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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」

第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」 作:イクス

第十一話「ペンデュラムと、英雄騎士達」


プラクサスシティのデュエル大会に出場するため、その予選会に出場した遊太。しかし、若干遅れてしまったせいで、予選通過者の定員は後1人になってしまった。
何とか予選会のデュエルには参加できたものの、何の因果か、自分に『ロードナイト』をくれたカードデザイナー、ロベルト・フランシスとデュエルすることになってしまった。
遊太がこの大会に出場する理由は、大会で良いデュエルをして、ロベルトがなぜ自分に、特別なカードである『ロードナイト』のカードをくれたのか理由を知ること。それなのに、何故彼とデュエルをしなければならないのか? 
色々疑問に思うことはあったかもしれないが、遊太は今、ロベルトとデュエルができることに、楽しみを感じていた。なぜだかわからないが、ドキドキワクワクする。そんな感覚であった。
そして、デュエルはとうとう始まった! 遊太が先攻である。


1・遊太のターン

「僕のターン!」
「僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士の緊急招集』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、手札・デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を1体特殊召喚できる! ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、エンドフェイズにデッキに戻る! 僕はデッキより、レベル2の『ロードナイト・スター』を特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地0→1)
星型の鎧を身に着けた『ロードナイト』が現れる。攻撃力は300。
「スターのモンスター効果発動! スターは特殊召喚された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる。僕はデッキから、レベル4の『ロードナイト・テラ』を守備表示で特殊召喚する。更に、テラは特殊召喚された時、デッキから『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加えられる。僕はデッキから速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札4→5)
「そして僕は、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動する! 自分フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト』1体を特殊召喚する! 僕は光属性のスターをリリースして、エクストラデッキから同じ属性の『イクスロードナイト・ディアナ』を特殊召喚する!」(遊太手札5→4)(遊太墓地1→3)
遊太がエクストラデッキより特殊召喚したのは、三日月の鎌と月の意匠を身に着けた『イクスロードナイト』! 攻撃力は2700と、非常に高い。
「なるほど……もうそこまで『ロードナイト』を使いこなしているのか」
ロベルトは感心し、にっこりとした表情を浮かべる。『ロードナイト』が、すっかり遊太の物になっていることに、喜びを隠せないようだ。
「更に僕は、手札から『ロードナイト・ニードラー』を攻撃表示で召喚! さらに、モンスター効果発動! このモンスターは召喚・特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』を1体墓地へ送ることができる。僕はデッキから、『ロードナイト・ファントム』を墓地へ送る」(遊太手札4→3)(遊太墓地3→4)
「そして、僕はリバースカードを1枚セットして、ターンエンド」(遊太手札3→2)

遊太

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体
『イクスロードナイト・ディアナ』(攻撃表示・攻撃力2700・レベル8)
『ロードナイト・テラ』(守備表示・守備力1500・レベル4)
『ロードナイト・ニードラー』(攻撃表示・攻撃力1700・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚


『ロードナイト』を上手く扱うことができていることに、ロベルトは感心していた。しかし、これはデュエル。ロベルトは、遊太に対し言葉を投げかける。
「遊太君、君が『ロードナイト』を上手く使いこなせるようになっているのは、さっきのデュエルでよくわかったよ」
「けれど、デュエルに対して遠慮は無用。これはあくまで予選会のデュエルだ。僕は遊太君、君に対しこれから落とすつもりでデュエルをする。覚悟は良いかい?」
「……はい、やってみせます! 僕はロベルトさん、あなたをこのデュエルで倒して、見事本戦へと進んでみせます!」
「その言葉を待っていた! さあ、やりあおうじゃあないか!」


