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特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 作:イクス
1周年+イイネ1000突破記念
遊戯王デュエルモンスターズEXS特別編『超次元! 世界を越えた絆』1
※注意 この話は帝国を終えた遊太君が、違う作品の主人公達とコラボするお話です。遊戯王ZEXALから九十九遊馬とアストラルが、遊戯王ARC-Vより榊遊矢が出ます。
特別編なので、大元のストーリーには全然関係ありません。読み飛ばしても、構いません。
ここは、ビルの中にある研究室。その中には、ドアのようなマシーンの前に立つメガネの青年と、その扉に向かい合っているゴーグルの少年がいた。その少年の後ろには、二人の男と一人の少女がいた。
「来てくれたようだな、榊遊矢」
「ああ、当然さ。零児」
遊矢は、自分がいつも使っているものとは違う、白いデュエルディスクを左腕につけ、そのドアのようなマシーンの前にいた。零児は語り始める。
「ここの所多数の次元で起きている、デュエリスト達の失踪事件。失踪したデュエリストは、ここペンデュラム次元においては、刀堂刃、光津真澄、志島北斗といった我がLDSの強豪デュエリストをはじめ、方中ミエル、勝鬨勇雄といった数々の高名なデュエリスト達。シンクロ次元、エクシーズ次元、融合次元においても、徳松長次郎、黒咲隼、紫雲院素良、デニス・マックフィールドといった具合に、各地の次元においてもデュエリスト達が失踪している」
「……」
「その失踪事件の首謀者の名は、D・エンペラーと名乗る謎の人物。そして、君の友人である柊柚子、沢渡シンゴ、権現坂昇もそのD・エンペラーと出会い、デュエルをしたようだな」
「そうなの……。私がレイという前次元デュエリストだったということを、アイツは知っていたわ……負けたけど、アイツ『デュエリストとしては二流のランク3か』と言って、そのまま去って行ったわ……不気味な奴だったわ」
「全くアイツ、このウルトラスーパーデュエリストの沢渡シンゴ様を、『ランク1か、ゴミめ』って抜かしやがって! 俺様は最低でもランク10くらいはあるっつーの!」
「ランクうんぬんは抜きにしても、人をランク付けして収集するなど、あのアカデミアよりタチが悪いとも言えるな……」
各々が首謀者への感想を述べた後、零児は話を続ける。
「我がLDSが調べた結果、そのD・エンペラーという男は、このペンデュラム次元を始めとした4つの次元には元々存在していないことがわかった」
「元々存在していない? じゃあ、どこから来たんだ?」
「どうやら、4つの次元よりも遥か遠く、もっと別の次元からやって来たと考えられる」
「な、なんだって!?」
零児のその言葉に、驚く4人。零児は続ける。
「カード化技術やリアルソリッドビジョンといった、我々の次元でも見られた技術はあった。だが、遥か遠くの次元へと簡単に移動する次元移動システム、見た事のないカード、奇抜ながらも我々のセキュリティを掻い潜る技術……明らかにどの次元にも存在しえない技術もあった。故に私達の住むペンデュラム次元や、融合次元、シンクロ次元、エクシーズ次元とは全く別の次元から来た存在であることは間違いない」
「ま、マジか……!」
「ウソだろ……」
その正体に、驚きを隠せない一同。それにより、沢渡が疑問を投げかける。
「そんな奴、どうやって捕まえるって言うんだ? 遠くの次元まで簡単に移動する奴が、簡単に捕まえられるとは思えねーが……」
「そのために、私達が開発した次元移動システムの改良版があるのだ。このシステムを使えば、今までの次元よりも遠くの次元へと移動することができる。コレは今、D・エンペラーの情報を常に追跡し、奴への情報を常に追うようになっている」
零児のその言葉に、歓喜の表情を見せる権現坂と沢渡。
「そうなのか!?」
「じゃあ、話が早えじゃねえか! だったら、早速元ランサーズの俺達で……」
「ただし、このシステムで次元移動できるのは、1人だけだ」
「え!?」
「なんと……!」
「な、なんで1人しかダメなんだよ!?」
「あの時、ランサーズとして大勢の人数が次元移動できたのは、このペンデュラム次元となったスタンダード次元と他の次元が隣接する次元だったためだ。今回移動する次元は、シンクロ次元や融合次元より更に遠い次元。更に、奴も1人で次元移動していることから、我々の技術でも1人を送るのがやっとなのだ」
「そうなのかよ……」
「だからこそ、榊遊矢がD・エンペラーの凶手にかかったデュエリスト達を助け出すための人間として選ばれたのだ」
「ああ。俺も元からそのつもりさ、零児」
「奴も、『榊遊矢は私にとって最高級のレアデュエリスト……お楽しみは後に取っておくのが私の主義だ』とも言っていたしな。遊矢、そのデュエルディスクは、このシステムを極限まで小型化させた代物。奴を追うことは容易いことだ」
「……わかった。それじゃあ、行ってくるよ皆」
「うん……気を付けてね、遊矢。だけど……」
「……柚子?」
「絶対に、無事で帰って来てね!」
「柚子……!」
「そうだ、遊矢! お前が事件を解決してくれることを願う人間もいるが、お前が無事に帰って来る人間もいることも忘れるな!」
「権現坂……!」
「いいか遊矢、今回はお前に事件の解決を譲ってやる。だけどな、お前が負けでもしたら俺達の決着がつけられなくなっちまうからな! だから、絶対に勝って帰って来いよ!」
「沢渡……! わかった。絶対に帰って来るからな!」
「……覚悟は決まったようだな。では、頼むぞ」
「ああ!」
遊矢はデュエルディスクを起動させ、扉の前へと立つ。零児もドアのマシーンを起動させ、ドアを開かせる。
遊矢は走り出し、開いたドアの中へと入っていく。
(ユート、ユーゴ、ユーリ……君達も頼むぞ!)
遊矢はドアの中へと入っていき、そして消えてしまった
満月が夜を照らす中、ビルの上で男は一人呟いていた。
「奥平風也……神月アンナ……ゴーシュ、ドロワ……この辺りのザコはまあ当然として、この人間達は流石に苦労させられた……。天城カイト、トロン一家、そして元バリアン七皇の七人……だが、今はこうして我の手の内、終わってみればあっけないものだ」
懐から取り出したのは、幾枚ものカード。そのカードには、1枚ずつ人間が描かれていた。
「ククク……これで我のコレクションがまた増えたというものだ……」
幾枚も集まったカードに、見惚れる男。だが、それを邪魔する人間が現れる。
「見つけたぜ、お前!」
その男を、隣のビルの上から睨み付ける一人の少年。その隣には、水色に光る人間が浮かんでいた。
「おやおや、もう追いついたというのか……九十九遊馬、そしてアストラル!」
月の光に当てられて、男の姿が見える。だが、体は黒のマントで覆われ、頭はドラゴンの頭部状に作られたヘルメットを被っているため、素顔が見えない。
「テメー! カイトやシャークを、皆をどうした!」
「彼らには、我のコレクションになってもらった。そして今、九十九遊馬とアストラル! 君達というこの次元において、最強のデュエリスト……ランク12のデュエリストをお目にかかることができて嬉しいよ」
「何がランクだ! アンナやカイトはもちろん、シャークやトロン達まで……お前は一体何が目的なんだ!」
「我を追っていれば、自然にわかることだ……それすらもわからず闇雲に追っているのか? だとしたら、とんだお笑い種だな。ハッハッハ! 最強デュエリストがこんな体たらくでは、おもりも大変だな? アストラル」
「確かに、遊馬は少し抜けている所がある。だが、お前に言われる筋合いはないな」
「これはこれは、アストラル世界の申し子もそこまでいうか。まあ良いだろう、この次元でコレクションできたデュエリストは大体埋まった。後は、君達二人だが……お楽しみは後に取っておこう。それに、丁度めぼしいデュエリストがいる次元が見つかったからな。ここには後で来れば良い」
「何だと!?」
「もし、我によってカードにされたデュエリスト達を助けたいのなら、我を追ってくれば良い。最も、次元を超えることができればの話だがね。さらばだ! 遊馬、アストラル! 我の名は、D・エンペラー!」
そう言い残すと同時に、ドラゴンマスクの男は左腕の、ドラゴンの爪のような手甲につけられたマシーンを作動させようとしたが……?
