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Episode100:目覚めし星の光 作:カズ
~現在の状況~
YUMI→LP:8000 手札:2 デッキ:28 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
V S
TOWA→LP:8000 手札:3 デッキ:32 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN03
「私のターン!」
光子卿を破壊されても尚、トワの表情には一切陰りが見えない。寧ろここからが、トワの真骨頂だ。
「墓地の罠カード『時空混沌渦』の効果発動!ドローフェイズをスキップする代わりにこのカードを除外し、墓地の『ギャラクシー』と名の付くエクシーズモンスターを復活させます。蘇れ、『No.90 銀河眼の光子卿』!」
トワはこのターンのドローフェイズを放棄したが、墓地からエクシーズモンスターを復活させることで更に強力な布陣を作るつもりだった。事実、光子卿を素材に『ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン』をエクシーズ召喚するという彼女の得意戦術をしてみせた。
「FA・フォトンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、フェイト・フォルトゥーナを破壊しますわ」
「『リトルスター・ウィッチ』が付与したスパークウィッチの効果発動!相手がモンスターの効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、その発動を無効にし破壊する!」
「…そんな効果を隠し持っていたとは。ですが、この程度で終わるほどギャラクシーアイズは甘くありませんわ」
FA・フォトンが如何に強力なのかは充分知っていたからこそ、遊弥は対策を講じていた。一見『リトルスター・ウィッチ』の効果はRUMのサーチがメインと思われがちだが、ランクアップ先のスパークウィッチに新たな効果を付与することで相手の想定を狂わせることができるのだ。
しかしFA・フォトンまで破壊されてもトワの戦術は狂わない。寧ろこの展開を予見していたかのようだった。
「魔法カード『トレード・イン』を発動!手札の『銀河眼の光子竜』を捨てて2枚ドローします」
「フェイト・フォルトゥーナの効果は、2枚以上のドローだと発動できない。そこを突かれたか……」
「まだこの程度では終わりませんわ。『銀河の修道師(ギャラクシー・プリースト)』を召喚!このカードが召喚に成功した場合、墓地の『フォトン』または『ギャラクシー』と名の付くカード5種類をデッキに戻し、2枚ドローします。私が戻すのは、『銀河眼の光子竜』『銀河遠征』『フォトン・オービタル』『No.90 銀河眼の光子卿』『ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン』の5枚」
『RUM-七皇の剣』のドローを警戒しフェイト・フォルトゥーナを展開したのは良かったが、『貪欲な壺』のように2枚以上同時にドローするカードに対しては発動ができない。加えてトワがドローフェイズを意図的にスキップしたため、このターンでは『RUM-七皇の剣』対策が出来ずに終わった。
『銀河の修道師』の効果で手札も4枚まで補充したトワの展開は止まらない。『フォトン・バニッシャー』を特殊召喚し、先ほどデッキに戻した『銀河眼の光子竜』を再度手札に加え、レインとのデュエルでも先陣を切った『輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン』をエクシーズ召喚した。
「フォトン・ブラストがエクシーズ召喚に成功した場合、手札から『銀河眼の光子竜』を特殊召喚します。そして魔法カード『銀河天翔(ギャラクシー・トランサー)』を発動!2000ポイントのライフを払い、墓地の『銀河眼の光子竜』及びそのモンスターと同じレベルの『フォトン』または『ギャラクシー』と名の付くモンスター1体をデッキから特殊召喚します。現れなさい、『銀河眼の光子竜』『銀河剣聖(ギャラクシー・ブレイバー)』!!」
「モンスターを2体同時に……しかもレベル8のモンスターが3体。一体何を…!?」
「今から見せてあげます。光子竜の真の姿を。私は『銀河眼の光子竜』2体と『銀河剣聖』でオーバーレイ・ネットワークを構築!!逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりて遥かなる宇宙の彼方を照らせ!降臨せよ、『超銀河眼の光子龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)』!!」
〇銀河の修道師(Lv4 光)
魔法使い族/効果
攻1500/守600
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分フィールドの、「フォトン」Xモンスターまたは「ギャラクシー」Xモンスター1体を対象として発動できる。手札のこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「フォトン」カード及び「ギャラクシー」カードの中から合計5枚を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。
〇銀河剣聖(Lv8 光)
戦士族/効果
攻0/守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札の「フォトン」モンスター1体を相手に見せて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このカードのレベルは見せた「フォトン」モンスターのレベルと同じになる。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力・守備力はそのモンスターのそれぞれの数値と同じになる。
〇銀河天翔(通常魔法)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「フォトン」モンスター及び「ギャラクシー」モンスターしか召喚・特殊召喚できない。①:2000LPを払い、自分の墓地の「フォトン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じレベルを持つデッキの「ギャラクシー」モンスター1体と対象の墓地のモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は2000になり、効果は無効化される。
〇超銀河眼の光子龍(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4500/守3000
レベル8モンスター×3
「銀河眼の光子竜」を素材としてこのカードがエクシーズ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上のエクシーズ素材を全て取り除き、このターンこのカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイントアップする。さらに、このターンこのカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
『銀河眼の光子竜』が紅き星の力を授かり、その青き身体を赤く染め上げ三つ首となった『超銀河眼の光子龍』。このモンスターから感じられる力は今まで遊弥が見てきたどの「ギャラクシーアイズ」をも凌ぐほどであり、遊弥の封印竜にも匹敵する。その力に呼応するかのように、トワの身体からも真紅のオーラが滲み出ていた。
「このモンスターが『銀河眼の光子竜』を素材としてエクシーズ召喚に成功したことで、フォトン・ハウリングが発動!これで自身以外の全てのカード効果が無効化されましたわ」
「自身以外、全部のカード効果を!?」
「ネオ・フォトンの更なる効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、相手フィールドのオーバーレイ・ユニットを全て取り除きます。そして自身の攻撃力をターン終了時まで、取り除いた数×500アップします。そしてこのターン、ネオ・フォトンはこの効果で取り除いたオーバーレイ・ユニットの数まで攻撃可能!」
「攻撃力5500の2回攻撃…!」
「遊弥さん、貴方も懺悔の用意はよろしくて?『超銀河眼の光子龍』で『スターダスト・スパークウィッチ』と『スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ』を攻撃!アルティメット・フォトン・ストリーム!!」
「ぐっ…うあぁぁぁぁぁっ!!」
YUMI→LP:5300
『超銀河眼の光子龍』の効果による連続攻撃で、遊弥のモンスターは一瞬で破壊されてしまった。スパークウィッチはフィールドで効果を使えなくなっても破壊された場合の効果が使えるため、その効果でペンデュラムゾーンに移動した。とはいえ遊弥のフィールドにはモンスターがいない、そう思っていたはずのトワは、彼のフィールドに新たに展開された3体のモンスターを見て愕然としていた。その秘密は、ネオ・フォトンによって全体無効が及んだ「後」に発動されたカードにあった。
「フェイト・フォルトゥーナが破壊された瞬間、永続罠『スターダスト・アンビュランス』を発動した。その効果で破壊されたフェイト・フォルトゥーナをエクストラデッキに戻し、デッキから『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』『スターダスト・ライトピーコック』『スターダスト・ピクシー』の3体を特殊召喚したんだ」
「なるほど……その様子だと、発動しなかったもう1枚のセットカードにも何かありそうですわね」
「さあ、それはどうかな」
「カナタならこんな時に何の意味もなくセットカードを温存するなんて、絶対に有り得ません。その弟子の遊弥さんも……でしょう?」
遊弥の戦術さえもトワに見透かされているようだった。お互い、同じ師匠から教えを受けていたからこそ先の行動も手に取るように分かってしまうのだろう。しかしそれは遊弥も同様であり、トワの戦術も奏多譲りのものである。いわば2人はデュエルに於いて互いの映し鏡のような存在ともいえるのだ。
続けてトワはフォトン・ブラストでペンデュラムモンスターでない『スターダスト・ピクシー』を破壊し、次のターンで展開できる数を抑制した。このターンで2000ポイントのライフを失ったが、それと引き換えに前のターン以上に攻めづらい盤面が完成した。
「私はカードを1枚伏せ、ターンエンドですわ」
TOWA→LP:6000 手札:1 デッキ:31 Mゾーン:2 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN04
「俺のターン、ドロー!」
3000ポイント近くもの戦闘ダメージを受けた遊弥の脚は震えていた。普段の遊弥なら武者震いだと言って強がるだろうが、今回ばかりはそんな余裕は一切ない。攻撃力4500ものネオ・フォトンに威圧されているだけでも丸腰で逃げ出したくなるというのに、まだ彼女にはオーバーハンドレッド・ナンバーズが控えている。それを出される前に勝負を決めたいところだが、トワがそれを許してくれるとは到底思えない。
「スタンバイフェイズ開始時、ハルモニア・トランペッターの効果発動!自身以外の『スターダスト』1体につき500ポイントのライフを回復する」
「ではこの瞬間、罠カード『永遠なる銀河(エターナル・ギャラクシー)』を発動!フォトン・ブラスト・ドラゴンを素材にランクが4つ上のモンスターをエクシーズ召喚しますわ」