2・ロベルトのターン

「私のターン、ドロー!」(ロベルト手札5→6)
「遊太君、君に見せてあげよう! 私のデュエル、私が行う、ペンデュラム召喚を!」
「ペンデュラム召喚……? それは、一体どんな召喚方法なんだ……?」
「それは、準備が出来てからのお楽しみ。私は手札から、魔法カード『ペンデュラム・コール』を発動させる。手札を1枚捨てて、デッキから2枚『魔術師』ペンデュラムモンスターを手札に加える。そして、私は手札からスケール1の『星読みの魔術師』と、スケール8の『時読みの魔術師』で、ペンデュラムスケールをセッティング!」(ロベルト手札6→4)
ロベルトはフィールドの端に、モンスターをセッティングする。すると、ロベルトのフィールドの端に、スケールと言われた数字が描かれた、モンスターが現れた。右端に1の『星読みの魔術師』が、左端に8の『時読みの魔術師』がセットされている。
「な、なんだ……? このモンスターの使い方は!」
「私は手札から、モンスターをペンデュラム召喚する! 現れよ、私のモンスター達!」
ロベルトのフィールドの上で、大きく振り子が揺れたかと思えば、その振り子の振れ幅によって開けられた空間の穴から、モンスターが現れ出でた! 
「レベル2『EMトランプ・ガール』! レベル5『オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン』! レベル6『賤竜の魔術師』! そして、私のエースモンスター。レベル7『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」(ロベルト手札4→0)
手札から、なんとモンスターが4体も大量展開されたことに、驚きを隠せない遊太。
「何だって!? モンスターが4体も大量展開だって!? しかも殆どはレベル5以上の――」
「おおお!すげえ!」
「あの人のペンデュラム召喚を生で見れるなんて!」
「俺、もう死んでも良い!」
「凄いぜ凄いぜ!」
遊太の驚き以上に、会場のデュエリスト達は驚いていた。無論、アキラも……。
「ロベルトさんが、あそこまでやるデュエリストだって言うのか? アイツは……」
そして、菊姫達はというと。
「出たか……ロベルトさんの最も得意とする召喚方法、ペンデュラム召喚が!」
「あの人のペンデュラム召喚が見れるなんて、俺達超ラッキーじゃん?」
「これが……ペンデュラム召喚ですか!? 菊姫さん!?」
「ああ。ペンデュラム召喚とは、ペンデュラムゾーンにペンデュラムモンスターを2体置くことで、2体のペンデュラムゾーンに置かれたモンスターのペンデュラムスケールの数字の間のレベルのモンスターが特殊召喚可能となる召喚方法だ。例えば、ロベルトのように1・8と置けば、2~7までのレベルのモンスター、2・6と置けば3~5のレベルのモンスターが特殊召喚可能となる。恐ろしい特殊召喚だ!」
「そ、そんな特殊召喚方法があったなんて……」
「だが、ロベルトさんが恐ろしいのは、これからだぜ。お前ら」
「え、それはどういうことじゃん?」
「まあ、見ていろよ」
そして、盤面のロベルトと遊太。
「さて、始めようか。私はトランプ・ガールのモンスター効果を発動させる。トランプ・ガールは、1ターンに1度、場のモンスターを融合素材として、融合召喚ができる! 私はトランプ・ガールと『オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン』を素材として、エクストラデッキからレベル8の『EMオッドアイズ・メタル・クロウ』を融合召喚する! 現れよ、メタル・クロウ!」(ロベルトエクストラ0→2)
トランプ・ガールの魔法によって、2体が融合して生まれたのは、鋭い爪と竜の意匠を持つ狼のようなモンスター! 攻撃力は3000。
「融合召喚だって!? しかも、こんな強力な――」
「いいや、まだまだだよ。お楽しみは、これからさ! 私は墓地に存在するチューナーモンスター『調律の魔術師』のモンスター効果を発動させる。ペンデュラムスケールに『魔術師』が2枚ある時、手札・墓地からこのモンスターを特殊召喚できる。この時私は400のダメージを受けて、君は400ライフを回復するが……これは問題なんかじゃない」(ロベルト墓地2→1)(ロベルトライフ8000→7600)(遊太ライフ8000→8400)
「チューナー、モンスター。ということは……!」
「その通り! 私はレベル6の『賤竜の魔術師』に、レベル1の『調律の魔術師』をチューニング! シンクロ召喚! レベル7『オッドアイズ・メテオバースト・ ドラゴン』!」(ロベルト除外0→1)(ロベルトエクストラ2→3)
今度は、シンクロ召喚によって体から火を吹いているオッドアイのドラゴンが現れる! 攻撃力は2500。
「今度はシンクロ召喚だって!?」
(でも、問題は無い。ディアナの効果で、バトルフェイズ中に相手モンスターの攻撃力を0にすれば、逆に返り討ちだ!)
「それでは、早速バトルを行う! 私はメタル・クロウで、ディアナを攻撃! これにより、メタル・クロウの効果が発動! 私のフィールドのモンスターは、バトルフェイズ終了時まで攻撃力が300アップする! 喰らえ!」(メタル・クロウ攻撃力3000→3300)(メテオバースト攻撃力2500→2800)(ペンデュラム・ドラゴン攻撃力2500→2800)
