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Episode83:開かれたページ 作:カズ
*TURN01
(このデュエル、絶対に勝つ!)
「私のターン!手札から魔法カード『デモンズ・フルート』を発動し、デッキから『デモンズ・ソウルイーター』を手札に加え通常召喚!召喚に成功したことで手札を1枚捨て、デッキから『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』と『デモンズ・グール』を手札に加えるわ」
花奈も凛も後攻からのスタートだったが、紅葉はこのデュエルに自分の命を懸けた。指をくわえて1ターンを待つくらいなら最初から仕掛けた方が得策だと判断したのだ。
「速攻魔法『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』を発動!フィールドのソウルイーターとデッキの『デモンズ・キメラ』を素材として、エクストラデッキから『主の妹 デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”』を融合召喚!」
デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”の外見は幼い女子だが、その内に秘められた狂気が暴走すれば誰にも止められない。融合素材が「デモンズ」と名の付くペンデュラムモンスター2体でありながら、元々の攻撃力は3100。1ターン目で出すにはなかなかのものだ。
融合素材として墓地へ送られた『デモンズ・キメラ』は、デッキまたは墓地から同名カード以外の「デモンズ」モンスターを手札に加える効果がある。紅葉の扱う融合魔法は2枚ともデッキから素材を調達できるので、キメラとの相性もかなり良いのだ。
「私はスケール1の『デモンズ・ゴブリン』とスケール11の『デモンズ・グール』で、ペンデュラムスケールをセッティング!揺らせ。魔界を揺るがす、血塗られた振り子!ペンデュラム召喚!!手札から来て、『デモンズ・マッドサイエンティスト』!!」
レベル2から10までのモンスターをペンデュラム召喚できるが、紅葉は手札との兼ね合いもあって1体しか召喚できなかった。しかし彼女が呼び出したマッドサイエンティストは、デッキから好きな「デモンズ」モンスターを特殊召喚出来るペンデュラムチューナー。レベル2であるがためにエクシーズ召喚には不向きだが、状況に応じて融合とシンクロを使い分けられる便利屋だ。
「レベル5の『デモンズ・ウォルフ』にレベル2の『デモンズ・マッドサイエンティスト』をチューニング!決意の拳を唸らせて、天辺もぎ取れ!シンクロ召喚!!レベル7『格闘王デモンズ・バトラー』!!」
1ターン目で融合とシンクロを決め、ソフィアの儀式召喚に対抗できる布陣を整えた。デモンズ・バトラーは相手モンスターに1度ずつ攻撃できる、このデッキにおける切り込み隊長だ。紅葉は序盤から封印竜を使わず、この2体でソフィアの陣営を切り崩していくつもりだ。
「カードを1枚伏せる。エンドフェイズに『デモンズ・グール』のペンデュラム効果発動!デッキから『デモンズ・ディザスター』をセットして、ターンエンドよ」
KUREHA→LP:8000 手札:1 デッキ:28 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN02
(融合にシンクロ……私のデッキにはないギミックだけど、多くの召喚法を扱えればいいというわけではない)
「私のターン、ドロー」
紅葉の【デモンズ】と遊弥の【スターダスト】は共通して、融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムの4つの召喚法を扱える。戦略の幅が広いほど様々なデッキへの対抗策も増えるのだが、ソフィアはそれを良い風に捉えていなかった。アレックスが融合、ルーナがエクシーズ、リリーがビヨンドに特化したデッキで他を圧倒したように、ソフィアも儀式召喚に特化した【創世姫】で紅葉を完膚なきまでに叩き潰す。
「手札の『創世姫ハガル』を墓地へ送り、魔法カード『創世の黙示録(ジェネシック・アポカリプス)』を発動。デッキから『創世姫ディナ』と『創世姫タマル』を手札に加える。ただしこのターン、私は儀式モンスターを1体しか特殊召喚出来なくなるわ」
このデッキの潤滑油となる『創世の黙示録』を初めから手札に舞い込めるほどの引き運を見せたソフィアも、紅葉と同様に最初から得意戦術を使って攻め込む作戦に出るようだ。儀式召喚を扱う相手との対戦経験が少ない紅葉がこのデュエルに勝つためには、ソフィアが『創世の儀式』による大量展開で苦戦する前にカタをつける以外に方法はない。
「『創世姫タマル』を通常召喚。このカードが召喚に成功した時、相手フィールドにエクストラデッキから特殊召喚したモンスターが存在すれば、私はデッキの上から2枚を墓地に送ることができる」
「っ…!2枚ともモンスターカード……」
『創世の儀式』の第2の効果を活かすためには、墓地かエクストラデッキに表側表示でペンデュラムモンスターが多ければ多いほどよい。最大で5体同時に儀式召喚を可能にするこのデッキに於いて、墓地肥やし効果を持つタマルは無くてはならない存在なのだ。
「スケール1の『創世姫ナアマ』とスケール8の『創世姫ディナ』でペンデュラムスケールをセッティング。これで…」
「ペンデュラム召喚はやらせない!罠カード『デモンズ・ディザスター』を発動!私のフィールドに存在する攻撃力2000以上のモンスターの数だけ、相手の魔法・罠カードを破壊するわ!そして、破壊したカード1枚につき200ポイントのダメージを与える!」
「……」
SOPHIA→LP:7600
ソフィアが貼ったペンデュラムカードを2枚とも破壊し、一先ずはペンデュラム召喚を封じることに成功した。しかしこれによって創世の儀式によるリリース無しでの儀式召喚を手助けする結果になってしまったので、一概に妨害したとは言い切れないのだ。
「タマルは1つ目の効果を発動したターンのメインフェイズに、2つ目の効果を発動できる。デッキから『創世の儀式』と『創世姫サラ』を手札に加えるわ。そして儀式魔法『創世の儀式』を発動!」
「だったらそれも封じる!デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”の効果発動!1ターンに1度、エクストラデッキの表側表示の闇属性ペンデュラムモンスターをデッキに戻すことで、魔法・罠カードの発動を無効にして破壊するわ!」
ソフィアにデュエルの流れを明け渡さないために、紅葉はペンデュラム召喚のみならず儀式魔法の発動をも封じた。初っ端から相当なハイペースで飛ばすのも彼女らしさといえばそうだが、今回は今までよりも感情を剥き出しながらデュエルを進めている。
しかしソフィアはこのターンでの抵抗を無意味だと思っているのか、あるいは本当に紅葉の感情を読み取れていなかったのか、「純粋に」疑問を投げかけた。
「…どうしてそこまで躍起になっているの?」
「決まっているでしょ!貴方に勝って、遊弥を取り戻すためよ!」
「やっぱり、理解できない……。カードを3枚伏せて、ターンエンド」
SOPHIA→LP:7600 手札:1 デッキ:28 Mゾーン:1 M&Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN03
(この人にだけは負けられない。負けちゃいけない!)