「4つもランクアップを!?ってことは一気にランク8に……」
「大河に散らばりし希望の力よ、星屑を貫く光となりて私の下へ来たれ!クアドラプル・ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!現れなさい、『No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー』!!」
〇永遠なる銀河(通常罠)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドに「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが存在する場合、自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターよりランクが4つ高い、「フォトン」Xモンスターまたは「ギャラクシー」Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
〇No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
①:1ターンに1度、魔法カードの効果がフィールドで発動した時に発動できる。その効果を無効にし、フィールドのそのカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。②:相手の攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。③:自分フィールドの他のXモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は、破壊されたそのモンスター1体の元々の攻撃力分アップする。
フォトン・ブラストの倍のランクアップによって呼び出されたのは、希望の力を宿した魁の竜。光子卿やネオ・フォトンとは別ベクトルの威圧が放たれており、大いなる銀河を前に遊弥は今にも吞まれそうになっていた。だが、ここで負けるわけにはいかないと自らを再度奮い立たせ、デュエルを進める。
「スパークウィッチのペンデュラム効果発動!1ターンに1度、デッキからペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンに置くことができる」
「タイタニック・ギャラクシーの効果発動!1ターンに1度、魔法カードの効果がフィールドで発動した時、その効果を無効にし、そのカードを自らのオーバーレイ・ユニットとして吸収します。これでスパークウィッチのペンデュラム効果も不発ですわ」
「っ…ならこの瞬間、速攻魔法『揺れる眼差し』を発動!互いのペンデュラムゾーンのカードを全て破壊する。破壊した数は1枚のため、500ダメージを与える」
「くっ…!」
TOWA→LP:5500
〇揺れる眼差し(速攻魔法)
①:お互いのPゾーンのカードを全て破壊する。その後、この効果で破壊したカードの数によって以下の効果を適用する。
●1枚以上:相手に500ダメージを与える。
●2枚以上:デッキからPモンスター1体を手札に加える事ができる。
●3枚以上:フィールドのカード1枚を選んで除外できる。
●4枚:デッキから「揺れる眼差し」1枚を手札に加える事ができる。
ペンデュラムモンスターはモンスターカードでありながら、ペンデュラムゾーンに存在する間は魔法カードとして適用される。当然ペンデュラム効果も「魔法カードの効果」に括られるためタイタニック・ギャラクシーにとっては格好の的だった。しかし遊弥はこのターン、スパークウィッチがなければ出来ない戦術を使うために『揺れる眼差し』で強引にその効果から逃れつつ500ダメージを与えた。2枚以上破壊することができれば新たなペンデュラムモンスターをサーチすることもできたのだが、残り2枚の手札は両方ともペンデュラムモンスターであり、手札は尽きるがそれでスケールを揃えることができる。
スケール1の『スターダスト・ブライトホーン・ユニコーン』とスケール8の『スターダスト・アッパーウィング・ペガサス』で再度ペンデュラムスケールをセッティングし、ペンデュラム召喚の構えに入った。
「ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから蘇れ、『スターダスト・スパークウィッチ』『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』!!」
「ペンデュラム召喚、相変わらずの展開力ですわね。ですがこの布陣を突破することなど……」
「無理だろうな。だけど、崩すことはできる。ハルモニア・トランペッターがペンデュラム召喚に成功した時、デッキから『スターダスト』1体を特殊召喚する。現れろ、『スターダスト・ハルモニア・ハーピスト』!ハーピストが特殊召喚に成功した場合、デッキから『スターダスト』または『スターライト』と名の付く魔法・罠カード1枚を手札に加える。この効果で俺は『スターダスト・イルミネイト』を手札に加え、発動!」
〇スターダスト・イルミネイト(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:デッキから「スターダスト」モンスター1体を墓地へ送る。自分フィールドに「スターダスト・ドラゴン」またはそのカード名が記されたSモンスターが存在する場合、墓地へ送らず特殊召喚する事もできる。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで1つ上げる、または下げる。
「この効果でデッキから『スターダスト・ハルモニア・バグパイパー』を墓地へ送る。そして墓地へ送られたバグパイパーの効果で、デッキから『スターダスト・ハルモニア・ヴァイオリニスト』を手札に加える」
「これが、今の遊弥さん……?」
「更に墓地の『スターダスト・イルミネイト』を除外し、効果発動!ライトピーコックのレベルをターン終了時まで1つ上げる。レベル4となったライトピーコックに、レベル2のハルモニア・トランペッターをチューニング!シンクロ召喚!!現れろ、『スターダスト・チャージ・ウォリアー』!!」
チャージ・ウォリアーではトワのモンスターに全く太刀打ちできないため守備表示でシンクロ召喚したが、1枚しかなかった手札を補充するという点では最適のモンスターだ。そして遊弥も、ここから本領を発揮する。
(父さん、雪菜さん。力を貸してくれ)
「罠カード『インテグレート・スター』を発動!このターン、スパークウィッチは自身のランクと同じレベルを持つモンスターとしてシンクロ素材にできる」
「…一体何を?」
「俺はランク6のスパークウィッチにレベル2のハルモニア・トランペッターをチューニング!飽くなき探求の果てに辿り着きし究極進化。全てを超越せし創世の力よ、今こそ目覚めよ!クロスシンクロ召喚!!『スターダスト・ドラゴン“The Genesis”』!!」
遊弥がシンクロ召喚したモンスターは、呪縛竜決戦に赴く前に雪菜から託されたカードであり、遊弥の父親・藤堂遊仁が生前切り札として使用していたものだ。レベルとランクという全く異なる次元を統合し行われる唯一のシンクロ召喚「クロスシンクロ」の力を手にしたスターダスト・ドラゴンは、今まで遊弥が使ってきた「スターダスト」シンクロモンスターの全ての力を併せ持っている。
オーバーレイ・ユニットを持たないスパークウィッチを何としてでも守ろうとしていることからトワも何かあるのだろうとは思っていたが、まさかThe Genesisへの布石だとは微塵も思っていなかったようだ。
「バトル!The Genesisでタイタニック・ギャラクシーを攻撃!シューティング・ジェネシス・ソニック!」
「くっ…!」
「The Genesisの効果発動!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、エクストラデッキから『スターダスト・ドラゴン』と名の付くシンクロモンスター1体を墓地へ送ることで、その守備力分のダメージを相手に与えることができる。俺は『スターダスト・ドラゴン Forever Diamond』を墓地へ送り、3000ポイントのダメージを与える!」
「うあぁっ…!」
TOWA→LP:2700
このターンで攻撃力4500の『超銀河眼の光子龍』を破壊することはできなかったが、ペンデュラム効果を含めた魔法カードの効果を多用する遊弥にとって天敵ともいえるタイタニック・ギャラクシーを破壊することはできた。尤も、先にネオ・フォトンを破壊した場合、タイタニック・ギャラクシーの攻撃力は7500にまで上昇するため、そうせざるを得ない状況だったのだが。
「俺はこれで、ターンエンドだ」
YUMI→LP:5800 手札:2 デッキ:22 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
「遊弥さん、カナタがいなくなった日のことを覚えていますか?」
「飛行機事故のことか。あの時は、本当に辛かったな」
「ええ……」
トワは奏多の事故死を知ってから1週間は学校に登校できなくなるほど塞ぎ込んでいた。一方で遊弥はトワのように塞ぎ込むことこそなかったが、暫くは授業に全く身が入らず、デュエルに対してどう向き合えばいいか分からなくなっていた。
それから暫くしてお互い、初めて大切な人を失った苦難を乗り越えることはできたが、心の中には大きな穴が開いてしまった。
「ですがカナタと再会した時、私がどんな気持ちだったか想像できますか?死に別れたはずの愛した人が蘇ったのですよ?」
「トワ……」
「『世界のリセット』さえ成就すれば、カナタとずっと一緒にいられる。カナタと2人きりの時間を永遠に過ごせるのですわ!ですから私は…私は………っ」
「それが、トワの戦う理由なんだな。たとえ奴等の計画に加担する結果になったとしても、そこまで奏多兄ちゃんのことを……」
再び奏多のいる世界を作れば、心に開いた穴を埋めることができる。たったそれだけのためにと言いたくなるが、遊弥には強く反論できるだけの言葉が見つからなかった。もし自分が彼女と同じ立場になっていたら、間違いなく自分もそうしていただろうから。それだけ2人の心の中には、奏多の存在が大きかったのだ。
*TURN05
「私の……ターン!!」
しかし彼女も本心では『世界のリセット』が成就された世界でも自分の願いが叶わないことは分かっていた。しかし蘇った奏多と再会したあの時から、「永遠に奏多といたい」という想いが爆発してしまった。それだけ強い欲望があったからこそ、トワはオーバーハンドレッド・ナンバーズに選ばれた。
ここまで来たらもう、後戻りはできない。トワは自らの理想郷を作るために持てる全てを出し尽くすと決めた。
「『RUM-七皇の剣』を発動!エクストラデッキより『No.107 銀河眼の時空竜』を特殊召喚し、そのモンスターを素材にランクアップを行いますわ。降臨せよ、『CNo.107 超銀河眼の時空龍』!!」
遂に現れたトワのオーバーハンドレッド・ナンバーズ。ネオ・フォトンと同様に攻撃力4500を誇り、フィールドでのカード効果の発動すら禁じてしまう「タイム・タイラント」を操る恐ろしいモンスターだ。レインもこのカードに封殺されたといっても過言ではなかったが、トワにはまだ奥の手が残されている。
「ネオ・タキオンの効果発動!カオス・オーバーレイ・ユニットを1つ使い、タイム・タイラント起動!これで遊弥さんはフィールドのカード効果を発動できなくなりましたわ」
「っ…また…!」
「更に私は『銀河眼の雲篭』を召喚し、効果発動!このカードをリリースすることで、墓地の『銀河眼の光子竜』を特殊召喚します。そしてその光子竜1体で、アナザー・ディメンションゲートを解放!銀河に輝く無限の光。その輝きは遥か彼方、永遠(とわ)に語り継がれる!降臨せよ、究極銀河竜!!『銀河眼の光子帝竜』!!」