「この瞬間、ディアナのモンスター効果発動! ライフを1000支払うことで、相手モンスターの攻撃力・守備力を0に……あれっ、効果が発動しない!?」
「メテオバーストのモンスター効果さ、このモンスターがいる限り、相手はバトルフェイズにモンスター効果を発動することはできない!」
「ウソ……ということは……!」
「欲張ってディアナの効果をバトルフェイズ中に使おうとしたのが、裏目に出たね。よって、バトルはそのまま続行される!」
メタル・クロウの斬撃によって、ディアナはあっけなく破壊されてしまう。
「くっ……これじゃあ、ディアナが破壊された時に発動する、ディアナの攻撃力分ライフを回復する効果も……発動しない! ハッ、ということは、テラのモンスター効果も!」(遊太ライフ8400→7800)(遊太墓地4→5)
「その通り、リクルーター効果も発動しない! 私はメテオバーストで、テラを攻撃!」
メテオバーストの業炎による攻撃で、テラも破壊される。本当はこの時テラの効果でデッキから『ロードナイト』を特殊召喚できるのだが、メテオバーストの効果によって封じられてしまう。
「うっ、くう……」(遊太墓地5→6)
(メテオバーストの効果は、モンスター効果を封じるだけ……罠カードは発動できる! だから……)
「罠カード『英雄騎士出撃』を発動! 僕のモンスターが破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕はデッキから、『ロードナイト・クレス』を守備表示で特殊召喚する! クレスは特殊召喚された時、デッキから『ロードナイト』モンスターを1枚手札に加えられる。僕は、『ロードナイト・フレイム』を手札に加える。更に、クレスは戦闘では破壊されない!」(遊太手札2→3)(遊太墓地6→7)
「……でも、棒立ちのニードラーはそのままみたいだね。私は『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』で、ニードラーを攻撃! 螺旋のストライク・バースト! これにより、『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』の効果が適用される! 『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』は、相手モンスターと戦闘を行う時、相手に2倍の戦闘ダメージを与える! よって、攻撃力2800と1700の時に発生する1100のダメージが、2倍の2200になる!」
「ぐうううっ!」(遊太ライフ7800→5600)(遊太墓地7→8)
あっという間に、モンスターはほぼ全滅。しかも、ライフは優位に立たれてしまった。これには遊太は驚くしかない。
「なんだよこれは……ペンデュラムの大量展開だけじゃなく、そこから融合・シンクロを決めるなんて!」
「ハハハ、もう十分驚いてくれているみたいだけど、これからもっと驚かせてあげよう。私はレベル7の『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』と、レベル7のメテオバーストで、エクシーズ召喚を行う!」
「な、な、何だって!? エクシーズ召喚だって!?」
「現れろ、ランク7『オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン』!」
またまた現れたのは何と、氷の体を持つオッドアイドラゴン! 攻撃力は2800。
エクストラデッキより、融合・シンクロ・エクシーズと3種類ものモンスターを特殊召喚したロベルト。それにより、会場は恐ろしく沸き立つ。それはもう、会場全体が震えているんじゃないかと思う程に。
「ひえええ! 融合・シンクロときて、エクシーズだとおおお!?」
「凄いぞ! カッコいいぞー! ロベルトさん凄すぎるぞー!」
「これが噂に聞く、オッドアイズ三連コンボかあー!」
これにはもう、菊姫達も……。
「おいおいおいおいおいおい……マジでやばいわ、コイツぁ。駄目だな、こりゃあダメだな……」
「き、菊姫さん……それはあんまりじゃあないですか! まだ2ターン目じゃあないですか!」
「確かに、まだ2ターン目じゃん? やってみなきゃ、わからないじゃん!?」
「確かにそうだが、相手はあのロベルトさんだぞ? そう簡単には勝てないぜ。例えアタシを破った遊太でもな……」
「そうですよ? アネゴの言った通り、ロベルトさんには勝てないッスよ!」
「いくら遊太でも、そう簡単には勝てないですよ!」
「……菊姫さん、岩ノ井鏡山君……君達割と酷いこと言っているような気がします……まあ、確かに……あのロベルトさんのオッドアイズ三連コンボなんて……簡単には破れない代物ですけど……」
諦めムードの菊姫と取り巻き一堂だが、それでも信用する知多と真薄。
そして、デュエルリングはというと。
「どうかな? 遊太君。ペンデュラム召喚による、私の融合・シンクロ・エクシーズのコンボ攻撃は?」
「ロベルトさん……あなたはやっぱり、相当な実力を持つデュエリストですね。はっきり言って、この盤面の状況、ひっくり返すなんて、観客の皆さんは絶対思っていないでしょう……けれど、僕は絶対に勝ってみせます!」
「その強気な発言、嬉しいねえ。この絶対的不利にも怖気づかない、そのスピリット……良い。凄く良い。おっと、まだ私のターンだったね。これでターンエンド」

