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Episode42:涅槃の境地へ 作:カズ
〜現在の状況〜
SEIICHI→LP:4100 手札:2 デッキ:32 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
AYA→LP:1500 手札:2 デッキ:25 Mゾーン:1 M・Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:2
V S
X→LP:3200 手札:2 デッキ:34 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
Z→LP:3200 手札:3 デッキ:30 Mゾーン:1 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*Turn08
『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』…進化系が出ていたのはテレビで見たけど、まさかこんなにも早く目の前に現れるなんて。もし情報が正しかったら、攻撃力を0にされるばかりでなくモンスター効果を無効にされてしまう。しかも効果を無効にした後、墓地からエクシーズモンスターを復活させる……。今、高橋さんのファントム・ドラゴンは攻撃不可で効果も無効、だけど攻撃対象にはできない。だけどXもZもモンスターはたった1体。攻撃力さえ上回れば戦闘破壊できる。だったらこのターンで、スターヴ・ヴェノムかダーク・レクイエムを破壊する!
「僕のターン、ドロー!僕はレベル4のサーペントにレベル3のバタフライをチューニング!太古より語られし竜よ、妖艶なるその翼はためかせ、闇を光に変えよ!シンクロ召喚!レベル7『封印竜 エターナル・エンシェント』!!」
精一もエースモンスターを召喚し、彩のサポートに回ろうとした。そのために今出来ることはたった1つ。凍りついた戦局を溶かすことだ。
「バトル!エターナル・エンシェントで『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』を攻撃!プライマル・シャイニング!!」
妖艶な竜の翼が美しく輝き、その光が毒龍に向かって照らされる。闇の中で生息していた者にとって、いかにこの光が眩しいか。毒龍は最後の咆哮を轟かせた……が、破壊されることはなかった。Zが墓地の『幻影死槍』を除外し、スターヴ・ヴェノムの破壊を無効にしたのだ。しかし、1300のダメージをXに与えることは出来た。
精一はカードを1枚伏せてターンを終了した。いくら攻撃力4100の封印竜がいるとはいえ、彩を庇いながらのデュエルは精一にとって厳しい状況であるのに変わりはなかった。
SEIICHI→LP:4100 手札:2 デッキ:31 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*Turn09
「私のターン、ドロー!私は再び『プレデター・プランター』の効果で800のライフを払わなければならない…。そして墓地から『捕食植物スキッド・ドロセーラ』を効果を無効にして特殊召喚!」
これでXのライフは1100にまで減ったが、スターヴ・ヴェノムを倒さなくてはいつまで経っても戦局は変わらない。しかもスターヴ・ヴェノムでは精一のエターナル・エンシェントを倒すことも不可能だ。ただしそれは「今のままでは」の話。
Xは手札から『融合回収』を発動し、墓地から『融合』と『捕食植物フライ・ヘル』を手札に加えた。Xはそのままフライ・ヘルを召喚し、『封印竜 エターナル・エンシェント』に捕食カウンターを置いた。
「私は手札から魔法カード『ヴァイオレット・フラッシュ』を発動!このターン、このカードは効果を得る!続いて魔法カード『融合』を発動し、フィールドのフライ・ヘルとスキッド・ドロセーラ』を融合!今再び現れよ、飢えた牙持つ毒龍!レベル8『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!!そして『ヴァイオレット・フラッシュ』の効果で1枚ドロー!」
なんとXは2体目のスターヴ・ヴェノムを持っていたのだ。そして特殊召喚されたことによって効果が発動し、精一の封印竜の攻撃力を吸収した。しかしこれだけでは終わらない。Xは毒龍の2つ目の効果を使い、スターヴ・ヴェノムのカード名をエターナル・エンシェントとして扱い、同じ効果を得た。「同じ効果とカード名を得た」ということは、封印竜または呪縛竜との戦闘以外では絶対に破壊されるはずのなかった封印竜を倒せることと同じだ。
「バトル!1体目のスターヴ・ヴェノムでエターナル・エンシェントを攻撃!」
「この瞬間、僕は罠カード『グローリー・エンシェント』を発動!このバトルで発生するダメージを半分にするっ……ぐっ!」
攻撃力6900。罠を発動していなければ精一のモンスターは破壊され、2体目のスターヴ・ヴェノムのダイレクトアタックを受けて終わっていた。精一のライフが4100から2700に変化したことで、エターナル・エンシェントの攻撃力も同じ数値だけ下がった。これで2体目のスターヴ・ヴェノムも攻撃が通る圏内に達した。『グローリー・エンシェント』の効果が適用されるのは1回のバトルだったため、2度目のダメージを半減することはできなかった。だが、彼はただ単にダメージを受けたわけではなかった。
「バトルフェイズ終了時、僕は『グローリー・エンシェント』の効果発動!この効果で半分にしたダメージを相手に与える!X、お前はこれで終わりだ!!」
「なっ…!ぐおぉぁぁぁっ!!」
X→LP:0
ようやく精一はXを倒すことに成功したが、残りライフが一気に2600に減ってしまい、破壊されないとはいえどダーク・レクイエムの素のパワーで届く打点になってしまった。
○融合回収(通常魔法)
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。
○ヴァイオレット・フラッシュ(通常魔法)(アニメオリジナル)
①:このターン、以下の効果を適用する。 ●自分の「融合」カード及び「フュージョン」カードの発動に対して、 相手は魔法・罠カードを発動できない。 ●自分が融合召喚に成功した場合にできる。 1ターンに1度、自分はデッキから1枚ドローする。
○プレデター・プランター(永続魔法)(アニメオリジナル)
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。 または、LPを払わずにこのカードを破壊する。 ①:1ターンに1度、自分の手札・墓地から レベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
*Turn10
マズイ、精一くんのライフが一気に減らされた……。私のライフはたった1500。次のドローで、もし「あのカード」を引けなかったら終わり。今はこれに賭けるしかない!
「私のターン、ドロー!……来た!魔法カード『ペンデュラム・コール』を発動!手札から『相生の魔術師』を捨てて、デッキから『貴竜の魔術師』と『慧剣(えけん)の魔術師』を手札に加えるわ!」
白と淡いピンク色の装束を身に着けている魔術師は精一も知っていたが、透明に光り輝く長い剣を持った魔術師の存在は知らなかった。おそらく、あのライディングデュエル以降に投入されたのだろう。
「私はフィールドの『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』を対象として手札の『貴竜の魔術師』のモンスター効果発動!ファントム・ドラゴンのレベルを3つ下げて特殊召喚!!そして、レベル4となった『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』にレベル3の『貴竜の魔術師』をチューニング!二色の眼の竜よ、灼熱の炎を纏いて降臨せよ!シンクロ召喚!!レベル7『オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン』!!」
ファントム・ドラゴンがフィールドを離れたことによってZの永続罠『幻影霧剣』は破壊された。ここで彼女は、以前の精一とのデュエルで使っていたメテオバースト・ドラゴンの効果を使わなかった。
「さらに私は、セッティング済みのペンデュラムスケールを使ってペンデュラム召喚するわ!!来て、『慧剣の魔術師』『刻剣の魔術師』『賤竜の魔術師』!!」
彩は3体のモンスターをペンデュラム召喚した。『賤竜の魔術師』のモンスター効果を使い、先ほどコストとして手札から捨てた『相生の魔術師』を手札に加え、そのまま通常召喚した。しかしこれだけでは『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を倒すことはできない。だが彼女のフィールドには『慧剣の魔術師』を含め、レベル7のモンスターが2体いる。これらを使えば『No.11 ビッグ・アイ』などの強力なランク7のエクシーズモンスターで突破口を開けたはずだが、彼女はそうしなかった。
「『刻剣の魔術師』のモンスター効果発動!自身とダーク・レクイエムを次の私のスタンバイフェイズまで除外する!」
「それはいけません…。私は『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』のオーバーレイユニットを1つ使い、効果発動!『刻剣の魔術師』のモンスター効果の発動を無効にして破壊します。そして墓地から『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を特殊召喚!」
ダーク・レクイエムを除外すればZのフィールドはガラ空きになり、一気にダイレクトアタックを仕掛けることができるかと思ったが、そう甘くはなかった。しかも攻撃力2500のモンスターの復活を許してしまい、Zのフィールドはより固くなった。だがまだ彩には切り札を出す手段がある。
「『慧剣の魔術師』が魔法使い族シンクロモンスターの素材となる場合、自身のレベルをペンデュラムスケールの間に存在する数字に変更できる!私はこのカードのレベルを、7から3に変更!」
チューナーが存在しないこんな状況で何故彼女は無意味に見える行動を起こしたのか。その答えはすぐに分かった。
(待ってて……すぐに呼び出してあげるから!一緒に精一くんの力になろう!)
