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第九十七話『最終予選3 約束のために』 作:イクス
第九十七話『最終予選3 約束のために』
本戦出場を賭けた最終予選。既に知多とアキラが出場を決めた。残るメンバーは、本当に出場できるだろうか?
今から始まるのは、J4と呼ばれる日本のジュニアデュエリストの中でも最強格、石山堅と一乗寺菊姫のデュエルだ。
「タッグでは不覚を取っちまったが……悪いがシングルスなら負ける気はしねえぜ」
「なんだよ、足手まといのせいで負けたって言うのか?」
「そうは言ってねえよ。タッグだと予想もしない相方のプレイングで、負けちまうってことがあるってことさ」
「言っとくけどな、アタシはタッグだろうがシングルスだろうが、絶対負けられないんだよ」
「絶対負けられないだぁ? そんなもん、ここに来てる人間はみんなそうだろうよ。要は、その負けられないプレッシャーに、打ち勝てるかどうかだ。そんなので負けるヤツは……ここにいるわけねえさ。さて、そろそろやるか」
「ああ」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は俺だ! ド派手に行くぜ!」
(アイツの言ったとおり、ホントにド派手にやられちゃこっちが困るんだよ……!)
1・石山のターン
「俺は手札から、フィールド魔法『転回操車』を発動! コイツは2つ効果があるが、1ターンに1つしか使えない。発動時に効果は使わない」(石山手札5→4)
「そして俺は、手札からレベル10の『深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト』を召喚! このカードは、レベル10だが攻撃力を0にすることでリリース無しで召喚できる。この瞬間、フィールド魔法『転回操車』の効果が発動される。機械族・地属性・レベル10のモンスターが召喚・特殊召喚された時、デッキから機械族・地属性・レベル4・攻撃力1800のモンスターを、レベル10にして特殊召喚できる! レベル4の『無頼特急バトレイン』を守備表示で特殊召喚する」(石山手札4→3)
「更に、機械族・地属性が召喚・特殊召喚された時、手札の『重機貨列車デリックレーン』は特殊召喚できる」(石山手札3→2)
「バトレインの効果発動。バトルフェイズを放棄する代わりに、相手に500のダメージを与える」
「ぐっ」(菊姫ライフ8000→7500)
「そして、自分フィールドのモンスターが地属性・機械族モンスターのみの場合、手札から『弾丸特急バレット・ライナー』は特殊召喚できる」(石山手札2→1)
「レベル10となっているバトレインと、エクスプレス・ナイトを素材として、エクシーズ召喚! その巨大な砲身携えて、鉄路の彼方よりド派手に到着! 現れろランク10『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』!」
「グスタフ・マックスの効果、ド派手に発動! エクシーズ素材を1つ取り除き、相手に2000のダメージを与える! 発射オーライ・ビッグ・キャノン!」(石山墓地0→1)
グスタフ・マックスの巨大な砲身による、強大な砲弾が発射され、菊姫に直撃! 初ターンからいきなり痛い一撃をもらう。
「ぐぅあっ! いきなり、ライフを2500も……!」(菊姫ライフ7500→5500)
「そして俺は、レベル102体のモンスターを素材として、エクシーズ召喚! 現れろ、そのド派手な装甲で、相手の攻撃全て跳ね返せ! ランク10『No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』!」
(アイツは確か……素材1つを取り除くことで、無敵の耐性を与えるモンスター……しかも守備力が4000もある!)
