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第八十一話「高き壁」 作:イクス
第八十一話「高き壁」
遊太たちが目指す世界規模のデュエル大会、D1グランプリ。ロカクタウンのデュエリストたちとのデュエルを経て、各自の課題をみつめていた。
特に遊太は……。
「う~ん……」
(どうした? 遊太)
カードから聞こえてくる、アルファの声。
「この間の剣太郎君たちとのデュエルで、僕たちの課題っていうのが見えたけど……僕の場合、エクストラに幅がないってことなんだよなあ」
(幅が無い……とは?)
「確かに『イクスロードナイト』のみんなは強力だよ。だけどそれを越えられちゃあ、僕にはもうなすすべが無い……一応、デイライト・オメガがいるとはいえ、このままじゃ……」
そして、この間剣太郎からもらったカードを見てみる。
「この融合モンスターも、幅を広げてくれるカードなのかもしれないけどなあ」
(ううむ……確かに。そういえば、お前のデッキはロベルトにもらってから、一部のカードを入れ替えしてたぐらいで、デッキとしてはほぼもらったままの状態だからなあ。エクストラは、全く手をつけてなかったしな)
「そうだよ。逆に言えば、それでここまで勝ってこれたのが不思議なくらいで……世界大会ともなると、今までのようには行かないと思うんだ」
(だが、どうやって新しいモノを取り入れる? 現状、あの剣太郎からもらったソレぐらいしかないだろう?)
「この融合モンスター……確かに使えそうだけどね。でも、これだけじゃあねえ。もっと、なんかこう……ないの?」
(私に言われても……)
「う~む……しょうがない。いろいろやって、見つけるしかない! というわけで、今日も行くぞ~!」
デッキケースと大会専用デュエルディスクを持ち、出かけようとする遊太。すると、ユイから。
「遊太サン、電話デス!」
「誰から?」
「烏間サンからデス」
「はいはーい。もしもし烏間さん?」
「あー、もしもし遊太君? ちょっとしたニュースがあってね」
「ニュースですか?」
「なんでも、日本のジュニアデュエリストの中で最も強いと言われている4人、J4の4人がプラクサスに来ているらしいの」
「J4? 昨日D1スクープでやってた?」
「そう、ジャパンの4人と書いてJ4。その4人がプラクサス入りしたっていう情報が、どこからか来たの。そんでみんな、挑みに行くって言い出して……」
「菊姫や知多君が?」
「ええ、だから今日はみんなでやれないの。みんながあちこちに行っちゃったから」
「そうなの? じゃあ僕も、J4に挑みに行こうっと! じゃあね、烏間さん!」
電話を切り、今度こそ家から出る遊太。電話口にいた烏間は。
「全く、強いヤツを求めるのはデュエリストのサガってヤツね」
として受話器を下ろす。
J4を求めて家から出た遊太。途中アルファと話しながら、道を行く。
「ねえ、J4ってどれぐらい強いのかなあ?」
(わからない。ただ、今まで戦ったデュエリストの中でも別格なのは間違いないだろう)
「あの闇の王よりも?」
(少なくとも、実力が段違いだろうな)
「そんなにかあ……だったら、アキラ君よりも……。やっていくしかないよね!」
(まあ、見つけるまではそこらのデュエリストにでも……)
「なあ、君……六道遊太クンやろ?」
「え?」
後ろから声をかけられ、振り向く。そこには、4人組がいた。
度の強そうな目が見えない眼鏡をかけた真面目そうな男、髪の毛をロールにしている『クリボ-』のぬいぐるみを持った女の子、この間デュエルした赤羽根より背が高く、肩にタオルを巻いた筋肉の男、そして最前列に立つ、金髪の右腕に包帯を巻いた整った顔立ちをした男。
「誰ですか? 僕今ちょっと、人を探しているんで……」
「ほ~ん、誰や?」
「J4っていう、日本のジュニアデュエリストの中で一番強いっていう4人!」
「でも、お前誰がJ4かわかっとるん?」
「……あっ、しまった! 特徴聞いてなかった~!」
「ワイ知っとるんやけど、聞かん?」
「どんな人なの?」
「しいて言うなら、目の前の4人やな」
「……え?」
「だから、俺ら4人がJ4や!」
「えっ、ええ~!?」
(な、なんと~!? いきなり会っただと!?)
