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Episode105:胡桃の最終演目 作:カズ
KURUMI→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
Y→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN01
「三上胡桃。こうして貴様と再び戦うのも最早、運命的なものを感じるな」
「…そうね。だけど前のようには行かないわよ。私達3人全員、勝ってここから帰るんだから!」
うららとXの決闘と同時進行で行われた、胡桃とYのデュエル。先攻はYが取ったが、彼の使用したカードに胡桃は驚きを隠せなかった。
「先攻は貰う。『先史遺産(オーパーツ)ゴルディアス・ユナイト』を召喚」
「っ…そのデッキは」
「そう。嘗て貴様が使っていた【先史遺産】だ。尤もこのデッキは、それ以上に強くなっているがな。ゴルディアス・ユナイトの効果で、手札の『先史遺産メガラ・グローヴ』を特殊召喚する。そしてゴルディアス・ユナイトのレベルは、メガラ・グローヴと同じ4になる。続けてメガラ・グローヴの効果を発動!このカードをリリースし、デッキより『先史遺産トゥスパ・ロケット』を特殊召喚する」
○先史遺産ゴルディアス・ユナイト(Lv3 地)
岩石族/効果
攻300/守900
このカードが召喚に成功した時、手札から「先史遺産」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。このカードのレベルはこの効果で特殊召喚したモンスターのレベルと同じになる。
○先史遺産メガラ・グローヴ(Lv4 光)
機械族/効果
攻1500/守300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードをリリースして発動できる。デッキから「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「先史遺産」モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「オーパーツ」カード1枚を除外して発動できる。このカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
○先史遺産トゥスパ・ロケット(Lv4 地)
岩石族/効果
攻1000/守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキ・EXデッキから「先史遺産」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベルまたはランク×200ダウンする。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「No.」モンスターは以下の効果を得る。●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
「トゥスパ・ロケットの効果発動!特殊召喚に成功した場合、デッキから『先史遺産ネブラ・ディスク』を墓地へ送り、そのモンスターのレベル×200だけ自らの攻撃力を下げる。と言っても、このターンでエクシーズ召喚に使うのだから、墓地へ送るだけで私のアドバンテージとなる」
「…私の知らないカードがいっぱい。【先史遺産】、こんな動きが出来るようになってたんだ」
「感傷に浸る暇などない。私はレベル4のゴルディアス・ユナイトとトゥスパ・ロケットでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚!!現れろ、『No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク』!!」
【先史遺産】は名前の通り、「オーパーツ(『Out-Of-Place Artifacts』の略称)」という、当時の文明の加工技術や知見では製造が困難あるいは不可能に思えるような出土品をモチーフにされたテーマだ。
かつて胡桃が【魔界劇団】を愛用する前に使っていたデッキであり、今も彼女の机の引き出しに大切に保管されている。しかしYが使うそれは胡桃の知らないカードが多く入っており、それによって安定感も増している。Yがこのデッキを選んだ真意は「過去の自分自身に敗北する」という屈辱を味わわせるためだろうが、自分のデッキなら対策も容易にできる。胡桃もそう踏んでいたのだが、「あるカード」によって状況は一変する。
「これで終わりだと思ったら大間違いだ。私は『魔界劇団-ビッグ・スター』を宣言し、手札から永続魔法『禁止令』を発動!」
「『禁止令』!?それって確か……」
「そう。このカードが発動されている限り、貴様はビッグ・スターをフィールドに出す事も、効果を発動することもできない。これで貴様は片腕をもがれたも同然となった」
○先史遺産ネブラ・ディスク(Lv4 光)
機械族/効果
攻1800/守1500
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の「オーパーツ」カード1枚を手札に加える。②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドのモンスターが「先史遺産」モンスターのみの場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」カード以外のカードの効果を発動できない。
○No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク(ランク4 光)
機械族/エクシーズ/効果
攻2000/守2500
レベル4「先史遺産」モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。この効果は相手ターンでも発動できる。②:自分フィールドの「先史遺産」モンスター1体をリリースし、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスターを破壊する。
○禁止令(永続魔法)
カード名を1つ宣言してこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する(この効果の適用前からフィールドに存在するカードには適用されない)。●フィールドに出す事ができない。●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。●攻撃及び表示形式の変更ができない。●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。
『禁止令』は強力なカードであるが、相手がどのデッキを使うか分からない場合が殆どである。その場合、自分が使われたくないカードを宣言することが多いが、今回は胡桃の使用デッキが分かっているからこその対策カードだ。ビッグ・スターを宣言したのも、そのカードを起点に多種多様な「魔界台本」による多彩な戦術が来ることを警戒しての事だが、それが次のターンでどう響くだろうか。
「カードを1枚伏せ、ターンを終了する」
Y→LP:8000 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:1 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN02
(ビッグ・スターを封じられた……。早めに対処しないと、このデュエル勝てない!)