「仕上げだ! 自分フィールドにいるのが機械族モンスター2体のみの場合、魔法カード『アイアンドロー』は発動できる。発動後1回しか特殊召喚できなくなる代わりに、2枚ドローできる。2枚ドローする!」(石山手札1→2)
「先攻は最初のターン、攻撃できない。よって俺は、カードを2枚伏せて、ターンエンドだ。このターンのエンドフェイズ、墓地へ送られたバトレインの効果で、デッキよりレベル10・地属性・機械族モンスター1体を手札に加える。俺は『除雪機関車ハッスル・ラッセル』を手札に加えて、ターンエンドだ」(石山手札2→0→1)
石山
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター2体
『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』(攻撃表示・攻撃力3000・地属性・ランク10・X素材1つ)
『No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』(守備表示・守備力4000・地属性・ランク10・X素材2つ)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『転回操車』(フィールド魔法)
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
「ハッハァ! いきなり大差をつけてやったぜ! ド派手な攻撃力・守備力のモンスターと、効果耐性を与えられるモンスターが1体、そして素材として消費されれば相手フィールドのカードを破壊できるカードもある!」
(チクショウめ……いきなりライフを2500も減らされた上に、あんなアガリ……更に伏せカードまで……さすがJ4だ。あの時勝てたのはユイの力もあったからな……)
「だがアタシとて、負けられない理由はある!」
2・菊姫のターン
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札5→6)
「『惑星探査車』を召喚! 効果発動。このモンスターをリリースして、デッキよりフィールド魔法1枚を手札に加える。アタシは『歯車街』を手札に加える。そして発動!」(菊姫手札6→5)(菊姫墓地0→1)
「手札から永続魔法『古代の機械要塞』を発動させる。このカードがある限り、アタシの『アンティーク・ギア』カードの効果発動に対して相手は効果を発動できない。更に、『アンティーク・ギア』モンスターは召喚・特殊召喚されたターンに対象とはならず、効果で破壊されない! 更にカードを1枚伏せる」(菊姫手札5→3)
「へぇ~、そう来るのね。これなら俺に邪魔されずいろいろできるって訳か……」
「手札から、魔法カード『古代の機械射出機』を発動。自分フィールドにモンスターがいない時、自分フィールドの表側表示カードを対象として破壊し、デッキから『アンティーク・ギア』モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる! アタシは『歯車街』を破壊して『古代の機械飛竜』を特殊召喚!」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地1→3)
「破壊された『歯車街』の効果で、デッキより『古代の機械猟犬』を特殊召喚する。そして特殊召喚された飛竜の効果で、デッキより『アンティーク・ギア』カード1枚を手札に加えられる。再び永続魔法『古代の機械城』を手札に加える。そして発動して、アタシの『古代の機械』モンスターの攻撃力は300アップする」
「猟犬の効果発動。手札・フィールドの『アンティーク・ギア』モンスターを素材として融合召喚できる! アタシはフィールドの猟犬・飛竜2体と手札の『古代の機械巨人』を素材として、融合召喚! 現れろ、レベル10『古代の機械究極巨人』!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地3→6)
「ほお……そっちもいきなりド派手なモンスター出して来やがったな。攻撃力4400……いや、永続魔法で4700か」
「バトルフェイズ! アタシは究極巨人で……」
(どっちを攻撃する!? ライフを削るグスタフ・マックスか……それとも破壊する素材を持っているスペリオル・ドーラか……ここは……ダメージレースを優先だ!)
「グスタフ・マックスを攻撃! アルティメット・パウンド!」
「ぐあっ……! やっぱお前でも、ライフ2000を持って行くモンスターは怖いか」(石山ライフ8000→6300)(石山墓地1→3)
「2000ダメージが2回も飛んでくるなんて、そんなの許容できるか! アタシはこれでターンエンドだ!」
「へぇ、そうなのか。だがな、甘いんだよ。このターンのエンドフェイズ、罠カード『エクシーズ・リボーン』を発動する。墓地のエクシーズモンスターを特殊召喚して、このカードを特殊召喚したモンスターのエクシーズ素材とする。俺は当然、グスタフ・マックスを特殊召喚して、エクシーズ素材とする!」(石山墓地3→2)
「な、にい……!? コレじゃあ2000ダメージがまた……!」
「うかつな攻撃だったな! 更に、罠カード『オーバーレイ・チャージャー』発動! このカードをエクシーズモンスターのエクシーズ素材とする」
菊姫
ライフポイント5500
手札枚数1枚
モンスター1体
『古代の機械究極巨人』(攻撃表示・攻撃力4700・地属性・レベル10)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『古代の機械要塞』(永続魔法)
『古代の機械城』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
3・石山のターン
「俺のターン、ドロー!」(石山手札1→2)
「グスタフ・マックスのエクシーズ素材を1つ取り除き、効果発動! 相手に2000のダメージを与える!」(石山墓地3→4)
「ぐぅっ!」(菊姫ライフ5500→3500)
「そして、ランク10のグスタフ・マックスに重ねて、ランクアップ、エクシーズチェンジ! ランク11『超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ』!」
そうして現れた、石山の最大級の切り札。攻撃力は4000で、効果で更に上がる、強大なモンスター!
(やられる……直撃を許せば、やられる……!)
