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第87話:激突する闇黒と凶雷の魔王 作:チュウ
ツカサ:LP7000
【手札】5枚 ※公開情報《悪魔嬢コリス》
【フィールド】
●モンスター
なし
●フィールドゾーン
なし
●魔法・罠
セットカード4枚 ※公開情報《ディストーション・ピアシング》《天龍雪獄》《悪魔嬢の囁き声》
【墓地】
《悪魔嬢の囁き声》《悪魔の技》《悪王アフリマ》《悪魔嬢リリス》《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》《闇黒の影王デュークシェード》
【除外】
なし
ダリア:LP7500
【手札】1枚
【フィールド】
●モンスター
攻撃表示;《デーモンの召喚》
守備表示:《祭女の悪魔-プリーステス・デーモン》
●フィールドゾーン
《伏魔殿-悪魔の迷宮-》
●魔法・罠
セットカード1枚
【墓地】
《伏魔の将星-アドミラル・デーモン》《デーモンの顕現》《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》《死者蘇生》《魔凶雷》
【除外】
なし
しかし、門番の魔人族とは比較にならないくらいに強い……何でこんなに強いんだ?クロリムの話しからして魔人族でここまでデュエルを上手くできる奴はまずいないと思ったが……
「純粋に疑問なんだが、あんたは何でそこまでデュエルが上手くなったんだ?魔人族の住まう環境下でそこまでの技術は身につかない筈……」
「失礼な奴よ……確かに我が種族はデュエルが弱い。憎き人間と同じ土俵に立たなければならないという無駄なプライドが邪魔するのもそうだが、単純にデュエルに関する情報が乏しく、強くなる方法が分からないでいた」
そこはクロリムの言っていた通りだな。
「だがな、我はその環境下でも更に下層を彷徨う程の屈辱を浴びていた。デュエルもできず、魔力も多くなく、身体能力も低い……そんな我には、デュエルを極めるしか活路がなかった。だからこそ、危険を承知で人間が住まう土地に潜入し隠れ潜みながら観察をしていたのだよ」
観察って……まさか。
「人間のデュエルを見ていたって事か?……」
「その通りだ。何年にも渡って見続けた。地べたを這いずりながら、泥まみれになり、人間に見つからないよう隠れて……そうして、デュエルの知識を蓄積していったのだ」
何て途方もない地道な作業……尋常ならざる精神力だ。とてもプライドの高い種族のやる事ではないだろうに。
「そうして一人で研鑽を積み上げ、我は魔人族の領地に帰り、その時の魔王と取り巻きをデュエルで圧倒したのだ。そうして我は今の地位にいる」
それが、最弱の魔王の強さ……成程な、他の魔人族とは強さが違う訳だ。あらゆる屈辱をバネに返り咲いたんだ、覚悟が違う。
「我の身の上話しを聞いて満足したか?」
「別に興味本位だけで聞いた訳じゃない。知りたかったんだよ、俺は異世界から来たばかりで他所者だ。だが、無理やりとはいえ戦争に加担してしまった身だ。この世界の事を、そしてその世界に生きる人たちの事を知りたいと思ったんだ。この先、俺がどうしていくべきなのかの道しるべにしようと思ってな……」
「異世界人でも様々なのだな。そこに倒れている人間も異世界人と聞いたが、いい加減な奴と思った。このようなものなのかと落胆したが、やはり人も様々なのだな。貴様とは別の出会い方をしていたら、争い以外の和解の方法があったやも知れんな……」
確かに、このダリアという魔王なら、話し合いの場に立ってくれそうな雰囲気をしている。そんな方法があるなら教えてほしい。
「何を和んでいるのですか!そんな和解などありはしないのですよ!」
俺と魔王の話しにサリエラさんが怒鳴る様に割って入ってきた。
「どの種族も関係なく、どいつもこいつも自分とその周りの利益しか考えていない……そんな状況でほんの一握りが和解したってなにも変わりはしないのです!寧ろ、余計な不和を生む……だったら、徹底的に敵は叩きのめすに限る、そうでしょう?」
滅茶苦茶過激な事を言い始めたが、いったいどうしたんだ?
