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Episode107:輝く希望 作:カズ
~現在の状況~
NOZOMI→LP:1600 手札:4 デッキ:30 Mゾーン:0 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
Z→LP:3200 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN04
「「最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、デュエリストが創造する!シャイニング・ドロー!!」」
4ターン目のドローフェイズ開始時、再度ゼアルモードとなった希はドローカードを書き換える奇跡を起こした。そしてそのドローカードである『シャイニング・ドロー』は、相手に公開し続けることでこのターンのメインフェイズ1に効果を使用できる。
○シャイニング・ドロー(通常魔法)
①:自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1に、自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として、以下の効果から1つを選択して発動できる。●デッキ・EXデッキからカード名が異なる「ZW」モンスターを任意の数だけ選び、装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。●対象の自分のモンスターとカード名が異なる「希望皇ホープ」Xモンスター1体を、そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
「「魔法カード『ゼアル・エントラスト』を発動!甦れ、希望皇ホープ!」」
『シャイニング・ドロー』をドローしたとはいえ、今の希のフィールドにはモンスターが1体もいない。戦況を立て直すために発動した『ゼアル・エントラスト』で希望皇ホープを墓地から復活させ、そのホープをホープレイ、ホープ・ザ・ライトニングへと連続で重ねてエクシーズ召喚した。
このエクシーズ召喚で『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』の効果を2回発動し、新たに2枚ドローした。そしてこのドローで引き当てた2枚のカードが、更なる希望への導となる。
「「手札の『ZW-極星神馬聖鎧(スレイプニール・メイル)』の効果発動!このカードをホープ・ザ・ライトニングに装備する。更に私は『SZW-天聖輝狼剣(シャイニング・ゼアル・ウェポン-フェンリル・ソード)』を召喚!このカードが召喚に成功した時、装備されている極星神馬聖鎧を私のフィールドに特殊召喚する!」」
「ZWのシャイニング化……」
「「私は2体のZWでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!輝く希望と共に並び立て、『No.39 希望皇ホープ』!!更に私は、この希望皇ホープ1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!現れろ、『SNo.39 希望皇ホープONE』!!」」
○ZW-極星神馬聖鎧(Lv4 光)
獣族/効果
攻1000/守1000
①:「ZW-極星神馬聖鎧」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。②:自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてその自分の「希望皇ホープ」モンスターに装備する。③:装備モンスターが相手によって破壊された事でこのカードが墓地へ送られた時、自分の墓地の「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
○SZW-天聖輝狼剣(Lv4 光)
獣族/効果
攻1800/守1100
このカードが召喚に成功した時、自分フィールド上の装備カード扱いの「ZW」と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。また、自分のメインフェイズ時、手札のこのカードを装備カード扱いとして自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたモンスターに装備できる。装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、自分の墓地の「ZW」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
○ゼアル・エントラスト(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地の「希望皇ホープ」、「ZW」、「ZS」モンスターの内、いずれか1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。②:自分のLPが相手より2000以上少ない場合、墓地のこのカードを除外し、「ゼアル・エントラスト」以外の自分の墓地の「ゼアル」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
フィールドに2体の『SNo.』が並んだが、『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』の代償でライフが100になった。しかしこれで、Zとのライフ差は3100。希はこのライフ差を作るために敢えて自らを崖っぷちの状況に追いやったのだ。
「「希望皇ホープONEの効果発動!私のライフが相手より3000以上少ない時、10LPになるまでライフを払い、3体のオーバーレイ・ユニットを全て使うことで、相手フィールドのモンスターを全て破壊し除外する。そして、破壊したモンスター1体につき300ポイントのダメージを相手に与える!」」
「くっ…!」
「「そしてこの瞬間、公開し続けた『シャイニング・ドロー』の効果発動!ホープONE1体で、オーバーレイ・ネットワークを再構築!限界突破!!『No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』!!」
NOZOMI→LP:10
Z:→LP:2600
『シャイニング・ドロー』で使える効果は、ZWを装備するか新たなホープを呼び出すかのいずれか1つ。装備効果を使ってもZW自身の効果で装備しているわけではないため攻守の上昇は適用されないが、各種ZWが装備モンスターに付与する効果は獲得できる。一方、新たなホープへと生まれ変わる効果はランク先を問わないため、RUMよりも戦術の幅が広い。
「「墓地の『RUM-ゼアル・フォース』の効果発動!私のライフが相手より2000以上少ない場合、このカードを除外し、1枚ドロー!そしてバトル!ホープ・ザ・ライトニングでダイレクトアタック!ライトニングの攻撃時に、アンタはカード効果を発動できない!ホープ剣!ライトニング・スラッシュ!!」」
「うぐぅっ…!」
Z→LP:100
Zの場には伏せカードが2枚あるが、ビヨンド・ザ・ホープから攻撃すれば確実に発動されてしまう。そうなればライトニングの攻撃も通らなくなる可能性もあるため、先にライトニングから仕掛けた。これでZのライフも100となったが、そう簡単にZが勝利を渡さないことを希は知っている。
「「ビヨンド・ザ・ホープでダイレクトアタック!!」」
「そうはいきません。罠カード『エクシーズ・リボーン』を発動!墓地のブラック・レイ・ランサーを守備表示で特殊召喚し、このカードをオーバーレイ・ユニットとします。そしてブラック・レイ・ランサーはオーバーレイ・ユニットを1つ取り除くことで、破壊を無効にできる!」
「「くっ…」」
Zと希のライフはそれぞれ100と10。互いに風前の灯火だが、希がこのターンで仕留めきれなかったことはかなりの痛手だ。しかしどんな状況であろうと、彼女は決して諦めない。
「「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!!」」
NOZOMI→LP:10 手札:3 デッキ:26 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN05
「ところで、何故我々が貴方達を迎えるのに冀望郷を選んだと思います?」
「「…どういうこと?」」
「待っていたのですよ。この力が使えるようになるまで!」
「「…まさか!アンタも!?」」
「私のターン…バリアンズ・カオス・ドロー!!」
Zの手札は2枚。守備表示の『FA-ブラック・レイ・ランサー』だけでは希の最強布陣を崩すことは不可能に等しいが、彼がこの局面で引いたカードは冀望の一手。希がシャイニング・ドローで希望を掴むなら、Zはバリアンズ・カオス・ドローで彼女の希望を打ち砕く。
「私が引いたカードは『バリアンズ・カオス・ドロー』。このカードは貴方の『シャイニング・ドロー』と同様、通常のドローによってドローされた場合に公開し続けることで効果を発動できます」
「「っ…」」
「ですがその前に場を整えましょう。魔法カード『サルベージ』を発動!墓地の『ランタン・シャーク』と『揺海魚デッドリーフ』を手札に戻します」
○バリアンズ・カオス・ドロー(通常魔法)
①:自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1に、以下の効果から1つを選択して発動できる。●デッキから「セブンス」通常魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。●デッキからモンスターを2体まで効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として「No.」Xモンスター1体をX召喚する。
○サルベージ(通常魔法)
①:自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を対象として発動できる。その水属性モンスターを手札に加える。
「『ランタン・シャーク』を召喚し、効果発動。手札よりデッドリーフを特殊召喚します。そしてデッドリーフの効果により、デッキから『クリスタル・シャーク』を墓地へ。そして墓地の『クリスタル・シャーク』の効果発動!『ランタン・シャーク』の攻撃力を半分にし、このカードを墓地から特殊召喚!」
「「一気にモンスターを展開してきた…!」」
「『ランタン・シャーク』はエクシーズ召喚を行う場合、レベル5としても扱えます。レベル5の『ランタン・シャーク』と『クリスタル・シャーク』でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ、『ヴァリアント・シャーク・ランサー』!!」
○クリスタル・シャーク(Lv5 水)
魚族/効果
攻1100/守 800
