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第八十六話「タッグメイクデュエル②」 作:イクス
第八十六話「タッグメイクデュエル②」
6・遊太のターン
「ボクのターン、ドロー! それにしてもやるよね、相手も……」
「うん、そう思うよ。」
タクマ・絶斗ペアに思わぬ苦戦を強いられる遊太・剣太郎ペア。ライフ差は1000くらいだが、モンスターやカードの差がある。
「でも、相手がそう来るなら……」
「くぅっ!」
「!? あれは、知多君と熊五郎君のペア?」
相手は、リトルバードのヒカリとアオイのペア。二人は余裕綽々といった表情をしている。
「くっ、これじゃあ……」
対する知多と熊五郎は、苦々しい表情を浮かべている。
「苦戦している? 知多君の新デッキの威力は十二分に発揮されているはずなのに……」
「おい、どうするよ? このままじゃジリジリと追いつかれちまうぞ?」
「ううむ……難しいところですわね」
カリンとアキラの対戦相手、ファントムとクロウリーのペア。二人もどうやら苦戦しているようだった。
それもそのはず、二組のデュエルを見てみると。
1・知多のターン
「俺のターン!」
「俺は手札から、速攻魔法『イモータルの贄』を発動じゃん! 手札・フィールドより『イモータル』モンスターを破壊して、デッキより2枚ドローするじゃん。俺は手札の『イモータル・スケルトン』を破壊し、2枚ドローじゃん!」(知多墓地0→2)
「更に、『イモータル』カードで破壊されたスケルトンは、デッキから『イモータル』モンスターを墓地へ送れる。俺はデッキより、『イモータル・コカトリス』を墓地へ送るじゃん」(知多墓地2→3)
「手札から永続魔法『ミイラの呼び声』を発動するじゃん。コイツは自分フィールドにモンスターがいない時、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できるじゃん! 俺は『ゴブリンゾンビ』を手札から特殊召喚するじゃん!」(知多手札5→3)
「更に手札から、レベル3チューナーの『ユニゾンビ』を召喚じゃん! このモンスターは、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送ることで、フィールドのモンスター1体のレベルを1上げることができるじゃん! 俺はデッキよりレベル1チューナーの『イモータル・クロロホルン』を墓地へ送り、『ゴブリンゾンビ』のレベルを4から5に!」(ゴブリンゾンビレベル4→5)(知多手札3→2)(知多墓地3→4)
「そして、墓地の『イモータル・クロロホルン』は、自分フィールドのアンデット族モンスター1体を破壊することで、墓地から特殊召喚できる。俺は『ゴブリンゾンビ』を破壊して、特殊召喚するじゃん! 更に、フィールドから墓地へ送られた『ゴブリンゾンビ』は、デッキより守備力1200以下のアンデット族モンスター1体を手札に加えられる。俺はデッキから、守備力700の『イモータル・ステップス』を手札に加える。更に、フィールド上のアンデット族モンスターが破壊された時、墓地から『イモータル・コカトリス』は特殊召喚できるじゃん!」(知多手札2→3)(知多墓地4→3)
「行くじゃん! 俺はレベル5の『イモータル・コカトリス』に、レベル1の『イモータル・クロロホルン』をチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、永久凍土の白き不死身の獣! レベル6『スノーイモータル・ガルム』!」(知多墓地3→5)
吹雪の中より現れた、白き狼のアンデット。攻撃力は2500。
「俺はカードを1枚セットして、ターンエンドじゃん。そしてこのエンドフェイズ、『イモータル』カードで破壊された『イモータル・スケルトン』は、エンドフェイズに墓地から特殊召喚される!」(知多手札3→2)(知多墓地5→4)
知多
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『スノーイモータル・ガルム』(攻撃表示・攻撃力2500・水属性・レベル6)
『ユニゾンビ』(攻撃表示・攻撃力1300・闇属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『ミイラの呼び声』(永続魔法)
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
「うぅ~、知多君デッキ変えてきたの? いきなりおっかないモンスターが出てきちゃったって、ヒカリちゃん!」
「大丈夫、ここはアタシが最初に行かせてもらうから。アオイちゃんは後から攻めてって」
2・ヒカリのターン
「アタシのターン、ドロー」(ヒカリ手札5→6)
「アタシは手札から、『ハーピィ・クィーン』を墓地へ送って、デッキよりフィールド魔法『ハーピィの狩場』を手札に加え、そのまま発動! このフィールド魔法は、鳥獣族モンスターの攻撃力・守備力を200アップさせる」(ヒカリ手札6→5)(ヒカリ墓地0→1)
突如として、知多たちが『ハーピィ・レディ』の大群に囲まれた! これが狩場なのだろう。
(いきなりあのカード、結構ヤバイじゃん?)
「そして手札から、永続魔法『ヒステリック・サイン』を発動して、デッキから『万華鏡-華麗なる分身』を手札に加えさせてもらうからね」
(来る……?)
「手札から、『ハーピィ・チャネラー』を召喚! そして、フィールド魔法の効果発動。『ハーピィ・レディ』が召喚・特殊召喚された時、フィールドの魔法・罠1枚を破壊する。その伏せカード、破壊させてもらうね!」(ヒカリ手札6→5)
(やはり来た!)
