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第五十九話「闇のカード」 作:イクス
第五十九話「闇のカード」
ストアブレーカーを倒し、盛り上がるゲームショップ烏間の店内。
しかしその傍ら、遊太と真薄は謎のカードを目の前に、彼らの相棒である精霊の声を聞いていた。
カード名もテキストもイラストも無い、ただただ真っ黒なカード。エクシーズモンスターのような煌びやかな黒とは違い、どす黒い黒をしている。
そのカードを見て、遊太達は何も感じていないが、遊太が持つ精霊のアルファ、そして真薄のグレイマターは何かを感じ取っていた。
「これが一体なんだっていうのさ、アルファ。こんなエラーカードが」
「遊太、これはただのカードではない。何かよくわからんが……このカードからは嫌な感じがする」
「え?」
「そうなのですか? このカードが……。グレイマターも、何か感じ取っているのですか?」
「うん。このカードから、大きな力を感じる。だがそれと同時に禍々しい力も感じる……これは一体?」
二人にそう言われ、手に取るのを止めようとする真薄と遊太。
その時、ゲームショップのドアがバン! と荒々しく開かれた。
「え?」
ドアを開けたのは、一人の男。だが、その男は顔の左半分が紫に染まっており、眼が血走っていた。その上、瞳孔はまるで爬虫類のように鋭くなっている。どう見ても、普通の状態ではない。
その客を見て遊太達は一瞬固まるも、すぐに烏間が応対する。
「あ……いらっしゃい」
男は、その言葉に答えることなく、重くよろよろした足取りで店内に入り、呟く。
「……どこだ」
「何?」
「俺の……求めているもの……は、どこだァァッ!」
声をあげて烏間に飛びかかったその男。だが、飛びかかられた烏間はすかさずパンチを浴びせ、撃退する。
「なんなのよ! いきなり襲い掛かってくるなんて、何考えているのよ!」
「どこだ……アレは……」
しかし、殴られたのにも関わらずその男は立ち上がり、ショップの中を見渡す。すると、遊太と真薄が見ていたモノを見た途端、目つきが変わる。
「おおっ……アレは! 俺の探していたモノだ!」
「!?」
ドドドと走り、遊太達が拾おうとしていたカードを取ろうとする。しかし、遊太はカードを咄嗟に懐にしまう。
「こ、これは……ダメだよっ! これは、危険なモノなんだ!」
「よこせ! さっさと!」
「だ、ダメだよっ!」
「なら……デュエルだ! 俺が勝てば、ソイツをもらうぞ!」
「仕方ない、やるしかないか!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
1・男のターン
「俺のターン、俺は手札から魔法カード『おろかな埋葬』を発動。デッキよりモンスター1体を墓地へ送る。俺はデッキより『魔神童』を墓地へ送る」(男手札5→4)(男墓地0→2)
「この瞬間、墓地へ送られた『魔神童』の効果発動。手札・デッキから墓地へ送られた時、墓地から裏守備表示で特殊召喚できる!」(男墓地2→1)
「そして、手札より『デーモン・ソルジャー』を召喚! そしてカードを2枚セットして、ターンエンド!」(男手札4→1)
男
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター2体
『デーモン・ソルジャー』(攻撃表示・攻撃力1900・闇属性・レベル4)
『魔神童』(裏守備表示・守備力2000・闇属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「僕は手札から、1000のダメージを受けることで『ロードナイト・ブロウ』を特殊召喚する!」(遊太手札6→5)(遊太ライフ8000→7000)
「更に、ダメージを受けたことで手札の『ロードナイト・フレア』は特殊召喚できる!」(遊太手札5→4)
「そして手札より、『ロードナイト・ミラージュ』を召喚! モンスター効果発動。1ターンに1度、デッキの上から5枚のカードをめくり、その中に『ロードナイト』がいたら1体特殊召喚できる! めくった中にあったのは……ダージとスラスト。僕はダージを特殊召喚する!」(遊太手札4→3)
「更に、特殊召喚されたダージの効果発動! 特殊召喚された時、デッキから1枚ドローできる。その時ドローしたカードが『ロードナイト』だった時、特殊召喚できる! ドロー! ……引いたカードは『英雄騎士への覚醒』。モンスターでないため、特殊召喚はできない。だけど、このカードは!」(遊太手札3→4)
「その前に、フレアのモンスター効果発動! フィールドの『ロードナイト』の数×500ポイントのダメージを相手に与える! 今フィールドにいるのは4体。よって2000ポイントのダメージを与える!」
「ぐぅっ」(男ライフ8000→6000)
「そして手札より、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、リリースしたモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』をエクストラデッキから特殊召喚できる! 僕はブロウをリリースして、炎属性の『イクスロードナイト・デューク』を特殊召喚する!」(遊太手札4→3)(遊太墓地0→2)
深紅の鎧とマントを身に纏った、炎型の槍を持つ紅蓮の騎士が現れる。攻撃力は2800。
