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HOME > コンプリートカード評価一覧 > LEGACY OF DESTRUCTION コンプリートカード評価(みめっとさん)
LEGACY OF DESTRUCTION コンプリートカード評価
「 みめっと 」さんのコンプリートカード評価 |
レアリティ | 評価 | 番号 | カード名 |
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Quarter Century Secret ▶︎ デッキ |
2 | JP000 | 結束と絆の魔導師 |
性能は度外視したまさしく記念カードという感じのモンスター。 自分の墓地が激烈に肥えている時だけ特殊召喚できる特殊召喚モンスターで、相手の墓地が激烈に肥えている時だけ攻守がもの凄く上がる。 両方の条件が満たされていれば自己SSできる攻守5000のモンスターという脅威のパワーとなりますが、耐性などの他の能力はない。 扱いは難しく、ロマン度も《万物創世龍》に比べてそこまで強くもない、そんな風な単なる記念品です。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
8 | JP001 | 破壊竜ガンドラG |
禁止カードだった《破滅竜ガンドラX》がエラッタされて復帰した直後のレギュラーパックで登場した《光の黄金櫃》に関連する第4の「ガンドラ」モンスター。 概ねこれまで登場してきた3種類の「ガンドラ」モンスターの良いところ取りという感じの性能になっており、通常召喚及び他の効果による特殊召喚ともに可能ですが、このカードを使う以上はやはりこのカードをサーチできてかつ場にあるとこのカードが手札からの自己SS効果を発動できるようになる《光の黄金櫃》と併用することになる。 ライフを半分払って自身以外の場のカードを全て破壊して除外するのは《破壊竜ガンドラ》と同じですが、このカードはその後黄金櫃のカード名がテキストに書かれたモンスター1体をリクルートでき、さらに破壊した枚数分そのモンスターのレベルが上がるという効果処理が行われる。 レベルが上がると攻守も上がる《サイレント・マジシャン・ゼロ》や《サイレント・ソードマン・ゼロ》がリクルート対象として適しており、黄金櫃はモンスター効果による破壊耐性によってこのカードの効果では破壊されないため、マジシャンの魔法無効効果もそのまま使用することができます。 更地になった相手の場に自身とリクルートしたモンスターで攻撃を叩きこめばライフを大きく取ることができますが、このカードは《破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ》と同じくお互いの除外状態のカードの枚数に比例して攻撃力が上がり、元々の攻撃力が0なので除外枚数が少なければそれだけ攻撃力も低くなってしまう。 【光の黄金櫃】は他の関連カードによって除外を行うことはなく、サーチ手段の多さから必要最小限のパーツで構築できる性質が《強欲で貪欲な壺》の無作為な裏側除外とかなりバッティングするので、有効に除外枚数を稼ぐなら《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》を使った方が良いでしょう。 ライフの半分というかなり重いコストがつきますが、1枚でも破壊できるカードがあればそれが自分のカードのみであっても構わないので、その気になれば先攻1枚ターン目にマジシャンをリクルートすることだけを目的として展開することも可能です。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP002 | サイレント・ソードマン・ゼロ |
《光の黄金櫃》に関連する「サイレント・ソードマン 」となるモンスター。 担当は黄金櫃及びそのカード名が記されたモンスターに対する相手の効果への実質的な対象耐性の付与であり、黄金櫃の耐性の穴の1つである魔法罠カードの効果による破壊及びモンスター効果による除外・バウンス・墓地に送る系の対象を取る効果を弾くことができる。 《コズミック・サイクロン》や《S:Pリトルナイト》は遭遇する機会も多いと思われるのでこの効果が活きる機会もあると思いますし、もちろんモンスターに対する《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》も防御できる。 しかし対象を取る効果に対して誘発する発動を伴う効果なので、永続効果の対象耐性に比べるとその信頼性は劣る。 そして何よりも単独で引いてきた時の弱さが半端ではなく、黄金櫃が出ていなくても機能する効果を持つ分、このカードと黄金櫃が場に出ているだけでは何の圧力にもならない。 《破壊竜ガンドラG》や《仲間の絆》で展開するにせよ、同じようなモンスターを使うなら《サイレント・マジシャン・ゼロ》の方がちゃんとした1妨害になって強いし、手札に来てほしくないモンスターを何体もデッキに抱えるのやっぱりしんどい。 もちろん盤面が完全した時の硬度が上がるのは間違いないのですが、直に引いた時の弱さを考えると現状は入れて1枚が精一杯といったところでしょうか。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP003 | サイレント・マジシャン・ゼロ |
《光の黄金櫃》に関連する「サイレント・マジシャン」となるカード。 《サイレント・ソードマン・ゼロ》と非常に良く似た性質を持っていますが、こちらは相手がドローした枚数だけレベルが上がるので、《未来への沈黙》などを用いることで一気に高ステータスになることもできる。 黄金櫃が場にある時は相手の魔法カードに対してカウンターできるようになり、ダメステで発動する効果や墓地で発動する効果も捉えられる。 【光の黄金櫃】においては《破壊竜ガンドラG》のレベルアップ付きリクルート効果や《時の沈黙-ターン・サイレンス》などを用いたアタッカー兼魔法防御による相手ターンでの圧力担当としてまず採用されることになるでしょう。 ただし黄金櫃が場に出ていないとソードマン以上に本当に話にならないレベルで何もできないので、無闇に3枚積んだりするのはやめたほうがいいかもしれない。 また黄金櫃の破壊耐性はモンスター効果限定で、魔法罠カードの効果による破壊には耐性がないので、黄金櫃を破壊する効果を持つ魔法カードを使われると強制的に動かされてしまう点にも注意したい。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP004 | トリコロール・ガジェット |
原作漫画の記憶編以降に表遊戯の使用したモンスター群を丸ごとテーマとした【光の黄金櫃】において、キーカードとなる《光の黄金櫃》のサーチを担当する下級モンスター。 イラストを見てわかる通り、3色の「ガジェット」モンスターたちを一緒くたにして1枚のモンスターカードとしている。 そういうわけで当然デッキの初動に関わる最重要モンスターとなるのですが、名称ターン1のある召喚誘発効果なので、NSしたこれに妨害を受けるとかなり厳しい状況になります。 《灰流うらら》や《無限泡影》は当然として、誘発枠に余裕があるデッキでは《エフェクト・ヴェーラー》まで複数積みしている場合もあるので何らかの誘発が被弾する可能性は高く、誘発受けはすこぶる悪いです。 とはいえ初動は初動で誘発受けが悪いから要らないなんてことがあるわけもないので、その辺は他のカードでカバーしてあげましょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
3 | JP005 | マシマシュマロン |
自分の場に《光の黄金櫃》が存在する場合、相手ターンにフリチェで手札から特殊召喚されて自前の戦闘破壊耐性と攻撃誘導効果で相手からの攻撃の盾になってくれるカード。 低打点状態の《サイレント・ソードマン・ゼロ》や《サイレント・マジシャン・ゼロ》の効果を消し去るために相手がバトルフェイズに入ったところで手札から飛び出して攻撃を受け切ることができる。 しかし黄金櫃が出ていなければ自己SS能力が使えないどころか戦闘破壊耐性すら適用されないため、リメイク元であり単独で無条件で無限の戦闘破壊耐性を持つ《マシュマロン》に劣る部分すら多々ある。 その自己SS能力も何故か相手ターンにしか使えないびっくりボックス仕様なので、L召喚などを行うための展開要員としては使い辛い。 代わりに黄金櫃なしでも使える能力として被効果破壊時に指定の4領域から破壊された自身以外の同名モンスター1体を特殊召喚しつつ相手に定数ダメージを与える効果があり、《破壊竜ガンドラG》などの自分の効果に巻き込んだり、相手の《サンダー・ボルト》に合わせて手札から自己SSして破壊させるという使い方ができますが、破壊された自身を特殊召喚できないということは、ただでさえ使い辛いこのカードを最低2枚はデッキに入れなければならないことに他ならない。 今はまだ《仲間の絆》による特殊召喚先に選択肢を持たせる意味もあって使われるかもしれませんが、次のレギュラーパックで《ブロックマン》のリメイクだとかでテーマの別な下級モンスターが出てくればその場でクビが言い渡されてもおかしくないでしょう。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
9 | JP006 | 古代の機械暗黒巨人 |
新たな融合体を出すことなく行われた「古代の機械」の12期における強化の主役となるカードで、「暗黒」と書いて「ダーク」と読むがそういう暗黒ではないので闇属性でもない《古代の機械巨人》のリメイクモンスター。 《古代の機械巨人-アルティメット・パウンド》と違ってちゃんと機械巨人扱いになる能力を持っており、元の機械巨人から特殊召喚制限と貫通能力を引いて召喚誘発のサーチ効果を足した機械巨人という代物です。 まずもって他の効果で特殊召喚できるようになっただけでも大きく進歩しており、サーチもテーマカードの万能サーチでかつ2枚サーチからの1捨てなので、構築や状況に応じて様々な組み合わせのサーチが考えられるし、何よりもちゃんと数的アドバンテージになっている。 しかし自己SS能力があるわけではなく場に展開するのは相変わらず他の効果頼みであり、1度場に出たら貫通能力がないだけの機械巨人なのでサーチ効果は何としても通したい。 またさすがに手札やデッキでも機械巨人として扱う《赤しゃりの軍貫》仕様ではないので、機械巨人として融合素材にするのは容易とまでは言えず、同時に登場した《古代の機械司令》の効果の仕様も合わせて元の機械巨人にも存在意義が残された形になっている。 アニメにおいて主要な人物が使用したエースモンスターカードというものにはこういった配慮が必要とされる場合が多く、それがまるっきり時代遅れになったカードであったとしても置き去りにしにくいというジレンマにもなると感じますね。 なおこのカードの登場によって、レベルが違うということを除いて《古代の機械熱核竜》にその存在意義をほぼ消されていた《古代の機械巨竜》は今度こそ本当の最期を迎えることになった。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP007 | 古代の機械戦車兵 |
低性能な《古代の機械兵士》がこれまた性能の悪い《古代の機械戦車》を駆った結果誕生した、それなりの性能を持つ「古代の機械」の《切り込み隊長》となるカード。 召喚誘発効果で手札の「古代の機械」モンスター1体を展開できるわけですが、特殊召喚でも効果が誘発し、レベル制限もなく展開できるので、これにより何よりも場に出したい《古代の機械暗黒巨人》をお招きすることができる。 さらに相手の場にモンスターが存在していれば墓地からの選択も可能となり、《古代の機械巨人》へのいつもの配慮で召喚条件すら無視するので、蘇生制限を満たしてさえいれば本来融合召喚でしか特殊召喚できない《古代の機械究極巨人》も蘇生できるという、同じ地機械モンスター群である「マシンナーズ」の《マシンナーズ・ソルジャー》など問題にならない高性能カードとなっている。 もう1つの効果は自分の《歯車街》や《古代の機械要》をセルフ破壊する手段となり、自身の効果で展開した暗黒巨人が持ってきたそれらのカードをこのカードで爆破し、セルフ破壊に連なる形で適用される残存効果で場の自身や暗黒巨人の打点が上がるという流れになる。 展開要員としてそれなりのカードだとは思うのですが、特殊召喚できるモンスターが手札にいなければ本当に何もできないし、召喚権を使って出したこれに《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》が直撃すると、テーマ内のカードに自己SS能力を持つモンスターが存在しない【古代の機械】にとってはかなり辛い状況になる。 セルフ破壊効果もあくまでセルフ破壊することがメインで、追加効果の方は何のアドバンテージにもならないので、いざとなった時に自分自身を破壊対象に選択するというプレイングがまるで有効にならないというのは12期のカードにしては控えめな性能だなと感じてしまいますね。 とはいえ暗黒巨人を場に出す手段の1つとして普通に使えるカードであることは間違いないですし、元のカードの性能を考えれば十分過ぎるほど有用なカードになっていると思います。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP008 | 古代の機械司令 |
遊戯王OCGでは割とよくある、デュエリストとなる登場人物をモンスターカードにしてみた系のカードなのですが、それをまさか「古代の機械」とその使い手であるクロノスでやろうとは。 《古代の機械暗黒巨人》の登場で《古代の機械巨人》の方は不要になった論に早速待ったをかける感じの能力を持っており、コストでデッキから機械巨人を墓地に送りその効果で手札の機械巨人または暗黒巨人を召喚し、それによって機械巨人が場に出た時に使える自身の効果が誘発して、コストで墓地に送った機械巨人を召喚条件を無視して特殊召喚するという流れになる。 しかし2体のリリースが必要なこれらのモンスターはこのカード1体だけではアドバンス召喚することができないためあまり噛み合っておらず、そうでなくても最低でも2体の機械巨人及び暗黒巨人が手札や墓地に必要となり、機械巨人を直に引くリスクも含めてかなり扱い辛い。 墓地効果はテーマの永続罠を場に表側表示で直出しできるというもので、暗黒巨人や《古代の機械飛竜》や《古代の進軍》といった【古代の機械】の主力カードの多くがカードを場にセットできない制約を課してくるため、その制約下でもバックにカードを用意できる貴重な手段となるのですが、手札からしか出せないのでそれらの永続罠カードは直に引くか暗黒巨人・飛竜・進軍などの効果で持ってくる必要があり、評価時点でこれに対応する《古代の機械蘇生》と《古代の機械競闘》も積極的に採用したいようなカードとは言えず、先攻はこれまで通り《古代の機械魔神》や制圧能力を持つ汎用的なEXモンスターに任せて、後攻から1キルを食らわすことを考えた構築にした方が良いような気がする。 総じて、もはやデッキには不要になったはずの機械巨人をわざわざデッキに入れなおすほどのカードとは思えないし、墓地効果だけを目当てに採用するにしても対応先の性能がイマイチでデッキから持ってこられるわけでもないんじゃあなという感じです。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP009 | 幻奏の歌姫ルフラン |