「永続罠『イモータルの輪廻』を発動じゃん! 更にガルムの効果、発動! 自分フィールドのアンデット族モンスターを任意の数破壊して、破壊した数だけフィールドのカードを無効化するじゃん! 俺は『ユニゾンビ』と、スケルトンを破壊して、狩場とチャネラーの効果をターン終了まで無効化するじゃん! デスアイス・ブレス!」(知多墓地4→6)
ガルムの白い吐息が、フィールドとチャネラーを氷漬けにする。効果は無効化されてしまった。
「そして、破壊されたスケルトンの効果で、デッキより『イモータル・クロウ』を墓地へ送って、アンデット族が破壊されたことで永続罠『イモータルの輪廻』の効果が発動して、デッキから『イモータル』モンスターを特殊召喚するじゃん!」(知多墓地6→7)
「うむむ、さすがに対策してくるよね~。一回見せちゃったし。じゃあ、こっち! 速攻魔法『ダブル・サイクロン』を発動! 自分フィールドの魔法・罠1枚と、相手フィールドの魔法・罠1枚を破壊する! アタシは永続魔法『ヒステリック・サイン』と、その永続罠を破壊するよ!」(ヒカリ手札5→4)
「ええっ、永続系はフィールドに存在できなくなると、効果が無効化されてしまう……!」
「その通り、これでデッキから特殊召喚できないね。更に、永続魔法『ヒステリック・サイン』の効果もエンドフェイズに適用されるよ」(ヒカリ墓地1→3)
「予期せず敵に塩を送ることになってしまったじゃん……」
「残念だったね」
「すごいよヒカリちゃん!」
「まーね。んじゃ、次。魔法カード『万華鏡-華麗なる分身-』を発動。『ハーピィ・レディ』がいる時、デッキから『ハーピィ・レディ』か三姉妹を特殊召喚するよ。アタシはデッキから『ハーピィ・レディ1』を特殊召喚!」(ヒカリ手札4→3)(ヒカリ墓地3→4)
「とは言っても、チャネラーの効果無効化しちゃったからもう1体は呼べないじゃん? そこからどうやってエクシーズとかするじゃん?」
「んじゃ、こうする。アタシはレベル4のチャネラーに、レベル4の『ハーピィ・レディ1』をチューニング!」
「えっ!? チューナーがいないのにシンクロを!?」
「このモンスターをシンクロする時、『ハーピィ』モンスターをチューナーの代わりにできる! シンクロ召喚! 現れてレベル8『ハーピィ・レディ・SC』!」(ヒカリ墓地4→6)
金色の『サイバー・ボンテージ』を身に纏った、『ハーピィ・レディ』。攻撃力は2600。
「攻撃力を上回られたじゃん!」
「行くよ、バトルフェイズ! 『ハーピィ・レディ・SC』の攻撃! スクラッチ・クラッシュ!」
「ぐっ! だけど、たかが100のダメージ、それにガルムは破壊されても墓地から特殊召喚できるじゃん! 更に、墓地のコカトリスはアンデット族が破壊された時、特殊召喚できるじゃん!」(知多ライフ8000→7900)
「チェーン発動! 手札から『D.D.クロウ』を墓地へ送って、効果発動! 相手墓地のカード1枚を墓地から除外するよ! よって、君のガルムは除外! 自自己再生は封じたよ!」(ヒカリ手札3→2)(ヒカリ墓地6→7)
「ヤベッ! こんな形で蘇生を封じられるなんて!」(知多墓地7→6)(知多除外0→1)
「メインフェイズ2に入って、リバースカードを1枚セットしてターンエンド」(ヒカリ手札2→1)
「墓地へ送られた『ヒステリック・サイン』の効果、デッキから『ハーピィ』カードを3枚手札に加える」
「このターンのエンドフェイズ、スケルトンは復活するじゃん」(知多墓地6→5)
「『ハーピィの羽根吹雪』『ハーピィ・オラクル』『ハーピィの羽根箒』を手札に。このエンドフェイズにフィールド魔法狩場の効果は復活する……で、いいのかな?」(ヒカリ手札1→4)
ヒカリ
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『ハーピィ・レディ・SC』(攻撃表示・攻撃力2800・風属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『ハーピィの狩場』
墓地の枚数7枚
除外されているカード枚
3・熊五郎のターン
「オラのターン、ドロー」(熊五郎手札5→6)
「手札から、モンスターを1体墓地へ送り、手札からレベル5の『虚栄の大猿』を特殊召喚するんだな。そして、自身の効果で特殊召喚されたこのモンスターは、墓地へ送ったモンスターのレベルだけこのモンスターのレベルを上げるか下げるかできるんだな。手札から墓地へ送ったのは、レベル2の『森の聖獣カラントーサ』なため、レベルを2下げるんだな」(熊五郎手札6→4)(熊五郎墓地5→6)(虚栄の大猿レベル5→3)
「そして手札から、レベル2チューナー『森の聖獣ヴァレリフォーン』を召喚。手札1枚を捨てて、墓地のレベル2以下の獣族1体を特殊召喚するんだな。オラは墓地に存在するカラントーサを特殊召喚するんだな!」(熊五郎手札4→2)
「待つじゃん熊五郎! それは危険じゃん!」
「なら、手札から罠カードを発動しちゃおっかな~」
「て、手札から罠カードだと!?」
「だから言ったじゃ~ん……」
「罠カード『ハーピィの羽根吹雪』を発動。自分フィールドに鳥獣族・風属性がいる時、相手の発動したモンスター効果を無効化する。自分フィールドに『ハーピィ』がいれば、このカードは手札から発動できるから」(ヒカリ手札4→3)(ヒカリ墓地7→8)
「となると、カラントーサの効果は無効化なんだな」
(でも、こっちのカードは使えるんだな)
「オラはレベル3となっている『虚栄の大猿』に、レベル2のヴァレリフォーンをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル5『ナチュル・ビースト』!」(熊五郎墓地6→8)
虎みたいなモンスターが現れる。攻撃力は2200程度だが、恐ろしい能力を持っている。
「このモンスターが表表示である限り、デッキからカードを2枚墓地へ送ることで、魔法カードを無効化できるんだな」
「おっ、やった! これなら次のターンから魔法カードっていう相手の起点を封じられるじゃん!」
「じゃあ罠カード『奈落の落とし穴』を発動。相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・特殊召喚・反転召喚した時、それを破壊して除外する」(ヒカリ墓地8→9)
「げぇっ! よりにもよって、そんなカードを伏せていただか!?」(熊五郎墓地8→9)(熊五郎除外0→1)
「更に、魔法・罠の効果が発動したことで、SCの効果発動。相手モンスターを1体手札に戻す。ちょうどそのスケルトンは破壊されたら復活するんでしょ? じゃあソイツを君の手札に戻させてもらっちゃおうかな~」
「ああっ、やべェじゃん!」
「ううっ、タッグデュエルでパートナーのモンスターが、片方の手札やデッキに来たら、大変なことになっちまうだ!」
「そう、墓地は共有できるから良いとして、手札やデッキの共有はできない。手札に戻しちゃえば、ワンテンポ送れちゃうよ」
「……やっぱりこのアイドルたち、タッグデュエルを知り尽くしているだ!」
「双子アイドルやからね~」
「やべえだ……」(熊五郎手札2→3)
「リバースカードを1枚セットして、ターンエンドだ……」(熊五郎手札3→2)
熊五郎
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体
『森の聖獣カラントーサ』(守備表示・守備力1400・地属性・レベル2)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『ミイラの呼び声』(永続魔法)
墓地の枚数9枚
除外されているカード1枚
4・アオイのターン
「んじゃ、あたしのターン、ドローッ!」(アオイ手札5→6)
「あたしは手札から、魔法カード『神鳥の排撃』を発動。手札の鳥獣族1体をコストに、相手の魔法・罠を全て手札に戻すよ! 手札の『護神鳥シムルグ』を捨てて、相手の魔法・罠を全て手札に戻す! 更に、SCの効果でカラントーサを手札に戻すよ」(アオイ手札6→4)(アオイ墓地9→11)