「ジャガーノート・リーベ、モンスター効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除き、攻撃力を2000アップさせる!」(石山墓地4→5)(ジャガーノート・リーベ攻撃力4000→6000)
「そして更に、スペリオル・ドーラの効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除き、ジャガーノート・リーベに自身以外の効果を受けなくさせる耐性を与える! 更に、エクシーズ素材として取り除かれたデリックレーンの効果で、お前の伏せカードを破壊するぜ!」(石山墓地5→6)
「ぐっ、罠カード『古代の機械蘇生』が……!」(菊姫墓地6→7)
「スペリオル・ドーラを攻撃表示にして、行くぜバトルフェイズ! ジャガーノート・リーベで、究極巨人を攻撃! ド派手にブチかませ! 超弩級・グレートスペシャルキャノン!」
「ぐああああっ! 破壊された究極巨人の効果発動。墓地から『古代の機械巨人』を召喚条件を無視して特殊召喚する。守備表示だ!」(菊姫ライフ5500→4200)
「そんな守りが通用するかよ! ジャガーノート・リーベは、エクシーズ素材の数+1回バトルフェイズ中に相手モンスターに攻撃できる! 今素材は一つ。よって、2回攻撃ができる! 二回目だ!」
「クソッ……!」(菊姫墓地7→8)
「スペリオル・ドーラで、ダイレクトアタック! 超弩級・ウルトラキャノン!」
「ぐああああっ!」(菊姫ライフ4200→1000)
「おいおい、もうライフ1000かよ。早すぎじゃねえか? メインフェイズ2に入って、カードを1枚伏せてターンエンド」(石山手札2→1)
(このカード……永続罠『掃射特攻』。もしモンスターを出されても、コイツが破壊するぜ?)
石山
ライフポイント6300
手札枚数1枚
モンスター2体
『超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ』(攻撃表示・攻撃力6000・地属性・ランク11・X素材1つ)
『No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』(攻撃表示・攻撃力3200・地属性・ランク10・X素材1つ)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『転回操車』(フィールド魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
(ダメだ……まるで格が違いすぎる……!)
なんとか一撃を食らわせたものの、それ以外はまるで良いとこ無し。一気にライフを1000まで追い詰められ、モンスターは無し。この状況を一気にひっくり返さなければ、敗北は免れない。
だが、この状況をひっくり返す手段が、菊姫には思い当たらない。それでも、菊姫にはやらなければいけない理由があった。
(コジローと、約束しちまったんだ。今度はホントの最強になるって)
そう、他ならぬコジローとの約束だった。菊姫は以前、コジローにウソをついたことがあり、自分がプラクサスで一番強いデュエリストだとデマカセを吹き込んでいたのだ。それで一度、失望されてしまった。アメでゆるしてはくれたものの、一度ウソをついてしまったことに、菊姫は負い目を感じていたのだ。
だから。
「なあコジロー。お姉ちゃんな、今度世界的なデュエル大会に出場するんだ」
「え? 世界大会? そんなすごい大会に出場するのかぞ?」
「だから、さ……前嘘ついた分、それできっちり返してやろうと思うんだ。お姉ちゃんその大会でしっかり勝ってくるからさ、ごめんな?」
「うん? 僕はアメくれたから別にあのことはいいんだぞ? でも、お姉ちゃんが勝ってくれたら、僕はとっても嬉しいんだぞ!」
「そ、そうか、嬉しいか……」
「だからお姉ちゃん、約束してほしいんだぞ! その大会でお姉ちゃん、ホントの最強になってほしいんだぞ! ウソついた分、それで返して欲しいんだぞ!」
「……ああ、わかった! 大会で……D1グランプリで、本当の最強になってくるぞ!」
「うん、約束なんだぞ!」
コジローとの約束。それが菊姫がこの大会に出場した理由であった。
だからこそ、ここで負けたくなどなかった。
(コジロー、姉ちゃん約束果たせそうにねーわ……今のアタシには、もう手がねえんだ……エクストラのカードじゃ、何も……エクストラ?)
エクストラのカード。それを思い、菊姫は思い出す。自分にはあのカードがあったと。ロベルトからもらったあのカードが、確かにあった。
だが、それだけでは勝てない。あのカードを出せるモンスターと、諸刃の剣とも言えるあのカードを手札に加えられるかだ。キーカードを手札に加えられるか。それが勝負の分かれ目!
(まだ……勝負は終わっちゃいない。まだ……まだだ!)
4・菊姫のターン
「アタシのターン!」
(このドローに、全てがかかっている……! 来てくれ、あのカード!)
