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EX 05:JET 作:Ales
遊戯王映画公開記念SSパーティ協賛企画・「雪と光竜と夢幻世界」編そのご
’’湯けむりで見えない温泉編’’
Crossover
遊亜翔&ナナリア
from 「遊戯王DA (デュエルアカデミア)」 by ドクダミ2号さん
鶴岐勇
from 「遊☆戯☆王 Origin」 by イベリコ豚丼さん
18時過ぎ、旅館に戻ると食事の用意がされていた。野菜だったり焼魚だったりと、ふたりにとっての好物が並ぶ満足な食事である。
「遊貴、醤油取ってー。」
早速反撃の機会が回ってくる。が。
「はい、ソース……」
「醤油って言ったよな……?」
悪戯に不慣れである故か限度がわからず、遊貴はつい口に出してしまった。
「あ……」
「おーい、大丈夫か?ボケるのまだ早いぞー。」
「むぅ……」
結局何の反撃も出来ずにあっさりと轟沈。その後美夏の警戒度が上がってしまったため、反撃は次回に持ち越されてしまった。
「手札2枚からの始動でドラゴサックを出すのが目標……オライオンの効果で召喚権が増えるから、もう1枚オライオン握ってたらムサ-Cに繋げて無零を回収できる……」
「なるほど。で、後は実質上の破壊耐性を活かしてフィールドを制圧、か。初手でも腐らない帆船、実は強かったんだな。」
食後、美夏が襲ってくる前に興味の対象を逸らそうと画策した遊貴は、デュエルモンスターズの話をして襲撃を回避しようと目論み、卓上でのデュエルを提案した。これは見事に成功し、美夏も乗ってくれている。デュエルとはいえ、お互いに手札をオープンしてお互いにプレイの甘いところがないかを確認するためのものだが。
「フォトスラとか、レベル5でもサイドラとかの影に隠れてるけど、サイドラのメリットは正直、相手が機械族のときに高攻撃力のフォートレスが出せるぐらいだから……その場合は除去性能高いとは思うけど、先攻初手から動きたい場合は不向き……初手からレベル5の機械族が出せるとカップ麺からインフィニティに繋げられるし、召喚権も残ってるから他の展開も出来る。」
「そうやって採用カード吟味してるのか……やっぱあんた、すごいわ。」
「んー……でも、先行タロットレイで壺蘇生、帆船とオライオンの段階でリバースしてサンボル打てばすぐに壊れるから。このデッキ、後攻になるととたんに弱くなる……」
「待って、タロットレイそんなすぐ出ないから。レベル9確保大変だから……」
「大丈夫、気持ちの問題……」
「おう○造やめーや。」
時に冗談も交えつつ今のところ回避してはいるが、就寝前にひとつ、超巨大なデモンズ○ォール……もとい、壁が待っている。その時間は嫌が応にもやってくる訳で、先延ばしできない程度には時間が経過していた。
「ゆきー、そろそろ行くよー。」
「わかった……でも、絶対に近付かないで。触ったら美夏のデッキ全部《ゴキボール》に変えるから……」
「40枚持ってる方がすごいし、それをわざわざ持ってくる方もおかしいと思うんだけど……」
「とにかく、お風呂中は絶対にダメ……」
そう、お風呂の時間である。部屋には備え付けられておらず、共用の温泉を利用する事になるのだが、無防備な体勢で飛付かれたら、と想像すると寒気がしてくるのだ。
「わかったから、ほれ、行くぞ。」
「むぅ……」
ただ温泉に入るだけなのに、どうしてこんなに勇気が要るのだろう。
しかし意外な事に、身体を洗っている最中、美夏は襲撃してこなかった。他に利用客が居たことが自制につながったのか、それとも本当に《ゴキボール》による牽制が効いたのかどうか、全ては本人の胸中である。
「しっかし、ホントにいい眺めねー。星とか綺麗だし。」
遊貴の一声で隅の方に追いやられた美夏が、空を仰いで言った。
「お湯も……気持ちいい……」
対岸に陣取り、遊貴は片時も美夏から目を離さずに返した。
「そんなに警戒しないでよ……何かちょっと寂しいんだけど。」
「ダメ……絶対にダメ……」
「折角一緒に来たのにさぁ。」
「時間と場所を弁えないから……」
「じゃあ時間と場所を弁えたらいいの?」
「むぅ……ダメ……」
とんでもなく不毛な会話も、温泉でする分には楽しい。少なくとも、色々と小学生並みの遊貴にとっては、体型の話をされるよりずっといい。
その後も近付こうとする美夏をお湯で撃退したり、髪を洗っている最中に襲撃してきた美夏に冷水で奇襲をかけたりしていたら、奇跡的にお風呂タイム終了までスキンシップなしで過ごす事ができた。
「そろそろね。」
大学の級友たちと食事をしていた琉枝は、腕時計を一瞥すると呟いた。
「え?なに?誕生日のサプライズとかぁ?今日誰か誕生日だったっけ?」
隣に座っていた女性が、間抜けそうな声を出して訊いてきた。こいつはアルコールが入るといつもこんな感じ。
「ああ、違う違う。私の予想ではあと10分以内に遊貴から電話がかかってくると思ってね。」
「琉枝ってさ、ほんっとシスコンだよねー。学生時代もそうだったしぃ。」
「あら、可愛いものを可愛いと言って何がいけないのかしら?沙紀、そう言うあなたも学生時代……」
「ぎゃーごめんなさい許して下さいそれだけはー!」
学生時代、人間関係構築を主眼に置いていた琉枝の交友関係は、その孤高の成績とは裏腹に広い。しかし洞察力が鋭いせいか、他人の秘密をあっさりと特定してしまうのだ。こうやって秘密を握る事で、さりげなく人をコントロールするのだからタチが悪い。
「ふふふ……さあ美夏ちゃん、お楽しみの時間よ……」
-遊貴さん、生きて帰ってきて下さいね……
ロロナの声が、喧噪の中に消えていった。
「なっ、ななな、何これ!?」
「ん?どした……?って、え?何それ?」
お風呂が終わり、あとはパジャマに着替えて眠るだけ、という時に事件は起こった。遊貴は完全にパニック状態。美夏もまた、何が起こっているのかわからない。
「美夏……?」
「いや、あたしじゃない!いくらあたしでもそんな事しないしそんな時間なかったでしょ!?」
「あ……そうか。確かに。でもじゃあ誰が……?」
遊貴は悪質な悪戯に遭っていた。
出発の前日に確認した荷物では、パジャマはごく普通の、黒い無地のワンピースだった。出して持ってくる時も、詳しく確認していないが色や重さも同じだったはず。
しかしいざ目の前で広げてみると、美夏がショッピングモールで見せたコスプレ衣装と同じ程度に-いや、それ以上に見事なドレスに化けていた。
白の下地に黒色の布を縫い付け、レースをあしらったやたらと短いティアードスカート。同様の構造で、こちらもふわふわレースの、胸元の開いた長袖服。シルク製なのか、見た目の印象とは違い軽くて手触りがよい。丁寧にも畳み方を工夫して判りづらくしたのだろう、まったく気付かなかった。
「じゃあこれ、誰が……あ。」
「ん……?そういえば……」
いち早くTシャツと短パンに着替えていた美夏が、スマホを取り出してメール履歴を確認した。
「もしかしてさあ、それ、琉枝さんじゃないかな……?」
「…………」
遊貴は美夏のメールからほぼ確実であろう証拠を得て、自分のスマホを取り出して琉枝にコールをかけた。
『はぁい。こんばんわ。お気に召しましたか?』
予想通り、隠す気もなく陽気な声が飛んできた。
「琉枝……帰ったらペンキで車の色変えるから……蛍光ピンクに。」
『ちょっと、あれ高いのよ!?いくらすると思ってるのよ!?』
『え?琉枝車買ったのぉ?どこの?車種は?』
琉枝の愛車は素敵なエンジン音が売りのおにぎり2つである。このご時世にガソリンを大量消費して排気ガスをまき散らすだけでなく、その特性から頻繁にオイル交換が必要という、金もまき散らす仕様である。それだけ投資して得られるのは、発揮する機会に恵まれない250馬力と8500回転を備えるエンジンなのだからこの嗜好はよくわからない。
「で、これは何?」
『ああ、それ?3日前ぐらいに作っといたのよ。』
「何で?何のためにしかもわざわざ自作したの?」
『そりゃあまあ、二等陸曹殿に欲求を満たしてもらおうと思ってね。折角一緒に来てもらったんだから、サービスしなさいな。』
「え……」
ちらりと美夏を見ると、指がわきわきと動いている。これは本気でマズいような気がする。
「あの、生きて帰れないかもしれないんだけど……」
『あーごめん、今飲んでて頭回らないから対処は任せるわ。くれぐれも刀傷沙汰だけはやめてね……あっ、ちょっと!返しなさい!』
