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04 M.C.Cデュエルセンター 作:ギガプラント
(ジェネシック・エレクトロニクス本社・モニタールーム)
オペレーター「高出力のDオーラ反応を確認!」
男「場所は…?」
オペレーター「上波エリアT45の広場です!」
男「T45…?大きなデュエル施設も無かった筈だが…。」
オペレーター「継続して出力増大中!!エリア大気中濃度…こ、これは、ウインディー級です!!」
男「ウインディー級だと!?」
オペレーター「は、はい!間違いありません!」
男(馬鹿な…この出力はセンター大会クラスの数値だぞ…これはまさか)
オペレーター「あ……し、出力が大幅に減少!」
男「次は減少だと!?」
オペレーター「はい!」
男「故障や誤作動ではあるまいな?」
オペレーター「それはあり得ません…昨日フルメンテナンスを行ったばかりですので…。」
男「ふむ……」
オペレーター「大気中濃度も徐々に下がってきております。現在は……ファイリー級。」
男「む……早急に該当区域の映像を回せ。」
オペレーター「はっ!現在解析中!」
男(さて…鬼が出るか蛇が出るか…)
オペレーター「映像出ます!!」
巨大なモニターに映し出される広場。
盛り上がる観戦者達。
冥獄の猛将 ナイトメア・エッジに攻撃をしかけるヴィクトリー・ビートル
男「子供…?」
デュエルに勝利し観戦者に囲まれる夏武斗。
その隙にその場を離れる仁。
男「ふむ…。」
男(あの二人の内どちらかか…はたまた…。)
男のdPhoneにメール受信のバイブレーション。
オペレーター「依然変わった反応はありません。エリア内濃度は…正常値へと集束しています。」
男「T45に注意しつつ観測を継続しろ……あと、今の二人を可能な限り割り出しておけ。」
オペレーター「了解。先ほどのデータは?」
男「こちらに転送を。私はこれから会議にて出るが、異常があれば早急に報告するように。」
男「映像についてはまた明日、M.C.Cの視察が終わり次第私ももう一度確認する。」
オペレーター「了解。」
モニタールームを出る男。
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(上波町)
街中を走る2人
夏武斗&天音「はあ…はあ…」
天音「ここまで来れば……もう、大丈夫ですね…。」
夏武斗「はあ…一体…なんなんだ…はあ」
天音「すいません。急に引っ張ってきてしまって…。でもあのままあそこに居たら、きっともっと面倒なことになりそうだったので。」
夏武斗「面倒…?」
天音「さっきの違法デュエルが通報されていたんです…。状況が状況ですからあなたが補導…なんてことには多分ならないでしょうけど。」
夏武斗「うげっ!さっきのセキュリティだったのか…確かに危なかったかも。」
天音「露骨に追い回してきたりはしないと思うので大丈……」
夏武斗のdPhoneの着信音
夏武斗「あ、爺ちゃんだ!ちょっと出んね!」
天音「は、はぁ…。」
夏武斗がdPhoneの一部分に触れると、端末から半透明のスクリーンビジョンが出現する。スクリーンには老人の姿が映っている。
爺ちゃん「おい夏武斗ォ。もう着いていい時間じゃねえのか?どーこほっつき歩いてんだてめぇ?」
夏武斗「あー爺ちゃんごめんごめん。上波町って初めてだからさ…道に迷っちまって。」
爺ちゃん「がっはっは!まぁそんなこったろーとは思ってたがなぁ。ったく誰に似たんだか。」
夏武斗「えっへへ…。こっちの方はどこもかしこもでっけー建物ばっかだからさぁ。」
爺ちゃん「とかなんとか言って、またそこらでデュエルでもしてたんじゃねえのか?」
夏武斗「うぐっ!!」
爺ちゃん「…図星だなてめぇ?」
夏武斗「は、ははは…。」
爺ちゃん「こっちにゃ知り合いも居ねぇだろうに…相変わらずデュエル馬鹿だなおめえ。誰に似たん……」
夏武斗「そこは間違いなく爺ちゃんだろ?」
爺ちゃん「言うようになったじゃねえか。がっはっはっは!!」
夏武斗「そんなわけで爺ちゃん。もう暫くかかりそうなんだ。」
爺ちゃん「まぁ帰ってくんならいいけどよ。あんまり変なとこほっつき歩くんじゃねえぞ?」
夏武斗「あぁ、分かってる。」
爺ちゃん「要件はそんだけだ。じゃあな。」
夏武斗「ああ。また後でな爺ちゃん!」
通信が途切れる。
天音「もしかして…今日初めてここに来たんですか?」
夏武斗「ああ。乗る船間違えちまって大変だったけどな。」
天音「船を間違えるって…よく辿り着きましたね。」
夏武斗「船のおっさんが良い奴で助かったぜ。後は爺ちゃん家まで行くだけ………って」
夏武斗「なぁ姉ちゃん…ここ何処だ?」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
天音「ホントにごめんなさい…迷子の人を余計に迷わせてしまうなんて。」
夏武斗「いやぁ別に気にしなくていいって。こうして案内してもらってるし。」
天音「そこの住所なら上波モノレールに乗れば直ぐに着きそうですから。私が責任を持って駅までお送りします…。」
夏武斗「ありがとな姉ちゃん。色々助けてもらっちゃって。」
天音「いえ…あ、でもさっきみたいな人には気をつけて下さいね。」
夏武斗「あぁそうださっきの!!なぁあいつ等一体なんなんだ?雇われ…なんとかって言ってたけど。」
天音「雇われデュエリストです。自分の代わりに強いデュエリストを雇って代わりに戦わせるんです。主に一部のお金持ちに雇われてるみたいなんですけど…。」