「私はレベル7の『オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン』にレベル3となった『慧剣の魔術師』をチューニング!!」
「何!?『慧剣の魔術師』はチューナーだったのか?!」
「いいえ……。けど私のエクストラデッキには、ペンデュラム召喚されたペンデュラムモンスターとシンクロモンスターを使って、シンクロ召喚可能なモンスターがいるの!」
Xは驚いた。魔術師ペンデュラムモンスターの中では『貴竜の魔術師』だけがチューナーのはずだった。それなのに、彼女はこうして史上初の「チューナー無し」でシンクロ召喚を行おうとしている。
逆にZはこんな時でも動じなかった。事前に調べてあったのか、それとも…。
「平穏なる時の彼方より、遍く世界に光を放ち蘇れ!シンクロ召喚!!レベル10!闇を切り裂く寂静の剣!『涅槃の超魔導剣士(ニルヴァーナ・ハイ・パラディン)』!!」
精一の想いに応えるべく、彩は究極の切り札を召喚した。空高く突き上げた剣の先端から光を放ち、精一達のいた歪む空間を破壊した。今まで閉塞された空間にいたからこそ太陽光がとても眩しく感じたが、このデュエルで初めて感じられた本当の意味での暖かさに、精一も彩も笑顔になった。
「『涅槃の超魔導剣士』のシンクロ素材としてエクストラデッキに送られた『慧剣の魔術師』の効果発動!ペンデュラムゾーンのカードを全て破壊し、このカードをペンデュラムゾーンへ!」
青い柱の中にいた二色の眼を持つ竜と小さな一角獣は、煩悩を切り裂く剣によって光となって消滅し、新たな魔術師が青い柱に現れた。
「『涅槃の超魔導剣士』の効果で、墓地から『ペンデュラム・コール』を手札に加えるわ。続けて『相生の魔術師』の効果発動!このカードの攻撃力をターン終了時まで『涅槃の超魔導剣士』と同じにする!」
『相生の魔術師』が戦闘で与えられるダメージは0になるが、元々500しかない攻撃力を底上げすれば相手の攻撃力の高いモンスターを破壊することはできる。自分フィールドの攻撃力が最も高いモンスターのそれをコピーすれば、そのモンスターの為の繋ぎになるというわけだ。これならばZのモンスターを2体とも破壊できる。
「バトル!『涅槃の超魔導剣士』で『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!トゥルース・スカーヴァティ!!」
濃い紫色のオーラを纏い、自分の何十倍にも大きくなった剣を一気に振りかざし、反逆の竜を切り裂いた。
Zのライフは残り2400になったが、ダーク・リベリオンを破壊したことによって『涅槃の超魔導剣士』の効果はまだ続く。彩は2つ目のモンスター効果を発動し、Zのライフを半分にした。
「まだよ!私は『涅槃の超魔導剣士』の攻撃力をコピーした『相生の魔術師』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!!」
この攻撃でダメージを与えることは出来なくても、2体のモンスターを破壊したという大きな貢献はできる。どうにか精一を持ち前の展開力でサポートしてあげたい。だがその想いは、時に残酷な形で返ってくる。
「私はダーク・レクイエムを対象に、永続罠『幻影剣』を発動!攻撃力を800アップします!」
ダーク・レクイエムの攻撃力が3800になり、『相生の魔術師』では攻撃力がほんの僅かに及ばなくなった。返り討ちに遭った彩はその身にダメージを刻むこととなった。
「うぐっ……!ハァ…ハァ…。私はこれでターンエンド!」
AYA→LP:1000 手札:1 デッキ:22 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:1
○相生の魔術師(Lv4 光)
魔法使い族/ペンデュラム/効果
攻500/守1500
【Pスケール:青8/赤8】
①:1ターンに1度、自分フィールドの、Xモンスター1体とレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのXモンスターのランクはターン終了時まで、そのレベル5以上のモンスターのレベルの数値と同じになる。②:自分フィールドのカードが相手フィールドより多い場合、このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
①:このカードの戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは0になる。②:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時までそのモンスターと同じになる。
○涅槃の超魔導剣士(Lv10 闇)
魔法使い族/シンクロ/ペンデュラム/効果
攻3300/守2500
【Pスケール:青8/赤8】
①:自分のPモンスターが攻撃する場合、そのモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。②:自分のPモンスターが攻撃したダメージステップ終了時に発動する。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、攻撃したそのモンスターの攻撃力分ダウンする。
【モンスター効果】
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、自分フィールドのP召喚したPモンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。①:このカードがP召喚したPモンスターをチューナーとしてS召喚に成功した場合、自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手のLPを半分にする。③:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。
○幻影剣(永続罠)
フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。「幻影剣」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:対象のモンスターの攻撃力は800アップし、戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幻影騎士団」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
*Turn11
高橋彩……面白いデュエリストでしたが、残念ながらここまでのようですね。
突如として、先ほど破壊したはずの歪む空間が復活した。もう一度それ破壊するためには、Zを倒す以外ないのだ。
「私のターン、ドロー!『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』のモンスター効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を0にして、下げた数値分の攻撃力を得ます!レクイエム・サルベーション!!」
この効果の対象になったのはもちろん、攻撃力3300の『涅槃の超魔導剣士』だった。攻撃力3800にその数値を加えたので、なんとその攻撃力は7100。このままではどちらに攻撃しても確実に仕留められてしまう。
しかし2人ともしっかり対策は立ててあった。
「この瞬間、私は罠カード『涅槃寂静』を発動!自分フィールドに『涅槃の超魔導剣士』が存在することで、このターン私が受けるダメージを0にする!」
「僕はエターナル・エンシェントを対象に、罠カード『エンシェント・ラストプロフェシー』を発動!墓地の『エンシェント』モンスターを全てデッキに戻すことで、このターン僕が受けるダメージを0にする!」
お互いにダメージを受けないことでダーク・レクイエムの攻撃によるリアルダメージを未然に防ぐことに成功したが、2人の発動したカードにはそれ相応の副作用が伴う。それはターン終了時になれば必ず発動してしまう。
「私はこれでターンエンド…。貴方達の発動したカードにはデメリットがある……。それくらいは知っていますよ」
「そう。私の発動した『涅槃寂静』は、ターン終了時にライフポイントが100になると同時に、私のフィールドのモンスターは全て破壊されるの……。だけど『涅槃の超魔導剣士』の効果も発動するわ!このカードは破壊された後、ペンデュラムゾーンに置かれる!」
彩は自らのライフをこれ以上ないくらいの崖っぷちまで追い込むのと引き換えに、次のターンでのペンデュラム召喚の準備を整えた。だが精一の発動したカードは彩以上のものだった。
「高橋さん…後は頼んだよ」
「精一くん?どういうこと?!」
「『エンシェント・ラストプロフェシー』を発動したターン、対象としたモンスターの攻撃力分のダメージを僕は受けるんだ。だからどのみち、ダーク・レクイエムを防ぐ手立ては無かったんだ……」
AYA→LP:100
SEIICHI→LP:0
エターナル・エンシェントの攻撃力は自らのライフと同じ。つまり、このカードを発動すれば必ずライフは尽きる。自らを犠牲にしたあまりにも危険な賭けだが、彼は彩が次のターンで決めてくれることを信じて全てを託したのだ。
「……分かった。精一くんのその想い、無駄にしない!絶対に勝ってみせる!」
「無駄なことです。攻撃力7100を超えるモンスターなどこの世に存在しません。ましてや、封印竜を持たない貴方ごときが私に勝つなど有り得ません」
そう。ダーク・レクイエムの攻撃力は自身の効果と罠カードのおかげで7100まで上がっている。Zのライフは残り1200だが、最後に立ちはだかる壁をどう崩すのか。
*Turn12
「私の……ターン!」
見せてあげる、私の本気を!ペンデュラムの真の力を!
