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HOME > 遊戯王SS一覧 > Episode106:希望の少女たち

Episode106:希望の少女たち 作:カズ

「少し、御伽噺をしてあげましょう。今から32年前、九十九希という名の女の子が産まれました。彼女には物心ついた時から特別な力があったのです」


 九十九希は4歳にして「ある能力」に目覚めた。それは「自らの意思をカードに映す」こと。たとえば「ラッキー7」という言葉をイメージすれば、それに相応しい効果と名前を持ったカードを創造することが可能だった。そうして生まれたのが『No.』というエクシーズモンスター達だ。
 7年という長い年月をかけ、1~100までの数字を持つ『No.』が生み出された。時には映し出した意思に更なる意思を上塗りすることで、より強力なものへと進化させる「カオス化」や、純粋な希望で意思を上塗りする「シャイニング化」さえも彼女自身の手によって生み出された。今となっては殆どの『No.』が意思なきカードとして全世界に流通するようになったが、後の第一次アストラル大戦の影響で『SNo.』を始めとする数種類の『No.』が出回ることはなかった。


「つまり、今私が使ってる『SNo.39』は両方とも、その人の意思から生まれたオリジナルのカード……ってこと?」
「ええ。かつて貴方に仕向けた『sNo.(シャドーナンバーズ)』ですが、あれは九十九希の意思を抽出して我々が生み出したものです。彼女にとって思い入れのある『No.39』を媒体にしたのは、何とも皮肉な話ですがね」


 彼女にとって「希望」という言葉は特別なものであり、その意思をベースに3種類の『CNo.』と2種類の『SNo.』が生み出された。『CNo.』には他の数字にも刻まれているが、『SNo.』は彼女が存命していた時点ではどの『No.』にも発現しなかったという。


「そして『No.99』にもまた、彼女の意思が強く宿っていた」
「待って。『No.99』ってホープドラグーンだけじゃないの?」
「もう1枚だけ存在していたのですよ。彼女が第一次アストラル大戦中にのみ使用した、幻の『No.99』が」


 『No.』は自らの意思だというのにその全てを巧く引き出すことは叶わなかった。そこで彼女は、「全ての意思を束ね、導く力が欲しい」と願った。あまりに傲慢な願いに思えたが、これまでに100以上もの意思を具現化した彼女には不可能ではなかった。
 第一次アストラル大戦の最中、その願いによって生み出されたのが『No.99 希望皇ホープドラグナー』。これまでに彼女が具現化させた意思の集大成であり、全てを導く唯一の力。



○No.99 希望皇ホープドラグナー(ランク12 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻3000/守3000
レベル12モンスター×3体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分・相手ターンに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる(この効果を発動するターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できず、他の自分のモンスターは直接攻撃できない)。「No.1」~「No.100」のいずれかの「No.」モンスター1体をX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。②:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。その相手モンスターの攻撃力を0にする。




 しかしそのカードを創造する際、寿命50年分という膨大なエネルギーを消費してしまった。その状態で戦うのはあまりに無謀であり、オーバーハンドレッド・ナンバーズ相手に彼女も何度か心が折れかけたという。しかしその度に立ち上がり、決して諦めなかった。
 そして、その想いに今まで使ってこなかった金色の龍「ヌメロン・ドラゴン」が呼応した。ヌメロン・ドラゴンはランクに応じてその力を上昇させることが可能であり、一度呼び出すだけで戦況を覆すことができる。


「ホープドラグナーとヌメロン・ドラゴン。その力で、かつての我々の同胞も敗れ去った。ですがヌメロン・ドラゴンの力は人の手に余るものであり、使う度に彼女の生命力も消耗していった。これを好機と捉えた私は、彼女に勝負を挑んだのです」
「相変わらず、卑怯な手しか使わないんだね」
「……ヌメロン・ドラゴンを召喚した瞬間、私はその効果の発動を封じました。これで勝てる、そう思った時でした。『No.』が、彼女に最期の奇跡をもたらしたのです」


