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Episode109:遥かな宇宙の彼方へ 作:カズ
~現在の状況~
YUMI→LP:6300 手札:1 デッキ:26 Mゾーン:2 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:2
V S
KANATA→LP:10000 手札:1 デッキ:27 Mゾーン:1 M&Tゾーン:0 Fゾーン:1 Pゾーン:2
第3ターン、遊弥のフィールドにトワの分身である『銀河眼の光子竜』が召喚され、遊弥の封印竜と魂を重ね合わせることで、この世界に存在しないはずだった「ギャラクシーアイズ」の『No.』である『No.62 銀河眼の光子竜皇』が召喚されたところだ。
「プライム・フォトン!?僕の知らないギャラクシーアイズが、まだ……!」
「これが、俺とトワの力の結晶にして究極のギャラクシーアイズ。銀河究極龍『No.62 銀河眼の光子竜皇』!!」
○No.62 銀河眼の光子竜皇(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4000/守3000
レベル8モンスター×2
①:このカードが戦闘を行うダメージ計算時に1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、フィールドのXモンスターのランクの合計×200アップする。②:「銀河眼の光子竜」をX素材としていないこのカードが相手に与える戦闘ダメージは半分になる。③:「銀河眼の光子竜」をX素材としているこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。発動後2回目の自分スタンバイフェイズにこのカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。
第二次アストラル大戦での遊弥とトワの激闘によって生まれたエネルギーが月まで届いた結果、『No.』の創造主たる九十九希から力を託された。『No.』誕生の背景を遊弥は知らないが、プライム・フォトンから感じる強大な力を肌で感じ取っていた。
今のプライム・フォトンには、遊弥とトワ、2人の相棒の魂が宿っている。それが何を意味するのか、奏多はすぐに理解した。そしてそれは図らずも愛弟子と同じ答えだった。
(つまりこのデュエル、遊弥とトワを同時に相手しているのと同じということか…!)
「来い、遊弥!」
「バトルフェイズ開始時、墓地の『スターダスト・フュージョン』の効果発動!このカードと融合素材モンスターを墓地から除外することで、融合召喚を行う!墓地から『スターダスト・ガール』と『スターダスト・エンジェル』を除外。現れろ、魔法の人形師。『スターダスト・ドールマスター“Alice”』!!」
これまで遊弥は『スターダスト・フュージョン』の墓地融合効果を使うことはなかった。融合素材が揃っていなかったケースは滅多になかったが、ペンデュラムモンスターが多く投入されているデッキの性質上、墓地融合を行うこと自体が稀だったのだ。
この局面で呼び出したのは新たな融合モンスターではあるが、奏多のコズミックアイズに太刀打ちできる攻撃力ではなかったため守備表示で展開した。
「プライム・フォトンで『宇宙眼の惑星竜』を攻撃!この瞬間、プライム・フォトンの効果発動!このカードが戦闘を行う時、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、自身の攻撃力をフィールドの全てのエクシーズモンスターのランクの合計×200アップする!今フィールドにいるのはランク8のプライム・フォトンのみだけど、その効果には自身のランクも含まれる」
「つまり、攻撃力5600…!」
「いけ!銀河眼の光子竜皇!エタニティ・フォトン・ストリーム!!」
「くっ…うぁぁぁぁっ!」
KANATA→LP:7400
攻撃を行えたのはプライム・フォトン1体のみだが、効果モンスターを無力化する『宇宙眼の惑星竜』を倒すことには成功した。ライフ差も縮められたとはいえ、これだけでは次のターンを迎えるには心許ないと感じた遊弥はメインフェイズ2へ移行した。
「『スターダスト・ドールマスター“Alice”』の効果発動!1ターンに1度、墓地からレベル4の『スターダスト』1体を、効果を無効にして特殊召喚する。蘇れオーロライーグル」
遊弥は今、究極の二択を迫られていた。奏多のフィールドにはレベル8の『宇宙眼の細氷竜』がいる。もしここでそのモンスターを残してしまえば、折角与えたダメージも回復されるばかりか、ビヨンド素材として「呪縛竜」が召喚されてしまう。
奏多の呪縛竜「Zmey」にはフィールドのモンスター1体を裏側守備表示にするだけでなく貫通効果が付与される。ライフ6000と手札1枚だけでこの状況を乗り越えられる確証を得られない今、遊弥に与えられた選択肢はたった1つ。
(……イチかバチか、やるっきゃない!)
「魔法カード『スターダスト・イルミネイト』を発動!デッキから『スターダスト・ハルモニア・バグパイパー』を墓地へ送る。そして墓地へ送られたバグパイパーの効果を発動し、デッキから天使族モンスターの『スターダスト・フェアリー』を手札に加える」
「まだ動くか。面白い!」
「墓地の『スターダスト・イルミネイト』の効果発動!このカードを除外し、ハーピストのレベルを1つ上げる。俺はレベル4となったハーピストとオーロライーグルでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ、ランク4!『リトルスター・ウィッチ』!」
遊弥のエクストラデッキには既に『リトルスター・ドラゴン』はない。彼がこの状況下で出せるエクシーズモンスターは必然的に『リトルスター・ウィッチ』一択となるのだが、最も効率よく「RUM」をサーチできるため、即座に進化できる。
ペンデュラムモンスターをエクシーズ素材としたことで『リトルスター・ウィッチ』の効果を発動し、デッキから『RUM-スターライト・シンフォニー』をサーチしつつ、墓地へ送られたオーロライーグルの効果で新たに『スターダスト・エンジェル』をサーチした。
「魔法カード『RUM-スターライト・シンフォニー』を発動!『リトルスター・ウィッチ』を素材としてランクが2つ高いモンスターをエクシーズ召喚し、このカードとペンデュラムゾーンの『スターダスト・ブライトホーン・ユニコーン』をランクアップしたモンスターのオーバーレイ・ユニットとする。現れろ、雷撃操りし魔法使い。『スターダスト・スパークウィッチ』!!」
スパークウィッチが持つ「自身のオーバーレイ・ユニットの数まで相手フィールドのカードを破壊する」効果は強力だが、その効果はメインフェイズ1でしか発動できない。遊弥もそのことを承知だが、次のターンで奏多を迎え撃つための最善策がスパークウィッチだったのだ。そしてペンデュラムゾーンのカードが空いたことで、手札からスケール3の『スターダスト・フェアリー』をペンデュラムゾーンへと置いた。
「『スターダスト・フェアリー』のペンデュラム効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの『スターダスト』モンスター1体につき200ポイントのライフを回復する。俺はこれで、ターンエンド」
「この瞬間、フィールド魔法『コズミック・ミルキーウェイ』の効果も発動し、デッキから『宇宙英雄アース』をエクストラデッキに表で置く」
YUMI→LP:6700 手札:1 デッキ:22 Mゾーン:3 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:2
「やっぱり楽しいな、デュエルって。それも遊弥とのデュエルなら尚更」
「奏多兄ちゃん。奏多兄ちゃんの思っていた『世界のリセット』って……」
「…うん。『もう一度、遊弥やトワと思いっきりデュエルができる世界を創る』ことだよ」
遊弥とトワは奏多から教えを受けていた。それぞれに対し「もう一人、自分の弟子がいる」こと自体は教えていたものの、呪縛竜決戦が始まるまで互いにそれが誰なのかは知らなかった。秘密にしておく程のことではなかったが、デュエルを続けていけばいつか巡り合えるだろうという考えからくるものだった。
結果的にそうなる前に自分が他界し、巡り合うその舞台が呪縛竜決戦となってしまったが、蘇り、「世界のリセットによって願いが叶う」と聞かされた奏多は、これに縋るしかなかった。そうすれば、自分の思い描いた世界を創ることができるのだから。
*TURN04
「僕のターン、ドロー!」
奏多は切り札の『宇宙眼の惑星竜』を失ったとはいえ、依然として優位は保ったままだ。それを裏付けるかのように、フィールドに宇宙英雄たちを並べていく。
「僕はセッティング済みのペンデュラムスケールを使い、ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから『宇宙英雄アース』『宇宙英雄ユピテール』、手札から『宇宙英雄マーキュリー』!!」
「来た、奏多兄ちゃんのペンデュラム召喚……」
奏多は第2ターンで『宇宙眼の惑星竜』を特殊召喚するためにエクストラデッキに貯めていた5体のペンデュラムモンスターを全て墓地へ送った。しかしフィールド魔法『コズミック・ミルキーウェイ』を展開することでペンデュラムゾーンを効果の対象から防ぐばかりか、毎ターン『宇宙英雄』をエクストラデッキに追加することで、再度複数体同時のペンデュラム召喚を可能にしたのだ。
「マーキュリーとユピテールの効果をそれぞれ発動。ユピテールの効果でデッキから『コズミック』魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットし、マーキュリーの効果でデッキから『宇宙英雄ヴィーナス』を手札に加え、召喚!」
