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第五十二話「突き抜ける意志」 作:イクス
第五十二話「突き抜ける意志」
『決闘者の帝国』、その最終決戦。闇の王と遊太のデュエル。
遊太は当初、帝国で頑張った人々、精霊たちの思いを乗せたような、猪突猛進したデュエルを行った。だが、それを軽くいなされ、逆に自分を窮地に追い込んでしまった。そして、闇のデュエルの影響で、受けた傷も、遊太を蝕む。
だが遊太は、『イクスロードナイト』達の助言も受け、ようやく本調子に戻ることができた。ここから逆転はできるのだろうか。
4・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札1→2)
(奴の場には、破壊されると同族を呼び出すテラと、さっき与えた家臣トークンがあるのみ……そして我の手札にはミスラがいる……そして開岩と手札にはこのモンスター……理想形ではないか。だが、奴のテラは厄介だな……確実に処理しなくてはな)
「自分フィールドの、アドバンス召喚されたモンスターを手札に戻すことで、このモンスターは手札から特殊召喚できる。ライザーを手札に戻し、『風帝家臣ガルーム』を特殊召喚!」(闇の王手札2→3→2)(闇の王墓地6→7)
「更に、ガルームをリリースし、再びレベル6『風帝ライザー』をアドバンス召喚する! ライザーの効果、発動。貴様のフィールドにいるテラを、デッキトップに戻してもらおうか。デッキではなく、デッキの1番上にな……」(闇の王手札2→1)
「……わかった」
「更に、アドバンス召喚のためにリリースされたガルームと、永続魔法『帝王の開岩』の効果発動。開岩の効果で、ライザーと同じステータスを持つ『魔帝アングマール』を手札に加え、ガルームの効果でデッキから攻撃力800で守備力1000のモンスター『天帝従騎イデア』を手札に加える」(闇の王手札1→3)
「ではバトルだ。ライザーで、家臣トークンへと攻撃! 後々残っていても危ないからな……我はこのままバトルフェイズを終了させ、このままターンエンドで終わる」
闇の王
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体
『風帝ライザー』(攻撃表示・攻撃力2400・風属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚
『帝王の開岩』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚
5・遊太のターン
「僕のターン、ドロー……だけど」(遊太手札4→5)
ここで逆転の一手を引ければまだ問題はなかったのだが、デッキトップに戻す効果により、ドローは確定してしまっている。ドローしたカードは、先程『風帝ライザー』によってデッキトップに戻された『ロードナイト・テラ』。故に先程のモンスターを引くしかない。完全なるドロー封じ。
加えて手札にあるカードは、全てモンスターカード。ここはモンスターセットしかほぼ手が無い。
だが、モンスターセットをしたところで、また帝の効果でやられるかもしれない。加えて、伏せカードもいつ吹き飛ばされるかわからない。
だが、ここはそうするしかない。流れがない以上、ないなりにやるしかないのだから。
「僕はモンスターを1体セットして、ターンエンド!」(遊太手札5→4)
それに、仮に動けたとしても、あの永続罠『連撃の帝王』で新たな帝をアドバンス召喚されれば、どっちにしろ首を絞めることになりかねない。
時には動かないことも、デュエルには必要なのだ。
遊太
ライフポイント6000
手札枚数4枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の兵力維持』(永続魔法)
墓地の枚数8枚
除外されているカード3枚
6・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札3→4)
(引いたのは、魔法カード『帝王の凍気』。となると、さっきから伏せられているあの伏せカード……なんのカードだ……? 攻撃反応型でもなく、フリーチェーンカードでもなく……ブラフ? それとも特殊な条件で発動されるカード……? なんにせよ、残っていると後々面倒だ。ならば……)
「手札より、魔法カード『帝王の凍気』を発動! 我のフィールドに攻撃力2400・守備力1000のモンスターがいる時、相手の伏せカードを破壊する! その伏せカードをな!」(闇の王手札4→3)(闇の王墓地7→8)
「……わかった」
伏せカードを簡単に破壊させる。破壊されて特に何かある訳でもなく、ただ破壊されるだけ。(遊太墓地8→9)
(なんだ……ただのブラフカードか……なら遠慮はしない。攻める!)
「我は手札より、『天帝従騎イデア』を召喚! 効果発動。召喚・特殊召喚した時、デッキからイデア以外の攻撃力800で守備力1000のモンスターを特殊召喚できる。特殊召喚するのは、『冥帝従騎エイドス』、守備表示だ。更に、特殊召喚されたエイドスは、通常召喚に加えてアドバンス召喚を行える。これにより、我はイデアをリリースし、手札のレベル6『魔帝アングマール』を、アドバンス召喚する!」(闇の王手札3→2→1)(闇の王墓地8→9)
現れたのは、たなびくマフラーを持つ、悪魔の帝王。攻撃力は他のレベル6帝王と同じ、2400。
「アングマールはアドバンス召喚に成功した時、墓地の魔法カード1枚を除外できる。そして、除外したものと同じ魔法カード1枚をデッキから手札に加えられる。墓地から『帝王の深怨』を除外し、同名カードを手札に加える」(闇の王手札1→2)(闇の王墓地9→8)(闇の王除外0→1)
「更に、永続魔法『帝王の開岩』の効果で、アドバンス召喚された帝とは違う帝を手札に加える。我が手札に加えるのは『炎帝テスタロス』」(闇の王手札2→3)
「そして、手札より魔法カード『帝王の深怨』を発動。手札のテスタロスを相手に見せ、デッキより『帝王』魔法・罠である『帝王の溶撃』を手札に加える」(闇の王墓地8→9)
「バトルフェイズ! ライザーで、貴様の伏せ守備モンスターへと攻撃! 烈風陣斬!」
風の刃が、伏せ守備モンスターを破壊する。破壊されたのは、テラ……!
「テラのモンスター効果、発動! 戦闘・効果で破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕が特殊召喚するのは、レベル4『ロードナイト・ネクロ』! さらに、ネクロは特殊召喚に成功した時、墓地から『英雄騎士』魔法カードを手札に加えられる。僕が手札に加えるのは、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』!」(遊太手札4→5)(遊太墓地8→9→8)
「では、アングマールで攻撃する。魔陣列旋!」
「でも、守備表示だからダメージは受けない!」(遊太墓地8→9)
「……我はカードを1枚セットし、ターンエンド」(闇の王手札3→2)
(やはり、簡単には通してくれないな。それに手札にあのカードを加えられたか……。だが、それもここまで。いくら奴が良いカードを揃えたとしても、それを無効にできるカードがこちらにはある……)
闇の王
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『魔帝アングマール』(攻撃表示・攻撃力2400・闇属性・レベル6)
『風帝ライザー』(攻撃表示・攻撃力2400・風属性・レベル6)
『冥帝従騎エイドス』
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『帝王の開岩』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数8枚
除外されているカード1枚
7・遊太のターン
「僕のターン、ドロー」(遊太手札5→6)
「ここで我は、永続罠『帝王の溶撃』を発動させる。このカードは、我のエクストラデッキにカードが無く、我のフィールドにアドバンス召喚されたモンスターがいる時、フィールドのアドバンス召喚されたモンスター以外のモンスターは無効となる。フフフ……さっき手札に加えたカードを、我は忘れていないさ……」
「……やられた」
遊太のデッキである『ロードナイト』は、殆どレベルが4以下の特殊召喚で効果を発動するモンスター。そして、切り札となる『イクスロードナイト』も、効果で盤面を支配するモンスター。効果が無効になってしまえば、どうにもならない。
(あのカードをどうにかしなければ、攻め込むこともできない! でも、この手札じゃ……! なら!)