 第一次アストラル大戦における最終決戦は、ホープドラグナー率いる九十九希の『No.』と、『CX 冀望皇バリアン』率いるZのオーバーハンドレッド・ナンバーズの総力戦。互いに死力を尽くす程の激しい戦いの果てに、九十九希はヌメロン・ドラゴンを呼び出した。
 ほぼ全てのデュエルに於いてフィニッシャーとなっていたからこそ、Zはその効果を無効にする策を講じた。これで攻撃力0の状態で次のターンを迎え、Zの勝利が確定する筈だった。
 しかし、彼女の決して希望を捨てない心が、彼女とヌメロン・ドラゴンに最期の奇跡をもたらした。ヌメロン・ドラゴンを纏い、彼女自身を守護する「輝く希望」となったのだ。 






─────宇宙創造の力よ、我が身に宿りて輝ける希望となれ!─────








─────シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!『SNo.100 ヌメロン・ゴッデス』!!─────






「ヌメロン・ドラゴンのシャイニング化、しかも私と同じようにヌメロン・ドラゴンを纏うなんて……」
「私も目を疑いましたよ。ですが今に思えば、『No.』はいわば彼女自身。その奇跡は必然だったのかもしれません」


 第一次アストラル大戦を終戦へと導いた『SNo.100 ヌメロン・ゴッデス』。たった一度きりの奇跡が、紅く染まった世界に光を取り戻した。しかしヌメロン・ドラゴンをその身に纏うのはあまりにリスクが大きく、終戦後に彼女を待ち受けたのは、指一本動かせない植物状態だった。
 勉学に勤しむ時間も、親友と語らう日々も、美しく変わりゆく街並みを眺めることさえ楽しめなくなった彼女の人生は、傍から見たら絶望という他ないだろう。しかし彼女は、自らの死期が近いと悟っていながらも、決して希望を捨てなかった。それどころか自らが抱いた希望を次の世代へ託すために、彼女は自らの魂を封印することを選んだ。


「そうして彼女が魂を封印する場所として選ばれたのが、月だった。我々に全てを取られまいと抵抗したが故に、ヌメロン・ドラゴンの他にも数枚、この世界から存在を抹消された『No.』が出てしまった。その内の1枚が『No.93 希望皇ホープ・カイザー』です」
「っ…あの時の」
「その通り。貴方は紛い物の希望だと言っていましたが、あのホープ・カイザーは正真正銘、彼女が生み出したオリジナル。ホープドラグナーが生み出される前に使用していた、彼女の切り札です」


 Z達は少なくとも神谷希に干渉してきた時点で既に、九十九希の魂の所在を特定していた。それどころか『sNo.』やホープ・カイザーといったように、彼女が遺した意思を悪用する形で希の心を折ろうと企んでいたのだ。うらら達を洗脳したのも、その一環である。


「あのデュエルで貴方の希望を完膚なきまでに打ち砕く算段でしたが、ここでも九十九希の干渉があった。もう分かりますよね?」
「…ホープ・ゼアル」
「そうです。貴方の希望を捨てない強き心と、九十九希が振り絞った最後の力が共鳴し、『輝く原初の希望』となる『SNo.0』が生まれた。それが、ホープ・ゼアルが生まれた理由です」




 彼女はこの20年、自らの魂を封印してもなお、自分と同じように「決して希望を捨てない存在」が今一度現れないかと待ち望んでいた。そして現れた神谷希に全てを託した。この時、Zは神谷希を「九十九希の再来」だと恐れ、彼の提案で『SNo.』を奪うための「第二次アストラル大戦」が実行されたのだ。
ここまでが、冀望郷にてZから語られた九十九希に関する真実だ。



 そして今、希たちは月にいる。こうして話していた間にも、地球との距離がはっきりと縮まっていた。
 九十九希の真実、ホープ・ゼアルが生まれた本当の理由、そして第二次アストラル大戦が開戦された理由を聞いた希は、怒りに震えていた。


