交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠
種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング
レベル1最強モンスター
レベル2最強モンスター
レベル3最強モンスター
レベル4最強モンスター
レベル5最強モンスター
レベル6最強モンスター
レベル7最強モンスター
レベル8最強モンスター
レベル9最強モンスター
レベル10最強モンスター
レベル11最強モンスター
レベル12最強モンスター
デッキランキング
第14話:貴族と平民 作:チュウ
俺は疲れて地面に座っていた身体を起こした。正直ずっと座っていたいくらいには疲れている……だけどずっとそのままいる訳にもいかないしな。当たり前なんだけど……
しかし、イアンはかなり強かったけどなんとかなるもんだな……
「この僕が……平民如きにぃ……」
イアンはかなりのショックを受けているらしいな……ずっと膝をつきながら地面に向かってぶつぶつなにかを呟いている。
「改めておめでとうございます!本当に勝ってしまうなんて!御見それしました」
さっきまで曇りのある表情をしていたフレアさんだったが、賛辞の言葉を言いながら俺の手を握ってくれた。その顔はさっきとは打って変わって笑顔だった。
「い、いやシャイニーがサポートしてくれたから勝てただけですよ!運もよかったですし……」
フレアさんの手……暖かくて柔らかい……ヤバい、女の子への耐性がないから凄い緊張してきた……
「謙虚なんですね……シャイニー様の提案とはいえ、デュエルを強制させてしまって申し訳ありません……」
「いや、まぁ……勝てたんで結果オーライでいいんじゃないんですかね?」
緊張してなに喋っていいか分からなくなってきた……ちゃんと受け答えできているかな……
「随分と上機嫌じゃないか平民……それにフレアも」
膝を地面につきながらぶつぶつ言っていたイアンが立ち上がるなりいちゃもんの様なものをつけてきやがったぞ。
「先に言いがかりを付けて来たのはイアン様の方でしょう?それに約束ですよ、ユウキ様はここにいてもよいと仰っていましたよね?」
そうだった。俺が勝ったからここにいてもいい事になるのか。
「……不服だがデュエルでの決着は絶対だ。ここにいる事を”僕”は認めよう!」
「……随分と含みのある言い方をしますね?貴族の人間」
シャイニーの言う通りだ……この期に及んでなにを考えているんだ。
「フレア!君なら分かるだろ?このデュエルで結ばれた約束などたかが知れていると!」
「それは……」
フレアさんは言い淀んでしまった。
「平民!よく分かっていないようだからこの僕が教えてやろう!平民とは本来君のようにデッキはおろか、カード1枚さえ持っていない事が殆どだ。そんな奴らが自分達の身を外敵から守れると思うかい?」
「外敵?」
「野良精霊の事だよ。本来精霊はこの世界ではなく別の世界にいるとされている。僕達は契約をする事でこちらの世界に招いて、力を貸して貰っているのだよ。だからこの世界には精霊は生まれないし、いないんだよ……だが、いつからか向こうの世界から迷い込んでくる精霊が多くなってきた。全体の数こそ多くはないが、年々増えている」
「それがなんで外敵って事になるんだ?」
「精霊は本来人間の事を良く思っていないんだよ。だが、彼らは僕達の持つ魔力を必要としている。だからこそ契約が成り立つんだ。しかし、人間をよく思ってもいないのにこの世界に迷い込んで人間を目撃してしまったらどうなると思う?」
確かに……その後どうなるかは想像に難くない。
「察しの悪い君でも分かる通りの展開になるって訳さ。精霊の力は人間とは比べるまでもないくらい強力な力を有している。守る手段もない平民を僕達貴族が精霊の力を使って守っているんだよ!」
「成程ね……」
シャイニーがなにかを納得したような口ぶりでそう言った。
「どういう事だよシャイニー?なにか分かったのか?」
「私もこの世界を外から見ていて大枠しか知らないから、人間達の細かい営みは知らなかったけど……ホントに人間て愚かだなって再認識しましたよ」
いったいなんだって言うんだ。
「要するに守ってやるから見返りをよこせって関係になっているという事です。まぁ、大昔は違ったのかもしれませんが、長い年月を経て悪しき風習が増えたのでしょう……ユウキが戦った野盗達の言葉を聞く限り、”搾取”されているのかもしれませんね……」
確かに、戦ったあの野盗の男の言葉……生きるのに必死みたいな感じだった……それに貴族に対して恨みでもある様子だったしな。
「僕もそこまで話す程馬鹿ではないさ。ただ……このような恵まれた環境にいるとね、それを手放す事ができないのが人情と言うものだろう?」
コイツ!腐ってやがる!分かっていて搾取しているって言ったようなもんだぞ!
