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Episode91:舞い堕ちた天使 作:カズ
紅葉がワープした先は、ギリシャの観光名所「パルテノン神殿」。ここは様々な歴史が紡がれた場所なのだが、嵐に匹敵する強風が岩を砕き、その岩片が神殿を破壊し、今やその面影も残っていなかった。
そして、この場所で待ち構えていたデュエリストは、紅葉にとってソフィアにも劣らぬ因縁を抱えた相手───喜多村 葵だった。
「嬉しいわ。こうしてまた戦える時が来るなんてね」
「正直、私もここまで粘着されるなんて思っていなかったわ」
紅葉への復讐のため「だけ」にこうしてギリシャまで追いかけ、エース達の陣営についてオーバーハンドレッド・ナンバーズの力を得てまで紅葉を倒そうとする執念は最早あっぱれと言わざるを得ない。たとえ自分のしている行動が世界を滅ぼすことに繋がっていようが、ソフィアから「勝てる見込みがゼロ」だと見限られようが、紅葉を倒すことさえできればそれでいい。
今の彼女は、誰より「勝利」に飢えた獣のようだ。
「あんたが幾ら足搔いたところで、この戦いが終わる頃には『世界のリセット』が約束される!無駄な抵抗はやめて、とっととエース様に平服しなさいよ!」
「それで私が『はい分かりました』って素直に従うとでも思ってるの?」
「思ってないからぶっ潰してやんのよ!さあ構えなさい!!」
紅葉と葵。浅からぬ因縁を抱えた2人の戦いが今、始まった。
「「デュエル!!」」
KUREHA→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
AOI→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN01
(一刻も早くこのデュエルに勝って、遊弥を助ける!けど……)
「先攻は私!自分フィールドにモンスターが存在しないことで、『デモンズ・オーガ』はレベル5として特殊召喚できる!続けて『デモンズ・グール』を通常召喚して、デッキから『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』を手札に加えるわ」
ドミネイテッド・フュージョンは融合素材となるモンスターをデッキからでも調達できるのだが、葵が以前と同じように【堕天使】を使うことを警戒したのかフィールドの2体を用いて『主の妹 デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”』を融合召喚した。
デモンズ・ヴァンパイアはエクストラデッキに溜まっているペンデュラムモンスターをデッキに戻すことで魔法・罠カードの発動を無効にできるため、先攻で出す分には充分な妨害として機能する。加えて『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』で融合召喚されているため、効果で破壊されないモンスターとして立ちはだかる。並大抵のモンスターでは突破は難しいだろう。
「私はスケール11の『デモンズ・グール』をペンデュラムソーンにセッティングし、カードを1枚伏せる。そしてこのエンドフェイズにグールのペンデュラム効果で、デッキから『デモンズ・マーキング』をセット。これでターンエンドよ」
KUREHA→LP:8000 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:1 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
*TURN02
(何なの…?赤城紅葉にしては立ち上がりが静かすぎる)
「私のターン、ドロー!」
学校別対抗戦のみならず、ギリシャでも紅葉に完膚なきまで叩きのめされた葵。モニター越しでソフィアに勝利しているところを見てしまった彼女は、心の何処かで「負けて当然の相手だった」と納得していた。誰かのために命を懸けてまで世界レベルのデュエリストと戦うことなど、葵の器量では不可能に等しかったのだから。
しかし、今の紅葉があの時とは違うことを、これまで自分の目的を果たすためだけに戦ってきた彼女だからこそ感じ取ることができた。かといってそれで容赦はしない。「三度目の正直」を信じて葵は全力で紅葉を叩き潰す。
「私は手札から『光天使(ホーリー・ライトニング)ウィングス』を召喚!」
「【光天使】!?またデッキが変わってるなんて……」
「その様子じゃ【堕天使】で来ることを想定していたんでしょうけど、私はどんな天使族デッキでも意のままに使えるのよ。ウィングスの効果発動!召喚に成功した時、手札から新たな『光天使』を特殊召喚できる。けどその前に手札の『光天使スローネ』の効果発動!」
○光天使ウィングス(Lv4 光)
天使族/効果
攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
○光天使スローネ(Lv4 光)
天使族/効果
攻800/守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。①:自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
「スローネは『光天使』が召喚・特殊召喚されたことで手札から特殊召喚できるの。そして1枚ドローし、それが『光天使』であればドローしたモンスターも特殊召喚できるのだけれど……残念。モンスターではなかったわ」
「ほっ」
「けれどウィングスの効果で、手札から『光天使セプター』を特殊召喚!続けてセプターの効果で、デッキから2枚目の『光天使スローネ』を手札に加える。さあいくわよ、これがエース様から与えられた力!私はレベル4のウィングス、セプター、スローネの3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!光の使いよ、20年の時を超え、輝きの衣纏いて降臨せよ!『No.102 光天使グローリアス・ヘイロー』!!」
○光天使セプター(Lv4 光)
天使族/効果
攻1800/守 400
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。②:フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。
○No.102 光天使グローリアス・ヘイロー(ランク4 光)
天使族/エクシーズ/効果
攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は半分になり、効果は無効化される。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を全て取り除く事ができる。この効果を適用したターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
葵が呼び出したオーバーハンドレッド・ナンバーズは、黄金に光り輝く天使『No.102 光天使グローリアス・ヘイロー』。攻撃力を半減する能力は非常に強力であり、紅葉の高火力モンスターによって築かれた牙城もこのカードの前には意味をなさない。
「102番目のナンバーズ……」
「セプターを素材としたことで、あなたのセットカード1枚を破壊し、1枚ドロー。そしてグローリアス・ヘイローの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”の攻撃力を半分に下げ、効果を無効にするわ」
「くっ…!」
「そのモンスターで対処できるのは魔法・罠カードだけ。残念だったわね」
葵は2度の敗北を経て紅葉のデッキを徹底的に分析していた。紅葉には封印竜の抜きにしても『魔神デモンズ・レイ・グレート』という超強力なビヨンドモンスターが控えている。葵はそのモンスターが出てきても対処できるように、オーバーレイ・ユニットを全て取り除くことでダメージを半減できるグローリアス・ヘイローを呼び出したのだが、当の紅葉からはそれを呼び出そうとする意志が感じられなかった。
「さあバトルよ。グローリアス・ヘイローでデモンズ・ヴァンパイアを攻撃!射貫け、ライトニング・クラスター!!」
「うぅっ…!」
KUREHA→LP:7050
グローリアス・ヘイローの放った光の矢が幼い吸血鬼を貫き、紅葉の胸にも刺されたかのような痛みが襲った。オーバーハンドレッド・ナンバーズとのデュエルは呪縛竜と同様、デュエル中に受けたダメージを実際のものとして痛覚に襲い掛かるようになっている。一瞬、その痛みに顔を歪めた紅葉だったが、すぐに平常のものに戻した。
(こんな痛み、遊弥の苦しみに比べたら何ともないんだから!)
