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第十三話「恐怖のロックバーン」 作:イクス
第十三話「恐怖のロックバーン」
遂に始まったプラクサスデュエル大会。まずは8つのグループに分かれたブロック予選を勝ち上がり、最終トーナメントへと進むことが、遊太の目標である。そして、ブロックに配属された16人でトーナメントを行い、そのトーナメントで上位入賞した4名が、晴れて最終トーナメントへと進めるのだ。
そして、遊太が入っているAグループは、アキラとカリンちゃんがいる。
果たして、遊太はこの大会で、ロベルトの言う『良いデュエル』をすることができるのだろうか。
トーナメント表には、一番最初の所に遊太の名前が出ている。それを見て、Aグループの子達はというと。
「オイオイマジかよ……!」
「アキラとカリンちゃんだけでもキツイって言うのに、予選会でロベルトさんを倒した遊太までいるのお!?」
「こりゃあ上位進出の3人はアイツらで決まりか……となると、あと一人が問題だな……!」
遊太は、ロベルトを倒したことによって他のデュエリストからも一目置かれる存在となっていた。それこそ、他のデュエリストから要注意人物として挙げられるくらいには。
しか、当の遊太は今、目の前の相手にしか目に映っていなかった。
「僕が最初に対戦する相手は……石崎洋太。確か、石崎君ってあの時アキラ君にやられたあの子だったな」
遊太の最初の対戦相手、石崎洋太は前にゲームショップ烏間の大会で、アキラに1ショットキルを決められた人物である。後で烏間に、敗因は何かと聞いた時、『自滅』の一言で返された。しかし。
「アキラ君にやられたとはいえ、あの大会で決勝戦まで残った中々の実力者だ。油断すると、思わぬ一手を喰らっちゃうかも……! さて……もう行くか」
デュエルリングへと来た遊太。石崎は既にリングの前に立っており、デュエルの用意は既に出来ているようだった。そして、ついでに審判もいた。
「六道遊太選手ですね? 石崎洋太選手も来ましたので、早速Aグループ一回戦、第一試合を開始致します! 両者とも、リングに上がってください!」
審判に言われ、リングへと上がる遊太と石崎。しかし、遊太は対面した石崎の表情に疑問を持っていた。
(石崎君……この間は随分余裕そうな表情してたけど……なんか、さっき見た感じ、怒っているような感じが……するなあ)
「準備はよろしいですか!? それでは一回戦第一試合、デュエル開始ィィィ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
先攻は、石崎選手である。
デュエルの開始前、石崎は遊太に語り掛ける。
「お前……このAグループで言えば、3番目に強い方だと思うなあ」
「3番目? ああ、カリンちゃんとアキラ君のことか、心外だなあ」
「でも、僕が目標としているのはただ一つ、あの憎きアキラをぶっ倒すことだ!」
「え、それだけ? 目指すからには優勝じゃあないの? まあ、僕も優勝以外の目的で参加しているから、一概には言えないんだけど……」
「……お前見ていただろ、僕がアキラに無残にやられたデュエルを」
「ほあ?」
「まあ、そんなこと今はどうでも良い。実質2回勝てば本戦出場の権利が得られるんだ! そしてアキラを……本戦で完膚なきまで叩きのめす! これが僕の目標だ!」
1・石崎のターン
「僕のターン! 僕は手札から、カードを4枚場に伏せて、『カードカー・D』を召喚!」(石崎手札5→0)
「そして、『カードカー・D』の効果発動! このモンスターをリリースして、2枚ドローする! ただし、そのリスクとして、このターンのエンドフェイズとなる。僕は2枚ドローして、ターンエンドだ」(石崎手札0→2)(石崎墓地0→1)
石崎
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「何を伏せているか知らないけど、僕は攻めるよ! 僕は手札から、『ロードナイト・クリスティ』を召喚! そして、モンスター効果発動。クリスティは召喚・特殊召喚に成功した時、手札から『ロードナイト』を1体特殊召喚できる。僕は手札より、レベル2の『ロードナイト・ダージ』を守備表示で特殊召喚する」(遊太手札6→4)
「この瞬間、俺は罠カード『隠れ兵』を発動。相手が召喚に成功した時、手札からレベル4以下の闇属性モンスターを特殊召喚する。俺は手札から『ボーガニアン』を守備表示で特殊召喚する」(石崎手札2→1)(石崎墓地1→2)
「……構うもんか、ダージのモンスター効果発動。特殊召喚された時、デッキから1枚ドローする。それが『ロードナイト』モンスターだった時、特殊召喚ができる。ドロー! 引いたカードはレベル1の『ロードナイト・スラスト』、だから守備表示で特殊召喚する! 来い、スラスト!」
いきなり3体ものモンスターを揃えた事に、石崎は感心する。
「ほーう、いきなりモンスターを3体も展開するとは、中々やるものだなあ」
「慌てないでよ、本番はこれからさ! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! このカードは自分フィールド『ロードナイト』1体をリリースすることで、エクストラデッキからリリースした『ロードナイト』と同じ属性の『イクスロードナイト』を、特殊召喚できる! 僕がリリースするのは、闇属性のスラスト! これにより、エクストラデッキから闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地0→2)
遊太のエースカードである、闇属性のアルファが現れる。攻撃力2500であり、効果も中々良い。
「アルファのモンスター効果発動。自分の墓地から、1体『ロードナイト』をデッキに戻すことで、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕は、デッキから『英雄騎士への連合軍』を手札に加える」(遊太手札3→4)(遊太墓地2→1)
「そして、手札から永続魔法『英雄騎士への連合軍』を発動! この永続魔法の効果により、フィールドの『ロードナイト』1体につき、僕の『ロードナイト』の攻撃力は300ポイントアップする! 今僕の場には『ロードナイト』が3体いる。よって、攻撃力は900ポイントアップする!」(遊太手札4→3)
「ほーうお……? それで攻撃するのか?」
「勿論さ!」
(アルファは手札を1枚捨てることで、魔法カードの発動を無効にして破壊する! 相手が魔法カードを使っても、これで無効にしてやるぞ!)