天音「中にはさっきの人みたいに…違法デュエルに勝つために雇ってるような人も居て…セキュリティも頭を抱えているようなんです。」
夏武斗「汚え奴だなぁ。自分で戦ってこそのデュエルだってのに。」
天音「はい。………そういえばあの時のカード」
夏武斗「えっ?」
天音「いえ…なんでもないです。ところで、船ということはどこか遠くの島から?」
夏武斗「ああ大天島から来たんだ!アストベリー杯に出場する為に暫く爺ちゃんのとこに厄介になる予定。」
天音「なるほど、そういうことですか。実は私も参加するんですアストベリー杯。」
夏武斗「へえ!姉ちゃんもデュエリストなのか!!」
天音「はい!ところで参加登録はもうお済み……じゃあないですよね。今日来たばかりですし」
夏武斗「ああ。とりあえず今日は爺ちゃん家まで行かなきゃなんねえし、明日にでもどっかで済ませちゃわないとな。」
天音「良かったらご案内しましょうか?M.C.Cデュエルセンター。」
夏武斗「へ?」
天音「そういえば自己紹介してませんでしたね。私、花田天音(はなだあまね)っていいます。」
天音「実は私も遠くからこの町に来てまして、知り合いの方の部屋にお世話になっているんです。」
天音「その人はセンターで働いていて、私も時々仕事をお手伝いさせて頂いてます。」
天音「というわけで、センターの利用者が増えてくれるのは大歓迎なんです。毎日沢山のデュエリストで賑わってますし…あ、参加登録も勿論できますよ。どうですか?」
夏武斗「いいのか!?行く行く!絶対行く!サンキュー姉ちゃ…じゃなくて、天音!」
天音「決まりですね。」
夏武斗「あ、俺楠夏武斗。宜しくな!」
天音「夏武斗君ですか。はい!こちらこそ!」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
(上波町・マンションの一室)
天音「只今帰りました。」
伊世「ん~?おか~り~」
天音「あ、伊世さん起きたんですね。」
伊世「あんたねぇ…もう夕方よ…?あたしゃどんだけ寝てるんだっつーの…。」
天音「でもこの前は丸一日……」
伊世「あー聞こえない聞こえなーい。…それより何かお土産買ってきた~?」
天音「あ………すっかり忘れてました。」
伊世「ぶーぶー」
天音「すいません。一応買ってくるつもりだったんですけど。」
伊世「あんたがもの忘れなんて珍しいわねぇ。表側守備表示にでもなった?」
天音「何わけのわからない事言ってるんですか…。」
天音「買いに行く途中でちょっと色々あったんですよ。でも結果としてセンターの利用者様が一人増えそうです。」
伊世「…話が飛び過ぎてまるで意味が分からないわよ。」
天音「あはは…えーっとですね。」
伊世「ふんふん…。」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
(翌日)
(M.C.Cデュエルセンター正面入口前)
M.C.Cデュエルセンター
M.C.C(百瀬川コミュニケーションカンパニー)が所有する、広大な敷地面積を誇るデュエル施設である。
夏武斗「すっげえええぇぇぇ!!!なんだここ!!?」
入口前で目を輝かせる夏武斗。
夏武斗「でっけえなぁ!これがセンターか!」
天音「はい!上波町全体でもここより大きいデュエル施設は中々ありませんから。」
夏武斗「すっげーなぁ!ここにデュエリストがめちゃくちゃ沢山いるんだろぉ!?」
天音「はい。勿論です!」
夏武斗「こんなとこ初めて来たぜ!島に居た頃はこんなの見た事もなかったもんなぁ!」
夏武斗「なぁ!?なぁ!?入っていいのか?入っていいのか?」
天音「は、はい…施設内の入場は自由ですから。か、夏武斗君少し落ち着い………」
夏武斗「じゃあ早く入ろうぜ!かぁ~ワックワクしてきた!」
施設に走り出す夏武斗。
天音「あ、あははは…。」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
(M.C.Cデュエルセンター)
伊世「あら天音。例の少年は………」
夏武斗「かぁ~!!!中も広ぇなぁ!!!」
伊世「……それ?」
天音「『それ』って…。」
伊世「…なによあれ、百年前の人間が時空でも超えてきたの?」
天音「失礼ですよ伊世さん…他所から来た人が初めて見たらこうなりますって。」
伊世「いや流石にあれは…どんな田舎から来たのよ。…あんただってあそこまでじゃあなかったでしょ。」
天音「ま、まあまあ。」
夏武斗「うぉおおお!なんだあれすげえええ!!?」
天音「か、夏武斗君…こちらがセンターのスタッフで、私がお世話になってる伊世さんです。」
夏武斗「あ、宜っしゃああす!!!伊世さん!!」
伊世「天音が初めて男連れ込んだってのに…このなんとも言えない頭痛は何なのかしら…。」
天音「…訳の分からない言い回しはやめて下さい。」
夏武斗「おぉ!?あっちは『フリーデュエルスペース』!?」
伊世「……ジュニアスペースにでも連れてった方がいいかしらね。」
夏武斗「なあなあ天音!あっち見てきていいか!?いいか?」
天音「あ、利用には登録が……!」
伊世「行ってらっしゃいな。先に飽きるまで見せてやりなさい、どーせ受付は逃げやしないんだし。」
天音「はぁ……じゃあ行ってきますね。」
伊世「いってら~。あ、そうそう今日はジェネシックのお偉いさんが視察に来るみたいだから。面倒は起こさないでね。」
天音「はい。承知しました。」