「オイ、ありゃあなんだ!?」
「!?」
突如としてD・エンペラーの斜め右上に、次元の裂け目が現れ、その裂け目より人間が現れる。
「見つけたぞ、D・エンペラー!」
人間は、D・エンペラーの隣に降り立ち、でゅえるディスクを作動させる。
「ほう、私を追って次元を飛び越えて来たか、榊遊矢……。まさかこの遊馬やアストラルとは違った意味でランク12のデュエリストが追ってくるとは、今回の私は実にツイているようだ。だが遊矢、君の相手をする時は今ではない」
「何!?」
D・エンペラーは、左腕のマシーンを使い次元移動をする。それにより、遠い次元の彼方へと消えてしまった。
「クソッ、逃がしたか……!」
「なんだ……? アイツも俺達みたいに、奴を追っているのか?」
遊馬は早速隣のビルに飛び移り、遊矢に話しかける。
「お前……誰なんだ? アイツを見つけたってことは、お前もアイツを追っているってことか?」
「あれ……もしかして、君はこの次元でD・エンペラーを追っている人間なの?」
「遊馬、どうやらこの少年も、我々と同じ目的を持っているようだぞ」
「う、うわっ!? 君の隣に、いきなり水色の人間が現れたぁ!?」
「えっ!? お前アストラルが見えるのか!?」
遊馬の隣に現れたアストラルに、驚く遊矢。それを受けて、遊矢は自分の境遇について説明する。
「……という訳なんだ」
「なるほど……お前も、カードにされた仲間達を助ける為に、遠くの次元からこの世界に来たって訳か……。あ、挨拶が遅れちまったな。俺の名前は、九十九遊馬! んで、こっちのコイツはアストラル。俺の相棒さ! んで、お前は?」
「俺の名前は榊遊矢! エンタメデュエルをモットーとするデュエリストさ! ま、今回はちょっとD・エンペラーの奴から皆を助けることになっちゃったけどね」
「エンタメデュエルだって? スゲー面白そうじゃねえか! そんなデュエルが、遠くの次元ではあるのか?」
「ああ、当然さ! それに、リアルソリッドビジョンによる、アクションデュエルもあるのさ!」
「すげー……」
「ふむ……やはり次元が違うと、行われるデュエルも違うようだな、遊馬」
「ところで……遊馬の隣にいるその水色の人は……」
「ああ、アストラルは俺と前に……色々あったんだ。『ナンバーズ』っていうカードになった記憶を探したり、その途中でWDCっていう大会に出場したり、バリアンと戦ったり……色々あって、最後デュエルをして別れたんだ。本当なら、今頃はアストラル世界に帰っていたはずだったんだけど……」
「私の世界に存在する、エリファスという人物が奴によってカードにされてしまった。そしてその男は、遊馬達の世界にも侵攻していった。これを見逃しては、いずれ遊馬達も奴の手に落ちてしまうかもしれない。これを危惧したからこそ、私は再び遊馬達の世界へとやってきたのだ」
「本当なら、もっと落ち着いた時に会いたかったんだけどな……。けど、アストラルの言う通りになっちまった以上、やるしかねえと思ったからな!」
「遊馬、アストラル……君達はそういった事情で……」
「遊矢、君も次元を追って私達の世界に来たということは、君にも相応の理由があるのだろう?」
「……ああ、その通りさ、アストラル。俺は元々、スタンダード次元っていう次元でプロデュエリストを目指していたんだ。だけど、他の次元に侵攻して人々をカード化する融合次元と戦うことになって、そこで次元が4つに分かれた理由を知り、戦った……。結果、次元は4つに分かれたままなんだけど、その分かれた次元を通じて、人々の交流が深めようとしていた矢先、今回の事件が起こったんだ。仲間がアイツの手によって、カード化されたんだ。それで、奴に狙われている俺が行くことになったんだ……」
「なるほどな……」
遊矢の理由を聞き、遊馬とアストラルは互いにうなずき合う。
「遊矢、お前もアイツを、D・エンペラーを追っているんだろ? 俺も一緒に行かせてくれ! 俺も、アイツに仲間を沢山奪われたんだ。お前の気持ちはよくわかる! だからこそ、お前に協力させてほしいんだ!」
「……オッケー、もちろんさ! と、言いたいところなんだけど、俺が今持っているデュエルディスク、確かにコイツを使えば次元移動できるんだけど、コレで次元移動ができるのは1人だけなんだ」
「なにーっ!? それじゃあ、お前には……」
「心配するな、遊馬。私が遊馬の世界に来た方法を応用すれば、遊馬もその次元へと行ける」
「そ、そうなのか! あーよかった! んじゃあ、早く行こうぜ!」
「ちょっと待ってくれよ遊馬、アイツは今、何処の次元にいるかちょっと調べるからな」
左腕のデュエルディスクで、どの次元にD・エンペラーがいるかを調べる遊矢。そして、調べるうちにとある次元へと合致する。
「ここか! よし。飛ぶよ遊馬!」
「いつでもオッケーだぜ! アストラル!」
「ああ」
遊馬の隣で、アストラルは手をかざし次元の裂け目を作る。遊矢も、ディスクの次元移動システムを起動させ、次元移動の準備を整える。
「行くぞ!」
「おう! かっとビングだ、俺!」
「……え、何? それ」
「かっとビングは、俺のモットーだ!」
その言葉と同時に、遊馬とアストラル、そして遊矢も次元移動する。
その途中、アストラルは遊馬に尋ねる。
「遊馬、一つ聞きたいことがあるのだが」
「なんだよ、アストラル?」
「遊矢には何か、私達と同じような何かを感じる。彼の中に、何やら意志ようなものがあるのを感じた」
「う、う~ん……アイツが狙うくらいなんだ。俺達みたいに、相棒の一人くらいいるんじゃねえの?」
「それが、遊矢の中には3人くらいいたような気がするが」
「さ、三人!? そんなにいる訳ねえだろ!?」
「確かに、3人は少し多いな」
そして遊矢の方も、彼の中にいるユート、ユーゴ、ユーリと会話していた。
「なあ、遊矢。アイツ……アストラルについてだが」
「ああ、アイツもまた、俺達と同じ特殊な生まれなのかもしれないな……」
「でも、デュエルの腕は凄いと思うぜ! そういうのを、ビンビン感じたからな!」
「ま、あの遊馬って奴のネーミングセンスは、チョイダサだけどね~」
そうこう喋りながら、遊矢達と遊馬・アストラルも次の次元へと向かうのであった。
ここは、プラクサスシティ。デュエルモンスターズの総本山、ミナコ社が陣取る大きな都市。その町の中を、ひた走る少年がいた。ぴんとはねた癖毛と、水色の髪の毛、六道遊太である。
「あーっ、寝坊したー! 折角、今日アキラ君とデュエルする約束をした日だっていうのに、寝坊するなんて……! ついてない!」
町の中をひた走り、やっと辿り着いたのは遊太がいつも集合場所にしているゲームショップ烏間。ドアを開き、中に入ると。
「おまたせ、大分遅くなっちゃったけど……ゆる……し……」
遊太が目にしたのは、店の中で「いらっしゃ~い」と声をかける店長の烏間雛姫、そしてデュエルを行う、遊太のライバル八神アキラ、その両隣にはアキラとのデュエルを野次馬的に見守る、遊太の友達一条寺菊姫、知多泉、広野真薄、榊原夏鈴、そして菊姫の取り巻きである岩ノ井翔太、鏡山大地……のはずだった。