「そんなに『SNo.』を奪いたかったんなら、私1人に狙いを絞ればよかったんじゃないの!?そうすれば、皆を巻き込まなくて済んだのに!」
「確かにそうする方法もありました。ですが20年前、貴方が今言った策で彼女に戦いを挑んだ結果、私以外のオーバーハンドレッド・ナンバーズ使いは全て敗れ去った。どれだけ対策を施しても、決して希望を捨てない彼女の心が、彼女を更に強くする要因となった。言ったでしょう?貴方は九十九希の再来だと」


 仮に希1人に狙いを定めたとしても、九十九希の意思が宿った『SNo.』とホープ・ゼアルを所持している相手に、Zが用意した手駒で勝てる保証はない。天導レイン相手に勝利を収めた光貞トワならば可能性はあったかもしれないが、突如として目覚めた藤堂遊弥によってそれも叶わなくなった。そればかりか、月に封印されていたカードも彼の手に渡ってしまった。
 ならば今一度、自分の手で倒すしかない。Zは神谷希との対決を自分に任せるようエースに直談判し、そのための特別な舞台を用意した。
 その舞台こそ、月に浮かぶ神殿「ヌメロン・パレス」。ヌメロン・ドラゴンを始めとする『No.』によって具現化された、九十九希の意思そのものだ。


「この場所には彼女の魂……即ち『最期の希望』が眠っています。この月をヌメロン・パレスごと破壊することで、我々は20年前より続く因縁に終止符を打つ事ができる。つまり、第二次アストラル大戦の完全勝利となるのですよ!」
「…それが、アンタの言ってた『真の希望』ってヤツなの!?」
「そうです。そしてその希望は神谷希……貴方を倒すことで成就する!」
「そんなこと、絶対にさせない!地球には、私の友達が、私の帰りを待ってくれている人がいるんだから!」



 この戦いは、Zの為そうとしている希望を阻止するため、そして九十九希の意思を守るためのもの。神谷希は全ての希望を重ね合わせ、ゼアルモードへと変身した。
 今、第二次アストラル大戦の最終決戦が始まる。




「「デュエル!!」」



NOZOMI→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0


V S


Z→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0



*TURN01
(いきなりゼアルモードで来ましたか。ですがあれは、そう長くは持続できないはず。ならば……)
「私が先攻を貰います。『カッター・シャーク』を召喚し、効果発動!自身と同じレベルでカード名が異なるモンスター、『揺海魚デッドリーフ』を特殊召喚します。そして特殊召喚したデッドリーフの効果で、デッキから『ランタン・シャーク』を墓地へ。そして私はレベル4のモンスター2体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!深淵の闇より姿を現せ、『バハムート・シャーク』!!」



○カッター・シャーク(Lv4 水)
魚族/効果
攻1600/守500
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じレベルでカード名が異なる魚族モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードを水属性モンスターのX召喚に使用する場合、このカードのレベルを3または5として扱う事ができる。


○揺海魚デッドリーフ(Lv4 水)
魚族/効果
攻1500/守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。デッキから「揺海魚デッドリーフ」以外の魚族モンスター1体を墓地へ送る。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、自分は1枚ドローする。


○ランタン・シャーク(Lv4 水)
魚族/効果
攻1500/守900
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札から「ランタン・シャーク」以外のレベル3~5の水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードを水属性モンスターのX召喚に使用する場合、このカードのレベルを3または5として扱う事ができる。


○バハムート・シャーク(ランク4 水)
海竜族/エクシーズ/効果
攻2600/守2100
水属性レベル4モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。EXデッキからランク3以下の水属性Xモンスター1体を特殊召喚する。このターン、このカードは攻撃できない。




「シャークデッキ……それがアンタの、本当のデッキなのね」
「以前のように勝てるとは思わないことです。『バハムート・シャーク』の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、エクストラデッキからランク3以下の水属性エクシーズモンスター1体を特殊召喚します。さあ来なさい、『No.71 リバリアン・シャーク』!!」



 以前に希と戦った時は、彼女とほぼ同じデッキ構築の【オノマト】だったが、Zもこの戦いに全てを賭けている。エクシーズ召喚を中心とする魚族の【シャーク】を使い、希望を打ち砕く算段だ。
 Zはリバリアン・シャークの上に重ねて『FA-ブラック・レイ・ランサー』をエクシーズ召喚した。単に重ねただけかのように思いきや、『エクシーズ・リモーラ』を特殊召喚するために必要なオーバーレイ・ユニットを稼ぐためのものだった。