「私のターン、ドロー!」
どれだけこのデュエルに対して本気で挑んでいるのかを「理解できない」の一言で片付けたソフィアに強く憤りを感じた紅葉は、これが呪縛竜決戦であることを忘れてしまうほどに「負けられない」思いが強くなっていた。葵との時はこのターンで決着がついたが、ソフィアがそう簡単に攻略できる相手ではなかったことを思い知らされる。
「セッティング済みのペンデュラムスケールを使って、ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから蘇れ『デモンズ・マッドサイエンティスト』、手札から来て『デモンズ・オルトロス』!」
「…今度は私の番。カウンター罠『神の通告』を発動!ライフを1500ポイント払い、その特殊召喚を無効にする。貴方のエクストラデッキにはもうペンデュラムモンスターはいないから、デモンズ・ヴァンパイアで止めることも出来ない」
「くっ…!」
SOPHIA→LP:6100
○神の通告(カウンター罠)(準制限カード)
①:1500LPを払って以下の効果を発動できる。
●モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
ペンデュラムモンスターのペンデュラム召喚を無効にされた場合、それらは全て墓地へ送られる。何らかの手段を用いない限り墓地に留まり続け、二度と蘇ることはない。カウンター罠を中心とする戦術が得意だと知っておきながら伏せカードを警戒しなかった報いが早くも来たのだ。
「だったらバトルで削り取る!デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”で創世姫タマルを攻撃!!」
「っ…」
SOPHIA→LP:5400
続くデモンズ・バトラーの攻撃は、ソフィアがセットしていたカウンター罠『攻撃の無力化』によってせき止められ、バトルフェイズを終了された。何故デモンズ・ヴァンパイアが攻撃したタイミングで発動せずにダメージを受けたのか、その真意は最後の伏せカードにある。
「私はこれでターンエンド!」
「エンドフェイズに、カウンター罠『創世聖書-禁断の果実』を発動。このターンに私のライフポイントが2000以上変化したことで、私のライフを4000回復する。これでコストは帳消しになったわ」
SOPHIA→LP:9400
KUREHA→LP:8000 手札:1 デッキ:27 Mゾーン:2 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN04
「私のターン、ドロー」
前のターンでセットした3枚のカウンター罠を見事に駆使し、紅葉のあらゆる手を封じた。ビートバーン主体の【デモンズ】よりも能動的に動く手段が乏しいとはいえ、カウンター罠を絡めた展開は他に類を見ない。
「スタンバイフェイズ開始時、墓地の『創世の儀式』の効果発動。エクストラデッキの『創世姫ディナ』と墓地の『創世姫レア』をデッキの一番下に戻すことで、リリース無しで2体のモンスターを儀式召喚できる!そしてデッキに戻されたレアの効果も発動し、墓地の『創世の黙示録』を手札に加えるわ」
「出た……ノーコス儀式召喚」
必要なカードを墓地やエクストラデッキのペンデュラムモンスターで賄うことで実質ノーコストでの儀式召喚を可能にした【創世姫】だが、このデッキにも弱点はある。
儀式召喚を扱うデッキでは殆どがそうだが、第一に「時間がかかる」こと。最近のデュエルは高速化が図られており、ワンターンキルも珍しくなくなった。そして第二に「手札消費が荒い」こと。この弱点を補完するデッキに【影霊衣】があるが、儀式魔法・儀式モンスター・リリース要因のモンスター、これら全てをメインデッキに投入する以上、どうしても手札が必要になる。加えて【創世姫】はペンデュラムモンスターを中心としているため、ペンデュラムゾーンに置くカードのことまで考慮しなければならないのだから、その分だけ手札消費も嵩むのだ。
そしてこのデッキの最大の弱点は「毎ターンペンデュラムモンスターを一定数溜めなければならない」こと。スタンバイフェイズ開始時には儀式召喚する分だけペンデュラムモンスターを必要とするが、弾切れを起こせばノーコストでの儀式召喚を行えなくなる。手札消費が他のデッキと比べて早い以上、『創世の儀式』の②の効果を如何に持続できるかが要となるのだ。
「永世に語り継がれる聖典より来たりて、神代への標となれ。儀式召喚!降臨せよ、『創世姫サラ』『創世姫ハガル』!!」
美しき2人の女神が、光り輝く1冊の聖典の中から現れた。サラとハガルは、ソフィアがこのデュエルに勝利するために力を貸してくれる大切な仲間だ。
生前でも、そして転生した今も儀式召喚を愛し使い続けてきたソフィアが遂に牙を向ける。
「創世姫ハガルの効果発動。デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”は次のターン終了時まで攻撃力が2500になり、効果を発動できず攻撃もできなくなるわ。そしてサラの効果も発動。私の墓地に眠る『神の通告』をセットする」
ハガルの攻撃力は2600。攻撃力3000以上のモンスターとの戦闘で競り勝つためには自らの攻撃力を底上げするのが基本だが、相手モンスターの攻撃力を下げることもその内の1つだ。
ソフィアは再び『創世の黙示録』を発動し、残り1枚の手札を墓地へ送り、デッキから『創世姫タマル』と『創世聖書-ノアの方舟』を手札に加え、それらをペンデュラムゾーンと魔法&罠ゾーンにそれぞれ発動、セットした。
タマルのペンデュラム効果は2つあり、どちらとも強力だ。カウンター罠を発動するためには相応のライフコストが必要になり、それによって失ったライフは戻らない。しかし「カウンター罠を発動する際のライフコストを0にする」第1の効果と「戦闘破壊したモンスターの攻撃力分のライフを回復できる」第2の効果によって、カウンター罠における最大の課題を克服したのだ。
「バトル。創世姫ハガルでデモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”を攻撃!」
「くっ…!だけどこの瞬間、カウンター罠『デモンズ・コンパニオン・プラン』を発動!まだ攻撃していないサラを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!」
「なら私も、創世姫タマルのペンデュラム効果発動。私のライフポイントを2500回復させてもらうわ。そしてサラがフィールドを離れたことで、デッキから『創世姫レア』を墓地へ送る」
KUREHA→LP:7900
SOPHIA→LP:8900
互いにライフの回復と削り合い。依然として膠着状態が続いているが、どちらが先に突破口を開くのか。
(長いデュエルになりそう……。だけど、最後に勝つのは私)
「私はこれでターンエンド」
SOPHIA→LP:8900 手札:0 デッキ:27 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
*TURN05
(神の通告があると分かっている以上、迂闊にモンスターを召喚できない……。それでも!)
