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Episode70:紅と黒の禁呪 作:カズ
~現在の状況~
RIN→LP:5800 手札:1 デッキ:30 Mゾーン:4 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
NOZOMI→LP:7500 手札:2 デッキ:31 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
TSUBASA→LP:7500 手札:4 デッキ:28 Mゾーン:1 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
UTE→LP:5100 手札:2 デッキ:27 Mゾーン:3 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
「漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!!ランク4!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!!」
第6ターン目、ユートが自らの象徴としているダーク・リベリオンを呼び出し、盤面を制圧しにかかってきた。このカードが禁忌に指定されている理由。それはこのカードが外の世界、つまり無法地帯の力を秘めているからである。
「そしてノーブル・フェザーを対象に、ダーク・リベリオンの効果発動!オーバーレイユニットを2つ使い、相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分だけ攻撃力をアップする!」
ノーブル・フェザーには「自らの攻撃力を1000ポイント下げることによって戦闘ダメージを無効にする」効果を持っている。この効果は自身の攻撃力が1000を下回っても有効になるため3回までならこの効果を使えるのだが、ダーク・リベリオンによってその対策も抜かりなく行なった。
「バトル!ダーク・リベリオンでタイフーン・ウィングを攻撃!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」
「ノーブル・フェザーの効果発動!このカードの攻撃力を1000ポイント下げることで、発生する戦闘ダメージを無効にする!そして破壊されたタイフーン・ウィングの効果で、墓地の漆黒のエルフェン、残夜のクリス、黒槍のブラスト、そよ風のブリーズ、極北のブリザードの5枚をデッキに戻して2枚ドロー!」
しかし凛もそう易々と優勢を明け渡すほど間抜けなデュエリストではない。たとえ攻撃力を下げられたとしても、まだ1450も残っていた時点で通らないことは確定していたのだ。仮に希に攻撃を仕掛けても、ホープの効果で攻撃そのものを止められてしまう。
「……カードを1枚伏せる。エンドフェイズに移行し、俺は『クリバンデット』の効果発動!このカードをリリースすることで、デッキから『幻影騎士団ダーク・ガントレット』を手札に加え、残り4枚のカードを全て墓地へ送る。これでターンエンドだ」
UTE→LP:5100 手札:3 デッキ:22 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN07
ユートのダーク・リベリオンを一時的とはいえ抑え込めた希だったが、あの攻撃力を持つダーク・リベリオンと翼のレヴォリューション・ファルコンを相手にしなければならない。どちらを先に倒すのが得策か……。
「私のターン、ドロー!手札から魔法カード『オノマト連携』を発動!手札の『ゴゴゴゴーレム』を捨てて、デッキから『ゴゴゴジャイアント』と『ガガガキッド』を手札に加えるよ!」
緊急連絡網に次いでオノマト連携も発動したが、彼女の最初の手札にはほとんどモンスターカードが無く、魔法・罠カードが4枚もあった。だからこそこうしてモンスターを補充して、このターン以降に備えているのだ。
「私はランク4の希望皇ホープ1体でカオス・エクシーズ・チェンジ!まずは『CNo.39 希望皇ホープレイ』をエクシーズ召喚して、そこから更にシャイニング・エクシーズ・チェンジ!!暗闇の中でも煌めく一筋の光。希望と希望が重なり合い、真なる輝きを世に放つ!『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』!!」
希には「心」と「力」の2種類の切り札がある。いずれもこの世界の人智の先に存在するものであり、万人が手にできるものではない。一度完全に闇に染められた彼女だからこそ、凛のようにオンリーワンの力をものにしたのだ。
「エクシーズ・チェンジ・タクティクスの効果で、合計1000ポイントのライフを支払い2枚ドロー!続いて『ゴゴゴジャイアント』を召喚し、効果発動!墓地の『ゴゴゴゴーレム』を守備表示で特殊召喚!」
希は2体目のホープを特殊召喚し、攻守をしっかりと固めつつ手札補充も忘れなかった。バトルフェイズに移行する前に、翼は罠カード『RR-レディネス』を発動した。レヴォリューション・ファルコンを守り、次のターンの連続攻撃で一気にライフポイントを削りに行く魂胆だ。
「バトル!ホープ・ザ・ライトニングでレヴォリューション・ファルコンを攻撃!そしてライトニングの効果発動!オーバーレイユニットを2つ使い、このカードの攻撃力を5000にする!そしてライトニングが攻撃する間、カード効果は一切発動出来ない!」
「なっ…!うぐっ!」
TSUBASA→LP:4500
ダーク・リベリオンを破壊することも可能だったが、希は翼のライフポイントを大きく変動させるために今回のバトルを行なった。確かにタッグデュエルは「先に片方を集中砲火し、その後でもう片方を倒す」がセオリーだが、今回はそれに則ったとしても勝てる保証がない相手だ。そこで凛と希が事前に考えた作戦は「希が翼を徹底マークして、凛が彼の相方を狙う」というもの。基本を無視しているかに思えるが、これも一種の正解ではある。
「私はカードを1枚伏せてターンエンド!」
NOZOMI→LP:6000 手札:5 デッキ:26 Mゾーン:2 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN08
このターンで深手を負ってしまった翼だが、レヴォリューション・ファルコンがフィールドに留まっているおかげで反逆の糸を切らせることなく乗り越えられた。
「儒学には『獅子は兎を狩るのに全力を尽くす』という言葉がある……。その言葉通り、君たちを全力で狩らせてもらう!僕のターン、ドロー!!」
まず翼は、前のターンに加えたシンギング・レイニアスとファジー・レイニアスの2体を特殊召喚し、彼のフィールドに「RR」が2体以上存在することで『RR-ネスト』の効果を使い、デッキから『RR-ミミクリー・レイニアス』を手札に加え通常召喚した。
「ミミクリー・レイニアスが召喚・特殊召喚に成功したことで、僕のフィールドの『RR』と名の付いたモンスター全てのレベルを5にする!僕は、レベル5になったシンギング・レイニアスとファジー・レイニアス、そしてミミクリー・レイニアスの3体でオーバーレイ!!」
(レベル5を3体……エトランゼ・ファルコンでもリオート・ハルピュイアでもない!何を召喚するつもりなの……?)