ロベルト

ライフポイント7600
手札枚数0枚
モンスター2体
『EMオッドアイズ・メタルクロウ』(攻撃表示・攻撃力3000・レベル8)
『オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力2800・ランク7)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード2枚
『時読みの魔術師』(スケール8)
『星読みの魔術師』(スケール1)
墓地の枚数1枚
除外されているカード1枚


3・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札3→4)
「僕は、手札から『ロードナイト・フレイム』を召喚! そして、モンスター効果発動! フレイムは1ターンに1度、自分フィールドの『ロードナイト』1体につき、相手に300ポイントダメージを与える! 今僕の場にはクレスとフレイムの2体。600ポイントのダメージを与える!」(遊太手札4→3)
「……それからどう出る?」(ロベルトライフ7600→7000)
「そして、僕は手札から、さっきドローした速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、エクストラデッキから『イクスロードナイト』1体を特殊召喚する! 僕はフレイムをリリースして、同じ炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚する! 現れろ、戦場を焦土に変える炎の『イクスロードナイト』、デュナス!」(遊太手札3→2)(遊太墓地7→9)
モンスターが炎に包まれ、生まれ変わったかと思えば、それは背中にドラゴンの翼を生やした騎士! 攻撃力は2900と、非常に高い。
「ほう……やってくれるじゃあないか。でも、攻撃力は私の方メタル・クロウの方が高い。どうするのかな? さらに私のアブソリュート・ドラゴンは、エクシーズ素材を取り除くことで、攻撃を無効にできる。そして、墓地から『オッドアイズ』を特殊召喚することも可能だ。そこはどうするのかな?」
「こうする。僕はデュナスのモンスター効果発動! 1ターンに1度、ライフを1000ポイント支払うことで、このモンスター以外のフィールドのモンスターを、全て破壊する! ビッグバン・バーストインパクト!」(遊太ライフ5600→4600)
デュナスが上空に飛び上がり、大きな火球を作ると、それをフィールドにぶつける! すると、フィールドにいたロベルトのモンスターは全て破壊され、フィールドは炎に包まれる。
「むっ、これは……!」(ロベルト墓地1→5)
「デュナスは自身の効果でモンスターを破壊した時、破壊したモンスターの中で、一番攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを与える! 今破壊したモンスターの中で一番攻撃力が高いのは攻撃力3000のメタル・クロウ! よって3000のダメージを与える!」(遊太墓地8→9)
「ぐうっ……やるね、遊太君……! だが、この瞬間、アブソリュート・ドラゴンの効果発動! エクシーズ召喚されたこのカードが墓地へ送られた時、エクストラデッキから『オッドアイズ』を特殊召喚できる! 私はエクストラデッキから、再び『EMオッドアイズ・メタルクロウ』を、攻撃表示で特殊召喚する! これで、私の場には攻撃力3000のモンスターがまた現れた。今君の場にいるデュナスじゃ越えられない。次なる一手はどうする?」(ロベルトライフ7000→4000)
「じゃあこうする。速攻魔法『鈍重』を発動! フィールドのモンスター1体を対象に、そのモンスターの守備力分、攻撃力をダウンさせる! メタル・クロウの守備力は2000。よって攻撃力は1000にダウンだ!」(遊太手札2→1)(遊太墓地9→10)
「……そう来るか」
「行け、デュナス! メタル・クロウに攻撃! バーストフレイム!」
「むぐぅっ! やるね、ここまでやってくれるとは……」(ロベルトライフ4000→2100)(ロベルト墓地5→6)
「カードを1枚セットして、ターンエンド。よおーし……これでロベルトさんに、かなりの痛手を負わせられたはずだぞ……!」(遊太手札1→0)

遊太

ライフポイント4600
手札枚数1枚
モンスター1体
『イクスロードナイト・デュナス』(攻撃表示・攻撃力2900・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数10枚
除外されているカード0枚


「やったじゃん!? あそこから一気に逆転してみせるなんて、遊太の奴やっぱりすげえじゃん!」
「やっぱり、遊太君はやってみせました……この状況、いくらロベルトさんと言えど、そう簡単には逆転できないはずです!」
遊太が思いがけない逆転を決めたことによって、沸き立つ知多と真薄。しかし、菊姫はというと……。
「甘いな、お前ら……」
「え、なんで? ロベルトさんはモンスター全滅&伏せカードも無い。この状況からどうやって逆転すんの?」
「良いから見ていろって、あの人が強い理由を……見てみればわかる」
盤面の状況を、冷静になって見ている菊姫。その後ろでは、取り巻き達もじっくりと見ている。
「何じゃん? アイツら」