『やほー。遊貴ちゃんだっけ?何されたのぉ?おねーさんに話してごらん?』
どうやらスマホを強奪されたらしい。間抜けそうな犯人の声が聞こえる。
「ん……琉枝にやろーてめーぶっ○すって伝言お願い……」
そう言って通話終了ボタンを押した。
「ああもう……沙紀、あんた何話してたの?」
強奪されたスマホと、ついでに沙紀の前に置かれたスクリュードライバーを没収しつつ、琉枝は訊ねた。
「さぁ……やろーてめーぶっ○すって言ってたけど……琉枝、何したの?」
「ちょおっと……やり過ぎたかしらねぇ。」
没収したカクテルを飲みながら、琉枝はちょっとだけ反省した。そう、ほんのちょっとだけ。
その後サイドミラーを指紋でべたべたにされたR○-8が発見されるが、それはまた別のお話。
何だかんだ言っても、服を着ずに寝ると風邪を引くし、そもそも廊下を歩けないので何かしらは着ないといけないのである。ショッピングモールを走った影響もあって、着ていた浴衣は汗で汚れているし、美夏に明日の着替えを取りにいって貰うのもまず不可能だろう。
「むぅ……」
全ての奇襲を躱したと思っていたが、ラスボスは一枚上手だった。
「ほら、万歳してー。」
「むぅ……」
ずっとバスタオルを巻いていては湯冷めする。結局逃れられぬカルマに身を任せる以外の選択肢はなかった。
「ヤバい……これは破壊力高いわぁ。」
服を着せ終えた美夏の一言が刺さる。
「ダメ……見ないで……」
「ヤバいその台詞もう一回言って!録画する!」
何を言っても逆効果らしい。
「いやー、眼福眼福。じゃああたし、コーヒー牛乳買ってくるわ!」
「あっ、ちょっと……」
この状態でひとりにされると辛い。親友ならともかく、初対面の人にこの姿を見せるのは恥ずかしすぎる。穴があったら入りたいとはこの事だろう。
「あ……」
そして運命の悪戯。お風呂側の扉が開き、出て来た女性と目があった。
「初対面の人にこんな事を言うのは失礼だとは思うのだが……」
その女性が、凛々しい声で遊貴に語りかけた。
「あんまり……聞きたくない……」
「その……ハロウィンはまだ……だよな?」
「むぅ……」
初動こそ怪しい対面となったものの、ナナリアと名乗った女性が気にする様子はない。
「これは姉が……」
「お姉さんが作ったのか。いいセンスだ。」
日本はおろか諸外国でも見ないような服装だが、ナナリアが気にする様子はない。むしろ琉枝の手腕を褒め、似合っていると褒め倒すのみである。余計に恥ずかしい。
「ゆきー、買ってきたよー……って、そちらはどちらさん?」
「ああ、私か。私はナナリアと言う。可愛らしかったのでつい声をかけてしまってな……」
「こいつ可愛いでしょ!でも俺の嫁だから誰にもやらん!あたしは星崎美夏。ナナリアさん、ちょっと待っててね!」
爆弾発言を残し、再び去っていった。
「その……嫁というのは……」
「違うから。同性同士で結婚はできないから……」
「しかし最近は○PS細胞で同性間にも子供ができると聞く。それにそういった嗜好の人への風当たりも緩やかになっているし、君たちが大人になる頃には法律も変わるのではないか?」
「え……私がおかしいのかな……?」
どうしてこう、ずれた思考の持ち主ばかりが集まってくるのだろう。
「お待たせ!これ、お近づきの印にどうぞ。アイス……コーヒー牛乳しかなかったけどいいかな?」
「わざわざ済まないな。ありがたく頂こう。」
「今、何で言い直した……?」
「んじゃあたしらも飲もうか!」
「むぅ……」
わざわざ追加で1本買ってくる辺りが美夏らしい。
「ふぃー、やっぱ温泉のあとってコーヒー牛乳だよね!あと卓球!浴衣着てないけど。」
豪快に一気飲みした美夏が、また面倒な事を言い出した。
「卓球……?」
「卓球か……」
意外にステレオタイプなところもある美夏であった。
「遅かったな……って、そっちは?」
脱衣所を出ると、ひとりの青年がナナリアに声をかけた。
「ああ、このふたりとは中で知り合ってな。」
「あたしは星崎美夏、こっちで隠れてるのが宮戸遊貴。そっちはナナリアさんの……彼氏さん?」
彼氏、という言葉にふたりが露骨な反応を示す。
「その様子じゃ図星か……まあ、聞いてみただけだから。折角だし、にーさんも一緒にどう?卓球。」
「卓球……?温泉で卓球って、随分古くさい思考だな。しかも浴衣着てないし。」
「細かい事はいいんだよ。温泉で卓球をする、ってことに意味があるの。で、どうかな?ナナリアさんも一緒に。」
「どうする?ナナリア。」
「翔がいいというなら……」
「じゃあ行くか……手は抜けないぞ。」
「ほう。ぶっちゃけあたしも卓球の経験そんなにないけど、要は相手のコートに返しゃいいんだろ?」
「大丈夫なのかな……?」
従業員に卓球台の場所を訊いたところ、今は使用していない大広間にあるとの事だった。定期的に清掃はしているので利用できなくもないが、倉庫代わりになっているため、他の機材やらで充分な場所が確保できるかどうかは怪しいと言われた。
「とにかく、中を見てみましょう。」
と言う従業員の言葉に促され、大広間の扉を開けた。なるほど、中には卓球台の他にも古くなったロッカーやら、一昔前には稼働していたであろうアーケードゲームの台やらが見えた。
「ん……あれって……」
ゲーマーの血が騒ぐのか、筐体を眺めていた美夏が突如、そのひとつに向かって駆けた。
「こっ……これは!」
「何だ?」
こちらもゲーマーなのか、遊亜翔と名乗った青年もそちらに向かう。
「何って、これ、パカ○カパッションじゃん!これ、動くんですか?」
振り返って従業員に尋ねた。
「ええっと……整備記録を確認しますので、少々お待ち下さい……」
完全に本来の目的を忘れ去っているが、恐らく美夏はまったく気にしていない。
「パカパカ○ッション?」
「お?お兄さん、こいつを知らないとはさてはモグリだな?」
「いやこんな古くさいゲーム知らねぇよ。これ、そんなに珍しいのか?」
「説明しよう!○カパカパッションとは……」
美夏の説明によると、本作は1990年代にリリースされた音ゲーであるとの事。最大の特徴は音楽ゲームにしては珍しい、対戦型であることだ。リズムに乗って演奏するのはとかの音ゲーと変わらないが、対戦という要素が加わっている事でかなり異色のものとなっている。収録曲は少ないものの、1曲に4パートの譜面が2つずつ用意されているため1曲当たりの譜面数は8つであり、それを考えれば当時にしてみれば多かった方だろう。
他の音ゲーが自分との戦いだとすれば、こちらはCPUや相手プレイヤーとの戦いである。つまり自身のハイスコアを目指すのではなく、相手よりよいスコアで演奏する事を目指すのだ。
「そしてこいつ、巷では最も難しいリズムアクションゲームと言われているのだ!」
「それ、どこの業界で……?」
冷静に突っ込む遊貴だが、あっさりスルーされた。
「こんなのが?ボタン4つしかないし、それだったらポッ○ンや○寺の方が多いじゃないか。サン○ルならボタンだけで6個だぞ?」
「そいつは……プレイ出来そうなら教えるよ。って言っても、あたしもやった事ないんだけどね。」
「はぁ!?」
「折角台の用意をしてくれたんだ、私たちは卓球をしようか。」
完全に置いてきぼりを食らっていたナナリアが、同じく待ちぼうけ状態の遊貴に声をかけた。
「うん、そうだね……」
比較的状態の良さそうなラケットとボールを選び、コートを挟んで相対する。
「まあ、ゆっくり行こう。力加減もわからんからな。」
「お手柔らかに……」
この時遊貴はすっかり忘れていたのだが、今彼女が履いているのは琉枝特製のやたらと短いスカートである。つまり動いただけでお察しの状態になるのだ。その写真を撮り、それを制作者に送信した美夏の述懐と状況証拠によると、「白だった」との事。
整備記録を持ってきた従業員が言うには、10年以上前まで使用していたが、稼働率がよくなかったのでそのままこの倉庫に連れて行かれたらしい。なので中の基盤さえ故障していなかったら恐らく動作するだろう、との事だった。しかも太っ腹な事に、動作したらプレイ代はなしでも構わないと言う。
「よし、じゃあ早速……」
美夏がコンセントを手に取り、挿入口へ向かったその時。
「ちょっと待った、そいつはマズい。」
部屋の入り口から声がかかった。
「ふぇ?えっと……なんで?ていうか、どちら様?」
男性はそのまま筐体の前まで来ると、右手の平を美夏に向けてこう言った。
「ドライバー。」