夏武斗「どんな奴が居んのかなぁ~またまたワクワクしてきたぜぇ!!」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
(M.C.Cデュエルセンター。フリーデュエルスペース)
イベントホールのような広さのスペースでデュエルに熱中する人々。
夏武斗「わあああぁぁぁ!!」
天音「凄い広さでしょう?私も初めて見た時は驚きました。」
天音「ジェネシック製の最新式ソリットビジョンが体感できる特製デュエルフィールド設備がありますから、大人気なんですよ。」
夏武斗「ジェネシックって、確かdPhoneを作ったっていう…」
天音「そうです。ジェネシック・エレクトロニクス社…dPhoneをはじめとする様々な製品を開発してデュエル産業を発展させた企業です。」
天音「上波町がデュエル都市と呼ばれるようになった一番大きな理由とも言われていますね。」
天音「言うまでもありませんが、アストベリーカップを開催したのもジェネシックです。」
夏武斗「そんなすっげー会社が関わってんだなぁ。」
天音「はい。最新式ソリットビジョンシステムは凄いですよ。dPhoneとは違うよりリアルで綺麗な映像が感じられるんです。」
夏武斗「すっげえ!!早く見てみたいぜぇ!」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
優男「これはこれは…天音さんじゃあありませんか。」
夏武斗「ん?」
優男「おはようございます。最近はよく会いますね。」
天音「あ、楯山(たてやま)さん。おはようございます。」
楯山「いやあこれはなんかの縁ですかねぇ。最近はよく逢うような気がしますよ。」
天音「最近よく顔を出すようになったからですかね。大会も近いですし。」
天音「あ、こちらは楯山さんです。センターの常連さんですね。」
楯山「おや?…そちらの彼は、見ない顔のようだが…。」
夏武斗「俺は楠夏武斗。今日初めてここに来たんだ。すっげーなーセンターって!」
夏武斗「いやぁ、昨日『天音』に逢えてホントに良かったぜぇ!」
楯山「ナアァ!!!??」
楯山(なんだこいつは!!?なんでこんなガキ風情がマイスィートアンドロメダ天音さんを馴れ馴れしく呼び捨てにしているんだ!!??この僕でさえ『花田さん』から『天音さん』にランクアップコールチェンジするのに数か月の日数を要したというのに!!)
天音「あはは…。『夏武斗君』ホントに楽しそうですね…。」
楯山「ニイィ!!!??」
楯山(夏武斗君!!?今夏武斗君って呼びましたマイスィートアンドロメダ天音さん???なんで名前なんですか!?ガキだからですか!?ちょっと年下ってだけでそんなことが許されるんですか!?僕の事も『英雄(ひでお)君』って呼んでくださいよおおお!!一回でいいからなんでもしますから!!)
楯山「か…彼とは………む、昔から知り合い……なんですか…ね?」
天音「いえ、『昨日初めて会った』ばかりなんです。」
楯山「ヌウゥ!!!??」
楯山(昨日初めてだとおおおぉぉぉ!!!じゃあファースト・コンタクトから丸二日も経ってないってことじゃないかああ!!?それでもうお互い呼び捨て!?つまり彼はこの僕が気も遠くなるような長い期間をかけて未だ成し遂げていない領域にたったの二日で立ってるんですかマイスィートアンドロメダ天音さん!!??)
楯山「い、いい、い、いかあああん!!!」
夏武斗「おおう!!?」
楯山「と、とと、年上のお姉さんに向かって呼び捨てなどいかんです!!さ、『さん』を付けなさい『さん』を!!」
天音「『楯山さん』…私はそういうの気にしませんから。」
楯山「い、いやいやよくありません!!年功序列は社会の基本!!甘やかしてはいけないところなんです!!!」
夏武斗「なんかよくわかんねえけど…『天音』がいいって言ってんならいいんじゃねえの…?」
楯山「だから呼び捨てるなあああ!!!」
楯山「ぐぬぬぬヌ…よし楠夏武斗よ!!この僕とデュエルだ!!僕が勝ったらその呼び方…直して貰うぞ!」
夏武斗「お?デュエルか?なんかよく分かんねえけど、デュエルなら大歓迎だぜ!」
天音「あ、あの…」
楯山「よし!丁度あそこのフィールドが空いた!移動するぞ!」
夏武斗「OK!行くぜ!!」
駆け出す二人
天音「あ、ちょっと!!」
楯山「プレイヤーサークルに立ったらdPhoneをそこにかざすんだ!それで準備が整う!」
夏武斗「サンキュー!!じゃあ早速………」
dPhoneを指定位置にかざす
ブウウウゥゥゥ!!!
夏武斗「あれ?」
天音「えーとですね…センター内の施設の使用には基本的に登録が要るんです。」
夏武斗「へ?」
天音「…後で登録行きましょうね。」
楯山&夏武斗「ガクッ!」
楯山「ぐぐ、楠夏武斗…まさかセンター未登録とは…。」
楯山「ええいこうなっては仕方がない!!天音さん!!代わりにあなたにデュエルを申し込みます!」
天音「わ、私ですか!?」
楯山「純粋なる青少年の教育の為(大嘘)、僕はあなたを倒します!!」
夏武斗「なぁ…アイツいつもあんなんなのか?」
天音「いつもはもうちょっと違ったと思うんですけど…。」
夏武斗「まぁ俺はまだこれ使えねえんだ、なぁ観戦してていいか?」
天音「えっ?勿論いいですけど…。」
天音(私がデュエルすることはもう確定なんですね…。)
天音(まぁ…断る理由もありませんし。)
天音「わかりました。いいですよ楯山さん。お受けします。」
楯山「よし!なんとしても勝利してあのうらやま…コホン、けしからん状態を解消してやる!」
楯山「いきます!!」
dPhoneモードチェンジ!Dパッドモード!