「……ドローッ!」(菊姫手札1→2)
(……来た!)
「アタシは墓地の『古代の機械射出機』を発動! フィールドの表側表示カードを破壊して、古代の歯車トークンを1体特殊召喚する! 『古代の機械要塞』を破壊して、トークンを特殊召喚! 更に、破壊された『古代の機械要塞』の効果、墓地から飛竜を特殊召喚する!」(菊姫除外0→1)(菊姫墓地8→7)
「飛竜の効果発動。デッキより『アンティーク・ギア』カード1枚を手札に加える。アタシはデッキより『古代の機械箱』を手札に加え、箱の効果で攻撃力か守備力が500の地属性・機械族モンスター1体を手札に加える。守備力500の『古代の機械素体』を手札に加える」(菊姫手札2→4)
「何をしようとしているのかわからねえが、モンスターを並べさせる訳にはいけねえな! 永続罠『掃射特攻』を発動! 機械族エクシーズモンスターのエクシーズ素材を任意の数だけ取り除き、相手フィールドのカードを取り除いた数だけ破壊する。ジャガーノート・リーベとスペリオル・ドーラの素材を2つ取り除き、お前のモンスター2体を破壊する! これで何をやろうとしているかご破算だな!」(石山墓地6→8)
「……それはどうかな!」(菊姫墓地7→8)
「なにっ!」
「箱を召喚して、魔法カード『機械複製術』を発動! このカードは、攻撃力500以下の機械族モンスター1体を対象として、同名カードをデッキから2体特殊召喚する! 『古代の機械箱』を、2体特殊召喚!」(菊姫手札4→2)(菊姫墓地8→9)
「そしてこれが、アタシの最後の攻撃だ! 魔法カード『パワー・ボンド』を発動! これは機械族専用の融合魔法だ! アタシは『アンティーク・ギア』モンスター4体を素材として、融合召喚を行う! 現れろ、戦場を混沌に包み込む、古代の最終兵器! レベル10『古代の機械混沌巨人』!」(菊姫手札2→0)(菊姫墓地9→14)
現れたのは、究極巨人よりも巨大な、10の頭の意匠を持つ『古代の機械』の最終兵器! 攻撃力は4500。そして……!
「『パワー・ボンド』の効果で、攻撃力は倍になる!」(混沌巨人4500→9000)
「攻撃力……9000!?」
「『パワー・ボンド』の代償として、このカードで融合召喚した場合、融合召喚に使用したモンスターの元々の攻撃力分ダメージを受ける……だが、このターンで決着つけてやるぜ! 行け、混沌巨人! スペリオル・ドーラに攻撃! カオス・デストロイ・アターック!」
「ぐああああっ!」(石山ライフ6300→500)(石山墓地8→9)
(痛い一撃を食らっちまった……だが、攻撃はこれでおしまいだ! いくら攻撃力が高くても、このターンを終えさえすれば……!)
「混沌巨人の効果! 相手モンスター全てに攻撃できる! 最後に攻撃するのは、ジャガーノート・リーベ! これでフィニッシュだ! 行け混沌巨人! ラスト・カオス・デストロイ・アタック!」
「ぬああああっ!」(石山ライフ500→0)
「か、勝った……! 勝ったぞぉぉぉっ!」
見事石山に勝利して、なんとか本戦出場を決めた菊姫。まさかまさかのJ4に対する勝利が、そこにあった。
「よっしゃあああっ! J4に勝って、本戦出場だぜーっ!」
「いやはや、まさかあんなモンスター出されて負けるとは。いくら詰めに詰めても、一気に決めきれなかったのが敗因か……だがそれ以上に、ド派手なモンスターを出されたことが敗因だったな」
「まあ、派手なモンスターならアタシも負けちゃいねえってことだ!」
「何はともあれ、俺は負けた。J4の俺にド派手に勝ったんだ……本戦でもド派手に戦ってこいよ!」
「ああ、わかった。仮にも日本のジュニアの中でも特に強い4人に勝ったんだからな、アタシもそのド派手を受け継いでいくぜ! コジローとの約束もあるしな!」
「ま、俺はJ4じゃ一番下だから、あんまりイキるんじゃねーぞ?」
「お前で一番下だったのかよ……まあ、お前以外にも勝ちたいヤツはいるからな! 特にあの2人にはな……」
「ま、頑張れや。俺はあいつらにいじられてくるからよ」
「よし……あの二人は勝っているんだろうな……」
第九十七話。終わり。
本戦出場を賭けた最終予選。既に知多とアキラが出場を決めた。残るメンバーは、本当に出場できるだろうか?