「『エクシーズ・リモーラ』は、自分フィールドのオーバーレイ・ユニットを2つ取り除くことで手札から特殊召喚できます。そして墓地へ送られたリバリアン・シャークの効果発動!『RUM-七皇の剣』をデッキの一番上に置きます。これで次のターン、オーバーハンドレッド・ナンバーズの召喚は確定しました」
「っ…」
「自身の方法で特殊召喚に成功した『エクシーズ・リモーラ』の効果発動。墓地より『カッター・シャーク』と『ランタン・シャーク』を特殊召喚します。そして私は『エクシーズ・リモーラ』と『ランタン・シャーク』でオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚!!目覚めよ、『No.37 希望織竜スパイダー・シャーク』!!」



○エクシーズ・リモーラ(Lv4 水)
魚族/効果
攻800/守800
①:このカードは自分フィールドのX素材を2つ取り除き、手札から特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した時、自分の墓地の魚族・レベル4モンスター2体を対象として発動できる。その魚族モンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、効果は無効化され、表示形式の変更もできない。この効果で特殊召喚したモンスターをX召喚の素材とする場合、水属性モンスターのX召喚にしか使用できない。


○No.71 リバリアン・シャーク(ランク3 水)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻0/守2000
レベル3モンスター×2
①:1ターンに1度、「No.71 リバリアン・シャーク」以外の自分の墓地の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、このカードのX素材1つをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「RUM」魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。


○FA-ブラック・レイ・ランサー(ランク4 水)
獣戦士族/エクシーズ/効果
攻2100/守600
水属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールドのX素材の無いランク3の水属性Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。その相手のカードを破壊する。③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を全て取り除く事ができる。


○No.37 希望織竜スパイダー・シャーク(ランク4 水)
海竜族/エクシーズ/効果
攻2600/守2100
水属性レベル4モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時、このカード以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。



 1ターン目にして3体のエクシーズモンスターを並べてきた。希のデッキが一点突破型のものだと研究していたからこそ、物量で仕留める算段なのだろう。そのうえ次のZのターンでオーバーハンドレッド・ナンバーズの召喚が確定した。


「カードを1枚伏せ、ターンを終了します」
Z→LP:8000 手札:2 デッキ:34 Mゾーン:4 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0


*TURN02
(何この手札。私の知ってるカードが1枚もない!これでどうやって戦えば……)
──落ち着け、神谷希──
(ホープ・ゼアル!)


 Zのターンが終わり希のターンとなったが、彼女のデッキが普段愛用しているものとは全くの別物へと書き換えられていた。世界の命運を決める大事な一戦だというのに、手札にある6枚中5枚は今初めて見るカードしかない。
 不安に襲われそうになる中、ホープ・ゼアルが彼女に語り掛けてきた。こうしてゼアルモードになって戦うのは三度目になるが、今まで以上に彼との調和が高まっているのを感じる。彼もまた、『No.』によって繋がれた希望を守りたいのだ。


──この戦いでゼアルモードを完全なものにするんだ。私と共に戦おう、希──
(……うん。一緒に行こう!私達は、2人で1つ!)
「「私のフィールドにカードが存在しないことで、このカードは手札から特殊召喚できる。現れろ、『ZS-昇華賢者(ゼアル・サーバス-アセンド・セージ)』!!」」


 希が呼び出したのは、蒼き鎧を纏いし賢者。「ZS」という初めて見るモンスターを前に、Zも眉をひそめた。しかし、眉をひそめた理由は単にそれだけではない。希の声と重なり合うように、別の声が聞こえてきたからだ。


「「更にこのカードは、私のフィールドのモンスターが自身以外のレベル4モンスター1体のみの場合、手札から特殊召喚できる。現れろ、『ZS-武装賢者(アームズ・セージ)』!!」」
「ZS。私ですら初めて見るモンスター。これは一体……」
「「更に永続魔法『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』を発動!そして私は、2体のZSでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ、光の使者!『No.39 希望皇ホープ』!!」」