第12期に登場した9期産のテーマの1つである「幻奏」の新規カードなるPモンスターで、【幻奏】のデッキパワーを大幅に上げたことにとどまらず、【覇王魔術師】のメインデッキから《覇王門の魔術師》以外「魔術師」要素を抜いて「幻奏」ギミックを取り入れた【覇王幻奏】で環境の端くれにかかるほどまでに強くなったその立役者となる1枚初動カードです。 このカードをNSするか《独奏の第1楽章》でSSすることで効果を誘発させ、《幻奏の歌姫クープレ》をサーチ→クープレP効果で《幻奏協奏曲》→《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を融合召喚してそのリクルート効果を発動し、さらにこのカードとクープレをそれぞれの効果でEXデッキからPゾーンに置くといった具合に、1枚初動でレベル2から8までをP召喚できるPスケールを揃えた上で、このカードのP効果などからさらに動けるというデタラメな展開が可能であり、《オスティナート》の1枚初動に絡めた展開なら《幻奏の華歌神フラワリング・エトワール》の効果で自分の場の「幻奏」モンスターを一時的に全除外することによって退避することで、実質的に《原始生命態ニビル》すらケアしながらかなりえげつない最終番面を作り上げることすらできてしまう。 この間クープレのP効果以外にこれといった特殊召喚先の縛りがないのも、これらのモンスターが別テーマのP召喚デッキに持ち出せる所以でもありますね。 11期末に超強化を受けて環境級の強さをにした同じアークファイブテーマである「超重武者」に続き、まさか「幻奏」までもが使用デュエリスト同士の縁も深い「覇王門」と組んでそのレベルに到達するなど一体誰が想像できたでしょうか? |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | JP010 | 幻奏の歌姫クープレ |
第12期に登場した9期産のテーマの1つである「幻奏」の新規カードとなるPモンスターで、同時に登場した《幻奏の歌姫ルフラン》の最高の相方。 【幻奏】においてはルフランでサーチしてきてPゾーンに発動してP効果で《幻奏協奏曲》をサーチし、協奏曲で《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を融合召喚するための融合素材となった後にPゾーンに移動してルフランと共にPスケールを揃える、または《オスティナート》によって《幻奏の音女アリア》と一緒に墓地送りにしてから融合召喚されたバッハのSS誘発効果でリクルートした《幻奏の歌姫ソプラノ》の効果でサルベージし、その時に手札で誘発する自身の効果によって墓地のアリアを展開した後にPゾーンに発動して協奏曲をサーチという流れになる。 このルフランと協奏曲と《オスティナート》とこのカード、そしてEXデッキのバッハのみで成立する「幻奏」の出張ギミックの唯一の特殊召喚縛りがこのカードのP効果によってP召喚が光属性に縛られることであり、当然状況によってこれがネックになるのですが、純型の【幻奏】では当然そんなことはほとんど関係ないし、それ以外のP召喚デッキに混ぜる場合はこのカードがEXデッキからPゾーンに移動する効果は任意効果なので使わなくてもよく、《奇跡の魔導剣士》などの効果で後々手札に持ってきたしたPモンスターを上側のスケールとして設置すれば何ら問題なくP召喚ができてしまう。 P効果によるサーチ自体は単独でできるものの単独で引いてくるとさすがに微妙で、P効果でサーチする価値があるカードが評価時点では実質《幻奏協奏曲》のみであり、テーマの強カードである《オスティナート》や《独奏の第1楽章》をサーチできないので1点減点、とは普通はなってしまうところがそうはならないくらいにあまりに便利なカードです。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
6 | JP011 | 蛇眼の大炎魔 |
満を持して登場した2種類目の「ディアベルスター」モンスターであり「スネークアイ」モンスターでもある、パッと見は最強ネームを持つカード。 自身が戦闘を行う攻撃宣言時に自身と相手モンスターを永続魔法化する能力を持っており、効果に対してかなり強い耐性を持つモンスターも処理することができる。 また永続魔法化している時に同名カード以外の墓地の炎属性モンスターを永続魔法化して設置することで自身を魔法&罠ゾーンから特殊召喚する能力もあり、これにより容易に戦線に復帰することができるだけでなく、永続魔法化したモンスターを他の効果で利用することでデザイナーズレベルでも様々なコンボに繋げることができます。 しかし《黒魔女ディアベルスター》のような手札からの自己SS能力やデッキに触る能力は全く備わっておらず、ディアベルスター最強のサポートである《“罪宝狩りの悪魔”》で手札に握る意味もほとんどありません。 スネークアイの下級モンスター群の効果でリクルートするにしても、より高い攻撃力を持っていてメインフェイズに除去効果を出せる《蛇眼の炎龍》でいいようなって感じがします。 戦闘能力はそれなりに高いですが何しろ持っている効果が攻撃宣言ありきというのは期待していたものはあまりにかけ離れているといったところで、やっぱり後続の新規はそれ相応の調整を受けたカードになってしまったなという感じが否めない。 なお属性以外のステータスが《マジシャン・オブ・ブラックカオス》と一致しており、ディアベルスターが《ブラック・マジシャン》を意識した産物であるなら、こちらも意図的に設定したものと見て間違いないでしょう。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
9 | JP012 | 原罪のディアベルゼ |
《黒魔女ディアベルスター》のライバルとして登場したまさに「白魔女」と言うべき人物で、幻想魔族なのは「黒魔女」であるディアベルスターを黒魔族とした時にそれに相性有利な存在であることを意識したものと思われます。 他の幻想魔族と同じく衣装にウジャト眼の意匠はありますが、共通の戦闘破壊耐性能力は持っていません。 その能力は評価時点の環境なら相手のカードにタダ乗りできる可能性も高い自己SS能力、セットしていない魔法罠カードを相手にだけ発動させなくする永続効果、さらに魔法罠カードがセットされた場合に誘発するお互いの場のカードを1枚ずつ破壊する除去効果となっている。 この永続効果により相手の速攻魔法の機能が大幅に低下し、PモンスターのPゾーンへの発動が不可能になるのは《魔封じの芳香》と同じですが、こちらは手札から発動できる罠カードである《無限泡影》や《拮抗勝負》や《レッド・リブート》の機能も低下させることができる。 通常魔法などは1度セットすればそのまま発動できますが、そのタイミングでこのカードの除去効果が襲いかかるという設計になっており、芳香で伏せさせて別の効果で叩き割るという動きをこのカードだけでできてしまう。 カードをセットさせない《ダーク・シムルグ》との併用で相手は一切の魔法罠カードのカードの発動ができなくなり、これは《リプロドクス》や《王神鳥シムルグ》を駆使すれば、その気になれば《スネークアイ・エクセル》1枚からでもできてしまうというのが実に恐ろしい。 このカード自体に数的アドバンテージを稼ぐ能力があるわけではなく、モンスター効果に対しては何ら耐性がないので相手を選ぶところもあると思いますが、これまた中々嫌な感じのシステムモンスターが出てきたなと思いますし、評価時点では幻想魔族のGSモンスターズ的な側面もあるので、今後の幻想魔族の発展と共にさらに有用性が高くなる可能性もあるでしょう。 そして何よりも凝りに凝った衣装とか含めて容姿がめちゃくちゃ好みでこれは是非とも手に入れたい。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP013 | 蕾禍ノ毬首 |
このレギュラーパックで初陣を飾った3種族からなるテーマ「蕾禍」におけるメインデッキの3体のモンスターの中で最も重要な役割を果たすカード。 指定の3種族のうち1体を手札から墓地に送ることで手札から自己SSでき、それに連なる形で発動する召喚誘発効果によりテーマカードを2枚サーチしてから手札を1枚除外するという完全なる初動札です。 デッキからのみならずなんと除外されているものも拾い上げることができるので、リソースが尽きて効果が使えないということも稀でしょう。 自己SSとサーチを両方行うと手札枚数という意味での数的アドバンテージでは等価交換ですが、最新のテーマにおける消費が単なる消費で終わるはずもなく、手札から墓地に送ったモンスターは《蕾禍ノ鎧石竜》を手札から特殊召喚するための除外コストに、手札から除外したモンスターは《蕾禍ノ矢筈天牛》を手札から特殊召喚するためにデッキの下に戻すためのカードとして利用できる。 サーチ効果発動時に手札がない状態だと天牛と石竜をサーチして石竜を除外し、除外した石竜を利用して天牛を自己SSしてこのカードと2体でL召喚に繋げるという流れになり、この方法による展開でも召喚権を使うことなく最終的にはリンク5の《蕾禍ノ大王鬼牙》に到達できますが、サーチ後に除外するカードをサーチした石竜以外から選ぶことができるなら《蕾禍ノ鎖蛇巳》も墓地にスタンバイさせることができます。 またこのカードはテーマのサーチ魔法である《蕾禍繚乱狂咲》以外にも《ローンファイア・ブロッサム》や《ワン・フォー・ワン》などで出せるので初動としての厚さも十分と言えるでしょう。 当然サーチ効果は誘発の的になることが確定的ですが、《リンクリボー》に変換すれば棒立ちは避けられますし、自己SSしていれば召喚権を温存できるので手札に召喚できるモンスターがいれば何かしらのLモンスターは出せる可能性が高く、サーチ効果が無効になれば展開先の縛りも課せられないのでその時は《S:Pリトルナイト》を立てておけば良いでしょう。 テーマエースのポジションで着地点担うリンク4の鎖蛇巳とリンク5の大王鬼牙があんまり強くないのは正直不満ですが、このカード自体の初動性能は相当高いと言っていいでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JP014 | 蕾禍ノ矢筈天牛 |
メインデッキの「蕾禍」モンスターの1体で、自己SS能力と他者SS能力を両方持った昆虫族モンスター。 除外されている指定の3種族のモンスター1体をデッキボトムに戻して自己SSすることができ、【蕾禍】においては《蕾禍ノ毬首》の効果で手札から除外したモンスター、《蕾禍ノ鎧石竜》を自己SSする際に墓地から除外したモンスターを利用して出てくることになる。 また「蕾禍」LモンスターのL素材になって墓地に送られると、同名モンスター以外の指定の3種族の下級モンスター1体を蘇生でき、L召喚したモンスターと蘇生したモンスターとでさらにL召喚を行うという流れになる。 蘇生効果は「蕾禍」モンスターだけでなく、《蕾禍ノ毬首》を呼び出すために使った《ローンファイア・ブロッサム》なども対象になり、このカードの効果には発動後の展開先制限などは特になく、このカードを素材にしてL召喚されるであろう《蕾禍ノ武者髑髏》も効果を使わなければ展開先の制限はかからないので、指定の3種族のLモンスターでは対応できない状況においては選択肢として覚えておきたい。 《騎甲虫アサルト・ローラー》や《デビルドーザー》などを使用する【昆虫族】における展開要員として使うのもありかもしれませんね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP015 | 蕾禍ノ鎧石竜 |
それぞれが異なる条件で手札から自己SSできる能力を持つメインデッキの3体の「蕾禍」モンスターの1体となる爬虫類族モンスター。 このカードは墓地の指定の3種族から1体を除外することが条件となっており、主に《蕾禍ノ毬首》を自己SSした際に墓地に送ったモンスターや、手札コストやL素材として墓地に送られたモンスターを利用することになり、この際に除外したモンスターは《蕾禍ノ矢筈天牛》を自己SSするために利用されることになる。 もう1つの効果は指定の3種族のモンスター1体を手札コストとしてその種族以外の相手の場のモンスターに対して出せるバウンス効果となっており、他の2体と違ってデッキの回転や展開には関係しないものの、EX展開のため素材となるのが本分である一介の下級モンスターが展開途中で相手の盤面に干渉できるので悪い効果ではありません。 気になるのは守備力がやたら高い代わりに攻撃力が0ということであり、ただでさえ最重要カードである毬首が0打点なのに、一番展開への貢献度が低いモンスターが相手のライフを取る気が全くないというのは正直どうかとは思います。 デメリットのない下級モンスターで守備力2300というのは、守備表示の《灰流うらら》が固く感じる場面があるくらいなので悪くはないんでしょうけど、このテーマにおいては素直に1800打点とかの方がよほど有り難かったはず。 《蕾禍ノ鎖蛇巳》も含めて、これら指定の3種族の中で爬虫類族だけが明らかに微妙な性能のモンスターをあてがわれている感じがするのが少し気にいらないですが、現状の【蕾禍】で最大展開を行うためにはこのカードもまた欠かせない存在であることは間違いありません。 それほどにメインデッキの3体の「蕾禍」モンスターのコンビネーションは完璧といっていいもので、現状のLモンスター側が微妙なのが多いのもそのせいだと思います。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
10 | JP016 | 天盃龍パイドラ |
召喚誘発効果で「燦幻」魔法罠カード1枚をサーチするか自分の場にセットする能力を持つ「天盃龍」モンスターの1体。 サーチ先の《盃満ちる燦幻荘》と《燦幻開門》で相互にサーチすることが可能であり、これら3枚のうちどのカードからスタートしても、妨害を受けなければ自分の場にはこのカードとサーチ後に自己SSした《天盃龍チュンドラ》の2体が並ぶことになり、レベル7のS召喚かリンク2のL召喚に繋げることができる。 燦幻荘からスタートした場合、あちらが与える強固な耐性効果によってこの効果にほぼ全ての誘発を当てられなくなるのも強いです。 「天盃龍」モンスターが共通して持つバトルフェイズにフリチェでS召喚できる効果も強力で、一見チューナーではないこのカードにこの能力が備わっていても仕方ないように思えますが、チューナーを含むそれぞれのモンスターがこの能力を持つことで、このカードかチューナーである《天盃龍チュンドラ》の効果で《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》のS召喚を行い、バイデントの効果で蘇生したこのカードか《天盃龍ファドラ》の効果でレベル10SモンスターのS召喚をバトルフェイズに連続的に行うという動きが可能になります。 レアリティ相応の高性能カードといったところで、テーマの初動に関わるのでこのカード抜きに話を進めることは難しい。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JP017 | 天盃龍ファドラ |
