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第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 作:イクス
第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」
見事、遊太に挑みたがる大勢の挑戦者を退けて、遊太を守ることに成功した菊姫、知多、真薄の3人。この3人がコテンパンに挑戦者を叩きのめしたため、遊太に挑もうなどという連中はいなくなった。
それにより、遊太は落ち着いて一日を過ごすことができるようになった。
そんな遊太が、今日も一日ゲームショップ烏間にて、一日を過ごしていた時のこと。
「ねえ知多君、昨日の件についてだけど……昨日、ゲームショップに来た時、日傘の女の子と出会ったんだよね? その女の子、どんな子だったの? デッキは?」
「うん、デッキは『ヴァンパイア』。全身白装束で、つばの広い帽子とドレスに身を包んだ金髪の女の子じゃん……すごく、可愛いじゃん……!」
「で、デュエルはどうだったの?」
「追い詰められちゃったけど、なんとか勝ったじゃん? それよりも、なんか……まるで、吸血鬼みたいな雰囲気を持っていて、『ヴァンパイア』そのものといった具合が……するじゃん?」
「ふーん?」
「菊姫さん、知多君が会った女の子……一体誰だったんでしょうねえ」
「さあ? 少なくとも、知多を惹きつける何かがあったんだとは思うぜ。烏間さん、そこんとこわからない?」
「う~ん、ちょっとわからないわね。でも、あの子は他とは違う何かを持っている。それだけはわかるわね」
「そーなのかー」
といった具合に、ゲームショップ烏間にていつものようにグダグダ過ごしていたのだが、そんな均衡を破る人間が、ゲームショップに現れたのであった。
「こんにちは~」
「あ、いらっしゃあい。あら、カリンちゃんじゃない。今日はどうしたの?」
「今日はちょっと、遊太君に用がありまして……遊太君、いらっしゃいませんか?」
「あ、遊太ならそこよ」
「ありがとうございます」
そうして、遊太の所へと来たカリン。
「あ、カリンちゃん。ここまで来るなんて、何か用?」
「先日はお世話になりましたので、お礼をしようと思いまして……これを遊太君に差し上げようと思って来たのすわ」
そう言って、手元から何やらチケットのような物を遊太に渡す。
「何これ、チケット? 何々……? 『カードヒーロー・デュエルモンスターズショー』?」
「えっ、カードヒーローですか!?」
カードヒーローと聞いて、真っ先に真薄が駆けつけてきた。真薄はチケットを遊太から奪い、その内容を見るのだった。
「こ、これは……榊原デパートの屋上で行われる、デュエルショーのチケットですか!?」
「榊原デパート? そしてヒーローショー?」
「はい。榊原財閥の系列で経営されているデパートで、屋上ではよくデュエルショーも行われているんですよ」
「それは知っています。けれど、数あるデュエルショーの中でも、この榊原デパートのショーが一番クォリティが高いのですよ! そんなショーのチケットが手に入るなんて……凄くうらやましいです!」
「あ、そうお? でも、このチケット……6枚あるようだけど?」
「はい。遊太君、菊姫さん、真薄君、知多君、岩ノ井君と鏡山君ので6枚です」
「なるほど、初めから僕らを招待する予定のものだったのか」
「はい、そうなんですよ。ショーは今週の日曜に行われますので、皆さん予定が無ければ来てください」
「ふむ、明後日か……皆、予定は空いてる?」
「明後日に予定は無いな」
「僕は、絶対絶対行きますっ!」
「まあ、俺も特に予定は無いから、行っても良いじゃん?」
「俺達はアネゴが行くなら行くぞ」
「そうッス」
「じゃあ、皆行くってことで良いんだね? それじゃあ日曜日、また会おうか」
そうして、ゲームショップ烏間を後にする遊太達。だったのだが……ゲームショップの烏間店長が、何やら気乗りしない顔をしていた。
「あー……まずいわね。遊太君には、感づかれるかもしれないわ。何せ、前にアレで会っちゃっているからな~……」
そうして、日曜日。榊原デパートの屋上に、遊太達は来ていた。そこで行われるデュエルショーを、総出で見に来た。
その内容はというと。
「エイリアンめ! この遊戯銃愛が、お前を倒す!」
「フハハハ! このヴィルガクス様を倒そうなどと、思いあがる真似はやめたまえ! 勝負の方法……それは勿論、デュエル! それが宇宙の流儀ィィィッ!」
普通の着ぐるみやスーツは勿論、ソリッドビジョンやワイヤーなどが駆使されており、確かに並ではない仕上がりだった。
その出来栄えの良さに、遊太はただただ感嘆の意を覚えるばかりだった。
「凄いねえコレ。爆発とかワイヤーアクションとか……デュエルショーって、ただデュエルしているイメージだったんだけど」
「ええ、デパート店長の意向で、どうせ普通にやったんじゃ面白くないという理由で、このように派手なアクションを取り入れるようになったんですよ。それ故、今ではこれだけ人が集まるようになっていまして……」
「なるほどね、凄い仕上がりになっているよ。カードヒーローのアニメは、真薄君から見たDVDで目を通しているけど、ここまでやるともはやこれで特撮一本作れるんじゃないかって思う出来上がりになっているよ。それで、カードヒーローを知っている真薄君はもちろん、知らない菊姫や知多君がここまでハマるとはね」
「行くじゃーん! 銃愛!」
「うおおお! 銃愛! 銃愛ーッ!」
「アネゴ! 盛り上がっているのはわかりますが、柵の中に入っちゃだめですよ!」
「ソウッスよ!」
「……!」(←目をキラキラさせながら見ている)
といった具合に、遊太とカリン以外の誘った人間が夢中になっているのであった。
しかし、そんな遊太をアッと驚かせるような人間が、ショーに現れるのであった。ショーも佳境に入って来た頃、エイリアンことヴィルガクスが。
「やるな、銃愛……! だが、これで終わった訳では無いぞ! こちらは助っ人を呼んでいるのだ! 来い! ダーク・レイヴン!」
「承知」
ショーの裏側から現れたのは、シルクハットにペストマスクにマントをした何者か。遊太はその人物に、見覚えがあった。
「あ、あれえ!? あの人、大鴉……さん!?」
「あれ、知っているのですか? あの人のことを」
「知っているも何も、僕はあの人に、デュエルの稽古をつけてもらったんだよ? おかげで、あんなにデュエルが上手くなったんだ」
「あら……そうなんですか。あの人、ついこの間このデパートに来て、ショーに出させてくれないかと申し込まれまして……アクセントを出すためにこの人を出しましたが、結構人気になったんですよ?」
「そ、そうなの? 確か、以前はミナコ社のイベントに参加していて、子供達をボコボコにのしていたとか……なるほど、今はこういう所で仕事していると」
「そうなのですか~」
遊太とカリンがこんな会話をしている間、ショーに注目していた真薄が奇妙な感覚を抱いていた。
「あの人……なんか違う。異質な感じが、あのダーク・レイヴンからする!」
菊姫と知多は、まだショーに熱中していた。
そして、ショーが終わった。
「あーっ、終わった終わったあ!」
「随分楽しそうだったじゃん? 菊姫」
「やだなあ、アタシはただ、タダで見れるっていうから来ただけだぜ? あ、でもサイン貰ってくるから、ちょっと待っていてくれな?」
「ずっぽりハマっているじゃん……」
「まあとりあえず、今日はありがとうね、カリンちゃん。楽しい一日だったよ」
「ええ、皆さんが楽しんでもらえて、何よりです」
「うん。僕も、見たかったショーを見ることができて、何よりです。そして……」
真薄はチラリと向こう側を見る。その視線の先には、どこかの控室へと入っていく大鴉が見えた。
「あ、すいません。僕ちょっとトイレへ行きますので、待っていてくれませんか?」
「あ、うん。良いけど」