「私のターン、ドロー!」
胡桃のターンが回ってきたが、彼女の手札にはこの状況を唯一打破できる『魔界台本「魔王の降臨」』がなかった。加えて攻撃に転じるだけのカードもないため、このターンは守りに徹するほかなかった。
「私はスケール3の『魔界劇団-エキストラ』とスケール9の『魔界劇団-ティンクル・リトルスター』でペンデュラムスケールをセッティング。ペンデュラム召喚!!来て、『魔界劇団-サッシー・ルーキー』!!」
「ふっ。花形のいない演目などつまらんな」
「ビッグ・スターが居なくたって、私のステージは輝けるわ。エキストラのペンデュラム効果で自身を特殊召喚し、エキストラのモンスター効果発動!このカードをリリースして、デッキから『魔界劇団-メロー・マドンナ』をペンデュラムゾーンに置く!」
「っ…何故、貴様がそのカードを」
「誰かから贈られてきたのよ。『何があっても私の』でメッセージが止まってたのは今も気になってるけど、何か知ってるの?」
「……さあな」
メロー・マドンナのカードが出てきた瞬間、Yの表情からも僅かに吃驚が見えた。胡桃がこの戦いから新たに取り入れたカード故に情報がなかったのだろうが、単にそれだけではなさそうな驚き様だった。
明らかに何かを知っている様子だが、素直に口を割るような相手ではない。そう分かっているからこそ、胡桃はその訳を知りたかった。
メロー・マドンナのペンデュラム効果で1000ポイントのライフを払い、デッキから『禁止令』で縛られているビッグ・スターを手札に加えた。このターンでは無理だとしても、次のターンで使えることを信じたからこその選択だったが、パワーアップした【先史遺産】相手に次のターンが回ってくるのだろうか。
(ここは耐えるしかない)
「カードを3枚伏せて、ターンエンド!」
KURUMI→LP:7000 手札:1 デッキ:32 Mゾーン:1 M&Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN03
「私のターン、ドロー!」
『禁止令』によって胡桃の動きを見事に封じたYだが、このターンでも攻撃の手を緩めるつもりはない。
「フォーク=ヒュークの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、サッシー・ルーキーの攻撃力を0にします」
「ならこの瞬間、罠カード『メタバース』を発動!デッキからフィールド魔法『魔界劇場「ファンタスティックシアター」』を発動するわ。これによって、フォーク=ヒュークの発動した効果は『私のセットカード1枚を破壊する』に変更される」
「チッ…」
「そして、セットされた状態で破壊された『魔界台本「オープニング・セレモニー」』の効果発動!手札が5枚になるようドローする!」
『メタバース』は相手ターンでも発動できるような『テラ・フォーミング』のようなものであり、デッキから直接発動可能な点では奇襲にもなる。「ファンタスティックシアター」のような発動した効果を変更するものなら猶更で、フォーク=ヒュークの弱体化から発生するダメージコンボを封じられたのは大きい。
しかしYもこのまま黙っているような相手ではない。
「罠カード『先史遺産石紋(オーパーツ・エスペランサ・グリフ)』を発動!フォーク=ヒュークよりもレベルが1つ高い『先史遺産モアイ』と『先史遺産アカンバロの土偶』をデッキから特殊召喚し、この2体を素材としてエクシーズ召喚する。現れろ、『No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック』!!」
○先史遺産モアイ(Lv5 地)
岩石族/効果
攻1800/守1600
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から表側守備表示で特殊召喚できる。
○先史遺産アカンバロの土偶(Lv5 地)
岩石族/効果
攻1000/守1800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「先史遺産」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる。②:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」モンスターしか特殊召喚できない。
○No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック(ランク5 光)
機械族/エクシーズ/効果
攻2400/守1500
レベル5モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力とその元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、このカードの攻撃力はこの効果で与えたダメージの数値分アップする。
○先史遺産石紋(通常罠)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分・相手のメインフェイズに、自分のフィールド・墓地のXモンスターカード1枚を対象として発動できる。そのモンスターカードのランクの数値よりも1つ高いレベルを持つ「先史遺産」モンスター2体を、自分の手札・デッキ・墓地から選んで効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として「先史遺産」Xモンスター1体をX召喚する。
○メタバース(通常罠)
①:デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。
「墓地のネブラ・ディスクの効果発動。私のモンスターが先史遺産のみの場合、このカードを墓地から特殊召喚する。続けて墓地のメガラ・グローヴの効果発動。墓地の『先史遺産石紋』を除外し、このカードを手札に戻す。そしてそのメガラ・グローヴを通常召喚」
「…この動き、前のターンと同じ」
「そう。そしてメガラ・グローヴの効果発動。このカードをリリースし、デッキから『先史遺産トゥスパ・ロケット』を特殊召喚。更にトゥスパ・ロケットの効果で、エクストラデッキからランク7の『CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル』を墓地へ送り、サッシー・ルーキーの攻撃力を1400ポイントダウンさせる」
Yがフォーク=ヒュークの効果を使ったのも、マシュ=マックとのコンボが狙いだった。マシュ=マックの効果で変化した攻撃力分のダメージを胡桃に与えつつ、その数値分だけ自らの攻撃力を上昇できるのだから、これを巧く使えばワンキルも成立する。しかし胡桃も【先史遺産】を使っていた時期にそのコンボを主軸としていたため、対策も容易に行えた。
しかし「ファンタスティックシアター」で一度は躱したとはいえ、Yには二の太刀が残っている。
「永続魔法『先史遺産驚神殿-トリリトン』を発動!その効果で500ポイントのライフを払い、『先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ』を通常召喚」
「そのカードは確か、貫通効果を付与する……」
「その通り。さあ、バトルだ。ネブラ・ディスクでサッシー・ルーキーを攻撃」
「っ…だけどサッシー・ルーキーは一度だけ、戦闘・効果では破壊されない!」
「だが次はない。マッドゴーレム・シャコウキでサッシー・ルーキーを攻撃!」
「くっ…!」
KURUMI→LP:4900
○先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ(Lv4 地)
岩石族/効果
攻1700/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の「先史遺産」と名のついたモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
○先史遺産驚神殿-トリリトン(永続魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または「先史遺産」モンスターのみの場合、500LPを払って発動できる。手札から「先史遺産」モンスター1体を召喚する。②:自分の「先史遺産」Xモンスターまたは自分の「No.」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、取り除くX素材1つの代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。
メインフェイズ中に受けたダメージに加え、マッドゴーレム・シャコウキによる貫通効果で胡桃のライフは着実に減らされている。サッシー・ルーキーの効果で特殊召喚したカーテン・ライザーは、自軍のモンスターがこのカードのみの場合に攻撃力が2200になる効果を持つとはいえ、Yの攻撃はあと3回残っている。
マシュ=マックの攻撃力は3800。その攻撃でカーテン・ライザーを破壊し1600ダメージが入り、残り2体の攻撃で3000ダメージ。辛うじて300のライフが残るとはいえ、その次のYのターンで屠られるのは必至。