「バトルフェイズ、僕はデュークで裏守備の『魔神童』を攻撃! デュークは守備表示モンスターを攻撃した時、攻撃力が相手の守備力を上回った分だけ戦闘ダメージを与える! フレムベルセイバー!」
「ぐっ。だが、攻撃によってリバースした『魔神童』の効果発動! デッキより悪魔族モンスター1体を墓地へ送る。デッキより『魔サイの戦士』を墓地へ送る」(男墓地1→3)(男ライフ6000→5200)
「墓地へ送られた『魔サイの戦士』の効果、発動! デッキより更に悪魔族モンスターを墓地へ送る。俺が墓地へ送るのは、『トリック・デーモン』。更に、効果で墓地へ送られた『トリック・デーモン』により、俺はデッキから『デーモンの召喚』を手札に加える」(男墓地3→4)(男手札1→2)
「だけど、デュークは相手モンスターを戦闘で破壊した時、もう1度攻撃ができる! 『デーモン・ソルジャー』を攻撃! フレムベル・セイバー・ツー!」
「ぐぅっ……」(男ライフ5200→4300)(男墓地4→5)
「更に、『ロードナイト・フレア』でダイレクトアタック!」
「チッ……」(男ライフ4300→2700)
「僕はカードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント7000
手札枚数枚
モンスター4体
『イクスロードナイト・デューク』(攻撃表示・攻撃力2800・炎属性・レベル8)
『ロードナイト・ミラージュ』(攻撃表示・攻撃力100・光属性・レベル1)
『ロードナイト・フレア』(攻撃表示・攻撃力1600・炎属性・レベル3)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力800・風属性・レベル2)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
3・男のターン
「俺の、ターン……ドロー!」(男手札2→3)
ドローしたカードを、確認する男。すると、突如……。
「……ククッ、ギャアーハハハハ! 来たぁ! 来た来た来たぁ!」
「な、なんだいきなり……」
「俺にはもう、これは1回しか使えない……だけど、お前を倒せば俺はまた使える……なら遠慮なく使ってやるぜ! ダークネスカード、発動ォ!」
「ダークネス、カード!?」
「なんだって!?」
突如発動されたカードから、漆黒の瘴気が辺りに出てくる。その様子を見て、遊太の精霊であるアルファは遊太に語る。
「これだ、遊太!」
「えっ!?」
「私が感じていた嫌な感じの正体は、これだ!」
「そうなの!?」
カードから出てきた瘴気があらかた出尽くすと、瘴気は男に吸収され、効果を発動する。
「デッキに存在する『冥界の魔王ハ・デス』を墓地へ送り、『冥界の神王ハーデス』を特殊召喚する!」(男手札2→1)(男墓地5→6)(男除外0→1)
「!?」
ハ・デスが除外され、その進化体として現れたのが、ハ・デスを更にパワーアップさせたモンスター。元の姿よりも更にトゲトゲしく、悪辣な姿をしている。攻撃力は3950。
「ハーデスの効果発動! 自分のデッキから、5枚まで悪魔族モンスターを墓地へ送り、相手フィールドのカードを墓地へ送った数まで破壊する。俺は5体の悪魔族を墓地へ送り、お前の伏せカード2枚とモンスター3体を破壊する!」(男墓地6→11)
「そうは行くか! リバースカードオープ……あれ、伏せカードが、発動できない!」
「ハーデスの効果、このモンスターが場にいる時、悪魔族の効果発動に対して、相手はカードを発動することはできない! さあ、消え去れ! お前のカード!」
ハーデスの効果により、遊太のフィールドにあるカードは全て破壊されてしまう。何も出来ずに。
「くっ、こんな簡単に……」(遊太墓地2→7)
「更に、ハーデスの効果。このモンスターが場にいる時、悪魔族モンスターが戦闘・効果で破壊したカードは、このデュエルで使用することはできない!」
「な、なんだって!?」
「更に、このモンスターがいる時、自分フィールドの悪魔族モンスターは相手の効果対象とはならず、破壊もされない!」
「う、ウソォ!?」
あまりにもオーバーパワースペックなそのカードに、驚きを隠せない遊太。これには観客として見ていた真薄や烏間も。
「たった1枚のカードから、こんな反則級に強いモンスターが出るなんて!」
「なんなのよこれは! こんなカードの使用がデュエルで認められている訳ないじゃない!」
「……こんなカードで戦ってくるなんて……!」
「ギャハハハ! これが俺の力だ! さらに、リバースカードオープン! 永続罠『悪魔の憑代』! このカードがフィールドにある限り、レベル5以上の悪魔族モンスターの召喚に必要なリリースは必要無くなる! 俺は手札から、『デーモンの召喚』を召喚する!」(男手札1→0)
「更に、罠カード発動! 『デーモンの雄叫び』! 500ポイントのライフを支払い、墓地より『デーモン』モンスターを特殊召喚する! 俺は先程墓地へ送った『迅雷の魔王-スカル・デーモン』を墓地から特殊召喚する!」(男ライフ2700→2200)
「これで総攻撃力は7000以上。この攻撃が決まれば、俺の勝ちだ! 行け! ハーデスでダイレクトアタック! 冥府直葬!」
「ぐっ、ぐああああっ!?」(遊太ライフ7000→3050)
普通にダメージを受けたはずなのに、何故か遊太に走る衝撃的な痛み。この痛みに、遊太は覚えがあった。
(こ、この痛み……あの時決闘者の帝国で感じた闇のデュエルと同じ痛み……それがなんで、こんな時に……? ま、まさか、あのカードが、引き金になったんじゃ……!?)