「私はカードを2枚伏せてターンエンド。さっきから何なの?アンタ、本当にあのソフィアさんに勝った赤城紅葉なの?」
「どういう意味?」
「デュエル中に他のこと考えながら勝てるほど、今の私は甘くないってことよ!」
「っ…!」
紅葉は葵に二度勝っている。それも一度は完全勝利を納めているため、自分のことを取るに足らない相手だと思われていても不思議ではない。しかし、紅葉は同じ相手に二度勝ったからといって三度目も確実に勝てるという油断は持っていない。ましてや葵は戦う毎にデッキを変更しているため前の戦いでの対策が通じないことも現に起こっている。
それでも、紅葉がどこか浮かない様子だったのには理由があった。
「さあ、あなたのターンよ。『魔神デモンズ・レイ・グレート』の効果でワンキルを狙うんでしょうけど、そうはいかないわ」
「……私、このデュエルでは『魔神デモンズ・レイ・グレート』は使いません」
「は?何それ、舐めプ?」
「違います。確かに、こういう死んでも負けられないデュエルには絶対的な切り札に頼るところですけど、それに拘りすぎて『デュエルの本質』を見失っては元も子もありませんから」
初めて紅葉が葵とギリシャで戦った時、感情が先走りしたせいで「デュエルは楽しんでやるもの」という当たり前のことさえ実行できていなかった。ソフィアとのデュエルの時も「遊弥を取り戻す」ことで頭がいっぱいになっており、最終ターンが始まるまでデュエルを楽しむ余裕を持ち合わせていなかった。しかしデュエルが終わってからようやく「楽しかった」と実感し、葵とのデュエルでも「大戦の最中であろうとデュエルを楽しもう」と事前に決めていたのだ。
「それに私、あなたと本気でデュエルを楽しみたいんです。そんでもって、もう一度勝ってみせる」
「相変わらず舐め腐ったことを……。まあいいわ。そっちがその気なら、こっちは全力で叩き潰すだけよ!」
「上等!!」
ドローフェイズを終え、スタンバイフェイズ、メインフェイズへと運んだ紅葉。必殺のカードを自ら使わないと宣告した分ハンデを背負っているが、それをどこまで補えるのか。
*TURN03
「続き、始めますね。魔法カード『デモンズ・フルート』を発動し、デッキからペンデュラムモンスター『デモンズ・ソウルイーター』を手札に加え、通常召喚!そして効果発動!召喚に成功した時、手札1枚を捨てることでデッキから『デモンズ・リリス』と『デモンズ・メフィスト』を手札に加える。そして手札から墓地へ送られた『デモンズ・キメラ』の効果で、デッキから『デモンズ・リンクス』を手札に加える!」
「あっという間に手札3枚……」
「本番はこっから!セッティング中の『デモンズ・グール』とスケール2の『デモンズ・メフィスト』でペンデュラムスケールをセッティング!」
レベル10がペンデュラム召喚可能なスケールを揃えたが、紅葉は宣言通り『魔神デモンズ・レイ・グレート』のビヨンド召喚に必要な『魔王デモンズ・レイ』のペンデュラム召喚は行わず、『デモンズ・オーガ』『デモンズ・リリス』『デモンズ・リンクス』の3体をペンデュラム召喚した。
3体以上同時に特殊召喚したことで『デモンズ・メフィスト』のペンデュラム効果が発動し、ペンデュラムゾーンのメフィストを破壊し手札を2枚補強した。加えて、今の彼女のフィールドに存在するモンスターは全てレベル4。その中にはチューナーも含まれているため、ランク4モンスターのエクシーズ召喚とレベル8モンスターのシンクロ召喚が可能となっている。
「私は、レベル4の『デモンズ・ソウルイーター』にレベル4の『デモンズ・リンクス』をチューニング!偉大なる魔法の力を解放し、その身を龍へと昇華せよ。シンクロ召喚!!レベル8『悪魔龍デモンズ・グシオン』!!更にレベル4の『デモンズ・オーガ』と『デモンズ・リリス』でオーバーレイ・ネットワークを構築!夢を貪りその魂を吸い尽くせ。エクシーズ召喚!!ランク4『小悪魔っ娘デモンズ・サキュバス』!!」
「まさかこの3ターンの間に融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムの全部を使ってくるなんてね…」
「こうでもしなきゃ、自分から制限かけた意味がないので。私のフィールドに『デモンズ』モンスターが特殊召喚されたことで、『悪魔龍デモンズ・グシオン』の効果発動!そのモンスターのランク×300ポイントのダメージを相手に与える。更に罠カード『デモンズ・ディザスター』を発動し、私のフィールドに存在する攻撃力2000以上のモンスターの数まで、相手フィールドの魔法・罠カードを破壊する!」
「チッ…!」
「更に破壊したカード1枚につき200ポイントのダメージが入る。これで合計1600ダメージ!更に『小悪魔っ娘デモンズ・サキュバス』の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、自らの攻撃力を相手ターン終了時まで倍にする。そしてオーバーレイ・ユニットとして取り除いた『デモンズ・リリス』の効果で、デッキから『デモンズ・マッドサイエンティスト』を手札に加えるわ」
破壊されたセットカードは『我が身を盾に』と『リビングデッドの呼び声』。葵はモンスターの破壊に対して対策を取っていたが、紅葉はその裏をかいて魔法・罠カードを破壊してきた。
みるみるうちにバーンダメージが入り、バトル前から葵のライフを着々と削っている。【デモンズ】は攻撃力もさることながら、効果ダメージを与える手段も豊富に揃えている。仮に『魔神デモンズ・レイ・グレート』を使っていれば葵の言った通りワンキルも可能だったのだろうが、「葵と本気でデュエルを楽しむ」ために険しい道を選んだ。果たしてその選択はどう転ぶか。
「バトル!デモンズ・サキュバスで『No.102 光天使グローリアス・ヘイロー』を攻撃!」
「グローリアス・ヘイローの効果発動!このカードのオーバーレイ・ユニットを全て取り除くことで、この戦闘での破壊を無効にする。そして受ける戦闘ダメージも全て半分になるわ」
「でも戦闘破壊から守れるのはその一度だけ。『悪魔龍デモンズ・グシオン』でグローリアス・ヘイローを攻撃!!」
「くぅぅっ…!」
AOI→LP:4700
グシオンの繰り出す攻撃でグローリアス・ヘイローは焼き尽くされ、葵のフィールドにモンスターがいなくなった。ダメージ半減さえなければより多くのライフポイントを削り取れたのだが、それでも3ターン目にしては充分だろう。何よりオーバーハンドレッド・ナンバーズを処理できたというのが大きい。
「カードを2枚伏せてターンエンド。これでオーバーハンドレッド・ナンバーズは封じたはず……」
KUREHA→LP:7050 手札:2 デッキ:25 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN04
「その程度で勝ったと思っているのなら、とんだ大間違いよ。私のターン!ドロー!」
フィールドにランクアップの対象となるエクシーズモンスターがいなければ「RUM」は基本的に発動できないため、グローリアス・ヘイローを戦闘破壊して墓地へ送っておいた。それでも葵が動揺を見せなかったのは、次にドローするカードが何なのか「分かっていた」からなのかもしれない。
「私がドローしたカードは『RUM-七皇の剣』!このカードは一度破壊され墓地へ送られたオーバーハンドレッド・ナンバーズを蘇らせてランクアップさせることができる!」
「やっぱり引いてきた…!」
「光の中で生まれし希望よ、紅きその力によりて散るがいい!カオス・エクシーズ・チェンジ!!『CNo.102 光堕天使(アンホーリー・ライトニング)ノーブル・デーモン』!!」
○CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン(ランク5 光)
天使族/エクシーズ/効果
光属性レベル5モンスター×4
攻2900/守2400
①:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を2つ取り除く事ができる。②:このカードのX素材が全て取り除かれた場合に発動する。相手に1500ダメージを与える。③:このカードが「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力を0にし、効果は無効化される。
