキラは壁に寄りかかったまま城の方を見るだけ、菊姫の取り巻きである岩ノ井と鏡山は、ただただ慌てふためくだけである。
そうされて、カリンはようやく口を開く。
「遊太君が……大変な目に……!」
「な、なにい!?」
「遊太君がですか!?」
「具体的に教えてくれじゃん!」
「遊太君は……闇の王とのデュエルで重症を負って、立ち上がることすらできません……!」
「な、なんだとーっ!?」
「……遊太」
遊太の状況を知り、驚く一堂。アキラも表情こそ変えていないものの、動揺しているようだ。
「な、なんでそんなことになっちまったんだよ!? 教えてくれ、オイ!」
「菊姫さん、恐らくそれは、闇のデュエルによるダメージによるものだと思います」
「な、なにい!? それはなんだ!?」
「ああ、菊姫は経験していなかったから、わからないのか……。闇のデュエル、それはデュエルのダメージが現実になるという、とても危険なものじゃん!」
「なにーっ!」
「ですから、よっぽど大きなダメージを受けたんでしょう……。倒れる程なんて、殆ど負けかけの状態です……!」
「な、なんてこったい……!」
菊姫は、その事実に震えた。自分が想像もしえない、恐ろしい状況に。それを受けて、カリンはまた言葉を発する。
「サフィラが、伝えています……。遊太君は今、のっぴきならない状況に陥っています……!」
「ええ、その通りよ……」
その言葉と同時に、カリンの側から現れたつ精霊、『竜姫神サフィラ』。それによって、真薄のデッキからグレイマターも現れる。
「闇の力によって、今遊太君は危機的状況……。それを打開しない限り、勝機はありません……」
「そこまで感じるのかい、君は……」
「だ、だが、負けたって訳じゃないんだろ!? そうなんだろ!?」
「ええ。彼はまだ、負けていません。ですが、デュエルを続行するには彼の傷が、妨げとなっています。このままでは、デュエルに負けることなく彼は……」
「オイオイ、冗談だろ……!? 負けることなく負けるのか……!? 冗談じゃねえ! こんなことが……こんなことが……」
菊姫は、黙ってしまう。負けずして負ける、そんな認めたくないことを、認めざるをえないからだ。それは、知多や真薄、カリンとアキラでさえ認めたくないことだ。しかし、自分達がその場にいない以上、勝負に対しどうすることもできない。ただただ、歯がゆい。
「……チクショウ! アイツは苦しんでいるっていうのに……アタシらはこうして待っていることしかできねえっていうのかよ! アタシらは、結局託しただけだ……アイツに、遊太に何もしてやれてねえ……。ただ、アイツを待つことしか……」
菊姫の言葉に、ただうなずくことしかできない一堂。それほどまでに、無念の感情は深かった。
全員、こうして諦めるしかないのか……。そう思っていた時だった。
「いいえ、まだ終わる時ではありません!」
「!?」
「この、声……あの時の……!」
アキラの側から聞こえたのは、見慣れぬ声。グレイマターとも、サフィラとも違う声。アキラは知っている。この麗しい女性の声は、あの時プレイヤーキラーを倒すための手がかりとなった声……。
「……いるんだろ? なら出て来いよ。もったいぶってねえで」
「ええ、最初は声すら届かせることすらできなくて、姿だけしか見せられなかった……。けれど、皆さんや彼の助力もあって、やっと見せることができそうです……」
アキラの側に現れたのは、白く長い髪の毛を持ち、青き瞳を持つ麗しい女性であった。
「これがアキラの精霊か……? モンスターじゃなくて、人間みてーだな」
「こ、これは……凄く、綺麗な女性じゃん!? アキラめ、こんなのが側にいたのかじゃん!?」