遊太がそう考えている間にも、デュエルは続行されていく。
「『デーモンの召喚』で、ダイレクトアタック! 魔光雷!」
「ぐぅぅっ! くぅっ……」(遊太ライフ3050→550)
「トドメだ! スカル・デーモンで、ダイレクトアタック! 怒髪衝天撃!」
(この攻撃を喰らったら、負け……でも!)
「僕は手札の『ロードナイト・ビート』を捨てて効果発動! 相手モンスターの攻撃宣言時、手札からこのカードを捨てることで、戦闘ダメージを1度だけ0にする!」(遊太手札2→1)(遊太墓地7→8)
「なんだとぉ!?」
デーモンから放たれた雷を、どうにか防ぐ遊太。それにより、男は。
「チクショオオオ! こんなにも攻めているっていうのに、防がれるとは! 俺はこれでターンエンドだ! このエンドフェイズ、『デーモンの雄叫び』で召喚されたモンスターは破壊されるが、次のターン、お前は確実にジ・エンドだ……!」(男墓地11→12)
男
ライフポイント2200
手札枚数0枚
モンスター2体
『冥界の神王ハーデス』(攻撃表示・攻撃力3950・闇属性・レベル10)
『デーモンの召喚』(攻撃表示・攻撃力2500・闇属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『悪魔の憑代』
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
どうにか持ちこたえた遊太であったが、周りは心配そうに遊太の事を見つめている。特に、真薄と烏間は。
「遊太君……追い詰められてしまいましたね……」
「ええ。あのカードで悪魔族は効果で破壊されないし、対象にもならない。戦闘以外で除去が限られてくるということ……対象を取らず、破壊をしない方法か……。隣にいる『デーモンの召喚』を殴るという方法もあるけど、あの永続罠『悪魔の憑代』の効果で、通常召喚された悪魔族の破壊を無効にできる。かなり難しい状況ね」
その言葉に、今まで黙っていた子供達も口を開く。
「そ、そんなあ……」
「遊太君が負けちゃうの?」
「心配しないで。確かに難しい状況だけど、あの遊太君なら、きっと勝てるはずよ。だから、心配しないで見ていて」
烏間にそう言われ、子供達は遊太を見つめるのであった。
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「僕は手札から魔法カード『貪欲な壺』を発動! 自分の墓地から5枚モンスターを選択して、デッキに戻す。その後、デッキから2枚ドローする! 僕はブロウ・デューク・ミラージュ・ダージ・フレアの5体をデッキに戻し、2枚ドロー!」(遊太手札2→1→3)(遊太墓地8→3→4)
「僕は手札から魔法カード『英雄騎士への未来』を発動させる。デッキより『ロードナイト』1体を墓地へ送り、次のターンのスタンバイフェイズに墓地へ送ったモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』を『英雄騎士への覚醒』扱いで特殊召喚できる! 僕は、闇属性のビークを墓地へ送る」(遊太手札3→2)(遊太墓地4→6)
「そして、自分フィールドにモンスターがいない時、墓地からビークを特殊召喚することができる!」(遊太手札6→5)
「更に、手札から魔法カード『増援』を発動! デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える! 僕はデッキより、『ロードナイト・アウェイク』を手札に加える」(遊太墓地5→6)
「そして、手札よりアウェイクを墓地へ送り、効果発動! デッキより『英雄騎士への覚醒』を手札に加える!」(遊太墓地6→7)
「そして、闇属性のビークを対象として、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! ビークをリリースして、エクストラデッキから闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する! 来い、アルファ!」(遊太手札2→1)(遊太墓地7→8)(遊太除外0→1)
漆黒の鎧とマントを携えた、魔導を操る遊太のエースモンスターが現れる。攻撃力は2500。
「続けて、アルファのモンスター効果発動! 墓地の『ロードナイト』1体をデッキに戻し、デッキ・墓地より『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加えられる! 僕はアウェイクをデッキに戻し、デッキから装備魔法『英雄騎士の剣』を手札に加える!」(遊太手札1→2)(遊太墓地8→7)
「僕は手札から『英雄騎士の剣』をアルファに装備させて、バトルフェイズ! 速攻魔法『突進』を発動させる! これで、装備魔法と『突進』の分の攻撃力の合計が合わさって1500ポイントのアップ! よって、アルファの攻撃力を4000となる! 行け、アルファ! ハーデスへと攻撃! ブラック・ロードソード!」
ハーデスへと突進し、叩き切りで一刀両断したアルファ。そのダメージが、相手へと襲い掛かる。
「な、なんだと……!? 俺の、最強モンスターが……! だけど、たかが50のダメージなんて……」(男ライフ2200→2150)(男墓地12→13)
「そうでもないんだよな。装備魔法『英雄騎士の剣』を装備したモンスターが相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを、相手に与えることができる! 合計3950のダメージを、喰らえ!」
「な、なあん、だとォォォッ!」(男ライフ2150→0)
こうして、遊太は勝利した。だが、今は勝利などどうでもよかった。大事な事がある。
「このカードは……!」
ストアブレーカーの奴と、謎の男が使用していたカード。このカードを調べないことには、始まらないのであった。
「烏間さん!」
「ええ。悪いけど、今日はもう臨時休業よ! 真薄君、ついてきて!」
「は、はい!」
子供達を店から追い出し、ミナコ社へと急ぐ3人。そして、なんとかロベルトの部屋へと到達し、3人はこのカードをロベルト見せる。
すると、ロベルトは3人に対し。
「皆……このカードを、どこで手に入れたんだい?」
「ストアブレーカーの奴と、なんか変な奴が持ってた。ロベルトさん、そのカードは一体……」
「ああ、このカードはダークネスカード。闇のカードさ……」
「や、闇のカード!?」
決闘者の帝国から数日。再び遊太達の戦いが、始まろうとしていた……。
第五十九話。終わり。
第三章『ダークネスカード編』スタート!
ストアブレーカーを倒し、盛り上がるゲームショップ烏間の店内。
