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HOME > 遊戯王SS一覧 > 56話 赫灼の剣皇

56話 赫灼の剣皇 作:コングの施し

全国決闘王杯・本戦出場者及びその同校の決闘者にのみ参加権が与えられた『アカデミア合宿』。その参加者を待つ、スターチップ10個を突破条件とする4時間の『スターチップ争奪戦』。その最終局面で☆10に到達した遊大を待つのは、中盤戦で別れたはずの日暮 振士であった。彼の狂気より始まる☆10同士の決闘。最後の時間とスターチップ、そして二人の信念をかけた決闘、その闘いの決めるのは…




12:51



日暮「…ありがとう…ぼくの全力、受け止めてね。」


遊大が迎えた4ターン目。その開始と同時に、日暮はそう呟いた。その声と同時に、二人を包む白黒の世界がゆっくりと動きをとめていく。砕けていく視界。色も明るさも、音も、全てがその瞬間に崩れ始めた。

日暮が宣言する、 2つの効果。それは前のターンにペンデュラムの展開を絡めて降臨した《虚竜魔王アモルファクターP》、そして《解放のアリアドネ》の効果によって手札に加えられた《一撃離脱》のカードだった。


消えゆく視界の中、日暮の顔が、その表情が目に入る。
自分を見つめているにも関わらず、虚に向き合っているような哀しげな瞳。自分に期待を抱いているからこそ、それが砕かれていく様を見つめる、その表情。


「受け止めてね」と言った彼の心に、その想いに、今応えるしかない。


彼が自分に求めるものは。今までの行動からならわかるはずだった。それを途切れゆく世界の中で必死に考えていた。




















遊大はハッと気づいた。時計の針は進み、自分の手札も増えている。しかし当の自分だけが、その事実についていけていない。

遊大「………やりやがったな。」


TURN:5

日暮 振士(ターンプレイヤー)
LP :5400
手札   :0→1
モンスター:《爆竜剣士イグニスターP》《虚竜魔王アモルファクターP》
魔法罠  :
Pゾーン  :◆ ◇
フィールド:

樋本 遊大
LP :2900
手札   :2
モンスター:
魔法罠  :《工作箱》
フィールド:《化合電界》


ターン5。
まるで時間が飛ばされたように、そのターンカウントは5を指していた。自分はカードをドローし、4ターン目を迎えたはず。それが今、自分がいるのは5ターン目のフィールドであった。

遊大「《虚竜魔王アモルファクターP》と《一撃離脱》…!
ターンスキップのコンボを……!!」

《虚竜魔王アモルファクターP》によるメインフェイズ1のスキップ、そしてモンスターが存在しないことによるバトルフェイズのスキップ、そして《一撃離脱》によるメインフェイズ2のスキップ。日暮が、遊大のLPを詰めに来る過程で成立させていた、前人未到のターンスキップ。その事実に、体全身に電撃が走る。


しかしその衝撃を、現実は待ってはくれない。


日暮「ぼくは『勝ちに行く』って言ったはずだよ。…それがキミの言葉だから。
…だったらせめて、魅せて欲しかった。

ぼくは《虚竜魔王アモルファクターP》で直接攻撃…殲滅のプリズムファクター!!」


グォオオオオオオオ!!!


鳴り響く虚の竜王の咆哮。雷撃がフィールドを駆け巡り、最後の攻防が始まろうとしていた。

日暮「…輝いていたのに。」

と、小さく呟いた。彼の言葉で、「勝つ」という彼の方法で選択を迫れば、応えてくれるという淡い期待を抱いていた。
だからこそ、このターンスキップと、最後の攻撃が、日暮にとって、彼にとって、最も辛く儚い物に感じられて仕方がなかった。



モノクロの世界に落ちていく。勝負に勝つことが、こんなにも虚しく悲しいものだなんて。



黒い稲光を帯びた大顎が、遊大の目前まで迫る。
空気が震える。時間がゆっくりに進行しているように、走馬灯を見ているかのように、自分の中にある選択が浮かび上がるのがわかった。
ターンがスキップされたから、自分のLPがその一撃で削り切られてしまうから、そんなことは関係ない。