「わー……とても綺麗ですね……」
三人がその女性に対し色々感じているのに対し、カリンの隣にいるサフィラは、驚いたような表情を見せていた。
「どうしたんですか? サフィラ」
「あなた……まさかキサラ!? こんな所で再会できるなんて……!?」
「あら、お久しぶりですわね。サフィラさん」
「久しぶり、じゃないわよ! あなた、私があの時からどれだけ心配したっていうのかわからないの!? 本っ当に、心配したんだから!」
自分達を置いてけぼりにして、会話が始まったことについていけない菊姫たち。すると、真薄の肩に乗っているグレイマターが語る。
「白き霊竜使い、キサラかぁ……。あんなことになって助からないんじゃないかと思ってたのに、こんな風にして会えるとはね……」
「知っているんですか? グレイマター」
「ああ、僕達の世界で彼女を知らない奴がおかしいくらいさ。彼女は、白き霊竜を扱うドラゴン使い……。その強靭なドラゴンは、女神イクス様も認める程さ。しかし、あの時の襲撃で最後まで戦っていたから、彼女はもうダメかと思ってたのに……」
「まあ、結構キツかったですけどね。奴らも強くて、皆さんを逃がすのが精一杯でした……そのせいで、私も霊竜と共にキツイダメージを受けて、長らく霊竜としての姿しか現せなかった……」
「で、どういう訳か俺の元にやってきたと」
「ええ、確かにアキラ君と出会ったのはアキラ君が5歳の時……。当時は、ちょっと霊竜としての私を姿を見せたら、とても喜んでくれていて……あの時自分の責務に押しつぶされそうになっていた時も、私はそこにいたのよ?」
「……そうかい、あの時見えたブルーアイズも、お前だったってことか……」
「……そんなことより! 今はどうしたらいんだよ!? 遊太を、遊太を助けるにはどうしたらいいんだよ!」
菊姫の言葉に、キサラは答える。
「貴方たちの、力が必要です。貴方たちの声と共に、力を託すのです。私とサフィラの力によって、力を送り届けます。助けたい気があるのなら、私達に力を貸してください!」
「……わかった。直接行けないのは心苦しいが……それしか方法がねーっていうのなら、やるしかねえよな! お前らも、当然やるよな!」
菊姫の言葉に、同調する全員。
「もっちろん! 俺達は、喜んで遊太に力を貸すじゃん!」
「僕も、遊太君のために力を貸します。だって、遊太君は僕のヒーローだから……」
「私も、遊太君には結構助けらていましたわ……今日は、私があなたを助ける番ですわ……!」
「ま、こうするしかねえよな。手を貸してやるぜ、俺の好敵手、遊太よぉ」
「あ、あの~、俺達もやって良いッスか?」
「俺達も、遊太には色々助けられたから……」
「キサラ、反対する奴なんか一人もいねえ。岩ノ井や鏡山でさえこうなんだ、やるしかねえよなあ?」
「……わかりました、サフィラ!」
「ええ、もちろんですわ」
手を取り合う『青き眼の乙女』と、『竜姫神サフィラ』。それを見て、真薄のグレイマターも……。
「あのさあ、僕も何かできることないかな?」
「じゃあ、今遊太君がどこにいるか、計算して?」
「わかった、5分で済ませるからその間にチャージしていて」
そう言うと、グレイマターは真薄の肩から降りて地面に何か書き始める。その数式? のような幾何学模様はどんどん増えていく。そして、5分も経てば地面は数式で埋め尽くされ、完成したようだ。
「あそこだね。あそこに向かって放てば、きっと問題なくやれるはずさ」
「では……行きます!」
両手を合わせ、グレイマターが示した方向へとエネルギーを放つ。菊姫達の、思いを乗せて。
一方遊太は、未だに倒れていた。どうすることもできず、遠のく意識の中、思った。
(皆……ゴメン……!)
