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Episode45:銀河眼vs宇宙眼 作:カズ

〜現在の状況〜

TOWA→LP:4700 手札:1デッキ:27 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0

V S

KANATA→LP:4300 手札:3 デッキ:23 Mゾーン:3 M・Tゾーン:3 Fゾーン:1 Pゾーン:2


奏多は第6ターン、自らの分身であり切り札のドラゴン『宇宙眼の惑星竜(コズミックアイズ・プラネット・ドラゴン)』を呼び出した。銀河眼と宇宙眼、トワと奏多を象徴する2体の竜が共鳴する。
その瞬間、彼らの身体に電流が走った。

「っ……!い、一体これはっ……?」
「ぐっ……!どうやら、僕達の竜は互いに呼び合っているみたいだ……」
「そのようですわね……」


*Turn07

2体のドラゴンが対峙したなら、やるべきことは唯一つ!

「私のギャラクシーアイズとカナタのコズミックアイズ、どちらが上か勝負ですわ!ドロー!」

メインフェイズに入り、トワは再び新たな『ギャラクシーアイズ』モンスターを呼び出すつもりだ。その証拠に、光波竜の周りから純黒のオーラが漂いはじめた。

「このカードも、自分フィールドの『ギャラクシーアイズ』と名のついたエクシーズモンスターを素材として、エクシーズ召喚できますわ!銀河に漲る純黒の闇……全ての光を飲み干す時、覇者が最後の審判を下す!エクシーズ召喚!!降臨せよ、ランク9!『No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン』!!」


トワがこれまでに見せてきた全ての『ギャラクシーアイズ』エクシーズモンスターの中でも、他に類を見ないほどに悍ましいモンスターだった。その攻撃力は最高クラスの4000。『宇宙眼の惑星竜』が勝てる相手ではないが、奏多は動揺する素振りを見せず、永続罠『コズミック・アステロイド』を発動した。

「ダークマター・ドラゴンの効果発動!」
「無駄だよ!僕は墓地のユピテールを除外し、『宇宙眼の惑星竜』の効果発動!」

すると惑星竜の青い身体が発光し、青白い光が放たれたと思うと、ダークマター・ドラゴンはみるみるうちに威勢を失った。
トワは何があったのか把握できなかったため、今の状況を確認してみたが、とんでもないことが発覚した。

「こ、これは……?!ダークマター・ドラゴンが、攻撃力2000の通常モンスターに?!」
「そう、これが僕のコズミックアイズの効果。『特殊召喚されたモンスターが効果を発動した場合、墓地の宇宙英雄と名のついたペンデュラムモンスターを除外し、発動と効果を無効にする。さらに攻撃力を2000下げたうえで通常モンスターとして扱う』……面白い効果でしょ?」

仮にFA・フォトンをエクシーズ召喚し効果を発動しても同様ではあるが、「エクシーズモンスター」である情報まで綺麗さっぱり書き換えられるので、『銀河眼の光波刃竜』や『No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン』へ繋げることも不可能だった。
しかも攻撃力を2000も下げるため、確実にどんな相手も仕留めることが出来る。また、除外されたユピテールの効果で、奏多のモンスター全ての攻撃力が300上がった。

「そして永続罠『コズミック・アステロイド』の効果発動!『宇宙英雄』ペンデュラムモンスターが除外される度に『アステロイドカウンター』を1つ置く。このカウンターが2つ置かれると……何が起こるかはお楽しみだよ」
「くっ……私はこれで、ターンエンドですわ」

トワはこのターン、一切の見せ場を作れることなく終えてしまった。だがまだ、彼女の手札には希望が残っている。あとはその希望をどう活かすかだけだ。

TOWA→LP:4700 手札:2 デッキ:26 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0


○No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン(ランク9 闇)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4000/守0
レベル9モンスター×3
このカードは自分フィールドの「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。このカードはX召喚の素材にできない。①:このカードがX召喚に成功した時、自分のデッキからドラゴン族モンスター3種類を1体ずつ墓地へ送って発動できる。相手はデッキからモンスター3体を除外する。②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。