「僕は手札より、『英雄騎士の人員整理』を発動する。このカードは、手札より任意の数だけ『ロードナイト』モンスターを墓地へ送ることで。デッキから捨てた数+1枚ドローできる。僕はニードラーとファイリーを墓地へ墓地へ送り、3枚ドローする」(遊太墓地9→12)
(まだ、やれない。でも、攻撃力を上回ることなら!)
「僕は手札より、『ロードナイト・ファイアロー』を召喚。ファイアローは召喚・反転召喚・特殊召喚された時、相手に1000のダメージを与えられるんだけど……アドバンス召喚モンスター以外のモンスター効果が封じられているため、効果は発動できない。けれど!」(遊太手札6→5)
「手札より、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、リリースしたモンスターと同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を、特殊召喚する! ファイアローは炎属性! よって、炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地12→13)
現れたのは、ワイバーンの翼と巨体を持つ騎士。攻撃力は、破格の2900。効果が無効化されていても、今の状況では問題ない。
「ほう、そうくるか……」
「さらに、ファイアローはカード効果で墓地へ送られた時、相手に1000のダメージを与えられる! フィールドの効果は無効にできても、墓地効果は無効にできない! 1000のダメージを喰らえ!」
「いいだろう、それくらいは受けてやる」(闇の王ライフ8000→7000)
「兵力維持の効果で、特殊召喚された炎属性のデュナスと同じ属性の『ロードナイト・フレイア』を手札に加えて、バトルフェイズ! デュナスでライザーを攻撃! ドラゴンズ・ロア!」(遊太手札4→5)
デュナスから放たれたドラゴン状の炎が、ライザーを焼き尽くす。少ないダメージとはいえ、先程のバーンと合わせて闇の王のライフを削る。
「……」(闇の王ライフ7000→6500)(闇の王墓地8→9)
「カードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札5→4)
遊太
ライフポイント6000
手札枚数3枚
モンスター1体
『イクスロードナイト・デュナス』(攻撃表示・攻撃力2900・炎属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の兵力維持』(永続魔法)
墓地の枚数13枚
除外されているカード3枚
8・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札2→3)
「……あの状況から活路を見出したのは流石だと言いたいが、残念ながらそう簡単にはいかないものなのだよ」
「何……!?」
「我は相手フィールドに家臣トークン1体を特殊召喚し、手札のミスラを特殊召喚する。そして、ミスラをリリースし、『炎帝テスタロス』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札3→2→1)(闇の王墓地9→10)
今度は炎の中より現れた帝。攻撃力は、他の帝と同じ2400。
「テスタロスはアドバンス召喚に成功した時、相手の手札をランダムに1枚捨てさせることができる。そうだな……一番右端の手札を捨ててもらおうか」
「……僕が手札から捨てるのは、さっき手札に加えたフレイア」
「そして、手札から捨てさせたのがモンスターだった場合、そのモンスターのレベル×100ポイントのダメージを相手に与える! フレイアのレベルは……5か。よって500ポイントのダメージを与える!」
「ぐうっ! でも、これくらい!」(遊太ライフ6000→5500)(遊太手札3→2)(遊太墓地13→14)
「だが、それだけでは収まらないものなのだよ、このカードこの手札にあるカードは……」
「……!?」
「アドバンス召喚のためにミスラをリリースしたので、このターンもう一回アドバンス召喚を行える! エイドスとアングマール、2体のモンスターをリリースすることで、レベル8『冥帝エレボス』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札1→0)(闇の王墓地8→10)
「……来たか!」
重々しい玉座に座り、冥府の底から現れた闇の帝王。その攻撃力は2800。
「エレボスの効果発動。デッキより『帝王』魔法・罠を2枚墓地へ送り、相手の手札・墓地・フィールドのカード1枚をデッキに戻す。我は『汎神の帝王』と『真源の帝王』を墓地へ送り、貴様のデュナスをデッキに戻してもらおうか!」(闇の王墓地10→12)
「……わかった」
(このまま奴が攻撃してくるなら御の字だけど、そうはいかないよな……!)
「そして、守備力1000で攻撃力2800のモンスターがアドバンス召喚に成功したので、永続魔法開岩の効果でデッキより同じステータスの『爆炎帝テスタロス』を手札に加える」(闇の王手札0→1)
「更に、墓地の『帝王の轟毅』と共に『帝王の凍気』を除外することにより、『帝王の凍気』の効果発動。フィールドのセットされたカード1枚を破壊する! これにより、貴様の伏せカードは破壊だ!」(闇の王墓地12→10)(闇の王除外1→3)
またしても吹く、猛吹雪によって伏せカードが破壊される。破壊されたのは、『聖なるバリアーミラーフォース』だった。
「フン、ミラーフォースか。その程度で防ぎ切れると思うなよ!」
「このカードなら決められたんだけど、流石に簡単にはいかないよな……」(遊太墓地14→15)
「だけど、僕のフィールドのカードが魔法カードで破壊された時、墓地の『融爆』の効果発動! このカードを除外して、相手フィールドのカード1枚を破壊する!」(遊太墓地15→14)(遊太除外3→4)
(本来ならモンスターを破壊するのがいいんだろうけど、今は後続のことを考えるべきだ!)
「僕は、永続罠『帝王の溶撃』を破壊する!」
「ほう、これを破壊するというのか? 良いだろう」(闇の王墓地10→11)
「ではついでに、墓地の『汎神の帝王』の効果発動。このカードを墓地から除外し、デッキの『帝王』魔法・罠を3枚見せる。相手はその中から1枚選ばなくてはいけない。さあ、選べ」
そうして提示されたのは、3枚の『進撃の帝王』。これでは選ぶ必要はない。
「僕は、右の進撃を選ぶ!」
「では、これを手札に加え、そのまま発動する。永続魔法『進撃の帝王』をな! この永続魔法は、我のフィールドのアドバンス召喚されたモンスターに、効果の対象にならない耐性と、破壊されない耐性を与える。故に、これ以降お前の発動するほとんどの効果を防ぐことができる!」
(僕の『イクスロードナイト』の効果の大半は、対象を取る効果かつ破壊する効果が多い……これで封じられたということか!)