しかしその傍ら、遊太と真薄は謎のカードを目の前に、彼らの相棒である精霊の声を聞いていた。
カード名もテキストもイラストも無い、ただただ真っ黒なカード。エクシーズモンスターのような煌びやかな黒とは違い、どす黒い黒をしている。
そのカードを見て、遊太達は何も感じていないが、遊太が持つ精霊のアルファ、そして真薄のグレイマターは何かを感じ取っていた。
「これが一体なんだっていうのさ、アルファ。こんなエラーカードが」
「遊太、これはただのカードではない。何かよくわからんが……このカードからは嫌な感じがする」
「え?」
「そうなのですか? このカードが……。グレイマターも、何か感じ取っているのですか?」
「うん。このカードから、大きな力を感じる。だがそれと同時に禍々しい力も感じる……これは一体?」
二人にそう言われ、手に取るのを止めようとする真薄と遊太。
その時、ゲームショップのドアがバン! と荒々しく開かれた。
「え?」
ドアを開けたのは、一人の男。だが、その男は顔の左半分が紫に染まっており、眼が血走っていた。その上、瞳孔はまるで爬虫類のように鋭くなっている。どう見ても、普通の状態ではない。
その客を見て遊太達は一瞬固まるも、すぐに烏間が応対する。
「あ……いらっしゃい」
男は、その言葉に答えることなく、重くよろよろした足取りで店内に入り、呟く。
「……どこだ」
「何?」
「俺の……求めているもの……は、どこだァァッ!」
声をあげて烏間に飛びかかったその男。だが、飛びかかられた烏間はすかさずパンチを浴びせ、撃退する。
「なんなのよ! いきなり襲い掛かってくるなんて、何考えているのよ!」
「どこだ……アレは……」
しかし、殴られたのにも関わらずその男は立ち上がり、ショップの中を見渡す。すると、遊太と真薄が見ていたモノを見た途端、目つきが変わる。
「おおっ……アレは! 俺の探していたモノだ!」
「!?」
ドドドと走り、遊太達が拾おうとしていたカードを取ろうとする。しかし、遊太はカードを咄嗟に懐にしまう。
「こ、これは……ダメだよっ! これは、危険なモノなんだ!」
「よこせ! さっさと!」
「だ、ダメだよっ!」
「なら……デュエルだ! 俺が勝てば、ソイツをもらうぞ!」
「仕方ない、やるしかないか!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
1・男のターン
「俺のターン、俺は手札から魔法カード『おろかな埋葬』を発動。デッキよりモンスター1体を墓地へ送る。俺はデッキより『魔神童』を墓地へ送る」(男手札5→4)(男墓地0→2)
「この瞬間、墓地へ送られた『魔神童』の効果発動。手札・デッキから墓地へ送られた時、墓地から裏守備表示で特殊召喚できる!」(男墓地2→1)
「そして、手札より『デーモン・ソルジャー』を召喚! そしてカードを2枚セットして、ターンエンド!」(男手札4→1)
男
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター2体
『デーモン・ソルジャー』(攻撃表示・攻撃力1900・闇属性・レベル4)
『魔神童』(裏守備表示・守備力2000・闇属性・レベル3)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
2・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「僕は手札から、1000のダメージを受けることで『ロードナイト・ブロウ』を特殊召喚する!」(遊太手札6→5)(遊太ライフ8000→7000)
「更に、ダメージを受けたことで手札の『ロードナイト・フレア』は特殊召喚できる!」(遊太手札5→4)
「そして手札より、『ロードナイト・ミラージュ』を召喚! モンスター効果発動。1ターンに1度、デッキの上から5枚のカードをめくり、その中に『ロードナイト』がいたら1体特殊召喚できる! めくった中にあったのは……ダージとスラスト。僕はダージを特殊召喚する!」(遊太手札4→3)
「更に、特殊召喚されたダージの効果発動! 特殊召喚された時、デッキから1枚ドローできる。その時ドローしたカードが『ロードナイト』だった時、特殊召喚できる! ドロー! ……引いたカードは『英雄騎士への覚醒』。モンスターでないため、特殊召喚はできない。だけど、このカードは!」(遊太手札3→4)
「その前に、フレアのモンスター効果発動! フィールドの『ロードナイト』の数×500ポイントのダメージを相手に与える! 今フィールドにいるのは4体。よって2000ポイントのダメージを与える!」
「ぐぅっ」(男ライフ8000→6000)
「そして手札より、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、リリースしたモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』をエクストラデッキから特殊召喚できる! 僕はブロウをリリースして、炎属性の『イクスロードナイト・デューク』を特殊召喚する!」(遊太手札4→3)(遊太墓地0→2)
深紅の鎧とマントを身に纏った、炎型の槍を持つ紅蓮の騎士が現れる。攻撃力は2800。
「バトルフェイズ、僕はデュークで裏守備の『魔神童』を攻撃! デュークは守備表示モンスターを攻撃した時、攻撃力が相手の守備力を上回った分だけ戦闘ダメージを与える! フレムベルセイバー!」
「ぐっ。だが、攻撃によってリバースした『魔神童』の効果発動! デッキより悪魔族モンスター1体を墓地へ送る。デッキより『魔サイの戦士』を墓地へ送る」(男墓地1→3)(男ライフ6000→5200)
「墓地へ送られた『魔サイの戦士』の効果、発動! デッキより更に悪魔族モンスターを墓地へ送る。俺が墓地へ送るのは、『トリック・デーモン』。更に、効果で墓地へ送られた『トリック・デーモン』により、俺はデッキから『デーモンの召喚』を手札に加える」(男墓地3→4)(男手札1→2)
「だけど、デュークは相手モンスターを戦闘で破壊した時、もう1度攻撃ができる! 『デーモン・ソルジャー』を攻撃! フレムベル・セイバー・ツー!」
「ぐぅっ……」(男ライフ5200→4300)(男墓地4→5)
「更に、『ロードナイト・フレア』でダイレクトアタック!」
「チッ……」(男ライフ4300→2700)
「僕はカードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント7000
手札枚数枚
モンスター4体
『イクスロードナイト・デューク』(攻撃表示・攻撃力2800・炎属性・レベル8)
