１周年記念企画･第５部･水着編　作：ター坊

第５部、始まります。水着は拙いながらもイメージ出来るよう頑張ってやらせてもらいます。


第72話:それぞれの寝起き

310号室
ユイ「…はっ！当番…あっ、違う…」
強志「あ、おはよう」
ユイ「え？…おはよう……。もう起きてるのか？」
強志「ああ。なんか、レジスタンスにいた時の生活習慣が出ちゃって」
ユイ「あー。分かるそういうの」
強志「そうなのか？」
ユイ「俺もこのくらいの時間に起きないと全員の朝御飯の支度に間に合わないんだよ」
強志「大変そうだな」
ユイ「命がけなそっちよりは楽さ。…他のみんなは…」
英雄「」ｽｰｽｰ
山崎「ウヘヘ…」

311号室
仁「…」
夏武斗「笑う門にはビクﾄﾘｨ…」ﾑﾆｬﾑﾆｬ
翔「おりゃ…かくg…ZZZ」ｸﾞｰｸﾞｰ
にん人「ひゃあ、殺さr、またバルブがぁ…」ｸﾞｰｽｶ
仁（…黙って寝れないのか…！）

313号室
ナナリア（早く起きてしまった…。物音で起こしても悪いし、静かに待つか）
綾香「」ｽﾔｽﾔ
ユーノヴェルト「」ｽｰﾋﾟｰｽｰﾋﾟｰ
ナナリア（寝顔が可愛いものだな）
ジェニス「ウヒャヒャ…」ｸﾞｰｸﾞｰ
ナナリア（いや、コイツだけ違うか）

315号室
天音「おはようございます」
千夏「おはよ。二人はまだ寝てるみたいね」
遊乃「ぐー…うにゃ！？」ｽﾃﾝ
寝返りを打ったらベッドから落ちた。
千夏「あはは。遊乃ったら。ほら美羽も…」ﾕｻﾕｻ
美羽「…んにゃぁ。ユイ…らめぇ、激しいよぉ…」
千夏･天音「！？」

316号室
詩織（早くに起きちゃました…。やっぱり、昨日会ったばかりの人と寝るのは緊張する…）
凉花「…」ｸﾁｭｰ（指をおしゃぶりいてる）
詩織（ひゃっ！凉花さん、可愛い…）
葵「…」ｶﾞﾊﾟｯ（浴衣がはだけて下着全開）
詩織（はわわっ、こっちは大変なことに！）

317号室
シュル、スーッ…
遊月（なんでしょう？物音が…）
シャイア「そろーり、そろーり」
遊月「シャイア様？」ﾎﾞｿｯ
シャイア「ひゃい！」
遊月「いかがなさいましたか？」ﾋｿﾋｿ
シャイア「いや、その」ﾋｿﾋｿ
びしょ濡れのシーツを剥がそうとしてる
遊月「寝汗…ですか？」ﾋｿﾋｿ
シャイア「そ…そーなの！私って寝ると汗が酷くて…。恥ずかしいから内緒にして？」ﾋｿﾋｿ
遊月「かしこまりました」ﾋｿﾋｿ
シャイア「ふぅ…」（ケルビム様をオカズにしてたら盛り上がってヤラかしたとは言えない…）
杏「…」ｸﾞｰｺﾞｰｸﾞｰｺﾞｰ


第73話:復讐が始まる

ユイ「美羽、おはよう」
美羽「おはよう」
天音（あの時の寝言…。どういう意味が…）
ユイ「天音さん、じっと見てどうかした？」
天音「あ、いえ。やっぱり仲良しなんだなぁと」
ユイ「まぁそれはな」
英雄（おのれユイめ！またもやマイスィートアンドロメダ天音さんに馴れ馴れしく！）
山崎「奴が憎いか同志よ」
英雄「なっ！」
山崎「ユイを貶める良い作戦がある！美女二人を侍らすリア充に制裁を加えないか？」
英雄「むぅ…」
翔（お前だってリア充じゃねぇか山崎。…まぁ面白そうだし悪ノリするか）