「では、邪魔者も消え、万全の態勢を整えたことだし、バトルフェイズを行う! 我はテスタロスで家臣トークンを攻撃! 爆炎烈破!」
「ううっ。でも、お前がくれた家臣トークンは、守備表示だからダメージを受けない!」
「これがミスラの辛い所だな……。では、エレボスでダイレクトアタック! 冥府剛掌!」
「相手が直接攻撃を宣言した時、手札の『ロードナイト・ガーディ』は守備表示で特殊召喚できる! そして、この効果で特殊召喚されたガーディによって、バトルフェイズを強制終了させる!」(遊太手札2→1)
エレボスの邪悪な拳を、光のシールドで防御するガーディ。これにより、バトルフェイズは強制終了してしまった。
「フン、我はこれでターンエンドだ。だが、上手く守れているが、その守りがいつまで続くかな? 無謀な子供よ」
闇の王
ライフポイント6500
手札枚数2枚
モンスター2体
『冥帝エレボス』(攻撃表示・攻撃力2800・闇属性・レベル8)
『炎帝テスタロス』(攻撃表示・攻撃力2400・炎属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード3枚
『帝王の開岩』(永続魔法)
『進撃の帝王』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数11枚
除外されているカード3枚
9・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「ここで永続罠『連撃の帝王』の効果を発動させる! 相手メインフェイズ・バトルフェイズに、アドバンス召喚を行う! 手札にいるこのモンスターは、アドバンス召喚されたモンスター1体をリリースして、アドバンス召喚できる! テスタロスをリリースし、レベル8『爆炎帝テスタロス』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札1→0)(闇の王墓地11→12)
テスタロスが炎に包まれ、更にパワーアップする。その攻撃力は、テスタロスと同じ攻撃力の2800。
「アドバンス召喚された爆炎帝の効果発動。相手の手札を確認して捨てさせる。捨てさせたのがモンスターだった場合、そのレベル×200のダメージを与える! そして、炎属性をリリースしたことにより、相手に1000のダメージを与える!」
「ぐうううっ!」(遊太ライフ6000→5000)
「そして、手札を確認……。ほう、良い効果を持つモンスターだな。『ロードナイト・ブラスト』を捨てろ、そのレベルは4、よって800ダメージが、お前に加わる! そして、我は開岩の効果で、同じステータスの『天帝アイテール』を手札に加える」(闇の王手札0→1)
「ぐあああっ!」(遊太ライフ5000→4200)(遊太手札2→1)(遊太墓地14→15)
闇のデュエルのダメージが、遊太に襲い掛かる。先程までは、軽いダメージと自分のライフコストであったので大丈夫だった傷も、大ダメージを受けて大きな傷となる。これには、『イクスロードナイト』達も心配する。
(大丈夫か、遊太!)
「大丈夫、まだやれる。ロベルトさんや烏間さんが受けた傷に比べたら、これくらい!」
と、遊太は痛みを我慢して立ち上がる。
「僕は手札より、魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 墓地の『ロードナイト』3体をデッキに戻し、2枚ドローできる。だけど、発動した時手札が0枚だったとき、デュエル中に1度だけ、3枚ドローできる! 僕はフレイア・ブラスト・テラの3体をデッキに戻し、3枚ドロー!」(遊太手札0→3)(遊太墓地15→12→13)
(チッ。手札ハンデスが、逆に相手に有利になるようなドローにしてしまったか……)
「……よし。手札より、魔法カード『英雄騎士としての来訪』を発動! 除外されている同じ属性の『ロードナイト』2体をデッキに戻し、戻した属性と同じ『イクスロードナイト』を1体、エクストラデッキから特殊召喚する! 僕は、闇属性のアルファとフェロー2体をデッキに戻し、闇属性の『イクスロードナイト・ドゥフト』を特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地13→14)(遊太除外4→2)
現れたのは右手にフルーレを持ち、左上に羅針盤を持つ『イクスロードナイト』一の策士。攻撃力は2600。
「闇属性の『ロードナイト』が特殊召喚されたため、僕はデッキより闇属性の『ロードナイト・シーク』を手札に加える」(遊太手札2→3)
「そして、ドゥフトのモンスター効果発動。手札1枚を捨てることで、デッキから『英雄騎士』と名の付いた罠カード1枚をセットできる」(遊太手札3→2)(遊太墓地14→15)
「更に僕は、カードを2枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札2→0)
遊太
ライフポイント4200
手札枚数0枚
モンスター2体
『ロードナイト・ガーディ』(守備表示・守備力2000・光属性・レベル4)
『イクスロードナイト・ドゥフト』(攻撃表示・攻撃力2600・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の兵力維持』(永続魔法)
墓地の枚数14枚
除外されているカード2枚
10・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札1→2)
(……何のつもりだ? こちらにはそちらの攻撃力を上回るモンスターが2体。そして伏せカード3枚。明らかに我を誘っている……だが、『進撃の帝王』の効果で我のモンスターは強固な耐性を得ている。それに、このカード……なんの問題もない!)