「ドライバー?」
「そうだ。長年放置されていた筐体は、中に埃が溜まっている場合が多い。その埃が原因で誤作動を起こすし、酷い時にはショートして使いもんにならなくなる。だから通電する前に一旦、中の清掃をしないといけない。って訳でドライバーと、あればエアダスター。」
「ドライバーとエアダスター、ありますか?」
そのまま従業員に尋ねると、すぐに持ってきてくれた。
「ふむ……これならいけるだろう。」
そう言うと青年は上部パネルを取り外し、中にエアダスターを吹き付ける。同様に下部のパネルも外して中にも風を送り込み、埃を飛ばした。
「よし、っと。これで大丈夫だろう。基盤が錆び付いてたらどうしようもないけどな。」
そう言って青年は念のためコードも拭き取ってから通電した。無事ゲームが起動し、その場の全員が感嘆の声を上げた。
「ソフトウェアのマニュアルはなかったからこれ以上はわからんが、液晶も問題ないみたいだな。じゃあ、俺はこれで。」
そう言って青年は立ち上がった。
「あ、待って。これ、お礼のコーヒー牛乳。ありがとね。えっと……名前、何だっけ?」
「鶴岐勇だ。生憎だが、明日は早起きして職場に向かわないといけないからな。カフェイン入りは遠慮する。デュエリストのパーティーらしいが、収入がいいんで遅刻はしたくない。」
「お?パーティー?」
その言葉に、四人が一斉に反応した。
「ああ、次の職場はパーティー会場だが……もしかして、あんたら全員?」
「あたしと遊貴はそうだけど……にーさんたちも?」
「ああ。俺とナナリアもだ。」
「そうか、皆デュエリストだったのか。明日が楽しみだな。」
「また……偶然……」
またもや参加者との邂逅。最早コナ○君登場後の○利探偵近辺の事件発生率じみている。
「まあ、俺はただの清掃員だけどな。見かけたら声かけてくれや。じゃあな、あんまり夜更かしするなよ。」
片手を挙げて去っていく鶴岐に、美夏は未開封のコーヒー牛乳を振り回しつつ声をかけた。
「鶴岐さん、ありがとね。このゲームコンプしたら寝るから。」
引きつった笑いを堪えた様子で、鶴岐は去っていった。
「さて、じゃあ勝負と行こうか。で、何でこのゲームは難しいんだ?」
「ぐっふっふ……やればわかるよ。にーさん、音ゲーの経験は?」
「10thSP八段だ。」
「まっじで!?じゃあスキルとしてはいい勝負か……」
「何?じゃああんたも……」
「ギリギリだったけどね。合格したよ。お、これ2とSP切り替えられるのか……よし、じゃあまずは’’XL TEC○NO’’からいこうか。」
「お、確かこれCHUN○THMに入ってるよな。」
「何だ、知ってるんなら話は早い。じゃあ、次はパート選択ね。4種類あるけど、どれが良い?」
「レディー・ファーストだ。先決めていいぜ。」
「んじゃあ遠慮なく。シンセもらうね。」
「残りは……メロディー・ベース・ドラムか。ドラムで行こうか。」
パート選択が終わり、画面が切り替わる。
「なっ……これ、視点切り替え難しくないか!?」
「うっわー……噂には聞いてたけど、こんなに判定ピーキーなんだ……」
美夏が「最も難しい」といった理由。それはまず第一に、判定枠の方が動く事だ。しかも最下部から一気に最上部まで動くため、その間をまたいでノーツがある場合、素早く視点を動かさねばならないのだ。
そして第二の、最大の特徴はその判定の厳しさにある。このゲームにはコンボという概念はなく、最良の判定である’’Perfect’’の率によって対戦の結果が大きく変わる。つまり、パーフェクト判定以外は実質ミスと言っていい。しかしそのパーフェクト判定がとれる誤差は、僅か3フレーム。時間にして1/20秒という、針の穴を通すような精度が求められるのだ。
「くっそ……これ、マジでパーフェクト出るのかよ!」
「むむ……噂通り難しいなぁ……」
しかしお互いに徐々に’’Perfect’’の文字が見えてくる辺り、流石のスキルといったところか。
「隙あり……ていっ。」
ナナリアが翔の方を見た隙に、遊貴はそれまでより速いボールを打ち返して見事に決めた。
「む……やられてしまったか。では次はこちらから行くぞ!」
低い身長を活かし、ともすれば台の下から上がってくるような、見づらいボールを打つ遊貴と、高い身長を活かしてダイナミックなフォームからパワーのあるボールを放つナナリアの戦いは、意外な事に均衡していた。というのも、ナナリアが翔を見たり力加減が上手くいかずミスをしたりでポイントを落としているからだ。本気で集中すれば遊貴のようなインドア派など足元にも及ばないはずがなのに、である。
「むぅ……」
遊貴も音ゲーマーであり、しかも反射神経の要求されるグル○スのガチ勢である。その上猫みたいに素早いので、打球に追いつく事は容易である。
「貰った!」
「あっ……」
しかし残念ながら、基礎体力が追いついていないので機敏に立ち回っても次のボールに手が届かないのだ。本気を出されれば秒殺である。
「ふふふ……」
「ふふっ……」
それでも、何となくお互いに楽しんでいる。
「くそっ!また負けた!」
「うっわー危なかった……じゃない、残念だったねぇ!」
遊貴たちが卓球に飽きて尚、二人の激闘は続いていた。
「もう1回、同じ曲で!」
「いいよ~。パートもそっちから選んでいいよ。」
「くっそー、じゃあメロディー貰うぜ!」
「じゃあドラム、やってみようかな。」
二人は’’○ET’’という曲に夢中になっていた。エキゾチックなエレクトリックサウンドが素敵である。
「んみゅぅ……」
手頃なベンチに座ったナナリアが横を見ると、奇妙な声の主は隣でうつらうつらと船を漕いでいた。
「んにゃ……」
そしてそのまま、ナナリアの肩に頭を預けて静かな吐息を漏らし始めた。
「二人とも、そこまでにしよう。遊貴ちゃんが寝てしまった。」
「おっけ。じゃあこれが最後の勝負ね。」
「望むところだぁ!」
両者ともに譲らなかった対戦成績は、11勝11敗の見事な引き分けに終わったとかなんとか。
「遊貴、今日一日歩いたり走ったりしたからな……疲れ溜まってたんでしょ。」
美夏が頬をつつきながら呟いた。
「そういえばこの子、すごい服装だな……これから舞踏会にでも行くのか?」
「ああ、これは遊貴の姉が押し付けたもので……」
「まあ、何というか……パジャマにしては豪華だな。」
「私たちもそろそろ寝よう。遊貴ちゃんは私が部屋まで運ぶから、翔は受付にここを使い終わった、と言いに行ってくれ。」
「ああ、わかった。」
「むー……寝れないぃー……」
直前まで神経をとがらせていただけあって、美夏は布団を(さりげなく遊貴のすぐそばに)敷いてそれに潜っても、中々寝付けずにいた。
「みゃぅ……」
奇妙な声と共に、遊貴が寝返りを打った。月明かりに照らされた顔は普段より白く見え、いつもに増して可愛く見える。無防備に開いた胸元といい、とにかく破壊力が凄い。
(ヤバい何この可愛い生き物!?ってあたしなんでこんなにドキドキしてんの!?おおお落ち着け、落ち着けあたし!とりあえず羊を……えっと、スケープゴートが1匹、スケープゴートが2匹……ってこれゴートだから山羊だし!羊じゃないし!)
とにかくパニックに陥っていた。
(ん?でも待てよ……琉枝さんは電話で、あたしへのサービスって言ってた……つまりこのまま襲撃してもいいと!?襲っちゃってもオッケーって事!?保護者の同意があるって事は既成事実をくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」)
緊張しすぎて頭がまともに働いていない。
(でもなんか無抵抗の遊貴って襲い辛い……ううぅ……)
結局、一緒の布団に潜り込んだものの手は出せずに悶々としている間に眠りに落ちていた。
「うー……目がチカチカして寝付けない。」
一方で、こちらにも寝付けずにいる翔がいた。隣の布団に潜っていたナナリアが声をかける。
「こういう時は、羊を数えるんじゃなかったか?」
「そうだったな、よし……デストーイ・チェーン・シープが1匹、デストーイ・チェーン・シープが2匹……って怖いし!あいつ悪魔族だし!余計寝れないし!」
「……もういい、ほら。」
呆れたような口調でナナリアは言うと、そのまま翔の布団に潜り込んだ。
「な、ナナリア!なにやってんだよ!」
「私たちはその……つ、つき合っているのだ!だからこのぐらい、何て事はないだろう!ほら、呼吸を合わせて。」
(いやこれで寝るとか無理!絶対無理!悪魔羊より無理!)