ネオ・フォトン、ネオ・タキオン、そしてインペリアル・フォトン。いずれも攻撃力4500を超える、トワの最大戦力が並び立った。
「光子帝竜の効果発動!このカードがビヨンド召喚に成功した時、相手の表側表示の魔法・罠カードを全て除外し、自身の攻撃力を除外した数×500アップしますわ。この効果で除外したカードはペンデュラムカードを含めた3枚。つまり攻撃力は6000にアップしますわ」
「ぐっ…!」
「更に光子帝竜が光子竜を素材にビヨンド召喚されていることで、相手に与えるダメージは倍になります。これであの天導さんに勝つことができましたが、遊弥さんはどうです?耐えられますか?」
攻撃表示モンスターはThe Genesisのみであり、このまま攻撃が通れば5400の大ダメージが入る。遊弥のライフは5800のため首の皮1枚で生き残れるが、それだけのダメージを一度に受けて立っていられるかは分からない。ましてや全てのモンスターの攻撃力が4500を超えており、仮に地に足をつけられたとしてもこの盤面を乗り越えられる可能性は限りなく低い。
そんなことはお構いなしと言わんばかりに、トワは非情にもバトルへと移る。
「行きますわよ、遊弥さん。インペリアル・フォトン、ネオ・フォトン、ネオ・タキオンの3体で一斉攻撃!アルティメット・デザイアー・フォトン・スパイラル!!」
「ぐわああぁぁぁっ!!」
YUMI→LP:400
3体のギャラクシーアイズから放たれた咆哮によって遊弥のモンスターは全て破壊され、その衝撃で遊弥も大きく吹っ飛ばされた。当たり所が悪ければ意識も吹っ飛ぶところだったが、どうにか立ち上がった。
しかし状況は絶望的という他ない。モンスターは全滅、起点となるペンデュラム召喚もインペリアル・フォトンによって潰されたため再度スケールを揃えなければならないが、彼の手札は2枚ともペンデュラムモンスターではない。ここから攻撃力4500超えのモンスターを出しつつトワのライフを削り切らなければならないのだから、勝利できる可能性はゼロに等しい。
「私はこれでターンエンドですわ」
TOWA→LP:2700 手札:0 デッキ:30 Mゾーン:3 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN06
「俺の…ターン!」
残りライフ400、手札は3枚。このターンで勝負を決めなければ、再び3体のギャラクシーアイズが襲い掛かり確実に敗北する。
「エクストラデッキのライトピーコックの効果発動!表側表示のこのカードをデッキに戻し、墓地のモンスター1体を特殊召喚する。蘇れ、『スターダスト・エンジェル』。そして効果発動!このカードの攻撃力をターン終了時まで半分にすることで、手札から『スターダスト』か『シンクロン』を特殊召喚する。現れろ、『ストリーム・シンクロン』!」
「これでまた、シンクロ召喚をするつもりですか」
「行くぞ、トワ。レベル6の『スターダスト・エンジェル』にレベル2の『ストリーム・シンクロン』をチューニング!遥かなる未来を守護する竜よ、白銀の翼はためかせ、世界を呪縛より解放せよ。シンクロ召喚!!来たれ、『封印竜ソニック・スター』!!」
「封印竜……。今更呼び出したところで、私のギャラクシーアイズには通用しませんわ」
「そうだな。だから、こうするんだ!俺はレベル8のソニック・スター1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!!」
「封印竜をビヨンド素材に!?これは、まさか……」
─────集いし願いが時空を超え、新たな未来を覚醒めさす。光さす道となれ!─────
─────ビヨンド召喚!!天来せよ、『覚醒竜スターライト・メサイア』!!─────
『スターダスト・ドラゴン』が3000年後の未来で『封印竜ソニック・スター』に進化し、そこから更に「救世の加護」を受け覚醒したのがこの『覚醒竜スターライト・メサイア』。全身から溢れ出す星屑の煌めきが紅き空を照らし、聖なる輝きとなって世界を彩った。
覚醒竜を目覚めさせるためには「自分にとって一番大切なことを強く願う」必要がある。遊弥は奏多と戦う以前、彼を≪倒す≫ことを主体に考えていた。そもそもこの戦いを招いたのも間接的とはいえ自分が関与しており、その尻拭いをするために戦わなければならないと思っていたのだ。
しかし昏睡状態になった後も遊弥はソニック・スターを介して、皆が「自分の大切なものを守るため」に戦っているのをずっと見ていた。特に紅葉は自らの命を賭すほどの覚悟を持っており、遊弥自身も彼女に負けない覚悟を持って「奏多を≪助ける≫」と決めたのだ。
そしてその想いに、覚醒竜も応えてくれた。
「スターライト・メサイアの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのカード2枚の効果を無効にし、自身の攻撃力を2000ポイントアップさせる。俺はネオ・タキオンとインペリアル・フォトンの効果を無効にする!」
「これが、遊弥さんの覚醒竜……」
「バトルだ!スターライト・メサイアでネオ・タキオンを攻撃!シューティング・サルベーション・ソニック!!」
スターライト・メサイアの両翼に天の川の輝きが集い、激しくも煌びやかなオーラを纏いネオ・タキオンの胴体を貫いた。
このバトルでトワに入ったダメージは1300。残りライフ2700だったトワには大した痛手にはならなかったが、遊弥はこのデュエルを終わらせるためスターライト・メサイアの更なる輝きを解き放った。
「スターライト・メサイアが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードの元々の攻撃力の半分のダメージを与える。よって、トワに入るダメージは」
「1900……」
「……このデュエル、俺の勝ちだ」
TOWA→LP:0
遊弥とトワの兄妹弟子対決は、遊弥に軍配が上がった。決死のデュエルを終えた勝者・遊弥は極度の疲労と緊張からか前のめりに倒れてしまった。もう一歩も動けない彼に、最後の力を振り絞ってトワが歩み寄っていた。
今の全てを総動員させた彼女をも退けた今の彼ならば、もしかしたら奏多にも勝てるかもしれない。奇跡の復活を遂げ、このデュエルを直に経験したトワはそう確信し、新たなカードを託したのだった。
「遊弥さん、カナタのこと、お願いしますわ」
「…ああ。このカードに誓って、必ず助け出す」
トワが遊弥に託したカードは、この世界に存在しなかったはずの新たな「No.」だった。覚醒竜とオーバーハンドレッド・ナンバーズの激戦で発生したエネルギーが月にまで届き、2人の強い想いが形となったのだ。きっとこのカードも、遊弥を支えてくれるピースとなるだろう。
家族、仲間、そして妹弟子から多くのものを託された遊弥は、今度こそ己を見失わない。師匠・奏多との死闘に備えるべく、遊弥は仲間のいる場所へと戻ったのだった。
~某所にて~
「皆、行くよ!」
「「「「うん!!」」」」
タイムリミットまで残り10時間を切ったが、未だ月の落下は止まらない。X・Y・Zの3人を倒さなければこの戦いは終わらないのだが、その命運は「SNo.」の所有者を始めとする5人の少女達───神谷希、春野うらら、小野寺小町、伊集院カレン、三上胡桃───に委ねられた。
Episode100初登場オリカ紹介
〇スターダスト・ピクシー(Lv1 風)(テキスト修正版)
天使族/チューナー/効果
攻0/守0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが「スターダスト」SモンスターのS素材として墓地へ送られた場合に発動する。自分は500LP回復し、自分フィールドの全ての「スターダスト」モンスターの攻撃力は500アップする。
※修正箇所:EXデッキに加わった場合でも発動可能になり、サーチ先を同名以外の天使族・風属性モンスターに変更
〇スターダスト・ハルモニア・バグパイパー(Lv2 風)(テキスト修正版)
天使族/ペンデュラム/効果
攻200/守500
【Pスケール:青1/赤1】
①:自分フィールドの天使族モンスター及び魔法使い族モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合、またはモンスターゾーンからEXデッキに表側表示で加わった場合に発動する。デッキから「スターダスト・ハルモニア・バグパイパー」以外の天使族・風属性モンスター1体を手札に加える。
〇スターダスト・ハルモニア・ヴァイオリニスト(Lv4 風)
天使族/効果
攻800/守100
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えず、③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに天使族の「スターダスト」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:このカードは1ターンに1度だけ、戦闘・効果では破壊されない。③:自分・相手ターン終了時に発動できる。デッキから「スターダスト・ハルモニア・ヴァイオリニスト」以外の、レベル4以下でPモンスター以外の「スターダスト」モンスター1体を特殊召喚する。
※『Episode49:悪夢の決戦前夜』初出
〇スターダスト・ライトピーコック(Lv3 風)(テキスト修正版)
鳥獣族/ペンデュラム/効果
攻800/守500
【Pスケール:青4/赤4】
①:自分フィールドの風属性モンスターの攻撃力は500アップする。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがEXデッキに表側表示で存在する場合、このカードをデッキに戻し、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージ計算時、自分フィールドのモンスターが3体以下の場合に発動できる。このカードを破壊し、手札・デッキからレベル6の「スターダスト」モンスター1体を特殊召喚する。
〇スターダスト・アンビュランス(永続罠)(テキスト修正版)
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「スターダスト」Sモンスターが相手によって破壊された場合、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをEXデッキに戻し、そのモンスターとレベルが同じになるように、デッキから「スターダスト」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
※『Episode50:創世の星屑竜』初出
〇スターダスト・ドラゴン“The Genesis”(Lv8 風)(テキスト修正版)
ドラゴン族/シンクロ/ペンデュラム/効果
攻3300/守2700
【Pスケール:青5/赤5】
①:自分フィールドの「スターダスト」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ、戦闘・効果では破壊されない。②:1ターンに1度、自分フィールドの「スターダスト」モンスターの戦闘で発生する自分へのダメージを0にできる。③:1ターンに1度、手札の「スターダスト」モンスター1体を墓地へ送り、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはこのターン、相手フィールドのモンスター全てに1度ずつ攻撃できる。
【モンスター効果】