『ロードナイト・ミラージュ』(攻撃表示・攻撃力100・光属性・レベル1)
『ロードナイト・フレア』(攻撃表示・攻撃力1600・炎属性・レベル3)
『ロードナイト・ダージ』(守備表示・守備力800・風属性・レベル2)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
3・男のターン
「俺の、ターン……ドロー!」(男手札2→3)
ドローしたカードを、確認する男。すると、突如……。
「……ククッ、ギャアーハハハハ! 来たぁ! 来た来た来たぁ!」
「な、なんだいきなり……」
「俺にはもう、これは1回しか使えない……だけど、お前を倒せば俺はまた使える……なら遠慮なく使ってやるぜ! ダークネスカード、発動ォ!」
「ダークネス、カード!?」
「なんだって!?」
突如発動されたカードから、漆黒の瘴気が辺りに出てくる。その様子を見て、遊太の精霊であるアルファは遊太に語る。
「これだ、遊太!」
「えっ!?」
「私が感じていた嫌な感じの正体は、これだ!」
「そうなの!?」
カードから出てきた瘴気があらかた出尽くすと、瘴気は男に吸収され、効果を発動する。
「デッキに存在する『冥界の魔王ハ・デス』を墓地へ送り、『冥界の神王ハーデス』を特殊召喚する!」(男手札2→1)(男墓地5→6)(男除外0→1)
「!?」
ハ・デスが除外され、その進化体として現れたのが、ハ・デスを更にパワーアップさせたモンスター。元の姿よりも更にトゲトゲしく、悪辣な姿をしている。攻撃力は3950。
「ハーデスの効果発動! 自分のデッキから、5枚まで悪魔族モンスターを墓地へ送り、相手フィールドのカードを墓地へ送った数まで破壊する。俺は5体の悪魔族を墓地へ送り、お前の伏せカード2枚とモンスター3体を破壊する!」(男墓地6→11)
「そうは行くか! リバースカードオープ……あれ、伏せカードが、発動できない!」
「ハーデスの効果、このモンスターが場にいる時、悪魔族の効果発動に対して、相手はカードを発動することはできない! さあ、消え去れ! お前のカード!」
ハーデスの効果により、遊太のフィールドにあるカードは全て破壊されてしまう。何も出来ずに。
「くっ、こんな簡単に……」(遊太墓地2→7)
「更に、ハーデスの効果。このモンスターが場にいる時、悪魔族モンスターが戦闘・効果で破壊したカードは、このデュエルで使用することはできない!」
「な、なんだって!?」
「更に、このモンスターがいる時、自分フィールドの悪魔族モンスターは相手の効果対象とはならず、破壊もされない!」
「う、ウソォ!?」
あまりにもオーバーパワースペックなそのカードに、驚きを隠せない遊太。これには観客として見ていた真薄や烏間も。
「たった1枚のカードから、こんな反則級に強いモンスターが出るなんて!」
「なんなのよこれは! こんなカードの使用がデュエルで認められている訳ないじゃない!」
「……こんなカードで戦ってくるなんて……!」
「ギャハハハ! これが俺の力だ! さらに、リバースカードオープン! 永続罠『悪魔の憑代』! このカードがフィールドにある限り、レベル5以上の悪魔族モンスターの召喚に必要なリリースは必要無くなる! 俺は手札から、『デーモンの召喚』を召喚する!」(男手札1→0)
「更に、罠カード発動! 『デーモンの雄叫び』! 500ポイントのライフを支払い、墓地より『デーモン』モンスターを特殊召喚する! 俺は先程墓地へ送った『迅雷の魔王-スカル・デーモン』を墓地から特殊召喚する!」(男ライフ2700→2200)
「これで総攻撃力は7000以上。この攻撃が決まれば、俺の勝ちだ! 行け! ハーデスでダイレクトアタック! 冥府直葬!」
「ぐっ、ぐああああっ!?」(遊太ライフ7000→3050)
普通にダメージを受けたはずなのに、何故か遊太に走る衝撃的な痛み。この痛みに、遊太は覚えがあった。
(こ、この痛み……あの時決闘者の帝国で感じた闇のデュエルと同じ痛み……それがなんで、こんな時に……? ま、まさか、あのカードが、引き金になったんじゃ……!?)
遊太がそう考えている間にも、デュエルは続行されていく。
「『デーモンの召喚』で、ダイレクトアタック! 魔光雷!」
「ぐぅぅっ! くぅっ……」(遊太ライフ3050→550)
「トドメだ! スカル・デーモンで、ダイレクトアタック! 怒髪衝天撃!」
(この攻撃を喰らったら、負け……でも!)
「僕は手札の『ロードナイト・ビート』を捨てて効果発動! 相手モンスターの攻撃宣言時、手札からこのカードを捨てることで、戦闘ダメージを1度だけ0にする!」(遊太手札2→1)(遊太墓地7→8)
「なんだとぉ!?」
デーモンから放たれた雷を、どうにか防ぐ遊太。それにより、男は。
「チクショオオオ! こんなにも攻めているっていうのに、防がれるとは! 俺はこれでターンエンドだ! このエンドフェイズ、『デーモンの雄叫び』で召喚されたモンスターは破壊されるが、次のターン、お前は確実にジ・エンドだ……!」(男墓地11→12)
男
ライフポイント2200
手札枚数0枚
モンスター2体
『冥界の神王ハーデス』(攻撃表示・攻撃力3950・闇属性・レベル10)
『デーモンの召喚』(攻撃表示・攻撃力2500・闇属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚
『悪魔の憑代』
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
どうにか持ちこたえた遊太であったが、周りは心配そうに遊太の事を見つめている。特に、真薄と烏間は。
「遊太君……追い詰められてしまいましたね……」
「ええ。あのカードで悪魔族は効果で破壊されないし、対象にもならない。戦闘以外で除去が限られてくるということ……対象を取らず、破壊をしない方法か……。隣にいる『デーモンの召喚』を殴るという方法もあるけど、あの永続罠『悪魔の憑代』の効果で、通常召喚された悪魔族の破壊を無効にできる。かなり難しい状況ね」
その言葉に、今まで黙っていた子供達も口を開く。
「そ、そんなあ……」
「遊太君が負けちゃうの?」
「心配しないで。確かに難しい状況だけど、あの遊太君なら、きっと勝てるはずよ。だから、心配しないで見ていて」
烏間にそう言われ、子供達は遊太を見つめるのであった。
4・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「僕は手札から魔法カード『貪欲な壺』を発動! 自分の墓地から5枚モンスターを選択して、デッキに戻す。その後、デッキから2枚ドローする! 僕はブロウ・デューク・ミラージュ・ダージ・フレアの5体をデッキに戻し、2枚ドロー!」(遊太手札2→1→3)(遊太墓地8→3→4)