そんな事を考えながらも、5分もすればすっかり眠ってしまっていた。
---
《?次回予告?》
遊貴 「今度こそ成功させる……(はい、ソース)」
美夏 「ゆきー、何を成功させるって?(醤油って言ったダルルォ?)」
次回、「’’The end of Prelude’’」
とってもとっても、ありがとう。
---
《あとがき》
今回はドクダミ2号さんの作品、’’遊戯王DA (デュエルアカデミア)’’からふたり、イベリコ豚丼さんの作品、’’遊☆戯☆王 Origin’’からひとり、登場させて頂きました。お二方、本当にありがとうございました。
これにてクロスオーバー企画は終了となり、あとは二人の現地入りを描いて私の方でのパーティー協賛企画は終了となります。魅力的なキャラクターの出演許可を頂いた皆様、本当にありがとうございました。また機会があればご一緒させて下さい。
’’湯けむりで見えない温泉編’’
Crossover
遊亜翔&ナナリア
from 「遊戯王DA (デュエルアカデミア)」 by ドクダミ2号さん
鶴岐勇
from 「遊☆戯☆王 Origin」 by イベリコ豚丼さん
18時過ぎ、旅館に戻ると食事の用意がされていた。野菜だったり焼魚だったりと、ふたりにとっての好物が並ぶ満足な食事である。
「遊貴、醤油取ってー。」
早速反撃の機会が回ってくる。が。
「はい、ソース……」
「醤油って言ったよな……?」
悪戯に不慣れである故か限度がわからず、遊貴はつい口に出してしまった。
「あ……」
「おーい、大丈夫か?ボケるのまだ早いぞー。」
「むぅ……」
結局何の反撃も出来ずにあっさりと轟沈。その後美夏の警戒度が上がってしまったため、反撃は次回に持ち越されてしまった。
「手札2枚からの始動でドラゴサックを出すのが目標……オライオンの効果で召喚権が増えるから、もう1枚オライオン握ってたらムサ-Cに繋げて無零を回収できる……」
「なるほど。で、後は実質上の破壊耐性を活かしてフィールドを制圧、か。初手でも腐らない帆船、実は強かったんだな。」
食後、美夏が襲ってくる前に興味の対象を逸らそうと画策した遊貴は、デュエルモンスターズの話をして襲撃を回避しようと目論み、卓上でのデュエルを提案した。これは見事に成功し、美夏も乗ってくれている。デュエルとはいえ、お互いに手札をオープンしてお互いにプレイの甘いところがないかを確認するためのものだが。
「フォトスラとか、レベル5でもサイドラとかの影に隠れてるけど、サイドラのメリットは正直、相手が機械族のときに高攻撃力のフォートレスが出せるぐらいだから……その場合は除去性能高いとは思うけど、先攻初手から動きたい場合は不向き……初手からレベル5の機械族が出せるとカップ麺からインフィニティに繋げられるし、召喚権も残ってるから他の展開も出来る。」
「そうやって採用カード吟味してるのか……やっぱあんた、すごいわ。」
「んー……でも、先行タロットレイで壺蘇生、帆船とオライオンの段階でリバースしてサンボル打てばすぐに壊れるから。このデッキ、後攻になるととたんに弱くなる……」
「待って、タロットレイそんなすぐ出ないから。レベル9確保大変だから……」
「大丈夫、気持ちの問題……」
「おう○造やめーや。」
時に冗談も交えつつ今のところ回避してはいるが、就寝前にひとつ、超巨大なデモンズ○ォール……もとい、壁が待っている。その時間は嫌が応にもやってくる訳で、先延ばしできない程度には時間が経過していた。
「ゆきー、そろそろ行くよー。」
「わかった……でも、絶対に近付かないで。触ったら美夏のデッキ全部《ゴキボール》に変えるから……」
「40枚持ってる方がすごいし、それをわざわざ持ってくる方もおかしいと思うんだけど……」
「とにかく、お風呂中は絶対にダメ……」
そう、お風呂の時間である。部屋には備え付けられておらず、共用の温泉を利用する事になるのだが、無防備な体勢で飛付かれたら、と想像すると寒気がしてくるのだ。
「わかったから、ほれ、行くぞ。」
「むぅ……」
ただ温泉に入るだけなのに、どうしてこんなに勇気が要るのだろう。
しかし意外な事に、身体を洗っている最中、美夏は襲撃してこなかった。他に利用客が居たことが自制につながったのか、それとも本当に《ゴキボール》による牽制が効いたのかどうか、全ては本人の胸中である。
「しっかし、ホントにいい眺めねー。星とか綺麗だし。」
遊貴の一声で隅の方に追いやられた美夏が、空を仰いで言った。
「お湯も……気持ちいい……」
対岸に陣取り、遊貴は片時も美夏から目を離さずに返した。
「そんなに警戒しないでよ……何かちょっと寂しいんだけど。」
「ダメ……絶対にダメ……」
「折角一緒に来たのにさぁ。」
「時間と場所を弁えないから……」
「じゃあ時間と場所を弁えたらいいの?」
「むぅ……ダメ……」
とんでもなく不毛な会話も、温泉でする分には楽しい。少なくとも、色々と小学生並みの遊貴にとっては、体型の話をされるよりずっといい。
その後も近付こうとする美夏をお湯で撃退したり、髪を洗っている最中に襲撃してきた美夏に冷水で奇襲をかけたりしていたら、奇跡的にお風呂タイム終了までスキンシップなしで過ごす事ができた。
「そろそろね。」
大学の級友たちと食事をしていた琉枝は、腕時計を一瞥すると呟いた。
「え?なに?誕生日のサプライズとかぁ?今日誰か誕生日だったっけ?」
隣に座っていた女性が、間抜けそうな声を出して訊いてきた。こいつはアルコールが入るといつもこんな感じ。
「ああ、違う違う。私の予想ではあと10分以内に遊貴から電話がかかってくると思ってね。」
「琉枝ってさ、ほんっとシスコンだよねー。学生時代もそうだったしぃ。」
「あら、可愛いものを可愛いと言って何がいけないのかしら?沙紀、そう言うあなたも学生時代……」
「ぎゃーごめんなさい許して下さいそれだけはー!」
学生時代、人間関係構築を主眼に置いていた琉枝の交友関係は、その孤高の成績とは裏腹に広い。しかし洞察力が鋭いせいか、他人の秘密をあっさりと特定してしまうのだ。こうやって秘密を握る事で、さりげなく人をコントロールするのだからタチが悪い。
「ふふふ……さあ美夏ちゃん、お楽しみの時間よ……」
-遊貴さん、生きて帰ってきて下さいね……
ロロナの声が、喧噪の中に消えていった。
「なっ、ななな、何これ!?」
「ん?どした……?って、え?何それ?」
お風呂が終わり、あとはパジャマに着替えて眠るだけ、という時に事件は起こった。遊貴は完全にパニック状態。美夏もまた、何が起こっているのかわからない。
「美夏……?」
「いや、あたしじゃない!いくらあたしでもそんな事しないしそんな時間なかったでしょ!?」
「あ……そうか。確かに。でもじゃあ誰が……?」
遊貴は悪質な悪戯に遭っていた。
出発の前日に確認した荷物では、パジャマはごく普通の、黒い無地のワンピースだった。出して持ってくる時も、詳しく確認していないが色や重さも同じだったはず。
しかしいざ目の前で広げてみると、美夏がショッピングモールで見せたコスプレ衣装と同じ程度に-いや、それ以上に見事なドレスに化けていた。
白の下地に黒色の布を縫い付け、レースをあしらったやたらと短いティアードスカート。同様の構造で、こちらもふわふわレースの、胸元の開いた長袖服。シルク製なのか、見た目の印象とは違い軽くて手触りがよい。丁寧にも畳み方を工夫して判りづらくしたのだろう、まったく気付かなかった。
「じゃあこれ、誰が……あ。」
「ん……?そういえば……」
いち早くTシャツと短パンに着替えていた美夏が、スマホを取り出してメール履歴を確認した。
「もしかしてさあ、それ、琉枝さんじゃないかな……?」
「…………」
遊貴は美夏のメールからほぼ確実であろう証拠を得て、自分のスマホを取り出して琉枝にコールをかけた。
『はぁい。こんばんわ。お気に召しましたか?』
予想通り、隠す気もなく陽気な声が飛んできた。
「琉枝……帰ったらペンキで車の色変えるから……蛍光ピンクに。」
『ちょっと、あれ高いのよ!?いくらすると思ってるのよ!?』
『え?琉枝車買ったのぉ?どこの?車種は?』
琉枝の愛車は素敵なエンジン音が売りのおにぎり2つである。このご時世にガソリンを大量消費して排気ガスをまき散らすだけでなく、その特性から頻繁にオイル交換が必要という、金もまき散らす仕様である。それだけ投資して得られるのは、発揮する機会に恵まれない250馬力と8500回転を備えるエンジンなのだからこの嗜好はよくわからない。
「で、これは何?」
『ああ、それ?3日前ぐらいに作っといたのよ。』
「何で?何のためにしかもわざわざ自作したの?」
『そりゃあまあ、二等陸曹殿に欲求を満たしてもらおうと思ってね。折角一緒に来てもらったんだから、サービスしなさいな。』
「え……」
ちらりと美夏を見ると、指がわきわきと動いている。これは本気でマズいような気がする。
「あの、生きて帰れないかもしれないんだけど……」
『あーごめん、今飲んでて頭回らないから対処は任せるわ。くれぐれも刀傷沙汰だけはやめてね……あっ、ちょっと!返しなさい!』
『やほー。遊貴ちゃんだっけ?何されたのぉ?おねーさんに話してごらん?』
どうやらスマホを強奪されたらしい。間抜けそうな犯人の声が聞こえる。
「ん……琉枝にやろーてめーぶっ○すって伝言お願い……」
そう言って通話終了ボタンを押した。
「ああもう……沙紀、あんた何話してたの?」
強奪されたスマホと、ついでに沙紀の前に置かれたスクリュードライバーを没収しつつ、琉枝は訊ねた。
「さぁ……やろーてめーぶっ○すって言ってたけど……琉枝、何したの?」
「ちょおっと……やり過ぎたかしらねぇ。」
没収したカクテルを飲みながら、琉枝はちょっとだけ反省した。そう、ほんのちょっとだけ。
その後サイドミラーを指紋でべたべたにされたR○-8が発見されるが、それはまた別のお話。
何だかんだ言っても、服を着ずに寝ると風邪を引くし、そもそも廊下を歩けないので何かしらは着ないといけないのである。ショッピングモールを走った影響もあって、着ていた浴衣は汗で汚れているし、美夏に明日の着替えを取りにいって貰うのもまず不可能だろう。
「むぅ……」
全ての奇襲を躱したと思っていたが、ラスボスは一枚上手だった。
「ほら、万歳してー。」
「むぅ……」
ずっとバスタオルを巻いていては湯冷めする。結局逃れられぬカルマに身を任せる以外の選択肢はなかった。
「ヤバい……これは破壊力高いわぁ。」
服を着せ終えた美夏の一言が刺さる。
「ダメ……見ないで……」
「ヤバいその台詞もう一回言って!録画する!」
何を言っても逆効果らしい。
「いやー、眼福眼福。じゃああたし、コーヒー牛乳買ってくるわ!」
「あっ、ちょっと……」
この状態でひとりにされると辛い。親友ならともかく、初対面の人にこの姿を見せるのは恥ずかしすぎる。穴があったら入りたいとはこの事だろう。
「あ……」
そして運命の悪戯。お風呂側の扉が開き、出て来た女性と目があった。
「初対面の人にこんな事を言うのは失礼だとは思うのだが……」
その女性が、凛々しい声で遊貴に語りかけた。
「あんまり……聞きたくない……」
「その……ハロウィンはまだ……だよな?」