「っ…(まだだ……まだ…!)」
遊弥はスパークウィッチの効果発動タイミングを伺っていた。無効にできるタイミングはたった一度きり。それを見誤ってしまえば、このターンでの敗北が濃厚になるからだ。
「細氷竜の効果発動!スパークウィッチの攻撃力を1000ダウンさせ、僕のライフを1000回復する」
「スパークウィッチの効果発動!1ターンに1度、相手モンスターが効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、その発動を無効にし破壊する。そして墓地から『スターダスト』1体を特殊召喚する。蘇れ、『封印竜ソニック・スター』!」
「ソニック・スターは墓地で『スターダスト・ドラゴン』として扱う……だからスパークウィッチの効果で復活できたわけか。だけど、それで止めたと思ったのなら大間違いだよ。『宇宙英雄アース』の効果発動!このカードとユピテールを素材に融合召喚を行う。現れろ、『超宇宙英雄ベテルギウス』!!ベテルギウスが融合召喚に成功したことによって、プライム・フォトンを除外する」
「くっ…」
スパークウィッチの効果を発動するためにオーバーレイ・ユニットとして取り除いた『RUM-スターライト・シンフォニー』の効果で1枚ドローすることはできたが、ベテルギウスの効果で光子竜皇が除外された。もしこれが除外ではなく「効果による破壊」であれば、2ターン後に攻撃力を倍にして帰還できたのだから、その違いは遊弥にとって相当なディスアドバンテージだろう。
そしてそんなことお構いなしに、奏多は遊弥を更に追い詰めていく。
「レベル4のマーキュリーにレベル4のヴィーナスをチューニング!天に響くその音色は、語り継がれ神話となる。シンクロ召喚!!『超宇宙英雄ベガ』!!」
「奏多兄ちゃんの新しいシンクロモンスター…」
「このカードがシンクロ召喚に成功した場合、自身以外の『超宇宙英雄』1体の2回攻撃を可能とする。ただしこのターン、ベガ自身は攻撃できない。だけどこのカードはレベル8だから、グレード8以下のビヨンドモンスターの素材にできる」
「っ…呪縛竜…!」
「いくよ遊弥。僕は……レベル8の『超宇宙英雄ベガ』1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!3000年の時を遡り、蘇りし禁断の力よ!新たな世界を創造する礎となれ!!ビヨンド召喚!!降臨せよ、『呪縛竜Zmey』!!」
満を持して降臨した奏多の呪縛「Zmey」。ロシアの伝説に存在するドラゴンの名を冠するそのモンスター以前のデュエルでは封印竜を撃破し勝利したが、遊弥はこの強大な力に対抗できるだろうか。
(くっ…相変わらず凄まじいエネルギーだ。だけど……)
「『呪縛竜Zmey』の効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にし、そのモンスターに貫通効果を付与する。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。ドールマスター“Alice”には眠ってもらうよ」
「くっ…」
「更に魔法カード『コズミック・バリアンス』を発動!墓地の『超宇宙眼の惑星龍』を効果を無効にして特殊召喚する!」
「そんな……折角倒したネオ・コズミックアイズが……」
奏多のフィールドのモンスターは呪縛竜とベテルギウスのみだった。2回攻撃を付与したとはいえ、攻撃力2500では遊弥のモンスターを破壊することはできない。しかしこのタイミングで攻撃力4500のネオ・コズミックアイズが復帰したことで戦況は一変した。これで奏多は、遊弥の全モンスターを破壊できる布陣を揃えたのだから。
「いくよ、遊弥。ベテルギウスで『スターダスト・ドールマスター“Alice”』を攻撃!この攻撃はZmeyの効果によって貫通ダメージが入る!」
「ぐっ…」
「続けてネオ・コズミックアイズでスパークウィッチを攻撃!」
「くっ……!だけどこの瞬間、戦闘破壊されたスパークウィッチの効果発動!自分のペンデュラムゾーンのカードを全て破壊し、このカードをペンデュラムゾーンに置く!」
「それでも、次の攻撃は耐えられるかな?『呪縛竜Zmey』でソニック・スターを攻撃!ザ・スペル・オブ・ギルト!!」
「ぐっ…ぁぁぁぁぁっ!」
YUMI→LP:4200
罪深き呪縛竜の一撃が封印竜を塵芥に還し、その余波が遊弥に襲い掛かる。
「忘れてないよね?ベテルギウスは『超宇宙英雄ベガ』の効果によって2回攻撃できる」
「くっ…」
「行け、ベテルギウス。ダイレクトアタックだ!」
「手札の『スターダスト・ガードナー』の効果発動!このカードを手札から捨てることで、このターン俺が受けるダメージを0にする!」
スターライト・シンフォニーの効果で引き当てた『スターダスト・ガードナー』のおかげで窮地を脱したが、遊弥の全モンスターが破壊されてしまった。一方で奏多のフィールドは盤石であり、ライフ差は遊弥の倍。
誰の目から見ても差は歴然としているが、遊弥はこの絶望的状況から奇跡を起こせるのだろうか。
「僕はこれでターンエンドだ。この瞬間、『コズミック・ミルキーウェイ』の効果でデッキから『宇宙英雄ネプチューン』をエクストラデッキに加える」
KANATA→LP:7400 手札:0 デッキ:23 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:2
再び、奏多は遊弥に語り掛ける。この呪縛竜決戦を通じて、互いが観てきた景色は決して良いものとは言えないが、お互い闇の中にいたからこそ見えたものがあった。
「強すぎる力は時に人を傷つけてしまう……呪縛竜がいい例だ」
「…そうだね。Zオーラが俺の中に宿っていた時、俺だって大切な人を傷つけちまった。今だって、そのことを謝りたい」
「僕も同じだ。呪縛竜決戦で勝てば望んだ世界を手に入れられるというのに、そのために遊弥と戦わなければならなかった。正直、戦う直前まで僕も悩んでたんだ。本当に望んだ未来が呪縛竜決戦の先にあるのかって」
「だけど俺達はデュエリスト。戦うことでしか、その答えは見つからない」
「そうだな。でもこれだけはハッキリ言える。遊弥やトワを手にかけてまで得た世界なんて、僕は要らない」
Ⅹ、Yの手によって暴走状態に陥ったあの時、遊弥は紅葉を病院送りにしてしまった。タイミングを逃してしまい、そのことを未だ謝れずにいた。きっと紅葉なら「気にしてないからもう大丈夫よ」と笑って許してくれるだろうが、大切な人を傷つけた自分を自分が一番許せない。
状況こそ違えどその気持ちは奏多自身も同じだったようで、遊弥との最初の呪縛竜決戦後、酷い自責の念に襲われていた。いくら世界のリセットを成し遂げるためとはいえ、大切な愛弟子を傷つけてまで得た理想に価値はあるのだろうか、と。
「俺とトワは、世界でたった2人の兄妹弟子だ。だけどトワは、俺とのデュエルが終わった後、願いを託して、そして消えた。このデュエルだって、負けた方が消滅してしまう」
「この期に及んで泣き言か?」
「世界が滅びる間際でそんなこと言ってる場合じゃないのは勿論分かってる。このデュエルに俺が勝っても、奏多兄ちゃんがまたいなくなるなんて堪えられるわけない。だけど……俺が、まだ俺がこの世にいる!」
「っ…!」
「奏多兄ちゃんの意志は、生きて俺が受け継ぐ!奏多兄ちゃんの望んだ世界だって、俺が守ってみせる!!」
「遊弥……」
*TURN05
(待ってて、奏多兄ちゃん。このターンで解放するから)
「俺のターン!!この瞬間、ベテルギウスの効果で除外されたプライム・フォトンは俺のフィールドに舞い戻る!」
遊弥の手札はわずか2枚。プライム・フォトンが帰還したが、オーバーレイ・ユニットを持たないためダメージは半減される。加えて呪縛竜を倒すためには封印竜が必須なのだが、その封印竜もフィールドにいない。だがそれでも、遊弥は諦めていない。
「スパークウィッチのペンデュラム効果発動!1ターンに1度、デッキからペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンに置く」
「させないよ。罠カード『コズミック・ノヴァ』を発動!相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊し、破壊したカードの数×500ダメージを与える」
「くっ…!」
YUMI→LP:3700
スパークウィッチのペンデュラム効果を使えればスケールを揃えられ展開も可能だったのだが、その頼みの綱のペンデュラム召喚さえ封じられてしまい、前のターンにサーチした『スターダスト・エンジェル』を呼び出すためにはプライム・フォトンをリリースすることでのアドバンス召喚以外なくなった。
状況としては限りなく最悪だが、最後のドローで遊弥は逆転の一枚を引き当てていた。
「魔法カード『死者蘇生』を発動!墓地から『封印竜ソニック・スター』を特殊召喚する」
「『死者蘇生』をこのタイミングで……」
「行くよ。俺はレベル8の『封印竜ソニック・スター』1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!」
「…来るか、遊弥の覚醒竜!」
─────集いし願いが時空を超え、新たな未来を覚醒めさす。光さす道となれ!─────
─────ビヨンド召喚!!天来せよ、『覚醒竜スターライト・メサイア』!!─────
遊弥の願いに応え目覚めた星の光。それは、遥かな宇宙の彼方さえも煌めかすほど眩く、それでいて優しい光。その光を纏った星屑の竜は覚醒竜として、この世界の救世主(メサイア)となる。
「『覚醒竜スターライト・メサイア』。俺の想いに応えてくれたこのカードで、必ず助け出す!スターライト・メサイアの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのカード2枚の効果を無効にし、自身の攻撃力を2000ポイントアップする。そしてこの効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない」
