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第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 作:イクス
ここは、プラクサス小学校5年B組の教室。教室は、生徒達がごったがえしており、皆が皆何かをやっている、そんな教室である。
「はい皆さーん、席につきなさい」
先生が教室に入ってくると、生徒達が一斉に席に着く。そして、席についた皆を確認した後、先生が点呼をする。その後、先生はあることを皆に話す。
「えー、今日は皆さんにお知らせがあります。今日はこのクラスに転校生がやってきます」
その言葉に、クラス一同がざわめく。転校生など、一年に一回あるかないかという大イベントだからだ。
「じゃあ、入りなさい」
先生の言葉で、ドアをガラガラと開けて一人の少年が入ってくる。
「六道遊太君です、このプラクサス小学校に来るまでは、明星小学校にいました。皆さん、仲良くしてくださいね」
「はーい」
「じゃあ、遊太君の席は……知多君の隣が空いていましたね。そこに座ってください」
「はい」
遊太は、割と平然としていたものの、遅刻ギリギリだったため、内心は結構ドキドキであった。そのため、席についた時ホッとしたのであった。
すると、隣の知多という少年が肘で小突いてくる。
「おい、これからよろしくな、六道遊太。俺の名前は知多泉(ちたいずみ)」
「あ、うん。よろしくね」
一応挨拶はしたものの、遊太は遅刻のことだけではなく、心残りなことが一つあった。
(ポケットのアレ……どうしようかな?)
ポケットに入っている、『イクスロードナイト・アルファ』のカードを、どうするべきかと考えているであった。
ポケットに入っているそのカードのことが気になって、授業の内容とかは全く頭に入らなかった。
そして、放課後。
「さて、どうしよう……」
机にカードを起きながら、どうしようか悩む遊太。このカードは、事故とはいえ他人のカードを盗んだに近い。なんとかして持ち主に返さないといけないのだが、持ち主がわからない上に、このカードがどんなカードなのかもわからない。
一体どうすれば良いのか、わからないでいた。
すると。
「お? それ、デュエルモンスターズのカードじゃん?」
「え、デュエル、モンスターズ?」
隣の席から、そばかすが特徴の少年、知多泉(ちたいずみ)が話しかけてきた。
「え、遊太デュエルモンスターズ知らねえの? ここプラクサスシティじゃ、大人気のカードゲームなんだぜ!」
「どんなカードゲームなの?」
「モンスター・魔法・罠の3種類のカードを駆使して、相手のライフを0にする、本格的カードゲームなんだぜ! 俺も、このデュエルモンスターズをやってるんだぜ」
そう言って、知多は懐からカードを見せる。そのカードは、『ウィンドスター・ドラゴン』。『イクスロードナイト・アルファ』とよく似たカードであった。
「このカードのこと、知っているの?」
「もちろん! あったりまえじゃん! それにしても、お前のカード見た事のないカードだな……」
「うん、実は……今朝ある人とぶつかっちゃって、散らばったカードを拾い集めていたんだけど、どういう訳か、このカードが僕のポケットの中に入っていてね……」
「うわー、そりゃヤバいじゃん。きっとその人、そのカードを探して回ってるじゃんきっと」
「うん、でも……凄く綺麗なスーツケース持っていたから、きっと偉い人なんだろうなあ、僕じゃとても入れそうにない所の……」
「ほー、そうか……あっ、良いこと思いついたじゃん! 俺の知り合いに、デュエルモンスターズの総本山、ミナコ社に知り合いがいる人がいるんだ! その人なら、きっとカードを届けてもらえるじゃん!」
「そ、そうなの!? それなら、このカードも返すことができるかもしれないね」
「そうと決まれば、善は急げじゃん! レッツゴー! 俺達のゲームショップへ!」
そうして、知多に連れられて来た場所は、ゲームショップ烏間という場所であった。そこそこ大きいゲームショップであり、中々設備も整っているような場所だった。
「へー、ここが知多君が良く行くゲームショップ……」
「さ、中へ入ろうじゃん?」
中へ入ってみると、そこは色とりどりのゲームソフトで溢れており、カードもその中にあった。そして、知多がカウンターにいる人に話しかける。
「おーい、烏間さん。なんかこの子がカードを拾ったらしいから、それを見てくれだってよ」
「ふーん、そう? どれどれ見せてごらん?」
カウンターから出てきたのは、艶のある黒髪が特徴の綺麗な女性であった。思わずドキッとした遊太だが、すぐにちゃんと見る。
「あら、あなた初めて見る顔ね。ここは初めて?」
「はい、つい昨日引っ越して来たばかりで、その……」
「まあいいや、それで、カードは?」
「あ、はい、これなんですけど……」
ポケットから、『イクスロードナイト・アルファ』のカードを取り出して、烏間に見せる遊太。それを見て、烏間は遊太に詰め寄る。
「ねえ、このカード、どこで手に入れたの?」
「あの……言いにくいんですけど、今朝人とぶつかって、それで散らばったカードを拾ったら、何故か知らないけど、僕のポケットの中に入っていて……」
「で、その人の特徴とか覚えている?」
「眼鏡をかけていて、それでいて、優しそうな顔をしていました」
その言葉を聞いて、烏間は「ふぅ……」とため息をつく。そして、こう遊太に言う。