だが、遊太の目に映っているのは、もっと違うもの。死屍累々とした具合に倒れている、店長の烏間、菊姫、岩ノ井・鏡山であった。アキラ、カリン、真薄に知多はいない。
そして、中央に陣取るのは、ドラゴンの頭部状のフルフェイスヘルメットを被った、マントの男。その手には、4枚のカードがあった。
「こ、これは……?」
状況が理解できない遊太。烏間はなんとか遊太の方へと体を起こし、かすれ声で言う。
「遊太君……逃げて……! 奴は、化け物よ!」
「えっ!?」
「ほう、あの侵略者を退けた、六道遊太までもがここに来るとはな……。違う世界の精霊をその手に宿す人間と、生命輪廻から外れた不死者イモータルに眼をつけられた少年……この世界はこれぐらいしか収集できないと思っていたが、こうして君と会えるとはな……」
「何……? なんで、こんなにも……!?」
「臆するな、遊太!」
遊太の懐にあったデッキより、遊太の隣にいる精霊『イクスロードナイト・アルファ』が現れる。半透明で、物質を透過してしまうが。
「遊太、コイツは先日お前達の世界に侵攻してきた、闇の王と同じ匂いを感じる! そしてアキラ達は今、奴によってカードにされてしまっているぞ!」
「なんだって!? でも、なんで菊姫や烏間さん達は……」
「彼らは、カードにする程の価値がなかったのと、邪魔だったので始末しておいた。彼らはランク付けするのもおこがましい程のデュエリストだからね」
「うう……このアタシを低レベル扱いとは……クソッタレが……!」
菊姫が奴を罵るも、奴には届かない。
「そして、六道遊太君。君とあのロベルト・フランシス。この二人がこの世界において一番ランクの高いデュエリストだ。だが……今は君に干渉せずとも良いだろう。今重要なのは、あっちの方だ」
「まさか、ロベルトさんを……!?」
「どうせ、奴らももうすぐ来る頃だろう。もし、君が大事な友達を取り返したかったら、私を追ってくるのだな! 我の名は、D・エンペラー! 全てのデュエリストを、支配する者!」
「そ、そんな……! な、なんで……こんな、また……!」
D・エンペラーは、消えてしまった。それをけて遊太は、項垂れる。折角、自分達の世界を侵略しようと闇の王を倒し、安息の日々を手に入れたというのに、また友達がこんな目にあうのか。そう思った時だった。
「チクショウ、遅かったか!」
「!?」
いきなりドアが乱暴に開かれ、中に人が二人入ってくる。その二人は、海老のような髪型をした少年と、ゴーグルをした少年であった。
「だ、誰なの君達!? まさか、アイツの仲間じゃ……!」
「い、いや。俺達は別」
「むしろアイツを追っている側だな」
「え?」
二人に連れられ、遊太はゲームショップを出た。そして、遊太は二人から自己紹介を受ける。
「俺の名前は、榊遊矢」
「そんで、俺の名前は九十九遊馬。んで、見えてるかわかんないけど、こっちが……」
「遊馬さんの、隣にいる方ですか? どうやら、普通じゃないようですけど……」
「私の名前は、アストラルだ」
「三人は、あのD・エンペラーを知っているんですか?」
「知っているも何も、俺達はアイツを追ってこの世界まで来たんだぜ!」
「俺達も、アイツに仲間をカードにされたんだ。アイツを追いかけて、君の住むこの次元にやってきたんだ!」
「遊馬さんや、遊矢さんもアイツに……!」
「ところで、私からも一つ聞きたいことがあるのだが、君のデッキから妙な力を感じる。君もまた、特別な何かを持つデュエリストなのか?」
「あ、ひょっとして彼らのことを言っているの? 僕のデッキに眠る、『イクスロードナイト』達のことを……」
そう言って、遊太は懐からデッキを取り出し、遊馬や遊矢に見せる。そして、デッキからは半透明の『イクスロードナイト・アルファ』が現れた。
「やあ。君はアストラルというのか、よろしく」
「君の他にも、君と同じような力を持つ者が沢山いるようだが、君もまたこの遊太とは違う存在なのか?」
「ああ、この遊太君とは違う世界、デュエルが全ての基準となる世界から逃れて来た存在だ……。今はこうしてカードに魂だけを移し、なんとか逃れている状態だがな。いずれ、元の世界に帰って世界を復興させたい」
「……そうか」
「そのカードによる世話をしてくれたのも、ロベルトという男だ。奴が狙われるのも、無理は無いだろう」
「また、ロベルトさんが狙われているのか……!」
「遊太君、もし無理に……とはいかないんだけど、俺達と一緒に来てくれないか!? 奴を倒すには、それしかない!」
「うん……! 僕も一緒に行かせて! ロベルトさんがまた危機に陥っているっていうのなら、僕は戦うよ! ……これで二度目だけど……」
「なら、早速行こうぜ! んで、アイツが向かうのは何処だ!?」
「アイツがいった限りじゃ……次に狙われるのはロベルトさん! ロベルトさんはきっと、ミナコ社にいるはず! だから……」
「オッケイ! それじゃあ今すぐ行こう!」
「遊馬さん、遊矢さん、行こうって言っても、ここからミナコ社は結構遠いんですよ! 走って行くにも、時間がかかりすぎて……」
「じゃあ、乗り物に乗って行こうか!」
遊矢は、左腕のデュエルディスクを起動させる。「フィールド魔法、クロスオーバー」の音声が聞こえる。
「俺は、『時読みの魔術師』と『星読みの魔術師』、『EMラフメイカー』を召喚する!」
現れたのは、3体の魔法使い! リアリティのあるその光景に、驚く遊太。
「な、何これ!?」
遊矢は、ためらいも無く『星読みの魔術師』に担いでもらう。遊太は一瞬理解ができなかったものの、遊馬は『時読みの魔術師』に乗る。
「ハハハ! なんだこりゃ! デュエルモンスターズのモンスターに乗れるなんて! すげーや!」
「ほら、早く! 来る気あんの?」
「う、うん!」
遊矢も、ラフメイカーに乗る。そして。
「出発だ!」
そうして、ミナコ社のビルに降り立つ遊太達。ビルの前には、D・エンペラーがいた。
「見つけたぞ、D・エンペラー!」
「ほう、我を追ってここまで来たようだな。だが、もう遅い。既にロベルト・フランシスは我が手に落ちたぞ」
「ロベルトさん!」
「テメエ、どこまでデュエリストをカードにするつもりだ!」
「何故そこまで、デュエリストをカードにする!」
「フフフ……なぜかと? 良いだろう、教えてやろうではないか」
「我は元々、次元を旅しながら研究をする科学者であった。次元を旅するうちに、とある物凄いエネルギーを放つ存在があった……それが」
「……デュエルモンスターズ」
「そう、それは各世界において、様々な事象を引き起こし、時には世界の因果すら捻じ曲げ、世界を危機に貶めることもある」
「……」
「そして、我はその事象を生み出すデュエリスト達には、とても高いエネルギーを生み出すことができるとわかった」
「それが……」