「その効果は知っているよ。トワの築き上げた布陣を突き崩したからね。でも、それだけじゃないんだろう?」
「うん。今からそれを見せてあげるよ」
遊弥の覚醒竜、スターライト・メサイアにはトワとのデュエルでも明かされなかった効果がまだ残されている。今、奏多のフィールドには攻撃力3300の呪縛竜含むモンスターが3体立ちはだかっているが、対する遊弥は覚醒竜と光子竜皇のみ。
エクストラデッキに眠る『スターダスト・フェアリー』のモンスター効果を使えば更なるシンクロ召喚も狙えたのだが、遊弥はこのターンの展開を覚醒竜の召喚のみに留めた。
遊弥とトワ、2人の兄妹弟子の力を合わせて師である奏多を超えるために。
「行け、プライム・フォトン!ベテルギウスを攻撃!エタニティ・フォトン・ストリーム!」
「くっ…」
KANATA→LP:6650
光子竜皇は『銀河眼の光子竜』をオーバーレイ・ユニットとして持たない場合、与えられる戦闘ダメージが半減する。奏多のライフは依然として6500以上あるが、遊弥の闘志は強く激しく、覚醒竜と呼応するかのように煌めいていた。
「バトルだ!スターライト・メサイアで『超宇宙眼の惑星龍』を攻撃!シューティング・サルベーション・ソニック!」
「ぐ、ぅっ…!」
「スターライト・メサイアの効果発動!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードの攻撃力の半分のダメージを与える」
「ネオ・コズミックアイズを正面から破壊してくるなんて……。だけどこれで、遊弥には攻撃できるモンスターがいなくなった。いくら覚醒竜でもこの状況から逆転するなんて…」
「『覚醒竜スターライト・メサイア』の更なる効果発動!戦闘を行った後に自身を除外し、除外されている『封印竜ソニック・スター』を呼び戻す!」
「っ…それでも届かない!」
「更に、この効果で特殊召喚されたソニック・スターは攻撃力が1000アップする!行け!『呪縛竜Zmey』を攻撃!宇宙の彼方まで轟け、コズミック・ソニック!!」
覚醒竜は共通して「デュエル中に一度しかビヨンド召喚できない」という重い制約を持つ。そのうえ攻撃を行った後は過去の姿へと戻されてしまうため、エクストラデッキから特殊召喚したターンで決められなければ敗北へと繋がるリスクを伴う。しかしその一方で、3000年以上の時を超えたことで封印竜も更なる力を身につけて帰還する。
覚醒竜の加護を受けた封印竜の力は、呪縛竜さえも凌駕するのだ。
「『呪縛竜Zmey』が破壊された場合、自身の攻撃力分のダメージを相手に与える。だけど……」
「『封印竜ソニック・スター』の効果発動!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、エクストラデッキから『スターダスト・ドラゴン“The Genesis”』を墓地へ送り、その元々の攻撃力分のダメージを奏多兄ちゃんに与える!」
「っ…」
YUMI→LP:400
KANATA→LP:5350→3450→2950→0
遊弥と奏多の師弟対決。どちらも死力を尽くしたが、亡き父・遊仁、雪菜、トワの想いを集約させた遊弥に軍配が上がった。決着時のライフ差はたったの400だが、遊弥はデュエル前に交わした約束通り、奏多を超えたのだ。
「……初めてだな。遊弥に負けたのは」
「いや。俺1人じゃ、きっと勝てなかった。俺、皆から色々託されたから……」
「だけど遊弥は、仲間の力を全部自分の力に変えてみせた。それは紛れもない遊弥自身の実力だよ」
託された想いを力に変える。言葉では簡単だが、期待に応えようとするあまり重圧を感じ、普段の力を発揮できないことが往々にしてある。遊弥は世界の滅亡がかかったこの大一番で計り知れない重圧に打ち勝ち、奏多を超えた。
その様を誰よりも間近で見届けた奏多は、遊弥に最後の願いを託した。
「なあ遊弥、最後にもう一つだけ頼まれてくれるか?」
「…うん。何?」
「エースを倒してくれ。あの人もきっと、それを見据えて遊弥に『V☆S』を託したんだ」
エースの正体が何者なのか、遊弥もスターライト・メサイアを介して確信していた。もしエースがこの戦いの行く末さえも思惑通りに進めているのだとしたら、遊弥はそれを超えなければならない。そのための最後のピースが『V☆S』であり、覚醒すれば、筋書き通りに進められた未来を塗り替える希望の光となる。
「任せて。奏多兄ちゃんの作りたかった世界も、俺が絶対守るから」
「…ああ、任せた」
弟子の成長を間近で見届けられた奏多は満足そうに、されど何処か悲しそうな笑みを浮かべ、遊弥の視界から消え去った。涙が零れ落ちそうになるのをグッと堪え、奏多との約束を守るため、真の最終決戦の相手・エースを倒すべく遊弥は母校へと戻るのだった。
Episode109初登場オリカ紹介
○超宇宙英雄ベガ(Lv8 光)
戦士族/シンクロ/効果
攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のPモンスター1体以上
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが「宇宙英雄」Pモンスターのみを素材としてS召喚した場合、このカード以外の自分フィールドの「超宇宙英雄」モンスターまたは「コズミックアイズ」モンスター1体を対象として発動できる(この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない)。そのモンスターはこのターン、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。②:自分のEXデッキの表側のPモンスターが5種類以上の場合、このカードをリリースして発動できる。自分の手札・デッキ・墓地の「宇宙眼の惑星竜」1体を特殊召喚する。
○コズミック・バリアンス(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地の「コズミックアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。②:このターンに墓地へ送られていないこのカード及び自分の墓地のPモンスターを任意の数だけ除外し、除外したPモンスターの数まで相手のフィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。対象のモンスターはその場所に存在する間、通常モンスターとして扱う。
○スターダスト・ドールマスター“Alice”(Lv7 闇)
魔法使い族/融合/効果
攻2700/守1900
「スターダスト」Pモンスター+魔法使い族モンスター
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の墓地のレベル4の「スターダスト」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。②:自分のEXデッキ(表側)に「スターダスト・ドール“Alice”」が存在する場合に発動できる。フィールドのこのカードをEXデッキに戻し、EXデッキの表側の「スターダスト・ドール“Alice”」1体と自分の墓地の「スターダスト」カード1枚、または「スターライト」カード1枚を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合召喚できない。
※Special Thanks:ター坊様
○スターダスト・フェアリー(Lv2 風)
天使族/ペンデュラム/チューナー/効果
攻0/守100
【Pスケール:青3/赤3】
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分は自分フィールドの「スターダスト」モンスターの数×200LP回復する。②:自分が「スターダスト」モンスターを3体以上同時にP召喚した場合に発動できる。自分は1枚ドローする。
【モンスター効果】
このカードはS素材にできない。①:このターンにEXデッキに置かれていないこのカードがEXデッキに表側で存在する場合に発動できる。このカード及びチューナー以外の「スターダスト」Sモンスター1体をEXデッキから除外し、その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ「スターダスト」Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
YUMI→LP:6300 手札:1 デッキ:26 Mゾーン:2 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:2
V S
KANATA→LP:10000 手札:1 デッキ:27 Mゾーン:1 M&Tゾーン:0 Fゾーン:1 Pゾーン:2
第3ターン、遊弥のフィールドにトワの分身である『銀河眼の光子竜』が召喚され、遊弥の封印竜と魂を重ね合わせることで、この世界に存在しないはずだった「ギャラクシーアイズ」の『No.』である『No.62 銀河眼の光子竜皇』が召喚されたところだ。
「プライム・フォトン!?僕の知らないギャラクシーアイズが、まだ……!」
「これが、俺とトワの力の結晶にして究極のギャラクシーアイズ。銀河究極龍『No.62 銀河眼の光子竜皇』!!」
○No.62 銀河眼の光子竜皇(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4000/守3000
レベル8モンスター×2