「全く……アイツ結構おっちょこちょいなのよね、ソイツは私の知り合いだから、今から行けば多分アイツに会えるかも」
「ほ、ホントですか!? よかったあ……これで泥棒にならずにすむや……」
「それじゃ、行きましょうか。ところで君、名前は?」
「あ、六道遊太です」
「私は烏間雛姫(からすまひなき)。じゃ、知多君はここで留守番していてくれる?」
「あ、はいわかりました! それじゃあ、いってらっしゃいじゃん!」
こうして、遊太は烏間に連れられて、ミナコ社へと向かって行った。
「さあ、ついたわよ」
「こ、ここがミナコ社……?」
天高くそびえたつそのビルは、まさに圧巻の一言であった。このビルに務めている人物の凄さが、十分伺い知れるぐらいには。
「さ、あの人呼びに行こうか」
「だ、大丈夫なの? こんなすごく立派なビルに務めている人を、いきなり呼び出したりなんかして……」
「大丈夫よ、烏間雛姫がきましたって言えば、あの人すぐに来るから。それじゃあ、まずは受付の人に話を通してから――」
その時、ドアがいきなりウィーンと開き、中から人が出てきた。その人は、黒ぶち眼鏡にラフな服装を身に着けた人で……。
「あっ……雛姫じゃあないか。どうしたんだい? 僕に会いにでも来たのかい?」
「あなたこそ、何処へ行こうとしていたのよ?」
「いや、実はね……今朝ごろ、とある子供とぶつかってカードを落としてしまってね……これから、探しに行こうとしていたんだ」
「それなら、もう心配はないわ。だって、あなたがぶつかった子供って、この子のことでしょ?」
そう言われて、遊太は男の前に出る。そして、ポケットからあのカードを出す。
「ごめんなさい。あの時カードを拾い集めていた時、どういう訳か僕のポケットに入ってて……」
申し訳なさそうに言う遊太だったが、そんなこと意に介さず、男はにっこりと微笑む。
「良いんだよ。ちゃんとこうして届けてくれたんだから、むしろお礼を言わなくちゃね。そうだな……これから時間ある? なんだったら、僕の部屋においでよ。ちょうど渡したい物もあるしね」
「えっ、良いんですか?」
「もちろんさ。雛姫も一緒に……ね?」
「ええ、別に良いわよね? 遊太君」
「う、うん。今日は別に何も予定はないし、それに、デュエルモンスターズにもなんか興味がわいて来ちゃったから」
「決まりだね、それじゃあ行こうか。えーっと……君、名前は?」
「六道遊太です」
「遊太君か、僕の名前はロベルト・フランシス。さ、行こうか」
ビルの中を通され、エレベーターで51階まで登った所に、ロベルト・フランシスの部屋はあった。その部屋は、とてもすっきりとした過ごしやすいところで、まるでマンションの一室のようであった。壁やショーケースの中には、デュエルモンスターズのカードであろうカードたちが、所狭しと並べられている。
ロベルトは遊太ににお茶を出し、ソファでくつろいでいてくれと言った後、部屋の奥に行った。遊太はそれを見て、壁などに飾られているカードをじっくりと見ることにしていた。そして、雛姫は遊太を様子をじっくりと観察する。
「凄い……カードだけでこんなにも……」
「ま、まだまだこんなもんじゃないわよ。デュエルモンスターズのカードの種類は、この部屋にあるだけの数十倍……いや、数百倍はあるわよ」
「そんなに!?」
「ま、これからももっと増えるとは思うけどね」
「ほえ~……」
そう感心しながらお茶に口をつけると、奥からロベルトが現れた、手には、デュエルモンスターズのカードがまとめられた、束を持っているようだった。
「さて……と、これは私からのプレゼントだよ、遊太君」
そう言って、カードの束を渡された遊太。それは、先程遊太がロベルトに渡された、『イクスロードナイト・アルファ』を含めた、デュエルモンスターズのカードであった。
「えっ、これって……あの時僕がぶつかってぶちまけた……!?」
「これも何かの縁さ。このカード達は、カードデザイナーの僕が一から作った特別製のカードでね……未だ世間には出回っていない代物なんだ」
一からの手作り、特別製、世間に出回っていない代物。そんなワードを並べられて、遊太は驚かずにはいられない。
「えっ、ええ~っ!? そんな大事な物を、なんで僕に!?」
「これは元々、誰かにプレゼントしようと思っていた代物でね。それが君だったと言う訳なんだ。安心してくれていいよ、ちゃんと公式大会でも使えるから」
遊太は一瞬困惑の表情を浮かべたが、これはきっと、何かちゃんとした意図によるものだと考え、それを懐にしまった。
「あ、ありがとうロベルトさん。素晴らしいプレゼントだよ!」
「そうかい、それは良かった」
「……」
遊太の満面の笑みに、微笑みで答えるロベルト。それを横から眺めていた雛姫は、何やら遊太のカードを凝視しているが……。
「なるほど……ね」
と一人合点した後、お茶に手をつけた。その後、ロベルトは真剣な表情となる。
「さて遊太君、そのプレゼントと同時に、とてもいいことを教えよう」
「良いこと?」
「君にこのカードを渡した後、とても素晴らしいことが起こるだろう。そして、デュエルは人と人をつなげていくことを、理解することになるだろう……」
「……?」
何故そんなことを真剣な表情で言ったのか、いまいち遊太には理解できなかった。
「また来てくれよ、六道遊太君!」
「うん、また来ます!」
玄関まで送ってもらった遊太と雛姫。そして、懐からカードを取り出した遊太は。
「デュエルモンスターズ、この際だから始めちゃおうかな! 丁度カードもあるし!」