「何を頬けているのです?さぁツカサ様、まずはこの世界から魔人族を排除いたしましょう?」
「サリエラさんは、魔人族なのに魔人族が嫌いなのですか?」
俺はサリエラさんに問い掛けた。同族をそこまで嫌う理由が気になったからだ。
「私はですね、人間もエルフも獣人も魔人族も精霊も女神様だって嫌いです。そして、この世界が大嫌いです!」
サリエラさんの表情はさっきまでのにこやかなものとは打って変わって険しい表情をしていた。
「なら、貴女は何が好きなんですか?」
「我が主君のみ。主君が私の願いを叶えて下さるのですから!」
願い?彼女の願いって何だ?少なくともあまりいいものではなさそうだが。
「サリエラよ。全てを嫌う貴様が何を願うというのだ」
俺と同じ疑問を魔王も思ったらしい。
「全人類の抹消です。こんな腐った世界は一度真っ新にしないとどうにもならないでしょう?そこに我が主君であるディモンド様が新たな世界を作るのです!」
待て、ディモンドって確か……
「ば、バカな!?ディモンドの奴はとっくの昔に死んだ筈だ!何故、今更その名が出て来る!」
魔王が取り乱した。当然だ、俺も同じ事を思った。
「そうなのよ!奴は人間族……寿命でとっくに死んでるのよ!」
「どうしてそう思うのです?元々は人間と精霊を改造し魔人族を生み出したのです。その技術の安全性がより高く担保されているというのであれば、自身に試していても不思議じゃないでしょう?それに、その安全性の証明が私なのですから」
それが本当なら、今もディモンドは魔人族としてこの世界に生きているって事になるぞ。というか証明?何の事だ?
「どういう事なのだ、サリエラよ」
「まだ分からないのですか魔王様?私は元、人間って事ですよ?」
はぁ!?人間!?今の口ぶり、恐らく自ら進んで魔人族になったって事か……
「何故、人間を捨てたのだ……我からしたら全く理解ができん。魔人族の冷遇っぷりを見れば、誰も魔人族になりたいなどと思わないであろう」
「人間にも色々あるのですよ……この身体は本当に便利です。飲まず食わずでも、ある程度活動ができる。あなた達は死ぬほど飢えに苦しんだ事がありますか?」
飢えに苦しむ?……
「私にはありますよ?平民、それも貧困層の人達は今日を生きる事さえ危ぶまれている。皆が皆、今日のご飯を探して奪い合っているのです。それもこれもバカで怠惰な貴族のせいでね!貴族を変える事なんて到底できない……だったら全てをひっくり返すしかないでしょう?全てを壊して作り直す……ディモンド様はそれを行おうとしているのです!」
サリエラさん……いや、サリエラの表情はとても恍惚としていた。まさに神を崇めているかの様に。恰好だけ見ればシスターだからおかしくはないが、内容が狂い過ぎている……
「狂っている……」
魔王の言葉には同感だな。というか、魔王何て立場の奴に言われちゃ立つ瀬がないな。
「何とでも言うがいい!さぁ、ツカサ様!今こそ魔王を倒すときですよ?まさかここで裏切る何て言わないでしょう?」
クソ!……足元見ているな。現状、俺が魔王側についたところで、状況が悪くなるだけだ。何も解決できない。そもそもサリエラを敵にするという事は、ディモンドを敵にするという事。サリエラは青の国と繋がりがあるから、恐らくディモンドもそうなんだろう。要するに、青の国を敵にするという事だから、俺一人に何ができるって話しだ。何もできねーよ……
「分っておるよ……ツカサとやら、貴様は貴様の信じる道を行くがいい。だが、安々とは通さんぞ!我にも守る者があるのだから!」
「恨みはないが、今は戦争を終わらせるために俺は貴方を倒す!俺のターン、ドロー!手札から2枚目のフィールド魔法《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》を発動!更にセットされている罠カード《悪魔嬢の囁き声》を発動!」
《悪魔嬢の囁き声》
通常罠
このカードが「悪魔嬢」モンスターの効果でセットされた場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:デッキから「悪魔嬢」モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚する。この効果の発動時に、自分フィールドに「悪魔嬢」モンスターまたは自分フィールドゾーンに「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」が存在する場合、さらに自分のデッキ・墓地から「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」のカード名が記されたモンスターまたは「闇黒の魔王ディアボロス」1体を手札に加えるか墓地へ送る事ができる。この効果で特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3の悪魔族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットされたこのカードがフィールドから離れる場合に除外される。
「デッキから《悪魔嬢アリス》を手札に加え、追加効果で《闇黒の魔王ディアボロス》を墓地へ送る。そして、《悪魔嬢アリス》を通常召喚!」
《悪魔嬢アリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻0/守2000
「このカードが召喚した時、自分の墓地から《悪魔嬢》モンスター1体を特殊召喚する!甦れ!《悪魔嬢リリス》!」
《悪魔嬢リリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻2000/守0
「ならば!この瞬間、我はセットされたカードを発動する!罠カード《凶雷の再臨》!」
《凶雷の再臨》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:1000LPを払って発動できる。自分の墓地・除外状態から「デーモンの召喚」及びそのカード名が記されたモンスターを2体まで特殊召喚する。その後、自分フィールドに「デーモンの召喚」が存在する場合、さらに相手フィールドのカード1枚を破壊できる。
くっ!……対象に取ってないし、除外からも蘇生できるんじゃ《天龍雪獄》が意味を成さないじゃないか。
「我の元に再臨せよ!《伏魔の将星-アドミラル・デーモン》、《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》!」
《伏魔の将星-アドミラル・デーモン》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、500LPを払って発動できる。デッキから「伏魔殿-悪魔の迷宮-」1枚を自分フィールドゾーンに表側表示で置く。