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在する場合、フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。このカードを特殊召喚し、対象のモンスターの攻撃力を半分にする。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードを「No.」モンスターのX召喚に使用する場合、このカードのレベルを3か4として扱う事ができる。
○ヴァリアント・シャーク・ランサー(ランク5 水)
獣戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守1600
レベル5モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。自分フィールドのX素材を1つ取り除き、対象のモンスターを破壊する。自分フィールドに他の水属性Xモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他の水属性Xモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。デッキから魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
Zの残された1枚は水属性デッキにとって非常に使い勝手のよい魔法カード『サルベージ』だった。そこから展開を伸ばし、ランク5のエクシーズモンスターへと繋げてみせたZの戦術は、敵ながら見事だった。
そして当然、希を葬るための力はこれだけではない。
「この瞬間、『バリアンズ・カオス・ドロー』の効果発動!デッキから『ライトハンド・シャーク』と『カッター・シャーク』を効果を無効にして特殊召喚し、特殊召喚したモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として『No.』をエクシーズ召喚します。私はレベル4の『ライトハンド・シャーク』『カッター・シャーク』『揺海魚デッドリーフ』の3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!その牙で全ての希望を嚙み砕け、『No.32 海咬龍シャーク・ドレイク』!!」
「「あっという間に、エクシーズモンスターが3体……」」
「まだ終わりませんよ。シャーク・ドレイク1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!!『CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス』!!」
○ライトハンド・シャーク(Lv4 水)
魚族/効果
攻1500/守1300
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚した時に発動できる。デッキから「レフトハンド・シャーク」1体を手札に加える。②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。③:フィールドのこのカードを含む水属性モンスターのみを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このカードは戦闘では破壊されない。
○No.32 海咬龍シャーク・ドレイク(ランク4 水)
海竜族/エクシーズ/効果
攻2800/守2100
レベル4モンスター×3
①:1ターンに1度、このカードの攻撃で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターを相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000ダウンする。この効果で特殊召喚した場合、このバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。
○CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス(ランク4 水)
海竜族/エクシーズ/効果
攻2800/守2100
水属性レベル4モンスター×4
このカードは自分フィールドの「No.32 海咬龍シャーク・ドレイク」の上に重ねてX召喚する事もできる。①:自分のLPが1000以下の場合、自分の墓地からモンスター1体を除外し、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力を自分ターン終了時まで0にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
『バリアンズ・カオス・ドロー』の効果は「セブンス」通常魔法カードの効果をコピーする効果と、デッキからモンスター2体を展開し『No.』をエクシーズ召喚する効果の2つ。このデュエルでは既に効果を適用しているため『RUM-七皇の剣』の効果をコピーする事はできないが、盤面にモンスターがいない状態でもエクシーズ召喚を行える点に於いては『シャイニング・ドロー』を凌駕しているだろう。
「シャーク・ドレイク・バイスの効果発動!墓地のリバリアン・シャークを除外し、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことでフィールドのモンスター1体の攻撃力を0にします。これでビヨンド・ザ・ホープは無力!」
「「ビヨンド・ザ・ホープの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、自身を除外する。そして墓地のホープレイVを特殊召喚し、私のライフを1250ポイント回復する」」
NOZOMI→LP:1260
続く『ヴァリアント・シャーク・ランサー』の効果でホープ・ザ・ライトニングを破壊し、着々と希の希望を崩していく。たった一枚のドローからここまで崩されると思っていなかったが、まだ彼女の負けが決定したわけではない。
「シャーク・ドレイク・バイスでホープレイVを攻撃!デプス・カオス・バイト!!」
「「くっ…。だけどこの瞬間、罠カード『ゼアル・アライアンス』を発動!私のエクシーズモンスターが破壊された場合、再びライフを10にすることで、墓地から『No.39 希望皇ホープ』を特殊召喚し、デッキの一番上のカードを書き換える!」」
「血迷いましたか!オーバーレイ・ユニットを持たないホープは、攻撃対象となった瞬間に強制的に破壊される!これで……」
「「『ゼアル・アライアンス』の効果で特殊召喚されたホープは戦闘・効果では破壊されず、攻撃力が倍になる!」」
○ゼアル・アライアンス(通常罠)
①:自分フィールドの表側表示のXモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、10LPになるようにLPを払って発動できる。自分の墓地から「希望皇ホープ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、デッキからカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。この効果で特殊召喚したモンスターは、攻撃力が倍になり、効果では破壊されず、「No.」モンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
希の諦めない想いが、次のターンへと繋いでくれた。シャーク・ドレイクとシャーク・ランサーの効果をこのターンで使ったため、攻撃力5000となったホープを前にZがこのターンでできることは何もない。
「私はこれでターン終了です」
Z→LP:100 手札:0 デッキ:29 Mゾーン:3 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN06
「「私のターン……ドロー!」」
運命の第6ターン。ライフは10しか残されていないが、4枚の手札によって彼女の希望が完全に覚醒する。
「「魔法カード『ゼアル・コンストラクション』を発動!重なる熱き思いが、世界を希望の未来に再構築する!リ・コントラクト・ユニバース!!」」
「何…!今度は手札まで書き換えただと!?」
○ゼアル・コンストラクション(通常魔法)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:手札を1枚相手に見せ、デッキから以下のカードの内いずれか1枚を手札に加える。その後、見せたカードをデッキに戻す。
●「ZW」モンスター
●「ZS」モンスター
●「ゼアル」魔法・罠カード
●「RUM」魔法カード
●「RDM」魔法カード
希の手札1枚が『RUM-ヌメロン・フォース』へと書き換わり、これで全ての準備が整った。
「「私は希望皇ホープ1体で、オーバーレイ・ネットワークを再構築!今一度現れろ、『CNo.39 希望皇ホープレイ』!!そしてこの瞬間、『ゼアル・フィールド』の効果発動!エクストラデッキのホープレイ・ヴィクトリーをホープレイのオーバーレイ・ユニットとして加える!」」
既に希のライフは1000を切っているためホープレイの効果の発動条件は整っているが、この力ではZに対抗することはできない。最後の希望を目覚めさせ、そして更なる進化を呼び起こすため、希は輝きを重ね合わせる。
「「私は手札の『RUM-ヌメロン・フォース』を捨てて、ホープレイをシャイニング・エクシーズ・チェンジ!今ここに降臨せよ、最後の希望!『SNo.0 ホープ・ゼアル』!!」」
「遂に現れましたね、ホープ・ゼアル。ですがこの瞬間、『ヴァリアント・シャーク・ランサー』の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、ホープ・ゼアルを破壊します!これで貴方の希望は完全に潰えた!!」
「「させない!墓地の『ZS-希望賢者』の効果発動!光属性のホープが破壊される場合、代わりにこのカードを除外できる!」」
「チッ…!ですがホープ・ゼアルの攻撃力は3000。次のターンで効果を使えば私は何もできなくなるとはいえ、その攻撃力も2000に下がる。そんな廃れゆく希望など、果たして守る意味はあったのですか?」
「「……このホープ・ゼアルは蛹の姿。ユートさんがそう言ってた」」
「…?」
「「だから私は……私達は、希望の未来へと羽ばたいてみせる!!私はホープ・ゼアル1体で、オーバーレイ・ネットワークを再構築!!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!!」」
─────希望は進化し、天を翔る!太陽よりも眩しく、星空よりも輝く、私達の未来へ飛び立とう!─────
─────『SNo.0 ホープ・ゼアル-ワンダーウィング』!!─────
「ワンダー……ウィング……!ホープ・ゼアルが、進化しただと!?」
「「そう。これがホープ・ゼアルに、私自身に宿った希望の翼!!」」
ホープ・ゼアルの更なる可能性であるワンダーウィングには、広大な宇宙をも縦横無尽に翔け、天地開闢へと導く大天使の翼が宿った。
ワンダーウィングの攻撃力は、これまでに積み重ねてきた希望の数だけ上昇する。墓地及びオーバーレイ・ユニットとして保持しているホープは全部で9体。
ホープ、ホープレイ、ホープレイV、ホープレイ・ヴィクトリー、ホープONE、ホープ・ザ・ライトニング、ビヨンド・ザ・ホープ、そしてホープ・ゼアル。希の信じる希望の力がワンダーウィングに集約し、その攻撃力は4500。