*Turn08

フィールドには攻撃力2000の通常モンスターとなった哀れな竜が1匹……まずはそれを確実に仕留めよう。

「僕のターン、ドロー!アンタレスを守備表示に変更し、効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、このカードの表示形式を変更する!」

一旦守備表示に変更し、自らの効果でもう一度攻撃表示に切り替えた。
そしてオーバーレイユニットとして墓地へ送られたネプチューンは、墓地に存在することで真価を発揮するペンデュラムモンスターなのだ。奏多は惜しげもなくその効果を使用した。

「墓地の『宇宙英雄ネプチューン』を除外し、効果発動!相手フィールドの通常モンスター1体を破壊する!」
「と、いうことはダークマター・ドラゴンが……!」

……カナタはここまで計算してデュエルを展開していたのですか。貴方の強さの底が見えませんわね。
敵ながらも鮮やかな戦術を前に、トワは自分の置かれている状況を忘れていた。

「バトル!アンタレスでその伏せモンスターを攻撃!」
「っ……!再びお願いします、『銀河魔鏡士』!!」

やはりトワが6ターン目で特殊召喚した裏守備表示のモンスターは『銀河魔鏡士』だった。トワの墓地にいた『ギャラクシー』モンスターは計8体、よって今度は4000ものライフを回復。奏多にライフポイントでは大差をつけることが出来た。しかし、まだ攻撃力3300の『宇宙眼の惑星竜』の攻撃が残っている。


「次はどうかな?行け、『宇宙眼の惑星竜』でダイレクトアタック!!起滅のプラネット・ストリーム!!」

青き竜の双翼にエネルギーが充電され、全身が虹色に輝く。約3秒間エネルギーを溜め、その後、一気に破壊光線となって放出した。

「うああぁぁ〜〜っ!!」
TOWA→LP:5400

起滅の息吹を直接受けたトワは軽々と宙を舞い、背中から地面に叩きつけられた。普段のデュエルでは数値でしか見えないはずのダメージが現実となっているのだ。
封印竜を持っていない、ましてX・Y・Zとのデュエル経験がない彼女は、このような体験もまた初めてなのだ。


「トワ、まだ僕のバトルフェイズは終了してないよ。僕は『コズミック・アステロイド』に溜まったカウンターを全て取り除き、『宇宙眼の惑星竜』を対象として効果発動!攻撃力をターン終了時まで1000ポイント下げることで、追加攻撃を可能にする!」
「……クッ」
「2度目の攻撃だ!起滅のプラネット・ストリーム!!」

再び破壊光線が炸裂し、トワのライフが2300も減らされ、奏多が形勢逆転した。

「くぅぅっ……!」
「僕はこれでターンエンド。そしてフィールド魔法の効果で、デッキからヴィーナスをエクストラデッキへ!」

KANATA→LP:4300 手札:4 デッキ:21 Mゾーン:3 M・Tゾーン:3 Fゾーン:1 Pゾーン:2



*Turn09

これはかなり大変ですわね……。『宇宙眼の惑星竜』がいるだけでもモンスター効果を使用することは不可能。おまけにダークマター・ドラゴンは通常モンスターとして墓地に残っている。
今、フィールドに残されたモンスターはありませんが……私にはまだ策はあります!

「私はドローを行わない代わりに、墓地の罠カード『時空混沌渦』の効果発動!」
「墓地からの罠効果か……確かにそれなら宇宙眼の効果では防げない。考えたな」
「お褒めにあずかり光栄ですわ。さあ、蘇りなさい!『ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン』!!」

トワのフィールドにも小さな宇宙空間が出現し、それをこじ開けるようにして黒い装甲を纏った光の竜が再び現れた。

(『宇宙眼の惑星竜』は効果を使わせなければ攻撃力3000のモンスターに変わりはありません!普通に攻撃力で上回れば……)

「行きます!FA・フォトンで『宇宙眼の惑星竜』を攻撃!!壊滅のフォトン・ストリーム!!」
「コズミックアイズはやらせない!アンタレスを対象に罠カード『コズミック・サテライト』を発動!これにより相手は対象モンスターにしか攻撃できない。そしてアンタレスの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、表示形式を変更する!」


アンタレスの周りを人工衛星が周回し、それから発せられた電波によって破壊光線が誘導されてゆく。アンタレスは2本の剣を交差し防御体制に入るも、相手の方が力が上回っていたためなす術なく破壊された。

「そして僕は破壊されたアンタレスの効果発動!除外されたユピテールとネプチューンをデッキに戻す」
「……わ、私はこれでターンエンドですわ」

TOWA→LP:3100 手札:2 デッキ:26 Mゾーン:1 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0




*Turn10

トワのフィールドには攻撃力4000のモンスターが1体だけ……ヘリオスをシンクロ召喚すればこのターンで勝負が決まるけど……まだトワは「アレ」を出していない。だったら……引き摺り出すまで!