「そのデュエリスト達のパワーを使えば、世界を一から作ることも、世界を滅ぼすことだって可能になる! なぁんでもできる! そう、デュエリスト達のパワーによって!」
「なんだと……!? そんな、そんなことの為に、カイトやトロン達、シャーク達をカードにしたっていうのか!」
「こんな奴の為に、ロベルトさんや僕の友達が……許せない。絶対に!」
「その気持ちは、皆一緒って訳か」
「D・エンペラー! 僕達とデュエルだ! 決着をつけよう!」
「ほほう、デュエルか……面白い。丁度高ランクのデュエリスト、最もパワーを生み出すデュエリストをこの手に収めたいと思っていたからな。良いだろう、受けようではないか!」
その言葉と同時に、D・エンペラーは左腕の竜の爪のような手甲を起動させる。デュエルディスクが展開され、それと同時に、フィールドが展開される。遊太達はそのフィールドに閉じ込められる。
「我のコレクションになる者よ、お前達はもう逃れることはできない!」
「誰がコレクションになんかなるものか! 行きましょう、皆さん!」
「おう!」
「ああ!」
遊太、遊馬、遊矢の三人も、デュエルディスクを起動させる。遊太は、何の変哲もないディスク。遊馬は、D・ゲイザーを装備し、遊矢はソリッドビジョンで出来たディスクを構える!
「「「デュエル!」」」
遊戯王デュエルモンスターズEXS特別編『超次元! 世界を越えた絆』1
※注意 この話は帝国を終えた遊太君が、違う作品の主人公達とコラボするお話です。遊戯王ZEXALから九十九遊馬とアストラルが、遊戯王ARC-Vより榊遊矢が出ます。
特別編なので、大元のストーリーには全然関係ありません。読み飛ばしても、構いません。
ここは、ビルの中にある研究室。その中には、ドアのようなマシーンの前に立つメガネの青年と、その扉に向かい合っているゴーグルの少年がいた。その少年の後ろには、二人の男と一人の少女がいた。
「来てくれたようだな、榊遊矢」
「ああ、当然さ。零児」
遊矢は、自分がいつも使っているものとは違う、白いデュエルディスクを左腕につけ、そのドアのようなマシーンの前にいた。零児は語り始める。
「ここの所多数の次元で起きている、デュエリスト達の失踪事件。失踪したデュエリストは、ここペンデュラム次元においては、刀堂刃、光津真澄、志島北斗といった我がLDSの強豪デュエリストをはじめ、方中ミエル、勝鬨勇雄といった数々の高名なデュエリスト達。シンクロ次元、エクシーズ次元、融合次元においても、徳松長次郎、黒咲隼、紫雲院素良、デニス・マックフィールドといった具合に、各地の次元においてもデュエリスト達が失踪している」
「……」
「その失踪事件の首謀者の名は、D・エンペラーと名乗る謎の人物。そして、君の友人である柊柚子、沢渡シンゴ、権現坂昇もそのD・エンペラーと出会い、デュエルをしたようだな」
「そうなの……。私がレイという前次元デュエリストだったということを、アイツは知っていたわ……負けたけど、アイツ『デュエリストとしては二流のランク3か』と言って、そのまま去って行ったわ……不気味な奴だったわ」
「全くアイツ、このウルトラスーパーデュエリストの沢渡シンゴ様を、『ランク1か、ゴミめ』って抜かしやがって! 俺様は最低でもランク10くらいはあるっつーの!」
「ランクうんぬんは抜きにしても、人をランク付けして収集するなど、あのアカデミアよりタチが悪いとも言えるな……」
各々が首謀者への感想を述べた後、零児は話を続ける。
「我がLDSが調べた結果、そのD・エンペラーという男は、このペンデュラム次元を始めとした4つの次元には元々存在していないことがわかった」
「元々存在していない? じゃあ、どこから来たんだ?」
「どうやら、4つの次元よりも遥か遠く、もっと別の次元からやって来たと考えられる」
「な、なんだって!?」
零児のその言葉に、驚く4人。零児は続ける。
「カード化技術やリアルソリッドビジョンといった、我々の次元でも見られた技術はあった。だが、遥か遠くの次元へと簡単に移動する次元移動システム、見た事のないカード、奇抜ながらも我々のセキュリティを掻い潜る技術……明らかにどの次元にも存在しえない技術もあった。故に私達の住むペンデュラム次元や、融合次元、シンクロ次元、エクシーズ次元とは全く別の次元から来た存在であることは間違いない」
「ま、マジか……!」
「ウソだろ……」
その正体に、驚きを隠せない一同。それにより、沢渡が疑問を投げかける。
「そんな奴、どうやって捕まえるって言うんだ? 遠くの次元まで簡単に移動する奴が、簡単に捕まえられるとは思えねーが……」
「そのために、私達が開発した次元移動システムの改良版があるのだ。このシステムを使えば、今までの次元よりも遠くの次元へと移動することができる。コレは今、D・エンペラーの情報を常に追跡し、奴への情報を常に追うようになっている」
零児のその言葉に、歓喜の表情を見せる権現坂と沢渡。
「そうなのか!?」
「じゃあ、話が早えじゃねえか! だったら、早速元ランサーズの俺達で……」
「ただし、このシステムで次元移動できるのは、1人だけだ」
「え!?」
「なんと……!」
「な、なんで1人しかダメなんだよ!?」
「あの時、ランサーズとして大勢の人数が次元移動できたのは、このペンデュラム次元となったスタンダード次元と他の次元が隣接する次元だったためだ。今回移動する次元は、シンクロ次元や融合次元より更に遠い次元。更に、奴も1人で次元移動していることから、我々の技術でも1人を送るのがやっとなのだ」
「そうなのかよ……」
「だからこそ、榊遊矢がD・エンペラーの凶手にかかったデュエリスト達を助け出すための人間として選ばれたのだ」
「ああ。俺も元からそのつもりさ、零児」
「奴も、『榊遊矢は私にとって最高級のレアデュエリスト……お楽しみは後に取っておくのが私の主義だ』とも言っていたしな。遊矢、そのデュエルディスクは、このシステムを極限まで小型化させた代物。奴を追うことは容易いことだ」
「……わかった。それじゃあ、行ってくるよ皆」
「うん……気を付けてね、遊矢。だけど……」
「……柚子?」
「絶対に、無事で帰って来てね!」
「柚子……!」
「そうだ、遊矢! お前が事件を解決してくれることを願う人間もいるが、お前が無事に帰って来る人間もいることも忘れるな!」
「権現坂……!」
「いいか遊矢、今回はお前に事件の解決を譲ってやる。だけどな、お前が負けでもしたら俺達の決着がつけられなくなっちまうからな! だから、絶対に勝って帰って来いよ!」
「沢渡……! わかった。絶対に帰って来るからな!」
「……覚悟は決まったようだな。では、頼むぞ」
「ああ!」
遊矢はデュエルディスクを起動させ、扉の前へと立つ。零児もドアのマシーンを起動させ、ドアを開かせる。
遊矢は走り出し、開いたドアの中へと入っていく。
(ユート、ユーゴ、ユーリ……君達も頼むぞ!)