遊大に、もう迷いはない。その虚を見つめる日暮を、放り去って負ける理由にはならない。


遊大「……そんな目させたまま、負けてらんねえんだよぉおおおおお!!!」


彼は幾度となく「デュエリストの輝き」とか「エンタメデュエル」だとかを口にしていた。だったら、そこに立っている男が、そんな目を、虚に失望したような悲しい目をしていいはずがない。

遊大が、自分が、立ち上がれたからこそ、理解しようとしているからこそ、ここで負けるわけにはいかない。必死な思いで、迫り来るその黒い牙にカードを突き立てる。

遊大「行ってくれッ!!!《虹クリボー》ッ!!!!」

遊大の手の中の1枚のカードから、可愛らしい虹色のクリボーがフィールドへと飛び出す。そのモンスターはリボン状の光を放ちながら魔の竜王の体に飛びかかり、その巨体を光で縛りつけた。

日暮「そのモンスターは…!」

遊大「お前の《EMクラシックリボー》と違ってレプリカだよ…!!しかも借り物だしな!
だがこいつが装備されている間、そのモンスターは攻撃できない!!」

《虹クリボー》。かつて名のある決闘者が使用したとされるカードの1枚。《No.》などと同様に、世間に出回っているものはそのカードと性能を再現したもの。いわばレプリカである。
しかし遊大が持つそれは、律歌が使用していたものだった。彼女の手から渡されたそれが、今、《虚竜魔王アモルファクターP》の攻撃を繋ぎ止め、自分のLPを守っている。

遊大(ありがとう律歌さん…!
でもまだ来る!!《爆竜剣士イグニスターP》の攻撃が!)

日暮「……。
《爆竜剣士イグニスターP》のダイレクトアタック…。
焦撃の イグナイトパニッシャー!!」

火花を噴き上げ、熱を帯びて赫く輝くその刃が遊大のLPに斬りかかる。この攻撃だけは、受ける術がない。腕を前に構えて、そのソリッドヴィジョンを一身に受け止める。

遊大「うおおおおおおぁーーーーーーッ!!!」

十時に構えた腕に飛び込んでくる巨大な剣。背後に大きく吹き飛ばされそうになりながらも、その二本の足で大地を踏み締めてフィールドに止まった。


《爆竜剣士イグニスターP》(ATK:2850)

樋本 遊大 LP:2900→50


遊大「はぁ…はぁ…いつになくボロボロだが…耐えてやったぜ!!!」

LPはわずか50。手札は1枚、モンスターはゼロ。だがしかし、そこに確かに立っている。ターンを飛ばされようが、モンスターを全滅させられようが、もう迷いなくそこに立っている。

日暮「…」

日暮の顔に映ったのは、自分を真っ直ぐに見つめる決闘者の顔。そこには、自分の求めていた、笑顔があった。今なら、今ならば。そう思い、自然にその口は開いていた。

日暮「…遊大くん。
キミはその顔が似合っているよ。」

遊大「そんな目…させない!!
…しっかり目に焼き付けろ日暮、思いっきし笑わせてやる…!」


TURN:6

樋本 遊大(ターンプレイヤー)
LP :50
手札   :1→2
モンスター:
魔法罠  :《工作箱》
フィールド:《化合電界》

日暮 振士
LP :5400
手札   :1
モンスター:《爆竜剣士イグニスターP》《虚竜魔王アモルファクターP》
魔法罠  :
Pゾーン  :◆ ◇
フィールド:


遊大「おれの…ターンッ!!」


デッキから引き抜いたカードの刃。
今までの自分では扱えていなかった、そのカード。自分では到達できない場所に存在していた、そのカード。しかし今までの戦いが、この4時間が、仲間たちが、そして否定と理解の狭間から背中を押した日暮が、遊大にそれを使いこなすまでの成長をさせていた。