召喚誘発効果または自身や相手モンスターを含むモンスターが戦闘を行うダメステ開始時に効果が誘発し、墓地の炎ドラゴンの下級モンスター1体を蘇生する能力を持つ「天盃龍」モンスターの1体。 蘇生するモンスターは一応炎ドラゴンの下級モンスター全てが選べるようになっていますが、現状はほぼ「天盃龍」モンスターのいずれかになると思って良いでしょう。 墓地からの展開なので初手にこのカードだけ引くと何もできない、固有効果の1つが自分の炎ドラゴンが戦闘破壊されないだけという一見テーマ内にありがちな微妙な固有効果持ちで事故要素のある展開要員に思えますが、この戦闘破壊耐性は攻撃を行う相手モンスターの攻撃力に関係なく自身や《天盃龍チュンドラ》の特殊召喚効果を安全に出しながら、《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》と《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》の自己蘇生効果を使うための攻撃回数を稼ぐために非常に重宝する効果となります。 これに《天盃龍パイドラ》まで並ぶと戦闘ダメージすら受けることなくテーマの動きを遂行できるため、墓地に蘇生対象がいなければどうにもならない点にのみ目を瞑れば、3種のテーマモンスターを場に並べるために欠かせない重要カードと言っていいでしょう。 後攻からならパイドラとその効果で持ってきた《盃満ちる燦幻荘》によるサーチ後の適当な捨て札1枚からの展開でこれらのモンスター3体を並べることができれば、最終的には攻撃力6000で3回攻撃できる《トライデント・ドラギオン》と《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》を並べることすら可能となります。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JP018 | 天盃龍チュンドラ 制限 |
3体の「天盃龍」モンスターのうちチューナーを担当するレベル4モンスターで、【天盃龍】はまずこのカードと非チューナーのレベル3モンスター2種のうちどちらかとでレベル7のS召喚を行うことになる。 炎ドラゴンが場にいると手札から自己SSすることができるので、《天盃龍パイドラ》か《盃満ちる燦幻荘》か《燦幻開門》のいずれか1枚を引いていれば確定で手札に持ってくることができ、場のパイドラがこの条件を満たすことで自身を展開することが可能になります。 テーマの唯一のチューナーということで絶対に外せない存在であるのは間違いないのですが、《天盃龍ファドラ》と同じく単独で引いた時にキツくて、こちらはファドラのように戦闘破壊耐性があるわけでもありません。 とはいえモンスターが戦闘を行うダメステ開始時に発動できる効果によって自身が倒れる前にパイドラをリクルートしてくることができるため、相手のデッキが回っていたら手遅れ感はありますが、お互いに事故ってる時にいち早くどん詰まり状態を脱出できるというのは普通に優秀だと思います。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JP019 | ヘルグレイブ・スクワーマー |
【ユベル】が強化された前回のパックの新規カードに続く形で《ナイトメア・スローン》と共に収録された《グレイブ・スクワーマー》のリメイクモンスター。 5つの基本ステータスもリメイク元と同一のものですが、効果の方は墓地で発動するものがあるということを除けば、発動条件から何からあちらとはほぼ別物となっている。 自分の場に悪魔族がいるだけでお互いのターンにフリチェで手札から自己SSができ、追加効果となる《ユベル》及びその関連モンスターのセルフ破壊が任意であることから【ユベル】のみならず【悪魔族】系列のデッキにおいてリンク数を伸ばすための展開要員にもなる。 評価時点では厄介な召喚条件がなく汎用的な素材1体でL召喚できるリンク1の悪魔族モンスターが存在しないのが残念ですが、そういったカードが出れば【悪魔族】系列のデッキ以外での活躍も期待できるかもしれません。 後半の効果は墓地除外で発動できる墓地からのモンスターの展開という数的アドバンテージになる展開効果であり、こちらも該当する攻守を持つ悪魔族を使用するデッキなら【ユベル】以外での運用も可能です。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP020 | GP-アサシネーター |
自分のLPが相手よりも少ない時に発動でき、自身を手札から自己SSできるというメインデッキの「GP」モンスターの共通効果を持つモンスターの1体で、レベル5の地機械であるカード。 このカードは「GP」にとっての後続の新規カードとしてレギュラーパックで登場したカードであり、何気に《GP-リオン》とはレベルの異なるチューナーである点から展開の幅を広げることにも貢献している。 効果は指定の3領域から自身以外の「GP」モンスター1体を除外してそのモンスターと同じレベルのトークンを1体特殊召喚し、このカード自身はそのターン「GP」EXモンスター以外の特殊召喚のための素材にはできなくなる制約が課せられるというもの。 墓地からコストを捻出すれば1体が2体に増える効果となり、【GP】においてはこれで《GP-リオン》や《GP-キャプテン・キャリー》を除外して《GP-アニヒレーター》のS召喚に繋げたり、《GP-Nブラスター》のL召喚に繋げるというのが役割となる。 その結束力に定評のある地属性の機械族であることに目を向けると、容易に自己SSできるレベル5チューナーというのはこれまでになかった要素であり、今後それを目的に【地属性】軸の【機械族】系列のテーマで使われる可能性もあるかもしれませんね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP021 | 竜騎兵ガーゴイルII |
一体今後いくつの「〇〇〇」と書いて「センチュリオン」と読ませる表記パターンが出てくるのだろうと感じさせる、ドラゴンチームにおける《重騎兵エメトVI》のポジション、つまり「ゴーレム」に位置するモンスターで、持っている数字は「6」のあちらに対して「2」となっている。 永続罠カード化したセンチュリオンや《スタンドアップ・センチュリオン!》もコストにできる自己SS能力及びS素材として墓地に送られると手札に戻っていく能力を持っており、これにより場にS素材を供給することに極めて長けた存在となります。 またエメトと同様に永続罠カード状態からお互いのターンのメインフェイズにモンスターゾーンに飛び出す能力もあり、こちらは自身のレベルを4つ下げて4に変動させることができるため、【センチュリオン】においては状況に応じてレベル8と12Sを選択することができます。 確かにできることが増えたと言えばそうなのですが、結局チューナーが《重騎士プリメラ》しかいないことに変わりはないため、根本的な問題の解決にはなっていない新規という印象です。 明らかに後続のカードを見据えて設定された能力という感じなので、搭乗者となるプリメラのポジションのカードに期待したいところです。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
10 | JP022 | 天魔の聲選姫 |
《ヴァルモニカ・シェルタ》のイラストに描かれていた可憐な美少女が晴れてテーマの中核を担うモンスターカードとして登場したもの。 当然のように【ヴァルモニカ】における3投確定の必須カードであり、その効果の有用性の高さについては既に多くの方が触れていらっしゃるのでもはや言うまでもなく、そもそもビルドパックで初登場した際の「ヴァルモニカ」モンスターの中に召喚権を渡すだけの価値がある能力を持つ下級モンスターが見当たらないというのが普通にどうかしていたので、百歩譲ってビルドパックにいなかったのは仕方ないにしても、最低でもこの3ヶ月前のレギュラーパックに収録するべきだったカードという感じです。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | JP023 | 光道の龍 |
12期に登場した5枚のライトロード新規の1体で、ライトロードモンスターとしては初の表記上のカード名がカタカナではないカード。 《裁きの龍》と同じ種族・属性でレベルと攻守がちょうど半分になっており、イラストからしてもプチ裁きといった感じのモンスターになっている。 自己SS能力に連なる形で誘発するピンポイントのデッキからの墓地肥やし能力がとにかく便利で、この効果で状況に合わせて《ライトロード・アーチャー フェリス》や《ライトロード・デーモン ヴァイス》や《ライトロード・アイギス》などを墓地に送って好きに盤面形成することができる。 このカード自身にも、デッキからだけでなく《ライトロード・サモナー ルミナス》の効果のコストで手札から、S素材やL素材として場から墓地に送られた場合でも誘発するサーチ効果があり、この効果で《裁きの龍》や《戒めの龍》を持ってきて特殊召喚し、盤面の総打点をぶち上げたり《神光の龍》を特殊召喚するための布石とすることができる。 墓地のライトロードが0体でかつ引いてきたライトロードがこのカードのみなんていうよほどの大事故が起った時に弱いくらいで他にこれといった欠点が見当たらず、これからの【ライトロード】にとって欠かせない存在です。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | JP024 | ライトロード・デーモン ヴァイス |
12期に登場した新たなライトロードの1体で、ライトロードでは初となる悪魔族モンスターにしてライトロード陣営にお邪魔してしまった《暗黒界の術師 スノウ》と思われる人物。 手札のライトロードをデッキトップに戻しながら自己SSされ、さらにデッキトップから2枚墓地に送るという能力を持っており、デッキトップに戻すカードを《ライトロード・ビースト ウォルフ》や《ライトロード・アーチャー フェリス》にすればそれらを自身の効果で墓地から特殊召喚でき、《光道の龍》にすればサーチ効果を発動できるといった具合に、召喚権すら切ることなく自作自演で好き放題できてしまう。 自身がデッキから墓地に送られた場合に発動する効果も、墓地の同名カード以外のライトロード1体を蘇生するというまさに展開の達人。 おまけにレベル4チューナーなので、《ライトロード・アテナ ミネルバ》のS素材にも《ライトロード・セイント ミネルバ》のX素材にも適しているというあまりに噛み合いが過ぎるカードとなっている。 【暗黒界】においても有能なモンスターだったスノウですが、デキる人は職場がガラリと変わってもやっぱり有能だったといったところですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP025 | ワイトロード |
第12期に登場した、墓地で《ワイト》扱いになる能力を持つ新たなるアンデット族モンスターで、墓地に《ワイト》及び《ワイトキング》を溜めて超パワーとなった《ワイトキング》で一撃必殺を狙う【ワイト】において、その墓地肥やし手段としてかつて「ライトロード」を取り入れていた往年のデッキ【ワイトロード】に着想を得たカード名や能力を持つカード。 手札か場から墓地送りにして発動する効果によって墓地の《ワイト》及び《ワイトキング》の数だけデッキトップからの墓地肥やしを行い、さらに自身を墓地からの除外することで墓地の《ワイト》か《ワイトキング》を蘇生することができる。 墓地肥やしと《ワイトキング》を場に出す効果を召喚権どころか場に出すこともなく1枚で行うことができる優れた能力ですが、墓地に該当モンスターが存在しない場合は発動すらできず、1体だと自身を含めて2枚の墓地肥やしにしかならないという低パワーになるため初動としての適性はかなり低く、墓地が肥えるにつれてパワーは高くなりますが、そうなってくると今度はややオーバーキル感が否めない。 しかしとりあえず墓地に送っておくことで、いざとなった時に特殊召喚のための素材となるモンスターを場に1体提供できるという点では普通に優秀なので、属性が闇属性ではないことなどが気にならないのであれば使う価値は十分にあると言えるでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP026 | 鋼鉄の大魔人ゴルゴイル |
幻想魔族の《大陰陽師 タオ》となった元は魔法使い族の《陰陽師 タオ》に引き続き、ゲーム作品での召喚魔族が幻想魔族だった元は機械族の《ゴルゴイル》を、その上位版の幻想魔族としてリメイクした最上級モンスター。 レベルが6つ上がり、攻守ともに元となるモンスターの倍の値となっている。 持っている能力は幻想魔族の共通の戦闘破壊耐性を活かせる系のもので、幻想魔族及び《ゴルゴイル》の種族でもある機械族が戦闘を行ったダメージ計算後に自分の墓地・除外状態のモンスター1体を完全な状態で特殊召喚できるというもの。 戦闘破壊耐性のおかげで自身より攻撃力が高いモンスターしか相手の場にいなくてもディスアドバンテージを負わずに効果を使用でき、どちらから攻撃しても直接攻撃時にも普通に使えるので追い打ちにもなる。 特殊召喚対象も幻想魔族と機械族のみということもなく、どんなモンスターでも蘇生・帰還できるのが優秀です。 しかし最上級モンスターでかつ自己SS能力がないため、場に出す方法だけは他の効果などに頼る必要があり、現代基準ではそういう鈍重なテーマ無所属モンスターにつけられる評価には限りがあるといったところでしょうか。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
6 | JP027 | 月牙龍-クレセント・ドラゴン |
第1期の最上級モンスターとしてもかなり能力の低かった《真紅眼の黒竜》と同じ種族・属性・レベルで同期の通常モンスターでありながら、さらに攻撃力の低いモンスターであった《クレセント・ドラゴン》のリメイクモンスター。 手札と墓地からの自己SS能力、手札1枚をコストにした自身と同じ種族・属性・レベルのモンスター1体をサーチするという、無難というかクレセントのリメイクである必要がほぼない能力を持っている。 墓地からも特殊召喚できる代わりに自己SS効果の発動タイミングがあまり良くなく、自身の効果で特殊召喚された後に場を離れるとデッキボトムに戻ってしまう。 このデメリットを踏み倒す一番の方法が、相手エンドフェイズに蘇生→効果を発動しレベル7闇ドラゴンをサーチ→自身をX素材としたランク7XのX召喚を行うという流れになり、こうすればこのカードはデッキボトムに戻ることなく普通に墓地に送られることになる。 しかしこの効果でサーチできるモンスターに、このカードが場に出ているだけで条件が満たされるような自己SS能力を持つものは存在せず、せいぜい《ダーク・アームド・ドラゴン》や《ノクトビジョン・ドラゴン》がX素材の相方になるかどうかという程度。 それでいてサーチに手札コストまでかかってしまうとくると、墓地から特殊召喚できることで払った代価は結構大きかったと言わざるを得ない。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