凛の知っている限りでは、翼がレベル5のモンスターを3体使用して呼び出せるモンスターはブレイズ・ファルコンしかない。しかしあのモンスターは『RUM』で呼び出した方が効率がよいため、こうして回りくどい方法で召喚する必要はない。だとすると彼が呼び出そうとしているのは一体何なのか。
凛が考えを巡らせていた刹那、辺り一帯の空気が急速に冷え始めた。凛や希がこれまで見てきたエクシーズ召喚の中でも異彩を放っており、ダーク・リベリオンともまた違った力を感じ取れた。
―――絶対零度より転生せし舞姫よ。氷のごとく汚れなきその心で、闇を清め祓え!エクシーズ召喚!!―――
―――降臨せよ!『CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ』!!―――
〇CNo.103神葬零嬢ラグナ・インフィニティ(ランク5 水)
天使族/エクシーズ/効果
攻2800/守2400
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、そのモンスターをゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。
氷晶を砕いて舞い降りたのは、20年前のA.Wにて「神をも葬り去る令嬢」として戦慄された存在であるラグナ・インフィニティ。ルーナに加えて翼までもが、希の持つ力の対抗手段たる「紅い星」の力に呑まれていたのだ。
「お、お兄ちゃん?!どこでそんなカードを?!」
「Need not to know……。凛、君は知らなくていい」
知る必要のないこと。そう言い残した翼はラグナ・インフィニティの力を奮うべく、ターゲットを凛のモンスターにロックオンした。紅い星の力を持ったカードの恐ろしさは、彼女の想像を遙かに超えたものだった。
「ノーブル・フェザーを対象に、ラグナ・インフィニティの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、変化している攻撃力分のダメージを相手に与え、そのモンスターを除外する!ガイダンス・トゥ・パーガトリィ!!」
「除外?!うっ……!」
RIN→LP:3350
封印竜は「封印竜と呪縛竜との戦闘以外では一切破壊されない」という完璧に近い耐性を持っているが、どんなモンスターにでも弱点があるように封印竜にも弱点は存在する。そのうちの1つが除外であり、よほど特殊なことをしない限り、除外されたモンスターは2度と蘇ることはない。数少ない弱点を的確に突いてくるあたり、流石だといったところだ。
「レヴォリューション・ファルコンは、相手フィールドの特殊召喚したモンスター全てに1度ずつ攻撃出来る。バトルだ!まずは驟雨のライキリを攻撃!」
「凛ちゃんは私が守る!ホープの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使って攻撃を無効にする!!そして速攻魔法『ムーンバリア』を発動!」
〇ムーンバリア(速攻魔法)
①:モンスターの攻撃が無効になった時、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターンのエンドフェイズになる。
●自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。
②:自分フィールドの「希望皇ホープ」XモンスターがX素材を1つ取り除いて効果を発動する場合、取り除くX素材の代わりに墓地のこのカードを除外できる。
このタイミングで希が助け船を出した。彼女が発動したカードは俗に言う「必殺技カード」であり、ムーンバリアは、ホープが攻撃を無効にする際に展開するシールドのことだ。防御系の必殺技名という点では極めて珍しいのだが、このカードは決して侮れない。
このカードを発動したターンでは、メインフェイズ2を行えず強制的にエンドフェイズへ移行させる効果と「希望皇ホープ」と名の付いたモンスターの攻撃力を倍増させる効果、いずれか1つを選べるのだが、希は迷わずに前者を選択した。
「私が選択するのは、このターンのエンドフェイズになる効果!」
「……あくまでも僕の戦術を封じるつもりか。僕はこれでターンエンド!」
TSUBASA→LP:4500 手札:2 デッキ:27 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN09
翼がA.W.Ⅱにおけるキーカードの1枚を握っていたとは露にも思っていなかった凛だったが、今更障害物が1つ増えただけで「やるべきこと」は変わらない。
(ノーブル・フェザーが除外された。けど手札補充は出来たから、ここから反撃開始よ!)
「私のターン、ドロー!『BF-蒼炎のシュラ』を召喚して、黒い旋風の効果でデッキから黒槍のブラストを手札に。そして黒槍のブラストは自身の効果で特殊召喚できる!」
凛はシュラとブラストをエクシーズ召喚の素材としてランク4の『BF-エクシーズ・ウィング』を呼び出した。このカードも長きにわたって愛用されている、凛のお気に入りのカードなのだ。
「エクシーズ・ウィングの効果!オーバーレイユニットを1つ使い、デッキから攻撃力2000以下の『BF-そよ風のブリーズ』を手札に加えて、ブリーズを自身の効果で特殊召喚!」
たとえ心から信頼している相棒がいなくとも、黒羽の羽ばたきが止むことはない。墓地のゼピュロスを効果で復活させ、再び5体の『BF』を揃えた凛は驟雨のライキリの効果を使い、ラグナ・インフィニティとダーク・リベリオン、レヴォリューション・ファルコンに『RR-ネスト』を破壊しようと試みたが、ユートが待ったをかけた。
「俺は罠カード『ブービートラップE』を発動!俺は手札から『幻影騎士団ダーク・ガントレット』を墓地へ送り、墓地の永続罠『幻影霧剣』をセットし、そのまま発動!」
〇ブービートラップE(通常罠)
①:手札を1枚捨てて発動できる。自分の手札・墓地の永続罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
〇幻影騎士団ダーク・ガントレット(通常罠)
①:デッキから「ファントム」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。②:自分フィールドにカードが存在しない場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時に墓地で発動できる。このカードは効果モンスター(戦士族・闇・星4・攻300/守600)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。③:このカードの効果で特殊召喚したこのカードの守備力は、自分の墓地の「ファントム」魔法・罠カードの数×300アップする。
〇幻影霧剣(永続罠)
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。「幻影霧剣」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターは攻撃できず、攻撃対象にならず、効果は無効化される。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幻影騎士団」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
「俺はこのカードを、驟雨のライキリを対象として使わせてもらう。これで君の攻撃は1回封じられた」
「うっ……だけど、まだまだ羽ばたける!」
ノーブル・フェザーとホープ・ザ・ライトニングの双方を呪縛されたが、まだバトルフェイズには移行していない。翼のモンスターゾーンは空っぽであり、凛のモンスターが総攻撃を仕掛ければこのターンでの決着も見込めるが、果たしてそう上手くいくだろうか。
「私はレベル4の精鋭のゼピュロスに、レベル3のそよ風のブリーズをチューニング!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け。雷鳴の一撃!シンクロ召喚!!『A BF-涙雨のチドリ』!!」
涙雨のチドリの攻撃力は墓地の『BF』の数によって変化する。今、彼女の墓地に存在するモンスターはエターナル・ウィング、タイフーン・ウィング、精鋭のゼピュロス、そよ風のブリーズ、黒槍のブラストの合計5体。よって攻撃力は1500ポイント上昇し、4100となった。
「まずはお兄ちゃんから!バトル!!」
「その前に、僕は墓地の『RR-レディネス』を除外して効果発動!このターン受ける全てのダメージを0にする!」
「くっ…。だったらユートさんに!エクシーズ・ウィングでロスト・ヴァンブレイズを攻撃!」
ダーク・リベリオンを破壊できても、ユートにはまだトラップモンスターという壁が残されていた。しかし伏せカードもモンスターもいないこの対面、このままではユートのライフポイントが尽きて1vs2の状況になってしまうが……?