歩いていたら、いきなり出会ってしまったことに驚きを隠せない遊太。しばらく放心状態となる。(ついでにアルファも)
「明石君、いきなりはちょっとマズイのではないでしょうか? その子はワタクシたちを探していたのでは?」
「そーそー! 探してところにいきなりド派手に登場したら、こーもなるよなー!」
「明石君、なんか展開が急すぎかも~」
「あ~スマンスマン、わりといきなりすぎたな~」
「……はっ! いきなりだったもんで、びっくりしすぎてしまいました!」
意識を取り戻した遊太に、改めて自己紹介する。
「ま、自己紹介したるわ。俺は明石慎之介(あかししんのすけ)! 西のジュニアの中では一番強いと言われとる!」
「ワタクシは東の方角を担当しております、桐生比斗志(きりゅうひとし)と申します」
「ん~、あたしは~、北の方からやってきた萌木冴香(もえぎさえか)かも~」
「俺は南の方を担当する石山堅(いしやまけん)! ド派手によろしくな!」
「にしても、4人いっぺんに見つかるなんて……4人とも仲がいいんですね!」
「「「「ぜーんぜん!」」」」
4人全員に否定された。
「まーそれはそうとして、六道遊太君やろ? 君」
「うん、僕は確かに六道遊太ですけど……そんな有名な人がなぜ僕を?」
「聞いたで、プラクサスにいきなり現れた新星。デュエル歴ほぼ3ヶ月くらいで、いきなり優勝を取るぐらいやからなあ。注目せん方がおかしいわ」
「そ、そうなの? いや~」
「ま、それに決闘者の帝国を征したのもプラスやな。ワイら出とらんかったけど」
「なんででなかったのですか?」
「ま、いろんな事情があるんや」
「そうですか……ともかく! 僕、あなたたちとデュエルしたかったんです! やってもらえませんか!?」
「おお、せやった。俺も君を探しとったんや。今注目のデュエリストと、デュエルしてみたいと思ったんや。出るんやろ? D1グランプリ」
「もっちろんです! やりましょう!」
「ほな、いこか」
D1グランプリ専用のデュエルディスクを構える二人。
「行きますよ!」
「おー、行くで!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻後攻は?」
「どっちでもええで」
「じゃあ僕が先攻をもらいます!」
1・遊太のターン
「僕のターン!」
「僕は手札から、魔法カード『増援』を発動! デッキからレベル4以下の戦士族モンスターを手札に加える。『ロードナイト・アウェイク』を手札に加えて、そのまま手札から捨てて効果発動! デッキから速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を手札に加えられる!」(遊太墓地0→2)
「そして自分フィールドにモンスターがいない時、手札の『ロードナイト・ストライク』を特殊召喚できる! ストライクが特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕はデッキから、『ロードナイト・ニードラー』を手札に」
「そしてニードラーを召喚して、効果発動。デッキから『ロードナイト』モンスターを1体墓地へ送る。僕はデッキから『ロードナイト・ファントム』を墓地へ送る」(遊太墓地2→3)
「手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』1体を対象に、そのモンスターをリリースして、リリースしたモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』をエクストラデッキから特殊召喚できる! 僕は闇属性のニードラーをリリースして、エクストラデッキから闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚!」(遊太手札5→4)(遊太墓地3→5)
遊太のエースモンスター、青いマントと黒い鎧の騎士が現れる。攻撃力は2500。
「ほぉ~、これが噂の『ロードナイト』か? なかなかのもんやのう」
「そしてアルファの効果発動! 墓地の『ロードナイト』モンスター1体をデッキに戻し、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える。僕は墓地のニードラーを戻して、さっき使った墓地の『英雄騎士への覚醒』を手札に!」(遊太手札4→5)(遊太墓地5→4)
「そしてもう一回、『英雄騎士への覚醒』をストライクを対象に発動! ストライクは風属性、よって風属性の『イクスロードナイト・ローズ』を特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地4→6)
そして現れた、右手にフルーレを、左手に薔薇を持つ桃色の鎧の騎士。攻撃力は2600。
「ローズの効果発動。手札を1枚捨てて、デッキ・墓地からから『ロードナイト』モンスターを2体手札に加える。僕はデッキから『ロードナイト・ボルカ』と『ロードナイト・ダーク』を手札に加える」(遊太手札4→3→5)(遊太墓地6→7)
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札5→3)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・闇属性・レベル8)
『イクスロードナイト・ローズ』(攻撃表示・攻撃力2600・風属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード1枚
「やるもんやのう。1ターンでそれとは……せやけど、そんなもんかいな」
「ええっ」
「悪いけど、そんなもんじゃ俺の『堕天使』たちは倒せへん。なぜなら、こいつらは神を裏切り、闇の底へと落ちた天使たちやからな」
「は、はぁ……」
「そう、始まりは神への一抹の不信感……清らかな心に一つ現れたシミが、大いなる闇を生み出すことになったんや!」
「?」
「だが、堕天使たちの闇は犯されてものやない。自らが生み出し、その闇に飲まれたが故の闇……光あれば影もある。だからこそ、高潔さを保ちながら闇へと……」
小難しいことをべらべら喋る明石。これには遊太も気づく。
「え、ええっと……明石さんは……つまり……中二病ってヤツですかあ!?」
「中三だからかも~」
「明石君にはいつものことですね」
「相変わらずド派手にやってるぜえ!」
「はあ……」
「故に神への矛盾を考え……おっと、話しすぎてもうた。失敬失敬」
2・明石のターン
「さてワイのターン、ドロー!」(明石手札5→6)
「ワイは手札から、魔法カード『ライトニング・ストーム』を発動! 自分フィールドに表側表示カードが無い時、相手の攻撃表示モンスターか魔法・罠を全てを破壊する! 当然、ワイはモンスターを破壊!」
「通さない! アルファのモンスター効果、手札1枚をコストに、相手の魔法カード発動を無効にして、破壊するよ!」(遊太手札3→2)(遊太墓地7→8)
「まずはそう来るか。ま、コイツが通らないのはわかっとるわ」(明石手札6→5)(明石墓地0→1)
「そして手札より、速攻魔法『ツインツイスター』を発動! 手札1枚をコストに、フィールドの魔法・罠を2枚破壊する!」(明石手札5→3)(明石墓地1→3)