風属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがXモンスターを素材としてS召喚に成功した場合に発動できる。このターン、相手フィールドで発動した魔法・罠カードの効果は無効化される。相手フィールドに魔法・罠カードが5枚以上存在する場合、相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。②:このカードの攻撃力は、自分の墓地の「スターダスト」Sモンスターのレベルの合計×100アップする。③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、EXデッキから「スターダスト・ドラゴン」Sモンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのモンスターの守備力分のダメージを相手に与える。④:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカード1枚を選んでデッキに戻し、このカードを自分のPゾーンに置く。
〇覚醒竜スターライト・メサイア(グレード8 風)(テキスト修正版)
ドラゴン族/ビヨンド/効果
攻3800/守3300
レベル8以上の「スターダスト・ドラゴン」×1
このカード名はルール上「封印竜」カードとしても扱う。自分は「覚醒竜スターライト・メサイア」をデュエル中に1度しかB召喚できない。①:このカードの特殊召喚は無効化されない。②:このカードは「呪縛竜」モンスターとの戦闘以外では破壊されない。③:1ターンに1度、相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。その効果をターン終了時まで無効にする。その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで2000アップする。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。④:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。このカードの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。⑤:このカードが戦闘を行なったダメージステップ終了時に発動する。このカードを除外する。その後、除外されている自分の「封印竜ソニック・スター」1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000アップする。
YUMI→LP:8000 手札:2 デッキ:28 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
V S
TOWA→LP:8000 手札:3 デッキ:32 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN03
「私のターン!」
光子卿を破壊されても尚、トワの表情には一切陰りが見えない。寧ろここからが、トワの真骨頂だ。
「墓地の罠カード『時空混沌渦』の効果発動!ドローフェイズをスキップする代わりにこのカードを除外し、墓地の『ギャラクシー』と名の付くエクシーズモンスターを復活させます。蘇れ、『No.90 銀河眼の光子卿』!」
トワはこのターンのドローフェイズを放棄したが、墓地からエクシーズモンスターを復活させることで更に強力な布陣を作るつもりだった。事実、光子卿を素材に『ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン』をエクシーズ召喚するという彼女の得意戦術をしてみせた。
「FA・フォトンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、フェイト・フォルトゥーナを破壊しますわ」
「『リトルスター・ウィッチ』が付与したスパークウィッチの効果発動!相手がモンスターの効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、その発動を無効にし破壊する!」
「…そんな効果を隠し持っていたとは。ですが、この程度で終わるほどギャラクシーアイズは甘くありませんわ」
FA・フォトンが如何に強力なのかは充分知っていたからこそ、遊弥は対策を講じていた。一見『リトルスター・ウィッチ』の効果はRUMのサーチがメインと思われがちだが、ランクアップ先のスパークウィッチに新たな効果を付与することで相手の想定を狂わせることができるのだ。
しかしFA・フォトンまで破壊されてもトワの戦術は狂わない。寧ろこの展開を予見していたかのようだった。
「魔法カード『トレード・イン』を発動!手札の『銀河眼の光子竜』を捨てて2枚ドローします」
「フェイト・フォルトゥーナの効果は、2枚以上のドローだと発動できない。そこを突かれたか……」
「まだこの程度では終わりませんわ。『銀河の修道師(ギャラクシー・プリースト)』を召喚!このカードが召喚に成功した場合、墓地の『フォトン』または『ギャラクシー』と名の付くカード5種類をデッキに戻し、2枚ドローします。私が戻すのは、『銀河眼の光子竜』『銀河遠征』『フォトン・オービタル』『No.90 銀河眼の光子卿』『ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン』の5枚」
『RUM-七皇の剣』のドローを警戒しフェイト・フォルトゥーナを展開したのは良かったが、『貪欲な壺』のように2枚以上同時にドローするカードに対しては発動ができない。加えてトワがドローフェイズを意図的にスキップしたため、このターンでは『RUM-七皇の剣』対策が出来ずに終わった。
『銀河の修道師』の効果で手札も4枚まで補充したトワの展開は止まらない。『フォトン・バニッシャー』を特殊召喚し、先ほどデッキに戻した『銀河眼の光子竜』を再度手札に加え、レインとのデュエルでも先陣を切った『輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン』をエクシーズ召喚した。
「フォトン・ブラストがエクシーズ召喚に成功した場合、手札から『銀河眼の光子竜』を特殊召喚します。そして魔法カード『銀河天翔(ギャラクシー・トランサー)』を発動!2000ポイントのライフを払い、墓地の『銀河眼の光子竜』及びそのモンスターと同じレベルの『フォトン』または『ギャラクシー』と名の付くモンスター1体をデッキから特殊召喚します。現れなさい、『銀河眼の光子竜』『銀河剣聖(ギャラクシー・ブレイバー)』!!」
「モンスターを2体同時に……しかもレベル8のモンスターが3体。一体何を…!?」
「今から見せてあげます。光子竜の真の姿を。私は『銀河眼の光子竜』2体と『銀河剣聖』でオーバーレイ・ネットワークを構築!!逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりて遥かなる宇宙の彼方を照らせ!降臨せよ、『超銀河眼の光子龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)』!!」
〇銀河の修道師(Lv4 光)
魔法使い族/効果
攻1500/守600
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分フィールドの、「フォトン」Xモンスターまたは「ギャラクシー」Xモンスター1体を対象として発動できる。手札のこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「フォトン」カード及び「ギャラクシー」カードの中から合計5枚を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。
〇銀河剣聖(Lv8 光)
戦士族/効果
攻0/守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札の「フォトン」モンスター1体を相手に見せて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このカードのレベルは見せた「フォトン」モンスターのレベルと同じになる。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力・守備力はそのモンスターのそれぞれの数値と同じになる。
〇銀河天翔(通常魔法)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「フォトン」モンスター及び「ギャラクシー」モンスターしか召喚・特殊召喚できない。①:2000LPを払い、自分の墓地の「フォトン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じレベルを持つデッキの「ギャラクシー」モンスター1体と対象の墓地のモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は2000になり、効果は無効化される。
〇超銀河眼の光子龍(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4500/守3000
レベル8モンスター×3
「銀河眼の光子竜」を素材としてこのカードがエクシーズ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上のエクシーズ素材を全て取り除き、このターンこのカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイントアップする。さらに、このターンこのカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
『銀河眼の光子竜』が紅き星の力を授かり、その青き身体を赤く染め上げ三つ首となった『超銀河眼の光子龍』。このモンスターから感じられる力は今まで遊弥が見てきたどの「ギャラクシーアイズ」をも凌ぐほどであり、遊弥の封印竜にも匹敵する。その力に呼応するかのように、トワの身体からも真紅のオーラが滲み出ていた。
「このモンスターが『銀河眼の光子竜』を素材としてエクシーズ召喚に成功したことで、フォトン・ハウリングが発動!これで自身以外の全てのカード効果が無効化されましたわ」
「自身以外、全部のカード効果を!?」
「ネオ・フォトンの更なる効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、相手フィールドのオーバーレイ・ユニットを全て取り除きます。そして自身の攻撃力をターン終了時まで、取り除いた数×500アップします。そしてこのターン、ネオ・フォトンはこの効果で取り除いたオーバーレイ・ユニットの数まで攻撃可能!」
「攻撃力5500の2回攻撃…!」
「遊弥さん、貴方も懺悔の用意はよろしくて?『超銀河眼の光子龍』で『スターダスト・スパークウィッチ』と『スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ』を攻撃!アルティメット・フォトン・ストリーム!!」
「ぐっ…うあぁぁぁぁぁっ!!」
YUMI→LP:5300
『超銀河眼の光子龍』の効果による連続攻撃で、遊弥のモンスターは一瞬で破壊されてしまった。スパークウィッチはフィールドで効果を使えなくなっても破壊された場合の効果が使えるため、その効果でペンデュラムゾーンに移動した。とはいえ遊弥のフィールドにはモンスターがいない、そう思っていたはずのトワは、彼のフィールドに新たに展開された3体のモンスターを見て愕然としていた。その秘密は、ネオ・フォトンによって全体無効が及んだ「後」に発動されたカードにあった。
「フェイト・フォルトゥーナが破壊された瞬間、永続罠『スターダスト・アンビュランス』を発動した。その効果で破壊されたフェイト・フォルトゥーナをエクストラデッキに戻し、デッキから『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』『スターダスト・ライトピーコック』『スターダスト・ピクシー』の3体を特殊召喚したんだ」