「それでは!」
去って行った真薄。しかし、遊太は真薄の行先に、違和感を感じていた。
「トイレ、あっちにあったかなあ……?」
一方、大鴉は人に見られない所で、一人仮面を外し休憩していた。
「ふう……なんか、こうやって子供達の前でこんな格好するのも、凄く久しぶりね。前は遊太君の前だけだったのに、こんなに飛躍して……まあいっか。とりあえず、次もまた頑張らないとね」
「何を頑張るのですか?」
後ろから声がいきなり聞こえたので、仮面を慌ててつける大鴉。振り向くと、そこには真薄がいた。
「君はさっき、観客席にいた子供……な、何の用かね? ショーの人を覗くなんて、割と物好きな子なんだね」
「ええ、確かに物好きかもしれませんね。ショーの人をこっそり覗くなんて。ですがね、僕ちょっと違和感を持っているんですよね」
「そ、それはどういうことかな?」
「ヴィルガクスがあの状況で助っ人として頼んだのは、ティタノ星人ゴーナストだったはずなんですよ。それこそ、賞金稼ぎとしての奴ですね。ですが、そこで登場したのはあなただった。あなたは今まで放送されたカードヒーローの話の中で、一話も登場していない。個人的にはアレなんですが、僕はそういう所の差異が凄く気になる子でしてね……なんで登場していないキャラクターが、ショーで登場するのか……」
「あ、あら……ということは君、結構なカードヒーローマニアってことなのね~」
「それで、聞きたくなったんです。あなたは、何者なのか、正体は誰なのか、ということをね」
それを聞き、大鴉は奥においてあったデュエルディスクを取り、それを真薄に渡した。
「確かに、私はカードヒーローに登場はしていない。だけどね、君のカードヒーローに対する愛には感心するするけど、あんまりアニメの制作やショーの内容に深入りしすぎると、そのうち偉い人からコラッって怒られちゃうから、今のうちに退散しておいた方が良いよ。でも、どうしてもと言うのなら……私とデュエルをしてもらおう」
「デュエル……ですか。デッキは持っていますけどね」
「私が勝ったら、仮面を外して正体を見せよう。だけど、負けたら二度と控室に忍び込まないこと。わかった?」
「はい、それで問題ありません。じゃあ、やりましょうか」
「言っておくけど、私のデュエルは厳しいぞ。覚悟をしておけ」
「覚悟なんて、とっくにしていますよ」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
1・大鴉のターン
「先攻を取らせてもらう。私のターン!」
「私は手札より、『BFー蒼炎のシュラ』を攻撃表示で召喚!」(大鴉手札5→4)
現れ出た、黒き羽根の鳥獣。攻撃力は1800と、レベル4にしては上々。
「もう一回、私は手札より、チューナーモンスター『BFー疾風のゲイル』を特殊召喚する。疾風のゲイルは、自分フィールドに『BF』モンスターがいる時、手札から特殊召喚できる」(大鴉手札4→3)
(特殊召喚……そして、レベル4とレベル3のチューナー……ということは)
「リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(大鴉手札3→2)
(何!? シンクロ召喚の準備は整っているのに、シンクロしないだって!?)
「……どうした? 次は君のターンだよ?」
大鴉
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『BFー蒼炎のシュラ』(攻撃表示・攻撃力1800・レベル4・闇属性)
『BFー疾風のゲイル』(攻撃表示・攻撃力1300・レベル3・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札5→6)
(落ち着け……攻撃表示で出しておきながら、シンクロしないなんて、どう見ても誘っているとしか思えない。危うく、やられる所だった)
「手札より、魔法カード『サイクロン』を発動! フィールドの魔法・罠を1枚破壊する! これにより、あなたの伏せカードを1枚破壊する!」(真薄手札6→5)(真薄墓地0→1)
カードより出た竜巻が、伏せカードを破壊する。破壊されたカードは、罠カード『ゴッドバードアタック』だった。(大鴉墓地0→1)
「よし、伏せカード破壊! 『ゴッドバードアタック』は、フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースして、フィールドのカードを2枚まで破壊できるカード。早めに破壊できてよかった……」
「……」
「僕は手札から、魔法カード『コスモ・コーリング』を発動! デッキから、『C・HERO』モンスターを1体手札に加える。これにより、僕は『C・HERO マット』を手札に加えます」(真薄墓地1→2)
「そして、手札から魔法カード『融合』を発動! これにより、手札の『C・HERO マット』と『C・HERO アームズ』を融合素材として、エクストラデッキから『C・HERO ワイルドマット』を攻撃表示で融合召喚します!」(真薄手札5→2)(真薄墓地2→5)
融合によって現れたのは、大きなライオンのような獣モンスター。攻撃力は2800。
「ほう……これがプラクサス大会二回戦出場者の、融合召喚か」
「まだまだ! 僕は融合素材に使用された、アームズの効果を発動! アームズは、融合素材となった時、融合モンスター1体に、モンスターへの2回攻撃を付与することができます! これにより、あなたのモンスターを全て破壊させてもらいます! バトルフェイズ! 僕はワイルドマットで、疾風のゲイルへ攻撃! ワイルドバイト!」
ワイルドマットの大口によって、噛みつかれたゲイルは粉々に砕け散る。
「ふむ、そうくるか……」(大鴉ライフ8000→6500)(大鴉墓地1→2)
「つづけて、ワイルドマットで蒼炎のシュラへ攻撃! ワイルドバイト!」
「だが、その攻撃は通させない。いつから罠カードだけが罠だと勘違いしていた? 私は手札の、『BFー月影のカルート』の効果を発動!」
「何!? 手札からモンスター効果だって!?」
「これにより、戦闘を行う『BF』モンスターの攻撃力を1400アップさせ、3200にする! これで、返り討ちだね」(大鴉手札2→1)(大鴉墓地2→3)
カルートの援護を受けたシュラが、ワイルドマットを返り討ちにした。
「くっ、マットが……!」(真薄ライフ8000→7600)(真薄墓地5→6)
「そして、シュラの効果発動。戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキから攻撃力1500以下の『BF』を1体、特殊召喚できる。これにより、私はデッキから攻撃力1200の『BFー上弦のピナーカ』を守備表示で特殊召喚する。伏せカードに気を取られすぎていたようだね。それで、まだ何かあるのかな?」
「僕は、モンスターをリバースでセット。伏せカードを1枚セットして、ターンエンドだよ」(真薄手札2→0)
真薄
ライフポイント7600
手札枚数0枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
3・大鴉のターン
「私のターン、ドロー」(大鴉手札1→2)
「フフフ……来たな、私の一番の切り札……これが来た以上、私が優勢となった」
「何……」
「私は手札より、永続魔法『黒い旋風』を発動!」(大鴉手札2→1)
突如、大鴉のフィールドに黒き羽根が飛び回る風が吹く。それはまさに、黒い旋風。
「なんだ、これは……」
「私は手札より、『BFー極北のブリザード』を召喚! そして、効果発動! 自分の墓地より、レベル4以下の『BF』モンスターを特殊召喚する。これにより、私はレベル3の『BFー月影のカルート』を特殊召喚する」(大鴉手札1→0)(大鴉墓地3→2)
「そして、『黒き旋風』の効果を発動。『BF』モンスターが召喚された時、その召喚されたモンスターの攻撃力以下の『BF』モンスターを手札に加える。ブリザードは攻撃力1300。よって攻撃力1000の『BFー弔風のデス』を手札に加える」(大鴉手札0→1)