(力が漲ってくる。これが、ホープ・ゼアルの本当の力なんだ。けど……)
「「いくよ、Z!ワンダーウィングでシャーク・ドレイク・バイスを攻撃!ホープ剣・ワンダースラッシュ!!」」
「ならばその翼、ここでへし折ってあげますよ!シャーク・ドレイク・バイスの効果発動!墓地のスパイダー・シャークを除外し、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、ワンダーウィングの攻撃力を0にする!」
「「この瞬間、私自身に対して速攻魔法『禁じられた聖衣』を発動!ワンダーウィングの攻撃力を600下げるのと引き換えに、効果の対象から守る!これでシャーク・ドレイク・バイスの効果は受けない!今度こそ……!」」
「まだ終わりません!罠カード『七皇再生(セブンス・アライバル)』を発動!私のエクシーズモンスター全てをリリースし、除外されている『CNo.101 S・H・Dark Knight』を特殊召喚!そして墓地の『No.101 S・H・Ark Knight』をオーバーレイ・ユニットとして吸収します」
「「くっ…!」」
○七皇再生(通常罠)
①:自分フィールドのXモンスターを全てリリースし、除外されている自分のXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、リリースしたモンスターの数+1体まで、「No.101」~「No.107」のいずれかの「No.」Xモンスターを選んでその特殊召喚したモンスターの下に重ねてX素材にできる。このカードを発動したターンのエンドフェイズに、お互いにそれぞれ自身の手札の数×300ダメージを受ける。
Dark Knightを破壊しても再び蘇り、折角減らしたライフも回復されてしまう。かといってこの状況で攻撃を中断するわけにもいかない。希の一太刀でDark Knightを破壊したが再び蘇り、Zのライフも2900にまで回復された。
3枚の手札を使い、勝ちに手が届くところまで追い詰めたのに振り出しに戻されてしまった。
「『七皇再生』の更なる効果によって、このターンの終わりに互いのプレイヤーは自身の手札1枚につき300のダメージを受ける。貴方の手札がもし場に出せるカードでなければ、このターンで私の勝利です。さあ、どうします?」
「「私は……カードを1枚伏せて、ターンエンド!」」
NOZOMI→LP:10 手札:0 デッキ:25 Mゾーン:1 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
希のライフが10であることを利用したZの戦術を辛うじて回避したとはいえ、Dark Knightがフィールドにいる状況は最悪といっても過言ではない。次のターン、その効果でワンダーウィングを吸収されるようなことがあれば、彼女の希望は完全に潰える。
*TURN07
「これで私の勝利が確たるものとなる。私のターン!」
「「この瞬間、ワンダーウィングの効果発動!!お互いのドローフェイズ開始時、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除くことで、アンタはこのターン、カードの効果を発動できない!!」」
Zの勝利は最早確定していた。しかし、天を翔ける希望の前には如何なる冀望も意味を為さない。ホープ・ゼアルがスタンバイフェイズ開始時に封殺効果を使えたのと同様、その進化した姿であるワンダーウィングにも同様の効果を持つ。だがそのタイミングは互いのドローフェイズ開始時であり、オーバーレイ・ユニットがある限り相手は何もできなくなる。
Zがドローしたカードは魔法カード『七皇昇華(セブンス・アセンション)』だったが、カードの効果を使えなくなったこの状況ではターンエンドを宣言するしかなかった。
そして、希のターンへと回る。
*TURN08
「「私のターン!ドローフェイズ開始時、私自身のオーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、このターンもアンタはカードの効果を発動できない!」」
ワンダーウィングの封殺効果は毎ターン発動できる。ホープ・ゼアルと異なりオーバーレイ・ユニットを取り除いても攻撃力の減少は起こらないが、オーバーレイ・ユニットが全て無くなった瞬間に自身はフィールドから消滅する。
加えて希は過去最長となる5ターンもの間ゼアルモードを継続させていたばかりか、シャイニング・ドローやリ・コントラクト・ユニバースといった超業の連発。立っていられるのが奇跡ともいえるほど消耗していた。
それでも尚、「決して諦めない強き心」が呼び起こした最後のドローが彼女に、いや、彼女「たち」に最高の機会を与えてくれた。
(…そっか。やっぱり貴方が力を貸してくれてたんだね)
世界の命運を分かつドロー。そのカードを見た希は優しく微笑み、前のターンに伏せていたカードをバトルフェイズに発動した。
「「罠カード『マスター・ピース』を発動!墓地のモンスター2体を特殊召喚し、ホープをエクシーズ召喚する!最後に力を貸して、『No.39 希望皇ホープ』!!」」
○マスター・ピース(通常罠)
①:自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体を効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として光属性の「ホープ」Xモンスター1体をX召喚する。
墓地から蘇生した昇華賢者と武装賢者の2体で3体目のホープを呼び出したが、RUMとZWをサーチする効果は使わなかった。最後は純粋に力勝負というところだろうが、希望皇ホープではDark Knightを倒すことはできない。
それにも拘らず攻撃力の低いホープから先に攻撃を仕掛けたのには、最後にドローした「あのカード」を発動するためだった。
「「希望皇ホープで、Dark Knightを攻撃!そしてこの瞬間!速攻魔法『九十九スラッシュ』を発動!!」」
「っ…!そのカードは、まさか!?」
「「そう。ヌメロン・パレスに残された『私』の意思が、このカードを導いた」」
「やはり貴様……九十九希!」
○九十九スラッシュ(速攻魔法)
「九十九スラッシュ」は1ターンに1枚しか発動できない。①:自分のモンスターが、そのモンスターよりも攻撃力の高いモンスターに攻撃するダメージ計算時に発動できる。その戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力は、そのダメージ計算時のみ自分と相手のLPの差の数値分アップする。
今まで希と重なるように聞こえていた声はずっと、ホープ・ゼアルのものだと思っていた。しかし『No.』とは九十九希の意思の具現化。神谷希のデュエルがヌメロン・パレスとの共鳴現象を起こし、封印されていた彼女の魂を呼び起こしたのだ。
「「『九十九スラッシュ』は、戦闘を行う私のモンスターの攻撃力が相手モンスターよりも低い場合、互いのライフポイントの差だけ私のモンスターの攻撃力を上昇させる。今、私達のライフ差は2890。よって希望皇ホープの攻撃力は5390!行け!ホープ剣・九十九スラッシュ!!」」
「ぐっ…!」
Z→LP:310
『九十九スラッシュ』は相手とのライフ差が広ければ広いほど真価を発揮する。希がこのデュエルで確立させた戦術は自らライフを10まで追い込むため、タイミング次第では絶好の切り札となり得るのだ。
これでZのフィールドには、全てのカードがなくなった。次の一撃でこのデュエルの、そして第二次アストラル大戦の決着がつく。
「「いくよ、Z。これが最後の攻撃。ワンダーウィングで、ダイレクトアタック!」」
「……」
Z→LP:0
最後のダイレクトアタックはDark Knightを切り裂いた剣を使わず、背に生えた翼でZを包み込む優しいものだった。こうしてデュエルの決着はついたが希は翼による抱擁を止めることなく、彼の心に歩み寄っていた。
「ねえ」
「…何です?」
「このデュエル中、ずっと考えてたの。どうしてアンタがそんなにも、私に執着していたのか。私がホープ・ゼアルを目覚めさせたからだとか、九十九希の再来だからとか言ってたけど、本当の理由は別にあるんじゃない?」
「……」
「本当はアンタが一番、希望に縋りたかったんじゃないの?」
「っ…!」
20年前の第一次アストラル大戦、Zは九十九希の『SNo.100 ヌメロン・ゴッデス』に魅せられたのと同時に、この世界で広く謳われている希望など所詮は幻でしかなかったと悟ってしまった。あの時の希望にもう一度立ち合おうにも、九十九希は自ら封印の道を選ぼうとしていた。
Zがそれに抵抗したのも、彼女が持つ希望を失いたくなかったからだ。しかし結果的にそれすら叶わず、神谷希が現れるまでの20年間、希望を抱くことができなくなってしまった。
「この20年間でアンタに何があったのか、私は想像することしかできない。だけど、もし私の存在がアンタにとって希望になっていたんだとしたら、私はアンタを否定しない」
「…!」
「アンタ言ったよね?人は誰しも希望を抱いてるって。アンタのしてきたことは赦せるものじゃないけど、私がアンタを否定したら、私自身が抱いている希望も否定することになる。そんなの、私自身が許せない」
「……なら神谷希。貴方はこの先も、希望であり続けなさい。否定しないと言ったのですから、拒否権など貴方にはありませんよ」
「うん。輝く希望になる。それがホープ・ゼアルに選ばれた私の、これからの目標だから」
希の決意を聞いたZの表情は最後まで読み取れなかったが、小さな吐息は聞こえた。決して嘲笑するものではなく、安堵の吐息。Zが消滅してから間もなく、彼女の手には九十九希の意志そのものである『No.』が積み重なっていた。
それと同時に、ヌメロン・パレスも徐々に崩壊していった。九十九希の意志が全てカードに還り、その正当な後継者が現れた以上、この場所も必要なくなったからだ。
(……やったよ、みんな)
月面での死闘を終えた神谷希は、親友たちの待つ地球に強制送還された。
こうして第二次アストラル大戦は、全てのオーバーハンドレッド・ナンバーズ使いに勝利する形で決着した。月の衝突を回避することはできたが、そこに至るまでの代償はあまりにも大きかった。
最強クラスの天導レインを失い、ホープ・ゼアルを完全覚醒させた神谷希も事実上のリタイア。そのうえ5人の呪縛竜使い、そしてこの戦いの首謀者・エースとの決戦も残っている。
世界の命運をかけた最終決戦は、封印竜及び覚醒竜を従えるデュエリスト達に委ねられた─────
Episode107初登場オリカ紹介
○SNo.0 ホープ・ゼアル-ワンダーウィング(ランク0 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻0/守0
同じランクの「No.」Xモンスター×4体以上
ルール上、このカードのランクは1として扱う。自分のLPが1000以上の場合、このカードは特殊召喚できない。このカードは自分フィールドの、X素材を2つ以上持つ「SNo.0 ホープ・ゼアル」の上に重ねてX召喚する事もできる。①:このカードのX召喚は無効化されない。②:このカードのX召喚成功時には、相手は効果を発動できない。③:X素材を持たない場合にこのカードは破壊される。④:「SNo.0 ホープ・ゼアル」を素材としてX召喚したこのカードは以下の効果を得る。●このカードの攻撃力・守備力は、自分のフィールド・墓地の「希望皇ホープ」モンスター及びこのカードがX素材としている「ホープ」カードの数×500アップする。●自分・相手のドローフェイズ開始時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、相手は効果を発動できない。