 2体のZSによって呼び出されたのは、彼女の唯一無二の相棒「希望皇ホープ」。たとえ使うデッキが変わっても虚仮威しに過ぎない。そう思っていた矢先、賢者たちに秘められし能力が解放された。


「「この瞬間、希望皇ホープの効果発動!」」
「何!?希望皇ホープは、攻撃を無効にする効果しか持たないはず…!」
「「2体のZSを素材としてエクシーズ召喚されたことで、希望皇ホープは2つの効果を獲得する。まず1つ目、デッキから『ZW-雷神猛虎剣(ゼアル・ウェポン-ライトニング・ブレード)』を手札に加える。そして2つ目、デッキから『RUM-ゼアル・フォース』を手札に加える。更に永続魔法『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』の効果で500ポイントのライフを払い、カードを1枚ドローする!」」



○ZS-昇華賢者(Lv4 光)
戦士族/効果
攻900/守300
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「希望皇ホープ」モンスターは以下の効果を得る。●このカードがX召喚した場合に発動できる。デッキから「RUM」通常魔法カード1枚を手札に加える。


○ZS-武装賢者(Lv4 光)
戦士族/効果
攻300/守900
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのモンスターが「ZS-武装賢者」以外のレベル4モンスター1体のみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「希望皇ホープ」モンスターは以下の効果を得る。●このカードがX召喚した場合に発動できる。デッキから「ZW」モンスター1体を手札に加える。


○ZW-雷神猛虎剣(Lv5 光)
獣族/効果
攻1200/守2000
①:「ZW-雷神猛虎剣」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。②:自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを攻撃力1200アップの装備カード扱いとしてその自分の「希望皇ホープ」モンスターに装備する。③:このカードが装備されている場合、自分フィールドの「ZW」カードは相手の効果では破壊されない。④:装備モンスターが効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。


○RUM-ゼアル・フォース(通常魔法)
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターよりランクが1つ高い、「希望皇ホープ」モンスターまたは「ZW」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚し、デッキから「ZW」モンスターまたは「ZS」モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。②:自分のLPが相手より2000以上少ない場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。



 ホープ・ゼアルには、手札から「RUM」と名の付く通常魔法を捨て、「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚する方法がある。昇華賢者はそのために必要なコストをいち早く確保できるため、今の彼女とは相性最高のカードなのだ。
 ここまで手札を1枚も減らすことなくホープを呼び出した希だが、まだゼアルモードの全てを見せていない。


「「『ゼアル・フィールド』展開!これで私のエクシーズモンスターを対象として発動されたカードに対して、アンタはカードの効果を発動できない。そして私は、『RUM-ゼアル・フォース』を発動!希望皇ホープよりランクが1つ上のホープにランクアップさせ、デッキの一番上のカードを『ZW-阿修羅副腕(アシュラ・ブロー)』に書き換える!降臨せよ、混沌の力纏いし勇姿!『CNo.39 希望皇ホープレイV』!!」」
「…まさかこれが、ゼアルモードの真の力だというのか?」
「「『ゼアル・フィールド』の効果!私のフィールドにエクシーズモンスターが特殊召喚されたことで、エクストラデッキから『ZS-希望賢者(ホープ・セージ)』をホープレイVのオーバーレイ・ユニットとして加える!そして『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』の効果で、更にドロー!」」



○ZW-阿修羅副腕(Lv4 炎)
天使族/効果
攻1000/守1000
①:「ZW-阿修羅副腕」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。②:自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてその自分の「希望皇ホープ」モンスターに装備する。③:このカードが装備されている場合、装備モンスターは相手フィールドの全てのモンスターに1回ずつ攻撃できる。


○ゼアル・フィールド(フィールド魔法)
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのXモンスターを対象とする、自分のカードの効果の発動に対して、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。②:自分フィールドにXモンスターが特殊召喚された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。自分のEXデッキ・墓地からXモンスター1体を選び、対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。③:自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。デッキから「シャイニング・ドロー」1枚を選んでデッキの一番上に置く。