それを聞いた途端、雛姫の表情が変わった。
「それ、本気で言っているの?」
「うん、思い切って始めることにしたんだ! カードゲームはまだ手をつけてないし!」
その言葉に、雛姫の表情がぱぁっと明るくなる。それはもう、太陽のように。
「凄く良いわよ遊太君! 遊太君もデュエリストになるのね!」
「デュエリスト? 何それ?」
「デュエルを行う人の総称よ。さ、店へ戻りましょう。これからデュエルのあれやこれを、じっくりみっちり教えてあげるから」
「お、お手柔らかにお願いします~……」
そうして、ゲームショップ烏間に戻って来た遊太はみっちりしごかれた。それこそ、一緒にいた知多が引き気味になるくらいには。
「ハァ……ハァ……」
「うひ~……遠目から眺めていたけど、こりゃ酷く教え込まれたみたいだなあ遊太」
「うん……かなりきつかったけど……デュエルモンスターズって、凄いよ……! 一枚一枚が、それぞれの役割を果たし、更には無限大のコンボ攻撃……凄く良いよ! 凄く……凄く良いっ! まるで、カードが生きているかのように!」
「やるって言った時は、そりゃあ俺も嬉しかったけどよ……よりにもよって、ここまでする必要あったのかじゃん?」
「何言っているの、デュエルモンスターズはこれぐらいやらないと、ルールを覚えられないからね」
「さて……ルールをあらかた覚えたことだし、デュエルをしてみたら?」
「はい、やってみたいと思います。あれだけ熱心に教えてもらったら、今すぐデュエルをしたいと思ってます! もう、デュエルがしたくてたまらない!」
「ええ、じゃあ知多君、デュエルがしたい遊太君の相手になってもらえるかしら?」
「うーん……そうしたいのは山々だけど、悪いけど俺はちょっと……」
「……そう、残念だわ。だったら、デュエルスペースのデュエルデスクには、結構人がいるからそこの人達に声をかけてみたら? きっと、生きたデュエルが楽しめるわよ」
「わかった、行ってくる!」
デュエルスペースへとやって来た遊太。が、皆デュエルに忙しいようで、遊太が声をかけても全くきづかなかった。
「どうしよう……デュエルをしたいのに、デュエルができない……」
おろおろとそこらじゅうを歩き回る遊太。その様子を、伺う人が一人いた。
「アネゴ、本当にやるッスかあ?」
「当たり前だ、折角の新人なんだ。始める時に、ガツンとやってやんなきゃあね! 半端な気持ちで入ってくるなよ、デュエルの世界になぁって!」
「それって、ただの初心者狩り……」
「うるせーなっ! とにかく、やると言ったらやるんだよ! アタシは!」
二人の男に囲まれた少女が、懐からデッキを取り出し、遊太の方へとさっさか歩いて行った。
「ねぇ君」
「うん? 君誰? 僕とデュエルしたいの?」
「そうなんだよ! アタシの名前は一条寺菊姫(いちじょうじきくひめ)アタシ、今凄くデュエルがしたくってさあ! 相手がいなくて困っていたんだよぉ~」
「僕で良かったら、相手になるけど。あっ、僕は六道遊太って言うんだ」
「よし、決まりぃ! 早速デュエルしよう!」
二人は、デュエルデスクを挟んで向かい合う。
「ルールはわかるね?」
「うん、わかっているよ。マスタールール3でしょ?」
「じゃあ、行くぜ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
かくして、デュエルは始まった!
「はい皆さーん、席につきなさい」
先生が教室に入ってくると、生徒達が一斉に席に着く。そして、席についた皆を確認した後、先生が点呼をする。その後、先生はあることを皆に話す。
「えー、今日は皆さんにお知らせがあります。今日はこのクラスに転校生がやってきます」
その言葉に、クラス一同がざわめく。転校生など、一年に一回あるかないかという大イベントだからだ。
「じゃあ、入りなさい」
先生の言葉で、ドアをガラガラと開けて一人の少年が入ってくる。
「六道遊太君です、このプラクサス小学校に来るまでは、明星小学校にいました。皆さん、仲良くしてくださいね」
「はーい」
「じゃあ、遊太君の席は……知多君の隣が空いていましたね。そこに座ってください」
「はい」
遊太は、割と平然としていたものの、遅刻ギリギリだったため、内心は結構ドキドキであった。そのため、席についた時ホッとしたのであった。
すると、隣の知多という少年が肘で小突いてくる。
「おい、これからよろしくな、六道遊太。俺の名前は知多泉(ちたいずみ)」
「あ、うん。よろしくね」
一応挨拶はしたものの、遊太は遅刻のことだけではなく、心残りなことが一つあった。
(ポケットのアレ……どうしようかな?)
ポケットに入っている、『イクスロードナイト・アルファ』のカードを、どうするべきかと考えているであった。
ポケットに入っているそのカードのことが気になって、授業の内容とかは全く頭に入らなかった。
そして、放課後。
「さて、どうしよう……」
机にカードを起きながら、どうしようか悩む遊太。このカードは、事故とはいえ他人のカードを盗んだに近い。なんとかして持ち主に返さないといけないのだが、持ち主がわからない上に、このカードがどんなカードなのかもわからない。
一体どうすれば良いのか、わからないでいた。
すると。
「お? それ、デュエルモンスターズのカードじゃん?」
「え、デュエル、モンスターズ?」
隣の席から、そばかすが特徴の少年、知多泉(ちたいずみ)が話しかけてきた。