ターゲットロックOK!
ビジョンリンクOK!
ファーストディールOK!
デュエル!!
終
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次回予告
夏武斗「広ええ!でっけー!!デュエルセンターすげえええ!!」
天音「夏武斗君…落ち着いて…。」
楯山「ぐぬぬぬ…楠夏武斗許すまじ…!!」
楯山「天音さん!申し訳ありませんが全力で勝たせていただきます!」
夏武斗「そういや天音はどんなカード使うんだ?」
夏武斗「次回!『お天気エンジェル登場!天音VS楯山』」
楯山「いかせてもらいます…!行け!我が愛の化身!」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
・キリのいいところで終わらせようとしたら、デュエル描写が無いせいかやたらと短くなってしまった…なので後から次の話の頭部分をくっつけた結果今度は今までより長くなった…。
◇上波町(うわなみちょう)……物語の舞台となる海沿いの町。ジェネシック本社がある為、デュエル産業の発展が著しく早い。その為『デュエル都市』と呼ばれる。……メタ的な事だが名前の由来はアゲハチョウ。
◇dPhone(ディーフォン)……ジェネシックが開発した携帯端末。Dパッドモードに変形する事でスタンディングデュエルが行えるのが一番の特徴。上波町内でも広く普及しており、これを持たないデュエリストはほぼ居ないと言われている。某端末と非常に名前が似ているのはきっと偶然。
◇ジェネシック・エレクトロニクス社……非常に優れた電子技術を持った大企業。通称『ジェネシック』。dPhoneをはじめとする様々な製品を生み出し上波町をデュエル都市として発展させた。
オペレーター「高出力のDオーラ反応を確認!」
男「場所は…?」
オペレーター「上波エリアT45の広場です!」
男「T45…?大きなデュエル施設も無かった筈だが…。」
オペレーター「継続して出力増大中!!エリア大気中濃度…こ、これは、ウインディー級です!!」
男「ウインディー級だと!?」
オペレーター「は、はい!間違いありません!」
男(馬鹿な…この出力はセンター大会クラスの数値だぞ…これはまさか)
オペレーター「あ……し、出力が大幅に減少!」
男「次は減少だと!?」
オペレーター「はい!」
男「故障や誤作動ではあるまいな?」
オペレーター「それはあり得ません…昨日フルメンテナンスを行ったばかりですので…。」
男「ふむ……」
オペレーター「大気中濃度も徐々に下がってきております。現在は……ファイリー級。」
男「む……早急に該当区域の映像を回せ。」
オペレーター「はっ!現在解析中!」
男(さて…鬼が出るか蛇が出るか…)
オペレーター「映像出ます!!」
巨大なモニターに映し出される広場。
盛り上がる観戦者達。
冥獄の猛将 ナイトメア・エッジに攻撃をしかけるヴィクトリー・ビートル
男「子供…?」
デュエルに勝利し観戦者に囲まれる夏武斗。
その隙にその場を離れる仁。
男「ふむ…。」
男(あの二人の内どちらかか…はたまた…。)
男のdPhoneにメール受信のバイブレーション。
オペレーター「依然変わった反応はありません。エリア内濃度は…正常値へと集束しています。」
男「T45に注意しつつ観測を継続しろ……あと、今の二人を可能な限り割り出しておけ。」
オペレーター「了解。先ほどのデータは?」
男「こちらに転送を。私はこれから会議にて出るが、異常があれば早急に報告するように。」
男「映像についてはまた明日、M.C.Cの視察が終わり次第私ももう一度確認する。」
オペレーター「了解。」
モニタールームを出る男。
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(上波町)
街中を走る2人
夏武斗&天音「はあ…はあ…」
天音「ここまで来れば……もう、大丈夫ですね…。」
夏武斗「はあ…一体…なんなんだ…はあ」
天音「すいません。急に引っ張ってきてしまって…。でもあのままあそこに居たら、きっともっと面倒なことになりそうだったので。」
夏武斗「面倒…?」
天音「さっきの違法デュエルが通報されていたんです…。状況が状況ですからあなたが補導…なんてことには多分ならないでしょうけど。」
夏武斗「うげっ!さっきのセキュリティだったのか…確かに危なかったかも。」
天音「露骨に追い回してきたりはしないと思うので大丈……」
夏武斗のdPhoneの着信音
夏武斗「あ、爺ちゃんだ!ちょっと出んね!」
天音「は、はぁ…。」
夏武斗がdPhoneの一部分に触れると、端末から半透明のスクリーンビジョンが出現する。スクリーンには老人の姿が映っている。
爺ちゃん「おい夏武斗ォ。もう着いていい時間じゃねえのか?どーこほっつき歩いてんだてめぇ?」
夏武斗「あー爺ちゃんごめんごめん。上波町って初めてだからさ…道に迷っちまって。」
爺ちゃん「がっはっは!まぁそんなこったろーとは思ってたがなぁ。ったく誰に似たんだか。」
夏武斗「えっへへ…。こっちの方はどこもかしこもでっけー建物ばっかだからさぁ。」
爺ちゃん「とかなんとか言って、またそこらでデュエルでもしてたんじゃねえのか?」
夏武斗「うぐっ!!」
爺ちゃん「…図星だなてめぇ?」