「僕は手札から魔法カード『英雄騎士への未来』を発動させる。デッキより『ロードナイト』1体を墓地へ送り、次のターンのスタンバイフェイズに墓地へ送ったモンスターと同じ属性の『イクスロードナイト』を『英雄騎士への覚醒』扱いで特殊召喚できる! 僕は、闇属性のビークを墓地へ送る」(遊太手札3→2)(遊太墓地4→6)
「そして、自分フィールドにモンスターがいない時、墓地からビークを特殊召喚することができる!」(遊太手札6→5)
「更に、手札から魔法カード『増援』を発動! デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える! 僕はデッキより、『ロードナイト・アウェイク』を手札に加える」(遊太墓地5→6)
「そして、手札よりアウェイクを墓地へ送り、効果発動! デッキより『英雄騎士への覚醒』を手札に加える!」(遊太墓地6→7)
「そして、闇属性のビークを対象として、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! ビークをリリースして、エクストラデッキから闇属性の『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚する! 来い、アルファ!」(遊太手札2→1)(遊太墓地7→8)(遊太除外0→1)
漆黒の鎧とマントを携えた、魔導を操る遊太のエースモンスターが現れる。攻撃力は2500。
「続けて、アルファのモンスター効果発動! 墓地の『ロードナイト』1体をデッキに戻し、デッキ・墓地より『英雄騎士』魔法カード1枚を手札に加えられる! 僕はアウェイクをデッキに戻し、デッキから装備魔法『英雄騎士の剣』を手札に加える!」(遊太手札1→2)(遊太墓地8→7)
「僕は手札から『英雄騎士の剣』をアルファに装備させて、バトルフェイズ! 速攻魔法『突進』を発動させる! これで、装備魔法と『突進』の分の攻撃力の合計が合わさって1500ポイントのアップ! よって、アルファの攻撃力を4000となる! 行け、アルファ! ハーデスへと攻撃! ブラック・ロードソード!」
ハーデスへと突進し、叩き切りで一刀両断したアルファ。そのダメージが、相手へと襲い掛かる。
「な、なんだと……!? 俺の、最強モンスターが……! だけど、たかが50のダメージなんて……」(男ライフ2200→2150)(男墓地12→13)
「そうでもないんだよな。装備魔法『英雄騎士の剣』を装備したモンスターが相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを、相手に与えることができる! 合計3950のダメージを、喰らえ!」
「な、なあん、だとォォォッ!」(男ライフ2150→0)
こうして、遊太は勝利した。だが、今は勝利などどうでもよかった。大事な事がある。
「このカードは……!」
ストアブレーカーの奴と、謎の男が使用していたカード。このカードを調べないことには、始まらないのであった。
「烏間さん!」
「ええ。悪いけど、今日はもう臨時休業よ! 真薄君、ついてきて!」
「は、はい!」
子供達を店から追い出し、ミナコ社へと急ぐ3人。そして、なんとかロベルトの部屋へと到達し、3人はこのカードをロベルト見せる。
すると、ロベルトは3人に対し。
「皆……このカードを、どこで手に入れたんだい?」
「ストアブレーカーの奴と、なんか変な奴が持ってた。ロベルトさん、そのカードは一体……」
「ああ、このカードはダークネスカード。闇のカードさ……」
「や、闇のカード!?」
決闘者の帝国から数日。再び遊太達の戦いが、始まろうとしていた……。
第五十九話。終わり。
第三章『ダークネスカード編』スタート!
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
176 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1533 | 1 | 2018-01-28 | - | |
101 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1411 | 3 | 2018-01-30 | - | |
147 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1231 | 1 | 2018-02-05 | - | |
83 | 第四話「大会にて」 | 1022 | 1 | 2018-02-11 | - | |
136 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1139 | 1 | 2018-02-14 | - | |
124 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1045 | 1 | 2018-02-18 | - | |
220 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1136 | 1 | 2018-02-22 | - | |
89 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1001 | 0 | 2018-02-25 | - | |
183 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1058 | 0 | 2018-03-02 | - | |
96 | 第十話「驚きの予選会」 | 1163 | 1 | 2018-03-05 | - | |
84 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1197 | 2 | 2018-03-10 | - | |
94 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1063 | 0 | 2018-03-13 | - | |
156 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1159 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