4・ロベルトのターン

「私のターン、ドロー」(ロベルト手札0→1)
「私は手札から、魔法カード『ペンデュラム・ホルト』を発動。このターン、デッキからカードを手札に加えられなくなる代わりに、2枚ドローする」(ロベルト手札1→0→2)(ロベルト墓地6→7)
「遊太君、君はあの状況をモンスター1体で切り抜けることに成功した……それは間違いないことさ。けれど……」
「け、けれど?」
「遊太君、ペンデュラム召喚の恐ろしさを知るのは、これからさ! 私はセッティング済みのペンデュラムスケールを使い、エクストラデッキからペンデュラム召喚を行う!」
「ええっ、エクストラデッキからペンデュラム召喚だって!?」
「ペンデュラム召喚! 再び現れよ、レベル2トランプガール、レベル6『賤竜の魔術師』、レベル5『オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン』!」(ロベルトエクストラ3→0)
「そんな……さっきそれらのモンスターは、融合素材とかになったはず……!」
エクストラデッキより、またしてもモンスターが現れたことに、驚きを隠せない遊太。そして、ロベルトは得意げに語る。
「ペンデュラムモンスターは、破壊されたり融合素材やシンクロ素材にされても墓地へは送られず、エクストラデッキに加わる。そして、ペンデュラム召喚が行える状況なら、スケールに応じたレベルのモンスターをエクストラデッキからペンデュラム召喚できる! 更に、特殊召喚された『賤竜の魔術師』は、墓地から『オッドアイズ』モンスターか『魔術師』ペンデュラムモンスターを手札に加えられる。私は墓地から、エクシーズ素材になっていた『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』を手札に加える」(ロベルト手札2→3)
「それじゃあ……エクストラにペンデュラムモンスターが行く限り、何度でも再利用が可能ってことに……」
「そういうことさ」
「嘘でしょ~……!」
余りの事実に驚愕する遊太。しかし、ロベルトがエクストラデッキからペンデュラム召喚を行ったことに驚いていたのは、遊太だけではなく、観客席の知多と真薄もであった。
「嘘じゃん!? 折角倒したのに、また融合召喚とかされちゃうじゃん!?」
「あわわ……これでは、またエクストラデッキからモンスターを特殊召喚されて……!」
「な、わかっただろ? あの人のペンデュラム召喚は……凄く強いんだ」
「……嘘じゃん? 菊姫ぇ……」
「アネゴの勘はよく当たりますからねえ……」
「このままじゃ、遊太君はダメみたいッスねえ……」
「ホントですか……」
そして盤面。ロベルトは更に追撃を加えようとしていた。
「私は手札から、レベル2チューナーモンスター『EMオッドアイズ・シンクロン』を攻撃表示で召喚!」(ロベルト手札3→2)
「そして、トランプガールの効果を再び発動! トランプガールと、レベル5以上の闇属性であるペルソナ・ドラゴンを素材に、融合召喚! 現れろ、レベル8『EMガトリングール』!」(ロベルトエクストラ0→2)
今度は同じ素材から、巨大なガトリング砲を抱えたモンスターが現れた! 攻撃力は2900と、デュナスと同じ。
「ガトリングールのモンスター効果発動! フィールドのカードの数×200のダメージを、君に与える! 今フィールドにあるのは7枚、よって1400ものダメージを君に与える!」
「ここに来て、バーン攻撃を仕掛けて来るとは……痛てててて!」(遊太ライフ4600→3200)
「更に、ガトリングールはペンデュラムモンスターを融合素材とした時、相手モンスターを破壊して、そのモンスターの攻撃力分のダメージを君に与える!」
「嘘ぉい!?」
ガトリングールの速射砲によって、ものの見事にデュナスは爆殺されてしまう。その攻撃力2900のダメージが、遊太に襲い掛かる! 
「うげえ! 酷いダメージだ、こりゃあもう一撃喰らったら……!」(遊太ライフ3200→300)(遊太墓地10→11)
「更に私は、レベル6の『賤竜の魔術師』に、レベル2のオッドアイズ・シンクロンをチューニング! 現れよ、レベル8『覚醒の魔導剣士』!」(ロベルトエクストラ2→4)
「そして追撃用のシンクロモンスターまで!?」
「『覚醒の魔導剣士』は、『魔術師』ペンデュラムモンスターを素材としてシンクロ召喚した時、墓地から魔法カード1枚を手札に加えられる。私は『ペンデュラム・ホルト』を手札に加える」(ロベルト手札3→4)
「その上、次に自分のターンが来た時の為に、保険を用意しておくなんて……!」
「……さっきから私のやっていることに凄く見惚れているようだけど、自分のことを心配したらどうだい?」
「あ、そうだった……この状況で攻撃されたら、ライフが300しかない僕は……!」
「その通り、この状況でやられたら、君はTHE・END。と言う訳で、僕はガトリングールで、遊太君、君にダイレクトアタック! ガトリング・ショット!」
ロベルト・フランシスの、無慈悲なダイレクトアタックが襲い掛かる! これには、観客席の知多達も……。
「ああーっ! これはもうダメじゃーん!?」
「もうお終い、ですかあ!?」
「これはもう、終わったな……!」
誰もが、遊太の敗北を確信した、その時だった。
「罠カード発動! 『カウンター・ゲート』! 相手モンスターの直接攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させる! その後、デッキからカードを1枚ドローして、それがモンスターだったら攻撃表示で召喚できる! ……これはモンスターじゃないため、召喚はできない……けれど、バトルフェイズは終了する」(遊太手札0→1)(遊太墓地11→12)
「……やるね、上手く凌いだか。さあ、ここからどうする? 遊太君」