遊大「おれは…手札から《スモール・ワールド》を発動!」

そのカードの名前を叫んだ瞬間。網目状の光が湧き上がり、その光の一つ一つに、遊大のこれまでの戦いが、仲間たちが映し出されていく。

日暮「…!」

遊大「日暮…おれはさ、今まで、『一番好きなことで一番になる』なんてアリキタリな理由で戦ってきたんだ。」

手札から光を放つ《進化合獣ダイオーキシン》のカード。その光が繋がり、次なるカードを映し出す。

遊大「だからそれが、万人の当たり前だと思っていた。たとえあまりに違った理由を見出している人がいても、それを拒絶しようとしてしまっていたのかもしれない。」

そして次に映し出されたのは《業火の重騎士》のカード。そこから赤い焔が繋がり、最後の1枚のカードを映し出した。

遊大「おれにはできなかったよ。大好きなデュエルを…闘う理由を否定することなんて、おれにはできない。
…だから、ここでお前には笑顔になってもらう!!」

日暮「そのカードは…!」

遊大が《スモールワールド》の効果で最後に見せたカード。遊大のこれまでの戦いをを見ていた日暮でも、初めて目にするカード。

遊大「お前を笑顔にするために、この闘いの最高の締めくくりをするための、そして、この白黒の…モノクロの世界を赫く染め上げるためのカードだ…!」

手にしたカードから、赫い焔が弾け出す。それは花火のようで、モノクロに染まりきった世界の中で唯一煌々と輝く色彩であった。
虚を見つめていた日暮の瞳に、チリチリと光る火花が反射する。


遊大「せっかくのエンタメだ…まずはおれが笑顔にならなきゃな!

さあさみなさんお立ち合い!これより、おれのエースである《フェニックス・ギア・フリード》が、この白黒に染まりきった世界に彩りを取り戻して見せましょう!!」

遊大の墓地より《フェニックス・ギア・ブレード》のカードが除外される。同時にその手から、天へと伸びる炎の道筋。流れる星のように、それは儚くも力強く舞い上がっていく。天頂まで上り詰めた赫い輝きは、降り立つ場所を定めた猛禽のように、翼を翻しながらフィールドに一直線に降り注ぐ。

日暮「遊大くん、キミは…!!」

まばゆい閃光と、大地を砕く衝撃。フィールドに衝突したその赫い炎と地面が反応し、舞い上がる土埃すら炎に焼かれてオレンジ色にキラキラと輝く。舞い上がる熱砂と弾けた炎を斬り裂いて、そのモンスターがついに姿を現した。


そして叫ぶ、その名前を。


遊大「神すら穿つ剣!勝利への天道よ、赫灼に染まれ!!

降臨せよ!レベル9!!
…《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》ッ!!」


《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》(攻)
☆9 炎属性・戦士族/効果
ATK:3000/DEF:2200


モノクロから塗り変わっていく、赤い世界。
白銀の鎧、そしてそれまでよりも巨大な剣が、その手に握られている。そして何より、弾けた炎の輝きに包まれて、そのモンスターの全てが赫色に輝いていた。鎧の内側から熱と火焔を漏らし、鈍い鎧の音を立てながらそのモンスターは刃を構える。

滲む炎はマントに灯り、ゆらめくそれは、まるで不死鳥の翼のように翻る。

日暮「本当に輝けるエンタメデュエリストなのかもしれない…!」

虚を見つめていた日暮の瞳。それが赤く燃ゆる翼を反射し、純粋にキラキラと輝いている。遊大はデュエルディスクを改めて構え、自らが召喚した《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》を見つめる。呼応するように頷いた彼と共に、再びカードを握った。

遊大「おれは除外された《フェニックス・ギア・ブレード》の効果を発動!コストになったことで手札に加える!
…さらに、フィールドにモンスターが存在することで《工作箱》の効果だ!!」

バッと手を広げると、2枚のカードがソリッドヴィジョンに映し出された。

日暮「《ジャンク・アタック》…それに《最強の盾》…!」

遊大「おれは公開された2枚のうち1枚を、ランダムに手札に加える!」

映し出されたカードの1枚が手札にパシッと宿る。そして手札からフィールドに叩きつける、2枚のカード。それにより、新たな剣と新たな盾が、不死鳥の騎士こと《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の手に握られる。