「え、遊太デュエルモンスターズ知らねえの? ここプラクサスシティじゃ、大人気のカードゲームなんだぜ!」
「どんなカードゲームなの?」
「モンスター・魔法・罠の3種類のカードを駆使して、相手のライフを0にする、本格的カードゲームなんだぜ! 俺も、このデュエルモンスターズをやってるんだぜ」
そう言って、知多は懐からカードを見せる。そのカードは、『ウィンドスター・ドラゴン』。『イクスロードナイト・アルファ』とよく似たカードであった。
「このカードのこと、知っているの?」
「もちろん! あったりまえじゃん! それにしても、お前のカード見た事のないカードだな……」
「うん、実は……今朝ある人とぶつかっちゃって、散らばったカードを拾い集めていたんだけど、どういう訳か、このカードが僕のポケットの中に入っていてね……」
「うわー、そりゃヤバいじゃん。きっとその人、そのカードを探して回ってるじゃんきっと」
「うん、でも……凄く綺麗なスーツケース持っていたから、きっと偉い人なんだろうなあ、僕じゃとても入れそうにない所の……」
「ほー、そうか……あっ、良いこと思いついたじゃん! 俺の知り合いに、デュエルモンスターズの総本山、ミナコ社に知り合いがいる人がいるんだ! その人なら、きっとカードを届けてもらえるじゃん!」
「そ、そうなの!? それなら、このカードも返すことができるかもしれないね」
「そうと決まれば、善は急げじゃん! レッツゴー! 俺達のゲームショップへ!」
そうして、知多に連れられて来た場所は、ゲームショップ烏間という場所であった。そこそこ大きいゲームショップであり、中々設備も整っているような場所だった。
「へー、ここが知多君が良く行くゲームショップ……」
「さ、中へ入ろうじゃん?」
中へ入ってみると、そこは色とりどりのゲームソフトで溢れており、カードもその中にあった。そして、知多がカウンターにいる人に話しかける。
「おーい、烏間さん。なんかこの子がカードを拾ったらしいから、それを見てくれだってよ」
「ふーん、そう? どれどれ見せてごらん?」
カウンターから出てきたのは、艶のある黒髪が特徴の綺麗な女性であった。思わずドキッとした遊太だが、すぐにちゃんと見る。
「あら、あなた初めて見る顔ね。ここは初めて?」
「はい、つい昨日引っ越して来たばかりで、その……」
「まあいいや、それで、カードは?」
「あ、はい、これなんですけど……」
ポケットから、『イクスロードナイト・アルファ』のカードを取り出して、烏間に見せる遊太。それを見て、烏間は遊太に詰め寄る。
「ねえ、このカード、どこで手に入れたの?」
「あの……言いにくいんですけど、今朝人とぶつかって、それで散らばったカードを拾ったら、何故か知らないけど、僕のポケットの中に入っていて……」
「で、その人の特徴とか覚えている?」
「眼鏡をかけていて、それでいて、優しそうな顔をしていました」
その言葉を聞いて、烏間は「ふぅ……」とため息をつく。そして、こう遊太に言う。
「全く……アイツ結構おっちょこちょいなのよね、ソイツは私の知り合いだから、今から行けば多分アイツに会えるかも」
「ほ、ホントですか!? よかったあ……これで泥棒にならずにすむや……」
「それじゃ、行きましょうか。ところで君、名前は?」
「あ、六道遊太です」
「私は烏間雛姫(からすまひなき)。じゃ、知多君はここで留守番していてくれる?」
「あ、はいわかりました! それじゃあ、いってらっしゃいじゃん!」
こうして、遊太は烏間に連れられて、ミナコ社へと向かって行った。
「さあ、ついたわよ」
「こ、ここがミナコ社……?」
天高くそびえたつそのビルは、まさに圧巻の一言であった。このビルに務めている人物の凄さが、十分伺い知れるぐらいには。
「さ、あの人呼びに行こうか」
「だ、大丈夫なの? こんなすごく立派なビルに務めている人を、いきなり呼び出したりなんかして……」
「大丈夫よ、烏間雛姫がきましたって言えば、あの人すぐに来るから。それじゃあ、まずは受付の人に話を通してから――」
その時、ドアがいきなりウィーンと開き、中から人が出てきた。その人は、黒ぶち眼鏡にラフな服装を身に着けた人で……。
「あっ……雛姫じゃあないか。どうしたんだい? 僕に会いにでも来たのかい?」
「あなたこそ、何処へ行こうとしていたのよ?」
「いや、実はね……今朝ごろ、とある子供とぶつかってカードを落としてしまってね……これから、探しに行こうとしていたんだ」
「それなら、もう心配はないわ。だって、あなたがぶつかった子供って、この子のことでしょ?」
そう言われて、遊太は男の前に出る。そして、ポケットからあのカードを出す。
「ごめんなさい。あの時カードを拾い集めていた時、どういう訳か僕のポケットに入ってて……」
申し訳なさそうに言う遊太だったが、そんなこと意に介さず、男はにっこりと微笑む。
「良いんだよ。ちゃんとこうして届けてくれたんだから、むしろお礼を言わなくちゃね。そうだな……これから時間ある? なんだったら、僕の部屋においでよ。ちょうど渡したい物もあるしね」
「えっ、良いんですか?」
「もちろんさ。雛姫も一緒に……ね?」
「ええ、別に良いわよね? 遊太君」
「う、うん。今日は別に何も予定はないし、それに、デュエルモンスターズにもなんか興味がわいて来ちゃったから」
「決まりだね、それじゃあ行こうか。えーっと……君、名前は?」
「六道遊太です」
「遊太君か、僕の名前はロベルト・フランシス。さ、行こうか」