「ぐぐっ! いきなり伏せカードを……だけど、フィールドで破壊された永続罠『英雄騎士の防衛戦』の効果、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる。僕はデッキより、レベル4の『ロードナイト・クレス』を守備表示で特殊召喚」(遊太墓地8→10)
「そしてクレスは、特殊召喚された時デッキから『ロードナイト』を手札に加えられる。僕はデッキから『ロードナイト・ビート』を手札に」(遊太手札2→3)
「やけど、これで妨害は使わせきったで。魔法カード『堕天使の追放』を発動! これにより、デッキから『堕天使』カードを手札に加える。俺はデッキから『堕天使イシュタム』を手札に」(明石墓地3→4)
「そして手札からイシュタムの効果発動。手札の『堕天使』カードと1枚とこのカードを捨てることで、デッキから2枚ドローする」(明石墓地4→6)
「そして手札から魔法カード『堕天使の戒壇』を発動。墓地の『堕天使』を守備表示で特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、レベル8『堕天使スペルビア』!」(明石手札3→2)
墓地から現れた、黒き翼の黒色の天使。守備力は2400。
「スペルビアが墓地から特殊召喚された時、墓地から天使族モンスターを特殊召喚できる。墓地より、イシュタムを守備表示で特殊召喚!」(明石墓地6→5)
スペルビアの中より現れた、同じ黒の天使。攻撃力は2500。
「これが、明石さんの『堕天使』……!」
「まだ、終わっとらんで。イシュタムのモンスター効果発動。1000ポイントのライフを支払い、墓地の『堕天使』魔法・罠カードを対象として発動。そのカードと同じ効果を発動するで!」(明石ライフ8000→7000)
「墓地の魔法・罠をもう一回使えるだって!?」
「墓地の『堕天使の追放』を対象として、デッキから『堕天使』カードである『堕天使ルシフェル』を手札に。発動した『堕天使の追放』はデッキに戻す」(明石墓地5→4)
「そして、モンスター2体をリリースして、アドバンス召喚! いざ行かん! 天界を追放されし堕天使にして、堕天使の長! 漆黒の天使が、今フィールドに降り立つ! 叛逆の――」
「召喚口上長っ!」
「いつものことですね」
「いっつもああだから、ちょっと引いちゃうかも~」
「――天使、降臨! 現れろ、レベル11『堕天使ルシフェル』!」(明石手札3→2)(明石墓地4→6)
天より舞い降りた、10枚の翼を持つ天使。だが、その体は他の堕天使と同じく漆黒に染まっている。攻撃力は3000。
「ルシフェルの効果、発動! アドバンス召喚に成功した時、相手フィールドの効果モンスターの数まで手札・デッキから『堕天使』を特殊召喚できる!」
「ええっ、今僕のフィールドにいるのは3体の効果モンスター……ということは」
「そう、俺はデッキから3体の『堕天使』を特殊召喚する! レベル8『堕天使ネルガル』『堕天使ゼラート』、レベル4『悦楽の堕天使』」
「い、いきなり大型モンスターを3体も!」
「特殊召喚された『悦楽の堕天使』の効果、デッキからレベルの違う『堕天使』を2体選択し、1体を相手フィールドに特殊召喚し、もう1体を手札に加える。俺はデッキからレベル5『堕天使エデ・アラーエ』を守備表示で特殊召喚して、手札にレベル9『堕天使テスカトリポカ』を手札に」(明石手札2→3)
「僕のフィールドにモンスターを……」
「関係あらへん、全滅するんやから。手札の闇属性モンスター1体を墓地へ送り、『堕天使ゼラート』の効果発動! 相手フィールドのモンスターを、全て破壊!」(明石手札3→2)(明石墓地6→7)
「ええっ!?」
「ゼラートよ、今こそ神へ盲目に従う者に裁きを与えん! 闇雷の裁き!」
ゼラートの放った黒色の雷が、遊太のフィールドを焼け野原にする。
「ぐっ……僕のフィールドが……!」(遊太墓地10→13)(明石墓地7→8)
「あ、ついでに……ルシフェルの効果。デッキの上からカードを3枚墓地へ送り、その中に『堕天使』カードがあればライフを送った数×500回復する。3枚墓地へ送って……おっ! 罠カード『神属の堕天使』と『背徳の堕天使』がおった! よってライフを1000回復」(明石墓地7→10)(明石ライフ7000→8000)
「バトルフェイズ! 『堕天使ルシフェル』でダイレクトアタック! 堕天の業!」
「直撃を受ける訳には……手札の『ロードナイト・ビート』を墓地へ送って、効果発動! 戦闘ダメージを1度だけ0にする」(遊太手札4→3)(遊太墓地13→14)
「防いだか、けどこの勢いは止まらんで! 『堕天使ネルガル』で、ダイレクトアタック! 漆黒の、エンジェルストーム!」
「ぐぅっ! だけど、ダメージを受けたことで、手札の『ロードナイト・ボルカ』の効果発動! このカードを手札から特殊召喚する。そして相手モンスター1体を破壊して、1000ポイントのダメージを与える! 対象はゼラートだ!」(遊太ライフ8000→5300)(遊太手札3→2)
「甘いで、手札の『堕天使テスカトリポカ』は、俺の『堕天使』が破壊される時、手札のこのカードを身代わりにできる!」(明石墓地10→11)(明石手札2→1)
「なんだって……!?」
ボルカの炎が、『堕天使』たちの盾となったテスカトリポカの翼で防がれる。これでは攻め手を遅らせられない。
「そして、ゼラートでボルカを攻撃! ジャッジメント・オブ・ダークネス!」
「たとえ守備力はたった200でも、1体の攻撃を防げるなら……」
「それも通用せえへんで。『堕天使ネルガル』がいる時、俺のモンスターが守備モンスターを攻撃した時、攻撃力が守備力を越えている分だけダメージを与える!」
「貫通だって!? ぐわっ!」(遊太ライフ5300→2700)(遊太墓地14→15)
「そして、『悦楽の堕天使』で、ダイレクトアタック! 恍惚な微笑!」
「うううっ!」(遊太ライフ2700→1100)(遊太墓地13→14)
「メインフェイズ2に入って、カードを1枚伏せてターンエンドや。効果を発動したゼラートは、このターンのエンドフェイズに破壊される」(明石手札1→0)(明石墓地11→12)
明石
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスタ3体
『堕天使ルシフェル』(攻撃表示・攻撃力3000・闇属性・レベル11)
『堕天使ネルガル』(攻撃表示・攻撃力2700・闇属性・レベル8)
『悦楽の堕天使』(攻撃表示・攻撃力1600・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
「明石さん、変な口上とか攻撃名を除けば、つ、強い……!」
「ま、俺たちのレベルになればこれぐらい当たり前や。全国やプロクラスは、こういうのを毎日相手しとるんやで? 防げんようでは終わりや」
「でもあの子、伏せカードとかモンスターとか、いろいろ足りないかも~」
「そうですね。プロか全国クラスの少年と思っていましたが、見込み違いだったようですね」
「いや、決めつけるのは早計や桐生クン、この子は追い詰められた時こそ真価を発揮すると聞く。ある意味、こっからが本番かもな」
「そうなのか? だとしたら、ド派手に決まってんじゃねえか!」
(期待されてる……なら、行くしかないよね!)