「これで一気に突き放す。フォーク=ヒュークでダイレクトアタック!」
「させない。罠カード『魔界劇団のカーテンコール』を発動!このターン中に私が魔界台本の効果を発動していることで、エクストラデッキから『魔界劇団-カーテン・ライザー』を手札に加え、手札からカーテン・ライザー特殊召喚する!これでもう、アンタは攻撃できないわ!」
「…またか」
「また?アンタ、やっぱり何か知ってるんでしょ?教えなさいよ」
「貴様が勝ったら教えてやる。フォーク=ヒュークの効果発動!ネブラ・ディスクをリリースし、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスター1体を破壊する」
「くっ…」
「そしてこれが、エース様より賜れた力!私はレベル4のマッドゴーレム・シャコウキとトゥスパ・ロケットでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!貴様等の抱く淡い希望を握り潰せ、『No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド』!!」
○魔界劇団のカーテンコール(通常罠)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:「魔界台本」魔法カードの効果が発動したターンに発動できる。自分の墓地の「魔界台本」魔法カードの数まで、自分のEXデッキから表側表示の「魔界劇団」Pモンスターを手札に加える。その後、この効果で手札に加えたモンスターの数まで手札から「魔界劇団」Pモンスターを特殊召喚できる(同名カードは1枚まで)。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「魔界劇団」Pモンスターしか特殊召喚できない。
○No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド(ランク4 地)
岩石族/エクシーズ/効果
攻2000/守2000
レベル4モンスター×2
①:相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。このモンスターが表側表示で存在する間、対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。
先史遺産の猛攻を終え現れたのは、Yの持つオーバーハンドレッド・ナンバーズ。岩石の拳で相手モンスターの効果を掌握し、掌握したモンスターを決して逃がさない。
「私はこれでターンを終了」
Y→LP:7500 手札:0 デッキ:29 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN04
「私のターン、ドロー!」
胡桃のライフは3300。オープニング・セレモニーの効果で手札は6枚まで増えたとはいえ、ビッグ・スターを使えない状況に変わりはない。
「0から9のペンデュラムスケールを使って、ペンデュラム召喚!!お願い、『魔界劇団-エキストラ』『魔界劇団-サッシー・ルーキー』『魔界劇団-カーテン・ライザー』『魔界劇団-デビル・ヒール』!!そしてデビル・ヒールの効果発動!マシュ=マックの攻撃力を、魔界劇団1体につき1000ダウンする」
「させん。ジャイアント・ハンドの効果発動!フィールドのモンスターが効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを2つ使うことで、デビル・ヒールの全てを掌握する。これによってジャイアント・ハンドが存在する間、効果が無効となり表示形式の変更もできない」
ジャイアント・ハンドの効果は1回限りの使い切り効果だが、自身が存在する限り効果を無効にしつつ、表示形式の変更も行えなくする。リリースや特殊召喚の素材とすることでその制約を回避することは可能だが、今の胡桃にはデビル・ヒール以外でYのエクシーズモンスター達とは張り合えない。安易にリリースしようものなら再び攻め手を失い、更に劣勢になることは明白だが、敢えてリリースしなかったのには理由があった。
「私は手札から魔法カード『魔界台本「魔王の降臨」』を発動!私のフィールドに存在する魔界劇団の数まで、アンタのフィールドのカードを破壊する。この時、レベル7以上の魔界劇団が存在することで、このカードの発動に対してカードの効果を発動できない。これでようやく、『禁止令』とはおさらばよ」
「チッ…。「魔王の降臨」を封じておくべきだったか……」
「さあ、舞台は整ったわ。エキストラとカーテン・ライザーをリリースして、『魔界劇団-ビッグ・スター』をアドバンス召喚!そしてビッグ・スターの効果発動!デッキから『魔界台本「オープニング・セレモニー」』を自分フィールドにセットする。そして発動!これで私のライフを2000回復するわ」
KURUMI→LP:5300
「七皇の剣」対策で胡桃が用意した「火竜の住処」でエクストラデッキのモンスターを除外するためには、相手フィールドにもモンスターが存在しなければならない。しかし「魔王の降臨」でYのモンスターを全て除去することでその条件を自ら放棄した。
カレンとのデュエルではコミック・リリーフと「ロマンティック・テラー」のコンボを活用することで5回の重ね掛けを行えたが、今の手札にはあの時の再現をするために必要なカードが揃っていなかった。加えて『禁止令』によってビッグ・スターをこのターンまで封じられたからこそ、胡桃は初心に立ち返り、最も堅実なプレイをすることを重視したのだ。
「バトル!デビル・ヒールとビッグ・スターでダイレクトアタック!!」
「うぐぅ…!」
Y→LP:2000
合計5500のダメージが入り、このターンで一気にYを突き放した。加えて「魔王の降臨」でフィールドのカードを一掃したお陰で、次のターンでの反撃でライフが尽きる心配も限りなく低い。
一転してこのデュエルの主導権は胡桃が握ったが、勝負は最後まで分からない。
「私はこれで、ターンエンド!」
KURUMI→LP:5300 手札:3 デッキ:25 Mゾーン:3 M&Tゾーン:0 Fゾーン:1 Pゾーン:2
*TURN05
「私のターン、ドロー」
Yがドローした刹那、遠方の火山で大噴火が起こり、デュエルフィールドが紅く煌めいた。
「『RUM-七皇の剣』を発動!墓地よりジャイアント・ハンドを特殊召喚し、そのモンスターを素材にランクアップする。混沌より生まれし冀望を掌握せよ、『CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド』!!」
○CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド(ランク5 地)
岩石族/エクシーズ/効果
攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
①:このカードが「No.」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果がフィールドで発動した時に発動する。このカードのX素材を1つ取り除き、このカード以外のフィールドの全ての表側表示のカードの効果はターン終了時まで無効化される。
手札・フィールドのカードは0。冀望郷からの加護を受けて『RUM-七皇の剣』を引き当てたが、この状況では最早気休め程度にしかならなかった。Xと同じく『冀望郷-バリアン』の効果を使える状況ではあったが、ジャイアント・ハンド・レッドはフィールドのカード効果が発動すれば強制的にオーバーレイ・ユニットが取り除かれ、自身以外のカード効果を無効にする。
発動タイミングを選べないからこその弱点であり、結果的にそれがY自身の首を絞めることになった。
「ジャイアント・ハンド・レッドでビッグ・スターを攻撃。これでターン終了だ」
「っ…」
KURUMI→LP:5200
Y→LP:2000 手札:0 デッキ:28 Mゾーン:1 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN06
「私のターン、ドロー!」
胡桃はペンデュラム召喚を行い、前のターンに破壊された花形を呼び戻した。いつもならペンデュラム召喚特有の大量展開で派手にフィールドを整えるのが彼女のデュエルスタイルだが、フィナーレを飾るターンでは初めて、最小限度の展開で留めてみせた。
演劇に於いては如何に華やかに見せることが重要ではあるが、場合によっては等身大に抑制した世界観も求められる。【魔界劇団】のコンセプトは前者寄りだが、胡桃は今回、後者を選択した。何もそれは、展開せずとも勝てるという慢心から来るものではなかった。
最後のバトルフェイズ。ジャイアント・ハンド・レッドをデビル・ヒールが戦闘破壊し、ビッグ・スターの直接攻撃によって、胡桃は因縁の相手・Yに勝利した。
デュエルが終わり、どうしても聞きたかったことがあった彼女はYに詰め寄った。
「アンタ、私のカードを見た時の反応がおかしかった。今更知らないなんて言わせないわよ」
「……貴様が新たに取り入れた魔界劇団のカード、あれは元々エース様が所持していたカードだ」