「なるほど……その様子だと、発動しなかったもう1枚のセットカードにも何かありそうですわね」
「さあ、それはどうかな」
「カナタならこんな時に何の意味もなくセットカードを温存するなんて、絶対に有り得ません。その弟子の遊弥さんも……でしょう?」
遊弥の戦術さえもトワに見透かされているようだった。お互い、同じ師匠から教えを受けていたからこそ先の行動も手に取るように分かってしまうのだろう。しかしそれは遊弥も同様であり、トワの戦術も奏多譲りのものである。いわば2人はデュエルに於いて互いの映し鏡のような存在ともいえるのだ。
続けてトワはフォトン・ブラストでペンデュラムモンスターでない『スターダスト・ピクシー』を破壊し、次のターンで展開できる数を抑制した。このターンで2000ポイントのライフを失ったが、それと引き換えに前のターン以上に攻めづらい盤面が完成した。
「私はカードを1枚伏せ、ターンエンドですわ」
TOWA→LP:6000 手札:1 デッキ:31 Mゾーン:2 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN04
「俺のターン、ドロー!」
3000ポイント近くもの戦闘ダメージを受けた遊弥の脚は震えていた。普段の遊弥なら武者震いだと言って強がるだろうが、今回ばかりはそんな余裕は一切ない。攻撃力4500ものネオ・フォトンに威圧されているだけでも丸腰で逃げ出したくなるというのに、まだ彼女にはオーバーハンドレッド・ナンバーズが控えている。それを出される前に勝負を決めたいところだが、トワがそれを許してくれるとは到底思えない。
「スタンバイフェイズ開始時、ハルモニア・トランペッターの効果発動!自身以外の『スターダスト』1体につき500ポイントのライフを回復する」
「ではこの瞬間、罠カード『永遠なる銀河(エターナル・ギャラクシー)』を発動!フォトン・ブラスト・ドラゴンを素材にランクが4つ上のモンスターをエクシーズ召喚しますわ」
「4つもランクアップを!?ってことは一気にランク8に……」
「大河に散らばりし希望の力よ、星屑を貫く光となりて私の下へ来たれ!クアドラプル・ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!現れなさい、『No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー』!!」
〇永遠なる銀河(通常罠)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドに「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが存在する場合、自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターよりランクが4つ高い、「フォトン」Xモンスターまたは「ギャラクシー」Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
〇No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
①:1ターンに1度、魔法カードの効果がフィールドで発動した時に発動できる。その効果を無効にし、フィールドのそのカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。②:相手の攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。③:自分フィールドの他のXモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は、破壊されたそのモンスター1体の元々の攻撃力分アップする。
フォトン・ブラストの倍のランクアップによって呼び出されたのは、希望の力を宿した魁の竜。光子卿やネオ・フォトンとは別ベクトルの威圧が放たれており、大いなる銀河を前に遊弥は今にも吞まれそうになっていた。だが、ここで負けるわけにはいかないと自らを再度奮い立たせ、デュエルを進める。
「スパークウィッチのペンデュラム効果発動!1ターンに1度、デッキからペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンに置くことができる」
「タイタニック・ギャラクシーの効果発動!1ターンに1度、魔法カードの効果がフィールドで発動した時、その効果を無効にし、そのカードを自らのオーバーレイ・ユニットとして吸収します。これでスパークウィッチのペンデュラム効果も不発ですわ」
「っ…ならこの瞬間、速攻魔法『揺れる眼差し』を発動!互いのペンデュラムゾーンのカードを全て破壊する。破壊した数は1枚のため、500ダメージを与える」
「くっ…!」
TOWA→LP:5500
〇揺れる眼差し(速攻魔法)
①:お互いのPゾーンのカードを全て破壊する。その後、この効果で破壊したカードの数によって以下の効果を適用する。
●1枚以上:相手に500ダメージを与える。
●2枚以上:デッキからPモンスター1体を手札に加える事ができる。
●3枚以上:フィールドのカード1枚を選んで除外できる。
●4枚:デッキから「揺れる眼差し」1枚を手札に加える事ができる。
ペンデュラムモンスターはモンスターカードでありながら、ペンデュラムゾーンに存在する間は魔法カードとして適用される。当然ペンデュラム効果も「魔法カードの効果」に括られるためタイタニック・ギャラクシーにとっては格好の的だった。しかし遊弥はこのターン、スパークウィッチがなければ出来ない戦術を使うために『揺れる眼差し』で強引にその効果から逃れつつ500ダメージを与えた。2枚以上破壊することができれば新たなペンデュラムモンスターをサーチすることもできたのだが、残り2枚の手札は両方ともペンデュラムモンスターであり、手札は尽きるがそれでスケールを揃えることができる。
スケール1の『スターダスト・ブライトホーン・ユニコーン』とスケール8の『スターダスト・アッパーウィング・ペガサス』で再度ペンデュラムスケールをセッティングし、ペンデュラム召喚の構えに入った。
「ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから蘇れ、『スターダスト・スパークウィッチ』『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』!!」
「ペンデュラム召喚、相変わらずの展開力ですわね。ですがこの布陣を突破することなど……」
「無理だろうな。だけど、崩すことはできる。ハルモニア・トランペッターがペンデュラム召喚に成功した時、デッキから『スターダスト』1体を特殊召喚する。現れろ、『スターダスト・ハルモニア・ハーピスト』!ハーピストが特殊召喚に成功した場合、デッキから『スターダスト』または『スターライト』と名の付く魔法・罠カード1枚を手札に加える。この効果で俺は『スターダスト・イルミネイト』を手札に加え、発動!」
〇スターダスト・イルミネイト(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:デッキから「スターダスト」モンスター1体を墓地へ送る。自分フィールドに「スターダスト・ドラゴン」またはそのカード名が記されたSモンスターが存在する場合、墓地へ送らず特殊召喚する事もできる。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで1つ上げる、または下げる。
「この効果でデッキから『スターダスト・ハルモニア・バグパイパー』を墓地へ送る。そして墓地へ送られたバグパイパーの効果で、デッキから『スターダスト・ハルモニア・ヴァイオリニスト』を手札に加える」
「これが、今の遊弥さん……?」
「更に墓地の『スターダスト・イルミネイト』を除外し、効果発動!ライトピーコックのレベルをターン終了時まで1つ上げる。レベル4となったライトピーコックに、レベル2のハルモニア・トランペッターをチューニング!シンクロ召喚!!現れろ、『スターダスト・チャージ・ウォリアー』!!」
チャージ・ウォリアーではトワのモンスターに全く太刀打ちできないため守備表示でシンクロ召喚したが、1枚しかなかった手札を補充するという点では最適のモンスターだ。そして遊弥も、ここから本領を発揮する。
(父さん、雪菜さん。力を貸してくれ)
「罠カード『インテグレート・スター』を発動!このターン、スパークウィッチは自身のランクと同じレベルを持つモンスターとしてシンクロ素材にできる」
「…一体何を?」
「俺はランク6のスパークウィッチにレベル2のハルモニア・トランペッターをチューニング!飽くなき探求の果てに辿り着きし究極進化。全てを超越せし創世の力よ、今こそ目覚めよ!クロスシンクロ召喚!!『スターダスト・ドラゴン“The Genesis”』!!」
遊弥がシンクロ召喚したモンスターは、呪縛竜決戦に赴く前に雪菜から託されたカードであり、遊弥の父親・藤堂遊仁が生前切り札として使用していたものだ。レベルとランクという全く異なる次元を統合し行われる唯一のシンクロ召喚「クロスシンクロ」の力を手にしたスターダスト・ドラゴンは、今まで遊弥が使ってきた「スターダスト」シンクロモンスターの全ての力を併せ持っている。
オーバーレイ・ユニットを持たないスパークウィッチを何としてでも守ろうとしていることからトワも何かあるのだろうとは思っていたが、まさかThe Genesisへの布石だとは微塵も思っていなかったようだ。
「バトル!The Genesisでタイタニック・ギャラクシーを攻撃!シューティング・ジェネシス・ソニック!」
「くっ…!」
「The Genesisの効果発動!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、エクストラデッキから『スターダスト・ドラゴン』と名の付くシンクロモンスター1体を墓地へ送ることで、その守備力分のダメージを相手に与えることができる。俺は『スターダスト・ドラゴン Forever Diamond』を墓地へ送り、3000ポイントのダメージを与える!」
「うあぁっ…!」
TOWA→LP:2700
このターンで攻撃力4500の『超銀河眼の光子龍』を破壊することはできなかったが、ペンデュラム効果を含めた魔法カードの効果を多用する遊弥にとって天敵ともいえるタイタニック・ギャラクシーを破壊することはできた。尤も、先にネオ・フォトンを破壊した場合、タイタニック・ギャラクシーの攻撃力は7500にまで上昇するため、そうせざるを得ない状況だったのだが。
「俺はこれで、ターンエンドだ」
YUMI→LP:5800 手札:2 デッキ:22 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
「遊弥さん、カナタがいなくなった日のことを覚えていますか?」
「飛行機事故のことか。あの時は、本当に辛かったな」
「ええ……」
トワは奏多の事故死を知ってから1週間は学校に登校できなくなるほど塞ぎ込んでいた。一方で遊弥はトワのように塞ぎ込むことこそなかったが、暫くは授業に全く身が入らず、デュエルに対してどう向き合えばいいか分からなくなっていた。
それから暫くしてお互い、初めて大切な人を失った苦難を乗り越えることはできたが、心の中には大きな穴が開いてしまった。
「ですがカナタと再会した時、私がどんな気持ちだったか想像できますか?死に別れたはずの愛した人が蘇ったのですよ?」
「トワ……」
「『世界のリセット』さえ成就すれば、カナタとずっと一緒にいられる。カナタと2人きりの時間を永遠に過ごせるのですわ!ですから私は…私は………っ」