墓地からモンスターを復活させてランクアップさせるカードは今でこそ【RR】でも使われている戦術だが、その代表格である『RUM-ソウル・シェイブ・フォース』はライフポイントを半分払わなければならない。一方で七皇の剣はデュエル中に1度だけという制約こそあれど、ドローさえすればコスト無しで墓地からでもランクアップができる。
究極ともいえる力を使って葵が呼び出したのは、グローリアス・ヘイローから輝きを失くし堕天使となった「ノーブル・デーモン」。尋常ならざる力が、このモンスターから放たれていた。
一方、ノーブル・デーモンの召喚により発生した膨大なエネルギーは、遠く離れた異国の地まで届いていた。その影響を最も強く受けたソフィアが突如、頭を押さえ苦しみだした。
「うぐっ…!うぅっ!!」
「ソフィア、大丈夫?」
「えぇ。ちょっと昔の記憶をね……。きっと貴方達も『思い出す』はずよ」
「……?」
呪縛竜使い5人はオーバーハンドレッド・ナンバーズによって殺害された。それは花奈たちの出した推測に過ぎなかったのだが、果たしてそれは的中していた。
X・Y・Zの3人は20年前の第一次アストラル大戦で復活させたオーバーハンドレッド・ナンバーズの力を使い、5人のデュエリストの息の根を止めた。そして手駒として蘇らせた時、「本当の死因」を思い出せないよう呪いをかけていたのだ。しかし、そこには大きな誤算があった。それは「カオスオーバーハンドレッド・ナンバーズから発せられるエネルギーを制御できる存在を見つけられなかったこと」だ。
オーバーハンドレッド・ナンバーズは呪縛竜と同様、人の手に余る力。第一次アストラル大戦を経て彼らは制御する方法を見つけたものの、「彼ら以外の使い手」は未熟な子供であり、おいそれと使いこなせるはずがなかった。それ故に力が暴走し、特に5人と因縁あるナンバーズが召喚された時に発する強大なエネルギーは、封印された記憶を呼び起こすトリガーとなったのだ。
「私、しばらく席を外すから」
「早めに戻って来い。僕達だって、いつ彼らと戦うのか分からないんだから」
「善処するわ」
奏多からの忠告を軽く流し、ソフィアはワープ機能で姿を消した。その行先は彼女以外誰も知らないが、その行動がこの先の未来を変えることになるとは、誰一人として予想していなかっただろう。
光の天使は黄金の輝きを失い、堕天使となった。その状況は皮肉にも、今の葵と重なっていた。
「ノーブル・デーモンの効果発動!カオス・オーバーレイ・ユニットを1つ使い、『悪魔龍デモンズ・グシオン』の攻撃力を0にして効果を無効にする!」
「なら私も『悪魔龍デモンズ・グシオン』の効果発動!相手がモンスターの効果を発動した時、ライフポイントを500払うことで、その発動を無効にし除外する。これでオーバーハンドレッド・ナンバーズは完全に封じたわ!」
KUREHA→LP:6550
しかし、紅葉だって何の対策もしてこなかったわけではない。『魔神デモンズ・レイ・グレート』は単純な戦闘力なら呪縛竜やパルテノン・エヴァにも匹敵するが、カード効果への耐性は特殊召喚成功時以外極めて低く、カード効果を無効にする術を持っていない。故に搦め手を得意とする葵とのデュエルには魔法・罠カードの効果を止めるデモンズ・ヴァンパイアだけでは限界があると悟り、モンスター効果に対して強気で出られるデモンズ・グシオンを新たに採用したのだ。
一方の葵はこれでカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズを失い、フィールドにはモンスターもいない。しかし葵は、この状況さえ好機と捉えていた。
「ノーブル・デーモンがやられた程度で、私のデュエルが終わったと思わないことね。魔法カード『グローリアス・ナンバーズ』を発動!墓地のグローリアス・ヘイローを特殊召喚し、1枚ドロー。そして『光天使』が特殊召喚されたことで『光天使スローネ』を特殊召喚し、再び1枚ドロー。そのカードが『光天使』だったから、今ドローした『光天使ブックス』を特殊召喚!」
「凄い……【光天使】を使いこなしてる」
「『光天使ブックス』の効果発動!手札の魔法カード『RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース』を捨てることで、手札から新たな『光天使』を特殊召喚するわ。現れろ、『光天使スケール』!!そして私はスローネ、ブックス、スケールの3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!ランク4『星輝士(ステラナイト) デルタテロス』!!」
この局面で呼び出した新たなエクシーズモンスターはなんと、今まで天使族だけを呼び出してきた葵からは絶対に出してこないであろう「戦士族」のモンスター、『星輝士 デルタテロス』だった。
○グローリアス・ナンバーズ(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、自分はデッキから1枚ドローする。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。手札1枚をそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
○RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース(通常魔法)
自分フィールド上のランク4のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターよりランクが1つ高い「CNo.」と名のついたモンスター1体を、選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
○光天使ブックス(Lv4 光)
天使族/効果
攻1600/守1400
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
○光天使スケール(Lv4 光)
天使族/効果
攻1500/守900
①:このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。②:フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、自分はデッキから1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか適用できない。
○星輝士 デルタテロス(ランク4 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守2100
レベル4モンスター×3
①:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時には、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。手札・デッキから「テラナイト」モンスター1体を特殊召喚する。
~現在の状況~
KUREHA→LP:7050 手札:2 デッキ:25 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2
V S
AOI→LP:4700 手札:1 デッキ:30 Mゾーン:2 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*Episode91初登場オリカ(掲示板投稿済み)
○デモンズ・キメラ(Lv3 闇)(テキスト修正版)
悪魔族/ペンデュラム/効果
攻1700/守250
【Pスケール:青3/赤3】
①:このカードを発動したターンのメインフェイズに発動する。デッキから「デモンズ」モンスター1体を墓地に送る。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキの一番下に戻す。この効果でモンスターを戻した場合、そのモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「デモンズ・キメラ」以外の「デモンズ」モンスター1体を選んで手札に加える。
○悪魔龍デモンズ・グシオン(Lv8 闇)(テキスト修正版)
悪魔族/シンクロ/効果
攻2900/守500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「デモンズ」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。そのモンスターのレベル・ランク・グレード×300ダメージを相手に与える。②:相手がモンスターの効果を発動した時、500LP払って発動できる。その発動を無効にし除外する。