86 | 第十七話「本戦開始!」 | 964 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
148 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1044 | 0 | 2018-04-21 | - | |
151 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1134 | 2 | 2018-04-25 | - | |
138 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 984 | 2 | 2018-04-29 | - | |
107 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1000 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
88 | 第二十五話「真の究極竜と、カオスMAX」 | 1047 | 2 | 2018-05-16 | - | |
144 | 第二十六話「決着、そして……!」 | 1057 | 2 | 2018-05-18 | - | |
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99 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1009 | 2 | 2018-05-28 | - | |
97 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 952 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
130 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 986 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
130 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 974 | 0 | 2018-07-12 | - | |
236 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1423 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
84 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 919 | 2 | 2018-07-22 | - | |
169 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1059 | 0 | 2018-07-29 | - | |
97 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1003 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
138 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1045 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
88 | 第四十三話「侵攻するワーム」 | 1002 | 0 | 2018-10-06 | - | |
132 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 956 | 2 | 2018-10-14 | - | |
213 | 第四十五話「血の刻印」 | 1146 | 2 | 2018-10-27 | - | |
71 | 第四十六話「二つの竜」 | 837 | 2 | 2018-11-08 | - | |
171 | 第四十七話「共鳴、そして目醒め」 | 1021 | 2 | 2018-11-19 | - | |
138 | 第四十八話「思わぬ敵」 | 972 | 2 | 2018-12-02 | - | |
101 | 第四十九話「救いと絶望」 | 946 | 0 | 2018-12-09 | - | |
149 | 第五十話「ロベルトを救う者」 | 988 | 0 | 2018-12-17 | - | |
134 | 第五十一話「決戦! 闇の王と遊太」 | 995 | 0 | 2019-01-17 | - | |
101 | 作者よりお知らせ | 826 | 0 | 2019-01-27 | - | |
83 | 第五十二話「突き抜ける意志」 | 781 | 0 | 2019-02-05 | - | |
99 | 第五十三話「神帝現る」 | 948 | 0 | 2019-02-12 | - | |
96 | 第五十四話「帝国の終焉」 | 854 | 0 | 2019-02-22 | - | |
115 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1025 | 0 | 2019-03-07 | - | |
143 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』2 | 892 | 0 | 2019-03-14 | - | |
89 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』3 | 910 | 0 | 2019-03-22 | - | |
82 | 第五十五話「休息の時」 | 803 | 0 | 2019-04-07 | - | |
78 | 第五十六話「彼女との再会」 | 744 | 0 | 2019-04-20 | - | |
102 | 第五十七話「マダムの危ない罠」 | 764 | 0 | 2019-05-01 | - | |
70 | 第五十八話「ストアブレーカー」 | 791 | 0 | 2019-05-19 | - | |
74 | 第五十九話「闇のカード」 | 838 | 0 | 2019-06-04 | - | |
111 | 第六十話「変わり始める生活」 | 792 | 0 | 2019-07-18 | - | |
70 | 第六十一話「ユイのデュエル」 | 725 | 0 | 2019-08-04 | - | |