※あとがき
これにて第4章「激闘!第二次アストラル大戦」が終了しました。投稿休止期間もありましたが、無事書き終えることができました。次回のEpisode108以降を以て当シリーズの【最終章】となりますが、その前に今後のお知らせも兼ねた番外編を挟みます。
改めて『遊☆戯☆王V☆S』をよろしくお願いします。
NOZOMI→LP:1600 手札:4 デッキ:30 Mゾーン:0 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
Z→LP:3200 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN04
「「最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、デュエリストが創造する!シャイニング・ドロー!!」」
4ターン目のドローフェイズ開始時、再度ゼアルモードとなった希はドローカードを書き換える奇跡を起こした。そしてそのドローカードである『シャイニング・ドロー』は、相手に公開し続けることでこのターンのメインフェイズ1に効果を使用できる。
○シャイニング・ドロー(通常魔法)
①:自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1に、自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として、以下の効果から1つを選択して発動できる。●デッキ・EXデッキからカード名が異なる「ZW」モンスターを任意の数だけ選び、装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。●対象の自分のモンスターとカード名が異なる「希望皇ホープ」Xモンスター1体を、そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
「「魔法カード『ゼアル・エントラスト』を発動!甦れ、希望皇ホープ!」」
『シャイニング・ドロー』をドローしたとはいえ、今の希のフィールドにはモンスターが1体もいない。戦況を立て直すために発動した『ゼアル・エントラスト』で希望皇ホープを墓地から復活させ、そのホープをホープレイ、ホープ・ザ・ライトニングへと連続で重ねてエクシーズ召喚した。
このエクシーズ召喚で『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』の効果を2回発動し、新たに2枚ドローした。そしてこのドローで引き当てた2枚のカードが、更なる希望への導となる。
「「手札の『ZW-極星神馬聖鎧(スレイプニール・メイル)』の効果発動!このカードをホープ・ザ・ライトニングに装備する。更に私は『SZW-天聖輝狼剣(シャイニング・ゼアル・ウェポン-フェンリル・ソード)』を召喚!このカードが召喚に成功した時、装備されている極星神馬聖鎧を私のフィールドに特殊召喚する!」」
「ZWのシャイニング化……」
「「私は2体のZWでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!輝く希望と共に並び立て、『No.39 希望皇ホープ』!!更に私は、この希望皇ホープ1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!現れろ、『SNo.39 希望皇ホープONE』!!」」
○ZW-極星神馬聖鎧(Lv4 光)
獣族/効果
攻1000/守1000
①:「ZW-極星神馬聖鎧」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。②:自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてその自分の「希望皇ホープ」モンスターに装備する。③:装備モンスターが相手によって破壊された事でこのカードが墓地へ送られた時、自分の墓地の「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
○SZW-天聖輝狼剣(Lv4 光)
獣族/効果
攻1800/守1100
このカードが召喚に成功した時、自分フィールド上の装備カード扱いの「ZW」と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。また、自分のメインフェイズ時、手札のこのカードを装備カード扱いとして自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたモンスターに装備できる。装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、自分の墓地の「ZW」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
○ゼアル・エントラスト(通常魔法)
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地の「希望皇ホープ」、「ZW」、「ZS」モンスターの内、いずれか1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。②:自分のLPが相手より2000以上少ない場合、墓地のこのカードを除外し、「ゼアル・エントラスト」以外の自分の墓地の「ゼアル」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
フィールドに2体の『SNo.』が並んだが、『エクシーズ・チェンジ・タクティクス』の代償でライフが100になった。しかしこれで、Zとのライフ差は3100。希はこのライフ差を作るために敢えて自らを崖っぷちの状況に追いやったのだ。
「「希望皇ホープONEの効果発動!私のライフが相手より3000以上少ない時、10LPになるまでライフを払い、3体のオーバーレイ・ユニットを全て使うことで、相手フィールドのモンスターを全て破壊し除外する。そして、破壊したモンスター1体につき300ポイントのダメージを相手に与える!」」
「くっ…!」
「「そしてこの瞬間、公開し続けた『シャイニング・ドロー』の効果発動!ホープONE1体で、オーバーレイ・ネットワークを再構築!限界突破!!『No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』!!」
NOZOMI→LP:10
Z:→LP:2600
『シャイニング・ドロー』で使える効果は、ZWを装備するか新たなホープを呼び出すかのいずれか1つ。装備効果を使ってもZW自身の効果で装備しているわけではないため攻守の上昇は適用されないが、各種ZWが装備モンスターに付与する効果は獲得できる。一方、新たなホープへと生まれ変わる効果はランク先を問わないため、RUMよりも戦術の幅が広い。
「「墓地の『RUM-ゼアル・フォース』の効果発動!私のライフが相手より2000以上少ない場合、このカードを除外し、1枚ドロー!そしてバトル!ホープ・ザ・ライトニングでダイレクトアタック!ライトニングの攻撃時に、アンタはカード効果を発動できない!ホープ剣!ライトニング・スラッシュ!!」」
「うぐぅっ…!」
Z→LP:100
Zの場には伏せカードが2枚あるが、ビヨンド・ザ・ホープから攻撃すれば確実に発動されてしまう。そうなればライトニングの攻撃も通らなくなる可能性もあるため、先にライトニングから仕掛けた。これでZのライフも100となったが、そう簡単にZが勝利を渡さないことを希は知っている。
「「ビヨンド・ザ・ホープでダイレクトアタック!!」」
「そうはいきません。罠カード『エクシーズ・リボーン』を発動!墓地のブラック・レイ・ランサーを守備表示で特殊召喚し、このカードをオーバーレイ・ユニットとします。そしてブラック・レイ・ランサーはオーバーレイ・ユニットを1つ取り除くことで、破壊を無効にできる!」
「「くっ…」」
Zと希のライフはそれぞれ100と10。互いに風前の灯火だが、希がこのターンで仕留めきれなかったことはかなりの痛手だ。しかしどんな状況であろうと、彼女は決して諦めない。
「「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!!」」
NOZOMI→LP:10 手札:3 デッキ:26 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN05
「ところで、何故我々が貴方達を迎えるのに冀望郷を選んだと思います?」
「「…どういうこと?」」
「待っていたのですよ。この力が使えるようになるまで!」
「「…まさか!アンタも!?」」
「私のターン…バリアンズ・カオス・ドロー!!」
Zの手札は2枚。守備表示の『FA-ブラック・レイ・ランサー』だけでは希の最強布陣を崩すことは不可能に等しいが、彼がこの局面で引いたカードは冀望の一手。希がシャイニング・ドローで希望を掴むなら、Zはバリアンズ・カオス・ドローで彼女の希望を打ち砕く。
「私が引いたカードは『バリアンズ・カオス・ドロー』。このカードは貴方の『シャイニング・ドロー』と同様、通常のドローによってドローされた場合に公開し続けることで効果を発動できます」
「「っ…」」
「ですがその前に場を整えましょう。魔法カード『サルベージ』を発動!墓地の『ランタン・シャーク』と『揺海魚デッドリーフ』を手札に戻します」
○バリアンズ・カオス・ドロー(通常魔法)
①:自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1に、以下の効果から1つを選択して発動できる。●デッキから「セブンス」通常魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。●デッキからモンスターを2体まで効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として「No.」Xモンスター1体をX召喚する。
○サルベージ(通常魔法)
①:自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を対象として発動できる。その水属性モンスターを手札に加える。
「『ランタン・シャーク』を召喚し、効果発動。手札よりデッドリーフを特殊召喚します。そしてデッドリーフの効果により、デッキから『クリスタル・シャーク』を墓地へ。そして墓地の『クリスタル・シャーク』の効果発動!『ランタン・シャーク』の攻撃力を半分にし、このカードを墓地から特殊召喚!」
「「一気にモンスターを展開してきた…!」」
「『ランタン・シャーク』はエクシーズ召喚を行う場合、レベル5としても扱えます。レベル5の『ランタン・シャーク』と『クリスタル・シャーク』でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ、『ヴァリアント・シャーク・ランサー』!!」