そして、この場所で待ち構えていたデュエリストは、紅葉にとってソフィアにも劣らぬ因縁を抱えた相手───喜多村 葵だった。
「嬉しいわ。こうしてまた戦える時が来るなんてね」
「正直、私もここまで粘着されるなんて思っていなかったわ」
紅葉への復讐のため「だけ」にこうしてギリシャまで追いかけ、エース達の陣営についてオーバーハンドレッド・ナンバーズの力を得てまで紅葉を倒そうとする執念は最早あっぱれと言わざるを得ない。たとえ自分のしている行動が世界を滅ぼすことに繋がっていようが、ソフィアから「勝てる見込みがゼロ」だと見限られようが、紅葉を倒すことさえできればそれでいい。
今の彼女は、誰より「勝利」に飢えた獣のようだ。
「あんたが幾ら足搔いたところで、この戦いが終わる頃には『世界のリセット』が約束される!無駄な抵抗はやめて、とっととエース様に平服しなさいよ!」
「それで私が『はい分かりました』って素直に従うとでも思ってるの?」
「思ってないからぶっ潰してやんのよ!さあ構えなさい!!」
紅葉と葵。浅からぬ因縁を抱えた2人の戦いが今、始まった。
「「デュエル!!」」
KUREHA→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
AOI→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN01
(一刻も早くこのデュエルに勝って、遊弥を助ける!けど……)
「先攻は私!自分フィールドにモンスターが存在しないことで、『デモンズ・オーガ』はレベル5として特殊召喚できる!続けて『デモンズ・グール』を通常召喚して、デッキから『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』を手札に加えるわ」
ドミネイテッド・フュージョンは融合素材となるモンスターをデッキからでも調達できるのだが、葵が以前と同じように【堕天使】を使うことを警戒したのかフィールドの2体を用いて『主の妹 デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”』を融合召喚した。
デモンズ・ヴァンパイアはエクストラデッキに溜まっているペンデュラムモンスターをデッキに戻すことで魔法・罠カードの発動を無効にできるため、先攻で出す分には充分な妨害として機能する。加えて『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』で融合召喚されているため、効果で破壊されないモンスターとして立ちはだかる。並大抵のモンスターでは突破は難しいだろう。
「私はスケール11の『デモンズ・グール』をペンデュラムソーンにセッティングし、カードを1枚伏せる。そしてこのエンドフェイズにグールのペンデュラム効果で、デッキから『デモンズ・マーキング』をセット。これでターンエンドよ」
KUREHA→LP:8000 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:1 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
*TURN02
(何なの…?赤城紅葉にしては立ち上がりが静かすぎる)
「私のターン、ドロー!」
学校別対抗戦のみならず、ギリシャでも紅葉に完膚なきまで叩きのめされた葵。モニター越しでソフィアに勝利しているところを見てしまった彼女は、心の何処かで「負けて当然の相手だった」と納得していた。誰かのために命を懸けてまで世界レベルのデュエリストと戦うことなど、葵の器量では不可能に等しかったのだから。
しかし、今の紅葉があの時とは違うことを、これまで自分の目的を果たすためだけに戦ってきた彼女だからこそ感じ取ることができた。かといってそれで容赦はしない。「三度目の正直」を信じて葵は全力で紅葉を叩き潰す。
「私は手札から『光天使(ホーリー・ライトニング)ウィングス』を召喚!」
「【光天使】!?またデッキが変わってるなんて……」
「その様子じゃ【堕天使】で来ることを想定していたんでしょうけど、私はどんな天使族デッキでも意のままに使えるのよ。ウィングスの効果発動!召喚に成功した時、手札から新たな『光天使』を特殊召喚できる。けどその前に手札の『光天使スローネ』の効果発動!」
○光天使ウィングス(Lv4 光)
天使族/効果
攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
○光天使スローネ(Lv4 光)
天使族/効果
攻800/守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。①:自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
「スローネは『光天使』が召喚・特殊召喚されたことで手札から特殊召喚できるの。そして1枚ドローし、それが『光天使』であればドローしたモンスターも特殊召喚できるのだけれど……残念。モンスターではなかったわ」
「ほっ」
「けれどウィングスの効果で、手札から『光天使セプター』を特殊召喚!続けてセプターの効果で、デッキから2枚目の『光天使スローネ』を手札に加える。さあいくわよ、これがエース様から与えられた力!私はレベル4のウィングス、セプター、スローネの3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!光の使いよ、20年の時を超え、輝きの衣纏いて降臨せよ!『No.102 光天使グローリアス・ヘイロー』!!」
○光天使セプター(Lv4 光)
天使族/効果
攻1800/守 400
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。②:フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。
○No.102 光天使グローリアス・ヘイロー(ランク4 光)
天使族/エクシーズ/効果
攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は半分になり、効果は無効化される。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を全て取り除く事ができる。この効果を適用したターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
葵が呼び出したオーバーハンドレッド・ナンバーズは、黄金に光り輝く天使『No.102 光天使グローリアス・ヘイロー』。攻撃力を半減する能力は非常に強力であり、紅葉の高火力モンスターによって築かれた牙城もこのカードの前には意味をなさない。
「102番目のナンバーズ……」
「セプターを素材としたことで、あなたのセットカード1枚を破壊し、1枚ドロー。そしてグローリアス・ヘイローの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”の攻撃力を半分に下げ、効果を無効にするわ」
「くっ…!」
「そのモンスターで対処できるのは魔法・罠カードだけ。残念だったわね」
葵は2度の敗北を経て紅葉のデッキを徹底的に分析していた。紅葉には封印竜の抜きにしても『魔神デモンズ・レイ・グレート』という超強力なビヨンドモンスターが控えている。葵はそのモンスターが出てきても対処できるように、オーバーレイ・ユニットを全て取り除くことでダメージを半減できるグローリアス・ヘイローを呼び出したのだが、当の紅葉からはそれを呼び出そうとする意志が感じられなかった。
「さあバトルよ。グローリアス・ヘイローでデモンズ・ヴァンパイアを攻撃!射貫け、ライトニング・クラスター!!」
「うぅっ…!」
KUREHA→LP:7050
グローリアス・ヘイローの放った光の矢が幼い吸血鬼を貫き、紅葉の胸にも刺されたかのような痛みが襲った。オーバーハンドレッド・ナンバーズとのデュエルは呪縛竜と同様、デュエル中に受けたダメージを実際のものとして痛覚に襲い掛かるようになっている。一瞬、その痛みに顔を歪めた紅葉だったが、すぐに平常のものに戻した。
(こんな痛み、遊弥の苦しみに比べたら何ともないんだから!)