遊大「おれは《フェニックス・ギア・ブレード》と《最強の盾》を装備!…これで攻撃力は、5500まで跳ね上がる!!」


《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》(ATK:3000→3300→5500)


手に宿った2つの武具。それから放たれるオーラが、一層そのモンスターの輝きを増していく。そしてついに、その瞬間が訪れようとしていた。


遊大「バトルだ!!
おれは、《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》で、攻撃ィ!!」


舞い上がる炎は一層激しく盛り、ついに不死鳥を描いたその炎と、手に握られた剣が一つとなる。大地を抉り、まるで巨大な隕石のように、真っ直ぐにその巨大な赫焔の刃は空を貫き、対峙する《虚竜魔王アモルファクターP》の元まで迫っていく。

日暮「…でも2回攻撃だけじゃぼくのLPは削りきれない…そうだよね、遊大くん!」

遊大「ああ!…だから、それだじゃあないッ!!」

爆進する《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の炎は拡大をやめない。フィールドにある全てを飲み込み、ついに巨大な神鳥へと姿を変えていく。

遊大「攻撃宣言時、モンスター1体を500ポイントアップの装備カードとして装備する!!おれは、《爆竜剣士イグニスターP》を装備し、《虚竜魔王アモルファクターP》に攻撃!!
…ゴッドブレイズ・エンド!!」

弾ける炎の翼。《爆竜剣士イグニスターP》の剣が熱を帯びて赤く染まり、《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の手に宿った。

そしてついにモノクロの竜王である《虚竜魔王アモルファクターP》に対峙する。
黒い稲光の牙と、赤い剣が衝突し、まばゆい閃光と轟音がなり響く。その境界で、赫とモノクロの世界がせめぎ合い、砕きあっていく。

《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》(ATK:6000)
《虚竜魔王アモルファクターP》(ATK:2950)

日暮 振士 LP:5600→2500


巨大な灼焔の刃が、魔の竜王の逆鱗を貫いた。貫通した白刃、その傷口から炎が溢れ出し、オレンジの火花が吹き出していく。それを貫いてなお、《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の進撃は止まらない。

遊大「《ゴッドフェニックス》…《フェニックス・ギア・ブレード》の装備を解除!!
……焼き付けろ、この一撃!!ゴッドブレイズ・エンド!!」

臨界を超え、もはや刃すら炎となってその翼の一部となる。巨大な翼が、流星のような一撃が日暮の眼前へと迫る。熱を帯びた風がその髪をかきあげ、チリチリと瞳孔を焼く火が瞳に映り麗しく輝く。そして、その一撃が今、日暮の最後のLPを討ち砕いた。


《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》(ATK:5700)

日暮 振士 LP:2500→0


鳴り響く電子音、斬り裂かれたLP。火花が弾け、赫く染まったフィールド、その火の元には、そこにある日暮の顔には、確かに笑顔があった。


日暮「…ありがとう…本当に、今までで最高のデュエルだったよ。」

遊大「こっちこそ、ありがとう。お前のおかげで、掴めたよ。
…ここにあった迷いも、晴れた。」


WINNER:樋本遊大


そう言って遊大は自分の胸をトントンと叩いた。最初は、理解できずに否定しようとして、それすら自分にはできないからこそ迷っていた。しかし、そんな遊大に選択を急いでくれたのは、『全力でぶつかる』という遊大の言葉で問いを投げかけたのは、他でもない日暮だった。

だからこそ遊大には、彼の気持ちが、何よりもデュエルを通して、少しでも理解できたような気がした。その問いに彼の言う『エンタメ』で、日暮に応えてみせた。

今までにないほどに心と心を通じ合わせたデュエル。それは二人がもっともわかっていることだった。

遊大「ま…そんでもスターチップ10個のやつにデュエル仕掛けるのはやりすぎだけどな。」

冗談まじりに口を開く。日暮もバツが悪そうに笑みを作り、答えた。

日暮「あは…やっぱそうだよね。」

遊大「その代わり、また戦いたくなったら、またいつでも言ってくれ。
おれもお前も…まだまだ強くなる。もっと…輝けるはずかだからさ!!」


言葉はそれ以上いらないと、そう思えた。お互いの想いは、そのデュエルを通して何よりも強く深く伝わってきたから。
遊大は走り出す。この試練を乗り越えた先にある、自分の新たなステージを目指して。眼前に聳えるデュエルアカデミアの校門へ、一直線に。