夏武斗「は、ははは…。」
爺ちゃん「こっちにゃ知り合いも居ねぇだろうに…相変わらずデュエル馬鹿だなおめえ。誰に似たん……」
夏武斗「そこは間違いなく爺ちゃんだろ?」
爺ちゃん「言うようになったじゃねえか。がっはっはっは!!」
夏武斗「そんなわけで爺ちゃん。もう暫くかかりそうなんだ。」
爺ちゃん「まぁ帰ってくんならいいけどよ。あんまり変なとこほっつき歩くんじゃねえぞ?」
夏武斗「あぁ、分かってる。」
爺ちゃん「要件はそんだけだ。じゃあな。」
夏武斗「ああ。また後でな爺ちゃん!」
通信が途切れる。
天音「もしかして…今日初めてここに来たんですか?」
夏武斗「ああ。乗る船間違えちまって大変だったけどな。」
天音「船を間違えるって…よく辿り着きましたね。」
夏武斗「船のおっさんが良い奴で助かったぜ。後は爺ちゃん家まで行くだけ………って」
夏武斗「なぁ姉ちゃん…ここ何処だ?」
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天音「ホントにごめんなさい…迷子の人を余計に迷わせてしまうなんて。」
夏武斗「いやぁ別に気にしなくていいって。こうして案内してもらってるし。」
天音「そこの住所なら上波モノレールに乗れば直ぐに着きそうですから。私が責任を持って駅までお送りします…。」
夏武斗「ありがとな姉ちゃん。色々助けてもらっちゃって。」
天音「いえ…あ、でもさっきみたいな人には気をつけて下さいね。」
夏武斗「あぁそうださっきの!!なぁあいつ等一体なんなんだ?雇われ…なんとかって言ってたけど。」
天音「雇われデュエリストです。自分の代わりに強いデュエリストを雇って代わりに戦わせるんです。主に一部のお金持ちに雇われてるみたいなんですけど…。」
天音「中にはさっきの人みたいに…違法デュエルに勝つために雇ってるような人も居て…セキュリティも頭を抱えているようなんです。」
夏武斗「汚え奴だなぁ。自分で戦ってこそのデュエルだってのに。」
天音「はい。………そういえばあの時のカード」
夏武斗「えっ?」
天音「いえ…なんでもないです。ところで、船ということはどこか遠くの島から?」
夏武斗「ああ大天島から来たんだ!アストベリー杯に出場する為に暫く爺ちゃんのとこに厄介になる予定。」
天音「なるほど、そういうことですか。実は私も参加するんですアストベリー杯。」
夏武斗「へえ!姉ちゃんもデュエリストなのか!!」
天音「はい!ところで参加登録はもうお済み……じゃあないですよね。今日来たばかりですし」
夏武斗「ああ。とりあえず今日は爺ちゃん家まで行かなきゃなんねえし、明日にでもどっかで済ませちゃわないとな。」
天音「良かったらご案内しましょうか?M.C.Cデュエルセンター。」
夏武斗「へ?」
天音「そういえば自己紹介してませんでしたね。私、花田天音(はなだあまね)っていいます。」
天音「実は私も遠くからこの町に来てまして、知り合いの方の部屋にお世話になっているんです。」
天音「その人はセンターで働いていて、私も時々仕事をお手伝いさせて頂いてます。」
天音「というわけで、センターの利用者が増えてくれるのは大歓迎なんです。毎日沢山のデュエリストで賑わってますし…あ、参加登録も勿論できますよ。どうですか?」
夏武斗「いいのか!?行く行く!絶対行く!サンキュー姉ちゃ…じゃなくて、天音!」
天音「決まりですね。」
夏武斗「あ、俺楠夏武斗。宜しくな!」
天音「夏武斗君ですか。はい!こちらこそ!」
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(上波町・マンションの一室)
天音「只今帰りました。」
伊世「ん~?おか~り~」
天音「あ、伊世さん起きたんですね。」
伊世「あんたねぇ…もう夕方よ…?あたしゃどんだけ寝てるんだっつーの…。」
天音「でもこの前は丸一日……」
伊世「あー聞こえない聞こえなーい。…それより何かお土産買ってきた~?」
天音「あ………すっかり忘れてました。」
伊世「ぶーぶー」
天音「すいません。一応買ってくるつもりだったんですけど。」
伊世「あんたがもの忘れなんて珍しいわねぇ。表側守備表示にでもなった?」
天音「何わけのわからない事言ってるんですか…。」
天音「買いに行く途中でちょっと色々あったんですよ。でも結果としてセンターの利用者様が一人増えそうです。」
伊世「…話が飛び過ぎてまるで意味が分からないわよ。」
天音「あはは…えーっとですね。」
伊世「ふんふん…。」
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(翌日)
(M.C.Cデュエルセンター正面入口前)
M.C.Cデュエルセンター
M.C.C(百瀬川コミュニケーションカンパニー)が所有する、広大な敷地面積を誇るデュエル施設である。
夏武斗「すっげえええぇぇぇ!!!なんだここ!!?」
入口前で目を輝かせる夏武斗。
夏武斗「でっけえなぁ!これがセンターか!」
天音「はい!上波町全体でもここより大きいデュエル施設は中々ありませんから。」
夏武斗「すっげーなぁ!ここにデュエリストがめちゃくちゃ沢山いるんだろぉ!?」
天音「はい。勿論です!」
夏武斗「こんなとこ初めて来たぜ!島に居た頃はこんなの見た事もなかったもんなぁ!」
