76 夏武斗の為に…。天音ＶＳ仁！　作：ギガプラント

（Ｍ.Ｃ.Ｃデュエルセンター・ロビー）



天音「あ、仁君。お疲れ様です。今日はもう上がりですか？」


仁「花田か、あぁもう帰りだ。」


天音「私も今終わったところです。そうだ、伊世さんの車で帰るので一緒にどうですか。」


仁「…いや、これから用があるので遠慮する。」


天音「そうですか…。」


天音「例の事件の犯人、まだ捕まっていないのでくれぐれも気を付けてくださいね。」


仁「分かっている。…俺はこれで」


天音「あ、そういえば仁君。」


仁「どうかしたか…？」


天音「色々ごたごたして聞きそびれちゃったんですけど…」


天音「動物園で操られた人達に襲われた時、どうして来てくれたんですか？」


天音「もしかして、あぁなる事が分かっていた……なんてことは無いと思いますけど。」


仁「…あぁ、そのことか。」


仁「別に確信があったわけじゃない。」


天音「じゃあ…」


仁「あの日俺はジェネシック会長のアストベリーに逢っていた。そこで奴から聞いた話によると……」




ロバート「おーいたいた、お～い仁ちゃ～ん！！」


仁「っ！ロバートか。」


天音「え？あ、ロバートさん。」


ロバート「姉ちゃんご無沙汰。ったく埋め合わせはするたぁ言ったがよ、こんなに早くパシるか普通？」


仁「それで、見つかったか？」


ロバート「あぁ見つかったよ。幸い『楠』は一軒だけだ。」


天音「楠って……仁君…！」


仁「行くぞロバート。」


ロバート「あいよ。」



天音「ちょっと待って下さい！まさか夏武斗君のところに行くつもりなんじゃ……」


仁「俺達も昨日、例の奴……いや、例の連中と遭遇した。」


天音「えっ！？」


仁「今は一刻も早く情報が必要だ。奴が此処に来ない以上こちらから出向くしかあるまい。」


天音「だからって夏武斗君じゃなくても！被害者の方は他にもいるじゃないですか！」


仁「少なくとも今一番情報を持っているのはアイツだ。早く手を打たないとまた被害者が増えるぞ！」




大駕「興味深い話じゃのう。」




仁「…お前か。」


大駕「あの不届き者の話となれば、是非とも聞いておきたいものじゃ。」


光輝「大駕…。」


奏「…他人に危険だから手を出すなとか言ってたくせに。」



仁「………」



仁「…恐らく、奴等に遭遇して『勝って』いるのはアイツだけだ。」


仁「奴等に関する記憶をまともに保持しているのは夏武斗しかいない。」



ロバート「…おーい、俺も勝ってるんですけどー？」



天音「勝って…って、だって夏武斗君は…！」


仁「詳しい話は後だ。今はアイツに話を聞くのが先だ。」



天音「そんな！！夏武斗君がとてもお話しできるような状態じゃないのは知っているでしょう！！？」


仁「こうしている間にも被害者は増えている。奴が復活するまで待っている余裕はない。」


天音「だからって急に押し掛けるなんて！そんな事させるわけにはいきません！！」


仁「手間を取らせるな…！」


天音「駄目です！！」




仁「…そこをどけ花田。」


天音「どきません！どうしても行くというなら…！」


dPhoneを構える天音。



仁「…行かせる気は無いか。」


仁「…良いだろう。」






大駕「あい待った！！」





天音「！？」


仁「…なんだ。貴様も邪魔をする気なら」


大駕「何、そんな野暮な事はせんよ。」


大駕「デュエルをするなら絶好の場所がすぐそばにあろう。せっかくならそちらに場所を移そうではないか。」


光輝「ここじゃあ人の目もあるしね。」



奏「まだ使えるわよ。デュエルフィールド。」







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（Ｍ.Ｃ.Ｃデュエルセンター。フリーデュエルスペース）