遊矢はドアの中へと入っていき、そして消えてしまった
満月が夜を照らす中、ビルの上で男は一人呟いていた。
「奥平風也……神月アンナ……ゴーシュ、ドロワ……この辺りのザコはまあ当然として、この人間達は流石に苦労させられた……。天城カイト、トロン一家、そして元バリアン七皇の七人……だが、今はこうして我の手の内、終わってみればあっけないものだ」
懐から取り出したのは、幾枚ものカード。そのカードには、1枚ずつ人間が描かれていた。
「ククク……これで我のコレクションがまた増えたというものだ……」
幾枚も集まったカードに、見惚れる男。だが、それを邪魔する人間が現れる。
「見つけたぜ、お前!」
その男を、隣のビルの上から睨み付ける一人の少年。その隣には、水色に光る人間が浮かんでいた。
「おやおや、もう追いついたというのか……九十九遊馬、そしてアストラル!」
月の光に当てられて、男の姿が見える。だが、体は黒のマントで覆われ、頭はドラゴンの頭部状に作られたヘルメットを被っているため、素顔が見えない。
「テメー! カイトやシャークを、皆をどうした!」
「彼らには、我のコレクションになってもらった。そして今、九十九遊馬とアストラル! 君達というこの次元において、最強のデュエリスト……ランク12のデュエリストをお目にかかることができて嬉しいよ」
「何がランクだ! アンナやカイトはもちろん、シャークやトロン達まで……お前は一体何が目的なんだ!」
「我を追っていれば、自然にわかることだ……それすらもわからず闇雲に追っているのか? だとしたら、とんだお笑い種だな。ハッハッハ! 最強デュエリストがこんな体たらくでは、おもりも大変だな? アストラル」
「確かに、遊馬は少し抜けている所がある。だが、お前に言われる筋合いはないな」
「これはこれは、アストラル世界の申し子もそこまでいうか。まあ良いだろう、この次元でコレクションできたデュエリストは大体埋まった。後は、君達二人だが……お楽しみは後に取っておこう。それに、丁度めぼしいデュエリストがいる次元が見つかったからな。ここには後で来れば良い」
「何だと!?」
「もし、我によってカードにされたデュエリスト達を助けたいのなら、我を追ってくれば良い。最も、次元を超えることができればの話だがね。さらばだ! 遊馬、アストラル! 我の名は、D・エンペラー!」
そう言い残すと同時に、ドラゴンマスクの男は左腕の、ドラゴンの爪のような手甲につけられたマシーンを作動させようとしたが……?
「オイ、ありゃあなんだ!?」
「!?」
突如としてD・エンペラーの斜め右上に、次元の裂け目が現れ、その裂け目より人間が現れる。
「見つけたぞ、D・エンペラー!」
人間は、D・エンペラーの隣に降り立ち、でゅえるディスクを作動させる。
「ほう、私を追って次元を飛び越えて来たか、榊遊矢……。まさかこの遊馬やアストラルとは違った意味でランク12のデュエリストが追ってくるとは、今回の私は実にツイているようだ。だが遊矢、君の相手をする時は今ではない」
「何!?」
D・エンペラーは、左腕のマシーンを使い次元移動をする。それにより、遠い次元の彼方へと消えてしまった。
「クソッ、逃がしたか……!」
「なんだ……? アイツも俺達みたいに、奴を追っているのか?」
遊馬は早速隣のビルに飛び移り、遊矢に話しかける。
「お前……誰なんだ? アイツを見つけたってことは、お前もアイツを追っているってことか?」
「あれ……もしかして、君はこの次元でD・エンペラーを追っている人間なの?」
「遊馬、どうやらこの少年も、我々と同じ目的を持っているようだぞ」
「う、うわっ!? 君の隣に、いきなり水色の人間が現れたぁ!?」
「えっ!? お前アストラルが見えるのか!?」
遊馬の隣に現れたアストラルに、驚く遊矢。それを受けて、遊矢は自分の境遇について説明する。
「……という訳なんだ」
「なるほど……お前も、カードにされた仲間達を助ける為に、遠くの次元からこの世界に来たって訳か……。あ、挨拶が遅れちまったな。俺の名前は、九十九遊馬! んで、こっちのコイツはアストラル。俺の相棒さ! んで、お前は?」
「俺の名前は榊遊矢! エンタメデュエルをモットーとするデュエリストさ! ま、今回はちょっとD・エンペラーの奴から皆を助けることになっちゃったけどね」
「エンタメデュエルだって? スゲー面白そうじゃねえか! そんなデュエルが、遠くの次元ではあるのか?」
「ああ、当然さ! それに、リアルソリッドビジョンによる、アクションデュエルもあるのさ!」
「すげー……」
「ふむ……やはり次元が違うと、行われるデュエルも違うようだな、遊馬」
「ところで……遊馬の隣にいるその水色の人は……」
「ああ、アストラルは俺と前に……色々あったんだ。『ナンバーズ』っていうカードになった記憶を探したり、その途中でWDCっていう大会に出場したり、バリアンと戦ったり……色々あって、最後デュエルをして別れたんだ。本当なら、今頃はアストラル世界に帰っていたはずだったんだけど……」
「私の世界に存在する、エリファスという人物が奴によってカードにされてしまった。そしてその男は、遊馬達の世界にも侵攻していった。これを見逃しては、いずれ遊馬達も奴の手に落ちてしまうかもしれない。これを危惧したからこそ、私は再び遊馬達の世界へとやってきたのだ」
「本当なら、もっと落ち着いた時に会いたかったんだけどな……。けど、アストラルの言う通りになっちまった以上、やるしかねえと思ったからな!」
「遊馬、アストラル……君達はそういった事情で……」
「遊矢、君も次元を追って私達の世界に来たということは、君にも相応の理由があるのだろう?」
「……ああ、その通りさ、アストラル。俺は元々、スタンダード次元っていう次元でプロデュエリストを目指していたんだ。だけど、他の次元に侵攻して人々をカード化する融合次元と戦うことになって、そこで次元が4つに分かれた理由を知り、戦った……。結果、次元は4つに分かれたままなんだけど、その分かれた次元を通じて、人々の交流が深めようとしていた矢先、今回の事件が起こったんだ。仲間がアイツの手によって、カード化されたんだ。それで、奴に狙われている俺が行くことになったんだ……」
「なるほどな……」
遊矢の理由を聞き、遊馬とアストラルは互いにうなずき合う。
「遊矢、お前もアイツを、D・エンペラーを追っているんだろ? 俺も一緒に行かせてくれ! 俺も、アイツに仲間を沢山奪われたんだ。お前の気持ちはよくわかる! だからこそ、お前に協力させてほしいんだ!」
「……オッケー、もちろんさ! と、言いたいところなんだけど、俺が今持っているデュエルディスク、確かにコイツを使えば次元移動できるんだけど、コレで次元移動ができるのは1人だけなんだ」
「なにーっ!? それじゃあ、お前には……」
「心配するな、遊馬。私が遊馬の世界に来た方法を応用すれば、遊馬もその次元へと行ける」
「そ、そうなのか! あーよかった! んじゃあ、早く行こうぜ!」
「ちょっと待ってくれよ遊馬、アイツは今、何処の次元にいるかちょっと調べるからな」
左腕のデュエルディスクで、どの次元にD・エンペラーがいるかを調べる遊矢。そして、調べるうちにとある次元へと合致する。
「ここか! よし。飛ぶよ遊馬!」
「いつでもオッケーだぜ! アストラル!」
「ああ」
遊馬の隣で、アストラルは手をかざし次元の裂け目を作る。遊矢も、ディスクの次元移動システムを起動させ、次元移動の準備を整える。