「僕のターン、ドロー!魔法カード『コズミック・プローブ』を発動!ペンデュラムゾーンのアースとネプチューンを破壊し、デッキから『宇宙英雄ウラヌス』を手札に加える!そしてスケール7のウラヌスをペンデュラムゾーンへ!」
「まさか、そのカードも……」
「そう。デッキからスケール3の『宇宙英雄ヴィーナス』を反対側のペンデュラムゾーンへ!これでレベル4から6のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!!」

奏多が呼び出したのはマーキュリー、ヴィーナス、アース、ネプチューンの4体。そして効果を次のように処理した。

チェーン1:マーキュリー
チェーン2:アース

アースの効果でデッキから罠カード『コズミック・ノヴァ』を手札に加え、マーキュリーの効果でマルスを手札に加えた。
奏多のフィールドには5体のモンスターが埋まっており、その中にはチューナーであるヴィーナスがいるが、奏多が呼び出したのはヘリオスではなく、新たな『コズミックアイズ』だった。

「僕はレベル4のマーキュリーにレベル4のヴィーナスをチューニング!果てなき宇宙よ、悠久に燃え盛る爆炎を包み込め!シンクロ召喚!レベル8『宇宙眼の紅炎竜(コズミックアイズ・プロミネンス・ドラゴン)』!!」

青き竜は真空状態でも燃え続ける赤き炎をその身に纏い、新たな姿を手に入れた。
奏多はモンスターゾーンが空いたことを利用し、マーキュリーの効果で手札に加えたマルスを通常召喚した。
当然狙っているのは融合召喚だが、これもペテルギウスではなく、また新たな『コズミックアイズ』モンスターだった。

「マルス……と、いうことは融合……」
「そう。僕はフィールドのマルス、アース、ネプチューンの3体を融合!果てなき宇宙よ、凍てつく氷をその青き星に宿せ!融合召喚!レベル8『宇宙眼の細氷竜(コズミックアイズ・ダイヤモンドダスト・ドラゴン)』!!」


ダイヤモンドダストの名が指すように、細かな氷の粒がその青い竜にくっつき、それが光によって反射され、宝石のように美しく輝いている。その輝きは、かつて遊弥が花奈とのデュエルで召喚した『スターダスト・ドラゴン Clear Diamond』よりも眩しかった。


「コズミックアイズが3体、しかもそれぞれ違う召喚法で……」
「どう?実はこの3体を揃えるの、僕でも結構大変なんだ。だからトワはラッキーだね……負ける前に見られて」


自らの勝利を確信している奏多は、これでもかと言わんばかりにトワを挑発した。確かに今のトワのフィールドには攻撃力4000のFA・フォトンのみ。破壊されてしまえば残りライフ3100の彼女は絶体絶命の窮地に追い込まれる。
しかし、魅せるデュエルをするためにこれで終わらせないのが元デュエルチャンピオン、古城奏多だ。

「僕は3体のコズミックアイズでオーバーレイ!!幾億の刻と共に創られし宇宙よ、今ここに、星を統べる皇となりて、在るべき姿に生まれ変わらん!エクシーズ召喚!!ランク8!『超宇宙眼の惑星龍(ネオ・コズミックアイズ・プラネット・ドラゴン)』!!」

3体の竜は光の渦の中で1つに合体し、1つの龍となった。「ネオ」を冠する龍は頭部が3つに増えるが、この龍もまたその部類に入っていた。そして、スラリと細かったフォルムはより筋肉質になっている。