「嘘でしょ?何でそれが、差出人不明の状態で私の所に」
「ヤツにとってせめてもの、悪足搔きだったんだろうな。『何があっても私の裏人格を止めてくれ』という……」
「ヤツ?エースはアンタ達の親玉でしょ?それをヤツ呼ばわりって、どうなってんの?」
「その手紙の送り主はエース様であってエース様ではない。ユーゴが言っていた筈だ、二重人格だと」
「赤城紅葉なら気付いている筈だ。もしヤツが生き延びていたら聞いてみるといい」と言い残し、YもXと同様、冀望郷から抹消された。
同時に胡桃もデュエルを終えたことで、元居た世界に戻されることとなった。紅葉が一体何に気付いたのか、それを聞き出したい気持ちもあるが、希の無事をいの一番に祈りながら帰還するのだった。
「……今の話、全部本当なの?」
「ええ。全て事実ですよ」
うらら、胡桃が元の世界に帰還したのとほぼ同時刻、Zから語られた「真の希望」及び「九十九希の真実」が全て明らかにされていた。俄かに信じ難いものだったが、希がホープ・ゼアルに選ばれたこと、そして彼女がホープ・ゼアルをその身に纏えることを考えれば、辻褄の合わない話ではなかった。
「どうやら、XとYは敗れたようですね。これでこの世界に残っているのは、私達2人だけとなりました」
「じゃあ早速、やろうよ。ホープ・ゼアルも待ち草臥れたって言ってるし」
「いいでしょう。ですが最後を飾るのに、この場所は相応しくありません」
Zが指をパチンと鳴らすと、2人は冀望郷とは異なる場所へと飛ばされた。いつもより身体が軽いと感じた刹那、想像を絶する息苦しさと暴風が希を襲い、辛うじて目を開けるとそこには青い地球が映っていた。
そう、この場所は─────月。Zの話が全て本当なら、「九十九希の魂が封印されている場所」だ。
第二次アストラル大戦の最後を飾るデュエルは、20年前から始まる因縁の場所で行われるのだった。
V S
Y→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN01
「三上胡桃。こうして貴様と再び戦うのも最早、運命的なものを感じるな」
「…そうね。だけど前のようには行かないわよ。私達3人全員、勝ってここから帰るんだから!」
うららとXの決闘と同時進行で行われた、胡桃とYのデュエル。先攻はYが取ったが、彼の使用したカードに胡桃は驚きを隠せなかった。
「先攻は貰う。『先史遺産(オーパーツ)ゴルディアス・ユナイト』を召喚」
「っ…そのデッキは」
「そう。嘗て貴様が使っていた【先史遺産】だ。尤もこのデッキは、それ以上に強くなっているがな。ゴルディアス・ユナイトの効果で、手札の『先史遺産メガラ・グローヴ』を特殊召喚する。そしてゴルディアス・ユナイトのレベルは、メガラ・グローヴと同じ4になる。続けてメガラ・グローヴの効果を発動!このカードをリリースし、デッキより『先史遺産トゥスパ・ロケット』を特殊召喚する」
○先史遺産ゴルディアス・ユナイト(Lv3 地)
岩石族/効果
攻300/守900
このカードが召喚に成功した時、手札から「先史遺産」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。このカードのレベルはこの効果で特殊召喚したモンスターのレベルと同じになる。
○先史遺産メガラ・グローヴ(Lv4 光)
機械族/効果
攻1500/守300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードをリリースして発動できる。デッキから「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「先史遺産」モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「オーパーツ」カード1枚を除外して発動できる。このカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
○先史遺産トゥスパ・ロケット(Lv4 地)
岩石族/効果
攻1000/守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキ・EXデッキから「先史遺産」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベルまたはランク×200ダウンする。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「No.」モンスターは以下の効果を得る。●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
「トゥスパ・ロケットの効果発動!特殊召喚に成功した場合、デッキから『先史遺産ネブラ・ディスク』を墓地へ送り、そのモンスターのレベル×200だけ自らの攻撃力を下げる。と言っても、このターンでエクシーズ召喚に使うのだから、墓地へ送るだけで私のアドバンテージとなる」
「…私の知らないカードがいっぱい。【先史遺産】、こんな動きが出来るようになってたんだ」
「感傷に浸る暇などない。私はレベル4のゴルディアス・ユナイトとトゥスパ・ロケットでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚!!現れろ、『No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク』!!」
【先史遺産】は名前の通り、「オーパーツ(『Out-Of-Place Artifacts』の略称)」という、当時の文明の加工技術や知見では製造が困難あるいは不可能に思えるような出土品をモチーフにされたテーマだ。
かつて胡桃が【魔界劇団】を愛用する前に使っていたデッキであり、今も彼女の机の引き出しに大切に保管されている。しかしYが使うそれは胡桃の知らないカードが多く入っており、それによって安定感も増している。Yがこのデッキを選んだ真意は「過去の自分自身に敗北する」という屈辱を味わわせるためだろうが、自分のデッキなら対策も容易にできる。胡桃もそう踏んでいたのだが、「あるカード」によって状況は一変する。
「これで終わりだと思ったら大間違いだ。私は『魔界劇団-ビッグ・スター』を宣言し、手札から永続魔法『禁止令』を発動!」
「『禁止令』!?それって確か……」
「そう。このカードが発動されている限り、貴様はビッグ・スターをフィールドに出す事も、効果を発動することもできない。これで貴様は片腕をもがれたも同然となった」
○先史遺産ネブラ・ディスク(Lv4 光)
機械族/効果
攻1800/守1500
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の「オーパーツ」カード1枚を手札に加える。②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドのモンスターが「先史遺産」モンスターのみの場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」カード以外のカードの効果を発動できない。
○No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク(ランク4 光)
機械族/エクシーズ/効果
攻2000/守2500
レベル4「先史遺産」モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。この効果は相手ターンでも発動できる。②:自分フィールドの「先史遺産」モンスター1体をリリースし、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスターを破壊する。
○禁止令(永続魔法)
カード名を1つ宣言してこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する(この効果の適用前からフィールドに存在するカードには適用されない)。●フィールドに出す事ができない。●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。●攻撃及び表示形式の変更ができない。●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。
『禁止令』は強力なカードであるが、相手がどのデッキを使うか分からない場合が殆どである。その場合、自分が使われたくないカードを宣言することが多いが、今回は胡桃の使用デッキが分かっているからこその対策カードだ。ビッグ・スターを宣言したのも、そのカードを起点に多種多様な「魔界台本」による多彩な戦術が来ることを警戒しての事だが、それが次のターンでどう響くだろうか。
「カードを1枚伏せ、ターンを終了する」
Y→LP:8000 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:1 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN02
(ビッグ・スターを封じられた……。早めに対処しないと、このデュエル勝てない!)