「私のペンデュラムゾーンにはスケール2の『慧剣の魔術師』とスケール8の『涅槃の超魔導剣士』がセッティングされている!これでレベル3から7のモンスターが同時に召喚可能!双剣に導かれし者たちよ、我が想いに応えよ!ペンデュラム召喚!!」
天空から赤、橙、黄、緑、紫の光が降り注ぎ、それらが合わさって大きな虹色の柱となった時、それらが再び分散し、5体のモンスターとなって現れた。左から順に『刻剣の魔術師』『EMペンデュラム・マジシャン』『EMオッドアイズ・ライトフェニックス』『賤竜の魔術師』『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』。このデュエル中に彩が1度ずつペンデュラム召喚したモンスター達だ。
5体同時召喚、しかもモンスターのレベルが全て異なるという、ペンデュラム召喚を完全に使いこなした人間でない限り不可能に近いことを彼女はやってのけた。実際、遊弥や紅葉でも3体か4体止まりだったので、いかに今の彩が凄いのかが分かる。
「これが私の『ストレート・ペンデュラム』よ!!」
「お見事……と言いたいですが、いくら攻撃力の低いモンスターを並べたところで、私の『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を倒すことは不可能です。諦めなさい」
「それはどうかしら?まずはレベル3の『刻剣の魔術師』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
わざわざ攻撃力の最も低いモンスターから攻撃を仕掛けた。『刻剣の魔術師』の場合、モンスター効果を使って2体とも除外すれば良かったはずだが彼女はあえてその選択をしなかった。このままではダメージを受けてしまい彩の敗北となる。だがペンデュラムゾーンの『涅槃の超魔導剣士』によってそれは免れた。
「『涅槃の超魔導剣士』のペンデュラム効果発動!ペンデュラムモンスターの戦闘破壊とダメージを無効にする!そして!『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』の攻撃力は攻撃したペンデュラムモンスターの攻撃力分ダウンする!」
これならば、『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』が攻撃する頃にはもう、Zのダーク・レクイエムは相当弱体化している。力を合わせて攻撃力7100の壁を徐々に崩壊させようという魂胆なのだ。
「次はレベル4の『EMペンデュラム・マジシャン』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
『涅槃の超魔導剣士』のペンデュラム効果によってダメージと戦闘破壊から守られている振り子の魔法使いは、虹色のオーラを纏って漆黒の竜を思いっきり蹴り飛ばした。これによって攻撃力は合計で2900ダウンしている。
「次はレベル5の『EMオッドアイズ・ライトフェニックス』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
二色の眼を持った火の鳥が反逆の竜に目がけて一直線に飛んで行き、攻撃を命中させた。攻撃力は2000下がり、今のダーク・レクイエムの攻撃力は2200だ。残る攻撃はあと2回。
「続いてレベル6の『賤竜の魔術師』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
熟練された風の力を操り、渾身の力をダーク・レクイエムにぶつける。
これでダーク・レクイエムの攻撃力はたった100となったが、彩にはまだ攻撃できるモンスターが1体残っている。
「これでフィナーレよ!レベル7の『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!夢幻のニルヴァーナ・スパイラルフレイム!!」
最後は彩のとっておき。二色の眼を持つ幻惑竜が息吹を放ち、それが涅槃の力を得て虹色に輝いた。それに見とれているころにはもう、倒すことは不可能だと思われた反逆竜を破壊していた。
「ぐおぉぉぉっ!!」
Z→LP:0
*
「ふぅーーっ……疲れたぁ〜」
精一達を覆っていた歪む空間が元に戻った。彩はデュエルが終わったあとに足の力が入らなくなり、崩れるように座り込んだ。あれだけのデュエルをすれば当然といえば当然だ。彩も、デュエルが終われば普通の女の子なのだ。
「ダーク・レクイエムを倒すとは、貴方はやはり面白いデュエリストです。約束通りこの場は立ち去りましょう。ですが、既に6人の呪縛竜使いが活動していることをお忘れなく」
ZはXを強引に連れて行き、精一と彩の2人は、しばらく彼らの背中を見ていた。
「ありがとう、高橋さん。まさかストレート・ペンデュラムを生で見られるなんて思わなかったよ」
「『涅槃の超魔導剣士』を出したからにはやってみたかったんだけど、私も実際に出来るなんて思わなかったわ。でも……スターヴ・ヴェノムとダーク・リベリオンが召喚されたということは……」
「間違いなく残り2体、『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』と『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』も呼び出されてるだろうね」
「禁忌の四竜」はまだ2体しか確認されていないが、目の前に現れる日がくるのはそう遠い未来ではないはずだ。だがXとZを倒したことで、3体のドラゴンは無事に元いた場所に戻ることができた。だから絶対に残りの2体も戻さなければならない。さもなくばこの世界に更なる混沌が襲ってくるだろう。
彩はふと自分の腕時計を見たが、もう16時30分を回っていた。日照時間が長かったから時間の速さに気づかなかったのだ。
「ウソ?!もうこんな時間!精一くん、私もう1回だけ観覧車乗りたいんだけど……ダメかな?」
「いいよ。僕も疲れちゃったし、そこでゆっくり休もうか」
2人はゆったり動く大きな乗り物の中で、今日起こったことを振り返っていた。ただ遊びに来ただけのはずなのに世界の命運を分けるデュエルをしなければならなかったのか、もうこれまで通りの日常は戻ってこないのか……色々なことが精一の頭の中で渦巻いていた。そんな彼が今すべきことは、彩に謝ることだった。
「高橋さん、今日はごめん」
「え?急にどうしたの?」
「本来なら無関係な君を巻き込んでしまったんだ。せっかく遊びに誘ってくれたのに、こんなことになるなんて……」
そんな彼を見ていられなかったのか、彩はそっと精一の肩に寄り添った。
「大丈夫だよ。今日は楽しかったもん。それに、精一くん達が危険な目に遭ってるなんてことを知って黙ってられなかった」
「……」
「もし、精一くん達の戦いが終わっていつもの日常が戻ったら、また2人で何処か出かけよう。約束だよ」
「……わかった。絶対に取り戻してみせるよ。僕達の世界を!」
夕日が2人の乗った観覧車を照らす中、2人は固い約束を交わした。
夜が明ければ、呪縛竜の完全復活まであと4日……!