3・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「僕は墓地から、『ロードナイト・ファントム』の効果発動! このカードを墓地から除外して、墓地の『ロードナイト』1体を特殊召喚! 僕は、墓地から『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃表示で特殊召喚!」(遊太墓地14→12)(遊太除外0→1)
「そして手札から魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚と、『ロードナイト』を1体手札に加える。僕は墓地から、『英雄騎士への覚醒』と、『ロードナイト・ボルカ』を手札に」(遊太手札2→4)(遊太墓地12→11)
「アルファのモンスター効果、発動! 墓地の『ロードナイト』を1体、クレスをデッキに戻して――」(遊太墓地11→10)
「おっと、さすがにそれはやれんな。『堕天使ネルガル』の効果、1000ライフを支払い、墓地の『堕天使』魔法・罠の効果を適用! 罠カード『神属の堕天使』の効果を適用し、手札・フィールドの『堕天使』を墓地へ送り、モンスター1体の効果をターン終了まで無効化し、ライフポイントを無効化したモンスターの攻撃力分回復する。対象はアルファや!」(明石ライフ8000→7000→9500)(明石墓地11→10)
「やっぱ、止めてくるよね……」
「だけど、そこが止められるのはわかってた! 手札から『ロードナイト・ダーク』を召喚! 効果発動、墓地から『ロードナイト』を特殊召喚する。僕は墓地からストライクを特殊召喚する」(遊太墓地10→9)(遊太手札4→3)
「クレスは特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を手札に加えられるから、デッキから『ロードナイト・ガードナー』を手札に加える」(遊太手札3→4)
「手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』を『イクスロードナイト』に! 僕はダークをリリースして、同じ闇属性の『イクスロードナイト・ドゥフト』を特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地4→3)(遊太墓地9→11)
「ドゥフトのモンスター効果、手札1枚をコストに、デッキ・墓地から『英雄騎士』罠カード1枚を僕のフィールドにセットする。僕はデッキから『英雄騎士の奇策』をセットする」(遊太手札3→2)(遊太墓地11→12)
「今はこれで、ターンエンド」
遊太
ライフポイント1100
手札枚数2枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・ドゥフト』(攻撃表示・攻撃力2600・闇属性・レベル8)
『ロードナイト・ストライク』(守備表示・守備力1700・風属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード1枚
3・明石のターン
「俺のターン、ドロー」(明石手札0→1)
「魔法カード『強欲で金満な壺』を発動。エクストラデッキのカードを3枚か6枚裏側表示で除外し、除外したカードの数3枚につき1枚ドローできる。俺は6枚除外し、デッキから2枚ドローする! このターン、ドローはできなくなるがな」(明石手札0→2)(明石墓地10→11)(明石除外0→6)
「『堕天使ルシフェル』の効果、デッキよりカードを3枚墓地へ送る。その中に『堕天使』があれば、1枚につき500ポイントライフを回復する。送ったのは……『堕天使マスティマ』『堕天使アドゥムシアス』の2体があった。ライフを1000回復」(明石ライフ9500→10500)(明石墓地11→14)
「手札より『堕天使ユコバック』を召喚! デッキより『堕天使』カードを墓地へ送る。デッキより『堕天使降臨』を墓地へ送る」(明石手札2→1)(明石墓地14→15)
「そして、墓地の『堕天使』罠カード『背徳の堕天使』をライフを1000支払って発動! 手札・フィールドから『堕天使』モンスター1体を墓地へ送り、フィールドのカードを1枚破壊する! 『堕天使ユコバック』を墓地へ送り、そのドゥフトを破壊!」(明石ライフ10500→9500)(明石墓地15→16)
「くっ、墓地からコピーするから、罠カード封じの効果が使えない……! でも、チェーンはできるから罠カード『英雄騎士の奇策』を発動! 墓地の『ロードナイト』の数×800ポイント相手の攻撃力を下げる! 僕の墓地には5体以上の『ロードナイト』がいるから、君のモンスターの攻撃力は0に!」(遊太墓地12→13)
「なら、魔法カード『死者蘇生』を発動。墓地のモンスターを特殊召喚する。墓地より『堕天使スペルビア』を特殊召喚し、墓地から特殊召喚されたことで、スペルビアは墓地より同胞を呼び寄せる! 墓地より『堕天使テテスカトリポカ』を特殊召喚!」(明石手札1→0)(明石墓地16→15)
「ぐっ……」
「ほな、行くで? バトルフェイズ! 『堕天使テスカトリポカ』で、ストライクを攻撃!」
「墓地の『ロードナイト・ビート』は、除外することで相手の攻撃を無効化できる!」(遊太墓地13→12)(遊太除外1→2)
「悪あがきやな。『堕天使スペルビア』で、ストライクを攻撃! そしてネルガルの効果で、その攻撃は貫通する!」
(くっ、何か策が……手札・墓地・フィールド……無い!?)
「ジ・エンドや」
「うわあああっ!」(遊太ライフ1100→0)
「負けた……!」
「俺の勝ち、お前もよく頑張ったけどな」
(ライフポイントを、ライフコスト以外で全く減らせなかった……! それに、攻撃だって……!)
負けてうなだれる遊太と、完全勝利し天を仰ぐ明石。
「これがワタクシたちJ4のトップ、明石慎之介です」
「これが、J4……!」
「ま、プロの世界には俺たちよりもド派手に強いヤツがいるから、D1は甘くないってことだぜ」
「おい、遊太クン」
「はい?」
「頑張れな。じゃ、俺らしばらくここに滞在するわ」
「……?」
「知らんの? D1グランプリはここで行われるんやで?」
「えっ……?」
「ほなまた!」
そう言い残し、4人一緒に去って行った。一人残された遊太は。
「完敗……だ!」
(遊太……!)
今までに無い高き壁を感じ、感じていた新たな力を手に入れなければならないと感じた遊太であった……。
遊太たちが目指す世界規模のデュエル大会、D1グランプリ。ロカクタウンのデュエリストたちとのデュエルを経て、各自の課題をみつめていた。
特に遊太は……。
「う~ん……」
(どうした? 遊太)
カードから聞こえてくる、アルファの声。
「この間の剣太郎君たちとのデュエルで、僕たちの課題っていうのが見えたけど……僕の場合、エクストラに幅がないってことなんだよなあ」
(幅が無い……とは?)