なんとか猛攻を凌ぎ切った遊太を見て、一先ずは安堵する菊姫達。
「ギリギリで凌ぎやがったか……遊太の奴。でも、相手は手札も万全、モンスターもいるとなると……! 絶望的だな……」
「菊姫の言う通り、こりゃあヤバいじゃん? どうしようもないじゃん? けれど……」
「けれど……何だ知多」
「こんな状況なのに、遊太の奴が何かしてくれそうな気がするじゃん?」
「は?」
知多のその言葉に、真薄は同調する。
「僕もそう思います……何でかわからないのですが、こんな状況なのに、遊太君は何かをやりそうな、しでかしてしまいそうな……そんな感じがするんです」
「お、お前ら……この期に及んでまだそんなこと考えてやがるのか?」
「ああ、菊姫……なんかわからねえけど、遊太はこんな時、何かやってくれそうな気がしたじゃん? ほら、見ろよ、あそこにいる遊太を」
知多は、デュエルリングにいる遊太を指差す。すると、そこには。
「……へへっ」
「笑っている……!? どういうことだ!? あんなに絶望的な状態だって言うのに、なんで遊太の奴は笑っているんだ!?」
「わかんない……けれど、遊太が笑っているんだから、その辺何とかなるかもしれない感じたんだ。これが理由になるじゃん?」
「うん、そんな感じがしたのです」
「オイオイマジか……! こんな状況で笑えるなんて、アイツ何か持っているんじゃねーの? こうなったら、信じてやるか……なんかアタシも、笑ってるアイツ見たら、そんな気になっちまったぜ……」
「あ、アネゴ~!」
盤面にいる遊太を見たら、こんな絶望的な状況下でも信じたくなった友達一同。
そして、観客席の一部から見ているアキラも。
「こんな状況で笑っているだと……あのロベルトさんが見初めたデュエリストだからか? それとも……アイツが何かを持っているからなのか……?」
そして、デュエルリング。こんな状況であるというのに、笑った遊太にロベルトは質問を投げかける。
「遊太君、君はこんな状況なのに、何故笑っていられるのかい? ライフが300しかなく、手札も1枚しかない、この状況で」
「何故だかわからないんだけど……今、すっごく楽しいんです。こんな状況なのに、デュエルが凄く楽しい。危機的状況かつ、絶望的状況なのに、この状況をどうやって打破してやろうか、そんなことを考える。そして、この状況を打破したら、凄く楽しいんじゃないかと、考えました。この強敵を相手に、僕はチャレンジャーだ! そんな強敵を相手に勝つことで、僕はやっと大会への出場権を得られる。やってみせるぞ! 僕は勝つ!」
強気とも言える遊太の発現に、思わずにっこりとするロベルト。
「どうやら遊太君、私は君に『ロードナイト』を渡して良かったと思っているよ。この逆境の中、強敵に立ち向かおうとする意志。それに、デュエルを楽しもうとする心。これなら、彼らも納得してくれるだろう……」
「彼ら?」
「おっと、その話はまた今度。今はデュエルに集中しようか。私は手札を1枚伏せる。これで、私はターンエンドだよ」(ロベルト手札4→3)