「むぅ……」
初動こそ怪しい対面となったものの、ナナリアと名乗った女性が気にする様子はない。
「これは姉が……」
「お姉さんが作ったのか。いいセンスだ。」
日本はおろか諸外国でも見ないような服装だが、ナナリアが気にする様子はない。むしろ琉枝の手腕を褒め、似合っていると褒め倒すのみである。余計に恥ずかしい。
「ゆきー、買ってきたよー……って、そちらはどちらさん?」
「ああ、私か。私はナナリアと言う。可愛らしかったのでつい声をかけてしまってな……」
「こいつ可愛いでしょ!でも俺の嫁だから誰にもやらん!あたしは星崎美夏。ナナリアさん、ちょっと待っててね!」
爆弾発言を残し、再び去っていった。
「その……嫁というのは……」
「違うから。同性同士で結婚はできないから……」
「しかし最近は○PS細胞で同性間にも子供ができると聞く。それにそういった嗜好の人への風当たりも緩やかになっているし、君たちが大人になる頃には法律も変わるのではないか?」
「え……私がおかしいのかな……?」
どうしてこう、ずれた思考の持ち主ばかりが集まってくるのだろう。
「お待たせ!これ、お近づきの印にどうぞ。アイス……コーヒー牛乳しかなかったけどいいかな?」
「わざわざ済まないな。ありがたく頂こう。」
「今、何で言い直した……?」
「んじゃあたしらも飲もうか!」
「むぅ……」
わざわざ追加で1本買ってくる辺りが美夏らしい。
「ふぃー、やっぱ温泉のあとってコーヒー牛乳だよね!あと卓球!浴衣着てないけど。」
豪快に一気飲みした美夏が、また面倒な事を言い出した。
「卓球……?」
「卓球か……」
意外にステレオタイプなところもある美夏であった。
「遅かったな……って、そっちは?」
脱衣所を出ると、ひとりの青年がナナリアに声をかけた。
「ああ、このふたりとは中で知り合ってな。」
「あたしは星崎美夏、こっちで隠れてるのが宮戸遊貴。そっちはナナリアさんの……彼氏さん?」
彼氏、という言葉にふたりが露骨な反応を示す。
「その様子じゃ図星か……まあ、聞いてみただけだから。折角だし、にーさんも一緒にどう?卓球。」
「卓球……?温泉で卓球って、随分古くさい思考だな。しかも浴衣着てないし。」
「細かい事はいいんだよ。温泉で卓球をする、ってことに意味があるの。で、どうかな?ナナリアさんも一緒に。」
「どうする?ナナリア。」
「翔がいいというなら……」
「じゃあ行くか……手は抜けないぞ。」
「ほう。ぶっちゃけあたしも卓球の経験そんなにないけど、要は相手のコートに返しゃいいんだろ?」
「大丈夫なのかな……?」
従業員に卓球台の場所を訊いたところ、今は使用していない大広間にあるとの事だった。定期的に清掃はしているので利用できなくもないが、倉庫代わりになっているため、他の機材やらで充分な場所が確保できるかどうかは怪しいと言われた。
「とにかく、中を見てみましょう。」
と言う従業員の言葉に促され、大広間の扉を開けた。なるほど、中には卓球台の他にも古くなったロッカーやら、一昔前には稼働していたであろうアーケードゲームの台やらが見えた。
「ん……あれって……」
ゲーマーの血が騒ぐのか、筐体を眺めていた美夏が突如、そのひとつに向かって駆けた。
「こっ……これは!」
「何だ?」
こちらもゲーマーなのか、遊亜翔と名乗った青年もそちらに向かう。
「何って、これ、パカ○カパッションじゃん!これ、動くんですか?」
振り返って従業員に尋ねた。
「ええっと……整備記録を確認しますので、少々お待ち下さい……」
完全に本来の目的を忘れ去っているが、恐らく美夏はまったく気にしていない。
「パカパカ○ッション?」
「お?お兄さん、こいつを知らないとはさてはモグリだな?」
「いやこんな古くさいゲーム知らねぇよ。これ、そんなに珍しいのか?」
「説明しよう!○カパカパッションとは……」
美夏の説明によると、本作は1990年代にリリースされた音ゲーであるとの事。最大の特徴は音楽ゲームにしては珍しい、対戦型であることだ。リズムに乗って演奏するのはとかの音ゲーと変わらないが、対戦という要素が加わっている事でかなり異色のものとなっている。収録曲は少ないものの、1曲に4パートの譜面が2つずつ用意されているため1曲当たりの譜面数は8つであり、それを考えれば当時にしてみれば多かった方だろう。
他の音ゲーが自分との戦いだとすれば、こちらはCPUや相手プレイヤーとの戦いである。つまり自身のハイスコアを目指すのではなく、相手よりよいスコアで演奏する事を目指すのだ。
「そしてこいつ、巷では最も難しいリズムアクションゲームと言われているのだ!」
「それ、どこの業界で……?」
冷静に突っ込む遊貴だが、あっさりスルーされた。
「こんなのが?ボタン4つしかないし、それだったらポッ○ンや○寺の方が多いじゃないか。サン○ルならボタンだけで6個だぞ?」
「そいつは……プレイ出来そうなら教えるよ。って言っても、あたしもやった事ないんだけどね。」
「はぁ!?」
「折角台の用意をしてくれたんだ、私たちは卓球をしようか。」
完全に置いてきぼりを食らっていたナナリアが、同じく待ちぼうけ状態の遊貴に声をかけた。
「うん、そうだね……」
比較的状態の良さそうなラケットとボールを選び、コートを挟んで相対する。
「まあ、ゆっくり行こう。力加減もわからんからな。」
「お手柔らかに……」
この時遊貴はすっかり忘れていたのだが、今彼女が履いているのは琉枝特製のやたらと短いスカートである。つまり動いただけでお察しの状態になるのだ。その写真を撮り、それを制作者に送信した美夏の述懐と状況証拠によると、「白だった」との事。
整備記録を持ってきた従業員が言うには、10年以上前まで使用していたが、稼働率がよくなかったのでそのままこの倉庫に連れて行かれたらしい。なので中の基盤さえ故障していなかったら恐らく動作するだろう、との事だった。しかも太っ腹な事に、動作したらプレイ代はなしでも構わないと言う。
「よし、じゃあ早速……」
美夏がコンセントを手に取り、挿入口へ向かったその時。
「ちょっと待った、そいつはマズい。」
部屋の入り口から声がかかった。
「ふぇ?えっと……なんで?ていうか、どちら様?」
男性はそのまま筐体の前まで来ると、右手の平を美夏に向けてこう言った。
「ドライバー。」
「ドライバー?」
「そうだ。長年放置されていた筐体は、中に埃が溜まっている場合が多い。その埃が原因で誤作動を起こすし、酷い時にはショートして使いもんにならなくなる。だから通電する前に一旦、中の清掃をしないといけない。って訳でドライバーと、あればエアダスター。」
「ドライバーとエアダスター、ありますか?」
そのまま従業員に尋ねると、すぐに持ってきてくれた。
「ふむ……これならいけるだろう。」
そう言うと青年は上部パネルを取り外し、中にエアダスターを吹き付ける。同様に下部のパネルも外して中にも風を送り込み、埃を飛ばした。
「よし、っと。これで大丈夫だろう。基盤が錆び付いてたらどうしようもないけどな。」
そう言って青年は念のためコードも拭き取ってから通電した。無事ゲームが起動し、その場の全員が感嘆の声を上げた。
「ソフトウェアのマニュアルはなかったからこれ以上はわからんが、液晶も問題ないみたいだな。じゃあ、俺はこれで。」
そう言って青年は立ち上がった。
「あ、待って。これ、お礼のコーヒー牛乳。ありがとね。えっと……名前、何だっけ?」
「鶴岐勇だ。生憎だが、明日は早起きして職場に向かわないといけないからな。カフェイン入りは遠慮する。デュエリストのパーティーらしいが、収入がいいんで遅刻はしたくない。」
「お?パーティー?」
その言葉に、四人が一斉に反応した。
「ああ、次の職場はパーティー会場だが……もしかして、あんたら全員?」
「あたしと遊貴はそうだけど……にーさんたちも?」
「ああ。俺とナナリアもだ。」
「そうか、皆デュエリストだったのか。明日が楽しみだな。」
「また……偶然……」
またもや参加者との邂逅。最早コナ○君登場後の○利探偵近辺の事件発生率じみている。
「まあ、俺はただの清掃員だけどな。見かけたら声かけてくれや。じゃあな、あんまり夜更かしするなよ。」
片手を挙げて去っていく鶴岐に、美夏は未開封のコーヒー牛乳を振り回しつつ声をかけた。
「鶴岐さん、ありがとね。このゲームコンプしたら寝るから。」
引きつった笑いを堪えた様子で、鶴岐は去っていった。
「さて、じゃあ勝負と行こうか。で、何でこのゲームは難しいんだ?」
「ぐっふっふ……やればわかるよ。にーさん、音ゲーの経験は?」
「10thSP八段だ。」
「まっじで!?じゃあスキルとしてはいい勝負か……」
「何?じゃああんたも……」
「ギリギリだったけどね。合格したよ。お、これ2とSP切り替えられるのか……よし、じゃあまずは’’XL TEC○NO’’からいこうか。」
「お、確かこれCHUN○THMに入ってるよな。」
「何だ、知ってるんなら話は早い。じゃあ、次はパート選択ね。4種類あるけど、どれが良い?」
「レディー・ファーストだ。先決めていいぜ。」
「んじゃあ遠慮なく。シンセもらうね。」
「残りは……メロディー・ベース・ドラムか。ドラムで行こうか。」
パート選択が終わり、画面が切り替わる。
「なっ……これ、視点切り替え難しくないか!?」
「うっわー……噂には聞いてたけど、こんなに判定ピーキーなんだ……」
美夏が「最も難しい」といった理由。それはまず第一に、判定枠の方が動く事だ。しかも最下部から一気に最上部まで動くため、その間をまたいでノーツがある場合、素早く視点を動かさねばならないのだ。
そして第二の、最大の特徴はその判定の厳しさにある。このゲームにはコンボという概念はなく、最良の判定である’’Perfect’’の率によって対戦の結果が大きく変わる。つまり、パーフェクト判定以外は実質ミスと言っていい。しかしそのパーフェクト判定がとれる誤差は、僅か3フレーム。時間にして1/20秒という、針の穴を通すような精度が求められるのだ。
「くっそ……これ、マジでパーフェクト出るのかよ!」
「むむ……噂通り難しいなぁ……」
しかしお互いに徐々に’’Perfect’’の文字が見えてくる辺り、流石のスキルといったところか。
「隙あり……ていっ。」
ナナリアが翔の方を見た隙に、遊貴はそれまでより速いボールを打ち返して見事に決めた。
「む……やられてしまったか。では次はこちらから行くぞ!」
低い身長を活かし、ともすれば台の下から上がってくるような、見づらいボールを打つ遊貴と、高い身長を活かしてダイナミックなフォームからパワーのあるボールを放つナナリアの戦いは、意外な事に均衡していた。というのも、ナナリアが翔を見たり力加減が上手くいかずミスをしたりでポイントを落としているからだ。本気で集中すれば遊貴のようなインドア派など足元にも及ばないはずがなのに、である。
「むぅ……」
遊貴も音ゲーマーであり、しかも反射神経の要求されるグル○スのガチ勢である。その上猫みたいに素早いので、打球に追いつく事は容易である。
「貰った!」
「あっ……」
しかし残念ながら、基礎体力が追いついていないので機敏に立ち回っても次のボールに手が届かないのだ。本気を出されれば秒殺である。