「お前、自分が何言っているか分かってんのか!」
「君は本当になにも知らないんだね……何処の田舎育ちなんだ……それに君を賞賛したフレアも貴族という事を忘れていないかい?」
確かにフレアさんも貴族だが……そんな。
「なぁフレア?僕達貴族は平民達を身を粉にして”守っている”ものなぁ?」
「……やめてください…………」
否定も肯定もしないそのフレアさんの言葉が全てを物語っていると俺は思ってしまった。だが……
「フレアさん……俺は貴女を信じる。フレアさんがイアンと同じならそんな涙は見せない筈さ」
「私を信じてくれるのですか?碌に言葉も交わしていない私を……どうして?」
「そうかもしれないけど……端っから疑ってかかるよりも、俺は信じたい事を信じたい」
そうだ。俺はいつだって後悔をしたくないように選択していきたい!そりゃぁ、俺は面倒くさがりだし、勉強もできないけど……でも、友達は大切にしたい!司もそうだし、シャイニーもそうだ。フレアさんとも偶然出会う事になったけど、この世界でシャイニーの次に出会った人だ。その出会いを大切にしたい。
「はぁ……ユウキも大概愚かな思考回路持ってますよね。まぁ、私はユウキのそういうの嫌いではないですけどね」
シャイニーはなんだかんだで、俺に賛同してくれるみたいだ。人間に対して冷たい一面もあるけど基本的にはいい奴なんだよな、きっと。
「ふん!お人よしも大概だね……まぁいいさ。この城で君の事をどれだけの人が許して迎えてくれるかは次期に分かるさ。では、失礼するよ!」
そう言ってイアンは去って行った。
「……その、ありがとう。信じてくれて」
フレアは不安げな声でそう俺に言った。
「気にしないで!俺は気にしてないですから!」
とにかくフレアさんに不安な気持ちになって欲しくない。全く気にしてないって言ったら嘘だが、それでも今のフレアさんの前で弱気な事は言いたくない。
「……ふふ、本当にありがとう……行こうユウキ!」
フレアさんは俺の手を取ると城の中に案内された。
しかし、イアンはかなり強かったけどなんとかなるもんだな……
「この僕が……平民如きにぃ……」
イアンはかなりのショックを受けているらしいな……ずっと膝をつきながら地面に向かってぶつぶつなにかを呟いている。
「改めておめでとうございます!本当に勝ってしまうなんて!御見それしました」
さっきまで曇りのある表情をしていたフレアさんだったが、賛辞の言葉を言いながら俺の手を握ってくれた。その顔はさっきとは打って変わって笑顔だった。
「い、いやシャイニーがサポートしてくれたから勝てただけですよ!運もよかったですし……」
フレアさんの手……暖かくて柔らかい……ヤバい、女の子への耐性がないから凄い緊張してきた……
「謙虚なんですね……シャイニー様の提案とはいえ、デュエルを強制させてしまって申し訳ありません……」
「いや、まぁ……勝てたんで結果オーライでいいんじゃないんですかね?」
緊張してなに喋っていいか分からなくなってきた……ちゃんと受け答えできているかな……
「随分と上機嫌じゃないか平民……それにフレアも」
膝を地面につきながらぶつぶつ言っていたイアンが立ち上がるなりいちゃもんの様なものをつけてきやがったぞ。
「先に言いがかりを付けて来たのはイアン様の方でしょう?それに約束ですよ、ユウキ様はここにいてもよいと仰っていましたよね?」
そうだった。俺が勝ったからここにいてもいい事になるのか。
「……不服だがデュエルでの決着は絶対だ。ここにいる事を”僕”は認めよう!」
「……随分と含みのある言い方をしますね?貴族の人間」
シャイニーの言う通りだ……この期に及んでなにを考えているんだ。
「フレア!君なら分かるだろ?このデュエルで結ばれた約束などたかが知れていると!」
「それは……」
フレアさんは言い淀んでしまった。
「平民!よく分かっていないようだからこの僕が教えてやろう!平民とは本来君のようにデッキはおろか、カード1枚さえ持っていない事が殆どだ。そんな奴らが自分達の身を外敵から守れると思うかい?」
「外敵?」
