第150話　最後に愛は勝つ？　作：ター坊

~ミエル サイド~

ミエルの占いの対抗策？何でも見通せるミエルの占いに誰も敵うハズないじゃない。
「ミエルに勝てると本気で思ってるの？」
「じゃないとこうして前には出ないさ。…はっきり言って絶対勝つとは言い切れないがな」
「ふん。まぁいいわ。貴方に勝てば大金星！ダーリンとのハネムーンが近づくわ！行くわよ！」


「「デュエル！！」」





「先攻はもらうわ」
さーて。ミエルの手札は…。


『占術姫ペタルエルフ』『聖占術の儀式』『占術姫コインノーマ』『黒猫の睨み』『運命抹消』


来たわ来たわ。奴の目は開いてるからカードは確認してる。この勝負も、もらったわね。
「ミエルはモンスターを裏守備でセット。さらにカードを２枚セットしてターンエンドよ」
さぁ、ドローしなさい。ドローした瞬間が貴方の敗北劇場の開幕よ！
「俺のターン、ドロー」
よし、見た！
「ミエルは永続罠『運命抹消』を発動！さぁ、行くわよ！」
ミエルは一呼吸して目を瞑り集中する。相手の潜在意識を読み取り、見えたイメージのカードの名前を宣言する。ミエルにとって造作もないわ！

ほーら、見えてきた。…ん？緑が２に赤が４…？どうやら手札事故を起こしてるみたいね。…けど変だわ。名前が全然浮かんでこない…ん？何か別のイメージが…？












「ひゃん…！ダメだってばぁ、ユイ…」


え？何これ？
















「ホント、美羽は色々と感じちゃうんだな」ﾍﾟﾛｯ
「あぁ！首筋…だめ……」
「じゃあ止める？」
「うぅ……意地悪…」
「そうだよな。だってここすごいもんな」ｸﾁｭ
「！？ユイ、どこさわっtひゃあ！」
「こんなに濡れちゃってるよ？」
「手ぇ、入れちゃ…んぐっ！～！」
「」ｸﾁｭ,ﾚﾛ
「～/ / / 」ﾁｭｯﾁｭｯ

ﾝｸﾞ,ｸﾁｭ

ﾋﾞﾁｭ,ｸﾞﾁｭ


「～ぷは」
「はぁ、はぁ…。急に、キスなんて、ズルい…」
「でも気持ち良かったろ？」
「それは… / / / 」
「こんなに糸引いてるよ」
「見せないで…。恥ずかしい… / / / 」
「興奮して、こうなっちゃった」ﾎﾞﾛﾝ
「おっきくなってる…」
「美羽が可愛すぎるからな。…美羽の恥ずかしい所、見たらもっと大きくなるかも」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ,ｻﾜｻﾜ
「ん！やらぁ…」
「そうなのか？」ｸﾞｲｸﾞｲ、ｸﾁｭ
「んぁ！指、押しちゃ…イッちゃ！らめぇ… / / / 」
「そこまで嫌って言われるなら今日はこのくらいにして寝ようか」
「ふぇ？」
「？どうした」
「～ ～ ～！もう！」
ｽﾙｯ,ｽｰ


「ユイ…このカッコ、恥ずかしいよぉ…」
「だって足広げてるもんな。丸見えで興奮する」
「変なこと言わないで…/ / / 」
「指で少し広げるぞ」ｸﾊﾟｧ
「ひゃん！」
「美羽？ごめん、痛かった？」
「ううん…大丈夫……。ユイの指、熱いの…」
「そっか。はぁ、綺麗なピンク…」
「そんなにじっと見ないで / / / 」
「しかもテカって、すごくヤらしい…」
「ユイ！顔、近っ！息当たって…！」
「ヒクヒクしてる…舐めるよ」
「らめぇ！汚いからぁ…」
「ううん、すっごい綺麗だよ」





なんじゃこりゃああぁぁ！？


「はあー！はあー！」
何なの！？コイツ！何考えてんのよ！！？
「どうした？『運命抹消』を発動してカード名を3種類宣言するんじゃないのか？」
あーっ！もう！！コイツ何真顔で言ってるのよ！
「いいわよ！とっととこんなデュエル終わらせてあげるわ！！」
集中するのよ、ミエル！あんな変なイメージに囚われてはダメよ！
集中…集中…

これは……逆さまの刀のカード？でもまだ名前が見えない…あっ！ダメ！また…












「♪」ﾓﾆｭﾝﾓﾆｭﾝ
「ユイ…ひゃま、ああぁん！」
「しっとりモチモチ、柔らかくて全然飽きないや…」ﾀﾕﾝﾀﾕﾝ,ｸﾞﾆｸﾞﾆ
「そんな耳元で囁いひゃ… / / /」
「♪」ｸﾘｸﾘ
「ひゃっ！先っぽ、いじっひゃら…らめ、あ、～ ～ ～っ！」ﾋﾞｸﾝ!ｼﾞﾜｯ
「…イッちゃった？」
「～～～ / / / 」ｺｸ
「ホント、遊月は敏感だな」
「らってぇ…。ん！？ユイ様、お尻に、固いのが…」
「そりゃあ、こうなっちゃうさ」ﾋﾞﾝｯ
「もう…今度はユイ様を気持ち良くしますね」