「それが、トワの戦う理由なんだな。たとえ奴等の計画に加担する結果になったとしても、そこまで奏多兄ちゃんのことを……」
再び奏多のいる世界を作れば、心に開いた穴を埋めることができる。たったそれだけのためにと言いたくなるが、遊弥には強く反論できるだけの言葉が見つからなかった。もし自分が彼女と同じ立場になっていたら、間違いなく自分もそうしていただろうから。それだけ2人の心の中には、奏多の存在が大きかったのだ。
*TURN05
「私の……ターン!!」
しかし彼女も本心では『世界のリセット』が成就された世界でも自分の願いが叶わないことは分かっていた。しかし蘇った奏多と再会したあの時から、「永遠に奏多といたい」という想いが爆発してしまった。それだけ強い欲望があったからこそ、トワはオーバーハンドレッド・ナンバーズに選ばれた。
ここまで来たらもう、後戻りはできない。トワは自らの理想郷を作るために持てる全てを出し尽くすと決めた。
「『RUM-七皇の剣』を発動!エクストラデッキより『No.107 銀河眼の時空竜』を特殊召喚し、そのモンスターを素材にランクアップを行いますわ。降臨せよ、『CNo.107 超銀河眼の時空龍』!!」
遂に現れたトワのオーバーハンドレッド・ナンバーズ。ネオ・フォトンと同様に攻撃力4500を誇り、フィールドでのカード効果の発動すら禁じてしまう「タイム・タイラント」を操る恐ろしいモンスターだ。レインもこのカードに封殺されたといっても過言ではなかったが、トワにはまだ奥の手が残されている。
「ネオ・タキオンの効果発動!カオス・オーバーレイ・ユニットを1つ使い、タイム・タイラント起動!これで遊弥さんはフィールドのカード効果を発動できなくなりましたわ」
「っ…また…!」
「更に私は『銀河眼の雲篭』を召喚し、効果発動!このカードをリリースすることで、墓地の『銀河眼の光子竜』を特殊召喚します。そしてその光子竜1体で、アナザー・ディメンションゲートを解放!銀河に輝く無限の光。その輝きは遥か彼方、永遠(とわ)に語り継がれる!降臨せよ、究極銀河竜!!『銀河眼の光子帝竜』!!」
ネオ・フォトン、ネオ・タキオン、そしてインペリアル・フォトン。いずれも攻撃力4500を超える、トワの最大戦力が並び立った。
「光子帝竜の効果発動!このカードがビヨンド召喚に成功した時、相手の表側表示の魔法・罠カードを全て除外し、自身の攻撃力を除外した数×500アップしますわ。この効果で除外したカードはペンデュラムカードを含めた3枚。つまり攻撃力は6000にアップしますわ」
「ぐっ…!」
「更に光子帝竜が光子竜を素材にビヨンド召喚されていることで、相手に与えるダメージは倍になります。これであの天導さんに勝つことができましたが、遊弥さんはどうです?耐えられますか?」
攻撃表示モンスターはThe Genesisのみであり、このまま攻撃が通れば5400の大ダメージが入る。遊弥のライフは5800のため首の皮1枚で生き残れるが、それだけのダメージを一度に受けて立っていられるかは分からない。ましてや全てのモンスターの攻撃力が4500を超えており、仮に地に足をつけられたとしてもこの盤面を乗り越えられる可能性は限りなく低い。
そんなことはお構いなしと言わんばかりに、トワは非情にもバトルへと移る。
「行きますわよ、遊弥さん。インペリアル・フォトン、ネオ・フォトン、ネオ・タキオンの3体で一斉攻撃!アルティメット・デザイアー・フォトン・スパイラル!!」
「ぐわああぁぁぁっ!!」
YUMI→LP:400
3体のギャラクシーアイズから放たれた咆哮によって遊弥のモンスターは全て破壊され、その衝撃で遊弥も大きく吹っ飛ばされた。当たり所が悪ければ意識も吹っ飛ぶところだったが、どうにか立ち上がった。
しかし状況は絶望的という他ない。モンスターは全滅、起点となるペンデュラム召喚もインペリアル・フォトンによって潰されたため再度スケールを揃えなければならないが、彼の手札は2枚ともペンデュラムモンスターではない。ここから攻撃力4500超えのモンスターを出しつつトワのライフを削り切らなければならないのだから、勝利できる可能性はゼロに等しい。
「私はこれでターンエンドですわ」
TOWA→LP:2700 手札:0 デッキ:30 Mゾーン:3 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN06
「俺の…ターン!」
残りライフ400、手札は3枚。このターンで勝負を決めなければ、再び3体のギャラクシーアイズが襲い掛かり確実に敗北する。
「エクストラデッキのライトピーコックの効果発動!表側表示のこのカードをデッキに戻し、墓地のモンスター1体を特殊召喚する。蘇れ、『スターダスト・エンジェル』。そして効果発動!このカードの攻撃力をターン終了時まで半分にすることで、手札から『スターダスト』か『シンクロン』を特殊召喚する。現れろ、『ストリーム・シンクロン』!」
「これでまた、シンクロ召喚をするつもりですか」
「行くぞ、トワ。レベル6の『スターダスト・エンジェル』にレベル2の『ストリーム・シンクロン』をチューニング!遥かなる未来を守護する竜よ、白銀の翼はためかせ、世界を呪縛より解放せよ。シンクロ召喚!!来たれ、『封印竜ソニック・スター』!!」
「封印竜……。今更呼び出したところで、私のギャラクシーアイズには通用しませんわ」
「そうだな。だから、こうするんだ!俺はレベル8のソニック・スター1体でアナザー・ディメンションゲートを解放!!」
「封印竜をビヨンド素材に!?これは、まさか……」
─────集いし願いが時空を超え、新たな未来を覚醒めさす。光さす道となれ!─────
─────ビヨンド召喚!!天来せよ、『覚醒竜スターライト・メサイア』!!─────
『スターダスト・ドラゴン』が3000年後の未来で『封印竜ソニック・スター』に進化し、そこから更に「救世の加護」を受け覚醒したのがこの『覚醒竜スターライト・メサイア』。全身から溢れ出す星屑の煌めきが紅き空を照らし、聖なる輝きとなって世界を彩った。
覚醒竜を目覚めさせるためには「自分にとって一番大切なことを強く願う」必要がある。遊弥は奏多と戦う以前、彼を≪倒す≫ことを主体に考えていた。そもそもこの戦いを招いたのも間接的とはいえ自分が関与しており、その尻拭いをするために戦わなければならないと思っていたのだ。
しかし昏睡状態になった後も遊弥はソニック・スターを介して、皆が「自分の大切なものを守るため」に戦っているのをずっと見ていた。特に紅葉は自らの命を賭すほどの覚悟を持っており、遊弥自身も彼女に負けない覚悟を持って「奏多を≪助ける≫」と決めたのだ。
そしてその想いに、覚醒竜も応えてくれた。
「スターライト・メサイアの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのカード2枚の効果を無効にし、自身の攻撃力を2000ポイントアップさせる。俺はネオ・タキオンとインペリアル・フォトンの効果を無効にする!」
「これが、遊弥さんの覚醒竜……」
「バトルだ!スターライト・メサイアでネオ・タキオンを攻撃!シューティング・サルベーション・ソニック!!」
スターライト・メサイアの両翼に天の川の輝きが集い、激しくも煌びやかなオーラを纏いネオ・タキオンの胴体を貫いた。
このバトルでトワに入ったダメージは1300。残りライフ2700だったトワには大した痛手にはならなかったが、遊弥はこのデュエルを終わらせるためスターライト・メサイアの更なる輝きを解き放った。
「スターライト・メサイアが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードの元々の攻撃力の半分のダメージを与える。よって、トワに入るダメージは」
「1900……」
「……このデュエル、俺の勝ちだ」
TOWA→LP:0
遊弥とトワの兄妹弟子対決は、遊弥に軍配が上がった。決死のデュエルを終えた勝者・遊弥は極度の疲労と緊張からか前のめりに倒れてしまった。もう一歩も動けない彼に、最後の力を振り絞ってトワが歩み寄っていた。
今の全てを総動員させた彼女をも退けた今の彼ならば、もしかしたら奏多にも勝てるかもしれない。奇跡の復活を遂げ、このデュエルを直に経験したトワはそう確信し、新たなカードを託したのだった。
「遊弥さん、カナタのこと、お願いしますわ」
「…ああ。このカードに誓って、必ず助け出す」
トワが遊弥に託したカードは、この世界に存在しなかったはずの新たな「No.」だった。覚醒竜とオーバーハンドレッド・ナンバーズの激戦で発生したエネルギーが月にまで届き、2人の強い想いが形となったのだ。きっとこのカードも、遊弥を支えてくれるピースとなるだろう。
家族、仲間、そして妹弟子から多くのものを託された遊弥は、今度こそ己を見失わない。師匠・奏多との死闘に備えるべく、遊弥は仲間のいる場所へと戻ったのだった。
~某所にて~
「皆、行くよ!」
「「「「うん!!」」」」
タイムリミットまで残り10時間を切ったが、未だ月の落下は止まらない。X・Y・Zの3人を倒さなければこの戦いは終わらないのだが、その命運は「SNo.」の所有者を始めとする5人の少女達───神谷希、春野うらら、小野寺小町、伊集院カレン、三上胡桃───に委ねられた。
Episode100初登場オリカ紹介
〇スターダスト・ピクシー(Lv1 風)(テキスト修正版)
天使族/チューナー/効果
攻0/守0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが「スターダスト」SモンスターのS素材として墓地へ送られた場合に発動する。自分は500LP回復し、自分フィールドの全ての「スターダスト」モンスターの攻撃力は500アップする。
※修正箇所:EXデッキに加わった場合でも発動可能になり、サーチ先を同名以外の天使族・風属性モンスターに変更
〇スターダスト・ハルモニア・バグパイパー(Lv2 風)(テキスト修正版)
天使族/ペンデュラム/効果
攻200/守500
【Pスケール:青1/赤1】
①:自分フィールドの天使族モンスター及び魔法使い族モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合、またはモンスターゾーンからEXデッキに表側表示で加わった場合に発動する。デッキから「スターダスト・ハルモニア・バグパイパー」以外の天使族・風属性モンスター1体を手札に加える。
〇スターダスト・ハルモニア・ヴァイオリニスト(Lv4 風)
天使族/効果
攻800/守100
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えず、③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに天使族の「スターダスト」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:このカードは1ターンに1度だけ、戦闘・効果では破壊されない。③:自分・相手ターン終了時に発動できる。デッキから「スターダスト・ハルモニア・ヴァイオリニスト」以外の、レベル4以下でPモンスター以外の「スターダスト」モンスター1体を特殊召喚する。
※『Episode49:悪夢の決戦前夜』初出
〇スターダスト・ライトピーコック(Lv3 風)(テキスト修正版)
鳥獣族/ペンデュラム/効果
攻800/守500
【Pスケール:青4/赤4】
①:自分フィールドの風属性モンスターの攻撃力は500アップする。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがEXデッキに表側表示で存在する場合、このカードをデッキに戻し、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージ計算時、自分フィールドのモンスターが3体以下の場合に発動できる。このカードを破壊し、手札・デッキからレベル6の「スターダスト」モンスター1体を特殊召喚する。