「行け、アルファ! 『ボーガニアン』を攻撃! ブラック・ロードソード!」
懐から特殊な剣を取り出し、切りかかるアルファ! しかし……。
「永続罠『グラヴィティ・バインド-超重力の網-』を発動! この永続罠の効果により、フィールドに存在するレベル4以上のモンスターの攻撃を封じる!」
「何っ! 攻撃を封じるだと!?」
アルファは、重力の網に引っ掛かってしまい、そのまま地面に叩きつけられてしまう。攻撃は封じられてしまった。
「くぅ、アルファはレベル8、攻撃表示のクリスティはレベル4……これじゃあ攻撃できない! でも、フィールド上の、って言ったよね? それじゃあ君のモンスターも攻撃できないんじゃないの?」
「そんなこと、とっくにわかっているさ。それより、君のターンはもう終わりなのかい?」
「むう……」
(攻撃ができなかったのは痛いけど、このカードを使えば、あのロックは突破できる……)
「リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル8・闇属性)
『ロードナイト・クリスティ』(攻撃表示・攻撃力1400・レベル4・水属性)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力1500・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
3・石崎のターン
「俺のターン、ドロー」(石崎手札1→2)
「この瞬間、僕は罠カード『砂塵の大竜巻』を発動! 相手フィールドの魔法・罠を1枚破壊する! 僕が破壊するのは、当然グラヴィティ・バインド!」
砂によって巻き起こった大竜巻は、グラヴィティ・バインドを直撃しようとする! しかし。
「永続罠『宮廷のしきたり』を発動! これにより、俺のフィールドにある『宮廷のしきたり』以外の永続罠は破壊されない!」
「くぅ、やっぱり読まれていたか……!」(遊太墓地1→2)
「これから俺がやることの弱点は、当然熟知済みさ。この時『ボーガニアン』のモンスター効果発動! スタンバイフェイズ時に、相手に600ポイントのダメージを与える!」
「ぐうっ」(遊太ライフ8000→7600)
「そして俺は、手札から『プロミネンス・ドラゴン』を召喚!」(石崎手札2→1)
一つ目の矢を放つモンスターの他に、炎に包まれたドラゴンが現れる。攻撃力は1500だが、レベル4なため、グラヴィティ・バインドの効果によって、攻撃できない。
「攻撃出来ないのに、なんで召喚を……?」
「まあ見ていろって、俺は罠カード『仕込みマシンガン』を発動! 相手フィールドと手札の数×200ポイントのダメージを、相手に与える! お前の場にはカードが4枚、そして手札は2枚。よって合計1200ポイントのダメージを与える!」(石崎墓地2→3)
「そんなカードまで……うぐっ」(遊太ライフ7600→6400)
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。この瞬間、『プロミネンス・ドラゴン』の効果発動。相手ライフに500ポイントのダメージを与える」(石崎手札1→0)
「むむむ」(遊太ライフ6400→5900)
石崎
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体
『ボーガニアン』(守備表示・守備力1000・レベル3・闇属性)
『プロミネンス・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1500・レベル4・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『宮廷のしきたり』(永続罠)
『グラヴィティ・バインド-超重力の網-』
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー」(遊太手札2→3)
(なんとなく、石崎君の戦術がわかった……恐らくグラヴィティ・バインドのようなロックカードで僕の攻撃を抑制しつつ、僕に直接ダメージを与えるようなカードで、次々とダメージを与えていく戦術だな)
(けれど、わかったからどうする? 今、僕の手札にはそれを切り抜けられるカードは無い……なら、ここは耐えるしかない……)
(今僕の墓地にはモンスターがいない、と言う訳で、ここは残念だけど……)
「僕は手札から、魔法カード『アドバンスドロー』を発動! 僕のフィールドに存在する、レベル8以上のモンスターをリリースして、2枚ドローする。僕はアルファをリリースして、2枚ドローする」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地2→4)
エースをリリースしなければならない程、意外と切羽詰まっている遊太。ドローしたカードはというと……。
(一先ずは、耐えるしかないなあ)
「僕はクリスティを守備表示に変更し、手札からカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札4→3)
遊太
ライフポイント5900
手札枚数3枚
モンスター2体
『ロードナイト・クリスティ』(守備表示・守備力1400・レベル4・水属性)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力1500・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
5・石崎のターン
「俺のターン、ドロー。そしてこの瞬間、『ボーガニアン』のモンスター効果発動! 相手に600ダメージを与える!」(石崎手札0→1)
「二度も喰らう訳にはいかないぞ……! 罠カード発動! 『ホーリーライフバリアー』! 手札を1枚捨てることで、このターン僕が受ける全てのダメージを、0にする。これでこのターン、君から受けるダメージは0になる!」(遊太手札3→2)(遊太墓地4→6)
「フン、単なる時間稼ぎに過ぎないじゃあないか。まあいい、このターンはとりあえず様子見だ。僕は手札から魔法カード『マジック・プランター』を発動! 自分フィールドの永続罠1枚を墓地へ送り、2枚ドローする。俺はフィールドのグラヴィティ・バインドを墓地へ送り、2枚ドローする」(石崎手札1→0→2)(石崎墓地2→4)
(自分からロックを解除してくるとは……まさか、新しいロックカードでも手に入ったんじゃ……)
「永続罠『光の護封壁』を発動! この罠カードは、ライフを1000×任意の数支払う。それ以下の攻撃力を持つ君のモンスターは、攻撃できない!」
(やっぱりそう来るよね……)
「そうだな……君が攻撃力の高いモンスターを出さないとも限らないから、3000ライフを支払って、君の攻撃力3000以下のモンスターの攻撃を封じる」(石崎ライフ8000→5000)
(ぬむむ)
「このターン、君にダメージは与えられない。でも、君にダメージを与える準備はできる。僕は永続魔法『悪夢の拷問部屋』を発動! そして手札からカード1枚を伏せて、ターンエンド」(石崎手札2→0)
石崎
ライフポイント5000
手札枚数0枚
モンスター2体
『ボーガニアン』(守備表示・守備力1000・レベル3・闇属性)
『プロミネンス・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1500・レベル4・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード3枚
『光の護封壁』(永続罠)
『宮廷のしきたり』(永続罠)
『悪夢の拷問部屋』(永続魔法)
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー」(遊太手札2→3)
「魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 自分の墓地から『ロードナイト』と『英雄騎士』魔法カードを1枚ずつ手札に加える。僕が手札に加えるのは、『ロードナイト・ラム』と『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地4→2→3)
「さっきの『ホーリーライフバリアー』で、手札から『ロードナイト』を捨てていたのか! 今回収したそのカードで、新しい『イクスロードナイト』を召喚するつもりだな!」
「そう、その通りさ。僕は手札から、ラムをを攻撃表示で召喚!」(遊太手札4→3)
「ラムのモンスター効果発動! 僕の手札の数×300ポイントのダメージを、相手に与える! 今僕の手札は3枚。よって900のダメージを、君に与える」
「……ぐっ、だがこの程度、どうってことはない!」(石崎ライフ5000→4100)
「そして手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕は炎属性のラムをリリースして、同じ炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地3→5)
炎に包まれて現れたのは、ロベルトとデュエルした時に現れた炎属性の『イクスロードナイト』。攻撃力は2900。
「攻撃が出来ないなら、直接君にダメージを与えるまでだ! デュナスのモンスター効果発動! 僕のライフを1000支払い、フィールドのデュナス以外のモンスターを全て破壊! その中で一番攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを、君に与える! ビッグバン・バーストインパクト!」(遊太ライフ5900→4900)
またしても、上空へと飛び上がり巨大な火球を作るデュナス。しかし……。
「それは見越しているさ、カウンター罠『無償交換』を発動! モンスター効果の発動を無効にして、破壊する!」(石崎墓地4→5)
「な、何っ!? そう来るのか!?」
デュナスは効果を無効にされ、そのまま破壊されてしまう。
「ぐう……!」(遊太墓地5→6)
「ただし、このカウンター罠のデメリットとして、君は1枚カードをドローする。さあ、引けよ」
「そう、どうも親切に……!」(遊太手札2→3)
遊太にとっては、デュナスの効果で一発逆転を狙う算段だったのだが、その目論見を崩された今、守りを固めるぐらいしかやれることはなかった。
「カードを2枚伏せて、ターンエンド……」(遊太手札3→1)
遊太
ライフポイント4900
手札枚数1枚
モンスター2体
『ロードナイト・クリスティ』(守備表示・守備力1400・レベル4・水属性)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力1500・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
7・石崎のターン
「僕のターン、ドロー」(石崎手札0→1)
「この瞬間、『ボーガニアン』のモンスター効果でお前に600ポイントのダメージを与える!」
「ぐうっ」(遊太ライフ4900→4300)
「更に僕は手札から、魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動! デッキからカードを10枚除外することで、デッキから2枚ドローする!」(石崎手札1→0→2)(石崎墓地5→6)(石崎除外0→10)
(デッキから使えなくなるカードを出しても、2枚ドローにこだわるのか……!)