「私のターン、ドロー!」
ペンデュラムゾーンにある創世姫タマルによって、ソフィアはカウンター罠をノーコストで発動できる。このままでは封印竜を召喚できないどころか、呪縛竜の召喚を容易に許してしまう。そのために今は、堪え忍ぶしか道はない。
「カードを1枚伏せる。そして装備魔法『デモンズ・ディクショナリー』をデモンズ・バトラーに装備!装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップするわ。これで心置きなくぶっ倒せる!」
デモンズ・ヴァンパイアが破壊され手札もゼロ。モンスターも戦闘破壊耐性を持ったデモンズ・バトラーのみとなり劣勢に追いやられ、お互いにモンスターは1体ずつ。彼女が得意とする攻撃力での勝負で負けるようなことがあれば、それはこのデュエルでの敗北へと繋がる。このバトルでは創世姫ハガルを突破し、ソフィアのライフを僅かながら削り取った。
紅葉も思わず「よっし!」とガッツポーズをするが、本命はこれからだ。
「ハガルがフィールドを離れたことで、私は墓地の『創世聖書-禁断の果実』をセットする」
「デモンズ・ディクショナリーの効果発動!装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、私の手札が3枚になるようにドローする!」
SOPHIA→LP:8200
攻撃力を底上げしてもソフィアにはまだ追いつけないが、ゼロだった手札を3枚まで補充した。ここからどう巻き返していくのか。
「メインフェイズ2に移行し、手札から魔法カード『デモンズ・ダークナイト・フュージョン』を発動!ライフを1000払い、デッキから『デモンズ・リリス』と『デモンズ・キメラ』を墓地へ送る。この2体を素材として、エクストラデッキから『堕天魔デモンズ・ルシファー』を融合召喚!!」
まずは融合召喚を決めたが、彼女の真の狙いは「素材として墓地へ送る」ことだった。リリスとキメラには両方とも「デモンズ」モンスターをリクルートする効果を持っており、それを利用してデッキの『デモンズ・ソウルイーター』と墓地の『デモンズ・マッドサイエンティスト』を手札に呼び込んだのだ。
「まずは『デモンズ・ソウルイーター』を通常召喚!モンスター効果を使って、手札を1枚捨てる。そしてデッキから『RUM-デモンズ・ラプソディ』と『デモンズ・ナイトメアパペット』を手札に加える。これで準備完了!」
「……来る」
「ペンデュラム召喚!現れて、『デモンズ・マッドサイエンティスト』『デモンズ・ナイトメアパペット』!!」
ソフィアの伏せカードには『神の通告』があったが、まだこのタイミングでは撃ってこなかった。どこで使うのか探りを入れつつも、紅葉は今できる最高の盤面を完成させるために動いた。
「レベル4のソウルイーターとナイトメアパペットで、オーバーレイ!エクシーズ召喚!!ランク4『小悪魔っ娘デモンズ・サキュバス』!!」
次は葵とのデュエルでも使ったエクシーズ召喚。その時はコントロール奪取されて実質的な出番が終わってしまったため、今度こそは活躍してやろうとサキュバスも気合いを入れていた。そしていよいよ、紅葉の相棒兼エースが君臨する時が来た。
「レベル6のナビゲーターにレベル2のマッドサイエンティストをチューニング!遙かなる未来を守護する竜よ、悠久の時を超え、闇を照らす炎となれ!シンクロ召喚!!レベル8『封印竜アブソリュート・デモン』!!」
紅葉はこのフェイズだけで4つの召喚法を使いソフィアを感服させた。メインフェイズ1の時点で使えれば尚のこと良かったのだが、融合魔法はバトル後にドローしたためメインフェイズ2でなければ使えなかったのだ。
「融合、シンクロ、エクシーズ……。私ができないものを使ってくるなんて」
「全部を懸けないと勝てないって分かっている相手に、出し惜しむ理由なんか何処にもありませんから。デモンズ・サキュバスの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、次のターン終了時まで攻撃力を倍にする!」
「カウンター罠『神の通告』を発動。相手モンスターが効果を発動したことで、それを無効にして破壊するわ」
「でもサキュバスがフィールドを離れたことで、墓地の『デモンズ・ソウルイーター』と『デモンズ・リリス』を手札に戻す」
カウンター罠をノーコストで発動できるようになったソフィアを相手に、紅葉は何とか手札を補充しつつ喰らいついているが、ここまでターンを重ねても未だにライフポイントが変動しないデッキと戦ったのは精一以来であり、戦いにくい相手であると痛感し始めてきた。
(こんだけ攻めても全然ダメージを入れられない……。いつかのタッグデュエルの時みたいに、ライフポイント1万超えはゴメンだわ)
「私はこれでターンエンド!」
KUREHA→LP:6900 手札:4 デッキ:17 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN06
(ここまでぶつかってきた貴方に敬意を表して、最高の創世姫を見せてあげるわ)
「私のターン、ドロー!」
スタンバイフェイズ開始時にデッキに戻したペンデュラムモンスターは2体。その中に含まれたレアの効果によって三度『創世の黙示録』を回収した。そして墓地から再び『創世姫ハガル』と『創世姫サラ』の2体を儀式召喚し、ハガルの効果でデモンズ・バトラーの攻撃力を2500に減らした。ソフィアのフィールドには攻撃力3000と2600の儀式モンスターが1体ずつ。ここに来てこれは相当な痛手だが、本気になったソフィアはまだ手を緩めない。
「うっ……ここに来てデモンズ・バトラーが」
「まだまだこれから。魔法カード『創世の黙示録』を発動!手札の『創世聖書-天地創造』を捨てて、『創世姫タマル』と『創世姫リベカ』を手札に加え、タマルを通常召喚するわ。そして効果発動!」
タマルのモンスター効果は条件付きとはいえ、デッキの上2枚を墓地へ送ることができる。今回送られたカードはカウンター罠と儀式モンスター『創世姫ラケル』だった。
そしてもう1つの効果は、第一の効果を使用した場合のみ使える効果。デッキから『創世姫』儀式モンスターと『リチューアル』儀式魔法をそれぞれ1枚ずつ手札に加えるものだが、ソフィアが使う儀式魔法には『創世の儀式』の他にもう1枚ある。そのカードこそ、彼女が切り札を召喚するためのもの。
「儀式魔法『始原の儀式(リチューアル・オリジン)』を発動!レベル8の創世姫ハガルとレベル4の創世姫タマルをリリースし、手札からレベル12のモンスターを儀式召喚する!」
「レベル12!?ってことは、さっき加えたカードが……」
─────創世神より授かりし原初の生命。偽りの聖典を裂き、真(まこと)の姿へと転生せよ!─────
─────儀式召喚!!降臨せよ、『始原の創世姫(オリジナル・ジェネシックプリンセス)パルテノン・エヴァ』!!─────
今まで紅葉が見てきた女性モンスターの中で最も神々しく、それでいて崇高なる気迫に満ちたこのモンスターこそ、全ての人間の祖先とされている「エヴァ」だ。ソフィアはこのカードを相棒とし、どんなデュエルでもエヴァと共に歩んできた。
「攻撃力……5000」
「驚くのはまだ早いわ。パルテノン・エヴァが儀式召喚に成功したことで、手札及び墓地のカウンター罠を5枚までセットできる!これで私のセットカードは全て埋まったわ」
ソフィアがセットしたカードの中には、このデュエル中に発動した『神の通告』や『攻撃の無力化』に加え、依然として発動されていない『創世聖書-ノアの方舟』や他のカウンター罠が含まれている。ここから先は、ソフィアがこのデュエル全体を支配するだろう。
「バトル!パルテノン・エヴァでデモンズ・バトラーに攻撃。ディアスティマ・ズィミウルギア!!」
「デモンズ・バトラーは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されないけど、ダメージは受けるっ……!」
「ダメージステップ終了時に、パルテノン・エヴァの効果発動!…と行きたいところだけど、創世の黙示録を発動したから、これ以上儀式モンスターを特殊召喚できないんだったわ」
KUREHA→LP:4400
○始原の儀式(儀式魔法)
「始原の創世姫パルテノン・エヴァ」の降臨に必要。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。①:自分フィールドからレベルの合計が12になるように、儀式モンスター1体以上を含めてモンスターをリリースし、手札から「始原の創世姫パルテノン・エヴァ」1体を儀式召喚する。
○始原の創世姫パルテノン・エヴァ(Lv12 光)
サイキック族/儀式/ペンデュラム/効果
攻5000/守5000
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名の③のP効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがPゾーンに存在する限り、相手フィールドのEXデッキから特殊召喚したモンスターは効果を発動できない。②:このカードがPゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。●自分はカウンター罠カードを発動するために払うLPが必要なくなる。●自分はカウンター罠を発動するために捨てる手札が必要なくなる。③:自分フィールドのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。自分は破壊したモンスターの攻撃力分のLPを回復する。