遊太の意識は、そこで途切れた。それにより、闇の王は高笑いを止める。
「どうやら、終わったようだな。デュエルの勝敗は、貴様の負けということになるな……。どれ、『イクスロードナイト』のカードと共に。貴様のソウルも頂いておこうか。人間のソウルの回収も、私達の目的だ。後は、外に残っている奴らを仕留めれば、それでこの計画は完了する……!」
倒れている遊太に向かって、歩き出す闇の王。そして、遊太の目の前で立ち止まると、手をかざす。
「終わりだ」
が、次の瞬間! 遊太の背中に光が刺す。そして、その光は遊太の中へと入っていく。
「な、なんだ!?」
遊太は、光に包まれていった。
遊太が目覚めると、白い光で覆われた場所に立っていた。
「こ、ここは……?」
「眼が覚めたか、遊太」
「あっ、アルファ……! それに、他の『イクスロードナイト』達も!」
遊太の目の前には、アルファを始めとした『イクスロードナイト』達が目の前に立っていた。
「皆……僕……ゴメン。せっかくあそこまでいったのに、こんなことになって……!」
「いや、我々もお前を守れなくてすまない……。だが、お前の心はまだ死んではいないようだな」
「でも、体が動かないんだ。デュエルを続けられない。立つこともできなくて、指一本も動かせないのに、デュエルを続けるなんて……これじゃあ、託してくれた皆も……浮かばれないよ」
眼から涙を流しながら、うつむく遊太。時々服で涙をふくが、涙は止まらない。
が、アルファはというと。
「……そうでもないようだ。遊太、君が思っている以上に、彼らの思いは大きいようだぞ?」
「え?」
すると、遊太の後ろから光が漏れる。そっちの方に振り向くと……。
「み、皆……!?」
光の先には、友達である菊姫、真薄、知多、そして菊姫の取り巻きである岩ノ井と鏡山、そして遊太と何度も相まみえ、様々なことを経験させてくれたカリンとアキラがいた。
「み、皆……」
「遊太。お前ずっと一人で戦っていたんだな、目の前で大切な人が奪われて、それを取り戻す為に……とても大きな重荷を背負っていたんだな。でも、アタシ達はお前に託すだけじゃダメだって気づいたんだ。だから、アタシらもお前に力を貸すぜ! これからは一人だけで抱え込まずに、どしどしアタシらを巻き込んでくれ! これは……アタシらが背負わせちまった分を還元するやつだ、受け取ってくれ!」
「俺達も大した力は持ってないけど、こういう時くらいは俺達を頼ってくれてもいいじゃん! 俺達、友達じゃん? だから、受け取って欲しいじゃん!」
「一目見た時から、遊太君に憧れていました。ですから、遊太君の力になりたいと常々思っていました。今が、その時なんです! ですから、受け取ってください!」
「『イクスロードナイト』達を惹きつけるあなたですわ、きっとあなたは特別な存在なのかもしれません。ですから、こんなことになったのかもしれませんわ。けれど、そうなってもあなたは一人ではありません。私達はこうして、あなたの側にいます。だからこそ、力を受け取ってください」
「遊太、お前まだアイツ倒していなかったのか? 折角俺に勝ったのに、それじゃあ示しがつかねえよな。ま、今回はのっぴきならない状況だったが故のピンチだ。お前の実力じゃねえ。こんな状況だからこそ、俺の助けが必要なんじゃないか? ま、受け取れよ」
「俺達も」
「一緒に力を送るッスよ~!」
「皆……!」
遊太の友達一堂が、それぞれ遊太に力を送る。それを受けてか、遊太の体の傷はどんどん治っていく。
「遊太、君はここまで幾人もの者達から託されて来た。けれど、それだけではない。そのもの達が自らの力で、お前を助けるのだ。私達は、デュエルでしかお前の力になれていないが、それでもこんなに人々が力を貸してくれるのだ。お前は、一人じゃあないとな」
「皆……」
「さあ、今こそ立ち上がろう! そして、皆の思いを現実にするのだ!」
「うん……! わかったよ!」
光の夢は、ここに完結した。
遊太の目が覚める。するとそこは、城の中。闇の王と戦っていた、玉座の間。
「こ、コイツ……!」
「生憎、まだ倒れる訳にはいかないのさ。皆が、力を貸してくれた皆が待っているから!」
遊太は立ち上がり、闇の王に目線を合わせる。ディスクを構え、臨戦態勢を取る!
それを見て、闇の王は後ずさりし、玉座に戻る。
「き、貴様……!」
「さあ、デュエルを続けようじゃないか!」
「ぐぬぬ……! だが、貴様のライフは残り100、我のフィールドにはモンスターが3体もいる! そしてお前のフィールドはがら空きで手札も0! しかも、我のザボルグによって、エクストラのカードも全て墓地へ送られている! この状況で逆転の一手を打つことなど、不可能だ!」
「それはどうかな……。まだ僕はドローすらしていないんだから……!」
17・遊太のターン
(皆の為にも、『イクスロードナイト』や他の精霊の為にも、そして、ロベルトさんや烏間さんの為にも! 僕は、勝つ!)
