合宿参加者リスト 〜生徒編〜　作：コングの施し

【合宿参加者リスト・生徒】

スターチップ争奪戦通過者のみ、１日目１５：００からの講義及びその後の合宿への参加権を得る。２日目にチームが組まれ、それに合わせた特別講師の指導の元に３日目にはチーム同士のトーナメント戦が行われる。ここでは、本合宿に参加が確定した生徒（スターチップ争奪戦を突破した生徒）のプロフィール及び強化指導案が更新される。


（物語の進行と共に、本話に登場人物を追加します。更新された欄の一番上に［〇〇話更新］の記載をしますので、ネタバレ等を気にされる方は確認していただけると幸いです。）



［５７話更新］



名　前：樋本 遊大（ヒノモト ユウダイ）
性　別：男
年　齢：１２（１年）
出身校：チバ県アオメ市立東雲中学校
デッキ：《デュアル》＋《化合獣》
エース：《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》《超化合獣メタン・ハイド》

全国決闘杯・予選戦績：チバ県アオメ市予選・ベスト３２

【概要】
　参加者の中でも珍しく、かつ随一の自由度をもつ《デュアル》のデッキを使い、勝ち進んできた。構築の幅広さは最上級だが、それは外部からのサポートなしではマトモに機能させるのが難しい部類のデッキであることの裏返しであり、総合競技力の向上のためには、軸となるエースモンスターをいかに有効利用するか、またそれを可能にする構築が求められる。
　真っ直ぐで明るく、努力家気質な人間性を持つ反面、自分と違う価値観の決闘者や戦う理由を問われる場面で迷いを見せることもあった。決闘王杯・市内予選のベスト３２でメンタル面からの棄権となっており、スターチップ争奪戦を突破できるかが懸念点であったが、争奪戦での様子を鑑みるに、現在は個人的にその弱点を克服している。





名　前：大石 龍平（オオイシ リュウヘイ）
性　別：男
年　齢：１３（１年）
出身校：チバ県アオメ市立東雲中学校
デッキ：《聖刻》＋ドラゴン族
エース：《聖刻神龍ーエネアード》《聖刻天龍ーエネアード》

全国決闘王杯・予選戦績：チバ県予選・優勝（本戦出場資格有）

【概要】
　ドラゴン族デッキ、その中でもリリースによる展開を主軸に戦う《聖刻》を使用し、決闘王杯・チバ県予選では優勝、スターチップ争奪戦は最速での突破など、合宿参加者の中でも最上級の総合力を見せる。また、「理」を突き詰めた故の計算高いデュエルが特徴であるため、運や自分と違ったスタイルや心情を持つ決闘者との合同練習によってメンタル面の強化、及びデュエルの視点を拡張する場として本合宿を利用するのが最適と思われる。
　寡黙で冷静な性格だが、血縁であるプロデュエリストの大石 竜也氏に対して主にネガティブに思う部分があるようで、開会の場でもそれが見え隠れしている場面があった。





名　前：龍剛院 嬢（リュウゴウイン ジョウ）
性　別：女
年　齢：１２（１年）
出身校：チバ県アオメ市立東雲中学校
デッキ：《ドラグニティ》
エース：《ドラグニティナイトーアラドヴァル》《ドラグニティナイトーアスカロン》

全国決闘王杯・予選戦績：チバ県予選・ベスト１６

【概要】
　樋本 遊大と同じく、最も活躍が期待される東雲中のデュエリスト。その中の決闘王杯本戦出場資格を持たない者の中では、最も良い戦績を持つ。爆発力の高い《ドラグニティ》を従え、さらにわかりやすい勝ち筋を常に据えていることで、高い平均勝率を持っているようだ。機転を効かせた戦術や予想外の状況からのリカバリー力を発揮している戦いが少なく、明確なルート外からの道筋を追う能力が問われる。
　性格は明るく、周囲に対してやわらかい印象を与えている様子であり、その実力の高さと外面が結びつかないとすら思える。内面に対しての情報が少なく、またプライベートな情報でもあるため詮索は避けるべきかと思われる。





名　前：花海 律歌（ハナミ リッカ）
性　別：女
年　齢：１３（２年）
出身校：チバ県アオメ市立東雲中学校
デッキ：《パラディオン》
エース：《アークロード・パラディオン》

全国決闘王杯・予選戦績：チバ県予選・ベスト３２

【概要】
　上の決闘者たちに続く、東雲中の一員。使用デッキは後攻で大きな突破力・ゲームエンド性を持った《パラディオン》である。機転が効かないデッキと思いきや、《星遺物》を絡めた構築により、意外にも取り回しには優れている。強化に関しては、《パラディオン》による爆発的展開を整えるための継続的なリソース確保や妨害、さらにそれを司るより強固なデッキ基盤にあると考えられる。
　性格は仲間思いだがかなり天然な部分があり、待機中や争奪戦中も友人や後輩を気遣う発言が多く見られた。部内での肩書きが部長であることもあり、常に周りに協力し、さらに導くリーダーシップに優れている。





名　前：日暮 振士（ヒグレ シンジ）
性　別：男
年　齢：１２（１年）
出身校：チバ県参浜市立参浜第一中学校
デッキ：《オッドアイズ》＋《竜剣士》
エース：《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》《虚竜魔王アモルファクターＰ》