*Episode42初登場オリカ
○グローリー・エンシェント(通常罠)
①:相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドの「エンシェント」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターは戦闘で破壊されず、そのバトルで発生するダメージを半分にする。バトルフェイズ終了時、発生した戦闘ダメージを相手に与える。
○エンシェント・ラストプロフェシー(通常罠)
①:自分フィールドの「エンシェント」Sモンスター1体を対象として発動できる。墓地のモンスター5体を選んでデッキに戻し、このターン自分が受けるダメージは0になる。そのターン終了時、自分はこの効果の対象としたモンスターの攻撃力分のダメージを受ける。
○慧剣の魔術師(Lv7 光)
魔法使い族/ペンデュラム/効果
攻2500/守2500
【Pスケール:青2/赤2】
「慧剣の魔術師」の①②のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「EM」カードが存在する場合に発動できる。このカードを破壊し、エクストラデッキの表側表示の「慧眼の魔術師」を1枚選び、自分のPゾーンに置く。②:手札のPモンスター1体を相手に見せ、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードのPスケールはターン終了時まで、この効果で公開したPモンスターの元々のPスケールの数値分アップする。
【モンスター効果】
「慧剣の魔術師」の①②③のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。②:このカードを魔法使い族Sモンスターの素材とする場合、2〜7までの任意のレベルを宣言して発動できる。このカードのレベルはターン終了時まで宣言したレベルになる。③:このカードが「涅槃の超魔導剣士」のS素材としてエクストラデッキに送られた場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
○涅槃寂静(通常罠)
「涅槃寂静」は1ターンに1枚しか使用できない。①:自分フィールドに『涅槃の超魔導剣士』が存在する場合に発動できる。このターン自分が受ける全てのダメージは0になる。そのターン終了時、自分フィールドのモンスターを全て破壊し、自分のLPを100にする。
次回予告(by精一)
やっぱり高橋さんは凄かった。あれだけのペンデュラム召喚を毎ターン決められる人は見たことないよ。僕もペンデュラム召喚を使ってみたくなったな……。呪縛竜の完全復活まであと4日…そんな時、X、Y、Zよりも強力な人物が光貞さんの前に現れたんだ。
Episode43:トワノキズナ
SEIICHI→LP:4100 手札:2 デッキ:32 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
AYA→LP:1500 手札:2 デッキ:25 Mゾーン:1 M・Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:2
V S
X→LP:3200 手札:2 デッキ:34 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
Z→LP:3200 手札:3 デッキ:30 Mゾーン:1 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*Turn08
『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』…進化系が出ていたのはテレビで見たけど、まさかこんなにも早く目の前に現れるなんて。もし情報が正しかったら、攻撃力を0にされるばかりでなくモンスター効果を無効にされてしまう。しかも効果を無効にした後、墓地からエクシーズモンスターを復活させる……。今、高橋さんのファントム・ドラゴンは攻撃不可で効果も無効、だけど攻撃対象にはできない。だけどXもZもモンスターはたった1体。攻撃力さえ上回れば戦闘破壊できる。だったらこのターンで、スターヴ・ヴェノムかダーク・レクイエムを破壊する!
「僕のターン、ドロー!僕はレベル4のサーペントにレベル3のバタフライをチューニング!太古より語られし竜よ、妖艶なるその翼はためかせ、闇を光に変えよ!シンクロ召喚!レベル7『封印竜 エターナル・エンシェント』!!」
精一もエースモンスターを召喚し、彩のサポートに回ろうとした。そのために今出来ることはたった1つ。凍りついた戦局を溶かすことだ。
「バトル!エターナル・エンシェントで『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』を攻撃!プライマル・シャイニング!!」
妖艶な竜の翼が美しく輝き、その光が毒龍に向かって照らされる。闇の中で生息していた者にとって、いかにこの光が眩しいか。毒龍は最後の咆哮を轟かせた……が、破壊されることはなかった。Zが墓地の『幻影死槍』を除外し、スターヴ・ヴェノムの破壊を無効にしたのだ。しかし、1300のダメージをXに与えることは出来た。
精一はカードを1枚伏せてターンを終了した。いくら攻撃力4100の封印竜がいるとはいえ、彩を庇いながらのデュエルは精一にとって厳しい状況であるのに変わりはなかった。
SEIICHI→LP:4100 手札:2 デッキ:31 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*Turn09
「私のターン、ドロー!私は再び『プレデター・プランター』の効果で800のライフを払わなければならない…。そして墓地から『捕食植物スキッド・ドロセーラ』を効果を無効にして特殊召喚!」
これでXのライフは1100にまで減ったが、スターヴ・ヴェノムを倒さなくてはいつまで経っても戦局は変わらない。しかもスターヴ・ヴェノムでは精一のエターナル・エンシェントを倒すことも不可能だ。ただしそれは「今のままでは」の話。
Xは手札から『融合回収』を発動し、墓地から『融合』と『捕食植物フライ・ヘル』を手札に加えた。Xはそのままフライ・ヘルを召喚し、『封印竜 エターナル・エンシェント』に捕食カウンターを置いた。
「私は手札から魔法カード『ヴァイオレット・フラッシュ』を発動!このターン、このカードは効果を得る!続いて魔法カード『融合』を発動し、フィールドのフライ・ヘルとスキッド・ドロセーラ』を融合!今再び現れよ、飢えた牙持つ毒龍!レベル8『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!!そして『ヴァイオレット・フラッシュ』の効果で1枚ドロー!」
なんとXは2体目のスターヴ・ヴェノムを持っていたのだ。そして特殊召喚されたことによって効果が発動し、精一の封印竜の攻撃力を吸収した。しかしこれだけでは終わらない。Xは毒龍の2つ目の効果を使い、スターヴ・ヴェノムのカード名をエターナル・エンシェントとして扱い、同じ効果を得た。「同じ効果とカード名を得た」ということは、封印竜または呪縛竜との戦闘以外では絶対に破壊されるはずのなかった封印竜を倒せることと同じだ。
「バトル!1体目のスターヴ・ヴェノムでエターナル・エンシェントを攻撃!」
「この瞬間、僕は罠カード『グローリー・エンシェント』を発動!このバトルで発生するダメージを半分にするっ……ぐっ!」
攻撃力6900。罠を発動していなければ精一のモンスターは破壊され、2体目のスターヴ・ヴェノムのダイレクトアタックを受けて終わっていた。精一のライフが4100から2700に変化したことで、エターナル・エンシェントの攻撃力も同じ数値だけ下がった。これで2体目のスターヴ・ヴェノムも攻撃が通る圏内に達した。『グローリー・エンシェント』の効果が適用されるのは1回のバトルだったため、2度目のダメージを半減することはできなかった。だが、彼はただ単にダメージを受けたわけではなかった。
「バトルフェイズ終了時、僕は『グローリー・エンシェント』の効果発動!この効果で半分にしたダメージを相手に与える!X、お前はこれで終わりだ!!」
「なっ…!ぐおぉぁぁぁっ!!」
X→LP:0
ようやく精一はXを倒すことに成功したが、残りライフが一気に2600に減ってしまい、破壊されないとはいえどダーク・レクイエムの素のパワーで届く打点になってしまった。
○融合回収(通常魔法)
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。
○ヴァイオレット・フラッシュ(通常魔法)(アニメオリジナル)
①:このターン、以下の効果を適用する。 ●自分の「融合」カード及び「フュージョン」カードの発動に対して、 相手は魔法・罠カードを発動できない。 ●自分が融合召喚に成功した場合にできる。 1ターンに1度、自分はデッキから1枚ドローする。
○プレデター・プランター(永続魔法)(アニメオリジナル)
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。 または、LPを払わずにこのカードを破壊する。 ①:1ターンに1度、自分の手札・墓地から レベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
*Turn10
マズイ、精一くんのライフが一気に減らされた……。私のライフはたった1500。次のドローで、もし「あのカード」を引けなかったら終わり。今はこれに賭けるしかない!