第74話:蠢く策謀

朝食バイキング会場にて

遊月「昨日とは品物が違いますね」
ユイ「バイキングとはいえ朝食だからな。揚げ物とか重いものはあまりないだろ」

千夏「えーっと、とりあいずベーコンでしょ。厚焼き卵でしょ。それから…」
夏武斗「うひょー！朝からこんなにたくさん！」
綾香「もう、千夏ってば落ち着きないんだから」
仁「寝てても起きても騒がしいやつめ…」

山崎「…という作戦だ」ﾋｿﾋｿ
英雄「なるほど。しかし…」ﾋｿﾋｿ
翔「なーに。それでアイツが痛い目見るんだから良いだろ？」ﾋｿﾋｿ
山崎「それに俺達は一蓮托生。…共に作戦を成功させよう。乾杯」
英雄･翔「乾杯」


第75話:問題発生

ナナリア「ユーノヴェルト？」
ユーノヴェルト「はい？」
葵「何も持ってないようだが、もう水着を着こんでいるのか？」
ユーノヴェルト「ミズギ？」
遊乃「あれ、違うの？」
遊月「あのぅ、ユーノヴェルト様…。大変申し上げにくいのですが、水着が無ければ泳げません…」
ユーノヴェルト「え！？そんなぁ…」ｼｮﾝﾎﾞﾘ
綾香「ユーノヴェルトさん！大丈夫よ！なんとかするから、安心して」


第75話:女子の結束

受付「申し訳ありません。水着のレンタルはしておりません」
綾香「そうですか…」
受付「水着は売店の方でも販売しておりますのでご利用ください」
詩織「はい。ありがとうございます」

売店にて

天音「色んな種類がありますね」
千夏「よーし！良い水着見つけてあげよう！」
ユーノヴェルト「みなさん、ありがとうございます」
綾香「いいえ。私達だけ遊んでユーノヴェルトさんだけ仲間外れじゃいけないもの。みんなで楽しみましょ」

しばらくして

葵「水着は見つけたが…」
美羽「結構高いね」
遊乃「どうしよう…。帰り賃の事考えたら…」
杏「しゃあねぇ。強志から掻っ払うか」
ジェニス「それなら！！」
シャイア「私達が出すわよ！」
女性一同「ライトロード！」
ジェニス「これでも働いてるのよ。そのくらいの水着、買ってあげるわ！」
ユーノヴェルト「まぁ…ありがとうございます！」
シャイア「大人のお姉さんにドンと任せなさい！」
詩織（遊希さん…。精霊さんはとっても優しいですよ）
ジェニス･シャイア（実は遊乃ちゃんからもらった招待券で宿泊代浮いたのよね）


第76話:作戦決行！

女性一同がキャイキャイと更衣室に入る。
山崎「良し、作戦決行だ！」
翔「よし、任せとけ！」
ササー
山崎「説明しよう。まず女性陣が更衣室に入ったら更衣室前の男女の標識を翔が入れ換える！そこに楯山が誘導したユイを女子の待つ更衣室に入れる！そうすればユイの名声は落ちる！！覚悟しろよユイ…。女の子を二人侍らすなんてエロゲの主人公でも無ければ不可能なことをやった報いを受けるが良い！」

ユイ「楯山さん。わざわざ知らせに？」
英雄「ああ。桜城さんと徳川さんはもうスパリゾートの所に行ったよ」
ユイ「そうか。なら俺も行かないとな」
英雄（貴様にマイスィートアンドロメダ天音さんのあられもない姿を晒すのは忍びないが、復讐のため。天音さん、お許し下さい！）