【モンスター効果】
「創世の儀式」及び「始原の儀式」により降臨。このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。このカードの特殊召喚に対して、相手は効果を発動できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地のカウンター罠を5枚まで選んで魔法&罠ゾーンにセットする。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。●自分はカウンター罠カードを発動するために払うLPが必要なくなる。●自分はカウンター罠を発動するために捨てる手札が必要なくなる。③:このカードが戦闘を行なったダメージステップ終了時に発動できる。自分の手札・墓地のレベル8以下の「創世姫」儀式モンスター1体を選び、召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できない。④:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。その後、デッキから「創世聖書」カウンター罠1枚を手札に加える。
続くサラの攻撃でデモンズ・バトラーは破壊され、ソフィアはタマルのペンデュラム効果を使い2500ポイントのライフを回復した。これで彼女のライフポイントは10200になり、紅葉と倍以上のアドバンテージを獲得した。
セットされた5枚のカードに加え、史上初の儀式ペンデュラムモンスター、それも『F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)』や『究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)』と同等の攻守を持つパルテノン・エヴァを攻略する術が紅葉にはあるのだろうか。
「ターンエンド。貴方が私に勝つ可能性は、ゼロだと思った方がいいわ」
~現在の状況~
KUREHA→LP:3900 手札:4 デッキ:17 Mゾーン:2 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
V S
SOPHIA→LP:10700 手札:0 デッキ:24 Mゾーン:2 M&Tゾーン:5 Fゾーン:0 Pゾーン:2
(このデュエル、絶対に勝つ!)
「私のターン!手札から魔法カード『デモンズ・フルート』を発動し、デッキから『デモンズ・ソウルイーター』を手札に加え通常召喚!召喚に成功したことで手札を1枚捨て、デッキから『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』と『デモンズ・グール』を手札に加えるわ」
花奈も凛も後攻からのスタートだったが、紅葉はこのデュエルに自分の命を懸けた。指をくわえて1ターンを待つくらいなら最初から仕掛けた方が得策だと判断したのだ。
「速攻魔法『デモンズ・ドミネイテッド・フュージョン』を発動!フィールドのソウルイーターとデッキの『デモンズ・キメラ』を素材として、エクストラデッキから『主の妹 デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”』を融合召喚!」
デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”の外見は幼い女子だが、その内に秘められた狂気が暴走すれば誰にも止められない。融合素材が「デモンズ」と名の付くペンデュラムモンスター2体でありながら、元々の攻撃力は3100。1ターン目で出すにはなかなかのものだ。
融合素材として墓地へ送られた『デモンズ・キメラ』は、デッキまたは墓地から同名カード以外の「デモンズ」モンスターを手札に加える効果がある。紅葉の扱う融合魔法は2枚ともデッキから素材を調達できるので、キメラとの相性もかなり良いのだ。
「私はスケール1の『デモンズ・ゴブリン』とスケール11の『デモンズ・グール』で、ペンデュラムスケールをセッティング!揺らせ。魔界を揺るがす、血塗られた振り子!ペンデュラム召喚!!手札から来て、『デモンズ・マッドサイエンティスト』!!」
レベル2から10までのモンスターをペンデュラム召喚できるが、紅葉は手札との兼ね合いもあって1体しか召喚できなかった。しかし彼女が呼び出したマッドサイエンティストは、デッキから好きな「デモンズ」モンスターを特殊召喚出来るペンデュラムチューナー。レベル2であるがためにエクシーズ召喚には不向きだが、状況に応じて融合とシンクロを使い分けられる便利屋だ。
「レベル5の『デモンズ・ウォルフ』にレベル2の『デモンズ・マッドサイエンティスト』をチューニング!決意の拳を唸らせて、天辺もぎ取れ!シンクロ召喚!!レベル7『格闘王デモンズ・バトラー』!!」
1ターン目で融合とシンクロを決め、ソフィアの儀式召喚に対抗できる布陣を整えた。デモンズ・バトラーは相手モンスターに1度ずつ攻撃できる、このデッキにおける切り込み隊長だ。紅葉は序盤から封印竜を使わず、この2体でソフィアの陣営を切り崩していくつもりだ。
「カードを1枚伏せる。エンドフェイズに『デモンズ・グール』のペンデュラム効果発動!デッキから『デモンズ・ディザスター』をセットして、ターンエンドよ」
KUREHA→LP:8000 手札:1 デッキ:28 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN02
(融合にシンクロ……私のデッキにはないギミックだけど、多くの召喚法を扱えればいいというわけではない)
「私のターン、ドロー」
紅葉の【デモンズ】と遊弥の【スターダスト】は共通して、融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムの4つの召喚法を扱える。戦略の幅が広いほど様々なデッキへの対抗策も増えるのだが、ソフィアはそれを良い風に捉えていなかった。アレックスが融合、ルーナがエクシーズ、リリーがビヨンドに特化したデッキで他を圧倒したように、ソフィアも儀式召喚に特化した【創世姫】で紅葉を完膚なきまでに叩き潰す。
「手札の『創世姫ハガル』を墓地へ送り、魔法カード『創世の黙示録(ジェネシック・アポカリプス)』を発動。デッキから『創世姫ディナ』と『創世姫タマル』を手札に加える。ただしこのターン、私は儀式モンスターを1体しか特殊召喚出来なくなるわ」
このデッキの潤滑油となる『創世の黙示録』を初めから手札に舞い込めるほどの引き運を見せたソフィアも、紅葉と同様に最初から得意戦術を使って攻め込む作戦に出るようだ。儀式召喚を扱う相手との対戦経験が少ない紅葉がこのデュエルに勝つためには、ソフィアが『創世の儀式』による大量展開で苦戦する前にカタをつける以外に方法はない。
「『創世姫タマル』を通常召喚。このカードが召喚に成功した時、相手フィールドにエクストラデッキから特殊召喚したモンスターが存在すれば、私はデッキの上から2枚を墓地に送ることができる」
「っ…!2枚ともモンスターカード……」
『創世の儀式』の第2の効果を活かすためには、墓地かエクストラデッキに表側表示でペンデュラムモンスターが多ければ多いほどよい。最大で5体同時に儀式召喚を可能にするこのデッキに於いて、墓地肥やし効果を持つタマルは無くてはならない存在なのだ。
「スケール1の『創世姫ナアマ』とスケール8の『創世姫ディナ』でペンデュラムスケールをセッティング。これで…」
「ペンデュラム召喚はやらせない!罠カード『デモンズ・ディザスター』を発動!私のフィールドに存在する攻撃力2000以上のモンスターの数だけ、相手の魔法・罠カードを破壊するわ!そして、破壊したカード1枚につき200ポイントのダメージを与える!」
「……」
SOPHIA→LP:7600
ソフィアが貼ったペンデュラムカードを2枚とも破壊し、一先ずはペンデュラム召喚を封じることに成功した。しかしこれによって創世の儀式によるリリース無しでの儀式召喚を手助けする結果になってしまったので、一概に妨害したとは言い切れないのだ。
「タマルは1つ目の効果を発動したターンのメインフェイズに、2つ目の効果を発動できる。デッキから『創世の儀式』と『創世姫サラ』を手札に加えるわ。そして儀式魔法『創世の儀式』を発動!」
「だったらそれも封じる!デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”の効果発動!1ターンに1度、エクストラデッキの表側表示の闇属性ペンデュラムモンスターをデッキに戻すことで、魔法・罠カードの発動を無効にして破壊するわ!」
ソフィアにデュエルの流れを明け渡さないために、紅葉はペンデュラム召喚のみならず儀式魔法の発動をも封じた。初っ端から相当なハイペースで飛ばすのも彼女らしさといえばそうだが、今回は今までよりも感情を剥き出しながらデュエルを進めている。
しかしソフィアはこのターンでの抵抗を無意味だと思っているのか、あるいは本当に紅葉の感情を読み取れていなかったのか、「純粋に」疑問を投げかけた。
「…どうしてそこまで躍起になっているの?」
「決まっているでしょ!貴方に勝って、遊弥を取り戻すためよ!」
「やっぱり、理解できない……。カードを3枚伏せて、ターンエンド」
SOPHIA→LP:7600 手札:1 デッキ:28 Mゾーン:1 M&Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN03
(この人にだけは負けられない。負けちゃいけない!)