天音「約束してください。私が勝ったら夏武斗君のところに行くのは待ってください。」


仁「いいだろう。ただし俺が勝ったら好きなようにやらせてもらう。」


天音（今はゆっくり休ませてあげないと…話を聞くのはそれからでも遅くありません…！）


天音「行きます！」


仁「来い…！」






dPhoneモードチェンジ！Ｄパッドモード！



ターゲットロックＯＫ！



ビジョンリンクＯＫ！



ファーストディールＯＫ！



デュエル！！





天音「先攻は私です！」


天音「このカードはレベルと攻撃力を半分にする事で、リリースなしで召喚できる！」


天音「『炎天使 バニング』を召喚！」星６→３　ＡＴＫ２２００→１１００


天音「更にカードを２枚セット。ターンエンドです！」



光輝「しかし中々見物しがいのある対戦カードだね。」


大駕「うむ、先の襲撃犯の話も気になるが…純粋にこの戦いの行く末を見届けたいと強く感じるわい。」


奏「そういえばこの二人のデュエルって見たこと無かったわね。」


ロバート「へぇ～そいつぁ意外なこった。」


奏「………貴方いつの間にそこに居たの？というか誰？」


ロバート「あ、俺の事はお気になさらず～」



仁「俺のターン、ドロー…！」


仁「悪いが一気にかからせてもらう…！」


仁「相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる！」


仁「現れろ！『先陣の魔妖兵』！」星６・ＡＴＫ２４００


仁「更に『デッド・プランドラー』を通常召喚！」星４・ＡＴＫ１５００


仁「デッド・プランドラーのモンスター効果発動！１ターンに１度、レベル５以上のモンスター１体から、レベルを１つ奪い取る！」


仁「俺は『先陣の魔妖兵』を選択する！」先陣星６→５　プランドラー星４→５


光輝「早速レベル５が２体か。」


大駕「飛ばしとるのう夜見原。」




仁「俺はレベル５の先陣の魔妖兵とデッド・プランドラーでオーバーレイ！」




深淵を駆ける冷たき騎士の魂よ！今此処に冥府の門より来たれ！



エクシーズ召喚！



現れよ！ランク５！『冥獄の猛将 ナイトメア・エッジ』！ランク５・ＡＴＫ２５００




仁「ナイトメア・エッジのモンスター効果発動！」


仁「１ターンに１度、オーバーレイユニットを１つ使い、手札から闇属性モンスター１体を特殊召喚する。」


仁「『マッド・デーモン』を特殊召喚！」星４・ＡＴＫ１８００


天音（早い…流石仁君…！）



仁「行くぞ！俺は冥獄の猛将ナイトメア・エッジで炎天使バニングを攻撃！！」


仁「デモニック・ランス！」


天音「罠カード発動！『ガードシフト』！」


天音「攻撃対象となった炎天使バニングを裏側守備表示にします！」ＤＥＦ０


天音「そしてこのターン、バニングは戦闘で破壊されません！」



奏「まぁ、素直に通しはしないわよね。」


ロバート「あれま……けどそうなんでも予想通りにはいかないもんよ。」



仁「ならば、マッド・デーモンで炎天使バニングを攻撃！」


仁「マッド・デーモンが守備表示モンスターを攻撃し、守備力を攻撃力が超えていた場合、その数値分の貫通戦闘ダメージを与える！」


天音「くううっ！」ＬＰ４０００→２２００


仁「守備表示にしたのが裏目に出たな。」


仁「俺はカードを１枚セット…これでターンエンド。」



ロバート「防戦だけで勝てる程アイツはひよっこじゃない。」


光輝「確かにその通りだろうね。けど…」


奏「あれがただの防戦だったら……の話ね。」



天音「私のターン！ドロー！」


天音「エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する時、このカードは手札から特殊召喚できる！」


天音「『北風大僧正』を特殊召喚！」星６・ＤＥＦ２２００
風に乗って現れる笠を被った僧。


大駕「む！レベル６が２体に！」