ロベルト

ライフポイント2100
手札枚数3枚
モンスター2体
『EMガトリングール』(攻撃表示・攻撃力2900・レベル8)
『覚醒の魔導剣士』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード2枚
『時読みの魔術師』(スケール8)
『星読みの魔術師』(スケール1)
墓地の枚数6枚
除外されているカード1枚


5・遊太のターン

「僕のターン……」
(今、ロベルトさんの場には攻撃力2900と、2500のモンスターがいる。生半可な攻撃力じゃ、太刀打ちできない。上手く凌ぎ切っても、ペンデュラム召喚で何度もエクストラデッキから特殊召喚されたら、どっちみち勝ち目は限りなく薄い……でも、僕はやってみせる! この状況を打破して、大会へと出場してみせる!)
「ドロー!」(遊太手札1→2)
ドローしたカードを、チラリと見る遊太。そのカードを見て、遊太は確信する。
(これなら、まだやれる可能性を秘めている!)
「僕は手札を1枚伏せて、手札から魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 自分の墓地から『ロードナイト』モンスター3体をデッキに戻し、デッキから2枚ドローするカードだけど……手札が0枚の時、デュエル中に1度だけ、ドローできるカードは3枚になる! 僕はニードラー・テラ・フレイムをデッキに戻して、3枚ドロー!」(遊太手札2→1→0→3)(遊太墓地11→8→9)
3枚ドローしたカードの中にあったのは、3枚目の『英雄騎士への覚醒』。そのカードは、逆転の布石となるカード。遊太はこのカードで、何回も勝利を掴み取って来たのだ。そして今回も、このカードが勝利の鍵だと、確信する。
「やっぱり、このカードが『ロードナイト』の勝利の鍵……! 今まで召喚した『イクスロードナイト』は、闇、炎、地、光……! まだ召喚していないのは、風と水の二つ……! この状況を打開できる『イクスロードナイト』は……!」
「僕は墓地から『ロードナイト・ファントム』のモンスター効果発動! 自分の墓地からこのモンスターを除外することで、墓地から『ロードナイト』を特殊召喚できる! 僕は、『イクスロードナイト・デュナス』を特殊召喚する! 再び現れろ、デュナス!」(遊太墓地9→7)(遊太除外0→1)
墓地から炎を纏って再び現れたデュナス! そして、手札から更にカードを……。
「場から魔法カード『天使の生き血』を発動! 僕はライフを800ポイント回復する」(遊太ライフ300→1100)(遊太墓地7→8)
「そして、僕はデュナスの効果を発動させる! ライフを1000支払い、フィールドのモンスターを全て破壊する! もう一度効果を発動させれば……!」(遊太ライフ1100→100)
「悪いがそうはさせない! 罠カード『ブレイクスルー・スキル』を発動! モンスターの効果を無効にする。これで、ライフは払い損だね」(ロベルト墓地6→7)
「……それはどうかな? デュナスは、伏せカードで妨害されることを読んでの召喚さ!」
「何……やはりそうか!」
「そして手札から、魔法カード『ブラック・レイン』を発動! フィールドのモンスター全ての攻撃力を1000下げる!」
フィールドに黒い雨が降り注ぐと、モンスターの攻撃力は全て下がってしまう。そして、遊太は。(ガトリングール攻撃力2900→1900)(覚醒の魔導剣士攻撃力2500→1500)(デュナス攻撃力2900→1900)(遊太墓地8→9)
「そして、僕は手札から『ロードナイト・ジュリアス』を特殊召喚する! ジュリアスは1ターンに1度、『ロードナイト』が僕の場にある時、手札から特殊召喚できる! そして、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 僕はジュリアスをリリースして、ジュリアスと同じ水属性の『イクスロードナイト・アルス』を、エクストラデッキから特殊召喚する! 現れろ、凍土に秘められし力を秘めた英雄騎士! アルス!」(遊太手札2→0)(遊太墓地9→11)
今度は騎士が氷に包まれる。そして、氷が割れたかと思えば、そこから氷柱を槍とし、氷を鎧としたモンスターが現れる。攻撃力2800。
「アルスのモンスター効果発動、『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚された時、自分の墓地から『ロードナイト』を、効果を無効化して特殊召喚できる。このターンそのモンスターは攻撃できない。僕はディアナを特殊召喚する!」(遊太墓地11→10)
「モンスターを3体並べたが……どうするのかな?」
「アルスのモンスター効果発動! このターン、アルス以外のモンスターの攻撃を封じることで、アルスはこのターン僕のフィールドにいる『ロードナイト』の数だけ攻撃ができる!」
「と、いうことは……!」
「行け、アルス! 3連続攻撃だ! 喰らえ! アルソード・トリプル!」
アルスが空中に氷の槍を投げると、槍は空中で分散し、ロベルトのモンスターを貫く! 最初はガトリングールを貫き、2度目は『覚醒の魔導剣士』を貫き、そして最後は……! 
「私の負け……という事か……!」(ロベルトライフ2100→1200→0)
「よっしゃー! 僕の勝ちだあああっ!」