「私のターン、ドロー!」
どれだけこのデュエルに対して本気で挑んでいるのかを「理解できない」の一言で片付けたソフィアに強く憤りを感じた紅葉は、これが呪縛竜決戦であることを忘れてしまうほどに「負けられない」思いが強くなっていた。葵との時はこのターンで決着がついたが、ソフィアがそう簡単に攻略できる相手ではなかったことを思い知らされる。
「セッティング済みのペンデュラムスケールを使って、ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから蘇れ『デモンズ・マッドサイエンティスト』、手札から来て『デモンズ・オルトロス』!」
「…今度は私の番。カウンター罠『神の通告』を発動!ライフを1500ポイント払い、その特殊召喚を無効にする。貴方のエクストラデッキにはもうペンデュラムモンスターはいないから、デモンズ・ヴァンパイアで止めることも出来ない」
「くっ…!」
SOPHIA→LP:6100
○神の通告(カウンター罠)(準制限カード)
①:1500LPを払って以下の効果を発動できる。
●モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
ペンデュラムモンスターのペンデュラム召喚を無効にされた場合、それらは全て墓地へ送られる。何らかの手段を用いない限り墓地に留まり続け、二度と蘇ることはない。カウンター罠を中心とする戦術が得意だと知っておきながら伏せカードを警戒しなかった報いが早くも来たのだ。
「だったらバトルで削り取る!デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”で創世姫タマルを攻撃!!」
「っ…」
SOPHIA→LP:5400
続くデモンズ・バトラーの攻撃は、ソフィアがセットしていたカウンター罠『攻撃の無力化』によってせき止められ、バトルフェイズを終了された。何故デモンズ・ヴァンパイアが攻撃したタイミングで発動せずにダメージを受けたのか、その真意は最後の伏せカードにある。
「私はこれでターンエンド!」
「エンドフェイズに、カウンター罠『創世聖書-禁断の果実』を発動。このターンに私のライフポイントが2000以上変化したことで、私のライフを4000回復する。これでコストは帳消しになったわ」
SOPHIA→LP:9400
KUREHA→LP:8000 手札:1 デッキ:27 Mゾーン:2 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN04
「私のターン、ドロー」
前のターンでセットした3枚のカウンター罠を見事に駆使し、紅葉のあらゆる手を封じた。ビートバーン主体の【デモンズ】よりも能動的に動く手段が乏しいとはいえ、カウンター罠を絡めた展開は他に類を見ない。
「スタンバイフェイズ開始時、墓地の『創世の儀式』の効果発動。エクストラデッキの『創世姫ディナ』と墓地の『創世姫レア』をデッキの一番下に戻すことで、リリース無しで2体のモンスターを儀式召喚できる!そしてデッキに戻されたレアの効果も発動し、墓地の『創世の黙示録』を手札に加えるわ」
「出た……ノーコス儀式召喚」
必要なカードを墓地やエクストラデッキのペンデュラムモンスターで賄うことで実質ノーコストでの儀式召喚を可能にした【創世姫】だが、このデッキにも弱点はある。
儀式召喚を扱うデッキでは殆どがそうだが、第一に「時間がかかる」こと。最近のデュエルは高速化が図られており、ワンターンキルも珍しくなくなった。そして第二に「手札消費が荒い」こと。この弱点を補完するデッキに【影霊衣】があるが、儀式魔法・儀式モンスター・リリース要因のモンスター、これら全てをメインデッキに投入する以上、どうしても手札が必要になる。加えて【創世姫】はペンデュラムモンスターを中心としているため、ペンデュラムゾーンに置くカードのことまで考慮しなければならないのだから、その分だけ手札消費も嵩むのだ。
そしてこのデッキの最大の弱点は「毎ターンペンデュラムモンスターを一定数溜めなければならない」こと。スタンバイフェイズ開始時には儀式召喚する分だけペンデュラムモンスターを必要とするが、弾切れを起こせばノーコストでの儀式召喚を行えなくなる。手札消費が他のデッキと比べて早い以上、『創世の儀式』の②の効果を如何に持続できるかが要となるのだ。
「永世に語り継がれる聖典より来たりて、神代への標となれ。儀式召喚!降臨せよ、『創世姫サラ』『創世姫ハガル』!!」
美しき2人の女神が、光り輝く1冊の聖典の中から現れた。サラとハガルは、ソフィアがこのデュエルに勝利するために力を貸してくれる大切な仲間だ。
生前でも、そして転生した今も儀式召喚を愛し使い続けてきたソフィアが遂に牙を向ける。
「創世姫ハガルの効果発動。デモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”は次のターン終了時まで攻撃力が2500になり、効果を発動できず攻撃もできなくなるわ。そしてサラの効果も発動。私の墓地に眠る『神の通告』をセットする」
ハガルの攻撃力は2600。攻撃力3000以上のモンスターとの戦闘で競り勝つためには自らの攻撃力を底上げするのが基本だが、相手モンスターの攻撃力を下げることもその内の1つだ。
ソフィアは再び『創世の黙示録』を発動し、残り1枚の手札を墓地へ送り、デッキから『創世姫タマル』と『創世聖書-ノアの方舟』を手札に加え、それらをペンデュラムゾーンと魔法&罠ゾーンにそれぞれ発動、セットした。
タマルのペンデュラム効果は2つあり、どちらとも強力だ。カウンター罠を発動するためには相応のライフコストが必要になり、それによって失ったライフは戻らない。しかし「カウンター罠を発動する際のライフコストを0にする」第1の効果と「戦闘破壊したモンスターの攻撃力分のライフを回復できる」第2の効果によって、カウンター罠における最大の課題を克服したのだ。
「バトル。創世姫ハガルでデモンズ・ヴァンパイア“Scarlet”を攻撃!」
「くっ…!だけどこの瞬間、カウンター罠『デモンズ・コンパニオン・プラン』を発動!まだ攻撃していないサラを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!」
「なら私も、創世姫タマルのペンデュラム効果発動。私のライフポイントを2500回復させてもらうわ。そしてサラがフィールドを離れたことで、デッキから『創世姫レア』を墓地へ送る」
KUREHA→LP:7900
SOPHIA→LP:8900
互いにライフの回復と削り合い。依然として膠着状態が続いているが、どちらが先に突破口を開くのか。
(長いデュエルになりそう……。だけど、最後に勝つのは私)
「私はこれでターンエンド」
SOPHIA→LP:8900 手札:0 デッキ:27 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
*TURN05
(神の通告があると分かっている以上、迂闊にモンスターを召喚できない……。それでも!)