「……ドロー!」(遊太手札0→1)
引いたカードを、チラリと見る遊太。それは、今まで見た事のないカードだった。
(これは……!)
(遊太、このカードが意味するものは、皆の力を一つにしろという言葉の現れだ。皆から受け取った、力を……)
「うん、わかったよ。勿論使うさ、このカードを!」
「僕は手札より、速攻魔法『英雄騎士融合』を発動! フィールド・墓地から『ロードナイト』融合モンスターによって決められたモンスターを除外して、『ロードナイト』融合モンスター1体を特殊召喚する!」(遊太手札1→0)
「何!? この土壇場で、そんなカードを引くだと!?」
「僕は墓地より、闇属性のドゥフト・光属性のディアナ・炎属性のデュナス・水属性のアルス・風属性のシルフィー・地属性のウェイカーを除外する!」(遊太墓地33→27)(遊太除外2→8)
「英雄の騎士達よ、今こそ全ての力を一つにして、世界を照らす光となれ! 融合召喚! 現れろレベル10! 『イクスロードナイト・デイライトオメガ』!」(遊太墓地27→28)
現れたのは、白き鎧に身を包み、右手に巨大な白き大剣を、左手に金色の盾を持つ、白マントの騎士! 攻撃力はなんと、破格の4000。
「な、なんだと……! この状況で、我がラグナログにも並ぶモンスターを……召喚しただと!? だが、墓地の『帝王の再誕』の効果発動! このカードを除外することで、墓地に存在する『帝王』魔法・罠を即座に発動できる! 我は永続魔法『進撃の帝王』を墓地から発動させる!」(闇の王墓地20→18)(闇の王除外4→5)
「これで、貴様が何をしてこようと無意味だ! この永続魔法により、我のアドバンス召喚されたモンスターは対象に取れず効果破壊もされない!」
「……それは、どうかな! オメガは融合素材としたモンスターの属性により、様々な効果を得る! まず、光属性を素材としたことにより、相手フィールドの表側表示カードの効果は全て無効化される!」
「何っ!」
オメガの光により照らされた闇の王のフィールドは、その光により力を失ってしまう。オメガと同じ攻撃力を持つラグナログも無効化されてしまう。ついでに、永続魔法『進撃の帝王』も。
「バカな……効果が無効化されるだと!?」
「更に、闇属性を素材としたことにより、1ターンに1度、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法・罠1枚を手札に加えられる! 僕はデッキより、装備魔法『英雄騎士の剣』を手札に加える! そして装備! これで、攻撃力を800ポイント上げる!」(オメガ攻撃力4000→4800)
「更に! 1ターンに1度、フィールドのカードを2枚まで破壊することにより、オメガの攻撃回数を通常攻撃に加えて、破壊した数だけ増やす! 僕はメビウスとザボルグを破壊して、攻撃回数を3回にする!」
「ぐぬうぅぅ!」(闇の王墓地18→20)
「そして! 風属性を融合素材としたことで、1ターンに1度、相手フィールドと墓地の魔法・罠を全てデッキに戻す!」
「なっ……!」(闇の王墓地20→10)
「更に、水属性を素材としたことによって、オメガは相手の魔法・罠を受け付けず、地属性を素材としたことで、戦闘・効果で破壊されない!」
「なんだと……!?」
「行くぞ! これが最後の攻撃だ! デイライトオメガで、ラグナログを攻撃! オメガストリーム・グランソード!」
オメガの巨大な剣が、ラグナログに降り降ろされる! ラグナログは迎撃体勢を取るが、そんなの関係ないと言わんばかりに剣は降り降ろされ、ラグナログは真っ二つにされた!