「行くぞ!」
「おう! かっとビングだ、俺!」
「……え、何? それ」
「かっとビングは、俺のモットーだ!」
その言葉と同時に、遊馬とアストラル、そして遊矢も次元移動する。
その途中、アストラルは遊馬に尋ねる。
「遊馬、一つ聞きたいことがあるのだが」
「なんだよ、アストラル?」
「遊矢には何か、私達と同じような何かを感じる。彼の中に、何やら意志ようなものがあるのを感じた」
「う、う~ん……アイツが狙うくらいなんだ。俺達みたいに、相棒の一人くらいいるんじゃねえの?」
「それが、遊矢の中には3人くらいいたような気がするが」
「さ、三人!? そんなにいる訳ねえだろ!?」
「確かに、3人は少し多いな」
そして遊矢の方も、彼の中にいるユート、ユーゴ、ユーリと会話していた。
「なあ、遊矢。アイツ……アストラルについてだが」
「ああ、アイツもまた、俺達と同じ特殊な生まれなのかもしれないな……」
「でも、デュエルの腕は凄いと思うぜ! そういうのを、ビンビン感じたからな!」
「ま、あの遊馬って奴のネーミングセンスは、チョイダサだけどね~」
そうこう喋りながら、遊矢達と遊馬・アストラルも次の次元へと向かうのであった。
ここは、プラクサスシティ。デュエルモンスターズの総本山、ミナコ社が陣取る大きな都市。その町の中を、ひた走る少年がいた。ぴんとはねた癖毛と、水色の髪の毛、六道遊太である。
「あーっ、寝坊したー! 折角、今日アキラ君とデュエルする約束をした日だっていうのに、寝坊するなんて……! ついてない!」
町の中をひた走り、やっと辿り着いたのは遊太がいつも集合場所にしているゲームショップ烏間。ドアを開き、中に入ると。
「おまたせ、大分遅くなっちゃったけど……ゆる……し……」
遊太が目にしたのは、店の中で「いらっしゃ~い」と声をかける店長の烏間雛姫、そしてデュエルを行う、遊太のライバル八神アキラ、その両隣にはアキラとのデュエルを野次馬的に見守る、遊太の友達一条寺菊姫、知多泉、広野真薄、榊原夏鈴、そして菊姫の取り巻きである岩ノ井翔太、鏡山大地……のはずだった。
だが、遊太の目に映っているのは、もっと違うもの。死屍累々とした具合に倒れている、店長の烏間、菊姫、岩ノ井・鏡山であった。アキラ、カリン、真薄に知多はいない。
そして、中央に陣取るのは、ドラゴンの頭部状のフルフェイスヘルメットを被った、マントの男。その手には、4枚のカードがあった。
「こ、これは……?」
状況が理解できない遊太。烏間はなんとか遊太の方へと体を起こし、かすれ声で言う。
「遊太君……逃げて……! 奴は、化け物よ!」
「えっ!?」
「ほう、あの侵略者を退けた、六道遊太までもがここに来るとはな……。違う世界の精霊をその手に宿す人間と、生命輪廻から外れた不死者イモータルに眼をつけられた少年……この世界はこれぐらいしか収集できないと思っていたが、こうして君と会えるとはな……」
「何……? なんで、こんなにも……!?」
「臆するな、遊太!」
遊太の懐にあったデッキより、遊太の隣にいる精霊『イクスロードナイト・アルファ』が現れる。半透明で、物質を透過してしまうが。
「遊太、コイツは先日お前達の世界に侵攻してきた、闇の王と同じ匂いを感じる! そしてアキラ達は今、奴によってカードにされてしまっているぞ!」
「なんだって!? でも、なんで菊姫や烏間さん達は……」
「彼らは、カードにする程の価値がなかったのと、邪魔だったので始末しておいた。彼らはランク付けするのもおこがましい程のデュエリストだからね」
「うう……このアタシを低レベル扱いとは……クソッタレが……!」
菊姫が奴を罵るも、奴には届かない。
「そして、六道遊太君。君とあのロベルト・フランシス。この二人がこの世界において一番ランクの高いデュエリストだ。だが……今は君に干渉せずとも良いだろう。今重要なのは、あっちの方だ」
「まさか、ロベルトさんを……!?」
「どうせ、奴らももうすぐ来る頃だろう。もし、君が大事な友達を取り返したかったら、私を追ってくるのだな! 我の名は、D・エンペラー! 全てのデュエリストを、支配する者!」
「そ、そんな……! な、なんで……こんな、また……!」
D・エンペラーは、消えてしまった。それをけて遊太は、項垂れる。折角、自分達の世界を侵略しようと闇の王を倒し、安息の日々を手に入れたというのに、また友達がこんな目にあうのか。そう思った時だった。
「チクショウ、遅かったか!」
「!?」
いきなりドアが乱暴に開かれ、中に人が二人入ってくる。その二人は、海老のような髪型をした少年と、ゴーグルをした少年であった。
「だ、誰なの君達!? まさか、アイツの仲間じゃ……!」
「い、いや。俺達は別」
「むしろアイツを追っている側だな」
「え?」
二人に連れられ、遊太はゲームショップを出た。そして、遊太は二人から自己紹介を受ける。
「俺の名前は、榊遊矢」
「そんで、俺の名前は九十九遊馬。んで、見えてるかわかんないけど、こっちが……」
「遊馬さんの、隣にいる方ですか? どうやら、普通じゃないようですけど……」
「私の名前は、アストラルだ」
「三人は、あのD・エンペラーを知っているんですか?」
「知っているも何も、俺達はアイツを追ってこの世界まで来たんだぜ!」
「俺達も、アイツに仲間をカードにされたんだ。アイツを追いかけて、君の住むこの次元にやってきたんだ!」
「遊馬さんや、遊矢さんもアイツに……!」
「ところで、私からも一つ聞きたいことがあるのだが、君のデッキから妙な力を感じる。君もまた、特別な何かを持つデュエリストなのか?」
「あ、ひょっとして彼らのことを言っているの? 僕のデッキに眠る、『イクスロードナイト』達のことを……」
そう言って、遊太は懐からデッキを取り出し、遊馬や遊矢に見せる。そして、デッキからは半透明の『イクスロードナイト・アルファ』が現れた。
「やあ。君はアストラルというのか、よろしく」
「君の他にも、君と同じような力を持つ者が沢山いるようだが、君もまたこの遊太とは違う存在なのか?」
「ああ、この遊太君とは違う世界、デュエルが全ての基準となる世界から逃れて来た存在だ……。今はこうしてカードに魂だけを移し、なんとか逃れている状態だがな。いずれ、元の世界に帰って世界を復興させたい」
「……そうか」
「そのカードによる世話をしてくれたのも、ロベルトという男だ。奴が狙われるのも、無理は無いだろう」
「また、ロベルトさんが狙われているのか……!」
「遊太君、もし無理に……とはいかないんだけど、俺達と一緒に来てくれないか!? 奴を倒すには、それしかない!」
「うん……! 僕も一緒に行かせて! ロベルトさんがまた危機に陥っているっていうのなら、僕は戦うよ! ……これで二度目だけど……」
「なら、早速行こうぜ! んで、アイツが向かうのは何処だ!?」
「アイツがいった限りじゃ……次に狙われるのはロベルトさん! ロベルトさんはきっと、ミナコ社にいるはず! だから……」
「オッケイ! それじゃあ今すぐ行こう!」
「遊馬さん、遊矢さん、行こうって言っても、ここからミナコ社は結構遠いんですよ! 走って行くにも、時間がかかりすぎて……」
「じゃあ、乗り物に乗って行こうか!」
遊矢は、左腕のデュエルディスクを起動させる。「フィールド魔法、クロスオーバー」の音声が聞こえる。