「私はカードを2枚伏せてターンエンド。さっきから何なの?アンタ、本当にあのソフィアさんに勝った赤城紅葉なの?」
「どういう意味?」
「デュエル中に他のこと考えながら勝てるほど、今の私は甘くないってことよ!」
「っ…!」
紅葉は葵に二度勝っている。それも一度は完全勝利を納めているため、自分のことを取るに足らない相手だと思われていても不思議ではない。しかし、紅葉は同じ相手に二度勝ったからといって三度目も確実に勝てるという油断は持っていない。ましてや葵は戦う毎にデッキを変更しているため前の戦いでの対策が通じないことも現に起こっている。
それでも、紅葉がどこか浮かない様子だったのには理由があった。
「さあ、あなたのターンよ。『魔神デモンズ・レイ・グレート』の効果でワンキルを狙うんでしょうけど、そうはいかないわ」
「……私、このデュエルでは『魔神デモンズ・レイ・グレート』は使いません」
「は?何それ、舐めプ?」
「違います。確かに、こういう死んでも負けられないデュエルには絶対的な切り札に頼るところですけど、それに拘りすぎて『デュエルの本質』を見失っては元も子もありませんから」
初めて紅葉が葵とギリシャで戦った時、感情が先走りしたせいで「デュエルは楽しんでやるもの」という当たり前のことさえ実行できていなかった。ソフィアとのデュエルの時も「遊弥を取り戻す」ことで頭がいっぱいになっており、最終ターンが始まるまでデュエルを楽しむ余裕を持ち合わせていなかった。しかしデュエルが終わってからようやく「楽しかった」と実感し、葵とのデュエルでも「大戦の最中であろうとデュエルを楽しもう」と事前に決めていたのだ。
「それに私、あなたと本気でデュエルを楽しみたいんです。そんでもって、もう一度勝ってみせる」
「相変わらず舐め腐ったことを……。まあいいわ。そっちがその気なら、こっちは全力で叩き潰すだけよ!」
「上等!!」
ドローフェイズを終え、スタンバイフェイズ、メインフェイズへと運んだ紅葉。必殺のカードを自ら使わないと宣告した分ハンデを背負っているが、それをどこまで補えるのか。
*TURN03
「続き、始めますね。魔法カード『デモンズ・フルート』を発動し、デッキからペンデュラムモンスター『デモンズ・ソウルイーター』を手札に加え、通常召喚!そして効果発動!召喚に成功した時、手札1枚を捨てることでデッキから『デモンズ・リリス』と『デモンズ・メフィスト』を手札に加える。そして手札から墓地へ送られた『デモンズ・キメラ』の効果で、デッキから『デモンズ・リンクス』を手札に加える!」
「あっという間に手札3枚……」
「本番はこっから!セッティング中の『デモンズ・グール』とスケール2の『デモンズ・メフィスト』でペンデュラムスケールをセッティング!」
レベル10がペンデュラム召喚可能なスケールを揃えたが、紅葉は宣言通り『魔神デモンズ・レイ・グレート』のビヨンド召喚に必要な『魔王デモンズ・レイ』のペンデュラム召喚は行わず、『デモンズ・オーガ』『デモンズ・リリス』『デモンズ・リンクス』の3体をペンデュラム召喚した。
3体以上同時に特殊召喚したことで『デモンズ・メフィスト』のペンデュラム効果が発動し、ペンデュラムゾーンのメフィストを破壊し手札を2枚補強した。加えて、今の彼女のフィールドに存在するモンスターは全てレベル4。その中にはチューナーも含まれているため、ランク4モンスターのエクシーズ召喚とレベル8モンスターのシンクロ召喚が可能となっている。
「私は、レベル4の『デモンズ・ソウルイーター』にレベル4の『デモンズ・リンクス』をチューニング!偉大なる魔法の力を解放し、その身を龍へと昇華せよ。シンクロ召喚!!レベル8『悪魔龍デモンズ・グシオン』!!更にレベル4の『デモンズ・オーガ』と『デモンズ・リリス』でオーバーレイ・ネットワークを構築!夢を貪りその魂を吸い尽くせ。エクシーズ召喚!!ランク4『小悪魔っ娘デモンズ・サキュバス』!!」
「まさかこの3ターンの間に融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムの全部を使ってくるなんてね…」
「こうでもしなきゃ、自分から制限かけた意味がないので。私のフィールドに『デモンズ』モンスターが特殊召喚されたことで、『悪魔龍デモンズ・グシオン』の効果発動!そのモンスターのランク×300ポイントのダメージを相手に与える。更に罠カード『デモンズ・ディザスター』を発動し、私のフィールドに存在する攻撃力2000以上のモンスターの数まで、相手フィールドの魔法・罠カードを破壊する!」
「チッ…!」
「更に破壊したカード1枚につき200ポイントのダメージが入る。これで合計1600ダメージ!更に『小悪魔っ娘デモンズ・サキュバス』の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、自らの攻撃力を相手ターン終了時まで倍にする。そしてオーバーレイ・ユニットとして取り除いた『デモンズ・リリス』の効果で、デッキから『デモンズ・マッドサイエンティスト』を手札に加えるわ」
破壊されたセットカードは『我が身を盾に』と『リビングデッドの呼び声』。葵はモンスターの破壊に対して対策を取っていたが、紅葉はその裏をかいて魔法・罠カードを破壊してきた。
みるみるうちにバーンダメージが入り、バトル前から葵のライフを着々と削っている。【デモンズ】は攻撃力もさることながら、効果ダメージを与える手段も豊富に揃えている。仮に『魔神デモンズ・レイ・グレート』を使っていれば葵の言った通りワンキルも可能だったのだろうが、「葵と本気でデュエルを楽しむ」ために険しい道を選んだ。果たしてその選択はどう転ぶか。
「バトル!デモンズ・サキュバスで『No.102 光天使グローリアス・ヘイロー』を攻撃!」
「グローリアス・ヘイローの効果発動!このカードのオーバーレイ・ユニットを全て取り除くことで、この戦闘での破壊を無効にする。そして受ける戦闘ダメージも全て半分になるわ」
「でも戦闘破壊から守れるのはその一度だけ。『悪魔龍デモンズ・グシオン』でグローリアス・ヘイローを攻撃!!」
「くぅぅっ…!」
AOI→LP:4700
グシオンの繰り出す攻撃でグローリアス・ヘイローは焼き尽くされ、葵のフィールドにモンスターがいなくなった。ダメージ半減さえなければより多くのライフポイントを削り取れたのだが、それでも3ターン目にしては充分だろう。何よりオーバーハンドレッド・ナンバーズを処理できたというのが大きい。
「カードを2枚伏せてターンエンド。これでオーバーハンドレッド・ナンバーズは封じたはず……」
KUREHA→LP:7050 手札:2 デッキ:25 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN04
「その程度で勝ったと思っているのなら、とんだ大間違いよ。私のターン!ドロー!」
フィールドにランクアップの対象となるエクシーズモンスターがいなければ「RUM」は基本的に発動できないため、グローリアス・ヘイローを戦闘破壊して墓地へ送っておいた。それでも葵が動揺を見せなかったのは、次にドローするカードが何なのか「分かっていた」からなのかもしれない。
「私がドローしたカードは『RUM-七皇の剣』!このカードは一度破壊され墓地へ送られたオーバーハンドレッド・ナンバーズを蘇らせてランクアップさせることができる!」
「やっぱり引いてきた…!」
「光の中で生まれし希望よ、紅きその力によりて散るがいい!カオス・エクシーズ・チェンジ!!『CNo.102 光堕天使(アンホーリー・ライトニング)ノーブル・デーモン』!!」
○CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン(ランク5 光)
天使族/エクシーズ/効果
光属性レベル5モンスター×4
攻2900/守2400
①:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を2つ取り除く事ができる。②:このカードのX素材が全て取り除かれた場合に発動する。相手に1500ダメージを与える。③:このカードが「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をX素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力を0にし、効果は無効化される。
墓地からモンスターを復活させてランクアップさせるカードは今でこそ【RR】でも使われている戦術だが、その代表格である『RUM-ソウル・シェイブ・フォース』はライフポイントを半分払わなければならない。一方で七皇の剣はデュエル中に1度だけという制約こそあれど、ドローさえすればコスト無しで墓地からでもランクアップができる。
究極ともいえる力を使って葵が呼び出したのは、グローリアス・ヘイローから輝きを失くし堕天使となった「ノーブル・デーモン」。尋常ならざる力が、このモンスターから放たれていた。
一方、ノーブル・デーモンの召喚により発生した膨大なエネルギーは、遠く離れた異国の地まで届いていた。その影響を最も強く受けたソフィアが突如、頭を押さえ苦しみだした。
「うぐっ…!うぅっ!!」
「ソフィア、大丈夫?」
「えぇ。ちょっと昔の記憶をね……。きっと貴方達も『思い出す』はずよ」
「……?」
呪縛竜使い5人はオーバーハンドレッド・ナンバーズによって殺害された。それは花奈たちの出した推測に過ぎなかったのだが、果たしてそれは的中していた。
X・Y・Zの3人は20年前の第一次アストラル大戦で復活させたオーバーハンドレッド・ナンバーズの力を使い、5人のデュエリストの息の根を止めた。そして手駒として蘇らせた時、「本当の死因」を思い出せないよう呪いをかけていたのだ。しかし、そこには大きな誤算があった。それは「カオスオーバーハンドレッド・ナンバーズから発せられるエネルギーを制御できる存在を見つけられなかったこと」だ。