②:自分フィールドに「デーモン」カードが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、「伏魔兵トークン」(悪魔族・闇・星6・攻/守2000)1体を特殊召喚できる。この効果の発動後、自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。自分の墓地から「デーモンの召喚」またはそのカード名が記された「伏魔の将星-アドミラル・デーモン」以外のモンスター1体を手札に加える。
《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
「デーモンの召喚」+悪魔族・闇属性モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「デーモンの召喚」として扱う。
②:相手モンスターの効果が発動した時、500LPを払って発動できる。その効果を無効にする。その後、その効果を無効にしたモンスターと同じ属性を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
③:このカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。自分の墓地からレベル6の「デーモン」モンスター1体を特殊召喚する。
「《凶雷の再臨》の追加効果で、貴様の場のセットカード1枚を破壊させて貰おう!」
《天龍雪獄》が破壊されたか……向こうから見ても除外は厄介って事か。
「手札から魔法カード《おろかな埋葬》により、デッキから《悪魔嬢ロリス》を墓地へ送る!」
奴の《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》のモンスター効果無効がいつ飛んでくるか分からない以上、それを前提として動かないといけないのは窮屈だな……
「俺は、墓地の《闇黒の影王デュークシェード》の効果!俺の場の《悪魔嬢アリス》をリリースしてこのカードを特殊召喚する!」
《闇黒の影王デュークシェード》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードがフィールドから離れる場合にデッキに戻る。この効果の発動後、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードの攻撃力は自分フィールドの闇属性モンスターの数×300アップする。
③:自分・相手のメインフェイズに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地・除外状態の「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」または「闇黒の影王デュークシェード」以外のそのカード名が記されたカード1枚を手札に加える。
●デッキから「闇黒の魔王ディアボロス」1体を墓地へ送る。
「ならば我はその効果に対して《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》の効果を500ライフを払って発動!その効果を無効にして、そのモンスターの属性と同じ属性のモンスターを貴様のフィールドから消し去ってくれる!」
ダリア:LP7500→LP7000
「その効果にチェーンして《悪魔嬢リリス》の効果を自身をリリースして発動!デッキから《悪魔嬢の囁き声》《奈落の落とし穴》《強制脱出装置》を選ぶ!」
「真ん中を選ぼう」
《奈落の落とし穴》か。《デーモン》モンスターは攻撃力が高いようだし、相性は良さそうだな。
結局モンスターが全滅してしまった。全く、モンスター全破壊はやり過ぎだろ!だが、モンスターがリリースされた事には変わらない!
「俺の墓地の《闇黒の魔王ディアボロス》の効果を発動!俺の場のモンスターがリリースされたため、このカードを特殊召喚する!」
《闇黒の魔王ディアボロス》
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
「更に手札から速攻魔法《サイクロン》!《伏魔殿-悪魔の迷宮-》を破壊する!」
これで攻撃力500アップの恩恵は消えた。
「バトルだ!《闇黒の魔王ディアボロス》で《デーモンの召喚》を攻撃!」
ダリア:LP7000→LP6500
「だが、我の場には《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》含めて3体の《デーモン》がいる!貴様の《闇黒の魔王》1体に何ができる!」
「こうするんだよ!罠カード《ディストーション・ピアシング》を発動!」
《ディストーション・ピアシング》
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドに「闇黒の魔王ディアボロス」が存在する場合に発動できる。このターン中に、リリースされたモンスターの数まで相手のフィールド・墓地のカードを除外する。自分フィールドゾーン「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」が存在する場合、さらに自分の墓地から「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」のカード名が記されたモンスターまたは「悪魔嬢」モンスター1体を特殊召喚できる。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3の悪魔族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットされたこのカードがフィールドから離れる場合に除外される。
「このターン中に、リリースされたモンスター数、つまり2体のモンスターをあんたのフィールド・墓地から除外する!《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》、《祭女の悪魔-プリーステス・デーモン》を除外する!」
「我の《凶雷の魔王》の効果により、甦れ!《デーモンの召喚》!」
《デーモンの召喚》
通常モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
「《ディストーション・ピアシング》の効果はまだ終わっていない!俺の場に《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》が存在するため、墓地より《悪魔嬢ロリス》を特殊召喚!」
《悪魔嬢ロリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻500/守1500