「次は涙雨のチドリでダイレクトアタック!!」
「俺は墓地の『幻影騎士団ダーク・ガントレット』の効果発動!相手モンスターがダイレクトアタックを仕掛けたことにより、墓地のこのカードをモンスターカードとして特殊召喚する!!」
このカードは先ほどの『ブービートラップE』のコストとして捨てられたカードだったが、ユートの【幻影騎士団】には墓地からモンスターカードとして復活出来る罠カードが幾つか存在する。その内の1枚がダーク・ガントレットであり、このカードの守備力は墓地の「ファントム」と名の付いた魔法・罠カード1枚につき300ポイントアップする。今回はチドリの超火力を止めるために使われたが、4100もの大打撃を回避する重要な役割を果たしてくれた。
「だったら次!スパイラル・ウィングでダイレクトアタック!」
「くっ……!」
UTE→LP:2600
ユートの墓地にはダイレクトアタックを止められる罠カードがもう1枚眠っていたのだが、手札との兼ね合いでこのターンは使わなかった。
前のターンでライフポイントを大幅に削られたが、まだモンスターは誰よりも多く生き残っている。しかしその状況が凛を追い詰める爆弾になろうとは、この時の彼女には全く予想出来なかった。
「私はカードを2枚伏せてターンエンド!」
RIN→LP:3350 手札:1 デッキ:29 Mゾーン:4 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN10
「俺のターン、ドロー!手札から魔法カード『シャッフル・リボーン』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しないことで、墓地のダーク・リベリオンを特殊召喚する!」
〇シャッフル・リボーン(通常魔法)
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。
オーバーレイユニットを持たない状態で復活させたのはよかったものの、素の攻撃力ではエクシーズ・ウィングにしか届いていない。ましてや、シャッフル・リボーンの効果で蘇生させたモンスターはエンドフェイズに消滅する。しかし、ユートはもう1枚の魔法カードを手札から発動した。このカードこそ、禁忌から禁呪へと進化させる源だ。
「俺は速攻魔法『RUM-幻影騎士団ラウンチ』を発動!このカードとダーク・リベリオンを素材として、ランクが1つ上のモンスターをエクシーズ召喚する!煉獄の底より、未だ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌。永遠に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!出でよ、『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』!!」
〇RUM-幻影騎士団ラウンチ(速攻魔法)
①:自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのX素材の無い闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚し、このカードを下に重ねてX素材とする。(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。手札の「幻影騎士団」モンスター1体を、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
〇ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン(ランク5 闇)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻3000/守2500
レベル5モンスター×3
①:このカードが「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」をX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。●相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、自分の墓地のXモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
かつて精一と彩のタッグデュエルで2人を敗北寸前までに追いやった強力なカードだが、あの時はストレート・ペンデュラムによって打ち倒された。しかし今回ばかりは、唯一打ち破れる手段だった封印竜も除外され、完全に逃げ場を断たれてしまった。
「涙雨のチドリを対象に、ダーク・レクイエムの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、対象モンスターの攻撃力を0にし、その数値分このカードの攻撃力に加える!レクイエム・サルべーション!」
チドリの攻撃力を全て吸収されてしまい、ダーク・レクイエムの攻撃力は7100にまで上昇した。このまま攻撃を仕掛ければ凛を一撃で仕留めることも可能だが、ユートは慎重居士なデュエリスト。念には念を入れておくのが彼のモットーだ。
「まだ俺のターンは続く。墓地の『幻影霧剣』を除外して効果発動!墓地のサイレントブーツを特殊召喚する!さらに墓地のラギッドグローブを除外し、デッキの『幻影翼』を墓地へ送る」
墓地へ送られた『幻影翼』の効果も使い、墓地からダスティローブを復活させた。そしてユートはこの2体を使い、再びブレイクソードをエクシーズ召喚してみせた。彼は一瞬だが希の方を見つめており、その様子は過去に犯した過ちを悔いているようだった。
「神谷希……君には気の毒だが、SNo.を頂くためだ!ブレイクソードの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、このカードとホープ・ザ・ライトニングを破壊する!そして破壊されたブレイクソードの効果も発動し、墓地のサイレントブーツとラギッドグローブをレベル4として蘇らせる!」
ダーク・リベリオンを召喚した時と同じ戦法を繰り返したが、ユートはレベル4として蘇った2体を使い、何と『No.39 希望皇ホープ』を呼び出してきた。しかし、彼の狙いはこのターンで凛を倒すことであり、これはそのための下拵えだ。
「俺は!ランク4の希望皇ホープを素材に、シャドー・エクシーズ・チェンジ!!」
「っ…!まさか……」
「死の淵より蘇れ!『sNo(シャドー・ナンバーズ).39 希望皇ホープThe Dead』!!」
ユートが新たに呼び出した、死に神のごとく黒く彩られたホープは、洗脳された希が凛に牙を向いた時に使用したものだった。あのデュエルの後でホープONEとホープ・ザ・ライトニングを手にした彼女だったが、操られていたことへの罪悪感やトラウマは完全に克服出来ていなかった。
そのことに対して申し訳なく思いながらも、ユートはダメ押しの一撃を与えた。
「ホープThe Deadの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、自らの攻撃力を500ポイントアップさせ、相手モンスターの攻撃力を2000ポイント下げる!そして、この効果で攻撃力500以下になったモンスターを全て破壊し、1体につき1000ポイントのダメージを与える!」