「私のターン、ドロー!」
胡桃のターンが回ってきたが、彼女の手札にはこの状況を唯一打破できる『魔界台本「魔王の降臨」』がなかった。加えて攻撃に転じるだけのカードもないため、このターンは守りに徹するほかなかった。
「私はスケール3の『魔界劇団-エキストラ』とスケール9の『魔界劇団-ティンクル・リトルスター』でペンデュラムスケールをセッティング。ペンデュラム召喚!!来て、『魔界劇団-サッシー・ルーキー』!!」
「ふっ。花形のいない演目などつまらんな」
「ビッグ・スターが居なくたって、私のステージは輝けるわ。エキストラのペンデュラム効果で自身を特殊召喚し、エキストラのモンスター効果発動!このカードをリリースして、デッキから『魔界劇団-メロー・マドンナ』をペンデュラムゾーンに置く!」
「っ…何故、貴様がそのカードを」
「誰かから贈られてきたのよ。『何があっても私の』でメッセージが止まってたのは今も気になってるけど、何か知ってるの?」
「……さあな」
メロー・マドンナのカードが出てきた瞬間、Yの表情からも僅かに吃驚が見えた。胡桃がこの戦いから新たに取り入れたカード故に情報がなかったのだろうが、単にそれだけではなさそうな驚き様だった。
明らかに何かを知っている様子だが、素直に口を割るような相手ではない。そう分かっているからこそ、胡桃はその訳を知りたかった。
メロー・マドンナのペンデュラム効果で1000ポイントのライフを払い、デッキから『禁止令』で縛られているビッグ・スターを手札に加えた。このターンでは無理だとしても、次のターンで使えることを信じたからこその選択だったが、パワーアップした【先史遺産】相手に次のターンが回ってくるのだろうか。
(ここは耐えるしかない)
「カードを3枚伏せて、ターンエンド!」
KURUMI→LP:7000 手札:1 デッキ:32 Mゾーン:1 M&Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN03
「私のターン、ドロー!」
『禁止令』によって胡桃の動きを見事に封じたYだが、このターンでも攻撃の手を緩めるつもりはない。
「フォーク=ヒュークの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、サッシー・ルーキーの攻撃力を0にします」
「ならこの瞬間、罠カード『メタバース』を発動!デッキからフィールド魔法『魔界劇場「ファンタスティックシアター」』を発動するわ。これによって、フォーク=ヒュークの発動した効果は『私のセットカード1枚を破壊する』に変更される」
「チッ…」
「そして、セットされた状態で破壊された『魔界台本「オープニング・セレモニー」』の効果発動!手札が5枚になるようドローする!」
『メタバース』は相手ターンでも発動できるような『テラ・フォーミング』のようなものであり、デッキから直接発動可能な点では奇襲にもなる。「ファンタスティックシアター」のような発動した効果を変更するものなら猶更で、フォーク=ヒュークの弱体化から発生するダメージコンボを封じられたのは大きい。
しかしYもこのまま黙っているような相手ではない。
「罠カード『先史遺産石紋(オーパーツ・エスペランサ・グリフ)』を発動!フォーク=ヒュークよりもレベルが1つ高い『先史遺産モアイ』と『先史遺産アカンバロの土偶』をデッキから特殊召喚し、この2体を素材としてエクシーズ召喚する。現れろ、『No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック』!!」
○先史遺産モアイ(Lv5 地)
岩石族/効果
攻1800/守1600
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から表側守備表示で特殊召喚できる。
○先史遺産アカンバロの土偶(Lv5 地)
岩石族/効果
攻1000/守1800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「先史遺産」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる。②:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」モンスターしか特殊召喚できない。
○No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック(ランク5 光)
機械族/エクシーズ/効果
攻2400/守1500
レベル5モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力とその元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、このカードの攻撃力はこの効果で与えたダメージの数値分アップする。
○先史遺産石紋(通常罠)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分・相手のメインフェイズに、自分のフィールド・墓地のXモンスターカード1枚を対象として発動できる。そのモンスターカードのランクの数値よりも1つ高いレベルを持つ「先史遺産」モンスター2体を、自分の手札・デッキ・墓地から選んで効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として「先史遺産」Xモンスター1体をX召喚する。
○メタバース(通常罠)
①:デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。
「墓地のネブラ・ディスクの効果発動。私のモンスターが先史遺産のみの場合、このカードを墓地から特殊召喚する。続けて墓地のメガラ・グローヴの効果発動。墓地の『先史遺産石紋』を除外し、このカードを手札に戻す。そしてそのメガラ・グローヴを通常召喚」
「…この動き、前のターンと同じ」
「そう。そしてメガラ・グローヴの効果発動。このカードをリリースし、デッキから『先史遺産トゥスパ・ロケット』を特殊召喚。更にトゥスパ・ロケットの効果で、エクストラデッキからランク7の『CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル』を墓地へ送り、サッシー・ルーキーの攻撃力を1400ポイントダウンさせる」
Yがフォーク=ヒュークの効果を使ったのも、マシュ=マックとのコンボが狙いだった。マシュ=マックの効果で変化した攻撃力分のダメージを胡桃に与えつつ、その数値分だけ自らの攻撃力を上昇できるのだから、これを巧く使えばワンキルも成立する。しかし胡桃も【先史遺産】を使っていた時期にそのコンボを主軸としていたため、対策も容易に行えた。
しかし「ファンタスティックシアター」で一度は躱したとはいえ、Yには二の太刀が残っている。
「永続魔法『先史遺産驚神殿-トリリトン』を発動!その効果で500ポイントのライフを払い、『先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ』を通常召喚」
「そのカードは確か、貫通効果を付与する……」
「その通り。さあ、バトルだ。ネブラ・ディスクでサッシー・ルーキーを攻撃」
「っ…だけどサッシー・ルーキーは一度だけ、戦闘・効果では破壊されない!」
「だが次はない。マッドゴーレム・シャコウキでサッシー・ルーキーを攻撃!」
「くっ…!」
KURUMI→LP:4900
○先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ(Lv4 地)
岩石族/効果
攻1700/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の「先史遺産」と名のついたモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
○先史遺産驚神殿-トリリトン(永続魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または「先史遺産」モンスターのみの場合、500LPを払って発動できる。手札から「先史遺産」モンスター1体を召喚する。②:自分の「先史遺産」Xモンスターまたは自分の「No.」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、取り除くX素材1つの代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。
メインフェイズ中に受けたダメージに加え、マッドゴーレム・シャコウキによる貫通効果で胡桃のライフは着実に減らされている。サッシー・ルーキーの効果で特殊召喚したカーテン・ライザーは、自軍のモンスターがこのカードのみの場合に攻撃力が2200になる効果を持つとはいえ、Yの攻撃はあと3回残っている。
マシュ=マックの攻撃力は3800。その攻撃でカーテン・ライザーを破壊し1600ダメージが入り、残り2体の攻撃で3000ダメージ。辛うじて300のライフが残るとはいえ、その次のYのターンで屠られるのは必至。
「これで一気に突き放す。フォーク=ヒュークでダイレクトアタック!」
「させない。罠カード『魔界劇団のカーテンコール』を発動!このターン中に私が魔界台本の効果を発動していることで、エクストラデッキから『魔界劇団-カーテン・ライザー』を手札に加え、手札からカーテン・ライザー特殊召喚する!これでもう、アンタは攻撃できないわ!」
「…またか」
「また?アンタ、やっぱり何か知ってるんでしょ?教えなさいよ」
「貴様が勝ったら教えてやる。フォーク=ヒュークの効果発動!ネブラ・ディスクをリリースし、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスター1体を破壊する」