「ま、また手札に戻す効果だか!?」
「やべえじゃん!」
「だども、そう簡単にはやらせね! 速攻魔法『スケープ・ゴート』を発動だ! このカードは、このターンの召喚を封じる代わりに、羊トークンを4体特殊召喚できるだ!」(熊五郎墓地9→10)
熊五郎のフィールドに、4体の身代わり羊が現れる。守備力は0だが、4体も場に並べられたら鬱陶しい。
「知多の『ミイラの呼び声』はオラの手札に来ちまうが、とりあえず壁は多い方が良いだからな!」(熊五郎手札3→5)
「あ~ん、どうしよ~! モンスター並べられちゃったよ~!」
「大丈夫大丈夫。守備力は0なんだから、簡単に倒せるって」
「うん。頑張るね」
「手札から速攻魔法『スワローズ・ネスト』を発動。フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースして、同じレベルの鳥獣族モンスターをデッキから特殊召喚する。ヒカリちゃん、モンスター借りるよ!」
「オッケー、遠慮無く使って」
「うん! あたしはレベル8のSCをリリースして、デッキからレベル8の『烈風の覇者シムルグ』を特殊召喚! おいで、あたしの切り札モンスター!」(アオイ手札4→3)(アオイ墓地11→13)
『ハーピィ・レディ』が、冠を被ったような神の鳥。攻撃力は2900。
「ヒカリちゃんのおかげで、あたしの大型モンスターを呼び出せたよ!」
「うん。そのために出したんだからね~」
「更に手札から『九蛇孔雀』を召喚! 更に、相手フィールドに魔法・罠が存在しない時、墓地の『護神鳥シムルグ』は特殊召喚できるよ!」(アオイ手札3→2)(アオイ墓地13→12)
「バトルフェイズ! シムルグと『九蛇孔雀』で、羊トークンを攻撃!」
「だども、守備表示だからダメージは受けねだ!」
「メインフェイズ2に入って、リバースカードを2枚セットしてターンエンド!」(アオイ手札2→0)
アオイ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター3体
『烈風の覇者シムルグ』(攻撃表示・攻撃力2900・風属性・レベル8)
『九蛇孔雀』(攻撃表示・攻撃力1200・風属性・レベル3)
『護神鳥シムルグ』(守備表示・守備1000・風属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『ハーピィの狩場』(フィールド魔法)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
5・知多のターン
「俺のターン、ドローじゃん!」(知多手札2→3)
「俺は手札から、『ゾンビ・マスター』を召喚! 効果発動。手札の『イモータル・クロウ』を墓地へ送って、墓地からレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚するじゃん! 俺は墓地の『ゴブリンゾンビ』を特殊召喚して……」(知多手札3→1)
「じゃあチェーンして罠カード『リリース・リボーン』を発動するね。フィールドのカード1枚を墓地へ送って、墓地からモンスター1体を特殊召喚するね。フィールド魔法『ハーピィの狩場』を墓地へ送って、墓地の『ハーピィ・レディ・SC』を特殊召喚するね」(アオイ墓地12→13)
「更に魔法・罠の効果が発動した時、烈風の覇者の効果が発動! 自分フィールドの風属性・鳥獣族モンスターを1体リリースして、相手フィールドのカードを1枚デッキに戻す! 『九蛇孔雀』をリリースして、『ゾンビ・マスター』にはデッキに戻ってもらうよ!」(アオイ墓地12→13)
「……無効化はされてないから、『ゴブリンゾンビ』は特殊召喚されるけど、『ゾンビ・マスター』はデッキに帰ってしまうじゃん!」
「ついでに、リリースされた『九蛇孔雀』の効果。リリースされたらデッキ・墓地からレベル4以下の風属性モンスター1体を手札に加えられる。あたしはデッキからレベル2の『招神鳥シムルグ』を手札に!」(アオイ手札1→2)
「後続まで確保されたじゃん!」
(手札のこのカード、魔法カード『生者の書-禁断の呪術-』……墓地のアンデット族1体を蘇生して、相手墓地のモンスターを除外できるカード……でも、SCがある以上、魔法カード使ったら悪手になっちゃうな……ここは!)
「自分フィールドのアンデット族1体を破壊して、墓地から『イモータル・クロロホルン』を特殊召喚するじゃん! ついでに、破壊された『ゴブリンゾンビ』の効果が発動して、デッキから守備力1200以下のアンデット族1体『イモータル・ステップス』を手札に加えるじゃん」(知多手札1→2)
「そして、アンデット族モンスターが破壊されたことで、『イモータル・コカトリス』は墓地から特殊召喚できるじゃん!」(知多墓地9→8)
「レベル5のコカトリスに、レベル1のクロロホルンを……」
「罠カード『風霊術-「雅」』を発動! 自分フィールドの風属性モンスター1体、『護神鳥シムルグ』をリリースして、相手フィールドのカードをデッキの一番下に戻すよ。更に魔法・罠カードが発動された時、SCの効果が発動して、クロロホルンを手札に戻す! そして雅の効果で、コカトリスはデッキに戻る!」(アオイ除外0→1)(アオイ墓地13→14)
「ああっ、そんなこと!」(知多手札2→3)
「おいおい、アオイちゃんちょっと飛ばしすぎんとちゃう~? あんまりファンいじめたらいかんよ~」
「ぐっ……ターンエンドじゃん……」
知多
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター2体
『羊トークン』(守備表示・守備力0・地属性・レベル1)×2
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
「どう? あたしとヒカリちゃんとのタッグは無敵なんだよ! 前に遊太君が教えてくれたんだよ!」
「前、遊太君があたしがハーピィをいっぱい出してアオイちゃんがリリースすればって。でもこのまんまじゃ、その戦略出さずに勝っちゃうかもね~」
「手札やデッキに戻すのを多用するデッキって、俺のデッキと相性最悪じゃん! 破壊を介さないから、『イモータル』の耐性がほぼ意味ないものに……」
「オラも、モンスターの威力の差で負けちまってるだ……残ったのは羊トークンぐらいだ」
「ヤバイじゃん……」
そして、アキラ・カリンペアの二人も。
「クロウリー、ボクが先に行かせてもらうよ」
「うんっ、頑張ってね!」
1・ファントムのターン
「ボクのターン」
「魔法カード『二重召喚』を発動。このターン、通常召喚を二回行える」(ファントム手札5→4)(ファントム墓地0→1)
「ボクはモンスターを2体セットして、カードを2枚セットしてターンエンド」(ファントム手札4→0)
ファントム
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体
(裏守備表示)×2
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
「随分静かなターンですわね。なら遠慮無く攻めさせてもらいますわよ」
「だが、前戦った時デッキの全容がわからなかったんだろ? アイツのデッキがどんなデッキかわからない以上、うかつに攻めるのはダメだと思うがな」
「なら、攻め手を変えさせてもらいましょうか」
2・カリンのターン
「私のターン、ドロー」(カリン手札5→6)
「私は手札から『マンジュ・ゴッド』を召喚。召喚に成功したことで、デッキから儀式魔法か儀式モンスターを……」(カリン手札6→5)
「はい、儀式はダメだよ~。永続罠『ジャンクスリープ』を発動! 相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールドの裏守備モンスターを全て攻撃表示にする! ボクは裏守備となっている『ソニック・ジャマー』と『ガード・ドッグ』を攻撃表示にする!」
ファントムのフィールドのモンスターが表となって現れる。攻撃力は350に1500とその程度だが、リバースしたことで……!