「私のターン、ドロー!……来た!魔法カード『ペンデュラム・コール』を発動!手札から『相生の魔術師』を捨てて、デッキから『貴竜の魔術師』と『慧剣(えけん)の魔術師』を手札に加えるわ!」
白と淡いピンク色の装束を身に着けている魔術師は精一も知っていたが、透明に光り輝く長い剣を持った魔術師の存在は知らなかった。おそらく、あのライディングデュエル以降に投入されたのだろう。
「私はフィールドの『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』を対象として手札の『貴竜の魔術師』のモンスター効果発動!ファントム・ドラゴンのレベルを3つ下げて特殊召喚!!そして、レベル4となった『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』にレベル3の『貴竜の魔術師』をチューニング!二色の眼の竜よ、灼熱の炎を纏いて降臨せよ!シンクロ召喚!!レベル7『オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン』!!」
ファントム・ドラゴンがフィールドを離れたことによってZの永続罠『幻影霧剣』は破壊された。ここで彼女は、以前の精一とのデュエルで使っていたメテオバースト・ドラゴンの効果を使わなかった。
「さらに私は、セッティング済みのペンデュラムスケールを使ってペンデュラム召喚するわ!!来て、『慧剣の魔術師』『刻剣の魔術師』『賤竜の魔術師』!!」
彩は3体のモンスターをペンデュラム召喚した。『賤竜の魔術師』のモンスター効果を使い、先ほどコストとして手札から捨てた『相生の魔術師』を手札に加え、そのまま通常召喚した。しかしこれだけでは『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を倒すことはできない。だが彼女のフィールドには『慧剣の魔術師』を含め、レベル7のモンスターが2体いる。これらを使えば『No.11 ビッグ・アイ』などの強力なランク7のエクシーズモンスターで突破口を開けたはずだが、彼女はそうしなかった。
「『刻剣の魔術師』のモンスター効果発動!自身とダーク・レクイエムを次の私のスタンバイフェイズまで除外する!」
「それはいけません…。私は『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』のオーバーレイユニットを1つ使い、効果発動!『刻剣の魔術師』のモンスター効果の発動を無効にして破壊します。そして墓地から『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を特殊召喚!」
ダーク・レクイエムを除外すればZのフィールドはガラ空きになり、一気にダイレクトアタックを仕掛けることができるかと思ったが、そう甘くはなかった。しかも攻撃力2500のモンスターの復活を許してしまい、Zのフィールドはより固くなった。だがまだ彩には切り札を出す手段がある。
「『慧剣の魔術師』が魔法使い族シンクロモンスターの素材となる場合、自身のレベルをペンデュラムスケールの間に存在する数字に変更できる!私はこのカードのレベルを、7から3に変更!」
チューナーが存在しないこんな状況で何故彼女は無意味に見える行動を起こしたのか。その答えはすぐに分かった。
(待ってて……すぐに呼び出してあげるから!一緒に精一くんの力になろう!)
「私はレベル7の『オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン』にレベル3となった『慧剣の魔術師』をチューニング!!」
「何!?『慧剣の魔術師』はチューナーだったのか?!」
「いいえ……。けど私のエクストラデッキには、ペンデュラム召喚されたペンデュラムモンスターとシンクロモンスターを使って、シンクロ召喚可能なモンスターがいるの!」
Xは驚いた。魔術師ペンデュラムモンスターの中では『貴竜の魔術師』だけがチューナーのはずだった。それなのに、彼女はこうして史上初の「チューナー無し」でシンクロ召喚を行おうとしている。
逆にZはこんな時でも動じなかった。事前に調べてあったのか、それとも…。
「平穏なる時の彼方より、遍く世界に光を放ち蘇れ!シンクロ召喚!!レベル10!闇を切り裂く寂静の剣!『涅槃の超魔導剣士(ニルヴァーナ・ハイ・パラディン)』!!」
精一の想いに応えるべく、彩は究極の切り札を召喚した。空高く突き上げた剣の先端から光を放ち、精一達のいた歪む空間を破壊した。今まで閉塞された空間にいたからこそ太陽光がとても眩しく感じたが、このデュエルで初めて感じられた本当の意味での暖かさに、精一も彩も笑顔になった。
「『涅槃の超魔導剣士』のシンクロ素材としてエクストラデッキに送られた『慧剣の魔術師』の効果発動!ペンデュラムゾーンのカードを全て破壊し、このカードをペンデュラムゾーンへ!」
青い柱の中にいた二色の眼を持つ竜と小さな一角獣は、煩悩を切り裂く剣によって光となって消滅し、新たな魔術師が青い柱に現れた。
「『涅槃の超魔導剣士』の効果で、墓地から『ペンデュラム・コール』を手札に加えるわ。続けて『相生の魔術師』の効果発動!このカードの攻撃力をターン終了時まで『涅槃の超魔導剣士』と同じにする!」
『相生の魔術師』が戦闘で与えられるダメージは0になるが、元々500しかない攻撃力を底上げすれば相手の攻撃力の高いモンスターを破壊することはできる。自分フィールドの攻撃力が最も高いモンスターのそれをコピーすれば、そのモンスターの為の繋ぎになるというわけだ。これならばZのモンスターを2体とも破壊できる。
「バトル!『涅槃の超魔導剣士』で『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!トゥルース・スカーヴァティ!!」
濃い紫色のオーラを纏い、自分の何十倍にも大きくなった剣を一気に振りかざし、反逆の竜を切り裂いた。
Zのライフは残り2400になったが、ダーク・リベリオンを破壊したことによって『涅槃の超魔導剣士』の効果はまだ続く。彩は2つ目のモンスター効果を発動し、Zのライフを半分にした。
「まだよ!私は『涅槃の超魔導剣士』の攻撃力をコピーした『相生の魔術師』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!!」
この攻撃でダメージを与えることは出来なくても、2体のモンスターを破壊したという大きな貢献はできる。どうにか精一を持ち前の展開力でサポートしてあげたい。だがその想いは、時に残酷な形で返ってくる。
「私はダーク・レクイエムを対象に、永続罠『幻影剣』を発動!攻撃力を800アップします!」
ダーク・レクイエムの攻撃力が3800になり、『相生の魔術師』では攻撃力がほんの僅かに及ばなくなった。返り討ちに遭った彩はその身にダメージを刻むこととなった。
「うぐっ……!ハァ…ハァ…。私はこれでターンエンド!」
AYA→LP:1000 手札:1 デッキ:22 Mゾーン:2 M・Tゾーン:1 Fゾーン:1 Pゾーン:1
○相生の魔術師(Lv4 光)
魔法使い族/ペンデュラム/効果
攻500/守1500
【Pスケール:青8/赤8】
①:1ターンに1度、自分フィールドの、Xモンスター1体とレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのXモンスターのランクはターン終了時まで、そのレベル5以上のモンスターのレベルの数値と同じになる。②:自分フィールドのカードが相手フィールドより多い場合、このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
①:このカードの戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは0になる。②:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時までそのモンスターと同じになる。
○涅槃の超魔導剣士(Lv10 闇)
魔法使い族/シンクロ/ペンデュラム/効果
攻3300/守2500
【Pスケール:青8/赤8】
①:自分のPモンスターが攻撃する場合、そのモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。②:自分のPモンスターが攻撃したダメージステップ終了時に発動する。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、攻撃したそのモンスターの攻撃力分ダウンする。
【モンスター効果】
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、自分フィールドのP召喚したPモンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。①:このカードがP召喚したPモンスターをチューナーとしてS召喚に成功した場合、自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手のLPを半分にする。③:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。
○幻影剣(永続罠)
フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。「幻影剣」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:対象のモンスターの攻撃力は800アップし、戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幻影騎士団」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
*Turn11
高橋彩……面白いデュエリストでしたが、残念ながらここまでのようですね。
突如として、先ほど破壊したはずの歪む空間が復活した。もう一度それ破壊するためには、Zを倒す以外ないのだ。
「私のターン、ドロー!『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』のモンスター効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を0にして、下げた数値分の攻撃力を得ます!レクイエム・サルベーション!!」
この効果の対象になったのはもちろん、攻撃力3300の『涅槃の超魔導剣士』だった。攻撃力3800にその数値を加えたので、なんとその攻撃力は7100。このままではどちらに攻撃しても確実に仕留められてしまう。
しかし2人ともしっかり対策は立ててあった。
「この瞬間、私は罠カード『涅槃寂静』を発動!自分フィールドに『涅槃の超魔導剣士』が存在することで、このターン私が受けるダメージを0にする!」
「僕はエターナル・エンシェントを対象に、罠カード『エンシェント・ラストプロフェシー』を発動!墓地の『エンシェント』モンスターを全てデッキに戻すことで、このターン僕が受けるダメージを0にする!」
お互いにダメージを受けないことでダーク・レクイエムの攻撃によるリアルダメージを未然に防ぐことに成功したが、2人の発動したカードにはそれ相応の副作用が伴う。それはターン終了時になれば必ず発動してしまう。
「私はこれでターンエンド…。貴方達の発動したカードにはデメリットがある……。それくらいは知っていますよ」
「そう。私の発動した『涅槃寂静』は、ターン終了時にライフポイントが100になると同時に、私のフィールドのモンスターは全て破壊されるの……。だけど『涅槃の超魔導剣士』の効果も発動するわ!このカードは破壊された後、ペンデュラムゾーンに置かれる!」
彩は自らのライフをこれ以上ないくらいの崖っぷちまで追い込むのと引き換えに、次のターンでのペンデュラム召喚の準備を整えた。だが精一の発動したカードは彩以上のものだった。
「高橋さん…後は頼んだよ」
「精一くん?どういうこと?!」
「『エンシェント・ラストプロフェシー』を発動したターン、対象としたモンスターの攻撃力分のダメージを僕は受けるんだ。だからどのみち、ダーク・レクイエムを防ぐ手立ては無かったんだ……」
AYA→LP:100
SEIICHI→LP:0
エターナル・エンシェントの攻撃力は自らのライフと同じ。つまり、このカードを発動すれば必ずライフは尽きる。自らを犠牲にしたあまりにも危険な賭けだが、彼は彩が次のターンで決めてくれることを信じて全てを託したのだ。
「……分かった。精一くんのその想い、無駄にしない!絶対に勝ってみせる!」
「無駄なことです。攻撃力7100を超えるモンスターなどこの世に存在しません。ましてや、封印竜を持たない貴方ごときが私に勝つなど有り得ません」
そう。ダーク・レクイエムの攻撃力は自身の効果と罠カードのおかげで7100まで上がっている。Zのライフは残り1200だが、最後に立ちはだかる壁をどう崩すのか。
*Turn12
「私の……ターン!」
見せてあげる、私の本気を!ペンデュラムの真の力を!