「…ごめん、凛ちゃん!私はここで速攻魔法『禁じられた聖衣』を『No.39 希望皇ホープ』に対して発動!これでホープはこのターン効果で破壊されず、効果の対象にもならない!」
自分フィールドのモンスターを守ることで精一杯だった希は、同時に凛を守ることまでは不可能だった。ホープThe Deadの前に散ってしまった凛だったが、その意志はしっかりと希に託されていた。
「バトルだ!俺はホープThe Deadで希望皇ホープを攻撃!ホープ剣デススラッシュ!!」
「ホープの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、攻撃を無効にする!!そしてこの効果でオーバーレイユニットを取り除く代わりに、墓地の『ムーンバリア』を除外することでその効果を得る!」
今のホープは禁じられた聖衣によって効果破壊から守られている。よってダーク・レクイエムが持つ「無効にして破壊する」効果を発動しても意味がなく、この場は通す以外に選択肢がなかったのだ。
封印竜を持っていたにも関わらず最初にタッグデュエルから離脱してしまった凛は、希をただ1人残してしまったことに強く苛まれていた。
「希ちゃん、ごめん。負けちゃって……」
「ううん。あとは任せて。必ずお兄さんを助け出して、そんでもってA.W.Ⅱの情報も引き出してみせるから!」
決して自分の勝利を疑わない希の後ろ姿を見て、凛は心が僅かだが揺れ動いた。何故希はそこまで自分を信じられるのか、何故心が折れないのか。精神面の強さに於いて、希の右に出る者は凛の知っている限りでは存在しない。
「……だが、そんな強がりがどこまで続く?俺はこれでターンエンドだ」
UTE→LP:2600 手札:0 デッキ:20 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
一方、ユートには伏せカードも手札もないが、攻撃力7100のダーク・レクイエムと希の闇の象徴だったホープThe Deadが控えている。先に狙うならモンスターもセットカードもない翼からだが、希は次のターンでどう攻略するのだろうか。
~現在の状況~
RIN→ LOSE
NOZOMI→LP:6000 手札:4 デッキ:22 Mゾーン:1 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
TSUBASA→LP:4500 手札:2 デッキ:26 Mゾーン:0 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
UTE→LP:2600 手札:0 デッキ:20 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
RIN→LP:5800 手札:1 デッキ:30 Mゾーン:4 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
NOZOMI→LP:7500 手札:2 デッキ:31 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
TSUBASA→LP:7500 手札:4 デッキ:28 Mゾーン:1 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
UTE→LP:5100 手札:2 デッキ:27 Mゾーン:3 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
「漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!!ランク4!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!!」
第6ターン目、ユートが自らの象徴としているダーク・リベリオンを呼び出し、盤面を制圧しにかかってきた。このカードが禁忌に指定されている理由。それはこのカードが外の世界、つまり無法地帯の力を秘めているからである。
「そしてノーブル・フェザーを対象に、ダーク・リベリオンの効果発動!オーバーレイユニットを2つ使い、相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分だけ攻撃力をアップする!」
ノーブル・フェザーには「自らの攻撃力を1000ポイント下げることによって戦闘ダメージを無効にする」効果を持っている。この効果は自身の攻撃力が1000を下回っても有効になるため3回までならこの効果を使えるのだが、ダーク・リベリオンによってその対策も抜かりなく行なった。
「バトル!ダーク・リベリオンでタイフーン・ウィングを攻撃!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」
「ノーブル・フェザーの効果発動!このカードの攻撃力を1000ポイント下げることで、発生する戦闘ダメージを無効にする!そして破壊されたタイフーン・ウィングの効果で、墓地の漆黒のエルフェン、残夜のクリス、黒槍のブラスト、そよ風のブリーズ、極北のブリザードの5枚をデッキに戻して2枚ドロー!」
しかし凛もそう易々と優勢を明け渡すほど間抜けなデュエリストではない。たとえ攻撃力を下げられたとしても、まだ1450も残っていた時点で通らないことは確定していたのだ。仮に希に攻撃を仕掛けても、ホープの効果で攻撃そのものを止められてしまう。
「……カードを1枚伏せる。エンドフェイズに移行し、俺は『クリバンデット』の効果発動!このカードをリリースすることで、デッキから『幻影騎士団ダーク・ガントレット』を手札に加え、残り4枚のカードを全て墓地へ送る。これでターンエンドだ」
UTE→LP:5100 手札:3 デッキ:22 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN07
ユートのダーク・リベリオンを一時的とはいえ抑え込めた希だったが、あの攻撃力を持つダーク・リベリオンと翼のレヴォリューション・ファルコンを相手にしなければならない。どちらを先に倒すのが得策か……。
「私のターン、ドロー!手札から魔法カード『オノマト連携』を発動!手札の『ゴゴゴゴーレム』を捨てて、デッキから『ゴゴゴジャイアント』と『ガガガキッド』を手札に加えるよ!」
緊急連絡網に次いでオノマト連携も発動したが、彼女の最初の手札にはほとんどモンスターカードが無く、魔法・罠カードが4枚もあった。だからこそこうしてモンスターを補充して、このターン以降に備えているのだ。
「私はランク4の希望皇ホープ1体でカオス・エクシーズ・チェンジ!まずは『CNo.39 希望皇ホープレイ』をエクシーズ召喚して、そこから更にシャイニング・エクシーズ・チェンジ!!暗闇の中でも煌めく一筋の光。希望と希望が重なり合い、真なる輝きを世に放つ!『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』!!」
希には「心」と「力」の2種類の切り札がある。いずれもこの世界の人智の先に存在するものであり、万人が手にできるものではない。一度完全に闇に染められた彼女だからこそ、凛のようにオンリーワンの力をものにしたのだ。