①:このカードが戦闘を行うダメージ計算時に1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、フィールドのXモンスターのランクの合計×200アップする。②:「銀河眼の光子竜」をX素材としていないこのカードが相手に与える戦闘ダメージは半分になる。③:「銀河眼の光子竜」をX素材としているこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。発動後2回目の自分スタンバイフェイズにこのカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。
第二次アストラル大戦での遊弥とトワの激闘によって生まれたエネルギーが月まで届いた結果、『No.』の創造主たる九十九希から力を託された。『No.』誕生の背景を遊弥は知らないが、プライム・フォトンから感じる強大な力を肌で感じ取っていた。
今のプライム・フォトンには、遊弥とトワ、2人の相棒の魂が宿っている。それが何を意味するのか、奏多はすぐに理解した。そしてそれは図らずも愛弟子と同じ答えだった。
(つまりこのデュエル、遊弥とトワを同時に相手しているのと同じということか…!)
「来い、遊弥!」
「バトルフェイズ開始時、墓地の『スターダスト・フュージョン』の効果発動!このカードと融合素材モンスターを墓地から除外することで、融合召喚を行う!墓地から『スターダスト・ガール』と『スターダスト・エンジェル』を除外。現れろ、魔法の人形師。『スターダスト・ドールマスター“Alice”』!!」
これまで遊弥は『スターダスト・フュージョン』の墓地融合効果を使うことはなかった。融合素材が揃っていなかったケースは滅多になかったが、ペンデュラムモンスターが多く投入されているデッキの性質上、墓地融合を行うこと自体が稀だったのだ。
この局面で呼び出したのは新たな融合モンスターではあるが、奏多のコズミックアイズに太刀打ちできる攻撃力ではなかったため守備表示で展開した。
「プライム・フォトンで『宇宙眼の惑星竜』を攻撃!この瞬間、プライム・フォトンの効果発動!このカードが戦闘を行う時、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、自身の攻撃力をフィールドの全てのエクシーズモンスターのランクの合計×200アップする!今フィールドにいるのはランク8のプライム・フォトンのみだけど、その効果には自身のランクも含まれる」
「つまり、攻撃力5600…!」
「いけ!銀河眼の光子竜皇!エタニティ・フォトン・ストリーム!!」
「くっ…うぁぁぁぁっ!」
KANATA→LP:7400
攻撃を行えたのはプライム・フォトン1体のみだが、効果モンスターを無力化する『宇宙眼の惑星竜』を倒すことには成功した。ライフ差も縮められたとはいえ、これだけでは次のターンを迎えるには心許ないと感じた遊弥はメインフェイズ2へ移行した。
「『スターダスト・ドールマスター“Alice”』の効果発動!1ターンに1度、墓地からレベル4の『スターダスト』1体を、効果を無効にして特殊召喚する。蘇れオーロライーグル」
遊弥は今、究極の二択を迫られていた。奏多のフィールドにはレベル8の『宇宙眼の細氷竜』がいる。もしここでそのモンスターを残してしまえば、折角与えたダメージも回復されるばかりか、ビヨンド素材として「呪縛竜」が召喚されてしまう。
奏多の呪縛竜「Zmey」にはフィールドのモンスター1体を裏側守備表示にするだけでなく貫通効果が付与される。ライフ6000と手札1枚だけでこの状況を乗り越えられる確証を得られない今、遊弥に与えられた選択肢はたった1つ。
(……イチかバチか、やるっきゃない!)
「魔法カード『スターダスト・イルミネイト』を発動!デッキから『スターダスト・ハルモニア・バグパイパー』を墓地へ送る。そして墓地へ送られたバグパイパーの効果を発動し、デッキから天使族モンスターの『スターダスト・フェアリー』を手札に加える」
「まだ動くか。面白い!」
「墓地の『スターダスト・イルミネイト』の効果発動!このカードを除外し、ハーピストのレベルを1つ上げる。俺はレベル4となったハーピストとオーロライーグルでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ、ランク4!『リトルスター・ウィッチ』!」
遊弥のエクストラデッキには既に『リトルスター・ドラゴン』はない。彼がこの状況下で出せるエクシーズモンスターは必然的に『リトルスター・ウィッチ』一択となるのだが、最も効率よく「RUM」をサーチできるため、即座に進化できる。
ペンデュラムモンスターをエクシーズ素材としたことで『リトルスター・ウィッチ』の効果を発動し、デッキから『RUM-スターライト・シンフォニー』をサーチしつつ、墓地へ送られたオーロライーグルの効果で新たに『スターダスト・エンジェル』をサーチした。
「魔法カード『RUM-スターライト・シンフォニー』を発動!『リトルスター・ウィッチ』を素材としてランクが2つ高いモンスターをエクシーズ召喚し、このカードとペンデュラムゾーンの『スターダスト・ブライトホーン・ユニコーン』をランクアップしたモンスターのオーバーレイ・ユニットとする。現れろ、雷撃操りし魔法使い。『スターダスト・スパークウィッチ』!!」
スパークウィッチが持つ「自身のオーバーレイ・ユニットの数まで相手フィールドのカードを破壊する」効果は強力だが、その効果はメインフェイズ1でしか発動できない。遊弥もそのことを承知だが、次のターンで奏多を迎え撃つための最善策がスパークウィッチだったのだ。そしてペンデュラムゾーンのカードが空いたことで、手札からスケール3の『スターダスト・フェアリー』をペンデュラムゾーンへと置いた。
「『スターダスト・フェアリー』のペンデュラム効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの『スターダスト』モンスター1体につき200ポイントのライフを回復する。俺はこれで、ターンエンド」
「この瞬間、フィールド魔法『コズミック・ミルキーウェイ』の効果も発動し、デッキから『宇宙英雄アース』をエクストラデッキに表で置く」
YUMI→LP:6700 手札:1 デッキ:22 Mゾーン:3 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:2
「やっぱり楽しいな、デュエルって。それも遊弥とのデュエルなら尚更」
「奏多兄ちゃん。奏多兄ちゃんの思っていた『世界のリセット』って……」
「…うん。『もう一度、遊弥やトワと思いっきりデュエルができる世界を創る』ことだよ」
遊弥とトワは奏多から教えを受けていた。それぞれに対し「もう一人、自分の弟子がいる」こと自体は教えていたものの、呪縛竜決戦が始まるまで互いにそれが誰なのかは知らなかった。秘密にしておく程のことではなかったが、デュエルを続けていけばいつか巡り合えるだろうという考えからくるものだった。
結果的にそうなる前に自分が他界し、巡り合うその舞台が呪縛竜決戦となってしまったが、蘇り、「世界のリセットによって願いが叶う」と聞かされた奏多は、これに縋るしかなかった。そうすれば、自分の思い描いた世界を創ることができるのだから。
*TURN04
「僕のターン、ドロー!」
奏多は切り札の『宇宙眼の惑星竜』を失ったとはいえ、依然として優位は保ったままだ。それを裏付けるかのように、フィールドに宇宙英雄たちを並べていく。
「僕はセッティング済みのペンデュラムスケールを使い、ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから『宇宙英雄アース』『宇宙英雄ユピテール』、手札から『宇宙英雄マーキュリー』!!」
「来た、奏多兄ちゃんのペンデュラム召喚……」
奏多は第2ターンで『宇宙眼の惑星竜』を特殊召喚するためにエクストラデッキに貯めていた5体のペンデュラムモンスターを全て墓地へ送った。しかしフィールド魔法『コズミック・ミルキーウェイ』を展開することでペンデュラムゾーンを効果の対象から防ぐばかりか、毎ターン『宇宙英雄』をエクストラデッキに追加することで、再度複数体同時のペンデュラム召喚を可能にしたのだ。
「マーキュリーとユピテールの効果をそれぞれ発動。ユピテールの効果でデッキから『コズミック』魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットし、マーキュリーの効果でデッキから『宇宙英雄ヴィーナス』を手札に加え、召喚!」
「っ…(まだだ……まだ…!)」
遊弥はスパークウィッチの効果発動タイミングを伺っていた。無効にできるタイミングはたった一度きり。それを見誤ってしまえば、このターンでの敗北が濃厚になるからだ。
「細氷竜の効果発動!スパークウィッチの攻撃力を1000ダウンさせ、僕のライフを1000回復する」
「スパークウィッチの効果発動!1ターンに1度、相手モンスターが効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、その発動を無効にし破壊する。そして墓地から『スターダスト』1体を特殊召喚する。蘇れ、『封印竜ソニック・スター』!」
「ソニック・スターは墓地で『スターダスト・ドラゴン』として扱う……だからスパークウィッチの効果で復活できたわけか。だけど、それで止めたと思ったのなら大間違いだよ。『宇宙英雄アース』の効果発動!このカードとユピテールを素材に融合召喚を行う。現れろ、『超宇宙英雄ベテルギウス』!!ベテルギウスが融合召喚に成功したことによって、プライム・フォトンを除外する」
「くっ…」
スパークウィッチの効果を発動するためにオーバーレイ・ユニットとして取り除いた『RUM-スターライト・シンフォニー』の効果で1枚ドローすることはできたが、ベテルギウスの効果で光子竜皇が除外された。もしこれが除外ではなく「効果による破壊」であれば、2ターン後に攻撃力を倍にして帰還できたのだから、その違いは遊弥にとって相当なディスアドバンテージだろう。