「私のペンデュラムゾーンにはスケール2の『慧剣の魔術師』とスケール8の『涅槃の超魔導剣士』がセッティングされている!これでレベル3から7のモンスターが同時に召喚可能!双剣に導かれし者たちよ、我が想いに応えよ!ペンデュラム召喚!!」
天空から赤、橙、黄、緑、紫の光が降り注ぎ、それらが合わさって大きな虹色の柱となった時、それらが再び分散し、5体のモンスターとなって現れた。左から順に『刻剣の魔術師』『EMペンデュラム・マジシャン』『EMオッドアイズ・ライトフェニックス』『賤竜の魔術師』『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』。このデュエル中に彩が1度ずつペンデュラム召喚したモンスター達だ。
5体同時召喚、しかもモンスターのレベルが全て異なるという、ペンデュラム召喚を完全に使いこなした人間でない限り不可能に近いことを彼女はやってのけた。実際、遊弥や紅葉でも3体か4体止まりだったので、いかに今の彩が凄いのかが分かる。
「これが私の『ストレート・ペンデュラム』よ!!」
「お見事……と言いたいですが、いくら攻撃力の低いモンスターを並べたところで、私の『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を倒すことは不可能です。諦めなさい」
「それはどうかしら?まずはレベル3の『刻剣の魔術師』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
わざわざ攻撃力の最も低いモンスターから攻撃を仕掛けた。『刻剣の魔術師』の場合、モンスター効果を使って2体とも除外すれば良かったはずだが彼女はあえてその選択をしなかった。このままではダメージを受けてしまい彩の敗北となる。だがペンデュラムゾーンの『涅槃の超魔導剣士』によってそれは免れた。
「『涅槃の超魔導剣士』のペンデュラム効果発動!ペンデュラムモンスターの戦闘破壊とダメージを無効にする!そして!『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』の攻撃力は攻撃したペンデュラムモンスターの攻撃力分ダウンする!」
これならば、『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』が攻撃する頃にはもう、Zのダーク・レクイエムは相当弱体化している。力を合わせて攻撃力7100の壁を徐々に崩壊させようという魂胆なのだ。
「次はレベル4の『EMペンデュラム・マジシャン』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
『涅槃の超魔導剣士』のペンデュラム効果によってダメージと戦闘破壊から守られている振り子の魔法使いは、虹色のオーラを纏って漆黒の竜を思いっきり蹴り飛ばした。これによって攻撃力は合計で2900ダウンしている。
「次はレベル5の『EMオッドアイズ・ライトフェニックス』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
二色の眼を持った火の鳥が反逆の竜に目がけて一直線に飛んで行き、攻撃を命中させた。攻撃力は2000下がり、今のダーク・レクイエムの攻撃力は2200だ。残る攻撃はあと2回。
「続いてレベル6の『賤竜の魔術師』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!」
熟練された風の力を操り、渾身の力をダーク・レクイエムにぶつける。
これでダーク・レクイエムの攻撃力はたった100となったが、彩にはまだ攻撃できるモンスターが1体残っている。
「これでフィナーレよ!レベル7の『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』で『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』を攻撃!夢幻のニルヴァーナ・スパイラルフレイム!!」
最後は彩のとっておき。二色の眼を持つ幻惑竜が息吹を放ち、それが涅槃の力を得て虹色に輝いた。それに見とれているころにはもう、倒すことは不可能だと思われた反逆竜を破壊していた。
「ぐおぉぉぉっ!!」
Z→LP:0
*
「ふぅーーっ……疲れたぁ〜」
精一達を覆っていた歪む空間が元に戻った。彩はデュエルが終わったあとに足の力が入らなくなり、崩れるように座り込んだ。あれだけのデュエルをすれば当然といえば当然だ。彩も、デュエルが終われば普通の女の子なのだ。
「ダーク・レクイエムを倒すとは、貴方はやはり面白いデュエリストです。約束通りこの場は立ち去りましょう。ですが、既に6人の呪縛竜使いが活動していることをお忘れなく」
ZはXを強引に連れて行き、精一と彩の2人は、しばらく彼らの背中を見ていた。
「ありがとう、高橋さん。まさかストレート・ペンデュラムを生で見られるなんて思わなかったよ」
「『涅槃の超魔導剣士』を出したからにはやってみたかったんだけど、私も実際に出来るなんて思わなかったわ。でも……スターヴ・ヴェノムとダーク・リベリオンが召喚されたということは……」
「間違いなく残り2体、『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』と『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』も呼び出されてるだろうね」
「禁忌の四竜」はまだ2体しか確認されていないが、目の前に現れる日がくるのはそう遠い未来ではないはずだ。だがXとZを倒したことで、3体のドラゴンは無事に元いた場所に戻ることができた。だから絶対に残りの2体も戻さなければならない。さもなくばこの世界に更なる混沌が襲ってくるだろう。
彩はふと自分の腕時計を見たが、もう16時30分を回っていた。日照時間が長かったから時間の速さに気づかなかったのだ。
「ウソ?!もうこんな時間!精一くん、私もう1回だけ観覧車乗りたいんだけど……ダメかな?」
「いいよ。僕も疲れちゃったし、そこでゆっくり休もうか」
2人はゆったり動く大きな乗り物の中で、今日起こったことを振り返っていた。ただ遊びに来ただけのはずなのに世界の命運を分けるデュエルをしなければならなかったのか、もうこれまで通りの日常は戻ってこないのか……色々なことが精一の頭の中で渦巻いていた。そんな彼が今すべきことは、彩に謝ることだった。
「高橋さん、今日はごめん」
「え?急にどうしたの?」
「本来なら無関係な君を巻き込んでしまったんだ。せっかく遊びに誘ってくれたのに、こんなことになるなんて……」
そんな彼を見ていられなかったのか、彩はそっと精一の肩に寄り添った。
「大丈夫だよ。今日は楽しかったもん。それに、精一くん達が危険な目に遭ってるなんてことを知って黙ってられなかった」
「……」
「もし、精一くん達の戦いが終わっていつもの日常が戻ったら、また2人で何処か出かけよう。約束だよ」
「……わかった。絶対に取り戻してみせるよ。僕達の世界を!」
夕日が2人の乗った観覧車を照らす中、2人は固い約束を交わした。
夜が明ければ、呪縛竜の完全復活まであと4日……!