2枚引いたカードを見て、石崎はニヤリとする。
「フフフ……! このデュエル、勝負は貰った!」
「な、何!」
「僕は手札から、魔法カード『融合』を発動! フィールドの機械族の『ボーガニアン』と、炎族の『プロミネンス・ドラゴン』を素材として、融合召喚を行う! 現れろ! 『重爆撃禽 ボム・フェネクス』を、攻撃表示で融合召喚!」(石崎手札2→1)(石崎墓地6→9)
融合召喚によって現れたのは、炎の翼と機械の体を持つフェニックスのようなモンスター。攻撃力は2800。
「僕はカードを1枚伏せて、ボム・フェネクスのモンスター効果発動! このモンスターの攻撃を放棄する代わり、フィールドのカードの数×300のダメージを相手に与える! 今フィールドにあるカードは10枚! よって、君は3000ポイントのダメージを受けてもらう!」
「そんな数のダメージを……!? うううう!」(遊太ライフ4300→1300)
「更に、『悪夢の拷問部屋』の効果で、300のダメージを受けてもらう!」
「く、くそお……!」(遊太ライフ1300→300)
「フフン、これで、僕の勝利は確定だな……」
(さっき伏せたカードは、罠カード『停戦協定』……これはフィールドの効果モンスターの数×500ポイントのダメージを与えるカード……奴がドローした時、このカードを発動すれば、ダメージは1500。奴のライフは……0だ……!)
石崎
ライフポイント4100
手札枚数0枚
モンスター1体
『重爆撃禽 ボム・フェネクス』(攻撃表示・攻撃力2800・レベル8・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
『停戦協定』
発動しているカード3枚
『光の護封壁』(永続罠)
『宮廷のしきたり』(永続罠)
『悪夢の拷問部屋』(永続魔法)
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
8・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「この瞬間、僕は罠カード『停戦協定』を発動! フィールドの効果モンスターの数×500ポイントのダメージを、君に与える! 今フィールドの効果モンスターは、3体! よって、1500ポイントのダメージを君に与える!」(石崎墓地9→10)
(な、何! それじゃあ、僕のライフは……!)
「このターンで、君は終わりさ! 喰らえ! 1500のダメージを!」
『停戦協定』より、波動が現れて1500ポイントのダメージを遊太を襲う! それを見て、遊太はリバースカードを発動させる。
「伏せカード、オープン! 罠カード『デストラクト・ポーション』! 自分フィールドのモンスターを破壊して、そのモンスターの攻撃力分ライフを回復する! 僕はクリスティを破壊して、その守備力1400ポイント分ライフを回復する!」(遊太ライフ1000→2400)(遊太墓地6→8)
「何っ、そう来るのか!?」
「フィールドから、効果モンスターが1体消えたことによって、僕が受けるダメージは1500から1000にダウンする! うっ、くくっ……」(遊太ライフ2400→1400)
「くそお……仕留め損ねたか。けれど、永続魔法『悪夢の拷問部屋』の効果で、300のダメージを与える!」
「むうっ」(遊太ライフ1400→1100)
何とか猛攻を凌ぎ切った遊太。しかし、石崎はというと。
「ふう、何とか凌いだ気でいるつもりだろうけど、この時点で僕の勝利は変わりない。そして、このデッキがあれば、あのアキラだって封殺して完封できる! そして……あの屈辱を張らせる!」
「屈辱……?」
「あの大会で、アキラに負けて以降……その負け方が悪かったのか、他の奴らにこっぴどくあの負けをなじられるようになった……! 凄く傷ついたよ……! 仮にもB地区でナンバーワンだった僕が、あんなにも簡単に負けるとはねえ……!」
「……」
「そのせいで、僕のプライドはズタズタさ。この屈辱を晴らすには、やっぱりあのアキラを倒すしか方法は無い! そう確信した僕は、この大会への参加を決めた! そして、あのアキラを倒すために、僕はこの最強のデッキを組み上げた! そして、この1回戦であのロベルトさんを倒した君を倒せば、あのアキラだってこの僕に対抗心を抱いて全力で倒しに来るはず! そこを狙い撃ちさ……!」
「……なーんだ、そんなことでこの大会に?」
「そ、そんなこととは何事だ! 僕にとっては、非情に嫌な思いをさせたあのアキラを、僕はぶっ倒すと心に決めてきたのだぞ!」
「ロベルトさんも言っていたじゃん、この大会は楽しむことをモットーに、開かれた大会じゃあないか。そんな思いだけで参加しているのって、なんかつまらないと思わないかい? 折角僕達が、楽しむためにロベルトさんたちが開いてくれたのに」
「な、なにおう!?」
「まあ良いか。さて、僕のターンの続き……いいかな? これ以上、デュエルの遅延行為は避けたいからさ」
「むう……」
「よし、僕のターン! 僕は永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果発動! 自分フィールドの『ロードナイト』が破壊された時、自分のデッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキから、レベル4の『ロードナイト・スピーダー』を特殊召喚する! スピーダーは特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕はデッキより『ロードナイト・シャイン』を手札に加える」(遊太手札2→3)
(これで、あの厄介な『宮廷のしきたり』を無効にできる。しかし、後一手足りない。だったら……!)
「場から罠カード『活路への希望』を発動! この効果で、僕はライフを1000支払う!」(遊太ライフ1100→100)
「その後、僕は相手とのライフ2000ポイントの差につき、1枚ドローできる! 僕と君の差は4000ポイント! これによって、僕は2枚ドローする」(遊太手札3→5)(遊太墓地8→9)
「そして、もう一回手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! これにより、僕はフィールドの『ロードナイト』を1体リリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト』を1体特殊召喚する!」
(この状況で特殊召喚すべき『イクスロードナイト』は……! コイツだ!)