「我は手札より、永続魔法『冥界の宝札』を発動。これにより、我は2体以上のモンスターをリリースしてアドバンス召喚した時、2枚ドローできる」(闇の王手札2→1)
「そして、我は墓地より『真源の帝王』の効果発動。墓地より『帝王』魔法・罠を除外することで、このカードをモンスター扱いで特殊召喚できる。『帝王の溶撃』を除外し、特殊召喚する」(闇の王墓地12→10)(闇の王除外3→5)
「更に、墓地にあるエイドスは除外することで、エイドスと同じステータスを持つモンスター1体を墓地から特殊召喚できる! イデアを特殊召喚!」(闇の王墓地10→8)(闇の王除外5→6)
「更に、イデアは召喚・特殊召喚された時、イデアと同じステータスを持つモンスターをデッキから特殊召喚できる! 2体目のエイドスを、特殊召喚! さらに、エイドスは召喚・特殊召喚された時、このターン通常召喚に加えてモンスターをアドバンス召喚できる!」
「我は、モンスターとなっている『真源の帝王』と、イデアをリリースして、手札の『天帝アイテール』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札1→0)(闇の王墓地8→10)
再び現れたのは、エレボスとは対照的な、神々しさを持つ帝王! 攻撃力は2800。
「アイテールがアドバンス召喚に成功した時、デッキ・手札から『帝王』魔法・罠2枚を墓地へ送ることで、デッキから守備力が1000で攻撃力が2400以上のモンスターを特殊召喚できる! 『帝王の轟毅』と『帝王の凍志』を墓地へ送り、デッキから『光帝クライス』を特殊召喚する!」
アイテールの導きによって現れたのは、光り輝く帝王。攻撃力は2400。
「そして、『冥界の宝札』により、2枚ドロー。更に、墓地へ送られたイデアの効果で除外されている『帝王』魔法・罠である『汎神の帝王』を手札に加え、更に開岩の効果でデッキより『轟雷帝ザボルグ』を手札に加える!」(闇の王手札0→2→3→4)
「更に、特殊召喚されたクライスの効果発動。フィールドのカードを2枚まで破壊し、破壊されたカードのコントローラーは破壊されただけドローできる。我はお前の永続魔法と『連撃の帝王』を破壊する! そして我は1枚ドロー。破壊されたお前も、ドローしたまえ」(闇の王手札4→5)(闇の王墓地10→11)
「……」(遊太手札0→1)(遊太墓地14→15)
あっという間に手札が潤った闇の王。そして、揃った手札を見て、こう呟く。
「フフフ……完璧な手札だ! これにより、もうお前は成す術なく私にやられる! 手札よりフィールド魔法『真帝王領域』を発動させる!」(闇の王手札5→4)
「……来たのか!」
闇の王のフィールドが、重苦しい闇の瘴気に包まれる。それはまるで、帝王の領域であるかのように。
「このフィールドにおいて、モンスターをアドバンス召喚していないプレイヤーはエクストラデッキよりモンスターを出せなくなる! これで決まりだ! フハハハハハ!」
「やっぱりね……ここで来るんじゃないかと思っていたよ」
「何……?」
「この領域と、数々の永続魔法で固められた布陣。これこそが、お前のフィールド……だが、一旦崩れれば力ある者ほど脆い!」
「おのれ、何が言いたい!」
「速攻魔法発動! 『魔法効果の矢』! このカードは、相手フィールドの表側表示魔法カードを全て破壊し、破壊した数×500ポイントのダメージを与える!」
「なんだと!? そんなカードが……ハッ、今我のフィールドにある表側表示の魔法カードは、4枚……!」
「慢心しすぎて、永続魔法を並べすぎたようだね! 行け! 魔法カードを全て破壊しろ!」(遊太墓地15→16)
遊太の場より放たれた矢が、闇の王の魔法カードを全て破壊する! それにより、馬鹿にならないダメージも加わる!
「ぐおおおぉぉぉっ……! 我の、我の領域が……!」(闇の王ライフ6500→4500)(闇の王墓地11→15)
「これで、お前のモンスターは全て耐性を失い、エクストラ封じもできない!」
「図に乗るな! 領域が使えずとも、お前のエクストラを封じることなど訳ない! 我は増えたアドバンス召喚権を使い、クライスとエイドスをリリースして、レベル8『轟雷帝ザボルグ』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札5→4)(闇の王墓地15→17)
轟雷を響かせ現れた、雷の帝王。攻撃力は2800。
「ザボルグのアドバンス召喚効果を発動! フィールドのモンスター1体を破壊し、それが光属性のモンスターだったなら、そのモンスターのレベル・ランクの数だけ互いのエクストラからカードを墓地へ送る! 我は、ザボルグ自身を破壊して、その効果を――」
「させない! 僕は場からカウンター罠『英雄騎士の封印術』を発動! 自分フィールドに『ロードナイト』がいる時、相手のモンスター効果・魔法・罠の発動を無効にして、破壊する!」(遊太墓地15→16)
「何いっ!?」(闇の王墓地17→18)
『ロードナイト』によって、効果を封じられ破壊されてしまうザボルグ。折角のエクストラ封じを止められ、闇の王は更に激昂する。
「ぐっ……おのれェ……! ならば、『冥帝エレボス』で、ドゥフトを攻撃! 冥府――」
「その攻撃宣言に対し、罠カード『英雄騎士の奇策』を発動! 自分墓地の『ロードナイト』モンスターの数×800ポイント、相手モンスターの攻撃力を下げる! 今僕の墓地には、お前のモンスターの攻撃力を0にするには十分な程モンスターが眠っている! よって、攻撃力は0だ!」(遊太墓地16→17)
「なんだとォッ!」
エレボスがドゥフトに攻撃を仕掛けようとするも、目の前にあるぬかるみに足を取られ、体勢を崩してしまう。それにより、マトモに攻撃できず返り討ちとなってしまった。
「ぐぬうううっ! こ、こんな良いようにやられるなど……!」(闇の王ライフ4500→1900)
「迂闊な攻撃だったね! 僕のドゥフトの伏せカードを見抜けなかったお前のミスさ!」
(でも、これは……ロベルトさん、烏間さんが、何度も僕に見せてくれた光景だから……)
そう、この遊太のプレイングは、何度も目の前で敗北を見せられた故のプレイング。いわば、彼らの敗北の積み重ね。それゆえのメタとすり抜け! いわば、二人によって成し遂げられた逆転!
「これで、一矢、いや、十矢報いたかな? さあ、ターンの続きだ。まさか攻撃力0でまた攻撃する訳ないよね?」
「ぐっ……我は爆炎帝とアイテールを守備表示に変更し、カードを2枚セットして、ターンエンドだ……!」(闇の王手札4→2)
闇の王
ライフポイント1900
手札枚数2枚
モンスター2体
『天帝アイテール』(守備表示・守備力1000・レベル8・光属性)
『爆炎帝テスタロス』(守備表示・守備力1000・レベル8・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数18枚
除外されているカード4枚
あの盤石の体勢を見事崩し、更に大きくライフポイントを減らした遊太。これにより、勝負の流れは一気に遊太へと傾いた。
これには『イクスロードナイト』達も、安堵の表情を浮かべる。
(よくやったぞ、遊太!)
(一時はどうなることかと思いましたが、これで解決ですね!)