「ふふふ……」
「ふふっ……」
それでも、何となくお互いに楽しんでいる。
「くそっ!また負けた!」
「うっわー危なかった……じゃない、残念だったねぇ!」
遊貴たちが卓球に飽きて尚、二人の激闘は続いていた。
「もう1回、同じ曲で!」
「いいよ~。パートもそっちから選んでいいよ。」
「くっそー、じゃあメロディー貰うぜ!」
「じゃあドラム、やってみようかな。」
二人は’’○ET’’という曲に夢中になっていた。エキゾチックなエレクトリックサウンドが素敵である。
「んみゅぅ……」
手頃なベンチに座ったナナリアが横を見ると、奇妙な声の主は隣でうつらうつらと船を漕いでいた。
「んにゃ……」
そしてそのまま、ナナリアの肩に頭を預けて静かな吐息を漏らし始めた。
「二人とも、そこまでにしよう。遊貴ちゃんが寝てしまった。」
「おっけ。じゃあこれが最後の勝負ね。」
「望むところだぁ!」
両者ともに譲らなかった対戦成績は、11勝11敗の見事な引き分けに終わったとかなんとか。
「遊貴、今日一日歩いたり走ったりしたからな……疲れ溜まってたんでしょ。」
美夏が頬をつつきながら呟いた。
「そういえばこの子、すごい服装だな……これから舞踏会にでも行くのか?」
「ああ、これは遊貴の姉が押し付けたもので……」
「まあ、何というか……パジャマにしては豪華だな。」
「私たちもそろそろ寝よう。遊貴ちゃんは私が部屋まで運ぶから、翔は受付にここを使い終わった、と言いに行ってくれ。」
「ああ、わかった。」
「むー……寝れないぃー……」
直前まで神経をとがらせていただけあって、美夏は布団を(さりげなく遊貴のすぐそばに)敷いてそれに潜っても、中々寝付けずにいた。
「みゃぅ……」
奇妙な声と共に、遊貴が寝返りを打った。月明かりに照らされた顔は普段より白く見え、いつもに増して可愛く見える。無防備に開いた胸元といい、とにかく破壊力が凄い。
(ヤバい何この可愛い生き物!?ってあたしなんでこんなにドキドキしてんの!?おおお落ち着け、落ち着けあたし!とりあえず羊を……えっと、スケープゴートが1匹、スケープゴートが2匹……ってこれゴートだから山羊だし!羊じゃないし!)
とにかくパニックに陥っていた。
(ん?でも待てよ……琉枝さんは電話で、あたしへのサービスって言ってた……つまりこのまま襲撃してもいいと!?襲っちゃってもオッケーって事!?保護者の同意があるって事は既成事実をくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」)
緊張しすぎて頭がまともに働いていない。
(でもなんか無抵抗の遊貴って襲い辛い……ううぅ……)
結局、一緒の布団に潜り込んだものの手は出せずに悶々としている間に眠りに落ちていた。
「うー……目がチカチカして寝付けない。」
一方で、こちらにも寝付けずにいる翔がいた。隣の布団に潜っていたナナリアが声をかける。
「こういう時は、羊を数えるんじゃなかったか?」
「そうだったな、よし……デストーイ・チェーン・シープが1匹、デストーイ・チェーン・シープが2匹……って怖いし!あいつ悪魔族だし!余計寝れないし!」
「……もういい、ほら。」
呆れたような口調でナナリアは言うと、そのまま翔の布団に潜り込んだ。
「な、ナナリア!なにやってんだよ!」
「私たちはその……つ、つき合っているのだ!だからこのぐらい、何て事はないだろう!ほら、呼吸を合わせて。」
(いやこれで寝るとか無理!絶対無理!悪魔羊より無理!)
そんな事を考えながらも、5分もすればすっかり眠ってしまっていた。
---
《?次回予告?》
遊貴 「今度こそ成功させる……(はい、ソース)」
美夏 「ゆきー、何を成功させるって?(醤油って言ったダルルォ?)」
次回、「’’The end of Prelude’’」
とってもとっても、ありがとう。
---
《あとがき》
今回はドクダミ2号さんの作品、’’遊戯王DA (デュエルアカデミア)’’からふたり、イベリコ豚丼さんの作品、’’遊☆戯☆王 Origin’’からひとり、登場させて頂きました。お二方、本当にありがとうございました。
これにてクロスオーバー企画は終了となり、あとは二人の現地入りを描いて私の方でのパーティー協賛企画は終了となります。魅力的なキャラクターの出演許可を頂いた皆様、本当にありがとうございました。また機会があればご一緒させて下さい。
現在のイイネ数 | 145 |
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同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
137 | 01 導入その1 | 2064 | 4 | 2016-02-01 | - | |
115 | 02 導入その2 | 1436 | 2 | 2016-02-01 | - | |
110 | 03 星の欠片を探しに… | 1875 | 0 | 2016-02-01 | - | |
113 | 04 光と闇の物語の序曲 | 1261 | 2 | 2016-02-03 | - | |
116 | 05 Eyes up,Commander | 1470 | 2 | 2016-02-03 | - | |
117 | 06 舞い上がれ、光の翼で | 1474 | 2 | 2016-02-06 | - | |
119 | デッキ詳説:宮戸遊貴/【メタフィジカ】 | 1646 | 0 | 2016-02-07 | - | |
89 | 07 夢路より帰りて | 1373 | 4 | 2016-02-08 | - | |
133 | 08 空に掲げた腕は… | 1277 | 0 | 2016-02-10 | - | |
73 | 09 エネミー・ウィズイン | 1234 | 2 | 2016-02-12 | - | |
103 | 10 勇者の地、戦士の郷里 | 1230 | 2 | 2016-02-14 | - | |
140 | 11 口笛合わせて | 1274 | 0 | 2016-02-16 | - | |
63 | 12 光の外へと | 1168 | 2 | 2016-02-18 | - | |
99 | 13 追いかけた星は | 1211 | 0 | 2016-02-20 | - | |
69 | 14 夜昼なれ、花の舞 | 1255 | 2 | 2016-02-22 | - | |
83 | 15 Flee at once. | 1268 | 2 | 2016-02-24 | - | |
74 | 16 ’’Ιλιον’’を護る楯 | 1348 | 2 | 2016-02-26 | - | |
85 | デッキ詳説:LV *5.19追記 | 1160 | 0 | 2016-02-27 | - | |
112 | 17 Black and White | 1230 | 2 | 2016-02-28 | - | |
146 | 18 錆びついた旋律 | 1239 | 2 | 2016-03-01 | - | |
67 | EX 01:魔法のたまご | 1213 | 2 | 2016-03-02 | - | |
78 | EX 02:画竜点睛 | 1237 | 4 | 2016-03-03 | - | |
105 | EX 03:Got more raves | 1189 | 4 | 2016-03-05 | - | |
75 | EX 04:エンジェルドリーム | 1196 | 5 | 2016-03-06 | - | |
145 | EX 05:JET | 1203 | 7 | 2016-03-08 | - | |
145 | EX 06:凛として咲く花の如く | 1106 | 4 | 2016-03-09 | - | |
122 | 19 奏で続ける旋律 | 1158 | 4 | 2016-03-10 | - | |
70 | 20 中身は豚さ♪ | 1323 | 2 | 2016-03-12 | - | |
87 | 21 馬鹿め嘘だ、馬鹿め嘘だ | 1309 | 4 | 2016-03-14 | - | |
112 | 22 I got ’pig iron’♪ | 1167 | 2 | 2016-03-16 | - | |
113 | 23 Get your ticket | 1183 | 2 | 2016-03-18 | - | |
88 | 24 She once was a… | 1155 | 2 | 2016-03-20 | - | |
136 | 25 if you really try | 1264 | 2 | 2016-03-22 | - | |
140 | 26 虹の橋を越えて | 1218 | 2 | 2016-03-24 | - | |
126 | 27 gray sand | 1221 | 2 | 2016-03-26 | - | |
109 | 28 lonely words | 1084 | 2 | 2016-03-28 | - | |
129 | 29 Build a fortress | 1161 | 2 | 2016-03-30 | - | |
106 | 30 自由に歩いて | 1132 | 2 | 2016-04-01 | - | |
113 | 31 気持ち隠して | 1148 | 2 | 2016-04-03 | - | |
131 | 32 シャボン玉ひとつ | 1159 | 0 | 2016-04-05 | - | |
72 | 33 その日まで | 1033 | 2 | 2016-04-07 | - | |
88 | 34 少しずつ埋めるように | 1131 | 2 | 2016-04-09 | - | |
130 | 35 碧の道に沿うように | 1201 | 2 | 2016-04-11 | - | |
79 | 36 信じた夢を目指して | 1078 | 2 | 2016-04-13 | - | |
173 | 37 Revive → | 1290 | 2 | 2016-04-15 | - | |
136 | 38 道標を探すのなら… | 1151 | 2 | 2016-04-17 | - | |
100 | 39 Element of SPADA1 | 1186 | 2 | 2016-04-19 | - | |
133 | 40 さよならトリップ・1 | 1070 | 2 | 2016-04-21 | - | |
120 | 41 In the Zone・1 | 1188 | 2 | 2016-04-23 | - | |
77 | 42 In the Zone・2 | 1066 | 2 | 2016-04-25 | - | |
59 | デッキ詳説:XD (最終稿?) | 1112 | 0 | 2016-04-26 | - | |
128 | 43 星の扉・1 | 1071 | 2 | 2016-04-27 | - | |