遊太は、見事ロベルトに勝利してみせた。その事実を、観客たちは、信じられなかった。しかし、しばらく落ち着いてくると、その事実にきづき……。
「おいおい嘘だろおー!?」
「勝っちゃったよ! あの子ロベルトさんに勝っちゃったよ!?」
「マジか……! 優勝候補はアキラだけだと思っていたのに、思わぬ伏兵が現れたよ!?」
「これは……この大会がまた荒れるぞ~!」
予選会会場は、狂喜乱舞の嵐であった。それはもう、六道遊太という新星が現れたことへの。
そして、観客席の菊姫、知多、真薄の三人も、大いに喜びをかみしめていた。
「やっちゃったじゃん!? 何かしでかすとかそういうレベルじゃないじゃん!? 勝っちゃったじゃん!? あのロベルト・フランシスさんに!」
「遊太君! まるで君は、ヒーローみたいです!」
「やりやがったよアイツ……! こりゃあこの大会、楽して勝たせてはくれないみたいだな……!」
「アネゴ~!」
この大番狂わせに、観客席のアキラも驚いていた。
「クソ……この大会に敵はいないと思っていたが……これじゃあ奴を倒さない限り、俺の優勝は無いという事か……!」
「強敵は、克服して必ず倒す。俺がこの大会で優勝して、デュエルをやめることへの強敵は……!」
観客席では観客達がわあわあ騒いでいる中、デュエルリングを降りたロベルトと遊太は、互いに話をしていた。
「おめでとう、これで君は大会に出場できる最後の一人になったね。君で予選通過者は、128名だ」
「あ、はい。これで第一条件はクリアってことで良いですか?」
「ああ、もちろんさ。だがしかし、本戦で良いデュエルをしなければいけないのは変わらない。それは覚えていてね?」
「はい、わかっています。それによって、僕に『ロードナイト』を渡してくれた理由を、教えてくれるんですよね?」
「それだけは約束しよう。『ロードナイト』の秘密も、ね」
「そういえばさっき……『ロードナイト』のことを、『彼ら』って言っていましたよね。それも、何かあるんですか?」
「何かあるんだよ。でも、この秘密は、君が良いデュエルをしたらの話。さて、私はもう行くから、大会頑張ってね」
「はい、頑張ります!」
そうして、ロベルトは会場の奥に去っていった。
「さて、僕も皆に報告しないとなっ……!」
遊太もロベルトのように、観客席に戻っていった。戻っていけば、観客席にいた菊姫達にもみくちゃにされるのだが、それはまた別のお話。


会場の奥、ロベルトは廊下を歩いていたが、その廊下の途中に、ある人物が壁に寄りかかっていた。その人物は。
「おや、来てたのか雛姫。ひょっとして、さっきのデュエル、見ていたのかい?」
「ええ、もうバッチシ。どう? 遊太君、中々鍛えられていたでしょ?」
「ああ、全くだ。君……いや、彼に鍛えられたってことをつくづく実感するよ。あそこまでやれるとはね」
「でもロベルト、アンタ絶対手加減していたでしょ? 本気だったなら、あの子殆ど何もできずに終わっていたかも」
「ハハハ、それでも大会で、『良いデュエル』をするには十二分問題ない実力がある。後は……『彼ら』が認めてくれるかどうかだね」
「『彼ら』? 一体誰のこと?」
「それは、ヒ・ミ・ツ」


第十一話。終わり。
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ター坊
ペンデュラム初見でぶつけるとはロベルトさんもなかなか意地悪なことを。それでも畳み掛けるような攻勢に怯まず楽しむ、遊太のそういった資質にロベルトは惹かれているかも?
(2018-03-11 07:48)
イクス
ター坊さんへ、いつもコメントありがとうございます。マスタールール3でのペンデュラム召喚は、初見の方には本当に意地悪な召喚方法ですが、遊太君はそれすらも打ち破り、更に楽しむ。ター坊さんの言う通り、ロベルトさんは遊太のそこに惹かれているのかもしれませんね。
(2018-03-11 14:13)

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