「メインフェイズ2に移行する!《悪魔嬢ロリス》の効果を発動!このカードは俺の墓地・除外状態の通常罠カードを3枚または6枚を選択し、好きな順番でデッキの一番下に戻して3枚につき1枚ドローできる。俺は墓地の《悪魔の技》と自身の効果でそれぞれ除外されてしまった《ディストーション・ピアシング》、《悪魔嬢の囁き声》を戻して1枚ドローする!」
流石にこのターンに決着は無理だからな。だが、魔王も確実に追い詰められている筈だ。このまま押し切るためにも、次の魔王のターンに備えて万弱な体制を整えないと。
「1000LPを払い、手札から《悪魔嬢コリス》の効果を発動!」
ツカサ:LP7000→LP6000
《悪魔嬢コリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻500/守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、1000LP払って発動できる。デッキから「悪魔嬢」のカード名が記された通常罠カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚を選ぶ。そのカード1枚を自分フィールドにセットし、残りのカードは墓地へ送る。その後、このカードを手札から特殊召喚できる。この効果の発動後、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードがリリースされた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
「デッキから《ディストーション・ピアシング》、《悪魔嬢の囁き声》×2を選ぶ」
「我は左を選ぶ」
《悪魔嬢の囁き声》か。墓地にもう1枚あるからできれば《ディストーション・ピアシング》が欲しかったが、1枚しか入れてないからこうなるのは仕方がない。
「なら選んだカードをセットし、残りは墓地へ送る。その後、《悪魔嬢コリス》を特殊召喚!更にその《コリス》を除外し、《闇黒の魔王ディアボロス》の効果を発動!相手は自身の手札を1枚選び、自身のデッキの一番上か下に戻さなければならない。あんたの手札は1枚だ。そのカードを戻して貰おうか」
「ならば、このカードは下に戻す……ここまで徹底的にやられるとはな。次のドローで全てが決まりそうだな」
魔王の言う通り、次で決まりそうだな。
「《コリス》はリリースされた事で墓地から手札に戻る。俺はこれでターンエンド。この瞬間、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の効果により、《シャドウトークン》3体を守備表示で特殊召喚する!」
《シャドウトークン》×3
トークン・通常モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000
【手札】5枚 ※公開情報《悪魔嬢コリス》
【フィールド】
●モンスター
なし
●フィールドゾーン
なし
●魔法・罠
セットカード4枚 ※公開情報《ディストーション・ピアシング》《天龍雪獄》《悪魔嬢の囁き声》
【墓地】
《悪魔嬢の囁き声》《悪魔の技》《悪王アフリマ》《悪魔嬢リリス》《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》《闇黒の影王デュークシェード》
【除外】
なし
ダリア:LP7500
【手札】1枚
【フィールド】
●モンスター
攻撃表示;《デーモンの召喚》
守備表示:《祭女の悪魔-プリーステス・デーモン》
●フィールドゾーン
《伏魔殿-悪魔の迷宮-》
●魔法・罠
セットカード1枚
【墓地】
《伏魔の将星-アドミラル・デーモン》《デーモンの顕現》《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》《死者蘇生》《魔凶雷》
【除外】
なし
しかし、門番の魔人族とは比較にならないくらいに強い……何でこんなに強いんだ?クロリムの話しからして魔人族でここまでデュエルを上手くできる奴はまずいないと思ったが……
「純粋に疑問なんだが、あんたは何でそこまでデュエルが上手くなったんだ?魔人族の住まう環境下でそこまでの技術は身につかない筈……」
「失礼な奴よ……確かに我が種族はデュエルが弱い。憎き人間と同じ土俵に立たなければならないという無駄なプライドが邪魔するのもそうだが、単純にデュエルに関する情報が乏しく、強くなる方法が分からないでいた」
そこはクロリムの言っていた通りだな。
「だがな、我はその環境下でも更に下層を彷徨う程の屈辱を浴びていた。デュエルもできず、魔力も多くなく、身体能力も低い……そんな我には、デュエルを極めるしか活路がなかった。だからこそ、危険を承知で人間が住まう土地に潜入し隠れ潜みながら観察をしていたのだよ」
観察って……まさか。
「人間のデュエルを見ていたって事か?……」
「その通りだ。何年にも渡って見続けた。地べたを這いずりながら、泥まみれになり、人間に見つからないよう隠れて……そうして、デュエルの知識を蓄積していったのだ」
何て途方もない地道な作業……尋常ならざる精神力だ。とてもプライドの高い種族のやる事ではないだろうに。
「そうして一人で研鑽を積み上げ、我は魔人族の領地に帰り、その時の魔王と取り巻きをデュエルで圧倒したのだ。そうして我は今の地位にいる」
それが、最弱の魔王の強さ……成程な、他の魔人族とは強さが違う訳だ。あらゆる屈辱をバネに返り咲いたんだ、覚悟が違う。
「我の身の上話しを聞いて満足したか?」
「別に興味本位だけで聞いた訳じゃない。知りたかったんだよ、俺は異世界から来たばかりで他所者だ。だが、無理やりとはいえ戦争に加担してしまった身だ。この世界の事を、そしてその世界に生きる人たちの事を知りたいと思ったんだ。この先、俺がどうしていくべきなのかの道しるべにしようと思ってな……」
「異世界人でも様々なのだな。そこに倒れている人間も異世界人と聞いたが、いい加減な奴と思った。このようなものなのかと落胆したが、やはり人も様々なのだな。貴様とは別の出会い方をしていたら、争い以外の和解の方法があったやも知れんな……」
確かに、このダリアという魔王なら、話し合いの場に立ってくれそうな雰囲気をしている。そんな方法があるなら教えてほしい。
「何を和んでいるのですか!そんな和解などありはしないのですよ!」
俺と魔王の話しにサリエラさんが怒鳴る様に割って入ってきた。
「どの種族も関係なく、どいつもこいつも自分とその周りの利益しか考えていない……そんな状況でほんの一握りが和解したってなにも変わりはしないのです!寧ろ、余計な不和を生む……だったら、徹底的に敵は叩きのめすに限る、そうでしょう?」
滅茶苦茶過激な事を言い始めたが、いったいどうしたんだ?