第77話:主人公補正の運

山崎「お！来た来た」ﾋｿﾋｿ
翔「楯山、上手く誘い出したみたいだな」ﾋｿﾋｿ

英雄「あっ、と。そう言えば忘れ物が」
ユイ「そうか。なら先行ってるぞ」
英雄「ああ、良いとも」（クックック…。さぁ行くが良い、破滅の道へ）

翔「ん？なんかユイの奴、にん人と話してるな」ﾋｿﾋｿ
山崎「まぁ、にん人なら巻き込まれても別に良いか」ﾋｿﾋｿ

ユイとにん人が更衣室前に

山崎「よーし。更衣室の前に来た」ﾋｿﾋｿ
翔「ここまで来れば成功したも同然だな」ﾋｿﾋｿ

ユイ「あっ。そうだ。ちょっと買いたいものあるから先に行ってて」
にん人「おう」

山崎「なん…だと…」
翔「なんでユイが更衣室から離れていくんだ？」


第78話:やがて災いは自らに降りかかる

ユイ「なんだ。スパリゾートへの飲食物の持ち込みは禁止か…」

キャアァァー！

ユイ「なんだろ？」

更衣室前にて

ユイ「更衣室から悲鳴が聞こえたけど」
ガラッ
にん人「ぐはっ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
ユイ「にん人！？」
女性一同「待てぇぇえ！！」
ユイ「あれ？」
美羽「あ、ユイ…」
ユイ「みんなどうしたの？」
遊月「聞いて下さい！にん人様が！」
綾香「堂々、更衣室に入ってきたのよ！」
遊乃「信じられません！」
ユイ「え？だってここ男子更衣室だろ？」
女性一同「え？」
標識を見る一同
詩織「そんな、確かにさっきは女子更衣室と…」
葵「…すり替えられた？」
ナナリア「こんなくだらない考えを起こす奴には心当たりがあるなぁ…」ﾕﾗｧ

山崎「俺達、ヤバい？」
翔「ああ…ヤバい」


第79話:俺に良い考えがある

少女達説教中

ナナリア「全く、お前という男は！同じ彼氏としてユイを見習え！」
翔（何故こんなことに！楯山も共犯なのに誰も信じてくれねぇ…）ｼｮﾎﾞｰﾝ
山崎（本来ならここはユイのポジションなのに…）ｼｮﾎﾞｰﾝ
ユイ「まぁ…二人共反省してるみたいだし、その辺で」
千夏「なんでよ！だってユイを嵌めようとしたんだよ！？」
ユイ「まぁそうだけど…。あまりにもガミガミ怒ってたら楽しいものも楽しくなくなるし…」
凉花「そうですけど…」
ユイ「うーん。……あ、そうだ！ちょっとみんな、集まってくれ。俺に良い考えがある」
ヒソヒソ声で話し始めるユイと女性陣
翔（一体何を？）
ユイ「…ってやるわけだ」ﾋｿﾋｿ
千夏「なるほど…。それは名案ね」ﾋｿﾋｿ
ユーノヴェルト「でも大丈夫でしょうか？」ﾋｿﾋｿ
ユイ「大丈夫。少なくとも怪我はしないから」ﾋｿﾋｿ
翔（俺達、どうなるんだ？）