「うん……これで崩れた。ここからは、僕のターンだ! 行くぞ!」
第五十二話。終わり。
『決闘者の帝国』、その最終決戦。闇の王と遊太のデュエル。
遊太は当初、帝国で頑張った人々、精霊たちの思いを乗せたような、猪突猛進したデュエルを行った。だが、それを軽くいなされ、逆に自分を窮地に追い込んでしまった。そして、闇のデュエルの影響で、受けた傷も、遊太を蝕む。
だが遊太は、『イクスロードナイト』達の助言も受け、ようやく本調子に戻ることができた。ここから逆転はできるのだろうか。
4・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札1→2)
(奴の場には、破壊されると同族を呼び出すテラと、さっき与えた家臣トークンがあるのみ……そして我の手札にはミスラがいる……そして開岩と手札にはこのモンスター……理想形ではないか。だが、奴のテラは厄介だな……確実に処理しなくてはな)
「自分フィールドの、アドバンス召喚されたモンスターを手札に戻すことで、このモンスターは手札から特殊召喚できる。ライザーを手札に戻し、『風帝家臣ガルーム』を特殊召喚!」(闇の王手札2→3→2)(闇の王墓地6→7)
「更に、ガルームをリリースし、再びレベル6『風帝ライザー』をアドバンス召喚する! ライザーの効果、発動。貴様のフィールドにいるテラを、デッキトップに戻してもらおうか。デッキではなく、デッキの1番上にな……」(闇の王手札2→1)
「……わかった」
「更に、アドバンス召喚のためにリリースされたガルームと、永続魔法『帝王の開岩』の効果発動。開岩の効果で、ライザーと同じステータスを持つ『魔帝アングマール』を手札に加え、ガルームの効果でデッキから攻撃力800で守備力1000のモンスター『天帝従騎イデア』を手札に加える」(闇の王手札1→3)
「ではバトルだ。ライザーで、家臣トークンへと攻撃! 後々残っていても危ないからな……我はこのままバトルフェイズを終了させ、このままターンエンドで終わる」
闇の王
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体
『風帝ライザー』(攻撃表示・攻撃力2400・風属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚
『帝王の開岩』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚
5・遊太のターン
「僕のターン、ドロー……だけど」(遊太手札4→5)
ここで逆転の一手を引ければまだ問題はなかったのだが、デッキトップに戻す効果により、ドローは確定してしまっている。ドローしたカードは、先程『風帝ライザー』によってデッキトップに戻された『ロードナイト・テラ』。故に先程のモンスターを引くしかない。完全なるドロー封じ。
加えて手札にあるカードは、全てモンスターカード。ここはモンスターセットしかほぼ手が無い。
だが、モンスターセットをしたところで、また帝の効果でやられるかもしれない。加えて、伏せカードもいつ吹き飛ばされるかわからない。
だが、ここはそうするしかない。流れがない以上、ないなりにやるしかないのだから。
「僕はモンスターを1体セットして、ターンエンド!」(遊太手札5→4)
それに、仮に動けたとしても、あの永続罠『連撃の帝王』で新たな帝をアドバンス召喚されれば、どっちにしろ首を絞めることになりかねない。
時には動かないことも、デュエルには必要なのだ。
遊太
ライフポイント6000
手札枚数4枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の兵力維持』(永続魔法)
墓地の枚数8枚
除外されているカード3枚
6・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札3→4)
(引いたのは、魔法カード『帝王の凍気』。となると、さっきから伏せられているあの伏せカード……なんのカードだ……? 攻撃反応型でもなく、フリーチェーンカードでもなく……ブラフ? それとも特殊な条件で発動されるカード……? なんにせよ、残っていると後々面倒だ。ならば……)
「手札より、魔法カード『帝王の凍気』を発動! 我のフィールドに攻撃力2400・守備力1000のモンスターがいる時、相手の伏せカードを破壊する! その伏せカードをな!」(闇の王手札4→3)(闇の王墓地7→8)
「……わかった」
伏せカードを簡単に破壊させる。破壊されて特に何かある訳でもなく、ただ破壊されるだけ。(遊太墓地8→9)
(なんだ……ただのブラフカードか……なら遠慮はしない。攻める!)
「我は手札より、『天帝従騎イデア』を召喚! 効果発動。召喚・特殊召喚した時、デッキからイデア以外の攻撃力800で守備力1000のモンスターを特殊召喚できる。特殊召喚するのは、『冥帝従騎エイドス』、守備表示だ。更に、特殊召喚されたエイドスは、通常召喚に加えてアドバンス召喚を行える。これにより、我はイデアをリリースし、手札のレベル6『魔帝アングマール』を、アドバンス召喚する!」(闇の王手札3→2→1)(闇の王墓地8→9)
現れたのは、たなびくマフラーを持つ、悪魔の帝王。攻撃力は他のレベル6帝王と同じ、2400。
「アングマールはアドバンス召喚に成功した時、墓地の魔法カード1枚を除外できる。そして、除外したものと同じ魔法カード1枚をデッキから手札に加えられる。墓地から『帝王の深怨』を除外し、同名カードを手札に加える」(闇の王手札1→2)(闇の王墓地9→8)(闇の王除外0→1)
「更に、永続魔法『帝王の開岩』の効果で、アドバンス召喚された帝とは違う帝を手札に加える。我が手札に加えるのは『炎帝テスタロス』」(闇の王手札2→3)
「そして、手札より魔法カード『帝王の深怨』を発動。手札のテスタロスを相手に見せ、デッキより『帝王』魔法・罠である『帝王の溶撃』を手札に加える」(闇の王墓地8→9)
「バトルフェイズ! ライザーで、貴様の伏せ守備モンスターへと攻撃! 烈風陣斬!」
風の刃が、伏せ守備モンスターを破壊する。破壊されたのは、テラ……!
「テラのモンスター効果、発動! 戦闘・効果で破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕が特殊召喚するのは、レベル4『ロードナイト・ネクロ』! さらに、ネクロは特殊召喚に成功した時、墓地から『英雄騎士』魔法カードを手札に加えられる。僕が手札に加えるのは、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』!」(遊太手札4→5)(遊太墓地8→9→8)
「では、アングマールで攻撃する。魔陣列旋!」
「でも、守備表示だからダメージは受けない!」(遊太墓地8→9)
「……我はカードを1枚セットし、ターンエンド」(闇の王手札3→2)
(やはり、簡単には通してくれないな。それに手札にあのカードを加えられたか……。だが、それもここまで。いくら奴が良いカードを揃えたとしても、それを無効にできるカードがこちらにはある……)
闇の王
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『魔帝アングマール』(攻撃表示・攻撃力2400・闇属性・レベル6)
『風帝ライザー』(攻撃表示・攻撃力2400・風属性・レベル6)
『冥帝従騎エイドス』
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『帝王の開岩』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数8枚
除外されているカード1枚
7・遊太のターン
「僕のターン、ドロー」(遊太手札5→6)
「ここで我は、永続罠『帝王の溶撃』を発動させる。このカードは、我のエクストラデッキにカードが無く、我のフィールドにアドバンス召喚されたモンスターがいる時、フィールドのアドバンス召喚されたモンスター以外のモンスターは無効となる。フフフ……さっき手札に加えたカードを、我は忘れていないさ……」
「……やられた」
遊太のデッキである『ロードナイト』は、殆どレベルが4以下の特殊召喚で効果を発動するモンスター。そして、切り札となる『イクスロードナイト』も、効果で盤面を支配するモンスター。効果が無効になってしまえば、どうにもならない。
(あのカードをどうにかしなければ、攻め込むこともできない! でも、この手札じゃ……! なら!)