○CNo.39 希望皇ホープレイV(ランク5 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
①:このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをEXデッキに戻す。②:このカードが「希望皇ホープ」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊し、表側表示モンスターを破壊した場合、その攻撃力分のダメージを相手に与える。


○ZS-希望賢者(ランク4 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2000/守2500
レベル4モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。デッキから「ZW」モンスターまたは「ZS」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できず、「No.」モンスターでしか攻撃できない。②:「ZS-希望賢者」を除く自分フィールドの元々の属性が光属性の「ホープ」Xモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。



 ゼアル・フォースによってドローするカードは『ZW-阿修羅副腕』に決定されている。ZWは、希望皇ホープに装備することで効果を発揮する特別なモンスターカードであり、ゼアルモードの力に目覚めた希だけが扱える、大いなる希望の力。


「「希望皇ホープレイVの効果発動!カオス・オーバーレイ・ユニットを1つ使い、スパイダー・シャークを破壊する。そしてその攻撃力、2600ポイントのダメージを相手に与える!」」
「ぐっ…!ですが破壊されたスパイダー・シャークの効果発動。墓地より『ランタン・シャーク』を特殊召喚します」
Z→LP:5400


 ホープレイVは今まで希が使ってきたホープ達とは異なり、バトルフェイズ前にモンスターを破壊しつつその攻撃力分のダメージを与えられる効果を持つ。スパイダー・シャークはバトルフェイズ中に効果を発揮し、攻撃力を1000ダウンさせることで受ける戦闘ダメージを軽減できる。仮に破壊されたとしても墓地から任意のモンスターを蘇生できるため、蘇生させたモンスターによっては優位に立つ可能性も十分にある。
 しかしゼアルモードの力に目覚めた希の前では、一縷の冀望さえも許さない。


「「私は2体のZW、阿修羅副腕と雷神猛虎剣をホープレイVに装備。これでホープレイVの攻撃力は2200ポイントアップし、相手モンスター全てに1度ずつ攻撃できる!」」
「こんなデュエル、私のデータには一切なかった。ゼアルモードとはこれ程の……」
「「バトル!ホープレイVで、Zの全モンスターに攻撃!!」」
「うぐぅぅっ…!」
Z→LP:3200


 阿修羅副腕によって全体攻撃が付与され、雷神猛虎剣によってZWを破壊から守る。攻撃力4800となったホープレイVを止める術は、Zにはなかった。


「「カードを1枚伏せて、ターンエンド……っ!?」」
NOZOMI→LP:7000 手札:3 デッキ:30 Mゾーン:1 M&Tゾーン:4 Fゾーン:1 Pゾーン:0


 ホープレイVとZWの力を合わせZのモンスターを全滅に追いやったが、何枚もの『ゼアル』カードをデュエル中に創造した影響で体力の消耗がいつも以上に激しく、僅か2ターン目にしてゼアルモードが解除されてしまった。


「ゼアルモード、やはり長時間は維持できないようですね」
「そんなことっ……!(力が入らない……)」
「惜しい。実に惜しい。これほどまでに強大な力だというのに、それを活かしきれるだけの能力がない。それでは到底、私に勝つことなど不可能ですよ」
「ぅるさい…!絶対に、皆で勝って帰るって約束したんだから!」


*TURN03
「なら、すぐ楽にしてあげますよ。私のターン、ドロー!」


 前のターンでモンスターを全て破壊されたというのに、Zは余裕綽々。ゼアルモードが解除されたというのもあるが、やはり次にドローするカードが分かっているというのは精神的にもアドバンテージが大きいのだろう。


「『RUM-七皇の剣』を発動!エクストラデッキより『No.101 S・H・Ark Knight』を特殊召喚し、そのモンスターを素材としてカオス・オーバーハンドレッド・ナンバーズをエクシーズ召喚します。冀望より浮上せし方舟の守護者よ、光を砕け!『CNo.101 S・H・Dark Knight』!!」