「僕は風属性のスピーダーをリリースして、エクストラデッキより、風属性の『イクスロードナイト・シルフィー』を、攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地9→11)
新しく現れたのは、風車のような剣を持った、白い鎧に身に包んだ騎士! 攻撃力は2700。
「……良いモンスターだけど、それじゃあ僕のロックは――」
「手札からモンスター効果発動! 自分フィールドに『ロードナイト』がいる時、『ロードナイト・シャイン』は効果を発動できる! このカードを手札から捨てて、フィールドの魔法・罠1枚の効果を無効にする! 僕が無効にするのは、もちろん『宮廷のしきたり』!」(遊太手札4→3)(遊太墓地11→12)
「な、何! これでは『宮廷のしきたり』の、永続罠を破壊から守る効果が……!」
「そして僕は、シルフィーのモンスター効果発動! フィールド上に存在する、魔法・罠を全て……破壊する! ヴァイパー・ヘビーストーム!」
「な、なんだとお!?」
シルフィーが風車を振り回すと、フィールドに大嵐が巻き起こる。それにより、フィールドの魔法は一斉に巻き上げられて破壊されてしまった。(石崎墓地10→13)(遊太墓地12→13)
「ぐぐっ……だが、まだロックを解除しただけだ!」
「シルフィーは、自身の効果でフィールドの魔法・罠を破壊した時、破壊した数×300ポイント、僕のモンスターの攻撃力を上げるか、君のモンスターの攻撃力を下げることができる! 僕は攻撃力を下げる効果を適用して、ボム・フェネクスの攻撃力を1200ポイント下げる!」
「そ、そんな! まだそうやってくるだと!?」
大嵐の余波で起きた風によって、ボム・フェネクスは傷つき攻撃力が下がってしまう。(ボム・フェネクス攻撃力2800→1600)
「行くよ! 僕は僕の場にいる全てのモンスターを攻撃表示にして、バトルフェイズを行う! シルフィーで、ボム・フェネクスを攻撃! フェザー・ウィンド・アタック!」
風車から放たれたカマイタチによって、ボム・フェネクスはあっけなく破壊されてしまう。
「ぬわあああっ! ぼ、僕のエースモンスターが、こんなにもあっさり……!」(石崎ライフ4100→3000)(石崎墓地13→14)
「そして、僕は攻撃力1200のダージで、ダイレクトアタック!」
「むぐぐぐ……! だが、もう君のモンスターは攻撃を終えた!」(石崎ライフ3000→1800)
(奴のライフは残り100……次のターン、相手にダメージを与えるカードを引ければ……まだなんとかなる!)
「いいや、このターンで、デュエルは終わりさ! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! 自分フィールドの、『イクスロードナイト』1体をエクストラデッキに戻し、戻したモンスター以外の『イクスロードナイト』を1体、『英雄騎士への覚醒』と同じ効果として特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地13→14)
「な、なに……!」
「僕はシルフィーをデッキに戻して、エクストラデッキから『イクスロードナイト・ウェイカー』を特殊召喚する!」
シルフィーと交代する形で現れたのは、分厚い鎧に身を包んだ鉄球騎士! 攻撃力は2700と、今の石崎にとっては死刑宣告に等しいモンスターだった。
「嘘……だろ……?」
「ウェイカーで、石崎君にダイレクトアタック! キングダム・クラッシャー!」
巨大な鉄球を振り回し、ダイレクトアタックするウェイカーの攻撃によって、石崎のライフは0となってしまった……。
「ああ、うががが……」(石崎ライフ1800→0)
「やったー! よっしゃー!」
「一回戦第一試合! 勝者、六道遊太選手です!」
第一試合を見事勝利し、遊太は二回戦進出を決めた。
「くう~っ! 結局、アキラに復讐する計画は叶わなかった……!」
「……あのさ、石崎君。僕が言うことじゃあないかもしれないけど、アキラ君への復讐なんて考えるから、負けちゃったんじゃあないの?」
「え、なんでそうなるの……?」
「デュエルは楽しむものって、ロベルトさんが言っていたでしょ? それが、アキラ君への復讐にばかり固執してたから、僕とのデュエルを楽しむ余裕もなかった。だから……僕を見る余裕がなかったから、負けることになったんじゃないの?」
「う、ぐぐぐ……」
「君がもっと楽しんでデュエルができるようになれば、きっとアキラ君にだって勝てるようになるんじゃあないのかなあ?」
「うぐぐ……うむむ……」
「それじゃあ、僕はもう先に進むから。今度は頑張りなよ。石崎君っ!」
「むむむむう……!」
悩む石崎を横目に、二回戦進出を決めた遊太は、そのまま戻って行くのであった。
これを見ていた、アキラとカリンはというと。
「……あそこから逆転するのかよ。やっぱり、俺の優勝で一番の障壁になるのは、アイツだな……!」
「遊太君、やっぱりあなたは持っているのですね。ここ一番の逆転、凄かったですよ」
二人に警戒されているのも知らず、遊太はゆうゆうと観客席へと戻っていくのであった。
しかし、そんな遊太にも疑問があった。
「どうにも、最近はカードから声が聞こえないなあ……一体、また何があるっていうんだ……?」
第十三話。終わり。
遂に始まったプラクサスデュエル大会。まずは8つのグループに分かれたブロック予選を勝ち上がり、最終トーナメントへと進むことが、遊太の目標である。そして、ブロックに配属された16人でトーナメントを行い、そのトーナメントで上位入賞した4名が、晴れて最終トーナメントへと進めるのだ。
そして、遊太が入っているAグループは、アキラとカリンちゃんがいる。
果たして、遊太はこの大会で、ロベルトの言う『良いデュエル』をすることができるのだろうか。
トーナメント表には、一番最初の所に遊太の名前が出ている。それを見て、Aグループの子達はというと。
「オイオイマジかよ……!」
「アキラとカリンちゃんだけでもキツイって言うのに、予選会でロベルトさんを倒した遊太までいるのお!?」
「こりゃあ上位進出の3人はアイツらで決まりか……となると、あと一人が問題だな……!」
遊太は、ロベルトを倒したことによって他のデュエリストからも一目置かれる存在となっていた。それこそ、他のデュエリストから要注意人物として挙げられるくらいには。
しか、当の遊太は今、目の前の相手にしか目に映っていなかった。
「僕が最初に対戦する相手は……石崎洋太。確か、石崎君ってあの時アキラ君にやられたあの子だったな」
遊太の最初の対戦相手、石崎洋太は前にゲームショップ烏間の大会で、アキラに1ショットキルを決められた人物である。後で烏間に、敗因は何かと聞いた時、『自滅』の一言で返された。しかし。
「アキラ君にやられたとはいえ、あの大会で決勝戦まで残った中々の実力者だ。油断すると、思わぬ一手を喰らっちゃうかも……! さて……もう行くか」
デュエルリングへと来た遊太。石崎は既にリングの前に立っており、デュエルの用意は既に出来ているようだった。そして、ついでに審判もいた。
「六道遊太選手ですね? 石崎洋太選手も来ましたので、早速Aグループ一回戦、第一試合を開始致します! 両者とも、リングに上がってください!」
審判に言われ、リングへと上がる遊太と石崎。しかし、遊太は対面した石崎の表情に疑問を持っていた。
(石崎君……この間は随分余裕そうな表情してたけど……なんか、さっき見た感じ、怒っているような感じが……するなあ)
「準備はよろしいですか!? それでは一回戦第一試合、デュエル開始ィィィ!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
先攻は、石崎選手である。
デュエルの開始前、石崎は遊太に語り掛ける。