光輝「さっきのターン、妥協召喚で下がったレベルを罠カードで裏側にする事で元に戻したんだね。」


ロバート「成程、守ってただけじゃなくて、ちゃんと先の事も考えてたってわけか。」



天音「こっちも行きます！私はレベル６の炎天使バニングと北風大僧正でオーバーレイ！！」




その煌びやかなる翼はためかせ！天光の海を翔けよ！



エクシーズ召喚！



現れよ！『晴天竜 クリアースカイ・ドラゴン』！！ランク６・ＡＴＫ２８００





天音「バトルです！私はクリア―スカイ・ドラゴンでナイトメア・エッジを攻撃！！」


天音「サンライズ・ノヴァ！！」






仁「…甘く見るな！罠発動！『ストロングディフェンス』！」


仁「手札から攻撃力２０００以上のモンスターを墓地へ送る事で、そのモンスターの攻撃力分、攻撃対象モンスターの攻撃力をアップする！」


仁「俺が捨てるのは攻撃力２０００の『豪気の魔妖兵』！よって攻撃力は２０００アップする！」ＡＴＫ２５００→４５００



光輝「あれ？あのカードは…！」


奏「大駕、確かあれってアンタの…」


大駕「察しの通りじゃ。アストベリー杯で選別にな。」


大駕「しかし流石は夜見原、儂のやったカードもしっかりと使いこなしておる。」


大駕「あれで強化を受けたモンスターは与える戦闘ダメージが半分になってしまう…じゃがあの火力相手では一たまりもあるまい…！」



奏「それは…どうかしらね？」




天音「っ！ならこちらも罠発動です！『オーバーレイ・シンフォニー』！」


天音「オーバーレイユニットを持ったエクシーズモンスターをエクストラデッキへ戻します！」


輝くブレスを吐き出していたクリアースカイ・ドラゴンの身体が消えていく。


天音「更にその後、そのモンスターが持っていたオーバーレイユニットの数だけ、墓地からそのモンスターのランクと同じ数のレベルのモンスターを守備表示で特殊召喚する！」


天音「レベル６の『炎天使バニング』と『北風大僧正』を再び特殊召喚！」バニング星６・ＤＥＦ０　　大僧正星６・ＤＥＦ２２００



光輝「あれ？天音さんのカードの方は…」


奏「そ、私の。」


大駕「なぬぅ！？まさか奏嬢もカードを渡していたとは…！？」


奏「エクストラデッキへ戻す事で上手く攻撃を中断したわね。」


大駕「ぬぬぬ……夜見原よ！！このデュエル絶対勝つのじゃぞ！！」


奏「むっ…天音ちゃん！！負けちゃダメよおお！！」


光輝「はは……僕も何か渡しておけばよかったかな…。」




ロバート「仁が他人から貰ったカードを使う…ね。」


ロバート（やっぱりお前はあの頃のままの仁なんだな。）




天音「メインフェイズ２へ、私はもう一度２体のモンスターでオーバーレイ！」



エクシーズ召喚！


再び現れよ！『晴天竜 クリアースカイ・ドラゴン』！！ランク６・ＤＥＦ１３００




仁「…守備表示か。」



光輝「貫通効果を持つモンスターがいるとはいえ、攻撃力４５００の前に攻撃表示で立っているよりはマシというわけだね。」


天音「ターンエンドです…！」


天音（中々攻撃を通してくれない……仁君も全力で来ています…！）


天音（でも…夏武斗君の為にも負けるわけにはいきません！）



仁「俺のターン…！」


仁「罠で躱したようだが…攻撃力はこちらが上、状況の好転にはならない。」


仁「再びナイトメア・エッジの効果を発動！オーバーレイユニットを１つ使い、手札から闇属性モンスター１体を特殊召喚する…！」


天音「二度目はさせません！手札の『カーム・エンフォーサー』の効果発動！」


天音「相手がモンスターを特殊召喚するモンスター効果を発動した時、手札のこのカードを墓地へ送る事で、次の自分のエンドフェイズまでお互いの特殊召喚を封じます！！」

大きなマントをなびかせた少年が両手をかざし、ナイトメア・エッジの力を封じ込める。


仁「ﾁｯ…だがまだモンスターは此処に居る！バトル！」