「モンスターが4体並んだ所で、僕は罠カード『裁きの天秤』を発動! 僕のフィールド・手札のカードと、相手フィールドのカードの差分だけドローする。僕とあなたの差は2枚。よって2枚ドローする」(真薄手札0→2)(真薄墓地6→7)
「だけど、そんなの私には関係ない。私はレベル3の月影のカルートに、レベル3の上弦のピナーカをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル6『BFーアームズ・ウィング』!」(大鴉墓地2→4)
黒き羽根を持つ、鳥獣の銃剣士が現れる。攻撃力は2300だが、奴にはかなり厄介な効果を持つ。
「更に、私はレベル4の蒼炎のシュラと、レベル2の極北のブリザードをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ! レベル6『BFー星影のノートゥング』!」(大鴉墓地4→6)
今度現れたのは、大剣を持つ黒き翼のモンスター。攻撃力は2400と、それなりだが。
「ノートゥングのモンスター効果、発動。相手に800ダメージを与える。そして、相手モンスターの攻撃力を800下げるんだけど……今は表側表示モンスターがいないため、800ダメージを与えるだけ」
「ぐぬぬ」(真薄ライフ7600→6800)
「行くぞ、アームズ・ウィングで、伏せ守備モンスターを攻撃! ブラック・チャージ! さらに、アームズ・ウィングは守備モンスターを攻撃する時、攻撃力を500アップさせ、貫通効果を持つ!」
伏せ守備モンスターがリバースされると、それは岩のモンスター。だが、その岩の体から、光るものが見え隠れしている。守備力は2000。
「『C・HERO ダイヤ』は、戦闘では破壊されない!」
「だが、ダメージは受けてもらう。800のダメージを」
「ぐっ……」(真薄ライフ6800→6000)
「エンドフェイズだ。そして、このエンドフェイズ、墓地へ送られた上弦のピナーカの効果を発動。デッキより『BF』モンスターを手札に加える。これにより、私は『BFー突風のオロシ』を手札に加える」(大鴉手札1→2)
大鴉
ライフポイント6500
手札枚数2枚
モンスター2体
『BFーアームズ・ウィング』(攻撃表示・攻撃力2300・レベル6・闇属性)
『BFー星影のノートゥング』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『黒い旋風』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
4・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札2→3)
「僕は手札より、魔法カード『融合徴兵』を発動! エクストラデッキから融合モンスター1体を相手に見せることで、その融合モンスターの素材となる名前が書かれたモンスター1体を手札に加えます。僕はデッキより、『C・HERO アップグレード』を見せて、『C・HERO アプリ』を手札に加えます」(真薄墓地7→8)
「そして、手札より魔法カード『融合』を発動! フィールドのダイヤと、手札の光属性であるアプリを融合素材として、現れろ『C・HERO ダイヤモンドヘッド』!」(真薄手札3→1)(真薄墓地8→11)
今度現れたのは、全身がダイヤモンドに包まれたエイリアン。守備表示とはいえ、守備力は3500とかなり高い。
「守備表示……それでどうするつもりかね?」
「ダイヤモンドヘッドは、守備表示の時守備表示のまま攻撃できる! 行け、アームズ・ウィングに攻撃! アームズ・ウィングは攻撃する時のみ、攻撃力を上げる。こっちから攻撃されたら、攻撃力を上げられないよね? そして、ダイヤモンドヘッドの効果を発動! 守備表示で攻撃する時、守備力を参照する。しかしその時、お互いの戦闘ダメージは0となり、相手モンスターとダイヤモンドヘッドの守備力と相手モンスターの守備力の差分だけ、ダメージを与え、破壊することができる! アームズ・ウィングの守備力は1000、ダイヤモンドヘッドの守備力は3500。よって2500のダメージを、与える!」
「なにっ、そうくるか……! くっ」(大鴉ライフ6500→4000)(大鴉墓地6→7)
「更に、ダイヤモンドヘッドは戦闘・効果で破壊されない! リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(真薄手札1→0)
真薄
ライフポイント6800
手札枚数0枚
モンスター1体
『C・HERO ダイヤモンドヘッド』(守備表示・守備力3500・レベル8・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
5・大鴉のターン
「私のターン、ドロー!」(大鴉手札2→3)
「私は手札より、チューナーモンスター『BFー突風のオロシ』を特殊召喚! オロシもまた、フィールドに『BF』がいる時特殊召喚できる」(大鴉手札3→2)
「それにより、私はシンクロ召喚を行う! レベル6の星影のノートゥングに、レベル1の突風のオロシをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『BF Tー漆黒のホークジョー』!」(大鴉墓地7→9)
再びシンクロによって現れたのは、人間だが黒き翼を持つ男。攻撃力は2600。
「突風のオロシの効果、発動。シンクロ素材となった時、フィールドに存在するモンスターの表示形式を変更できる。これにより、ダイヤモンドヘッドを攻撃表示に!」
「更に、漆黒のホークジョーの効果、発動。私の墓地に存在する、レベル5以上の鳥獣族1体を特殊召喚できる。私は、墓地に存在するレベル6のノートゥングを特殊召喚する! そして、ノートゥングが特殊召喚された時、相手に800のダメージを与える!」(大鴉墓地9→8)
「くっ」(真薄ライフ6000→5200)
「そして、ダイヤモンドヘッドの攻撃力・守備力を800下げる」(ダイヤモンドヘッド攻撃力1500→700 守備力3500→2700)
「私は、『BFー弔風のデス』を召喚し、効果発動。フィールドの『BF』モンスターを1体を対象に発動。私はデスを選択して、自身のレベルを1上げるか下げる。そして、『黒い旋風』の効果で、デッキからデスの攻撃力以下の『BFー砂塵のハルマッタン』を手札に加えて、ターンエンド」(大鴉手札2→1→2)
大鴉
ライフポイント4000
手札枚数2枚
モンスター3体
『BF Tー漆黒のホーク・ジョー』(攻撃表示・攻撃力2600・レベル7・闇属性)
『BF-星影のノートゥング』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・闇属性)
『BFー弔風のデス』(攻撃表示・攻撃力1000・レベル4・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『黒い旋風』(永続魔法)
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
6・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札0→1)
「リバースカード、オープン! 罠カード『融合準備』! 自分のデッキから、融合モンスターに名前が記されたモンスター1体を、デッキから手札に加えます。僕は、デッキから『C・HERO ボール』を手札に加え、その後自分の墓地から『融合』を1枚手札に加えます」(真薄手札1→3)
(……ここでダイヤモンドヘッドを失うのは、かなり痛いかもしれない。けれど、手札に逆転の手が無い以上、守備力が下がって攻撃表示のダイヤモンドヘッドをおいておくのはマズイ。だったら、未来に賭ける!)