「私のターン、ドロー!」
ペンデュラムゾーンにある創世姫タマルによって、ソフィアはカウンター罠をノーコストで発動できる。このままでは封印竜を召喚できないどころか、呪縛竜の召喚を容易に許してしまう。そのために今は、堪え忍ぶしか道はない。
「カードを1枚伏せる。そして装備魔法『デモンズ・ディクショナリー』をデモンズ・バトラーに装備!装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップするわ。これで心置きなくぶっ倒せる!」
デモンズ・ヴァンパイアが破壊され手札もゼロ。モンスターも戦闘破壊耐性を持ったデモンズ・バトラーのみとなり劣勢に追いやられ、お互いにモンスターは1体ずつ。彼女が得意とする攻撃力での勝負で負けるようなことがあれば、それはこのデュエルでの敗北へと繋がる。このバトルでは創世姫ハガルを突破し、ソフィアのライフを僅かながら削り取った。
紅葉も思わず「よっし!」とガッツポーズをするが、本命はこれからだ。
「ハガルがフィールドを離れたことで、私は墓地の『創世聖書-禁断の果実』をセットする」
「デモンズ・ディクショナリーの効果発動!装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、私の手札が3枚になるようにドローする!」
SOPHIA→LP:8200
攻撃力を底上げしてもソフィアにはまだ追いつけないが、ゼロだった手札を3枚まで補充した。ここからどう巻き返していくのか。
「メインフェイズ2に移行し、手札から魔法カード『デモンズ・ダークナイト・フュージョン』を発動!ライフを1000払い、デッキから『デモンズ・リリス』と『デモンズ・キメラ』を墓地へ送る。この2体を素材として、エクストラデッキから『堕天魔デモンズ・ルシファー』を融合召喚!!」
まずは融合召喚を決めたが、彼女の真の狙いは「素材として墓地へ送る」ことだった。リリスとキメラには両方とも「デモンズ」モンスターをリクルートする効果を持っており、それを利用してデッキの『デモンズ・ソウルイーター』と墓地の『デモンズ・マッドサイエンティスト』を手札に呼び込んだのだ。
「まずは『デモンズ・ソウルイーター』を通常召喚!モンスター効果を使って、手札を1枚捨てる。そしてデッキから『RUM-デモンズ・ラプソディ』と『デモンズ・ナイトメアパペット』を手札に加える。これで準備完了!」
「……来る」
「ペンデュラム召喚!現れて、『デモンズ・マッドサイエンティスト』『デモンズ・ナイトメアパペット』!!」
ソフィアの伏せカードには『神の通告』があったが、まだこのタイミングでは撃ってこなかった。どこで使うのか探りを入れつつも、紅葉は今できる最高の盤面を完成させるために動いた。
「レベル4のソウルイーターとナイトメアパペットで、オーバーレイ!エクシーズ召喚!!ランク4『小悪魔っ娘デモンズ・サキュバス』!!」
次は葵とのデュエルでも使ったエクシーズ召喚。その時はコントロール奪取されて実質的な出番が終わってしまったため、今度こそは活躍してやろうとサキュバスも気合いを入れていた。そしていよいよ、紅葉の相棒兼エースが君臨する時が来た。
「レベル6のナビゲーターにレベル2のマッドサイエンティストをチューニング!遙かなる未来を守護する竜よ、悠久の時を超え、闇を照らす炎となれ!シンクロ召喚!!レベル8『封印竜アブソリュート・デモン』!!」
紅葉はこのフェイズだけで4つの召喚法を使いソフィアを感服させた。メインフェイズ1の時点で使えれば尚のこと良かったのだが、融合魔法はバトル後にドローしたためメインフェイズ2でなければ使えなかったのだ。
「融合、シンクロ、エクシーズ……。私ができないものを使ってくるなんて」
「全部を懸けないと勝てないって分かっている相手に、出し惜しむ理由なんか何処にもありませんから。デモンズ・サキュバスの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、次のターン終了時まで攻撃力を倍にする!」
「カウンター罠『神の通告』を発動。相手モンスターが効果を発動したことで、それを無効にして破壊するわ」
「でもサキュバスがフィールドを離れたことで、墓地の『デモンズ・ソウルイーター』と『デモンズ・リリス』を手札に戻す」
カウンター罠をノーコストで発動できるようになったソフィアを相手に、紅葉は何とか手札を補充しつつ喰らいついているが、ここまでターンを重ねても未だにライフポイントが変動しないデッキと戦ったのは精一以来であり、戦いにくい相手であると痛感し始めてきた。
(こんだけ攻めても全然ダメージを入れられない……。いつかのタッグデュエルの時みたいに、ライフポイント1万超えはゴメンだわ)
「私はこれでターンエンド!」
KUREHA→LP:6900 手札:4 デッキ:17 Mゾーン:3 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
*TURN06
(ここまでぶつかってきた貴方に敬意を表して、最高の創世姫を見せてあげるわ)
「私のターン、ドロー!」
スタンバイフェイズ開始時にデッキに戻したペンデュラムモンスターは2体。その中に含まれたレアの効果によって三度『創世の黙示録』を回収した。そして墓地から再び『創世姫ハガル』と『創世姫サラ』の2体を儀式召喚し、ハガルの効果でデモンズ・バトラーの攻撃力を2500に減らした。ソフィアのフィールドには攻撃力3000と2600の儀式モンスターが1体ずつ。ここに来てこれは相当な痛手だが、本気になったソフィアはまだ手を緩めない。
「うっ……ここに来てデモンズ・バトラーが」
「まだまだこれから。魔法カード『創世の黙示録』を発動!手札の『創世聖書-天地創造』を捨てて、『創世姫タマル』と『創世姫リベカ』を手札に加え、タマルを通常召喚するわ。そして効果発動!」
タマルのモンスター効果は条件付きとはいえ、デッキの上2枚を墓地へ送ることができる。今回送られたカードはカウンター罠と儀式モンスター『創世姫ラケル』だった。
そしてもう1つの効果は、第一の効果を使用した場合のみ使える効果。デッキから『創世姫』儀式モンスターと『リチューアル』儀式魔法をそれぞれ1枚ずつ手札に加えるものだが、ソフィアが使う儀式魔法には『創世の儀式』の他にもう1枚ある。そのカードこそ、彼女が切り札を召喚するためのもの。
「儀式魔法『始原の儀式(リチューアル・オリジン)』を発動!レベル8の創世姫ハガルとレベル4の創世姫タマルをリリースし、手札からレベル12のモンスターを儀式召喚する!」
「レベル12!?ってことは、さっき加えたカードが……」
─────創世神より授かりし原初の生命。偽りの聖典を裂き、真(まこと)の姿へと転生せよ!─────
─────儀式召喚!!降臨せよ、『始原の創世姫(オリジナル・ジェネシックプリンセス)パルテノン・エヴァ』!!─────
今まで紅葉が見てきた女性モンスターの中で最も神々しく、それでいて崇高なる気迫に満ちたこのモンスターこそ、全ての人間の祖先とされている「エヴァ」だ。ソフィアはこのカードを相棒とし、どんなデュエルでもエヴァと共に歩んできた。
「攻撃力……5000」
「驚くのはまだ早いわ。パルテノン・エヴァが儀式召喚に成功したことで、手札及び墓地のカウンター罠を5枚までセットできる!これで私のセットカードは全て埋まったわ」
ソフィアがセットしたカードの中には、このデュエル中に発動した『神の通告』や『攻撃の無力化』に加え、依然として発動されていない『創世聖書-ノアの方舟』や他のカウンター罠が含まれている。ここから先は、ソフィアがこのデュエル全体を支配するだろう。
「バトル!パルテノン・エヴァでデモンズ・バトラーに攻撃。ディアスティマ・ズィミウルギア!!」
「デモンズ・バトラーは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されないけど、ダメージは受けるっ……!」
「ダメージステップ終了時に、パルテノン・エヴァの効果発動!…と行きたいところだけど、創世の黙示録を発動したから、これ以上儀式モンスターを特殊召喚できないんだったわ」
KUREHA→LP:4400
○始原の儀式(儀式魔法)
「始原の創世姫パルテノン・エヴァ」の降臨に必要。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。①:自分フィールドからレベルの合計が12になるように、儀式モンスター1体以上を含めてモンスターをリリースし、手札から「始原の創世姫パルテノン・エヴァ」1体を儀式召喚する。
○始原の創世姫パルテノン・エヴァ(Lv12 光)
サイキック族/儀式/ペンデュラム/効果
攻5000/守5000
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名の③のP効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがPゾーンに存在する限り、相手フィールドのEXデッキから特殊召喚したモンスターは効果を発動できない。②:このカードがPゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。●自分はカウンター罠カードを発動するために払うLPが必要なくなる。●自分はカウンター罠を発動するために捨てる手札が必要なくなる。③:自分フィールドのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。自分は破壊したモンスターの攻撃力分のLPを回復する。