4 | JP028 | タロンズ・オブ・シュリーレン |
元々はDM3で追加収録するゲームオリジナルカードとして高橋和希氏がデザインした、ナンバー791から800までのモンスターの1体で、その殿である800番に位置していたカード。 元々は悪魔族でしたがその召喚魔族が幻想魔族ということでOCGでは種族も幻想魔族となり、元々センシティブなデザインだったのもあって、イラストは大きく変更され、幻想魔族の象徴であるウジャト眼も追加されている。 その能力は「蜃気楼の中に姿を見てしまった者はその爪で掻き殺される」というゲームのフレイバーテキストに準拠した、自身のゲーム収録時の種族である悪魔族も効果対象に含んだ「蜃気楼の中から突然現れる」自己SS能力と、手札という蜃気楼の中に消えつつ相手モンスター1体を抹殺する除去効果となっている。 《幻惑の見習い魔術師》とは相性が良く、あちらがこのカードをサーチし、相手ターンにこちらの効果で魔術師を回収してサーチ効果を使い回すという形でシナジーする。 除去効果のトリガーは相手が自分の場のカードを効果対象にした時となっており、これにより実質的にこのカードには対象耐性があることになり、共通効果の戦闘破壊耐性と合わせて処理できる手段はある程度限られるということになります。 しかしそうでなければただ戦闘破壊されず、自分もモンスターを戦闘破壊できないだけのカードでしかないので、基本的には牽制にしかならず、主力となるモンスターが対象を取らない除去を普通に使えるデッキが相手だとまるで通用しないでしょう。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
10 | JP029 | 幻惑の見習い魔術師 |
《ブラック・マジシャン》を元としたと思われる《幻惑の魔術師》に続いて登場した《ブラック・マジシャン・ガール》が元となった幻想魔族の上級モンスター。 その能力は手札1枚を切って手札から自己SSでき、それに連なる形で発動できる召喚誘発効果で同名カード以外の幻想魔族1枚をサーチするという幻想魔族にとっての《幻想の見習い魔導師》や《銀河戦士》というべきものになっている。 《大陰陽師 タオ》と同じくわかりやすく今後の種族の資産になる超有用なモンスターであり、当分の間はその立場が揺らぐことは考えられない。 当然《魂喰いオヴィラプター》のような下級モンスターならそれに越したことはなかったと思いますが、そうなると自己SS能力は多分なかったと思われるためこれもまたアリでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP030 | ディノベーダー・ドクス |
両方が頭部であり尻尾でもあるという実に奇抜なデザインが特徴の恐竜族の上級モンスター。 自分の場に2体以上の恐竜族がいれば手札から自己SSでき、このカードのサーチも《魂喰いオヴィラプター》や《化石調査》などで容易に行うことができる。 場で発揮する効果は下級モンスターをリリースすることで、リリースしたモンスターのレベルから上下に2ずつ異なるレベルの恐竜族1体をリクルートできるというもの。 自己SS能力によって場に出していればリリースに困ることはまずないと思われますし、リリースとなるモンスター自体は恐竜族である必要はなく、トークンなども利用できる。 しかし自己SS能力、リクルート効果ともにそれほど使いやすいものとは言い難く、コストリリースでは効果破壊で誘発する能力を持つモンスターが多い恐竜族とはシナジーしないし、リリースするモンスターのレベルに応じた限られた恐竜族しか特殊召喚できないため対応力が低く、デッキに眠っていなければそれさえもできなくなってしまう。 種族の一軍モンスターとして合流を果たした《珠玉獣-アルゴザウルス》や《オーバーテクス・ゴアトルス》などとは異なり、恐竜族の精鋭陣に風穴を開けるには到底物足りない性能と言わざるを得ないでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP031 | 円喚妖精キクロス |
カード名からもわかる通り《円喚師フェアリ》の関連性が窺えるモンスターで、あちらの持つ非チューナー扱いにできる能力をようやく活かせる相方となるカード。 召喚誘発のサーチ効果でフェアリをサーチ、この時に発動コストして手札から捨てるカード1枚に植物族または昆虫族モンスターを選び、墓地に植物族か昆虫族がいるのでフェアリを自己SS、フェアリを非チューナー扱いとしてこのカードとフェアリで植物族または昆虫族のレベル7SモンスターをS召喚、このカードの自己蘇生能力が誘発し、レベル7Sモンスターとこのカードを素材にレベル11Sモンスターに繋げるという流れになる。 昆虫族には該当するレベル7Sモンスターは存在しませんが、植物族には召喚権を増やせる《サークル・オブ・フェアリー》と、自前の展開能力を持つ《瓔珞帝華-ペリアリス》が存在するため、それらの効果を活用することで別な展開ルートも見込める。 種類が不問とはいえコストがただのコストにしかならないとフェアリの自己SS条件すら満たせずに辛くなりますが、場や墓地にモンスターを用意する手段は他にも色々とあるのでまるっきり事故になるということはそう多くはないでしょう。 そのうちサークルとこのカードでS召喚することを想定した専用のレベル11Sモンスターも出てくるかもしれませんね。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
8 | JP032 | フィッシュボーグ-ハープナー |
久しぶりに登場した新たなる「フィッシュボーグ」モンスターとなるレベル4チューナーで、メインデッキのモンスターでは長らく唯一のレベル4の魚族チューナーだった《竜宮の白タウナギ》を一瞬にして「ちょっと殴れるだけのモンスター」にしてしまったカード。 自己SS能力、水属性SモンスターのS素材になって墓地に送られた場合に発動できる効果ともにチューナーとして非常に優秀な効果であり、特に自己SS能力の他は自身ではなく相手に見せたもう片方の手札の水属性モンスターを特殊召喚することもできるため、上級以上の水属性モンスター、同じ魚族では特に自己SS能力のない《超古深海王シーラカンス》にとっては非常に有用なものとなります。 S召喚による展開ついでに相手モンスター1体の効果を墓地効果によって無効化できるので、シーラカンスの効果でリクルートしてくるチューナーとしても優先度が高いと言えるでしょう。 |
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N-Rare ▶︎ デッキ |
4 | JP033 | 冷える火 |
アニメGXから誕生し評価時点での環境を席巻するサーチ魔法《篝火》でサーチされたモンスターとしてちょっとだけ有名になった《燃える藻》の関連モンスターとなるカードで、あちらのカード名の「も」を「ひ」に変えただけの同じ趣向の言葉遊びカードです。 正直あんまり上手いとは思えないカード名なのですが、種族も属性もあちらから変えていない言葉遊びカードである以上、これを「消える木」とかにするのは無理があるので仕方がない。 能力は手札ではライフの回復で誘発する自己SS能力、場ではライフの回復で誘発するライフの回復という《燃える藻》と同じライフの回復に関する2つの能力となっている。 自力で発動条件を満たせない上に発揮する効果も何の数的アドバンテージにもならないのでパワーはかなり低く、使えるデッキはかなり限られると思いますが、手札からの自己SSに名称ターン1がない点は優れています。 自身の2の効果で手札の2枚目の自己SS能力のトリガーを引くこともできるので、複数積みする際は利用したいところです。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
4 | JP034 | 粛声なる竜神サフィラ |
「粛声」の後続の新規カードで、《竜姫神サフィラ》のリメイクカードでもあるテーマ内では2種類目の儀式モンスター。 儀式召喚誘発のドロー効果で数的アドバンテージを稼げるわけですが、これを使ったからといって確実に盤面が厚くなるとは限らず、先攻1ターン目に出した場合は少なくとも相手のメインフェイズ1を生き残らないと使える効果がこれしかないので正直かなり物足りない。 しかもドロー効果すらも《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》の制約と大バッティングするという噛み合いの悪さがあるのでそれらを採用する場合も優先しづらい。 【粛声】には既に《粛声なる守護者ローガーディアン》や《古聖戴サウラヴィス》といった優秀な妨害能力を持つ儀式モンスターが採用されており、場合によっては《墓穴の指名者》などの苦手とする魔法カードに対する妨害能力を持つ《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》も使われる中でこのカードも採用するというのはちょっと厳しいかなという印象です。 12期発の環境級のテーマの最初の後続新規がテーマの強化にほとんど繋がっていないというのは、昔活躍して今は落ちぶれたという過去カードよりも辛く評価せざるを得ないという感じですね。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP035 | 幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ |
第12期に登場した9期産のテーマの1つである「幻奏」の新規カードとなる融合モンスターの1体で「幻奏」ギミックを出張させる際に一緒にEXデッキに入るカード。 基本的に《オスティナート》または《幻奏の歌姫ルフラン》によってサーチした《幻奏の歌姫クープレ》がP効果によってサーチした《幻奏協奏曲》によりカード1枚から融合召喚されることになります。 その効果は特殊召喚誘発の「幻奏」モンスター1体のリクルート、墓地に送られることで誘発する墓地の同名カード以外の「幻奏」モンスター1体の蘇生というもので、これに発動前後の特殊召喚先の縛りが一切ないというのがとにかく強いカードです。 純粋な【幻奏】なら《幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト》の存在もあって制約の有無はそれほど気にする必要がない要素ですが、「幻奏」ギミックを出張させた【覇王幻奏】などではこのカードがリクルートしてきた「幻奏」Pモンスターを《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》などのL素材にも使えてしまうし、このカード自身も融合・L素材に利用すると蘇生効果で展開に繋がって美味しく、《覇王門の魔術師》や《アストログラフ・マジシャン》と同じレベル7なのでその気になれば《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》のX素材などにも利用できてしまう。 リクルート・蘇生共に2枚目以降のルフランとクープレも普通に選択できるため、出張採用する場合はメインデッキの「幻奏」モンスターはルフランとクープレ以外採用する必要ないというのもかなり都合が良いです。 なお2の効果に関して、自身の1の効果にチェーンして《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》を発動された場合、自身の持つ「発動した効果は無効化されない」という2の永続効果が無効になってしまうため、結果的に1の誘発効果も無効にされてしまうので勘違いしないように気をつけたい。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
9 | JP036 | 幻奏の華歌神フラワリング・エトワール |
第12期に登場した9期産のテーマの1つである「幻奏」の新規カードなる融合モンスターの1体で、このレギュラーパックで登場した5枚の「幻奏」新規カードの中では唯一【覇王幻奏】など他のP召喚デッキへの出張採用とは関係ないカードです。 じゃあ弱いかのと言われるとそんなわけがなく、【幻奏】においては相手ターンの盤面を任せられる新たなテーマエースとなる融合モンスターで、お互いのターンにフリチェで発動できる効果によって、自分の場の任意の数の「幻奏」モンスターを一時的に除外しながらその数まで相手の場の表側表示カードに対して対象を取らない手札バウンスの除去を行うという、妨害としても捲りとしてもかなり強力な耐性貫通力の高い効果を発揮する。 この一時的な除外効果に連なる形で適用できるバウンスは任意なので相手の場にモンスターがいなくても発動ができ、これにより先攻展開において5回以内の召喚・特殊召喚でこのカードを場に出せれば、実質的な《原始生命態ニビル》のケアとしても機能します。 《幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト》や《独奏の第1楽章》の効果で展開を行う場合は、その制約下でも展開できる制圧要員として現在の【幻奏】における重要度も高くなります。 評価時点の【幻奏】に《オスティナート》からの先攻最大展開を許した場合、当時は強かったとかいう《幻奏の音女アリア》と《幻奏の音女エレジー》の2体で紡ぎ出す全体耐性なんて今となっては穴だらけで全然大したことないよね、などとは到底言えなくなる目に遭うことが請け合いです。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
9 | JP037 | メメント・ツイン・ドラゴン |
《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の効果テキストでその存在が示唆されていた「メメント」EXモンスターとなる融合モンスターで、第1期の効果なし融合モンスターでもある《双頭の雷龍》のメメント。 メメント2体という【メメント】なら何でもアリレベルの素材内容で融合召喚でき、専用融合である《冥骸融合-メメント・フュージョン》の存在から展開の中で安定して融合召喚することができる。 持っている能力は融合召喚誘発で自身や他のメメントを爆破することによる複数サーチと、自身が破壊された場合に発動する蘇生効果というデッキを回転を促進させるものになっており、このカードの登場によってNSした《メメント・ゴブリン》1枚からでもテクトリカと《メメント・クレニアム・バースト》を構えることができるようになりました。 テーマに対する知識がなければ「2枚サーチできるのが強い」くらいにしか見えない能力ですが、全てのメメントカードを確認してその動きを把握すれば、このカードにメメントが必要としていたものがたくさん詰まっているということが理解できるかと思います。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