第80話:さぁ、お待ちかねの水着ショーだ！

※SSのため水着の説明は拙い文章のみです。みなさんはそこから脳内補完なりして妄想してお楽しみ下さい。



遊乃：スク水(新式)。背中が露出している。胸のゼッケンには上手く書けなかったのか『不如帰遊乃』と少しバランスが崩れた字で書いてある。

葵：黒のホルターネック。布地が三角で紐もかなり細いため、胸の谷間･横乳が大胆に出てセクシー。

葵「なんだ遊乃。お前はそんなのしか無かったのか？」
遊乃「だって用意できたの、これだけだもん…」


凉花：エメラルドグリーンに白の小さな水玉模様があるワンピースタイプ。胸のところにはリボン、腰部分にはフリルの飾りがあり、清楚な印象を与える。

杏：黒の競泳水着。前の露出はないが、後ろはＸ字状の生地部分以外は背中から腰までがざっくりと露出し結構大胆。

杏「おっし。ザパーっと泳ぐか！」
凉花「…うぅ」


ジェニス：白ビキ二。ライトロードのデザインなのか金色の刺繍がある。

シャイア:白のワンピースタイプ。ジェニスと同じく金色の刺繍がある。

にん人：なし。人間で言うところのフルティン状態。

ジェニス「ちょっと！変なの混ぜないでよ！」
シャイア「こんなのと同列と思われるじゃない！」


天音：やや濃いピンクの布地と赤い紐のチューブトップ。フリルで飾られ、ふわふわとした可愛さが目立つ。よく見るとチェック柄になっている。

ユーノヴェルト：青のビキニ。左胸には赤いハイビスカスの花がプリントされている。また、両胸の布地とボトムスの前後の繋ぎは金色のリング。

ユーノヴェルト「とっても綺麗なデザインです。みなさん、ありがとうございます」
天音「喜んで頂いて、選んだ甲斐がありました」


ナナリア：赤のモノキニ。正面から見ると露出はないが、後ろは背中とヒップの露出度が高い。ヒップラインが美しく見える。

ナナリア「…全く」（翔の馬鹿者…）


綾香：空色の紐ビキニ。ビキニブラ･ビキニパンツには白のフリル、両胸の布地の間には赤いリボンが飾られ可愛らしい。髪もツーサイドアップに結っている。

千夏：レインボービキニ(虹色配色の縞ビキニ)。パステルカラーのため可愛らしい。スタイルのせいかより一層可愛さが引き立つ。ボトムスはデニムのホットパンツ風。

詩織：黒地に白のラインが入ったビキニ。(スタイルのせいか)綾香･千夏と比べ、かなり大人っぽく見える。本人の意向で薄い紫のパレオを腰に巻いている。

詩織「やっぱり…ビキニ恥ずかしいです… / / / 」
千夏「何言ってるのよ！私と綾香がコーディネートしたんだから！」
綾香「詩織はもっと自信を持つべきよ！」


遊月：薄いピンクの布ビキニ。結び目の布のふわふわ感が可愛らしく、本人のバストもあり谷間がかなり強調されたデザインになる。薄い赤のパレオを腰に巻く。

美羽：白と水色を基調としたタンキニ。露出度は少なめだがヘソチラ･肩出しが映え、健康的な色気を感じる。ボトムスの左右には小さなリボンの飾りが付いている。

遊月「派手では…ないでしょうか…」
美羽「どうかな？変じゃない？」
ユイ「二人共、とっても可愛いよ。改めて惚れ直すくらい」


第81話:さぁゲームの時間だ

翔「１つ訊いて良いか？」
ユイ「なんだ？」
翔･山崎･にん人「なんで俺達ヒモで縛られてるんだよ！」
ユイ「それはな、これからゲームをするからさ」
翔「ゲーム？」
ユイ「スイカ割だ。水辺の遊びの定番だろ？」
にん人「え？スイカ割？スイカなんて何処に？」
ユイ「いや、お前達がスイカ役なんだが」
翔「はぁ！？」


第82話:ルール説明

山崎「まるで意味が分からない…」
ユイ「じゃあ早速やろうか」
女性一同「はーい♪」
翔「待て！待て！なんで俺達が目隠しされる！？」
ユイ「だって見えたら避けたりするだろ」
山崎「うわっやめr」
ユイ「大丈夫だって。木刀で滅多打ちにする訳じゃないし」
にん人（コイツ、軽い口調で何言ってやがる）
ユイ「さてと、スイカ役は準備できたし改めてルールのおさらいをしようか。みんなも目隠ししてスイカ役を叩く！それだけだ。で、使う道具は」
翔（何で叩かれるんだ…？）
ユイ「このチャンバラごっこ用のおもちゃの剣だ。力を込めてもたぶん怪我はしないから遠慮なく叩けよ！それとスイカ役は声を出すと位置がバレやすくなるから気を付けること。では、始め」
女性一同「おー！」


第83話:スイカ割(役)大会開幕！

ナナリア「私からだな」ｷｭｯ
遊月「ナナリア様、頑張って！」
千夏「右よ、右！」
美羽「まっすぐ、まっすぐ！」
ナナリア（右…まっすぐ）
遊乃「もう少し前！」
綾香「そこよ！！」
ナナリア「はぁっ！」