今から始まるのは、J4と呼ばれる日本のジュニアデュエリストの中でも最強格、石山堅と一乗寺菊姫のデュエルだ。
「タッグでは不覚を取っちまったが……悪いがシングルスなら負ける気はしねえぜ」
「なんだよ、足手まといのせいで負けたって言うのか?」
「そうは言ってねえよ。タッグだと予想もしない相方のプレイングで、負けちまうってことがあるってことさ」
「言っとくけどな、アタシはタッグだろうがシングルスだろうが、絶対負けられないんだよ」
「絶対負けられないだぁ? そんなもん、ここに来てる人間はみんなそうだろうよ。要は、その負けられないプレッシャーに、打ち勝てるかどうかだ。そんなので負けるヤツは……ここにいるわけねえさ。さて、そろそろやるか」
「ああ」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は俺だ! ド派手に行くぜ!」
(アイツの言ったとおり、ホントにド派手にやられちゃこっちが困るんだよ……!)
1・石山のターン
「俺は手札から、フィールド魔法『転回操車』を発動! コイツは2つ効果があるが、1ターンに1つしか使えない。発動時に効果は使わない」(石山手札5→4)
「そして俺は、手札からレベル10の『深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト』を召喚! このカードは、レベル10だが攻撃力を0にすることでリリース無しで召喚できる。この瞬間、フィールド魔法『転回操車』の効果が発動される。機械族・地属性・レベル10のモンスターが召喚・特殊召喚された時、デッキから機械族・地属性・レベル4・攻撃力1800のモンスターを、レベル10にして特殊召喚できる! レベル4の『無頼特急バトレイン』を守備表示で特殊召喚する」(石山手札4→3)
「更に、機械族・地属性が召喚・特殊召喚された時、手札の『重機貨列車デリックレーン』は特殊召喚できる」(石山手札3→2)
「バトレインの効果発動。バトルフェイズを放棄する代わりに、相手に500のダメージを与える」
「ぐっ」(菊姫ライフ8000→7500)
「そして、自分フィールドのモンスターが地属性・機械族モンスターのみの場合、手札から『弾丸特急バレット・ライナー』は特殊召喚できる」(石山手札2→1)
「レベル10となっているバトレインと、エクスプレス・ナイトを素材として、エクシーズ召喚! その巨大な砲身携えて、鉄路の彼方よりド派手に到着! 現れろランク10『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』!」
「グスタフ・マックスの効果、ド派手に発動! エクシーズ素材を1つ取り除き、相手に2000のダメージを与える! 発射オーライ・ビッグ・キャノン!」(石山墓地0→1)
グスタフ・マックスの巨大な砲身による、強大な砲弾が発射され、菊姫に直撃! 初ターンからいきなり痛い一撃をもらう。
「ぐぅあっ! いきなり、ライフを2500も……!」(菊姫ライフ7500→5500)
「そして俺は、レベル102体のモンスターを素材として、エクシーズ召喚! 現れろ、そのド派手な装甲で、相手の攻撃全て跳ね返せ! ランク10『No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』!」
(アイツは確か……素材1つを取り除くことで、無敵の耐性を与えるモンスター……しかも守備力が4000もある!)