9 | JP038 | 神光の龍 |
融合モンスターでありながら指定の2種類のモンスターを場と墓地からのそれぞれ1体ずつ除外した場合のみ出せるという特殊な召喚条件を持つ【ライトロード】の新たな切り札。 2000のライフポイントを要求されますが、お互いのターンに完全フリチェで場と墓地のカードを全除外するという冗談のような能力を持っており、先攻でこれを出されると相手にとってはとんでもない圧力になり、後攻で通されようものなら一瞬でリソースを燃やし尽くされる。 自分の他のモンスターも除外してしまう点も、《ライトロード・アテナ ミネルバ》を一緒に出しておけば自分のライトロードは除外されることなく戦線に残る。 単体性能がイマイチな《戒めの龍》を必要とする厄介な召喚条件も、《光の援軍》でサーチもできる《光道の龍》の効果を利用することでかなり安定してクリアすることができる。 しかし強化後の【ライトロード】の力を以てすれば、このカード以外にも《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》や《召命の神弓-アポロウーサ》といった別な制圧モンスターも同時に展開することも容易く、展開途中で《ライトロード・アイギス》がデッキから墓地に落ちれていればそれも妨害として構えられるため、実際にはこの強力な全体除外効果を使わずとも勝ててしまう場面も多く、この効果を使うとそれらのカードも全除外してしまうことも含め、あくまで最後の切り札というべき効果となっている。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
8 | JP039 | 燦幻昇龍バイデント・ドラギオン |
6期産の《トライデント・ドラギオン》をリメイクした《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》の下位種となるモンスターとして同時収録されたレベル7のSチューナーモンスターで、種族や属性だけでなく素材縛りの内容も原種のドラギオンと同一のものとなっている。 多くの場面で《天盃龍パイドラ》と《天盃龍チュンドラ》でバトルフェイズ中にS召喚され、自身のS召喚誘発効果でパイドラや《天盃龍ファドラ》を蘇生し、それらの効果でレベル10のSモンスターに繋げるという流れになる。 この時S召喚するレベル10Sモンスターはこのカードの蘇生効果の制約によりドラゴン族に限定され、原種ドラギオンもリメイクドラギオンも両方選べますが、自分のターンなら決定力の高い原種ドラギオン、相手のターンなら相手の効果の発動の一切をクローズしながら攻撃の強制により全迎撃が狙えるリメイクドラギオンという感じになるでしょう。 もちろん《深淵の神獣ディス・パテル》や《ブラッド・ローズ・ドラゴン》などをS召喚することも可能です。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
6 | JP040 | 燦幻超龍トランセンド・ドラギオン |
6期産の《トライデント・ドラギオン》が12期にリメイクされた姿となるSモンスターで、守備力以外の基本ステータスだけでなく、S素材の縛りまでもが完全一致している。 S召喚した自分のターンに勝利することが至上命題となる非常に攻撃的な能力を持つあちらに対して、こちらはS召喚誘発効果で場のモンスターを全員起こし、相手のバトルフェイズ時の効果の発動を全て封じながら攻撃を強制させ、迎撃によって相手モンスターを全滅させるというデザインになっている。 この時相手が3回以上攻撃を行っている場合、メインフェイズ2でこのカードを処理して再展開しようとしたりセットカードを出してエンドしようとしても、このカードとこのカードを出すために経由した《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》が墓地から復活して、それに連なる除去効果が相手の盤面のカードに襲いかかるという流れになる。 【天盃龍】のバトルフェイズにおける展開を行う場合、最終的に出すSモンスターは自分のターンなら原種ドラギオン、相手ターンならこのカードを選択することになるでしょう。 しかし攻撃を強要するとは言ってもこのカードの攻撃力は3000程度で戦闘破壊耐性もないので、相手の場に1体でもこれを超えるモンスターがいると全迎撃ができなくなってしまう。 《天盃龍ファドラ》が一緒に出ていればこのカードより強いモンスターが相手の場に出ていても倒されることはありませんが、そうなると攻撃対象がファドラに向かうため迎撃できる可能性は下がります。 バイデントの蘇生効果発動後の制約下でも他に選べるレベル10ドラゴンSモンスターは一応存在するため、相手ターンに【天盃龍】による展開を行う場合でも最優先で出すべきモンスターとは言えないかもしれません。 ただ実のところ先攻1ターン目以外で《天盃龍パイドラ》からの展開を行った場合、パイドラか《天盃龍チュンドラ》が戦闘破壊されずに攻撃を行うことができるなら、バイデントの自己蘇生効果も噛ませることで自分バトルフェイズに原種ドラギオンとこのカードを同時に並べることができ、原種ドラギオンのS召喚誘発効果でこのカードと《盃満ちる燦幻荘》を壊して、墓地のこのカードを自己蘇生して場のカード1枚を除去+相手の効果の発動をクローズしながら攻撃力6000の原種ドラギオンで3回攻撃+このカードで攻撃という超パワープレイも可能なので、要らないカードかと言われたら全くそんなことはなかったりします。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP041 | GP-アニヒレーター |
「GP」EXモンスター群のSモンスターを担当する2体目となるカードで、相手ターンにフリチェで使える効果によって対象とした場のEXモンスター1体を破壊する効果を持ち、その時自分のLPが相手よりも少なければ対象のモンスターを2体にできるという効果を発揮する。 モンスターを除去するという役割は【GP】においては《GP-スター・リオン》や《GP-PB》と被っており、特に《GP-PB》はこのカードよりも効果範囲が広くて耐性貫通力も遥かに高い上に、このカードをS召喚できる《GP-リオン》と《GP-RB》という同じ並びから融合召喚できてしまう。 なので【GP】においては基本的に《GP-アサシネーター》とその効果で出てきたレベル3のトークンでS召喚することになると思われますが、何故か相手ターンでしか効果が使えなし、これなら追加効果は「GP」モンスターなあまり得意ではない魔法罠カードの除去に振ってくれた方が有り難かった感じは否めない。 1の効果を使うとエンドフェイズには強制的にEXデッキに戻り、《GP-アサシネーター》がリクルート・蘇生されますが、除去対象がこれなので果たして効果を使えるのかどうか…。 一応《GP-スター・リオン》と違ってLPの状態に関係なく除去効果を使えることや、融合召喚された瞬間しか効果を出せない《GP-PB》と違って発動タイミングを見図ることができる点は優れています。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP042 | 騎士皇アークシーラ |
《騎士皇レガーティア》に続いて登場した、2体目となる「センチュリオン」のレベル12Sモンスター。 禁止カードとなった《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》と同じレベル12の闇ドラゴンということにはもはや因果すら感じる。 あちらと同じようにS召喚することができ、特殊召喚誘発のサーチ効果で《騎士皇爆誕》や《騎士魔防陣》を持ってきて妨害を構えたり、自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のカードに与える破壊耐性により永続罠カード化したセンチュリオンを相手の除去から守ることができる。 またレガーティアと類似する3の効果は手札に対応しなくなった代わりに除外状態のセンチュリオンも永続罠カードとして設置できるようになったため、触れられる領域が広がって【センチュリオン】の弱点の1つの解消にも繋がっている。 しかしこれを相手ターンに安心して置いておけるモンスターかと言われると正直うーんという感じはあり、カラミティを失った【センチュリオン】からすればまず何よりも必要なのは相手ターンでも動ける自前の妨害担当だと思うので、そんな中で出てきた新規がこれというのはちょっと期待外れなようなという気もしてしまう。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
10 | JP043 | ライトロード・アテナ ミネルバ |
12期に登場した《ライトロード・メイデン ミネルバ》のまさかの第三形態となるSモンスターで、いくら【ライトロード】だからって1回当たりの出力がイシズとか《混沌魔龍 カオス・ルーラー》以下のデッキトップからの不確定な墓地肥やしなんてもうやってらんないなとなった結果生まれてしまったカード。 S召喚誘発効果により、ピンポイントかつ複数の異種族ライトロードをデッキから墓地に送ることができてしまい、同じく12期に登場した新規ライトロードを含めて【ライトロード】の在り方の全てが変わってしまった。 自身を含む場のライトロードが効果で除外されない効果は自分の《神光の龍》の効果に殺されないためにデザイナーさんが設定したと思われる効果ですが、このS召喚誘発効果の価値の高さに比べればもはやおまけ効果にすらなっていない。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
6 | JP044 | 百鬼羅刹 グリアーレ三傑 |
《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》に続いて登場した新たなランク3の「ゴブリン」Xモンスター。 表示形式を変える効果と攻撃無効効果はそれぞれX素材を消費するターン1の妨害・防御としてはあまりに頼りない効果であり、《百鬼羅刹大重畳》などで相手ターンに出したところでろくな圧力にならない。 やはり自身が持つものも含め、場のX素材が3つ以上になった時に解禁される直接攻撃効果の方で活躍させたいところ。 直接攻撃は自身のみならず他の自分の全ての「ゴブリン」モンスターにも適用されるため、《百鬼羅刹大集会》の適用下ではライフカット要員として馬鹿にできないどころか【ゴブリンライダー】の展開力を以てすれば普通に1キルを目指すことができる。 倒し損じても自身にX素材が3つあるなら《天霆號アーゼウス》を重ねてX召喚すれば、フリチェで効果を2連打できる素材4つのアーゼウスになれるので棒立ちにはなりません。 ただし普通にレベル3モンスター2体でX召喚すると、そのままでは一番使いたい直接攻撃効果は使用できず、自身にX素材を補充する効果があるわけでもない点には注意したい。 出す=勝つという感じの決定力のあるカードなので状況次第では同じランクのガボンガに優先する価値もあるモンスターだとは思いますが、新規の強さによっては環境に打って出られるポテンシャルを秘めていると目されている「ゴブリンライダー」の最初の後続となる新規カードとしては、正直期待外れ感が否めないですかね。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
9 | JP045 | 終戒超獸-ヴァルドラス |
新たなる汎用ランク10Xモンスターとなるカードで《破械雙王神ライゴウ》と同じく持っている3つの能力が全て何かをきっかけに場のカード1枚を破壊する効果という、とにかくぶっ壊すこと以外何も考えていない破壊の権化。 しかしその実は、自身もこのカードのX素材になれる《フルール・ド・バロネス》にも全く引けを取らない発動する効果への万能無効持ちの一面も持っており、3つの効果破壊はいずれも場のカード全てに対応する対象を取らない効果であるため除去の質も普通に高い。 汎用ランク10Xでは大変貴重な先攻でも置いておける制圧要員として、X召喚可能なデッキでは今後引く手数多になっていくことでしょう。 |
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N-Rare ▶︎ デッキ |
5 | JP046 | 怒小児様 |
カードの効果の発動が無効になった時に発揮されるスーパー駄々っ子パワーでお互いの墓地からカードを1枚ずつ癇癪という名の自身のX素材とする能力を持つカード。 自身のX素材の数に比例して自身の攻守を増加させる効果もあるため、1度でも効果を使えればX素材は2つ→4つとなり攻守は2800になる。 そして素材が4つ以上になると両面破壊耐性を持つ大怪獣に、8つ以上になるとX素材4つを使った場を更地に変える効果をお互いのターンにフリチェで使えるようになる破壊神と化す。 8つから4つ取り除いても自身のX素材は4つあり破壊耐性は生きているので、自身はこの大暴れによって自滅することなく、2800の攻守を維持できます。 何しろX素材を補充する条件を他の効果で満たす必要があるので断じて使いやすいカードではありませんが、面白いデザインのカードだと思いますし、強化倍率の高さという名のパワーもロマンもなかなかなんじゃないかと思います。 まさに「デストラクション」の名を持つこのパックに収録するに相応しいノーレアEXモンスターって感じですね。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
9 | JP047 | 蕾禍ノ武者髑髏 |
「蕾禍」Lモンスターのスタート地点となるリンク2モンスターで、自身をL召喚するためのL素材にもなるテーマモンスター1体を毎自ターン蘇生できる能力を持つ完全なる展開の中継役。 守備表示での特殊召喚なのでLモンスターは選択できないものの、蘇生したモンスターは効果を無効にされることがなく、このカード自身も含めてL素材にできないという制限がないため、あまりに軽率にリンク数を伸ばすことができる。 しかしテーマのLモンスターの中では唯一このカードだけが自己蘇生能力ではない方の効果にも展開制限がついており、しかもこのカードの場合は発動するターンの制約なので、このターンに1体でも指定の3種族以外のモンスターを特殊召喚していると効果を使うことができない。 これまで規制を受けてきた面々を見れば当然と言えば当然なのですが、この影響で拡張性はかなり下がっており、指定の3種族のLモンスターには汎用的な能力を持つものは多くありません。 それでもテーマ指定や1種族指定の縛りではないため、今後思わぬLモンスターが仲間入りする可能性を3倍楽しめるというのはいいですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JP048 | 蕾禍ノ御拝神主 |