「確かに『イクスロードナイト』のみんなは強力だよ。だけどそれを越えられちゃあ、僕にはもうなすすべが無い……一応、デイライト・オメガがいるとはいえ、このままじゃ……」
そして、この間剣太郎からもらったカードを見てみる。
「この融合モンスターも、幅を広げてくれるカードなのかもしれないけどなあ」
(ううむ……確かに。そういえば、お前のデッキはロベルトにもらってから、一部のカードを入れ替えしてたぐらいで、デッキとしてはほぼもらったままの状態だからなあ。エクストラは、全く手をつけてなかったしな)
「そうだよ。逆に言えば、それでここまで勝ってこれたのが不思議なくらいで……世界大会ともなると、今までのようには行かないと思うんだ」
(だが、どうやって新しいモノを取り入れる? 現状、あの剣太郎からもらったソレぐらいしかないだろう?)
「この融合モンスター……確かに使えそうだけどね。でも、これだけじゃあねえ。もっと、なんかこう……ないの?」
(私に言われても……)
「う~む……しょうがない。いろいろやって、見つけるしかない! というわけで、今日も行くぞ~!」
デッキケースと大会専用デュエルディスクを持ち、出かけようとする遊太。すると、ユイから。
「遊太サン、電話デス!」
「誰から?」
「烏間サンからデス」
「はいはーい。もしもし烏間さん?」
「あー、もしもし遊太君? ちょっとしたニュースがあってね」
「ニュースですか?」
「なんでも、日本のジュニアデュエリストの中で最も強いと言われている4人、J4の4人がプラクサスに来ているらしいの」
「J4? 昨日D1スクープでやってた?」
「そう、ジャパンの4人と書いてJ4。その4人がプラクサス入りしたっていう情報が、どこからか来たの。そんでみんな、挑みに行くって言い出して……」
「菊姫や知多君が?」
「ええ、だから今日はみんなでやれないの。みんながあちこちに行っちゃったから」
「そうなの? じゃあ僕も、J4に挑みに行こうっと! じゃあね、烏間さん!」
電話を切り、今度こそ家から出る遊太。電話口にいた烏間は。
「全く、強いヤツを求めるのはデュエリストのサガってヤツね」
として受話器を下ろす。
J4を求めて家から出た遊太。途中アルファと話しながら、道を行く。
「ねえ、J4ってどれぐらい強いのかなあ?」
(わからない。ただ、今まで戦ったデュエリストの中でも別格なのは間違いないだろう)
「あの闇の王よりも?」
(少なくとも、実力が段違いだろうな)
「そんなにかあ……だったら、アキラ君よりも……。やっていくしかないよね!」
(まあ、見つけるまではそこらのデュエリストにでも……)
「なあ、君……六道遊太クンやろ?」
「え?」
後ろから声をかけられ、振り向く。そこには、4人組がいた。
度の強そうな目が見えない眼鏡をかけた真面目そうな男、髪の毛をロールにしている『クリボ-』のぬいぐるみを持った女の子、この間デュエルした赤羽根より背が高く、肩にタオルを巻いた筋肉の男、そして最前列に立つ、金髪の右腕に包帯を巻いた整った顔立ちをした男。
「誰ですか? 僕今ちょっと、人を探しているんで……」
「ほ~ん、誰や?」
「J4っていう、日本のジュニアデュエリストの中で一番強いっていう4人!」
「でも、お前誰がJ4かわかっとるん?」
「……あっ、しまった! 特徴聞いてなかった~!」
「ワイ知っとるんやけど、聞かん?」
「どんな人なの?」
「しいて言うなら、目の前の4人やな」
「……え?」
「だから、俺ら4人がJ4や!」
「えっ、ええ~!?」
(な、なんと~!? いきなり会っただと!?)
歩いていたら、いきなり出会ってしまったことに驚きを隠せない遊太。しばらく放心状態となる。(ついでにアルファも)
「明石君、いきなりはちょっとマズイのではないでしょうか? その子はワタクシたちを探していたのでは?」
「そーそー! 探してところにいきなりド派手に登場したら、こーもなるよなー!」
「明石君、なんか展開が急すぎかも~」
「あ~スマンスマン、わりといきなりすぎたな~」
「……はっ! いきなりだったもんで、びっくりしすぎてしまいました!」
意識を取り戻した遊太に、改めて自己紹介する。
「ま、自己紹介したるわ。俺は明石慎之介(あかししんのすけ)! 西のジュニアの中では一番強いと言われとる!」
「ワタクシは東の方角を担当しております、桐生比斗志(きりゅうひとし)と申します」
「ん~、あたしは~、北の方からやってきた萌木冴香(もえぎさえか)かも~」
「俺は南の方を担当する石山堅(いしやまけん)! ド派手によろしくな!」
「にしても、4人いっぺんに見つかるなんて……4人とも仲がいいんですね!」
「「「「ぜーんぜん!」」」」
4人全員に否定された。
「まーそれはそうとして、六道遊太君やろ? 君」
「うん、僕は確かに六道遊太ですけど……そんな有名な人がなぜ僕を?」
「聞いたで、プラクサスにいきなり現れた新星。デュエル歴ほぼ3ヶ月くらいで、いきなり優勝を取るぐらいやからなあ。注目せん方がおかしいわ」
「そ、そうなの? いや~」
「ま、それに決闘者の帝国を征したのもプラスやな。ワイら出とらんかったけど」
「なんででなかったのですか?」
「ま、いろんな事情があるんや」
「そうですか……ともかく! 僕、あなたたちとデュエルしたかったんです! やってもらえませんか!?」
「おお、せやった。俺も君を探しとったんや。今注目のデュエリストと、デュエルしてみたいと思ったんや。出るんやろ? D1グランプリ」
「もっちろんです! やりましょう!」
「ほな、いこか」
D1グランプリ専用のデュエルディスクを構える二人。
「行きますよ!」
「おー、行くで!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻後攻は?」
「どっちでもええで」
「じゃあ僕が先攻をもらいます!」
1・遊太のターン
「僕のターン!」