93 | 44 F.A.T.E. part1 | 1233 | 2 | 2016-04-29 | - | |
68 | 45 F.A.T.E. part2 | 1191 | 2 | 2016-05-01 | - | |
162 | 46 笑顔の訳 | 1214 | 4 | 2016-05-03 | - | |
93 | 47 Element of SPADA2 | 1223 | 2 | 2016-05-05 | - | |
71 | 48 星の扉 part2 | 1185 | 2 | 2016-05-07 | - | |
64 | 49 Wings of Tomorrow | 1260 | 2 | 2016-05-09 | - | |
79 | 閑話休題 ゆきみかりんのパーフェクトry | 1325 | 2 | 2016-05-11 | - | |
120 | 50 In the Zone・3 | 1073 | 4 | 2016-05-13 | - | |
83 | 51 星の扉 part3 | 1196 | 4 | 2016-05-15 | - | |
113 | 52 星の扉 part4 | 1306 | 5 | 2016-05-17 | - | |
119 | 53 さよならトリップ part.2 | 1236 | 3 | 2016-05-19 | - | |
93 | 閑話休題2:座談会 | 1221 | 2 | 2016-05-21 | - | |
120 | 第2部予告・キャラ紹介 | 1421 | 0 | 2016-05-23 | - | |
119 | 54 開幕前の旋風 | 1286 | 2 | 2016-05-26 | - | |
124 | 55 コピーとオリジナルとコピー 前編 | 1230 | 2 | 2016-05-29 | - | |
67 | 56 コピーとオリジナルとコピー 中編 | 1126 | 2 | 2016-06-01 | - | |
105 | 57 コピーとオリジナルとコピー 後編 | 1145 | 2 | 2016-06-04 | - | |
83 | 58 螢火の幽霊娘 | 1191 | 2 | 2016-06-07 | - | |
131 | 59 Brave Sword | 1256 | 4 | 2016-06-10 | - | |
126 | 60 Braver’s Soul | 1212 | 2 | 2016-06-13 | - | |
127 | 幕間 久実のだらだラジオ01 | 1223 | 0 | 2016-06-14 | - | |
96 | 61 紙一重の差で | 1268 | 2 | 2016-06-16 | - | |
89 | 62 Beyond the fate | 1134 | 2 | 2016-06-19 | - | |
122 | 63 一点突破! | 1192 | 2 | 2016-06-22 | - | |
103 | 64 交わされた約束 | 1050 | 2 | 2016-06-25 | - | |
128 | 65 狂イ咲ケ焔ノ華 | 1246 | 2 | 2016-06-28 | - | |
115 | 66 光と焔 | 1214 | 2 | 2016-07-01 | - | |
120 | 67 Rifling fate | 1163 | 2 | 2016-07-04 | - | |
66 | 68 Gunslinger in... | 1117 | 2 | 2016-07-07 | - | |
128 | 幕間 久実のだらだラジオ02 | 1117 | 2 | 2016-07-10 | - | |
52 | 69 Extra-Zero 8 | 1098 | 2 | 2016-07-13 | - | |
135 | 70 軍靴の鳴動 | 1052 | 2 | 2016-07-16 | - | |
146 | 71 休憩の過ごしかた | 1142 | 2 | 2016-07-19 | - | |
131 | 72 激戦の予感 | 1328 | 2 | 2016-07-22 | - | |
110 | 10000閲覧感謝特番(特番とはry) | 1129 | 2 | 2016-07-25 | - | |
128 | 73 幻竜と隼 | 1140 | 2 | 2016-07-28 | - | |
108 | 74 薄氷 | 1078 | 2 | 2016-08-01 | - | |
133 | 【告知】一万閲覧感謝祭について【重点】 | 1278 | 7 | 2016-08-02 | - | |
110 | 74 バード・ストライク | 1044 | 2 | 2016-08-04 | - | |
116 | 75 革命と終端 | 1091 | 2 | 2016-08-07 | - | |
124 | 76 Soldier’s Ballad | 1016 | 4 | 2016-08-10 | - | |
119 | 77 Full Boost! | 1033 | 2 | 2016-08-13 | - | |
130 | 78 Dead heat | 1146 | 2 | 2016-08-16 | - | |
130 | 79 フューチャー・リビジョン | 1087 | 2 | 2016-08-19 | - | |
119 | 幕間 久実のだらだラジオ03 | 1118 | 2 | 2016-08-22 | - | |
130 | 80 それぞれの「加速度」 | 972 | 2 | 2016-08-25 | - | |
60 | 81 EDEN | 1061 | 4 | 2016-09-01 | - | |
66 | 82 闇夜の錦 | 1039 | 2 | 2016-09-05 | - | |
129 | 83 月影 | 1256 | 2 | 2016-09-09 | - | |
95 | 84 宵待桜と日照の龍 | 1082 | 2 | 2016-09-13 | - | |
118 | 85 Sakura Sunrise | 1206 | 2 | 2016-09-18 | - | |
87 | 閑話休題:お詫びとおまけ | 1095 | 2 | 2016-09-22 | - | |
55 | 86 宵闇に舞え、幽玄の桜 | 1060 | 4 | 2016-09-26 | - | |
88 | 87 ‘‘fascination’’ | 1017 | 4 | 2016-10-05 | - | |
57 | 88 曙光の歌 | 890 | 2 | 2016-10-13 | - | |
93 | 89 夜露に濡れた朝陽 | 1152 | 2 | 2016-10-18 | - | |
169 | 90 9.A.M. | 1237 | 2 | 2016-10-26 | - | |
131 | 幕間 久実のだらだラジオ04 | 1168 | 2 | 2016-11-01 | - | |
116 | 91 Gwin to run | 1004 | 2 | 2016-11-09 | - | |
121 | 92 ライトニング・マイル | 995 | 4 | 2016-11-15 | - | |
141 | 93 双振 | 1060 | 2 | 2016-11-20 | - | |
50 | 94 鉛と金と | 957 | 2 | 2016-11-25 | - | |
110 | 95 剣と牙 | 1043 | 2 | 2016-11-29 | - | |
115 | 96 剣戟連閃 *ミス有・未修正 | 1122 | 4 | 2016-12-04 | - | |
120 | 97 Follow Tomorrow | 1110 | 6 | 2016-12-06 | - | |
71 | 幕間 久実のだらだラジオ05 | 1012 | 3 | 2016-12-07 | - | |
69 | 番外編1-1 plan 8 to B | 1032 | 3 | 2016-12-11 | - | |
119 | 番外編1-2 †渚の大魔王† | 1070 | 5 | 2016-12-15 | - | |
158 | 番外編1-3 灼熱<(ヮ)> | 1107 | 4 | 2016-12-18 | - | |
119 | 番外編2-1 籐篠塾・開講? | 983 | 5 | 2016-12-21 | - | |
99 | 番外編2-2 実践?籐篠塾 | 1112 | 3 | 2016-12-23 | - | |
119 | そぴあちゃんのくり(ry | 1208 | 3 | 2016-12-25 | - | |
129 | 番外編2-3 対面する者たち | 1104 | 3 | 2016-12-30 | - | |
76 | 番外編2-4 集結と収束 | 959 | 7 | 2017-01-03 | - | |
106 | 番外編2-5 勝負の鍵は右端に・1 | 1037 | 3 | 2017-01-05 | - | |
135 | 【番外編の】閑・話・休・題【番外編】 | 1159 | 2 | 2017-01-10 | - | |
97 | 番外編2-6 勝利の鍵は右端に・2 | 1055 | 5 | 2017-01-13 | - | |
141 | 番外編2-7 因縁と銃弾と一瞬の隙・1 | 1076 | 2 | 2017-01-15 | - | |
113 | 番外編2-8 因縁と銃弾と一瞬の隙・2 | 966 | 4 | 2017-01-18 | - | |
133 | 番外編2-9 因縁と銃弾と一瞬の隙・3 | 1048 | 4 | 2017-01-22 | - | |
122 | 番外編 2-10 山場と御山と一撃必中1 | 1175 | 9 | 2017-01-27 | - | |
68 | 番外編 2-11 山場と御山と一撃必中2 | 1139 | 8 | 2017-01-31 | - | |
124 | 番外編2-12 服と感性と(pt.1) | 978 | 4 | 2017-02-04 | - | |
117 | 番外編2 前半終了の幕間 | 1077 | 9 | 2017-02-06 | - | |
134 | 番外編2-13 服と感性と(pt.2) | 933 | 2 | 2017-02-10 | - | |
137 | 幕間 論争、宇宙まで | 994 | 2 | 2017-02-14 | - | |
124 | 番外編2-14 服と感性と(pt.3) | 991 | 2 | 2017-02-16 | - | |
123 | 【緊急?更新】今後の方策について | 1064 | 2 | 2017-02-18 | - | |
109 | 番外編2-15 服と感性と(pt.4) | 1050 | 10 | 2017-02-21 | - | |
126 | 番外編2-16 漁火と陣風と(pt.1) | 1171 | 2 | 2017-02-26 | - | |
138 | 番外編2-17 漁火と陣風と(pt.2) | 1022 | 2 | 2017-03-03 | - | |