「僕は手札より、『英雄騎士の人員整理』を発動する。このカードは、手札より任意の数だけ『ロードナイト』モンスターを墓地へ送ることで。デッキから捨てた数+1枚ドローできる。僕はニードラーとファイリーを墓地へ墓地へ送り、3枚ドローする」(遊太墓地9→12)
(まだ、やれない。でも、攻撃力を上回ることなら!)
「僕は手札より、『ロードナイト・ファイアロー』を召喚。ファイアローは召喚・反転召喚・特殊召喚された時、相手に1000のダメージを与えられるんだけど……アドバンス召喚モンスター以外のモンスター効果が封じられているため、効果は発動できない。けれど!」(遊太手札6→5)
「手札より、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、リリースしたモンスターと同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を、特殊召喚する! ファイアローは炎属性! よって、炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地12→13)
現れたのは、ワイバーンの翼と巨体を持つ騎士。攻撃力は、破格の2900。効果が無効化されていても、今の状況では問題ない。
「ほう、そうくるか……」
「さらに、ファイアローはカード効果で墓地へ送られた時、相手に1000のダメージを与えられる! フィールドの効果は無効にできても、墓地効果は無効にできない! 1000のダメージを喰らえ!」
「いいだろう、それくらいは受けてやる」(闇の王ライフ8000→7000)
「兵力維持の効果で、特殊召喚された炎属性のデュナスと同じ属性の『ロードナイト・フレイア』を手札に加えて、バトルフェイズ! デュナスでライザーを攻撃! ドラゴンズ・ロア!」(遊太手札4→5)
デュナスから放たれたドラゴン状の炎が、ライザーを焼き尽くす。少ないダメージとはいえ、先程のバーンと合わせて闇の王のライフを削る。
「……」(闇の王ライフ7000→6500)(闇の王墓地8→9)
「カードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札5→4)
遊太
ライフポイント6000
手札枚数3枚
モンスター1体
『イクスロードナイト・デュナス』(攻撃表示・攻撃力2900・炎属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の兵力維持』(永続魔法)
墓地の枚数13枚
除外されているカード3枚
8・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札2→3)
「……あの状況から活路を見出したのは流石だと言いたいが、残念ながらそう簡単にはいかないものなのだよ」
「何……!?」
「我は相手フィールドに家臣トークン1体を特殊召喚し、手札のミスラを特殊召喚する。そして、ミスラをリリースし、『炎帝テスタロス』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札3→2→1)(闇の王墓地9→10)
今度は炎の中より現れた帝。攻撃力は、他の帝と同じ2400。
「テスタロスはアドバンス召喚に成功した時、相手の手札をランダムに1枚捨てさせることができる。そうだな……一番右端の手札を捨ててもらおうか」
「……僕が手札から捨てるのは、さっき手札に加えたフレイア」
「そして、手札から捨てさせたのがモンスターだった場合、そのモンスターのレベル×100ポイントのダメージを相手に与える! フレイアのレベルは……5か。よって500ポイントのダメージを与える!」
「ぐうっ! でも、これくらい!」(遊太ライフ6000→5500)(遊太手札3→2)(遊太墓地13→14)
「だが、それだけでは収まらないものなのだよ、このカードこの手札にあるカードは……」
「……!?」
「アドバンス召喚のためにミスラをリリースしたので、このターンもう一回アドバンス召喚を行える! エイドスとアングマール、2体のモンスターをリリースすることで、レベル8『冥帝エレボス』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札1→0)(闇の王墓地8→10)
「……来たか!」
重々しい玉座に座り、冥府の底から現れた闇の帝王。その攻撃力は2800。
「エレボスの効果発動。デッキより『帝王』魔法・罠を2枚墓地へ送り、相手の手札・墓地・フィールドのカード1枚をデッキに戻す。我は『汎神の帝王』と『真源の帝王』を墓地へ送り、貴様のデュナスをデッキに戻してもらおうか!」(闇の王墓地10→12)
「……わかった」
(このまま奴が攻撃してくるなら御の字だけど、そうはいかないよな……!)
「そして、守備力1000で攻撃力2800のモンスターがアドバンス召喚に成功したので、永続魔法開岩の効果でデッキより同じステータスの『爆炎帝テスタロス』を手札に加える」(闇の王手札0→1)
「更に、墓地の『帝王の轟毅』と共に『帝王の凍気』を除外することにより、『帝王の凍気』の効果発動。フィールドのセットされたカード1枚を破壊する! これにより、貴様の伏せカードは破壊だ!」(闇の王墓地12→10)(闇の王除外1→3)
またしても吹く、猛吹雪によって伏せカードが破壊される。破壊されたのは、『聖なるバリアーミラーフォース』だった。
「フン、ミラーフォースか。その程度で防ぎ切れると思うなよ!」
「このカードなら決められたんだけど、流石に簡単にはいかないよな……」(遊太墓地14→15)
「だけど、僕のフィールドのカードが魔法カードで破壊された時、墓地の『融爆』の効果発動! このカードを除外して、相手フィールドのカード1枚を破壊する!」(遊太墓地15→14)(遊太除外3→4)
(本来ならモンスターを破壊するのがいいんだろうけど、今は後続のことを考えるべきだ!)
「僕は、永続罠『帝王の溶撃』を破壊する!」
「ほう、これを破壊するというのか? 良いだろう」(闇の王墓地10→11)
「ではついでに、墓地の『汎神の帝王』の効果発動。このカードを墓地から除外し、デッキの『帝王』魔法・罠を3枚見せる。相手はその中から1枚選ばなくてはいけない。さあ、選べ」
そうして提示されたのは、3枚の『進撃の帝王』。これでは選ぶ必要はない。
「僕は、右の進撃を選ぶ!」
「では、これを手札に加え、そのまま発動する。永続魔法『進撃の帝王』をな! この永続魔法は、我のフィールドのアドバンス召喚されたモンスターに、効果の対象にならない耐性と、破壊されない耐性を与える。故に、これ以降お前の発動するほとんどの効果を防ぐことができる!」
(僕の『イクスロードナイト』の効果の大半は、対象を取る効果かつ破壊する効果が多い……これで封じられたということか!)