「俺は、『時読みの魔術師』と『星読みの魔術師』、『EMラフメイカー』を召喚する!」
現れたのは、3体の魔法使い! リアリティのあるその光景に、驚く遊太。
「な、何これ!?」
遊矢は、ためらいも無く『星読みの魔術師』に担いでもらう。遊太は一瞬理解ができなかったものの、遊馬は『時読みの魔術師』に乗る。
「ハハハ! なんだこりゃ! デュエルモンスターズのモンスターに乗れるなんて! すげーや!」
「ほら、早く! 来る気あんの?」
「う、うん!」
遊矢も、ラフメイカーに乗る。そして。
「出発だ!」
そうして、ミナコ社のビルに降り立つ遊太達。ビルの前には、D・エンペラーがいた。
「見つけたぞ、D・エンペラー!」
「ほう、我を追ってここまで来たようだな。だが、もう遅い。既にロベルト・フランシスは我が手に落ちたぞ」
「ロベルトさん!」
「テメエ、どこまでデュエリストをカードにするつもりだ!」
「何故そこまで、デュエリストをカードにする!」
「フフフ……なぜかと? 良いだろう、教えてやろうではないか」
「我は元々、次元を旅しながら研究をする科学者であった。次元を旅するうちに、とある物凄いエネルギーを放つ存在があった……それが」
「……デュエルモンスターズ」
「そう、それは各世界において、様々な事象を引き起こし、時には世界の因果すら捻じ曲げ、世界を危機に貶めることもある」
「……」
「そして、我はその事象を生み出すデュエリスト達には、とても高いエネルギーを生み出すことができるとわかった」
「それが……」
「そのデュエリスト達のパワーを使えば、世界を一から作ることも、世界を滅ぼすことだって可能になる! なぁんでもできる! そう、デュエリスト達のパワーによって!」
「なんだと……!? そんな、そんなことの為に、カイトやトロン達、シャーク達をカードにしたっていうのか!」
「こんな奴の為に、ロベルトさんや僕の友達が……許せない。絶対に!」
「その気持ちは、皆一緒って訳か」
「D・エンペラー! 僕達とデュエルだ! 決着をつけよう!」
「ほほう、デュエルか……面白い。丁度高ランクのデュエリスト、最もパワーを生み出すデュエリストをこの手に収めたいと思っていたからな。良いだろう、受けようではないか!」
その言葉と同時に、D・エンペラーは左腕の竜の爪のような手甲を起動させる。デュエルディスクが展開され、それと同時に、フィールドが展開される。遊太達はそのフィールドに閉じ込められる。
「我のコレクションになる者よ、お前達はもう逃れることはできない!」
「誰がコレクションになんかなるものか! 行きましょう、皆さん!」
「おう!」
「ああ!」
遊太、遊馬、遊矢の三人も、デュエルディスクを起動させる。遊太は、何の変哲もないディスク。遊馬は、D・ゲイザーを装備し、遊矢はソリッドビジョンで出来たディスクを構える!
「「「デュエル!」」」
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127 | プロローグ「出会いは突然に」 | 1896 | 3 | 2018-01-27 | - | |
177 | 第一話「六道遊太、デュエルと出会う」 | 1535 | 1 | 2018-01-28 | - | |
102 | 第二話「六道遊太、デュエルスタンバイ!」 | 1413 | 3 | 2018-01-30 | - | |
148 | 第三話「ロードナイトVSC・HERO」 | 1233 | 1 | 2018-02-05 | - | |
84 | 第四話「大会にて」 | 1024 | 1 | 2018-02-11 | - | |
137 | 第五話「カリンとカードの精霊の話」 | 1140 | 1 | 2018-02-14 | - | |
125 | 第六話「戦いの幕開け」 | 1047 | 1 | 2018-02-18 | - | |
221 | 第七話「大鴉の特訓」 | 1138 | 1 | 2018-02-22 | - | |
90 | 第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 | 1003 | 0 | 2018-02-25 | - | |
184 | 第九話「儀式降臨のサフィラ」 | 1060 | 0 | 2018-03-02 | - | |
97 | 第十話「驚きの予選会」 | 1165 | 1 | 2018-03-05 | - | |
85 | 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 | 1199 | 2 | 2018-03-10 | - | |
95 | 第十二話「プラクサス大会スタート!」 | 1065 | 0 | 2018-03-13 | - | |
157 | 第十三話「恐怖のロックバーン」 | 1161 | 2 | 2018-03-17 | - | |
175 | 第十四話「カリンとサフィラ」 | 1030 | 0 | 2018-03-24 | - | |
155 | 第十五話「アキラ君の思い」 | 1184 | 2 | 2018-03-29 | - | |
77 | 第十六話「楽しむ心、やるべき心」 | 972 | 2 | 2018-04-03 | - | |
87 | 第十七話「本戦開始!」 | 966 | 0 | 2018-04-06 | - | |
143 | 第十八話「知多と遊太」 | 981 | 0 | 2018-04-13 | - | |
142 | 第十九話「僕のヒーロー」 | 1075 | 0 | 2018-04-17 | - | |
149 | 第二十話「僕のヒーローは」 | 1046 | 0 | 2018-04-21 | - | |
152 | 第二十一話「対決! 遊太VS菊姫!」 | 1136 | 2 | 2018-04-25 | - | |
139 | 第二十二話「菊姫の切り札」 | 986 | 2 | 2018-04-29 | - | |
108 | 第二十三話「覚醒を封じられた先に……!」 | 1002 | 2 | 2018-05-09 | - | |
146 | 第二十四話「プラクサス大会、決勝戦!」 | 1028 | 0 | 2018-05-12 | - | |
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83 | 第二十七話「ロードナイトの話」 | 1030 | 0 | 2018-05-26 | - | |
100 | 第二十八話「カリンと遊太」 | 1011 | 2 | 2018-05-28 | - | |
98 | 第二十九話「日傘の女の子」 | 954 | 0 | 2018-06-07 | - | |
161 | 第三十話「ヒーローショーを見に行こう!」 | 992 | 0 | 2018-06-11 | - | |
131 | 第三十一話「忍び寄る侵略の影」 | 988 | 0 | 2018-06-23 | - | |
109 | 第三十二話「侵略の一手」 | 834 | 0 | 2018-06-24 | - | |
168 | 第三十三話「帝国への招待状」 | 1086 | 0 | 2018-07-03 | - | |
131 | 第三十四話「いざ、帝国へ!」 | 976 | 0 | 2018-07-12 | - | |