そしてそんなことお構いなしに、奏多は遊弥を更に追い詰めていく。
「レベル4のマーキュリーにレベル4のヴィーナスをチューニング!天に響くその音色は、語り継がれ神話となる。シンクロ召喚!!『超宇宙英雄ベガ』!!」
「奏多兄ちゃんの新しいシンクロモンスター…」
「このカードがシンクロ召喚に成功した場合、自身以外の『超宇宙英雄』1体の2回攻撃を可能とする。ただしこのターン、ベガ自身は攻撃できない。だけどこのカードはレベル8だから、グレード8以下のビヨンドモンスターの素材にできる」
「っ…呪縛竜…!」
「いくよ遊弥。僕は……レベル8の『超宇宙英雄ベガ』1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!3000年の時を遡り、蘇りし禁断の力よ!新たな世界を創造する礎となれ!!ビヨンド召喚!!降臨せよ、『呪縛竜Zmey』!!」
満を持して降臨した奏多の呪縛「Zmey」。ロシアの伝説に存在するドラゴンの名を冠するそのモンスター以前のデュエルでは封印竜を撃破し勝利したが、遊弥はこの強大な力に対抗できるだろうか。
(くっ…相変わらず凄まじいエネルギーだ。だけど……)
「『呪縛竜Zmey』の効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にし、そのモンスターに貫通効果を付与する。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。ドールマスター“Alice”には眠ってもらうよ」
「くっ…」
「更に魔法カード『コズミック・バリアンス』を発動!墓地の『超宇宙眼の惑星龍』を効果を無効にして特殊召喚する!」
「そんな……折角倒したネオ・コズミックアイズが……」
奏多のフィールドのモンスターは呪縛竜とベテルギウスのみだった。2回攻撃を付与したとはいえ、攻撃力2500では遊弥のモンスターを破壊することはできない。しかしこのタイミングで攻撃力4500のネオ・コズミックアイズが復帰したことで戦況は一変した。これで奏多は、遊弥の全モンスターを破壊できる布陣を揃えたのだから。
「いくよ、遊弥。ベテルギウスで『スターダスト・ドールマスター“Alice”』を攻撃!この攻撃はZmeyの効果によって貫通ダメージが入る!」
「ぐっ…」
「続けてネオ・コズミックアイズでスパークウィッチを攻撃!」
「くっ……!だけどこの瞬間、戦闘破壊されたスパークウィッチの効果発動!自分のペンデュラムゾーンのカードを全て破壊し、このカードをペンデュラムゾーンに置く!」
「それでも、次の攻撃は耐えられるかな?『呪縛竜Zmey』でソニック・スターを攻撃!ザ・スペル・オブ・ギルト!!」
「ぐっ…ぁぁぁぁぁっ!」
YUMI→LP:4200
罪深き呪縛竜の一撃が封印竜を塵芥に還し、その余波が遊弥に襲い掛かる。
「忘れてないよね?ベテルギウスは『超宇宙英雄ベガ』の効果によって2回攻撃できる」
「くっ…」
「行け、ベテルギウス。ダイレクトアタックだ!」
「手札の『スターダスト・ガードナー』の効果発動!このカードを手札から捨てることで、このターン俺が受けるダメージを0にする!」
スターライト・シンフォニーの効果で引き当てた『スターダスト・ガードナー』のおかげで窮地を脱したが、遊弥の全モンスターが破壊されてしまった。一方で奏多のフィールドは盤石であり、ライフ差は遊弥の倍。
誰の目から見ても差は歴然としているが、遊弥はこの絶望的状況から奇跡を起こせるのだろうか。
「僕はこれでターンエンドだ。この瞬間、『コズミック・ミルキーウェイ』の効果でデッキから『宇宙英雄ネプチューン』をエクストラデッキに加える」
KANATA→LP:7400 手札:0 デッキ:23 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:2
再び、奏多は遊弥に語り掛ける。この呪縛竜決戦を通じて、互いが観てきた景色は決して良いものとは言えないが、お互い闇の中にいたからこそ見えたものがあった。
「強すぎる力は時に人を傷つけてしまう……呪縛竜がいい例だ」
「…そうだね。Zオーラが俺の中に宿っていた時、俺だって大切な人を傷つけちまった。今だって、そのことを謝りたい」
「僕も同じだ。呪縛竜決戦で勝てば望んだ世界を手に入れられるというのに、そのために遊弥と戦わなければならなかった。正直、戦う直前まで僕も悩んでたんだ。本当に望んだ未来が呪縛竜決戦の先にあるのかって」
「だけど俺達はデュエリスト。戦うことでしか、その答えは見つからない」
「そうだな。でもこれだけはハッキリ言える。遊弥やトワを手にかけてまで得た世界なんて、僕は要らない」
Ⅹ、Yの手によって暴走状態に陥ったあの時、遊弥は紅葉を病院送りにしてしまった。タイミングを逃してしまい、そのことを未だ謝れずにいた。きっと紅葉なら「気にしてないからもう大丈夫よ」と笑って許してくれるだろうが、大切な人を傷つけた自分を自分が一番許せない。
状況こそ違えどその気持ちは奏多自身も同じだったようで、遊弥との最初の呪縛竜決戦後、酷い自責の念に襲われていた。いくら世界のリセットを成し遂げるためとはいえ、大切な愛弟子を傷つけてまで得た理想に価値はあるのだろうか、と。
「俺とトワは、世界でたった2人の兄妹弟子だ。だけどトワは、俺とのデュエルが終わった後、願いを託して、そして消えた。このデュエルだって、負けた方が消滅してしまう」
「この期に及んで泣き言か?」
「世界が滅びる間際でそんなこと言ってる場合じゃないのは勿論分かってる。このデュエルに俺が勝っても、奏多兄ちゃんがまたいなくなるなんて堪えられるわけない。だけど……俺が、まだ俺がこの世にいる!」
「っ…!」
「奏多兄ちゃんの意志は、生きて俺が受け継ぐ!奏多兄ちゃんの望んだ世界だって、俺が守ってみせる!!」
「遊弥……」
*TURN05
(待ってて、奏多兄ちゃん。このターンで解放するから)
「俺のターン!!この瞬間、ベテルギウスの効果で除外されたプライム・フォトンは俺のフィールドに舞い戻る!」
遊弥の手札はわずか2枚。プライム・フォトンが帰還したが、オーバーレイ・ユニットを持たないためダメージは半減される。加えて呪縛竜を倒すためには封印竜が必須なのだが、その封印竜もフィールドにいない。だがそれでも、遊弥は諦めていない。
「スパークウィッチのペンデュラム効果発動!1ターンに1度、デッキからペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンに置く」
「させないよ。罠カード『コズミック・ノヴァ』を発動!相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊し、破壊したカードの数×500ダメージを与える」
「くっ…!」
YUMI→LP:3700
スパークウィッチのペンデュラム効果を使えればスケールを揃えられ展開も可能だったのだが、その頼みの綱のペンデュラム召喚さえ封じられてしまい、前のターンにサーチした『スターダスト・エンジェル』を呼び出すためにはプライム・フォトンをリリースすることでのアドバンス召喚以外なくなった。
状況としては限りなく最悪だが、最後のドローで遊弥は逆転の一枚を引き当てていた。
「魔法カード『死者蘇生』を発動!墓地から『封印竜ソニック・スター』を特殊召喚する」
「『死者蘇生』をこのタイミングで……」
「行くよ。俺はレベル8の『封印竜ソニック・スター』1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!」
「…来るか、遊弥の覚醒竜!」
─────集いし願いが時空を超え、新たな未来を覚醒めさす。光さす道となれ!─────
─────ビヨンド召喚!!天来せよ、『覚醒竜スターライト・メサイア』!!─────
遊弥の願いに応え目覚めた星の光。それは、遥かな宇宙の彼方さえも煌めかすほど眩く、それでいて優しい光。その光を纏った星屑の竜は覚醒竜として、この世界の救世主(メサイア)となる。
「『覚醒竜スターライト・メサイア』。俺の想いに応えてくれたこのカードで、必ず助け出す!スターライト・メサイアの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのカード2枚の効果を無効にし、自身の攻撃力を2000ポイントアップする。そしてこの効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない」
「その効果は知っているよ。トワの築き上げた布陣を突き崩したからね。でも、それだけじゃないんだろう?」
「うん。今からそれを見せてあげるよ」
遊弥の覚醒竜、スターライト・メサイアにはトワとのデュエルでも明かされなかった効果がまだ残されている。今、奏多のフィールドには攻撃力3300の呪縛竜含むモンスターが3体立ちはだかっているが、対する遊弥は覚醒竜と光子竜皇のみ。
エクストラデッキに眠る『スターダスト・フェアリー』のモンスター効果を使えば更なるシンクロ召喚も狙えたのだが、遊弥はこのターンの展開を覚醒竜の召喚のみに留めた。
遊弥とトワ、2人の兄妹弟子の力を合わせて師である奏多を超えるために。
「行け、プライム・フォトン!ベテルギウスを攻撃!エタニティ・フォトン・ストリーム!」
「くっ…」
KANATA→LP:6650
光子竜皇は『銀河眼の光子竜』をオーバーレイ・ユニットとして持たない場合、与えられる戦闘ダメージが半減する。奏多のライフは依然として6500以上あるが、遊弥の闘志は強く激しく、覚醒竜と呼応するかのように煌めいていた。
「バトルだ!スターライト・メサイアで『超宇宙眼の惑星龍』を攻撃!シューティング・サルベーション・ソニック!」
「ぐ、ぅっ…!」