その背中を見た日暮の胸には、幼い頃にどこかに置いてきてしまった憧憬が刻み込まれるような、そんな気がした。今まで、最高の輝きを見つめることに生きがいを見出し、そしてついにそれが叶った瞬間、自分の中に芽生えたのは子供が抱くような、純粋な憧れだった。満たされていく今までの自分を横目に、抱いたことのなかった想いを携えた新しい自分の胎動に眩暈を起こしながらも、ついた尻餅をゆっくりと立てて呟いていた。


その背中を追うように。


日暮「ぼくも、いくよ。キミの場所へ。」


『樋本 遊大 10勝3敗 ☆:11
アオメ市立東雲中学校:1年
決闘杯・アオメ市予選:ベスト32』

VS

『日暮 振士 8勝1敗 ☆:9
参浜市立参浜第一中学校:1年
決闘王杯・チバ県予選:ベスト64』


時計の針は、12:56を指していた。ついに、プロデュエリストと全国の猛者たち、彼らが繰り広げるデュエルの饗宴『アカデミア合宿』が幕を開ける。



続く
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ランペル
熱すぎるw

日暮のアモルファクター一撃離脱のコンボによる実質的なターンスキップを喰らってしまった遊大。自分もMDで綺麗に喰らった事あるのでその脅威度を実感している所存(

日暮の輝いていたのに…という言葉は、相手がデュエルを諦める様が悲しいのかと思っていましたが、自らの手でこの素晴らしい演劇の幕を閉じるのが悲しかったんですねぇ…。
結果として、律歌から渡された《虹クリボー》によって、超鉄壁で繋ぎ止める事に成功。最初は、日暮が望むデュエル像が余りにかけ離れた物であったために、理解に苦しむ、果てには拒絶してしまいそうになってしまった遊大ですが、相手のデュエルへの想いを否定する事なんて出来ない。そう言った彼は、エンタメ狂いの日暮れの目に彩を与える選択を取りましたね!

《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》を舞い降ろし、イグニスターPさえも力の糧とした全力でぶつかった遊大が勝利し、日暮に笑顔ぉ…を届ける事が出来ましたね!
もっと輝けるはず…この相手の輝きを見たいという気持ちに沿った言葉は、遊大の包容力のレベルアップされたようにも思います。

遊大とは全くデュエルの向き合い方の違う日暮というデュエリストとここでデュエル出来た事は、今後の合宿や彼のデュエルへの向き合い方に新たな彩が加えられたかもしれませんね。

そして、遂に終わりを迎えたスターチップ争奪戦編。
次回からは遂にアカデミア合宿編に突入となるので、新たな楽しみが増していきます!
更新頑張ってください! (2024-03-15 21:26)
コングの施し
ランペルさん、閲覧とコメントありがとうございます!

満を持して、《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の登場です。こちらとしても、ここまで登場させたくてウズウズしていましたが、彼のデュエルへの価値観の転機となって欲しいこのデュエルで覚醒しました。

エンタメを愛しているからこそ、相手への敬意を持っている。しかしそれと同時に、自分を際限などないエンターテイメントの渦に巻き込んでほしい、それを見たいという譲れない理由を持った日暮がとった行動は、「勝利する」という遊大の言葉で彼に選択を投げかけることだったわけですね。そしてそれを感じ取った遊大も、日暮の「エンタメ」で応える…。自分の一手にデュエルが終わってしまうと、モノクロに瞳を染めた日暮を赫く塗り替えたのは遊大の新エースでした。

次回より突入する本合宿!どんな展開が、キャラクターが待ち受けるか乞うご期待です!いつも読んでいただきありがとうございます!モチベに繋がっております! (2024-03-17 18:21)

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