「お前……このAグループで言えば、3番目に強い方だと思うなあ」
「3番目? ああ、カリンちゃんとアキラ君のことか、心外だなあ」
「でも、僕が目標としているのはただ一つ、あの憎きアキラをぶっ倒すことだ!」
「え、それだけ? 目指すからには優勝じゃあないの? まあ、僕も優勝以外の目的で参加しているから、一概には言えないんだけど……」
「……お前見ていただろ、僕がアキラに無残にやられたデュエルを」
「ほあ?」
「まあ、そんなこと今はどうでも良い。実質2回勝てば本戦出場の権利が得られるんだ! そしてアキラを……本戦で完膚なきまで叩きのめす! これが僕の目標だ!」
1・石崎のターン
「僕のターン! 僕は手札から、カードを4枚場に伏せて、『カードカー・D』を召喚!」(石崎手札5→0)
「そして、『カードカー・D』の効果発動! このモンスターをリリースして、2枚ドローする! ただし、そのリスクとして、このターンのエンドフェイズとなる。僕は2枚ドローして、ターンエンドだ」(石崎手札0→2)(石崎墓地0→1)
石崎
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「何を伏せているか知らないけど、僕は攻めるよ! 僕は手札から、『ロードナイト・クリスティ』を召喚! そして、モンスター効果発動。クリスティは召喚・特殊召喚に成功した時、手札から『ロードナイト』を1体特殊召喚できる。僕は手札より、レベル2の『ロードナイト・ダージ』を守備表示で特殊召喚する」(遊太手札6→4)
「この瞬間、俺は罠カード『隠れ兵』を発動。相手が召喚に成功した時、手札からレベル4以下の闇属性モンスターを特殊召喚する。俺は手札から『ボーガニアン』を守備表示で特殊召喚する」(石崎手札2→1)(石崎墓地1→2)
「……構うもんか、ダージのモンスター効果発動。特殊召喚された時、デッキから1枚ドローする。それが『ロードナイト』モンスターだった時、特殊召喚ができる。ドロー! 引いたカードはレベル1の『ロードナイト・スラスト』、だから守備表示で特殊召喚する! 来い、スラスト!」
いきなり3体ものモンスターを揃えた事に、石崎は感心する。
「ほーう、いきなりモンスターを3体も展開するとは、中々やるものだなあ」
「慌てないでよ、本番はこれからさ! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! このカードは自分フィールド『ロードナイト』1体をリリースすることで、エクストラデッキからリリースした『ロードナイト』と同じ属性の『イクスロードナイト』を、特殊召喚できる! 僕がリリースするのは、闇属性のスラスト! これにより、エクストラデッキから闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地0→2)
遊太のエースカードである、闇属性のアルファが現れる。攻撃力2500であり、効果も中々良い。
「アルファのモンスター効果発動。自分の墓地から、1体『ロードナイト』をデッキに戻すことで、デッキ・墓地から『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕は、デッキから『英雄騎士への連合軍』を手札に加える」(遊太手札3→4)(遊太墓地2→1)
「そして、手札から永続魔法『英雄騎士への連合軍』を発動! この永続魔法の効果により、フィールドの『ロードナイト』1体につき、僕の『ロードナイト』の攻撃力は300ポイントアップする! 今僕の場には『ロードナイト』が3体いる。よって、攻撃力は900ポイントアップする!」(遊太手札4→3)
「ほーうお……? それで攻撃するのか?」
「勿論さ!」
(アルファは手札を1枚捨てることで、魔法カードの発動を無効にして破壊する! 相手が魔法カードを使っても、これで無効にしてやるぞ!)
「行け、アルファ! 『ボーガニアン』を攻撃! ブラック・ロードソード!」
懐から特殊な剣を取り出し、切りかかるアルファ! しかし……。
「永続罠『グラヴィティ・バインド-超重力の網-』を発動! この永続罠の効果により、フィールドに存在するレベル4以上のモンスターの攻撃を封じる!」
「何っ! 攻撃を封じるだと!?」
アルファは、重力の網に引っ掛かってしまい、そのまま地面に叩きつけられてしまう。攻撃は封じられてしまった。
「くぅ、アルファはレベル8、攻撃表示のクリスティはレベル4……これじゃあ攻撃できない! でも、フィールド上の、って言ったよね? それじゃあ君のモンスターも攻撃できないんじゃないの?」
「そんなこと、とっくにわかっているさ。それより、君のターンはもう終わりなのかい?」
「むう……」
(攻撃ができなかったのは痛いけど、このカードを使えば、あのロックは突破できる……)
「リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・アルファ』(攻撃表示・攻撃力2500・レベル8・闇属性)
『ロードナイト・クリスティ』(攻撃表示・攻撃力1400・レベル4・水属性)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力1500・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
3・石崎のターン
「俺のターン、ドロー」(石崎手札1→2)
「この瞬間、僕は罠カード『砂塵の大竜巻』を発動! 相手フィールドの魔法・罠を1枚破壊する! 僕が破壊するのは、当然グラヴィティ・バインド!」
砂によって巻き起こった大竜巻は、グラヴィティ・バインドを直撃しようとする! しかし。
「永続罠『宮廷のしきたり』を発動! これにより、俺のフィールドにある『宮廷のしきたり』以外の永続罠は破壊されない!」
「くぅ、やっぱり読まれていたか……!」(遊太墓地1→2)
「これから俺がやることの弱点は、当然熟知済みさ。この時『ボーガニアン』のモンスター効果発動! スタンバイフェイズ時に、相手に600ポイントのダメージを与える!」
「ぐうっ」(遊太ライフ8000→7600)
「そして俺は、手札から『プロミネンス・ドラゴン』を召喚!」(石崎手札2→1)
一つ目の矢を放つモンスターの他に、炎に包まれたドラゴンが現れる。攻撃力は1500だが、レベル4なため、グラヴィティ・バインドの効果によって、攻撃できない。
「攻撃出来ないのに、なんで召喚を……?」
「まあ見ていろって、俺は罠カード『仕込みマシンガン』を発動! 相手フィールドと手札の数×200ポイントのダメージを、相手に与える! お前の場にはカードが4枚、そして手札は2枚。よって合計1200ポイントのダメージを与える!」(石崎墓地2→3)
「そんなカードまで……うぐっ」(遊太ライフ7600→6400)
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。この瞬間、『プロミネンス・ドラゴン』の効果発動。相手ライフに500ポイントのダメージを与える」(石崎手札1→0)
「むむむ」(遊太ライフ6400→5900)
石崎
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体
『ボーガニアン』(守備表示・守備力1000・レベル3・闇属性)
『プロミネンス・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1500・レベル4・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚
『宮廷のしきたり』(永続罠)
『グラヴィティ・バインド-超重力の網-』
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー」(遊太手札2→3)