「スターライト・メサイアの効果発動!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードの攻撃力の半分のダメージを与える」
「ネオ・コズミックアイズを正面から破壊してくるなんて……。だけどこれで、遊弥には攻撃できるモンスターがいなくなった。いくら覚醒竜でもこの状況から逆転するなんて…」
「『覚醒竜スターライト・メサイア』の更なる効果発動!戦闘を行った後に自身を除外し、除外されている『封印竜ソニック・スター』を呼び戻す!」
「っ…それでも届かない!」
「更に、この効果で特殊召喚されたソニック・スターは攻撃力が1000アップする!行け!『呪縛竜Zmey』を攻撃!宇宙の彼方まで轟け、コズミック・ソニック!!」
覚醒竜は共通して「デュエル中に一度しかビヨンド召喚できない」という重い制約を持つ。そのうえ攻撃を行った後は過去の姿へと戻されてしまうため、エクストラデッキから特殊召喚したターンで決められなければ敗北へと繋がるリスクを伴う。しかしその一方で、3000年以上の時を超えたことで封印竜も更なる力を身につけて帰還する。
覚醒竜の加護を受けた封印竜の力は、呪縛竜さえも凌駕するのだ。
「『呪縛竜Zmey』が破壊された場合、自身の攻撃力分のダメージを相手に与える。だけど……」
「『封印竜ソニック・スター』の効果発動!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、エクストラデッキから『スターダスト・ドラゴン“The Genesis”』を墓地へ送り、その元々の攻撃力分のダメージを奏多兄ちゃんに与える!」
「っ…」
YUMI→LP:400
KANATA→LP:5350→3450→2950→0
遊弥と奏多の師弟対決。どちらも死力を尽くしたが、亡き父・遊仁、雪菜、トワの想いを集約させた遊弥に軍配が上がった。決着時のライフ差はたったの400だが、遊弥はデュエル前に交わした約束通り、奏多を超えたのだ。
「……初めてだな。遊弥に負けたのは」
「いや。俺1人じゃ、きっと勝てなかった。俺、皆から色々託されたから……」
「だけど遊弥は、仲間の力を全部自分の力に変えてみせた。それは紛れもない遊弥自身の実力だよ」
託された想いを力に変える。言葉では簡単だが、期待に応えようとするあまり重圧を感じ、普段の力を発揮できないことが往々にしてある。遊弥は世界の滅亡がかかったこの大一番で計り知れない重圧に打ち勝ち、奏多を超えた。
その様を誰よりも間近で見届けた奏多は、遊弥に最後の願いを託した。
「なあ遊弥、最後にもう一つだけ頼まれてくれるか?」
「…うん。何?」
「エースを倒してくれ。あの人もきっと、それを見据えて遊弥に『V☆S』を託したんだ」
エースの正体が何者なのか、遊弥もスターライト・メサイアを介して確信していた。もしエースがこの戦いの行く末さえも思惑通りに進めているのだとしたら、遊弥はそれを超えなければならない。そのための最後のピースが『V☆S』であり、覚醒すれば、筋書き通りに進められた未来を塗り替える希望の光となる。
「任せて。奏多兄ちゃんの作りたかった世界も、俺が絶対守るから」
「…ああ、任せた」
弟子の成長を間近で見届けられた奏多は満足そうに、されど何処か悲しそうな笑みを浮かべ、遊弥の視界から消え去った。涙が零れ落ちそうになるのをグッと堪え、奏多との約束を守るため、真の最終決戦の相手・エースを倒すべく遊弥は母校へと戻るのだった。
Episode109初登場オリカ紹介
○超宇宙英雄ベガ(Lv8 光)
戦士族/シンクロ/効果
攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のPモンスター1体以上
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが「宇宙英雄」Pモンスターのみを素材としてS召喚した場合、このカード以外の自分フィールドの「超宇宙英雄」モンスターまたは「コズミックアイズ」モンスター1体を対象として発動できる(この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない)。そのモンスターはこのターン、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。②:自分のEXデッキの表側のPモンスターが5種類以上の場合、このカードをリリースして発動できる。自分の手札・デッキ・墓地の「宇宙眼の惑星竜」1体を特殊召喚する。
○コズミック・バリアンス(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地の「コズミックアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。②:このターンに墓地へ送られていないこのカード及び自分の墓地のPモンスターを任意の数だけ除外し、除外したPモンスターの数まで相手のフィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。対象のモンスターはその場所に存在する間、通常モンスターとして扱う。
○スターダスト・ドールマスター“Alice”(Lv7 闇)
魔法使い族/融合/効果
攻2700/守1900
「スターダスト」Pモンスター+魔法使い族モンスター
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の墓地のレベル4の「スターダスト」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。②:自分のEXデッキ(表側)に「スターダスト・ドール“Alice”」が存在する場合に発動できる。フィールドのこのカードをEXデッキに戻し、EXデッキの表側の「スターダスト・ドール“Alice”」1体と自分の墓地の「スターダスト」カード1枚、または「スターライト」カード1枚を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合召喚できない。
※Special Thanks:ター坊様
○スターダスト・フェアリー(Lv2 風)
天使族/ペンデュラム/チューナー/効果
攻0/守100
【Pスケール:青3/赤3】
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分は自分フィールドの「スターダスト」モンスターの数×200LP回復する。②:自分が「スターダスト」モンスターを3体以上同時にP召喚した場合に発動できる。自分は1枚ドローする。
【モンスター効果】
このカードはS素材にできない。①:このターンにEXデッキに置かれていないこのカードがEXデッキに表側で存在する場合に発動できる。このカード及びチューナー以外の「スターダスト」Sモンスター1体をEXデッキから除外し、その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ「スターダスト」Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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127 | Episode01:危ないスタート | 2463 | 1 | 2015-06-21 | - | |
130 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1998 | 2 | 2015-06-22 | - | |
99 | Episode03:切り札 | 1522 | 2 | 2015-06-23 | - | |
112 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1578 | 2 | 2015-06-23 | - | |
99 | Episode05:終止符 | 1479 | 2 | 2015-06-25 | - | |
85 | Episode06の前に(更新済) | 1306 | 2 | 2015-06-25 | - | |
110 | Episode06:黒羽 凛 | 1460 | 1 | 2015-06-27 | - | |
94 | Episode07:同調 | 1368 | 1 | 2015-06-30 | - | |
82 | Episode08:変則試合 | 1351 | 2 | 2015-07-04 | - | |
158 | Episode09:2人の絆 | 1486 | 2 | 2015-07-05 | - | |
79 | Episode10:覚醒 | 1349 | 1 | 2015-07-09 | - | |
98 | Episode11:解放 | 1362 | 2 | 2015-07-13 | - | |
160 | Episode12:最後の封印竜 | 1366 | 0 | 2015-07-14 | - | |
85 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1152 | 0 | 2015-07-25 | - | |
107 | Episode14:友のために | 1227 | 0 | 2015-08-12 | - | |
94 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1767 | 2 | 2015-08-13 | - | |
141 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1198 | 2 | 2015-08-19 | - | |