「『ソニックジャマー』のリバース効果発動。相手は次のターンのエンドフェイズ終了まで、相手は魔法カードを発動できない。さらにリバースした『ガード・ドッグ』はこのターンの相手の特殊召喚を封じる!」
「な、なんですって……!?」
「オイオイ、いきなり儀式を封じられちまったな。どうするよ?」
「……デッキより『祝祷の聖歌』を手札に加え、バトルフェイズ! 『マンジュ・ゴッド』で、『ソニックジャマー』を攻撃ですわ! 万手・観音掌!」
「速攻魔法『月の書』を発動。フィールドのモンスター1体を裏守備表示にする。『マンジュ・ゴッド』は裏になってもらうよ」(ファントム墓地1→2)
「……カードを2枚セットして、ターンエンド」(カリン手札6→4)
「『ジャンクスリープ』の効果、エンドフェイズに自分のモンスターを全て裏守備にする。これでもう一回発動可能になったな」
カリン
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『マンジュ・ゴッド』(裏守備表示・守備力1000・レベル4・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
「どうやらあなたのデッキは、リバースモンスターを駆使して戦況をコントロールするデッキのようですわね。そんな名前のクセに」
「ファントムはオペラ座の裏舞台に潜む。故に裏を駆使するデッキなのは当たり前のことだろう?」
「裏……ですか」
(しかし、あの永続罠は厄介だな。恒久的にあんなモンスターをリバースされたら、魔法や特殊召喚に頼ったこっちは動きを封じられちまう……なんとかしてえな。とは言っても、次は相手ターンなんだが……)
3・クロウリーのターン
「アタシのターン、ドローッ!」(クロウリー手札5→6)
「フィールド魔法『ゴーストリック・ハウス』を発動! 更に、『ソニック・ジャマー』を反転召喚して、モンスター1体とカードを2枚セットして、ターンエンド! 永続罠『ジャンクスリープ』で、『ソニックジャマー』は裏守備に!」(クロウリー手札6→3)
クロウリー
クロウリー
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター3体
『ソニックジャマー』(裏守備表示・守備力650・風属性・レベル2)
『ガード・ドッグ』(裏守備表示・守備力500・地属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『ゴーストリック・ハウス』(フィールド魔法)
『ジャンクスリープ』(永続罠)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
4・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札5→6)
(……魔法カードを使わないで、このターンどうやって相手を崩せってか。アイツの、カリンの伏せカードは? ……『緊急儀式術』と、『リターン・オブ・ザ・ワールド』? なるほど、コレを使えってか?)
「俺は手札の『青眼の白龍』を相手に公開し、手札の『青眼の亜白龍』を特殊召喚する!」(アキラ手札6→5)
「この瞬間、アタシは罠カード『底なし落とし穴』を発動させるよ! 召喚・特殊召喚・反転召喚されたモンスターを裏守備表示にするよ! あ、ついでに、この効果で裏守備になったモンスターは、表示形式を変更できないからね! キャハッ! あ、ついでに『ジャンクスリープ』で裏守備モンスターを攻撃表示にするね~。それに、『ゴーストリック・キョンシー』の効果で、デッキから『ゴーストリック・マリー』を手札に」(クロウリー手札3→4)(クロウリー墓地2→3)
「チッ、また魔法と特殊召喚封じかよ……だが、コイツで!」
「俺は『マンジュ・ゴッド』を反転召喚して、デッキより、儀式魔法『高尚儀式術』を手札に加える」(アキラ手札5→6)
「そして、モンスター2体をリリースし、手札からレベル7の『パンデミック・ドラゴン』をアドバンス召喚!」(アキラ手札6→5)(アキラ墓地0→2)
ハザードマークの意匠を持つドラゴンが現れる。攻撃力は2500。
「『パンデミック・ドラゴン』のモンスター効果、このモンスターの攻撃力以下のモンスターを1体対象とし、破壊する! 俺は『ガード・ドッグ』を破壊する!」
「あちゃあ。やられちゃった!」(クロウリー墓地3→4)
「バトルフェイズ! 俺は『パンデミック・ドラゴン』で、『ソニックジャマー』を攻撃! デスウイルス・パニッシャー!」
「アタシも速攻魔法『月の書』を発動して『パンデミック・ドラゴン』を裏守備表示に!」(クロウリー墓地4→5)
「チッ。俺はリバースカードを2枚セットして、永続罠『リターン・オブ・ザ・ワールド』を発動。デッキより、儀式モンスターを1体除外する。これでターンエンド」(アキラ手札6→4)(アキラ除外0→1)
「そして、永続罠『ジャンクスリープ』で全て裏守備表示に!」
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『パンデミック・ドラゴン』(裏守備表示・守備力1000・闇属性・レベル7)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『リターン・オブ・ザ・ワールド』(永続罠)
墓地の枚数2枚
除外されているカード1枚
「キャハハ! 攻撃全然通らないね!」
「我々のデッキは、そう簡単に攻撃を通さないからな。裏抜けも許さない」
「やれやれ、のらりくらりと躱されてしまっていますわね」
「暖簾に腕押しってか? イヤにストレスの溜まる相手だぜ。仮面被ってなきゃ弱気なクセに」
「そろそろ行こうか? このデッキの真の恐ろしさを」
「……」
こんな風に、仲間たちの中でも苦戦している一同。