*Episode42初登場オリカ
○グローリー・エンシェント(通常罠)
①:相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドの「エンシェント」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターは戦闘で破壊されず、そのバトルで発生するダメージを半分にする。バトルフェイズ終了時、発生した戦闘ダメージを相手に与える。
○エンシェント・ラストプロフェシー(通常罠)
①:自分フィールドの「エンシェント」Sモンスター1体を対象として発動できる。墓地のモンスター5体を選んでデッキに戻し、このターン自分が受けるダメージは0になる。そのターン終了時、自分はこの効果の対象としたモンスターの攻撃力分のダメージを受ける。
○慧剣の魔術師(Lv7 光)
魔法使い族/ペンデュラム/効果
攻2500/守2500
【Pスケール:青2/赤2】
「慧剣の魔術師」の①②のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「EM」カードが存在する場合に発動できる。このカードを破壊し、エクストラデッキの表側表示の「慧眼の魔術師」を1枚選び、自分のPゾーンに置く。②:手札のPモンスター1体を相手に見せ、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードのPスケールはターン終了時まで、この効果で公開したPモンスターの元々のPスケールの数値分アップする。
【モンスター効果】
「慧剣の魔術師」の①②③のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。②:このカードを魔法使い族Sモンスターの素材とする場合、2〜7までの任意のレベルを宣言して発動できる。このカードのレベルはターン終了時まで宣言したレベルになる。③:このカードが「涅槃の超魔導剣士」のS素材としてエクストラデッキに送られた場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
○涅槃寂静(通常罠)
「涅槃寂静」は1ターンに1枚しか使用できない。①:自分フィールドに『涅槃の超魔導剣士』が存在する場合に発動できる。このターン自分が受ける全てのダメージは0になる。そのターン終了時、自分フィールドのモンスターを全て破壊し、自分のLPを100にする。
次回予告(by精一)
やっぱり高橋さんは凄かった。あれだけのペンデュラム召喚を毎ターン決められる人は見たことないよ。僕もペンデュラム召喚を使ってみたくなったな……。呪縛竜の完全復活まであと4日…そんな時、X、Y、Zよりも強力な人物が光貞さんの前に現れたんだ。
Episode43:トワノキズナ
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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122 | Episode01:危ないスタート | 2432 | 1 | 2015-06-21 | - | |
125 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1976 | 2 | 2015-06-22 | - | |
93 | Episode03:切り札 | 1499 | 2 | 2015-06-23 | - | |
107 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1558 | 2 | 2015-06-23 | - | |
95 | Episode05:終止符 | 1460 | 2 | 2015-06-25 | - | |
81 | Episode06の前に(更新済) | 1286 | 2 | 2015-06-25 | - | |
103 | Episode06:黒羽 凛 | 1437 | 1 | 2015-06-27 | - | |
90 | Episode07:同調 | 1349 | 1 | 2015-06-30 | - | |
78 | Episode08:変則試合 | 1334 | 2 | 2015-07-04 | - | |
152 | Episode09:2人の絆 | 1467 | 2 | 2015-07-05 | - | |
75 | Episode10:覚醒 | 1332 | 1 | 2015-07-09 | - | |
95 | Episode11:解放 | 1349 | 2 | 2015-07-13 | - | |
155 | Episode12:最後の封印竜 | 1339 | 0 | 2015-07-14 | - | |
80 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1136 | 0 | 2015-07-25 | - | |
103 | Episode14:友のために | 1209 | 0 | 2015-08-12 | - | |
91 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1732 | 2 | 2015-08-13 | - | |
137 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1187 | 2 | 2015-08-19 | - | |
127 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1419 | 2 | 2015-08-22 | - | |
96 | Episode16:ライセンス | 1299 | 2 | 2015-08-24 | - | |
177 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2189 | 5 | 2015-08-29 | - | |
101 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1283 | 1 | 2015-09-06 | - | |
146 | Episode18:関門 | 1435 | 1 | 2015-09-13 | - | |
93 | Episode19:スピードの中で | 1279 | 2 | 2015-09-18 | - | |
125 | Episode20:初の対外試合 | 1297 | 2 | 2015-09-20 | - | |
94 | Episode21:シンクロ封印 | 1238 | 1 | 2015-09-22 | - | |
81 | Episode22:1つの答え | 1235 | 2 | 2015-09-24 | - | |
81 | Episode23:黒羽の誇り | 1277 | 2 | 2015-10-01 | - | |
103 | Episode24:ハイスピードバトル | 1333 | 3 | 2015-10-06 | - | |
74 | Episode25:超越する力 | 1219 | 2 | 2015-10-11 | - | |
86 | Episode26:運命の決戦 | 1207 | 3 | 2015-10-20 | - | |
98 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1311 | 2 | 2015-11-03 | - | |
96 | Episode28:遊弥vsレイン | 1403 | 2 | 2015-11-09 | - | |
88 | Episode29:舞い降りた天使 | 1306 | 2 | 2015-12-05 | - | |
81 | Episode30:天使と悪魔 | 1409 | 3 | 2015-12-09 | - | |
105 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1469 | 2 | 2015-12-12 | - | |
80 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1265 | 0 | 2016-01-05 | - | |
90 | Episode32:パワー・ツール | 1243 | 3 | 2016-01-29 | - | |
86 | Episode33:死した希望の使者 | 1186 | 2 | 2016-01-31 | - | |
115 | Episode34:高貴の翼 | 1457 | 3 | 2016-02-04 | - | |
92 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1302 | 1 | 2016-02-13 | - | |
85 | Epi36:加速するカウントダウン | 1257 | 2 | 2016-02-20 | - | |
85 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1231 | 3 | 2016-03-25 | - | |
76 | Episode38:朱色の夜 | 1238 | 0 | 2016-04-11 | - | |
153 | Episode39:並び立つ盟友 | 1441 | 2 | 2016-04-22 | - | |
86 | Episode40:精一と彩 | 1318 | 2 | 2016-05-30 | - | |
85 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1307 | 4 | 2016-06-22 | - | |
130 | Episode42:涅槃の境地へ | 1331 | 4 | 2016-07-02 | - | |
81 | Episode43:トワノキズナ | 1263 | 3 | 2016-07-23 | - | |
145 | Episode44:銀河と宇宙 | 1458 | 3 | 2016-08-09 | - | |
128 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1545 | 0 | 2016-08-20 | - | |
66 | Episode46:絶望の凱旋 | 1141 | 0 | 2016-08-24 | - | |
91 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1165 | 1 | 2016-09-06 | - | |
123 | Episode48:希望の行方 | 1520 | 0 | 2016-09-13 | - | |
90 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1110 | 0 | 2016-10-03 | - | |
77 | Episode50:創世の星屑竜 | 1071 | 0 | 2016-10-25 | - | |
133 | Episode51:託された未来 | 1207 | 0 | 2016-10-30 | - | |
133 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1273 | 2 | 2016-11-02 | - | |
108 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1259 | 0 | 2016-11-09 | - | |
120 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1246 | 0 | 2016-11-26 | - | |
106 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1248 | 0 | 2016-12-08 | - | |
61 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 1046 | 0 | 2016-12-20 | - | |
67 | 未投稿オリカ紹介⑤(使用者:霧野精一) | 1141 | 0 | 2016-12-30 | - | |
109 | Episode52:極寒の夏 | 1213 | 2 | 2017-01-01 | - | |