オーバーハンドレッド・ナンバーズは呪縛竜と同様、人の手に余る力。第一次アストラル大戦を経て彼らは制御する方法を見つけたものの、「彼ら以外の使い手」は未熟な子供であり、おいそれと使いこなせるはずがなかった。それ故に力が暴走し、特に5人と因縁あるナンバーズが召喚された時に発する強大なエネルギーは、封印された記憶を呼び起こすトリガーとなったのだ。
「私、しばらく席を外すから」
「早めに戻って来い。僕達だって、いつ彼らと戦うのか分からないんだから」
「善処するわ」
奏多からの忠告を軽く流し、ソフィアはワープ機能で姿を消した。その行先は彼女以外誰も知らないが、その行動がこの先の未来を変えることになるとは、誰一人として予想していなかっただろう。
光の天使は黄金の輝きを失い、堕天使となった。その状況は皮肉にも、今の葵と重なっていた。
「ノーブル・デーモンの効果発動!カオス・オーバーレイ・ユニットを1つ使い、『悪魔龍デモンズ・グシオン』の攻撃力を0にして効果を無効にする!」
「なら私も『悪魔龍デモンズ・グシオン』の効果発動!相手がモンスターの効果を発動した時、ライフポイントを500払うことで、その発動を無効にし除外する。これでオーバーハンドレッド・ナンバーズは完全に封じたわ!」
KUREHA→LP:6550
しかし、紅葉だって何の対策もしてこなかったわけではない。『魔神デモンズ・レイ・グレート』は単純な戦闘力なら呪縛竜やパルテノン・エヴァにも匹敵するが、カード効果への耐性は特殊召喚成功時以外極めて低く、カード効果を無効にする術を持っていない。故に搦め手を得意とする葵とのデュエルには魔法・罠カードの効果を止めるデモンズ・ヴァンパイアだけでは限界があると悟り、モンスター効果に対して強気で出られるデモンズ・グシオンを新たに採用したのだ。
一方の葵はこれでカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズを失い、フィールドにはモンスターもいない。しかし葵は、この状況さえ好機と捉えていた。
「ノーブル・デーモンがやられた程度で、私のデュエルが終わったと思わないことね。魔法カード『グローリアス・ナンバーズ』を発動!墓地のグローリアス・ヘイローを特殊召喚し、1枚ドロー。そして『光天使』が特殊召喚されたことで『光天使スローネ』を特殊召喚し、再び1枚ドロー。そのカードが『光天使』だったから、今ドローした『光天使ブックス』を特殊召喚!」
「凄い……【光天使】を使いこなしてる」
「『光天使ブックス』の効果発動!手札の魔法カード『RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース』を捨てることで、手札から新たな『光天使』を特殊召喚するわ。現れろ、『光天使スケール』!!そして私はスローネ、ブックス、スケールの3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!ランク4『星輝士(ステラナイト) デルタテロス』!!」
この局面で呼び出した新たなエクシーズモンスターはなんと、今まで天使族だけを呼び出してきた葵からは絶対に出してこないであろう「戦士族」のモンスター、『星輝士 デルタテロス』だった。
○グローリアス・ナンバーズ(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、自分はデッキから1枚ドローする。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。手札1枚をそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
○RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース(通常魔法)
自分フィールド上のランク4のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターよりランクが1つ高い「CNo.」と名のついたモンスター1体を、選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
○光天使ブックス(Lv4 光)
天使族/効果
攻1600/守1400
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
○光天使スケール(Lv4 光)
天使族/効果
攻1500/守900
①:このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。②:フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、自分はデッキから1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか適用できない。
○星輝士 デルタテロス(ランク4 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守2100
レベル4モンスター×3
①:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時には、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。手札・デッキから「テラナイト」モンスター1体を特殊召喚する。
~現在の状況~
KUREHA→LP:7050 手札:2 デッキ:25 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2
V S
AOI→LP:4700 手札:1 デッキ:30 Mゾーン:2 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*Episode91初登場オリカ(掲示板投稿済み)
○デモンズ・キメラ(Lv3 闇)(テキスト修正版)
悪魔族/ペンデュラム/効果
攻1700/守250
【Pスケール:青3/赤3】
①:このカードを発動したターンのメインフェイズに発動する。デッキから「デモンズ」モンスター1体を墓地に送る。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキの一番下に戻す。この効果でモンスターを戻した場合、そのモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「デモンズ・キメラ」以外の「デモンズ」モンスター1体を選んで手札に加える。
○悪魔龍デモンズ・グシオン(Lv8 闇)(テキスト修正版)
悪魔族/シンクロ/効果
攻2900/守500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「デモンズ」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。そのモンスターのレベル・ランク・グレード×300ダメージを相手に与える。②:相手がモンスターの効果を発動した時、500LP払って発動できる。その発動を無効にし除外する。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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121 | Episode01:危ないスタート | 2429 | 1 | 2015-06-21 | - | |
124 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1973 | 2 | 2015-06-22 | - | |
92 | Episode03:切り札 | 1496 | 2 | 2015-06-23 | - | |
106 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1555 | 2 | 2015-06-23 | - | |
94 | Episode05:終止符 | 1457 | 2 | 2015-06-25 | - | |
80 | Episode06の前に(更新済) | 1283 | 2 | 2015-06-25 | - | |
102 | Episode06:黒羽 凛 | 1434 | 1 | 2015-06-27 | - | |
89 | Episode07:同調 | 1346 | 1 | 2015-06-30 | - | |
77 | Episode08:変則試合 | 1331 | 2 | 2015-07-04 | - | |
151 | Episode09:2人の絆 | 1464 | 2 | 2015-07-05 | - | |
74 | Episode10:覚醒 | 1330 | 1 | 2015-07-09 | - | |
94 | Episode11:解放 | 1347 | 2 | 2015-07-13 | - | |
154 | Episode12:最後の封印竜 | 1336 | 0 | 2015-07-14 | - | |
80 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1135 | 0 | 2015-07-25 | - | |
102 | Episode14:友のために | 1206 | 0 | 2015-08-12 | - | |