ｺﾞｿｺﾞｿ

「それでは…失礼します」ﾑﾆｭﾝ
「ああぁ…。すっごいボリュームで気持ち良い…」
「殿方って…こういうの好き…なんですよね？」ｸﾞﾆｭﾝ,ｸﾞﾆｭﾝ
「そう…だな。すっごい幸せな気分…」

ｸﾞﾆｭｸﾞﾆｭ、ﾑﾆﾝﾑﾆﾝ

「ユイ様の…熱くて……胸…とろけひゃいまひゅ… / / / 」ｸﾆｭ
「遊月…俺、もう…」
「いい…ですよ。たくさん気持ち良く…なって下さいまひぇ…」
「うっ」ﾄﾞﾋﾟｭｯ
「～～～！」

ﾋﾞﾁｬ

「ごめん、ちょっと出しすぎた…」
「はぁ…はぁ…。胸や顔だけじゃなくて髪も…。ユイひゃまの熱いのいっぱいれひゅ…」ﾍﾟﾛｯ





もう…らめぇ～～！！



~ユイサイド~

ミエルは天空に鼻血のアークを描きながら倒れた。自分でもこの手法が通用するとは思わなかったので、驚きのあまりしばらく立ち尽くしたままだった。
「ええっと…」
「ミエルは倒れてデュエル続行不能になったから…ユイさんの勝ち？なのかな？」
「と、とりあいず、ミエル！大丈夫か？」
柚子や遊矢を始め、全員ミエルに駆け寄る。
「きゅー」
ミエルは目をグルグル回して大の字になって横たわっている。
「サイコ･デュエルディスクは倒れた拍子に壊れたようだな」
良かった。これで元に戻るだろう。それに予想が正しければ…。
「それにしても戦わずして勝つなんて…さすがユイ様」
「ああ。まぁな…」
「いってて…。ユイ…それにしたってどうやって勝ったんだ？」
よろめきながら城之内は聴いてきた。
「ああ、それはな…」
「ユイ殿の策ですぞ」
「八兵衛？」
柳生さんが割って入る。
「ああ実は柳生さんに頼んで…ほら」
俺は先程まで持ってた手札をみんなに見せる。
「これは…！」
「柳生さんの刀デッキ…！」
「あと、名前が見えないように逆さに持ってたんだ」
「なんで柳生さんのデッキを？」
「俺の予想だとミエルの占い透視は俺達がカードを見たという意識から読み取って何のカードなのかを看破してると思ったんだ。なら、最初から自分がよく知らないカードを使えば良いんじゃないかと考えたんだ」
「そうか！意識を読まれても自分がその正体が解らなければミエルにも解らない！」
「そう。そこであまりカード自体見たことが無い柳生さんのデッキを借りたって訳だ。ミエル自身も自分の占いには絶対の自信があると思ったから読めないとなると動揺すると思ったけど…まさか鼻血出して気絶するとは…」
「嬉しい誤算ってことで良いんじゃない？」
「そうだな」
「「はっはっはー」」


…昔見た漫画でな。心を読む相手に手こずってたら、実はそいつは純情で妄想しながら戦ったら動揺して逆転したって話があってだな。実践したんだ。
…けどさすがにHを思い出しながらデュエルしてたなんて言えないから建前としてこんな作戦を思い付いたんだ。
もしミエルが鼻血出して気絶しなかったにしても、初手３枚ハンデスを回避して少なくとも城之内と舞よりは優位な状態で戦えると思ったんだ。


「ユイ？どうしたの？」
「いや、なんでもないぞ、美羽」
「そう？」
自分の中で言い訳をしつつ平静を装う。
「…ん」
「ミエル？起きたのか？」
「…ダーリン？」
どうやらミエルが目覚めたようだ。遊矢に抱き起こされる。
「ダーリン！」
「ちょっとミエル！！遊矢にひっつかないでよ！」
柚子はハリセンを構える。
「まぁ柚子、待ってやれって。…ミエル。俺が誰か分かるか？」
「アンタは確か…。あ！あの時の！」
「そうそう。アルカディア･ムーブメントで会ったよな」
「ひっ！前のおb、いや、御姉様も！」
舞を見てガタガタと怯えている。
「お前はどうしてここにいるか分かるか？」
「えーっと確か…。レイと一緒に逃げて…それで…」
良し。予想通りさっきのデュエルのことは覚えてないみたいだ。
「ま、何はともあれ、良かったな遊矢」
「はい！ありがとうございます、ユイさん！」
「礼を言うなら舞と城之内に言ってくれ。俺も二人の戦いを見て閃いた作戦だからな」