「くっ…」
「そしてこれが、エース様より賜れた力!私はレベル4のマッドゴーレム・シャコウキとトゥスパ・ロケットでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!貴様等の抱く淡い希望を握り潰せ、『No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド』!!」
○魔界劇団のカーテンコール(通常罠)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:「魔界台本」魔法カードの効果が発動したターンに発動できる。自分の墓地の「魔界台本」魔法カードの数まで、自分のEXデッキから表側表示の「魔界劇団」Pモンスターを手札に加える。その後、この効果で手札に加えたモンスターの数まで手札から「魔界劇団」Pモンスターを特殊召喚できる(同名カードは1枚まで)。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「魔界劇団」Pモンスターしか特殊召喚できない。
○No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド(ランク4 地)
岩石族/エクシーズ/効果
攻2000/守2000
レベル4モンスター×2
①:相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。このモンスターが表側表示で存在する間、対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。
先史遺産の猛攻を終え現れたのは、Yの持つオーバーハンドレッド・ナンバーズ。岩石の拳で相手モンスターの効果を掌握し、掌握したモンスターを決して逃がさない。
「私はこれでターンを終了」
Y→LP:7500 手札:0 デッキ:29 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN04
「私のターン、ドロー!」
胡桃のライフは3300。オープニング・セレモニーの効果で手札は6枚まで増えたとはいえ、ビッグ・スターを使えない状況に変わりはない。
「0から9のペンデュラムスケールを使って、ペンデュラム召喚!!お願い、『魔界劇団-エキストラ』『魔界劇団-サッシー・ルーキー』『魔界劇団-カーテン・ライザー』『魔界劇団-デビル・ヒール』!!そしてデビル・ヒールの効果発動!マシュ=マックの攻撃力を、魔界劇団1体につき1000ダウンする」
「させん。ジャイアント・ハンドの効果発動!フィールドのモンスターが効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを2つ使うことで、デビル・ヒールの全てを掌握する。これによってジャイアント・ハンドが存在する間、効果が無効となり表示形式の変更もできない」
ジャイアント・ハンドの効果は1回限りの使い切り効果だが、自身が存在する限り効果を無効にしつつ、表示形式の変更も行えなくする。リリースや特殊召喚の素材とすることでその制約を回避することは可能だが、今の胡桃にはデビル・ヒール以外でYのエクシーズモンスター達とは張り合えない。安易にリリースしようものなら再び攻め手を失い、更に劣勢になることは明白だが、敢えてリリースしなかったのには理由があった。
「私は手札から魔法カード『魔界台本「魔王の降臨」』を発動!私のフィールドに存在する魔界劇団の数まで、アンタのフィールドのカードを破壊する。この時、レベル7以上の魔界劇団が存在することで、このカードの発動に対してカードの効果を発動できない。これでようやく、『禁止令』とはおさらばよ」
「チッ…。「魔王の降臨」を封じておくべきだったか……」
「さあ、舞台は整ったわ。エキストラとカーテン・ライザーをリリースして、『魔界劇団-ビッグ・スター』をアドバンス召喚!そしてビッグ・スターの効果発動!デッキから『魔界台本「オープニング・セレモニー」』を自分フィールドにセットする。そして発動!これで私のライフを2000回復するわ」
KURUMI→LP:5300
「七皇の剣」対策で胡桃が用意した「火竜の住処」でエクストラデッキのモンスターを除外するためには、相手フィールドにもモンスターが存在しなければならない。しかし「魔王の降臨」でYのモンスターを全て除去することでその条件を自ら放棄した。
カレンとのデュエルではコミック・リリーフと「ロマンティック・テラー」のコンボを活用することで5回の重ね掛けを行えたが、今の手札にはあの時の再現をするために必要なカードが揃っていなかった。加えて『禁止令』によってビッグ・スターをこのターンまで封じられたからこそ、胡桃は初心に立ち返り、最も堅実なプレイをすることを重視したのだ。
「バトル!デビル・ヒールとビッグ・スターでダイレクトアタック!!」
「うぐぅ…!」
Y→LP:2000
合計5500のダメージが入り、このターンで一気にYを突き放した。加えて「魔王の降臨」でフィールドのカードを一掃したお陰で、次のターンでの反撃でライフが尽きる心配も限りなく低い。
一転してこのデュエルの主導権は胡桃が握ったが、勝負は最後まで分からない。
「私はこれで、ターンエンド!」
KURUMI→LP:5300 手札:3 デッキ:25 Mゾーン:3 M&Tゾーン:0 Fゾーン:1 Pゾーン:2
*TURN05
「私のターン、ドロー」
Yがドローした刹那、遠方の火山で大噴火が起こり、デュエルフィールドが紅く煌めいた。
「『RUM-七皇の剣』を発動!墓地よりジャイアント・ハンドを特殊召喚し、そのモンスターを素材にランクアップする。混沌より生まれし冀望を掌握せよ、『CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド』!!」
○CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド(ランク5 地)
岩石族/エクシーズ/効果
攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
①:このカードが「No.」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果がフィールドで発動した時に発動する。このカードのX素材を1つ取り除き、このカード以外のフィールドの全ての表側表示のカードの効果はターン終了時まで無効化される。
手札・フィールドのカードは0。冀望郷からの加護を受けて『RUM-七皇の剣』を引き当てたが、この状況では最早気休め程度にしかならなかった。Xと同じく『冀望郷-バリアン』の効果を使える状況ではあったが、ジャイアント・ハンド・レッドはフィールドのカード効果が発動すれば強制的にオーバーレイ・ユニットが取り除かれ、自身以外のカード効果を無効にする。
発動タイミングを選べないからこその弱点であり、結果的にそれがY自身の首を絞めることになった。
「ジャイアント・ハンド・レッドでビッグ・スターを攻撃。これでターン終了だ」
「っ…」
KURUMI→LP:5200
Y→LP:2000 手札:0 デッキ:28 Mゾーン:1 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN06
「私のターン、ドロー!」
胡桃はペンデュラム召喚を行い、前のターンに破壊された花形を呼び戻した。いつもならペンデュラム召喚特有の大量展開で派手にフィールドを整えるのが彼女のデュエルスタイルだが、フィナーレを飾るターンでは初めて、最小限度の展開で留めてみせた。
演劇に於いては如何に華やかに見せることが重要ではあるが、場合によっては等身大に抑制した世界観も求められる。【魔界劇団】のコンセプトは前者寄りだが、胡桃は今回、後者を選択した。何もそれは、展開せずとも勝てるという慢心から来るものではなかった。
最後のバトルフェイズ。ジャイアント・ハンド・レッドをデビル・ヒールが戦闘破壊し、ビッグ・スターの直接攻撃によって、胡桃は因縁の相手・Yに勝利した。
デュエルが終わり、どうしても聞きたかったことがあった彼女はYに詰め寄った。
「アンタ、私のカードを見た時の反応がおかしかった。今更知らないなんて言わせないわよ」
「……貴様が新たに取り入れた魔界劇団のカード、あれは元々エース様が所持していたカードだ」
「嘘でしょ?何でそれが、差出人不明の状態で私の所に」
「ヤツにとってせめてもの、悪足搔きだったんだろうな。『何があっても私の裏人格を止めてくれ』という……」
「ヤツ?エースはアンタ達の親玉でしょ?それをヤツ呼ばわりって、どうなってんの?」
「その手紙の送り主はエース様であってエース様ではない。ユーゴが言っていた筈だ、二重人格だと」
「赤城紅葉なら気付いている筈だ。もしヤツが生き延びていたら聞いてみるといい」と言い残し、YもXと同様、冀望郷から抹消された。
同時に胡桃もデュエルを終えたことで、元居た世界に戻されることとなった。紅葉が一体何に気付いたのか、それを聞き出したい気持ちもあるが、希の無事をいの一番に祈りながら帰還するのだった。
「……今の話、全部本当なの?」
「ええ。全て事実ですよ」
うらら、胡桃が元の世界に帰還したのとほぼ同時刻、Zから語られた「真の希望」及び「九十九希の真実」が全て明らかにされていた。俄かに信じ難いものだったが、希がホープ・ゼアルに選ばれたこと、そして彼女がホープ・ゼアルをその身に纏えることを考えれば、辻褄の合わない話ではなかった。
「どうやら、XとYは敗れたようですね。これでこの世界に残っているのは、私達2人だけとなりました」