132 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1437 | 2 | 2015-08-22 | - | |
99 | Episode16:ライセンス | 1313 | 2 | 2015-08-24 | - | |
185 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2219 | 5 | 2015-08-29 | - | |
106 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1306 | 1 | 2015-09-06 | - | |
152 | Episode18:関門 | 1454 | 1 | 2015-09-13 | - | |
98 | Episode19:スピードの中で | 1295 | 2 | 2015-09-18 | - | |
129 | Episode20:初の対外試合 | 1312 | 2 | 2015-09-20 | - | |
98 | Episode21:シンクロ封印 | 1252 | 1 | 2015-09-22 | - | |
87 | Episode22:1つの答え | 1255 | 2 | 2015-09-24 | - | |
85 | Episode23:黒羽の誇り | 1289 | 2 | 2015-10-01 | - | |
111 | Episode24:ハイスピードバトル | 1356 | 3 | 2015-10-06 | - | |
79 | Episode25:超越する力 | 1241 | 2 | 2015-10-11 | - | |
91 | Episode26:運命の決戦 | 1226 | 3 | 2015-10-20 | - | |
103 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1338 | 2 | 2015-11-03 | - | |
101 | Episode28:遊弥vsレイン | 1433 | 2 | 2015-11-09 | - | |
92 | Episode29:舞い降りた天使 | 1322 | 2 | 2015-12-05 | - | |
86 | Episode30:天使と悪魔 | 1430 | 3 | 2015-12-09 | - | |
113 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1498 | 2 | 2015-12-12 | - | |
85 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1285 | 0 | 2016-01-05 | - | |
94 | Episode32:パワー・ツール | 1256 | 3 | 2016-01-29 | - | |
91 | Episode33:死した希望の使者 | 1205 | 2 | 2016-01-31 | - | |
120 | Episode34:高貴の翼 | 1473 | 3 | 2016-02-04 | - | |
95 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1320 | 1 | 2016-02-13 | - | |
90 | Epi36:加速するカウントダウン | 1279 | 2 | 2016-02-20 | - | |
89 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1251 | 3 | 2016-03-25 | - | |
83 | Episode38:朱色の夜 | 1263 | 0 | 2016-04-11 | - | |
159 | Episode39:並び立つ盟友 | 1470 | 2 | 2016-04-22 | - | |
93 | Episode40:精一と彩 | 1346 | 2 | 2016-05-30 | - | |
89 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1323 | 4 | 2016-06-22 | - | |
134 | Episode42:涅槃の境地へ | 1347 | 4 | 2016-07-02 | - | |
85 | Episode43:トワノキズナ | 1279 | 3 | 2016-07-23 | - | |
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132 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1560 | 0 | 2016-08-20 | - | |
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96 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1185 | 1 | 2016-09-06 | - | |
129 | Episode48:希望の行方 | 1539 | 0 | 2016-09-13 | - | |
94 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1131 | 0 | 2016-10-03 | - | |
81 | Episode50:創世の星屑竜 | 1091 | 0 | 2016-10-25 | - | |
137 | Episode51:託された未来 | 1226 | 0 | 2016-10-30 | - | |
142 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1301 | 2 | 2016-11-02 | - | |
112 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1281 | 0 | 2016-11-09 | - | |
127 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1267 | 0 | 2016-11-26 | - | |
110 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1269 | 0 | 2016-12-08 | - | |
67 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 1066 | 0 | 2016-12-20 | - | |
72 | 未投稿オリカ紹介⑤(使用者:霧野精一) | 1161 | 0 | 2016-12-30 | - | |
118 | Episode52:極寒の夏 | 1241 | 2 | 2017-01-01 | - | |
161 | Episode53:闇の邂逅 | 1410 | 2 | 2017-01-07 | - | |
93 | Episode54:呪縛竜復活 | 1148 | 0 | 2017-01-11 | - | |
133 | Episode55:届かぬ声で... | 1063 | 2 | 2017-01-15 | - | |
147 | Episode56:禁忌の目覚め | 1146 | 5 | 2017-01-19 | - | |
130 | Episode57:共鳴する四龍 | 1224 | 4 | 2017-01-25 | - | |
84 | Episode58:本当の気持ち | 1301 | 3 | 2017-01-30 | - | |
87 | Episode59:真実への鍵 | 1197 | 2 | 2017-02-08 | - | |
87 | IF01:バレンタインデー | 1385 | 6 | 2017-02-11 | - | |
79 | Episode60:エレンとアレックス | 1177 | 3 | 2017-02-16 | - | |
186 | ルール改訂と今後の進行について | 1418 | 2 | 2017-02-18 | - | |
75 | Episode61:想いの証 | 1074 | 5 | 2017-02-21 | - | |
96 | Episode62:茨の道標 | 1285 | 5 | 2017-02-27 | - | |
141 | Episode63:光と闇の花 | 1122 | 3 | 2017-03-20 | - | |
96 | Episode64:渇望と葛藤 | 1167 | 2 | 2017-03-23 | - | |
90 | Episode65:麗しき孤月 | 1110 | 2 | 2017-03-29 | - | |
154 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1435 | 2 | 2017-04-21 | - | |
169 | Episode67:常闇に消える月華 | 1442 | 1 | 2017-05-05 | - | |
114 | Episode68:模索者たち | 1171 | 4 | 2017-07-22 | - | |
127 | Episode69:純黒の反逆者 | 1270 | 0 | 2017-07-27 | - | |
145 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1180 | 2 | 2017-08-07 | - | |
107 | Episode71:希望は往く | 1326 | 3 | 2017-08-17 | - | |