「『超宇宙眼の惑星龍』……こんなモンスター、初めて見ましたわ……」
「と、言っても天導くんとの決勝戦でしか使ったことがないから、僕も久々に呼び出したんだよね。言っておくけど、強いよ?」
「そんなこと、百も承知ですわ!」


未知の強敵を前に、トワは恐れを抱くどころか、より闘志を燃やしていた。そんな彼女を見た奏多はフッと笑い、惑星龍の力を解放した。


「ネオ・プラネットは、オーバーレイユニットを取り除くことでそのモンスター効果を使用できる!僕は紅炎竜と細氷竜を取り除き、それぞれの効果発動!」
「1ターンに2体のモンスター効果……!」
「まずは紅炎竜の効果!自分フィールドのモンスター1体を対象にして、相手モンスター1体の攻撃力の半分の数値を、そのモンスターに加える!ネオ・プラネットの4500にFA・フォトンの2000を加えれば……合計6500だ!」

これだけでも十分強力だが、トワを追い詰めるために奏多はもう1体の『コズミックアイズ』の効果を使用した。


「続いて細氷竜の効果!相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を1000ポイント下げ、僕はその数値分のライフを回復する!」


一撃で仕留めるべく、奏多は全力を尽くした。
この攻撃が通れば合計3500の大ダメージを受けて、トワの敗北となる。伏せカードが1枚もないこの状況では、どう足掻いても防ぐ術はない。
しかし、トワはまだ勝負を捨てた顔をしていない。まだ万策が尽きていないのだろうか。

「行くよ!『超宇宙眼の惑星龍』でFA・フォトンを攻撃!アルティメット・プラネット・ストリーム!!」
「この時を待っていました!私は2000ポイントのライフを払い、手札から『クリフォトン』の効果発動!!」


3つの頭部から放たれた光線はエネルギーが集約され、1つの巨大な力となりトワに襲いかかろうとしたが、それを小さな生き物が光のバリアーを張って阻止してみせた。
トワは『銀河の施し』でこのカードを引き当てたのだ。だが、このカードを発動するタイミングを少しでも間違えれば、トワはこのデュエルに敗北していたかもしれない。


「なるほど……まさかここまで温存していたなんて。ネオ・プラネットで終わらせるつもりだったからな……」
「こんな所で、負けるわけにはいきませんから!」

2人は互いの使命を忘れる程このデュエルに夢中になっていた。その証拠に奏多もトワも笑顔だった。


「僕はカードを1枚伏せてターンエンド!」

このデュエル、まだまだ終わらせたくない。もっともっと楽しみたい。けど……僕はこのデュエルに勝たなきゃいけないんだ。

KANATA→LP:5300 手札:4 デッキ:17 Mゾーン:1 M・Tゾーン:3 Fゾーン:1 Pゾーン:2


○クリフォトン(Lv1 光)
悪魔族/効果
攻300/守200
このカードを手札から墓地へ送り、2000ライフポイントを払って発動できる。このターン自分が受ける全てのダメージは0になる。この効果は相手ターンでも発動できる。また、このカードが墓地に存在する場合、「クリフォトン」以外の「フォトン」と名のついたモンスター1体を手札から墓地へ送って発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。「クリフォトン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



*Turn11

もう私のライフは残りわずか……。なら、このドローに全て込めますわ!カナタへの想いを!

「私のターン!ドロー!!」

おそるおそるそのカードを確認すると、トワの口元が緩んだ。どうやら当たりを引けたようだが……?

「私は『銀河眼の雲篭』を召喚!そして効果発動!!もう一度だけ力を貸して、『銀河眼の光子竜』!!」


小さな竜の生み出した光の渦から、トワの分身である『銀河眼の光子竜』が再び降臨した。しかし、これだけではまだ奏多を超えることは出来ない。トワはこのモンスターを使い、究極の力を解き放つのだ。


「行きますわよ!カナタ!私はレベル8の『銀河眼の光子竜』1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!!銀河に煌めく無限の光……その輝きはトワに、カナタへと語り継がれる!!降臨せよ、究極銀河竜!『銀河眼の光子帝竜(ギャラクシーアイズ・インペリアル・フォトン・ドラゴン)』!!」