(なんとなく、石崎君の戦術がわかった……恐らくグラヴィティ・バインドのようなロックカードで僕の攻撃を抑制しつつ、僕に直接ダメージを与えるようなカードで、次々とダメージを与えていく戦術だな)
(けれど、わかったからどうする? 今、僕の手札にはそれを切り抜けられるカードは無い……なら、ここは耐えるしかない……)
(今僕の墓地にはモンスターがいない、と言う訳で、ここは残念だけど……)
「僕は手札から、魔法カード『アドバンスドロー』を発動! 僕のフィールドに存在する、レベル8以上のモンスターをリリースして、2枚ドローする。僕はアルファをリリースして、2枚ドローする」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地2→4)
エースをリリースしなければならない程、意外と切羽詰まっている遊太。ドローしたカードはというと……。
(一先ずは、耐えるしかないなあ)
「僕はクリスティを守備表示に変更し、手札からカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札4→3)
遊太
ライフポイント5900
手札枚数3枚
モンスター2体
『ロードナイト・クリスティ』(守備表示・守備力1400・レベル4・水属性)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力1500・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
5・石崎のターン
「俺のターン、ドロー。そしてこの瞬間、『ボーガニアン』のモンスター効果発動! 相手に600ダメージを与える!」(石崎手札0→1)
「二度も喰らう訳にはいかないぞ……! 罠カード発動! 『ホーリーライフバリアー』! 手札を1枚捨てることで、このターン僕が受ける全てのダメージを、0にする。これでこのターン、君から受けるダメージは0になる!」(遊太手札3→2)(遊太墓地4→6)
「フン、単なる時間稼ぎに過ぎないじゃあないか。まあいい、このターンはとりあえず様子見だ。僕は手札から魔法カード『マジック・プランター』を発動! 自分フィールドの永続罠1枚を墓地へ送り、2枚ドローする。俺はフィールドのグラヴィティ・バインドを墓地へ送り、2枚ドローする」(石崎手札1→0→2)(石崎墓地2→4)
(自分からロックを解除してくるとは……まさか、新しいロックカードでも手に入ったんじゃ……)
「永続罠『光の護封壁』を発動! この罠カードは、ライフを1000×任意の数支払う。それ以下の攻撃力を持つ君のモンスターは、攻撃できない!」
(やっぱりそう来るよね……)
「そうだな……君が攻撃力の高いモンスターを出さないとも限らないから、3000ライフを支払って、君の攻撃力3000以下のモンスターの攻撃を封じる」(石崎ライフ8000→5000)
(ぬむむ)
「このターン、君にダメージは与えられない。でも、君にダメージを与える準備はできる。僕は永続魔法『悪夢の拷問部屋』を発動! そして手札からカード1枚を伏せて、ターンエンド」(石崎手札2→0)
石崎
ライフポイント5000
手札枚数0枚
モンスター2体
『ボーガニアン』(守備表示・守備力1000・レベル3・闇属性)
『プロミネンス・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1500・レベル4・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード3枚
『光の護封壁』(永続罠)
『宮廷のしきたり』(永続罠)
『悪夢の拷問部屋』(永続魔法)
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー」(遊太手札2→3)
「魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 自分の墓地から『ロードナイト』と『英雄騎士』魔法カードを1枚ずつ手札に加える。僕が手札に加えるのは、『ロードナイト・ラム』と『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地4→2→3)
「さっきの『ホーリーライフバリアー』で、手札から『ロードナイト』を捨てていたのか! 今回収したそのカードで、新しい『イクスロードナイト』を召喚するつもりだな!」
「そう、その通りさ。僕は手札から、ラムをを攻撃表示で召喚!」(遊太手札4→3)
「ラムのモンスター効果発動! 僕の手札の数×300ポイントのダメージを、相手に与える! 今僕の手札は3枚。よって900のダメージを、君に与える」
「……ぐっ、だがこの程度、どうってことはない!」(石崎ライフ5000→4100)
「そして手札から、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕は炎属性のラムをリリースして、同じ炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地3→5)
炎に包まれて現れたのは、ロベルトとデュエルした時に現れた炎属性の『イクスロードナイト』。攻撃力は2900。
「攻撃が出来ないなら、直接君にダメージを与えるまでだ! デュナスのモンスター効果発動! 僕のライフを1000支払い、フィールドのデュナス以外のモンスターを全て破壊! その中で一番攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを、君に与える! ビッグバン・バーストインパクト!」(遊太ライフ5900→4900)
またしても、上空へと飛び上がり巨大な火球を作るデュナス。しかし……。
「それは見越しているさ、カウンター罠『無償交換』を発動! モンスター効果の発動を無効にして、破壊する!」(石崎墓地4→5)
「な、何っ!? そう来るのか!?」
デュナスは効果を無効にされ、そのまま破壊されてしまう。
「ぐう……!」(遊太墓地5→6)
「ただし、このカウンター罠のデメリットとして、君は1枚カードをドローする。さあ、引けよ」
「そう、どうも親切に……!」(遊太手札2→3)
遊太にとっては、デュナスの効果で一発逆転を狙う算段だったのだが、その目論見を崩された今、守りを固めるぐらいしかやれることはなかった。
「カードを2枚伏せて、ターンエンド……」(遊太手札3→1)
遊太
ライフポイント4900
手札枚数1枚
モンスター2体
『ロードナイト・クリスティ』(守備表示・守備力1400・レベル4・水属性)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力1500・レベル2・地属性)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚
『英雄騎士の連合軍』(永続魔法)
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
7・石崎のターン
「僕のターン、ドロー」(石崎手札0→1)
「この瞬間、『ボーガニアン』のモンスター効果でお前に600ポイントのダメージを与える!」
「ぐうっ」(遊太ライフ4900→4300)
「更に僕は手札から、魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動! デッキからカードを10枚除外することで、デッキから2枚ドローする!」(石崎手札1→0→2)(石崎墓地5→6)(石崎除外0→10)
(デッキから使えなくなるカードを出しても、2枚ドローにこだわるのか……!)