「蕾禍」Lモンスターのリンク3モンスターとなるカードで、ここまでが展開の中継や盤面を整えるのが役目となる。 固有効果は墓地の指定の種族のモンスター2体を除外して発動できるテーマ罠カードのサーチ効となっており、評価時点で唯一のサーチ先となる《蕾禍大輪首狩舞》を展開の中継で確定で設置することができる。 あちらは相手ターンにフリチェで発動可能な複数除去にもなる効果によって相手の盤面に干渉できるいわゆる「テーマの自前の妨害札」であるため、それを構えられるこのカードの価値も相応に高いと言える。 しかし2体除外するというコストはけして軽いものではなく、初動で《蕾禍ノ毬首》からの展開を行った場合、この効果を使うために《蕾禍ノ武者髑髏》を除外しなければならなくなるので自己蘇生できるLモンスターが1体少なくなってしまう。 除外したモンスターは毬首や《蕾禍ノ矢筈天牛》によって手札・デッキ・EXデッキに戻せるので大きな問題にはなりませんが、直後の墓地展開には影響が出る可能性があるので気をつけておきたい。 サーチ先の首狩舞が相手ターンでの妨害札として有用であり一部の昆虫族が除外と一定の相性の良さがあることから【昆虫族】系列のデッキにおけるリンク3モンスターの選択肢としても普通にアリでしょう。 サーチ先となる罠カードもこの先最低でも1〜2枚は増えるはずなので今後に期待したいですね。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP049 | 蕾禍ノ鎖蛇巳 |
評価時点で爬虫類族にとって初となるリンク4モンスターであり、素材内容的にも爬虫類族だけでL召喚することができるため、【爬虫類族】系列のデッキで《群雄割拠》の適用下や《レプティレス・エキドゥーナ》の効果の制約下でも出すことができるカードとなる。 攻撃力も《宇宙鋏ゼロオル》を超えるそれなりに高い数値ですが、持っている効果は発動条件も発揮する効果もハッキリ言ってかなり微妙と言わざるを得ない。 手札誘発はリンク4であるこのカードが出てくる過程のどこかで使われてしまう可能性が高いし、相手のデッキによってはあまり有効な圧力にならないし、発動タイミングによっては自分が行う展開や妨害の邪魔にもなり得るし、そもそもその発動タイミングが相手依存でその時に相手が手札で発動したモンスター効果やこの効果にチェーンして発動できる効果は通ってしまうので、このカード単体で性能を判断するとやはりかなり微妙なカードだと感じてしまう。 相手によって処理されたり、自分で《蕾禍ノ大王鬼牙》などのL素材にして墓地に送られても、自身の効果によってすぐに場に戻ってくることができるため、他の大型モンスターと容易に並べられる復帰力の高さを前提とした調整を受けているのを強く感じるカードです。 評価の際にはその辺も踏まえた上で判断すべきだと言うことは重々承知しているつもりなのですが、それにしたって変な仕様と守備範囲だなあと思ってしまいますね。 《賜炎の咎姫》の登場でその存在価値も大きくなった炎属性のリンク4ですが、L素材縛りがこれなので当然《揚陸群艦アンブロエール》や《転生炎獣レイジング・フェニックス》とは同じ土俵には上がれないし、ご無体なことを言ってしまうなら、イラストがこれじゃなければ別にこんなのノーマルか字レアで良くない?ってところです。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
6 | JP050 | 蕾禍ノ大王鬼牙 |
テーマモンスターが獣族・獣戦士族・鳥獣族の3種族からなるL召喚テーマ「鉄獣戦線」の亜種のような存在で、昆虫族・植物族・爬虫類族の3種族からなるL召喚テーマ「蕾禍」の総大将となるリンク5モンスター。 リンク5モンスターとしては初となる2体以上素材でL召喚ができるモンスターで、該当種族のリンク4モンスターをリンク値4としてL素材にでき、リンク3とリンク2モンスターを1体ずつという組み合わせでもL召喚できる。 一度L召喚してしまえば倒れてもテーマのLモンスターが共通して持つ自己蘇生能力によって比較的簡単に戦線に戻ってこられますが、その分ということなのか攻撃力はリンク5モンスターにしては控えめな印象で、場で発揮する効果も微妙な発動条件に対して全然融通の利かない除去効果というテーマエースとしてはう〜むと言いたくなるような仕上がりになっている。 複数除去でかつ対象を取らない破壊なのは確かに強いんですけど、別に「2体まで」でも「墓地に送る」でも問題なかったと思いますし、いくら簡単に復活するとは言ってもさすがにもう少し強くて良かったよね感はありますね。 |
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Secret Ultimate Ultra ▶︎ デッキ |
10 | JP051 | 光の黄金櫃 |
【光の黄金櫃】のキーカードで、同じく表遊戯関係のカードとして昨年末に登場した《トイ・ボックス》と同様の場に置いておくタイプのカード。 自前の効果破壊耐性と毎自ターンに1度テーマに関連する全てのカードを1枚サーチできるという破格の性能で、当然このカードにも《トリコロール・ガジェット》という専用のサーチャーがついている。 このテーマ関連のカードにはこのカードとこのカード名がテキストに記されたモンスターが両方場に存在することを要求する効果を持つものも少なくないため、通常ならデッキ内のほとんどのカードが事故要因となるところを、このカードがその時に必要なカードを安定供給してくれることで現実的に運用することが可能となっている。 ただし破壊耐性はモンスター効果によるもの限定であり、《ハーピィの羽根帚》や《砂塵の大嵐》などの魔法罠カードには普通に壊されてしまう点に注意したい。 原作漫画のラストデュエルにおけるラストシーンを再現した埋葬効果も、テーマの主軸となる永久サーチ札がおまけで持っている効果としては上出来で、耐性持ちサーチカードが毎ターンの妨害札にもなるというのは普通ではありません。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JP052 | 時の沈黙-ターン・サイレンス |
一定条件下で相手モンスターの効果にチェーン発動することで、自分の《サイレント・ソードマン・ゼロ》や《サイレント・マジシャン・ゼロ》のレベルを3つ=攻守を1500上げながらその効果を無効にできるようになる速攻魔法。 無効効果を出すための条件となる2種類のカード及びこのカードは《光の黄金櫃》や《未来への沈黙》や《トリコロール・ガジェット》の効果などで簡単に揃えることができるため、サーチできる妨害札としてテーマ内では重要な立ち位置になる。 自分の場のモンスター1体を対象に取る効果ですが、効果を発動した相手モンスターを対象に取る効果ではなく、手札や墓地で発動した効果も無効にできるのが優れている。 ただしこのカード単体では全く使える効果がなく、黄金櫃が出ていないと2体のサイレントモンスターに対するダメステで使えないただの打点補助カードにしかならず、それ以外のモンスターにとっては無意味にレベルを上げるだけのカードにしかならない。 墓地効果は妨害札となる魔法カードの持つおまけ効果としては悪くない戦闘破壊&戦闘ダメージを防ぎながらバトルフェイズを流す効果ですが、これも場に該当するモンスターが出ていないと使えないので注意したい。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
7 | JP053 | 仲間の絆 |
【光の黄金櫃】用に作り直された《同胞の絆》と言うべき魔法カード。 発動後はそのターンEX展開ができなくなるので出てきたモンスターを特殊召喚のための素材には使えないが、それ以外の制約は特にない。 多くの場面で《トリコロール・ガジェット》が起点となり、魔法カードに強くフィニッシャーにもなり得る《サイレント・マジシャン・ゼロ》と、《光の黄金櫃》や関連モンスターが対象を取る効果に強くなる《サイレント・ソードマン・ゼロ》がリクルートされることになるでしょう。 ただし発動するためには黄金櫃とその関連モンスター両方が場に必要となり、デッキが回ってないと発動自体が困難なのでそういう中で手札に来ると困るカードではあり、評価時点で特殊召喚可能な4種類のモンスターも正直とても強いとは言えないラインナップであることは否めず、通ったとしても大した盤面にはなりません。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP054 | 未来への沈黙 |
【光の黄金櫃】において関連モンスター全てにアクセスできる速攻魔法。 サーチ先の《トリコロール・ガジェット》が《光の黄金櫃》をサーチする召喚誘発効果を持つため実質的な黄金櫃のサーチ札にもなり、黄金櫃を安定して場に供給するためのカードとして欠かせない。 一定条件下で適用できる原作版の《天よりの宝札》をイメージしたドロー効果は自分の手札が少なければ莫大なアドバンテージを得られますが、相手に与える恩恵も大きく、返しのターンが非常に危険なので、使うからにはそのターンに決着をつけるつもりで運用したいところ。 メインフェイズ2での展開を許す可能性が高い相手バトルフェイズでの発動は極力避けた方が無難でしょう。 相手に多くドローさせることは《サイレント・マジシャン・ゼロ》とのコンボにも繋がり、最大枚数ドローさせると攻撃力は4000となるため、自分バトルフェイズで発動する場合はこれを利用してマジシャンをフィニッシャーにしたいところ。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
9 | JP055 | 古代の進軍 |
《古代の機械射出機》と強くシナジーする性質を持つ「古代の機械」のサーチ魔法にして初動を作る永続魔法。 このカードで射出機をサーチして射出機でこのカードを爆破することで《古代の機械暗黒巨人》のリクルートに繋げることができる。 《古代の機械飛竜》からスタートした場合、このカードを経由して射出機をサーチし、このカードの後半の効果で飛竜をリリースすることで射出機が発動できるようになり、ドロー効果によって損失なく同じように暗黒巨人をリクルートできる。 そういうわけで特に初動においてはすぐに壊されることが仕事になるわけですが、後半の効果のドロー後に適用される残存効果でそのターン機械巨人やそのカード名が記された暗黒巨人をリリースなしで召喚できるようになるため、手札にきてしまった暗黒巨人を有効に捌く手段にもなり得ます。 「アンティーク・ギア」魔法罠カードをサーチできるカードにかけられた《古代の採掘機》由来の呪いにより、このカードにもカードを場にセットできない制約があるのですが、このカードは発動後に制約がかかる暗黒巨人や飛竜と違って、カードの発動前から一切カードをセットできない点には注意したい。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JP056 | 幻奏協奏曲 |
第12期に登場した9期産のテーマの1つである「幻奏」における《フォルテッシモ》や《オスティナート》に続く実質的な専用融合魔法となるカード。 こちらにはそれらとは違って「幻奏」ネームがあるので、このカードと同時に登場した《幻奏の歌姫クープレ》のP効果によるサーチが可能であり、クープレがサーチしてくるのは評価時点では実質このカード一択となる。 融合召喚の手法としては、天使族の融合モンスター限定の普通の《融合》に自分のPゾーンのカードも融合素材にできる特典がついているというだけですが、この性質が《幻奏の歌姫ルフラン》及びクープレとあまりに噛み合い過ぎており、そこから出てくる《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》が展開カードとしてあまりに強いのでこのカードも強いカードになります。 墓地効果の方もその後の展開を続ける限りは【幻奏】だろうと「幻奏」ギミックを出張させたP召喚デッキだろうとまず発動でき、1ドローで展開や妨害の手数の増加が見込める。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
3 | JP057 | 罪宝合戦 |
ミラーマッチや「罪宝」ギミックを出張させたデッキに対してはノーコストで使える万能&複数除去魔法として使えるカードで、しかも速攻魔法なので妨害性能も高い。 しかしそれらのカードを使わないデッキに対してはセルフ破壊カードにしかならず、少なくともメインから投入するにはあまりにリスクが高く、除去の質自体は高くないので通らない可能性も高い。 後半の効果も発揮する効果は場のカードに対する対象を取らない複数デッキバウンスとかなり強いですが、発動条件が相手依存である上に最初に伏せ除去から入られた場合は除去札として機能しないので使いにくい。 「罪宝」ストーリーだけでなく評価時点でのプレイ環境を若干皮肉った感じのフレイバー重視の雰囲気を強く感じるカードですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | JP058 | 蕾禍繚乱狂咲 |
【蕾禍】におけるテーマのサーチ及び複数領域からの展開、さらには戦闘補助をも兼ねる詰め込み過ぎた魔法カード。 サーチ効果は単純に初動札となる《蕾禍ノ毬首》を持ってくる手段として重宝されますし、その後に要求される捨て札も指定の種族のモンスターを選べれば《蕾禍ノ鎧石竜》を自己SSするための除外コストに利用することもできる。 サーチしてきたモンスターをそのまま捨ててしまうこともできるので、テーマ専用の《おろかな埋葬》のように使うことも可能です。 サーチできるのは現状その種類数も少ない「蕾禍」モンスターのみですが、それらのモンスターは《蕾禍ノ矢筈天牛》の自己SS能力や「蕾禍」Lモンスターが自己蘇生する効果を使うためにデッキボトム戻っていくので、サーチ先が枯渇するということは通常は考えられません。 展開効果の方も直に引いてしまったとか除外されてしまったとかまるで関係なく特殊召喚できるので、デッキの回転が軌道に乗ったらほとんど永久機関のようなカードになるでしょう。 また指定の3種族のモンスターとそれ以外の種族の攻守の差600を埋める効果も備わっており、フィールド魔法ではなく永続魔法で、サーチと展開効果には名称ターン1がありますがこのカードの発動自体には名称ターン1はないので、一応複数場に出す価値もある。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP059 | 盃満ちる燦幻荘 制限 |
炎族及び炎属性モンスター群の大幅強化が行われた12期1年目の最後のレギュラーパックで登場し、炎強化イヤーのトリを飾った炎ドラゴンモンスター群「天盃龍」のホームグラウンドとなるフィールド魔法。 毎自ターンのメインフェイズに使える等価交換のテーマモンスターをサーチする効果があり、これだけでもテーマのフィールド魔法として合格なのですが、目を引くのは何と言っても1の効果。 フィールドゾーンに出ているだけで「天盃龍」モンスターを含む全ての自分の場の炎ドラゴンが、メインフェイズ1限定で相手の発動する効果に対して完全耐性を獲得してしまう。 フリチェ除去だろうと効果無効系の手札誘発だろうとカウンター罠だろうと相手が発動するあらゆる効果を受けなくなるので、特に《天盃龍パイドラ》はこれが出ていればほぼ安全に効果を通すことが可能となります。 パイドラと《天盃龍チュンドラ》でS召喚やL召喚できるモンスターに《ドラグニティナイト-ロムルス》みたいな能力を持った炎ドラゴンがいればなお良いんですけど、出てこないんだろうなあ。 それでも《ブラック・ローズ・ドラゴン》のぶっぱ効果を妨害させずに突き通すことができたりするので、テーマ外でもこの恩恵を受けている炎ドラゴンは確かに存在しています。 パイドラで相互サーチも可能な初動札になるフィールド魔法に自前の誘発ケア効果がついていて、3の効果で決定力にもなるというのは普通にバグっていると思いますね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | JP060 | 燦幻開門 |