「エクシーズ・チェンジ・タクティクスの効果で、合計1000ポイントのライフを支払い2枚ドロー!続いて『ゴゴゴジャイアント』を召喚し、効果発動!墓地の『ゴゴゴゴーレム』を守備表示で特殊召喚!」
希は2体目のホープを特殊召喚し、攻守をしっかりと固めつつ手札補充も忘れなかった。バトルフェイズに移行する前に、翼は罠カード『RR-レディネス』を発動した。レヴォリューション・ファルコンを守り、次のターンの連続攻撃で一気にライフポイントを削りに行く魂胆だ。
「バトル!ホープ・ザ・ライトニングでレヴォリューション・ファルコンを攻撃!そしてライトニングの効果発動!オーバーレイユニットを2つ使い、このカードの攻撃力を5000にする!そしてライトニングが攻撃する間、カード効果は一切発動出来ない!」
「なっ…!うぐっ!」
TSUBASA→LP:4500
ダーク・リベリオンを破壊することも可能だったが、希は翼のライフポイントを大きく変動させるために今回のバトルを行なった。確かにタッグデュエルは「先に片方を集中砲火し、その後でもう片方を倒す」がセオリーだが、今回はそれに則ったとしても勝てる保証がない相手だ。そこで凛と希が事前に考えた作戦は「希が翼を徹底マークして、凛が彼の相方を狙う」というもの。基本を無視しているかに思えるが、これも一種の正解ではある。
「私はカードを1枚伏せてターンエンド!」
NOZOMI→LP:6000 手札:5 デッキ:26 Mゾーン:2 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN08
このターンで深手を負ってしまった翼だが、レヴォリューション・ファルコンがフィールドに留まっているおかげで反逆の糸を切らせることなく乗り越えられた。
「儒学には『獅子は兎を狩るのに全力を尽くす』という言葉がある……。その言葉通り、君たちを全力で狩らせてもらう!僕のターン、ドロー!!」
まず翼は、前のターンに加えたシンギング・レイニアスとファジー・レイニアスの2体を特殊召喚し、彼のフィールドに「RR」が2体以上存在することで『RR-ネスト』の効果を使い、デッキから『RR-ミミクリー・レイニアス』を手札に加え通常召喚した。
「ミミクリー・レイニアスが召喚・特殊召喚に成功したことで、僕のフィールドの『RR』と名の付いたモンスター全てのレベルを5にする!僕は、レベル5になったシンギング・レイニアスとファジー・レイニアス、そしてミミクリー・レイニアスの3体でオーバーレイ!!」
(レベル5を3体……エトランゼ・ファルコンでもリオート・ハルピュイアでもない!何を召喚するつもりなの……?)
凛の知っている限りでは、翼がレベル5のモンスターを3体使用して呼び出せるモンスターはブレイズ・ファルコンしかない。しかしあのモンスターは『RUM』で呼び出した方が効率がよいため、こうして回りくどい方法で召喚する必要はない。だとすると彼が呼び出そうとしているのは一体何なのか。
凛が考えを巡らせていた刹那、辺り一帯の空気が急速に冷え始めた。凛や希がこれまで見てきたエクシーズ召喚の中でも異彩を放っており、ダーク・リベリオンともまた違った力を感じ取れた。
―――絶対零度より転生せし舞姫よ。氷のごとく汚れなきその心で、闇を清め祓え!エクシーズ召喚!!―――
―――降臨せよ!『CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ』!!―――
〇CNo.103神葬零嬢ラグナ・インフィニティ(ランク5 水)
天使族/エクシーズ/効果
攻2800/守2400
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、そのモンスターをゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。
氷晶を砕いて舞い降りたのは、20年前のA.Wにて「神をも葬り去る令嬢」として戦慄された存在であるラグナ・インフィニティ。ルーナに加えて翼までもが、希の持つ力の対抗手段たる「紅い星」の力に呑まれていたのだ。
「お、お兄ちゃん?!どこでそんなカードを?!」
「Need not to know……。凛、君は知らなくていい」
知る必要のないこと。そう言い残した翼はラグナ・インフィニティの力を奮うべく、ターゲットを凛のモンスターにロックオンした。紅い星の力を持ったカードの恐ろしさは、彼女の想像を遙かに超えたものだった。
「ノーブル・フェザーを対象に、ラグナ・インフィニティの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、変化している攻撃力分のダメージを相手に与え、そのモンスターを除外する!ガイダンス・トゥ・パーガトリィ!!」
「除外?!うっ……!」
RIN→LP:3350
封印竜は「封印竜と呪縛竜との戦闘以外では一切破壊されない」という完璧に近い耐性を持っているが、どんなモンスターにでも弱点があるように封印竜にも弱点は存在する。そのうちの1つが除外であり、よほど特殊なことをしない限り、除外されたモンスターは2度と蘇ることはない。数少ない弱点を的確に突いてくるあたり、流石だといったところだ。
「レヴォリューション・ファルコンは、相手フィールドの特殊召喚したモンスター全てに1度ずつ攻撃出来る。バトルだ!まずは驟雨のライキリを攻撃!」
「凛ちゃんは私が守る!ホープの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使って攻撃を無効にする!!そして速攻魔法『ムーンバリア』を発動!」
〇ムーンバリア(速攻魔法)
①:モンスターの攻撃が無効になった時、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターンのエンドフェイズになる。
●自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。
②:自分フィールドの「希望皇ホープ」XモンスターがX素材を1つ取り除いて効果を発動する場合、取り除くX素材の代わりに墓地のこのカードを除外できる。
このタイミングで希が助け船を出した。彼女が発動したカードは俗に言う「必殺技カード」であり、ムーンバリアは、ホープが攻撃を無効にする際に展開するシールドのことだ。防御系の必殺技名という点では極めて珍しいのだが、このカードは決して侮れない。
このカードを発動したターンでは、メインフェイズ2を行えず強制的にエンドフェイズへ移行させる効果と「希望皇ホープ」と名の付いたモンスターの攻撃力を倍増させる効果、いずれか1つを選べるのだが、希は迷わずに前者を選択した。
「私が選択するのは、このターンのエンドフェイズになる効果!」
「……あくまでも僕の戦術を封じるつもりか。僕はこれでターンエンド!」
TSUBASA→LP:4500 手札:2 デッキ:27 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN09
翼がA.W.Ⅱにおけるキーカードの1枚を握っていたとは露にも思っていなかった凛だったが、今更障害物が1つ増えただけで「やるべきこと」は変わらない。
(ノーブル・フェザーが除外された。けど手札補充は出来たから、ここから反撃開始よ!)