「みんな苦戦している……! 僕たちだって苦戦しているっていうのに! 一人のデッキが、二人のデッキで二倍以上の威力を出している! これがタッグデュエルの神髄なのか!?」
「遊太君、周りばっか気にしてないで、自分のデュエルに集中しよう!」
「あ、ごめん剣太郎君。人の心配より、まずは自分の心配を……しなきゃね!」
第八十七話。終わり。
6・遊太のターン
「ボクのターン、ドロー! それにしてもやるよね、相手も……」
「うん、そう思うよ。」
タクマ・絶斗ペアに思わぬ苦戦を強いられる遊太・剣太郎ペア。ライフ差は1000くらいだが、モンスターやカードの差がある。
「でも、相手がそう来るなら……」
「くぅっ!」
「!? あれは、知多君と熊五郎君のペア?」
相手は、リトルバードのヒカリとアオイのペア。二人は余裕綽々といった表情をしている。
「くっ、これじゃあ……」
対する知多と熊五郎は、苦々しい表情を浮かべている。
「苦戦している? 知多君の新デッキの威力は十二分に発揮されているはずなのに……」
「おい、どうするよ? このままじゃジリジリと追いつかれちまうぞ?」
「ううむ……難しいところですわね」
カリンとアキラの対戦相手、ファントムとクロウリーのペア。二人もどうやら苦戦しているようだった。
それもそのはず、二組のデュエルを見てみると。
1・知多のターン
「俺のターン!」
「俺は手札から、速攻魔法『イモータルの贄』を発動じゃん! 手札・フィールドより『イモータル』モンスターを破壊して、デッキより2枚ドローするじゃん。俺は手札の『イモータル・スケルトン』を破壊し、2枚ドローじゃん!」(知多墓地0→2)
「更に、『イモータル』カードで破壊されたスケルトンは、デッキから『イモータル』モンスターを墓地へ送れる。俺はデッキより、『イモータル・コカトリス』を墓地へ送るじゃん」(知多墓地2→3)
「手札から永続魔法『ミイラの呼び声』を発動するじゃん。コイツは自分フィールドにモンスターがいない時、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できるじゃん! 俺は『ゴブリンゾンビ』を手札から特殊召喚するじゃん!」(知多手札5→3)
「更に手札から、レベル3チューナーの『ユニゾンビ』を召喚じゃん! このモンスターは、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送ることで、フィールドのモンスター1体のレベルを1上げることができるじゃん! 俺はデッキよりレベル1チューナーの『イモータル・クロロホルン』を墓地へ送り、『ゴブリンゾンビ』のレベルを4から5に!」(ゴブリンゾンビレベル4→5)(知多手札3→2)(知多墓地3→4)
「そして、墓地の『イモータル・クロロホルン』は、自分フィールドのアンデット族モンスター1体を破壊することで、墓地から特殊召喚できる。俺は『ゴブリンゾンビ』を破壊して、特殊召喚するじゃん! 更に、フィールドから墓地へ送られた『ゴブリンゾンビ』は、デッキより守備力1200以下のアンデット族モンスター1体を手札に加えられる。俺はデッキから、守備力700の『イモータル・ステップス』を手札に加える。更に、フィールド上のアンデット族モンスターが破壊された時、墓地から『イモータル・コカトリス』は特殊召喚できるじゃん!」(知多手札2→3)(知多墓地4→3)
「行くじゃん! 俺はレベル5の『イモータル・コカトリス』に、レベル1の『イモータル・クロロホルン』をチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、永久凍土の白き不死身の獣! レベル6『スノーイモータル・ガルム』!」(知多墓地3→5)
吹雪の中より現れた、白き狼のアンデット。攻撃力は2500。
「俺はカードを1枚セットして、ターンエンドじゃん。そしてこのエンドフェイズ、『イモータル』カードで破壊された『イモータル・スケルトン』は、エンドフェイズに墓地から特殊召喚される!」(知多手札3→2)(知多墓地5→4)
知多
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『スノーイモータル・ガルム』(攻撃表示・攻撃力2500・水属性・レベル6)
『ユニゾンビ』(攻撃表示・攻撃力1300・闇属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『ミイラの呼び声』(永続魔法)
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
「うぅ~、知多君デッキ変えてきたの? いきなりおっかないモンスターが出てきちゃったって、ヒカリちゃん!」
「大丈夫、ここはアタシが最初に行かせてもらうから。アオイちゃんは後から攻めてって」
2・ヒカリのターン
「アタシのターン、ドロー」(ヒカリ手札5→6)
「アタシは手札から、『ハーピィ・クィーン』を墓地へ送って、デッキよりフィールド魔法『ハーピィの狩場』を手札に加え、そのまま発動! このフィールド魔法は、鳥獣族モンスターの攻撃力・守備力を200アップさせる」(ヒカリ手札6→5)(ヒカリ墓地0→1)
突如として、知多たちが『ハーピィ・レディ』の大群に囲まれた! これが狩場なのだろう。
(いきなりあのカード、結構ヤバイじゃん?)
「そして手札から、永続魔法『ヒステリック・サイン』を発動して、デッキから『万華鏡-華麗なる分身』を手札に加えさせてもらうからね」
(来る……?)
「手札から、『ハーピィ・チャネラー』を召喚! そして、フィールド魔法の効果発動。『ハーピィ・レディ』が召喚・特殊召喚された時、フィールドの魔法・罠1枚を破壊する。その伏せカード、破壊させてもらうね!」(ヒカリ手札6→5)
(やはり来た!)