炎ドラゴンの下級モンスターのサーチかレベル制限のない炎ドラゴンの手札からの展開を選べる「燦幻」ネームを持つ魔法カード。 サーチ先にテーマの最重要カードである《盃満ちる燦幻荘》を持ってこられる《天盃龍パイドラ》が存在するため、このカードの重要性も高い。 発動に名称ターン1がありますが、速攻魔法なので相手ターンでも発動できるため、ダブってももう片方は伏せておけばスムーズに発動ができる。 またバトルフェイズに発動するとサーチと展開を両方選ぶことができ、サーチしてきた下級炎ドラゴンをそのまま展開することが可能となります。 天盃龍の面々はバトルフェイズ中にフリチェでS召喚ができる効果を持つため、この効果で特殊召喚した《天盃龍ファドラ》と蘇生した《天盃龍チュンドラ》でレベル7のS召喚ができ、同じ炎ドラゴンなら《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》や《ブラック・ローズ・ドラゴン》などに繋げられる。 なお「天盃龍」モンスター以外の炎ドラゴンの下級モンスターですが、《仮面竜》がマシな方だと思うくらいには碌なモンスターがいないので忘れて良いでしょう。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
10 | JP061 | ナイトメア・スローン 準制限 |
前回のパックで看板を飾った《ユベル》の新規カード群の後続となるフィールド魔法が、その3ヶ月後に発売された今回のレギュラーパックでもまさかの登場でしかもスーレア。 発動時サーチまたはデッキからの爆破で《ユベル》とその関連モンスターを強力にサポートし、発動後に場で発揮する効果も通常召喚できない進化体の展開までカバーしたデッキに触れる効果となっており、2種類のデッキタッチ効果によってテーマをこれでもかというほどバックアップする。 何故これを前回のパックに収録しなかったのかまるで理解できませんが、何にしても強くてありがたいカードなので良しとしましょう。 サーチ対象となる攻守0の悪魔族には三幻魔に従属する「〇〇神」モンスターなども含まれており、一部のデッキにはこの発動時サーチのみを目的として採用することもできます。 唯一の欠点は効果テキストに直接《ユベル》のカード名が書かれていないので《スピリット・オブ・ユベル》や《ナイトメア・ペイン》などの効果でサーチできない点になるでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JP062 | 粛声なる祝福 |
「粛声」の最初の後続カードとなる永続魔法で、《粛声の祈り手ロー》や《粛声なる結界》の効果で同じように設置でき、自身の効果で除外された《粛声の竜賢姫サフィラ》、破壊効果を使って自爆した《粛声なる威光》、《墓穴の指名者》で除外されたローなどを回収することによるリソースの確保をテーマ内のカードで行えるようになった優秀なカードです。 しかしそれ以上に重要なのが後半の相手ターンに儀式召喚を行える効果であり、これによって墓地のローも連鎖的に自己蘇生でき、そのSS誘発効果を使えるため、《粛声なる守護者ローガーディアン》や《古聖戴サウラヴィス》を儀式召喚したり威光を設置するなどして相手ターンに妨害を増やすことができ、これまでは自前のカードだけではできなかった展開なども行えるようになり【粛声】の強化に大きく貢献しました。 初動が成立していることが大前提のカードでかつアクセスが容易なのでピン挿し安定の必須枠という扱いで間違いないでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JP063 | 冥骸融合-メメント・フュージョン |
メメントの融合モンスターである《メメント・ツイン・ドラゴン》と共に登場したメメントネームを持つ専用の融合魔法。 《メメント・ゴブリン》の効果で《メメント・ウラモン》と一緒に墓地送りにした後にウラモンの自己蘇生効果→SS誘発効果によってサルベージしたり、《メメント・メイス》の効果でサーチすることができる。 自分のモンスターが効果破壊されているターンなら、墓地のメメントモンスターをデッキに戻してそれを融合素材とすることもできる効果があるため、少ない消費での融合召喚も可能となっています。 融合召喚されるのはほぼツイン・ドラゴンになると思いますが、メメントモンスターが融合素材に含まれていれば融合召喚するモンスターは何でもいい&相手メインフェイズに発動できる速攻魔法で手札と場のモンスターを融合素材にできることから、相手ターンに《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚するカードとしても使用できる。 墓地効果によるセルフ破壊からのサーチも普通に強力で、《冥骸府-メメントラン》を動かしたり、《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》がいる時に強力な妨害札となる《メメント・クレニアム・バースト》を持ってこられたりといいことづくめ。 ツイン・ドラゴン共々かなり強力な新規カードを得たと言って間違いないでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | JP064 | ウェイクアップ・センチュリオン! |
永続罠カードとして魔法&罠ゾーンに置かれるセンチュリオンをはじめとして、魔法&罠ゾーンに表側表示のモンスターが存在する時に、特殊召喚のための素材としてはS素材にのみ使用できるレベル4か8のトークン1体を発生させる「センチュリオン」魔法カード。 このカードを素材として出したいSモンスターのレベルに応じて2つのレベルを選択することができ、速攻魔法ということで相手ターンでも発動できるため《スタンドアップ・センチュリオン!》のS召喚を行う効果の発動条件も満たすことかできる。 墓地効果となるデッキからのセンチュリオンカードの墓地落としも、墓地効果を持つセンチュリオンモンスターや魔法罠カードの効果の発動に繋げたり、墓地のセンチュリオンモンスターを永続罠カードとして魔法&罠ゾーンに設置する効果の補助に利用できる。 しかしレベル8を選んだ場合はチューナーとして扱うというような効果があるわけではないため、結局テーマ内のチューナーが《重騎士プリメラ》しかいないという問題が解決しておらず、無難で使いやすいカードではあるものの、同じパックで同期のメメントとヴァルモニカに渡された新規カードに比べると一段劣るというかそれほど的確な強化になっていないところが否めない。 こちらは今後新規として登場するレベル4や8の「センチュリオン」チューナーの登場などにも期待したいところ。 そしてそれ以上に気になるのがイラストに描かれている、そのうち新規センチュリオンとしてOCG化されるであろう謎の人物ですね…。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JP065 | ヴァルモニカ・インヴィターレ |
「ヴァルモニカ」がレギュラーパックの後続の新規カードとして獲得したカードの1枚となる速攻魔法でLPの増減には関わらないカード。 テーマ内の他のカードと同じく効果処理時にどちらかの効果を選んで適用することなり、前半の効果がデッキからの特殊召喚ということでいかにも初動適性MAXの3積み必須のカードのように思えますが、実際にはこれで《天魔の聲選姫》をリクルートしてもその効果が誘発するわけではなく、このカード1枚ではちょっとした初動・貫通札、大事故が起こった時や《増殖するG》を投げられた時に妥協盤面を作るためのカードにしかならないので、本命となるのは後半の2つ目の方の効果となります。 評価時点では所属するモンスターの種類数が少なく、Pモンスターが2種類で最大で6体しか存在しない【ヴァルモニカ】にとって、Pスケールを用意したもののP召喚するモンスターがいないというこれまで起こりがちだった問題を後半のサーチ&EXデッキに表側表示で仕込む効果によって2体用意できることで解決へと導き、P召喚からの展開に繋ぐことができるわけです。 《天魔の聲選姫》または《ヴァルモニカ・シェルタ》でこのカードをサーチし、このカードの後半の効果で持ってきた《天使の聲》と《悪魔の聲》をP召喚して展開、《悪魔の聲》の効果で墓地のシェルタをコピーし、作りたい盤面に合わせて《ヴァルモニカ・ヴェルサーレ》や《ヴァルモニカ・ディサルモニア》をサーチしてくるという流れになります。 基本2枚初動のカードでかつLPが増減しない=カウンターを増やすことにも繋がらないため、シェルタのように3枚必須というカードではありませんが、現在の【ヴァルモニカ】において果たすべき役割があまりに大きくデッキの安定性にも関わってくるため不採用ということはあり得ないカードと言っていいでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JP066 | ヴァルモニカ・ディサルモニア |
「ヴァルモニカ」がレギュラーパックの後続の新規カードとして獲得したカードの1枚となるテーマの通常魔法。 その効果の性質上、自分のPゾーンに《天使の聲》か《悪魔の聲》が出ていないと発動できないカードですが、出ているならその後の回収効果が任意ということで墓地・除外状態の「ヴァルモニカ」カードの有無に関係なく回復かダメージの選んだ方に対応するPゾーンのカードにカウンターを2つ置くことができる。 特に《天使の聲》にカウンターを置く手段として非常に適しており、《天使の聲》の効果で墓地のこのカードをコピーすればカウンターは一気に3つになって《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》のL召喚が解禁されます。 よって後攻から《ヴァルモニカ・インヴィターレ》からのP召喚展開が通った際にワンキルを取りたい時に《悪魔の聲》でコピーした《ヴァルモニカ・シェルタ》でサーチしたいカードで、ジュラルメのL素材にしなかった残りの2体で《No.41 泥睡魔獣バグースカ》や《S:Pリトルナイト》を作るところを《No.60 刻不知のデュガレス》にしてジュラルメの攻撃力に倍プッシュをかけることでさらにワンショットできる可能性も高くなるでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
6 | JP067 | 仇すれば通図 |
フィールド魔法の体をした後手から使える《金満で謙虚な壺》のような効果を持つカード。 こちらはめくれる枚数が相手の場のカードの枚数に依存しており、めくったカード以外に元々持っていた手札も1枚デッキボトムに戻さなければなりませんが、金謙のようなライフカットに影響するデメリットはないため、後攻に寄せたデッキが《サンダー・ボルト》や《ハーピィの羽根帚》や《レッド・リブート》なんかを探しにいくカードとしては割と有用です。 フィールド魔法ということで相手にも利用されてしまうため、後攻から一撃で息の根を止めるデッキで使うというのが一番実用的と言えるでしょうか。 後半の効果は通せれば凄まじいアドバンテージになりますが、この条件を満たせる時点で相手の場にはとんでもない数のカードが出ていることになるのでとても通るとは思えず、後攻から一撃で仕留めるつもりならこの処理を行う前にデュエルは終わっているので無いものと見なして構わないでしょう。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
4 | JP068 | ブリンクアウト |
場のLモンスター1体を分解し、そのL素材となって自分の墓地に送られていたモンスターを蘇生できるLモンスター版の《融合解除》や《シンクロキャンセル》となる速攻魔法。 Lモンスターが対象なので素材モンスターが自由に選びやすい分、分解後のモンスターも色々と選べますが、上記の2枚と違って1体しか蘇生できないので、リンク2以上のLモンスターが持つL召喚誘発効果を連打することにはそれほど使いやすくはなく、わざわざデッキに入れるようなカードには感じられない。 名称ターン1のない強い墓地効果とL召喚誘発効果とでめちゃくちゃ噛み合った素材モンスターとリンク1モンスターの組み合わせで何とか使ってみる気になるかというレベルでしょう。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP069 | 共界神淵体 |
対象にしたモンスターの効果をチェーンクローズしながらそのモンスターと種族・属性・攻撃力の3つのうち2つが一致するモンスターを手札・デッキ・EXデッキから特殊召喚し、その効果を無効にするという変わった妨害&捲り札。 さらに対象のモンスターと特殊召喚したモンスターが同名カードなら、それら2体が裏側除外されるという追加効果も任意で適用でき、ミラーマッチなら特殊召喚からの無効効果はもちろん、この追加効果も使える可能性がかなり高い。 EXデッキからも特殊召喚できるのが最大の特徴で、パーフェクトカウンター持ちの《フルール・ド・バロネス》や、相手ターンに動ける《天霆號アーゼウス》や《S:Pリトルナイト》は遭遇率も比較的高く、それらのモンスターの効果を上から使われることなく本体ごと処理することができる。 しかし対象耐性を持つモンスターには通用しないことから、特定のEXモンスターを対策するなら出てくることそのものを未然に防げる《浮幽さくら》の方が安定しやすい。 またチェーンクローズされるのはこの効果に対する対象のモンスターの効果だけであり、間に別な効果を挟まれると対象のモンスターも同一チェーン上で効果を発動することができるようになってしまう。 相手ターンに手札から発動できない代わりに自分のターンでも場の状況に関係なく手札から発動できる《無限泡影》と考えればなかなか強いですが、それも全てのデッキの全てのモンスターを対象にできるわけではないので…。 自分の場に特殊召喚したモンスターの方を利用して色々とやりようもあるとは思いますが、ミラーマッチを除けばほとんどの場面で使いにくさの方が勝るように感じます。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
3 | JP070 | 雪沓の 跡追うひとつ またひとつ |