「私のターン、ドロー!『BF-蒼炎のシュラ』を召喚して、黒い旋風の効果でデッキから黒槍のブラストを手札に。そして黒槍のブラストは自身の効果で特殊召喚できる!」
凛はシュラとブラストをエクシーズ召喚の素材としてランク4の『BF-エクシーズ・ウィング』を呼び出した。このカードも長きにわたって愛用されている、凛のお気に入りのカードなのだ。
「エクシーズ・ウィングの効果!オーバーレイユニットを1つ使い、デッキから攻撃力2000以下の『BF-そよ風のブリーズ』を手札に加えて、ブリーズを自身の効果で特殊召喚!」
たとえ心から信頼している相棒がいなくとも、黒羽の羽ばたきが止むことはない。墓地のゼピュロスを効果で復活させ、再び5体の『BF』を揃えた凛は驟雨のライキリの効果を使い、ラグナ・インフィニティとダーク・リベリオン、レヴォリューション・ファルコンに『RR-ネスト』を破壊しようと試みたが、ユートが待ったをかけた。
「俺は罠カード『ブービートラップE』を発動!俺は手札から『幻影騎士団ダーク・ガントレット』を墓地へ送り、墓地の永続罠『幻影霧剣』をセットし、そのまま発動!」
〇ブービートラップE(通常罠)
①:手札を1枚捨てて発動できる。自分の手札・墓地の永続罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
〇幻影騎士団ダーク・ガントレット(通常罠)
①:デッキから「ファントム」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。②:自分フィールドにカードが存在しない場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時に墓地で発動できる。このカードは効果モンスター(戦士族・闇・星4・攻300/守600)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。③:このカードの効果で特殊召喚したこのカードの守備力は、自分の墓地の「ファントム」魔法・罠カードの数×300アップする。
〇幻影霧剣(永続罠)
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。「幻影霧剣」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターは攻撃できず、攻撃対象にならず、効果は無効化される。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幻影騎士団」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
「俺はこのカードを、驟雨のライキリを対象として使わせてもらう。これで君の攻撃は1回封じられた」
「うっ……だけど、まだまだ羽ばたける!」
ノーブル・フェザーとホープ・ザ・ライトニングの双方を呪縛されたが、まだバトルフェイズには移行していない。翼のモンスターゾーンは空っぽであり、凛のモンスターが総攻撃を仕掛ければこのターンでの決着も見込めるが、果たしてそう上手くいくだろうか。
「私はレベル4の精鋭のゼピュロスに、レベル3のそよ風のブリーズをチューニング!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け。雷鳴の一撃!シンクロ召喚!!『A BF-涙雨のチドリ』!!」
涙雨のチドリの攻撃力は墓地の『BF』の数によって変化する。今、彼女の墓地に存在するモンスターはエターナル・ウィング、タイフーン・ウィング、精鋭のゼピュロス、そよ風のブリーズ、黒槍のブラストの合計5体。よって攻撃力は1500ポイント上昇し、4100となった。
「まずはお兄ちゃんから!バトル!!」
「その前に、僕は墓地の『RR-レディネス』を除外して効果発動!このターン受ける全てのダメージを0にする!」
「くっ…。だったらユートさんに!エクシーズ・ウィングでロスト・ヴァンブレイズを攻撃!」
ダーク・リベリオンを破壊できても、ユートにはまだトラップモンスターという壁が残されていた。しかし伏せカードもモンスターもいないこの対面、このままではユートのライフポイントが尽きて1vs2の状況になってしまうが……?