ポコーン

翔「いってぇ！！」
ナナリア「全く。反省しろ」
杏「おっしゃあ！次は私の番だな！」
おもちゃの剣をブンブンふる。
山崎「ぎゃー！トンでもない人が！」


第84話:情状酌量の余地なし

にん人「ユイ待ってくれ！」
ユイ「どうした？」
にん人「俺は巻き込まれただけだ！！なのに何故、こんな目に遭わなきゃならないんだ！」
ユイ「だって見たんだろ？みんなの着替えシーン」
にん人「そりゃあ…ちょっとだけ……」
ユイ「本来ならスムージーにしてトイレに捨てて文字通り水に流す予定だったのに」
にん人「何おっかないこと言ってやがる！それに誰が上手いこと言えって言った！？」
ユイ「…それにしてもダメだなぁにん人。最初に言ったろ？声を出すと位置がバレやすくなるから気を付けることって」
にん人「へっ？」
杏「そこだぁ！変態にん人！！」

ボッカーン！

にん人「ぎゃああぁぁあ！あた、頭！なんか頭の部分が砕け散った感覚が！」
杏「わりぃ。ちょっと力入れすぎて剣壊れちまった」


第85話:ゲスの極みお告げ

ユーノヴェルト「…なんだか…可哀想に思えてきました…」
山崎（あぁ、ようやく擁護してくれる人が…）
ユイ「ユーノヴェルトさん。それは違うと思うな」
ユーノヴェルト「ユイ？」
ユイ「これはみんな、この３人に間違えた考えをまた起こして欲しくないと願いながらやってることなんだ。多くの民を良き方向に導く役目をしているユーノヴェルトなら、分かってくれるよな」
ユーノヴェルト「それは…。…分かりました。ユーノヴェルト・ハートライン。正しい道へ導くため、全力を尽くします！」
ユイ「よし！その意気だ」
山崎「この鬼、悪魔！ゲス、人でなし！！」


第86話:おっとこれは

数十分後

ユイ「さてと、スイカ役のみんなお疲れ」
翔･山崎･にん人「…」ﾁｰﾝ
ユイ「へんじ が ない。ただの しかばね のようだ。…そっとしておこう。それにしても人工的な砂浜やウォータースライダーがあったり、すごいなぁ」
遊月「ユイ様ぁ！」
ユイ「ん、どうした？」
遊月「それが…こんなものが流れ着いていて」

空色ビキニブラ

ユイ「これは確か…」


第87話:お約束

数分前

千夏「たっかーい！」
綾香「ウォータースライダーなんてパパとママと一緒に小さい頃行った時以来かも」
ユーノヴェルト「危険では…ないですよね？」
遊乃「そんなことないよぉ。一緒に滑ろ」

ごーー！

綾香（そうそう。このスピード…。水飛沫も気持ち良いのよね、そして）

ザッパァァ ﾎﾟﾛｯ

綾香「終わったときの解放感！」ﾜｧｰｵ
千夏「！？ちょ、綾香…！」
綾香「へっ？」

ﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝ(消えたビキニブラ)

綾香「どどど、どうしよう…/ / /」
千夏「とりあいず、探してあげるから、この陰に隠れてて」
綾香「え、ええ…」

数分後

綾香「お願い千夏、早く帰ってきて…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
遊月「あのー。綾香様？」
綾香「へっ！？あ、いや、その…違うの！なくなっただけで、好きだからこうしてる訳じゃなくて…」
遊月「お、落ち着いて下さい…。これを」
綾香「あ、私の！…あ、ありがとう… / / / 」
ｷｭｯ
綾香「はぁ…。助かった…」
遊月「見つかって良かったですね」