「何を頬けているのです?さぁツカサ様、まずはこの世界から魔人族を排除いたしましょう?」
「サリエラさんは、魔人族なのに魔人族が嫌いなのですか?」
俺はサリエラさんに問い掛けた。同族をそこまで嫌う理由が気になったからだ。
「私はですね、人間もエルフも獣人も魔人族も精霊も女神様だって嫌いです。そして、この世界が大嫌いです!」
サリエラさんの表情はさっきまでのにこやかなものとは打って変わって険しい表情をしていた。
「なら、貴女は何が好きなんですか?」
「我が主君のみ。主君が私の願いを叶えて下さるのですから!」
願い?彼女の願いって何だ?少なくともあまりいいものではなさそうだが。
「サリエラよ。全てを嫌う貴様が何を願うというのだ」
俺と同じ疑問を魔王も思ったらしい。
「全人類の抹消です。こんな腐った世界は一度真っ新にしないとどうにもならないでしょう?そこに我が主君であるディモンド様が新たな世界を作るのです!」
待て、ディモンドって確か……
「ば、バカな!?ディモンドの奴はとっくの昔に死んだ筈だ!何故、今更その名が出て来る!」
魔王が取り乱した。当然だ、俺も同じ事を思った。
「そうなのよ!奴は人間族……寿命でとっくに死んでるのよ!」
「どうしてそう思うのです?元々は人間と精霊を改造し魔人族を生み出したのです。その技術の安全性がより高く担保されているというのであれば、自身に試していても不思議じゃないでしょう?それに、その安全性の証明が私なのですから」
それが本当なら、今もディモンドは魔人族としてこの世界に生きているって事になるぞ。というか証明?何の事だ?
「どういう事なのだ、サリエラよ」
「まだ分からないのですか魔王様?私は元、人間って事ですよ?」
はぁ!?人間!?今の口ぶり、恐らく自ら進んで魔人族になったって事か……
「何故、人間を捨てたのだ……我からしたら全く理解ができん。魔人族の冷遇っぷりを見れば、誰も魔人族になりたいなどと思わないであろう」
「人間にも色々あるのですよ……この身体は本当に便利です。飲まず食わずでも、ある程度活動ができる。あなた達は死ぬほど飢えに苦しんだ事がありますか?」
飢えに苦しむ?……
「私にはありますよ?平民、それも貧困層の人達は今日を生きる事さえ危ぶまれている。皆が皆、今日のご飯を探して奪い合っているのです。それもこれもバカで怠惰な貴族のせいでね!貴族を変える事なんて到底できない……だったら全てをひっくり返すしかないでしょう?全てを壊して作り直す……ディモンド様はそれを行おうとしているのです!」
サリエラさん……いや、サリエラの表情はとても恍惚としていた。まさに神を崇めているかの様に。恰好だけ見ればシスターだからおかしくはないが、内容が狂い過ぎている……
「狂っている……」
魔王の言葉には同感だな。というか、魔王何て立場の奴に言われちゃ立つ瀬がないな。
「何とでも言うがいい!さぁ、ツカサ様!今こそ魔王を倒すときですよ?まさかここで裏切る何て言わないでしょう?」
クソ!……足元見ているな。現状、俺が魔王側についたところで、状況が悪くなるだけだ。何も解決できない。そもそもサリエラを敵にするという事は、ディモンドを敵にするという事。サリエラは青の国と繋がりがあるから、恐らくディモンドもそうなんだろう。要するに、青の国を敵にするという事だから、俺一人に何ができるって話しだ。何もできねーよ……
「分っておるよ……ツカサとやら、貴様は貴様の信じる道を行くがいい。だが、安々とは通さんぞ!我にも守る者があるのだから!」
「恨みはないが、今は戦争を終わらせるために俺は貴方を倒す!俺のターン、ドロー!手札から2枚目のフィールド魔法《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》を発動!更にセットされている罠カード《悪魔嬢の囁き声》を発動!」
《悪魔嬢の囁き声》
通常罠
このカードが「悪魔嬢」モンスターの効果でセットされた場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:デッキから「悪魔嬢」モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚する。この効果の発動時に、自分フィールドに「悪魔嬢」モンスターまたは自分フィールドゾーンに「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」が存在する場合、さらに自分のデッキ・墓地から「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」のカード名が記されたモンスターまたは「闇黒の魔王ディアボロス」1体を手札に加えるか墓地へ送る事ができる。この効果で特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3の悪魔族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットされたこのカードがフィールドから離れる場合に除外される。
「デッキから《悪魔嬢アリス》を手札に加え、追加効果で《闇黒の魔王ディアボロス》を墓地へ送る。そして、《悪魔嬢アリス》を通常召喚!」
《悪魔嬢アリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻0/守2000