「僕は手札から、魔法カード『増援』を発動! デッキからレベル4以下の戦士族モンスターを手札に加える。『ロードナイト・アウェイク』を手札に加えて、そのまま手札から捨てて効果発動! デッキから速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を手札に加えられる!」(遊太墓地0→2)
「そして自分フィールドにモンスターがいない時、手札の『ロードナイト・ストライク』を特殊召喚できる! ストライクが特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕はデッキから、『ロードナイト・ニードラー』を手札に」
「そしてニードラーを召喚して、効果発動。デッキから『ロードナイト』モンスターを1体墓地へ送る。僕はデッキから『ロードナイト・ファントム』を墓地へ送る」(遊太墓地2→3)
「手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』1体を対象に、そのモンスターをリリースして、リリースしたモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』をエクストラデッキから特殊召喚できる! 僕は闇属性のニードラーをリリースして、エクストラデッキから闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚!」(遊太手札5→4)(遊太墓地3→5)
遊太のエースモンスター、青いマントと黒い鎧の騎士が現れる。攻撃力は2500。
「ほぉ~、これが噂の『ロードナイト』か? なかなかのもんやのう」
「そしてアルファの効果発動! 墓地の『ロードナイト』モンスター1体をデッキに戻し、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加える。僕は墓地のニードラーを戻して、さっき使った墓地の『英雄騎士への覚醒』を手札に!」(遊太手札4→5)(遊太墓地5→4)
「そしてもう一回、『英雄騎士への覚醒』をストライクを対象に発動! ストライクは風属性、よって風属性の『イクスロードナイト・ローズ』を特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地4→6)
そして現れた、右手にフルーレを、左手に薔薇を持つ桃色の鎧の騎士。攻撃力は2600。
「ローズの効果発動。手札を1枚捨てて、デッキ・墓地からから『ロードナイト』モンスターを2体手札に加える。僕はデッキから『ロードナイト・ボルカ』と『ロードナイト・ダーク』を手札に加える」(遊太手札4→3→5)(遊太墓地6→7)
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札5→3)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・闇属性・レベル8)
『イクスロードナイト・ローズ』(攻撃表示・攻撃力2600・風属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード1枚
「やるもんやのう。1ターンでそれとは……せやけど、そんなもんかいな」
「ええっ」
「悪いけど、そんなもんじゃ俺の『堕天使』たちは倒せへん。なぜなら、こいつらは神を裏切り、闇の底へと落ちた天使たちやからな」
「は、はぁ……」
「そう、始まりは神への一抹の不信感……清らかな心に一つ現れたシミが、大いなる闇を生み出すことになったんや!」
「?」
「だが、堕天使たちの闇は犯されてものやない。自らが生み出し、その闇に飲まれたが故の闇……光あれば影もある。だからこそ、高潔さを保ちながら闇へと……」
小難しいことをべらべら喋る明石。これには遊太も気づく。
「え、ええっと……明石さんは……つまり……中二病ってヤツですかあ!?」
「中三だからかも~」
「明石君にはいつものことですね」
「相変わらずド派手にやってるぜえ!」
「はあ……」
「故に神への矛盾を考え……おっと、話しすぎてもうた。失敬失敬」
2・明石のターン
「さてワイのターン、ドロー!」(明石手札5→6)
「ワイは手札から、魔法カード『ライトニング・ストーム』を発動! 自分フィールドに表側表示カードが無い時、相手の攻撃表示モンスターか魔法・罠を全てを破壊する! 当然、ワイはモンスターを破壊!」
「通さない! アルファのモンスター効果、手札1枚をコストに、相手の魔法カード発動を無効にして、破壊するよ!」(遊太手札3→2)(遊太墓地7→8)
「まずはそう来るか。ま、コイツが通らないのはわかっとるわ」(明石手札6→5)(明石墓地0→1)
「そして手札より、速攻魔法『ツインツイスター』を発動! 手札1枚をコストに、フィールドの魔法・罠を2枚破壊する!」(明石手札5→3)(明石墓地1→3)
「ぐぐっ! いきなり伏せカードを……だけど、フィールドで破壊された永続罠『英雄騎士の防衛戦』の効果、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる。僕はデッキより、レベル4の『ロードナイト・クレス』を守備表示で特殊召喚」(遊太墓地8→10)
「そしてクレスは、特殊召喚された時デッキから『ロードナイト』を手札に加えられる。僕はデッキから『ロードナイト・ビート』を手札に」(遊太手札2→3)
「やけど、これで妨害は使わせきったで。魔法カード『堕天使の追放』を発動! これにより、デッキから『堕天使』カードを手札に加える。俺はデッキから『堕天使イシュタム』を手札に」(明石墓地3→4)
「そして手札からイシュタムの効果発動。手札の『堕天使』カードと1枚とこのカードを捨てることで、デッキから2枚ドローする」(明石墓地4→6)
「そして手札から魔法カード『堕天使の戒壇』を発動。墓地の『堕天使』を守備表示で特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは、レベル8『堕天使スペルビア』!」(明石手札3→2)
墓地から現れた、黒き翼の黒色の天使。守備力は2400。