90 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1730 | 2 | 2015-08-13 | - | |
136 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1184 | 2 | 2015-08-19 | - | |
126 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1416 | 2 | 2015-08-22 | - | |
95 | Episode16:ライセンス | 1296 | 2 | 2015-08-24 | - | |
176 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2186 | 5 | 2015-08-29 | - | |
100 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1281 | 1 | 2015-09-06 | - | |
146 | Episode18:関門 | 1435 | 1 | 2015-09-13 | - | |
92 | Episode19:スピードの中で | 1276 | 2 | 2015-09-18 | - | |
124 | Episode20:初の対外試合 | 1294 | 2 | 2015-09-20 | - | |
93 | Episode21:シンクロ封印 | 1235 | 1 | 2015-09-22 | - | |
81 | Episode22:1つの答え | 1234 | 2 | 2015-09-24 | - | |
80 | Episode23:黒羽の誇り | 1274 | 2 | 2015-10-01 | - | |
103 | Episode24:ハイスピードバトル | 1332 | 3 | 2015-10-06 | - | |
73 | Episode25:超越する力 | 1217 | 2 | 2015-10-11 | - | |
85 | Episode26:運命の決戦 | 1205 | 3 | 2015-10-20 | - | |
97 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1309 | 2 | 2015-11-03 | - | |
95 | Episode28:遊弥vsレイン | 1400 | 2 | 2015-11-09 | - | |
87 | Episode29:舞い降りた天使 | 1303 | 2 | 2015-12-05 | - | |
80 | Episode30:天使と悪魔 | 1406 | 3 | 2015-12-09 | - | |
105 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1468 | 2 | 2015-12-12 | - | |
80 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1264 | 0 | 2016-01-05 | - | |
89 | Episode32:パワー・ツール | 1240 | 3 | 2016-01-29 | - | |
85 | Episode33:死した希望の使者 | 1183 | 2 | 2016-01-31 | - | |
114 | Episode34:高貴の翼 | 1454 | 3 | 2016-02-04 | - | |
91 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1300 | 1 | 2016-02-13 | - | |
84 | Epi36:加速するカウントダウン | 1254 | 2 | 2016-02-20 | - | |
84 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1228 | 3 | 2016-03-25 | - | |
75 | Episode38:朱色の夜 | 1236 | 0 | 2016-04-11 | - | |
152 | Episode39:並び立つ盟友 | 1439 | 2 | 2016-04-22 | - | |
85 | Episode40:精一と彩 | 1315 | 2 | 2016-05-30 | - | |
84 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1305 | 4 | 2016-06-22 | - | |
129 | Episode42:涅槃の境地へ | 1329 | 4 | 2016-07-02 | - | |
80 | Episode43:トワノキズナ | 1261 | 3 | 2016-07-23 | - | |
144 | Episode44:銀河と宇宙 | 1455 | 3 | 2016-08-09 | - | |
127 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1542 | 0 | 2016-08-20 | - | |
65 | Episode46:絶望の凱旋 | 1138 | 0 | 2016-08-24 | - | |
90 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1162 | 1 | 2016-09-06 | - | |
123 | Episode48:希望の行方 | 1520 | 0 | 2016-09-13 | - | |
89 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1107 | 0 | 2016-10-03 | - | |
76 | Episode50:創世の星屑竜 | 1068 | 0 | 2016-10-25 | - | |
132 | Episode51:託された未来 | 1204 | 0 | 2016-10-30 | - | |
132 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1270 | 2 | 2016-11-02 | - | |
107 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1256 | 0 | 2016-11-09 | - | |
119 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1244 | 0 | 2016-11-26 | - | |
105 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1245 | 0 | 2016-12-08 | - | |
60 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 1044 | 0 | 2016-12-20 | - | |
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109 | Episode52:極寒の夏 | 1213 | 2 | 2017-01-01 | - | |
153 | Episode53:闇の邂逅 | 1372 | 2 | 2017-01-07 | - | |
87 | Episode54:呪縛竜復活 | 1124 | 0 | 2017-01-11 | - | |
127 | Episode55:届かぬ声で... | 1044 | 2 | 2017-01-15 | - | |
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124 | Episode57:共鳴する四龍 | 1173 | 4 | 2017-01-25 | - | |
78 | Episode58:本当の気持ち | 1273 | 3 | 2017-01-30 | - | |
82 | Episode59:真実への鍵 | 1158 | 2 | 2017-02-08 | - | |
82 | IF01:バレンタインデー | 1353 | 6 | 2017-02-11 | - | |
74 | Episode60:エレンとアレックス | 1158 | 3 | 2017-02-16 | - | |
179 | ルール改訂と今後の進行について | 1393 | 2 | 2017-02-18 | - | |
67 | Episode61:想いの証 | 1051 | 5 | 2017-02-21 | - | |
91 | Episode62:茨の道標 | 1242 | 5 | 2017-02-27 | - | |
136 | Episode63:光と闇の花 | 1099 | 3 | 2017-03-20 | - | |
89 | Episode64:渇望と葛藤 | 1139 | 2 | 2017-03-23 | - | |
85 | Episode65:麗しき孤月 | 1082 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1417 | 2 | 2017-04-21 | - | |
164 | Episode67:常闇に消える月華 | 1416 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
122 | Episode69:純黒の反逆者 | 1249 | 0 | 2017-07-27 | - | |