2枚引いたカードを見て、石崎はニヤリとする。
「フフフ……! このデュエル、勝負は貰った!」
「な、何!」
「僕は手札から、魔法カード『融合』を発動! フィールドの機械族の『ボーガニアン』と、炎族の『プロミネンス・ドラゴン』を素材として、融合召喚を行う! 現れろ! 『重爆撃禽 ボム・フェネクス』を、攻撃表示で融合召喚!」(石崎手札2→1)(石崎墓地6→9)
融合召喚によって現れたのは、炎の翼と機械の体を持つフェニックスのようなモンスター。攻撃力は2800。
「僕はカードを1枚伏せて、ボム・フェネクスのモンスター効果発動! このモンスターの攻撃を放棄する代わり、フィールドのカードの数×300のダメージを相手に与える! 今フィールドにあるカードは10枚! よって、君は3000ポイントのダメージを受けてもらう!」
「そんな数のダメージを……!? うううう!」(遊太ライフ4300→1300)
「更に、『悪夢の拷問部屋』の効果で、300のダメージを受けてもらう!」
「く、くそお……!」(遊太ライフ1300→300)
「フフン、これで、僕の勝利は確定だな……」
(さっき伏せたカードは、罠カード『停戦協定』……これはフィールドの効果モンスターの数×500ポイントのダメージを与えるカード……奴がドローした時、このカードを発動すれば、ダメージは1500。奴のライフは……0だ……!)
石崎
ライフポイント4100
手札枚数0枚
モンスター1体
『重爆撃禽 ボム・フェネクス』(攻撃表示・攻撃力2800・レベル8・炎属性)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
『停戦協定』
発動しているカード3枚
『光の護封壁』(永続罠)
『宮廷のしきたり』(永続罠)
『悪夢の拷問部屋』(永続魔法)
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
8・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「この瞬間、僕は罠カード『停戦協定』を発動! フィールドの効果モンスターの数×500ポイントのダメージを、君に与える! 今フィールドの効果モンスターは、3体! よって、1500ポイントのダメージを君に与える!」(石崎墓地9→10)
(な、何! それじゃあ、僕のライフは……!)
「このターンで、君は終わりさ! 喰らえ! 1500のダメージを!」
『停戦協定』より、波動が現れて1500ポイントのダメージを遊太を襲う! それを見て、遊太はリバースカードを発動させる。
「伏せカード、オープン! 罠カード『デストラクト・ポーション』! 自分フィールドのモンスターを破壊して、そのモンスターの攻撃力分ライフを回復する! 僕はクリスティを破壊して、その守備力1400ポイント分ライフを回復する!」(遊太ライフ1000→2400)(遊太墓地6→8)
「何っ、そう来るのか!?」
「フィールドから、効果モンスターが1体消えたことによって、僕が受けるダメージは1500から1000にダウンする! うっ、くくっ……」(遊太ライフ2400→1400)
「くそお……仕留め損ねたか。けれど、永続魔法『悪夢の拷問部屋』の効果で、300のダメージを与える!」
「むうっ」(遊太ライフ1400→1100)
何とか猛攻を凌ぎ切った遊太。しかし、石崎はというと。
「ふう、何とか凌いだ気でいるつもりだろうけど、この時点で僕の勝利は変わりない。そして、このデッキがあれば、あのアキラだって封殺して完封できる! そして……あの屈辱を張らせる!」
「屈辱……?」
「あの大会で、アキラに負けて以降……その負け方が悪かったのか、他の奴らにこっぴどくあの負けをなじられるようになった……! 凄く傷ついたよ……! 仮にもB地区でナンバーワンだった僕が、あんなにも簡単に負けるとはねえ……!」
「……」
「そのせいで、僕のプライドはズタズタさ。この屈辱を晴らすには、やっぱりあのアキラを倒すしか方法は無い! そう確信した僕は、この大会への参加を決めた! そして、あのアキラを倒すために、僕はこの最強のデッキを組み上げた! そして、この1回戦であのロベルトさんを倒した君を倒せば、あのアキラだってこの僕に対抗心を抱いて全力で倒しに来るはず! そこを狙い撃ちさ……!」
「……なーんだ、そんなことでこの大会に?」
「そ、そんなこととは何事だ! 僕にとっては、非情に嫌な思いをさせたあのアキラを、僕はぶっ倒すと心に決めてきたのだぞ!」
「ロベルトさんも言っていたじゃん、この大会は楽しむことをモットーに、開かれた大会じゃあないか。そんな思いだけで参加しているのって、なんかつまらないと思わないかい? 折角僕達が、楽しむためにロベルトさんたちが開いてくれたのに」
「な、なにおう!?」
「まあ良いか。さて、僕のターンの続き……いいかな? これ以上、デュエルの遅延行為は避けたいからさ」
「むう……」
「よし、僕のターン! 僕は永続魔法『英雄騎士の連合軍』の効果発動! 自分フィールドの『ロードナイト』が破壊された時、自分のデッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキから、レベル4の『ロードナイト・スピーダー』を特殊召喚する! スピーダーは特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕はデッキより『ロードナイト・シャイン』を手札に加える」(遊太手札2→3)
(これで、あの厄介な『宮廷のしきたり』を無効にできる。しかし、後一手足りない。だったら……!)
「場から罠カード『活路への希望』を発動! この効果で、僕はライフを1000支払う!」(遊太ライフ1100→100)
「その後、僕は相手とのライフ2000ポイントの差につき、1枚ドローできる! 僕と君の差は4000ポイント! これによって、僕は2枚ドローする」(遊太手札3→5)(遊太墓地8→9)
「そして、もう一回手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! これにより、僕はフィールドの『ロードナイト』を1体リリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト』を1体特殊召喚する!」
(この状況で特殊召喚すべき『イクスロードナイト』は……! コイツだ!)
「僕は風属性のスピーダーをリリースして、エクストラデッキより、風属性の『イクスロードナイト・シルフィー』を、攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地9→11)
新しく現れたのは、風車のような剣を持った、白い鎧に身に包んだ騎士! 攻撃力は2700。
「……良いモンスターだけど、それじゃあ僕のロックは――」
「手札からモンスター効果発動! 自分フィールドに『ロードナイト』がいる時、『ロードナイト・シャイン』は効果を発動できる! このカードを手札から捨てて、フィールドの魔法・罠1枚の効果を無効にする! 僕が無効にするのは、もちろん『宮廷のしきたり』!」(遊太手札4→3)(遊太墓地11→12)
「な、何! これでは『宮廷のしきたり』の、永続罠を破壊から守る効果が……!」
「そして僕は、シルフィーのモンスター効果発動! フィールド上に存在する、魔法・罠を全て……破壊する! ヴァイパー・ヘビーストーム!」
「な、なんだとお!?」
シルフィーが風車を振り回すと、フィールドに大嵐が巻き起こる。それにより、フィールドの魔法は一斉に巻き上げられて破壊されてしまった。(石崎墓地10→13)(遊太墓地12→13)
「ぐぐっ……だが、まだロックを解除しただけだ!」
「シルフィーは、自身の効果でフィールドの魔法・罠を破壊した時、破壊した数×300ポイント、僕のモンスターの攻撃力を上げるか、君のモンスターの攻撃力を下げることができる! 僕は攻撃力を下げる効果を適用して、ボム・フェネクスの攻撃力を1200ポイント下げる!」
「そ、そんな! まだそうやってくるだと!?」
大嵐の余波で起きた風によって、ボム・フェネクスは傷つき攻撃力が下がってしまう。(ボム・フェネクス攻撃力2800→1600)
「行くよ! 僕は僕の場にいる全てのモンスターを攻撃表示にして、バトルフェイズを行う! シルフィーで、ボム・フェネクスを攻撃! フェザー・ウィンド・アタック!」
風車から放たれたカマイタチによって、ボム・フェネクスはあっけなく破壊されてしまう。
「ぬわあああっ! ぼ、僕のエースモンスターが、こんなにもあっさり……!」(石崎ライフ4100→3000)(石崎墓地13→14)
「そして、僕は攻撃力1200のダージで、ダイレクトアタック!」
「むぐぐぐ……! だが、もう君のモンスターは攻撃を終えた!」(石崎ライフ3000→1800)
(奴のライフは残り100……次のターン、相手にダメージを与えるカードを引ければ……まだなんとかなる!)