第88話:仁義なき戦い

人工砂浜ゾーン

杏「おっし。ビーチバレーやるか！」

チームA:杏･凉花･ナナリア
チームB:強志･翔･にん人

にん人（嫌な予感しかしない…）
杏「行くぞー！おりゃあ！！」ﾎﾞﾌｯ
強志「うわっ！サーブから強い！」ﾎﾞﾝｯ
翔「上げたぞ！」ﾎﾟｰﾝ
にん人「はあぁ！！」ｼｭｰ
ナナリア「はっ！」ﾎﾟﾝｯ
凉花「行きます！お願いしますね『No.91サンダー・スパーク・ドラゴン』。…イナズマレシーブ！！」ﾋﾟｯｼｬｰﾝ
にん人「グアアァァ！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
強志「にん人！…凉花！カードの能力を使うのはズルいだろ！」
凉花「えっ。ですが、このホテルにあった絵本(←マンガのこと言ってる)にはそのような描写が…」
翔「一体何の話だよ！」
にん人「今のは反則だ！」
ジェニス「異議あり！」
チームB一同「何！？」
シャイア「ビーチバレーで『カードの力を行使してはいけない』というルールは存在しないわ！」
にん人「なんつーベタな返しだ！」
ジェニス「よって反則じゃないわ！」
杏「うっし。盛り上がってきたじゃねぇか。それにしてもさっきのいいな。凉花、なんか炎出せるやつあるか？」
凉花「それなら『No.58炎圧鬼バーナー･バイサー』が」
にん人（バルブがいくつあっても足りねぇ…）
ナナリア（止めるべきだろうか…）
翔「はっ！そうだ。仁！助っ人として参戦しろ！」
仁「…」（無言の首横振り）


第89話:懲りない奴

双眼鏡を覗きながら熱弁する山崎
山崎「ほら、夏武斗くん。素晴らしいとは思わないか？」
夏武斗「どこがなんだ？」

葵「ふぅ」ﾀﾕﾝ
遊月「あはは」ﾀﾕﾝ

山崎「おお。意外と…」

詩織「ひぅ」ﾎﾟﾖﾝ
ユーノヴェルト「きゃあー」ﾎﾟﾖﾝ

山崎「おお。引き締まった太もも！あれでもやけに近いn」
千夏「何やってるのかな？」
美羽「…」ｼﾞﾄｰ
天音「夏武斗くん。ちょっとこっちに」
夏武斗「天姉？」
ユイ「山崎さん」
山崎「へ、へい？」
千夏「ユイ。また無性にスイカ割したくなったなぁ」ｼﾞﾄｰ
美羽「あー。私もー」ｼﾞﾄｰ
ユイ「そうだな。さっきは女の子限定でやったけど俺も参加しようかな」ﾆﾔﾘ
山崎「え？」
ユイ「もう少し、頭冷やそうか」


第90話:意識の違い

ビーチチェアで休む二人

詩織「…」ｼﾞｰ
葵「ふぅ…」
詩織（葵さんって大人の女性っていう感じでカッコいいなぁ…）
葵（確か…詩織さんだったな。恥ずかしがり屋なのか、すぐ緊張して…。まぁそこが可愛いんだが）ｸｽｯ
詩織（わ、笑われた！？いけない！じっと見すぎての変な風に思われたかも！）
葵（慌てて目を反らしてどうしたんだ？）


第91話:どうしてスパリゾートに血が流れるんだ！

ザパァ(プールから上がる楯山さん)
英雄「ふぅ」
遊乃「あぶなーい！」
英雄「ん？」

バシーーン！

バレーボールが顔面ヒットして倒れる。
杏「わりぃわりぃ。手元が狂っちまった」
英雄「がはっ、一体何が…」
天音「楯山さーん！大丈夫ですか？」
英雄（ああ、マイスィートアンドロメダ天音さん。その声を聴くだけで元気になりますとも）「ええ、だいじょうb」

視界に天音の太股とビキニパンツのドアップ

英雄「くはっ！」ﾀﾞﾊﾞｰ
天音「きゃあっ！すごい量の鼻血が！」
杏「あっはっは！脆いなぁ」
強志「脆いじゃないよ！」




次回予告

ユイ「いやー楽しかった。眼福眼福♪」
遊月「ユイ様！大変です！」
ユイ「どうした…ってなんだその衣装！？」
美羽「なんだかよく分かんないうちに変な格好になってて」
ユイ「ん？なんだ？俺の服も変化して！？次回、謎まみれの第６部、お楽しみに？」


※はっきり言ってどうなるか、作者にも分かりません。