「次は涙雨のチドリでダイレクトアタック!!」
「俺は墓地の『幻影騎士団ダーク・ガントレット』の効果発動!相手モンスターがダイレクトアタックを仕掛けたことにより、墓地のこのカードをモンスターカードとして特殊召喚する!!」
このカードは先ほどの『ブービートラップE』のコストとして捨てられたカードだったが、ユートの【幻影騎士団】には墓地からモンスターカードとして復活出来る罠カードが幾つか存在する。その内の1枚がダーク・ガントレットであり、このカードの守備力は墓地の「ファントム」と名の付いた魔法・罠カード1枚につき300ポイントアップする。今回はチドリの超火力を止めるために使われたが、4100もの大打撃を回避する重要な役割を果たしてくれた。
「だったら次!スパイラル・ウィングでダイレクトアタック!」
「くっ……!」
UTE→LP:2600
ユートの墓地にはダイレクトアタックを止められる罠カードがもう1枚眠っていたのだが、手札との兼ね合いでこのターンは使わなかった。
前のターンでライフポイントを大幅に削られたが、まだモンスターは誰よりも多く生き残っている。しかしその状況が凛を追い詰める爆弾になろうとは、この時の彼女には全く予想出来なかった。
「私はカードを2枚伏せてターンエンド!」
RIN→LP:3350 手札:1 デッキ:29 Mゾーン:4 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN10
「俺のターン、ドロー!手札から魔法カード『シャッフル・リボーン』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しないことで、墓地のダーク・リベリオンを特殊召喚する!」
〇シャッフル・リボーン(通常魔法)
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。
オーバーレイユニットを持たない状態で復活させたのはよかったものの、素の攻撃力ではエクシーズ・ウィングにしか届いていない。ましてや、シャッフル・リボーンの効果で蘇生させたモンスターはエンドフェイズに消滅する。しかし、ユートはもう1枚の魔法カードを手札から発動した。このカードこそ、禁忌から禁呪へと進化させる源だ。
「俺は速攻魔法『RUM-幻影騎士団ラウンチ』を発動!このカードとダーク・リベリオンを素材として、ランクが1つ上のモンスターをエクシーズ召喚する!煉獄の底より、未だ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌。永遠に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!出でよ、『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』!!」
〇RUM-幻影騎士団ラウンチ(速攻魔法)
①:自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのX素材の無い闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚し、このカードを下に重ねてX素材とする。(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。手札の「幻影騎士団」モンスター1体を、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
〇ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン(ランク5 闇)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻3000/守2500
レベル5モンスター×3
①:このカードが「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」をX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。●相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、自分の墓地のXモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
かつて精一と彩のタッグデュエルで2人を敗北寸前までに追いやった強力なカードだが、あの時はストレート・ペンデュラムによって打ち倒された。しかし今回ばかりは、唯一打ち破れる手段だった封印竜も除外され、完全に逃げ場を断たれてしまった。
「涙雨のチドリを対象に、ダーク・レクイエムの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、対象モンスターの攻撃力を0にし、その数値分このカードの攻撃力に加える!レクイエム・サルべーション!」
チドリの攻撃力を全て吸収されてしまい、ダーク・レクイエムの攻撃力は7100にまで上昇した。このまま攻撃を仕掛ければ凛を一撃で仕留めることも可能だが、ユートは慎重居士なデュエリスト。念には念を入れておくのが彼のモットーだ。
「まだ俺のターンは続く。墓地の『幻影霧剣』を除外して効果発動!墓地のサイレントブーツを特殊召喚する!さらに墓地のラギッドグローブを除外し、デッキの『幻影翼』を墓地へ送る」
墓地へ送られた『幻影翼』の効果も使い、墓地からダスティローブを復活させた。そしてユートはこの2体を使い、再びブレイクソードをエクシーズ召喚してみせた。彼は一瞬だが希の方を見つめており、その様子は過去に犯した過ちを悔いているようだった。
「神谷希……君には気の毒だが、SNo.を頂くためだ!ブレイクソードの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、このカードとホープ・ザ・ライトニングを破壊する!そして破壊されたブレイクソードの効果も発動し、墓地のサイレントブーツとラギッドグローブをレベル4として蘇らせる!」
ダーク・リベリオンを召喚した時と同じ戦法を繰り返したが、ユートはレベル4として蘇った2体を使い、何と『No.39 希望皇ホープ』を呼び出してきた。しかし、彼の狙いはこのターンで凛を倒すことであり、これはそのための下拵えだ。
「俺は!ランク4の希望皇ホープを素材に、シャドー・エクシーズ・チェンジ!!」
「っ…!まさか……」
「死の淵より蘇れ!『sNo(シャドー・ナンバーズ).39 希望皇ホープThe Dead』!!」
ユートが新たに呼び出した、死に神のごとく黒く彩られたホープは、洗脳された希が凛に牙を向いた時に使用したものだった。あのデュエルの後でホープONEとホープ・ザ・ライトニングを手にした彼女だったが、操られていたことへの罪悪感やトラウマは完全に克服出来ていなかった。
そのことに対して申し訳なく思いながらも、ユートはダメ押しの一撃を与えた。
「ホープThe Deadの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、自らの攻撃力を500ポイントアップさせ、相手モンスターの攻撃力を2000ポイント下げる!そして、この効果で攻撃力500以下になったモンスターを全て破壊し、1体につき1000ポイントのダメージを与える!」
「…ごめん、凛ちゃん!私はここで速攻魔法『禁じられた聖衣』を『No.39 希望皇ホープ』に対して発動!これでホープはこのターン効果で破壊されず、効果の対象にもならない!」
自分フィールドのモンスターを守ることで精一杯だった希は、同時に凛を守ることまでは不可能だった。ホープThe Deadの前に散ってしまった凛だったが、その意志はしっかりと希に託されていた。
「バトルだ!俺はホープThe Deadで希望皇ホープを攻撃!ホープ剣デススラッシュ!!」
「ホープの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、攻撃を無効にする!!そしてこの効果でオーバーレイユニットを取り除く代わりに、墓地の『ムーンバリア』を除外することでその効果を得る!」
今のホープは禁じられた聖衣によって効果破壊から守られている。よってダーク・レクイエムが持つ「無効にして破壊する」効果を発動しても意味がなく、この場は通す以外に選択肢がなかったのだ。
封印竜を持っていたにも関わらず最初にタッグデュエルから離脱してしまった凛は、希をただ1人残してしまったことに強く苛まれていた。
「希ちゃん、ごめん。負けちゃって……」
「ううん。あとは任せて。必ずお兄さんを助け出して、そんでもってA.W.Ⅱの情報も引き出してみせるから!」
決して自分の勝利を疑わない希の後ろ姿を見て、凛は心が僅かだが揺れ動いた。何故希はそこまで自分を信じられるのか、何故心が折れないのか。精神面の強さに於いて、希の右に出る者は凛の知っている限りでは存在しない。
「……だが、そんな強がりがどこまで続く?俺はこれでターンエンドだ」
UTE→LP:2600 手札:0 デッキ:20 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
一方、ユートには伏せカードも手札もないが、攻撃力7100のダーク・レクイエムと希の闇の象徴だったホープThe Deadが控えている。先に狙うならモンスターもセットカードもない翼からだが、希は次のターンでどう攻略するのだろうか。
~現在の状況~
RIN→ LOSE
NOZOMI→LP:6000 手札:4 デッキ:22 Mゾーン:1 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
TSUBASA→LP:4500 手札:2 デッキ:26 Mゾーン:0 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
UTE→LP:2600 手札:0 デッキ:20 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
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83 | IF01:バレンタインデー | 1356 | 6 | 2017-02-11 | - | |