76 | 作者よりお知らせ2 | 733 | 0 | 2019-08-11 | - | |
93 | 第六十二話「プラクサスの怪人」 | 727 | 0 | 2019-09-11 | - | |
69 | お詫びとお知らせ | 493 | 0 | 2020-02-19 | - | |
147 | 第六十三話「暴走! 怪人クロウリー」 | 779 | 0 | 2020-02-19 | - | |
84 | 特別編『ブルーアイズVSブルーアイズ』 | 846 | 0 | 2020-02-22 | - | |
90 | 第六十四話「闇に落ちる小鳥」 | 784 | 0 | 2020-03-22 | - | |
70 | 第六十五話「鳥人を食う邪竜」 | 673 | 0 | 2020-04-18 | - | |
91 | 第六十六話「ダークヒーロー!ヴェンデット | 696 | 0 | 2020-05-09 | - | |
87 | 第六十七話「堕ちたヒーロー」 | 719 | 0 | 2020-05-23 | - | |
78 | 第六十八話「視える未来(ビジョン)」 | 853 | 0 | 2020-05-30 | - | |
97 | 第六十九話「突入、アポカリプトのアジト」 | 759 | 0 | 2020-06-12 | - | |
64 | 第七十話「登場! 世界チャンピオン!」 | 729 | 0 | 2020-06-14 | - | |
63 | 第七十一話「デートじゃん!」 | 677 | 0 | 2020-06-27 | - | |
77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
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76 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 637 | 0 | 2020-07-13 | - | |
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73 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 606 | 0 | 2020-07-26 | - | |
88 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 683 | 0 | 2020-08-06 | - | |
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76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
58 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 680 | 0 | 2021-01-01 | - | |
77 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 736 | 0 | 2021-01-11 | - | |
58 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 522 | 0 | 2021-02-20 | - | |
65 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 480 | 0 | 2021-04-04 | - | |
69 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 434 | 0 | 2021-04-25 | - | |
70 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 588 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
61 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 452 | 0 | 2021-06-02 | - | |
60 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 583 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
65 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 645 | 0 | 2021-09-04 | - | |
58 | 作者からお知らせ4 | 461 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
59 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 487 | 0 | 2021-12-18 | - | |
64 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 466 | 0 | 2022-01-04 | - | |
69 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 564 | 0 | 2022-01-10 | - | |
61 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 670 | 0 | 2022-02-01 | - | |
53 | 第九十九話「異変」 | 515 | 0 | 2022-02-27 | - | |
72 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 413 | 0 | 2022-04-09 | - | |
74 | 第百一話「プロの実力」 | 425 | 0 | 2022-05-07 | - | |
62 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 516 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
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