「手札から、魔法カード『アドバンスドロー』を発動! 自分フィールドのレベル8以上のモンスター、ダイヤモンドヘッドをリリースして、2枚ドローする!」(真薄手札3→2→4)
「……よし! 僕は手札から、魔法カード『貪欲な壺』を発動! 自分の墓地からモンスター5体を選択して、デッキに戻す。そして、2枚ドローする。僕はアームズ・マット・ワイルドマット・ダイヤモンドヘッド・アプリをデッキに戻し、2枚ドロー!」(真薄手札4→3→5)(真薄墓地11→6→7)
「そして、手札より魔法カード『融合』を発動! 手札の『C・HERO アームズ』と、地属性であるボール・『物資調達員』・マットを素材として、僕は『C・HERO フォーアームズ』を攻撃表示で融合召喚!」(真薄手札5→0)(真薄墓地7→12)
現れたのは、筋骨隆々の四本腕のエイリアン! 攻撃力も、3000と非情に高い。
「これは……」
「フォーアームズは、融合素材としたモンスターの数までバトルフェイズ中に攻撃できる! あなたのモンスターは3体。そして、フォーアームズの融合素材としたモンスターは、4体。よって攻撃は4回できる!」
「なるほど、そのモンスターの攻撃が全て通れば、私は負けるということですか……」
「そう、そして伏せカードも0。この状況なら、攻撃が必ず通る! 行け、フォーアームズ! デスに攻撃! アームズ・ロケットパンチ!」
フォーアームズの丸太のような腕による攻撃が、デスを襲う! この攻撃が全て通れば、真薄の勝利だったのだが……!
「確かに、その攻撃が全て通れば、君の勝ちだね。通ればの話だけど。確かに君の戦術は凄かった……だけど、上を知るべきだね」
「何……!?」
「私は手札より、罠カード発動!」
「何!? 手札から罠だって!?」
「罠カード『ブラック・ソニック』! 自分フィールドの『BF』モンスターが3体のみの時、手札からこのカードは発動できる! 相手の攻撃宣言時、相手の攻撃表示モンスターを全て除外する!」(大鴉手札2→1)(大鴉墓地8→9)
「なっ……!」
フィールドに空いた黒き稲妻によって、フォーアームズは除外されてしまう。
「ああ……」(真薄除外0→1)
「さあ、何かやれることは?」
「ターン……エンド……」
真薄
ライフポイント5200
手札枚数0枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード1枚
7・大鴉のターン
「私のターン、ドロー!」(大鴉手札1→2)
「私は、全てのモンスターで、ダイレクトアタック! ブラック・スパイラル!」
「ぐあああ!」(真薄ライフ5200→0)
こうして、このデュエルは大鴉の勝利で終わったのだった……。
「約束は約束だよ、これ以上突っ込むのはやめなさい」
「は、はい……」
「後、デュエルディスクも返してね」
「はい……」
そうして、真薄はなんの手がかりも得られず、遊太達の所へ戻って来たのだった。
「お、戻って来たか真薄」
「お前、かなりトイレが長かったじゃん? ウンコだったのかじゃん?」
「まあ、そんな所です……」
「どうしたの? えらくショックを受けたような感じだけど」
「僕も、まだまだって所ですかねえ」
「???」
(奴の……謎のダーク・レイヴンの正体には気づけなかった……だけど、いつか正体を突き止めてやるぞ!)