【モンスター効果】
「創世の儀式」及び「始原の儀式」により降臨。このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。このカードの特殊召喚に対して、相手は効果を発動できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地のカウンター罠を5枚まで選んで魔法&罠ゾーンにセットする。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。●自分はカウンター罠カードを発動するために払うLPが必要なくなる。●自分はカウンター罠を発動するために捨てる手札が必要なくなる。③:このカードが戦闘を行なったダメージステップ終了時に発動できる。自分の手札・墓地のレベル8以下の「創世姫」儀式モンスター1体を選び、召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できない。④:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。その後、デッキから「創世聖書」カウンター罠1枚を手札に加える。
続くサラの攻撃でデモンズ・バトラーは破壊され、ソフィアはタマルのペンデュラム効果を使い2500ポイントのライフを回復した。これで彼女のライフポイントは10200になり、紅葉と倍以上のアドバンテージを獲得した。
セットされた5枚のカードに加え、史上初の儀式ペンデュラムモンスター、それも『F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)』や『究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)』と同等の攻守を持つパルテノン・エヴァを攻略する術が紅葉にはあるのだろうか。
「ターンエンド。貴方が私に勝つ可能性は、ゼロだと思った方がいいわ」
~現在の状況~
KUREHA→LP:3900 手札:4 デッキ:17 Mゾーン:2 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:2
V S
SOPHIA→LP:10700 手札:0 デッキ:24 Mゾーン:2 M&Tゾーン:5 Fゾーン:0 Pゾーン:2
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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121 | Episode01:危ないスタート | 2430 | 1 | 2015-06-21 | - | |
125 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1976 | 2 | 2015-06-22 | - | |
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102 | Episode06:黒羽 凛 | 1435 | 1 | 2015-06-27 | - | |
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94 | Episode11:解放 | 1347 | 2 | 2015-07-13 | - | |
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126 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1417 | 2 | 2015-08-22 | - | |
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176 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2187 | 5 | 2015-08-29 | - | |
100 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1281 | 1 | 2015-09-06 | - | |
146 | Episode18:関門 | 1435 | 1 | 2015-09-13 | - | |
93 | Episode19:スピードの中で | 1279 | 2 | 2015-09-18 | - | |
124 | Episode20:初の対外試合 | 1295 | 2 | 2015-09-20 | - | |
93 | Episode21:シンクロ封印 | 1236 | 1 | 2015-09-22 | - | |
81 | Episode22:1つの答え | 1235 | 2 | 2015-09-24 | - | |
80 | Episode23:黒羽の誇り | 1275 | 2 | 2015-10-01 | - | |
103 | Episode24:ハイスピードバトル | 1333 | 3 | 2015-10-06 | - | |
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80 | Episode30:天使と悪魔 | 1407 | 3 | 2015-12-09 | - | |
105 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1469 | 2 | 2015-12-12 | - | |
80 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1265 | 0 | 2016-01-05 | - | |
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85 | Episode33:死した希望の使者 | 1184 | 2 | 2016-01-31 | - | |
115 | Episode34:高貴の翼 | 1457 | 3 | 2016-02-04 | - | |
91 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1300 | 1 | 2016-02-13 | - | |
84 | Epi36:加速するカウントダウン | 1255 | 2 | 2016-02-20 | - | |
84 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1229 | 3 | 2016-03-25 | - | |
76 | Episode38:朱色の夜 | 1238 | 0 | 2016-04-11 | - | |
152 | Episode39:並び立つ盟友 | 1439 | 2 | 2016-04-22 | - | |
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84 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1305 | 4 | 2016-06-22 | - | |
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74 | Episode60:エレンとアレックス | 1159 | 3 | 2017-02-16 | - | |
179 | ルール改訂と今後の進行について | 1394 | 2 | 2017-02-18 | - | |
67 | Episode61:想いの証 | 1052 | 5 | 2017-02-21 | - | |
91 | Episode62:茨の道標 | 1244 | 5 | 2017-02-27 | - | |
136 | Episode63:光と闇の花 | 1100 | 3 | 2017-03-20 | - | |
89 | Episode64:渇望と葛藤 | 1139 | 2 | 2017-03-23 | - | |
85 | Episode65:麗しき孤月 | 1083 | 2 | 2017-03-29 | - | |
149 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1418 | 2 | 2017-04-21 | - | |
164 | Episode67:常闇に消える月華 | 1417 | 1 | 2017-05-05 | - | |
109 | Episode68:模索者たち | 1146 | 4 | 2017-07-22 | - | |
123 | Episode69:純黒の反逆者 | 1252 | 0 | 2017-07-27 | - | |
138 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1156 | 2 | 2017-08-07 | - | |