仁「マッド・デーモン！クリアースカイ・ドラゴンを攻撃！！」


天音「くっ…！クリアースカイ・ドラゴンの効果発動！」


天音「クリアースカイ・ドラゴンはこのターン戦闘で破壊されない！クリアーシャインウィンド！」


仁「だがマッド・デーモンが守備モンスターに攻撃した時！守備力を攻撃力が超えていればその数値分の貫通戦闘ダメージを与える！」


仁「破壊はできずともダメージは受けてもらう…！」


天音「まだ…これくらい！」ＬＰ２２００→１７００


仁「ターンエンド…。」




ロバート「姉ちゃんも良い感じに押してはいるんだがなぁ。」


奏「こう何度も貫通ダメージが来ると痛いわね。」


光輝「今のところ夜見原君のパワー勝ちといったところかな…。」


大駕「あ奴から凄まじい闘気を感じる…あれはそう簡単に崩せぬよ。」



仁「このまま一気に終わらせてもらう…。」


天音「いえ…！勝負はここからです…！」


仁「カーム・エンフォーサーの効果でお前はこのターン特殊召喚が行えない。この状況で乗り越えるか。」


天音「はい！絶対に乗り越えてみせます！！」


天音「私のターン！！ドロー！！」


仁「………！」


天音（よし！）




天音「私は速攻魔法！『逆転層』を発動！」


天音「攻撃力が元々の数値より高い相手モンスター１体の攻撃力を元々の数値に戻し、更にターン終了時までその数値分、自分のモンスターの攻撃力をアップさせる！」


仁「くっ…！」



光輝「相手のパワーを利用した！」


奏「流石ね…。」



天音「ナイトメア・エッジの攻撃力は元々の数値に！」ＡＴＫ４５００→２５００


天音「そしてクリアースカイ・ドラゴンの攻撃力は２０００ポイントアップ！」ＡＴＫ２８００→４８００



ロバート「おおっと…！一気に立場が逆転かぁ？」



天音「クリアースカイ・ドラゴンを攻撃表示に変更！」


天音「いきます！クリアースカイ・ドラゴンで、ナイトメア・エッジを攻撃！！サンライズ・ノヴァ！！」


仁「ぐうっ！ﾁｯ！！」ＬＰ４０００→１７００


天音「更に！速攻魔法発動！『セカンドウェーブ』！」


天音「相手モンスターを戦闘で破壊した時！破壊したモンスターより低い攻撃力の相手モンスター１体を破壊する！」


天音「マッド・デーモンを破壊！」


仁「くっ…！」


光輝「更にモンスターを…！」


ロバート（おいおい仁…大丈夫か？）





天音「私は負けません！夏武斗君の為にも！」














仁「…過保護な事だな。」









天音「えっ…？」


仁「引き籠ったアイツをそっとしておいて……その中でアイツの何かが変わるのか？」


天音「時間が解決してくれる事だってあります！！今すぐには無理でも、きっと夏武斗君なら立ち直って…」


仁「放任するのが優しさか。」


天音「屁理屈です！」


仁「だがそれも理屈だ。それにあの連中の被害者が増えている状況は時間が解決してくれるのか…！セキュリティですら碌に実態が掴めないこの状況で！」


天音「仁君は心配じゃないんですか！？これ以上夏武斗君が苦しむような事になったら…」


仁「結局はそこだろう！！！」


天音「っ！エンドフェイズ…クリアースカイ・ドラゴンの攻撃力は元に戻ります。」ＡＴＫ４８００→２８００


天音「ターンエンド…！」



仁「結局お前はそこに囚われているに過ぎない。自分の手でアイツを壊す結果に怯えているだけだ…！」


仁「怯えたデュエリストに…俺は負けん！！」


仁「俺のターン！！ドロー！！」


天音（脅えている…？私が…？）



仁「俺は装備魔法『エクシーズ・リバイバル』を発動！」


仁「墓地のエクシーズモンスター１体を特殊召喚しこのカードを装備する！」


仁「蘇れ！『冥獄の猛将 ナイトメア・エッジ』！」ランク５・ＡＴＫ２５００


天音「ですが攻撃力はこちらが上です…！それにオーバーレイユニットを持たないなら効果の発動も…！」