真薄がそんな決意をしている間、大鴉はというと。
(あやうくバレる所だったわね……でも、最悪勝てたから、良いとして……もっと身バレを防ぐ方法を考えないとね)
といった具合なのだった。
第三十話。終わり。
見事、遊太に挑みたがる大勢の挑戦者を退けて、遊太を守ることに成功した菊姫、知多、真薄の3人。この3人がコテンパンに挑戦者を叩きのめしたため、遊太に挑もうなどという連中はいなくなった。
それにより、遊太は落ち着いて一日を過ごすことができるようになった。
そんな遊太が、今日も一日ゲームショップ烏間にて、一日を過ごしていた時のこと。
「ねえ知多君、昨日の件についてだけど……昨日、ゲームショップに来た時、日傘の女の子と出会ったんだよね? その女の子、どんな子だったの? デッキは?」
「うん、デッキは『ヴァンパイア』。全身白装束で、つばの広い帽子とドレスに身を包んだ金髪の女の子じゃん……すごく、可愛いじゃん……!」
「で、デュエルはどうだったの?」
「追い詰められちゃったけど、なんとか勝ったじゃん? それよりも、なんか……まるで、吸血鬼みたいな雰囲気を持っていて、『ヴァンパイア』そのものといった具合が……するじゃん?」
「ふーん?」
「菊姫さん、知多君が会った女の子……一体誰だったんでしょうねえ」
「さあ? 少なくとも、知多を惹きつける何かがあったんだとは思うぜ。烏間さん、そこんとこわからない?」
「う~ん、ちょっとわからないわね。でも、あの子は他とは違う何かを持っている。それだけはわかるわね」
「そーなのかー」
といった具合に、ゲームショップ烏間にていつものようにグダグダ過ごしていたのだが、そんな均衡を破る人間が、ゲームショップに現れたのであった。
「こんにちは~」
「あ、いらっしゃあい。あら、カリンちゃんじゃない。今日はどうしたの?」
「今日はちょっと、遊太君に用がありまして……遊太君、いらっしゃいませんか?」
「あ、遊太ならそこよ」
「ありがとうございます」
そうして、遊太の所へと来たカリン。
「あ、カリンちゃん。ここまで来るなんて、何か用?」
「先日はお世話になりましたので、お礼をしようと思いまして……これを遊太君に差し上げようと思って来たのすわ」
そう言って、手元から何やらチケットのような物を遊太に渡す。
「何これ、チケット? 何々……? 『カードヒーロー・デュエルモンスターズショー』?」
「えっ、カードヒーローですか!?」
カードヒーローと聞いて、真っ先に真薄が駆けつけてきた。真薄はチケットを遊太から奪い、その内容を見るのだった。
「こ、これは……榊原デパートの屋上で行われる、デュエルショーのチケットですか!?」
「榊原デパート? そしてヒーローショー?」
「はい。榊原財閥の系列で経営されているデパートで、屋上ではよくデュエルショーも行われているんですよ」
「それは知っています。けれど、数あるデュエルショーの中でも、この榊原デパートのショーが一番クォリティが高いのですよ! そんなショーのチケットが手に入るなんて……凄くうらやましいです!」
「あ、そうお? でも、このチケット……6枚あるようだけど?」
「はい。遊太君、菊姫さん、真薄君、知多君、岩ノ井君と鏡山君ので6枚です」
「なるほど、初めから僕らを招待する予定のものだったのか」
「はい、そうなんですよ。ショーは今週の日曜に行われますので、皆さん予定が無ければ来てください」
「ふむ、明後日か……皆、予定は空いてる?」
「明後日に予定は無いな」
「僕は、絶対絶対行きますっ!」
「まあ、俺も特に予定は無いから、行っても良いじゃん?」
「俺達はアネゴが行くなら行くぞ」
「そうッス」
「じゃあ、皆行くってことで良いんだね? それじゃあ日曜日、また会おうか」
そうして、ゲームショップ烏間を後にする遊太達。だったのだが……ゲームショップの烏間店長が、何やら気乗りしない顔をしていた。
「あー……まずいわね。遊太君には、感づかれるかもしれないわ。何せ、前にアレで会っちゃっているからな~……」
そうして、日曜日。榊原デパートの屋上に、遊太達は来ていた。そこで行われるデュエルショーを、総出で見に来た。
その内容はというと。
「エイリアンめ! この遊戯銃愛が、お前を倒す!」
「フハハハ! このヴィルガクス様を倒そうなどと、思いあがる真似はやめたまえ! 勝負の方法……それは勿論、デュエル! それが宇宙の流儀ィィィッ!」
普通の着ぐるみやスーツは勿論、ソリッドビジョンやワイヤーなどが駆使されており、確かに並ではない仕上がりだった。
その出来栄えの良さに、遊太はただただ感嘆の意を覚えるばかりだった。
「凄いねえコレ。爆発とかワイヤーアクションとか……デュエルショーって、ただデュエルしているイメージだったんだけど」
「ええ、デパート店長の意向で、どうせ普通にやったんじゃ面白くないという理由で、このように派手なアクションを取り入れるようになったんですよ。それ故、今ではこれだけ人が集まるようになっていまして……」
「なるほどね、凄い仕上がりになっているよ。カードヒーローのアニメは、真薄君から見たDVDで目を通しているけど、ここまでやるともはやこれで特撮一本作れるんじゃないかって思う出来上がりになっているよ。それで、カードヒーローを知っている真薄君はもちろん、知らない菊姫や知多君がここまでハマるとはね」
「行くじゃーん! 銃愛!」
「うおおお! 銃愛! 銃愛ーッ!」
「アネゴ! 盛り上がっているのはわかりますが、柵の中に入っちゃだめですよ!」
「ソウッスよ!」
「……!」(←目をキラキラさせながら見ている)
といった具合に、遊太とカリン以外の誘った人間が夢中になっているのであった。
しかし、そんな遊太をアッと驚かせるような人間が、ショーに現れるのであった。ショーも佳境に入って来た頃、エイリアンことヴィルガクスが。
「やるな、銃愛……! だが、これで終わった訳では無いぞ! こちらは助っ人を呼んでいるのだ! 来い! ダーク・レイヴン!」
「承知」
ショーの裏側から現れたのは、シルクハットにペストマスクにマントをした何者か。遊太はその人物に、見覚えがあった。
「あ、あれえ!? あの人、大鴉……さん!?」
「あれ、知っているのですか? あの人のことを」
「知っているも何も、僕はあの人に、デュエルの稽古をつけてもらったんだよ? おかげで、あんなにデュエルが上手くなったんだ」
「あら……そうなんですか。あの人、ついこの間このデパートに来て、ショーに出させてくれないかと申し込まれまして……アクセントを出すためにこの人を出しましたが、結構人気になったんですよ?」
「そ、そうなの? 確か、以前はミナコ社のイベントに参加していて、子供達をボコボコにのしていたとか……なるほど、今はこういう所で仕事していると」
「そうなのですか~」
遊太とカリンがこんな会話をしている間、ショーに注目していた真薄が奇妙な感覚を抱いていた。
「あの人……なんか違う。異質な感じが、あのダーク・レイヴンからする!」
菊姫と知多は、まだショーに熱中していた。
そして、ショーが終わった。
「あーっ、終わった終わったあ!」
「随分楽しそうだったじゃん? 菊姫」
「やだなあ、アタシはただ、タダで見れるっていうから来ただけだぜ? あ、でもサイン貰ってくるから、ちょっと待っていてくれな?」
「ずっぽりハマっているじゃん……」
「まあとりあえず、今日はありがとうね、カリンちゃん。楽しい一日だったよ」
「ええ、皆さんが楽しんでもらえて、何よりです」
「うん。僕も、見たかったショーを見ることができて、何よりです。そして……」
真薄はチラリと向こう側を見る。その視線の先には、どこかの控室へと入っていく大鴉が見えた。
「あ、すいません。僕ちょっとトイレへ行きますので、待っていてくれませんか?」
「あ、うん。良いけど」
「それでは!」
去って行った真薄。しかし、遊太は真薄の行先に、違和感を感じていた。