夏武斗「なぁ!?なぁ!?入っていいのか?入っていいのか?」
天音「は、はい…施設内の入場は自由ですから。か、夏武斗君少し落ち着い………」
夏武斗「じゃあ早く入ろうぜ!かぁ~ワックワクしてきた!」
施設に走り出す夏武斗。
天音「あ、あははは…。」
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(M.C.Cデュエルセンター)
伊世「あら天音。例の少年は………」
夏武斗「かぁ~!!!中も広ぇなぁ!!!」
伊世「……それ?」
天音「『それ』って…。」
伊世「…なによあれ、百年前の人間が時空でも超えてきたの?」
天音「失礼ですよ伊世さん…他所から来た人が初めて見たらこうなりますって。」
伊世「いや流石にあれは…どんな田舎から来たのよ。…あんただってあそこまでじゃあなかったでしょ。」
天音「ま、まあまあ。」
夏武斗「うぉおおお!なんだあれすげえええ!!?」
天音「か、夏武斗君…こちらがセンターのスタッフで、私がお世話になってる伊世さんです。」
夏武斗「あ、宜っしゃああす!!!伊世さん!!」
伊世「天音が初めて男連れ込んだってのに…このなんとも言えない頭痛は何なのかしら…。」
天音「…訳の分からない言い回しはやめて下さい。」
夏武斗「おぉ!?あっちは『フリーデュエルスペース』!?」
伊世「……ジュニアスペースにでも連れてった方がいいかしらね。」
夏武斗「なあなあ天音!あっち見てきていいか!?いいか?」
天音「あ、利用には登録が……!」
伊世「行ってらっしゃいな。先に飽きるまで見せてやりなさい、どーせ受付は逃げやしないんだし。」
天音「はぁ……じゃあ行ってきますね。」
伊世「いってら~。あ、そうそう今日はジェネシックのお偉いさんが視察に来るみたいだから。面倒は起こさないでね。」
天音「はい。承知しました。」
夏武斗「どんな奴が居んのかなぁ~またまたワクワクしてきたぜぇ!!」
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(M.C.Cデュエルセンター。フリーデュエルスペース)
イベントホールのような広さのスペースでデュエルに熱中する人々。
夏武斗「わあああぁぁぁ!!」
天音「凄い広さでしょう?私も初めて見た時は驚きました。」
天音「ジェネシック製の最新式ソリットビジョンが体感できる特製デュエルフィールド設備がありますから、大人気なんですよ。」
夏武斗「ジェネシックって、確かdPhoneを作ったっていう…」
天音「そうです。ジェネシック・エレクトロニクス社…dPhoneをはじめとする様々な製品を開発してデュエル産業を発展させた企業です。」
天音「上波町がデュエル都市と呼ばれるようになった一番大きな理由とも言われていますね。」
天音「言うまでもありませんが、アストベリーカップを開催したのもジェネシックです。」
夏武斗「そんなすっげー会社が関わってんだなぁ。」
天音「はい。最新式ソリットビジョンシステムは凄いですよ。dPhoneとは違うよりリアルで綺麗な映像が感じられるんです。」
夏武斗「すっげえ!!早く見てみたいぜぇ!」
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優男「これはこれは…天音さんじゃあありませんか。」
夏武斗「ん?」
優男「おはようございます。最近はよく会いますね。」
天音「あ、楯山(たてやま)さん。おはようございます。」
楯山「いやあこれはなんかの縁ですかねぇ。最近はよく逢うような気がしますよ。」
天音「最近よく顔を出すようになったからですかね。大会も近いですし。」
天音「あ、こちらは楯山さんです。センターの常連さんですね。」
楯山「おや?…そちらの彼は、見ない顔のようだが…。」
夏武斗「俺は楠夏武斗。今日初めてここに来たんだ。すっげーなーセンターって!」
夏武斗「いやぁ、昨日『天音』に逢えてホントに良かったぜぇ!」
楯山「ナアァ!!!??」
楯山(なんだこいつは!!?なんでこんなガキ風情がマイスィートアンドロメダ天音さんを馴れ馴れしく呼び捨てにしているんだ!!??この僕でさえ『花田さん』から『天音さん』にランクアップコールチェンジするのに数か月の日数を要したというのに!!)
天音「あはは…。『夏武斗君』ホントに楽しそうですね…。」
楯山「ニイィ!!!??」
楯山(夏武斗君!!?今夏武斗君って呼びましたマイスィートアンドロメダ天音さん???なんで名前なんですか!?ガキだからですか!?ちょっと年下ってだけでそんなことが許されるんですか!?僕の事も『英雄(ひでお)君』って呼んでくださいよおおお!!一回でいいからなんでもしますから!!)
楯山「か…彼とは………む、昔から知り合い……なんですか…ね?」
天音「いえ、『昨日初めて会った』ばかりなんです。」
楯山「ヌウゥ!!!??」
楯山(昨日初めてだとおおおぉぉぉ!!!じゃあファースト・コンタクトから丸二日も経ってないってことじゃないかああ!!?それでもうお互い呼び捨て!?つまり彼はこの僕が気も遠くなるような長い期間をかけて未だ成し遂げていない領域にたったの二日で立ってるんですかマイスィートアンドロメダ天音さん!!??)