103 | 番外編2-18 Symphonic…1 | 1129 | 2 | 2017-03-14 | - | |
116 | 【こいついつも】閑話☆休題【休んでんな】 | 1011 | 2 | 2017-03-20 | - | |
118 | 番外編2-19 Symphonic…2 | 828 | 3 | 2017-03-27 | - | |
91 | 番外編2-20 新乱気流…pt.1 | 905 | 2 | 2017-04-05 | - | |
147 | 番外編2-21 新乱気流…pt.2 | 949 | 2 | 2017-04-16 | - | |
132 | 番外編2-22 新乱気流…pt.3 | 960 | 2 | 2017-04-21 | - | |
102 | 番外編2-23 Waltzic...p1 | 941 | 2 | 2017-04-26 | - | |
127 | 番外編2-24 Waltzic...p2 | 1021 | 2 | 2017-05-02 | - | |
109 | 番外編2-25 Waltzic...p3 | 1093 | 6 | 2017-06-03 | - | |
87 | 番外編2-26 Waltzic...p4 | 855 | 3 | 2017-06-11 | - | |
112 | 番外編2-26 Waltzic...p5 | 973 | 4 | 2017-06-24 | - | |
156 | 98 Drawback | 1107 | 2 | 2017-07-10 | - | |
137 | 99 Silhouette | 939 | 2 | 2017-09-22 | - | |
130 | Where is my No.100!? | 1082 | 4 | 2017-11-19 | - | |
95 | 番外編File-X 静かな夜に? | 1025 | 2 | 2017-12-25 | - | |
109 | Over the Period -御品書 | 949 | 2 | 2018-06-14 | - | |
65 | OtP0 Boat | 820 | 2 | 2018-07-07 | - | |
87 | OtP02 Serenade | 854 | 0 | 2018-07-14 | - | |
76 | OtP03 Dirge | 827 | 0 | 2018-09-01 | - | |
86 | OtP04 Requiem | 830 | 2 | 2018-09-17 | - | |
101 | OtP05 Period | 849 | 2 | 2018-09-24 | - | |
60 | 幕間りたーんず01 新・メタフィジカ | 762 | 0 | 2018-09-28 | - | |
128 | OtP06 Anthem | 868 | 2 | 2018-10-14 | - | |
109 | OtP07 Perfectly | 969 | 2 | 2018-10-19 | - | |
65 | OtP08 Possession | 735 | 2 | 2018-11-02 | - | |
56 | OtP09 Bloomin’ | 879 | 2 | 2018-11-22 | - | |
93 | OtP10 Danger! | 850 | 2 | 2018-12-09 | - | |
115 | OtP11 Vidofnir | 984 | 2 | 2018-12-22 | - | |
90 | OtP12 Sigmund | 787 | 2 | 2019-01-01 | - | |
61 | OtP13 Quantum | 861 | 2 | 2019-01-11 | - | |
104 | OtP14 Vicious | 868 | 2 | 2019-01-25 | - | |
95 | OtP15 Quantize | 812 | 3 | 2019-01-29 | - | |
89 | OtP16 Fragments | 913 | 2 | 2019-02-04 | - | |
76 | OtP17 Nornir | 744 | 2 | 2019-02-15 | - | |
87 | OtP18 Beyond the End | 756 | 2 | 2019-02-20 | - | |
74 | OtP第三幕 コラボ企画おしながき | 711 | 2 | 2019-02-24 | - | |
103 | OtP19 Deflect | 795 | 2 | 2019-03-01 | - | |
61 | OtP20 Jokulhaups | 720 | 2 | 2019-03-11 | - | |
63 | OtP21 Expedition | 788 | 2 | 2019-03-15 | - | |
60 | OtP22 Lindwurm | 807 | 2 | 2019-03-19 | - | |
53 | OtP23 Swords | 718 | 2 | 2019-03-24 | - | |
69 | 【OtP】決戦前特番嘘ですごめんなさい | 770 | 2 | 2019-04-01 | - | |
126 | OtP24 Charge | 789 | 2 | 2019-04-08 | - | |
119 | OtP25 Manque | 762 | 2 | 2019-04-21 | - | |
71 | OtP26 Lightning | 686 | 2 | 2019-05-03 | - | |
72 | OtP27 Blaze | 795 | 2 | 2019-05-22 | - | |
71 | OtP28 Prelude | 913 | 2 | 2019-09-29 | - | |
91 | OtP29 Phantom | 757 | 0 | 2021-01-02 | - | |
59 | OtP30 mare-Nectaris | 604 | 2 | 2023-01-22 | - | |
48 | OtP31 Enclosure | 416 | 1 | 2023-11-06 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 12/12 08:50 SS 第34話:四面楚歌の会議
- 12/12 08:00 評価 6点 《カズーラの蟲惑魔》「プティカとは姉妹(?)説がある蟲惑魔。 …
- 12/12 07:16 評価 5点 《E・HERO ブラック・ネオス》「《E・HERO ネオス》と《…
- 12/12 06:25 評価 1点 《牛魔人》「ヤリあるならちっせぇ角攻撃するんじゃなくてそれ使え…
- 12/12 06:13 評価 1点 《コマンダー》「”漢”本田・魂のカード。「コマンドー」じゃないの…
- 12/12 06:02 評価 1点 《魔界植物》「このイラストでいちいち酸とか出さなくていいよ 魔…
- 12/12 05:58 評価 1点 《B・プラント》「実験の被害者なのに大失敗して生まれたばけもの…
- 12/12 05:49 評価 1点 《ホワイト・ホール》「ブラックホールメタ。一応ホール罠なんで蟲…
- 12/12 05:47 評価 1点 《墓場からの呼び声》「墓場からの呼び声なら「蘇生してくれー」っ…
- 12/12 05:41 評価 1点 《誕生の天使》「散々遊んだ後にこいつ出てくるんでしょ...ひどい …
- 12/11 23:41 ボケ 強奪の新規ボケ。ラグビー部のパス練習。
- 12/11 22:00 デッキ ジュラック2024
- 12/11 21:56 SS 23話 掲示板回Ⅱ
- 12/11 20:52 評価 10点 《ドラゴンメイド・チェイム》「魔法罠サーチャー。 自身を蘇生…
- 12/11 18:52 評価 1点 《ドローバ》「テキスト通り気持ち悪いと思う 名前とテキストでド…
- 12/11 14:44 デッキ 宮本卓司容疑者のあおり?激怒のXーセイバー
- 12/11 14:21 評価 5点 《異次元の生還者》「場から除外されるとEF時に帰還するモンスター…
- 12/11 13:21 デッキ 無限メテオ
- 12/11 08:41 評価 7点 《プティカの蟲惑魔》「強いと言えば強いが、蟲惑魔の強化としては…
- 12/11 08:08 評価 5点 《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》「レベル変動効果を持つ…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
そちらのお話の区切りが丁度付き合った辺りっぽかったので、申し訳程度のカップル要素を盛り込みました。魅力的なキャラクターの提供、本当にありがとうございました。 (2016-03-08 18:06)
翔くん・・・あのじゅんじゅんの一松ボイスで全く再生できないあたりもなんか本編ぽい感じがして・・・よかったです。 (2016-03-08 19:08)
そして生殺しを食らう美夏。よく耐えた、と言いたいくらいですが中学生女子をここまで悶々とさせるなんてどれだけ魅力的な少女なんでしょうか遊貴ちゃんは。
その光景を脳内で補完することは容易いことですが、画力のせいでやはり具現化できない非力な私を許してくれ……(殴
昭和の時代ならよくあった光景ですが、今時の温泉旅館って卓球台やゲーム媒体ってあんまり置いてないんですよね……そのうち温泉=卓球というイメージは薄れていってしまうのでしょうかね。 (2016-03-09 11:37)
琉枝 「計画通り(ニヤリ」
美夏 「やばかった。あたしが男だったら迷わず襲ってた。(写真撮るの忘れてた…)」
温泉旅館に卓球とゲーム機って、本当に廃れてますよね。最近だと充電式の携帯ゲーム機が主流ですし、わざわざコイン投入しなくてもゲームできますし……
何でや!ギャ○ガとかボン○ーマンとか面白いやろ! (2016-03-09 13:20)
自分で付けた縛りのせいで中々話を投稿できなくて…(苦笑)
掃除(とデュエル)しかできない代わりに掃除においては最強の勇ですが、まさかアーケードゲームの清掃まで心得ているとは…。
しかし音ゲーの世界は奥が深い。
家にあったダンレボの家庭版しかやったことの無い私には未知の領域です。 (2016-03-09 18:27)
作品を拝見したところ、延々と掃除のお仕事をされているようだったので、どこにどう絡めていこうかかなり試行錯誤しました。結果この展開が一番構成として自然(審議中)だったので、こうなりました。
音ゲーの世界は奥も闇も深いですよ。特に去年の夏辺りに一気にいろんなメーカーから新台が出ましたから。家庭用D○R懐かしいなー(PS2版ポッ○ンのパッケージを見ながら)。
音ゲーネタばっかじゃねーか!というツッコミは心の中に閉まっておいて下さい。 (2016-03-10 10:01)