「スペルビアが墓地から特殊召喚された時、墓地から天使族モンスターを特殊召喚できる。墓地より、イシュタムを守備表示で特殊召喚!」(明石墓地6→5)
スペルビアの中より現れた、同じ黒の天使。攻撃力は2500。
「これが、明石さんの『堕天使』……!」
「まだ、終わっとらんで。イシュタムのモンスター効果発動。1000ポイントのライフを支払い、墓地の『堕天使』魔法・罠カードを対象として発動。そのカードと同じ効果を発動するで!」(明石ライフ8000→7000)
「墓地の魔法・罠をもう一回使えるだって!?」
「墓地の『堕天使の追放』を対象として、デッキから『堕天使』カードである『堕天使ルシフェル』を手札に。発動した『堕天使の追放』はデッキに戻す」(明石墓地5→4)
「そして、モンスター2体をリリースして、アドバンス召喚! いざ行かん! 天界を追放されし堕天使にして、堕天使の長! 漆黒の天使が、今フィールドに降り立つ! 叛逆の――」
「召喚口上長っ!」
「いつものことですね」
「いっつもああだから、ちょっと引いちゃうかも~」
「――天使、降臨! 現れろ、レベル11『堕天使ルシフェル』!」(明石手札3→2)(明石墓地4→6)
天より舞い降りた、10枚の翼を持つ天使。だが、その体は他の堕天使と同じく漆黒に染まっている。攻撃力は3000。
「ルシフェルの効果、発動! アドバンス召喚に成功した時、相手フィールドの効果モンスターの数まで手札・デッキから『堕天使』を特殊召喚できる!」
「ええっ、今僕のフィールドにいるのは3体の効果モンスター……ということは」
「そう、俺はデッキから3体の『堕天使』を特殊召喚する! レベル8『堕天使ネルガル』『堕天使ゼラート』、レベル4『悦楽の堕天使』」
「い、いきなり大型モンスターを3体も!」
「特殊召喚された『悦楽の堕天使』の効果、デッキからレベルの違う『堕天使』を2体選択し、1体を相手フィールドに特殊召喚し、もう1体を手札に加える。俺はデッキからレベル5『堕天使エデ・アラーエ』を守備表示で特殊召喚して、手札にレベル9『堕天使テスカトリポカ』を手札に」(明石手札2→3)
「僕のフィールドにモンスターを……」
「関係あらへん、全滅するんやから。手札の闇属性モンスター1体を墓地へ送り、『堕天使ゼラート』の効果発動! 相手フィールドのモンスターを、全て破壊!」(明石手札3→2)(明石墓地6→7)
「ええっ!?」
「ゼラートよ、今こそ神へ盲目に従う者に裁きを与えん! 闇雷の裁き!」
ゼラートの放った黒色の雷が、遊太のフィールドを焼け野原にする。
「ぐっ……僕のフィールドが……!」(遊太墓地10→13)(明石墓地7→8)
「あ、ついでに……ルシフェルの効果。デッキの上からカードを3枚墓地へ送り、その中に『堕天使』カードがあればライフを送った数×500回復する。3枚墓地へ送って……おっ! 罠カード『神属の堕天使』と『背徳の堕天使』がおった! よってライフを1000回復」(明石墓地7→10)(明石ライフ7000→8000)
「バトルフェイズ! 『堕天使ルシフェル』でダイレクトアタック! 堕天の業!」
「直撃を受ける訳には……手札の『ロードナイト・ビート』を墓地へ送って、効果発動! 戦闘ダメージを1度だけ0にする」(遊太手札4→3)(遊太墓地13→14)
「防いだか、けどこの勢いは止まらんで! 『堕天使ネルガル』で、ダイレクトアタック! 漆黒の、エンジェルストーム!」
「ぐぅっ! だけど、ダメージを受けたことで、手札の『ロードナイト・ボルカ』の効果発動! このカードを手札から特殊召喚する。そして相手モンスター1体を破壊して、1000ポイントのダメージを与える! 対象はゼラートだ!」(遊太ライフ8000→5300)(遊太手札3→2)
「甘いで、手札の『堕天使テスカトリポカ』は、俺の『堕天使』が破壊される時、手札のこのカードを身代わりにできる!」(明石墓地10→11)(明石手札2→1)
「なんだって……!?」
ボルカの炎が、『堕天使』たちの盾となったテスカトリポカの翼で防がれる。これでは攻め手を遅らせられない。
「そして、ゼラートでボルカを攻撃! ジャッジメント・オブ・ダークネス!」
「たとえ守備力はたった200でも、1体の攻撃を防げるなら……」
「それも通用せえへんで。『堕天使ネルガル』がいる時、俺のモンスターが守備モンスターを攻撃した時、攻撃力が守備力を越えている分だけダメージを与える!」
「貫通だって!? ぐわっ!」(遊太ライフ5300→2700)(遊太墓地14→15)
「そして、『悦楽の堕天使』で、ダイレクトアタック! 恍惚な微笑!」
「うううっ!」(遊太ライフ2700→1100)(遊太墓地13→14)
「メインフェイズ2に入って、カードを1枚伏せてターンエンドや。効果を発動したゼラートは、このターンのエンドフェイズに破壊される」(明石手札1→0)(明石墓地11→12)
明石
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスタ3体
『堕天使ルシフェル』(攻撃表示・攻撃力3000・闇属性・レベル11)
『堕天使ネルガル』(攻撃表示・攻撃力2700・闇属性・レベル8)
『悦楽の堕天使』(攻撃表示・攻撃力1600・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数11枚
除外されているカード0枚
「明石さん、変な口上とか攻撃名を除けば、つ、強い……!」
「ま、俺たちのレベルになればこれぐらい当たり前や。全国やプロクラスは、こういうのを毎日相手しとるんやで? 防げんようでは終わりや」
「でもあの子、伏せカードとかモンスターとか、いろいろ足りないかも~」
「そうですね。プロか全国クラスの少年と思っていましたが、見込み違いだったようですね」
「いや、決めつけるのは早計や桐生クン、この子は追い詰められた時こそ真価を発揮すると聞く。ある意味、こっからが本番かもな」
「そうなのか? だとしたら、ド派手に決まってんじゃねえか!」
(期待されてる……なら、行くしかないよね!)