75 | Episode60:エレンとアレックス | 1161 | 3 | 2017-02-16 | - | |
179 | ルール改訂と今後の進行について | 1394 | 2 | 2017-02-18 | - | |
67 | Episode61:想いの証 | 1052 | 5 | 2017-02-21 | - | |
91 | Episode62:茨の道標 | 1244 | 5 | 2017-02-27 | - | |
137 | Episode63:光と闇の花 | 1102 | 3 | 2017-03-20 | - | |
90 | Episode64:渇望と葛藤 | 1141 | 2 | 2017-03-23 | - | |
85 | Episode65:麗しき孤月 | 1083 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1418 | 2 | 2017-04-21 | - | |
165 | Episode67:常闇に消える月華 | 1419 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
123 | Episode69:純黒の反逆者 | 1252 | 0 | 2017-07-27 | - | |
139 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1157 | 2 | 2017-08-07 | - | |
102 | Episode71:希望は往く | 1293 | 3 | 2017-08-17 | - | |
152 | Episode72:リリーの過去 | 1291 | 2 | 2017-08-24 | - | |
85 | Episode73:異次元の亡霊 | 1223 | 2 | 2017-09-13 | - | |
122 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1390 | 3 | 2017-09-22 | - | |
138 | Episode75:挑戦者の儀 | 1140 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1230 | 2 | 2017-11-14 | - | |
67 | Episode77:動き出す陰謀 | 940 | 2 | 2018-01-23 | - | |
86 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 931 | 2 | 2018-03-03 | - | |
152 | Episode79:黄龍の手向け | 989 | 2 | 2018-03-28 | - | |
117 | Episode80:堕天使の罠 | 962 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
128 | Episode82:姫君のバイブル | 1066 | 1 | 2018-05-07 | - | |
130 | Episode83:開かれたページ | 1096 | 0 | 2018-05-11 | - | |
171 | Episode84:望まぬ決戦 | 1129 | 2 | 2018-05-29 | - | |
85 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1016 | 0 | 2018-05-31 | - | |
147 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1202 | 0 | 2018-06-02 | - | |
150 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1074 | 0 | 2018-06-04 | - | |
70 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 904 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
130 | 呪縛竜のおさらい | 909 | 0 | 2018-06-06 | - | |
118 | IF02:星 遊未 | 898 | 0 | 2018-06-09 | - | |
88 | Episode85:新たなる激闘へ | 1086 | 0 | 2018-07-10 | - | |
119 | Episode86:愛するもの | 985 | 0 | 2018-07-27 | - | |
83 | Episode87:涅槃を超えた先 | 947 | 0 | 2018-08-10 | - | |
135 | Episode88:終焉の弧光 | 1366 | 0 | 2018-09-12 | - | |
74 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 839 | 3 | 2022-06-04 | - | |
55 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 530 | 3 | 2022-06-25 | - | |
59 | Episode90:光臨者、天導レイン | 522 | 2 | 2022-07-07 | - | |
59 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 505 | 2 | 2022-09-03 | - | |
60 | Episode92:紅の決意 | 549 | 0 | 2022-09-19 | - | |
54 | Episode93:凛々しい黒羽 | 593 | 0 | 2022-10-04 | - | |
67 | Episode94:最強の双子 | 555 | 0 | 2022-10-24 | - | |
48 | Episode95:最凶の龍 | 559 | 0 | 2022-12-29 | - | |
54 | Episode96:神の恵 | 537 | 0 | 2023-01-18 | - | |
77 | Episode97:先導者vs時空竜 | 640 | 0 | 2023-01-22 | - | |
44 | Episode98:トワノチカイ | 520 | 0 | 2023-02-14 | - | |
53 | Episode99:遊弥、復活 | 550 | 0 | 2023-03-12 | - | |
51 | Episode100:目覚めし星の光 | 582 | 0 | 2023-03-26 | - | |
65 | Episode101:決戦・冀望郷 | 489 | 0 | 2023-05-03 | - | |
40 | Episode102:最弱の意地 | 467 | 0 | 2023-06-28 | - | |
38 | Episode103:永遠の友達 | 324 | 0 | 2023-11-26 | - | |
48 | Episode104:うららの運命 | 225 | 0 | 2024-04-29 | - | |
30 | Episode105:胡桃の最終演目 | 224 | 0 | 2024-05-06 | - | |
28 | Episode106:希望の少女たち | 241 | 1 | 2024-05-16 | - | |
44 | Episode107:輝く希望 | 335 | 0 | 2024-08-11 | - | |
29 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 339 | 0 | 2024-08-13 | - | |
37 | 第4章初登場オリカまとめ | 294 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
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- 01/15 18:20 評価 9点 《闇と消滅の竜》「SINモンスターみたいな条件でポンと出てきて、…
- 01/15 18:13 評価 8点 《サイコウィールダー》「LV3が場に居ると手札から出せるモンスタ…
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- 01/15 15:42 評価 9点 《光と闇の竜王》「融合版《光と闇の竜》の割と評価が難しいカード…
- 01/15 15:06 評価 3点 《ヴェノム・サーペント》「《ヴェノム》の下級モンスターの一体。…
- 01/15 15:00 評価 2点 《ヴェノム・スネーク》「今見ると《捕食植物》の元になったと思わ…
- 01/15 13:10 デッキ テラナイト
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- 01/15 10:50 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
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- 01/15 09:22 評価 5点 《百鬼羅刹 グリアーレ三傑》「《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》に続く新…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
1VS2の上、オリジナルな闇堕ちNo.も出てきて、希望は繋がるのか? (2017-08-08 12:48)
コメントありがとうございます。【幻影騎士団】と【RR】、アニメではユートと黒咲さんのレジスタンス組が使用していたデッキだから...というわけではないのですが、非常に噛み合った動きを見せることができました。私事ですが、ユートと黒咲さんのタッグデュエルを見たかったです。
凛が早くも退場してしまいましたが、希が強敵2人を相手にどこまで奮闘するのか。お楽しみに。 (2017-08-08 17:06)