「このカードが召喚した時、自分の墓地から《悪魔嬢》モンスター1体を特殊召喚する!甦れ!《悪魔嬢リリス》!」
《悪魔嬢リリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻2000/守0
「ならば!この瞬間、我はセットされたカードを発動する!罠カード《凶雷の再臨》!」
《凶雷の再臨》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:1000LPを払って発動できる。自分の墓地・除外状態から「デーモンの召喚」及びそのカード名が記されたモンスターを2体まで特殊召喚する。その後、自分フィールドに「デーモンの召喚」が存在する場合、さらに相手フィールドのカード1枚を破壊できる。
くっ!……対象に取ってないし、除外からも蘇生できるんじゃ《天龍雪獄》が意味を成さないじゃないか。
「我の元に再臨せよ!《伏魔の将星-アドミラル・デーモン》、《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》!」
《伏魔の将星-アドミラル・デーモン》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、500LPを払って発動できる。デッキから「伏魔殿-悪魔の迷宮-」1枚を自分フィールドゾーンに表側表示で置く。
②:自分フィールドに「デーモン」カードが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、「伏魔兵トークン」(悪魔族・闇・星6・攻/守2000)1体を特殊召喚できる。この効果の発動後、自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。自分の墓地から「デーモンの召喚」またはそのカード名が記された「伏魔の将星-アドミラル・デーモン」以外のモンスター1体を手札に加える。
《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
「デーモンの召喚」+悪魔族・闇属性モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「デーモンの召喚」として扱う。
②:相手モンスターの効果が発動した時、500LPを払って発動できる。その効果を無効にする。その後、その効果を無効にしたモンスターと同じ属性を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
③:このカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。自分の墓地からレベル6の「デーモン」モンスター1体を特殊召喚する。
「《凶雷の再臨》の追加効果で、貴様の場のセットカード1枚を破壊させて貰おう!」
《天龍雪獄》が破壊されたか……向こうから見ても除外は厄介って事か。
「手札から魔法カード《おろかな埋葬》により、デッキから《悪魔嬢ロリス》を墓地へ送る!」
奴の《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》のモンスター効果無効がいつ飛んでくるか分からない以上、それを前提として動かないといけないのは窮屈だな……
「俺は、墓地の《闇黒の影王デュークシェード》の効果!俺の場の《悪魔嬢アリス》をリリースしてこのカードを特殊召喚する!」
《闇黒の影王デュークシェード》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードがフィールドから離れる場合にデッキに戻る。この効果の発動後、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードの攻撃力は自分フィールドの闇属性モンスターの数×300アップする。
③:自分・相手のメインフェイズに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地・除外状態の「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」または「闇黒の影王デュークシェード」以外のそのカード名が記されたカード1枚を手札に加える。
●デッキから「闇黒の魔王ディアボロス」1体を墓地へ送る。
「ならば我はその効果に対して《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》の効果を500ライフを払って発動!その効果を無効にして、そのモンスターの属性と同じ属性のモンスターを貴様のフィールドから消し去ってくれる!」
ダリア:LP7500→LP7000
「その効果にチェーンして《悪魔嬢リリス》の効果を自身をリリースして発動!デッキから《悪魔嬢の囁き声》《奈落の落とし穴》《強制脱出装置》を選ぶ!」
「真ん中を選ぼう」
《奈落の落とし穴》か。《デーモン》モンスターは攻撃力が高いようだし、相性は良さそうだな。
結局モンスターが全滅してしまった。全く、モンスター全破壊はやり過ぎだろ!だが、モンスターがリリースされた事には変わらない!