「いいや、このターンで、デュエルは終わりさ! 僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! 自分フィールドの、『イクスロードナイト』1体をエクストラデッキに戻し、戻したモンスター以外の『イクスロードナイト』を1体、『英雄騎士への覚醒』と同じ効果として特殊召喚する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地13→14)
「な、なに……!」
「僕はシルフィーをデッキに戻して、エクストラデッキから『イクスロードナイト・ウェイカー』を特殊召喚する!」
シルフィーと交代する形で現れたのは、分厚い鎧に身を包んだ鉄球騎士! 攻撃力は2700と、今の石崎にとっては死刑宣告に等しいモンスターだった。
「嘘……だろ……?」
「ウェイカーで、石崎君にダイレクトアタック! キングダム・クラッシャー!」
巨大な鉄球を振り回し、ダイレクトアタックするウェイカーの攻撃によって、石崎のライフは0となってしまった……。
「ああ、うががが……」(石崎ライフ1800→0)
「やったー! よっしゃー!」
「一回戦第一試合! 勝者、六道遊太選手です!」
第一試合を見事勝利し、遊太は二回戦進出を決めた。
「くう~っ! 結局、アキラに復讐する計画は叶わなかった……!」
「……あのさ、石崎君。僕が言うことじゃあないかもしれないけど、アキラ君への復讐なんて考えるから、負けちゃったんじゃあないの?」
「え、なんでそうなるの……?」
「デュエルは楽しむものって、ロベルトさんが言っていたでしょ? それが、アキラ君への復讐にばかり固執してたから、僕とのデュエルを楽しむ余裕もなかった。だから……僕を見る余裕がなかったから、負けることになったんじゃないの?」
「う、ぐぐぐ……」
「君がもっと楽しんでデュエルができるようになれば、きっとアキラ君にだって勝てるようになるんじゃあないのかなあ?」
「うぐぐ……うむむ……」
「それじゃあ、僕はもう先に進むから。今度は頑張りなよ。石崎君っ!」
「むむむむう……!」
悩む石崎を横目に、二回戦進出を決めた遊太は、そのまま戻って行くのであった。
これを見ていた、アキラとカリンはというと。
「……あそこから逆転するのかよ。やっぱり、俺の優勝で一番の障壁になるのは、アイツだな……!」
「遊太君、やっぱりあなたは持っているのですね。ここ一番の逆転、凄かったですよ」
二人に警戒されているのも知らず、遊太はゆうゆうと観客席へと戻っていくのであった。
しかし、そんな遊太にも疑問があった。
「どうにも、最近はカードから声が聞こえないなあ……一体、また何があるっていうんだ……?」
第十三話。終わり。
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
177 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1535 | 1 | 2018-01-28 | - | |
102 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1413 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
84 | 第四話「大会にて」 | 1024 | 1 | 2018-02-11 | - | |
137 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1140 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
221 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1138 | 1 | 2018-02-22 | - | |
90 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1003 | 0 | 2018-02-25 | - | |
184 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1060 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
85 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1199 | 2 | 2018-03-10 | - | |
95 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1065 | 0 | 2018-03-13 | - | |
157 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1160 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
87 | 第十七話「本戦開始!」 | 966 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
149 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1046 | 0 | 2018-04-21 | - | |
152 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1136 | 2 | 2018-04-25 | - | |
139 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 986 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
145 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1059 | 2 | 2018-05-18 | - | |
83 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1030 | 0 | 2018-05-26 | - | |
100 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1011 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
131 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 976 | 0 | 2018-07-12 | - | |
237 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1425 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
170 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1061 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
139 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1047 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
88 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 1002 | 0 | 2018-10-06 | - | |
133 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 958 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1146 | 2 | 2018-10-27 | - | |
72 | 第四十六話「二つの竜」 | 839 | 2 | 2018-11-08 | - | |
172 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1023 | 2 | 2018-11-19 | - | |
138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
102 | 第四十九話「救いと絶望」 | 948 | 0 | 2018-12-09 | - | |
150 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 990 | 0 | 2018-12-17 | - | |
135 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 997 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
84 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 783 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
144 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 894 | 0 | 2019-03-14 | - | |
90 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 912 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
79 | 第五十六話「彼女との再会」 | 746 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 839 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
94 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 729 | 0 | 2019-09-11 | - | |
70 | お詫びとお知らせ | 495 | 0 | 2020-02-19 | - | |
148 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 780 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
91 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 786 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
79 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 855 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
65 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 731 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
74 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 608 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
64 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 603 | 0 | 2020-08-30 | - | |
75 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 686 | 0 | 2020-09-13 | - | |
73 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 644 | 0 | 2020-09-27 | - | |
120 | 作者よりお知らせ3 | 627 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
68 | 第八十一話「高き壁」 | 666 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
59 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 682 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
59 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 524 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 482 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
71 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 590 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
61 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 585 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
60 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 489 | 0 | 2021-12-18 | - | |
65 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 468 | 0 | 2022-01-04 | - | |
70 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 566 | 0 | 2022-01-10 | - | |
62 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 672 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
75 | 第百一話「プロの実力」 | 427 | 0 | 2022-05-07 | - | |
63 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 518 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
ギリギリながらも1回戦は突破。復讐心ではなく『楽しむ心でデュエルする』が彼のフレーズになりそうです。
遊作「え?」
(2018-03-17 19:04)
ロックバーンが物足りないのは、今ではツインツイスターのようなロックパーツを簡単に除去できるカードが増えたのと、エクシーズとかリンクモンスターみたいなロックに引っ掛からないモンスターが増えたのが悪い。
ホントに、ライフ100になってギリギリでした。『楽しむ心でデュエルする』は、モットーになりそうではありますが、遊戯王という作品の都合上、いつまで楽しんでいられるかはわかりません。
遊作君と遊太君じゃ色々違いすぎるから、その辺は無理かもしれない。
(2018-03-17 21:51)