「仕上げだ! 自分フィールドにいるのが機械族モンスター2体のみの場合、魔法カード『アイアンドロー』は発動できる。発動後1回しか特殊召喚できなくなる代わりに、2枚ドローできる。2枚ドローする!」(石山手札1→2)
「先攻は最初のターン、攻撃できない。よって俺は、カードを2枚伏せて、ターンエンドだ。このターンのエンドフェイズ、墓地へ送られたバトレインの効果で、デッキよりレベル10・地属性・機械族モンスター1体を手札に加える。俺は『除雪機関車ハッスル・ラッセル』を手札に加えて、ターンエンドだ」(石山手札2→0→1)
石山
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター2体
『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』(攻撃表示・攻撃力3000・地属性・ランク10・X素材1つ)
『No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』(守備表示・守備力4000・地属性・ランク10・X素材2つ)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『転回操車』(フィールド魔法)
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
「ハッハァ! いきなり大差をつけてやったぜ! ド派手な攻撃力・守備力のモンスターと、効果耐性を与えられるモンスターが1体、そして素材として消費されれば相手フィールドのカードを破壊できるカードもある!」
(チクショウめ……いきなりライフを2500も減らされた上に、あんなアガリ……更に伏せカードまで……さすがJ4だ。あの時勝てたのはユイの力もあったからな……)
「だがアタシとて、負けられない理由はある!」
2・菊姫のターン
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札5→6)
「『惑星探査車』を召喚! 効果発動。このモンスターをリリースして、デッキよりフィールド魔法1枚を手札に加える。アタシは『歯車街』を手札に加える。そして発動!」(菊姫手札6→5)(菊姫墓地0→1)
「手札から永続魔法『古代の機械要塞』を発動させる。このカードがある限り、アタシの『アンティーク・ギア』カードの効果発動に対して相手は効果を発動できない。更に、『アンティーク・ギア』モンスターは召喚・特殊召喚されたターンに対象とはならず、効果で破壊されない! 更にカードを1枚伏せる」(菊姫手札5→3)
「へぇ~、そう来るのね。これなら俺に邪魔されずいろいろできるって訳か……」
「手札から、魔法カード『古代の機械射出機』を発動。自分フィールドにモンスターがいない時、自分フィールドの表側表示カードを対象として破壊し、デッキから『アンティーク・ギア』モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる! アタシは『歯車街』を破壊して『古代の機械飛竜』を特殊召喚!」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地1→3)
「破壊された『歯車街』の効果で、デッキより『古代の機械猟犬』を特殊召喚する。そして特殊召喚された飛竜の効果で、デッキより『アンティーク・ギア』カード1枚を手札に加えられる。再び永続魔法『古代の機械城』を手札に加える。そして発動して、アタシの『古代の機械』モンスターの攻撃力は300アップする」
「猟犬の効果発動。手札・フィールドの『アンティーク・ギア』モンスターを素材として融合召喚できる! アタシはフィールドの猟犬・飛竜2体と手札の『古代の機械巨人』を素材として、融合召喚! 現れろ、レベル10『古代の機械究極巨人』!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地3→6)
「ほお……そっちもいきなりド派手なモンスター出して来やがったな。攻撃力4400……いや、永続魔法で4700か」
「バトルフェイズ! アタシは究極巨人で……」
(どっちを攻撃する!? ライフを削るグスタフ・マックスか……それとも破壊する素材を持っているスペリオル・ドーラか……ここは……ダメージレースを優先だ!)
「グスタフ・マックスを攻撃! アルティメット・パウンド!」
「ぐあっ……! やっぱお前でも、ライフ2000を持って行くモンスターは怖いか」(石山ライフ8000→6300)(石山墓地1→3)
「2000ダメージが2回も飛んでくるなんて、そんなの許容できるか! アタシはこれでターンエンドだ!」
「へぇ、そうなのか。だがな、甘いんだよ。このターンのエンドフェイズ、罠カード『エクシーズ・リボーン』を発動する。墓地のエクシーズモンスターを特殊召喚して、このカードを特殊召喚したモンスターのエクシーズ素材とする。俺は当然、グスタフ・マックスを特殊召喚して、エクシーズ素材とする!」(石山墓地3→2)
「な、にい……!? コレじゃあ2000ダメージがまた……!」
「うかつな攻撃だったな! 更に、罠カード『オーバーレイ・チャージャー』発動! このカードをエクシーズモンスターのエクシーズ素材とする」
菊姫
ライフポイント5500
手札枚数1枚
モンスター1体
『古代の機械究極巨人』(攻撃表示・攻撃力4700・地属性・レベル10)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『古代の機械要塞』(永続魔法)
『古代の機械城』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
3・石山のターン
「俺のターン、ドロー!」(石山手札1→2)
「グスタフ・マックスのエクシーズ素材を1つ取り除き、効果発動! 相手に2000のダメージを与える!」(石山墓地3→4)
「ぐぅっ!」(菊姫ライフ5500→3500)
「そして、ランク10のグスタフ・マックスに重ねて、ランクアップ、エクシーズチェンジ! ランク11『超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ』!」
そうして現れた、石山の最大級の切り札。攻撃力は4000で、効果で更に上がる、強大なモンスター!
(やられる……直撃を許せば、やられる……!)