○クリスタル・シャーク(Lv5 水)
魚族/効果
攻1100/守 800
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在する場合、フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。このカードを特殊召喚し、対象のモンスターの攻撃力を半分にする。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードを「No.」モンスターのX召喚に使用する場合、このカードのレベルを3か4として扱う事ができる。
○ヴァリアント・シャーク・ランサー(ランク5 水)
獣戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守1600
レベル5モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。自分フィールドのX素材を1つ取り除き、対象のモンスターを破壊する。自分フィールドに他の水属性Xモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他の水属性Xモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。デッキから魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
Zの残された1枚は水属性デッキにとって非常に使い勝手のよい魔法カード『サルベージ』だった。そこから展開を伸ばし、ランク5のエクシーズモンスターへと繋げてみせたZの戦術は、敵ながら見事だった。
そして当然、希を葬るための力はこれだけではない。
「この瞬間、『バリアンズ・カオス・ドロー』の効果発動!デッキから『ライトハンド・シャーク』と『カッター・シャーク』を効果を無効にして特殊召喚し、特殊召喚したモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として『No.』をエクシーズ召喚します。私はレベル4の『ライトハンド・シャーク』『カッター・シャーク』『揺海魚デッドリーフ』の3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!その牙で全ての希望を嚙み砕け、『No.32 海咬龍シャーク・ドレイク』!!」
「「あっという間に、エクシーズモンスターが3体……」」
「まだ終わりませんよ。シャーク・ドレイク1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!!『CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス』!!」
○ライトハンド・シャーク(Lv4 水)
魚族/効果
攻1500/守1300
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚した時に発動できる。デッキから「レフトハンド・シャーク」1体を手札に加える。②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。③:フィールドのこのカードを含む水属性モンスターのみを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このカードは戦闘では破壊されない。
○No.32 海咬龍シャーク・ドレイク(ランク4 水)
海竜族/エクシーズ/効果
攻2800/守2100
レベル4モンスター×3
①:1ターンに1度、このカードの攻撃で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターを相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000ダウンする。この効果で特殊召喚した場合、このバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。
○CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス(ランク4 水)
海竜族/エクシーズ/効果
攻2800/守2100
水属性レベル4モンスター×4
このカードは自分フィールドの「No.32 海咬龍シャーク・ドレイク」の上に重ねてX召喚する事もできる。①:自分のLPが1000以下の場合、自分の墓地からモンスター1体を除外し、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力を自分ターン終了時まで0にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
『バリアンズ・カオス・ドロー』の効果は「セブンス」通常魔法カードの効果をコピーする効果と、デッキからモンスター2体を展開し『No.』をエクシーズ召喚する効果の2つ。このデュエルでは既に効果を適用しているため『RUM-七皇の剣』の効果をコピーする事はできないが、盤面にモンスターがいない状態でもエクシーズ召喚を行える点に於いては『シャイニング・ドロー』を凌駕しているだろう。
「シャーク・ドレイク・バイスの効果発動!墓地のリバリアン・シャークを除外し、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことでフィールドのモンスター1体の攻撃力を0にします。これでビヨンド・ザ・ホープは無力!」
「「ビヨンド・ザ・ホープの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、自身を除外する。そして墓地のホープレイVを特殊召喚し、私のライフを1250ポイント回復する」」
NOZOMI→LP:1260
続く『ヴァリアント・シャーク・ランサー』の効果でホープ・ザ・ライトニングを破壊し、着々と希の希望を崩していく。たった一枚のドローからここまで崩されると思っていなかったが、まだ彼女の負けが決定したわけではない。
「シャーク・ドレイク・バイスでホープレイVを攻撃!デプス・カオス・バイト!!」
「「くっ…。だけどこの瞬間、罠カード『ゼアル・アライアンス』を発動!私のエクシーズモンスターが破壊された場合、再びライフを10にすることで、墓地から『No.39 希望皇ホープ』を特殊召喚し、デッキの一番上のカードを書き換える!」」
「血迷いましたか!オーバーレイ・ユニットを持たないホープは、攻撃対象となった瞬間に強制的に破壊される!これで……」
「「『ゼアル・アライアンス』の効果で特殊召喚されたホープは戦闘・効果では破壊されず、攻撃力が倍になる!」」
○ゼアル・アライアンス(通常罠)
①:自分フィールドの表側表示のXモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、10LPになるようにLPを払って発動できる。自分の墓地から「希望皇ホープ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、デッキからカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。この効果で特殊召喚したモンスターは、攻撃力が倍になり、効果では破壊されず、「No.」モンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
希の諦めない想いが、次のターンへと繋いでくれた。シャーク・ドレイクとシャーク・ランサーの効果をこのターンで使ったため、攻撃力5000となったホープを前にZがこのターンでできることは何もない。
「私はこれでターン終了です」
Z→LP:100 手札:0 デッキ:29 Mゾーン:3 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN06
「「私のターン……ドロー!」」
運命の第6ターン。ライフは10しか残されていないが、4枚の手札によって彼女の希望が完全に覚醒する。
「「魔法カード『ゼアル・コンストラクション』を発動!重なる熱き思いが、世界を希望の未来に再構築する!リ・コントラクト・ユニバース!!」」
「何…!今度は手札まで書き換えただと!?」
○ゼアル・コンストラクション(通常魔法)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:手札を1枚相手に見せ、デッキから以下のカードの内いずれか1枚を手札に加える。その後、見せたカードをデッキに戻す。
●「ZW」モンスター
●「ZS」モンスター
●「ゼアル」魔法・罠カード
●「RUM」魔法カード
●「RDM」魔法カード
希の手札1枚が『RUM-ヌメロン・フォース』へと書き換わり、これで全ての準備が整った。
「「私は希望皇ホープ1体で、オーバーレイ・ネットワークを再構築!今一度現れろ、『CNo.39 希望皇ホープレイ』!!そしてこの瞬間、『ゼアル・フィールド』の効果発動!エクストラデッキのホープレイ・ヴィクトリーをホープレイのオーバーレイ・ユニットとして加える!」」
既に希のライフは1000を切っているためホープレイの効果の発動条件は整っているが、この力ではZに対抗することはできない。最後の希望を目覚めさせ、そして更なる進化を呼び起こすため、希は輝きを重ね合わせる。
「「私は手札の『RUM-ヌメロン・フォース』を捨てて、ホープレイをシャイニング・エクシーズ・チェンジ!今ここに降臨せよ、最後の希望!『SNo.0 ホープ・ゼアル』!!」」
「遂に現れましたね、ホープ・ゼアル。ですがこの瞬間、『ヴァリアント・シャーク・ランサー』の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、ホープ・ゼアルを破壊します!これで貴方の希望は完全に潰えた!!」
「「させない!墓地の『ZS-希望賢者』の効果発動!光属性のホープが破壊される場合、代わりにこのカードを除外できる!」」
「チッ…!ですがホープ・ゼアルの攻撃力は3000。次のターンで効果を使えば私は何もできなくなるとはいえ、その攻撃力も2000に下がる。そんな廃れゆく希望など、果たして守る意味はあったのですか?」
「「……このホープ・ゼアルは蛹の姿。ユートさんがそう言ってた」」
「…?」
「「だから私は……私達は、希望の未来へと羽ばたいてみせる!!私はホープ・ゼアル1体で、オーバーレイ・ネットワークを再構築!!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!!」」
─────希望は進化し、天を翔る!太陽よりも眩しく、星空よりも輝く、私達の未来へ飛び立とう!─────
─────『SNo.0 ホープ・ゼアル-ワンダーウィング』!!─────
「ワンダー……ウィング……!ホープ・ゼアルが、進化しただと!?」
「「そう。これがホープ・ゼアルに、私自身に宿った希望の翼!!」」
ホープ・ゼアルの更なる可能性であるワンダーウィングには、広大な宇宙をも縦横無尽に翔け、天地開闢へと導く大天使の翼が宿った。