楯山「い、いい、い、いかあああん!!!」
夏武斗「おおう!!?」
楯山「と、とと、年上のお姉さんに向かって呼び捨てなどいかんです!!さ、『さん』を付けなさい『さん』を!!」
天音「『楯山さん』…私はそういうの気にしませんから。」
楯山「い、いやいやよくありません!!年功序列は社会の基本!!甘やかしてはいけないところなんです!!!」
夏武斗「なんかよくわかんねえけど…『天音』がいいって言ってんならいいんじゃねえの…?」
楯山「だから呼び捨てるなあああ!!!」
楯山「ぐぬぬぬヌ…よし楠夏武斗よ!!この僕とデュエルだ!!僕が勝ったらその呼び方…直して貰うぞ!」
夏武斗「お?デュエルか?なんかよく分かんねえけど、デュエルなら大歓迎だぜ!」
天音「あ、あの…」
楯山「よし!丁度あそこのフィールドが空いた!移動するぞ!」
夏武斗「OK!行くぜ!!」
駆け出す二人
天音「あ、ちょっと!!」
楯山「プレイヤーサークルに立ったらdPhoneをそこにかざすんだ!それで準備が整う!」
夏武斗「サンキュー!!じゃあ早速………」
dPhoneを指定位置にかざす
ブウウウゥゥゥ!!!
夏武斗「あれ?」
天音「えーとですね…センター内の施設の使用には基本的に登録が要るんです。」
夏武斗「へ?」
天音「…後で登録行きましょうね。」
楯山&夏武斗「ガクッ!」
楯山「ぐぐ、楠夏武斗…まさかセンター未登録とは…。」
楯山「ええいこうなっては仕方がない!!天音さん!!代わりにあなたにデュエルを申し込みます!」
天音「わ、私ですか!?」
楯山「純粋なる青少年の教育の為(大嘘)、僕はあなたを倒します!!」
夏武斗「なぁ…アイツいつもあんなんなのか?」
天音「いつもはもうちょっと違ったと思うんですけど…。」
夏武斗「まぁ俺はまだこれ使えねえんだ、なぁ観戦してていいか?」
天音「えっ?勿論いいですけど…。」
天音(私がデュエルすることはもう確定なんですね…。)
天音(まぁ…断る理由もありませんし。)
天音「わかりました。いいですよ楯山さん。お受けします。」
楯山「よし!なんとしても勝利してあのうらやま…コホン、けしからん状態を解消してやる!」
楯山「いきます!!」
dPhoneモードチェンジ!Dパッドモード!
ターゲットロックOK!
ビジョンリンクOK!
ファーストディールOK!
デュエル!!
終
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次回予告
夏武斗「広ええ!でっけー!!デュエルセンターすげえええ!!」
天音「夏武斗君…落ち着いて…。」
楯山「ぐぬぬぬ…楠夏武斗許すまじ…!!」
楯山「天音さん!申し訳ありませんが全力で勝たせていただきます!」
夏武斗「そういや天音はどんなカード使うんだ?」
夏武斗「次回!『お天気エンジェル登場!天音VS楯山』」
楯山「いかせてもらいます…!行け!我が愛の化身!」
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・キリのいいところで終わらせようとしたら、デュエル描写が無いせいかやたらと短くなってしまった…なので後から次の話の頭部分をくっつけた結果今度は今までより長くなった…。
◇上波町(うわなみちょう)……物語の舞台となる海沿いの町。ジェネシック本社がある為、デュエル産業の発展が著しく早い。その為『デュエル都市』と呼ばれる。……メタ的な事だが名前の由来はアゲハチョウ。
◇dPhone(ディーフォン)……ジェネシックが開発した携帯端末。Dパッドモードに変形する事でスタンディングデュエルが行えるのが一番の特徴。上波町内でも広く普及しており、これを持たないデュエリストはほぼ居ないと言われている。某端末と非常に名前が似ているのはきっと偶然。
◇ジェネシック・エレクトロニクス社……非常に優れた電子技術を持った大企業。通称『ジェネシック』。dPhoneをはじめとする様々な製品を生み出し上波町をデュエル都市として発展させた。
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101 | 29 機械トラブル?封じられたエクストラ | 1289 | 2 | 2015-11-16 | - | |
112 | 30 ウサギ大捜索 | 1161 | 2 | 2015-12-04 | - | |
77 | 31 氷結のグレイシア | 1445 | 3 | 2015-12-09 | - | |
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97 | 37 ジェネシック強襲 | 1269 | 2 | 2016-02-21 | - | |
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73 | 39 交わる刃 | 1396 | 6 | 2016-03-17 | - | |
88 | 40 重なる疑問 | 1192 | 4 | 2016-03-27 | - | |
122 | 41 本戦開始!白熱のエキシビジョン | 1250 | 4 | 2016-03-28 | - | |
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78 | 53 ラストターンの駆け引き | 1263 | 4 | 2016-06-19 | - | |
101 | 54 グレイシア再び | 1210 | 6 | 2016-06-21 | - | |
162 | 55 大会中止!?吹き荒ぶ陰謀の風! | 1243 | 3 | 2016-07-02 | - | |
129 | 特別編・使用カード一覧(楠夏武斗) | 1320 | 0 | 2016-07-07 | - | |
141 | 特別編・使用カード一覧(花田天音) | 1476 | 0 | 2016-07-08 | - | |
100 | 特別編・使用カード一覧(夜見原仁) | 1257 | 0 | 2016-07-10 | - | |
81 | 特別編・裏話と共に振り返ってみよう | 1280 | 7 | 2016-07-18 | - | |
144 | 56 オペレーション・アブソーブ | 1210 | 4 | 2016-07-27 | - | |
158 | 57 ジェネシックのエージェント | 1294 | 6 | 2016-08-03 | - | |
141 | コラボ編・上波航海日誌 ~想起~ | 1122 | 4 | 2016-08-21 | - | |