3・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「僕は墓地から、『ロードナイト・ファントム』の効果発動! このカードを墓地から除外して、墓地の『ロードナイト』1体を特殊召喚! 僕は、墓地から『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃表示で特殊召喚!」(遊太墓地14→12)(遊太除外0→1)
「そして手札から魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚と、『ロードナイト』を1体手札に加える。僕は墓地から、『英雄騎士への覚醒』と、『ロードナイト・ボルカ』を手札に」(遊太手札2→4)(遊太墓地12→11)
「アルファのモンスター効果、発動! 墓地の『ロードナイト』を1体、クレスをデッキに戻して――」(遊太墓地11→10)
「おっと、さすがにそれはやれんな。『堕天使ネルガル』の効果、1000ライフを支払い、墓地の『堕天使』魔法・罠の効果を適用! 罠カード『神属の堕天使』の効果を適用し、手札・フィールドの『堕天使』を墓地へ送り、モンスター1体の効果をターン終了まで無効化し、ライフポイントを無効化したモンスターの攻撃力分回復する。対象はアルファや!」(明石ライフ8000→7000→9500)(明石墓地11→10)
「やっぱ、止めてくるよね……」
「だけど、そこが止められるのはわかってた! 手札から『ロードナイト・ダーク』を召喚! 効果発動、墓地から『ロードナイト』を特殊召喚する。僕は墓地からストライクを特殊召喚する」(遊太墓地10→9)(遊太手札4→3)
「クレスは特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を手札に加えられるから、デッキから『ロードナイト・ガードナー』を手札に加える」(遊太手札3→4)
「手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』を『イクスロードナイト』に! 僕はダークをリリースして、同じ闇属性の『イクスロードナイト・ドゥフト』を特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地4→3)(遊太墓地9→11)
「ドゥフトのモンスター効果、手札1枚をコストに、デッキ・墓地から『英雄騎士』罠カード1枚を僕のフィールドにセットする。僕はデッキから『英雄騎士の奇策』をセットする」(遊太手札3→2)(遊太墓地11→12)
「今はこれで、ターンエンド」
遊太
ライフポイント1100
手札枚数2枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・ドゥフト』(攻撃表示・攻撃力2600・闇属性・レベル8)
『ロードナイト・ストライク』(守備表示・守備力1700・風属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード1枚
3・明石のターン
「俺のターン、ドロー」(明石手札0→1)
「魔法カード『強欲で金満な壺』を発動。エクストラデッキのカードを3枚か6枚裏側表示で除外し、除外したカードの数3枚につき1枚ドローできる。俺は6枚除外し、デッキから2枚ドローする! このターン、ドローはできなくなるがな」(明石手札0→2)(明石墓地10→11)(明石除外0→6)
「『堕天使ルシフェル』の効果、デッキよりカードを3枚墓地へ送る。その中に『堕天使』があれば、1枚につき500ポイントライフを回復する。送ったのは……『堕天使マスティマ』『堕天使アドゥムシアス』の2体があった。ライフを1000回復」(明石ライフ9500→10500)(明石墓地11→14)
「手札より『堕天使ユコバック』を召喚! デッキより『堕天使』カードを墓地へ送る。デッキより『堕天使降臨』を墓地へ送る」(明石手札2→1)(明石墓地14→15)
「そして、墓地の『堕天使』罠カード『背徳の堕天使』をライフを1000支払って発動! 手札・フィールドから『堕天使』モンスター1体を墓地へ送り、フィールドのカードを1枚破壊する! 『堕天使ユコバック』を墓地へ送り、そのドゥフトを破壊!」(明石ライフ10500→9500)(明石墓地15→16)
「くっ、墓地からコピーするから、罠カード封じの効果が使えない……! でも、チェーンはできるから罠カード『英雄騎士の奇策』を発動! 墓地の『ロードナイト』の数×800ポイント相手の攻撃力を下げる! 僕の墓地には5体以上の『ロードナイト』がいるから、君のモンスターの攻撃力は0に!」(遊太墓地12→13)
「なら、魔法カード『死者蘇生』を発動。墓地のモンスターを特殊召喚する。墓地より『堕天使スペルビア』を特殊召喚し、墓地から特殊召喚されたことで、スペルビアは墓地より同胞を呼び寄せる! 墓地より『堕天使テテスカトリポカ』を特殊召喚!」(明石手札1→0)(明石墓地16→15)
「ぐっ……」
「ほな、行くで? バトルフェイズ! 『堕天使テスカトリポカ』で、ストライクを攻撃!」
「墓地の『ロードナイト・ビート』は、除外することで相手の攻撃を無効化できる!」(遊太墓地13→12)(遊太除外1→2)
「悪あがきやな。『堕天使スペルビア』で、ストライクを攻撃! そしてネルガルの効果で、その攻撃は貫通する!」
(くっ、何か策が……手札・墓地・フィールド……無い!?)
「ジ・エンドや」
「うわあああっ!」(遊太ライフ1100→0)
「負けた……!」
「俺の勝ち、お前もよく頑張ったけどな」
(ライフポイントを、ライフコスト以外で全く減らせなかった……! それに、攻撃だって……!)
負けてうなだれる遊太と、完全勝利し天を仰ぐ明石。
「これがワタクシたちJ4のトップ、明石慎之介です」
「これが、J4……!」
「ま、プロの世界には俺たちよりもド派手に強いヤツがいるから、D1は甘くないってことだぜ」
「おい、遊太クン」
「はい?」
「頑張れな。じゃ、俺らしばらくここに滞在するわ」
「……?」
「知らんの? D1グランプリはここで行われるんやで?」
「えっ……?」
「ほなまた!」
そう言い残し、4人一緒に去って行った。一人残された遊太は。
「完敗……だ!」
(遊太……!)
今までに無い高き壁を感じ、感じていた新たな力を手に入れなければならないと感じた遊太であった……。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1022 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1063 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
149 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1046 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
138 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 984 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1057 | 2 | 2018-05-18 | - | |
82 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1028 | 0 | 2018-05-26 | - | |
99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1009 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
131 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 976 | 0 | 2018-07-12 | - | |
237 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1425 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1059 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
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138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 946 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
135 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 997 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 892 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 910 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
79 | 第五十六話「彼女との再会」 | 746 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 839 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 727 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 779 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
91 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 786 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
79 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 855 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
65 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 731 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
74 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 608 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
63 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 601 | 0 | 2020-08-30 | - | |
74 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 684 | 0 | 2020-09-13 | - | |
72 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 642 | 0 | 2020-09-27 | - | |
119 | 作者よりお知らせ3 | 625 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
68 | 第八十一話「高き壁」 | 665 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
59 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 682 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
59 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 524 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 482 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
60 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 489 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
70 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 566 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 670 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
75 | 第百一話「プロの実力」 | 427 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 516 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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