 オーバーハンドレッド・ナンバーズの中でも最強の一角を誇るArk Knightのカオス態。相手モンスターをオーバーレイ・ユニットとして吸収するという破格の能力は、カオス化したことで更にパワーアップしている。


「永続罠『不朽の七皇(エターナル・セブンス)』を発動!Dark Knightのオーバーレイ・ユニットを全て取り除き、墓地よりスパイダー・シャークを復活させます。そしてDark Knightの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体をこのカードのオーバーレイ・ユニットとして吸収します。ダーク・ソウル・ローバー!」
「っ…ホープレイV!!」
「返してもらいますよ。それは元々、我々が所有していたものですからね」



○不朽の七皇(永続罠)
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの、「No.101」~「No.107」のいずれかの「No.」XモンスターまたはそのモンスターをX素材としているXモンスター1体を対象とし、以下の効果から1つを選択して発動できる。●対象のモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を選び、その効果をターン終了時まで無効にする。●対象のモンスターのX素材を全て取り除く。その後、自分の墓地から「No.」Xモンスター1体を選んで特殊召喚できる。


○No.101 S・H・Ark Knight(ランク4 水)
水族/エクシーズ/効果
攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。


○CNo.101 S・H・Dark Knight(ランク5 水)
水族/エクシーズ/効果
攻2800/守1500
レベル5モンスター×3
①:1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。②:X素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、このカードの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。この効果は自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合に発動と処理ができる。




「さあバトルです。スパイダー・シャーク、Dark Knight、神谷希の希望を砕く一撃を!」
「うああぁぁぁっ!!」
NOZOMI→LP:1600


 雷神猛虎剣には装備モンスターが効果で破壊される際に身代わりになる効果を持つ。大抵の場合、高い攻撃力を持つモンスターを相手にするなら効果で破壊するだろうが、Dark Knightは破壊の代わりに吸収することで希が作り上げた希望をも吸い上げた。


「カードを1枚伏せ、ターン終了。どうです?諦める気になりましたか?」
Z→LP:3200 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:2 M&Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0



「「私は……私たちは、諦めない!」」


 どんな時も決して希望を捨てず、諦めない。希は持てる力を振り絞り、再度ゼアルモードへと変身した。



*TURN04
──希、アレをやるぞ──
(アレって?)
──シャイニング・ドローだ。今の私達なら、それが出来る──
(…えぇっ!?)


 シャイニング・ドロー、その名は希も耳にしたことがある。希望の道筋を照らす逆転の一手であり、右腕に光と力を集約させることでのみ顕現する。
彼女が小学生だった頃、凛たちとデュエルで遊ぶ時にこの言葉を口にしていた。その時は「ごっこ遊び」の延長線上だったが、今回はそれとは訳が違う。ホープ・ゼアルと力を合わせて行う、本物のシャイニング・ドローだ。



「「私のターン!!『ゼアル・フィールド』によって、このドローは私が決定したものとなる!」」






─────最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、デュエリストが創造する!!─────








~現在の状況~
NOZOMI→LP:1600 手札:4 デッキ:30 Mゾーン:0 M&Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:0


V S


Z→LP:3200 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0





Episode107初登場オリカ紹介
〇SNo.100 ヌメロン・ゴッデス(ランク1 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻0/守0
同じランクの同名「No.」Xモンスター×3
このカードは1ターンに1度、手札の「RUM-ヌメロン・フォース」1枚を捨て、自分フィールドの「No.100 ヌメロン・ドラゴン」の上に重ねる事でのみX召喚できる。①:自分の墓地に「No.」Xモンスターが存在する限り、このカードは戦闘・効果では破壊されない。②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる(この効果の発動と効果は無効化されない)。このカードの攻撃力・守備力は相手ターン終了時まで、フィールド・墓地のXモンスターのランクの合計×1000アップする。③:X召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。フィールドのカードを全て破壊し、このターンのエンドフェイズになる。④:相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
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カズ
『少し遅めのキャラ設定』で「九十九 希」のキャラ設定を更新しました (2024-05-16 22:36)

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