「永続罠『イモータルの輪廻』を発動じゃん! 更にガルムの効果、発動! 自分フィールドのアンデット族モンスターを任意の数破壊して、破壊した数だけフィールドのカードを無効化するじゃん! 俺は『ユニゾンビ』と、スケルトンを破壊して、狩場とチャネラーの効果をターン終了まで無効化するじゃん! デスアイス・ブレス!」(知多墓地4→6)
ガルムの白い吐息が、フィールドとチャネラーを氷漬けにする。効果は無効化されてしまった。
「そして、破壊されたスケルトンの効果で、デッキより『イモータル・クロウ』を墓地へ送って、アンデット族が破壊されたことで永続罠『イモータルの輪廻』の効果が発動して、デッキから『イモータル』モンスターを特殊召喚するじゃん!」(知多墓地6→7)
「うむむ、さすがに対策してくるよね~。一回見せちゃったし。じゃあ、こっち! 速攻魔法『ダブル・サイクロン』を発動! 自分フィールドの魔法・罠1枚と、相手フィールドの魔法・罠1枚を破壊する! アタシは永続魔法『ヒステリック・サイン』と、その永続罠を破壊するよ!」(ヒカリ手札5→4)
「ええっ、永続系はフィールドに存在できなくなると、効果が無効化されてしまう……!」
「その通り、これでデッキから特殊召喚できないね。更に、永続魔法『ヒステリック・サイン』の効果もエンドフェイズに適用されるよ」(ヒカリ墓地1→3)
「予期せず敵に塩を送ることになってしまったじゃん……」
「残念だったね」
「すごいよヒカリちゃん!」
「まーね。んじゃ、次。魔法カード『万華鏡-華麗なる分身-』を発動。『ハーピィ・レディ』がいる時、デッキから『ハーピィ・レディ』か三姉妹を特殊召喚するよ。アタシはデッキから『ハーピィ・レディ1』を特殊召喚!」(ヒカリ手札4→3)(ヒカリ墓地3→4)
「とは言っても、チャネラーの効果無効化しちゃったからもう1体は呼べないじゃん? そこからどうやってエクシーズとかするじゃん?」
「んじゃ、こうする。アタシはレベル4のチャネラーに、レベル4の『ハーピィ・レディ1』をチューニング!」
「えっ!? チューナーがいないのにシンクロを!?」
「このモンスターをシンクロする時、『ハーピィ』モンスターをチューナーの代わりにできる! シンクロ召喚! 現れてレベル8『ハーピィ・レディ・SC』!」(ヒカリ墓地4→6)
金色の『サイバー・ボンテージ』を身に纏った、『ハーピィ・レディ』。攻撃力は2600。
「攻撃力を上回られたじゃん!」
「行くよ、バトルフェイズ! 『ハーピィ・レディ・SC』の攻撃! スクラッチ・クラッシュ!」
「ぐっ! だけど、たかが100のダメージ、それにガルムは破壊されても墓地から特殊召喚できるじゃん! 更に、墓地のコカトリスはアンデット族が破壊された時、特殊召喚できるじゃん!」(知多ライフ8000→7900)
「チェーン発動! 手札から『D.D.クロウ』を墓地へ送って、効果発動! 相手墓地のカード1枚を墓地から除外するよ! よって、君のガルムは除外! 自自己再生は封じたよ!」(ヒカリ手札3→2)(ヒカリ墓地6→7)
「ヤベッ! こんな形で蘇生を封じられるなんて!」(知多墓地7→6)(知多除外0→1)
「メインフェイズ2に入って、リバースカードを1枚セットしてターンエンド」(ヒカリ手札2→1)
「墓地へ送られた『ヒステリック・サイン』の効果、デッキから『ハーピィ』カードを3枚手札に加える」
「このターンのエンドフェイズ、スケルトンは復活するじゃん」(知多墓地6→5)
「『ハーピィの羽根吹雪』『ハーピィ・オラクル』『ハーピィの羽根箒』を手札に。このエンドフェイズにフィールド魔法狩場の効果は復活する……で、いいのかな?」(ヒカリ手札1→4)
ヒカリ
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『ハーピィ・レディ・SC』(攻撃表示・攻撃力2800・風属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『ハーピィの狩場』
墓地の枚数7枚
除外されているカード枚
3・熊五郎のターン
「オラのターン、ドロー」(熊五郎手札5→6)
「手札から、モンスターを1体墓地へ送り、手札からレベル5の『虚栄の大猿』を特殊召喚するんだな。そして、自身の効果で特殊召喚されたこのモンスターは、墓地へ送ったモンスターのレベルだけこのモンスターのレベルを上げるか下げるかできるんだな。手札から墓地へ送ったのは、レベル2の『森の聖獣カラントーサ』なため、レベルを2下げるんだな」(熊五郎手札6→4)(熊五郎墓地5→6)(虚栄の大猿レベル5→3)
「そして手札から、レベル2チューナー『森の聖獣ヴァレリフォーン』を召喚。手札1枚を捨てて、墓地のレベル2以下の獣族1体を特殊召喚するんだな。オラは墓地に存在するカラントーサを特殊召喚するんだな!」(熊五郎手札4→2)
「待つじゃん熊五郎! それは危険じゃん!」
「なら、手札から罠カードを発動しちゃおっかな~」
「て、手札から罠カードだと!?」
「だから言ったじゃ~ん……」
「罠カード『ハーピィの羽根吹雪』を発動。自分フィールドに鳥獣族・風属性がいる時、相手の発動したモンスター効果を無効化する。自分フィールドに『ハーピィ』がいれば、このカードは手札から発動できるから」(ヒカリ手札4→3)(ヒカリ墓地7→8)
「となると、カラントーサの効果は無効化なんだな」
(でも、こっちのカードは使えるんだな)
「オラはレベル3となっている『虚栄の大猿』に、レベル2のヴァレリフォーンをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル5『ナチュル・ビースト』!」(熊五郎墓地6→8)
虎みたいなモンスターが現れる。攻撃力は2200程度だが、恐ろしい能力を持っている。
「このモンスターが表表示である限り、デッキからカードを2枚墓地へ送ることで、魔法カードを無効化できるんだな」
「おっ、やった! これなら次のターンから魔法カードっていう相手の起点を封じられるじゃん!」
「じゃあ罠カード『奈落の落とし穴』を発動。相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・特殊召喚・反転召喚した時、それを破壊して除外する」(ヒカリ墓地8→9)
「げぇっ! よりにもよって、そんなカードを伏せていただか!?」(熊五郎墓地8→9)(熊五郎除外0→1)
「更に、魔法・罠の効果が発動したことで、SCの効果発動。相手モンスターを1体手札に戻す。ちょうどそのスケルトンは破壊されたら復活するんでしょ? じゃあソイツを君の手札に戻させてもらっちゃおうかな~」
「ああっ、やべェじゃん!」
「ううっ、タッグデュエルでパートナーのモンスターが、片方の手札やデッキに来たら、大変なことになっちまうだ!」
「そう、墓地は共有できるから良いとして、手札やデッキの共有はできない。手札に戻しちゃえば、ワンテンポ送れちゃうよ」
「……やっぱりこのアイドルたち、タッグデュエルを知り尽くしているだ!」
「双子アイドルやからね~」
「やべえだ……」(熊五郎手札2→3)
「リバースカードを1枚セットして、ターンエンドだ……」(熊五郎手札3→2)
熊五郎
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体
『森の聖獣カラントーサ』(守備表示・守備力1400・地属性・レベル2)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『ミイラの呼び声』(永続魔法)
墓地の枚数9枚
除外されているカード1枚
4・アオイのターン
「んじゃ、あたしのターン、ドローッ!」(アオイ手札5→6)
「あたしは手札から、魔法カード『神鳥の排撃』を発動。手札の鳥獣族1体をコストに、相手の魔法・罠を全て手札に戻すよ! 手札の『護神鳥シムルグ』を捨てて、相手の魔法・罠を全て手札に戻す! 更に、SCの効果でカラントーサを手札に戻すよ」(アオイ手札6→4)(アオイ墓地9→11)