素材とした光子竜とは異なり、『超銀河眼の光子龍』と同じく紅く輝いている。それはまるで銀河に浮かぶ星雲のように……。
紅葉とのデュエルでは出さなかったが、このカードこそがトワの真の切り札であり、奏多から譲り受けたカード。そして、2人を繋ぐ最後のピースだ。


「フッ、ようやく出したか……待ち草臥れたよ」
「待たせてごめんなさい。けど、私はこのカードでカナタを取り戻してみせますわ!光子帝竜がビヨンド召喚に成功した場合、相手の魔法・罠カードを全て除外します!」


奏多はこの効果に対して『超宇宙眼の惑星龍』の効果を使わなかった。と、いうのも光子帝竜のこの効果に対して一切のカード効果を発動できないため、使うことが出来なかった。

「まだですわ!光子帝竜の効果で除外した『表側表示』のカードの数×500ポイント、攻撃力をアップします!オーバーロード・ドレイン!!」

除外されたカードは『コズミック・ミルキーウェイ』と『コズミック・アステロイド』、そしてペンデュラムゾーンの2枚。合計4枚除外したので攻撃力は6500になった。しかも、『銀河眼の光子竜』を素材としてビヨンド召喚した光子帝竜は、戦闘ダメージが2倍になる。

「行きます!『銀河眼の光子帝竜』で『超宇宙眼の惑星龍』を攻撃!!デザイアー・フォトン・ストリーム!!」

トワの全てを込めて放たれた光子帝竜の攻撃。その光が惑星龍に直撃し、オレンジ色の輝きが辺り一面に広がった。
通常なら2000のダメージで済むのだが、光子竜をビヨンド召喚の素材としたことで戦闘ダメージは倍の4000になる。


「ぐっ……けどこの瞬間、ネオ・プラネットの効果発動!オーバーレイユニットとした3体のコズミックアイズを全て復活させる!!」

KANATA→LP:1300



奏多も土壇場で自らの分身である惑星竜の他にも紅炎竜と細氷竜を復活させ、見事に場を整えてみせた。ただ、攻撃力6500の光子帝竜をそう簡単に超えるモンスターはいない。だが……彼の3体のモンスターなら、それも可能となる。

「私はカードを2枚伏せて……ターンエンドですわ!」

TOWA→LP:1100 手札:1 デッキ:26 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0



*Turn12

よし……ここまでだ。

「トワ、君はどうして僕がこんなことをしているのか知りたいんだよね?」
「ええ。こんなことをしても、カナタにはメリットなんて……」
「確かに、ないかもしれない。けど……『世界のリセット』、それが僕たちの使命なんだ。そうすれば、遊弥も……」
「遊弥……確か、対抗戦で最初に戦っていたあの人ですか。どうしてカナタが彼をご存知で?」
「あれは、8年前のことだ。遊弥がまだ小学2年生だった頃、遊仁さんに頼まれたんだ」


〜8年前からの記憶〜

「僕が……デュエルを教えるんですか?」

あの時は驚いたな……まさか遊仁さんからのお願いが来るなんて。僕はまだ中学生になっていないのに、いきなりデュエルを始めたばかりの初心者にデュエルを教えるなんて。

「君ほどの実力があれば、ウチの愚息を育てることが出来るはずなんだ。君にはまだ伸びしろがあるから、デュエルを教えることで自分も成長できるはずだよ」

そう言われてやってみたんだけど、遊弥は思った以上に手を焼く子でね……。レベルの高いモンスターを入れておけば勝てる、なんて事を平気で言ってたし、父親のアドバイスにも耳を傾けなかったんだ。おまけに僕のアドバイスも無視してたんだ。まあ……僕が遊弥とのデュエルで先行1ターン目から『銀河眼の光子竜』ばっかり出してたっていうのも原因かもしれない。けど、遊弥が1つ下の「黒羽凛」って女の子に負けた時だったかな……ようやくレベルの低いモンスターにも意味があることを学んで、僕のアドバイスにもしっかりと答えてくれたのは。シンクロモンスターを召喚するために必要なチューナーモンスターの枚数もしっかり増やして、色々と遊弥自身も試行錯誤していくようになったんだ。そして、3年の年月が経ったある日……。