「トイレ、あっちにあったかなあ……?」
一方、大鴉は人に見られない所で、一人仮面を外し休憩していた。
「ふう……なんか、こうやって子供達の前でこんな格好するのも、凄く久しぶりね。前は遊太君の前だけだったのに、こんなに飛躍して……まあいっか。とりあえず、次もまた頑張らないとね」
「何を頑張るのですか?」
後ろから声がいきなり聞こえたので、仮面を慌ててつける大鴉。振り向くと、そこには真薄がいた。
「君はさっき、観客席にいた子供……な、何の用かね? ショーの人を覗くなんて、割と物好きな子なんだね」
「ええ、確かに物好きかもしれませんね。ショーの人をこっそり覗くなんて。ですがね、僕ちょっと違和感を持っているんですよね」
「そ、それはどういうことかな?」
「ヴィルガクスがあの状況で助っ人として頼んだのは、ティタノ星人ゴーナストだったはずなんですよ。それこそ、賞金稼ぎとしての奴ですね。ですが、そこで登場したのはあなただった。あなたは今まで放送されたカードヒーローの話の中で、一話も登場していない。個人的にはアレなんですが、僕はそういう所の差異が凄く気になる子でしてね……なんで登場していないキャラクターが、ショーで登場するのか……」
「あ、あら……ということは君、結構なカードヒーローマニアってことなのね~」
「それで、聞きたくなったんです。あなたは、何者なのか、正体は誰なのか、ということをね」
それを聞き、大鴉は奥においてあったデュエルディスクを取り、それを真薄に渡した。
「確かに、私はカードヒーローに登場はしていない。だけどね、君のカードヒーローに対する愛には感心するするけど、あんまりアニメの制作やショーの内容に深入りしすぎると、そのうち偉い人からコラッって怒られちゃうから、今のうちに退散しておいた方が良いよ。でも、どうしてもと言うのなら……私とデュエルをしてもらおう」
「デュエル……ですか。デッキは持っていますけどね」
「私が勝ったら、仮面を外して正体を見せよう。だけど、負けたら二度と控室に忍び込まないこと。わかった?」
「はい、それで問題ありません。じゃあ、やりましょうか」
「言っておくけど、私のデュエルは厳しいぞ。覚悟をしておけ」
「覚悟なんて、とっくにしていますよ」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
1・大鴉のターン
「先攻を取らせてもらう。私のターン!」
「私は手札より、『BFー蒼炎のシュラ』を攻撃表示で召喚!」(大鴉手札5→4)
現れ出た、黒き羽根の鳥獣。攻撃力は1800と、レベル4にしては上々。
「もう一回、私は手札より、チューナーモンスター『BFー疾風のゲイル』を特殊召喚する。疾風のゲイルは、自分フィールドに『BF』モンスターがいる時、手札から特殊召喚できる」(大鴉手札4→3)
(特殊召喚……そして、レベル4とレベル3のチューナー……ということは)
「リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(大鴉手札3→2)
(何!? シンクロ召喚の準備は整っているのに、シンクロしないだって!?)
「……どうした? 次は君のターンだよ?」
大鴉
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『BFー蒼炎のシュラ』(攻撃表示・攻撃力1800・レベル4・闇属性)
『BFー疾風のゲイル』(攻撃表示・攻撃力1300・レベル3・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札5→6)
(落ち着け……攻撃表示で出しておきながら、シンクロしないなんて、どう見ても誘っているとしか思えない。危うく、やられる所だった)
「手札より、魔法カード『サイクロン』を発動! フィールドの魔法・罠を1枚破壊する! これにより、あなたの伏せカードを1枚破壊する!」(真薄手札6→5)(真薄墓地0→1)
カードより出た竜巻が、伏せカードを破壊する。破壊されたカードは、罠カード『ゴッドバードアタック』だった。(大鴉墓地0→1)
「よし、伏せカード破壊! 『ゴッドバードアタック』は、フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースして、フィールドのカードを2枚まで破壊できるカード。早めに破壊できてよかった……」
「……」
「僕は手札から、魔法カード『コスモ・コーリング』を発動! デッキから、『C・HERO』モンスターを1体手札に加える。これにより、僕は『C・HERO マット』を手札に加えます」(真薄墓地1→2)
「そして、手札から魔法カード『融合』を発動! これにより、手札の『C・HERO マット』と『C・HERO アームズ』を融合素材として、エクストラデッキから『C・HERO ワイルドマット』を攻撃表示で融合召喚します!」(真薄手札5→2)(真薄墓地2→5)
融合によって現れたのは、大きなライオンのような獣モンスター。攻撃力は2800。
「ほう……これがプラクサス大会二回戦出場者の、融合召喚か」
「まだまだ! 僕は融合素材に使用された、アームズの効果を発動! アームズは、融合素材となった時、融合モンスター1体に、モンスターへの2回攻撃を付与することができます! これにより、あなたのモンスターを全て破壊させてもらいます! バトルフェイズ! 僕はワイルドマットで、疾風のゲイルへ攻撃! ワイルドバイト!」
ワイルドマットの大口によって、噛みつかれたゲイルは粉々に砕け散る。
「ふむ、そうくるか……」(大鴉ライフ8000→6500)(大鴉墓地1→2)
「つづけて、ワイルドマットで蒼炎のシュラへ攻撃! ワイルドバイト!」
「だが、その攻撃は通させない。いつから罠カードだけが罠だと勘違いしていた? 私は手札の、『BFー月影のカルート』の効果を発動!」
「何!? 手札からモンスター効果だって!?」
「これにより、戦闘を行う『BF』モンスターの攻撃力を1400アップさせ、3200にする! これで、返り討ちだね」(大鴉手札2→1)(大鴉墓地2→3)
カルートの援護を受けたシュラが、ワイルドマットを返り討ちにした。
「くっ、マットが……!」(真薄ライフ8000→7600)(真薄墓地5→6)
「そして、シュラの効果発動。戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキから攻撃力1500以下の『BF』を1体、特殊召喚できる。これにより、私はデッキから攻撃力1200の『BFー上弦のピナーカ』を守備表示で特殊召喚する。伏せカードに気を取られすぎていたようだね。それで、まだ何かあるのかな?」
「僕は、モンスターをリバースでセット。伏せカードを1枚セットして、ターンエンドだよ」(真薄手札2→0)
真薄
ライフポイント7600
手札枚数0枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
3・大鴉のターン
「私のターン、ドロー」(大鴉手札1→2)
「フフフ……来たな、私の一番の切り札……これが来た以上、私が優勢となった」
「何……」
「私は手札より、永続魔法『黒い旋風』を発動!」(大鴉手札2→1)
突如、大鴉のフィールドに黒き羽根が飛び回る風が吹く。それはまさに、黒い旋風。
「なんだ、これは……」
「私は手札より、『BFー極北のブリザード』を召喚! そして、効果発動! 自分の墓地より、レベル4以下の『BF』モンスターを特殊召喚する。これにより、私はレベル3の『BFー月影のカルート』を特殊召喚する」(大鴉手札1→0)(大鴉墓地3→2)
「そして、『黒き旋風』の効果を発動。『BF』モンスターが召喚された時、その召喚されたモンスターの攻撃力以下の『BF』モンスターを手札に加える。ブリザードは攻撃力1300。よって攻撃力1000の『BFー弔風のデス』を手札に加える」(大鴉手札0→1)