158 | Episode72:リリーの過去 | 1316 | 2 | 2017-08-24 | - | |
90 | Episode73:異次元の亡霊 | 1245 | 2 | 2017-09-13 | - | |
128 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1418 | 3 | 2017-09-22 | - | |
144 | Episode75:挑戦者の儀 | 1164 | 0 | 2017-10-05 | - | |
151 | Episode76:神速の決闘 | 1255 | 2 | 2017-11-14 | - | |
74 | Episode77:動き出す陰謀 | 966 | 2 | 2018-01-23 | - | |
93 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 949 | 2 | 2018-03-03 | - | |
157 | Episode79:黄龍の手向け | 1002 | 2 | 2018-03-28 | - | |
121 | Episode80:堕天使の罠 | 979 | 0 | 2018-04-14 | - | |
118 | Episode81:断罪する魔神 | 976 | 0 | 2018-04-19 | - | |
133 | Episode82:姫君のバイブル | 1080 | 1 | 2018-05-07 | - | |
133 | Episode83:開かれたページ | 1107 | 0 | 2018-05-11 | - | |
176 | Episode84:望まぬ決戦 | 1144 | 2 | 2018-05-29 | - | |
89 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1052 | 0 | 2018-05-31 | - | |
157 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1229 | 0 | 2018-06-02 | - | |
153 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1088 | 0 | 2018-06-04 | - | |
75 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 917 | 0 | 2018-06-06 | - | |
207 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1346 | 0 | 2018-06-06 | - | |
134 | 呪縛竜のおさらい | 921 | 0 | 2018-06-06 | - | |
123 | IF02:星 遊未 | 912 | 0 | 2018-06-09 | - | |
94 | Episode85:新たなる激闘へ | 1135 | 0 | 2018-07-10 | - | |
123 | Episode86:愛するもの | 1011 | 0 | 2018-07-27 | - | |
89 | Episode87:涅槃を超えた先 | 962 | 0 | 2018-08-10 | - | |
140 | Episode88:終焉の弧光 | 1386 | 0 | 2018-09-12 | - | |
78 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 858 | 3 | 2022-06-04 | - | |
59 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 563 | 3 | 2022-06-25 | - | |
65 | Episode90:光臨者、天導レイン | 548 | 2 | 2022-07-07 | - | |
63 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 532 | 2 | 2022-09-03 | - | |
64 | Episode92:紅の決意 | 565 | 0 | 2022-09-19 | - | |
62 | Episode93:凛々しい黒羽 | 616 | 0 | 2022-10-04 | - | |
74 | Episode94:最強の双子 | 618 | 0 | 2022-10-24 | - | |
52 | Episode95:最凶の龍 | 577 | 0 | 2022-12-29 | - | |
58 | Episode96:神の恵 | 555 | 0 | 2023-01-18 | - | |
85 | Episode97:先導者vs時空竜 | 672 | 0 | 2023-01-22 | - | |
48 | Episode98:トワノチカイ | 542 | 0 | 2023-02-14 | - | |
58 | Episode99:遊弥、復活 | 611 | 0 | 2023-03-12 | - | |
55 | Episode100:目覚めし星の光 | 614 | 0 | 2023-03-26 | - | |
73 | Episode101:決戦・冀望郷 | 555 | 0 | 2023-05-03 | - | |
44 | Episode102:最弱の意地 | 511 | 0 | 2023-06-28 | - | |
42 | Episode103:永遠の友達 | 353 | 0 | 2023-11-26 | - | |
57 | Episode104:うららの運命 | 258 | 0 | 2024-04-29 | - | |
33 | Episode105:胡桃の最終演目 | 242 | 0 | 2024-05-06 | - | |
32 | Episode106:希望の少女たち | 295 | 1 | 2024-05-16 | - | |
47 | Episode107:輝く希望 | 462 | 0 | 2024-08-11 | - | |
34 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 401 | 0 | 2024-08-13 | - | |
40 | 第4章初登場オリカまとめ | 325 | 0 | 2024-08-17 | - | |
29 | IF03:愛の形 | 213 | 0 | 2024-10-24 | - | |
20 | Episode108:最期の戦い | 160 | 0 | 2024-11-16 | - | |
2 | Episode109:遥かな宇宙の彼方へ | 97 | 0 | 2025-03-20 | - |
更新情報 - NEW -
- 2025/02/22 新商品 QUARTER CENTURY ART COLLECTION カードリスト追加。
- 03/21 20:13 評価 7点 《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》「アタッカー性能は高いんですが…
- 03/21 20:10 評価 10点 《デステニー・ドロー》「D-HEROサポートといえばこれ! と言っ…
- 03/21 20:03 評価 5点 《ジェノサイドキングデーモン》「一時期なんとかこのカードを使う…
- 03/21 19:34 評価 8点 《一撃必殺!居合いドロー》「海外ではマジの一撃必殺になったカー…
- 03/21 19:30 評価 6点 《漆黒のズムウォルト》「ダーク・バグとジャンク・シンクロンを使…
- 03/21 19:25 評価 10点 《神縛りの塚》「高レベルモンスターの救世主。 レベル10以上を…
- 03/21 19:17 評価 10点 《召喚獣メルカバー》「《召喚師アレイスター》を出張させる意義…
- 03/21 19:15 評価 6点 《魔轟神ソルキウス》「じゃない方。 私は魔轟神に関しては門外漢…
- 03/21 19:13 評価 5点 《ギルフォード・ザ・ライトニング》「私のフェイバリットカードの…
- 03/21 19:13 評価 10点 《暴走魔法陣》「《召喚師アレイスター》のサーチカード。 《召…
- 03/21 19:10 評価 9点 《召喚魔術》「《召喚師アレイスター》でサーチするカード。 通常…
- 03/21 19:09 評価 6点 《サイバー・チュチュ》「返しに確実に戦闘破壊されること前提な条…
- 03/21 19:03 評価 10点 《召喚師アレイスター》「理屈上は召喚権が余る全てのデッキに出…
- 03/21 18:41 評価 7点 《ガガガガンマン》「攻撃せずにトドメを刺せるランク4。 昔は攻…
- 03/21 18:30 評価 8点 《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》「銀河光子竜からサーチして…
- 03/21 18:21 評価 10点 《千年の眠りから覚めし原人》「うおぉぉぉぉぉぉぉ千年の眠りか…
- 03/21 17:32 評価 6点 《白き森のあくま》「色々と惜しいカード。 蘇生できるのが「魔法…
- 03/21 17:21 評価 8点 《白き森のいいつたえ》「テーマモンスターのサーチカードでキーカ…
- 03/21 17:13 評価 10点 《デュエリスト・アドベント》「「ペンデュラム」カードのサーチ…
- 03/21 17:05 評価 7点 《白き森のルシア》「(2)が弱い。 《白き森のシルヴィ》だけでも…
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