ビルの中を通され、エレベーターで51階まで登った所に、ロベルト・フランシスの部屋はあった。その部屋は、とてもすっきりとした過ごしやすいところで、まるでマンションの一室のようであった。壁やショーケースの中には、デュエルモンスターズのカードであろうカードたちが、所狭しと並べられている。
ロベルトは遊太ににお茶を出し、ソファでくつろいでいてくれと言った後、部屋の奥に行った。遊太はそれを見て、壁などに飾られているカードをじっくりと見ることにしていた。そして、雛姫は遊太を様子をじっくりと観察する。
「凄い……カードだけでこんなにも……」
「ま、まだまだこんなもんじゃないわよ。デュエルモンスターズのカードの種類は、この部屋にあるだけの数十倍……いや、数百倍はあるわよ」
「そんなに!?」
「ま、これからももっと増えるとは思うけどね」
「ほえ~……」
そう感心しながらお茶に口をつけると、奥からロベルトが現れた、手には、デュエルモンスターズのカードがまとめられた、束を持っているようだった。
「さて……と、これは私からのプレゼントだよ、遊太君」
そう言って、カードの束を渡された遊太。それは、先程遊太がロベルトに渡された、『イクスロードナイト・アルファ』を含めた、デュエルモンスターズのカードであった。
「えっ、これって……あの時僕がぶつかってぶちまけた……!?」
「これも何かの縁さ。このカード達は、カードデザイナーの僕が一から作った特別製のカードでね……未だ世間には出回っていない代物なんだ」
一からの手作り、特別製、世間に出回っていない代物。そんなワードを並べられて、遊太は驚かずにはいられない。
「えっ、ええ~っ!? そんな大事な物を、なんで僕に!?」
「これは元々、誰かにプレゼントしようと思っていた代物でね。それが君だったと言う訳なんだ。安心してくれていいよ、ちゃんと公式大会でも使えるから」
遊太は一瞬困惑の表情を浮かべたが、これはきっと、何かちゃんとした意図によるものだと考え、それを懐にしまった。
「あ、ありがとうロベルトさん。素晴らしいプレゼントだよ!」
「そうかい、それは良かった」
「……」
遊太の満面の笑みに、微笑みで答えるロベルト。それを横から眺めていた雛姫は、何やら遊太のカードを凝視しているが……。
「なるほど……ね」
と一人合点した後、お茶に手をつけた。その後、ロベルトは真剣な表情となる。
「さて遊太君、そのプレゼントと同時に、とてもいいことを教えよう」
「良いこと?」
「君にこのカードを渡した後、とても素晴らしいことが起こるだろう。そして、デュエルは人と人をつなげていくことを、理解することになるだろう……」
「……?」
何故そんなことを真剣な表情で言ったのか、いまいち遊太には理解できなかった。
「また来てくれよ、六道遊太君!」
「うん、また来ます!」
玄関まで送ってもらった遊太と雛姫。そして、懐からカードを取り出した遊太は。
「デュエルモンスターズ、この際だから始めちゃおうかな! 丁度カードもあるし!」
それを聞いた途端、雛姫の表情が変わった。
「それ、本気で言っているの?」
「うん、思い切って始めることにしたんだ! カードゲームはまだ手をつけてないし!」
その言葉に、雛姫の表情がぱぁっと明るくなる。それはもう、太陽のように。
「凄く良いわよ遊太君! 遊太君もデュエリストになるのね!」
「デュエリスト? 何それ?」
「デュエルを行う人の総称よ。さ、店へ戻りましょう。これからデュエルのあれやこれを、じっくりみっちり教えてあげるから」
「お、お手柔らかにお願いします~……」
そうして、ゲームショップ烏間に戻って来た遊太はみっちりしごかれた。それこそ、一緒にいた知多が引き気味になるくらいには。
「ハァ……ハァ……」
「うひ~……遠目から眺めていたけど、こりゃ酷く教え込まれたみたいだなあ遊太」
「うん……かなりきつかったけど……デュエルモンスターズって、凄いよ……! 一枚一枚が、それぞれの役割を果たし、更には無限大のコンボ攻撃……凄く良いよ! 凄く……凄く良いっ! まるで、カードが生きているかのように!」
「やるって言った時は、そりゃあ俺も嬉しかったけどよ……よりにもよって、ここまでする必要あったのかじゃん?」
「何言っているの、デュエルモンスターズはこれぐらいやらないと、ルールを覚えられないからね」
「さて……ルールをあらかた覚えたことだし、デュエルをしてみたら?」
「はい、やってみたいと思います。あれだけ熱心に教えてもらったら、今すぐデュエルをしたいと思ってます! もう、デュエルがしたくてたまらない!」
「ええ、じゃあ知多君、デュエルがしたい遊太君の相手になってもらえるかしら?」
「うーん……そうしたいのは山々だけど、悪いけど俺はちょっと……」
「……そう、残念だわ。だったら、デュエルスペースのデュエルデスクには、結構人がいるからそこの人達に声をかけてみたら? きっと、生きたデュエルが楽しめるわよ」
「わかった、行ってくる!」
デュエルスペースへとやって来た遊太。が、皆デュエルに忙しいようで、遊太が声をかけても全くきづかなかった。
「どうしよう……デュエルをしたいのに、デュエルができない……」
おろおろとそこらじゅうを歩き回る遊太。その様子を、伺う人が一人いた。
「アネゴ、本当にやるッスかあ?」
「当たり前だ、折角の新人なんだ。始める時に、ガツンとやってやんなきゃあね! 半端な気持ちで入ってくるなよ、デュエルの世界になぁって!」