237 | 遊戯王EXSキャラ紹介 その1 | 1425 | 2 | 2018-07-14 | - | |
134 | 第三十五話「GAME START」 | 945 | 0 | 2018-07-22 | - | |
85 | 決闘者の帝国における、特殊ルール | 921 | 2 | 2018-07-22 | - | |
170 | 第三十六話「まずは一つ」 | 1061 | 0 | 2018-07-29 | - | |
98 | 第三十七話「菊姫とアキラ」 | 1005 | 0 | 2018-08-05 | - | |
100 | 第三十八話「実力勝負!」 | 943 | 0 | 2018-08-12 | - | |
139 | 第三十九話「エンジョイデュエル!」 | 1047 | 0 | 2018-08-23 | - | |
90 | 第四十話「プレイヤーキラー、動く!」 | 856 | 0 | 2018-09-07 | - | |
80 | 第四十一話「闇を打ち砕け、遊太!」 | 928 | 0 | 2018-09-15 | - | |
117 | 第四十二話「ユニオンロボ&宇宙のヒーロー | 937 | 0 | 2018-09-29 | - | |
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133 | 第四十四話「ヒーロー覚醒!?」 | 958 | 2 | 2018-10-14 | - | |
214 | 第四十五話「血の刻印」 | 1148 | 2 | 2018-10-27 | - | |
72 | 第四十六話「二つの竜」 | 839 | 2 | 2018-11-08 | - | |
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116 | 特別編『超次元! 世界を越えた絆』1 | 1026 | 0 | 2019-03-07 | - | |
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77 | 第七十二話「不死者は少年を好く」 | 777 | 0 | 2020-06-28 | - | |
64 | 第七十三話「最強デュエリストのいとこ」 | 671 | 0 | 2020-07-07 | - | |
77 | 第七十四話「D1グランプリ、開催決定!」 | 639 | 0 | 2020-07-13 | - | |
78 | 遊戯王EXS キャラ紹介その2 | 751 | 0 | 2020-07-13 | - | |
74 | 特別編「VSサイコ・ショッカー!?」 | 608 | 0 | 2020-07-26 | - | |
89 | 第七十五話「D1グランプリへの道しるべ」 | 685 | 0 | 2020-08-06 | - | |
64 | 第七十六話「不死と再生、イモータル」 | 669 | 0 | 2020-08-15 | - | |
64 | 第七十七話「雨が降れば蛙が鳴く」 | 603 | 0 | 2020-08-30 | - | |
75 | 第七十八話「噴火寸前のヴォルケーノ」 | 686 | 0 | 2020-09-13 | - | |
73 | 第七十九話「燃えろ遊太!」 | 644 | 0 | 2020-09-27 | - | |
120 | 作者よりお知らせ3 | 627 | 0 | 2020-10-02 | - | |
69 | 第八十話「燃えるデュエル!」 | 626 | 0 | 2020-10-18 | - | |
74 | 特別編「乙女の対決、ブラマジガール!」 | 707 | 0 | 2020-11-05 | - | |
68 | 第八十一話「高き壁」 | 666 | 0 | 2020-11-22 | - | |
76 | 第八十二話「強き者」 | 746 | 0 | 2020-12-05 | - | |
59 | 第八十三話「エキシビションマッチ」 | 682 | 0 | 2021-01-01 | - | |
78 | 第八十四話「二次予選開始!」 | 738 | 0 | 2021-01-11 | - | |
59 | 第八十五話「タッグメイクデュエル」 | 524 | 0 | 2021-02-20 | - | |
66 | 第八十六話「タッグメイクデュエル②」 | 482 | 0 | 2021-04-04 | - | |
70 | 第八十七話「タッグメイクデュエル③」 | 436 | 0 | 2021-04-25 | - | |
71 | 第八十八話「タッグメイクデュエル④」 | 590 | 0 | 2021-05-04 | - | |
54 | 第八十九話「チーム結成!」 | 503 | 0 | 2021-05-08 | - | |
62 | 第九十話「J4の実力 輝く竜の星」 | 454 | 0 | 2021-06-02 | - | |
61 | 第九十一話「超弩級のパワー」 | 585 | 0 | 2021-06-12 | - | |
78 | 第九十二話「空飛ぶケモノたち」 | 457 | 0 | 2021-07-08 | - | |
69 | 第九十三話「雷と未来」 | 428 | 0 | 2021-07-18 | - | |
66 | 第九十四話「大トリ、明石慎之介」 | 647 | 0 | 2021-09-04 | - | |
59 | 作者からお知らせ4 | 463 | 0 | 2021-09-17 | - | |
75 | 特別編「冥界の王(ファラオ)と決闘!?」 | 554 | 2 | 2021-10-17 | - | |
60 | 第九十五話「最終予選1 友達VS友達」 | 489 | 0 | 2021-12-18 | - | |
65 | 第九十六話「最終予選2 竜姫神と青眼」 | 468 | 0 | 2022-01-04 | - | |
70 | 第九十七話『最終予選3 約束のために』 | 566 | 0 | 2022-01-10 | - | |
62 | 第九十八話「最終予選4 VSJ4最強」 | 672 | 0 | 2022-02-01 | - | |
54 | 第九十九話「異変」 | 517 | 0 | 2022-02-27 | - | |
73 | 第百話「D1グランプリ、本戦開始!」 | 415 | 0 | 2022-04-09 | - | |
75 | 第百一話「プロの実力」 | 427 | 0 | 2022-05-07 | - | |
63 | 第百二話「デストーイ・デコレーション」 | 518 | 0 | 2022-06-04 | - | |
46 | 第百三話「アマゾネスの首領」 | 376 | 0 | 2022-07-10 | - | |
41 | 第百四話「プロ辞めます!」 | 462 | 0 | 2022-08-28 | - | |
40 | 第百五話「強襲! 梁山泊デュエル!」 | 340 | 0 | 2022-10-16 | - | |
49 | 第百六話「鉄屑と星屑」 | 556 | 0 | 2022-11-27 | - |
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