「俺の墓地の《闇黒の魔王ディアボロス》の効果を発動!俺の場のモンスターがリリースされたため、このカードを特殊召喚する!」
《闇黒の魔王ディアボロス》
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
「更に手札から速攻魔法《サイクロン》!《伏魔殿-悪魔の迷宮-》を破壊する!」
これで攻撃力500アップの恩恵は消えた。
「バトルだ!《闇黒の魔王ディアボロス》で《デーモンの召喚》を攻撃!」
ダリア:LP7000→LP6500
「だが、我の場には《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》含めて3体の《デーモン》がいる!貴様の《闇黒の魔王》1体に何ができる!」
「こうするんだよ!罠カード《ディストーション・ピアシング》を発動!」
《ディストーション・ピアシング》
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドに「闇黒の魔王ディアボロス」が存在する場合に発動できる。このターン中に、リリースされたモンスターの数まで相手のフィールド・墓地のカードを除外する。自分フィールドゾーン「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」が存在する場合、さらに自分の墓地から「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」のカード名が記されたモンスターまたは「悪魔嬢」モンスター1体を特殊召喚できる。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3の悪魔族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットされたこのカードがフィールドから離れる場合に除外される。
「このターン中に、リリースされたモンスター数、つまり2体のモンスターをあんたのフィールド・墓地から除外する!《凶雷の魔神王-ジェノサイド・マガツ・デーモン》、《祭女の悪魔-プリーステス・デーモン》を除外する!」
「我の《凶雷の魔王》の効果により、甦れ!《デーモンの召喚》!」
《デーモンの召喚》
通常モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
「《ディストーション・ピアシング》の効果はまだ終わっていない!俺の場に《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》が存在するため、墓地より《悪魔嬢ロリス》を特殊召喚!」
《悪魔嬢ロリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻500/守1500
「メインフェイズ2に移行する!《悪魔嬢ロリス》の効果を発動!このカードは俺の墓地・除外状態の通常罠カードを3枚または6枚を選択し、好きな順番でデッキの一番下に戻して3枚につき1枚ドローできる。俺は墓地の《悪魔の技》と自身の効果でそれぞれ除外されてしまった《ディストーション・ピアシング》、《悪魔嬢の囁き声》を戻して1枚ドローする!」
流石にこのターンに決着は無理だからな。だが、魔王も確実に追い詰められている筈だ。このまま押し切るためにも、次の魔王のターンに備えて万弱な体制を整えないと。
「1000LPを払い、手札から《悪魔嬢コリス》の効果を発動!」
ツカサ:LP7000→LP6000
《悪魔嬢コリス》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻500/守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、1000LP払って発動できる。デッキから「悪魔嬢」のカード名が記された通常罠カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚を選ぶ。そのカード1枚を自分フィールドにセットし、残りのカードは墓地へ送る。その後、このカードを手札から特殊召喚できる。この効果の発動後、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードがリリースされた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
「デッキから《ディストーション・ピアシング》、《悪魔嬢の囁き声》×2を選ぶ」
「我は左を選ぶ」
《悪魔嬢の囁き声》か。墓地にもう1枚あるからできれば《ディストーション・ピアシング》が欲しかったが、1枚しか入れてないからこうなるのは仕方がない。
「なら選んだカードをセットし、残りは墓地へ送る。その後、《悪魔嬢コリス》を特殊召喚!更にその《コリス》を除外し、《闇黒の魔王ディアボロス》の効果を発動!相手は自身の手札を1枚選び、自身のデッキの一番上か下に戻さなければならない。あんたの手札は1枚だ。そのカードを戻して貰おうか」
「ならば、このカードは下に戻す……ここまで徹底的にやられるとはな。次のドローで全てが決まりそうだな」
魔王の言う通り、次で決まりそうだな。
「《コリス》はリリースされた事で墓地から手札に戻る。俺はこれでターンエンド。この瞬間、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の効果により、《シャドウトークン》3体を守備表示で特殊召喚する!」
《シャドウトークン》×3
トークン・通常モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000
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49 | 第1話:魔の手 | 364 | 2 | 2024-10-19 | - | |
47 | 第2話:シャイニー | 397 | 0 | 2024-10-20 | - | |
38 | 第3話:vs闇の尖兵 | 229 | 2 | 2024-10-21 | - | |
34 | 第4話:シンクロ召喚 | 270 | 0 | 2024-10-23 | - | |
37 | 第5話:森を抜けて | 283 | 2 | 2024-10-25 | - | |
49 | 第6話:赤の国のお姫様 | 389 | 0 | 2024-10-27 | - | |