ワンダーウィングの攻撃力は、これまでに積み重ねてきた希望の数だけ上昇する。墓地及びオーバーレイ・ユニットとして保持しているホープは全部で9体。
ホープ、ホープレイ、ホープレイV、ホープレイ・ヴィクトリー、ホープONE、ホープ・ザ・ライトニング、ビヨンド・ザ・ホープ、そしてホープ・ゼアル。希の信じる希望の力がワンダーウィングに集約し、その攻撃力は4500。
(力が漲ってくる。これが、ホープ・ゼアルの本当の力なんだ。けど……)
「「いくよ、Z!ワンダーウィングでシャーク・ドレイク・バイスを攻撃!ホープ剣・ワンダースラッシュ!!」」
「ならばその翼、ここでへし折ってあげますよ!シャーク・ドレイク・バイスの効果発動!墓地のスパイダー・シャークを除外し、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、ワンダーウィングの攻撃力を0にする!」
「「この瞬間、私自身に対して速攻魔法『禁じられた聖衣』を発動!ワンダーウィングの攻撃力を600下げるのと引き換えに、効果の対象から守る!これでシャーク・ドレイク・バイスの効果は受けない!今度こそ……!」」
「まだ終わりません!罠カード『七皇再生(セブンス・アライバル)』を発動!私のエクシーズモンスター全てをリリースし、除外されている『CNo.101 S・H・Dark Knight』を特殊召喚!そして墓地の『No.101 S・H・Ark Knight』をオーバーレイ・ユニットとして吸収します」
「「くっ…!」」
○七皇再生(通常罠)
①:自分フィールドのXモンスターを全てリリースし、除外されている自分のXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、リリースしたモンスターの数+1体まで、「No.101」~「No.107」のいずれかの「No.」Xモンスターを選んでその特殊召喚したモンスターの下に重ねてX素材にできる。このカードを発動したターンのエンドフェイズに、お互いにそれぞれ自身の手札の数×300ダメージを受ける。
Dark Knightを破壊しても再び蘇り、折角減らしたライフも回復されてしまう。かといってこの状況で攻撃を中断するわけにもいかない。希の一太刀でDark Knightを破壊したが再び蘇り、Zのライフも2900にまで回復された。
3枚の手札を使い、勝ちに手が届くところまで追い詰めたのに振り出しに戻されてしまった。
「『七皇再生』の更なる効果によって、このターンの終わりに互いのプレイヤーは自身の手札1枚につき300のダメージを受ける。貴方の手札がもし場に出せるカードでなければ、このターンで私の勝利です。さあ、どうします?」
「「私は……カードを1枚伏せて、ターンエンド!」」
NOZOMI→LP:10 手札:0 デッキ:25 Mゾーン:1 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0
希のライフが10であることを利用したZの戦術を辛うじて回避したとはいえ、Dark Knightがフィールドにいる状況は最悪といっても過言ではない。次のターン、その効果でワンダーウィングを吸収されるようなことがあれば、彼女の希望は完全に潰える。
*TURN07
「これで私の勝利が確たるものとなる。私のターン!」
「「この瞬間、ワンダーウィングの効果発動!!お互いのドローフェイズ開始時、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除くことで、アンタはこのターン、カードの効果を発動できない!!」」
Zの勝利は最早確定していた。しかし、天を翔ける希望の前には如何なる冀望も意味を為さない。ホープ・ゼアルがスタンバイフェイズ開始時に封殺効果を使えたのと同様、その進化した姿であるワンダーウィングにも同様の効果を持つ。だがそのタイミングは互いのドローフェイズ開始時であり、オーバーレイ・ユニットがある限り相手は何もできなくなる。
Zがドローしたカードは魔法カード『七皇昇華(セブンス・アセンション)』だったが、カードの効果を使えなくなったこの状況ではターンエンドを宣言するしかなかった。
そして、希のターンへと回る。
*TURN08
「「私のターン!ドローフェイズ開始時、私自身のオーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、このターンもアンタはカードの効果を発動できない!」」
ワンダーウィングの封殺効果は毎ターン発動できる。ホープ・ゼアルと異なりオーバーレイ・ユニットを取り除いても攻撃力の減少は起こらないが、オーバーレイ・ユニットが全て無くなった瞬間に自身はフィールドから消滅する。
加えて希は過去最長となる5ターンもの間ゼアルモードを継続させていたばかりか、シャイニング・ドローやリ・コントラクト・ユニバースといった超業の連発。立っていられるのが奇跡ともいえるほど消耗していた。
それでも尚、「決して諦めない強き心」が呼び起こした最後のドローが彼女に、いや、彼女「たち」に最高の機会を与えてくれた。
(…そっか。やっぱり貴方が力を貸してくれてたんだね)
世界の命運を分かつドロー。そのカードを見た希は優しく微笑み、前のターンに伏せていたカードをバトルフェイズに発動した。
「「罠カード『マスター・ピース』を発動!墓地のモンスター2体を特殊召喚し、ホープをエクシーズ召喚する!最後に力を貸して、『No.39 希望皇ホープ』!!」」
○マスター・ピース(通常罠)
①:自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体を効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として光属性の「ホープ」Xモンスター1体をX召喚する。
墓地から蘇生した昇華賢者と武装賢者の2体で3体目のホープを呼び出したが、RUMとZWをサーチする効果は使わなかった。最後は純粋に力勝負というところだろうが、希望皇ホープではDark Knightを倒すことはできない。
それにも拘らず攻撃力の低いホープから先に攻撃を仕掛けたのには、最後にドローした「あのカード」を発動するためだった。
「「希望皇ホープで、Dark Knightを攻撃!そしてこの瞬間!速攻魔法『九十九スラッシュ』を発動!!」」
「っ…!そのカードは、まさか!?」
「「そう。ヌメロン・パレスに残された『私』の意思が、このカードを導いた」」
「やはり貴様……九十九希!」
○九十九スラッシュ(速攻魔法)
「九十九スラッシュ」は1ターンに1枚しか発動できない。①:自分のモンスターが、そのモンスターよりも攻撃力の高いモンスターに攻撃するダメージ計算時に発動できる。その戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力は、そのダメージ計算時のみ自分と相手のLPの差の数値分アップする。
今まで希と重なるように聞こえていた声はずっと、ホープ・ゼアルのものだと思っていた。しかし『No.』とは九十九希の意思の具現化。神谷希のデュエルがヌメロン・パレスとの共鳴現象を起こし、封印されていた彼女の魂を呼び起こしたのだ。
「「『九十九スラッシュ』は、戦闘を行う私のモンスターの攻撃力が相手モンスターよりも低い場合、互いのライフポイントの差だけ私のモンスターの攻撃力を上昇させる。今、私達のライフ差は2890。よって希望皇ホープの攻撃力は5390!行け!ホープ剣・九十九スラッシュ!!」」
「ぐっ…!」
Z→LP:310
『九十九スラッシュ』は相手とのライフ差が広ければ広いほど真価を発揮する。希がこのデュエルで確立させた戦術は自らライフを10まで追い込むため、タイミング次第では絶好の切り札となり得るのだ。
これでZのフィールドには、全てのカードがなくなった。次の一撃でこのデュエルの、そして第二次アストラル大戦の決着がつく。
「「いくよ、Z。これが最後の攻撃。ワンダーウィングで、ダイレクトアタック!」」
「……」
Z→LP:0
最後のダイレクトアタックはDark Knightを切り裂いた剣を使わず、背に生えた翼でZを包み込む優しいものだった。こうしてデュエルの決着はついたが希は翼による抱擁を止めることなく、彼の心に歩み寄っていた。
「ねえ」
「…何です?」
「このデュエル中、ずっと考えてたの。どうしてアンタがそんなにも、私に執着していたのか。私がホープ・ゼアルを目覚めさせたからだとか、九十九希の再来だからとか言ってたけど、本当の理由は別にあるんじゃない?」
「……」
「本当はアンタが一番、希望に縋りたかったんじゃないの?」
「っ…!」
20年前の第一次アストラル大戦、Zは九十九希の『SNo.100 ヌメロン・ゴッデス』に魅せられたのと同時に、この世界で広く謳われている希望など所詮は幻でしかなかったと悟ってしまった。あの時の希望にもう一度立ち合おうにも、九十九希は自ら封印の道を選ぼうとしていた。
Zがそれに抵抗したのも、彼女が持つ希望を失いたくなかったからだ。しかし結果的にそれすら叶わず、神谷希が現れるまでの20年間、希望を抱くことができなくなってしまった。
「この20年間でアンタに何があったのか、私は想像することしかできない。だけど、もし私の存在がアンタにとって希望になっていたんだとしたら、私はアンタを否定しない」
「…!」
「アンタ言ったよね?人は誰しも希望を抱いてるって。アンタのしてきたことは赦せるものじゃないけど、私がアンタを否定したら、私自身が抱いている希望も否定することになる。そんなの、私自身が許せない」
「……なら神谷希。貴方はこの先も、希望であり続けなさい。否定しないと言ったのですから、拒否権など貴方にはありませんよ」
「うん。輝く希望になる。それがホープ・ゼアルに選ばれた私の、これからの目標だから」
希の決意を聞いたZの表情は最後まで読み取れなかったが、小さな吐息は聞こえた。決して嘲笑するものではなく、安堵の吐息。Zが消滅してから間もなく、彼女の手には九十九希の意志そのものである『No.』が積み重なっていた。
それと同時に、ヌメロン・パレスも徐々に崩壊していった。九十九希の意志が全てカードに還り、その正当な後継者が現れた以上、この場所も必要なくなったからだ。
(……やったよ、みんな)
月面での死闘を終えた神谷希は、親友たちの待つ地球に強制送還された。
こうして第二次アストラル大戦は、全てのオーバーハンドレッド・ナンバーズ使いに勝利する形で決着した。月の衝突を回避することはできたが、そこに至るまでの代償はあまりにも大きかった。
最強クラスの天導レインを失い、ホープ・ゼアルを完全覚醒させた神谷希も事実上のリタイア。そのうえ5人の呪縛竜使い、そしてこの戦いの首謀者・エースとの決戦も残っている。
世界の命運をかけた最終決戦は、封印竜及び覚醒竜を従えるデュエリスト達に委ねられた─────
Episode107初登場オリカ紹介
○SNo.0 ホープ・ゼアル-ワンダーウィング(ランク0 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻0/守0
同じランクの「No.」Xモンスター×4体以上