〇スターダスト・アンビュランス(永続罠)(テキスト修正版)
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「スターダスト」Sモンスターが相手によって破壊された場合、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをEXデッキに戻し、そのモンスターとレベルが同じになるように、デッキから「スターダスト」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
※『Episode50:創世の星屑竜』初出
〇スターダスト・ドラゴン“The Genesis”(Lv8 風)(テキスト修正版)
ドラゴン族/シンクロ/ペンデュラム/効果
攻3300/守2700
【Pスケール:青5/赤5】
①:自分フィールドの「スターダスト」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ、戦闘・効果では破壊されない。②:1ターンに1度、自分フィールドの「スターダスト」モンスターの戦闘で発生する自分へのダメージを0にできる。③:1ターンに1度、手札の「スターダスト」モンスター1体を墓地へ送り、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはこのターン、相手フィールドのモンスター全てに1度ずつ攻撃できる。
【モンスター効果】
風属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがXモンスターを素材としてS召喚に成功した場合に発動できる。このターン、相手フィールドで発動した魔法・罠カードの効果は無効化される。相手フィールドに魔法・罠カードが5枚以上存在する場合、相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。②:このカードの攻撃力は、自分の墓地の「スターダスト」Sモンスターのレベルの合計×100アップする。③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、EXデッキから「スターダスト・ドラゴン」Sモンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのモンスターの守備力分のダメージを相手に与える。④:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカード1枚を選んでデッキに戻し、このカードを自分のPゾーンに置く。
〇覚醒竜スターライト・メサイア(グレード8 風)(テキスト修正版)
ドラゴン族/ビヨンド/効果
攻3800/守3300
レベル8以上の「スターダスト・ドラゴン」×1
このカード名はルール上「封印竜」カードとしても扱う。自分は「覚醒竜スターライト・メサイア」をデュエル中に1度しかB召喚できない。①:このカードの特殊召喚は無効化されない。②:このカードは「呪縛竜」モンスターとの戦闘以外では破壊されない。③:1ターンに1度、相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。その効果をターン終了時まで無効にする。その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで2000アップする。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。④:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。このカードの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。⑤:このカードが戦闘を行なったダメージステップ終了時に発動する。このカードを除外する。その後、除外されている自分の「封印竜ソニック・スター」1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000アップする。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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121 | Episode01:危ないスタート | 2429 | 1 | 2015-06-21 | - | |
124 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1973 | 2 | 2015-06-22 | - | |
92 | Episode03:切り札 | 1496 | 2 | 2015-06-23 | - | |
106 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1555 | 2 | 2015-06-23 | - | |
94 | Episode05:終止符 | 1457 | 2 | 2015-06-25 | - | |
80 | Episode06の前に(更新済) | 1284 | 2 | 2015-06-25 | - | |
102 | Episode06:黒羽 凛 | 1435 | 1 | 2015-06-27 | - | |
89 | Episode07:同調 | 1347 | 1 | 2015-06-30 | - | |
77 | Episode08:変則試合 | 1332 | 2 | 2015-07-04 | - | |
151 | Episode09:2人の絆 | 1464 | 2 | 2015-07-05 | - | |
74 | Episode10:覚醒 | 1330 | 1 | 2015-07-09 | - | |
94 | Episode11:解放 | 1347 | 2 | 2015-07-13 | - | |
154 | Episode12:最後の封印竜 | 1336 | 0 | 2015-07-14 | - | |
80 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1135 | 0 | 2015-07-25 | - | |
102 | Episode14:友のために | 1206 | 0 | 2015-08-12 | - | |
90 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1730 | 2 | 2015-08-13 | - | |
136 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1184 | 2 | 2015-08-19 | - | |
126 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1416 | 2 | 2015-08-22 | - | |
95 | Episode16:ライセンス | 1296 | 2 | 2015-08-24 | - | |
176 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2186 | 5 | 2015-08-29 | - | |
100 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1281 | 1 | 2015-09-06 | - | |
146 | Episode18:関門 | 1435 | 1 | 2015-09-13 | - | |
92 | Episode19:スピードの中で | 1277 | 2 | 2015-09-18 | - | |
124 | Episode20:初の対外試合 | 1294 | 2 | 2015-09-20 | - | |
93 | Episode21:シンクロ封印 | 1235 | 1 | 2015-09-22 | - | |
81 | Episode22:1つの答え | 1234 | 2 | 2015-09-24 | - | |
80 | Episode23:黒羽の誇り | 1274 | 2 | 2015-10-01 | - | |
103 | Episode24:ハイスピードバトル | 1332 | 3 | 2015-10-06 | - | |
73 | Episode25:超越する力 | 1217 | 2 | 2015-10-11 | - | |
85 | Episode26:運命の決戦 | 1205 | 3 | 2015-10-20 | - | |
97 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1309 | 2 | 2015-11-03 | - | |
95 | Episode28:遊弥vsレイン | 1400 | 2 | 2015-11-09 | - | |
87 | Episode29:舞い降りた天使 | 1303 | 2 | 2015-12-05 | - | |
80 | Episode30:天使と悪魔 | 1406 | 3 | 2015-12-09 | - | |
105 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1468 | 2 | 2015-12-12 | - | |
80 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1264 | 0 | 2016-01-05 | - | |
89 | Episode32:パワー・ツール | 1240 | 3 | 2016-01-29 | - | |
85 | Episode33:死した希望の使者 | 1183 | 2 | 2016-01-31 | - | |
114 | Episode34:高貴の翼 | 1454 | 3 | 2016-02-04 | - | |
91 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1300 | 1 | 2016-02-13 | - | |
84 | Epi36:加速するカウントダウン | 1254 | 2 | 2016-02-20 | - | |
84 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1228 | 3 | 2016-03-25 | - | |
75 | Episode38:朱色の夜 | 1236 | 0 | 2016-04-11 | - | |
152 | Episode39:並び立つ盟友 | 1439 | 2 | 2016-04-22 | - | |
85 | Episode40:精一と彩 | 1315 | 2 | 2016-05-30 | - | |
84 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1305 | 4 | 2016-06-22 | - | |
129 | Episode42:涅槃の境地へ | 1329 | 4 | 2016-07-02 | - | |
80 | Episode43:トワノキズナ | 1261 | 3 | 2016-07-23 | - | |
144 | Episode44:銀河と宇宙 | 1455 | 3 | 2016-08-09 | - | |