「ジャガーノート・リーベ、モンスター効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除き、攻撃力を2000アップさせる!」(石山墓地4→5)(ジャガーノート・リーベ攻撃力4000→6000)
「そして更に、スペリオル・ドーラの効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除き、ジャガーノート・リーベに自身以外の効果を受けなくさせる耐性を与える! 更に、エクシーズ素材として取り除かれたデリックレーンの効果で、お前の伏せカードを破壊するぜ!」(石山墓地5→6)
「ぐっ、罠カード『古代の機械蘇生』が……!」(菊姫墓地6→7)
「スペリオル・ドーラを攻撃表示にして、行くぜバトルフェイズ! ジャガーノート・リーベで、究極巨人を攻撃! ド派手にブチかませ! 超弩級・グレートスペシャルキャノン!」
「ぐああああっ! 破壊された究極巨人の効果発動。墓地から『古代の機械巨人』を召喚条件を無視して特殊召喚する。守備表示だ!」(菊姫ライフ5500→4200)
「そんな守りが通用するかよ! ジャガーノート・リーベは、エクシーズ素材の数+1回バトルフェイズ中に相手モンスターに攻撃できる! 今素材は一つ。よって、2回攻撃ができる! 二回目だ!」
「クソッ……!」(菊姫墓地7→8)
「スペリオル・ドーラで、ダイレクトアタック! 超弩級・ウルトラキャノン!」
「ぐああああっ!」(菊姫ライフ4200→1000)
「おいおい、もうライフ1000かよ。早すぎじゃねえか? メインフェイズ2に入って、カードを1枚伏せてターンエンド」(石山手札2→1)
(このカード……永続罠『掃射特攻』。もしモンスターを出されても、コイツが破壊するぜ?)
石山
ライフポイント6300
手札枚数1枚
モンスター2体
『超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ』(攻撃表示・攻撃力6000・地属性・ランク11・X素材1つ)
『No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』(攻撃表示・攻撃力3200・地属性・ランク10・X素材1つ)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『転回操車』(フィールド魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
(ダメだ……まるで格が違いすぎる……!)
なんとか一撃を食らわせたものの、それ以外はまるで良いとこ無し。一気にライフを1000まで追い詰められ、モンスターは無し。この状況を一気にひっくり返さなければ、敗北は免れない。
だが、この状況をひっくり返す手段が、菊姫には思い当たらない。それでも、菊姫にはやらなければいけない理由があった。
(コジローと、約束しちまったんだ。今度はホントの最強になるって)
そう、他ならぬコジローとの約束だった。菊姫は以前、コジローにウソをついたことがあり、自分がプラクサスで一番強いデュエリストだとデマカセを吹き込んでいたのだ。それで一度、失望されてしまった。アメでゆるしてはくれたものの、一度ウソをついてしまったことに、菊姫は負い目を感じていたのだ。
だから。
「なあコジロー。お姉ちゃんな、今度世界的なデュエル大会に出場するんだ」
「え? 世界大会? そんなすごい大会に出場するのかぞ?」
「だから、さ……前嘘ついた分、それできっちり返してやろうと思うんだ。お姉ちゃんその大会でしっかり勝ってくるからさ、ごめんな?」
「うん? 僕はアメくれたから別にあのことはいいんだぞ? でも、お姉ちゃんが勝ってくれたら、僕はとっても嬉しいんだぞ!」
「そ、そうか、嬉しいか……」
「だからお姉ちゃん、約束してほしいんだぞ! その大会でお姉ちゃん、ホントの最強になってほしいんだぞ! ウソついた分、それで返して欲しいんだぞ!」
「……ああ、わかった! 大会で……D1グランプリで、本当の最強になってくるぞ!」
「うん、約束なんだぞ!」
コジローとの約束。それが菊姫がこの大会に出場した理由であった。
だからこそ、ここで負けたくなどなかった。
(コジロー、姉ちゃん約束果たせそうにねーわ……今のアタシには、もう手がねえんだ……エクストラのカードじゃ、何も……エクストラ?)
エクストラのカード。それを思い、菊姫は思い出す。自分にはあのカードがあったと。ロベルトからもらったあのカードが、確かにあった。
だが、それだけでは勝てない。あのカードを出せるモンスターと、諸刃の剣とも言えるあのカードを手札に加えられるかだ。キーカードを手札に加えられるか。それが勝負の分かれ目!
(まだ……勝負は終わっちゃいない。まだ……まだだ!)
4・菊姫のターン
「アタシのターン!」
(このドローに、全てがかかっている……! 来てくれ、あのカード!)
「……ドローッ!」(菊姫手札1→2)
(……来た!)