「それって、ただの初心者狩り……」
「うるせーなっ! とにかく、やると言ったらやるんだよ! アタシは!」
二人の男に囲まれた少女が、懐からデッキを取り出し、遊太の方へとさっさか歩いて行った。
「ねぇ君」
「うん? 君誰? 僕とデュエルしたいの?」
「そうなんだよ! アタシの名前は一条寺菊姫(いちじょうじきくひめ)アタシ、今凄くデュエルがしたくってさあ! 相手がいなくて困っていたんだよぉ~」
「僕で良かったら、相手になるけど。あっ、僕は六道遊太って言うんだ」
「よし、決まりぃ! 早速デュエルしよう!」
二人は、デュエルデスクを挟んで向かい合う。
「ルールはわかるね?」
「うん、わかっているよ。マスタールール3でしょ?」
「じゃあ、行くぜ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
かくして、デュエルは始まった!
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101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
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136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
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84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
95 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1065 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
149 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1046 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
138 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 984 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1057 | 2 | 2018-05-18 | - | |
83 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1030 | 0 | 2018-05-26 | - | |
100 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1011 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
131 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 976 | 0 | 2018-07-12 | - | |
237 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1425 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
170 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1061 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
88 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 1002 | 0 | 2018-10-06 | - | |
133 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 958 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1146 | 2 | 2018-10-27 | - | |
72 | 第四十六話「二つの竜」 | 839 | 2 | 2018-11-08 | - | |
172 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1023 | 2 | 2018-11-19 | - | |
138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
102 | 第四十九話「救いと絶望」 | 948 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
135 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 997 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
144 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 894 | 0 | 2019-03-14 | - | |
90 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 912 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
79 | 第五十六話「彼女との再会」 | 746 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 839 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 727 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 779 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
91 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 786 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
79 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 855 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
65 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 731 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
74 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 608 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 601 | 0 | 2020-08-30 | - | |
75 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 686 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 642 | 0 | 2020-09-27 | - | |
120 | 作者よりお知らせ3 | 627 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
68 | 第八十一話「高き壁」 | 666 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
59 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 682 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
59 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 524 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 482 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
71 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 590 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
60 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 489 | 0 | 2021-12-18 | - | |
65 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 468 | 0 | 2022-01-04 | - | |
70 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 566 | 0 | 2022-01-10 | - | |
62 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 672 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
75 | 第百一話「プロの実力」 | 427 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 516 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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- 12/22 21:19 掲示板 オリカコンテスト投票所
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
さて、初心者狩りの菊姫のアネゴ…少女?遊太と同い年なのか年上なのか。年上ならこれまた珍しいおねショタということに…。 (2018-01-29 10:24)