「では、邪魔者も消え、万全の態勢を整えたことだし、バトルフェイズを行う! 我はテスタロスで家臣トークンを攻撃! 爆炎烈破!」
「ううっ。でも、お前がくれた家臣トークンは、守備表示だからダメージを受けない!」
「これがミスラの辛い所だな……。では、エレボスでダイレクトアタック! 冥府剛掌!」
「相手が直接攻撃を宣言した時、手札の『ロードナイト・ガーディ』は守備表示で特殊召喚できる! そして、この効果で特殊召喚されたガーディによって、バトルフェイズを強制終了させる!」(遊太手札2→1)
エレボスの邪悪な拳を、光のシールドで防御するガーディ。これにより、バトルフェイズは強制終了してしまった。
「フン、我はこれでターンエンドだ。だが、上手く守れているが、その守りがいつまで続くかな? 無謀な子供よ」
闇の王
ライフポイント6500
手札枚数2枚
モンスター2体
『冥帝エレボス』(攻撃表示・攻撃力2800・闇属性・レベル8)
『炎帝テスタロス』(攻撃表示・攻撃力2400・炎属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード3枚
『帝王の開岩』(永続魔法)
『進撃の帝王』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数11枚
除外されているカード3枚
9・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「ここで永続罠『連撃の帝王』の効果を発動させる! 相手メインフェイズ・バトルフェイズに、アドバンス召喚を行う! 手札にいるこのモンスターは、アドバンス召喚されたモンスター1体をリリースして、アドバンス召喚できる! テスタロスをリリースし、レベル8『爆炎帝テスタロス』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札1→0)(闇の王墓地11→12)
テスタロスが炎に包まれ、更にパワーアップする。その攻撃力は、テスタロスと同じ攻撃力の2800。
「アドバンス召喚された爆炎帝の効果発動。相手の手札を確認して捨てさせる。捨てさせたのがモンスターだった場合、そのレベル×200のダメージを与える! そして、炎属性をリリースしたことにより、相手に1000のダメージを与える!」
「ぐうううっ!」(遊太ライフ6000→5000)
「そして、手札を確認……。ほう、良い効果を持つモンスターだな。『ロードナイト・ブラスト』を捨てろ、そのレベルは4、よって800ダメージが、お前に加わる! そして、我は開岩の効果で、同じステータスの『天帝アイテール』を手札に加える」(闇の王手札0→1)
「ぐあああっ!」(遊太ライフ5000→4200)(遊太手札2→1)(遊太墓地14→15)
闇のデュエルのダメージが、遊太に襲い掛かる。先程までは、軽いダメージと自分のライフコストであったので大丈夫だった傷も、大ダメージを受けて大きな傷となる。これには、『イクスロードナイト』達も心配する。
(大丈夫か、遊太!)
「大丈夫、まだやれる。ロベルトさんや烏間さんが受けた傷に比べたら、これくらい!」
と、遊太は痛みを我慢して立ち上がる。
「僕は手札より、魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 墓地の『ロードナイト』3体をデッキに戻し、2枚ドローできる。だけど、発動した時手札が0枚だったとき、デュエル中に1度だけ、3枚ドローできる! 僕はフレイア・ブラスト・テラの3体をデッキに戻し、3枚ドロー!」(遊太手札0→3)(遊太墓地15→12→13)
(チッ。手札ハンデスが、逆に相手に有利になるようなドローにしてしまったか……)
「……よし。手札より、魔法カード『英雄騎士としての来訪』を発動! 除外されている同じ属性の『ロードナイト』2体をデッキに戻し、戻した属性と同じ『イクスロードナイト』を1体、エクストラデッキから特殊召喚する! 僕は、闇属性のアルファとフェロー2体をデッキに戻し、闇属性の『イクスロードナイト・ドゥフト』を特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地13→14)(遊太除外4→2)
現れたのは右手にフルーレを持ち、左上に羅針盤を持つ『イクスロードナイト』一の策士。攻撃力は2600。
「闇属性の『ロードナイト』が特殊召喚されたため、僕はデッキより闇属性の『ロードナイト・シーク』を手札に加える」(遊太手札2→3)
「そして、ドゥフトのモンスター効果発動。手札1枚を捨てることで、デッキから『英雄騎士』と名の付いた罠カード1枚をセットできる」(遊太手札3→2)(遊太墓地14→15)
「更に僕は、カードを2枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札2→0)
遊太
ライフポイント4200
手札枚数0枚
モンスター2体
『ロードナイト・ガーディ』(守備表示・守備力2000・光属性・レベル4)
『イクスロードナイト・ドゥフト』(攻撃表示・攻撃力2600・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の兵力維持』(永続魔法)
墓地の枚数14枚
除外されているカード2枚
10・闇の王のターン
「我のターン、ドロー」(闇の王手札1→2)
(……何のつもりだ? こちらにはそちらの攻撃力を上回るモンスターが2体。そして伏せカード3枚。明らかに我を誘っている……だが、『進撃の帝王』の効果で我のモンスターは強固な耐性を得ている。それに、このカード……なんの問題もない!)
「我は手札より、永続魔法『冥界の宝札』を発動。これにより、我は2体以上のモンスターをリリースしてアドバンス召喚した時、2枚ドローできる」(闇の王手札2→1)
「そして、我は墓地より『真源の帝王』の効果発動。墓地より『帝王』魔法・罠を除外することで、このカードをモンスター扱いで特殊召喚できる。『帝王の溶撃』を除外し、特殊召喚する」(闇の王墓地12→10)(闇の王除外3→5)
「更に、墓地にあるエイドスは除外することで、エイドスと同じステータスを持つモンスター1体を墓地から特殊召喚できる! イデアを特殊召喚!」(闇の王墓地10→8)(闇の王除外5→6)
「更に、イデアは召喚・特殊召喚された時、イデアと同じステータスを持つモンスターをデッキから特殊召喚できる! 2体目のエイドスを、特殊召喚! さらに、エイドスは召喚・特殊召喚された時、このターン通常召喚に加えてモンスターをアドバンス召喚できる!」
「我は、モンスターとなっている『真源の帝王』と、イデアをリリースして、手札の『天帝アイテール』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札1→0)(闇の王墓地8→10)
再び現れたのは、エレボスとは対照的な、神々しさを持つ帝王! 攻撃力は2800。
「アイテールがアドバンス召喚に成功した時、デッキ・手札から『帝王』魔法・罠2枚を墓地へ送ることで、デッキから守備力が1000で攻撃力が2400以上のモンスターを特殊召喚できる! 『帝王の轟毅』と『帝王の凍志』を墓地へ送り、デッキから『光帝クライス』を特殊召喚する!」
アイテールの導きによって現れたのは、光り輝く帝王。攻撃力は2400。
「そして、『冥界の宝札』により、2枚ドロー。更に、墓地へ送られたイデアの効果で除外されている『帝王』魔法・罠である『汎神の帝王』を手札に加え、更に開岩の効果でデッキより『轟雷帝ザボルグ』を手札に加える!」(闇の王手札0→2→3→4)
「更に、特殊召喚されたクライスの効果発動。フィールドのカードを2枚まで破壊し、破壊されたカードのコントローラーは破壊されただけドローできる。我はお前の永続魔法と『連撃の帝王』を破壊する! そして我は1枚ドロー。破壊されたお前も、ドローしたまえ」(闇の王手札4→5)(闇の王墓地10→11)
「……」(遊太手札0→1)(遊太墓地14→15)
あっという間に手札が潤った闇の王。そして、揃った手札を見て、こう呟く。
「フフフ……完璧な手札だ! これにより、もうお前は成す術なく私にやられる! 手札よりフィールド魔法『真帝王領域』を発動させる!」(闇の王手札5→4)
「……来たのか!」
闇の王のフィールドが、重苦しい闇の瘴気に包まれる。それはまるで、帝王の領域であるかのように。
「このフィールドにおいて、モンスターをアドバンス召喚していないプレイヤーはエクストラデッキよりモンスターを出せなくなる! これで決まりだ! フハハハハハ!」
「やっぱりね……ここで来るんじゃないかと思っていたよ」
「何……?」
「この領域と、数々の永続魔法で固められた布陣。これこそが、お前のフィールド……だが、一旦崩れれば力ある者ほど脆い!」
「おのれ、何が言いたい!」
「速攻魔法発動! 『魔法効果の矢』! このカードは、相手フィールドの表側表示魔法カードを全て破壊し、破壊した数×500ポイントのダメージを与える!」
「なんだと!? そんなカードが……ハッ、今我のフィールドにある表側表示の魔法カードは、4枚……!」
「慢心しすぎて、永続魔法を並べすぎたようだね! 行け! 魔法カードを全て破壊しろ!」(遊太墓地15→16)
遊太の場より放たれた矢が、闇の王の魔法カードを全て破壊する! それにより、馬鹿にならないダメージも加わる!