「ま、また手札に戻す効果だか!?」
「やべえじゃん!」
「だども、そう簡単にはやらせね! 速攻魔法『スケープ・ゴート』を発動だ! このカードは、このターンの召喚を封じる代わりに、羊トークンを4体特殊召喚できるだ!」(熊五郎墓地9→10)
熊五郎のフィールドに、4体の身代わり羊が現れる。守備力は0だが、4体も場に並べられたら鬱陶しい。
「知多の『ミイラの呼び声』はオラの手札に来ちまうが、とりあえず壁は多い方が良いだからな!」(熊五郎手札3→5)
「あ~ん、どうしよ~! モンスター並べられちゃったよ~!」
「大丈夫大丈夫。守備力は0なんだから、簡単に倒せるって」
「うん。頑張るね」
「手札から速攻魔法『スワローズ・ネスト』を発動。フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースして、同じレベルの鳥獣族モンスターをデッキから特殊召喚する。ヒカリちゃん、モンスター借りるよ!」
「オッケー、遠慮無く使って」
「うん! あたしはレベル8のSCをリリースして、デッキからレベル8の『烈風の覇者シムルグ』を特殊召喚! おいで、あたしの切り札モンスター!」(アオイ手札4→3)(アオイ墓地11→13)
『ハーピィ・レディ』が、冠を被ったような神の鳥。攻撃力は2900。
「ヒカリちゃんのおかげで、あたしの大型モンスターを呼び出せたよ!」
「うん。そのために出したんだからね~」
「更に手札から『九蛇孔雀』を召喚! 更に、相手フィールドに魔法・罠が存在しない時、墓地の『護神鳥シムルグ』は特殊召喚できるよ!」(アオイ手札3→2)(アオイ墓地13→12)
「バトルフェイズ! シムルグと『九蛇孔雀』で、羊トークンを攻撃!」
「だども、守備表示だからダメージは受けねだ!」
「メインフェイズ2に入って、リバースカードを2枚セットしてターンエンド!」(アオイ手札2→0)
アオイ
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター3体
『烈風の覇者シムルグ』(攻撃表示・攻撃力2900・風属性・レベル8)
『九蛇孔雀』(攻撃表示・攻撃力1200・風属性・レベル3)
『護神鳥シムルグ』(守備表示・守備1000・風属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『ハーピィの狩場』(フィールド魔法)
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
5・知多のターン
「俺のターン、ドローじゃん!」(知多手札2→3)
「俺は手札から、『ゾンビ・マスター』を召喚! 効果発動。手札の『イモータル・クロウ』を墓地へ送って、墓地からレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚するじゃん! 俺は墓地の『ゴブリンゾンビ』を特殊召喚して……」(知多手札3→1)
「じゃあチェーンして罠カード『リリース・リボーン』を発動するね。フィールドのカード1枚を墓地へ送って、墓地からモンスター1体を特殊召喚するね。フィールド魔法『ハーピィの狩場』を墓地へ送って、墓地の『ハーピィ・レディ・SC』を特殊召喚するね」(アオイ墓地12→13)
「更に魔法・罠の効果が発動した時、烈風の覇者の効果が発動! 自分フィールドの風属性・鳥獣族モンスターを1体リリースして、相手フィールドのカードを1枚デッキに戻す! 『九蛇孔雀』をリリースして、『ゾンビ・マスター』にはデッキに戻ってもらうよ!」(アオイ墓地12→13)
「……無効化はされてないから、『ゴブリンゾンビ』は特殊召喚されるけど、『ゾンビ・マスター』はデッキに帰ってしまうじゃん!」
「ついでに、リリースされた『九蛇孔雀』の効果。リリースされたらデッキ・墓地からレベル4以下の風属性モンスター1体を手札に加えられる。あたしはデッキからレベル2の『招神鳥シムルグ』を手札に!」(アオイ手札1→2)
「後続まで確保されたじゃん!」
(手札のこのカード、魔法カード『生者の書-禁断の呪術-』……墓地のアンデット族1体を蘇生して、相手墓地のモンスターを除外できるカード……でも、SCがある以上、魔法カード使ったら悪手になっちゃうな……ここは!)
「自分フィールドのアンデット族1体を破壊して、墓地から『イモータル・クロロホルン』を特殊召喚するじゃん! ついでに、破壊された『ゴブリンゾンビ』の効果が発動して、デッキから守備力1200以下のアンデット族1体『イモータル・ステップス』を手札に加えるじゃん」(知多手札1→2)
「そして、アンデット族モンスターが破壊されたことで、『イモータル・コカトリス』は墓地から特殊召喚できるじゃん!」(知多墓地9→8)
「レベル5のコカトリスに、レベル1のクロロホルンを……」
「罠カード『風霊術-「雅」』を発動! 自分フィールドの風属性モンスター1体、『護神鳥シムルグ』をリリースして、相手フィールドのカードをデッキの一番下に戻すよ。更に魔法・罠カードが発動された時、SCの効果が発動して、クロロホルンを手札に戻す! そして雅の効果で、コカトリスはデッキに戻る!」(アオイ除外0→1)(アオイ墓地13→14)
「ああっ、そんなこと!」(知多手札2→3)
「おいおい、アオイちゃんちょっと飛ばしすぎんとちゃう~? あんまりファンいじめたらいかんよ~」
「ぐっ……ターンエンドじゃん……」
知多
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター2体
『羊トークン』(守備表示・守備力0・地属性・レベル1)×2
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
「どう? あたしとヒカリちゃんとのタッグは無敵なんだよ! 前に遊太君が教えてくれたんだよ!」
「前、遊太君があたしがハーピィをいっぱい出してアオイちゃんがリリースすればって。でもこのまんまじゃ、その戦略出さずに勝っちゃうかもね~」
「手札やデッキに戻すのを多用するデッキって、俺のデッキと相性最悪じゃん! 破壊を介さないから、『イモータル』の耐性がほぼ意味ないものに……」
「オラも、モンスターの威力の差で負けちまってるだ……残ったのは羊トークンぐらいだ」
「ヤバイじゃん……」
そして、アキラ・カリンペアの二人も。
「クロウリー、ボクが先に行かせてもらうよ」
「うんっ、頑張ってね!」
1・ファントムのターン
「ボクのターン」
「魔法カード『二重召喚』を発動。このターン、通常召喚を二回行える」(ファントム手札5→4)(ファントム墓地0→1)
「ボクはモンスターを2体セットして、カードを2枚セットしてターンエンド」(ファントム手札4→0)
ファントム
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体
(裏守備表示)×2
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
「随分静かなターンですわね。なら遠慮無く攻めさせてもらいますわよ」
「だが、前戦った時デッキの全容がわからなかったんだろ? アイツのデッキがどんなデッキかわからない以上、うかつに攻めるのはダメだと思うがな」
「なら、攻め手を変えさせてもらいましょうか」
2・カリンのターン
「私のターン、ドロー」(カリン手札5→6)
「私は手札から『マンジュ・ゴッド』を召喚。召喚に成功したことで、デッキから儀式魔法か儀式モンスターを……」(カリン手札6→5)
「はい、儀式はダメだよ~。永続罠『ジャンクスリープ』を発動! 相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールドの裏守備モンスターを全て攻撃表示にする! ボクは裏守備となっている『ソニック・ジャマー』と『ガード・ドッグ』を攻撃表示にする!」
ファントムのフィールドのモンスターが表となって現れる。攻撃力は350に1500とその程度だが、リバースしたことで……!