今までにない急に詠みはじめたカード名が特徴で、このカード名でこの効果なのにノーレアではないというある意味奇跡のカード。 今までなら番号的には魔法カードのノーレア枠なので、12期からノーレア枠が4→3に減った影響がモロに出た形となった。 その効果は5・7・5の条件を満たせば、除外の中でも再利用や参照が困難な裏側除外をフリチェで相手の墓地のカードに対して出すことができるという強力なものですが、厄介な発動条件もさることながら除外するカードは相手が選ぶというのが非常にイケていない。 裏側除外やフリチェにこだわらないなら自分で選べる《魂の解放》でいいし、複数除外にこだわらないなら《D.D.クロウ》とか《墓穴の指名者》でいい。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP071 | 隠し砦 ストロング・ホールド |
《トリコロール・ガジェット》の召喚誘発効果でサーチしたり、被破壊誘発効果でデッキからセットできる《機動砦 ストロング・ホールド》のリメイクカードとなる罠モンスター。 デッキがある程度回っていればただの壁から超高打点のアタッカーとなり、攻撃力が低い状態でも《光の黄金櫃》さえ場に出ていれば相手モンスターの1体分の攻撃は牽制できる。 しかし単独で引くとライフすら取れない実質効果なし罠モンスターであり、除去効果も他の妨害と重ねがけすることではじめて一定の価値を持つようになる代物なので正直これにデッキスペースを割く価値があるかどうかはかなり微妙なところ。 どうしても相手モンスターの攻撃から守りたい別なモンスターと併用するならそれなりの意味はあり、特に《干ばつの結界像》はNSして殴ってくるだけのモンスターが苦手で、その永続効果の適用下でも特殊召喚できるこのカードと組み合わせる意味はある。 ただそれなら無条件で発動できる《聖なるバリア -ミラーフォース-》とか《神風のバリア -エア・フォース-》とかでも良いような気はする。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
4 | JP072 | 古代の機械競闘 |
同時に登場した《古代の機械司令》の効果の選択肢になるべく新たに設計されたと思われる永続罠。 《古代の機械巨人》及びそのカード名が記された何体かのモンスターが相手モンスターの発動する効果に対して完全耐性を獲得するため、《古代の進軍》などの制約下でもバックに設置できる盤面強化カードとしては一応役に立つ。 しかし司令はデッキからこのカードを場に置けるわけではなく、【古代の機械】における必須枠である進軍を使ったら司令の効果を使わないと場に出せないのにその司令が使い辛いカードとなると、このカードの有用性にも当然疑問が残る。 後半のフリチェで行える融合召喚には、評価時点では《古代の機械究極巨人》と《古代の機械超巨人》が対応しており、このカードやそれらのモンスターが持つ耐性を盾に追加効果となる3回攻撃でキルを狙うこともできますが、どちらも融合召喚誘発の除去効果みたいな相手ターンで出せて意味のある能力は持っていないためフリチェで融合召喚が行える恩恵は少なく、墓地のモンスターも融合素材にできるとはいえ場に機械巨人や暗黒巨人が出ている必要があるので使い勝手は良くない。 事故の元にしかならないと思うので、融合は普通に《古代の機械融合》や《パワー・ボンド》で行った方が良いように思われます。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP073 | 百鬼羅刹大重畳 |
場のXモンスターにEXデッキの「ゴブリン」Xモンスターを重ねてX召喚し、さらにこのカードがそのモンスターのX素材となる「ゴブリンライダー」罠カード。 これによりX素材のないXモンスターからでもX素材を2つ持った「ゴブリン」Xモンスターを場に出すことができ、元となったモンスターがX素材を1つ以上持っていれば直接攻撃できる状態の《百鬼羅刹 グリアーレ三傑》を作れるし、レベルの調整を行わなくても《百鬼羅刹の大饕獣》を手軽にX召喚できるようになる。 しかし現状は重ねてX召喚できる「ゴブリン」Xモンスターは3種類しかいない上に、そのラインナップを見ていってもスピード感の無い罠カードでこれを行う必要があるのかと言われるとかなり疑問が残る。 十二獣のようにメインデッキの下級ゴブリンにも重ねられるというならともかく、結局1体は何かしらのXモンスターは出す必要があり、グリアーレも大饕獣もそうまでして使いたいカードのようには思えない。 罠カードである利点としては墓地発動のX素材供給効果の方にあり、お互いのターンにフリチェで自分か相手の墓地のカードを自分のゴブリンXモンスターの素材とすることができるため、墓地利用効果への妨害札や自分の墓地のカードに当ててくる相手の効果の回避としても使えますね。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
8 | JP074 | 廻る罪宝 |
上級以上の幻想魔族をサーチまたはリクルートできる罠カードで、「罪宝」カードということで《黒魔女ディアベルスター》の効果でデッキからセットすることもできる。 対象となるモンスターは評価時点ではごく僅かで、リクルートを選んだ場合はそのモンスターはこのターンはメインフェイズに発動する効果を使えなくなる制約が課せられる。 このカードが墓地にあることで満たせる自己SS能力を持ち、墓地効果の方とも相性が良い《原罪のディアベルゼ》は制限のかからないサーチ対象として適性が高く、メインフェイズに場で発動する効果を持たない《幻惑の魔術師》や《鋼鉄の大魔人ゴルゴイル》はリクルート対象として優れている。 このカードを利用すれば、妨害を受けなければ《スネークアイ・エクセル》からの1枚初動でディアベルゼと《ダーク・シムルグ》による魔法罠カードロックの布陣を確実に作ることができます。 罠カードとは言えど、デッキからセットできてデッキに触れる効果、墓地効果もディアベルゼの効果を実質フリチェ除去に変えられる効果ともくれば、そこには相応の評価をする価値があるでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | JP075 | 微睡の罪宝-モーリアン |
このカードのイラストにも描かれている《原罪のディアベルゼ》と共に登場した新たな「罪宝」カードとなる通常罠カード。 メイン効果は特殊召喚されたモンスターにのみ有効な《月の書》となっており、速攻魔法と罠カードの違いも含めてほとんどの場面であちらの下位互換となるため、こちらを使うなら「罪宝」ネームの活用は欠かせない。 墓地効果となる再セット効果は発動するために上級以上の幻想魔族が必要となりますが、ディアベルゼはその条件を満たすモンスターとして特に適性が高く、発動済みの墓地送りになったこのカードがあちらの自己SS条件を満たし、このカードの墓地からのセットがあちらの除去効果のトリガーを引けるように設計されている。 罠カードの墓地効果なので相手ターンにフリチェでセットできるという点も、ディアベルゼの除去効果を使う上で都合が良いです。 再セットしたところでどうせそのターンは発動できないので、ディアベルゼの除去効果の破壊対象となる自分の場のカードは再セットしたこのカードを選んでしまっても良いでしょう。 何にしてもディアベルゼが場に出ていてこそ真価を発揮するカードであり、そうでなければ平凡以下のカードといったところです。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JP076 | 蕾禍大輪首狩舞 |
評価時点において《蕾禍ノ御拝神主》の効果でサーチすることができる唯一のカードであり、バックに設置するタイプのテーマの妨害札。 発動には指定の3種族のいずれかに属するLモンスターが自分の場に必要となり、その数に応じて除去枚数が決定するため、破壊対象は1〜2枚程度になることがほとんどになるかと思いますが、《蕾禍ノ大王鬼牙》と違ってフリチェで効果を使える上に魔法罠カードも破壊対象に選べるため、現代基準ではお世辞にも強い圧力とは言えない大王鬼牙と《蕾禍ノ鎖蛇巳》の布陣を補強するのには欠かせないと感じますし、それを展開途中で確定で持ってこられるというなら使わない手はないでしょう。 墓地効果も発動条件を満たした時にこのカードを除外して発動できる除去効果となっており、通常のテーマならここでお役御免となりますが、【蕾禍】においては《蕾禍ノ毬首》の召喚誘発効果によって除外されたこのカードを回収してまた1から使用することも可能となっています。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | JP077 | ライトロード・アイギス |
【ライトロード】に遂に齎されたバック側の防御カードとなる罠カード。 「ライトロード」ネームを持ちますが、直接サーチするのではなくデッキから墓地送りになった時に墓地からセットできるというこのカードの効果によって構えることになり、ライトロードの面々が持つ不確定なデッキトップからの墓地肥やしだけでなく、《光道の龍》や《ライトロード・ドミニオン キュリオス》といったテーマ内のカード、その他《おろかな副葬》といった汎用札でも確定設置することができる。 無効にできるカードの枚数は自分の場のライトロードの数に比例するのでまちまちですが、通常魔法や通常罠カードすら捉えるその妨害性能はまさに一級品で、見えてる妨害札の気分の悪さを存分に味わうことになる。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
3 | JP078 | 幻惑のバリア -ミラージュフォース- |
幻想魔族専用の《聖なるバリア -ミラーフォース-》というカードで、こっちも略しても「ミラフォ」となる。 攻撃反応型の「バリア」罠カードでありながら、相手モンスター1体にしか作用しない上に完全なる単独では発動できないという、今どきの除去罠としては正直かなりのローパワーですが、対象を取らないバウンスということで除去の質自体は高く、その副産物で手札か墓地の幻想魔族を展開することができる。 さらにこのカードは墓地効果によっても同じ領域から幻想魔族を展開することができ、前半の効果で大型の幻想魔族を特殊召喚すればこの効果を使う機会もすぐに訪れるでしょう。 それにしてもメイン効果となる前半の効果が発動条件に対してパワーが低すぎるので、出てきたばかりで残念ですが、たとえ【幻想魔族】であっても真面目な構築で使われることはほぼなさそうです。 |
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Rare ▶︎ デッキ |
6 | JP079 | 地縛死霊ゾーマ |
レジェンドDP展開時に登場していても何らおかしくはなかった《死霊ゾーマ》のリメイクカードとなる罠モンスター。 ステータスはあちらと全く同じですが、攻撃表示でも出せるようになり、攻撃を強要する効果も追加されて順当に強化されている。 さらに相手モンスターの攻撃で倒れた時に、攻撃モンスターの元々の攻撃力の倍のダメージを与える効果も持っており、攻撃を強要する効果と合わせて十分引導火力になる。 ただしダメージの上限が3000に設定されてしまっており、せっかく低打点モンスターには倒されにくい攻撃表示で特殊召喚されるのに、攻撃表示のこのカードを倒せるモンスターの攻撃による相手へのダメージは常に3000で打ち止めとなってしまうのが非常に残念。 ダメージに上限がないと元のゾーマの立場がまるで無くなるのでそれを避けたものと思われますが、その結果確かに色々と使いやすくはなっているものの、それほど大きな進歩のないカードになってしまっている感は否めない。 下級モンスターが相手でも3000ダメージを与えられる《魔法の筒》といったところで、そう言う表現をすると強いのか弱いのかよくわからなくなりますね。 |
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N-Rare ▶︎ デッキ |
2 | JP080 | 連慄砲固定式 |
同じくレギュラーパックの殿をつとめたノーレアカードである《壱時砲固定式》から派生して生まれた、今度は連立方程式をモデルにした罠カード。 a=2x+y、b= x+yの連立方程式が成立する時、相手の場がフリチェ除外によって更地に変わるという強力な効果を発揮する。 x=Xモンスターのランク y=融合モンスターのレベル a=お互いの手札と場のカードの合計枚数 b=相手の場のモンスター1体のレベルまたはランク x(エクシーズ)だからXモンスター、y(ゆうごう)だから融合モンスターを要求するというところまで本当に凝った作りになっている。 発動するために同じランクのXモンスター2体をEXデッキから除外する必要があるため、数字の調整は融合モンスターのレベルでやった方がいいでしょう。 しかしそうなるとEXデッキがほぼこのカードを発動するための内容になってしまう上に、無事に発動できても相手の場にこの効果で除外したXモンスター1体と融合モンスター1体のレベルとランクの合計値と同じレベルまたらランクを持つモンスターがいなければほぼ意味がなく、それを自分で用意するとなるとこれほどのリターンであっても渋いと言わざるを得ない。 チェーン発動された《増殖するG》とかで簡単に場と手札のカードの合計数が変動するのがかなりキツいですし、それに対応しようとすればEXデッキに無駄に同じランクのXモンスターを2枚入れなければならなくなります。 フレイバー全振りのカードで実用性は最初から考えない方が良い、ちょっとアカデミックなエンタメロマン砲といったところですね。 |
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Quarter Century Secret ▶︎ デッキ |
3 | JPS01 | 破壊竜ガンドラ |
原作で表の遊戯が使用した闇ドラゴンの最上級モンスターで、場の自身を除く全てのカードを破壊しそして自分自身も消える能力を持つ。 特殊召喚できない、破壊したカードは除外するが《混沌帝龍 -終焉の使者-》や《天魔神 ノーレラス》と違って効果破壊耐性持ちを除去できない、自身の元々の攻撃力が0なのに破壊に伴う強化倍率が低く通るような場面では大した攻撃力アップが見込めない、出したターンのエンドフェイズに発動する効果で墓地送りになるという数々のデメリットがあるため非常に使いにくい。 さらに全体除去効果を発動するためには半分ものライフを要求され、常に支払い可能なコスト内容ではありますが、まともに使うと場で発動する起動効果であることも相まって背負うリスクもかなり大きいです。 しかしこの効果には名称ターン1だけでなくターン1もないという強みもあり、破壊できるカードが1枚以上場に存在する限り際限なく出し続けられることから、破壊できるカードが場に存在していてかつ自身の効果が無効になっていればライフが1になるまで連打できるため《走魔灯》の最強効果を出せるようになるのは個性と言えるでしょうか。 |
※「*」付きのカードは「評価投稿済み」を表します。
更新情報 - NEW -
- 2024/10/25 新商品 SUPREME DARKNESS カードリスト追加。
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