「うーー……奏多兄ちゃんの『コズミックアイズ・ドラゴン』強すぎるよー!『スターダスト・ドラゴン』じゃ勝てないじゃんかー!」


○コズミックアイズ・ドラゴン(Lv8 光)
ドラゴン族/効果
攻3000/守2500
①:このカードが相手フィールドの特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターの攻撃力は1000ダウンし、効果は無効化される。


とても強力なモンスターを前にして、11歳だった遊弥は不貞腐れた。ちょうどこの時期、僕はデッキを【ギャラクシー】から【宇宙英雄】に変えたばかりだった。その時の切り札こそがこの元祖『コズミックアイズ』モンスターである『コズミックアイズ・ドラゴン』だ。


「遊弥。それならコズミックアイズに勝てる方法を自分で考えるんだね」
「意地悪……」
「言っておくけど、僕のもう1人の教え子には【ギャラクシー】を伝授してあるから、遊弥もこのままじゃあその子に勝てないぞ!」
「……はぁい」

そして、その教え子こそがトワだった。つまるところ、僕は2人のデュエリストを育てたってことになるかな。トワと遊弥、2人は対照的な性格だったけど、2人とも確実に強くなっていき、いつの間にかそれぞれの学校を代表するほどの実力者になった。けど……その時にはもう、僕はこの世にいなかった。Zからその話を聞いた時は嬉しくもあり、悔しくもあった。僕の育てたデュエリストがここまで立派になってくれた喜びと、その瞬間に立ち会えなかった悲しみ。その2つの感情が僕の中で揺らいだんだ。


〜8年前からの記憶、終〜



「もし『世界のリセット』が出来るなら……僕は今のこの立場を喜んで全うする。たとえ、世界を敵に回そうとも!僕のターン!!」


奏多の言う『世界のリセット』が如何なるものかは分からないが、このターンさえ凌ぎきれば光子帝竜で確実に決められる。しかし、そのトワの考えは浅はかだった。

「僕は罠カード『コズミック・ノヴァ』を発動!自分フィールドに『コズミックアイズ』モンスターが存在する場合、相手の魔法・罠カードを全て破壊し、その数×500ポイントのダメージを与える!」
「させません!光子帝竜の効果発動!そのカードの発動と効果を無効にして除外します!」
「無駄だよ!『宇宙眼の惑星竜』の効果発動!!」
「それもさせません!カウンター罠『タキオン・トランスミグレイション』を発動します!!」



○タキオン・トランスミグレイション(カウンター罠)
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。このカードの発動時に積まれていたチェーン上の全ての相手の効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、この効果で発動を無効にしたフィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から発動できる。



最後に発動したトワの罠カード、それは奏多のあらゆる手段を一切封じる「ジョーカー」だった。最強の敵の奏多も、このカードには太刀打ちできなかった。
しかし、奏多のエクストラデッキにはまだ5枚のペンデュラムモンスターと4枚の手札が残っている。もしあの手札の中に「宇宙眼の惑星竜』が残っていれば、確実に召喚されてしまうが……?
















「僕はエクストラデッキの5種類の『宇宙英雄』と名のついたペンデュラムモンスターを墓地へ送り、再び『宇宙眼の惑星竜』を特殊召喚する!!果てなき宇宙よ、絶望の闇を包み込み我が同胞とならん!!」



























『時間です。引き上げなさい』

耳元のスピーカーからZの声が聞こえ、デュエルを中断するように命令が下った。納得がいかない結末を迎えてしまった奏多は抗議した。

「しかし……決着はまだ!」
『構いません。貴方が直接審判を下さずとも、3日もすれば世界中のデュエリストが我々の臣下となります。それよりも、次は海外をお願いします。日本は清水ルーナに任せてありますので』
「……分かりました。彼女なら、僕の手出しは不要ですね」