「ぐっ、ぐおおおおっ! そ、そんな、バカな……! 神にも等しいこの帝王を、倒しただとおっ!」(闇の王ライフ900→100)(闇の王墓地10→11)
「神は倒れた。そして、ここからが真髄。装備魔法『英雄騎士の剣』の効果、装備モンスターが戦闘で破壊したモンスターの、元々の攻撃力分のダメージを、相手に与える!」
「何……! ということは、ラグナログの元々の攻撃力、4000ものダメージが、我に……!」
「そういうことさ。皆に与えた痛み、精霊を苦しめた悲劇、それらを全部全部こめて、散れ!」
「ぐおおおおっ! こ、こんなことが……これ程の力を持ったというのに、負ける!? この、私が……!」(闇の王ライフ100→0)
「僕の勝ちだ! 闇の王!」
「まさか……この私が、自ら闇のデュエルの罰を受けるだと!? そんな……ここまで達成しながら、負ける!?」
闇のデュエルの対価か、体がチリとなって消えていく闇の王。そして、体が全てチリとなりかけた時。
「お許しください、キーラ様ァァァァ!」
そう断末魔を上げた後、闇の王はチリとなって消えてしまった……。それと同時に、城のあちこちから光が漏れる。そして、そのその光は帝国のエリアへと飛び散っていった。
「ああ……終わったんだ……! やっと、皆は救われたんだ!」
「ああ、我々の勝利なのだ!」
この光景を、外の菊姫達も見ていた。
「オイ、見ろよ。どうやら遊太の奴、とうとうやり遂げたみたいだな!」
「全く、やりやがったなあアイツ」
「よかったじゃん!」
「やりましたね!」
「遊太君……!」
そうして、帝国のあちらこちらでデュエリスト達が目覚める。
「アレ……俺、なんでこんな所で寝ているんだ?」
「俺は……どうしたんだっけ?」
そして、大鴉こと烏間雛姫も……。
「う……遊太君?」
「烏間さん! 眼が醒めたんですね!」
「奴は……闇の王は一体どうなったの……?」
「僕が倒しました! 皆の力添えや、烏間さん、ロベルトさんの力を借りて!」
「そうなの……! そうだ! ロベルトは……!」
「あっ、そうだった! 確か、地下に捕えられているって……」
烏間はそう聞くと、一目散に階段めがけて走り、階段を降りていった。
しばらく経つと、烏間は戻って来た。その隣には、遊太がこの帝国で、最も求めていた人物がいた。
「ああっ……! ロベルトさん!」
「随分、心配をかけてすまない。それに、沢山の苦労も与えて……」
「ロベルトさあん!」
流石に、格好はそのままだが、その顔にはもうドクロの仮面はなかった。それを見て、一目散にロベルトに駆け寄り、そして抱き着く。
「ロベルトさん……僕、頑張ったよ。友達の助けや、烏間さんの教え、それに……帝国で出会った皆。皆の助けがあって、ようやく達成できたんだ!」
「よかった……本当に……! 遊太君、君のお陰で私は闇の王の呪縛から解かれた。本当にありがとう、遊太君……!」
「ロベルトさん……! あっ、そうだ! コレ!」
遊太はデッキから1枚のカードを取り出すと、ロベルトに渡す。
「コレ……『アストログラフ・マジシャン』のカード……! やっと、ロベルトさんに返せるよ……!」
「ありがとう……! ところで、雛姫。君は、その格好を持ち出して来るくらい、僕のことを心配してくれていたのかい?」
「え、ええ……。残念ながら、負けちゃったけどね……。でも、遊太君がやってくれたから、結果オーライかもね」
「さて、もうこの帝国はお開きだ。一応大会だし、終わりの宣言はしとかないとね」
「うんっ!」
外に出ると、城の前には沢山の人々がいた。スターポイントを無くした彼らは、一応集まっていたようだ。
そして、ロベルトは全員の前に出て、こう宣言する。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。決闘者の帝国は、これにて終了でございます。その激戦を勝ち抜き、栄えある優勝に輝いたのは……六道遊太君です! 皆さん、拍手をお願いします!」
その言葉で、ワァーッと大歓声が上がる。その群衆の中には、菊姫、真薄、知多、カリン、アキラ、岩ノ井・鏡山といった友人達や、慶次、江崎といった具合に、帝国で戦った人達が何人もいた。決して完全勝利とは言えないものの、それでも帝国を征したのは遊太であった。
ここに、六道遊太の新たな伝説が刻まれた。決闘者の帝国はこれにて終焉を迎えたのであった。
帝国が終わってより、数日後。デュエリスト達が気絶していた云々は、ちょっとした罰ゲームということで納得してもらえ、闇の王が集めていた精霊のカードは、そのままロベルトの元へと回収された。それにより、大体違った形であったものの、決闘者の帝国はおおむね成功であったと言える内容であった。
帝国を征した遊太は、ある場所へと向かっていた。それは、皆と過ごすいつもの場所、ゲームショップ烏間であった。
「お待たせー、皆!」
「全く、遅いですよ遊太君」
「せっかく決着つけるのに、それじゃ締まらないじゃん?」
「ま、何はともあれ用意はできているんだ。ホレ、さっさとやりな?」
「全く、決着をつけるんだからもう少し時間にきっちりしな」
「遊太君も、この日を何日も楽しみに待っていましたわ。まあ問題は無いでしょう」
「ようやく来たわね。それじゃあ、遊太君対アキラ君のデュエルを、ここに始めるわ! 両者位置について!」
「それじゃあ行くよ、アキラ君!」
「望むところだ、遊太!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
……ここは、世界のどこか。名も知れぬ深淵の底。そこで彼らは話をしていた。
「そうか、闇の王がやられたか」
「元々奴になど期待していない、所詮は残党狩りもロクにこなせぬ者だ、これくらいは当然だったであろう」
「だがどうする? 人間はおろか奴らのソウルも取れなかったのだぞ。これでは我々の侵略事業もあがったりだ」
「そのことについては心配するな。代わりを用意してある。だから、時期に良い結果は出るだろう、じきにな……!」
第二章『決闘者の帝国』編、完。
次回、第三章『ダークネスカード』編、近日開始!
その前に、特別編もよろしくね。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1894 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1532 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1410 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1230 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1021 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1138 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1044 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1135 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1000 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1057 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1162 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1196 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1062 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1158 | 2 | 2018-03-17 | - | |
174 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1028 | 0 | 2018-03-24 | - | |
154 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1181 | 2 | 2018-03-29 | - | |
76 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 969 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 963 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 980 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1074 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1043 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1133 | 2 | 2018-04-25 | - | |
134 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 977 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 999 | 2 | 2018-05-09 | - | |
145 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1025 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1046 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1056 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1027 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1008 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 951 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 991 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 985 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 833 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1085 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 973 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1422 | 2 | 2018-07-14 | - | |
133 | 第三十五話「GAME START」 | 942 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 918 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1058 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1002 | 0 | 2018-08-05 | - | |
99 | 第三十八話「実力勝負!」 | 940 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1044 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 855 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 927 | 0 | 2018-09-15 | - | |