127 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1543 | 0 | 2016-08-20 | - | |
65 | Episode46:絶望の凱旋 | 1138 | 0 | 2016-08-24 | - | |
90 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1162 | 1 | 2016-09-06 | - | |
123 | Episode48:希望の行方 | 1520 | 0 | 2016-09-13 | - | |
89 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1107 | 0 | 2016-10-03 | - | |
76 | Episode50:創世の星屑竜 | 1068 | 0 | 2016-10-25 | - | |
132 | Episode51:託された未来 | 1204 | 0 | 2016-10-30 | - | |
132 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1270 | 2 | 2016-11-02 | - | |
107 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1256 | 0 | 2016-11-09 | - | |
119 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1244 | 0 | 2016-11-26 | - | |
105 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1245 | 0 | 2016-12-08 | - | |
60 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 1044 | 0 | 2016-12-20 | - | |
66 | 未投稿オリカ紹介⑤(使用者:霧野精一) | 1139 | 0 | 2016-12-30 | - | |
109 | Episode52:極寒の夏 | 1213 | 2 | 2017-01-01 | - | |
153 | Episode53:闇の邂逅 | 1372 | 2 | 2017-01-07 | - | |
87 | Episode54:呪縛竜復活 | 1124 | 0 | 2017-01-11 | - | |
127 | Episode55:届かぬ声で... | 1044 | 2 | 2017-01-15 | - | |
141 | Episode56:禁忌の目覚め | 1128 | 5 | 2017-01-19 | - | |
124 | Episode57:共鳴する四龍 | 1174 | 4 | 2017-01-25 | - | |
78 | Episode58:本当の気持ち | 1273 | 3 | 2017-01-30 | - | |
82 | Episode59:真実への鍵 | 1158 | 2 | 2017-02-08 | - | |
82 | IF01:バレンタインデー | 1353 | 6 | 2017-02-11 | - | |
74 | Episode60:エレンとアレックス | 1158 | 3 | 2017-02-16 | - | |
179 | ルール改訂と今後の進行について | 1393 | 2 | 2017-02-18 | - | |
67 | Episode61:想いの証 | 1052 | 5 | 2017-02-21 | - | |
91 | Episode62:茨の道標 | 1242 | 5 | 2017-02-27 | - | |
136 | Episode63:光と闇の花 | 1099 | 3 | 2017-03-20 | - | |
89 | Episode64:渇望と葛藤 | 1139 | 2 | 2017-03-23 | - | |
85 | Episode65:麗しき孤月 | 1083 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1417 | 2 | 2017-04-21 | - | |
164 | Episode67:常闇に消える月華 | 1416 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
122 | Episode69:純黒の反逆者 | 1250 | 0 | 2017-07-27 | - | |
138 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1156 | 2 | 2017-08-07 | - | |
101 | Episode71:希望は往く | 1290 | 3 | 2017-08-17 | - | |
152 | Episode72:リリーの過去 | 1290 | 2 | 2017-08-24 | - | |
84 | Episode73:異次元の亡霊 | 1221 | 2 | 2017-09-13 | - | |
121 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1388 | 3 | 2017-09-22 | - | |
138 | Episode75:挑戦者の儀 | 1140 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1229 | 2 | 2017-11-14 | - | |
66 | Episode77:動き出す陰謀 | 937 | 2 | 2018-01-23 | - | |
85 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 928 | 2 | 2018-03-03 | - | |
151 | Episode79:黄龍の手向け | 987 | 2 | 2018-03-28 | - | |
116 | Episode80:堕天使の罠 | 960 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
127 | Episode82:姫君のバイブル | 1064 | 1 | 2018-05-07 | - | |
129 | Episode83:開かれたページ | 1094 | 0 | 2018-05-11 | - | |
171 | Episode84:望まぬ決戦 | 1128 | 2 | 2018-05-29 | - | |
84 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1013 | 0 | 2018-05-31 | - | |
147 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1202 | 0 | 2018-06-02 | - | |
149 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1071 | 0 | 2018-06-04 | - | |
69 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 901 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
129 | 呪縛竜のおさらい | 906 | 0 | 2018-06-06 | - | |
117 | IF02:星 遊未 | 895 | 0 | 2018-06-09 | - | |
88 | Episode85:新たなる激闘へ | 1086 | 0 | 2018-07-10 | - | |
118 | Episode86:愛するもの | 983 | 0 | 2018-07-27 | - | |
83 | Episode87:涅槃を超えた先 | 947 | 0 | 2018-08-10 | - | |
134 | Episode88:終焉の弧光 | 1363 | 0 | 2018-09-12 | - | |
73 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 837 | 3 | 2022-06-04 | - | |
54 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 528 | 3 | 2022-06-25 | - | |
59 | Episode90:光臨者、天導レイン | 521 | 2 | 2022-07-07 | - | |
58 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 503 | 2 | 2022-09-03 | - | |
60 | Episode92:紅の決意 | 548 | 0 | 2022-09-19 | - | |
54 | Episode93:凛々しい黒羽 | 592 | 0 | 2022-10-04 | - | |
66 | Episode94:最強の双子 | 553 | 0 | 2022-10-24 | - | |
47 | Episode95:最凶の龍 | 556 | 0 | 2022-12-29 | - | |
53 | Episode96:神の恵 | 534 | 0 | 2023-01-18 | - | |
76 | Episode97:先導者vs時空竜 | 637 | 0 | 2023-01-22 | - | |
44 | Episode98:トワノチカイ | 520 | 0 | 2023-02-14 | - | |
53 | Episode99:遊弥、復活 | 549 | 0 | 2023-03-12 | - | |
50 | Episode100:目覚めし星の光 | 578 | 0 | 2023-03-26 | - | |
64 | Episode101:決戦・冀望郷 | 486 | 0 | 2023-05-03 | - | |
39 | Episode102:最弱の意地 | 464 | 0 | 2023-06-28 | - | |
37 | Episode103:永遠の友達 | 321 | 0 | 2023-11-26 | - | |
48 | Episode104:うららの運命 | 224 | 0 | 2024-04-29 | - | |
30 | Episode105:胡桃の最終演目 | 223 | 0 | 2024-05-06 | - | |
28 | Episode106:希望の少女たち | 241 | 1 | 2024-05-16 | - | |
43 | Episode107:輝く希望 | 332 | 0 | 2024-08-11 | - | |
28 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 337 | 0 | 2024-08-13 | - | |
36 | 第4章初登場オリカまとめ | 291 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
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- 01/15 10:50 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
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