奏多が誰かと交信している様子を見ていたトワは、何がどうなっているのか理解できなかった。

「カナタ……このデュエルはどうなりますの?」
「……ごめん、トワ。時間切れだ。Zの命令で、もう日本にはいられなくなった」

奏多は名残惜しそうに言った。本来なら最後までやり抜くはすだったデュエルが、まさかこのような形で終局となるのが1人のデュエリストとしてたまらなく悔しいのだ。

「最後に1つだけ忠告しておく。しばらく外を出歩かない方がいい。それから……僕達は本当にデュエルで世界をリセットする」

そう言った後、奏多は後ろを振り返り、トワの前から姿を消した。
激闘に次ぐ激闘の末、引き分けという意外な結末で終わってしまったが、トワの最後の伏せカードは『光子化』だったため、もしもZが干渉しなければ奏多は敗北していたことになる。
最後の忠告は奏多なりの優しさなのか真意は定かではないが、「デュエルで世界をリセットする」ということが一体全体どういう意味なのか、トワには皆目検討もつかなかった。
しかし、それよりもトワは、またこうして楽しくデュエルが出来る日を待ち望んでいた。今度は何も背負わずに、思いっきり……。



「カナタ……またいつか、デュエルしましょう」


少女の一途な願いは届くのか、それとも儚く散ってしまうのか、それは神のみぞ知る……。



*Episode45初登場オリカまとめ
○コズミック・プローブ(通常魔法)
「コズミック・プローブ」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動したターン、自分はモンスターを手札から特殊召喚できない。①:自分のPゾーンのカードを全て破壊し、デッキから「宇宙英雄」Pモンスター1枚を手札に加える。

○コズミック・サテライト(通常罠)
①:自分フィールドのモンスターが攻撃対象に選択された場合、そのモンスター以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。

○コズミック・アステロイド(永続罠)
「コズミック・アステロイド」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。①:自分の墓地の「宇宙英雄」Pモンスターが除外される度に、このカードに「アステロイドカウンター」を1つ置く(最大2つまで)。②:バトルフェイズ時、このカードの「アステロイドカウンター」を2つ取り除き、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンし、もう1度だけ続けて攻撃できる。

○コズミック・ノヴァ(通常罠)
①:自分フィールドに「コズミックアイズ」モンスターが存在する場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊し、その数×500ダメージを相手に与える。②:墓地のこのカードを除外し、墓地の「超宇宙英雄」モンスターまたは「コズミックアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

○宇宙眼の惑星竜(Lv8 光)
ドラゴン族/効果
攻3000/守2500
①:エクストラデッキの表側表示の5種類の「宇宙英雄」Pモンスターを墓地へ送り、このカードは手札から特殊召喚できる。②:1ターンに1度、相手フィールドのモンスターが効果を発動した場合、墓地の「宇宙英雄」Pモンスター1体を除外して発動できる。その発動と効果を無効にし、そのモンスターの攻撃力は2000ダウンする。この効果の対象になったモンスターはフィールド、墓地に存在する限り通常モンスターとして扱う。

○宇宙眼の紅炎竜(Lv8 炎)
ドラゴン族/シンクロ/効果
攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外の「宇宙英雄」Pモンスター1体
「宇宙眼の紅炎竜」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが戦闘で相手に与えるダメージは倍になる。②:このカード以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、相手フィールドの攻撃力が最も高いモンスターの攻撃力分アップする。③:このカードが破壊された場合に発動する。フィールドのモンスターを全て破壊する。

○宇宙眼の細氷竜(Lv8 水)
ドラゴン族/融合/効果
攻2500/守3000
「宇宙英雄」Pモンスター×3
自分は「宇宙眼の細氷竜」を1ターンに1枚しか特殊召喚できない。①:このカードの戦闘で自分が受けるダメージは半分になる。②:1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は1000ダウンし、自分は1000LP回復する。③:融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動する。フィールドの魔法・罠カードを全て除外する。

○超宇宙眼の惑星龍(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4500/守3000
レベル8モンスター×3
①:このカードが「宇宙眼の惑星竜」を素材としてX召喚したターンのみ、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。ターン終了時までそのモンスターの効果を得る。この効果は1ターンに2度まで使用できる。②:1ターンに1度、相手がカードの効果を発動した場合、墓地の「宇宙英雄」モンスターまたは「コズミックアイズ」モンスター1体を除外して発動できる。その発動と効果を無効にし破壊する。その後、このカードの攻撃力は500アップする。③ :X召喚したこのカードがフィールドから離れた場合、墓地の「コズミックアイズ」モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果を発動した次の自分のターン、自分はX召喚できない。