116 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 935 | 0 | 2018-09-29 | - | |
87 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 998 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 955 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1145 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 836 | 2 | 2018-11-08 | - | |
170 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1018 | 2 | 2018-11-19 | - | |
137 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 969 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 945 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 987 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 994 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 825 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 780 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 947 | 0 | 2019-02-12 | - | |
95 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 851 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1024 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 891 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 909 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 743 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 763 | 0 | 2019-05-01 | - | |
69 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 789 | 0 | 2019-05-19 | - | |
73 | 第五十九話「闇のカード」 | 836 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 791 | 0 | 2019-07-18 | - | |
69 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 723 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 732 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 726 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 492 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 778 | 0 | 2020-02-19 | - | |
83 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 843 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 783 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 672 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 695 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 718 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 852 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 758 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 728 | 0 | 2020-06-14 | - | |
62 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 674 | 0 | 2020-06-27 | - | |
76 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 774 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 670 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 636 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 750 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 605 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 682 | 0 | 2020-08-06 | - | |
63 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 666 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 600 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 683 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 641 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 624 | 0 | 2020-10-02 | - | |
68 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 623 | 0 | 2020-10-18 | - | |
73 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 704 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 663 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 745 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 679 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 735 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 521 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 479 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 433 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 587 | 0 | 2021-05-04 | - | |
53 | 第八十九話「チーム結成!」 | 501 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 451 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 582 | 0 | 2021-06-12 | - | |
77 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 454 | 0 | 2021-07-08 | - | |
68 | 第九十三話「雷と未来」 | 425 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 644 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 460 | 0 | 2021-09-17 | - | |
74 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 551 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 486 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 465 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 563 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 669 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 514 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 412 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 424 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 514 | 0 | 2022-06-04 | - | |
45 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 373 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 461 | 0 | 2022-08-28 | - | |
39 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 337 | 0 | 2022-10-16 | - | |
48 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 553 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
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- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
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- 12/22 19:24 掲示板 オリカコンテスト投票所
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