32 | 第7話:vs野盗 | 215 | 0 | 2024-10-28 | - | |
33 | 第8話:圧倒する光の軍勢 | 274 | 2 | 2024-10-29 | - | |
30 | 第9話:デュエリストたる者 | 252 | 0 | 2024-10-30 | - | |
34 | 第10話:貴族の洗礼 | 249 | 2 | 2024-11-01 | - | |
31 | 第11話:星の輝き(スターブライト) | 226 | 0 | 2024-11-03 | - | |
46 | 第12話:並び立つ闇の帝王 | 297 | 2 | 2024-11-05 | - | |
33 | 第13話:スターブライト・ライジング | 162 | 0 | 2024-11-06 | - | |
32 | 第14話:貴族と平民 | 262 | 2 | 2024-11-07 | - | |
30 | 第15話:カードの生成? | 159 | 0 | 2024-11-08 | - | |
30 | 第16話:姉と妹 | 181 | 0 | 2024-11-10 | - | |
32 | 第17話:蝶の舞 | 231 | 2 | 2024-11-11 | - | |
37 | 第18話:無知で無能で怠惰な侵略者 | 293 | 0 | 2024-11-12 | - | |
29 | 第19話:取引 | 162 | 0 | 2024-11-13 | - | |
27 | 第20話:デッキの編集? | 261 | 2 | 2024-11-15 | - | |
27 | 第21話:フレアの戯れ | 197 | 0 | 2024-11-16 | - | |
30 | 第22話:昔話し | 244 | 0 | 2024-11-17 | - | |
36 | 第23話:炎上するエルフの森 | 212 | 2 | 2024-11-19 | - | |
32 | 第24話:スターブライト・フレイミア | 209 | 0 | 2024-11-20 | - | |
34 | 第25話:爆撃連打 | 258 | 2 | 2024-11-22 | - | |
30 | 第26話:無謀で楽観的な思考 | 229 | 2 | 2024-11-24 | - | |
32 | 第27話:悪足掻き | 237 | 2 | 2024-11-26 | - | |
30 | 第28話:最悪の再会 | 250 | 2 | 2024-11-27 | - | |
37 | 第29話:罠地獄 | 241 | 2 | 2024-11-29 | - | |
39 | 第30話:恵の雨 | 302 | 2 | 2024-12-01 | - | |
39 | 第31話:根深いエルフの問題 | 294 | 0 | 2024-12-04 | - | |
35 | 第32話:菜食主義者? | 203 | 0 | 2024-12-06 | - | |
23 | 第33話:勉強会 | 178 | 0 | 2024-12-08 | - | |
25 | 第34話:四面楚歌の会議 | 155 | 2 | 2024-12-12 | - | |
25 | 第35話:苦渋の選択? | 156 | 0 | 2024-12-13 | - | |
25 | 第36話:奴隷売買所へ | 200 | 2 | 2024-12-16 | - | |
31 | 第37話:予期せぬ再会 | 254 | 0 | 2024-12-17 | - | |
26 | 第38話:オークション会場でのデュエル | 186 | 2 | 2024-12-20 | - | |
20 | 第39話:計画的な戦術 | 144 | 0 | 2024-12-21 | - | |
32 | 第40話:詰み | 221 | 0 | 2024-12-23 | - | |
23 | 第41話:城への招待 | 240 | 2 | 2024-12-24 | - | |
35 | 第42話:交錯する思惑 | 181 | 0 | 2024-12-25 | - | |
35 | 第43話:エルミアの奮闘 | 214 | 0 | 2024-12-26 | - | |
27 | 第44話:陽光に屈する愚か者 | 184 | 0 | 2024-12-30 | - | |
24 | 第45話:酔いどれアイドルチドリちゃん | 182 | 0 | 2024-12-31 | - | |
28 | 第46話:今日のセットリスト(メニュー) | 196 | 0 | 2025-01-02 | - | |
29 | 第47話:強制会計 | 178 | 2 | 2025-01-03 | - | |
31 | 第48話:私は嵐の様に去るぜ | 200 | 2 | 2025-01-05 | - | |
31 | 第49話:独りよがりな無能 | 188 | 0 | 2025-01-08 | - | |
22 | 第50話:子供の罠遊び | 151 | 0 | 2025-01-10 | - | |
19 | 第51話:張り巡らされた策謀 | 107 | 0 | 2025-01-13 | - | |
24 | 第52話:堕ちた力 | 164 | 2 | 2025-01-14 | - | |
23 | 第53話:卑怯な堕天使 | 164 | 2 | 2025-01-16 | - | |
22 | 第54話:不敬で傲慢で父嫌いの侵略者 | 144 | 2 | 2025-01-21 | - | |
20 | 第55話:卑怯な侵略者 | 126 | 2 | 2025-01-23 | - | |
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27 | 第57話:星骸龍 | 151 | 0 | 2025-01-27 | - | |
33 | 第58話:赤と青の王女 | 215 | 0 | 2025-01-29 | - | |
26 | 第59話:炎の蝶と氷の魔女 | 138 | 2 | 2025-01-31 | - | |
24 | 第60話:凍てつく蒼き龍王 | 193 | 2 | 2025-02-01 | - | |
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更新情報 - NEW -
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