「野良精霊の事だよ。本来精霊はこの世界ではなく別の世界にいるとされている。僕達は契約をする事でこちらの世界に招いて、力を貸して貰っているのだよ。だからこの世界には精霊は生まれないし、いないんだよ……だが、いつからか向こうの世界から迷い込んでくる精霊が多くなってきた。全体の数こそ多くはないが、年々増えている」
「それがなんで外敵って事になるんだ?」
「精霊は本来人間の事を良く思っていないんだよ。だが、彼らは僕達の持つ魔力を必要としている。だからこそ契約が成り立つんだ。しかし、人間をよく思ってもいないのにこの世界に迷い込んで人間を目撃してしまったらどうなると思う?」
確かに……その後どうなるかは想像に難くない。
「察しの悪い君でも分かる通りの展開になるって訳さ。精霊の力は人間とは比べるまでもないくらい強力な力を有している。守る手段もない平民を僕達貴族が精霊の力を使って守っているんだよ!」
「成程ね……」
シャイニーがなにかを納得したような口ぶりでそう言った。
「どういう事だよシャイニー?なにか分かったのか?」
「私もこの世界を外から見ていて大枠しか知らないから、人間達の細かい営みは知らなかったけど……ホントに人間て愚かだなって再認識しましたよ」
いったいなんだって言うんだ。
「要するに守ってやるから見返りをよこせって関係になっているという事です。まぁ、大昔は違ったのかもしれませんが、長い年月を経て悪しき風習が増えたのでしょう……ユウキが戦った野盗達の言葉を聞く限り、”搾取”されているのかもしれませんね……」
確かに、戦ったあの野盗の男の言葉……生きるのに必死みたいな感じだった……それに貴族に対して恨みでもある様子だったしな。
「僕もそこまで話す程馬鹿ではないさ。ただ……このような恵まれた環境にいるとね、それを手放す事ができないのが人情と言うものだろう?」
コイツ!腐ってやがる!分かっていて搾取しているって言ったようなもんだぞ!
「お前、自分が何言っているか分かってんのか!」
「君は本当になにも知らないんだね……何処の田舎育ちなんだ……それに君を賞賛したフレアも貴族という事を忘れていないかい?」
確かにフレアさんも貴族だが……そんな。
「なぁフレア?僕達貴族は平民達を身を粉にして”守っている”ものなぁ?」
「……やめてください…………」
否定も肯定もしないそのフレアさんの言葉が全てを物語っていると俺は思ってしまった。だが……
「フレアさん……俺は貴女を信じる。フレアさんがイアンと同じならそんな涙は見せない筈さ」
「私を信じてくれるのですか?碌に言葉も交わしていない私を……どうして?」
「そうかもしれないけど……端っから疑ってかかるよりも、俺は信じたい事を信じたい」
そうだ。俺はいつだって後悔をしたくないように選択していきたい!そりゃぁ、俺は面倒くさがりだし、勉強もできないけど……でも、友達は大切にしたい!司もそうだし、シャイニーもそうだ。フレアさんとも偶然出会う事になったけど、この世界でシャイニーの次に出会った人だ。その出会いを大切にしたい。
「はぁ……ユウキも大概愚かな思考回路持ってますよね。まぁ、私はユウキのそういうの嫌いではないですけどね」
シャイニーはなんだかんだで、俺に賛同してくれるみたいだ。人間に対して冷たい一面もあるけど基本的にはいい奴なんだよな、きっと。
「ふん!お人よしも大概だね……まぁいいさ。この城で君の事をどれだけの人が許して迎えてくれるかは次期に分かるさ。では、失礼するよ!」
そう言ってイアンは去って行った。
「……その、ありがとう。信じてくれて」
フレアは不安げな声でそう俺に言った。
「気にしないで!俺は気にしてないですから!」
とにかくフレアさんに不安な気持ちになって欲しくない。全く気にしてないって言ったら嘘だが、それでも今のフレアさんの前で弱気な事は言いたくない。
「……ふふ、本当にありがとう……行こうユウキ!」
フレアさんは俺の手を取ると城の中に案内された。
現在のイイネ数 | 3 |
---|
↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
26 | 第1話:魔の手 | 155 | 2 | 2024-10-19 | - | |
27 | 第2話:シャイニー | 128 | 0 | 2024-10-20 | - | |
20 | 第3話:vs闇の尖兵 | 115 | 2 | 2024-10-21 | - | |
15 | 第4話:シンクロ召喚 | 87 | 0 | 2024-10-23 | - | |
22 | 第5話:森を抜けて | 121 | 2 | 2024-10-25 | - | |
26 | 第6話:赤の国のお姫様 | 103 | 0 | 2024-10-27 | - | |
17 | 第7話:vs野盗 | 71 | 0 | 2024-10-28 | - | |
15 | 第8話:圧倒する光の軍勢 | 93 | 2 | 2024-10-29 | - | |
15 | 第9話:デュエリストたる者 | 78 | 0 | 2024-10-30 | - | |
16 | 第10話:貴族の洗礼 | 92 | 2 | 2024-11-01 | - | |
11 | 第11話:星の輝き(スターブライト) | 57 | 0 | 2024-11-03 | - | |
8 | 第12話:並び立つ闇の帝王 | 58 | 2 | 2024-11-05 | - | |
6 | 第13話:スターブライト・ライジング | 37 | 0 | 2024-11-06 | - | |
3 | 第14話:貴族と平民 | 13 | 0 | 2024-11-07 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/10/25 新商品 SUPREME DARKNESS カードリスト追加。
- 11/07 13:40 評価 10点 《イリュージョン・オブ・カオス》「 【ブラマジ】に与えられた…
- 11/07 12:35 コンボ ぼくのかんがえたさいきょうのサクリファイス。サクリファイスの新コン…
- 11/07 12:32 評価 6点 《魔力の泉》「総合評価:《反逆の罪宝-スネークアイ》やヴァリア…
- 11/07 12:08 評価 8点 《帝王の烈旋》「総合評価:相手が展開していること前提だが、アド…
- 11/07 11:54 ボケ 死者蘇生の新規ボケ。T〜tT〜tt、tT〜(TT兄弟)
- 11/07 11:50 掲示板 SS始めてみた
- 11/07 11:46 SS 第5話「粘着質」
- 11/07 10:27 デッキ コードトーカー
- 11/07 10:06 SS 第14話:貴族と平民
- 11/07 09:04 評価 5点 《暗黒海龍-ドライアグル》「実質竜華の新規と思われるカード で…
- 11/07 01:29 評価 4点 《バーバリアン・レイジ》「総合評価:サーチは来たため、サーチ前…
- 11/07 01:23 評価 6点 《バーバリアン・ハウリング》「総合評価:《バーバリアン・エコー…
- 11/07 00:25 SS 第二十話・3
- 11/06 23:04 評価 8点 《M∀LICE<C>GWC-06》「 《M∀LICE<P>Che…
- 11/06 23:03 一言 「イ.ギリス」がNGワードな事にめちゃビビった
- 11/06 22:48 SS 77話 春風が運ぶもの
- 11/06 21:59 評価 10点 《ウィッチクラフト・バイスマスター》「現状ではEXデッキには…
- 11/06 21:34 評価 9点 《悦楽の堕天使》「難しそうに見えるが使ってみるとそうでもない、…
- 11/06 21:22 評価 4点 《魔轟神ヴァルキュルス》「テーマのTを素材に要求する《魔轟神》…
- 11/06 20:17 評価 1点 《古代の遠眼鏡》「検索しても出てこないなと思ったら「望遠鏡」じ…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。