138 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1155 | 2 | 2017-08-07 | - | |
101 | Episode71:希望は往く | 1290 | 3 | 2017-08-17 | - | |
152 | Episode72:リリーの過去 | 1290 | 2 | 2017-08-24 | - | |
84 | Episode73:異次元の亡霊 | 1221 | 2 | 2017-09-13 | - | |
121 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1388 | 3 | 2017-09-22 | - | |
138 | Episode75:挑戦者の儀 | 1140 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1229 | 2 | 2017-11-14 | - | |
66 | Episode77:動き出す陰謀 | 937 | 2 | 2018-01-23 | - | |
85 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 928 | 2 | 2018-03-03 | - | |
151 | Episode79:黄龍の手向け | 986 | 2 | 2018-03-28 | - | |
116 | Episode80:堕天使の罠 | 960 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
127 | Episode82:姫君のバイブル | 1064 | 1 | 2018-05-07 | - | |
129 | Episode83:開かれたページ | 1094 | 0 | 2018-05-11 | - | |
171 | Episode84:望まぬ決戦 | 1128 | 2 | 2018-05-29 | - | |
84 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1013 | 0 | 2018-05-31 | - | |
147 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1201 | 0 | 2018-06-02 | - | |
149 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1071 | 0 | 2018-06-04 | - | |
69 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 901 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
129 | 呪縛竜のおさらい | 906 | 0 | 2018-06-06 | - | |
117 | IF02:星 遊未 | 895 | 0 | 2018-06-09 | - | |
88 | Episode85:新たなる激闘へ | 1085 | 0 | 2018-07-10 | - | |
118 | Episode86:愛するもの | 983 | 0 | 2018-07-27 | - | |
83 | Episode87:涅槃を超えた先 | 947 | 0 | 2018-08-10 | - | |
134 | Episode88:終焉の弧光 | 1363 | 0 | 2018-09-12 | - | |
73 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 836 | 3 | 2022-06-04 | - | |
54 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 528 | 3 | 2022-06-25 | - | |
59 | Episode90:光臨者、天導レイン | 521 | 2 | 2022-07-07 | - | |
58 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 502 | 2 | 2022-09-03 | - | |
60 | Episode92:紅の決意 | 548 | 0 | 2022-09-19 | - | |
54 | Episode93:凛々しい黒羽 | 592 | 0 | 2022-10-04 | - | |
66 | Episode94:最強の双子 | 553 | 0 | 2022-10-24 | - | |
47 | Episode95:最凶の龍 | 556 | 0 | 2022-12-29 | - | |
53 | Episode96:神の恵 | 534 | 0 | 2023-01-18 | - | |
76 | Episode97:先導者vs時空竜 | 637 | 0 | 2023-01-22 | - | |
44 | Episode98:トワノチカイ | 520 | 0 | 2023-02-14 | - | |
53 | Episode99:遊弥、復活 | 549 | 0 | 2023-03-12 | - | |
50 | Episode100:目覚めし星の光 | 578 | 0 | 2023-03-26 | - | |
64 | Episode101:決戦・冀望郷 | 486 | 0 | 2023-05-03 | - | |
39 | Episode102:最弱の意地 | 464 | 0 | 2023-06-28 | - | |
37 | Episode103:永遠の友達 | 321 | 0 | 2023-11-26 | - | |
48 | Episode104:うららの運命 | 224 | 0 | 2024-04-29 | - | |
30 | Episode105:胡桃の最終演目 | 223 | 0 | 2024-05-06 | - | |
28 | Episode106:希望の少女たち | 241 | 1 | 2024-05-16 | - | |
43 | Episode107:輝く希望 | 332 | 0 | 2024-08-11 | - | |
28 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 336 | 0 | 2024-08-13 | - | |
36 | 第4章初登場オリカまとめ | 291 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
- 01/15 16:00 評価 3点 《竜の影光》「ぶっちゃけ弱いです。 3つ効果が全てのパワーが…
- 01/15 15:53 評価 5点 《鎧騎士竜-ナイト・アームド・ドラゴン-》「漫画版万丈目のリメ…
- 01/15 15:48 評価 8点 《光と昇華の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《闇と消滅の…
- 01/15 15:46 評価 9点 《闇と消滅の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《光と昇華の…
- 01/15 15:42 評価 9点 《光と闇の竜王》「融合版《光と闇の竜》の割と評価が難しいカード…
- 01/15 15:06 評価 3点 《ヴェノム・サーペント》「《ヴェノム》の下級モンスターの一体。…
- 01/15 15:00 評価 2点 《ヴェノム・スネーク》「今見ると《捕食植物》の元になったと思わ…
- 01/15 13:10 デッキ テラナイト
- 01/15 12:39 デッキ ファンカスノーレ
- 01/15 10:59 SS 26話 共同戦線Ⅰ
- 01/15 10:51 評価 1点 《シールドスピア》「何となく強そうな名前とイラストにやる気の無…
- 01/15 10:50 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 01/15 09:50 評価 3点 《ヴェノム・コブラ》「メインデッキに入る《ヴェノム》では唯一の…
- 01/15 09:22 評価 5点 《百鬼羅刹 グリアーレ三傑》「《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》に続く新…
- 01/15 09:07 評価 4点 《蛇神の勅命》「《ヴェノム》モンスターを手札から見せるだけで魔…
- 01/15 01:39 評価 3点 《幻獣機コンコルーダ》「トークンを護る立場と思わせて、今際の際…
- 01/14 23:38 SS 第29話 旅館の女将はネギ農家
- 01/14 22:49 デッキ 【1月新規代用カード入】FW@イグニスター2
- 01/14 19:51 SS 第52話:堕ちた力
- 01/14 16:42 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
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コメントありがとうございます。過去2回のデュエルでは大天使クリスティアを切り札にした【神の居城-ヴァルハラ】や【堕天使】を使ってきた葵ですが、【光天使】と相性のよい【テラナイト】のカードを組み合わせてみました。
戦士族カテゴリを扱うのは彼女も初めてだったので紅葉もビックリ...? (2022-09-24 23:49)