仁「魔法カード発動！『ＲＵＭ－ジェネシック・フォース』！」


天音「そのカードは…！？」


仁「このカードは自分フィールドのエクシーズモンスター１体をランクアップさせ、同じ属性でランクが１つ高いエクシーズモンスターを特殊召喚する！」


仁「俺はランク５のナイトメア・エッジでオーバーレイネットワークを再構築！」




晦冥たる世界で研ぎ澄まされし気高き騎士の魂よ！冥府の門を突き破り、終わりなき覇道を突き進め！！



ランクアップ・エクシーズチェンジ！！



現れよ！ランク６！『冥獄の魔神将 ナイトメア・ドレッド』！！ランク６・ＡＴＫ３０００






ロバート「エクシーズモンスターをランクアップさせるカードだとぉ！？なんだよそれ聞いた事ねえぞ！？」


光輝「ランクアップマジック…。」


大駕「よもやまた見る事になろうとはな。」


ロバート「な、なんだよ…アンタ達は知ってんのかあれ！」


奏「まぁね。」







奏「前に一度だけ見せてもらった事があるのよ。遠いところに居る……友達にね。」







天音（ランクアップ前のモンスターに重ねて特殊召喚されたということは……オーバーレイユニットが１つ分増えている！？）


天音「…迂闊だった。」



仁「バトル！冥獄の魔神将 ナイトメア・ドレッドで、晴天竜クリアースカイ・ドラゴンを攻撃！！」


仁「更にこの瞬間、ナイトメア・ドレッドの効果発動！」


仁「オーバーレイユニットを１つ使い、手札・フィールドの闇属性モンスター１体を墓地へ送る事で、このカードの攻撃力はターン終了時まで墓地へ送ったモンスターの攻撃力分アップする！！」


仁「俺は手札の『先陣の魔妖兵』を墓地へ送り、その攻撃力分の攻撃力を上昇させる！」ＡＴＫ３０００→５４００



仁「貫け！ディアボリック・デスランス！！」



ロバート「攻撃力５４００って…さっきよりも上かよ！？」


大駕「…もはや戦闘破壊を防ぐ事も無意味じゃな。」




天音「っ！！ああああ！！！」ＬＰ１７００→０






ＷＩＮ・仁









天音（負けた…。）


天音（焦っていたから？それとも……）



仁「いくぞロバート。案内しろ。」


ロバート「えっ！？…あーはいはい分かりましたよ～。」


ロバート「そんじゃ皆さんまたいつか～……。」


スタスタと歩いていく２人…。




奏「…軍配はあっちか。」


天音「………」


奏「ほら、いつまでもそんなとこ立ってないの。行くわよ。」


天音「はい…。」




大駕「花田嬢。」


天音「えっ？あ、はい。」


光輝「大駕？」


大駕「まぁ部外者の儂が言うことでは無いやも知れんが……」





大駕「お前さんが思っているほどの心配はいらんよ。」


天音「あ………」


奏「なにそれ…慰めてるつもりな訳？」


大駕「そんなんではないわい。じゃがな、男同士だからこそ持てる優しさというのもあるもんじゃ。」


大駕「夜見原にはきっとそれがある……儂には分かるぞ。」


天音「仁君…。」





終










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（次回予告）


夏武斗「なんだよ！一体何しに来たんだよ仁！！」


仁「お前にはあの時何があったか聞かなければならない。それを話してもらう。」


夏武斗「今はほっといてくれよ！！誰とも話したくないんだ！！」


仁「お前の都合など知った事か！構えろ夏武斗…力ずくでも聞き出させてもらう…！」


夏武斗（最近こんなことばっかだな……デュエルって、デュエルってなんだっけ…。）


夏武斗「次回！『立ち上がれ！俺の信じるデュエル！』」


仁「…変わりはしないぞ。」
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・４７、５０話にてそれぞれ貰ったカードです。