「『ソニックジャマー』のリバース効果発動。相手は次のターンのエンドフェイズ終了まで、相手は魔法カードを発動できない。さらにリバースした『ガード・ドッグ』はこのターンの相手の特殊召喚を封じる!」
「な、なんですって……!?」
「オイオイ、いきなり儀式を封じられちまったな。どうするよ?」
「……デッキより『祝祷の聖歌』を手札に加え、バトルフェイズ! 『マンジュ・ゴッド』で、『ソニックジャマー』を攻撃ですわ! 万手・観音掌!」
「速攻魔法『月の書』を発動。フィールドのモンスター1体を裏守備表示にする。『マンジュ・ゴッド』は裏になってもらうよ」(ファントム墓地1→2)
「……カードを2枚セットして、ターンエンド」(カリン手札6→4)
「『ジャンクスリープ』の効果、エンドフェイズに自分のモンスターを全て裏守備にする。これでもう一回発動可能になったな」
カリン
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『マンジュ・ゴッド』(裏守備表示・守備力1000・レベル4・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
「どうやらあなたのデッキは、リバースモンスターを駆使して戦況をコントロールするデッキのようですわね。そんな名前のクセに」
「ファントムはオペラ座の裏舞台に潜む。故に裏を駆使するデッキなのは当たり前のことだろう?」
「裏……ですか」
(しかし、あの永続罠は厄介だな。恒久的にあんなモンスターをリバースされたら、魔法や特殊召喚に頼ったこっちは動きを封じられちまう……なんとかしてえな。とは言っても、次は相手ターンなんだが……)
3・クロウリーのターン
「アタシのターン、ドローッ!」(クロウリー手札5→6)
「フィールド魔法『ゴーストリック・ハウス』を発動! 更に、『ソニック・ジャマー』を反転召喚して、モンスター1体とカードを2枚セットして、ターンエンド! 永続罠『ジャンクスリープ』で、『ソニックジャマー』は裏守備に!」(クロウリー手札6→3)
クロウリー
クロウリー
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター3体
『ソニックジャマー』(裏守備表示・守備力650・風属性・レベル2)
『ガード・ドッグ』(裏守備表示・守備力500・地属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『ゴーストリック・ハウス』(フィールド魔法)
『ジャンクスリープ』(永続罠)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
4・アキラのターン
「俺のターン、ドロー!」(アキラ手札5→6)
(……魔法カードを使わないで、このターンどうやって相手を崩せってか。アイツの、カリンの伏せカードは? ……『緊急儀式術』と、『リターン・オブ・ザ・ワールド』? なるほど、コレを使えってか?)
「俺は手札の『青眼の白龍』を相手に公開し、手札の『青眼の亜白龍』を特殊召喚する!」(アキラ手札6→5)
「この瞬間、アタシは罠カード『底なし落とし穴』を発動させるよ! 召喚・特殊召喚・反転召喚されたモンスターを裏守備表示にするよ! あ、ついでに、この効果で裏守備になったモンスターは、表示形式を変更できないからね! キャハッ! あ、ついでに『ジャンクスリープ』で裏守備モンスターを攻撃表示にするね~。それに、『ゴーストリック・キョンシー』の効果で、デッキから『ゴーストリック・マリー』を手札に」(クロウリー手札3→4)(クロウリー墓地2→3)
「チッ、また魔法と特殊召喚封じかよ……だが、コイツで!」
「俺は『マンジュ・ゴッド』を反転召喚して、デッキより、儀式魔法『高尚儀式術』を手札に加える」(アキラ手札5→6)
「そして、モンスター2体をリリースし、手札からレベル7の『パンデミック・ドラゴン』をアドバンス召喚!」(アキラ手札6→5)(アキラ墓地0→2)
ハザードマークの意匠を持つドラゴンが現れる。攻撃力は2500。
「『パンデミック・ドラゴン』のモンスター効果、このモンスターの攻撃力以下のモンスターを1体対象とし、破壊する! 俺は『ガード・ドッグ』を破壊する!」
「あちゃあ。やられちゃった!」(クロウリー墓地3→4)
「バトルフェイズ! 俺は『パンデミック・ドラゴン』で、『ソニックジャマー』を攻撃! デスウイルス・パニッシャー!」
「アタシも速攻魔法『月の書』を発動して『パンデミック・ドラゴン』を裏守備表示に!」(クロウリー墓地4→5)
「チッ。俺はリバースカードを2枚セットして、永続罠『リターン・オブ・ザ・ワールド』を発動。デッキより、儀式モンスターを1体除外する。これでターンエンド」(アキラ手札6→4)(アキラ除外0→1)
「そして、永続罠『ジャンクスリープ』で全て裏守備表示に!」
アキラ
ライフポイント8000
手札枚数4枚
モンスター1体
『パンデミック・ドラゴン』(裏守備表示・守備力1000・闇属性・レベル7)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『リターン・オブ・ザ・ワールド』(永続罠)
墓地の枚数2枚
除外されているカード1枚
「キャハハ! 攻撃全然通らないね!」
「我々のデッキは、そう簡単に攻撃を通さないからな。裏抜けも許さない」
「やれやれ、のらりくらりと躱されてしまっていますわね」
「暖簾に腕押しってか? イヤにストレスの溜まる相手だぜ。仮面被ってなきゃ弱気なクセに」
「そろそろ行こうか? このデッキの真の恐ろしさを」
「……」
こんな風に、仲間たちの中でも苦戦している一同。
「みんな苦戦している……! 僕たちだって苦戦しているっていうのに! 一人のデッキが、二人のデッキで二倍以上の威力を出している! これがタッグデュエルの神髄なのか!?」
「遊太君、周りばっか気にしてないで、自分のデュエルに集中しよう!」
「あ、ごめん剣太郎君。人の心配より、まずは自分の心配を……しなきゃね!」
第八十七話。終わり。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1022 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1063 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1044 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
138 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 984 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1057 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1028 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1009 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 974 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1059 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
88 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 1002 | 0 | 2018-10-06 | - | |
133 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 958 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1146 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 837 | 2 | 2018-11-08 | - | |
171 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1021 | 2 | 2018-11-19 | - | |
138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 946 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 995 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 892 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 910 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
79 | 第五十六話「彼女との再会」 | 746 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 839 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 727 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 779 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
91 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 786 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 853 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 729 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 606 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 601 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 684 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 642 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
67 | 第八十一話「高き壁」 | 664 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 680 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 522 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 481 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 487 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 564 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 670 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 425 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 516 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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