「じゃあ早速、やろうよ。ホープ・ゼアルも待ち草臥れたって言ってるし」
「いいでしょう。ですが最後を飾るのに、この場所は相応しくありません」
Zが指をパチンと鳴らすと、2人は冀望郷とは異なる場所へと飛ばされた。いつもより身体が軽いと感じた刹那、想像を絶する息苦しさと暴風が希を襲い、辛うじて目を開けるとそこには青い地球が映っていた。
そう、この場所は─────月。Zの話が全て本当なら、「九十九希の魂が封印されている場所」だ。
第二次アストラル大戦の最後を飾るデュエルは、20年前から始まる因縁の場所で行われるのだった。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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121 | Episode01:危ないスタート | 2429 | 1 | 2015-06-21 | - | |
124 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1973 | 2 | 2015-06-22 | - | |
92 | Episode03:切り札 | 1497 | 2 | 2015-06-23 | - | |
106 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1556 | 2 | 2015-06-23 | - | |
94 | Episode05:終止符 | 1457 | 2 | 2015-06-25 | - | |
80 | Episode06の前に(更新済) | 1284 | 2 | 2015-06-25 | - | |
102 | Episode06:黒羽 凛 | 1435 | 1 | 2015-06-27 | - | |
89 | Episode07:同調 | 1347 | 1 | 2015-06-30 | - | |
77 | Episode08:変則試合 | 1332 | 2 | 2015-07-04 | - | |
151 | Episode09:2人の絆 | 1465 | 2 | 2015-07-05 | - | |
74 | Episode10:覚醒 | 1330 | 1 | 2015-07-09 | - | |
94 | Episode11:解放 | 1347 | 2 | 2015-07-13 | - | |
154 | Episode12:最後の封印竜 | 1337 | 0 | 2015-07-14 | - | |
80 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1135 | 0 | 2015-07-25 | - | |
102 | Episode14:友のために | 1206 | 0 | 2015-08-12 | - | |
90 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1730 | 2 | 2015-08-13 | - | |
136 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1184 | 2 | 2015-08-19 | - | |
126 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1416 | 2 | 2015-08-22 | - | |
95 | Episode16:ライセンス | 1296 | 2 | 2015-08-24 | - | |
176 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2186 | 5 | 2015-08-29 | - | |
100 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1281 | 1 | 2015-09-06 | - | |
146 | Episode18:関門 | 1435 | 1 | 2015-09-13 | - | |
92 | Episode19:スピードの中で | 1277 | 2 | 2015-09-18 | - | |
124 | Episode20:初の対外試合 | 1295 | 2 | 2015-09-20 | - | |
93 | Episode21:シンクロ封印 | 1236 | 1 | 2015-09-22 | - | |
81 | Episode22:1つの答え | 1234 | 2 | 2015-09-24 | - | |
80 | Episode23:黒羽の誇り | 1275 | 2 | 2015-10-01 | - | |
103 | Episode24:ハイスピードバトル | 1332 | 3 | 2015-10-06 | - | |
73 | Episode25:超越する力 | 1217 | 2 | 2015-10-11 | - | |
85 | Episode26:運命の決戦 | 1205 | 3 | 2015-10-20 | - | |
97 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1309 | 2 | 2015-11-03 | - | |
95 | Episode28:遊弥vsレイン | 1400 | 2 | 2015-11-09 | - | |
87 | Episode29:舞い降りた天使 | 1303 | 2 | 2015-12-05 | - | |
80 | Episode30:天使と悪魔 | 1406 | 3 | 2015-12-09 | - | |
105 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1468 | 2 | 2015-12-12 | - | |
80 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1264 | 0 | 2016-01-05 | - | |
89 | Episode32:パワー・ツール | 1241 | 3 | 2016-01-29 | - | |
85 | Episode33:死した希望の使者 | 1183 | 2 | 2016-01-31 | - | |
114 | Episode34:高貴の翼 | 1455 | 3 | 2016-02-04 | - | |
91 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1300 | 1 | 2016-02-13 | - | |
84 | Epi36:加速するカウントダウン | 1254 | 2 | 2016-02-20 | - | |
84 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1228 | 3 | 2016-03-25 | - | |
75 | Episode38:朱色の夜 | 1236 | 0 | 2016-04-11 | - | |
152 | Episode39:並び立つ盟友 | 1439 | 2 | 2016-04-22 | - | |
85 | Episode40:精一と彩 | 1315 | 2 | 2016-05-30 | - | |
84 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1305 | 4 | 2016-06-22 | - | |
129 | Episode42:涅槃の境地へ | 1329 | 4 | 2016-07-02 | - | |
80 | Episode43:トワノキズナ | 1261 | 3 | 2016-07-23 | - | |
144 | Episode44:銀河と宇宙 | 1456 | 3 | 2016-08-09 | - | |
127 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1543 | 0 | 2016-08-20 | - | |
65 | Episode46:絶望の凱旋 | 1138 | 0 | 2016-08-24 | - | |
90 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1162 | 1 | 2016-09-06 | - | |
123 | Episode48:希望の行方 | 1520 | 0 | 2016-09-13 | - | |
89 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1107 | 0 | 2016-10-03 | - | |
76 | Episode50:創世の星屑竜 | 1068 | 0 | 2016-10-25 | - | |
132 | Episode51:託された未来 | 1204 | 0 | 2016-10-30 | - | |
132 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1270 | 2 | 2016-11-02 | - | |
107 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1256 | 0 | 2016-11-09 | - | |
119 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1244 | 0 | 2016-11-26 | - | |