「モンスターが4体並んだ所で、僕は罠カード『裁きの天秤』を発動! 僕のフィールド・手札のカードと、相手フィールドのカードの差分だけドローする。僕とあなたの差は2枚。よって2枚ドローする」(真薄手札0→2)(真薄墓地6→7)
「だけど、そんなの私には関係ない。私はレベル3の月影のカルートに、レベル3の上弦のピナーカをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル6『BFーアームズ・ウィング』!」(大鴉墓地2→4)
黒き羽根を持つ、鳥獣の銃剣士が現れる。攻撃力は2300だが、奴にはかなり厄介な効果を持つ。
「更に、私はレベル4の蒼炎のシュラと、レベル2の極北のブリザードをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ! レベル6『BFー星影のノートゥング』!」(大鴉墓地4→6)
今度現れたのは、大剣を持つ黒き翼のモンスター。攻撃力は2400と、それなりだが。
「ノートゥングのモンスター効果、発動。相手に800ダメージを与える。そして、相手モンスターの攻撃力を800下げるんだけど……今は表側表示モンスターがいないため、800ダメージを与えるだけ」
「ぐぬぬ」(真薄ライフ7600→6800)
「行くぞ、アームズ・ウィングで、伏せ守備モンスターを攻撃! ブラック・チャージ! さらに、アームズ・ウィングは守備モンスターを攻撃する時、攻撃力を500アップさせ、貫通効果を持つ!」
伏せ守備モンスターがリバースされると、それは岩のモンスター。だが、その岩の体から、光るものが見え隠れしている。守備力は2000。
「『C・HERO ダイヤ』は、戦闘では破壊されない!」
「だが、ダメージは受けてもらう。800のダメージを」
「ぐっ……」(真薄ライフ6800→6000)
「エンドフェイズだ。そして、このエンドフェイズ、墓地へ送られた上弦のピナーカの効果を発動。デッキより『BF』モンスターを手札に加える。これにより、私は『BFー突風のオロシ』を手札に加える」(大鴉手札1→2)
大鴉
ライフポイント6500
手札枚数2枚
モンスター2体
『BFーアームズ・ウィング』(攻撃表示・攻撃力2300・レベル6・闇属性)
『BFー星影のノートゥング』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『黒い旋風』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
4・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札2→3)
「僕は手札より、魔法カード『融合徴兵』を発動! エクストラデッキから融合モンスター1体を相手に見せることで、その融合モンスターの素材となる名前が書かれたモンスター1体を手札に加えます。僕はデッキより、『C・HERO アップグレード』を見せて、『C・HERO アプリ』を手札に加えます」(真薄墓地7→8)
「そして、手札より魔法カード『融合』を発動! フィールドのダイヤと、手札の光属性であるアプリを融合素材として、現れろ『C・HERO ダイヤモンドヘッド』!」(真薄手札3→1)(真薄墓地8→11)
今度現れたのは、全身がダイヤモンドに包まれたエイリアン。守備表示とはいえ、守備力は3500とかなり高い。
「守備表示……それでどうするつもりかね?」
「ダイヤモンドヘッドは、守備表示の時守備表示のまま攻撃できる! 行け、アームズ・ウィングに攻撃! アームズ・ウィングは攻撃する時のみ、攻撃力を上げる。こっちから攻撃されたら、攻撃力を上げられないよね? そして、ダイヤモンドヘッドの効果を発動! 守備表示で攻撃する時、守備力を参照する。しかしその時、お互いの戦闘ダメージは0となり、相手モンスターとダイヤモンドヘッドの守備力と相手モンスターの守備力の差分だけ、ダメージを与え、破壊することができる! アームズ・ウィングの守備力は1000、ダイヤモンドヘッドの守備力は3500。よって2500のダメージを、与える!」
「なにっ、そうくるか……! くっ」(大鴉ライフ6500→4000)(大鴉墓地6→7)
「更に、ダイヤモンドヘッドは戦闘・効果で破壊されない! リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(真薄手札1→0)
真薄
ライフポイント6800
手札枚数0枚
モンスター1体
『C・HERO ダイヤモンドヘッド』(守備表示・守備力3500・レベル8・光属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
5・大鴉のターン
「私のターン、ドロー!」(大鴉手札2→3)
「私は手札より、チューナーモンスター『BFー突風のオロシ』を特殊召喚! オロシもまた、フィールドに『BF』がいる時特殊召喚できる」(大鴉手札3→2)
「それにより、私はシンクロ召喚を行う! レベル6の星影のノートゥングに、レベル1の突風のオロシをチューニング! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7『BF Tー漆黒のホークジョー』!」(大鴉墓地7→9)
再びシンクロによって現れたのは、人間だが黒き翼を持つ男。攻撃力は2600。
「突風のオロシの効果、発動。シンクロ素材となった時、フィールドに存在するモンスターの表示形式を変更できる。これにより、ダイヤモンドヘッドを攻撃表示に!」
「更に、漆黒のホークジョーの効果、発動。私の墓地に存在する、レベル5以上の鳥獣族1体を特殊召喚できる。私は、墓地に存在するレベル6のノートゥングを特殊召喚する! そして、ノートゥングが特殊召喚された時、相手に800のダメージを与える!」(大鴉墓地9→8)
「くっ」(真薄ライフ6000→5200)
「そして、ダイヤモンドヘッドの攻撃力・守備力を800下げる」(ダイヤモンドヘッド攻撃力1500→700 守備力3500→2700)
「私は、『BFー弔風のデス』を召喚し、効果発動。フィールドの『BF』モンスターを1体を対象に発動。私はデスを選択して、自身のレベルを1上げるか下げる。そして、『黒い旋風』の効果で、デッキからデスの攻撃力以下の『BFー砂塵のハルマッタン』を手札に加えて、ターンエンド」(大鴉手札2→1→2)
大鴉
ライフポイント4000
手札枚数2枚
モンスター3体
『BF Tー漆黒のホーク・ジョー』(攻撃表示・攻撃力2600・レベル7・闇属性)
『BF-星影のノートゥング』(攻撃表示・攻撃力2400・レベル6・闇属性)
『BFー弔風のデス』(攻撃表示・攻撃力1000・レベル4・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『黒い旋風』(永続魔法)
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚
6・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札0→1)
「リバースカード、オープン! 罠カード『融合準備』! 自分のデッキから、融合モンスターに名前が記されたモンスター1体を、デッキから手札に加えます。僕は、デッキから『C・HERO ボール』を手札に加え、その後自分の墓地から『融合』を1枚手札に加えます」(真薄手札1→3)
(……ここでダイヤモンドヘッドを失うのは、かなり痛いかもしれない。けれど、手札に逆転の手が無い以上、守備力が下がって攻撃表示のダイヤモンドヘッドをおいておくのはマズイ。だったら、未来に賭ける!)