153 | Episode53:闇の邂逅 | 1373 | 2 | 2017-01-07 | - | |
88 | Episode54:呪縛竜復活 | 1126 | 0 | 2017-01-11 | - | |
127 | Episode55:届かぬ声で... | 1044 | 2 | 2017-01-15 | - | |
142 | Episode56:禁忌の目覚め | 1131 | 5 | 2017-01-19 | - | |
125 | Episode57:共鳴する四龍 | 1176 | 4 | 2017-01-25 | - | |
78 | Episode58:本当の気持ち | 1274 | 3 | 2017-01-30 | - | |
83 | Episode59:真実への鍵 | 1161 | 2 | 2017-02-08 | - | |
83 | IF01:バレンタインデー | 1356 | 6 | 2017-02-11 | - | |
75 | Episode60:エレンとアレックス | 1161 | 3 | 2017-02-16 | - | |
180 | ルール改訂と今後の進行について | 1396 | 2 | 2017-02-18 | - | |
68 | Episode61:想いの証 | 1054 | 5 | 2017-02-21 | - | |
92 | Episode62:茨の道標 | 1246 | 5 | 2017-02-27 | - | |
137 | Episode63:光と闇の花 | 1102 | 3 | 2017-03-20 | - | |
90 | Episode64:渇望と葛藤 | 1141 | 2 | 2017-03-23 | - | |
86 | Episode65:麗しき孤月 | 1085 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1418 | 2 | 2017-04-21 | - | |
165 | Episode67:常闇に消える月華 | 1419 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
123 | Episode69:純黒の反逆者 | 1252 | 0 | 2017-07-27 | - | |
139 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1158 | 2 | 2017-08-07 | - | |
102 | Episode71:希望は往く | 1293 | 3 | 2017-08-17 | - | |
153 | Episode72:リリーの過去 | 1293 | 2 | 2017-08-24 | - | |
85 | Episode73:異次元の亡霊 | 1223 | 2 | 2017-09-13 | - | |
122 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1390 | 3 | 2017-09-22 | - | |
139 | Episode75:挑戦者の儀 | 1142 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1230 | 2 | 2017-11-14 | - | |
67 | Episode77:動き出す陰謀 | 940 | 2 | 2018-01-23 | - | |
86 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 931 | 2 | 2018-03-03 | - | |
152 | Episode79:黄龍の手向け | 989 | 2 | 2018-03-28 | - | |
117 | Episode80:堕天使の罠 | 962 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
128 | Episode82:姫君のバイブル | 1066 | 1 | 2018-05-07 | - | |
130 | Episode83:開かれたページ | 1096 | 0 | 2018-05-11 | - | |
172 | Episode84:望まぬ決戦 | 1131 | 2 | 2018-05-29 | - | |
85 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1016 | 0 | 2018-05-31 | - | |
148 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1204 | 0 | 2018-06-02 | - | |
150 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1074 | 0 | 2018-06-04 | - | |
70 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 904 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
130 | 呪縛竜のおさらい | 909 | 0 | 2018-06-06 | - | |
118 | IF02:星 遊未 | 898 | 0 | 2018-06-09 | - | |
89 | Episode85:新たなる激闘へ | 1088 | 0 | 2018-07-10 | - | |
119 | Episode86:愛するもの | 985 | 0 | 2018-07-27 | - | |
84 | Episode87:涅槃を超えた先 | 949 | 0 | 2018-08-10 | - | |
135 | Episode88:終焉の弧光 | 1366 | 0 | 2018-09-12 | - | |
74 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 839 | 3 | 2022-06-04 | - | |
55 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 530 | 3 | 2022-06-25 | - | |
60 | Episode90:光臨者、天導レイン | 524 | 2 | 2022-07-07 | - | |
59 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 505 | 2 | 2022-09-03 | - | |
61 | Episode92:紅の決意 | 551 | 0 | 2022-09-19 | - | |
55 | Episode93:凛々しい黒羽 | 595 | 0 | 2022-10-04 | - | |
67 | Episode94:最強の双子 | 555 | 0 | 2022-10-24 | - | |
48 | Episode95:最凶の龍 | 559 | 0 | 2022-12-29 | - | |
54 | Episode96:神の恵 | 537 | 0 | 2023-01-18 | - | |
77 | Episode97:先導者vs時空竜 | 640 | 0 | 2023-01-22 | - | |
45 | Episode98:トワノチカイ | 522 | 0 | 2023-02-14 | - | |
54 | Episode99:遊弥、復活 | 552 | 0 | 2023-03-12 | - | |
51 | Episode100:目覚めし星の光 | 582 | 0 | 2023-03-26 | - | |
65 | Episode101:決戦・冀望郷 | 489 | 0 | 2023-05-03 | - | |
40 | Episode102:最弱の意地 | 467 | 0 | 2023-06-28 | - | |
38 | Episode103:永遠の友達 | 324 | 0 | 2023-11-26 | - | |
49 | Episode104:うららの運命 | 227 | 0 | 2024-04-29 | - | |
31 | Episode105:胡桃の最終演目 | 226 | 0 | 2024-05-06 | - | |
29 | Episode106:希望の少女たち | 243 | 1 | 2024-05-16 | - | |
44 | Episode107:輝く希望 | 335 | 0 | 2024-08-11 | - | |
29 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 339 | 0 | 2024-08-13 | - | |
37 | 第4章初登場オリカまとめ | 294 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
- 01/15 20:16 評価 10点 《応戦するG》「古代エジプトにおいて、Gは《死者蘇生》のために…
- 01/15 18:51 デッキ トリシュトリシュエンプラ…
- 01/15 18:43 評価 10点 《封印の黄金櫃》「墓堀りグール「自分からデュエルで使えなくす…
- 01/15 18:35 評価 8点 《金色の魅惑の女王》「ライゼオルのデッドネーターみたいな効果を…
- 01/15 18:20 評価 9点 《闇と消滅の竜》「SINモンスターみたいな条件でポンと出てきて、…
- 01/15 18:13 評価 8点 《サイコウィールダー》「LV3が場に居ると手札から出せるモンスタ…
- 01/15 17:30 評価 3点 《スーパービークロイド-ジャンボドリル》「このあたりの時代にや…
- 01/15 16:00 評価 3点 《竜の影光》「ぶっちゃけ弱いです。 3つ効果が全てのパワーが…
- 01/15 15:53 評価 5点 《鎧騎士竜-ナイト・アームド・ドラゴン-》「漫画版万丈目のリメ…
- 01/15 15:48 評価 8点 《光と昇華の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《闇と消滅の…
- 01/15 15:46 評価 9点 《闇と消滅の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《光と昇華の…
- 01/15 15:42 評価 9点 《光と闇の竜王》「融合版《光と闇の竜》の割と評価が難しいカード…
- 01/15 15:06 評価 3点 《ヴェノム・サーペント》「《ヴェノム》の下級モンスターの一体。…
- 01/15 15:00 評価 2点 《ヴェノム・スネーク》「今見ると《捕食植物》の元になったと思わ…
- 01/15 13:10 デッキ テラナイト
- 01/15 12:39 デッキ ファンカスノーレ
- 01/15 10:59 SS 26話 共同戦線Ⅰ
- 01/15 10:51 評価 1点 《シールドスピア》「何となく強そうな名前とイラストにやる気の無…
- 01/15 10:50 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 01/15 09:50 評価 3点 《ヴェノム・コブラ》「メインデッキに入る《ヴェノム》では唯一の…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
コメントありがとうございます。とある有名な方のssではアニメarc-vよろしく相克相生、オッP×ダベリオンで覇王黒竜の召喚を決めたエピソードが過去にあったので、自分だったらストレートペンデュラムをやってみようかなと思い執筆しました。
実を言うと精一×彩は、このssの時系列を考えれば遊弥×紅葉よりも付き合い長いんですよね。ひょっとしたらこの2人も……? (2016-07-02 16:55)
お互いに信頼し合っているからこそ、ですかね。
僕も信頼できる仲間が欲しいな〜(笑) (2022-10-29 20:07)
コメントありがとうございます。精一と彩の関係は時系列でいうと本編開始前から長いこと続いているので、実は主人公より長かったりします。
信頼できる仲間、いいですよね(超絶ぼっちが頑張って書いてます)。 (2022-10-29 22:13)