105 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1245 | 0 | 2016-12-08 | - | |
60 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 1044 | 0 | 2016-12-20 | - | |
66 | 未投稿オリカ紹介⑤(使用者:霧野精一) | 1139 | 0 | 2016-12-30 | - | |
109 | Episode52:極寒の夏 | 1213 | 2 | 2017-01-01 | - | |
153 | Episode53:闇の邂逅 | 1373 | 2 | 2017-01-07 | - | |
87 | Episode54:呪縛竜復活 | 1124 | 0 | 2017-01-11 | - | |
127 | Episode55:届かぬ声で... | 1044 | 2 | 2017-01-15 | - | |
141 | Episode56:禁忌の目覚め | 1128 | 5 | 2017-01-19 | - | |
124 | Episode57:共鳴する四龍 | 1174 | 4 | 2017-01-25 | - | |
78 | Episode58:本当の気持ち | 1273 | 3 | 2017-01-30 | - | |
82 | Episode59:真実への鍵 | 1158 | 2 | 2017-02-08 | - | |
82 | IF01:バレンタインデー | 1353 | 6 | 2017-02-11 | - | |
74 | Episode60:エレンとアレックス | 1158 | 3 | 2017-02-16 | - | |
179 | ルール改訂と今後の進行について | 1394 | 2 | 2017-02-18 | - | |
67 | Episode61:想いの証 | 1052 | 5 | 2017-02-21 | - | |
91 | Episode62:茨の道標 | 1242 | 5 | 2017-02-27 | - | |
136 | Episode63:光と闇の花 | 1099 | 3 | 2017-03-20 | - | |
89 | Episode64:渇望と葛藤 | 1139 | 2 | 2017-03-23 | - | |
85 | Episode65:麗しき孤月 | 1083 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1417 | 2 | 2017-04-21 | - | |
164 | Episode67:常闇に消える月華 | 1416 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
122 | Episode69:純黒の反逆者 | 1250 | 0 | 2017-07-27 | - | |
138 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1156 | 2 | 2017-08-07 | - | |
101 | Episode71:希望は往く | 1290 | 3 | 2017-08-17 | - | |
152 | Episode72:リリーの過去 | 1290 | 2 | 2017-08-24 | - | |
84 | Episode73:異次元の亡霊 | 1221 | 2 | 2017-09-13 | - | |
121 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1388 | 3 | 2017-09-22 | - | |
138 | Episode75:挑戦者の儀 | 1140 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1229 | 2 | 2017-11-14 | - | |
66 | Episode77:動き出す陰謀 | 937 | 2 | 2018-01-23 | - | |
85 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 928 | 2 | 2018-03-03 | - | |
151 | Episode79:黄龍の手向け | 987 | 2 | 2018-03-28 | - | |
116 | Episode80:堕天使の罠 | 960 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
127 | Episode82:姫君のバイブル | 1064 | 1 | 2018-05-07 | - | |
129 | Episode83:開かれたページ | 1094 | 0 | 2018-05-11 | - | |
171 | Episode84:望まぬ決戦 | 1128 | 2 | 2018-05-29 | - | |
84 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1013 | 0 | 2018-05-31 | - | |
147 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1202 | 0 | 2018-06-02 | - | |
149 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1072 | 0 | 2018-06-04 | - | |
69 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 902 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
129 | 呪縛竜のおさらい | 907 | 0 | 2018-06-06 | - | |
117 | IF02:星 遊未 | 895 | 0 | 2018-06-09 | - | |
88 | Episode85:新たなる激闘へ | 1086 | 0 | 2018-07-10 | - | |
118 | Episode86:愛するもの | 983 | 0 | 2018-07-27 | - | |
83 | Episode87:涅槃を超えた先 | 947 | 0 | 2018-08-10 | - | |
134 | Episode88:終焉の弧光 | 1364 | 0 | 2018-09-12 | - | |
73 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 837 | 3 | 2022-06-04 | - | |
54 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 528 | 3 | 2022-06-25 | - | |
59 | Episode90:光臨者、天導レイン | 521 | 2 | 2022-07-07 | - | |
58 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 503 | 2 | 2022-09-03 | - | |
60 | Episode92:紅の決意 | 548 | 0 | 2022-09-19 | - | |
54 | Episode93:凛々しい黒羽 | 592 | 0 | 2022-10-04 | - | |
66 | Episode94:最強の双子 | 553 | 0 | 2022-10-24 | - | |
47 | Episode95:最凶の龍 | 557 | 0 | 2022-12-29 | - | |
53 | Episode96:神の恵 | 534 | 0 | 2023-01-18 | - | |
76 | Episode97:先導者vs時空竜 | 637 | 0 | 2023-01-22 | - | |
44 | Episode98:トワノチカイ | 520 | 0 | 2023-02-14 | - | |
53 | Episode99:遊弥、復活 | 549 | 0 | 2023-03-12 | - | |
50 | Episode100:目覚めし星の光 | 579 | 0 | 2023-03-26 | - | |
64 | Episode101:決戦・冀望郷 | 486 | 0 | 2023-05-03 | - | |
39 | Episode102:最弱の意地 | 465 | 0 | 2023-06-28 | - | |
37 | Episode103:永遠の友達 | 322 | 0 | 2023-11-26 | - | |
48 | Episode104:うららの運命 | 224 | 0 | 2024-04-29 | - | |
30 | Episode105:胡桃の最終演目 | 223 | 0 | 2024-05-06 | - | |
28 | Episode106:希望の少女たち | 241 | 1 | 2024-05-16 | - | |
43 | Episode107:輝く希望 | 332 | 0 | 2024-08-11 | - | |
28 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 337 | 0 | 2024-08-13 | - | |
36 | 第4章初登場オリカまとめ | 291 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
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