ルール上、このカードのランクは1として扱う。自分のLPが1000以上の場合、このカードは特殊召喚できない。このカードは自分フィールドの、X素材を2つ以上持つ「SNo.0 ホープ・ゼアル」の上に重ねてX召喚する事もできる。①:このカードのX召喚は無効化されない。②:このカードのX召喚成功時には、相手は効果を発動できない。③:X素材を持たない場合にこのカードは破壊される。④:「SNo.0 ホープ・ゼアル」を素材としてX召喚したこのカードは以下の効果を得る。●このカードの攻撃力・守備力は、自分のフィールド・墓地の「希望皇ホープ」モンスター及びこのカードがX素材としている「ホープ」カードの数×500アップする。●自分・相手のドローフェイズ開始時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、相手は効果を発動できない。
※あとがき
これにて第4章「激闘!第二次アストラル大戦」が終了しました。投稿休止期間もありましたが、無事書き終えることができました。次回のEpisode108以降を以て当シリーズの【最終章】となりますが、その前に今後のお知らせも兼ねた番外編を挟みます。
改めて『遊☆戯☆王V☆S』をよろしくお願いします。
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同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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121 | Episode01:危ないスタート | 2430 | 1 | 2015-06-21 | - | |
124 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1974 | 2 | 2015-06-22 | - | |
92 | Episode03:切り札 | 1497 | 2 | 2015-06-23 | - | |
106 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1556 | 2 | 2015-06-23 | - | |
94 | Episode05:終止符 | 1458 | 2 | 2015-06-25 | - | |
80 | Episode06の前に(更新済) | 1284 | 2 | 2015-06-25 | - | |
102 | Episode06:黒羽 凛 | 1435 | 1 | 2015-06-27 | - | |
89 | Episode07:同調 | 1347 | 1 | 2015-06-30 | - | |
77 | Episode08:変則試合 | 1332 | 2 | 2015-07-04 | - | |
151 | Episode09:2人の絆 | 1465 | 2 | 2015-07-05 | - | |
74 | Episode10:覚醒 | 1330 | 1 | 2015-07-09 | - | |
94 | Episode11:解放 | 1347 | 2 | 2015-07-13 | - | |
154 | Episode12:最後の封印竜 | 1337 | 0 | 2015-07-14 | - | |
80 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1136 | 0 | 2015-07-25 | - | |
102 | Episode14:友のために | 1207 | 0 | 2015-08-12 | - | |
90 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1730 | 2 | 2015-08-13 | - | |
136 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1185 | 2 | 2015-08-19 | - | |
126 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1417 | 2 | 2015-08-22 | - | |
95 | Episode16:ライセンス | 1296 | 2 | 2015-08-24 | - | |
176 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2187 | 5 | 2015-08-29 | - | |
100 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1281 | 1 | 2015-09-06 | - | |
146 | Episode18:関門 | 1435 | 1 | 2015-09-13 | - | |
92 | Episode19:スピードの中で | 1277 | 2 | 2015-09-18 | - | |
124 | Episode20:初の対外試合 | 1295 | 2 | 2015-09-20 | - | |
93 | Episode21:シンクロ封印 | 1236 | 1 | 2015-09-22 | - | |
81 | Episode22:1つの答え | 1235 | 2 | 2015-09-24 | - | |
80 | Episode23:黒羽の誇り | 1275 | 2 | 2015-10-01 | - | |
103 | Episode24:ハイスピードバトル | 1333 | 3 | 2015-10-06 | - | |
73 | Episode25:超越する力 | 1217 | 2 | 2015-10-11 | - | |
85 | Episode26:運命の決戦 | 1205 | 3 | 2015-10-20 | - | |
97 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1309 | 2 | 2015-11-03 | - | |
95 | Episode28:遊弥vsレイン | 1401 | 2 | 2015-11-09 | - | |
87 | Episode29:舞い降りた天使 | 1304 | 2 | 2015-12-05 | - | |
80 | Episode30:天使と悪魔 | 1406 | 3 | 2015-12-09 | - | |
105 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1469 | 2 | 2015-12-12 | - | |
80 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1265 | 0 | 2016-01-05 | - | |
89 | Episode32:パワー・ツール | 1241 | 3 | 2016-01-29 | - | |
85 | Episode33:死した希望の使者 | 1184 | 2 | 2016-01-31 | - | |
114 | Episode34:高貴の翼 | 1455 | 3 | 2016-02-04 | - | |
91 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1300 | 1 | 2016-02-13 | - | |
84 | Epi36:加速するカウントダウン | 1254 | 2 | 2016-02-20 | - | |
84 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1229 | 3 | 2016-03-25 | - | |
75 | Episode38:朱色の夜 | 1236 | 0 | 2016-04-11 | - | |
152 | Episode39:並び立つ盟友 | 1439 | 2 | 2016-04-22 | - | |
85 | Episode40:精一と彩 | 1315 | 2 | 2016-05-30 | - | |
84 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1305 | 4 | 2016-06-22 | - | |
129 | Episode42:涅槃の境地へ | 1329 | 4 | 2016-07-02 | - | |
80 | Episode43:トワノキズナ | 1261 | 3 | 2016-07-23 | - | |
144 | Episode44:銀河と宇宙 | 1456 | 3 | 2016-08-09 | - | |
127 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1543 | 0 | 2016-08-20 | - | |
65 | Episode46:絶望の凱旋 | 1138 | 0 | 2016-08-24 | - | |
90 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1163 | 1 | 2016-09-06 | - | |
123 | Episode48:希望の行方 | 1520 | 0 | 2016-09-13 | - | |
89 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1108 | 0 | 2016-10-03 | - | |
76 | Episode50:創世の星屑竜 | 1069 | 0 | 2016-10-25 | - | |
132 | Episode51:託された未来 | 1204 | 0 | 2016-10-30 | - | |
132 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1271 | 2 | 2016-11-02 | - | |
107 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1257 | 0 | 2016-11-09 | - | |
119 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1244 | 0 | 2016-11-26 | - | |
105 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1246 | 0 | 2016-12-08 | - | |
60 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 1044 | 0 | 2016-12-20 | - | |
66 | 未投稿オリカ紹介⑤(使用者:霧野精一) | 1139 | 0 | 2016-12-30 | - | |
109 | Episode52:極寒の夏 | 1213 | 2 | 2017-01-01 | - | |
153 | Episode53:闇の邂逅 | 1373 | 2 | 2017-01-07 | - | |
87 | Episode54:呪縛竜復活 | 1124 | 0 | 2017-01-11 | - | |
127 | Episode55:届かぬ声で... | 1044 | 2 | 2017-01-15 | - | |