141 | コラボ編・上波航海日誌 ~出合~ | 1295 | 4 | 2016-08-28 | - | |
124 | コラボ編・上波航海日誌 ~奇縁~ | 1118 | 2 | 2016-09-15 | - | |
128 | コラボ編・上波航海日誌 ~葛藤~ | 1205 | 4 | 2016-09-22 | - | |
139 | コラボ編・上波航海日誌 ~勇気~ | 1232 | 4 | 2016-10-10 | - | |
137 | コラボ編・上波航海日誌 ~棄却~ | 1263 | 2 | 2016-10-20 | - | |
106 | コラボ編・上波航海日誌 ~再会~ | 1025 | 2 | 2016-10-24 | - | |
164 | 58 楯山の苦悩、自分自身のデュエル | 1228 | 4 | 2016-11-02 | - | |
124 | 59 動き出した影 | 1339 | 6 | 2016-11-20 | - | |
133 | 60 狙われた夏武斗 | 1360 | 6 | 2016-12-05 | - | |
139 | 61 奪われたヴィクトリー・ビートル | 1202 | 6 | 2017-01-03 | - | |
79 | 62 4倍ハンデ!?超弩級のシェンロン! | 1092 | 6 | 2017-01-22 | - | |
140 | 63 神龍演舞 | 1158 | 8 | 2017-02-13 | - | |
110 | 64 引かれ合う力 | 1078 | 0 | 2017-03-09 | - | |
113 | 65 Dオーラ | 1039 | 2 | 2017-03-31 | - | |
175 | 66 動物園の罠!?変則バトルロワイアル | 1260 | 4 | 2017-04-20 | - | |
148 | 67 ランクアップ 新たなる力 | 1253 | 4 | 2017-05-19 | - | |
161 | 68 アインヘリアルの陰謀 | 1109 | 6 | 2017-05-29 | - | |
144 | 69 罪と罰 | 1029 | 4 | 2017-06-24 | - | |
137 | 70 悪夢を払え!覚醒のシンクロ召喚! | 1141 | 4 | 2017-07-28 | - | |
167 | 71 ロバート再来 | 1215 | 3 | 2017-08-09 | - | |
146 | 72 ハイウェイの戦い!激闘ツーリング | 985 | 2 | 2017-09-04 | - | |
158 | 73 俺達の誇り | 1142 | 4 | 2017-09-10 | - | |
151 | 74 ライジンの選んだ道 | 993 | 4 | 2017-10-15 | - | |
179 | 75 爆誕!智界精ミズガリア・ワイズ! | 1266 | 4 | 2017-11-13 | - | |
75 | 76 夏武斗の為に…。天音VS仁! | 1004 | 4 | 2017-12-15 | - | |
136 | 77 立ち上がれ!俺の信じるデュエル! | 1119 | 6 | 2018-01-29 | - | |
55 | 78 馬鹿執事と迷子のお嬢様 | 791 | 4 | 2018-02-24 | - | |
134 | 79 アブソーバーの脅威 | 970 | 4 | 2018-03-31 | - | |
115 | 80 空っぽの場所 | 877 | 2 | 2018-04-19 | - | |
111 | 81 クリスティアホールの夜 | 887 | 2 | 2018-05-12 | - | |
100 | 82 不思議の国のタッグデュエル | 819 | 2 | 2018-05-27 | - | |
120 | 83 幸せの記憶 | 879 | 2 | 2018-06-23 | - | |
104 | 84 愛されなかった者 | 993 | 2 | 2018-07-11 | - | |
139 | 85 一睡の悲劇 | 880 | 2 | 2018-07-29 | - | |
81 | 86 裁かれなかった者 | 873 | 2 | 2018-08-26 | - | |
114 | 87 一人じゃないから | 923 | 6 | 2018-09-23 | - | |
62 | 88 尽きぬ欲望、暗躍のカードコレクター | 986 | 6 | 2018-11-02 | - | |
121 | 89 開演!トレジャー歌劇団 | 806 | 3 | 2018-11-06 | - | |
85 | 90 大女優の本性 | 856 | 4 | 2018-11-16 | - | |
122 | 91 天音VS平留!浮上せし氷山の一角獣 | 1046 | 4 | 2018-12-08 | - | |
69 | 92 平留香織の凍てつく日々 | 833 | 2 | 2019-01-01 | - | |
105 | 93 絶望クリスマス | 827 | 4 | 2019-01-18 | - | |
97 | 94 天音の選択 | 743 | 4 | 2019-02-12 | - | |
95 | 95 追跡!アインヘリアル! | 752 | 4 | 2019-03-10 | - | |
79 | 96 ライバルタッグ!蘇りし欲望 | 748 | 4 | 2019-03-29 | - | |
99 | 97 邪商魔神爆誕!絶望のトークン地獄! | 748 | 6 | 2019-04-16 | - | |
70 | 98 最後の攻撃 | 684 | 2 | 2019-05-02 | - | |
95 | 99 託した1ターン | 679 | 4 | 2019-05-21 | - | |
89 | 100 覚醒の不死蝶 | 1020 | 4 | 2019-05-28 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/10/25 新商品 SUPREME DARKNESS カードリスト追加。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
どうしてこんなキャラになったんだろうw?書いてて一番ぶれてくるタイプのキャラですw (2015-06-18 21:23)
ジェネシック・エレクトロニクス…すごい会社っすね…海馬コーポレーション以上の大企業な気がする…。 (2018-12-08 07:30)
劇場版とか見る限りKCはとんでもないからなぁ……あのレベルには敵わないかもですw (2018-12-08 11:32)