全国決闘王杯・予選戦績：チバ県予選・ベスト３２

【概要】
　同校の本戦出場者を押し退いての合宿参加者。最も難度が高いとされるペンデュラム召喚を利用し、そこへさらに各召喚法を絡めたデッキを駆使するため、デッキを操る一人称的なプレイングでは参加者の中でも屈指の実力を誇る。対面・対局的にデュエル全体を俯瞰する能力もその性格ゆえに高く、本合宿では、その総合力の高さに見合わない戦績にフォーカスを置くことを指導方針とする。
　かなり珍しいデュエルへの価値観を持っており、「エンタメ性」や彼の言う「輝き」などに対して傾倒しているように見える。そのため他の決闘者との間に確執が生まれてしまうことも多く、その価値観をどう捉え指導するかに細心の注意が必要。





名　前：寺野 大吾（テラノ ダイゴ）
性　別：男
年　齢：１３（１年）
出身校：ヤマガタ県國賜町立国賜中学校
デッキ：《超越竜》＋恐竜族
エース：《超越竜メテオロス》《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》

全国決闘王杯・予選戦績：ヤマガタ県予選・優勝（本戦出場資格有）

【概要】
　東北地方屈指の実力者。１年生であるにもかかわらず、ヤマガタ県予選では最低ＬＰが５３００となっており、圧倒的な実力が垣間見えた。恐竜族のサポートが厚く、盤面制圧力・突破力ともに優れたデッキを用いる。しかし強力なカードを複数枚駆使する中で最適解を繰り出せないこともあり、軸となる最も有用なエースモンスターの探求及びそれに合わせた構築・プレイングの強化が課題点になる。
　性格は寡黙であり、かつ体格も他参加者と比べ大きいことから威圧的な印象を持たれがちだが、根は優しく、担当者にも労いの言葉をかける場面があった。





名　前：剣城 闘次（ツルギ トウジ）
性　別：男
年　齢：１４（２年）
出身校：ヤマナシ県南野アルプス市立葦馬中学校
デッキ：《剣闘獣》
エース：《剣闘獣ドミティアノス》《剣闘獣ガイザレス》

全国決闘王杯・予選戦績：ヤマナシ県予選・優勝（本戦出場資格有）

【概要】
　ヤマナシ県予選優勝者。融合無しでの融合召喚を利用する《剣闘獣》の盤面制圧力・突破力を最大限に発揮し、争奪戦でも大石 龍平に次ぐ二着での突破を見せた。また彼と同様に計算高く理を突き詰めたデュエルが得意であるため、予想外の出来事に対応するメンタル、そして自分自身も予想外の要素を利用するデュエルが求められる。
　性格は『ダジャレそのもの』。常に一発芸をしているようなものなので、自己肯定感やメンタル面は他とは一線を画している。飄々とした物言いとそのダジャレとは裏腹に不思議と人を惹きつける場面があり、たとえ人に排他的に扱われようと、当人がそれを全く意に介さない強さを持っているのがこの所以か。





名　前：蜂谷 加奈子（ハチヤ カナコ）
性　別：女
年　齢：１５（３年）
出身校：私立蟻原中学校
デッキ：《Ｂ・Ｆ》
エース：《Ｂ・Ｆー降魔弓のハマ》《Ｂ・Ｆー決戦のビッグバリスタ》

全国決闘王杯・予選戦績：グンマ県予選・準優勝（本戦出場資格有）

【概要】
　グンマ県予選準優勝者。使用デッキは《Ｂ・Ｆ》であり、他の本戦出場資格保有者と比較すると、デッキパワー自体は少々落ちる。しかし彼女を前に進めたのはそのリサーチ力とデッキへの理解度であり、実際にその能力を活かし争奪戦を突破してみせた。リサーチ力や取り回しを支える基礎的なデッキ基盤や拡張性の強化を合宿の指導案とする。
　性格は姉御肌な部分があり、「ウチ」という一人称や物言いからもそれが垣間見える。それゆえか面倒見はかなり良く、２日目以降のチームにも難なく溶け込んでいけると思われる。





名　前：奥海 波実（オウミ ナミ）
性　別：女
年　齢：１４（３年）
出身校：私立甘橋中学校
デッキ：《バージェストマ》
エース：《バージェストマ・アノマロカリス》《拮抗勝負》

全国決闘王杯・予選戦績：シズオカ県予選・ベスト４（本戦出場資格有）

【概要】
　シズオカ県予選突破者。血縁上兄に当たる幻樹と共にベスト４まで上り詰めた身ではあったが、争奪戦は彼女のみが突破する結果となっている。罠を基盤としている《バージェストマ》デッキを使用しており、強固な基盤と機転を持ち合わせた構築になっている。強化思案として挙がるのは大石・剣城と同じく運が絡むか、全く予想外かの状況への適応と吸収である。
　兄への信頼が厚かった分、自分のみが突破していることに引け目を感じている様子が見受けられた。チーム戦でも、メンタル面を大きく刺激しない人選が求められる。



［５８話　更新］



名　前：澄永 青藍（スミナガ セイラ）
性　別：女
年　齢：１４（２年）
出身校：ミエ県八日市立兎浜中学校
デッキ：《水精鱗》
エース：《水精鱗ーガイオアビス》

全国決闘王杯・予選戦績：ミエ県予選・優勝（本戦出場資格有）

【概要】
　ミエ県予選優勝者。使用デッキは《水精鱗》という正直な展開系水属性デッキ。争奪戦では、八勝一敗という好戦績を収めながらも、会場の場所がわからずに３０分以上も市内を徘徊する時間があった。テーマデッキとしての完成度が高いためか、水属性や海竜族に対して汎用的な効果を持ちながらも、そのポテンシャルを余らせてしまっている状況が見られた。そのため、エースモンスターを軸としたデッキの拡張性の施策が求められる。
　デュエル以外に関しては、争奪戦での様子からも分かるように、キャラ作りの範疇に収まらないほどに抜けている部分がある。しかしそれでも底抜けに明るい性格が幸いして、待機時間でも和気藹々と過ごしている様子が見られた。