141 | Episode56:禁忌の目覚め | 1128 | 5 | 2017-01-19 | - | |
124 | Episode57:共鳴する四龍 | 1174 | 4 | 2017-01-25 | - | |
78 | Episode58:本当の気持ち | 1274 | 3 | 2017-01-30 | - | |
82 | Episode59:真実への鍵 | 1158 | 2 | 2017-02-08 | - | |
82 | IF01:バレンタインデー | 1353 | 6 | 2017-02-11 | - | |
74 | Episode60:エレンとアレックス | 1159 | 3 | 2017-02-16 | - | |
179 | ルール改訂と今後の進行について | 1394 | 2 | 2017-02-18 | - | |
67 | Episode61:想いの証 | 1052 | 5 | 2017-02-21 | - | |
91 | Episode62:茨の道標 | 1243 | 5 | 2017-02-27 | - | |
136 | Episode63:光と闇の花 | 1099 | 3 | 2017-03-20 | - | |
89 | Episode64:渇望と葛藤 | 1139 | 2 | 2017-03-23 | - | |
85 | Episode65:麗しき孤月 | 1083 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1417 | 2 | 2017-04-21 | - | |
164 | Episode67:常闇に消える月華 | 1417 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
122 | Episode69:純黒の反逆者 | 1250 | 0 | 2017-07-27 | - | |
138 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1156 | 2 | 2017-08-07 | - | |
101 | Episode71:希望は往く | 1290 | 3 | 2017-08-17 | - | |
152 | Episode72:リリーの過去 | 1291 | 2 | 2017-08-24 | - | |
84 | Episode73:異次元の亡霊 | 1221 | 2 | 2017-09-13 | - | |
121 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1388 | 3 | 2017-09-22 | - | |
138 | Episode75:挑戦者の儀 | 1140 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1230 | 2 | 2017-11-14 | - | |
66 | Episode77:動き出す陰謀 | 938 | 2 | 2018-01-23 | - | |
85 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 929 | 2 | 2018-03-03 | - | |
151 | Episode79:黄龍の手向け | 987 | 2 | 2018-03-28 | - | |
116 | Episode80:堕天使の罠 | 960 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
127 | Episode82:姫君のバイブル | 1064 | 1 | 2018-05-07 | - | |
129 | Episode83:開かれたページ | 1094 | 0 | 2018-05-11 | - | |
171 | Episode84:望まぬ決戦 | 1129 | 2 | 2018-05-29 | - | |
84 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1014 | 0 | 2018-05-31 | - | |
147 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1202 | 0 | 2018-06-02 | - | |
149 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1072 | 0 | 2018-06-04 | - | |
69 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 902 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
129 | 呪縛竜のおさらい | 907 | 0 | 2018-06-06 | - | |
117 | IF02:星 遊未 | 896 | 0 | 2018-06-09 | - | |
88 | Episode85:新たなる激闘へ | 1086 | 0 | 2018-07-10 | - | |
118 | Episode86:愛するもの | 983 | 0 | 2018-07-27 | - | |
83 | Episode87:涅槃を超えた先 | 947 | 0 | 2018-08-10 | - | |
134 | Episode88:終焉の弧光 | 1364 | 0 | 2018-09-12 | - | |
73 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 837 | 3 | 2022-06-04 | - | |
54 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 528 | 3 | 2022-06-25 | - | |
59 | Episode90:光臨者、天導レイン | 522 | 2 | 2022-07-07 | - | |
58 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 503 | 2 | 2022-09-03 | - | |
60 | Episode92:紅の決意 | 549 | 0 | 2022-09-19 | - | |
54 | Episode93:凛々しい黒羽 | 593 | 0 | 2022-10-04 | - | |
66 | Episode94:最強の双子 | 553 | 0 | 2022-10-24 | - | |
47 | Episode95:最凶の龍 | 557 | 0 | 2022-12-29 | - | |
53 | Episode96:神の恵 | 535 | 0 | 2023-01-18 | - | |
76 | Episode97:先導者vs時空竜 | 638 | 0 | 2023-01-22 | - | |
44 | Episode98:トワノチカイ | 520 | 0 | 2023-02-14 | - | |
53 | Episode99:遊弥、復活 | 550 | 0 | 2023-03-12 | - | |
50 | Episode100:目覚めし星の光 | 579 | 0 | 2023-03-26 | - | |
64 | Episode101:決戦・冀望郷 | 487 | 0 | 2023-05-03 | - | |
39 | Episode102:最弱の意地 | 465 | 0 | 2023-06-28 | - | |
37 | Episode103:永遠の友達 | 322 | 0 | 2023-11-26 | - | |
48 | Episode104:うららの運命 | 225 | 0 | 2024-04-29 | - | |
30 | Episode105:胡桃の最終演目 | 224 | 0 | 2024-05-06 | - | |
28 | Episode106:希望の少女たち | 241 | 1 | 2024-05-16 | - | |
44 | Episode107:輝く希望 | 334 | 0 | 2024-08-11 | - | |
28 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 337 | 0 | 2024-08-13 | - | |
36 | 第4章初登場オリカまとめ | 292 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
- 01/15 16:00 評価 3点 《竜の影光》「ぶっちゃけ弱いです。 3つ効果が全てのパワーが…
- 01/15 15:53 評価 5点 《鎧騎士竜-ナイト・アームド・ドラゴン-》「漫画版万丈目のリメ…
- 01/15 15:48 評価 8点 《光と昇華の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《闇と消滅の…
- 01/15 15:46 評価 9点 《闇と消滅の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《光と昇華の…
- 01/15 15:42 評価 9点 《光と闇の竜王》「融合版《光と闇の竜》の割と評価が難しいカード…
- 01/15 15:06 評価 3点 《ヴェノム・サーペント》「《ヴェノム》の下級モンスターの一体。…
- 01/15 15:00 評価 2点 《ヴェノム・スネーク》「今見ると《捕食植物》の元になったと思わ…
- 01/15 13:10 デッキ テラナイト
- 01/15 12:39 デッキ ファンカスノーレ
- 01/15 10:59 SS 26話 共同戦線Ⅰ
- 01/15 10:51 評価 1点 《シールドスピア》「何となく強そうな名前とイラストにやる気の無…
- 01/15 10:50 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 01/15 09:50 評価 3点 《ヴェノム・コブラ》「メインデッキに入る《ヴェノム》では唯一の…
- 01/15 09:22 評価 5点 《百鬼羅刹 グリアーレ三傑》「《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》に続く新…
- 01/15 09:07 評価 4点 《蛇神の勅命》「《ヴェノム》モンスターを手札から見せるだけで魔…
- 01/15 01:39 評価 3点 《幻獣機コンコルーダ》「トークンを護る立場と思わせて、今際の際…
- 01/14 23:38 SS 第29話 旅館の女将はネギ農家
- 01/14 22:49 デッキ 【1月新規代用カード入】FW@イグニスター2
- 01/14 19:51 SS 第52話:堕ちた力
- 01/14 16:42 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
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