101 | Episode71:希望は往く | 1291 | 3 | 2017-08-17 | - | |
152 | Episode72:リリーの過去 | 1291 | 2 | 2017-08-24 | - | |
84 | Episode73:異次元の亡霊 | 1221 | 2 | 2017-09-13 | - | |
122 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1390 | 3 | 2017-09-22 | - | |
138 | Episode75:挑戦者の儀 | 1140 | 0 | 2017-10-05 | - | |
143 | Episode76:神速の決闘 | 1230 | 2 | 2017-11-14 | - | |
66 | Episode77:動き出す陰謀 | 938 | 2 | 2018-01-23 | - | |
85 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 929 | 2 | 2018-03-03 | - | |
151 | Episode79:黄龍の手向け | 987 | 2 | 2018-03-28 | - | |
117 | Episode80:堕天使の罠 | 962 | 0 | 2018-04-14 | - | |
113 | Episode81:断罪する魔神 | 961 | 0 | 2018-04-19 | - | |
127 | Episode82:姫君のバイブル | 1064 | 1 | 2018-05-07 | - | |
130 | Episode83:開かれたページ | 1095 | 0 | 2018-05-11 | - | |
171 | Episode84:望まぬ決戦 | 1129 | 2 | 2018-05-29 | - | |
84 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 1014 | 0 | 2018-05-31 | - | |
147 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1202 | 0 | 2018-06-02 | - | |
150 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 1074 | 0 | 2018-06-04 | - | |
69 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 902 | 0 | 2018-06-06 | - | |
202 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1297 | 0 | 2018-06-06 | - | |
129 | 呪縛竜のおさらい | 907 | 0 | 2018-06-06 | - | |
117 | IF02:星 遊未 | 896 | 0 | 2018-06-09 | - | |
88 | Episode85:新たなる激闘へ | 1086 | 0 | 2018-07-10 | - | |
119 | Episode86:愛するもの | 985 | 0 | 2018-07-27 | - | |
83 | Episode87:涅槃を超えた先 | 947 | 0 | 2018-08-10 | - | |
134 | Episode88:終焉の弧光 | 1364 | 0 | 2018-09-12 | - | |
73 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 837 | 3 | 2022-06-04 | - | |
55 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 530 | 3 | 2022-06-25 | - | |
59 | Episode90:光臨者、天導レイン | 522 | 2 | 2022-07-07 | - | |
58 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 503 | 2 | 2022-09-03 | - | |
60 | Episode92:紅の決意 | 549 | 0 | 2022-09-19 | - | |
54 | Episode93:凛々しい黒羽 | 593 | 0 | 2022-10-04 | - | |
66 | Episode94:最強の双子 | 553 | 0 | 2022-10-24 | - | |
47 | Episode95:最凶の龍 | 557 | 0 | 2022-12-29 | - | |
53 | Episode96:神の恵 | 535 | 0 | 2023-01-18 | - | |
77 | Episode97:先導者vs時空竜 | 640 | 0 | 2023-01-22 | - | |
44 | Episode98:トワノチカイ | 520 | 0 | 2023-02-14 | - | |
53 | Episode99:遊弥、復活 | 550 | 0 | 2023-03-12 | - | |
51 | Episode100:目覚めし星の光 | 582 | 0 | 2023-03-26 | - | |
64 | Episode101:決戦・冀望郷 | 487 | 0 | 2023-05-03 | - | |
40 | Episode102:最弱の意地 | 467 | 0 | 2023-06-28 | - | |
38 | Episode103:永遠の友達 | 324 | 0 | 2023-11-26 | - | |
48 | Episode104:うららの運命 | 225 | 0 | 2024-04-29 | - | |
30 | Episode105:胡桃の最終演目 | 224 | 0 | 2024-05-06 | - | |
28 | Episode106:希望の少女たち | 241 | 1 | 2024-05-16 | - | |
44 | Episode107:輝く希望 | 335 | 0 | 2024-08-11 | - | |
29 | 第4章完結記念外伝&重大発表 | 339 | 0 | 2024-08-13 | - | |
36 | 第4章初登場オリカまとめ | 292 | 0 | 2024-08-17 | - | |
21 | IF03:愛の形 | 133 | 0 | 2024-10-24 | - | |
18 | Episode108:最期の戦い | 123 | 0 | 2024-11-16 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
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- 01/15 18:35 評価 8点 《金色の魅惑の女王》「ライゼオルのデッドネーターみたいな効果を…
- 01/15 18:20 評価 9点 《闇と消滅の竜》「SINモンスターみたいな条件でポンと出てきて、…
- 01/15 18:13 評価 8点 《サイコウィールダー》「LV3が場に居ると手札から出せるモンスタ…
- 01/15 17:30 評価 3点 《スーパービークロイド-ジャンボドリル》「このあたりの時代にや…
- 01/15 16:00 評価 3点 《竜の影光》「ぶっちゃけ弱いです。 3つ効果が全てのパワーが…
- 01/15 15:53 評価 5点 《鎧騎士竜-ナイト・アームド・ドラゴン-》「漫画版万丈目のリメ…
- 01/15 15:48 評価 8点 《光と昇華の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《闇と消滅の…
- 01/15 15:46 評価 9点 《闇と消滅の竜》「メインデッキのモンスターに戻れた《光と昇華の…
- 01/15 15:42 評価 9点 《光と闇の竜王》「融合版《光と闇の竜》の割と評価が難しいカード…
- 01/15 15:06 評価 3点 《ヴェノム・サーペント》「《ヴェノム》の下級モンスターの一体。…
- 01/15 15:00 評価 2点 《ヴェノム・スネーク》「今見ると《捕食植物》の元になったと思わ…
- 01/15 13:10 デッキ テラナイト
- 01/15 12:39 デッキ ファンカスノーレ
- 01/15 10:59 SS 26話 共同戦線Ⅰ
- 01/15 10:51 評価 1点 《シールドスピア》「何となく強そうな名前とイラストにやる気の無…
- 01/15 10:50 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 01/15 09:50 評価 3点 《ヴェノム・コブラ》「メインデッキに入る《ヴェノム》では唯一の…
- 01/15 09:22 評価 5点 《百鬼羅刹 グリアーレ三傑》「《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》に続く新…
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