「ぐおおおぉぉぉっ……! 我の、我の領域が……!」(闇の王ライフ6500→4500)(闇の王墓地11→15)
「これで、お前のモンスターは全て耐性を失い、エクストラ封じもできない!」
「図に乗るな! 領域が使えずとも、お前のエクストラを封じることなど訳ない! 我は増えたアドバンス召喚権を使い、クライスとエイドスをリリースして、レベル8『轟雷帝ザボルグ』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札5→4)(闇の王墓地15→17)
轟雷を響かせ現れた、雷の帝王。攻撃力は2800。
「ザボルグのアドバンス召喚効果を発動! フィールドのモンスター1体を破壊し、それが光属性のモンスターだったなら、そのモンスターのレベル・ランクの数だけ互いのエクストラからカードを墓地へ送る! 我は、ザボルグ自身を破壊して、その効果を――」
「させない! 僕は場からカウンター罠『英雄騎士の封印術』を発動! 自分フィールドに『ロードナイト』がいる時、相手のモンスター効果・魔法・罠の発動を無効にして、破壊する!」(遊太墓地15→16)
「何いっ!?」(闇の王墓地17→18)
『ロードナイト』によって、効果を封じられ破壊されてしまうザボルグ。折角のエクストラ封じを止められ、闇の王は更に激昂する。
「ぐっ……おのれェ……! ならば、『冥帝エレボス』で、ドゥフトを攻撃! 冥府――」
「その攻撃宣言に対し、罠カード『英雄騎士の奇策』を発動! 自分墓地の『ロードナイト』モンスターの数×800ポイント、相手モンスターの攻撃力を下げる! 今僕の墓地には、お前のモンスターの攻撃力を0にするには十分な程モンスターが眠っている! よって、攻撃力は0だ!」(遊太墓地16→17)
「なんだとォッ!」
エレボスがドゥフトに攻撃を仕掛けようとするも、目の前にあるぬかるみに足を取られ、体勢を崩してしまう。それにより、マトモに攻撃できず返り討ちとなってしまった。
「ぐぬうううっ! こ、こんな良いようにやられるなど……!」(闇の王ライフ4500→1900)
「迂闊な攻撃だったね! 僕のドゥフトの伏せカードを見抜けなかったお前のミスさ!」
(でも、これは……ロベルトさん、烏間さんが、何度も僕に見せてくれた光景だから……)
そう、この遊太のプレイングは、何度も目の前で敗北を見せられた故のプレイング。いわば、彼らの敗北の積み重ね。それゆえのメタとすり抜け! いわば、二人によって成し遂げられた逆転!
「これで、一矢、いや、十矢報いたかな? さあ、ターンの続きだ。まさか攻撃力0でまた攻撃する訳ないよね?」
「ぐっ……我は爆炎帝とアイテールを守備表示に変更し、カードを2枚セットして、ターンエンドだ……!」(闇の王手札4→2)
闇の王
ライフポイント1900
手札枚数2枚
モンスター2体
『天帝アイテール』(守備表示・守備力1000・レベル8・光属性)
『爆炎帝テスタロス』(守備表示・守備力1000・レベル8・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数18枚
除外されているカード4枚
あの盤石の体勢を見事崩し、更に大きくライフポイントを減らした遊太。これにより、勝負の流れは一気に遊太へと傾いた。
これには『イクスロードナイト』達も、安堵の表情を浮かべる。
(よくやったぞ、遊太!)
(一時はどうなることかと思いましたが、これで解決ですね!)
「うん……これで崩れた。ここからは、僕のターンだ! 行くぞ!」
第五十二話。終わり。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
177 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1535 | 1 | 2018-01-28 | - | |
102 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1413 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1022 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
221 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1138 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
184 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1060 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
95 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1065 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
149 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1046 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
138 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 984 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1057 | 2 | 2018-05-18 | - | |
83 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1030 | 0 | 2018-05-26 | - | |
100 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1011 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
131 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 976 | 0 | 2018-07-12 | - | |
237 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1425 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
170 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1061 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
139 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1047 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
88 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 1002 | 0 | 2018-10-06 | - | |
133 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 958 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1146 | 2 | 2018-10-27 | - | |
72 | 第四十六話「二つの竜」 | 839 | 2 | 2018-11-08 | - | |
172 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1023 | 2 | 2018-11-19 | - | |
138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
102 | 第四十九話「救いと絶望」 | 948 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
135 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 997 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
84 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 782 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
144 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 894 | 0 | 2019-03-14 | - | |
90 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 912 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
79 | 第五十六話「彼女との再会」 | 746 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 839 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
94 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 729 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 779 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
91 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 786 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
79 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 855 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
65 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 731 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
74 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 608 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 601 | 0 | 2020-08-30 | - | |
75 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 686 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 642 | 0 | 2020-09-27 | - | |
120 | 作者よりお知らせ3 | 627 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
68 | 第八十一話「高き壁」 | 666 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
59 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 682 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
59 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 524 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 482 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
71 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 590 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
60 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 489 | 0 | 2021-12-18 | - | |
65 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 468 | 0 | 2022-01-04 | - | |
70 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 566 | 0 | 2022-01-10 | - | |
62 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 672 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
75 | 第百一話「プロの実力」 | 427 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 516 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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