「手札から、魔法カード『アドバンスドロー』を発動! 自分フィールドのレベル8以上のモンスター、ダイヤモンドヘッドをリリースして、2枚ドローする!」(真薄手札3→2→4)
「……よし! 僕は手札から、魔法カード『貪欲な壺』を発動! 自分の墓地からモンスター5体を選択して、デッキに戻す。そして、2枚ドローする。僕はアームズ・マット・ワイルドマット・ダイヤモンドヘッド・アプリをデッキに戻し、2枚ドロー!」(真薄手札4→3→5)(真薄墓地11→6→7)
「そして、手札より魔法カード『融合』を発動! 手札の『C・HERO アームズ』と、地属性であるボール・『物資調達員』・マットを素材として、僕は『C・HERO フォーアームズ』を攻撃表示で融合召喚!」(真薄手札5→0)(真薄墓地7→12)
現れたのは、筋骨隆々の四本腕のエイリアン! 攻撃力も、3000と非情に高い。
「これは……」
「フォーアームズは、融合素材としたモンスターの数までバトルフェイズ中に攻撃できる! あなたのモンスターは3体。そして、フォーアームズの融合素材としたモンスターは、4体。よって攻撃は4回できる!」
「なるほど、そのモンスターの攻撃が全て通れば、私は負けるということですか……」
「そう、そして伏せカードも0。この状況なら、攻撃が必ず通る! 行け、フォーアームズ! デスに攻撃! アームズ・ロケットパンチ!」
フォーアームズの丸太のような腕による攻撃が、デスを襲う! この攻撃が全て通れば、真薄の勝利だったのだが……!
「確かに、その攻撃が全て通れば、君の勝ちだね。通ればの話だけど。確かに君の戦術は凄かった……だけど、上を知るべきだね」
「何……!?」
「私は手札より、罠カード発動!」
「何!? 手札から罠だって!?」
「罠カード『ブラック・ソニック』! 自分フィールドの『BF』モンスターが3体のみの時、手札からこのカードは発動できる! 相手の攻撃宣言時、相手の攻撃表示モンスターを全て除外する!」(大鴉手札2→1)(大鴉墓地8→9)
「なっ……!」
フィールドに空いた黒き稲妻によって、フォーアームズは除外されてしまう。
「ああ……」(真薄除外0→1)
「さあ、何かやれることは?」
「ターン……エンド……」
真薄
ライフポイント5200
手札枚数0枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード1枚
7・大鴉のターン
「私のターン、ドロー!」(大鴉手札1→2)
「私は、全てのモンスターで、ダイレクトアタック! ブラック・スパイラル!」
「ぐあああ!」(真薄ライフ5200→0)
こうして、このデュエルは大鴉の勝利で終わったのだった……。
「約束は約束だよ、これ以上突っ込むのはやめなさい」
「は、はい……」
「後、デュエルディスクも返してね」
「はい……」
そうして、真薄はなんの手がかりも得られず、遊太達の所へ戻って来たのだった。
「お、戻って来たか真薄」
「お前、かなりトイレが長かったじゃん? ウンコだったのかじゃん?」
「まあ、そんな所です……」
「どうしたの? えらくショックを受けたような感じだけど」
「僕も、まだまだって所ですかねえ」
「???」
(奴の……謎のダーク・レイヴンの正体には気づけなかった……だけど、いつか正体を突き止めてやるぞ!)
真薄がそんな決意をしている間、大鴉はというと。
(あやうくバレる所だったわね……でも、最悪勝てたから、良いとして……もっと身バレを防ぐ方法を考えないとね)
といった具合なのだった。
第三十話。終わり。
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100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
139 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1047 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
88 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 1002 | 0 | 2018-10-06 | - | |
133 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 958 | 2 | 2018-10-14 | - | |
214 | 第四十五話「血の刻印」 | 1148 | 2 | 2018-10-27 | - | |
72 | 第四十六話「二つの竜」 | 839 | 2 | 2018-11-08 | - | |
172 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1023 | 2 | 2018-11-19 | - | |
138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
102 | 第四十九話「救いと絶望」 | 948 | 0 | 2018-12-09 | - | |
150 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 990 | 0 | 2018-12-17 | - | |
135 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 997 | 0 | 2019-01-17 | - | |
102 | 作者よりお知らせ | 828 | 0 | 2019-01-27 | - | |
84 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 783 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
116 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1027 | 0 | 2019-03-07 | - | |
144 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 894 | 0 | 2019-03-14 | - | |
90 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 912 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
79 | 第五十六話「彼女との再会」 | 746 | 0 | 2019-04-20 | - | |
103 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 766 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 839 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
94 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 729 | 0 | 2019-09-11 | - | |
70 | お詫びとお知らせ | 495 | 0 | 2020-02-19 | - | |
148 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 780 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
91 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 786 | 0 | 2020-03-22 | - | |
71 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 675 | 0 | 2020-04-18 | - | |
92 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 698 | 0 | 2020-05-09 | - | |
88 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 721 | 0 | 2020-05-23 | - | |
79 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 855 | 0 | 2020-05-30 | - | |
98 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 761 | 0 | 2020-06-12 | - | |
65 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 731 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
77 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 639 | 0 | 2020-07-13 | - | |
79 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 753 | 0 | 2020-07-13 | - | |
74 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 608 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
64 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 603 | 0 | 2020-08-30 | - | |
75 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 686 | 0 | 2020-09-13 | - | |
73 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 644 | 0 | 2020-09-27 | - | |
120 | 作者よりお知らせ3 | 627 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
68 | 第八十一話「高き壁」 | 666 | 0 | 2020-11-22 | - | |
77 | 第八十二話「強き者」 | 748 | 0 | 2020-12-05 | - | |
59 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 682 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
59 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 524 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 482 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
71 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 590 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
61 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 585 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
60 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 489 | 0 | 2021-12-18 | - | |
65 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 468 | 0 | 2022-01-04 | - | |
70 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 566 | 0 | 2022-01-10 | - | |
62 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 672 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
73 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 415 | 0 | 2022-04-09 | - | |
75 | 第百一話「プロの実力」 | 427 | 0 | 2022-05-07 | - | |
63 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 518 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
42 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 464 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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