○銀河眼の光子帝竜(グレード8 光)
ドラゴン族/ビヨンド/効果
攻4500/守3000
ドラゴン族・光属性・レベル8以上のモンスター×1
「銀河眼の光子帝竜」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。①:このカードがB召喚に成功した時に発動できる。相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードを全て除外し、このカードの攻撃力はこの効果で除外したカードの数×500アップする。この効果に対して、相手は効果を発動できない。②:このカードが「銀河眼の光子竜」を素材としてB召喚した場合、以下の効果を得る。●このカードが戦闘で相手に与えるダメージは倍になる。●1ターンに1度、相手の魔法・罠カードの発動と効果を無効にし除外する。 ③:B召喚したこのカードが破壊された場合に発動する。相手フィールドのモンスターを全て破壊し、その攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。




次回予告(by奏多)
もう日本に用はなくなった。今から海外に活動拠点を移す。そして次の標的は……Zが仕留めてくれるだろう。彼女には悪いけど、あの時の絶望を思い出させてもらおう。全ては世界のリセットのために……。

次回 Episode46:絶望の凱旋
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98 Episode01:危ないスタート 2246 1 2015-06-21 -
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71 Episode03:切り札 1411 2 2015-06-23 -
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109 Episode15:紅蓮魔竜解放 1342 2 2015-08-22 -
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82 Episode17:地獄の猛特訓 1197 1 2015-09-06 -
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71 Episode24:ハイスピードバトル 1228 3 2015-10-06 -
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77 Episode27:来訪者、天導レイン 1223 2 2015-11-03 -
76 Episode28:遊弥vsレイン 1226 2 2015-11-09 -
68 Episode29:舞い降りた天使 1234 2 2015-12-05 -
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88 Episode31:禁断の無限暗黒竜 1386 2 2015-12-12 -
64 番外編02:凛と紅葉が… 1187 0 2016-01-05 -
73 Episode32:パワー・ツール 1162 3 2016-01-29 -
69 Episode33:死した希望の使者 1094 2 2016-01-31 -
100 Episode34:高貴の翼 1370 3 2016-02-04 -
75 Epi35:戦慄のリバースビヨンド 1175 1 2016-02-13 -
67 Epi36:加速するカウントダウン 1179 2 2016-02-20 -
70 Epi37:希望のカード『V☆S』 1166 3 2016-03-25 -
62 Episode38:朱色の夜 1154 0 2016-04-11 -
137 Episode39:並び立つ盟友 1367 2 2016-04-22 -
69 Episode40:精一と彩 1229 2 2016-05-30 -
68 Episode41:漆黒の鎮魂歌 1237 4 2016-06-22 -
112 Episode42:涅槃の境地へ 1258 4 2016-07-02 -
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127 Episode44:銀河と宇宙 1369 3 2016-08-09 -
108 Episode45:銀河眼vs宇宙眼 1454 0 2016-08-20 -
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74 Episode49:悪夢の決戦前夜 1035 0 2016-10-03 -
62 Episode50:創世の星屑竜 1004 0 2016-10-25 -
109 Episode51:託された未来 1119 0 2016-10-30 -
108 番外編03:遊弥と花奈の... 1170 2 2016-11-02 -
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78 Episode52:極寒の夏 1103 2 2017-01-01 -
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68 Episode54:呪縛竜復活 1026 0 2017-01-11 -
112 Episode55:届かぬ声で... 990 2 2017-01-15 -
125 Episode56:禁忌の目覚め 1069 5 2017-01-19 -
109 Episode57:共鳴する四龍 1073 4 2017-01-25 -
60 Episode58:本当の気持ち 1194 3 2017-01-30 -
62 Episode59:真実への鍵 1001 2 2017-02-08 -
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74 Episode64:渇望と葛藤 1046 2 2017-03-23 -
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135 Episode66:月夜のイリュージョン 1340 2 2017-04-21 -
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108 Episode74:覚醒の鼓動 1285 3 2017-09-22 -
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44 Episode90:光臨者、天導レイン 434 2 2022-07-07 -
46 Episode91:舞い堕ちた天使 387 2 2022-09-03 -
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