「アタシは墓地の『古代の機械射出機』を発動! フィールドの表側表示カードを破壊して、古代の歯車トークンを1体特殊召喚する! 『古代の機械要塞』を破壊して、トークンを特殊召喚! 更に、破壊された『古代の機械要塞』の効果、墓地から飛竜を特殊召喚する!」(菊姫除外0→1)(菊姫墓地8→7)
「飛竜の効果発動。デッキより『アンティーク・ギア』カード1枚を手札に加える。アタシはデッキより『古代の機械箱』を手札に加え、箱の効果で攻撃力か守備力が500の地属性・機械族モンスター1体を手札に加える。守備力500の『古代の機械素体』を手札に加える」(菊姫手札2→4)
「何をしようとしているのかわからねえが、モンスターを並べさせる訳にはいけねえな! 永続罠『掃射特攻』を発動! 機械族エクシーズモンスターのエクシーズ素材を任意の数だけ取り除き、相手フィールドのカードを取り除いた数だけ破壊する。ジャガーノート・リーベとスペリオル・ドーラの素材を2つ取り除き、お前のモンスター2体を破壊する! これで何をやろうとしているかご破算だな!」(石山墓地6→8)
「……それはどうかな!」(菊姫墓地7→8)
「なにっ!」
「箱を召喚して、魔法カード『機械複製術』を発動! このカードは、攻撃力500以下の機械族モンスター1体を対象として、同名カードをデッキから2体特殊召喚する! 『古代の機械箱』を、2体特殊召喚!」(菊姫手札4→2)(菊姫墓地8→9)
「そしてこれが、アタシの最後の攻撃だ! 魔法カード『パワー・ボンド』を発動! これは機械族専用の融合魔法だ! アタシは『アンティーク・ギア』モンスター4体を素材として、融合召喚を行う! 現れろ、戦場を混沌に包み込む、古代の最終兵器! レベル10『古代の機械混沌巨人』!」(菊姫手札2→0)(菊姫墓地9→14)
現れたのは、究極巨人よりも巨大な、10の頭の意匠を持つ『古代の機械』の最終兵器! 攻撃力は4500。そして……!
「『パワー・ボンド』の効果で、攻撃力は倍になる!」(混沌巨人4500→9000)
「攻撃力……9000!?」
「『パワー・ボンド』の代償として、このカードで融合召喚した場合、融合召喚に使用したモンスターの元々の攻撃力分ダメージを受ける……だが、このターンで決着つけてやるぜ! 行け、混沌巨人! スペリオル・ドーラに攻撃! カオス・デストロイ・アターック!」
「ぐああああっ!」(石山ライフ6300→500)(石山墓地8→9)
(痛い一撃を食らっちまった……だが、攻撃はこれでおしまいだ! いくら攻撃力が高くても、このターンを終えさえすれば……!)
「混沌巨人の効果! 相手モンスター全てに攻撃できる! 最後に攻撃するのは、ジャガーノート・リーベ! これでフィニッシュだ! 行け混沌巨人! ラスト・カオス・デストロイ・アタック!」
「ぬああああっ!」(石山ライフ500→0)
「か、勝った……! 勝ったぞぉぉぉっ!」
見事石山に勝利して、なんとか本戦出場を決めた菊姫。まさかまさかのJ4に対する勝利が、そこにあった。
「よっしゃあああっ! J4に勝って、本戦出場だぜーっ!」
「いやはや、まさかあんなモンスター出されて負けるとは。いくら詰めに詰めても、一気に決めきれなかったのが敗因か……だがそれ以上に、ド派手なモンスターを出されたことが敗因だったな」
「まあ、派手なモンスターならアタシも負けちゃいねえってことだ!」
「何はともあれ、俺は負けた。J4の俺にド派手に勝ったんだ……本戦でもド派手に戦ってこいよ!」
「ああ、わかった。仮にも日本のジュニアの中でも特に強い4人に勝ったんだからな、アタシもそのド派手を受け継いでいくぜ! コジローとの約束もあるしな!」
「ま、俺はJ4じゃ一番下だから、あんまりイキるんじゃねーぞ?」
「お前で一番下だったのかよ……まあ、お前以外にも勝ちたいヤツはいるからな! 特にあの2人にはな……」
「ま、頑張れや。俺はあいつらにいじられてくるからよ」
「よし……あの二人は勝っているんだろうな……」
第九十七話。終わり。
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1022 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1063 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
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86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
149 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1046 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
138 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 984 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
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100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
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70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
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